【文献】
Intel Corporation,Uplink transmission with LBT,3GPP TSG-RAN WG2#89bis R2-151102,2015年 4月24日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
非一時的コンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、前記非一時的コンピュータ読み取り可能な記憶媒体には、コンピュータ命令が記憶され、前記コンピュータ命令により、コンピュータに請求項1〜9のいずれか1項に記載の伝送処理方法を実行させることを特徴とする非一時的コンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
コンピュータプログラムであって、前記コンピュータプログラムは、プログラム命令を含み、前記プログラム命令がコンピュータに実行されたとき、前記コンピュータに請求項1〜9のいずれか1項に記載の伝送処理方法を実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかし、従来の方法(即ち、上記第1種の方法と第2種の方法)では、既存の伝送ユーザ(即ち、上記第n個のサブフレームと第n+1個のサブフレームで同時にデータを伝送する上りスケジューリングユーザ)がいずれもデータ伝送を一時停止することによって、システムのオーバーヘッドを増加させ、アップリンクの伝送レートを低下させる。また、既存の伝送ユーザがデータ伝送を一時停止したため、他のシステムがチャネルを占有することによって、既存の伝送ユーザと新伝送ユーザ(即ち、上記第n+1個のサブフレームにおける新上りスケジューリングユーザ)がLBTに失敗してチャネル占有確率を低下させる恐れがある。
上記の問題について、現在、有効な解決案がまだ提出されていない。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本願の実施例は、伝送処理方法及び装置を提供することにより、少なくとも、従来技術において、無線通信システムで新たな上りスケジューリングユーザが現れるたびに、データを既に伝送している上りスケジューリングユーザに対して、サブフレームの固定位置で伝送を一時停止するよう指示することによって、伝送レートが低くなる技術的問題を引き起こすことを解決する。
【0011】
本願の実施例の一態様によれば、伝送処理方法が提供され、この方法は、上りスケジューリング基準によりユーザに対して上りスケジューリングを行い、上りスケジューリング結果に応じて、パンクチャ(Puncture)を行うか否かを特定し、及び/又は、前記ユーザに対して行った上りスケジューリングに応じて、シグナリングを介して前記ユーザに対して前記パンクチャ(Puncture)を行うよう指示するか否かを特定し、ここで、前記上りスケジューリング基準は、予め設定され、且つパンクチャの回数が減少されるように上りスケジューリングユーザに対する制限に用いられる。
【0012】
さらに、前記上りスケジューリング基準は、伝送されるバーストメッセージburstにおいて、第n+1個のサブフレームにおける上りスケジューリングユーザの集合が第n個のサブフレームにおける上りスケジューリングユーザの集合のサブ集合であることと、前記第n+1個のサブフレームにおける上りスケジューリングユーザが前記第n個のサブフレームにおける上りスケジューリングユーザと異なるとき、参照ユーザに干渉されないユーザのみをスケジューリングすることとのうちの少なくとも1つを含み、ここで、前記第n+1個のサブフレームの先頭部分でパンクチャを行うとき、前記参照ユーザは、前記第n個のサブフレームと前記第n+1個のサブフレームとで伝送を行う上りスケジューリングユーザであり、前記第n個のサブフレームの終了部分でパンクチャを行うとき、前記参照ユーザは、前記第n個のサブフレームで伝送を行う上りスケジューリングユーザである。
さらに、ユーザの位置又はユーザによって報告されたレポートに応じて、前記参照ユーザに干渉されないユーザを特定する。
【0013】
さらに、ユーザの位置に応じて、前記参照ユーザに干渉されないユーザを特定することは、ターゲットユーザと前記参照ユーザとの相対距離を計算することと、前記相対距離が距離の閾値より大きい場合に、前記ターゲットユーザが前記参照ユーザに干渉されないユーザであると特定することとを含む。
【0014】
さらに、ユーザによって報告されたレポートに応じて、前記参照ユーザに干渉されないユーザを特定することは、ターゲットユーザの、前記参照ユーザによる伝送のときのRSSI情報を取得することと、前記RSSI情報によって指示される受信信号の強度がLBT閾値より低い場合に、前記ターゲットユーザが前記参照ユーザに干渉されないユーザであると特定することとを含む。
【0015】
さらに、前記ターゲットユーザは、前記第n+1個のサブフレームで追加された上りスケジューリングユーザである。
【0016】
さらに、前記ユーザに対して行った上りスケジューリングに応じて、シグナリングを介して前記ユーザに対して前記パンクチャを行うよう指示するか否かを特定することは、第n+1個のサブフレームにおける上りスケジューリングユーザを第n個のサブフレームにおける上りスケジューリングユーザと比較し、上りスケジューリング結果を得て、前記上りスケジューリング結果に応じて前記パンクチャを行うか否かを指示することを含む。
【0017】
さらに、前記ユーザに対して行った上りスケジューリングに応じて、シグナリングを介して前記ユーザに対して前記パンクチャを行うよう指示するか否かを特定することは、第n+1個のサブフレームにおける上りスケジューリングユーザを第n個のサブフレームにおける上りスケジューリングユーザと比較して、上りスケジューリング結果を得ることと、前記上りスケジューリング結果が上りスケジューリング基準を満たせば、前記シグナリングを介して参照ユーザに対して前記パンクチャを行わないよう指示すると特定することとを含み、ここで、前記上りスケジューリング基準は、予め設定され、パンクチャの回数が減少されるように上りスケジューリングユーザに対する制限に用いられ、前記第n+1個のサブフレームの先頭部分でパンクチャを行うとき、前記参照ユーザは、前記第n個のサブフレームと前記第n+1個のサブフレームとで伝送を行う上りスケジューリングユーザであり、前記第n個のサブフレームの終了部分でパンクチャを行うとき、前記参照ユーザは、前記第n個のサブフレームで伝送を行う上りスケジューリングユーザである。それは、さらに、前記上りスケジューリング結果が前記上りスケジューリング基準を満たさなければ、前記シグナリングを介して前記参照ユーザに対して前記パンクチャを行うよう指示すると特定することを含む。
【0018】
さらに、前記上りスケジューリング基準は、第1上りスケジューリング基準と第2上りスケジューリング基準を含み、ここで、前記上りスケジューリング結果が上りスケジューリング基準を満たせば、前記シグナリングを介して前記参照ユーザに対して前記パンクチャを行わないよう指示すると特定することは、前記上りスケジューリング結果が前記第1上りスケジューリング基準又は前記第2上りスケジューリング基準を満たせば、前記シグナリングを介して前記参照ユーザに対して前記パンクチャを行わないよう指示すると特定することを含み、ここで、前記第1上りスケジューリング基準は、伝送されるバーストメッセージburstにおいて、第n+1個のサブフレームにおける上りスケジューリングユーザの集合が第n個のサブフレームにおける上りスケジューリングユーザの集合のサブ集合であることを指し、前記第2上りスケジューリング基準は、前記第n+1個のサブフレームにおける上りスケジューリングユーザが前記第n個のサブフレームにおける上りスケジューリングユーザと異なるとき、前記参照ユーザに干渉されないユーザのみをスケジューリングすることを指し、前記上りスケジューリング結果が前記上りスケジューリング基準を満たさなければ、前記シグナリングを介して前記参照ユーザに対して前記パンクチャを行うよう指示すると特定することは、前記上りスケジューリング結果が前記第1上りスケジューリング基準と前記第2上りスケジューリング基準を満たさなければ、前記シグナリングを介して前記参照ユーザに対して前記パンクチャを行うよう指示すると特定することを含む。
【0019】
さらに、前記ユーザに対して行った上りスケジューリングに応じて、前記シグナリングを介して前記ユーザに対して前記パンクチャを行うよう指示するか否かを特定することは、第1制御シグナリングを定義して第x個のサブフレームの後の基地局によってカバーされたコミュニティであるターゲットコミュニティにおける全てのユーザのパンクチャ情報を指示すること、前記第1制御シグナリングでビットを追加して前記パンクチャ情報を指示することとを含む。
【0020】
さらに、前記第1制御シグナリングでビットを追加して前記パンクチャ情報を指示することは、前記ビットの値が第1結果であるとき、前記パンクチャを行わないよう指示することと、前記ビットの値が第2結果であるとき、前記パンクチャを行うよう指示することを含み、ここで、前記第1結果は、前記第2結果と異なる。
【0021】
さらに、前記ユーザに対して行った上りスケジューリングに応じて、シグナリングを介して前記ユーザに対して前記パンクチャを行うよう指示するか否かを特定することは、第1制御シグナリングを定義して第x個のサブフレームの後ろの基地局によってカバーされたコミュニティであるターゲットコミュニティにおける全てのユーザのパンクチャ情報を指示することと、前記第1制御シグナリングでターゲット情報ビットを設定して前記パンクチャ情報を指示することを含む。
【0022】
さらに、前記第1制御シグナリングでターゲット情報ビットを設定して前記パンクチャ情報を指示することは、前記ターゲット情報ビットが特定の形式で存在するとき、前記パンクチャを行うよう指示することと、前記ターゲット情報ビットが前記特定の形式なしで存在するとき、前記パンクチャを行わないよう指示することとを含む。
【0023】
さらに、前記第1制御シグナリングでターゲット情報ビットを設定して前記パンクチャ情報を指示することは、少なくとも1つの制御チャネル要素(CCE)の番号を予約し、前記CCEが予約された番号であるとき、前記パンクチャを行うよう指示し、前記CCEが予約された番号ではないとき、前記パンクチャを行わないよう指示することと、予め設定された巡回冗長検査CRCスクランブリングコードを用いてチェックするとき、前記パンクチャを行うよう指示し、予め設定されたCRCスクランブリングコードを用いずチェックするとき、前記パンクチャを行わないよう指示することと、CRCスクランブリングコードを用いずチェックするとき、前記パンクチャを行うよう指示し、CRCスクランブリングコードを用いてチェックするとき、前記パンクチャを行わないよう指示することとのうちのいずれか1つを含む。
【0024】
さらに、前記ユーザに対して行った上りスケジューリングに応じて、シグナリングを介して前記ユーザに対して前記パンクチャを行うよう指示するか否かを特定することは、第1制御シグナリングを定義して第x個のサブフレームの後ろの、基地局にカバーされたコミュニティであるターゲットコミュニティにおける全てのユーザのパンクチャ情報を指すことと、前記第1制御シグナリングにおけるパンクチャ情報とターゲットビット情報を組み合わせてエンコーディングして、パンクチャ情報を指示することとを含む。
【0025】
さらに、前記第1制御シグナリングにおけるパンクチャ情報とターゲットビット情報を組み合わせてエンコーディングして、パンクチャ情報を指示することは、前記第1制御シグナリングにおけるパンクチャ情報を既存のサブフレームの長さを指示するビット情報を組み合わせてエンコーディングして、サブフレームの長さとパンクチャ情報を同時に指示することを含む。
【0026】
さらに、前記ユーザに対して行った上りスケジューリングに応じて、シグナリングを介して前記ユーザに対して前記パンクチャを行うよう指示するか否かを特定することは、第n+1個のサブフレームにおける上りスケジューリングユーザを第n個のサブフレームにおける上りスケジューリングユーザと比較して、前記第n+1個のサブフレームで追加された上りスケジューリングユーザの干渉源ユーザを分析し、前記干渉源ユーザが前記第n個のサブフレームと前記第n+1個のサブフレームで伝送を行う上りスケジューリングユーザであれば、前記シグナリングを介して前記干渉源ユーザに対して前記パンクチャを行うよう指示すると特定し、そうでなければ、前記シグナリングを介して前記干渉源ユーザに対して前記パンクチャを行わないよう指示すると特定することを含む。
【0027】
さらに、前記ユーザに対して行った上りスケジューリングに応じて、シグナリングを介して前記ユーザに対して前記パンクチャを行うよう指示するか否かを特定することは、第2制御シグナリングを定義して第x個のサブフレームの後ろのあるユーザのパンクチャ情報を指示することと、前記第2制御シグナリングでビットを追加して前記パンクチャ情報を指示することとを含む。
【0028】
さらに、前記第2制御シグナリングでビットを追加して前記パンクチャ情報を指示することは、前記ビットの値が第1結果であるとき、前記パンクチャを行わないよう指示し、前記ビットの値が第2結果であるとき、前記パンクチャを行うよう指示することを含み、ここで、前記第1結果は、前記第2結果と異なる。
【0029】
さらに、前記ユーザに対して行った上りスケジューリングに応じて、シグナリングを介して前記ユーザに対して前記パンクチャを行うよう指示するか否かを特定することは、第2制御シグナリングを定義して第x個のサブフレームの後ろのあるユーザ的パンクチャ情報を指示することと、前記第2制御シグナリングでターゲット情報ビットを設定して前記パンクチャ情報を指示することとを含む。
【0030】
さらに、前記第2制御シグナリングでターゲット情報ビットを設定して前記パンクチャ情報を指示することは、前記ターゲット情報ビットが特定の形式で存在するとき、前記パンクチャを行うよう指示し、前記ターゲット情報ビットが特定の形式なしで存在するとき、前記パンクチャを行わないよう指示することを含む。
【0031】
さらに、前記第2制御シグナリングでターゲット情報ビットを設定して前記パンクチャ情報を指示することは、少なくとも1つの制御チャネル要素CCEの番号を予約し、前記CCEが予約された番号であるとき、前記パンクチャを行うよう指示し、前記CCEが予約された番号ではないとき、前記パンクチャを行わないよう指示することと、予め設定された巡回冗長検査CRCスクランブリングコードを用いてチェックするとき、前記パンクチャを行うよう指示し、予め設定されたCRCスクランブリングコードを用いずチェックするとき、前記パンクチャを行わないよう指示することと、CRCスクランブリングコードを用いずチェックするとき、前記パンクチャを行うよう指示し、CRCスクランブリングコードを用いてチェックするとき、前記パンクチャを行わないよう指示することとのうちの少なくとも1つを含む。
【0032】
さらに、前記ユーザに対して行った上りスケジューリングに応じて、シグナリングを介して前記ユーザに対して前記パンクチャを行うよう指示するか否かを特定することは、第2制御シグナリングを定義して第x個のサブフレームの後ろのあるユーザのパンクチャ情報を指示することと、前記第2制御シグナリングにおけるパンクチャ情報とターゲットビット情報を組み合わせてエンコーディングして、パンクチャ情報を指示することとを含む。
【0033】
さらに、前記第2制御シグナリングにおける前記パンクチャ情報とターゲットビット情報を組み合わせてエンコーディングして、パンクチャ情報を指示することは、前記第2制御シグナリングにおけるパンクチャ情報と既存のサブフレームの長さを指示するビット情報を組み合わせてエンコーディングして、サブフレームの長さとパンクチャ情報を同時に指示することを含む。
【0034】
さらに、前記ユーザに対して行った上りスケジューリングに応じて、シグナリングを介して前記ユーザに対して前記パンクチャを行うよう指示するか否かを特定することは、第n+1個のサブフレームにおける上りスケジューリングユーザを第n個のサブフレームにおける上りスケジューリングユーザと比較して、前記第n+1個のサブフレームで追加された上りスケジューリングユーザの干渉源ユーザを分析し、前記干渉源ユーザが前記第n個のサブフレームと前記第n+1個のサブフレームで伝送を行う上りスケジューリングユーザであれば、前記干渉源ユーザを干渉源ユーザグループに分け、及び、前記干渉源ユーザではないユーザを非干渉源ユーザグループに分け、前記シグナリングを介して前記干渉源ユーザグループにおける全ての上りスケジューリングユーザに前記パンクチャを行うよう指示することを特定し、前記シグナリングを介して前記非干渉源ユーザグループにおける全ての上りスケジューリングユーザに前記パンクチャを行わないよう指示すると特定する。
【0035】
さらに、前記ユーザに対して行った上りスケジューリングに応じて、シグナリングを介して前記ユーザに対して前記パンクチャを行うよう指示するか否かを特定することは、第3制御シグナリングを定義して第x個のサブフレームの後ろの1組のユーザのパンクチャ情報を指示することと、前記第3制御シグナリングでビットを追加して前記パンクチャ情報を指示することとを含む。
【0036】
さらに、前記第3制御シグナリングでビットを追加して前記パンクチャ情報を指示することは、前記ビットの値が第1結果であるとき、前記パンクチャを行わないよう指示することと、前記ビットの値が第2結果であるとき、前記パンクチャを行うよう指示することとを含み、ここで、前記第1結果は、前記第2結果と異なる。
【0037】
さらに、前記ユーザに対して行った上りスケジューリングに応じて、シグナリングを介して前記ユーザに対して前記パンクチャを行うよう指示するか否かを特定することは、第3制御シグナリングを定義して第x個のサブフレームの後ろの1組のユーザのパンクチャ情報を指示することと、前記第3制御シグナリングでターゲット情報ビットを設定して前記パンクチャ情報を指示することとを含む。
【0038】
さらに、前記第3制御シグナリングでターゲット情報ビットを設定して前記パンクチャ情報を指示することは、前記ターゲット情報ビットが特定の形式で存在するとき、前記パンクチャを行うよう指示することと、前記ターゲット情報ビットが特定の形式なしで存在するとき、前記パンクチャを行わないよう指示することとを含む。
【0039】
さらに、前記第3制御シグナリングでターゲット情報ビットを設定して前記パンクチャ情報を指示することは、少なくとも1つの制御チャネル要素CCEの番号を予約し、前記CCEが予約された番号であるとき、前記パンクチャを行うよう指示し、前記CCEが予約された番号ではないとき、前記パンクチャを行わないよう指示することと、予め設定された巡回冗長検査CRCスクランブリングコードを用いてチェックするとき、前記パンクチャを行うよう指示し、予め設定されたCRCスクランブリングコードを用いずチェックするとき、前記パンクチャを行わないよう指示することと、CRCスクランブリングコードを用いずチェックするとき、前記パンクチャを行うよう指示し、CRCスクランブリングコードを用いてチェックするとき、前記パンクチャを行わないよう指示することとのうちのいずれか1つを含む。
【0040】
さらに、前記ユーザに対して行った上りスケジューリングに応じて、シグナリングを介して前記ユーザに対して前記パンクチャを行うよう指示するか否かを特定することは、第3制御シグナリングを定義して第x個のサブフレームの後ろの1組のユーザ的パンクチャ情報を指示することと、前記第3制御シグナリングにおけるパンクチャ情報とターゲットビット情報を組み合わせてエンコーディングして、パンクチャ情報を指示することとを含む。
さらに、前記第3制御シグナリングにおけるパンクチャ情報とターゲットビット情報を組み合わせてエンコーディングして、パンクチャ情報を指示することは、前記第3制御シグナリングにおけるパンクチャ情報と既存のサブフレームの長さを指示するビット情報を組み合わせてエンコーディングして、サブフレームの長さとパンクチャ情報を同時に指示することを含む。
【0041】
さらに、前記ユーザに対して行った上りスケジューリングに応じて、シグナリングを介して前記ユーザに対して前記パンクチャを行うよう指示するか否かを特定することは、無線通信システムのデフォルトのフレーム構成がパンクチャを行うフレーム構成であれば、前記シグナリングを介してユーザに前記パンクチャを行わないよう指示することと、無線通信システムのデフォルトのフレーム構成がパンクチャを行わないフレーム構成であれば、前記シグナリングを介してユーザに前記パンクチャを行うよう指示することと、無線通信システムがデフォルトで2つのフレーム構成フォーマットを有する場合、前記シグナリングを介してユーザに前記パンクチャを行うよう、又は前記パンクチャを行わないよう指示することとのうちのいずれか1つを含む。
【0042】
本願の実施例の別の態様によれば、さらに伝送処理装置が提供され、当該伝送処理装置は、処理ユニットを備え、当該処理ユニットは、上りスケジューリング結果を調整することにより、ユーザがパンクチャPunctureを行うか否かを特定し、及び/又はシグナリングを介してユーザに前記パンクチャPunctureを行うか否かを指示することに用いられる。
【0043】
さらに、前記上りスケジューリング基準は、伝送されるバーストメッセージburstにおいて、第n+1個のサブフレームにおける上りスケジューリングユーザの集合が第n個のサブフレームにおける上りスケジューリングユーザの集合のサブ集合であることと、前記第n+1個のサブフレームにおける上りスケジューリングユーザが前記第n個のサブフレームにおける上りスケジューリングユーザと異なるとき、参照ユーザに干渉されないユーザのみをスケジューリングし、ここで、前記第n+1個のサブフレームの先頭部分でパンクチャを行うとき、前記参照ユーザは、前記第n個のサブフレームと前記第n+1個のサブフレームで伝送を行う上りスケジューリングユーザであり、前記第n個のサブフレームの終了部分でパンクチャを行うとき、前記参照ユーザは、前記第n個のサブフレームで伝送を行う上りスケジューリングユーザであることとのうちの少なくとも1つを含む。
【0044】
さらに、前記処理ユニットは、比較モジュールと第1特定モジュールと第2特定モジュールを備え、当該比較モジュールは、第n+1個のサブフレームにおける上りスケジューリングユーザを第n個のサブフレームにおける上りスケジューリングユーザと比較して、前記上りスケジューリング結果を得ることに用いられ、当該第1特定モジュールは、前記上りスケジューリング結果が上りスケジューリング基準を満たせば、前記シグナリングを介して参照ユーザに対して前記パンクチャを行わないよう指示することを特定することに用いられ、ここで、前記上りスケジューリング基準は、予め設定され、前記上りスケジューリング基準は、パンクチャの回数が減少されるように、上りスケジューリングユーザを制限することに用いられ、前記第n+1個のサブフレームの先頭部分でパンクチャを行うとき、前記参照ユーザは、前記第n個のサブフレームと前記第n+1個のサブフレームで伝送を行う上りスケジューリングユーザであり、前記第n個のサブフレームの終了部分でパンクチャを行うとき、前記参照ユーザは、前記第n個のサブフレームで伝送を行う上りスケジューリングユーザであり、当該第2特定モジュールは、前記上りスケジューリング結果が前記上りスケジューリング基準を満たさなければ、前記シグナリングを介して前記参照ユーザに対して前記パンクチャを行うか否かを指示することを特定することに用いられる。
【0045】
さらに、前記処理ユニットは、第1処理モジュールを含み、当該第1処理モジュールは、第n+1個のサブフレームにおける上りスケジューリングユーザを第n個のサブフレームにおける上りスケジューリングユーザと比較して、前記第n+1個のサブフレームに追加された上りスケジューリングユーザの干渉源ユーザを分析し、前記干渉源ユーザが前記第n個のサブフレームと前記第n+1個のサブフレームで伝送を行う上りスケジューリングユーザであれば、前記シグナリングを介して前記干渉源ユーザに前記パンクチャを行うよう指示することを特定し、そうでなければ、前記シグナリングを介して前記干渉源ユーザに前記パンクチャを行わないよう指示することを特定することに、用いられる。
【0046】
さらに、前記処理ユニットは、第2処理モジュールを含み、当該第2処理モジュールは、第n+1個のサブフレームにおける上りスケジューリングユーザを第n個のサブフレームにおける上りスケジューリングユーザと比較して、前記第n+1個のサブフレームに追加された上りスケジューリングユーザの干渉源ユーザを分析し、前記干渉源ユーザが前記第n個のサブフレームと前記第n+1個のサブフレームで伝送を行う上りスケジューリングユーザであれば、前記干渉源ユーザを干渉源ユーザグループに分け、及び、前記干渉源ユーザではない干渉源ユーザを非干渉源ユーザグループに分け、前記シグナリングを介して前記干渉源ユーザグループにおける全ての上りスケジューリングユーザに前記パンクチャを行うよう指示することを特定し、前記シグナリングを介して前記非干渉源ユーザグループにおける全ての上りスケジューリングユーザに前記パンクチャを行わないよう指示することを特定することに、用いられる。
【0047】
さらに、前記処理ユニットは、第1指示モジュールと第2指示モジュールと第3指示モジュールとのうちのいずれか1つのモジュールを備え、当該第1指示モジュールは、無線通信システムのデフォルトのフレーム構成がパンクチャを行うフレーム構成であれば、前記シグナリングを介してユーザに前記パンクチャを行わないよう指示することに用いられ、第2指示モジュールは、無線通信システムのデフォルトのフレーム構成がパンクチャを行わないフレーム構成であれば、前記シグナリングを介してユーザに前記パンクチャを行うよう指示することに用いられ、第3指示モジュールは、無線通信システムがデフォルトで2つのフレーム構成フォーマットを有する場合、前記シグナリングを介してユーザに前記パンクチャを行うか、又は前記パンクチャを行わないよう指示することに用いられる。
【0048】
本発明の実施例は、非一時的コンピュータ読み取り可能な記憶媒体を更に提供する。前記非一時的コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、コンピュータ命令を記憶し、前記コンピュータ命令により、前記コンピュータは、本発明の上記伝送処理方法を実行する。
【0049】
本発明の実施例は、コンピュータプログラム製品を更に提供する。前記コンピュータプログラム製品は、非一時的コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶されるコンピュータプログラムを含み、前記コンピュータプログラムは、プログラム命令を含み、前記プログラム命令がコンピュータに実行されたとき、前記コンピュータは、本発明の上記伝送処理方法を実行可能である。
【0050】
本発明の実施例は、電子機器を更に提供する。当該電子機器は、少なくとも1つのプロセッサと、前記少なくとも1つのプロセッサに通信可能に接続されるメモリと、を備える。前記メモリには、前記少なくとも1つのプロセッサの実行可能な命令が記憶される。前記命令は、本発明の上記伝送処理方法を実行するように設定される。
【0051】
本願の実施例では、上りスケジューリング基準によりユーザに対して上りスケジューリングを行い、上りスケジューリング結果に応じて、パンクチャ(Puncture)を行うか否かを特定し、及び/又は、前記ユーザに対して行った上りスケジューリングに応じて、シグナリングを介して前記ユーザに対して前記パンクチャPunctureを行うよう指示するか否かを特定し、ここで、前記上りスケジューリング基準は、予め設定され、上りスケジューリングユーザを制限してパンクチャの回数を減少し、予め設定された上りスケジューリング基準に応じて上りスケジューリングユーザがパンクチャを行うか否かを制限し、又はユーザに対して行った上りスケジューリングに応じて、シグナリングを介してユーザに対してパンクチャを行うか否かを指示することを制限することにより、新たな上りスケジューリングユーザが現れるたびに、既にデータを伝送している上りスケジューリングユーザにパンクチャを指示する必要をなくし、従来技術で新たな上りスケジューリングユーザが現れるとき、既にデータを伝送している上りスケジューリングユーザがサブフレームの固定位置でパンクチャを行うことに比べ、パンクチャを行う回数を柔軟に制御する目的を達成し、新上りスケジューリングユーザのデータ伝送レートを向上させることもできれば、可能な限りパンクチャの回数を減少する目的を達成することができるため、データ伝送レートを高める技術效果を奏し、従来技術において無線通信システムで新たな上りスケジューリングユーザが現れると、既にデータを伝送している上りスケジューリングユーザにサブフレームの固定位置でパンクチャを指示することによって、伝送レートが低くなる技術的問題を解決することができる。
【発明を実施するための形態】
【0053】
本発明の解決手段が当業者により良く理解されるように、本発明の実施例における解決手段について、本発明の実施例における図面を参照しながら、明瞭で完全に説明する。明らかに、かかる実施例が単に本発明の実施例の一部に過ぎず、全部の実施例とは言えない。本発明中の実施例に基づいて当業者が進歩性に値する労働をせずになしたあらゆる他の実施例は、何れも本発明の保護範囲に含まれる。
【0054】
説明すべきことは、本発明の明細書、特許請求の範囲及び上記図面における用語「第1」、「第2」などは、類似するターゲットを区分するために用いられたが、必ずしも特定の順番や前後を表すとは限らない。このように使用されるデータが適宜交換可能であることは、理解されるべきである。ここでの本発明の実施例は、ここでの図示または記述以外の順番でも実施可能である。なお、用語「備える」、「含む」およびそれらの如何なる変形は、非排他的な包含をカバーすることを図る。例えば、一連のステップや手段を含む手順、方法、システム、製品または機器は、はっきり挙げられたステップや手段に限定されず、はっきり挙げられていないものまたはこれらの手順、方法、製品または機器に固有の他のステップや手段も含有可能である。
【0055】
実施例1
本願の実施例によれば、伝送処理方法が提供され、当該伝送処理方法は、無線通信システムのアンライセンス周波数帯に適用することができる。
図4は、本願の実施例に係る伝送処理方法を示すフローチャートであり、
図4に示すように、当該方法は、以下のステップを含む。
【0056】
ステップS102において、上りスケジューリング基準によりユーザに対して上りスケジューリングを行い、上りスケジューリング結果に応じて、パンクチャ(Puncture)を行うか否かを特定し、及び/又は、ユーザに対して行った上りスケジューリングに応じて、シグナリングを介してユーザに対してパンクチャ(Puncture)を行うよう指示するか否かを特定し、ここで、上りスケジューリング基準は、予め設定され、パンクチャの回数が減少されるように上りスケジューリングユーザに対する制限に用いられる。
【0057】
ここで、パンクチャを行うことが必要であると特定又は指示する場合、ステップS104を実行し、パンクチャを行うことが必要ではないと特定又は指示する場合、ステップS106を実行する。
【0058】
ステップS104において、ユーザは、パンクチャを行う。
【0059】
ステップS106において、ユーザは、パンクチャを行わない。
【0060】
本願の実施例では、予め設定された上りスケジューリング基準に応じて上りスケジューリングユーザがパンクチャを行うか否かを制限し、又はユーザに対して行った上りスケジューリングに応じてシグナリングを介してユーザに対してパンクチャを行うか否かを指示することを制限することにより、新たな上りスケジューリングユーザが現れるたびに、既にデータを伝送している上りスケジューリングユーザにパンクチャを指示する必要をなくし、従来技術において新たな上りスケジューリングユーザが現れるとき、既にデータを伝送している上りスケジューリングユーザがサブフレームの固定位置でパンクチャを行う必要があることに比べ、パンクチャを行う回数を減少する目的を達成し、新上りスケジューリングユーザのデータ伝送レートを向上させることもできれば、可能な限りパンクチャの回数を減少する目的を達成することもできるため、データ伝送レートを高める技術效果を奏し、従来技術において無線通信システムで新たな上りスケジューリングユーザが現れるとき、既にデータを伝送している上りスケジューリングユーザがサブフレームの固定位置でパンクチャを行うことを指示することによって、伝送レートが低くなる技術的問題を解決することができる。
【0061】
好ましくは、上りスケジューリング基準は、下記第1上りスケジューリング基準と第2上りスケジューリング基準のうちの少なくとも1つを含み、ここで、第1上りスケジューリング基準と第2上りスケジューリング基準の具体的な内容は、以下のとおりである。
【0062】
第1上りスケジューリング基準では、伝送されるバーストメッセージburstにおいて、第n+1個のサブフレームにおける上りスケジューリングユーザの集合が第n個のサブフレームにおける上りスケジューリングユーザの集合のサブ集合である。
【0063】
具体的に、上記第1上りスケジューリング基準は、第n+1個のサブフレームにおける上りスケジューリングユーザからなる集合が第n個のサブフレームにおける上りスケジューリングユーザからなる集合のサブ集合であることを指す。例えば、第n個のサブフレームにおける上りスケジューリングユーザがA、B及びCであるとき、第n+1個のサブフレームにおける上りスケジューリングユーザは、A、B及びCユーザのみから選択することができる。
【0064】
第2上りスケジューリング基準では、第n+1個のサブフレームにおける上りスケジューリングユーザが第n個のサブフレームにおける上りスケジューリングユーザと異なるとき、参照ユーザに干渉されないユーザのみをスケジューリングし、ここで、第n+1個のサブフレームの先頭部分でパンクチャを行うとき、参照ユーザは、第n個のサブフレームと第n+1個のサブフレームで伝送を行う上りスケジューリングユーザであり、第n個のサブフレームの終了部分でパンクチャを行うとき、参照ユーザは、第n個のサブフレームで伝送を行う上りスケジューリングユーザである。
【0065】
好ましくは、本願の実施例では、2つの方式で、参照ユーザに干渉されないユーザを特定することができ、具体的に、以下の通りとなる。
【0066】
方式1では、ユーザの位置に応じて、参照ユーザに干渉されないユーザを特定する。
【0067】
好ましくは、下記ステップS1〜ステップS3で上記方式1を実現することができる。
【0068】
ステップS1において、ターゲットユーザと参照ユーザとの相対距離を計算する。
【0069】
具体的に、ターゲットユーザは、第n+1個のサブフレームで追加された上りスケジューリングユーザであり、即ち、ターゲットユーザは、第n個のサブフレームにおける上りスケジューリングユーザに比べて、第n+1個のサブフレームで追加された上りスケジューリングユーザである。
【0070】
なお、ターゲットユーザは、数が1個であってもよく、複数個であってもよい。ターゲットユーザの数が1個であれば、当該ターゲットユーザとそれぞれの参照ユーザとの相対距離を計算する必要があり、得た相対距離の個数は、参照ユーザの総数と等しい。ターゲットユーザの数が複数個であれば、複数個のターゲットユーザにおけるそれぞれのターゲットユーザとそれぞれの参照ユーザとの相対距離を計算する必要があり、得た相対距離の個数は、参照ユーザの数のz倍であり、zは、第n+1個のサブフレーム追加された上りスケジューリングユーザの数である。
【0071】
ステップS3において、相対距離が距離の閾値より大きい場合に、ターゲットユーザが参照ユーザに干渉されないユーザであると特定する。
【0072】
具体的に、距離の閾値は、需要に応じて設定されてもよく、例えば、5mである。相対距離が距離の閾値より大きいほど、干渉が小さくなることを表す。
【0073】
あるターゲットユーザは、複数個の相対距離が計算されたら、複数個の相対距離がいずれも距離の閾値より大きいである必要があり、上記ターゲットユーザが参照ユーザに干渉されないユーザであると特定し、当該ターゲットユーザがLBTを行うとき、参照ユーザに対してパンクチャを行わないよう指示する。
【0074】
上記実施例と方式1を組み合わせて例を挙げて以下の通りに説明する。例えば、距離の閾値は、Dtであり、第n個のサブフレームにおける上りスケジューリングユーザは、A、B及びCであり、第n+1個のサブフレームにおける上りスケジューリングユーザは、A、B、E、F、G及びHであり、ターゲットユーザがE、F、G及びHであると特定し、第n+1個のサブフレームの先頭部分でパンクチャを行うとき、参照ユーザは、第n個のサブフレームと第n+1個のサブフレームで伝送を行う上りスケジューリングユーザであり、即ちAとBである。第n個のサブフレームの終了部分でパンクチャを行うとき、参照ユーザは、第n個のサブフレームで伝送を行う上りスケジューリングユーザであり、即ち、A、B及びCである。第n+1個のサブフレームの先頭部分でパンクチャを行うことを例とし、Eの場合、まず、EとそれぞれのファレンスユーザAとBとの相対距離を計算し、2つの相対距離を得て、それぞれは、D1とD2であり、そして、D1とDt、及び、D2とDtの大きさを比較する。D1とD2がいずれもDtより大きければ、Eが参照ユーザに干渉されないユーザであると表し、Eに対してスケジューリングすることができ、EがLBTを行うとき、AとBにパンクチャを行わないよう指示する。D1とD2とのうちの1つの相対距離がDtより小さければ、Eが参照ユーザに干渉されるユーザであり、仮に、D1がDtより大きく、D2がDtより小さい場合、Eをスケジューリングせず、第n+1個のサブフレームで追加された上りスケジューリングユーザにおける(即ち、ターゲットユーザF、G及びHのうち)参照ユーザ(即ち、AとB)に干渉されないユーザを選択してスケジューリングを行い、上りスケジューリング結果を調整する目的を達成し、AとBにパンクチャを行わないよう指示することができる。類似的に、第n+1個のサブフレームの先頭部分でパンクチャを行う場合、F、G及びHがスケジューリングを行うか否かを特定する過程は、上述したEをスケジューリングするか否かを特定する過程を参照してもよく、ここで繰り返し述べない。
【0075】
以下、第n個のサブフレームの終了部分でパンクチャを行うことを例とし、Eの場合、まず、Eと参照ユーザA、B及びCのそれぞれとの相対距離を計算し、3つの相対距離を得て、それぞれは、D7、D8及びD9となり、そして、D7とDt、D8とDt、及びD9とDtの大きさを比較する。D7、D8及びD9がいずれもDtより大きい場合、Eが参照ユーザに干渉されないユーザであると表し、Eをスケジューリングすることができ、EがLBTを行うとき、A、B及びCにパンクチャを行わないよう指示し、D7、D8及びD9のうち、1つは、相対距離がDtより小さい場合、Eが参照ユーザに干渉されるユーザであると表し、仮に、D7がDtより大きく、D8とD9がいずれもDtより小さい場合、Eをスケジューリングせず、第n+1個のサブフレームで追加された上りスケジューリングユーザにおける(即ち、ターゲットユーザF、G及びHのうち)参照ユーザ(即ち、A、B及びC)に干渉されないユーザを選択してスケジューリングし、上りスケジューリング結果を調整する目的を達成し、さらに、A、B及びCにパンクチャを行わないよう指示することができる。類似的に、第n個のサブフレームの終了部分でパンクチャを行う場合、F、G及びHがスケジューリングを行うか否かを特定する過程については、上述したEをスケジューリングするか否かを特定する過程を参照してもよく、ここで繰り返し述べない。
【0076】
なお、第n+1個のサブフレームで追加された複数個の上りスケジューリングユーザにおいて、いずれも参照ユーザに干渉されるユーザであり、上述した追加された複数個の上りスケジューリングユーザをスケジューリングしない。
【0077】
上記内容からわかるように、第n+1個のサブフレームにおける上りスケジューリングユーザの集合が第n個のサブフレームにおける上りスケジューリングユーザの集合のサブ集合でなければ、第n+1個のサブフレームで追加された上りスケジューリングユーザのうち、参照ユーザに干渉されないユーザをスケジューリングする必要があり、このように、第n個のサブフレームにおける上りスケジューリングユーザに対してパンクチャを行うよう指示することを回避することができ、パンクチャの回数を減少する目的を達成する。
【0078】
方式2では、ユーザによって報告されたレポートに応じて、参照ユーザに干渉されないユーザを特定する。
【0079】
好ましくは、下記ステップS5〜ステップS7により上記方式2を実現する。
【0080】
ステップS5において、ターゲットユーザの、参照ユーザが伝送を行うときのRSSI情報を取得する。
【0081】
ここで、RSSIは、Received Signal Strength Indicator略語であり、中文名称は、受信信号強度指示である。
【0082】
具体的に、ターゲットユーザは、第n+1個のサブフレームで追加された上りスケジューリングユーザであり、即ち、ターゲットユーザは、第n個のサブフレームにおける上りスケジューリングユーザに比べ、第n+1個のサブフレームで追加された上りスケジューリングユーザである。
【0083】
同様に、ターゲットユーザの数は、1個であってもよく、複数個であってもよい。ターゲットユーザの数が1個であれば、当該ターゲットユーザの、それぞれの参照ユーザで伝送を行うときのRSSI情報を取得する必要があり、得たRSSI情報の個数は、参照ユーザの総数と等しい。ターゲットユーザの数が複数個であれば、複数個ターゲットユーザにおけるそれぞれのターゲットユーザの、それぞれの参照ユーザが伝送を行うときのRSSI情報を取得し、取得したRSSI情報の個数は、参照ユーザの総数のz倍であり、zは、第n+1個のサブフレームで追加された上りスケジューリングユーザの数である。
【0084】
ステップS7において、RSSI情報の指示する受信信号強度がLBT閾値より低い場合に、ターゲットユーザが参照ユーザに干渉されないユーザであると特定する。
【0085】
具体的に、LBT閾値は、需要に応じて設置されてもよく。RSSI情報の指示する受信信号強度がLBT閾値より低いほど、干渉が小さくなることを表す。
【0086】
あるターゲットユーザの場合、複数個のRSSI情報を取得したら、複数個のRSSI情報の指示する受信信号強度がいずれもLBT閾値より低いことが必要となり、上記ターゲットユーザが参照ユーザに干渉されないユーザであると特定し、当該ターゲットユーザがLBTを行うとき、参照ユーザにパンクチャを行わないよう指示する。
【0087】
上記実施例と方式2を組み合わせて例を挙げて以下のように説明する。例えば、LBT閾値は、Dmであり、第n個のサブフレームにおける上りスケジューリングユーザは、A、B及びCであり、第n+1個のサブフレームにおける上りスケジューリングユーザは、A、B、M、N及びPであると、ターゲットユーザがM、N及びPであると特定する。第n+1個のサブフレームの先頭部分でパンクチャを行うとき、参照ユーザは、第n個のサブフレームと第n+1個のサブフレームとで伝送を行う上りスケジューリングユーザであり、即ち、AとBであり、第n個のサブフレームの終了部分でパンクチャを行うとき、参照ユーザは、第n個のサブフレームで伝送を行う上りスケジューリングユーザであり、即ち、A、B及びCである。以下、第n個のサブフレームの終了部分でパンクチャを行うことを例として挙げ、Mの場合、まず、Mの、A、B及びCが伝送を行うときのRSSI情報をそれぞれ取得し、得た3つのRSSI情報の指示する受信信号強度がそれぞれD4、D5及びD6である。そして、D4とDm、D5とDm、及びD6とDmの大きさをそれぞれ比較し、D4、D5及びD6がいずれもDmより低い場合、Mが参照ユーザに干渉されないユーザであると表し、Mを上りスケジューリングすることができ、MがLBTを行うとき、A、B及びCにパンクチャを行わないよう指示する。D4、D5及びD6のうち、1つがDmより大きい場合、Mが参照ユーザに干渉されるユーザであると表し、仮に、D4とD5がいずれもDmより小さく、D6がDmより大きい場合、Mをスケジューリングせず、第n+1個のサブフレームで追加された上りスケジューリングユーザにおける(即ち、ターゲットユーザNとPとのうち)A、B及びCに干渉されないユーザを選択してスケジューリングを行い、上りスケジューリング結果を調整する目的を達成し、さらにA、B及びCにパンクチャを行わないよう指示することができる。類似的に、第n個のサブフレームの終了部分でパンクチャを行う場合、NとPがスケジューリングするか否かを特定する過程については、上述したMをスケジューリングするか否かを特定する過程を参照してもよく、ここで繰り返し述べない。
【0088】
以下、第n+1個のサブフレームの先頭部分でパンクチャを行う場合を例として挙げ、Mの場合、まず、Mの、AとBが伝送を行うときのRSSI情報をそれぞれ取得し、2つのRSSI情報の指示する受信信号強度は、それぞれD10とD11である。そして、D10とDm、及び、D11とDmの大きさを比較し、D10とD11がいずれもDmより低い場合、Mが参照ユーザに干渉されないユーザであると表し、Mを上りスケジューリングすることができ、MがLBTを行うとき、AとBにパンクチャを行わないよう指示する。D10とD11のうち、1つがDmより大きい場合、Mが参照ユーザに干渉されるユーザであると表し、仮に、D10とD11がいずれもDmより小さい場合、Mをスケジューリングせず、第n+1個のサブフレームで追加された上りスケジューリングユーザにおける(即ち、ターゲットユーザNとPのうち)AとBに干渉されないユーザを選択してスケジューリングを行い、上りスケジューリング結果を調整する目的を達成し、さらに、AとBにパンクチャを行わないよう指示することができる。類似的に、第n+1個のサブフレームの先頭部分でパンクチャを行う場合、NとPがスケジューリングをするか否かを特定する過程について、上述したMをスケジューリングするか否かを特定する過程を参照してもよく、ここで繰り返し述べない。
【0089】
好ましくは、本願の実施例では、ユーザに対して行った上りスケジューリングに応じてシグナリングを介してユーザにパンクチャを行うか否かを特定することは、第n+1個のサブフレームにおける上りスケジューリングユーザを第n個のサブフレームにおける上りスケジューリングユーザと比較して、上りスケジューリング結果を得て、上りスケジューリング結果に応じてパンクチャを行うか否かを指示する。
【0090】
具体的に、上りスケジューリング結果は、第n+1個のサブフレームにおける上りスケジューリングユーザを第n個のサブフレームにおける上りスケジューリングユーザと比較して得た結果である。ここで、第n+1個のサブフレームにおける上りスケジューリングユーザを第n個のサブフレームにおける上りスケジューリングユーザと比較する内容は、以下の2点であり、(1)第n個のサブフレームにおける上りスケジューリングユーザに比べ、第n+1個のサブフレームに追加された上りスケジューリングユーザがあるか否かを比較する。(2)第n+1個のサブフレームで追加された上りスケジューリングユーザがあれば、上記追加された上りスケジューリングユーザが上記実施例における参照ユーザに干渉されないユーザであるか否かと特定する。
【0091】
好ましくは、ユーザに対して行った上りスケジューリングに応じて、シグナリングを介してユーザに対してパンクチャを行うよう指示するか否かを特定することは、以下のステップS9〜ステップS13を含み、具体的に以下のとおりになる。
【0092】
ステップS9において、第n+1個のサブフレームにおける上りスケジューリングユーザを第n個のサブフレームにおける上りスケジューリングユーザと比較して、上りスケジューリング結果を得る。
【0093】
ステップS11において、上りスケジューリング結果が上りスケジューリング基準を満たせば、シグナリングを介して第n個のサブフレームにおける参照ユーザに対してパンクチャを行わないよう指示すると特定し、ここで、上りスケジューリング基準は、予め設定され、上りスケジューリング基準は、パンクチャの回数が減少されるように上りスケジューリングユーザに対する制限に用いられ、第n+1個のサブフレームの先頭部分でパンクチャを行うとき、参照ユーザは、第n個のサブフレームと第n+1個のサブフレームで伝送を行う上りスケジューリングユーザであり、第n個のサブフレームの終了部分でパンクチャを行うとき、参照ユーザは、第n個のサブフレームで伝送を行う上りスケジューリングユーザである。
【0094】
ステップS13において、上りスケジューリング結果が上りスケジューリング基準を満たさなければ、シグナリングを介して第n個のサブフレームにおける参照ユーザに対してパンクチャを行うよう指示すると特定する。
【0095】
さらに好ましくは、上りスケジューリング基準は、第1上りスケジューリング基準と第2上りスケジューリング基準を含む。
【0096】
ステップS11であって、上りスケジューリング結果が上りスケジューリング基準を満たせば、シグナリングを介して参照ユーザにパンクチャを行わないよう指示することを特定することは、以下のステップS11-1を含む。
【0097】
ステップS11-1において、上りスケジューリング結果が第1上りスケジューリング基準又は第2上りスケジューリング基準を満たせば、シグナリングを介して参照ユーザに対してパンクチャを行わないよう指示すると特定し、ここで、第1上りスケジューリング基準は、伝送されるバーストメッセージburstにおいて、第n+1個のサブフレームにおける上りスケジューリングユーザの集合が第n個のサブフレームにおける上りスケジューリングユーザの集合のサブ集合であることを指し、第2上りスケジューリング基準は、第n+1個のサブフレームにおける上りスケジューリングユーザが第n個のサブフレームにおける上りスケジューリングユーザと異なるとき、参照ユーザに干渉されないユーザのみをスケジューリングする。
【0098】
上りスケジューリング結果が第1上りスケジューリング基準を満たせば、第n+1個のサブフレームでは、追加された上りスケジューリングユーザがないと表し、言い換えれば、第n+1個のサブフレームにおける上りスケジューリングユーザの集合は、第n個のサブフレームにおける上りスケジューリングユーザの集合のサブ集合であり、シグナリングを介して参照ユーザにパンクチャを行うよう指示する。
【0099】
上りスケジューリング結果が第2上りスケジューリング基準を満たせば、第n+1個のサブフレームに追加された上りスケジューリングユーザに参照ユーザに干渉されないユーザが存在すると表し、基地局は、上記参照ユーザに干渉されないユーザのみを上りスケジューリングすればよく、シグナリングを介して参照ユーザに対してパンクチャを行わないよう指示する。ここで、参照ユーザ及び参照ユーザに干渉されないユーザの意味及び特定する式について、上記実施例を参照してもよい。
【0100】
ステップS13であって、上りスケジューリング結果が上りスケジューリング基準を満たさなければ、シグナリングを介して参照ユーザにパンクチャを行うよう指示することは、以下のステップS13-1を含む。
【0101】
ステップS13-1において、上りスケジューリング結果が第1上りスケジューリング基準と第2上りスケジューリング基準を満たさなければ、シグナリングを介して参照ユーザに対してパンクチャを行うよう指示する。
【0102】
上りスケジューリング結果が第1上りスケジューリング基準も満たさなければ、第2上りスケジューリング基準も満たさなければ、第n+1個のサブフレームに追加された上りスケジューリングユーザがあると表し、言い換えれば、第n+1個のサブフレームにおける上りスケジューリングユーザの集合は、第n個のサブフレームにおける上りスケジューリングユーザの集合のサブ集合ではなく、また、上記追加された上りスケジューリングユーザは、参照ユーザに干渉されるユーザであり、シグナリングを介して参照ユーザにパンクチャを行うよう指示する必要がある。
【0103】
次に、コミュニティにおけるユーザを例として、上記ユーザに対して、シグナリングを介してパンクチャを行うか否かを指示する方法は、3つあり、それぞれは、明示的な指示、暗示的な指示及び連携指示であり、次に、上記いくつかの方法について説明する。
【0104】
方法1であって、明示的な指示について、
ここで、ユーザに対して行った上りスケジューリングに応じてシグナリングを介してユーザにパンクチャを行うか否かを指示することを特定することは、以下のステップA〜ステップBを含む。
【0105】
ステップAにおいて、第1制御シグナリングを定義して第x個のサブフレームの後ろのターゲットコミュニティにおける全てのユーザのパンクチャ情報を指示し、ここで、ターゲットコミュニティが基地局がカバーするコミュニティであり、xは、0以上である。
【0106】
好ましくは、第1制御シグナリングは、共通物理下り制御チャネルCPDCCHである。
【0107】
ステップBにおいて、第1制御シグナリングでビットを追加してパンクチャ情報を指示する。
【0108】
好ましくは、ステップBにおいて第1制御シグナリングでビットを追加してパンクチャ情報を指示することは、ビットの値が第1結果であるとき、参照ユーザにパンクチャを行わないよう指示することと、ビットの値が第2結果であるとき、参照ユーザにパンクチャを行うよう指示することとを含み、ここで、第1結果は、第2結果と異なる。
【0109】
ここで、第1結果は、0又は1であってもよい。第1結果が0であるとき、第2結果が1であり、第1結果が1であるとき、第2結果が0である。
【0110】
方法2であって、暗示的な指示について、
ここで、ユーザに対して行った上りスケジューリングに応じてシグナリングを介してユーザにパンクチャを行うか否かを指示することを特定することは、以下のステップC〜ステップDを含む。
【0111】
ステップCにおいて、第1制御シグナリングを定義して第x個のサブフレームの後ろのターゲットコミュニティにおける全てのユーザのパンクチャ情報を指示し、ここで、ターゲットコミュニティは、基地局がカバーするコミュニティであり、xは、0以上である。
【0112】
ステップDにおいて、第1制御シグナリングでターゲット情報ビットを設定してパンクチャ情報を指示する。
【0113】
好ましくは、ステップDにおいて第1制御シグナリングでターゲット情報ビットを設定してパンクチャ情報を指示することは、ターゲット情報ビットが特定の形式で存在するとき、参照ユーザにパンクチャを行うよう指示することと、ターゲット情報ビットが特定の形式なしで存在するとき、参照ユーザにパンクチャを行わないよう指示することとを含む。
【0114】
好ましくは、ステップDにおいて第1制御シグナリングでターゲット情報ビットを設定してパンクチャ情報を指示することは、少なくとも1つの制御チャネル要素CCEの番号を予約し、CCEが予約された番号であるとき、パンクチャを行うよう指示し、CCEが予約された番号ではないとき、パンクチャを行わないよう指示することと、予め設定された巡回冗長検査CRCスクランブリングコードを用いてチェックするとき、パンクチャを行うよう指示し、予め設定されたCRCスクランブリングコードを用いずチェックするとき、パンクチャを行わないよう指示することと、CRCスクランブリングコードを用いずチェックするとき、パンクチャを行うよう指示し、CRCスクランブリングコードを用いてチェックするとき、パンクチャを行わないよう指示することとのうちのいずれかを含む。
【0115】
方法であって、連携指示について、
ここで、ユーザに対して行った上りスケジューリングに応じて、シグナリングを介してユーザに対してパンクチャを行うよう指示するか否かを特定することは、以下のステップE〜ステップFを含む。
【0116】
ステップEにおいて、第1制御シグナリングを定義して第x個のサブフレームの後ろのターゲットコミュニティにおける全てのユーザのパンクチャ情報を指示し、ここで、ターゲットコミュニティは、基地局がカバーするコミュニティであり、xは、0以上である。
【0117】
ステップFにおいて、第1制御シグナリングにおけるパンクチャ情報とターゲットビット情報を組み合わせてエンコーディングして、パンクチャ情報を指示する。
【0118】
好ましくは、ステップFにおいて第1制御シグナリングにおけるパンクチャ情報とターゲットビット情報を組み合わせてエンコーディングして、パンクチャを指示することは、第1制御シグナリングにおけるパンクチャ情報と既存のサブフレームの長さを指示するビット情報を組み合わせてエンコーディングして、サブフレームの長さとパンクチャ情報を同時に指示することを含む。
【0119】
例えば、01又は00を指示するとき、パンクチャを行い、10又は11を指示するとき、パンクチャを行わない。
【0120】
好ましくは、ユーザに対して行った上りスケジューリングに応じて、シグナリングを介してユーザに対してパンクチャを行うよう指示するか否かを特定することは、第n+1個のサブフレームにおける上りスケジューリングユーザを第n個のサブフレームにおける上りスケジューリングユーザと比較して、第n+1個のサブフレームで追加された上りスケジューリングユーザの干渉源ユーザを分析し、干渉源ユーザが第n個のサブフレームと第n+1個のサブフレームで伝送を行う上りスケジューリングユーザであれば、シグナリングを介して干渉源ユーザにパンクチャを行うよう指示し、そうでなければ、シグナリングを介して干渉源ユーザにパンクチャを行わないよう指示することを特定する。
【0121】
例えば、第n個のサブフレームにおける上りスケジューリングユーザは、A、B及びCであり、第n+1個のサブフレームにおける上りスケジューリングユーザは、A、B、C及びDであり、ここで、Dは、第n+1個のサブフレームで追加された上りスケジューリングユーザであり、仮に、上記実施例に供される方式によれば、DがAに干渉されるユーザであり、BとCに干渉されないユーザであると特定すると、Aが干渉源ユーザであり、BとCが非干渉源ユーザであることがわかる。
【0122】
具体的に、上記実施例に係る干渉源ユーザは、参照ユーザにおける、第n+1個のサブフレームで追加された上りスケジューリングユーザを干渉するユーザである。具体的に、干渉源ユーザは、参照ユーザにおける、第n+1個のサブフレームで追加された上りスケジューリングユーザを実際に干渉するユーザであり、干渉源ユーザは、参照ユーザにおける一部のユーザ又は全てのユーザであってもよい。非干渉源ユーザは、参照ユーザにおける、第n+1個のサブフレームで追加された上りスケジューリングユーザを干渉する可能性のあるユーザであり、干渉源ユーザは、参照ユーザにおける一部のユーザ又は全てのユーザであってもよい。
【0123】
次に、あるユーザを例として、上記ユーザに対して、同様に、シグナリングを介してパンクチャを行うか否かを指示する方法は、3つあり、それぞれは、明示的な指示、暗示的な指示及び連携指示であり、次に、上記いくつかの方法をそれぞれ説明する。
【0124】
方法1であって、明示的な指示について
ここで、ユーザに対して行った上りスケジューリングに応じて、シグナリングを介してユーザに対してパンクチャを行うよう指示するか否かを特定することは、以下のステップG〜ステップHを含む。
【0125】
ステップGにおいて、第2制御シグナリングを定義して第x個のサブフレームの後ろのあるユーザのパンクチャ情報を指示し、ここで、xは、0以上である。
【0126】
好ましくは、第2制御シグナリングは、上りスケジューリング許可UL Grant又は拡張共通物理下り制御チャネル(e)PDCCHである。
【0127】
具体的に、本実施例及び下述実施例に係るあるユーザは、上記実施例に係る干渉源ユーザを指してもよく、非干渉源ユーザを指してもよい。
【0128】
ステップHにおいて、第2制御シグナリングでビットを追加してパンクチャ情報を指示する。
【0129】
好ましくは、ステップHにおいて、第2制御シグナリングでビットを追加してパンクチャ情報を指示することは、ビットの値が第1結果であるとき、あるユーザにパンクチャを行わないよう指示することと、ビットの値が第2結果であるとき、あるユーザにパンクチャを行うよう指示することとを含み、ここで、第1結果は、第2結果と異なる。
【0130】
ここで、第1結果は、0又は1であってもよい。第1結果が0であるとき、第2結果は、1であり、第1結果が1であるとき、第2結果は、0である。
【0131】
方法2であって、暗示的な指示について、
ここで、ユーザに対して行った上りスケジューリングに応じてシグナリングを介してユーザにパンクチャを行うか否かを指示することを特定することは、以下のステップI〜ステップJを含む。
【0132】
ステップIにおいて、第2制御シグナリングを定義して第x個のサブフレームの後ろのあるユーザのパンクチャ情報を指示し、ここで、xは、0以上である。
【0133】
ステップJにおいて、第2制御シグナリングでターゲット情報ビットを設定してパンクチャ情報を指示する。
【0134】
好ましくは、ステップJにおいて第2制御シグナリングでターゲット情報ビットを設定してパンクチャ情報を指示することは、ターゲット情報ビットが特定の形式で存在するとき、あるユーザにパンクチャを指示することと、ターゲット情報ビットが特定の形式なしで存在するとき、あるユーザにパンクチャを行わないよう指示することとを含む。
【0135】
好ましくは、ステップJにおいて第2制御シグナリングでターゲット情報ビットを設定してパンクチャ情報を指示することは、少なくとも1つの制御チャネル要素CCEの番号を予約し、CCEが予約された番号であるとき、パンクチャを行うよう指示し、CCEが予約された番号ではないとき、パンクチャを行わないよう指示することと、予め設定された巡回冗長検査CRCスクランブリングコードを用いてチェックするとき、パンクチャを行うよう指示し、予め設定されたCRCスクランブリングコードを用いずチェックするとき、パンクチャを行わないよう指示することと、CRCスクランブリングコードを用いずチェックするとき、パンクチャを行うよう指示し、CRCスクランブリングコードを用いてチェックするとき、パンクチャを行わないよう指示することとのうちのいずれかを含む。
【0136】
方法3であって、連携指示について、
ここで、ユーザに対して行った上りスケジューリングに応じてシグナリングを介してユーザにパンクチャを行うか否かを指示することを特定することは、以下のステップK〜ステップLを含む。
【0137】
ステップKにおいて、第2制御シグナリングを定義して第x個のサブフレームの後ろのあるユーザのパンクチャ情報を指示し、xは、0以上である。
ステップLにおいて、第2制御シグナリングにおけるパンクチャ情報とターゲットビット情報を組み合わせてエンコーディングして、パンクチャ情報を指示する。
【0138】
好ましくは、ステップLにおいて、第2制御シグナリングにおけるパンクチャ情報とターゲットビット情報を組み合わせてエンコーディングして、パンクチャ情報を指示することは、第2制御シグナリングにおけるパンクチャ情報と既存のサブフレームの長さを指示するビット情報を組み合わせてエンコーディングして、サブフレームの長さとパンクチャ情報を同時に指示する。
【0139】
好ましくは、ユーザに対して行った上りスケジューリングに応じて、シグナリングを介してユーザに対してパンクチャを行うよう指示するか否かを特定することは、第n+1個のサブフレームにおける上りスケジューリングユーザを第n個のサブフレームにおける上りスケジューリングユーザと比較して、第n+1個のサブフレームで追加された上りスケジューリングユーザの干渉源ユーザを分析し、干渉源ユーザが第n個のサブフレームと第n+1個のサブフレームで伝送を行う上りスケジューリングユーザであれば、干渉源ユーザを干渉源ユーザグループに分け、及び、非干渉源ユーザを非干渉源ユーザグループに分け、シグナリングを介して干渉源ユーザグループにおける全ての上りスケジューリングユーザに対してパンクチャを行うよう指示し、シグナリングを介して非干渉源ユーザグループにおける全ての上りスケジューリングユーザに対してパンクチャを行わないよう指示することを含む。
【0140】
具体的に、上記実施例に係る干渉源ユーザは、第n個のサブフレームにおける上りスケジューリングユーザにおける、第n+1個のサブフレームで追加された上りスケジューリングユーザを干渉するユーザであり、上記実施例に係る非干渉源ユーザは、第n個のサブフレームにおける上りスケジューリングユーザにおける、第n+1個のサブフレームで追加された上りスケジューリングユーザを干渉しないユーザである。
【0141】
例えば、第n個のサブフレームにおける上りスケジューリングユーザは、A、B及びCであり、第n+1個のサブフレームにおける上りスケジューリングユーザは、A、B、C及びDであり、ここで、Dは、第n+1個のサブフレームで追加された上りスケジューリングユーザであり、仮に、上記実施例に供される方式によれば、DがAとCに干渉されるユーザであり、Bに干渉されないユーザであると特定すると、AとCが干渉源ユーザであり、Bが非干渉源ユーザであることがわかり、AとCを干渉源ユーザグループに分け、Bを非干渉源ユーザグループに分けることができる。
【0142】
次に、ユーザグループを例とし、上記ユーザグループにおけるユーザに対しても、同様に、シグナリングを介してパンクチャを行うか否かを指示する方法は、3つあり、それぞれは、明示的な指示、暗示的な指示及び連携指示であり、次に、上記いくつかの方法について説明する。
【0143】
方法1であって、明示的な指示について、
ここで、ユーザに対して行った上りスケジューリングに応じて、シグナリングを介してユーザに対してパンクチャを行うよう指示するか否かを特定することは、以下のステップM〜ステップNを含む。
【0144】
ステップMにおいて、第3制御シグナリングを定義して第x個のサブフレームの後ろの1組のユーザのパンクチャ情報を指示する。
【0145】
好ましくは、第3制御シグナリングは、上りグループ許可制御Group UL Grant又は拡張グループ物理下り制御チャネルGroup (e)PDCCHである。
【0146】
具体的に、本実施例及び下述実施例における1組のユーザは、干渉源ユーザグループにおけるユーザを指してもよく、非干渉源ユーザグループにおけるユーザを指してもよい。
【0147】
ステップNにおいて、第3制御シグナリングでビットを追加してパンクチャ情報を指示する。
【0148】
好ましくは、ステップNにおいて第3制御シグナリングでビットを追加してパンクチャ情報を指示することは、ビットの値が第1結果であるとき、1組のユーザにおける全てのユーザにパンクチャを行わないよう指示することと、ビットの値が第2結果であるとき、1組のユーザにおける全てのユーザにパンクチャを行うよう指示することとを含み、ここで、第1結果は、第2結果と異なる。
【0149】
方法2であって、暗示的な指示について、
ここで、ユーザに対して行った上りスケジューリングに応じて、シグナリングを介してユーザに対してパンクチャを行うよう指示するか否かを特定することは、以下のステップO〜ステップPを含む。
【0150】
ステップOにおいて、第3制御シグナリングは、第x個のサブフレームの後ろの1組のユーザのパンクチャ情報を指示し、xは、0以上である。
【0151】
ステップPにおいて、第3制御シグナリングでターゲット情報ビットを設定してパンクチャ情報を指示する。
【0152】
好ましくは、ステップPにおいて第3制御シグナリングでターゲット情報ビットを設定してパンクチャ情報を指示することは、ターゲット情報ビットが特定の形式で存在するとき、1組のユーザにおける全てのユーザにパンクチャを行うよう指示することと、ターゲット情報ビットが特定の形式なしで存在するとき、1組のユーザにおける全てのユーザにパンクチャを行わないよう指示することとを含む。
【0153】
好ましくは、ステップPにおいて第3制御シグナリングでターゲット情報ビットを設定してパンクチャ情報を指示することは、少なくとも1つの制御チャネル要素CCEの番号を予約し、CCEが予約された番号であるとき、パンクチャを行うよう指示し、CCEが予約された番号ではないとき、パンクチャを行わないよう指示することと、予め設定された巡回冗長検査CRCスクランブリングコードを用いてチェックするとき、パンクチャを行うよう指示し、予め設定されたCRCスクランブリングコードを用いずチェックするとき、パンクチャを行わないよう指示することと、CRCスクランブリングコードを用いずチェックするとき、パンクチャを行うよう指示し、CRCスクランブリングコードを用いてチェックするとき、パンクチャを行わないよう指示することとのうちのいずれかを含む。
【0154】
方法3であって、連携指示について、
ここで、ユーザに対して行った上りスケジューリングに応じて、シグナリングを介してユーザに対してパンクチャを行うか否かを指示することは、以下のステップQ〜ステップRを含む。
【0155】
ステップQにおいて、第3制御シグナリングを定義して第x個のサブフレームの後ろの1組のユーザのパンクチャ情報を指示する。
【0156】
ステップRにおいて、第3制御シグナリングにおけるパンクチャ情報とターゲットビット情報を組み合わせてエンコーディングして、パンクチャ情報を指示する。
【0157】
好ましくは、ステップRにおいて、第3制御シグナリングにおけるパンクチャ情報とターゲットビット情報を組み合わせてエンコーディングして、パンクチャ情報を指示することは、第3制御シグナリングにおけるパンクチャ情報と既存のサブフレームの長さを指示するビット情報を組み合わせてエンコーディングして、サブフレームの長さとパンクチャ情報を同時に指示する。
【0158】
好ましくは、ユーザに対して行った上りスケジューリングに応じて、シグナリングを介してユーザに対してパンクチャを行うよう指示するか否かを特定することは、無線通信システムのデフォルトのフレーム構成がパンクチャを行うフレーム構成であれば、シグナリングにユーザにパンクチャを行わないよう指示することと、無線通信システムのデフォルトのフレーム構成がパンクチャを行わないフレーム構成であれば、シグナリングを介してユーザにパンクチャを行うよう指示することと、無線通信システムがデフォルトで2つのフレーム構成フォーマットを有する場合、シグナリングを介してユーザにパンクチャを行うよう、又はパンクチャを行わないよう指示することとのうちのいずれかを含む。
【0159】
具体的に、無線通信システムのデフォルトのフレーム構成がパンクチャを行うフレーム構成であれば、パンクチャを行わないよう指示する必要があれば、シグナリングを介してユーザにパンクチャを行わないよう指示し、無線通信システムのデフォルトのフレーム構成がパンクチャを行わないフレーム構成であれば、パンクチャを行うよう指示する必要があれば、シグナリングを介してユーザにパンクチャを行うよう指示する。
【0160】
実施例2
本願の実施例に供される伝送処理方法では、上りスケジューリング結果を調整することにより、及び/又はシグナリングを介してPunctureを行うか否かを指示すると、新伝送ユーザのデータ伝送レートを向上させることもできれば、可能な限りPunctureの時間長を減少させることもできる。
【0161】
上りスケジューリング結果を調整することにより、及び/又はシグナリングを介してPunctureを行うか否かを指示することは、主に以下の2つの方法を含む。
【0162】
方法1では、上りスケジューリング基準を設定し、上りスケジューリングユーザを制限することにより、Punctureの回数を減少する。
【0163】
具体的に、設定される上りスケジューリング基準は、以下の2つがある。
【0164】
基準1では、伝送されるburstにおいて、第n+1個のサブフレームにおけるスケジューリングユーザの集合は、第n個のサブフレームにおけるスケジューリングユーザの集合のサブ集合である。
【0165】
基準2では、第n+1個のサブフレームにおける上りスケジューリングユーザが第n個のサブフレームにおける上りスケジューリングユーザと異なるとき、参照ユーザに干渉されないユーザのみをスケジューリングし、ここで、第n+1個のサブフレームの先頭部分でパンクチャを行うとき、参照ユーザは、第n個のサブフレームと第n+1個のサブフレームとで伝送を行う上りスケジューリングユーザであり、第n個のサブフレームの終了部分でパンクチャを行うとき、参照ユーザは、第n個のサブフレームで伝送を行う上りスケジューリングユーザである。
【0166】
具体的に、下記2つの方式のうちのいずれか1つによりユーザ間で干渉されないと判断することができる。
【0167】
方式1では、ユーザ位置に応じて判断し、例えば、ユーザ位置の相対距離が一定の閾値を超えるユーザ間では、干渉がない。
【0168】
方式2では、ユーザの報告に応じて判断する。具体的に、ユーザは、測定情報、例えばRSSI(Received Signal Strength Indicator、受信信号強度指示)を報告し、基地局は、ユーザによって報告されたRSSI情報と周りのユーザの送信状態に応じて判断する。
【0169】
方法2であって、上りスケジューリング結果を制限せず、第n+1個のサブフレームにおけるスケジューリングユーザを第n個のサブフレームにおけるスケジューリングユーザと比較して、上りスケジューリング結果に応じてPuncture情報を指示する。
【0170】
次に、コミュニティにおけるユーザ、あるユーザ及び1組のユーザを例として、上記方法2について説明する。
【0171】
具体的な内容は、以下のとおりである。
2.1 Cell―Specificは、Punctureを行うか否かを指示し、即ち、コミュニティにおけるユーザを例としてPunctureを行うか否かを指示する。
【0172】
例えば、基地局は、上りユーザをスケジューリングし、第n+1個のサブフレームにおけるスケジューリングユーザを第n個のサブフレームにおけるスケジューリングユーザと比較する。上りスケジューリング結果が上記いずれか1つの基準を満たせば、基地局は、Punctureを行わないようにユーザに通知し、上りスケジューリング結果が全ての基準を満たさなければ、基地局は、Punctureを行うようにユーザに通知する。
【0173】
具体的に、Punctureを行うか否かをユーザに指示(又は通知)する方法は、以下の3つある。
【0174】
2.1.1 明示的な指示
まず、CPDCCHを定義して第x個のサブフレームの後ろの当該コミュニティにおける全てのユーザのPuncture情報を指示する。
【0175】
次に、CPDCCHでビットを追加してPuncture情報を指示する。例えば、ある1つのbitが0であるとき、Punctureを行わず、ある1つのbitが1であるとき、Punctureを行う。上記と逆の場合でも実施可能である。
【0176】
2.1.2 暗示的な指示
まず、CPDCCHを定義して第x個のサブフレームの後ろの当該コミュニティにおける全てのユーザ的Puncture情報を指示する。
【0177】
次に、共通PDCCH(Common PDCCH)でいくつかの情報ビットを設定して、当該情報ビットが特定の形式で存在するとき、Punctureを行い、特定の形式なしで存在するとき、Punctureを行わない。例えば、具体的な方式1であって、いくつかのCCEの番号位置を予約し、CCEが予約された番号であるとき、Punctureを行い、CCE予約された番号ではないとき、Punctureを行わない。具体的な方式2であって、特定のCRCスクランブリングコードを用いてチェックするとき、Punctureを行い、他のCRCスクランブリングコードを用いてチェックするとき、Punctureを行わない。具体的な方式3であって、CRCスクランブリングコードを用いずチェックするとき、Punctureを行い、CRCスクランブリングコードを用いてチェックするとき、Punctureを行う。
【0178】
2.1.3 連携指示
まず、CPDCCHを定義して第x個のサブフレームの後ろの当該コミュニティにおける全てのユーザのPuncture情報を指示する。
【0179】
次に、共通PDCCH(Common PDCCH)で他のbit情報と組み合わせてエンコーディングして、Puncture情報を指示する。例えば、既存のサブフレームの長さを指示するbit情報と組み合わせてエンコーディングして、サブフレームの長さとPuncture情報を同時に指示する。
【0180】
2.2 UE―Specificは、Punctureを行うか否かを指示し、即ち、あるユーザを例としてPunctureを行うか否かを説明する。
【0181】
基地局は、上りユーザをスケジューリングし、第n+1個のサブフレームにおけるスケジューリングユーザを第n個のサブフレームにおけるスケジューリングユーザと比較する。また、第n+1個のサブフレームにおける、新たにスケジューリングされるユーザの干渉源ユーザを分析し、当該干渉源ユーザは、第n個のサブフレームと第n+1個のサブフレームで伝送を行うユーザであれば、当該干渉源ユーザにPunctureを行うよう指示する。そうでなければ、Punctureを行わない。
【0182】
具体的にユーザにPunctureを行うか否かを指示する方法は、以下の3つある。
【0183】
2.2.1 明示的な指示
まず、UL Grant又は(e)PDCCHを定義して第x個のサブフレームの後ろのあるユーザのPuncture情報を指示する。
【0184】
次に、UL Grant又は(e)PDCCHでビットを追加してPuncture情報を指示する。例えば、ある1つのbitが0であるとき、Punctureを行わない。ある1つのbitが1であるとき、Punctureを行う。上記と逆の場合でも実施可能である。
【0185】
2.2.2 暗示的な指示
まず、UL Grant又は(e)PDCCHを定義して、第x個のサブフレームの後ろのあるユーザのPuncture情報を指示する。
【0186】
次に、UL Grant又は(e)PDCCHでいくつかの情報ビットを設定し、当該情報ビットが特定の形式で存在するとき、Punctureを行い、特定の形式なしで存在するとき、Punctureを行わない。例えば、具体的な方式1であって、いくつかのCCEの番号位置を予約し、CCEが予約された番号であるとき、Punctureを行い、CCEが予約された番号ではないとき、Punctureを行わない。具体的な方式2であって、特定のCRCスクランブリングコードを用いてチェックするとき、Punctureを行い、他のCRCスクランブリングコードを用いてチェックするとき、Punctureを行わない。具体的な方式3であって、CRCスクランブリングコードを用いぜ、チェックするとき、Punctureを行い、CRCスクランブリングコードを用いチェックするとき、Punctureを行わない。
【0187】
2.2.3 連携指示
まず、UL Grant又は(e)PDCCHを定義して第x個のサブフレームの後ろのあるユーザのPuncture情報を指示する。
【0188】
次に、UL Grant又は(e)PDCCHで他のbit情報と組み合わせてエンコーディングして、Puncture情報を指示する。
【0189】
例えば、既存のサブフレームの長さを指示するbit情報と組み合わせてエンコーディングして、サブフレームの長さとPuncture情報を同時に指示する。
【0190】
2.3 Group―Specificは、Punctureを行うか否かを指示し、即ち、ある1組のユーザを例としてPunctureを行うか否かを説明する。
【0191】
基地局は、上りユーザをスケジューリングし、第n+1個のサブフレームにおけるスケジューリングユーザを第n個のサブフレームにおけるスケジューリングユーザと比較する。また、第n+1個のサブフレームにおける、新たにスケジューリングされるユーザの干渉源ユーザを分析し、当該干渉源ユーザは、第n個のサブフレームと第n+1個のサブフレームで伝送を行うユーザであれば、干渉源ユーザグループに分け、干渉源ユーザグループにおける全てのユーザに制御情報によりPunctureを行うよう指示し、非干渉源ユーザグループに制御情報によりPunctureを行わないよう指示する。
【0192】
具体的に、ユーザにPunctureを行うか否かを指示する方法は、以下の3つある。
【0193】
2.3.1 明示的な指示
まず、Group UL Grant又はGroup (e)PDCCHを定義して第x個のサブフレームの後ろの1組のユーザのPuncture情報を指示する。
【0194】
次に、Group UL Grant又はGroup (e)PDCCHでビットを追加してPuncture情報を指示する。例えば、ある1つのbitが0であるとき、Punctureを行わず、ある1つのbitが1であるとき、Punctureを行う。上記と逆の場合でも実施可能である。
【0195】
2.3.2 暗示的な指示
まず、Group UL Grant又はGroup (e)PDCCHを定義して第x個のサブフレームの後ろの1組のユーザのPuncture情報を指示する。
【0196】
次に、Group UL Grant又はGroup (e)PDCCHでいくつかの情報ビットを設定し、当該情報ビットが特定の形式で存在するとき、Punctureを行い、特定の形式なしで存在するとき、Punctureを行わない。例えば、具体的な方式1であって、いくつかのCCEの番号位置を予約し、CCEが予約された番号であるとき、Punctureを行い、CCEが予約された番号ではないとき、Punctureを行わない。具体的な方式2であって、特定のCRCスクランブリングコードを用いてチェックするとき、Punctureを行い、他のCRCスクランブリングコードを用いてチェックするとき、Punctureを行わない。具体的な方式3であって、CRCスクランブリングコードを用いず、チェックするとき、Punctureを行い、CRCスクランブリングコードを用いてチェックするとき、Punctureを行わない。
【0197】
2.3.3 連携指示
まず、Group UL Grant又はGroup (e)PDCCHを定義して第x個のサブフレームの後ろの1組のユーザのPuncture情報を指示する。
【0198】
次に、Group UL Grant又はGroup (e)PDCCHで他のbit情報と組み合わせてエンコーディングして、Puncture情報を指示する。例えば、既存のサブフレームの長さを指示するbit情報と組み合わせてエンコーディングして、サブフレームの長さとPuncture情報を同時に指示する。
【0199】
また、Puncture情報の指示方式は、以下のいくつかに分けることができる。
【0200】
方式1であって、システムのデフォルトのフレーム構成がPunctureを行うフレーム構成であれば、シグナリングを介してユーザにPunctureを行わないよう指示すればよい。
【0201】
方式2であって、システムのデフォルトのフレーム構成がPunctureを行わないフレーム構成であれば、シグナリングを介してユーザにPunctureを行うよう指示すればよい。
【0202】
方式3であって、システムが2つのフレーム構成のフォーマットを有する場合、シグナリングを介してPunctureを行うよう、又はPunctureを行わないよう指示する。
【0203】
上記内容からわかるように、本願の実施例に提供された解決手段によれば、新たな伝送ユーザのデータ伝送レートを向上させることもできれば、可能な限り、Punctureの時間長を減少することもできる。
【0204】
本願の実施例によれば、さらに伝送処理装置が提供され、当該伝送処理装置は、主に本願の実施例に係る上記内容に記載の伝送処理方法を実行し、以下、本願の実施例に提供された伝送処理装置について具体的に説明する。
【0205】
図5は、本願の実施例に係る伝送処理装置を示す模式図であり、
図5に示すように、当該伝送処理装置は、主に処理ユニット50を備える。好ましくは、さらに、第1実行ユニット52と第2実行ユニット54とを備え、ここで、
処理ユニット50は、上りスケジューリング基準によりユーザを上りスケジューリングし、上りスケジューリング結果に応じてパンクチャ(Puncture)を行うか否かを特定し、及び/又は、ユーザに対して行った上りスケジューリングに応じて、シグナリングを介してユーザに対してパンクチャ(Puncture)を行うよう指示するか否かを特定し、ここで、上りスケジューリング基準は、予め設定され、パンクチャの回数が減少されるように上りスケジューリングユーザに対する制限に用いられる。
【0206】
第1実行ユニット52は、ユーザがパンクチャを行うことに用いられる。
【0207】
第2実行ユニット54は、ユーザがパンクチャを行わないことに用いられる。
【0208】
本願の実施例では、予め設定された上りスケジューリング基準に応じて上りスケジューリングユーザがパンクチャを行うか否かを制限し、又はユーザに対して行った上りスケジューリングに応じてシグナリングを介してユーザにパンクチャを行うか否かを指示することを制限し、新たな上りスケジューリングユーザが現れるたびに、既にデータを伝送している上りスケジューリングユーザにパンクチャを指示する必要をなくし、従来技術において新たな上りスケジューリングユーザが現れるたびに、既にデータを伝送している上りスケジューリングユーザがサブフレームの固定位置でパンクチャを行う必要があることに比べ、パンクチャを行う回数を柔軟に制御する目的を達成し、新上りスケジューリングユーザのデータ伝送レートを向上させることもできれば、可能な限り、パンクチャの回数を減少する目的を達成することもでき、データ伝送レートを高める技術效果を奏し、従来技術において無線通信システムで新たな上りスケジューリングユーザが現れるとき、既にデータを伝送している上りスケジューリングユーザにサブフレームの固定位置でパンクチャを行うよう指示することによって、伝送レートが低くなる技術的問題を解決することができる。
【0209】
好ましくは、上りスケジューリング基準は、伝送されるバーストメッセージburstにおいて、第n+1個のサブフレームにおける上りスケジューリングユーザの集合が第n個のサブフレームにおける上りスケジューリングユーザの集合のサブ集合であることと、第n+1個のサブフレームにおける上りスケジューリングユーザが第n個のサブフレームにおける上りスケジューリングユーザと異なるとき、参照ユーザに干渉されないユーザのみをスケジューリングし、ここで、第n+1個のサブフレームの先頭部分でパンクチャを行うとき、参照ユーザが第n個のサブフレームと第n+1個のサブフレームで伝送を行う上りスケジューリングユーザであり、第n個のサブフレームの終了部分でパンクチャを行うとき、参照ユーザが第n個のサブフレームで伝送を行う上りスケジューリングユーザであることとのうちの少なくとも1つを含む。
【0210】
好ましくは、処理ユニットは、比較モジュールと第1特定モジュールと第2特定モジュールとを備え、当該比較モジュールは、第n+1個のサブフレームにおける上りスケジューリングユーザを第n個のサブフレームにおける上りスケジューリングユーザと比較して、上りスケジューリング結果を得ることに用いられ、当該第1特定モジュールは、上りスケジューリング結果が上りスケジューリング基準を満たせば、シグナリングを介して参照ユーザに対してパンクチャを行わないよう指示すると特定し、ここで、上りスケジューリング基準は、予め設定され、パンクチャの回数が減少されるように上りスケジューリングユーザに対する制限に用いられ、第n+1個のサブフレームの先頭部分でパンクチャを行うとき、参照ユーザは、第n個のサブフレームと第n+1個のサブフレームで伝送を行う上りスケジューリングユーザであり、第n個のサブフレームの終了部分でパンクチャを行うとき、参照ユーザは、第n個のサブフレームで伝送を行う上りスケジューリングユーザであり、当該第2特定モジュールは、上りスケジューリング結果が上りスケジューリング基準を満たさなければ、シグナリングを介して参照ユーザにパンクチャを行うよう指示すると特定する。
【0211】
好ましくは、処理ユニットは、第1処理モジュールを備え、当該第1処理モジュールは、第n+1個のサブフレームにおける上りスケジューリングユーザを第n個のサブフレームにおける上りスケジューリングユーザと比較して、第n+1個のサブフレームで追加された上りスケジューリングユーザの干渉源ユーザを分析し、干渉源ユーザは、第n個のサブフレームと第n+1個のサブフレームで伝送を行う上りスケジューリングユーザであれば、シグナリングを介して干渉源ユーザにパンクチャを行うよう指示することを特定し、そうでなければ、シグナリングを介して干渉源ユーザにパンクチャを行わないよう指示すると特定する。
【0212】
好ましくは、処理ユニットは、第2処理モジュールを備え、当該第2処理モジュールは、第n+1個のサブフレームにおける上りスケジューリングユーザを第n個のサブフレームにおける上りスケジューリングユーザと比較して、第n+1個のサブフレームで追加された上りスケジューリングユーザの干渉源ユーザを分析し、干渉源ユーザは、第n個のサブフレームと第n+1個のサブフレームで伝送を行う上りスケジューリングユーザであれば、干渉源ユーザを干渉源ユーザグループに分け、及び、非干渉源ユーザを非干渉源ユーザグループに分け、シグナリングを介して干渉源ユーザグループにおける全ての上りスケジューリングユーザに対してパンクチャを行うよう指示すると特定し、シグナリングを介して非干渉源ユーザグループにおける全ての上りスケジューリングユーザに対してパンクチャを行わないよう指示すると特定する。
【0213】
好ましくは、処理ユニットは、第1指示モジュールと第2指示モジュールと第3指示モジュールとのうちのいずれかのモジュールを備え、当該第1指示モジュールは、無線通信システムのデフォルトのフレーム構成がパンクチャを行うフレーム構成であれば、シグナリングを介してユーザにパンクチャを行わないよう指示し、当該第2指示モジュールは、無線通信システムのデフォルトのフレーム構成がパンクチャを行わないフレーム構成であれば、シグナリングを介してユーザにパンクチャを行うよう指示し、第3指示モジュールは、無線通信システムがデフォルトで2つのフレーム構成のフォーマットを有する場合、シグナリングを介してユーザにパンクチャを行うよう、又はパンクチャを行わないよう指示する。
【0214】
本実施例は、非一時的コンピュータ読み取り可能な記憶媒体を更に提供する。前記非一時的コンピュータ読み取り可能な記憶媒体には、コンピュータ命令が記憶されている。前記コンピュータ命令により、前記コンピュータは、上記何れか一項の方法実施例に供される方法を実行する。
【0215】
本実施例は、コンピュータプログラム製品を更に提供する。前記コンピュータプログラム製品は、非一時的コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に格納されたコンピュータプログラムを含む。前記コンピュータプログラムは、プログラム命令を含む。前記プログラム命令がコンピュータに実行されたとき、コンピュータは、上記何れか一項の方法実施例に供される方法を実行可能である。
【0216】
図6は、本実施例に係る伝送処理方法を実行する電子機器のハードウェア構成を示す模式図である。
図6に示すように、当該電子機器は、
【0217】
1個又は複数個のプロセッサ60及びメモリ62を備え、
図6では、1個のプロセッサ60を例とする。
【0218】
当該電子機器は、さらに入力装置64と出力装置66とを備えてもよい。
【0219】
プロセッサ60、メモリ62、入力装置64及び出力装置66は、バスまたは他の方式により接続可能であり、
図6では、バス接続を例とする。
【0220】
メモリ62は、非一時的コンピュータ読み取り可能な記憶媒体として、非一時的ソフトウェアプログラム、非一時的コンピュータの実行可能なプログラムおよびモジュールを記憶することが可能である。例えば、本発明の実施例における伝送処理方法に対応するプログラム命令/モジュール(例えば、
図5に示す処理ユニット50がある。好ましくは、第1実行ユニット52と第2実行ユニット54をさらに備える)。プロセッサ60は、メモリ62に記憶された非一時的ソフトウェアプログラム、命令およびモジュールを動作させることで、サーバの各種の機能応用およびデータ処理を実行する。つまり、上記方法実施例の伝送処理方法を実施する。
【0221】
メモリ62は、記憶プログラムエリア及び記憶データエリアを含んでもよい。記憶プログラムエリアは、オペレーティングシステム、少なくとも1つの機能に必要な応用プログラムを記憶可能である。記憶データエリアは、伝送処理装置の使用状況に応じて作成されたデータ等を記憶可能である。また、メモリ62は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよく、非一時的メモリ、例えば、少なくとも1つの磁気ディスク記憶デバイス、フラッシュメモリ、または他の非一時的ソリッド記憶デバイスを含んでもよい。幾つかの実施例では、メモリ62は、プロセッサ60に対して遠隔配置されるメモリを含んでもよい。これらの遠隔メモリは、ネットワークを介してチャネル選択装置に接続可能である。上記ネットワークの例は、インターネット、イントラネット、ローカルエリアネットワーク、移動体通信ネットワークおよびそれらの組合わせを含むが、それらに限定されない。
【0222】
入力装置64は、入力された数字またはキャラクタ情報を受信し、伝送処理装置のユーザ設定および機能制御に関するキー信号入力を発生することができる。出力装置66は、ディスプレイスクリーン等の表示機器を含んでもよい。
【0223】
前記1つまたは複数のモジュールは、前記メモリ62に記憶されており、前記1つまたは複数のプロセッサ60によって実行されたとき、上記任意の方法実施例における伝送処理方法を実行する。
【0224】
上記製品は、本発明の実施例で供される方法を実行可能であり、方法を実行するための機能モジュール及び有利な効果を有する。本実施例で詳細に記述されていない技術的詳細は、本発明の実施例に供される方法を参照すればよい。
【0225】
本発明の実施例の電子機器は、複数種の形態で存在し、以下の形態を含むが、それらに限定されない。
【0226】
(1)移動通信機器であって、この種の機器の特徴は、移動通信機能を有し、音声、データ通信の提供を主なる目標とすることにある。この種の端末は、スマートフォン(例えば、iPhone)、マルチメディア携帯電話、機能的携帯電話、およびインスタント携帯電話等を含む。
【0227】
(2)スーパーモバイル個人コンピュータ機器であって、この種の機器は、個人コンピュータの分野に属し、演算及び処理機能を有し、一般的にモバイルインターネット特性も有する。この種の端末は、PDA、MID及びUMPC機器等、例えばiPadを含む。
【0228】
(3)携帯型娯楽機器であって、この種の機器は、マルチメディアコンテンツを表示や再生可能である。この種の機器は、オーディオ、ビデオプレーヤー(例えば、iPod)、ハンド・ゲーム機、電子ブック、スマートオモチャ及び携帯型ナビゲーション機器を含む。
【0229】
(4)サーバであって、これは、計算サービスを提供する機器である。サーバの構成は、プロセッサ、ハードディスク、メモリ、システムバス等を含む。サーバ及び汎用のコンピュータアーキテクチャが類似するが、高い信頼性のサービスを提供する必要があるため、処理能力、安定性、信頼性、安全性、拡張可能性、管理可能性等の要求が高い。
【0230】
(5)他のデータインタラクティブ機能を有する電子装置。
【0231】
上記本発明の実施例の番号が記述用のみであり、実施例の良さを表さない。
【0232】
本発明の上記実施例では、各実施例の記述に各自の重点があり、実施例に詳細に記述されていない部分が他の実施例の関連記述を参照すればよい。
本発明に供される幾つかの実施例において、開示された技術内容が他の方式にて実現可能であることは、理解されるべきである。ただし、上述した装置実施例が単に模式的である。例えば、手段の区分は、論理機能区分であってもよく、実際に実施する際に他の区分方式であってもよい。例えば、複数の手段またはユニットは、組合わせられ、または別のシステムに集積されてもよい。あるいは、幾つかの特徴が無視や実行されなくてもよい。なお、表示や議論される同士間の結合または直接結合または通信接続は、幾つかのインターフェース、手段またはモジュールを経由した間接結合や通信接続であってもよく、電気または他の形態であってもよい。
【0233】
独立な部品として説明される手段は、物理上に分散されたものや分散されていないものであってもよい。手段として表示される部品は、物理手段であってもでなくてもよい。即ち、それらは、1箇所に位置してもよいし、複数の手段に分散されてもよい。実際のニーズに応じてその中の一部または全部の手段を選択して本実施例の目的を達成可能である。
【0234】
また、本発明の各実施例における各機能手段は、1つの処理手段に集積されてもよいし、各手段が単独で物理存在してもよく、2つまたは2つ以上の手段が1つの手段に集積されてもよい。上記集積の手段は、ハードウェアの形態にて実現可能であるし、ソフトウェア機能手段の形態にて実現可能である。
【0235】
集積の手段は、ソフトウェア機能手段の形態にて実現され、且つ独立の製品として販売や使用される場合に、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に格納可能である。このような理解を踏まえて、本発明の解決手段の本質または従来技術に対して貢献する部分または当該解決手段の全部若しくは、一部がソフトウェア製品の形態にて実現可能である。当該コンピュータソフトウェア製品が記憶媒体に記憶され、幾つかの命令を含むことにより、コンピュータ機器(パソコン、サーバまたはネットワーク機器等)に本発明の各実施例の方法の全部または一部のステップを実行させる。上記記憶媒体は、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ(ROM、Read‐Only Memory)、ランダムアクセスメモリ(RAM、Random Access Memory)、モバイルハードディスク、磁気ディスまたは光ディスク等の各種のプログラムコードを格納可能な媒体を含む。
【0236】
上述したのが本発明の好適な実施形態に過ぎず、当業者であれば、本発明の要旨を逸脱しない限り、若干の改良や修飾が可能である。これらの改良及び修飾も本発明の保護範囲に含まれる。
【0237】
(関連出願)
本願は、2016年02月05日に中国知的産権局へ提出された、出願番号が201610082984.1、発明の名称が「伝送処理方法及び装置」である中国特許出願に基づいて優先権を主張する。当該中国特許出願の全てのコンテンツは、本願に参考として引用される。