(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0013】
様々な図面における同様の参照符号は同様の構成要素を示す。
【0014】
複数の受信アンテナを備えた(送受信機を含む)受信機で受信された同時多重信号伝送を推定するために使用することができる、スパースオーダーリングされた反復グループ判定帰還干渉除去(SOI−GDFIC)方法が以下に記載される。SOI−GDFICは、例えば、受信された信号から信号伝送の推定値を生成し、十分に低いエラーを有する(又は他の基準を満たす)推定値の一部を帰還し、受信信号の成分をキャンセルすることによって受信された信号を修正し、修正された受信信号を使用して信号伝送を再推定することで、反復的信号伝送を推定することができる。SOI−GDFIC方式は、一部又はすべての送信信号の推定値が得られるまで、受信信号を処理し続けることができる。
【0015】
SOI−GDFICは、基地局において、又はUEにおいて含まれる多数のシステムで実現することができる。例えば、
図1は、基地局120に位置する、SOI−GDFIC受信機130と、マルチUE SDMA(又はMU−SIMO)システム100を示すシステム図である。システム100は、複数のUE(105
1,105
2,・・・,105
K)を備え、各UEのそれぞれが単一の送信アンテナ(110
1,110
2,・・・,110
K)を有し、複数のUEは複数の受信アンテナ(125
1,125
2,・・・,125
K)を有する基地局120と通信する。送信信号
【数4】
はUE105から基地局120に送信される。ここで、
受信信号
【数5】
は、(
【数6】
によって示されるX(n)の推定値である)複数の送信信号の推定値を作成するために使用される。
【0016】
第2の例として、
図2は、基地局120に配置されるSOI−GDFIC受信機130を有するマルチUEマルチストリームSDMA(又はMU−MIMO)システム200を示すシステム図である。各UE105は、基地局120への複数のストリームを送信することができる。
図2は、各UE105においてアンテナ数と基地局120のアンテナ数が等しいことを示しているが、UE105及び/又は基地局120いずれかのアンテナの数は変えることができる。いくつかの実装例において、UE105当たりのストリームの数は、そのUE105における送信アンテナの数を超えず、(すべてのUE105にわたる合計である5)ストリームの総数は基地局120で受信アンテナの数を超えることはできない。
【0017】
さらに別の例として、
図3は、基地局120の送信機と、SOI−GDFIC受信機130を有するUE105とを示すシステム図である。本明細書に記載されるように、SOI−GDFIC受信機130は、アップリンク又はダウンリンクいずれかで動作することができる。
【0018】
図1及び
図2に示すように、SOI−GDFICは、無線システムに適用することができ、ここで、複数のユーザが同一の時間および周波数のリソースに単一の基地局に同時に情報を送信する。このアクセス機構は、SDMAと称することができる。直交周波数分割多元接続(OFDM:より一般的なマルチキャリア変調技術の変形であり、これは、3GPP LTE(ダウンリンク)及びIEEE802.16e規格(ダウンリンクだけでなく、アップリンク))で使用されるアクセス技術である)を有する無線システムのために、時間リソースは、OFDMシンボルに対応し、周波数リソースはサブキャリアに対応するする。LTEアップリンクのために、複数の変調シンボルは、OFDM変調の前に送信機において前置符号化される離散フーリエ変換(DFT)である。いくつかの実装例において、MIMO固有の前置符号化は、ダウンリンクLTEとともにアップリンクに適用することができる。これらのシステムのための特定のOFDMシンボルにあるサブキャリアはまたリソースエレメント(RE)と呼ぶことができる。
【0019】
図4は、SOI−GDFIC受信機130を有する例示的な実施形態にかかる基地局120のシステム図である。まず最初に、以下では、各UE105は、送信のために単一のアンテナ110を有していることを前提としており(例えば、
図1に示す構成で)、SOI−GDFICは、ダウンリンク(例えば、
図3に示す構成)において、また他の構成において、複数のアンテナ110(例えば、
図2に示す構成)を有するUE105で動作することができる。同時送信ユーザ数をKとすると、ユーザkの変調シンボルベクトルは次式で表される。
【0021】
ここで、Tは転置演算子であり、Nは複数の変調シンボルの数であり、M個の受信アンテナを有する基地局120における受信信号は次式で表される。
【0023】
ここで、シンボルインデックス(又はREインデックス)nに対して、
【数9】
はすべてのUE105から基地局120への行列値複素チャネル利得(例えば、チャネル特性)であり、v(n)は基地局120に見られる加法性雑音であり、
【数10】
はすべてのUE105からの複素変調ベクトルである。一例のSOI−GDFIC受信機130は、すべてのユーザの結合(ジョイント)変調シンボルベクトルX(n)(n=1,2,・・・,N)を回復再生することを試みる。
【0024】
図4の例示的な実装例において、受信信号y(n)は前置プロセッサ405で前置処理を受けることができる。前置処理は、例えば、低雑音増幅(LNA)、低域周波数変換、受信機フィルタリング、同相及び直交(I及びQ)復調、サイクリックプレフィックス(CP)除去、高速フーリエ変換(FFT)、アンテナデマッピング、リソースデマッピングなどを含む。また、他の前置処理も可能である。
【0025】
図4の例示的な実装例において、チャネル行列H(n)の推定値は、チャネル推定器ブロック410を用いて得ることができる。チャネル推定は、各UE105が基地局120に送信する既知の複数のシンボル(パイロットシンボル)を有することにより、H(n)の推定値を取得する基地局120を容易にすることで得られる。LTEアップリンクのために、復調基準シンボル(DMRS)は、アップリンクデータ及び制御チャネルのための未知の無線チャネル利得を推定するために用いられる。アップリンクおよびダウンリンクの対称性(すなわち、アップリンク方向でUE105から基地局120へのチャネル利得はダウンリンク方向での基地局120からUEへのチャネル利得と同一である)を活用する時間領域二重化システムにおいて、UE105は、ダウンリンク伝送の間にチャネルを推定することができ、UE105は、基地局120に戻ってこの推定値を供給することができ、この推定値は上り受信のために後で使用される。チャネル推定は、他の方法により得ることができる。H(n)の推定値をG(n)と表記する。
【0026】
図4の例示的な実装例において、複素次元当たりの雑音分散の推定値
【数11】
は、雑音推定器415によって推定することができる。
【数12】
の知識がない場合、適切な正の数λを使用することができる。λの値は例えば、いずれかのリンク−レベルシミュレーション、又はシステム−レベルシミュレーションから導出することができる。
【0027】
SOI−GDFIC受信機130は、受信信号ベクトルy(n)、チャネル推定値G(n)、複素次元当たりの雑音分散の推定値
【数13】
、および結合された反復ごとに検出されるシンボル数K
preを供給することができ、ここで、K
preは1とKの間であり、すなわち、1≦K
pre≦Kである。受信信号ベクトルy(n)、チャネル推定値G(N)、及び雑音分散の推定値
【数14】
を用いて、SOI−GDFIC受信機130は
【数15】
で表されるX(n)の推定値の入力列を反復で回復再生できる。簡単化するために、シンボルインデックス(REインデックス)nは以下でドロップされる。
【0028】
図5は、
【数16】
を推定する反復SOI−GDFIC処理を示す機能ブロック
図500である。SOI−GDFIC受信機130は、505
1において次式を用いて変調ベクトルXの初期推定値を取得することができる。
【0030】
ここで、slicerは、それに供給される複素数値ベクトルの各エントリ(入力値又は入力列)に独立して動作するデマッピング関数であり、I
KはK×Kの単位行列である。
【0031】
推定値
【数18】
を評価することができ、
【数19】
のK
pre個のシンボル(例えば、エントリー(入力列))を510
1で選択することができる。この選択は、例えば、最小の誤差を結果として得られる複数のシンボルのような基準に基づくことができる。例えば、残差信号ベクトルは次式として形成することができる。
【0033】
誤差信号ベクトルは、E=G
HERMRとして形成することができる。誤差信号ベクトルEを使用して、
【数21】
におけるK
pre個の最小誤差シンボルを選択することができる。選択されたシンボルのインデックスはi
selectedで示すことができる。選択された複数のシンボルは、
【数22】
(例えば、
【数23】
)における対応するエントリー(入力列)として保存し記憶することができる。
【0034】
選択されたシンボルは515
1で再符号化され、受信信号yから減算又はキャンセルされることができる。選択されたシンボルは次式を計算することによって、再符号化することができる。
【数24】
【0035】
次いで、変換された受信信号yは505
2で、選択されたシンボルからの干渉が存在しない場合にXを推定するために使用することができる。プロセスは、すべてのシンボルが選択されるまで、もしくは別の停止基準に達するまで(例えば、505
i,510
i,及び515
iを介して)反復することができる。また他の停止基準を含むことができ、例えば、反復数、推定されたシンボルにおける誤差のレベルがしきい値を超えることなどを含む。
【0036】
以下はSOI−SDOIC受信機130の例示的な実施のためのアルゴリズムである。
1.初期化フェーズ
a)次式に従って変調ベクトルXの初期推定値を得る。
【数25】
【0037】
b)次式の残差信号ベクトルを形成する。
【数26】
【0038】
c)次式の誤差信号ベクトルを形成する。
E=G
HERMR
d)次式のインデックスのセットを取得する。
【0040】
ここで、「argsort」関数はソートされた要素のインデックスを生成し、E(n)はベクトルEのn番目の要素であり、setdiff(A、B)はセットAとBとの間の差集合である。
【0041】
e)正しい複数のシンボルを最終的な解空間上に格納する。
【0043】
2.length(OverallIndicesToCancel)<Kの間において次の一連のステップを実行する。
a)次式の正しい複数のシンボルを帰還する。
【0045】
b)残りのインデックスのシンボル推定値を取得する。
【0047】
前記では、A(:,Idx)はAのすべての行を選択することを示すが、Idxによってインデックスされる(索引される)Aの複数の列を示す。
c)前記残差信号ベクトル、誤差信号ベクトル、及びインデックスを計算して次の反復でキャンセルする。
残留信号ベクトル:
【数31】
誤差信号ベクトル:E=G
HERMR
次の反復のためにキャンセルするためのインデックス:
【数32】
【0048】
もしK
preが長さ(abs|E|)以下である場合には、次式を設定する。
【0050】
もしIndicesToCancelが空の場合には一時的に中断し、そうでなければ次式を実行する。
【0052】
3.推定されたシンボルシーケンスは次式で表される。
【0054】
SOI−GDFIC受信機は、例えばMMSE受信機、ゼロフォーシング受信機、DFE受信機、結合最尤(JML)受信機などの他の受信機の代替として動作することができる。例えば、JML受信機に対して、v(n)に対する無相関ガウス雑音の仮定のもとでは、最適な検出器は、二乗されたユークリッド平方距離
【数36】
を最小化するすべての可能なシーケンスからのシーケンスU=[u
1,u
2,・・・,u
K]に対して検索する非線形受信機である。それにより検索するためのシーケンスの全体の数は積
【数37】
であり、ここで、M
kはユーザkに対するコンステレーション(信号配置)サイズである。この検索空間は、ユーザの数が増大するにつれて、また、コンステレーション(信号配置)サイズが大きくなるにつれて指数関数的に無制限になる。
【0055】
線形最小二乗平均誤差(LMMSE)受信機は、y(n)に
G
HERM(n)G(n)+R
v(n)
−1G
HERM(n)
を前置乗算することで、X(n)を回復再生し、ここで、R_v(n)は、受信機には既知である雑音v(n)の共分散行列である。G(n)=H(n)の場合であっても(すなわち、完全なチャネル推定を有する場合であっても)雑音の不在下で、X(n)はいくつかのバイアスで回復させることができ、信号バイアスと復元誤差分散の間にトレードオフが存在する。LMMSE受信機は雑音及び干渉の二次統計の知識を必要とし、復号された伝送あたりの達成可能な最大ダイバーシティ次数は1である(すなわち、平均誤差レートは、平均化された受信SNRに対して逆比例で線形的に減少する。)。
【0056】
別の方法は線形ゼロフォーシング(ZF)受信機であり、当該受信機は、y(n)に
(G
HERM(n)G(n))
−1G
HERM(n)
を前置乗算することでX(n)を回復する。ここで、Hermは複素数値の行列に適用されるエルミート演算子(又は共役および転置演算子)である。G(n)=H(n)(すなわち、完全なチャネル推定を含む)ときであって、雑音の不在下で、X(n)は完全に復元されるであろう。しかし、雑音の存在下で、ZF受信機は雑音を増幅することで、出力SINR(信号対干渉雑音比)を低下させる。雑音の存在下での不完全なチャネル推定は出力SINRの低下に加えて、ユーザ間干渉をもたらす。さらに、あるZF受信機において、復号化される伝送毎の達成可能な最大ダイバーシティ次数は1である(すなわち、平均化された誤差レートは、平均化された受信SNRに対して逆比例で線形的に減少する。)。さらに、線形受信機の性能は、空間相関の影響を受けることができる。
【0057】
線形検出法に代わるものとして、基地局は、判定帰還等化(DFE;これはまた、逐次干渉キャンセル(SIC)とも呼ばれる)又はJMLのような非線形検出を行うことができる。DFEは、反復的な方法で、与えられたユーザの決定を行い、他のユーザの検出に進む前に、受信信号からこの与えられたユーザの再生された信号寄与をキャンセルする。K個のユーザの場合には、あるDFEがすべてのユーザのためのシンボル推定値を生成するために必要な反復回数は少なくともKである。あるDFEは、後の段階での検出における誤差伝搬を回避するためには、最初の段階での信号の正確な検出を必要とする。そうでない場合は、誤差伝搬はDFE受信機の性能に影響を与える。均等に可能性の高い伝送確率を有するJML検出器は、誤差の確率を最小限に抑えることができる。JML検出器は、無線チャネルによって提供される完全なダイバーシティを保持している。基地局でのK個の同時送信およびK個のアンテナの場合には、JMLのダイバーシティ次数はKである(すなわち、平均化された誤差レートは、平均化された受信SNRの逆のKのべき乗で減少する)。しかしながら、JML受信機の複雑度は高い。例えば、もし各ユーザのコンステレーションサイズがMである場合、このときJML受信機の複雑度はM
Kとなり、これは同時送信の数に対して指数関数的に増大する。
【0058】
SOI−GDFIC方式は、多くの構成で実現することができる。例えば、アップリンク又はダウンリンクにおいて、基地局及び/又はUEにおいて、単一又は複数の入力装置において実現できる。別の例として、
図6は、結合されたセクタ間のダウンリンク伝送を有する通信システムを示す図である。基地局が結合して協働することにより、ダウンリンク信号伝送のコンテキストにおいて、複数のセル−セクタの特定数は、それらの送信アンテナともにプールすることができ、複数のダウンリンクストリームを送信することができる。
図6に示すように、LTEにおける指定された基地局又は進化型ノードB(eノードB)は、3個のセル−セクタを持つことができる。各セル−セクタは、そのサービスエリア内のユーザにサービスを提供するために、最大8個の送信アンテナを持つことができる。これらの3つのセル−セクタ間の送信アンテナをプールすることで、eNodeBは効果的に、24個の分散ダウンリンクの(又は仮想)送信アンテナを形成することができ、潜在的に多くの24個のダウンリンクストリームを送信することができる。3個のセル−セクタの代わりに、eNodeBは6個のセル−セクタを有する場合、eNodeBは、これらの48の仮想送信アンテナを有して48個のダウンリンクストリームを送信し、ダウンリンクのセルスループットを向上させることができる。
【0059】
本明細書に記載の要旨は、多くの利点を提供する。例えば、SOI−GDFIC受信機は、K
3の複雑度の初期行列反転を必要とし、後段における行列反転はKで単調減少する複雑度を持つことができ、このことは、例えばZF受信機、MMSE受信機、JML受信機などの高い複雑度の受信機とは対照的である。そして、シンボル当たりの検出の複雑度はK
2のオーダーとすることができる。干渉のキャンセルのために使用したシンボル推定値は、判定帰還誤差ベクトルのまばらな性質を利用することによって得ることができ、SOI−GDFIC受信機の性能はJMLの性能に近づくことができ、この場合においてより少ない計算資源を必要としている。
【0060】
さらに、SOI−GDFIC受信機は、干渉や雑音の統計情報を必要とせず、このことは、雑音及び干渉の二次統計の知識を必要とする。線形MMSE受信機とは対照的である。
【0061】
さらに、SOI−GDFIC受信アルゴリズムは、複数の送信機アンテナと複数の受信機アンテナを用いて同時送信するポイントツーポイントセルラーシステムの複数のアップリンク又はダウンリンクにも適用可能である。例えば、SOI−GDFICアルゴリズムは、例えば、複数のユーザが複数の送受信アンテナを複数のストリームを使用して同時送信するSDMAシステム、並びに、複数のセル−セクタで共有される複数の送信アンテナを有する座標マルチポイント伝送などの、種々のシナリオに適用することができる。これらの複数のセル−セクタは同一の場所に配置する必要はなく、これらのセル−セクタはセルラーネットワークに配信することができる。
【0062】
いくつかの実装例において、本願要旨は、
図7に図示されたシステム700内に実装されるように構成することができる。システム700は、1つ以上のプロセッサ710と、メモリ720と、記憶装置730と、入力/出力デバイス740とを含むことができる。構成要素710、720、730及び740のそれぞれは、システムバス750を使用して相互接続することができる。プロセッサ710は、システム700内で実行するための命令を処理するように構成することができる。いくつかの実装例において、プロセッサ710は、シングルスレッドのプロセッサであってもよい。代替の実装例では、プロセッサ710は、マルチスレッドプロセッサであることができる。プロセッサ710はさらに、メモリ720又は記憶装置730に格納され、入力/出力デバイス740を介して情報を受信し又は送信することを含む複数の命令を処理するように構成することができる。メモリ720は、システム700内の情報を格納することができる。いくつかの実装例において、メモリ720は、コンピュータ可読媒体であってもよいである。代替の実装例では、メモリ720は、揮発性メモリ装置であることができる。まだいくつかの実装例において、メモリ720は、不揮発性メモリユニットであることができる。記憶装置730は、システム700のための大容量記憶装置を提供することが可能であることができる。いくつかの実装例において、記憶装置730は、コンピュータ可読媒体であってもよい。代替の実装例では、記憶装置730は、フロッピーディスク装置、ハードディスク装置、光ディスク装置、磁気テープ装置、非揮発性ソリッドステートメモリ、もしくは記憶装置の任意の他のタイプとすることができる。入力/出力デバイス740は、システム700の入力/出力動作を提供するように構成することができる。いくつかの実装例において、入力/出力デバイス740はキーボード及び/又はポインティングデバイスを含むことができる。代替の実装例では、入力/出力デバイス740は、グラフィカルユーザインタフェースを表示する表示部を含むことができる。
【0063】
本明細書で開示されるシステム及び方法は、例えばデータベースを含むコンピュータなどのデータプロセッサ、デジタル電子回路、ファームウェア、ソフトウェア、又はそれらの組み合わせでを含み、様々な形で実施することができる。また、本願開示の前記の特徴及び他の態様及び原理の実装例は様々な環境で実施することができる。このような環境及び関連するアプリケーションは、開示された実施態様に従った様々な処理及び動作を実行するために特別に構築することができ、もしくはそれらは、選択的に活性化された又は必要な機能を提供するために、コードによって再構成される、汎用コンピュータ又はコンピューティングプラットフォームを含むことができる。本明細書に開示されたプロセスは、本質的に、いかなる特定のコンピュータ、ネットワーク、アーキテクチャ、環境、又は他の装置に関連せず、そして、ハードウェア、ソフトウェア、及び/又はファームウェアの適切な組み合わせによって実現することができる。例えば、開示された実装の教示に従って書かれたプログラムに従って様々な汎用マシンを使用することができ、もしくは、必要な方法及び技術を実行するための特殊な装置やシステムを構築する方が便利である場合がある。
【0064】
本明細書で開示されるシステム及び方法は、コンピュータプログラム製品として実装することができ、すなわち、例えば、プログラマブルプロセッサ、コンピュータ、又は複数のコンピュータなどの、データプロセッサの動作を制御する、例えば機械可読記憶装置又は伝搬信号において、もしくはそれに実行のために有形の情報担体又は媒体で具体化又は具現化されたコンピュータプログラムで実装することができる。コンピュータプログラムは、コンパイル又はインタプリタ言語を含むプログラミング言語の任意の形式で書くことができる。
それは任意の形態で展開することができ、例えばスタンドアロンプログラムとして、又はモジュール、コンポーネント、サブルーチン、又はコンピューティング環境での使用に適した他のユニットを含む。コンピュータプログラムは、1つのコンピュータ又は複数のコンピュータ上で実行され、1サイトで、又は複数のサイトに分散し、通信ネットワークによって相互接続されて展開することができる。
【0065】
本明細書で使用される場合、「ユーザ」という用語は、個人又はコンピュータを含む任意のエンティティ(入力者)を指すことができる。
【0066】
例えば第1、第2等の序数はいくつかの状況において順序に関係しているが、この明細書で使用されるような序数は、必ずしも順序を意味するものではない。例えば、序数を単にから別のアイテムを識別するために使用することができる。例えば、第2のイベントを第1のイベントと区別するために使用することができるが、任意の時系列の順序又は一定の基準システムを意味する必要はない(例えば明細書の1つの段落における第1のイベントは、明細書の別の段落の第1のイベントは異なる場合がある)。
【0067】
前記の説明は例示することを意図しているが、本願発明の範囲を限定するものではない。これは、添付の特許請求の範囲によって定義され、他の実装例は、以下の特許請求の範囲内である。
【0068】
プログラム、ソフトウェア、ソフトウェアアプリケーション、アプリケーション、コンポーネント、又はコードにまた言及することができるこれらのコンピュータプログラムは、プログラマブルプロセッサ用の機械命令を含み、ハイレベルの手続き型又はオブジェクト指向プログラミング言語で実装することができ、及び/又はアセンブリ/機械語で実装することができる。本明細書で使用される、用語「機械可読媒体」は、任意のコンピュータプログラム製品、装置及び/又はデバイスを指し、例えば、磁気ディスク、光ディスク、メモリ、プログラマブルロジックデバイス(PLD)であり、プログラマブルプロセッサに機械命令及び/又はデータを提供するために使用され、機械可読信号として機械語命令を受信する機械可読媒体を含む。用語「機械可読信号」は、プログラマブルプロセッサに機械命令及び/又はデータを提供するために使用される任意の信号を指す。機械可読媒体は、非一時固体メモリや磁気ハードドライブ、又は同等の記憶媒体と同様であり、非一時的に、このようなマシン命令を格納することができる。機械可読媒体は、代替的又は追加的に、過渡的な形式で、このようなマシン命令を格納することができ、例えば、1つ又は複数の物理プロセッサコアに関連付けられたプロセッサのキャッシュ又は他のランダムアクセスメモリと同様である。
【0069】
ユーザとの対話を提供するために、本明細書に記載の要旨は、表示装置を有するコンピュータ上で実現することができ、例えば、ユーザに情報を表示する陰極線管(CRT)又は液晶ディスプレイ(LCD)モニターと、キーボードおよび、マウス又はトラックボールなどのポインティングデバイスを備え、これにより、ユーザがコンピュータに入力を提供することができる。他の種類の装置もユーザとの対話を提供するために使用することができる。例えば、ユーザに提供される帰還(フィードバック)は、例えば視覚帰還、聴覚帰還、又は触覚帰還などの感覚帰還の任意の形式とすることができる。ユーザからの入力は、音響、音声、又は触覚入力を含む任意の形式で受信することができるが、これに限定されるものではない。
【0070】
本明細書に記載の要旨は、1つ又は複数のデータサーバの例としてバックエンドコンポーネントを含むコンピューティングシステムで実施することができ、もしくは、例えば1つ以上のアプリケーションサーバのようなミドルウェアコンポーネントを含み、もしくは例えば、1つ又は複数のクライアントコンピュータのためのフロントエンドコンポーネントを含むグラフィカルユーザインタフェース又はウェブブラウザを有し、これを通じてユーザが本明細書に記載の要旨の実装と対話することができ、又はそのようなバックエンド、ミドルウェア、又はフロントエンドコンポーネントの任意の組み合わせを備え、システムのコンポーネントは、例えば通信ネットワークのためのデジタルデータ通信の任意の形式又は媒体によって相互接続することができる。通信ネットワークの例としては、ローカルエリアネットワーク(「LAN」)、広域ネットワーク(「WAN」)、及びインターネットなどのこれらに限定されない。
【0071】
コンピューティングシステムは、クライアント及びサーバを含むことができる。クライアントとサーバは一般的には互いに離れ、典型的には、通信ネットワークを介して対話して通信する。クライアントとサーバの関係は、それぞれのコンピュータ上で動作し、互いにクライアント−サーバ関係を有するコンピュータプログラムによって発生する。
【0072】
前述の詳細説明に記載の実施例は、本明細書中に記載の要旨と一致し、すべての実装例又は実施例を表すものではない。その代わりに、それらは単に説明の要旨に関連する側面と一致して、いくつかの例を例示するものである。いくつかの変形例が前記詳細説明してきたが、他の変更や追加が可能である。特に、さらなる特徴及び/又は変形は、本明細書に記載されたものに加えて提供することができる。例えば、前記の実装例又は実施例は、様々な組み合わせ及び開示された特徴のサブコンビネーション、及び/又はそれらの組み合わせと、前記開示されたいくつかのさらなる特徴のサブコンビネーションに向けることができる。さらに、ロジックフローは添付の図面に図示され、及び/又は本明細書に記載され、これらは必ずしも示す特定の順序、又は順番を必要とせずに望ましい結果を達成する。他の実装例又は実施例は以下の特許請求の範囲の範囲内であることができる。