特許第6604088号(P6604088)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6604088
(24)【登録日】2019年10月25日
(45)【発行日】2019年11月13日
(54)【発明の名称】画像形成装置
(51)【国際特許分類】
   G03G 21/16 20060101AFI20191031BHJP
【FI】
   G03G21/16 133
【請求項の数】6
【全頁数】16
(21)【出願番号】特願2015-162649(P2015-162649)
(22)【出願日】2015年8月20日
(65)【公開番号】特開2017-40792(P2017-40792A)
(43)【公開日】2017年2月23日
【審査請求日】2018年6月22日
(73)【特許権者】
【識別番号】000005496
【氏名又は名称】富士ゼロックス株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000039
【氏名又は名称】特許業務法人アイ・ピー・ウィン
(72)【発明者】
【氏名】森 拓也
【審査官】 三橋 健二
(56)【参考文献】
【文献】 特開平11−180602(JP,A)
【文献】 特開2007−279273(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2013/0011174(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G03G 21/16
G03G 15/00
B65H 31/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像形成装置本体に開閉自在に取り付けられた開閉装置を有し、
前記開閉装置は、
前記画像形成装置本体に回転自在な第1軸部で取り付けられた外装部材と、
前記外装部材の内側であって、前記画像形成装置本体に回転自在な第2軸部で取り付けられ、且つ、前記外装部材と移動自在に取り付けられた基台部材と、
前記基台部材に出し入れ自在に取り付けられた延長部材と、を有し、
前記外装部材の前記第1軸部と反対側の先端部分には、前記延長部材側に突出した引っ掛け部が形成され、
前記延長部材の前記外装部材の前記先端部分側の先端側には、前記外装部材側に突出した引っ掛かり部が形成され、
前記開閉装置が開かれる場合、前記外装部材の前記引っ掛け部に前記延長部材の前記引っ掛かり部が引っ掛けられて、前記延長部材が移動される
画像形成装置。
【請求項2】
前記外装部材の前記第1軸部側には、前記延長部材側に突出した支持部が形成され、
前記延長部材の前記先端側とは反対側には、前記外装部材側に突出した支持突起が形成され、
前記開閉装置開かれる場合、前記外装部材の前記支持部に前記延長部材の前記支持突起が支持されて、前記延長部材が移動される請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
画像形成装置本体に開閉自在に取り付けられた開閉装置を有し、
前記開閉装置は、
前記画像形成装置本体に回転自在な第1軸部で取り付けられた外装部材と、
前記外装部材の内側であって、前記画像形成装置本体に回転自在な第2軸部で取り付けられ、且つ、前記外装部材と移動自在に取り付けられた基台部材と、
前記基台部材に出し入れ自在に取り付けられた延長部材と、を有し、
前記外装部材の前記第1軸部側には、前記延長部材側に突出した支持部が形成され、
前記延長部材の先端部とは反対側の奥側には、前記外装部材側に突出した支持突起が形成され、
前記開閉装置が開かれる場合、前記外装部材の前記支持部に前記延長部材の前記支持突起が支持されて、前記延長部材が移動される画像形成装置。
【請求項4】
前記延長部材は、前記基台部材の内側に配置されており、
前記延長部材は、前記基台部材に沿って直線状に出し入れされる請求項1から3いずれかに記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記延長部材には、引き出される側に操作部が形成された請求項1から4いずれかに記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記外装部材には、前記延長部材を掴むことが可能であるように切り欠く部が形成されている請求項1から5いずれか記載の画像形成装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
記録媒体を供給する開閉装置を備えた画像形成装置に関する発明として、例えば、下記特許文献1に、シートに画像を形成する画像形成部を内蔵し、該画像形成部に対して外部からのアクセスを可能にする開口を有する筐体と、前記筐体の一側部に回動可能に支持され、前記開口を遮蔽するアクセスカバーと、前記一側部に回動可能に支持され、前記画像形成部で画像が形成される前のシートを載置する供給シートトレイと、前記アクセスカバーに回動可能に支持され、前記画像形成部で画像が形成された後のシートを載置する排出シートトレイと、を有し、前記供給シートトレイの回転支点と前記アクセスカバーの回転支点は同軸上に配置され、且つ、前記排出シートトレイの回転支点は前記アクセスカバーの回転支点に対してシフトして配置されていることを特徴とする画像形成装置が開示されている。
【0003】
また、下記特許文献2には、画像形成装置の装置本体に対して収納可能に装着したシート積載台を有するシート積載装置において、装置本体に回転支点を有する開閉可能な外装部材と、該外装部材の回転支点上方に回転支点を有するとともに先端側を前記外装部材に連結されたシート積載台と、前記外装部材とシート積載台とのうちの少なくとも一方に出入り自在に収容された延長シート積載台とを備え、該延長シート積載台の収容位置が前記シート積載台のシート積載面よりも下方に設定されるとともに、該延長シート積載台と前記シート積載台とが前記外装部材の閉鎖動作に連動して前記装置本体に収納されてなる、ことを特徴とするシート積載装置の発明が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2013−039797号公報
【特許文献2】特開平05−004727号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
給紙を行う開閉装置において記録媒体が置かれる基台部材と、この基台部材を覆う外装部材とを有する場合、開閉操作を円滑に行えるように異なる支点を有する2軸構成とされ、外装部材側に延長部材が設けられている。このとき、延長部材を引き出す際に、基台部材と延長部材との段差をなくすため、延長部材を引き出す軌道を曲線状にする必要がある。しかし、曲線状の軌道にすると、延長部材を引き出す際に、かじりが発生して延長部材が円滑に移動させることができないという課題がある。
【0006】
本発明は、延長部材を外装部材に設けた場合に比べ、延長部材を円滑に移動させることができる開閉装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1に係る本発明は、画像形成装置本体に開閉自在に取り付けられた開閉装置を有し、前記開閉装置は、前記画像形成装置本体に回転自在な第1軸部で取り付けられた外装部材と、前記外装部材の内側であって、前記画像形成装置本体に回転自在な第2軸部で取り付けられ、且つ、前記外装部材と移動自在に取り付けられた基台部材と、前記基台部材に出し入れ自在に取り付けられた延長部材と、を有する画像形成装置である。
【0008】
請求項2に係る本発明は、前記延長部材は、前記基台部材の内側に配置されており、前記延長部材は、前記基台部材に沿って直線状に出し入れされる請求項1に記載の画像形成装置である。
【0009】
請求項3に係る本発明は、前記延長部材には、引き出される側に操作部が形成された請求項1又は2に記載の画像形成装置である。
【0010】
請求項4に係る本発明は、前記外装部材の前記第1軸部と反対側の先端部分には、前記延長部材側に突出した引っ掛け部が形成され、前記延長部材の前記外装部材の前記先端部分側の先端側には、前記外装部材側に突出した引っ掛かり部が形成され、前記開閉部材が開閉される場合、前記外装部材の前記引っ掛け部に前記延長部材の前記引っ掛かり部が引っ掛けられて、前記延長部材が移動される請求項1又は2に記載の画像形成装置である。
【0011】
請求項5に係る本発明は、前記外装部材の前記第1軸部側には、前記延長部材側に突出した支持部が形成され、前記延長部材の前記先端側とは反対側には、前記外装部材側に突出した支持突起が形成され、前記開閉部材が開閉される場合、前記外装部材の前記支持部に前記延長部材の前記支持突起が支持されて、前記延長部材が移動される請求項1、2、4のいずれかに記載の画像形成装置である。
【発明の効果】
【0012】
請求項1に係る本発明によれば、延長部材を外装部材に設けた場合に比べ、円滑に移動させることができる。
【0013】
請求項2に係る本発明によれば、請求項1に係る本発明の効果に加えて、延長部材が曲線状に出し入れされる場合に比べて、より円滑に移動させることができる。
【0014】
請求項3に係る本発明によれば、請求項1又は2に係る本発明の効果に加えて、操作部が形成されていない場合に比べて、引き出しやすくなる。
【0015】
請求項4に係る本発明によれば、請求項1乃至4のいずれかに係る本発明の効果に加えて、延長部材を操作するための空間が形成され、引き出しやすくなる。
【0016】
請求項5に係る本発明によれば、請求項1、2、4のいずれかに係る本発明の効果に加えて、延長部材を操作するための空間が形成され、引き出しやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】実施形態1〜4の画像形成装置を示す側面断面図である。
図2図2Aは手差しユニットが開いた状態を示す模式側面断面図であり、図2Bは手差しユニットが閉じた状態を示す模式側面断面図である。
図3】実施形態1の手差しユニットを示した斜視図である。
図4図3のIV−IV線での外装部材を除いた状態の断面斜視図である。
図5】実施形態1の延長部材の操作穴を示した斜視図である。
図6】実施形態1の変形例の延長部材の操作突起を示した斜視図である。
図7】実施形態2の手差しユニットの図4に対応した斜視図である。
図8】実施形態2の手差しユニットの閉じた状態を示した側面断面図である。
図9】実施形態2の手差しユニットの開いた状態を示した側面断面図である。
図10】実施形態2の延長部材の先端側を拡大した斜視図である。
図11】実施形態3の手差しユニットの閉じた状態を示した側面断面図である。
図12】実施形態3の手差しユニットの開いた状態を示した側面断面図である。
図13】実施形態4の手差しユニットの開いた状態を示した側面断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。ただし、以下に示す実施形態は、本発明の技術思想を具体化するための開閉装置及び画像形成装置を例示するものであって、本発明をこれに特定することを意図するものではなく、特許請求の範囲に含まれるその他の実施形態のものにも等しく適応し得るものである。
【0019】
[実施形態1]
図1図5を参照して、実施形態1にかかる開閉装置としての手差しユニット80を備えた画像形成装置10について説明する。実施形態1の画像形成装置10は、図1に示すように、画像形成装置本体12を有し、この画像形成装置本体12の内部に、被転写材としての記録紙等の記録媒体78を供給する記録媒体供給装置18と、記録媒体78に転写する画像を形成する画像形成手段14と、定着装置36とが搭載され、画像形成装置本体12の上部に記録媒体78が排出される排出部16を有し、これらを通過するように記録媒体78を搬送する搬送路56が設けられている。以下、各構成について説明する。
【0020】
また、画像形成装置本体12の側面(図1および図2の左側面)には、開閉装置としての手差しユニット80が配設されている。この手差しユニットは、図2Aに示すように、開いた状態において手差しユニット80に供給される記録媒体78が配置され、図2Bに示すように閉じた状態において画像形成装置本体12の側面に収納されるようになっており、画像形成装置本体12に2つの軸90、108によって開閉自在に支持されている。なお、手差しユニット80については後述する。
【0021】
記録媒体供給装置18は、記録媒体78を積層した状態で収納する記録媒体収納容器50と、この記録媒体収納容器50に収納された最上位の記録媒体78を抽出し、抽出した記録媒体78を画像形成手段14に向けて搬送する搬送ロール52と、記録媒体78を捌き、画像形成手段14に複数枚の記録媒体78が重なった状態で搬送されることを防止するリタードロール54とが設けられている。
【0022】
画像形成手段14は、例えば、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の4色に対応する画像形成ユニット20と、光書込み装置22と、転写装置24とにより構成されている。なお、画像形成ユニット20及びこれらの構成要素は、形成する画像の色以外は同様の構成とされている。
【0023】
画像形成ユニット20は、それぞれ交換部材として用いられ、画像形成装置本体12に対して着脱自在に設けられており、画像形成装置本体12の後側(図1における右側)から順に、Y、M、C、Kの順に並べられている。
【0024】
画像形成ユニット20は、例えばカラー画像を形成する電子写真方式のものである。画像形成ユニット20はそれぞれ、画像形成ユニット本体26を備え、画像形成ユニット本体26内には、現像剤像を保持するドラム形状の像保持体28と、この像保持体28を一様に帯電する帯電ロールを備えた帯電手段としての帯電装置30と、像保持体28に書き込まれた潜像を現像剤(トナー)で現像する現像装置32と、像保持体28に残留する廃現像剤を例えば掻き取って清掃する清掃装置34とが設けられている。
【0025】
現像装置32は、それぞれが収納するY、M、C、Kの現像剤を用いて、対応する像保持体28に形成された潜像を現像する。
【0026】
また、光書込み装置22は潜像形成装置として用いられ、例えば走査型のレーザ露光装置からなり、像保持体28のそれぞれの表面に潜像を形成する。なお、光書込み装置22は、他の実施例としてLEDや面発光レーザ等を用いることができる。
【0027】
転写装置24は、転写体として用いられる被転写部材38と、一次転写装置として用いられる一次転写ロール40と、二次転写装置として用いられる二次転写ロール42と、清掃装置44と、で構成されている。
【0028】
被転写部材38は、例えば無端状のベルト形状であり、5つの支持ロール46a、46b、46c、46d、46eによって、図1に矢印で示す方向に回転することができるように支持されている。また、支持ロール46a、46b、46c、46d、46eのうち少なくとも一つはモータ等の動力源(図示省略)に連結されており、この動力源からの駆動伝達を受けて回転することで、被転写部材38が回転駆動するようになっている。
【0029】
支持ロール46aは、二次転写ロール42と対向するように配置され、この二次転写ロール42のバックアップロールとして機能し、二次転写ロール42と支持ロール46aとで挟まれる部分が二次転写位置となっている。
【0030】
一次転写ロール40は、それぞれに対応する現像装置32により像保持体28の表面に形成された現像剤像を、被転写部材38に転写する。
【0031】
また、二次転写ロール42は、被転写部材38に転写されたY、M、C、Kの現像剤像を、記録媒体78に対して転写する。
【0032】
清掃装置44は、二次転写ロール42で記録媒体78に対して各色の現像剤像が転写された後に、被転写部材38の表面に残留する各色の現像剤を掻き落とす掻き落とし部材48を有する。そして、掻き落とし部材48によって掻き落とされた現像剤は、清掃装置44の本体内に回収される。
【0033】
搬送路56は、主搬送路56aと、反転搬送路56bとにより構成されている。
【0034】
主搬送路56aは、記録媒体供給装置18から供給された記録媒体78を画像形成手段14に搬送し、画像が形成された記録媒体78を排出部16に排出する。この主搬送路56aには記録媒体78の搬送方向上流側から順に、搬送ロール52、リタードロール54、レジストロール58、転写装置24、定着装置36、及び排出ロール60が配置されている。
【0035】
レジストロール58は、記録媒体供給装置18側から搬送されてきた記録媒体78の先端部を一時的に停止させ、画像形成されるタイミングと合致するように記録媒体78を転写装置24に向けて送り出す。
【0036】
定着装置36は、加熱部としての加熱ロール66及び加圧部76を有し、これら加熱ロール66と加圧部76との間を通過する記録媒体78を加熱し、加圧することで、記録媒体78に現像剤像が定着される。
【0037】
排出ロール60は、定着装置36により現像剤が定着された記録媒体78を、排出部16に排出される。
【0038】
また、反転搬送路56bは、一方の面に現像剤像が形成された記録媒体78を反転させつつ、再び画像形成手段14に向けて供給する搬送路であり、反転搬送路56bには、例えば二つの反転搬送ロール62a、62bが配置されている。
【0039】
記録媒体78が主搬送路56aから排出ロール60に搬送され、この記録媒体78の後端部が排出ロール60に挟みこまれた状態でこの排出ロール60が逆回転することで、記録媒体78が反転搬送路56bに供給される。反転搬送路56bに供給された記録媒体78は、反転搬送ロール62a、62bによって、レジストロール58の上流の位置へと搬送される。
【0040】
また、手差しユニット80に配置された記録媒体78は、手差しピックロール82より送り出され、上述した記録媒体供給装置18より送り出された記録媒体78と同様に、レジストロール58、転写装置24及び定着装置36を通って排出部16へ排出される。
【0041】
次に、手差しユニット80について説明する。実施形態1の手差しユニット80は、図2及び図3に示すように、画像形成装置本体12の側面側に設けられる外装部材84と、記録媒体78が配置される基台部材104と、基台部材104の内部に挿抜自在に設けられた延長部材120とを有している。
【0042】
また、外装部材84と基台部材104は、画像形成装置本体12にそれぞれ異なる軸で取り付けられており、回転する支点が異なる2軸構成となっている。そして、外装部材84と基台部材104は、外装部材84が操作されると、この外装部材84と共に基台部材104が移動され、開閉自在となっている。なお、基台部材104に配置された記録媒体78は画像形成装置本体12内の手差しピックロール82の回転により引っ掛けられ、搬送される。
【0043】
また、実施形態1の手差しユニット80の基台部材104には延長部材120が設けられている。この延長部材120は、基台部材104の内部に配置され、記録媒体78が移動される方向に引き出したり、収容したりすることが可能なように設けられている。そして、延長部材120が引き出されて設置されることで、基台部材104に比べて長尺な記録媒体78が配置できるようになる。
【0044】
外装部材84は、画像形成装置本体12の側面を覆う所定面積の箱状体で形成されている。外装部材84の画像形成装置本体12側に設けられる部分には、基台部材104が取り付けられる収容空間86を有している。また、収容空間86の両端側は、立設された一方の壁部88a及び他方の壁部88bがそれぞれ形成されており、収容空間86の区分けがされている。この一方及び他方の壁部88a、88bには、それぞれ、画像形成装置本体12に回転自在に取り付けられる第1軸部90が形成されている。
【0045】
また、一方及び他方の壁部88a、88bには、収容空間86に配置された基台部材104が外装部材84に取り付けられた状態で移動される移動溝92が形成されている。この移動溝92は、手差しユニット80の開閉の際に、外装部材84と基台部材104が異なる軸で回転しても、互に取り付けられた状態で移動できるように、一部が傾斜して形成されている。
【0046】
また、外装部材84の延長部材120が引き抜かれる側には、一部が切り欠かれた切り欠き部94が形成されている(図5参照)。
【0047】
また、基台部材104は、外装部材84の収容空間86に収容可能な大きさの板状体で形成されている。基台部材104の画像形成装置本体12側に設けられる面は、記録媒体78が配置される記録媒体配置部110となっている。この記録媒体配置部110には、使用される記録媒体78の大きさに合わせて移動可能な調整部112が設けられている。この調整部112は、移動されることで配置された記録媒体78を整えるものである。
【0048】
また、基台部材104の一方の側面106a及び他方の側面106bには、それぞれ、画像形成装置本体12に回転自在に取り付けられる第2軸部108が形成されている。さらに外装部材84に形成された移動溝92に移動可能に取り付けられる移動突起114がそれぞれ形成されている。そして、手差しユニット80が開閉される場合に、外装部材84の移動溝92を基台部材104の移動突起114が移動することで、円滑な開閉が行える。
【0049】
また、基台部材104の内側には、延長部材120が取り付けられる延長部材配置部118を有している。この延長部材配置部118は、記録媒体配置部110の裏側と、基台部材104の両側面106a、106bとで囲まれて形成されている。また、基台部材104の両側面106、106bには、延長部材120が案内されて移動される案内溝116がそれぞれ形成されている。この案内溝116は、延長部材120が移動される方向にそって直線状に形成されている。なお、この案内溝116には、後述する延長部材120に形成された案内部124が嵌め込まれるようになる。
【0050】
また、延長部材120は、基台部材104の延長部材配置部118に移動可能に収容される大きさの板状体で形成されている。この延長部材120は、画像形成装置本体12側に記録媒体78が配置される延長記録媒体配置部128を有している。そして、この延長記録媒体配置部128と基台部材104の記録媒体配置部110が平面状となることで、長尺な記録媒体を配置することができるようになる。
【0051】
延長部材120は、一方の側壁部122a及び他方の側壁部122bに基台部材104の案内溝116に移動自在に取り付けられる案内部124が案内溝116に沿って形成されている。実施形態1の案内部124は、突出した案内突起126が、移動方向の前後方向に形成されている。このような構成とすることで、延長部材120が回転せずに直線状に移動するようになる。
【0052】
また、延長部材120の延長記録媒体配置部128側には、外装部材84の切り欠き部94と対応する部分に、使用者の指を引っ掛けるために開口された操作部としての操作穴130が形成されている。
【0053】
実施形態1の手差しユニット80の操作は、外装部材84を画像形成装置本体12から離れる方向に引くことで、外装部材84の第1軸部90及び基台部材104の第2軸部108をそれぞれ支点にして回転して開き、基台部材104の記録媒体配置部110に記録媒体78を配置できるようになる。このとき、外装部材84と基台部材104は、基台部材104に形成された移動溝92を基台部材104の移動突起114が移動することで、外装部材84と基台部材104が取り付けられたまま、開くことができる。
【0054】
その後、基台部材104から延長部材120を引き抜くことで、延長部材120が引き出され、基台部材104の記録媒体配置部110と延長部材120の延長記録媒体配置部128が平面状に配置されるようになる。このとき、外装部材84に形成された切り欠き部94と対応する部分に形成された操作穴130に使用者が指を引っ掛けることで、容易に延長部材120を引き抜くことができるようになる。詳しくは、手差しユニット80が開かれた状態では、外装部材84と基台部材104が異なる支点で回転されるため、外装部材84と基台部材104のそれぞれの先端部分が異なる位置、すなわち、外装部材84に比べて基台部材104が低い位置に配置されるようになるため、操作穴がない場合は、引き抜き難くなるが、実施形態1では操作穴130が形成されることで、延長部材120を容易に引き抜くことができるようになる。
【0055】
また、延長部材120が基台部材104に配置されることで、直線状の運動が可能となり、屈曲して移動する場合に比べ、円滑に引き抜くことができるようになる。
【0056】
[変形例]
実施形態1では、延長部材120の延長記録媒体配置部128に操作穴130が形成されているが、これに限らず、図6に示すように、延長部材120’に操作部としての突起状の操作突起132を形成してもよい。このように操作突起132を形成しても、使用者が延長部材120’を引き出すために指を引っ掛けることができ、引き出し操作を容易に行うことができるようになる。
【0057】
[実施形態2]
実施形態1の画像形成装置10の手差しユニット80は、外装部材84が開かれると、延長部材120は外装部材84の先端側96に比べ低い位置に配置されるようになっていたが、実施形態2の画像形成装置10Aの手差しユニット80Aでは、延長部材120Aが外装部材84の先端側96に引っ掛かる構造とした場合を説明する。なお、実施形態2の手差しユニット80Aは、実施形態1の手差しユニット80に比べ、外装部材及び延長部材の一部の構成が異なるのみであるので、実施形態1と共通する構成には同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
【0058】
実施形態2の画像形成装置10Aに係る手差しユニット80Aについて、図7〜10を主に参照し、実施形態1の説明で用いた図面も適宜参照して説明する。実施形態2の外装部材84Aは、図8図9に示すように、第1軸部90とは反対側の先端側96であって、基台部材104が設けられる側に向かって突出した突起状の引っ掛け部98が形成されている。この引っ掛け部98は、外装部材84Aに対して垂直に形成されている。なお、外装部材84Aに形成された切り欠き部94には引っ掛け部98は形成されず開放されている(図10参照)。また、引っ掛け部98は、外装部材84Aの最も先端の位置に比べ、内側に形成されており、この外装部材84Aの最も先端側96の部分と引っ掛け部98との間に、後述する延長部材120Aの引っ掛かり部136が配置されるようになる。そのため、手差しユニット80Aを閉じたとき、延長部材120Aがはみ出すことなく収容されるようになる。
【0059】
また、実施形態2の延長部材120Aには、図7図9に示すように、延長部材120Aの先端部134に外装部材84A側に向かって突出された引っ掛かり部136が形成されている。この引っ掛かり部136は、延長部材120Aに対して垂直な壁状に形成されている。なお、引っ掛かり部136は、外装部材84Aに形成された切り欠き部94と対応する部分には形成されておらず開放されている(図10参照)。また、実施形態2の延長部材120Aには、実施形態1の延長部材120に形成された操作穴や操作突起のような操作部は形成されていない。
【0060】
そして、外装部材84Aと基台部材104が組み合わされた場合、基台部材104に収容された延長部材120Aは、先端部134の引っ掛かり部136が外装部材84Aの引っ掛け部98に引っ掛かるようにして取り付けられる。
【0061】
このように構成された実施形態2の手差しユニット80Aでは、手差しユニット80Aを開いた場合、図9に示すように、外装部材84Aに対して基台部材104は低い位置に配置されるが、延長部材120Aは外装部材84Aの引っ掛け部98に引っ掛かり部136が引っ掛かった状態で開かれるので、延長部材120Aの先端部134は、外装部材84Aに対して低い位置には移動せず、外装部材84Aの先端側96と同じ位置に配置されるようになる。
【0062】
その後、延長部材120Aを引き出す。このとき、図10に示すように、外装部材84Aの切り欠き部94と対応する部分の延長部材120Aを掴むことで延長部材120Aを引き出すことができる。なお、実施形態2の延長部材120Aでは、外装部材84Aの切り欠き部94から延長部材120Aを摘むことができるので、実施形態1のような操作部の形成を省略することができる。
【0063】
また、実施形態2の手差しユニット80Aでは、延長部材120Aの引っ掛かり部136が外装部材84Aの引っ掛け部98に引っ掛かることで、外装部材84Aの先端側96が延長部材120Aの引っ掛かり部136に覆われることで、外観をよくすることができる。
【0064】
[実施形態3]
実施形態1の画像形成装置10の手差しユニット80は、外装部材84が開かれると、延長部材120は外装部材84の先端側96に比べ低い位置に配置されるようになっていたが、実施形態3の画像形成装置10Bの手差しユニット80Bでは、延長部材120Bの奥側が外装部材84Bに支持される構造とした場合を説明する。なお、実施形態3の手差しユニット80Bは、実施形態1の手差しユニット80に比べ、外装部材及び延長部材の一部の構成が異なるのみであるので、実施形態1と共通する構成には同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
【0065】
実施形態3の画像形成装置10Bに係る手差しユニット80Bについて、図11図12を主に参照し、実施形態1、2の説明で用いた図面も適宜参照して説明する。実施形態3の外装部材84Bには、図11図12に示すように、外装部材84Bの奥側100、すなわち第1軸部90が形成された側であって(図3参照)、基台部材104側に向かって突出した壁状の支持部102が形成されている。
【0066】
また、実施形態3の延長部材120Bには、延長部材120Bの先端部134とは反対側の奥側138に、外装部材84B側に向かって突出した支持突起140が形成されている。
【0067】
そして、外装部材84Bの支持部102と延長部材120Bの支持突起140は、手差しユニット80Bを開いた状態で延長部材120Bの先端部134が外装部材84Bの先端側96の位置がそれぞれ同じとなるような位置に形成されている(図11参照)。
【0068】
このような構成とすることで、実施形態3の手差しユニット80Bでは、手差しユニット80Bを開いた場合、外装部材84Bに対して基台部材104は低い位置に配置されるが、延長部材120Bは外装部材84Bの支持部102に支持突起140が支持された状態で開かれるので、延長部材120Bの先端部134は、外装部材84Bの先端側96と同じ位置に配置されるようになる。
【0069】
その後、延長部材120Bを引き出す。このとき、外装部材84Bの切り欠き部94と対応する部分の延長部材120Bを掴むことで延長部材120Bを引き出すことができる(図10参照)。なお、実施形態3の延長部材120Bでは、外装部材84Bの切り欠き部から延長部材120Bを摘むことができるので、実施形態2と同様に実施形態1のような操作部の形成を省略することができる。
【0070】
[実施形態4]
実施形態4の画像形成装置10Cに係る手差しユニット80Cについて、図13を主に参照し、実施形態1〜3の説明で用いた図面も適宜参照して説明する。実施形態4の画像形成装置10Cの手差しユニット80Cは、図12に示すように、実施形態2の手差しユニット80Aに設けられた外装部材84Aの引っ掛かり部136と延長部材120Aの引っ掛け部98(図8図9参照)、及び実施形態3の手差しユニット80Bに設けられた外装部材84Bの支持部102と延長部材120Bの支持突起140と(図11図12参照)がそれぞれ形成されている。なお、及び外装部材及び延長部材の一部の構成は実施形態2及び実施形態3の構成と共通し、また、他の画像形成装置の構成は実施形態1の構成と共通するので、同じ構成には同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
【0071】
すなわち、実施形態4の外装部材84Cは、図12に示すように、先端側96であって基台部材104が設けられる側に向かって突出した突起状の引っ掛け部98が形成されている。この引っ掛け部98は、外装部材84Cに対して垂直に形成されている。また、外装部材84Cの奥側100、すなわち第1軸部90が形成された側であって(図3参照)、延長部材120Cに対して垂直に突出した壁状の支持部102が形成されている。
【0072】
さらに、実施形態4の延長部材120Cには、図12に示すように、延長部材120Cの先端部134に外装部材84C側に向かって突出された引っ掛かり部136が形成されている。また、延長部材120Cの先端部134とは反対側の奥側138に、外装部材84C側に向かって突出した支持突起140が形成されている。
【0073】
このような構成とすることで、実施形態4の手差しユニット80Cは、手差しユニット80Cを開いた場合、外装部材84Cに対して基台部材104は低い位置に配置されるが、延長部材120Cは外装部材84Cの先端部134側では、に引っ掛かり部136に引っ掛け部98が引っ掛かると共に、奥側138では、支持部102に支持突起140が支持された状態で開かれるので、延長部材120Cの先端部134は、外装部材84Bの先端側96と同じ位置に配置されるようになる。
【0074】
さらに、実施形態4の手差しユニット80Cでは、延長部材120Cの引っ掛かり部136が外装部材84Cの引っ掛け部98に引っ掛かることで、外装部材84Cの先端側96が延長部材120Cの引っ掛かり部136に覆われることで、外観をよくすることができる。
【0075】
その後、延長部材120Cを引き出す。このとき、外装部材84Cの切り欠き部94と対応する部分の延長部材120Cを掴むことで延長部材120Cを引き出すことができる(図10参照)。なお、実施形態4の延長部材120Cでは、外装部材84Cの切り欠き部から延長部材120Cを摘むことができるので、実施形態2、3と同様に実施形態1のような操作部の形成を省略することができる。
【符号の説明】
【0076】
10、10A、10B、10C 画像形成装置
12 画像形成装置本体
16 排出部
18 記録媒体供給装置
20 画像形成ユニット
22 光書込み装置
36 定着装置
52 搬送ロール
54 リタードロール
56 搬送路
58 レジストロール
60 排出ロール
80、80A、80B、80C 手差しユニット(開閉装置)
82 手差しピックロール
84、84A、84B、84C 外装部材
86 収容空間
90 第1軸部
92 移動溝
94 切り欠き部
98 引っ掛け部
102 支持部
104 基台部材
108 第2軸部
110 記録媒体配置部
114 移動突起
116 案内溝
118 延長部材配置部
120、120A、120B、120C 延長部材
124 案内部
126 案内突起
130 操作穴(操作部)
132 操作突起(操作部)
136 引っ掛かり部
140 支持突起


図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13