(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記並べ替えステータスは、並べ替えが進行中であるのかまたは進行中でないのかという第2の指示、パケット並べ替えタイマーのために残っている時間、あるいは前記パケット並べ替えタイマーが開始してからの時間のうちの少なくとも1つに基づく、請求項1に記載の方法。
前記第1の接続から前記電力消費モードの前記指示を受信することが、前記第1の接続または前記第2の接続のうちの少なくとも1つを介して受信されるパケットが正常に並べ替えられているかどうかを決定することをさらに備え、前記第2の接続の前記電力動作モードを切り替えることが、前記パケットが正常に並べ替えられていると決定することにさらに少なくとも基づく、請求項1に記載の方法。
前記第1の接続から前記電力消費モードの前記指示を受信することが、不連続受信(DRX)非アクティビティタイマーの満了に続いて前記第1の接続について別の電力動作モードに入ることに関係する前記第1の接続の前記DRX非アクティビティタイマーがトーリングしているのかどうかを決定することをさらに備える、請求項1に記載の方法。
前記DRX非アクティビティタイマーがトーリングしていると決定することが、前記第1の接続を介してダウンリンク送信を受信することに基づいて前記DRX非アクティビティタイマーがトーリングしていると決定することを備える、請求項5に記載の方法。
前記第1の接続から前記電力消費モードの前記指示を受信することが、オン継続時間タイマーの満了に続いて前記第1の接続について別の電力動作モードから出ることに関係する前記第1の接続の前記オン継続時間タイマーが満了したのかどうかを決定することをさらに備える、請求項1に記載の方法。
前記指示を受信することが、前記第2の接続を介した前記電力動作モードを出ることを指示する制御パケットを前記第1の接続または前記第2の接続を介して受信することをさらに備える、請求項1に記載の方法。
前記電力動作モードを切り替えることは、前記電力動作モードが前記第2の接続に対して許可されることを示す別の制御パケットが前記第1の接続または前記第2の接続を介して受信されるまで、前記電力動作モードから離れたままであることを、前記制御パケットに基づいて、決定することをさらに備える、請求項9に記載の方法。
前記制御パケットが、前記電力動作モードに入ることの周期的パターンまたは前記電力動作モードから出ることの周期的パターンのうちの少なくとも1つを定義する、請求項9に記載の方法。
前記並べ替えステータスは、並べ替えが進行中であるのかまたは進行中でないのかという第2の指示、パケット並べ替えタイマーのために残っている時間、あるいは前記パケット並べ替えタイマーが開始してからの時間のうちの少なくとも1つに基づく、請求項13に記載の装置。
前記少なくとも1つのプロセッサが、前記第1の接続または前記第2の接続のうちの少なくとも1つを介して受信されるパケットが正常に並べ替えられているかどうかを決定することにさらに少なくとも基づいて前記第1の接続から前記電力消費モードの前記指示を受信するように構成され、ここにおいて、前記少なくとも1つのプロセッサは、前記パケットが並べ替えられていると決定することにさらに少なくとも基づいて前記第2の接続の前記電力動作モードを切り替えることを行うように構成された、請求項13に記載の装置。
前記少なくとも1つのプロセッサが、不連続受信(DRX)非アクティビティタイマーの満了に続いて前記第1の接続について別の電力動作モードに入ることに関係する前記第1の接続の前記DRX非アクティビティタイマーがトーリングしているのかどうかを決定することにさらに少なくとも基づいて前記第1の接続から前記電力消費モードの前記指示を受信することを行うように構成された、請求項13に記載の装置。
前記少なくとも1つのプロセッサが、前記第1の接続を介してダウンリンク送信を受信することに基づいて前記DRX非アクティビティタイマーがトーリングしていると決定することを行うように構成された、請求項16に記載の装置。
前記少なくとも1つのプロセッサが、オン継続時間タイマーの満了に続いて前記第1の接続について別の電力動作モードから出ることに関係する前記第1の接続の前記オン継続時間タイマーが満了したのかどうかを決定することにさらに少なくとも基づいて前記第1の接続から前記電力消費モードの前記指示を受信することを行うように構成された、請求項13に記載の装置。
前記少なくとも1つのプロセッサが、前記第2の接続を介した前記電力動作モードを出ることを指示する制御パケットを前記第1の接続または前記第2の接続を介して受信することにさらに少なくとも基づいて前記指示を受信することを行うように構成された、請求項13に記載の装置。
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記電力動作モードが前記第2の接続に対して許可されることを示す別の制御パケットが前記第1の接続または前記第2の接続を介して受信されるまで、前記電力動作モードから離れたままであることを決定することに基づいて前記電力動作モードを出ることを行うように構成された、請求項20に記載の装置。
前記制御パケットが、前記電力動作モードに入るべき時間または周期的パターンまたは前記電力動作モードから出るべき時間または周期的パターンのうちの少なくとも1つを示す、請求項20に記載の装置。
前記並べ替えステータスは、並べ替えが進行中であるのかまたは進行中でないのかという第2の指示、パケット並べ替えタイマーのために残っている時間、あるいは前記パケット並べ替えタイマーが開始してからの時間のうちの少なくとも1つに基づく、請求項23に記載の装置。
前記並べ替えステータスは、並べ替えが進行中であるのかまたは進行中でないのかという第2の指示、パケット並べ替えタイマーのために残っている時間、あるいは前記パケット並べ替えタイマーが開始してからの時間のうちの少なくとも1つに基づく、請求項27に記載の非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
【発明を実施するための形態】
【0025】
[0034]添付の図面に関して以下に記載される発明を実施するための形態は、様々な構成を説明するものであり、本明細書で説明する概念が実施され得る構成のみを表すものではない。発明を実施するための形態は、様々な概念の完全な理解を与えるための具体的な詳細を含む。しかしながら、これらの概念がこれらの特定の詳細なしに実施され得ることは、当業者には明らかであろう。場合によっては、そのような概念を曖昧にすることを回避するために、よく知られている構造および構成要素がブロック図の形態で示される。
【0026】
[0035]トラフィックアグリゲーションを用いたワイヤレスネットワークにおける通信をスケジュールするための様々な技法について説明する。たとえば、ワイヤレスデバイス(たとえば、ユーザ機器(UE))は、第1のワイヤレスネットワークにアクセスするために、第1のRATを使用して第1のアクセスポイントと通信することができ、第2のRATを使用して第2のアクセスポイントと通信することができ、ここで、第2のアクセスポイントは、第1のアクセスポイントを介して第1のワイヤレスネットワークへの追加のアクセスを容易にし得る。たとえば、第1のアクセスポイントとは異なる無線アクセスネットワーク(RAN)の一部であり得る第2のアクセスポイントは、(たとえば、バックホールリンクを介して)第1のアクセスポイントと通信することによって第1のネットワークとワイヤレスデバイスとの間の通信を可能にすることができる。この点について、ワイヤレスデバイスは、第1のワイヤレスネットワークにアクセスするために、それぞれ第1のRATおよび第2のRATを使用して第1のアクセスポイントおよび第2のアクセスポイントに接続することができる。パケットは、第1のアクセスポイントと第2のアクセスポイントとからワイヤレスデバイスに同時に通信され得、順序が乱れて到着し、ワイヤレスデバイスによって処理され得る。したがって、ワイヤレスデバイスは、第1のアクセスポイントと第2のアクセスポイントとから受信されたパケットごとに示されるシーケンス番号に少なくとも部分的に基づいてパケットを並べ替え得る。パケットまたは他のデータユニットの並べ替えは、媒体アクセス制御(MAC)レイヤ、無線リンク制御(RLC)レイヤ、パケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)レイヤ、インターネットプロトコル(IP)レイヤ、伝送制御プロトコル(TCP)またはTCP/IPレイヤ、ユーザデータグラムプロトコル(UDP)またはUDP/IPレイヤ、アプリケーションレイヤなどの1つまたは複数のネットワークレイヤにおいて行われ得る。
【0027】
[0036]一例では、ワイヤレスデバイスは、第1または第2のアクセスポイントとの接続を介してある電力動作モードに入り得る。その電力動作モードは、ワイヤレスデバイスが通信するのを中止する間に電力節約モードまたは他のモードに関係することができる。その電力動作モードは、いくつかの時間期間中に関係する接続についてワイヤレスデバイスの無線リソースを中断することを含むことができ、したがって、信号は、その時間期間中に受信または送信されないことがある。ただし、その電力動作モードでの接続を介していくつかのパケットが受信されないことがあるので、これは、ワイヤレスデバイスにおけるパケット並べ替えを抑止し得、ワイヤレスデバイスとのアクティブ接続を有する第1および/または第2のアクセスポイントは、他の接続がその電力動作モードにあることを知らないことがある。したがって、パケット並べ替えが中断され得、パケットがある時間期間内に受信されず、並べ替えられない場合、パケットはドロップされ得る。
【0028】
[0037]特定の例では、ワイヤレスデバイスは、(たとえば、接続を介したデータ送信/受信トラフィック非アクティビティを検出すること、電力動作モードによって定義された時間期間中に異なるチャネル上で他のアクセスポイントを発見するために走査することを決定することなどに少なくとも部分的に基づいて)電力を節約するためにアクセスポイントとの接続を介してある電力動作モードに入ることを決定し得る。ワイヤレスデバイスがその電力動作モードにあるとき、アクセスポイントは、パケットが要求されるか、またはさもなければデバイスがその電力動作モードを出るまで、ワイヤレスデバイス宛てのパケットをバッファし得る。いくつかの例では、アクセスポイントは、バッファデータパケットに関してワイヤレスデバイスに通知するために、その電力動作モードにあるワイヤレスデバイスについてビーコン中のトラフィック指示マップ(TIM:traffic indication map)ビットセットを保ち得る。これにより、アクセスポイントがワイヤレスデバイスについてデータパケットをバッファしたことをワイヤレスデバイスが検出することが可能になり得、ワイヤレスデバイスは、それに応じて、(たとえば、Wi−Fiまたは同様の機能中で省電力ポール(PS−Poll:power save-poll)を使用して)データパケットを要求し、および/またはその電力動作モードを出て、アクセスポイントがワイヤレスデバイスについてバッファデータパケットを送信することができるようにアクセスポイントに通知することができる。
【0029】
[0038]この点について、ワイヤレスデバイスがその電力動作モードにあるとき、データパケットは、送信される前に、数ミリ秒から数百ミリ秒までの可変時間量の間アクセスポイント上でバッファされ得る。ビーコン送信間隔(たとえば、Wi−Fiにおける100ミリ秒(ms))、次のビーコン送信に関するアクセスポイントにおけるデータパケット到着時間、伝送媒体がアクセスポイントにおいてターゲットビーコン送信時間(TBTT)にビジーであることによる遅延ビーコン送信、その電力動作モードにあるときにいくつかのビーコンをスキップするワイヤレスデバイスの挙動(たとえば、いくつかのワイヤレスデバイスは、配信トラフィック指示マップ(DTIM)間隔の倍数においてのみビーコンを処理し得る、(たとえば、伝送媒体上での衝突による)消失/紛失ビーコン、PS−Pollハンドシェイクのため、またはワイヤレスデバイスからアクセスポイントへの電力動作モード指示を出るという指示のためにかかる時間など、様々なファクタが可変バッファ継続時間に影響を及ぼし得る。
【0030】
[0039]いずれの場合も、(たとえば、PDCPレイヤにおける)ワイヤレスデバイス上での並べ替えタイムアウトは、ワイヤレスデバイスがその電力動作モードにあるときアクセスポイント上での変動するバッファリング継続時間よりも小さい値であり得る(たとえば、65ms)。これは、他のアグリゲート接続上のパケット(たとえば、PDCPパケット)が受信されたときにワイヤレスデバイス上での頻繁な並べ替えタイムアウトを生じ得るが、その電力動作モードでの接続を介して送られるパケットは、アクセスポイントにおけるバッファリングにより遅延し、並べ替えキューに1つまたは複数のパケットがある。並べ替えタイムアウトは、並べ替えキューから上位レイヤへのパケットのフラッシング(たとえば、UDP/IP、TCP/IPなどのレイヤへのPDCPパケットのフラッシング)を生じ得、これは、損失パケットを受け、エンドツーエンドアプリケーションに影響を及ぼすことができる。並べ替えタイムアウトに加えて、パケットのフラッシングは、並べ替えられるべきパケットによって使用されるメモリが大きくなりすぎるとトリガされ得る。アクセスポイントからのバッファPDCPパケットは、おそらく最終的にワイヤレスデバイスに達し得るが、これは、ワイヤレスデバイスのPDCPレイヤ並べ替え窓が移動する並べ替えタイムアウトの後になり得、遅延PDCPパケットは、もはや使用されず、ドロップされる。さらに、任意の量の並べ替えは、ワイヤレスデバイスにおける処理負担を増加させ得、これは、デバイス電力に悪影響を有し得、および/または順が狂ったパケットを一時的に記憶するために追加のメモリを必要とし得る。
【0031】
[0040]したがって、本明細書で説明する態様は、複数の電力動作モードを可能にするアグリゲート接続を介したそのようなパケットロスを回避することに関する。関係する接続を介して送信されるパケットを受信するために複数の電力動作モードを扱うためにワイヤレスデバイスおよび/またはアクセスポイントにおいて様々な機構が使用され得る。たとえば、第1のアクセスポイントから第1の接続を介して通信を受信するワイヤレスデバイスは、第2のアクセスポイントとの第2の接続がある電力動作モードにあるのかどうかを決定することができる。その電力動作モードは、たとえば、第2の接続がアクセスポイントと通信するためのアクティブリソースを有する接続モードなどの実質的に任意の全電力または制限電力動作モード、第2の接続がいくつかのリソースを介してページング信号を周期的に受信するように制限され得るアイドルモード、第2の接続に関係するトランシーバまたは他の無線周波数(RF)フロントエンド構成要素がある時間期間の間電源切断されるスリープまたは電源切断モードなどを含むことができる。いずれの場合も、ワイヤレスデバイスは、第1および/または第2の接続を介した通信の1つまたは複数の態様(たとえば、第1の接続を介して通信を受信すること、受信パケットの並べ替え、第1の接続を介して通信を受信することに関係するトーリングまたはタイマーの満了を決定すること、制御パケットを受信することなどに関係する態様)に基づいて第2の接続のための電力動作モードを出るか、またはそれを(たとえば、接続モードまたは他の全電力モードに)切り替えることによって第2の接続のための電力動作モードを決定し得る。具体的には、たとえば、通信の1つまたは複数の態様は、第1および/または第2の接続を介した電力消費モードの指示に対応し得、ここで、電力消費モードの指示は、第1の接続および/または第2の接続を介して受信されたパケットを並べ替えることに関係する並べ替えステータス、パケット並べ替えタイマーに残っている時間の指示または決定、第1の接続および/または第2の接続を介して受信されたパケットが正常に並べ替えられているかどうかに関する指示または決定、不連続受信(DRX)非アクティビティタイマーの満了に続いて第1のRATについて別の電力動作モードに入ることに関係する第1のRATのDRX非アクティビティタイマーがトーリングしているのかどうかに関する指示または決定、オン継続時間タイマーの満了に続いて第1のRATについて別の電力動作モードを出ることに関係する第1のRATのオン継続時間タイマーが満了したのかどうかに関する指示または決定、第1の接続を介してダウンリンク送信を受信すること、第2の接続を介してその電力動作モードから出ることを示す制御パケットを第1の接続または第2の接続を介して受信することなど、第1および/または第2の接続を介してワイヤレスデバイスによって電力が使用されているという実質的に任意の指示を含み得る。
【0032】
[0041]別の例では、第1のアクセスポイントは、(たとえば、第2のアクセスポイントからの情報に基づいて)第2の接続がある電力動作モードにあるのかどうかを決定することができ、それに応じて、第2の接続を介してワイヤレスデバイスに送信するためのデータを第2のアクセスポイントに与えることを回避することができる。また別の例では、第1のアクセスポイントは、(たとえば、ワイヤレスデバイスに制御パケットを送信することによって)第2の接続を介した電力動作モードを出るようにワイヤレスデバイスに命令することができ、それに応じて、第2の接続を介してワイヤレスデバイスに送信するためのデータを第2のアクセスポイントに与えることができる。
【0033】
[0042]本明細書で説明する技法は、CDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC−FDMAおよび他のネットワークなど、様々なワイヤレス通信ネットワークのために使用され得る。「ネットワーク」および「システム」という用語はしばしば互換的に使用される。CDMAネットワークは、ユニバーサル地上波無線アクセス(UTRA:Universal Terrestrial Radio Access)、cdma2000などの無線技術を実装し得る。UTRAは、広帯域CDMA(WCDMA(登録商標):Wideband CDMA)およびCDMAの他の変形態を含む。cdma2000は、IS−2000、IS−95およびIS−856規格をカバーする。TDMAネットワークは、モバイル通信用グローバルシステム(GSM(登録商標))などの無線技術を実装し得る。OFDMAネットワークは、発展型UTRA(E−UTRA:Evolved UTRA)、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB:Ultra Mobile Broadband)、IEEE802.11(Wi−Fi)、IEEE802.16(WiMAX(登録商標))、IEEE802.20、Flash−OFDMAなどの無線技術を実装し得る。UTRAおよびE−UTRAはUMTSの一部である。3GPP(登録商標) LTEおよびLTEアドバンスト(LTE−A)は、E−UTRAを使用するUMTSの新しいリリースである。UTRA、E−UTRA、UMTS、LTE、LTE−A、およびGSMは、「第3世代パートナーシッププロジェクト」(3GPP)と称する団体からの文書に記載されている。cdma2000およびUMBは、「第3世代パートナーシッププロジェクト2」(3GPP2)と称する団体からの文書に記載されている。本明細書で説明する技法は、上記のワイヤレスネットワークおよび無線技術、ならびに他のワイヤレスネットワークおよび無線技術のために使用され得る。明快のために、本技法のいくつかの態様について以下ではLTEに関して説明し、以下の説明の大部分においてLTE用語を使用する。
【0034】
[0043]
図1は、本明細書で説明する態様による、ワイヤレス通信システム100の一例を概念的に示すブロック図である。ワイヤレス通信システム100は、基地局(またはセル)105と、ユーザ機器(UE)115と、コアネットワーク130とを含む。基地局105のうちの1つまたは複数は、随意に、本明細書でさらに説明するように、複数の接続のうちの少なくとも1つのための決定された電力動作モードに基づいてトラフィックアグリゲーション中の複数の接続を介した1つまたは複数のUE115への通信をいつスケジュールすべきかを決定するためにスケジューリング構成要素520を含むことができ、および/またはそれに結合され得る。UE115のうちの1つまたは複数は、随意に、本明細書でさらに説明するように、それらの並べ替えのための1つまたは複数の接続を介した通信を受信することを容易にするためにトラフィックアグリゲーション中の複数の接続のうちの1つまたは複数を介した電力動作モードを管理するために通信構成要素540を含むことができ、および/またはそれに結合され得る。基地局105は、様々な実施形態ではコアネットワーク130または基地局105の一部であり得る、基地局コントローラ(図示せず)の制御下でUE115と通信し得る。基地局105は、第1のバックホールリンク132を通してコアネットワーク130と制御情報および/またはユーザデータを通信し得る。いくつかの実施形態では、基地局105は、ワイヤードまたはワイヤレス通信リンクであり得る第2のバックホールリンク134を介して互いに直接または間接的に通信し得る。ワイヤレス通信システム100は、複数のキャリア(異なる周波数の波形信号)上での動作をサポートし得る。マルチキャリア送信機は、複数のキャリア上で同時に変調された信号を送信し得る。たとえば、各通信リンク125は、上記で説明した様々な無線技術に従って変調されたマルチキャリア信号であり得る。各被変調信号は、異なるキャリア上で送られ得、制御情報(たとえば、基準信号、制御チャネルなど)、オーバーヘッド情報、データなどを搬送し得る。ワイヤレス通信システム100はまた、複数のフロー上での動作を同時にサポートし得る。いくつかの態様では、複数のフローは、複数のワイヤレスワイドエリアネットワーク(WWAN)またはセルラーフローに対応し得る。他の態様では、複数のフローは、WWANまたはセルラーフローとワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)またはWi−Fiフローとの組合せに対応し得る。
【0035】
[0044]基地局105は、1つまたは複数の基地局アンテナを介してUE115とワイヤレス通信し得る。基地局105のサイトの各々は、それぞれの地理的カバレージエリア110に通信カバレージを与え得る。いくつかの実施形態では、基地局105は、基地トランシーバ局、無線基地局、アクセスポイント、無線トランシーバ、基本サービスセット(BSS)、拡張サービスセット(ESS)、ノードB、eノードB、ホームノードB、ホームeノードB、または何らかの他の好適な用語で呼ばれることがある。基地局105のための地理的カバレージエリア110は、カバレージエリアの一部分のみを構成するセクタに分割され得る(図示せず)。ワイヤレス通信システム100は、異なるタイプ(たとえば、マクロ基地局、マイクロ基地局、および/またはピコ基地局)の基地局105を含み得る。異なる技術に対して重複するカバレージエリアがあり得る。概して、基地局105−aは、WWANに対応する基地局であり得(たとえば、LTEまたはUMTSマクロセル、ピコセル、フェムトセルなどの基地局)、基地局105−bは、WLANに対応する基地局であり得る(たとえば、Wi−Fiホットスポット)。ただし、単一の基地局105が、複数のRAT(たとえば、LTEとWi−Fi、LTEとUMTS、UMTSとWi−Fiなど)を介した通信をサポートすることができることを諒解されたい。
【0036】
[0045]実装形態では、ワイヤレス通信システム100はLTE/LTE−Aネットワーク通信システムである。LTE/LTE−Aネットワーク通信システムでは、発展型ノードB(eノードB)という用語は、概して、基地局105について説明するために使用され得る。ワイヤレス通信システム100は、異なるタイプのeノードBが様々な地理的領域にカバレージを与える、異種LTE/LTE−Aネットワークであり得る。たとえば、各eノードB105は、マクロセル、ピコセル、フェムトセル、および/または他のタイプのセルに通信カバレージを与え得る。マクロセルは、比較的大きい地理的エリア(たとえば、半径数キロメートル)をカバーし得、サービスに加入しているUE115によるネットワークプロバイダとの無制限アクセスを可能にし得る。ピコセルは、比較的小さい地理的エリア(たとえば、建築物)をカバーし得、サービスに加入しているUE115によるネットワークプロバイダとの無制限アクセスを可能にし得る。フェムトセルは、比較的小さい地理的エリア(たとえば、自宅)をカバーし得、無制限アクセスに加えて、フェムトセルとの関連を有するUE115(たとえば、限定加入者グループ(CSG:closed subscriber group)中のUE115、自宅内のユーザのためのUE115など)による制限付きアクセスをも可能にし得る。マクロセルのためのeノードB105はマクロeノードBと呼ばれることがある。ピコセルのためのeノードB105はピコeノードBと呼ばれることがある。また、フェムトセルのためのeノードB105はフェムトeノードBまたはホームeノードBと呼ばれることがある。eノードB105は、1つまたは複数の(たとえば、2つ、3つ、4つなどの)セルをサポートし得る。ワイヤレス通信システム100は、UE115のうちの1つまたは複数によるLTEおよびWLANまたはWi−Fiの使用をサポートし得る。
【0037】
[0046]コアネットワーク130は、第1のバックホールリンク132(たとえば、S1インターフェースなど)を介してeノードB105または他の基地局105と通信し得る。eノードB105はまた、たとえば、第2のバックホールリンク134(たとえば、X2インターフェースなど)を介しておよび/または第1のバックホールリンク132を介して(たとえば、コアネットワーク130を通して)直接または間接的に、互いに通信し得る。ワイヤレス通信システム100は同期動作または非同期動作をサポートし得る。同期動作の場合、eノードB105は同様のフレームタイミングを有し得、異なるeノードB105からの送信は近似的に時間的に整合され得る。非同期動作の場合、eノードB105は異なるフレームタイミングを有し得、異なるeノードB105からの送信は時間的に整合されないことがある。本明細書で説明する技法は、同期動作または非同期動作のいずれにも使用され得る。
【0038】
[0047]UE115は、ワイヤレス通信システム100全体にわたって分散され得、各UE115は固定またはモバイルであり得る。UE115はまた、当業者によって、移動局、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、または何らかの他の適切な用語で呼ばれることがある。UE115は、セルラーフォン、携帯情報端末(PDA)、ワイヤレスモデム、ワイヤレス通信デバイス、ハンドヘルドデバイス、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、コードレスフォン、ワイヤレスローカルループ(WLL)局などであり得る。UE115は、マクロeノードB、ピコeノードB、フェムトeノードB、リレーなどと通信することが可能であり得る。
【0039】
[0048]ワイヤレス通信システム100に示されている通信リンク125は、UE115からeノードB105へのアップリンク(UL)送信および/またはeノードB105からUE115へのダウンリンク(DL)送信を含み得る。ダウンリンク送信は順方向リンク送信と呼ばれることもあり、アップリンク送信は逆方向リンク送信と呼ばれることもある。
【0040】
[0049]ワイヤレス通信システム100のいくつかの態様では、UE115は、2つ以上のeノードB105でキャリアアグリゲーション(CA)をサポートするように構成され得る。キャリアアグリゲーションのために使用されるeノードB105はコロケートされ得るか、または高速接続を通して接続され得る。いずれの場合も、UE115とeノードB105との間のワイヤレス通信のためのコンポーネントキャリア(CC)のアグリゲーションを協調させることは、キャリアアグリゲーションを実行するために使用されている様々なセル間で情報が容易に共有され得るので、より容易に行われ得る。キャリアアグリゲーションのために使用されるeノードB105がコロケートされない(たとえば、遠くに離れているかまたはそれらの間の高速接続を有しない)とき、コンポーネントキャリアのアグリゲーションを協調させることは、追加の態様を伴い得る。
【0041】
[0050]さらに、たとえば、いくつかの基地局105は、上記で説明したようにキャリアアグリゲーションに基づいて可能になり得る、異なるRATを使用する基地局が(たとえば、所与のUE115のために)両方の基地局からのトラフィックをアグリゲートするために通信することができるように、トラフィックアグリゲーションをサポートすることができる。たとえば、UE115−aは、基地局105−aおよび基地局105−bと通信することができ、基地局105−bは、関係するWWANに通信するためにUE115−aと基地局105−aとの間のトラフィックのアグリゲーションを協調させるために基地局105−aと通信することができる。したがって、一例では、UE115−aは、1つまたは複数のトランシーバを使用して、LTE通信およびWi−Fi通信をサポートし得る。この点について、たとえば、UE115−aが、それぞれのRATを使用して異なるRANを動作させる基地局105−aと基地局105−bとに第1のワイヤレスネットワークのためのデータを通信するように、UE115−aのためのトラフィックアグリゲーションが確立され得る。基地局105−bは、関係する第1のワイヤレスネットワークにおいて通信するために、基地局105−aとの間でデータを与えることができる。この構成は、UE115−aについてスループットの増加または他の接続性プロパティの改善を可能にする。さらに、トラフィックアグリゲーションは、この点について、対応するシーケンス番号をもつパケットまたはデータユニットを有する1つまたは複数のネットワークレイヤで行われ得、したがって、パケットまたはデータユニットがUE115−aにおいて順序が乱れて受信され得、したがって、UE115−aは、パケットを並べ替えることができる。たとえば、トラフィックアグリゲーションは、MACレイヤ、RLCレイヤ、PDCPレイヤ、IPレイヤ、TCPまたはTCP/IPレイヤ、UDPまたはUDP/IPレイヤ、1つまたは複数のアプリケーションレイヤなどを介して行われ得る。
【0042】
[0051]
図2は、本明細書で説明する態様に従って構成されたeノードB210およびUE250の例を概念的に示すブロック図である。たとえば、
図2に示されているように、システム200の基地局/eノードB210およびUE250は、それぞれ、
図1中の基地局/eノードBのうちの1つおよびUEのうちの1つであり得る。したがって、基地局/eノードB210は、随意に、本明細書でさらに説明するように、複数の接続のうちの少なくとも1つのための決定された電力動作モードに基づいてトラフィックアグリゲーション中の複数の接続を介した1つまたは複数のUE250への通信をいつスケジュールすべきかを決定するためにスケジューリング構成要素520を含むことができ、および/またはそれに結合され得る。UE250は、随意に、本明細書でさらに説明するように、それらの並べ替えのための1つまたは複数の接続を介した通信を受信することを容易にするためにトラフィックアグリゲーション中の複数の接続のうちの1つまたは複数を介した電力動作モードを管理するために通信構成要素540を含むことができ、および/またはそれに結合され得る。いくつかの態様では、eノードB210は、本明細書で説明するように、トラフィックアグリゲーションをサポートし得る。いくつかの態様では、UE250も、トラフィックアグリゲーションをサポートし得る。UE250は、eノードB210または他のネットワークエンティティから、トラフィックアグリゲーションのための構成情報を受信し得る。基地局210はアンテナ234
1〜tを装備し得、UE250はアンテナ252
1〜rを装備し得、ここにおいて、tおよびrは1よりも大きいかまたはそれに等しい整数である。
【0043】
[0052]基地局210において、基地局送信プロセッサ220は、基地局データソース212からデータを受信し、基地局コントローラ/プロセッサ240から制御情報を受信し得る。制御情報は、PBCH、PCFICH、物理ハイブリッド自動再送要求/要求(HARQ)インジケータチャネル(PHICH)、PDCCHなどの上で搬送され得る。データは、PDSCHなどの上で搬送され得る。基地局送信プロセッサ220は、データシンボルおよび制御シンボルを取得するために、それぞれデータおよび制御情報を処理(たとえば、符号化およびシンボルマッピング)し得る。基地局送信プロセッサ220はまた、たとえば、PSS、SSS、およびセル固有基準信号(RS:reference signal)のための、基準シンボルを生成し得る。基地局送信(TX)多重入力多重出力(MIMO)プロセッサ230は、適用可能な場合、データシンボル、制御シンボル、および/または基準シンボルにおいて空間処理(たとえば、プリコーディング)を実施し得、基地局変調器/復調器(MOD/DEMOD)232
1〜tに出力シンボルストリームを与え得る。各基地局変調器/復調器232は、出力サンプルストリームを取得するために、(たとえば、OFDMなどのために)それぞれの出力シンボルストリームを処理し得る。各基地局変調器/復調器232はさらに、ダウンリンク信号を取得するために、出力サンプルストリームを処理(たとえば、アナログへの変換、増幅、フィルタ処理、およびアップコンバート)し得る。変調器/復調器232
1〜tからのダウンリンク信号は、それぞれアンテナ234
1〜tを介して送信され得る。
【0044】
[0053]UE250において、UEアンテナ252
1〜rは、基地局210からダウンリンク信号を受信し得、受信信号をそれぞれUE変調器/復調器(MOD/DEMOD)254
1〜rに与え得る。各UE変調器/復調器254は、入力サンプルを取得するために、それぞれの受信信号を調整(たとえば、フィルタ処理、増幅、ダウンコンバート、およびデジタル化)し得る。各UE変調器/復調器254はさらに、受信シンボルを取得するために、(たとえば、OFDMなどのために)入力サンプルをさらに処理することができる。UE MIMO検出器256は、すべてのUE変調器/復調器254
1〜rから受信シンボルを取得し、適用可能な場合は受信シンボルに対してMIMO検出を実行し、検出シンボルを与え得る。UE受信プロセッサ258は、検出シンボルを処理(たとえば、復調、デインターリーブ、および復号)し、UE250の復号されたデータをUEデータシンク260に与え、復号された制御情報をUEコントローラ/プロセッサ280に与え得る。
【0045】
[0054]アップリンク上では、UE250において、UE送信プロセッサ264は、UEデータソース262から(たとえば、PUSCHのための)データを受信し、処理し得、UEコントローラ/プロセッサ280から(たとえば、PUCCHのための)制御情報を受信し、処理し得る。UE送信プロセッサ264はまた、基準信号のための基準シンボルを生成することができる。UE送信プロセッサ264からのシンボルは、適用可能な場合、UE TX MIMOプロセッサ266によってプリコーディングされ、(たとえば、SC−FDMなどのために)UE変調器/復調器254
1〜rによってさらに処理され、基地局210に送信され得る。基地局210において、UE250からのアップリンク信号は、基地局アンテナ234によって受信され、基地局変調器/復調器232によって処理され、適用可能な場合は基地局MIMO検出器236によって検出され、UE250によって送られた復号されたデータと制御情報とが取得するために、基地局受信プロセッサ238によってさらに処理され得る。基地局受信プロセッサ238は、復号されたデータを基地局データシンク246に与え、復号された制御情報を基地局コントローラ/プロセッサ240に与え得る。
【0046】
[0055]基地局コントローラ/プロセッサ240およびUEコントローラ/プロセッサ280は、それぞれ、基地局210およびUE250における動作を指示し得る。UE250におけるUEコントローラ/プロセッサ280ならびに/または他のプロセッサおよびモジュールはまた、たとえば、
図5に示された機能ブロック、および/または本明細書で説明する技法のための他のプロセス(たとえば、
図6および
図8〜
図10に示されたフローチャート)を実行するか、またはその実行を指示し得る。いくつかの態様では、これらの機能ブロックおよび/またはプロセスの実行の少なくとも一部分は、UEコントローラ/プロセッサ280中のブロック281によって実行され得る。基地局メモリ242およびUEメモリ282は、それぞれ基地局210およびUE250のためのデータおよびプログラムコードを記憶し得る。たとえば、UEメモリ282は、基地局210および/または別の基地局によって与えられる多重接続性についての構成情報を記憶し得る。スケジューラ244は、ダウンリンクおよび/またはアップリンク上でのデータ送信のためにUE250をスケジュールするために使用され得る。
【0047】
[0056]一構成では、UE250は、第1のRATを使用して第1のサービングノードとの第1の接続を確立するための手段、第2のRATを使用して第2のサービングノードとの第2の接続を確立するための手段、第1の接続のための電力消費モードの指示を受信するための手段、および/または指示に少なくとも部分的に基づいて第2の接続の電力動作モードを決定するための手段を含み得る。一態様では、上述の手段は、上述の手段によって具陳された機能を実行するように構成された、UEコントローラ/プロセッサ280、UEメモリ282、UE受信プロセッサ258、UE MIMO検出器256、UE変調器/復調器254、および/またはUEアンテナ252であり得る(および/またはそれに結合され得る)。別の態様では、上述の手段は、上述の手段によって具陳された機能を実行するように構成されたモジュール、構成要素、または任意の装置であり得る。そのようなモジュール、構成要素、または装置の例について、
図5に関して説明し得る。
【0048】
[0057]一構成では、基地局210は、第1のRATを使用して第1の接続を介してUEにサービスするための手段、第2のRATを使用してアクセスポイントとの第2の接続に関連する電力動作モードでUEが構成されるのかどうかを決定するための手段、UEが第2の接続に関連する電力動作モードで構成されるという決定に少なくとも部分的に基づいて第1の時間間隔中に第2の接続についてのデータをスケジュールするための手段、および/または第2の時間間隔中に第1の接続と第2の接続との上でデータをスケジュールするための手段を含み得る。基地局210はまた、第2のRATを使用するアクセスポイントを通じて第2の接続を介してUEと通信するための手段、第2の接続を介した電力動作モードを出ることを示す制御パケットを第1の接続または第2の接続を介してUEに送信するための手段、および/または制御パケットを送信することに少なくとも部分的に基づいて第1の接続および第2の接続上での送信のためのデータをスケジュールするための手段を含み得る。基地局210は、第2の接続がある電力動作モードにあるのかどうかを示す情報をアクセスポイントから受信することに少なくとも部分的に基づいて第2の接続がその電力動作モードにあるのかどうかを決定するための手段、および/または第2の接続がその電力動作モードにあるのかどうかに少なくとも部分的に基づいて第1の接続および第2の接続上での送信のためのデータをスケジュールするための手段をさらに含み得る。一態様では、上述の手段は、上述の手段によって具陳された機能を実行するように構成された、基地局コントローラ/プロセッサ240、基地局メモリ242、基地局受信プロセッサ238、基地局MIMO検出器236、基地局変調器/復調器232、および/または基地局アンテナ234であり得る(および/またはそれに結合され得る)。別の態様では、上述の手段は、上述の手段によって具陳された機能を実行するように構成されたモジュール、構成要素、または任意の装置であり得る。そのようなモジュール、構成要素、または装置の例について、
図5に関して説明し得る。
【0049】
[0058]
図3は、本明細書で説明する態様による、UEにおける無線アクセス技術のアグリゲーションを概念的に示すブロック図である。アグリゲーションは、1つまたは複数のコンポーネントキャリア1〜N(CC
1〜CC
N)を使用してeノードB305−aと通信し、および/またはWLANコンポーネントキャリア340を使用してWLANアクセスポイント(AP)305−bと通信することができる、マルチモードUE315を含むシステム300中で行われ得る。eノードB305−aは、随意に、本明細書でさらに説明するように、複数の接続のうちの少なくとも1つのための決定された電力動作モードに基づいてトラフィックアグリゲーション中の複数の接続を介した1つまたは複数のUE315への通信をいつスケジュールすべきかを決定するためにスケジューリング構成要素520を含むことができ、および/またはそれに結合され得る。UE315は、随意に、本明細書でさらに説明するように、それらの並べ替えのための1つまたは複数の接続を介した通信を受信することを容易にするためにトラフィックアグリゲーション中の複数の接続のうちの1つまたは複数を介した電力動作モードを管理するために通信構成要素540を含むことができ、および/またはそれに結合され得る。マルチモードUEは、この例では、2つ以上の無線アクセス技術(RAT)をサポートするUEを指すことがある。たとえば、UE315は、少なくともWWAN無線アクセス技術(たとえば、LTE)とWLAN無線アクセス技術(たとえば、Wi−Fi)とをサポートする。マルチモードUEはまた、RATのうちの1つまたは複数を使用するキャリアアグリゲーションをサポートし得る。UE315は、
図1、
図2、
図3、
図4、および
図5のUEのうちの1つの一例であり得る。eノードB305−aは、
図1、
図2、
図3、
図4、および
図5のeノードBまたは基地局のうちの1つの一例であり得る。
図3には、1つのUE315、1つのeノードB305−a、および1つのAP305−bのみが示されているが、システム300は、任意の数のUE315、eノードB305−a、および/またはAP305−bを含むことができることを諒解されよう。特定の一例では、UE315は、1つのLTEコンポーネントキャリア330を介して1つのeNB305と通信しながら、別のコンポーネントキャリア330を介して別のeNB305と通信することができる。
【0050】
[0059]eノードB305−aは、LTEコンポーネントキャリアCC
1〜CC
N330上の順方向(ダウンリンク)チャネル332−1〜332−Nを介してUE315に情報を送信することができる。さらに、UE315は、LTEコンポーネントキャリアCC
1〜CC
N上の逆方向(アップリンク)チャネル334−1〜334−Nを介してeノードB305−aに情報を送信することができる。同様に、AP305−bは、WLANコンポーネントキャリア340上の順方向(ダウンリンク)チャネル352を介してUE315に情報を送信し得る。さらに、UE315は、WLANコンポーネントキャリア340の逆方向(アップリンク)チャネル354を介してAP305−bに情報を送信し得る。
【0051】
[0060]一例では、eNB305−aは、eNB305−aに対応するネットワークにデータを通信するためにコンポーネントキャリア330−1(および/またはコンポーネントキャリア330−1〜330−N)ならびにWLANコンポーネントキャリア340を利用するようにUE315を構成することができる。一例では、複数のWLANコンポーネントキャリア340が存在し得る。この点について、トラフィックアグリゲーションは、eNB305−aにWLANコンポーネントキャリア340を介して受信されるトラフィックを通信し、eNB305−aからWLANコンポーネントキャリア340を介してUE315にトラフィックを通信するAP305−bによって与えられる。したがって、eNB305−aは、UE315と対応するネットワークとの間の通信を容易にするために、様々なキャリア(少なくともコンポーネントキャリア330−1およびWLANコンポーネントキャリア340)を利用することができる。UE315はまた、AP305−bまたは別のWLAN APに関係する別のネットワークにアクセスするように構成され得る。説明した構成は、UE315の上位レイヤおよび/またはユーザにアグノスティックであり得るので、これは、UE315においてWLANについて予想されるネットワーク発見および選択と実際のネットワーク発見および選択との間に矛盾を生じ得る。本明細書で説明する態様は、UE315の動作を定義し、ここで、WLANコンポーネントキャリア340は、様々なコンポーネントキャリア330−1〜330−Nおよび340を使用してUE315からeNB305−aへのトラフィックアグリゲーションをサポートし、ここで、トラフィックアグリゲーションは、説明したように、順序外れに受信され得るパケットまたは他のデータユニットを並べ替えるために1つまたは複数のネットワークレイヤで行われ得る。
【0052】
[0061]
図3ならびに開示する実施形態のうちのいくつかに関連する他の図の様々なエンティティについて説明する際、説明の目的で、3GPP LTEまたはLTE−Aワイヤレスネットワークに関連する名称が使用される。ただし、システム300は、限定はしないが、OFDMAワイヤレスネットワーク、CDMAネットワーク、3GPP2 CDMA2000ネットワークなどの他のネットワークにおいて動作することができることを諒解されたい。
【0053】
[0062]
図4は、本明細書で説明する態様による、UE415とEPC480との間のデータ経路445−aおよび445−bの一例を概念的に示すブロック図である。eノードB405は、随意に、本明細書でさらに説明するように、複数の接続のうちの少なくとも1つのための決定された電力動作モードに基づいてトラフィックアグリゲーション中の複数の接続を介した1つまたは複数のUE415への通信をいつスケジュールすべきかを決定するためにスケジューリング構成要素520を含むことができ、および/またはそれに結合され得る。UE415は、随意に、本明細書でさらに説明するように、それらの並べ替えのための1つまたは複数の接続を介した通信を受信することを容易にするためにトラフィックアグリゲーション中の複数の接続のうちの1つまたは複数を介した電力動作モードを管理するために通信構成要素540を含むことができ、および/またはそれに結合され得る。データ経路445−a、445−bは、eノードB405およびWLAN AP406のリソースを使用して送信するためにトラフィックをアグリゲートするためのワイヤレス通信システム401のコンテキスト内で示されている。このベアラ構成は、トラフィックアグリゲーション(たとえば、RANアグリゲーション)において、eノードB405を通過するデータ経路445−aと、WLAN AP406とeノードB405とを通過するデータ経路445−bとを含む。
図2のシステム200は、ワイヤレス通信システム401の部分の一例であり得る。
【0054】
[0063]ワイヤレス通信システム401は、UE415と、eノードB405と、WLAN AP406と、発展型パケットコア(EPC)480と、PDN440と、ピアエンティティ455とを含み得る。UE415は、本明細書で説明するように、トラフィックアグリゲーションをサポートするように構成され得るが、トラフィックアグリゲーションは、eノードB405によって制御され得、UE415の上位レイヤにアグノスティックであり得る。EPC480は、モビリティ管理エンティティ(MME)430と、サービングゲートウェイ(SGW)432と、PDNゲートウェイ(PGW)434とを含み得る。ホーム加入者システム(HSS:home subscriber system)435は、MME430に通信可能に結合され得る。UE415は、LTE無線機420とWLAN無線機425とを含み得る。UE415が1つまたは複数のそのような無線機を含むことができること、および/またはそれらの無線機が統合され得ることを諒解されたい。したがって、一例では、WLAN無線機425に加えて、LTE無線機420もWLAN無線機を含むことができ(またはWLAN信号を処理するように構成され得)、この例では、UE415は、2つのWLANインターフェース、すなわち、LTE無線機420中のWLANインターフェースとWLAN無線機425中のWLANインターフェースとを含む。これらの要素は、前または後の図を参照しながら上記で説明したそれらのカウンターパートのうちの1つまたは複数の態様を表し得る。たとえば、UE415は、
図1、
図2、
図3、
図5中のUEの一例であり得、eノードB405−aは、
図1、
図2、
図3、
図5のeノードB/基地局の一例であり得、WLAN AP406は、
図1、
図3、
図5で説明するAPの一例であり得、および/またはEPC480は、
図1のコアネットワークの一例であり得る。
【0055】
[0064]一例では、eノードB405−aは、説明したように、1つまたは複数のLTEコンポーネントキャリアに関係し得る、PDN440へのアクセスをUE415に与えることが可能であり得る。さらに、たとえば、WLAN AP406は、eノードB405を通過することによってPDN440へのアクセスをUE415に与えることが可能であり得る。したがって、eノードB405とWLAN AP406とは、UE415との間のトラフィックをアグリゲートするために通信することができる。したがって、UE415は、一方の接続が第1のアクセスポイント(eノードB405)へのものであり、他方の接続が第2のアクセスポイント(WLAN AP406)へのものであり、第2のアクセスポイントが、UE415のためのトラフィックをアグリゲートするために第1のアクセスポイントと通信する、トラフィックアグリゲーションを伴い得る。この構成を使用して、UE415のために確立される、EPC480との(たとえば、
図3に示すような)ベアラおよび/または関係するコンポーネントキャリアは、eノードB405および/またはWLAN AP406を用いたものであり得る。一例では、UE415が、EPC408とeノードB405との間で、および(eノードB405を介して)EPC480とWLAN AP406との間で確立される別個のベアラを有する、ベアラ選択が構成され得る。この例では、UE415とeノードB405/WLAN AP406との間のキャリアにマッピングすることができる、それぞれのベアラを介して、データトラフィック(たとえば、IPパケットまたは他のデータユニット)が送られる。別の例では、WLAN AP406キャリアの場合でもUE415ベアラがeノードB405EPC480の間にある、RLC/PDCPレベルアグリゲーションが構成され得る。この例では、データトラフィック(たとえば、IPパケット)は、RLC/PDCPレベルにおいてアグリゲートされ、UE415に、またはeノードB405およびWLAN AP406とのそれぞれのキャリアに通信される。
【0056】
[0065]たとえば、eノードB405からUE415へのダウンリンク(DL)PDCPパケットは、LTE無線機420とWLAN無線機425とによる受信のためにLTE接続とWLAN接続とにわたって分割され得る。たとえば、eノードB405は、(たとえば、eノードB405からWLAN AP406へ、次いでUE415へのデータ経路445−bをトラバースするためにWLANを介してDL PDCPパケットをスケジュールすることができる。UE415は、単独で発生するLTEリンクレイヤ送信およびWLANリンクレイヤ送信として順が狂ったPDCPパケットを受信し得る。したがって、UE415は、上位レイヤにパケットを送信する前に、シーケンス番号に基づいてPDCPレイヤにおいてパケット(説明したように、トラフィックアグリゲーション中の他のネットワークレイヤ中の他のデータユニット)を並べ替えるように構成され得る。さらに、この点について、UE415は、並べ替えキュー中に保持されたパケットをフラッシングして出し、並べ替え窓を移動するための並べ替えタイムアウトを定義することができ、消失したシーケンス番号が付けられたパケットが並べ替え穴を作成し、並べ替えタイムアウトが満了する前にUE415がそのパケットを受信しない場合、これは、上位レイヤにおいてデータ損失を作成することになる。このシナリオは、別の接続の電力消費モードに基づいて1つの接続の電力動作モードを制御する本明細書で説明する態様を使用して低減され得る。
【0057】
[0066]
図4の態様についてLTEに関して説明したが、アグリゲーションおよび/または多重接続に関する同様の態様はまた、UMTSあるいは他の同様のシステムまたはネットワークワイヤレス通信無線技術に関して実装され得る。
【0058】
[0067]
図5は、本明細書で説明する態様に従って構成されたeノードB505、UE515、および構成要素の一例を概念的に示すブロック
図500である。本明細書で
図5と併せて説明する
図6および
図8〜
図10に、本明細書で説明する態様による例示的な方法600、800、900、および1000を示す。
図6および
図8〜
図10において以下で説明する動作は、特定の順序でおよび/または例示的な構成要素によって実行されるものとして提示されるが、アクションの順序およびアクションを実行する構成要素は、実装形態に応じて変更され得ることを理解されたい。その上、以下のアクションまたは機能は、特別にプログラムされたプロセッサ、特別にプログラムされたソフトウェアまたはコンピュータ可読媒体を実行するプロセッサによって、あるいは説明するアクションまたは機能を実行することが可能なハードウェア構成要素および/またはソフトウェア構成要素の任意の他の組合せによって実行され得ることを理解されたい。
【0059】
[0068]
図5を参照すると、ブロック
図500の基地局/eノードB505、WLAN AP506、およびUE515は、様々な図で説明する基地局/eノードB、AP、および/またはUEのうちの1つであり得る。たとえば、UE515は、ワイヤレスネットワークにアクセスするためにeNB505と通信することができ、それの例について、
図1〜
図4において説明した。一例では、UE515は、UE115、UE250、UE315、UE415などを含み得、eNB505は、アクセスポイント105、eノードB210、eノードB305−a、eノードB405などを含み得、WLAN AP506は、アクセスポイント105、AP305−b、WLAN AP406などを含み得る。一態様では、eNB505およびUE515は、ダウンリンク信号を介してそれの上で通信するための1つまたは複数のダウンリンクチャネルを確立していることがあり、ダウンリンク信号509は、構成された通信リソース上でeNB505からUE515に(たとえば、シグナリングにおいて)制御および/またはデータメッセージを通信するために、(たとえば、トランシーバ559を介して)eNB505によって送信され、(たとえば、トランシーバ509を介して)UE515によって受信され得る。その上、たとえば、eNB505およびUE515は、アップリンク信号を介してそれの上で通信するための1つまたは複数のアップリンクチャネルを確立していることがあり、アップリンク信号は、構成された通信リソース上でUE515からeNB505に(たとえば、シグナリングにおいて)制御および/またはデータメッセージを通信するために、(たとえば、トランシーバ509を介して)UE515によって送信され、(たとえば、トランシーバ559を介して)eNB505によって受信され得る。
【0060】
[0069]一例では、eノードB505およびUE515は、第1の無線アクセス技術(RAT)(たとえば、LTEなどのWWAN RAT)を使用して第1の通信リンク525を介してダウンリンクおよび/またはアップリンク通信を通信し得る。WLAN AP506およびUE515はまた、第2の無線アクセス技術(RAT)(たとえば、WLAN RAT)を使用して第2の通信リンク526を介して通信し得る。図示していないが、WLAN AP506が第2のRATを使用してUE515と信号を通信するためのトランシーバをも含むことができることを諒解されたい。通信リンク525、526の各々は、
図1の通信リンク125の一例であり得る。さらに、たとえば、eノードB505は、RANアグリゲーションと呼ばれることもあるトラフィックアグリゲーションを構成し、それをUE515に与えるためにWLAN AP506と通信することができ、したがって、eノードB505とWLAN AP506とを介した無線アクセスを使用することによってUE515とeノードB505に関係するネットワークとの間でトラフィックが通信され得る(たとえば、ここで、WLAN AP 506は、eノードB505とWLAN AP506との間でバックホールリンク532または他のリンクを介してUE515との間で通信するためにeノードB505との間でトラフィックを受信/提供することができる)。eノードB505および/またはWLAN AP506との接続のうちの1つまたは複数への追加または代替としてUE515について他の接続がアグリゲートされ得ることを諒解されたい。たとえば、UE515において1つまたは複数の追加または代替のRATについて他の接続がアグリゲートされ得、本明細書で説明する概念は、トラフィックアグリゲーション中のパケット損失を回避するためにRATのうちの1つまたは複数を介した電力動作モードを扱うために適用され得る。
【0061】
[0070]一態様では、UE515は、たとえば、1つまたは複数のバス507を介して通信可能に結合され得る1つまたは複数のプロセッサ503および/またはメモリ504を含み得、(たとえば、本明細書では第1の接続とも呼ぶ第1の通信リンク525を使用して)第1のワイヤレスネットワークにアクセスするためにeノードB505のRAT(たとえば、LTE、UMTSなど)を使用する第1のアクセスポイントとしてeノードB505と通信するためと、(たとえば、本明細書では第2の接続とも呼ぶ第2の通信リンク526を使用して)第2のワイヤレスネットワークにアクセスするためにWLAN AP506のRAT(たとえば、802.11 Wi−Fi)を使用する第2のアクセスポイントとしてWLAN AP506と通信するための通信構成要素540とともに動作するか、またはさもなければそれを実装し得る。一例では、eノードB505は、説明したように、UE515が、eノードB505に関係するネットワークにアクセスするために、それぞれの第1の通信リンク525と第2の通信リンク526とを介してeノードB505とWLAN AP506の両方と通信するように、UE515のためのトラフィックアグリゲーションを構成することができる。この点について、説明したように、WLAN AP506は、第2の通信リンク526を介してUE515のためのトラフィックアグリゲーションを与えるために、バックホールリンク532を介してeノードB505とUE515トラフィックを通信することができる。
【0062】
[0071]たとえば、通信構成要素540に関係する様々な動作は、1つまたは複数のプロセッサ503によって実装されるか、またはさもなければ実行され得、一態様では、単一のプロセッサによって実行され得、他の態様では、動作のうちの異なるものは2つまたはそれ以上の異なるプロセッサの組合せによって実行され得る。たとえば、一態様では、1つまたは複数のプロセッサ503は、モデムプロセッサ、またはベースバンドプロセッサ、またはデジタル信号プロセッサ、または特定用途向け集積回路(ASIC)、または送信プロセッサ、受信プロセッサ、またはトランシーバ509に関連するトランシーバプロセッサのうちのいずれか1つまたは任意の組合せを含み得る。さらに、たとえば、メモリ504は、限定はしないが、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)、プログラマブルROM(PROM)、消去可能PROM(EPROM)、電気的消去可能PROM(EEPROM(登録商標))、磁気ストレージデバイス(たとえば、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気ストリップ)、光ディスク(たとえば、コンパクトディスク(CD)、デジタル多用途ディスク(DVD))、スマートカード、フラッシュメモリデバイス(たとえば、カード、スティック、キードライブ)、レジスタ、リムーバブルディスク、ならびにコンピュータあるいは1つまたは複数のプロセッサ503によってアクセスされ、読み取られ得るソフトウェアおよび/またはコンピュータ可読コードまたは命令を記憶するための他の好適な媒体を含む非一時的コンピュータ可読媒体であり得る。その上、メモリ504またはコンピュータ可読記憶媒体は、1つまたは複数のプロセッサ503中に存在する、1つまたは複数のプロセッサ503の外部にある、1つまたは複数のプロセッサ503を含む複数のエンティティにわたって分散される、などであり得る。
【0063】
[0072]特に、1つまたは複数のプロセッサ503および/またはメモリ504は、通信構成要素540またはそれの副構成要素によって定義されたアクションまたは動作を実行し得る。たとえば、1つまたは複数のプロセッサ503および/またはメモリ504は、eノードB505への第1の接続に関係する電力消費モードのインジケータを受信するためのインジケータ受信構成要素550によって定義されたアクションまたは動作を実行し得る。一態様では、たとえば、インジケータ受信構成要素550は、ハードウェア(たとえば、1つまたは複数のプロセッサ503の1つまたは複数のプロセッサモジュール)、および/あるいはメモリ504に記憶され、本明細書で説明する特別に構成されたインジケータ受信動作を実行するために1つまたは複数のプロセッサ503のうちの少なくとも1つによって実行可能なコンピュータ可読コードまたは命令を含み得る。たとえば、1つまたは複数のプロセッサ503および/またはメモリ504は、WLAN AP506への第2の接続を介した電力動作モードを管理するための電力動作モード管理構成要素552によって定義されたアクションまたは動作を実行し得る。一態様では、たとえば、電力動作モード管理構成要素552は、ハードウェア(たとえば、1つまたは複数のプロセッサ503の1つまたは複数のプロセッサモジュール)、および/あるいはメモリ504に記憶され、本明細書で説明する特別に構成された電力動作モード管理動作を実行するために1つまたは複数のプロセッサ503のうちの少なくとも1つによって実行可能なコンピュータ可読コードまたは命令を含み得る。上記で説明したように、一例では、電力消費モードは、UE515が関係する接続を介してワイヤレス通信を送信および/または受信するための電力を消費するモードに関連し得る。
【0064】
[0073]たとえば、1つまたは複数のプロセッサ503および/またはメモリ504は、第1の接続と第2の接続とを介して受信されたパケットを並べ替えるためのパケット並べ替え構成要素554によって定義されたアクションまたは動作を随意に実行し得、ここで、パケット並べ替え構成要素554は、受信されなかった並べ替え窓内のパケットがドロップされ得るパケット並べ替えタイマー556を含み得る。一態様では、たとえば、パケット並べ替え構成要素554は、ハードウェア(たとえば、1つまたは複数のプロセッサ503の1つまたは複数のプロセッサモジュール)、および/あるいはメモリ504に記憶され、本明細書で説明する特別に構成されたパケット並べ替え動作を実行するために1つまたは複数のプロセッサ503のうちの少なくとも1つによって実行可能なコンピュータ可読コードまたは命令を含み得る。たとえば、パケット並べ替えタイマー556は、(たとえば、UE515のメモリ504、eノードB505などの1つまたは複数のeノードBから受信されたネットワーク構成、または他のネットワークエンティティなどから構成される)構成値に基づいて初期化され得る。さらに、パケットが順が狂って受信されることが検出されるとパケット並べ替えタイマー556がトーリングされ得、パケット並べ替えタイマー556の満了に基づいて、パケット並べ替え構成要素554は、パケット並べ替えが不成功であることを示し得る(および/または順が狂ったパケットをドロップし得る)。
【0065】
[0074]たとえば、1つまたは複数のプロセッサ503および/またはメモリ504は、eノードB505との第1の接続がある電力動作モードに入り得るDRX非アクティビティタイマー558、および/またはそれの満了の後に、eノードB505が第1の接続を介したUE515へのダウンリンク送信を開始することを可能にするためにUE515がその電力動作モードを出ることができるオン継続時間タイマー560によって定義されたアクションまたは動作を随意に実行し得る。一態様では、たとえば、DRX非アクティビティタイマー558および/またはオン継続時間タイマー560は、本明細書でさらに説明するように、ハードウェア(たとえば、1つまたは複数のプロセッサ503の1つまたは複数のプロセッサモジュール)、ならびに/あるいは初期化、トーリングなどを行うために、メモリ504に記憶され、1つまたは複数のプロセッサ503のうちの少なくとも1つによって実行可能なコンピュータ可読コードまたは命令によって実施されるか、またはさもなければそれによって管理され得る。
【0066】
[0075]同様に、一態様では、eNB505は、たとえば、1つまたは複数のバス557を介して通信可能に結合され得る1つまたは複数のプロセッサ553および/またはメモリ555を含み得、第1の通信リンク525を介してUE515と通信することと、第2の通信リンク526を介してWLAN AP506を介してRANアグリゲーションを使用してUE515と通信することとのためのスケジューリング構成要素520とともに動作するか、またはさもなければそれを実装し得る。一例では、スケジューリング構成要素520は、たとえば、UE515に通信するためのトラフィックアグリゲーション中でWLAN AP506にデータ(たとえば、上記で説明した通り、アプリケーションレイヤ、TCPレイヤ、UDPレイヤ、IPレイヤ、PDCPレイヤ、RLCレイヤまたはMACレイヤでパケットまたは他のデータユニット)を与えること、UE515によってそれに通信されたWLAN AP506からのデータを受信することなどを行うために、バックホールリンク532を介してWLAN AP506と通信することができる。たとえば、スケジューリング構成要素520に関係する様々な機能は、1つまたは複数のプロセッサ553によって実装されるか、またはさもなければ実行され得、一態様では、単一のプロセッサによって実行され得、他の態様では、上記で説明したように、機能のうちの異なるものは2つまたはそれ以上の異なるプロセッサの組合せによって実行され得る。一例では、1つまたは複数のプロセッサ553および/またはメモリ555は、UE515の1つまたは複数のプロセッサ503および/またはメモリ504に関して上記の例に記載されているように構成され得ることを諒解されたい。
【0067】
[0076]一例では、1つまたは複数のプロセッサ553および/またはメモリ555は、スケジューリング構成要素520またはそれの副構成要素によって定義されたアクションまたは動作を実行し得る。たとえば、1つまたは複数のプロセッサ553および/またはメモリ555は、WLAN AP506とUE515との間の接続(たとえば、通信リンク526を介した接続)がある電力動作モードにあるのかどうかを決定するための電力動作モード決定構成要素522によって定義されたアクションまたは動作を実行し得る。一態様では、たとえば、電力動作モード決定構成要素522は、ハードウェア(たとえば、1つまたは複数のプロセッサ553の1つまたは複数のプロセッサモジュール)、および/あるいはメモリ555に記憶され、本明細書で説明する特別に構成された電力動作モード決定動作を実行するために1つまたは複数のプロセッサ553のうちの少なくとも1つによって実行可能なコンピュータ可読コードまたは命令を含み得る。たとえば、1つまたは複数のプロセッサ553および/またはメモリ555は、WLAN AP506とUE515との間の接続がその電力動作モードにあるのかどうかに少なくとも部分的に基づいてWLAN AP506とUE515との間および/またはeノードB505とUE515との間の接続を介してデータをスケジュールするためのデータスケジューリング構成要素524によって定義されたアクションまたは動作を実行し得る。一態様では、たとえば、データスケジューリング構成要素524は、ハードウェア(たとえば、1つまたは複数のプロセッサ553の1つまたは複数のプロセッサモジュール)、および/あるいはメモリ555に記憶され、本明細書で説明する特別に構成されたデータスケジューリング動作を実行するために1つまたは複数のプロセッサ553のうちの少なくとも1つによって実行可能なコンピュータ可読コードまたは命令を含み得る。
【0068】
[0077]たとえば、1つまたは複数のプロセッサ553および/またはメモリ555は、UE515と通信するためのバッファに関係するバッファサイズを決定するためのバッファサイズ決定構成要素527によって定義されたアクションまたは動作を随意に実行し得る。一態様では、たとえば、バッファサイズ決定構成要素527は、ハードウェア(たとえば、1つまたは複数のプロセッサ553の1つまたは複数のプロセッサモジュール)、および/あるいはメモリ555に記憶され、本明細書で説明する特別に構成されたバッファサイズ決定動作を実行するために1つまたは複数のプロセッサ553のうちの少なくとも1つによって実行可能なコンピュータ可読コードまたは命令を含み得る。たとえば、1つまたは複数のプロセッサ553および/またはメモリ555は、UE515にその電力動作モードを出るためのインジケータを送信するためのインジケータ送信構成要素528によって定義されたアクションまたは動作を随意に実行し得る。一態様では、たとえば、インジケータ送信構成要素528は、ハードウェア(たとえば、1つまたは複数のプロセッサ553の1つまたは複数のプロセッサモジュール)、および/あるいはメモリ555に記憶され、本明細書で説明する特別に構成されたインジケータ送信動作を実行するために1つまたは複数のプロセッサ553のうちの少なくとも1つによって実行可能なコンピュータ可読コードまたは命令を含み得る。たとえば、1つまたは複数のプロセッサ553および/またはメモリ555は、WLAN AP506からその電力動作モードの情報を受信するためのモード情報受信構成要素530よって定義されたアクションまたは動作を随意に実行し得る。一態様では、たとえば、モード情報受信構成要素530は、ハードウェア(たとえば、1つまたは複数のプロセッサ553の1つまたは複数のプロセッサモジュール)、および/あるいはメモリ555に記憶され、本明細書で説明する特別に構成されたモード情報受信動作を実行するために1つまたは複数のプロセッサ553のうちの少なくとも1つによって実行可能なコンピュータ可読コードまたは命令を含み得る。
【0069】
[0078]トランシーバ509、559は、1つまたは複数のアンテナ、RFフロントエンド、1つまたは複数の送信機、および1つまたは複数の受信機を通してワイヤレス信号を送信および受信するように構成され得ることを諒解されたい。一態様では、トランシーバ509、559は、UE515および/またはeNB505がある周波数において通信することができるように、指定された周波数において動作するように同調させられ得る。一態様では、関係するアップリンク通信チャネルまたはダウンリンク通信チャネル上で、それぞれ、アップリンク信号および/またはダウンリンク信号を通信するために、構成、通信プロトコルなどに基づいて指定された周波数および電力レベルにおいて動作するように、1つまたは複数のプロセッサ503がトランシーバ509を構成し得、および/あるいは1つまたは複数のプロセッサ553がトランシーバ559を構成し得る。
【0070】
[0079]一態様では、トランシーバ509、559は、トランシーバ509、559を使用して送受信されるデジタルデータを処理するように、(たとえば、マルチバンドマルチモードモデム(図示せず)を使用して)複数の帯域サッチで動作し得る。一態様では、トランシーバ509、559は、マルチバンドであり、特定の通信プロトコルのための複数の周波数帯域をサポートするように構成され得る。一態様では、トランシーバ509、559は、複数の動作ネットワークおよび通信プロトコルをサポートするように構成され得る。したがって、たとえば、トランシーバ509、559は、指定されたモデム構成に基づいて信号の送信および/または受信を可能にし得る。
【0071】
[0080]
図6に、1つまたは複数のトラフィックアグリゲート接続のための電力動作モードを(たとえば、UEによって)決定するための方法600を示す。説明したように、eノードB505が、eノードB505およびWLAN AP506への接続を管理することができるので、トラフィックアグリゲーションを与えることは、eノードB505に関係するネットワークとのUE515の接続性を改善することができる。したがって、方法600は、ブロック610において、第1のサービングノードとの第1の接続を確立することを含む。一態様では、通信構成要素540は、たとえば、1つまたは複数のプロセッサ503、メモリ504、および/またはトランシーバ509と併せて、第1のサービングノード(たとえば、eノードB505)との第1の接続(たとえば、通信リンク525)を確立することができる。たとえば、通信構成要素540は、第1のRAT(たとえば、LTEまたは他のUMTSまたはセルラー技術など)を使用して第1の接続を確立することができる。一例では、通信構成要素540は、eノードB505とのランダムアクセス手順を実行することができるか、またはさもなければそれとの接続の確立を要求することができる。
【0072】
[0081]方法600はまた、ブロック612において、第2のサービングノードとの第2の接続を確立することを含み、ここで、第2の接続は、第1の接続とのトラフィックアグリゲーションのために構成される。たとえば、通信構成要素540は、たとえば、1つまたは複数のプロセッサ503、メモリ504、および/またはトランシーバ509と併せて、第2のサービングノード(たとえば、WLAN AP506、別のeノードBまたはセルなど)との第2の接続(たとえば、通信リンク526)を確立することができ、ここで、第2の接続は、第1の接続とのトラフィックアグリゲーションのために構成される。一例では、通信構成要素540は、第1のRATを使用してまたは第2のRAT(たとえば、Wi−Fi)を使用して第2の接続を確立することができる。通信構成要素540は、たとえば、WLAN AP506との接続を要求し、それとの任意の課金/認証手順を実行することなどに基づいて第2の接続を確立することができる。一例では、eノードB505は、説明したように、WLAN AP506を介したトラフィックアグリゲーションを与えるためにUE515とWLAN AP506との間の接続を容易にすることができる。たとえば、eノードB505は、UE515に、WLAN AP506との第2の接続を確立するように命令すること、第2の接続確立するための命令を与えることなどを行い得る。いずれの場合も、UE515は、第2の接続を介してWLAN AP506と通信することができ、WLAN AP506は、説明したように、eノードB505にデータUE515を通信し得、ここで、第1の接続と第2の接続とは、トラフィックアグリゲーションを与えるように構成される。
【0073】
[0082]さらに、説明したように、通信構成要素540は、トラフィックアグリゲーション中で、通信リンク525を介してeノードB505から、通信リンク526を介してWLAN AP506からデータを受信することができ、パケット並べ替え構成要素554は、複数のリンクを介してパケットを同時に受信することにより順が狂って受信され得るパケットを並べ替えることができる。たとえば、データは、PDCPレイヤにおいてリンクを介して分割され得、したがって、パケット並べ替え構成要素554は、それに関連するPDCPシーケンス番号に少なくとも部分的に基づいてパケットを並べ替えることができる。
【0074】
[0083]方法600はまた、ブロック614において、第1の接続のための電力消費モードの指示を受信することを含み得る。たとえば、指示受信構成要素550は、たとえば、1つまたは複数のプロセッサ503、メモリ504、および/またはトランシーバ509と併せて、第1の接続のための電力消費モードの指示を受信することができる。上記で説明し、本明細書でさらに説明するように、電力消費モードの指示は、データを受信するための電力の消費量がUE515において推論され得る実質的に任意の指示に関係することができる。指示は、たとえば、データが第1の接続を介して受信されていることまたは受信されるべきであること、および/あるいは第2の接続がUE515へのデータの送信をアグリゲートするために使用され得ることを示すことができる。
【0075】
[0084]いずれの場合も、方法600はまた、ブロック616において、指示に少なくとも部分的に基づいて第2の接続の電力動作モードを決定することを含む。たとえば、電力動作モード管理構成要素552は、たとえば、1つまたは複数のプロセッサ503、メモリ504、および/またはトランシーバ509と併せて、指示に少なくとも部分的に基づいて第2の接続の電力動作モードを決定することができる。たとえば、電力動作モードを決定する際に、電力動作モード管理構成要素552は、ある電力動作モードを出ること(たとえば、アイドルモード、省電力モードまたはUE515における電力消費量を節約することに関係する他のモードに入ること)を決定することができ、ここで、指示は、第1の接続および/または場合によっては第2の接続を介して通信を受信することに関係する。この点について、たとえば、第2の接続を介した電力動作モードは、RANアグリゲーションのために望まれるとき、第2の接続を介して通信を受信するためにサッチ終了され得る。
【0076】
[0085]したがって、一例では、ブロック614において電力消費モードの指示を受信することは、ブロック618において、第1および/または第2の接続を介して受信されたパケットを並べ替えることに関係する並べ替えステータスを決定することを随意に含み得る。一態様では、インジケータ受信構成要素550は、たとえば、1つまたは複数のプロセッサ503、メモリ504、および/またはトランシーバ509と併せて、第1および/または第2の接続を介して受信されたパケットを並べ替えることに関係する並べ替えステータスを決定することができる。たとえば、パケット並べ替え構成要素554は、並べ替えステータスを生成することができ、これは、(たとえば、パケット並べ替えタイマー556の満了の前に)複数のパケットが正常に並べ替えられているかどうか、パケット並べ替えタイマー556の値、パケット並べ替えタイマー556が満了したのかどうかの指示などを示すことができる。この場合、たとえば、電力動作モード管理構成要素552は、(たとえば、WLANリンクについて)その電力動作モードを出ることを決定することができ、ここで、インジケータ受信構成要素550は、並べ替えが不成功であると見なされる前に(たとえば、パケット並べ替えタイマー556が満了する前に)WLAN AP506において第2の接続について保留中の通信を受信しようとする試みにおいて、並べ替えステータスが不成功であることを決定すること、パケット並べ替えタイマー556が、しきい値(たとえば、満了値、満了値からの差など)に達したかまたは満了したと決定すること、あるいは並べ替えられるのを待つメモリ中のトラフィックの量に基づいて決定することなどのうちの少なくとも1つを行う。
【0077】
[0086]一例では、電力動作モード管理構成要素552は、通信リンク526を介して通信する通信構成要素540のインターフェースが第2の接続のための電力動作モードに入るときをパケット並べ替え構成要素554に通知することができる。一例では、パケット並べ替え構成要素554は、eノードB505およびWLAN AP506から受信されたパケットを並べ替えるためにPDCPまたはMACレイヤにおいて動作する。パケット並べ替えタイマー556がトーリングしており、第2の接続がその電力動作モードにある(たとえば、通信構成要素540の関連するインターフェースがその電力動作モードにある)とパケット並べ替え構成要素554が決定する場合、パケット並べ替え構成要素554は、通信構成要素540に、第2の接続を介してその電力動作モードを出ること(たとえば、通信を受信するためにアクティブモードに遷移すること)、(たとえば、PS−Poll機構を介して)バッファデータについてWLAN AP506をポーリングすることなどを行うように命令することができる。これは、たとえば、パケット並べ替えタイマー556がある値に達すること、パケット並べ替えタイマー556の満了、パケット並べ替えタイマー556がトーリングし始めることなどのうちの少なくとも1つをパケット並べ替え構成要素554が決定することに基づいて行われ得る。いずれの場合も、その電力動作モードを出ること、バッファデータに対するポーリングなどにより、UE515は、パケット並べ替えタイマー556の満了(および場合によっては、順が狂ったパケットのドロップ)の前にWLAN AP506からバッファPDCPパケットを受信することが可能になり得、したがって、データ損失を回避し、さらに、並べ替えられたストリームを早期に配信することができ、これは、メモリ消費を最小化し、ユーザエクスペリエンスを改善する。PS−Pollを使用する替わりに、デバイスは、省電力モードを出るためにWLANアップリンク上でデータトラフィックを一時的にスケジュールし得る。その電力動作モードを出たことを示す省電力制御がユーザデータ上にピギーバックされ得るので、これはPSポールを使用するよりも効率的であり得る。
【0078】
[0087]これの特定の例を
図7に示し、これに、UE702とWLAN AP706とeノードB704との間でパケットを通信するための例示的なシステム700を示す。システム700では、UE WLAN STAインターフェースは、710において、WLAN AP706と省電力モードに入る。WLAN AP 706は、(たとえば、70msのビーコン間隔および/または280msのDTIM間隔で)ビーコンTIMを周期的に送信する。たとえば、WLAN APは、0(トラフィック無し)を示すビーコンTIM712を送信する。714において、eノードB704は、WLAN AP706によって送信するためのシーケンス番号7、11、および12と、eノードB704によって送信するための12、14、および15とを含む、様々なPDCPパケットをスケジュールする。WLAN AP706がUE702とともに省電力モードにあるので、省電力モードが終了されるまで、パケット7、11、および12は、716において、バッファされる。一方、eノードB704は、718において、UE702にパケット13、14、および15を送信する。UE702は、722において、eノードB704から順が狂ったパケットを受信することに基づいて(たとえば、および/または少なくともしきい値時間が並べ替えタイマーに残っていると検出することに基づいて)並べ替えタイマー満了の前にある時間が残っている状態で、アクティブモードに遷移すること(たとえば、省電力モードを終了すること)ができる。したがって、724において、バッファパケット7、11、および12が受信され、並べ替え穴がデータ損失なしでフィルされる。
【0079】
[0088]さらに、たとえば、ブロック614において電力消費モードの指示を受信することは、ブロック620において、第1および/または第2の接続を介して受信されたパケットが正常に並べ替えられているかどうかを決定することを随意に含み得る。一態様では、インジケータ受信構成要素550は、たとえば、1つまたは複数のプロセッサ503、メモリ504、および/またはトランシーバ509と併せて、第1および/または第2の接続を介して受信されたパケットが正常に受信されているかどうか(たとえば、シーケンス番号中のギャップがフィルされたのかどうか)を決定することができる。たとえば、インジケータ受信構成要素550は、パケット並べ替え構成要素554が、通信リンク525および526を介して受信されたパケットを並べ替えようと試み、(たとえば、パケット並べ替えタイマー556の満了に基づいて)パケットが正常に並べ替えられているおよび/または正常に並べ替えられることができないときにインジケータ受信構成要素550に通知することに少なくとも部分的に基づいてこの決定を行うことができる。さらに、一例では、パケット並べ替え構成要素554がパケット並べ替えの成功をインジケータ受信構成要素550に通知する場合、インジケータ受信構成要素550は、電力動作モード管理構成要素552に、通信構成要素540が第2の接続を介してその電力動作モードに入り得ること(たとえば、第2の接続に関係するインターフェースがある電力動作モードに入り得ること)を命令することができ、これは、電力動作モード管理構成要素552における他の考慮事項の対象となり得る。
【0080】
[0089]さらに、たとえば、LTEは、UE515においてある電力動作モード(たとえば、電力節約モード)を有効化するためにDRXを利用することができ、ここで、eノードB505とUE515とは、DRXに対して同じ状態機械を維持し、これにより、eノードB505がUE515に時々送信することが可能になり、UE515が他の時間にスリープすること(たとえば、無線リソースを中断すること)が可能になる。したがって、一例では、電力動作モード管理構成要素552は、第1の接続のための電力動作モード(たとえば、DRX)に少なくとも部分的に基づいて第2の接続のための電力動作モードを管理することができる。DRXは様々なタイマーを定義し、それらのうちの1つがトーリングしていると、UE515は、スリープすること(たとえば、第1の接続のための無線リソースを中断すること)ができない。これらのタイマーは、UE515がダウンリンク送信を受信するようにeノードB505によって(たとえば、スケジューリング構成要素520によって)スケジュールされたときに開始するDRX非アクティビティタイマー558と、DRXサイクルごとに周期的に動作するオン継続時間タイマー560とを含む。
【0081】
[0090]したがって、この例では、ブロック614において電力消費モードの指示を受信することは、ブロック622において、第1のRATについての別の電力動作モードに入ることに関係する第1のRATのDRX非アクティビティタイマーがトーリングしているのかどうかを決定することを随意に含み得る。一態様では、インジケータ受信構成要素550は、たとえば、1つまたは複数のプロセッサ503、メモリ504、および/またはトランシーバ509と併せて、(たとえば、通信リンク525を介して)第1のRATについての別の電力動作モードに入ることに関係する第1のRATのDRX非アクティビティタイマー558がトーリングしているのかどうかを決定することができる。たとえば、トーリングは、タイマーをある値に初期化し、下限として0(たとえば、ここで、タイマーがカウントダウンし、したがって、トーリングは時間にわたってタイマー値を減少させる)または上限としてタイマー値(たとえば、ここで、タイマーがカウントアップし、したがって、トーリングは時間にわたってタイマー値を増加させる)に達するまで対応するプロセッサのクロックに基づいてタイマーを増分/減分されることを指すことができる。ダウンリンク送信がeノードB505から受信されると、通信構成要素540は、DRX非アクティビティタイマー558を開始/再開することができる。したがって、インジケータ受信構成要素550は、DRX非アクティビティタイマーがトーリングしていると決定する場合、第2の接続を介した電力動作モードを出るように電力動作モード管理構成要素552に命令することができる。電力動作モード管理構成要素552は、通信構成要素540に、(たとえば、第2の接続に関係するインターフェースを介して)その電力動作モードを出ること、第2の接続を介してWLAN AP506へのPS−Pollを実行することなどを行わせることができる。これにより、eノードB505からのダウンリンク送信の受信としてパケットの並べ替えの不成功を回避することができ、これは、DRX非アクティビティタイマー558のトーリングを生じ、第2の接続を介した電力動作モードを出ることに結果する。さらに、たとえば、インジケータ受信構成要素550は、最初に、電力動作モード管理構成要素552にその電力動作モードを出るように命令する前にトーリングを開始するために(アップリンク送信を送信することとは対照的に)ダウンリンク送信を受信することがDRX非アクティビティタイマー558を生じたと決定し得る。
【0082】
[0091]別の例では、ブロック614において電力消費モードの指示を受信することは、ブロック624において、第1のRATについての別の電力動作モードを出ることに関係する第1のRATのオン継続時間タイマーが満了したのかどうかを決定することを随意に含み得る。一態様では、インジケータ受信構成要素550は、たとえば、1つまたは複数のプロセッサ503、メモリ504、および/またはトランシーバ509と併せて、(たとえば、通信リンク525を介して)第1のRATについての別の電力動作モードを出ることに関係する第1のRATのオン継続時間タイマー560が満了したのかどうかを決定することができる。たとえば、オン継続時間タイマー560は、eノードB505に、DRXサイクルごとに周期的にUE515へのダウンリンク送信を開始することを可能にするために、UE515に、第1の接続を介した電力動作モードを出ることを行わせることができる。したがって、このタイマー560が満了すると、電力動作モード管理構成要素552は、(たとえば、通信構成要素540に、関係するインターフェース上の電力動作モードを出るように命令することによって)第1の接続のための電力動作モードを出る。したがって、インジケータ受信構成要素550は、オン継続時間タイマー560の満了を決定する場合、電力動作モード管理構成要素552に、(たとえば、第2の接続に関係するインターフェースを介して)第2の接続のための電力動作モードを出ること、第2の接続を介してWLAN AP506へのPS−Pollを実行することなどを命令することができる。説明したように、これにより、オン継続時間タイマー560の満了に基づいて第1の接続が活動化されるとき第2の接続が活動化されるので、パケットの並べ替えの不成功を回避することができる。図示していないが、第2の接続を介して送信するためのWLAN AP506への通信をいつ送信すべきかを決定するために(たとえば、UE515と同様のDRX状態機械を与える際に)同様のDRX非アクティビティタイマーとオン継続時間タイマーとをeノードB505が管理することができることを諒解されたい。
【0083】
[0092]さらなる一例では、ブロック614において電力消費モードの指示を受信することは、ブロック626において、1つまたは複数のパケットが第1の接続を介して受信されるのかどうかを決定することを随意に含み得る。一態様では、インジケータ受信構成要素550は、たとえば、1つまたは複数のプロセッサ503、メモリ504、および/またはトランシーバ509と併せて、1つまたは複数のパケットが第1の接続を介して受信されるのかどうかを決定することができ、これは、通信構成要素540からのそのような情報を決定することを含むことができる。1つまたは複数のパケットが第1の接続を介して通信構成要素540によって受信されるとインジケータ受信構成要素550が決定すると、たとえば、インジケータ受信構成要素550は、電力動作モード管理構成要素552に、(たとえば、第2の接続に関係するインターフェースを介して)第2の接続のための電力動作モードを出ること、第2の接続を介してWLAN AP506へのPS−Pollを実行することなどを命令することができる。これにより、パケットが第1の接続を介して受信されるときに第2の接続が活動化されるのでパケットの並べ替えの不成功を回避することができ、したがって、パケットは、おそらくパケット並べ替えタイマー556の満了の前にも第2の接続を介して受信され得る。
【0084】
[0093]さらに、別の例では、ブロック614において電力消費モードの指示を受信することは、ブロック628において、第1および/または第2の接続を介して制御パケット中で指示を受信することを随意に含み得る。一態様では、インジケータ受信構成要素550は、たとえば、1つまたは複数のプロセッサ503、メモリ504、および/またはトランシーバ509と併せて、第1および/または第2の接続を介して制御パケット(たとえば、PDCP制御PDU)中で指示を受信することができる。以下でさらに詳細に説明するように、eノードB505(および/またはWLAN AP506)は、UE515に制御パケット中で指示を送信し得る。たとえば、eノードB505(および/またはWLAN AP506)は、UE515を送信するためのデータバーストを取得することに基づいて(および/またはバーストを送信するとともに)制御パケットを送信し得る。一例では、バーストの開始は、制御パケットを含み得る。いずれの場合も、インジケータ受信構成要素550が制御パケットを受信すると、インジケータ受信構成要素550は、電力動作モード管理構成要素552に、(たとえば、第2の接続に関係するインターフェースを介して)第2の接続のための電力動作モードを出ること、第2の接続を介してWLAN AP506へのPS−Pollを実行することなどを命令することができる。たとえば、制御パケットは、電力動作モードを出る時間、電力動作モードに入る/出ることの周期的パターンなどを指定し得、したがって、インジケータ受信構成要素550は、指示に基づいて電力動作モード管理構成要素552に命令することができる。いずれの場合も、eノードB505(および/またはWLAN AP506)が、UE515に、それが第2の接続を介して送信すべきデータを有するときに第2の接続を介した電力動作モードを出ることを行なわせることができるので、これにより、パケットの並べ替えの不成功を回避することができる。さらに、たとえば、電力動作モード管理構成要素552は、少なくとも、第2の接続を介した電力動作モードに入ることをUE515が許可されることを示す制御パケットが受信されるまで、第2の接続がその電力動作モードを避けるように管理し得る。
【0085】
[0094]
図8に、接続がある電力動作モードにあり得る、トラフィックアグリゲーション中の接続を介してデータをいつスケジュールすべきかを(たとえば、eNBによって)決定するための例示的な方法800を示す。方法800は、ブロック810において、第1のRATを使用して第1の接続を介してUEにサービスすることを含む。一態様では、スケジューリング構成要素520は、たとえば、1つまたは複数のプロセッサ553、メモリ555、および/またはトランシーバ559と併せて、第1のRAT(たとえば、LTEあるいは他のUMTSまたはセルラー技術)を使用して第1の接続(たとえば、通信リンク525)を介してUE515にサービスすることができる。たとえば、説明したように、UE515は、ランダムアクセス手順を実行するか、またはさもなければeノードB505と通信するためのリソースを要求し得、eノードB505は、それに応じて、通信リンク525を介してUE515にリソースを許可し得る。さらに、説明したように、スケジューリング構成要素520は、バックホールリンク534を介してWLAN AP506との間でデータを通信することに少なくとも部分的に基づいてUE515とWLAN AP506との間に確立される別の通信リンク526を介してUE515へのトラフィックをアグリゲートし得る。
【0086】
[0095]方法800はまた、ブロック812において、UEが第2のRATを使用したアクセスポイントとの第2の接続に関連する電力動作モードで構成されているのかどうかを決定することを含む。一態様では、電力動作モード決定構成要素522は、たとえば、1つまたは複数のプロセッサ553、メモリ555、および/またはトランシーバ559と併せて、UE(たとえば、UE515)が、第2のRAT(たとえば、Wi−Fi)を使用したアクセスポイント(たとえば、WLAN AP506)との第2の接続(たとえば、通信リンク526)に関連する電力動作モードに構成されているのかどうかを決定することができる。たとえば、電力動作モード決定構成要素522は、WLAN AP506および/またはUE515からUE515がその電力動作モードにあるのかどうかの指示を受信し得、これは、WLAN AP506および/またはUE515への要求あるいは(たとえば、UE515が第2の接続を介した電力動作モードを入ったときにWLAN AP506またはUE515から受信される通知)などに基づき得る。
【0087】
[0096]別の例では、ブロック812においてUE515が第2の接続を介した電力動作モードで構成されているのかどうかを決定することは、ブロック814において、UEに送信するために利用可能なデータバッファのサイズを決定することをナイ含む。一態様では、バッファサイズ決定構成要素527は、たとえば、1つまたは複数のプロセッサ553、メモリ555、および/またはトランシーバ559と併せて、UE515を送信するために利用可能なデータバッファのサイズを決定することができる。たとえば、バッファサイズ決定構成要素527は、(たとえば、バッファの利用可能な容量サイズがしきい値以下であるか、またはある時間期間にわたって低くなる傾向があるなどの場合)電力動作モードが推論され得るバッファの利用可能な容量サイズを決定することができる。たとえば、バッファは、概して、第2の接続に、またはUE515のための通信に対応し得る。
【0088】
[0097]方法800はまた、ブロック816において、UEが、第2の接続に関連する電力動作モードに構成されているという決定に少なくとも部分的に基づいて第1の時間間隔中に第2の接続についてのデータをスケジュールすることを含み得る。一態様では、データスケジューリング構成要素524は、たとえば、1つまたは複数のプロセッサ553、メモリ555、および/またはトランシーバ559と併せて、UE(たとえば、UE515)が第2の接続に関連する電力動作モードに構成されているという決定に少なくとも部分的に基づいて、第1の時間間隔中に第2の接続(たとえば、通信リンク526)のためのデータをスケジュールすることができる。たとえば、データスケジューリング構成要素524は、(たとえば、電力動作モード決定構成要素522による決定などに基づいて)UE515が第2の接続のための電力動作モードに入ったと仮定することができ、それに応じて、その時間間隔中に通信リンク526を介して送るためのデータをスケジュールすることができる(したがって、通信リンク525を介してデータは送られない)。データは、次いで、UE515がその電力動作モードを出るまでWLAN AP506によってバッファされ得る。具体的には、一例では、通信構成要素540は、その電力動作モードで信号を周期的に受信し得、(たとえば、上記の
図7で説明したように)TIMについて検査し得る。この点について、TIMビットマップは、WLAN APによる送信のために利用可能なデータを示すことができ、電力動作モード管理構成要素552は、それに応じて、バッファデータを受信するために第2の接続との電力動作モードを出ることができる。
【0089】
[0098]方法800はまた、ブロック818において、第2の時間間隔中に第1の接続と第2の接続との上でデータをスケジュールすることを含む。一態様では、データスケジューリング構成要素524は、たとえば、1つまたは複数のプロセッサ553、メモリ555、および/またはトランシーバ559と併せて、第2の時間間隔中に第1の接続と第2の接続との上でデータをスケジュールすることができる。ブロック818において第2の時間間隔中に第1の接続と第2の接続との上でデータをスケジュールすることは、ブロック820において、UEが第2の接続を介した電力動作モードを出ると決定することを随意に含み得る。たとえば、電力動作モード決定構成要素522は、(たとえば、上記で説明したように、WLAN AP506、UE515などから指示を受信すること、UE515のための利用可能なバッファ容量が増加したかまたは増加していると決定することなどに基づいて)UE515が第2の接続を介した電力動作モードを出たと決定し得る。この決定に基づいて、たとえば、データスケジューリング構成要素524は、第2の時間間隔が始まったと決定することができ、ここで、第2の接続は、UE515において電力動作モードにもはやなく、したがって、データを第2の接続を介して送ることができる。したがって、データスケジューリング構成要素524は、さらに、トラフィックアグリゲーションを実施するように第1の接続を介してデータをスケジュールする。
【0090】
[0099]さらに、eノードB505は、UE515が第2の時間間隔中に第2の接続のための電力動作モードに再び入らないことを保証しようと試みることができる。したがって、方法800は、ブロック822において、第2の時間間隔の継続時間の間第2の接続をその電力動作モードから離れたままにするために、第2のRATに関係する非アクティビティタイマー間隔中に第2の接続上で少なくとも1つのパケットをスケジュールすることを随意に含み得る。一態様では、データスケジューリング構成要素524は、たとえば、1つまたは複数のプロセッサ553、メモリ555、および/またはトランシーバ559と併せて、第2の接続をその電力動作モードから離れたままにするために、第2のRATに関係する非アクティビティタイマー間隔中に第2の接続(たとえば、WLAN AP506へのバックホールリンク534通信を介した通信リンク526)上で少なくとも1つのパケットをスケジュールすることができる。たとえば、eノードB505は、UE515が第2のRATに基づいて第2の接続のための電力動作モードに入ることができる非アクティビティタイマー値を知ることができ、したがって、少なくとも1つのパケットは、UE515においてその電力動作モードに入ることを回避するためにこの非アクティビティ時間間隔の内側にスケジュールされる。一例では、eノードB505は、(たとえば、RRCシグナリングを介して)UE515の非アクティビティタイマー値を構成することができる。非アクティビティタイマー値は、具体的には、トラフィックアグリゲーション中の1つまたは複数の接続を介して決定された非アクティビティのために使用され得る。さらに、たとえば、データスケジューリング構成要素524は、UE515が(たとえば、非アクティビティタイマーの満了の後に)もう一度その電力動作モードに入ることを可能にするために、ある時間期間後におよび/またはイベント(たとえば、UE515に送信することに関係するバッファの利用可能な容量がしきい値を達成すること)に基づいて第2の接続上で少なくとも1つのパケットをスケジュールするのを中止し得る。
【0091】
[00100]
図9に、UEに、トラフィックアグリゲーション中の接続を介した電力動作モードを出ることを行わせるために(たとえば、eNBまたはeノードBによって)UEに制御パケットを送信するための例示的な方法900を示す。方法900は、ブロック910において、第1のRATを使用して第1の接続を介してUEにサービスすることを含む。一態様では、スケジューリング構成要素520は、たとえば、1つまたは複数のプロセッサ553、メモリ555、および/またはトランシーバ559と併せて、第1のRAT(たとえば、LTEあるいは他のUMTSまたはセルラー技術)を使用して第1の接続(たとえば、通信リンク525)を介してUE515にサービスすることができる。たとえば、説明したように、UE515は、ランダムアクセス手順を実行するか、またはさもなければeノードB505と通信するためのリソースを要求し得、eノードB505は、それに応じて、通信リンク525を介してUE515にリソースを許可し得る。
【0092】
[00101]方法900はまた、ブロック912において、第2のRATを使用するアクセスポイントを通じた第2の接続を介してUEと通信することを含む。一態様では、スケジューリング構成要素520は、たとえば、1つまたは複数のプロセッサ553、メモリ555、および/またはトランシーバ559と併せて、第2のRATを使用するアクセスポイント(たとえば、WLAN AP506)を通じて第2の接続(たとえば、通信リンク526)を介してUE(たとえば、UE515)と通信することができる。説明したように、たとえば、スケジューリング構成要素520は、バックホールリンク534を介してWLAN AP506との間でデータを通信することに少なくとも部分的に基づいてUE515とWLAN AP506との間に確立される別の通信リンク526を介してUE515へのトラフィックをアグリゲートし得る。さらにまたは代替として、スケジューリング構成要素520は、データレートがしきい値を下回ると決定されると、低減された数の無線リンクを使用することを決定し得る。これは、複数の無線リンクにわたって省電力状態を同期させる問題を回避または低減する。たとえば、しきい値は、リンク、1つまたは複数のリンクを与える無線に対する負荷、または同様の無線品質メトリックのうちの1つまたは複数に対して達成可能なリンク容量に依存し得る。
【0093】
[00102]方法900はまた、ブロック914において、第2の接続を介した電力動作モードを出ることを示す制御パケットを第1の接続または第2の接続を介してUEに送信することを含む。一態様では、インジケータ送信構成要素528は、たとえば、1つまたは複数のプロセッサ553、メモリ555、および/またはトランシーバ559と併せて、第2の接続(たとえば、通信リンク526)を介した電力動作モードを出ることを示す制御パケットを第1の接続または第2の接続を介してUE(たとえば、UE515)に送信することができる。制御パケットは、デバイスが省電力を出なければならない目標時間を含み得るか、またはそれは、デバイスがその省電力モードを避ける持続時間を含み得る。説明したように、一例では、インジケータ送信構成要素528は、UE515のためのデータバーストの始めに制御パケットを送信することができ、インジケータ受信構成要素550は、第2の接続のための電力動作モードを出ることを決定するための制御パケットを受信することができる。
【0094】
[00103]方法900はまた、ブロック916において、制御パケットを送信することに少なくとも部分的に基づいて第1の接続および第2の接続上での送信のためのデータをスケジュールすることを含む。一態様では、データスケジューリング構成要素524は、たとえば、1つまたは複数のプロセッサ553、メモリ555、および/またはトランシーバ559と併せて、制御パケットを送信することに少なくとも部分的に基づいて第1の接続および第2の接続上での送信のためのデータをスケジュールすることができる。したがって、制御パケットが、第2の接続のための電力動作モードを終了させることができるので、第2の接続を介してデータを受信することができ、これは、さもなければ第2の接続がある電力動作モードにあることによって生じた並べ替え誤りをおそらく回避することができる。
【0095】
[00104]方法900はまた、ブロック918において、第2の接続を介した電力動作モードが許可されることを示す別の制御パケットを第1の接続または第2の接続を介してUEに送信することを随意に含み得る。一態様では、インジケータ送信構成要素528は、たとえば、1つまたは複数のプロセッサ553、メモリ555、および/またはトランシーバ559と併せて、第2の接続(たとえば、通信リンク526)を介した電力動作モードが許可されることを示す別の制御パケットを第1の接続または第2の接続を介してUE(たとえば、UE515)に送信することができる。したがって、インジケータ受信構成要素550は、この制御パケットを受信し得、電力動作モード管理構成要素552は、制御パケットおよび/または他の考慮事項(たとえば、第2の接続のための関係する非アクティビティタイマーの満了)に少なくとも部分的に基づいて第2の接続のための電力動作モードに入ることを通信構成要素540に行なわせ得る。
【0096】
[00105]
図10に、(たとえば、eNBまたはeノードBによって)UEがトラフィックアグリゲーション中の接続を介してある電力動作モードにあるのかどうかを決定するための例示的な方法1000を示す。方法1000は、ブロック1010において、第1のRATを使用して第1の接続を介してUEにサービスすることを含む。一態様では、スケジューリング構成要素520は、たとえば、1つまたは複数のプロセッサ553、メモリ555、および/またはトランシーバ559と併せて、第1のRAT(たとえば、LTEあるいは他のUMTSまたはセルラー技術)を使用して第1の接続(たとえば、通信リンク525)を介してUE515にサービスすることができる。たとえば、説明したように、UE515は、ランダムアクセス手順を実行するか、またはさもなければeノードB505と通信するためのリソースを要求し得、eノードB505は、それに応じて、通信リンク525を介してUE515にリソースを許可し得る。
【0097】
[00106]方法1000は、ブロック1012において、第2のRATを使用するアクセスポイントを通じて第2の接続を介してUEと通信することをも含む。一態様では、スケジューリング構成要素520は、たとえば、1つまたは複数のプロセッサ553、メモリ555、および/またはトランシーバ559と併せて、第2のRATを使用するアクセスポイント(たとえば、WLAN AP506)を通じて第2の接続(たとえば、通信リンク526)を介してUE(たとえば、UE515)と通信することができる。説明したように、たとえば、スケジューリング構成要素520は、バックホールリンク534を介してWLAN AP506との間でデータを通信することに少なくとも部分的に基づいてUE515とWLAN AP506との間に確立される別の通信リンク526を介してUE515へのトラフィックをアグリゲートし得る。
【0098】
[00107]方法1000はまた、ブロック1014において、第2の接続がある電力動作モードにあるのかどうかを示す情報をアクセスポイントから受信することに少なくとも部分的に基づいて第2の接続がその電力動作モードにあるのかどうかを決定することを含み得る。モード情報受信構成要素530は、たとえば、1つまたは複数のプロセッサ553、メモリ555、および/またはトランシーバ559と併せて、第2の接続がその電力動作モードにあるのかどうかを示す情報をアクセスポイント(たとえば、WLAN AP506)から受信することに少なくとも部分的に基づいて第2の接続(たとえば、通信リンク526)がその電力動作モードにあるのかどうかを決定することができる。たとえば、モード情報受信構成要素530は、バックホールリンク534を介してWLAN AP506から情報を受信し得る。一例では、ブロック1014において第2の接続がその電力モードにあるのかどうかを決定することは、ブロック1016において、ビーコン間隔、DTIM間隔、および/またはアクセスポイントにわたるバックホールレイテンシに応じて電力動作モードを出るための継続時間を決定することを随意に含み得る。モード情報受信構成要素530は、WLAN AP506によって受信され得るビーコン間隔、DTIM間隔、および/またはアクセスポイントにわたるバックホールレイテンシに応じて電力動作モードを出るための継続時間を決定することができる。
【0099】
[00108]したがって、方法1000はまた、ブロック1018において、第2の接続がその電力動作モードにあるのかどうかに少なくとも部分的に基づいて第1の接続および第2の接続上での送信のためのデータをスケジュールすることを含み得る。一態様では、データスケジューリング構成要素524は、たとえば、1つまたは複数のプロセッサ553、メモリ555、および/またはトランシーバ559と併せて、第2の接続がその電力動作モードにあるのかどうかに少なくとも部分的に基づいて第1の接続および第2の接続上での送信のためのデータをスケジュールすることができる。説明したように、(たとえば、WLAN AP506から受信された情報に基づいて)第2の接続がその電力動作モードにないことが決定される場合、データスケジューリング構成要素524は、トラフィックアグリゲーションを与えるために第1の接続と第2の接続との両方を介してデータをスケジュールすることができる。
【0100】
[00109]情報および信号は多種多様な技術および技法のいずれかを使用して表され得ることを、当業者は理解されよう。たとえば、上記の説明全体にわたって参照され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁場もしくは粒子、光場もしくは光粒子、またはそれらの任意の組合せによって表現され得る。
【0101】
[00110]さらに、本明細書で説明した態様に関して説明した様々な例示的な論理ブロック、モジュール、回路、およびアルゴリズムステップは、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、またはその両方の組合せとして実装され得ることを、当業者は諒解されよう。ハードウェアとソフトウェアのこの互換性を明確に示すために、様々な例示的な構成要素、ブロック、モジュール、回路、およびステップについて、上記では概してそれらの機能に関して説明した。そのような機能をハードウェアとして実装するか、ソフトウェアとして実装するかは、具体的な適用例および全体的なシステムに課された設計制約に依存する。当業者は、説明した機能を具体的な適用例ごとに様々な方法で実装し得るが、そのような実装決定は、記載の態様の範囲からの逸脱を生じるものと解釈すべきではない。
【0102】
[00111]本明細書で説明した態様に関して説明した様々な例示的な論理ブロック、モジュール、および回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、ASIC、FPGAまたは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートまたはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、あるいは本明細書で説明した機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実装または実行され得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るが、代替として、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であり得る。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組合せ、たとえば、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、あるいは任意の他のそのような構成として実装され得る。
【0103】
[00112]本明細書で説明する態様に関して説明した方法またはアルゴリズムのステップは、直接ハードウェアで具現化され得るか、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールで具現化され得るか、またはその2つの組合せで具現化され得る。ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD−ROM、または当技術分野で知られている任意の他の形態の記憶媒体中に常駐し得る。例示的な記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体から情報を読み取り、記憶媒体に情報を書き込むことができるようにプロセッサに結合される。代替として、記憶媒体はプロセッサに一体化され得る。プロセッサおよび記憶媒体は、ASIC中に存在し得る。ASICはユーザ端末中に存在し得る。あるいは、プロセッサおよび記憶媒体は、ユーザ端末内のディスクリートな構成要素として存在し得る。
【0104】
[00113]1つまたは複数の例示的な設計では、説明した機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェアまたはそれらの任意の組合せで実装され得る。ソフトウェアで実装される場合、これら機能は、コンピュータ可読媒体上に記憶されるか、あるいは、コンピュータ可読媒体上の1つまたは複数の命令またはコードとして送信され得る。コンピュータ可読媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を可能にする任意の媒体を含む、コンピュータ記憶媒体と通信媒体の両方を含む。記憶媒体は、汎用コンピュータまたは特別目的コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROMもしくは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージもしくは他の磁気ストレージデバイス、または命令またはデータ構造の形態の所望のプログラムコード手段を搬送または記憶するために使用され得、汎用もしくは専用コンピュータ、または汎用もしくは専用プロセッサによってアクセスされ得る任意の他の媒体を備えることができる。さらに、いかなる接続もコンピュータ可読媒体と適切に呼ばれる。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用してウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用されるディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピーディスク(disk)およびBlu−ray(登録商標)ディスク(disc)を含み、ここで、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、データをレーザーで光学的に再生する。上記の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲に含まれるべきである。
【0105】
[00114]説明する態様についての以上の説明は、いかなる当業者も本態様を作成または使用することができるように与えられたものである。態様への様々な変更は当業者には容易に明らかになり、本明細書で定義された一般原理は、本明細書で説明した態様の趣旨または範囲から逸脱することなく他の変形形態に適用され得る。したがって、本明細書で説明した態様は、本明細書で説明した例および設計に限定されるものではなく、本明細書で開示する原理および新規の特徴に合致する最も広い範囲を与えられるべきである。
以下に本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
ワイヤレス通信のための方法であって、
ユーザ機器(UE)によって、第1のサービングノードとの第1の接続を確立することと、
前記UEによって、第2のサービングノードとの第2の接続を確立することと、ここにおいて、前記第1の接続と前記第2の接続とがトラフィックアグリゲーションのために構成される、
前記第1の接続のための電力消費モードの指示を受信することと、
前記指示に少なくとも部分的に基づいて前記第2の接続の電力動作モードを決定することと
を備える、方法。
[C2]
前記第1の接続のための前記電力消費モードの前記指示を受信することが、前記第1の接続または前記第2の接続のうちの少なくとも1つを介して受信されるパケットを並べ替えることに関係する並べ替えステータスを決定することを備える、C1に記載の方法。
[C3]
前記並べ替えステータスは、並べ替えが進行中であるのかまたは進行中でないのかという第2の指示、パケット並べ替えタイマーのために残っている時間、あるいは前記パケット並べ替えタイマーが開始してからの時間のうちの少なくとも1つに基づく、C2に記載の方法。
[C4]
前記第2の接続の前記電力動作モードを決定することが、前記並べ替えステータスを決定することに少なくとも部分的に基づいて前記電力動作モードを出ることを備える、C2に記載の方法。
[C5]
前記電力動作モードを出ることが、前記第2の接続を介して、省電力ポール、または前記電力動作モードを出ることを示すピギーバック省電力制御とともにアップリンクユーザデータのうちの少なくとも1つを送信することを備える、C4に記載の方法。
[C6]
前記第1の接続から前記電力消費モードの前記指示を受信することが、前記第1の接続または前記第2の接続のうちの少なくとも1つを介して受信されるパケットが正常に並べ替えられているかどうかを決定することを備え、前記第2の接続の前記電力動作モードを決定することが、前記パケットが正常に並べ替えられていると決定することに少なくとも部分的に基づく、C1に記載の方法。
[C7]
前記第1の接続から前記電力消費モードの前記指示を受信することが、不連続受信(DRX)非アクティビティタイマーの満了に続いて前記第1のRATについて別の電力動作モードに入ることに関係する前記第1のRATの前記DRX非アクティビティタイマーがトーリングしているのかどうかを決定することを備える、C1に記載の方法。
[C8]
前記DRX非アクティビティタイマーがトーリングしていると決定することが、前記第1の接続を介してダウンリンク送信を受信することに基づいて前記DRX非アクティビティタイマーがトーリングしていると決定することを備える、C7に記載の方法。
[C9]
前記第1の接続から前記電力消費モードの前記指示を受信することが、オン継続時間タイマーの満了に続いて前記第1のRATについて別の電力動作モードから出ることに関係する前記第1のRATの前記オン継続時間タイマーが満了したのかどうかを決定することを備える、C1に記載の方法。
[C10]
前記指示を受信することが、前記第1の接続を介してパケットを受信または送信することに少なくとも部分的に基づく、C1に記載の方法。
[C11]
前記指示を受信することが、前記第2の接続を介した前記電力動作モードを出ることを指示する制御パケットを前記第1の接続または前記第2の接続を介して受信することを備える、C1に記載の方法。
[C12]
前記電力動作モードを出ることを決定することは、前記電力動作モードが前記第2の接続に対して許可されることを示す別の制御パケットが前記第1の接続または前記第2の接続を介して受信されるまで、前記電力動作モードから離れたままであることを決定することを備える、C11に記載の方法。
[C13]
前記制御パケットが、前記電力動作モードに入るおよび/またはそれから出るべき時間を示す、C11に記載の方法。
[C14]
前記制御パケットが、前記電力動作モードに入るおよび/またはそれから出ることの周期的パターンを定義する、C11に記載の方法。
[C15]
ワイヤレス通信のための装置であって、
トランシーバと、
命令を記憶するように構成されたメモリと、
前記トランシーバおよび前記メモリと通信可能に結合された少なくとも1つのプロセッサとを備え、ここにおいて、前記少なくとも1つのプロセッサが、
第1の無線アクセス技術(RAT)を使用して第1のサービングノードとの第1の接続を確立することと、
第2のRATを使用して第2のサービングノードとの第2の接続を確立することと、ここにおいて、前記第1の接続と前記第2の接続とがトラフィックアグリゲーションのために構成される、
前記第1の接続のための電力消費モードの指示を受信することと、
前記指示に少なくとも部分的に基づいて前記第2の接続の電力動作モードを決定することと
を行うように構成された、装置。
[C16]
前記少なくとも1つのプロセッサが、前記第1の接続または前記第2の接続のうちの少なくとも1つを介して受信されるパケットを並べ替えることに関係する並べ替えステータスを決定することに少なくとも基づいて前記第1の接続のための前記電力消費モードの前記指示を受信することを行うように構成された、C15に記載の装置。
[C17]
前記並べ替えステータスは、並べ替えが進行中であるのかまたは進行中でないのかという第2の指示、パケット並べ替えタイマーのために残っている時間、あるいは前記パケット並べ替えタイマーが開始してからの時間のうちの少なくとも1つに基づく、C16に記載の装置。
[C18]
前記少なくとも1つのプロセッサが、前記並べ替えステータスを決定することに少なくとも基づいて前記電力動作モードを出ることに少なくとも基づいて前記第2の接続の前記電力動作モードを決定することを行うように構成された、C16に記載の装置。
[C19]
前記少なくとも1つのプロセッサが、前記第1の接続または前記第2の接続のうちの少なくとも1つを介して受信されるパケットが正常に並べ替えられているかどうかを決定することに少なくとも基づいて前記第1の接続から前記電力消費モードの前記指示を受信するように構成され、ここにおいて、前記少なくとも1つのプロセッサは、前記パケットが並べ替えられていると決定することに少なくとも基づいて前記第2の接続の前記電力動作モードを決定することを行うように構成された、C15に記載の装置。
[C20]
前記少なくとも1つのプロセッサが、不連続受信(DRX)非アクティビティタイマーの満了に続いて前記第1のRATについて別の電力動作モードに入ることに関係する前記第1のRATの前記DRX非アクティビティタイマーがトーリングしているのかどうかを決定することに少なくとも基づいて前記第1の接続から前記電力消費モードの前記指示を受信することを行うように構成された、C15に記載の装置。
[C21]
前記少なくとも1つのプロセッサが、前記第1の接続を介してダウンリンク送信を受信することに基づいて前記DRX非アクティビティタイマーがトーリングしていると決定することに少なくとも基づいて前記DRX非アクティビティタイマーがトーリングしていると決定することを行うように構成された、C20に記載の装置。
[C22]
前記少なくとも1つのプロセッサが、オン継続時間タイマーの満了に続いて前記第1のRATについて別の電力動作モードから出ることに関係する前記第1のRATの前記オン継続時間タイマーが満了したのかどうかを決定することに少なくとも基づいて前記第1の接続から前記電力消費モードの前記指示を受信することを行うように構成された、C15に記載の装置。
[C23]
前記少なくとも1つのプロセッサが、前記第1の接続を介してパケットを受信することに少なくとも部分的に基づいて前記指示を受信することを行うように構成された、C15に記載の装置。
[C24]
前記少なくとも1つのプロセッサが、前記第2の接続を介した前記電力動作モードを出ることを指示する制御パケットを前記第1の接続または前記第2の接続を介して受信することに少なくとも基づいて前記指示を受信することを行うように構成された、C15に記載の装置。
[C25]
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記電力動作モードが前記第2の接続に対して許可されることを示す別の制御パケットが前記第1の接続または前記第2の接続を介して受信されるまで、前記電力動作モードから離れたままであることを決定することに基づいて前記電力動作モードを出ることを行うように構成された、C24に記載の装置。
[C26]
前記制御パケットが、前記電力動作モードに入るおよび/またはそれから出るべきことに基づいて時間または周期的パターンを示す、C24に記載の装置。
[C27]
ワイヤレス通信のための方法であって、
第1の接続を介してユーザ機器(UE)にサービスすることと、
アクセスポイントを通じて第2の接続を介して前記UEと通信することと、ここにおいて、前記第1の接続と前記第2の接続とが、トラフィックアグリゲーションのために構成される、
前記第2の接続を介した電力動作モードを出ることを示す制御パケットを前記第1の接続または前記第2の接続を介して前記UEに送信することと、
前記制御パケットを送信することに少なくとも部分的に基づいて前記第1の接続および前記第2の接続上での送信のためのデータをスケジュールすることと
を備える、方法。
[C28]
前記第2の接続を介して前記電力動作モードが許可されることを示す別の制御パケットを前記第1の接続を介して前記UEに送信することをさらに備える、C27に記載の方法。
[C29]
ワイヤレス通信のための装置であって、
トランシーバと、
命令を記憶するように構成されたメモリと、
前記トランシーバおよび前記メモリと通信可能に結合された少なくとも1つのプロセッサとを備え、ここにおいて、前記少なくとも1つのプロセッサが、
第1の接続を介してユーザ機器(UE)にサービスすることと、
アクセスを通じて第2の接続を介して前記UEと通信することと、ここにおいて、前記第1の接続と前記第2の接続とが、トラフィックアグリゲーションのために構成される、
前記第2の接続を介した電力動作モードを出ることを示す制御パケットを前記第1の接続または前記第2の接続を介して前記UEに送信することと、
前記制御パケットを送信することに少なくとも部分的に基づいて前記第1の接続および前記第2の接続上での送信のためのデータをスケジュールすることと
を行うように構成された、装置。
[C30]
前記少なくとも1つのプロセッサが、前記第2の接続を介して前記電力動作モードが許可されることを示す別の制御パケットを前記第1の接続を介して前記UEに送信することを行うようにさらに構成された、C29に記載の装置。