特許第6603264号(P6603264)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6603264
(24)【登録日】2019年10月18日
(45)【発行日】2019年11月6日
(54)【発明の名称】端子台
(51)【国際特許分類】
   H01R 9/00 20060101AFI20191028BHJP
【FI】
   H01R9/00 D
【請求項の数】2
【全頁数】11
(21)【出願番号】特願2017-97000(P2017-97000)
(22)【出願日】2017年5月16日
(65)【公開番号】特開2018-195415(P2018-195415A)
(43)【公開日】2018年12月6日
【審査請求日】2018年7月18日
(73)【特許権者】
【識別番号】000006895
【氏名又は名称】矢崎総業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100175536
【弁理士】
【氏名又は名称】高井 智之
(74)【代理人】
【識別番号】100075959
【弁理士】
【氏名又は名称】小林 保
(72)【発明者】
【氏名】山本 啓貴
【審査官】 山本 裕太
(56)【参考文献】
【文献】 特開2014−099287(JP,A)
【文献】 実公昭50−029108(JP,Y1)
【文献】 米国特許第03167376(US,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01R 9/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
端子載置面に載置される複数の端子の間に立設されることによって隣り合う前記端子を絶縁可能に隔離する壁であり、両側面に、該の上端面に連続して下方に傾斜されたテーパ面と、前記テーパ面の下方に連続され、前記端子に接続される接続相手端子を前記端子との接続位置に位置決めする垂直面と、が設けられた隔壁と、
前記端子載置面の前記接続相手端子を誘導する側となる端部に連接する誘導面と、
を有する端子台本体部を備え、
前記誘導面は、
前記端子載置面の前記端部から前記端子本体部の前記接続相手端子を誘導する側の端面に向けて下り傾斜状に形成されている
ことを特徴とする端子台。
【請求項2】
前記隔壁は、
前記上端面の頂点がR形状をなして両側面に形成された前記テーパ面に連続されている
ことを特徴とする請求項1に記載の端子台。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の端子が絶縁用の隔壁を間にして横並びに配置された端子台に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、端子台は複数の端子が絶縁用の隔壁を間にして横並びに配置されるようになっている。
例えば、特許文献1には、絶縁性の基台上に配置される複数の端子部が設けられとともに隣接する上記端子部間に上台から隔壁が突設する端子台において、端子部に対して基台の端からの配置順を示す端子識別番号が割り当てられ、割り当てられた端子識別番号を示す識別子が隔壁の所定の位置に設けられた端子台が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2012−33380号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載した端子台は、コネクタのハウジング内に保持された複数の電線の端末部に取り付けられた各接続相手端子を端子台の各端子に接続する場合、各接続相手端子周辺の電線部分は自由に動ける状態になっているので、コネクタを接続のために端子台に向けて移動させた際、端子が隔壁の上端面にのり上げてしまい、接続相手端子と端子との接続作業が煩雑になってしまうという問題があった。
このような問題を解消するため、隔壁を高くすることも考えられるが、端子台の高さ寸法が増大してしまう問題がある。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、隣り合う端子を絶縁可能に隔離する隔壁の高さを増大させることなく、電線の端末部に取り付けられた接続相手端子を端子台の端子に接続させる際、接続相手端子が隔壁の上端面にのり上げることを防ぐことができる端子台を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の請求項1に係る端子台は、端子載置面に載置される複数の端子の間に立設されることによって隣り合う前記端子を絶縁可能に隔離する壁であり、両側面に、該の上端面に連続して下方に傾斜されたテーパ面と、前記テーパ面の下方に連続され、前記端子に接続される接続相手端子を前記端子との接続位置に位置決めする垂直面と、が設けられた隔壁と、前記端子載置面の前記接続相手端子を誘導する側となる端部に連接する誘導面と、を有する端子台本体部を備え、前記誘導面は、前記端子載置面の前記端部から前記端子本体部の前記接続相手端子を誘導する側の端面に向けて下り傾斜状に形成されていることを特徴とする。
【0007】
また、本発明の請求項2に係る端子台は、上記の発明において、前記隔壁が、前記上端面の頂点がR形状をなして両側面に形成された前記テーパ面に連続されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明の請求項1に係る端子台は、複数の端子の間に立設されることによって隣り合う前記端子を絶縁可能に隔離する隔壁の両側面に、該隔壁の上端面に連続して下方に傾斜されたテーパ面と、前記テーパ面の下方に連続され、前記端子に接続される接続相手端子を前記端子との接続位置に位置決めする垂直面と、が設けられている。このような構成によって、電線の端末部に取り付けられた接続相手端子を端子台の端子に接続させる際、前記隔壁の上端面に接続相手端子がのりあげたとしても、前記接続相手端子が前記上端面上にのりあげたまま安定することなく前記テーパ面を滑って前記垂直面によって位置決めされた接続位置に移動されるようになっている。このため、本発明の請求項1に係る端子台は、隣り合う端子を絶縁可能に隔離する隔壁の高さを増大させることなく、接続相手端子が隔壁の上端面にのり上げることを防ぐことができる。
【0009】
本発明の請求項2に係る端子台は、前記隔壁が、前記上端面の頂点がR形状をなして両側面に形成された前記テーパ面に連続されているので、前記接続相手端子がR形状の頂点の前記上端面上から前記テーパ面上に移動され易くなっている。このため、本発明の請求項2に係る端子台は、より確実に接続相手端子が隔壁の上端面にのり上げることを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1図1は、本発明の実施例に係る端子台の斜視図であり、(a)が正面側から視た図であり(b)が背面側から視た図である。
図2図2は、端子台の正面図である。
図3図3は、端子台の各端子にコネクタの各接続相手端子を接続させるためコネクタを端子台の背面側から端子台に近づける様子を示した図である。
図4図4は、各接続相手端子がテーパ面にのっている状態を端子台の正面から視た図である。
図5図5は、各接続相手端子がテーパ面にのっている状態を端子台の上面から視た図である。
図6図6は、各接続相手端子が端子台の対応する端子との接続位置に配置された状態を端子台の正面から視た図である。
図7図7は、各接続相手端子が端子台の対応する端子との接続位置に配置された状態を端子台の上面から視た図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、図面を参照して、本発明に係る端子台の好適な実施例を詳細に説明する。
【実施例】
【0012】
図1は、本発明の実施例に係る端子台1の斜視図であり、(a)が正面側から視た図であり(b)が背面側から視た図である。図2は、端子台1の正面図である。図3は、端子台1の各端子40にコネクタ100の各接続相手端子200を接続させるためコネクタ100を端子台1の背面側から端子台1に近づける様子を示した図である。図4は、各接続相手端子200がテーパ面24にのっている状態を端子台1の正面から視た図である。図5は、各接続相手端子200がテーパ面24にのっている状態を端子台1の上面から視た図である。図6は、各接続相手端子200が端子台1の対応する端子40との接続位置に配置された状態を端子台1の正面から視た図である。図7は、各接続相手端子200が端子台1の対応する端子40との接続位置に配置された状態を端子台1の上面から視た図である。
本発明の実施例に係る端子台1は、コネクタ100のハウジング110内に保持された3本の電線Wの端末部に取り付けられた各端子200(以下、端子台の端子と区別するため、「接続相手端子」という。)に接続される3つの端子40が設けられたものである。
【0013】
ここで、端子台1に接続されるコネクタ100について説明する。
なお、このコネクタ100は、従来、一般的に用いられるものである。
【0014】
コネクタ100は、3本の電線Wを横並びに保持するハウジング110を有してなる。
【0015】
各電線Wは、端末部に端子台1の端子40と接続される接続相手端子200が取り付けられており、接続相手端子200周辺の電線W部分は自由に動ける状態でハウジング110に保持されるようになっている。
このように、接続相手端子200周辺の電線W部分が自由に動けるような状態で電線Wがハウジング110に保持される理由は、端子台1の端子40と接続される接続相手端子200の部分が端子台1上の接続位置にある程度の自由度を持って配置することを可能にするためである。
【0016】
接続相手端子200は、端子台1の端子との板状の接続部分210にボルト締結用のボルト挿通孔210aが形成されている。
【0017】
次に、端子台1について説明する。
端子台1は、ブロック状の絶縁樹脂材からなる端子台本体部10と、端子台本体部10の所定位置に設けられた3つの端子40と、を有する。
【0018】
端子40は、板状の導電部材が横断面L字状に屈曲されたものであり、一端部が接続相手端子200との接続部分41であり、他端部が接続相手端子200との電気的な接続がなされる不図示の電気配線が接続される部分になっている。
この端子40は、接続部分41にボルト締結用のボルト挿通孔41aが形成されている。
【0019】
端子台本体部10は、各接続相手端子200の接続部分210が各端子40に接続されるように取り付けられる相手端子取付部20と、相手端子取付部20を支持する部分となる支持部30と、を有する。
【0020】
相手端子取付部20は、3つの接続相手端子200に対応して3つの端子40が接続部分を端子台本体部10から露出された状態で横並びに設けられ、3つの端子40の接続部分41の間に隔壁23が立設されることによって、隣り合う端子40の接続部分41を絶縁可能に隔離する3つの端子配置部21が設けられている。
【0021】
3つの端子配置部21は、3つの端子40の接続部分41が載置される端子載置面22aが形成された基台部22を有し、端子載置面22a上の3つの端子40の接続部分41の間に隔壁23が立設されることによって各端子配置部21が端子載置面22a上に区画されるようになっている。
【0022】
3つの端子配置部21のうち、真ん中の端子配置部21は、2つの隔壁23の下端部の間に端子40の接続部分41が端子台本体部10から露出されるように配置されている。
【0023】
また、3つの端子配置部21のうち、両端の2つの端子配置部21は、隔壁23の下端部と、端子載置面22a上の両端部に立設された端部囲い壁27の下端部との間に端子40の接続部分41が端子台本体部10から露出されるように配置されている。
【0024】
隔壁23は、両側面に隔壁23の上端面23aから連続して下方に傾斜されたテーパ面24と、テーパ面24の下方に連続され、接続相手端子200を端子40との接続位置に位置決めする垂直面25と、端子40が配置される最下端部に端子40を位置決めするように迫り出した端子位置決め部26と、が設けられている。
【0025】
隔壁23は、端子40の並び方向に直交する方向で、端子載置面22aの端子台1の正面側から背面側に向けて延びるように端子載置面22a上に立設されている。
2つの隔壁23は、端子40の幅より僅かに大きい間隔を空けて配置されている。
【0026】
テーパ面24は、隔壁23の正面側の端部から背面側の端部まで連続して形成されている。
【0027】
また、隔壁23は、上端面23aの頂点がR形状をなして両側面に形成されたテーパ面24に連続されている。
すなわち、隔壁23は、上端部の横断面形状が山形をなし、山の頂点がR状になっている。
このため、接続相手端子200の接続部分210が上端面23aにのりあげたとしても、その状態では接続部分210が不安定な状態に位置されているため、接続部分210は、テーパ面24に戻されるようになっている。
【0028】
垂直面25は、高さ方向でテーパ面24と端子位置決め部26との間に設けられ、隣り合う隔壁23の垂直面25の間隔が接続相手端子200の接続部分210の幅より僅かに大きい幅に設定されている。
【0029】
端子位置決め部26は、垂直面25に対して外方に迫り出した部分であり、高さ方向で端子40の厚みよりも小さい厚みに設定されている。
隣り合う隔壁23の端子位置決め部26の間隔は、端子40の接続部分41の幅より僅かに大きい幅に設定されている。
このため、隣り合う隔壁23の端子位置決め部26の間の端子載置面22a上に端子40が位置決め配置されるようになっている。
【0030】
また、端子位置決め部26の厚みが端子40の厚みより小さく設定されているため、端子40の接続部分41の上に位置決め配置された接続相手端子200の接続部分210が端子40の接続部分41に面接触できるようになっている。
【0031】
次に、支持部30について説明する。
支持部30は、相手端子取付部20に対して下方延びる部分を形成するように相手端子取付部20の背面側端部に連続された部分である。
【0032】
この支持部30は、端子台1を固定先に固定する部分となる固定部31と、3つの端子40の接続相手端子200との接続部分41とは逆側の端部42が露出された状態で配置される端子配置部32と、3つの接続相手端子200を相手端子取付部20の3つの端子配置部21にそれぞれ誘導する3つの相手端子誘導部33と、を有する。
【0033】
固定部31は、支持部30の両側部に外方に突出するように一対設けられ、各固定部31には固定用のボルトが挿通されるボルト挿通孔31aが形成されている。
【0034】
端子配置部32は、相手端子取付部20の各端子配置部21の端子載置面22aに形成されたスリット22bを通して端子載置面22aの裏側に突出された3つ端子40の接続部分とは逆側の端部が露出された状態で配置される。
【0035】
3つの相手端子誘導部33のうち、真ん中の相手端子誘導部33は、隣り合う2つの隔壁23の背面側の端部から端子台本体部10の背面まで延びる2つの誘導壁33aと、2つの誘導壁33aが立設される面であり、端子載置面22aの背面側の端部に連接し、端子台本体部10の背面に向けてなだらかな下り傾斜状に形成された誘導面33cと、を有する。
【0036】
また、3つの相手端子誘導部33のうち、両端の2つの相手端子誘導部33は、1つの隔壁23および隔壁23に隣り合う端部囲い壁27の背面側の端部から端子台本体部10の背面まで延びる2つの誘導壁33a、33bと、2つの誘導壁33a、33bが立設される面であり、端子載置面22aの背面側の端部に連接し、端子台本体部10の背面に向けてなだらかな下り傾斜状に形成された誘導面33cと、を有する。
【0037】
誘導壁33a、33bは、端子台本体部10の背面側の端部から隔壁23、あるいは、端部囲い壁27との接続部分周辺まで、隔壁23、あるいは、端部囲い壁27の厚さよりも薄い壁で構成され、隔壁23、あるいは、端部囲い壁27との接続部分が、隔壁23、あるいは、端部囲い壁27になめらかに接続されるように曲面状接続面33aa、33bbとして形成されている。
【0038】
このため誘導壁33aは、接続相手端子200を端子台本体部10の背面側の端部から隔壁23のテーパ面24、および、垂直面25に、曲面状接続面33aaによってなめらかに誘導することができるようになっている。
すなわち、誘導壁33aは、接続相手端子200がテーパ面24上に載ることを阻止せず、接続相手端子200をテーパ面24上に誘導可能な構成になっている。
【0039】
次に、コネクタ100のハウジング110内に保持された3本の電線Wの端末部に取り付けられた各接続相手端子200を端子台1の対応する各端子40に接続する手順と各部の動作について説明する。
【0040】
まず、作業者は、図3に示すように、コネクタ100を端子台1の背面側から端子台1との接続完了位置に向けて移動開始する。
ここで、各接続相手端子200は、電線Wの端末部とともにハウジング110から引き出された状態になっているため、周辺の電線W部分とともに自由に動ける状態になっている。
また、コネクタ100が端子台1に対して下方にずれた位置から端子台1に向けて移動された場合、各接続相手端子200は、相手端子誘導部33によって対応する端子配置部21に向けて誘導される。
【0041】
コネクタ100が、各接続相手端子200が端子台1の隔壁23に位置されるまで端子台1に近付いた状態で、端子台1に対して横方向にずれて位置されている場合、図4および図5に示すように、各接続相手端子200の接続部分210がテーパ面24上にのった状態になる。
【0042】
その後、作業者が、図6および図7に示すように、コネクタ100を端子台1との接続完了位置まで移動すると、テーパ面24上にのっていた各接続相手端子200が対応する端子40との接続位置に移動される。
具体的には、自由に動ける接続相手端子200周辺の電線W部分にハウジング110内に保持された電線W部分の位置に戻される力が作用されることによって、各接続相手端子200の接続部分210がテーパ面24から垂直面25に向けて滑り、最終的に、端子40との接続位置に移動される。
【0043】
最後に、作業者は、各接続相手端子200と端子40とをボルト締結することによって各接続相手端子200を端子台1の対応する各端子40に接続する作業を完了する。
この作業では、各接続相手端子200が各端子40との接続位置にたいしてずれた方向から移動された場合においても、すなわち、各接続相手端子200が隔壁23の上端面23aにのりあげ易い状態で接続位置に向けて移動された場合であっても、各接続相手端子200が対応する端子40との接続位置に移動されるようになっている。
【0044】
本発明の実施例に係る端子台1は、3つの端子40の間に立設されることによって隣り合う端子40を絶縁可能に隔離する隔壁23の両側面に、隔壁23の上端面23aに連続して下方に傾斜されたテーパ面24と、テーパ面24の下方に連続され、端子40に接続される接続相手端子200を端子40との接続位置に位置決めする垂直面25と、が設けられている。このような構成によって、電線Wの端末部に取り付けられた接続相手端子200を端子台1の端子40に接続させる際、隔壁23の上端面23aに接続相手端子200がのりあげたとしても、接続相手端子200が上端面23a上にのりあげたまま安定することなくテーパ面24を滑って垂直面25によって位置決めされた接続位置に移動されるようになっている。このため、本発明の請求項1に係る端子台1は、隣り合う端子40を絶縁可能に隔離する隔壁23の高さを増大させることなく、接続相手端子200が隔壁23の上端面23aにのり上げることを防ぐことができる。
【0045】
また、本発明の実施例に係る端子台1は、隔壁23が、上端面23aの頂点がR形状をなして両側面に形成されたテーパ面24に連続されているので、接続相手端子200がR形状の頂点の上端面23a上からテーパ面24上に移動され易くなっている。このため、本発明の請求項2に係る端子台1は、より確実に接続相手端子200が隔壁23の上端面23aにのり上げることを防ぐことができる。
【0046】
本発明の実施例に係る端子台1は、3つの端子40を有するものを例示したが、端子40の数はこれに限らず、複数の端子40を有していればよい。
【0047】
以上、本発明者によってなされた発明を、上述した発明の実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は、上述した発明の実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能である。
【符号の説明】
【0048】
1 端子台
10 端子台本体部
20 相手端子取付部
21 端子配置部
22 基台部
22a 端子載置面
22b スリット
23 隔壁
23a 上端面
24 テーパ面
25 垂直面
26 端子位置決め部
27 端部囲い壁
30 支持部
31 固定部
31a ボルト挿通孔
32 端子配置部
33 相手端子誘導部
33a、33b 誘導壁
33aa、33bb 曲面状接続面
33c 誘導面
40 端子
41 接続部分
41a ボルト挿通孔
42 端部
100 コネクタ
110 ハウジング
200 接続相手端子
210 接続部分
210a ボルト挿通孔
W 電線
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7