(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】本発明によるアセンブリの斜視図であり、頭部においてケーブル結び部が適所に配置されたマウント部材およびクリップ部材を示している。
【
図3】
図1および
図2に示されるアセンブリの他の斜視図である。
【
図4】
図1〜3に示されるアセンブリとともに使用するためのクリップ部材の斜視図である。
【
図5】
図4に示されるクリップ部材の正面図である。
【
図6】
図4に示されるクリップ部材の側面図である。
【
図7】
図2に示される取付アセンブリの線7−7に沿った断面図である。
【
図8】
図7の取付アセンブリと類似の図であるが、クリップ部材がマウント部材から取り外されている状態を示している。
【
図9】
図7および
図8の取付アセンブリと類似の図であるが、クリップ部材がマウント部材のスタッド部に設置されている状態を示している。
【
図10】
図7〜9の取付アセンブリと類似の図であるが、クリップ部材とマウント部材とが、使用準備ができたアセンブリと接合された状態を示している。
【
図11】
図10の取付アセンブリと類似の図であるが、アセンブリが使用のために凹穴内に位置決めされている状態を示している。
【
図12】
図11の取付アセンブリと類似の図であるが、アセンブリが凹穴内に位置決めされ、使用準備ができた状態を示している。
【
図13】
図12の取付アセンブリと類似の図であるが、アセンブリが凹穴から取り除かれている状態を示している。
【
図14】本発明による他のアセンブリの斜視図であり、クリップ部材と、代替的なマウント要素と、を示している。
【
図15】本発明による他のアセンブリの斜視図であり、頭部においてケーブル結び部が適所に配置されたマウント部材およびクリップ部材を示している。
【
図18】
図15〜17に示されたアセンブリとともに使用するためのクリップ部材の斜視図である。
【
図21】
図16に示されたアセンブリの線21−21に沿った断面図である。
【
図22】
図21のアセンブリと類似の図であるが、クリップ部材がマウント部材から取り外されている状態を示している。
【
図23】
図21および
図22のアセンブリと類似の図であるが、クリップ部材がマウント部材に設置されている状態を示している。
【
図24】
図21〜23のアセンブリと類似の図であるが、クリップ部材とマウント部材とが接合され、アセンブリの使用準備ができた状態を示している。
【
図25】
図24のアセンブリと類似の図であるが、取付アセンブリが使用のために凹穴内に位置決めされている状態を示している。
【
図26】
図25のアセンブリと類似の図であるが、取付アセンブリが凹穴内に位置決めされ、使用準備ができた状態を示している。
【
図27】
図26のアセンブリと類似の図であるが、取付アセンブリが凹穴から取り除かれている状態を示している。
【
図28】本発明による他の取付アセンブリの分解図であり、代替のクリップ部材と、代替の頭部と、を備えている。
【
図29】本発明による他の取付アセンブリの斜視図であり、代替の頭部を有するマウント部材とともに、
図28に示されるクリップ部材を示している。
【
図30】本発明による他の取付アセンブリの斜視図であり、代替の頭部を有するマウント部材と、
図28に示されるクリップ部材と、を示している。
【
図31】取付アセンブリとともに使用するための他のクリップ部材の斜視図である。
【
図33】本発明による他の取付アセンブリの斜視図であり、代替のクリップ部材と、代替の頭部を有するマウント部材と、を示している。
【
図34】
図33に示されるアセンブリの上面図であり、スタッド部およびクリップ部材を透視で示している。
【
図38】
図34の線38−38に沿ったアセンブリの断面図であり、アセンブリが使用のために凹穴内に位置決めされている状態を示している。
【
図39A】
図38のアセンブリと類似の図であるが、アセンブリが使用のために凹穴内に位置決めされた状態を示している。
【
図39B】
図39Aのアセンブリと類似の図であるが、アセンブリが使用のために、テーパ状の側面を有する凹穴内に位置決めされた状態を示している。
【
図41A】
図40の線41A,41B−41A,41Bに沿ったアセンブリの断面図である。
【
図41B】
図40の線41A,41B−41A,41Bに沿ったアセンブリの斜視断面図である。
【
図42】
図39Bのアセンブリと類似の断面図であるが、凹穴から強く引き抜かれている取付アセンブリを示している。
【
図43】
図42に示される取付アセンブリの線43−43に沿った断面図である。
【
図45】
図42のアセンブリと類似の断面図であり、取付アセンブリを凹穴から強くさらに引き抜く様子を示している。
【
図46】凹穴から取付アセンブリを回転的に取り外す様子を示している。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本明細書の開示は、当業者が本発明を実施できるように詳細かつ正確であるが、開示される本明細書の物理的な実施形態は、他の具体的な構造で実施され得る本発明を例示しているに過ぎない。好ましい実施形態について説明されるが、この詳細は、本発明から逸脱することなく変更され得る。
【0010】
図1は、本発明による取付アセンブリ10を示している。取付アセンブリ10は、細長い結び部12と相互作用する。本発明とともに使用するための細長い結び部12は、ストラップまたは結び部後部14と、結び部頭部16と、を備えていてもよく、細長い束80(
図12参照)のまわりに巻き付けて固定するのに使用され、それによって、束80を取付アセンブリ10へ固定してもよい。これは、次いで、支持部材100(
図11〜13参照)に固定される。本デバイスとともに使用するための束80は、単一の物またはいくつかの物(例えば、ワイヤ、ケーブル、ホース、チューブ、または、他の細長い物品)からなっていてもよい。束80は、個々のワイヤもしくはケーブル、剛性もしくは可撓性を有する電線管、高温もしくは低温流体移送チューブ、または、ホースの束を備えていてもよいことが明らかであろう。また、束80は、従来のチューブ状電線管の穴内に収容されてもよい。同様に、束80は、様々なサイズを有していてもよく、デバイス10によって適合されてもよい。
【0011】
図2および
図3は、取付アセンブリ10の斜視図である。図示されるように、取付アセンブリ10は、頭部20を有するマウント部材18と、取付アセンブリ10の頭部20よりも下方に位置するスプリング部40と、頭部20およびスプリング部40から下方に向けて延在する取付部50と、を備えていてもよい。本アセンブリ10において使用するためのマウント部材18は、プラスチック、ナイロンなどからモールドされてもよい。これらの部位の各々について、次の図面に関してより詳細に説明する。
【0012】
図示するように、頭部20は、スロット22を備えていてもよい。
図1に示されるように、スロット22は、結び部12を受け入れるように構成される。スロット22は、当接部82を備えていてもよい。当接部82は、結束中に可撓性結び部の後部14がスロット22内に挿入されたときに、可撓性結び部12のための摩擦力を提供する。頭部20は、さらに、結び部12がスロット22を通ってアセンブリ10に固定された状態で、束80のための支持を提供してもよい。スプリング部40および取付部50は、頭部20から延在する。
【0013】
図2および
図3を参照すると、スプリング部40は、概して、可撓性ディスクすなわちダイヤフラムスプリング42を備えている。図示するように、ダイヤフラムスプリング42は、好ましくは、頭部20から下方に向けて延在する。ダイヤフラムスプリング42は、頭部20のところの第1の端部44から第2の端部46まで下方および外側に向けてテーパ状に形成されている。ダイヤフラムスプリング42は、円形または円錐形であるものとして図示されている。ただし、その形状および構造は、スプリング部40のための必要な抵抗を提供する任意の構成であってもよい。例えば、ダイヤフラムスプリング42は、任意の数の側面を有するピラミッド形状からなっていてもよい。このピラミッド形状は、隣接する側面に接続される複数の側面の各々を有していてもよいし、有していなくてもよい。
【0014】
図7〜10を参照すると、取付部50は、スプリング部40に隣接する基端54Aと、基端54Aと反対側に位置する先端54Bと、を有するスタッド部52を主に備えているものとして理解され得る。スタッド部52は、頭部20から下方に向けて延在する。スタッド部52は、スプリング部40から下方に向けて延在していると捉えることもできる。しかしながら、スプリング部40は、それがスタッド部52の基端54Aを取り囲むとともに、スタッド部52がスプリング部40またはダイヤフラムスプリング42から実質的に独立するように構成されてもよい。いずれの構成も本発明を限定するものとして捉えられるべきではなく、両方とも本発明の範囲内にある。
【0015】
図2〜7を参照すると、スタッド部52は、スタッド部52の長さ方向寸法と実質的に同じように延在する中央部56を備えている。中央部56は、クリップ部材30と結合係合するように構成される。説明されるアセンブリ10とともに使用するためのクリップ部材30は、引き抜き力に耐えるのに十分な剛性を有する任意の金属から製造されてもよい。
図4〜6の図示から分かるように、取付アセンブリ10ともに使用するためのクリップ部材30は、一対の延在アーム34を有する弓状部32を備えている。アーム34は、好ましくは、スタッド部52上の適所に配置されるときに、角度付けられて、中央部56から離れる方向に延在する(
図7参照)。クリップ部材30は、さらに、少なくとも1つの取付ウィンドウ36を備えていてもよい。ウィンドウ36は、スタッド部52上に位置する斜面58と係合し、それによって、クリップ部材30をスタッド部52に固定するように構成される。さらに、
図6で分かるように、クリップ部材30のアーム34は、それぞれ、先端38を備えていてもよい。図示されるように、先端38は、後述するように、支持部材100と係合するために角度付けられていてもよい。
【0016】
図8〜10は、クリップ部材30をマウント部材のスタッド部52に取り付ける方法を示している。図示されるように、スタッド部52は、斜面58が摺動してクリップ部材30のウィンドウ36内に入るまで矢印Aの方向に移動される。斜面58がウィンドウ36内で係合されると、
図10で分かるように、クリップ部材30は、スタッド部52に固定され、マウント部材からの分離に抗う。
【0017】
図11〜13は、
図1〜10に示されるアセンブリ10を使用する方法を示している。図示されるように、アセンブリ10は、矢印Bの方向に移動され、支持部材100の凹穴102内に入る。アセンブリ10がしっかりと取り付けられ、
図12に示されるようにスタッド部52が凹穴102内へ挿入されると、ダイヤフラムスプリング42は、支持面100に当接して撓むことができ、取付アセンブリ10のための密着取付構造を提供することができるような十分な面積を提供する。上述したように、ダイヤフラムスプリング42は、円形として示されているが、可撓性を有する任意の幾何学的設計または形状がダイヤフラムスプリング42として作用することができることが理解されるべきである。さらに分かるように、クリップ部材30のアーム34は、穴102の壁部104と係合して引き抜きに抗う。
図13は、アセンブリ10を穴102から引き抜く方法を示している。図示されるように、アセンブリ10が矢印Cの方向に回転されるときに、アーム34の先端38は、凹穴102の壁部104にネジ部106を形成する。アーム34の先端38は、ネジ部106上に乗り、デバイス10は、矢印Dの方向に穴102から外部へ移動する。
【0018】
図14は、アセンブリ10Aの他の実施形態を示している。図示されるように、取付アセンブリ10Aの頭部20Aは、物体支持面92を有する一体的に形成されたサドルマウント90と、支持面92よりも下方に位置するスプリング部40と、支持面92およびスプリング部40から下方に向けて延在する取付部50と、を備えていてもよい。
【0019】
図15〜27は、本発明による取付アセンブリ10Bの他の実施形態を示している。上述した実施形態と同様に、これらの図に示されるデバイス10Bは、細長い束80(
図12参照)のまわりに巻き付けて固定するのに使用するための結び部頭部16と結び部後部14とを有する細長い結び部12と相互作用し、それによって、束80を取付アセンブリ10Bに固定するように構成される。これは、次いで、支持面100(
図25〜27参照)に固定される。上述した実施形態と同様に、本デバイスとともに使用するための束80は、単一の物体またはいくつかの物体(例えば、ワイヤ、ケーブル、ホース、チューブ、または、他の細長い物)からなっていてもよい。同様に、束80は、様々なサイズを有していてもよく、また、アセンブリ10Bによって適合されてもよい。
【0020】
図16および
図17は、取付アセンブリ10Bの斜視図である。図示されるように、上述の実施形態と同様に、取付アセンブリ10Bは、頭部20Bを有するマウント部材と、取付デバイス10Bの頭部20Bよりも下方に位置するスプリング部40と、頭部20Bおよびスプリング部40から下方に向けて延在する取付部50と、を備えていてもよい。
図示されるように、頭部20Bは、結び部12を受け入れるように構成されたスロット22(
図15参照)を備えていてもよい。スロット22は、当接部82を備えていてもよい。当接部82は、結び部後部14がスロット22内に挿入されたときに可撓性結び部12のための摩擦力を提供する。頭部20Bは、さらに、結び部12がスロット22を通ってデバイス10に固定された状態で、束ねられた束80のための支持を提供してもよく、また、ねじ回し(図示せず)または他の平坦ブレード器具によって使用するための溝24を備えていてもよい。スプリング部40および取付部50は、頭部20Bから延在する。
【0021】
図16および
図17を参照すると、上述の実施形態について説明したように、スプリング部40は、概して、可撓性ディスクすなわちダイヤフラムスプリング42を備えている。ダイヤフラムスプリング42は、好ましくは、頭部20Aから下方に向けて延在するとともに、頭部20Bのところに位置する第1の端部44から下方および外側に向けて第2の端部46まで延在する。上述した実施形態と同様に、
図15〜27について示されるダイヤフラムスプリング42は、円形または円錐形であるものとして示されるが、その形状および構造は、スプリング部40のための必要な抵抗を提供する任意の構成を有していてもよい。
【0022】
図21〜24を参照すると、取付部50は、スプリング部40に隣接する基端54Aと、基端54Aと反対側の先端54Bと、を有するスタッド部52Aを主に備えるものとして理解できる。スタッド部52Aは、頭部20Bから下方に向けて延在する。スタッド部52Aは、スプリング部40から下方に向けて延在するものとして捉えることもできる。しかしながら、スプリング部40は、それがスタッド部52Aの基端54Aを取り囲み、スタッド部52Aがスプリング部40またはダイヤフラムスプリング42から実質的に独立するように構成されてもよい。いずれの構成も本発明を限定するものとして捉えられるべきではない。
【0023】
図16〜21を参照すると、スタッド部52Aは、スタッド部52Aの長さ方向寸法と実質的に同様に延在する中央部56Aを備えている。中央部56Aは、クリップ部材30Aとの結合係合するように構成される。
図18〜20の図示で分かるように、取付アセンブリ10Bとともに使用するためのクリップ部材30Aは、一対の延在アーム34Aを有する弓状部32Aを備えている。特に
図18および
図19で分かるように、アーム34Aは、それぞれ、返し部98を備えていてもよい。返し部98は、スタッド部52Aに位置する切欠部60と係合し、それによって、クリップ部材30Aをスタッド部52Aに固定するように構成される。また、アーム34Aは、
図20で分かるように、角度付けられた先端38Aを備えていてもよい。角度付けられた先端38は、支持部材100との係合を補助する。
【0024】
図22〜24の図示は、クリップ部材30Aをマウント部材のスタッド部52Aに取り付ける方法を示している。図示されるように、スタッド部52Aは、返し部98が摺動してマウント部材のスタッド部52Aの切欠部60内に入るまで矢印Aの方向に移動される。返し部98が切欠部60に着座されると、
図24で分かるように、クリップ部材30Aは、マウント部材のスタッド52Aに固定され、そこからの分離に抗う。
【0025】
図25〜27は、
図15〜24に示されるアセンブリ10Bの使用方法を示している。図示されるように、アセンブリ10Bは、矢印Bの方向に移動され、支持部材100の凹穴102内に入る。
図26に示されるようにアセンブリ10Bがしっかりと取り付けられると、スタッド部52Aが凹穴102内に挿入されたときに、ダイヤフラムスプリング42は、支持面100に当接して撓むことができ、取付アセンブリ10Bのための密着取付構造を提供することができるような十分な面積を提供する。上述したように、ダイヤフラムスプリング42は、円形であるものとして示されているが、任意の可撓性を有する幾何学的設計または形状がダイヤフラムスプリング42として作用することができることが理解されるべきである。さらに、クリップ部材30Aのアーム34Aの先端38Aは、穴102の壁部104と係合して、引き抜きに抗う。
図27に示されるように、アセンブリ10Bは、凹穴102内で使用されてもよい。
図27は、穴102からアセンブリ10Bを引き抜く方法を示している。図示されるように、また、上述の実施形態と同様に、デバイス10Bが矢印Cの方向に回転されるときに、アーム34Aの先端38Aは、凹穴102の壁部104にネジ部106を形成する。アーム34Aの先端38Aは、ネジ部106上に乗り、デバイス10Bは、矢印Dの方向に穴102から外部へ移動する。
【0026】
図28は、本発明による他の取付アセンブリ10Cの分解図であり、代替のクリップ部材30Bと、マウント部材の代替の頭部20Cと、を示している。図示されるように、頭部20Cは、使用中に操作を容易にするための、少なくとも1つの横方向に延在するウィング部材94を備えている。上述した実施形態と同様に、
図28に示されるアセンブリ10Cは、細長い束80(
図12参照)のまわりに巻き付けて固定するのに使用するための細長い結び部12と相互作用し、それによって、束80を取付アセンブリ10Cに固定するように構成される。これは、次いで、支持面100(例えば、
図25〜27参照)に固定される。さらに、取付アセンブリ10Cは、マウント部材の頭部20Cよりも下方に位置するスプリング部40と、頭部20Cおよびスプリング部40から下方に向けて延在するスタッド部52と、を備えていてもよい。上述した実施形態と同様に、頭部20Cは、結び部12を受け入れるように構成されたスロット22を備えていてもよい(
図15参照)。中央部56を有するスタッド部52は、クリップ部材30Bと結合係合するように構成される。この図のクリップ部材30Bは、一対の延在アーム34Bを有する弓状部32を備えている。一対の延在アーム34Bは、好ましくは、角度付けられて、中央部56から離れる方向に延在し、また、丸い先端38Bを備えている。
図1〜13に示される実施形態と同様に、この図のクリップ部材30Bは、さらに、スタッド部52に位置する斜面58と係合し、それによって、クリップ部材30をマウント部材のスタッド部52に固定するように構成された少なくとも1つの取付ウィンドウ36を備えていてもよい。
【0027】
図29は、本発明による他の取付アセンブリ10Dの斜視図であり、
図28に示されるクリップ部材30Bを示しているが、代替の頭部20Dを備えている。図示されるように、頭部20Dは、六角形の形状を有していてもよく、また、六角レンチ(図示せず)または他の器具を受け入れるために六角凹部96を備えていてもよい。
【0028】
図30は、本発明による他の取付アセンブリ10Eの斜視図であり、
図28および
図29に示されるクリップ部材30Bを示しているが、代替の頭部20Eを備えている。図示されるように、頭部20Dは、六角形の形状を有していてもよく、また、ソケット(図示せず)または他の器具を受け入れるために正方形凹部96Aをさらに備えていてもよい。
【0029】
図31および
図32は、取付アセンブリ10,10A,10C,10D,10Eまたは斜面58を有する中央部56を備えるスタッド部52を備える他の取付デバイスとともに使用するための他のクリップ部材30Cを示している。斜面58は、クリップ部材30Cのウィンドウ36と係合するように構成される。図示されるように、これらの図におけるクリップ部材30Cは、一対の延在アーム34Cを有する弓状部32を備えている。延在アーム34Cは、好ましくは、角度付けられて、中央部56から離れる方向に延在する。アーム34Cは、それぞれ、湾曲した先端38Cを備えている。上述した実施形態と同様に、クリップ部材30Cは、さらに、スタッド部52の斜面58と係合し、それによって、クリップ部材30Cをスタッド部52に固定するように構成された少なくとも1つの取付ウィンドウ36を備えていてもよい。
図32で分かるように、アーム34Cの先端38Cは、支持部材100と係合するため、また、取り外すときに自身がネジになるために、角度付けられた輪郭を備えている。
【0030】
図33〜46の図示は、本発明による取付アセンブリ10Fの他の実施形態を示している。上述した実施形態と同様に、これらの図示の取付アセンブリ10Fは、角度付けられ、細長い束80(
図39Aに透視で示されている)を巻いて固定するために細長い結び部12と相互作用するように構成される。取付アセンブリ10Fは、凹穴102を有する支持部材100に固定されてもよい(
図38〜44参照)。上述した実施形態と同様に、取付アセンブリ10Fとともに使用するための束80は、単一の物体またはいくつかの物体(例えば、ワイヤ、ケーブル、ホース、チューブ、または、他の細長い物)からなっていてもよいことが理解されるべきである。さらに、束80は、個々のワイヤもしくはケーブル、剛性もしくは可撓性を有する電線管、高温もしくは低温流体移送チューブ、または、ホースの束を備えていてもよい。また、束80は、従来のチューブ状電線管の穴内に収容されてもよい。同様に、束80は、様々なサイズを有していてもよく、アセンブリ10Fによって適合されてもよい。
【0031】
図33は、取付アセンブリ10Fの斜視図である。図示されるように、取付アセンブリ10Fは、マウント部材18とクリップ部材30Fとを備えていてもよい。マウント部材18は、頭部20Fと、頭部20Fから下方に向けて延在する取付部50と、を備えている。図示されるように、頭部20Fは、好ましくは、上述したように、また、
図39Aに示されるように、結び部12を受け入れるように構成されたスロット22を備えている。さらに図示されるように、頭部20Fは、結び部12がスロット22を通って固定された状態で束80を支持するように構成された上面26と、周方向に延在するフランジ28と、を備えていてもよい。頭部20Fは、
図34で最もよく分かるように略六角形の形状を有していてもよいが、頭部20Fに他の形状特性を付与することも本発明の範囲内である。頭部20Fは、必要に応じて、スプリング部40(これらの図では図示せず)を備えている。
【0032】
特に
図35を参照すると、マウント部材18の取付部50は、頭部20Fに隣接する基端54Aと、基端54Aと反対側の先端54Bと、を有するスタッド部52を主に備えているものとして理解できる。スタッド部52は、頭部20Fから下方に向けて延在する。スタッド部52は、フランジ28から下方に向けて延在すると捉えることもできる。ただし、フランジ28は、それがスタッド部52の基端54Aを取り囲み、スタッド部52がフランジ28から実質的に独立するように構成されてもよい。いずれかの構成が本発明を限定するものとして捉えられるべきではなく、両方が本発明の範囲内にある。
図35をさらに参照すると、スタッド部52は、スタッド部52の長さ方向寸法と同じように延在する中央部56を備えている。中央部56は、好ましくは、後述するように、クリップ部材30Fと結合係合するように構成されたマウント開口62を備えている。
【0033】
取付アセンブリ10Fとともに使用するためのクリップ部材30Fは、特に
図36および
図37の図示において理解できる。図示されるように、クリップ部材30Fは、一対の延在アーム34Fを有する弓状部32を備えている。アーム34Fは、好ましくは、スタッド部52上の適所に配置されるときに、角度付けられ、中央部56から離れる方向に延在する(
図33参照)。クリップ部材30Fは、さらに、内向きに角度付けられた係止タブ64を有する少なくとも1つの取付ウィンドウ36Fを備えていてもよい。ウィンドウ36Fおよび係止タブ64は、スタッド部52に位置するマウント開口62と係合し、それによって、クリップ部材30Fをスタッド部52に固定し、使用中に部品30F,52が分離することに抗うように構成される。
図36および
図37でさらに分かるように、クリップ部材30Fの各アーム34Fは、分岐した先端38Fを備えている。図示されるように、各先端38Fは、進入歯66と制限ショルダ68とを備えている。進入歯66は、支持部材100と係合するために角度付けられていてもよく、一方、制限ショルダ68は、後述するように、相対的に直立した位置に傾けられている。
【0034】
図38〜45は、
図33〜37に示されるアセンブリ10Fを使用する方法を示している。
図38に示されるように、アセンブリ10Fは、矢印Bの方向に移動され、支持部材100の凹穴102内に入る。
図39Aおよび
図39Bは、スタッド部52が凹穴102内へ挿入された状態でしっかりと取り付けられたアセンブリ10Fを示している。
図39Aに透視で示されるように、結び部12は、スロット22を貫通して束80の周りを通されてもよい。束は、頭部20Fの上面26上で支持される。さらに、
図39A〜41Bの図示は、クリップ部材30Fの各アーム34Fの進入歯66および制限ショルダ68が、穴102の壁部104と係合して、使用中の引き抜きに抗うことを示している。進入歯66は、限られた深さだけ穴102の壁部104内に埋め込まれ、それによって、所定の保持強度が提供される。
図39Bは、穴102Aが角度付けられた構成を有していることをさらに示している。
【0035】
図42〜45は、抜き出す際にアセンブリ10Fの一体性を維持しつつ、アセンブリ10Fを穴102から強く引き抜く方法を示している。
図42に示されるように、アセンブリ10Fは、矢印Eの方向に軸線方向に引っ張られ、各アーム34Fの進入歯66は、穴102の壁部104に当接した状態で外向きに変形し始め、取り外されることに抗う。
図43および
図44は、クリップ部材30F上での引き抜き動作を示している。図示されるように、制限ショルダ68も、変形している進入歯66と同様に、穴102の壁部104に接触する。継続される軸線方向の強い引き抜きが
図45に示されている。
図45は、所定の保持強度を超え、各進入歯66が穴102の壁部104内へさらに進入したときに、各進入歯66がさらに変形した状態を示している。制限ショルダ68は、進入歯66が穴102の壁部104内へさらに進入することを防止する。ピーク破壊荷重において、進入歯66は、
図45に示されるように曲がり、アセンブリ10Fが穴102から完全に引き出されることが許容される。進入歯66が穴102の壁部104内へ進入できる深さを制限するための制限ショルダ68の動作によって、アセンブリ10Fが、クリップ部材30Fがスタッド部52から分離されるリスクなしに成功的に穴102から引き出されることが許容される。
【0036】
アセンブリ10Fを穴102から引き出す他の方法は、
図46の図示で理解され得る。図示されるように、アセンブリ10Fは、各アーム34Fの進入歯66が穴102の壁部104に接触したままの状態で、矢印Fの方向に回転される。この接触によって、凹穴102の壁部104上にネジ部106が形成される。各進入歯66は、ネジ部106上に乗り、デバイス10Fは、矢印Gの方向に移動して穴102から出る。
【0037】
上述の説明は、本発明の原理の単なる例示として捉えられる。さらに、当業者には、多数の修正および変更が容易に生じるので、図示され説明された構成および動作そのものに本発明を限定することを望んでいない。好ましい実施形態について説明してきたが、その詳細は、特許請求の範囲によって定義される本発明から逸脱することなく変更され得る。