(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6605684
(24)【登録日】2019年10月25日
(45)【発行日】2019年11月13日
(54)【発明の名称】会員状況通知システム、会員状況通知装置、会員状況通知方法、および、会員状況通知プログラム
(51)【国際特許分類】
G06Q 10/00 20120101AFI20191031BHJP
G06Q 30/06 20120101ALI20191031BHJP
G06Q 20/28 20120101ALI20191031BHJP
G07G 1/12 20060101ALI20191031BHJP
G07G 1/14 20060101ALI20191031BHJP
G07G 1/01 20060101ALI20191031BHJP
【FI】
G06Q10/00 300
G06Q30/06
G06Q20/28
G07G1/12 321Z
G07G1/14
G07G1/01 301D
【請求項の数】14
【全頁数】18
(21)【出願番号】特願2018-211978(P2018-211978)
(22)【出願日】2018年11月12日
【審査請求日】2019年2月1日
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】504119170
【氏名又は名称】データバンク株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】特許業務法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】難波 良紀
【審査官】
田付 徳雄
(56)【参考文献】
【文献】
特開2008−097576(JP,A)
【文献】
特開2005−208800(JP,A)
【文献】
特開2003−128197(JP,A)
【文献】
特開2009−151346(JP,A)
【文献】
特開2018−010443(JP,A)
【文献】
特開2003−108855(JP,A)
【文献】
米国特許出願公開第2009/0057401(US,A1)
【文献】
特開2008−276588(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00 − 99/00
G07G 1/01
G07G 1/12
G07G 1/14
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
入出力部を備えた端末装置、および、記憶部と制御部とを備えた会員状況通知装置を通信可能に接続した会員状況通知システムであって、
前記記憶部は、
サービスステーションのアプリケーション会員の車両番号およびメンテナンス保証書データを含む車両データ、ならびに、メンテナンスチケットプリペイド残高を含むプリペイドデータを含む会員データを記憶する会員記憶手段、
を備え、
前記制御部は、
前記サービスステーションへの来店車両の車両番号を取得する車両番号取得手段と、
前記来店車両の車両番号が前記会員記憶手段に記憶されているか否かを判定する会員判定手段と、
前記会員判定手段により前記来店車両の車両番号が記憶されていると判定された場合、当該来店車両の車両番号に対応する前記メンテナンスチケットプリペイド残高、および、メンテナンス保証書ボタンを前記端末装置に表示させるように制御する会員表示制御手段と、
を備え、
前記会員表示制御手段は、
前記入出力部を介して前記メンテナンス保証書ボタンが選択された場合、前記メンテナンス保証書データを前記端末装置に表示させるように制御することを特徴とする会員状況通知システム。
【請求項2】
前記メンテナンスチケットプリペイド残高は、
洗車チケット残高、洗車パックチケット残高、車両コーティングチケット残高、オイル交換チケット残高、メンテナンスパックチケット残高、アフターケアサービスチケット残高、および/または、タイヤメンテナンスチケット残高であることを特徴とする請求項1に記載の会員状況通知システム。
【請求項3】
前記プリペイドデータは、
有効期限を含み、
前記会員表示制御手段は、
更に、前記有効期限を前記端末装置に表示させるように制御することを特徴とする請求項1または2に記載の会員状況通知システム。
【請求項4】
前記メンテナンスチケットプリペイド残高は、
プリペイドの有無、プリペイド残額、および/または、プリペイド残数であることを特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記載の会員状況通知システム。
【請求項5】
前記会員表示制御手段は、
前記会員判定手段により前記来店車両の車両番号が記憶されていないと判定された場合、前記来店車両が前記アプリケーション会員ではない旨を示す非会員通知を前記端末装置に表示させるように制御することを特徴とする請求項1から4のいずれか一つに記載の会員状況通知システム。
【請求項6】
前記プリペイドデータは、
メンテナンス予約データを含み、
前記会員表示制御手段は、
更に、前記メンテナンス予約データを前記端末装置に表示させるように制御することを特徴とする請求項1から5のいずれか一つに記載の会員状況通知システム。
【請求項7】
前記会員状況通知システムは、
更に、撮影部を備えたサービスステーションシステムに接続され、
前記車両番号取得手段は、
前記撮影部にて前記サービスステーションへの前記来店車両の前記車両番号が撮影された場合、前記サービスステーションシステムから送信された当該車両番号を取得することを特徴とする請求項1から6のいずれか一つに記載の会員状況通知システム。
【請求項8】
前記会員状況通知システムは、
更に、入出力部を備えたサービスステーションシステムに接続され、
前記車両番号取得手段は、
前記端末装置の前記入出力部、または、前記サービスステーションシステムの前記入出力部を介して前記サービスステーションへの前記来店車両の前記車両番号が入力された場合、前記サービスステーションシステムから送信された当該車両番号を取得することを特徴とする請求項1から7のいずれか一つに記載の会員状況通知システム。
【請求項9】
前記会員データは、
更に、前記来店車両の現時点の買取価格を含み、
前記会員表示制御手段は、
更に、前記買取価格を前記端末装置に表示させ、
前記記憶部は、
最新の中古車の買取価格を記憶する中古車記憶手段、
を更に備え、
前記制御部は、
前記最新の中古車の買取価格に基づいて、前記会員記憶手段に記憶された前記会員データを更新する会員更新手段、
を更に備えたことを特徴とする請求項1から8のいずれか一つに記載の会員状況通知システム。
【請求項10】
前記サービスステーションは、
ガソリンスタンド、エコステーション(登録商標)、または、カー用品店であることを特徴とする請求項1から9のいずれか一つに記載の会員状況通知システム。
【請求項11】
入出力部を備えた端末装置に通信可能に接続された、記憶部と制御部とを備えた会員状況通知装置であって、
前記記憶部は、
サービスステーションのアプリケーション会員の車両番号およびメンテナンス保証書データを含む車両データ、ならびに、メンテナンスチケットプリペイド残高を含むプリペイドデータを含む会員データを記憶する会員記憶手段、
を備え、
前記制御部は、
前記サービスステーションへの来店車両の車両番号を取得する車両番号取得手段と、
前記来店車両の車両番号が前記会員記憶手段に記憶されているか否かを判定する会員判定手段と、
前記会員判定手段により前記来店車両の車両番号が記憶されていると判定された場合、当該来店車両の車両番号に対応する前記メンテナンスチケットプリペイド残高、および、メンテナンス保証書ボタンを前記端末装置に表示させるように制御する会員表示制御手段と、
を備え、
前記会員表示制御手段は、
前記入出力部を介して前記メンテナンス保証書ボタンが選択された場合、前記メンテナンス保証書データを前記端末装置に表示させるように制御することを特徴とする会員状況通知装置。
【請求項12】
入出力部を備えた端末装置、および、記憶部と制御部とを備えた会員状況通知装置を通信可能に接続した会員状況通知システムに実行させるための会員状況通知方法であって、
前記記憶部は、
サービスステーションのアプリケーション会員の車両番号およびメンテナンス保証書データを含む車両データ、ならびに、メンテナンスチケットプリペイド残高を含むプリペイドデータを含む会員データを記憶する会員記憶手段、
を備え、
前記制御部で実行させる、
前記サービスステーションへの来店車両の車両番号を取得する車両番号取得ステップと、
前記来店車両の車両番号が前記会員記憶手段に記憶されているか否かを判定する会員判定ステップと、
前記会員判定ステップにて前記来店車両の車両番号が記憶されていると判定された場合、当該来店車両の車両番号に対応する前記メンテナンスチケットプリペイド残高、および、メンテナンス保証書ボタンを前記端末装置に表示させるように制御する会員表示制御ステップと、
を含み、
前記会員表示制御ステップにて、
前記入出力部を介して前記メンテナンス保証書ボタンが選択された場合、前記メンテナンス保証書データを前記端末装置に表示させるように制御することを特徴とする会員状況通知方法。
【請求項13】
入出力部を備えた端末装置に通信可能に接続された、記憶部と制御部とを備えた会員状況通知装置に実行させるための会員状況通知方法であって、
前記記憶部は、
サービスステーションのアプリケーション会員の車両番号およびメンテナンス保証書データを含む車両データ、ならびに、メンテナンスチケットプリペイド残高を含むプリペイドデータを含む会員データを記憶する会員記憶手段、
を備え、
前記制御部で実行させる、
前記サービスステーションへの来店車両の車両番号を取得する車両番号取得ステップと、
前記来店車両の車両番号が前記会員記憶手段に記憶されているか否かを判定する会員判定ステップと、
前記会員判定ステップにて前記来店車両の車両番号が記憶されていると判定された場合、当該来店車両の車両番号に対応する前記メンテナンスチケットプリペイド残高、および、メンテナンス保証書ボタンを前記端末装置に表示させるように制御する会員表示制御ステップと、
を含み、
前記会員表示制御ステップにて、
前記入出力部を介して前記メンテナンス保証書ボタンが選択された場合、前記メンテナンス保証書データを前記端末装置に表示させるように制御することを特徴とする会員状況通知方法。
【請求項14】
入出力部を備えた端末装置に通信可能に接続された、記憶部と制御部とを備えた会員状況通知装置に実行させるための会員状況通知プログラムであって、
前記記憶部は、
サービスステーションのアプリケーション会員の車両番号およびメンテナンス保証書データを含む車両データ、ならびに、メンテナンスチケットプリペイド残高を含むプリペイドデータを含む会員データを記憶する会員記憶手段、
を備え、
前記制御部において、
前記サービスステーションへの来店車両の車両番号を取得する車両番号取得ステップと、
前記来店車両の車両番号が前記会員記憶手段に記憶されているか否かを判定する会員判定ステップと、
前記会員判定ステップにて前記来店車両の車両番号が記憶されていると判定された場合、当該来店車両の車両番号に対応する前記メンテナンスチケットプリペイド残高、および、メンテナンス保証書ボタンを前記端末装置に表示させるように制御する会員表示制御ステップと、
を実行させ、
前記会員表示制御ステップにて、
前記入出力部を介して前記メンテナンス保証書ボタンが選択された場合、前記メンテナンス保証書データを前記端末装置に表示させるように制御することを実行させるための会員状況通知プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、会員状況通知システム、会員状況通知装置、会員状況通知方法、および、会員状況通知プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1記載の車両番号行動指示装置においては、ガソリンスタンドへ車両が来店した場合、当該車両の車両番号を取得し、ガソリンスタンドのスタッフが所持する端末に当該車両の車両カルテを表示させる技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許第6348088号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の車両番号行動指示装置においては、サービスステーションに来店した顧客が購入したチケット等の残高をスタッフが即座に認識することができなかった。
【0005】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、サービスステーションに来店した車両がアプリケーション会員なのか一般顧客なのかをスタッフが即座に認識でき、アプリケーション会員が購入したチケット等の残高をスタッフが即座に認識することができるため、スタッフが先手を打った顧客対応をとることができる会員状況通知システム、会員状況通知装置、会員状況通知方法、および、会員状況通知プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る会員状況通知システムは、入出力部を備えた端末装置、および、記憶部と制御部とを備えた会員状況通知装置を通信可能に接続した会員状況通知システムであって、前記記憶部は、サービスステーションのアプリケーション会員の車両番号を含む車両データ、および、プリペイド残高を含むプリペイドデータを含む会員データを記憶する会員記憶手段、を備え、前記制御部は、前記サービスステーションへの来店車両の車両番号を取得する車両番号取得手段と、前記来店車両の車両番号が前記会員記憶手段に記憶されているか否かを判定する会員判定手段と、前記会員判定手段により前記来店車両の車両番号が記憶されていると判定された場合、当該来店車両の車両番号に対応する前記プリペイド残高を前記端末装置に表示させるように制御する会員表示制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0007】
また、本発明に係る会員状況通知システムにおいて、前記会員データは、更に、前記来店車両の来店履歴、および、現時点の買取価格を含み、前記車両データは、更に、車検期限、メンテナンス購買履歴、メンテナンス履歴、および/または、メンテナンス保証書データを含む前記来店車両のメンテナンスデータを含み、前記会員表示制御手段は、更に、前記メンテナンスデータ、前記来店履歴、および/または、前記買取価格を前記端末装置に表示させるように制御することを特徴とする。
【0008】
また、本発明に係る会員状況通知システムにおいて、前記プリペイド残高は、洗車チケット残高、洗車パックチケット残高、車両コーティングチケット残高、オイル交換チケット残高、メンテナンスパックチケット残高、アフターケアサービスチケット残高、および/または、タイヤメンテナンスチケット残高であることを特徴とする。
【0009】
また、本発明に係る会員状況通知システムにおいて、前記プリペイドデータは、有効期限を含み、前記会員表示制御手段は、更に、前記有効期限を前記端末装置に表示させるように制御することを特徴とする。
【0010】
また、本発明に係る会員状況通知システムにおいて、前記プリペイド残高は、プリペイドの有無、プリペイド残額、および/または、プリペイド残数であることを特徴とする。
【0011】
また、本発明に係る会員状況通知システムにおいて、前記会員表示制御手段は、前記会員判定手段により前記来店車両の車両番号が記憶されていないと判定された場合、前記来店車両が前記アプリケーション会員ではない旨を示す非会員通知を前記端末装置に表示させるように制御することを特徴とする。
【0012】
また、本発明に係る会員状況通知システムにおいて、前記プリペイドデータは、メンテナンス予約データを含み、前記会員表示制御手段は、更に、前記メンテナンス予約データを前記端末装置に表示させるように制御することを特徴とする。
【0013】
また、本発明に係る会員状況通知システムにおいて、前記会員状況通知システムは、更に、撮影部を備えたサービスステーションシステムに接続され、前記車両番号取得手段は、前記撮影部にて前記サービスステーションへの前記来店車両の前記車両番号が撮影された場合、前記サービスステーションシステムから送信された当該車両番号を取得することを特徴とする。
【0014】
また、本発明に係る会員状況通知システムにおいて、前記会員状況通知システムは、更に、入出力部を備えたサービスステーションシステムに接続され、前記車両番号取得手段は、前記端末装置の前記入出力部、または、前記サービスステーションシステムの前記入出力部を介して前記サービスステーションへの前記来店車両の前記車両番号が入力された場合、前記サービスステーションシステムから送信された当該車両番号を取得することを特徴とする。
【0015】
また、本発明に係る会員状況通知システムにおいて、前記記憶部は、最新の中古車の買取価格を記憶する中古車記憶手段、を更に備え、前記制御部は、前記最新の中古車の買取価格に基づいて、前記会員記憶手段に記憶された前記会員データを更新する会員更新手段、を更に備えたことを特徴とする。
【0016】
また、本発明に係る会員状況通知システムにおいて、前記サービスステーションは、ガソリンスタンド、エコステーション(登録商標)、または、カー用品店であることを特徴とする。
【0017】
また、本発明に係る会員状況通知装置において、入出力部を備えた端末装置に通信可能に接続された、記憶部と制御部とを備えた会員状況通知装置であって、前記記憶部は、サービスステーションのアプリケーション会員の車両番号を含む車両データ、および、プリペイド残高を含むプリペイドデータを含む会員データを記憶する会員記憶手段、を備え、前記制御部は、前記サービスステーションへの来店車両の車両番号を取得する車両番号取得手段と、前記来店車両の車両番号が前記会員記憶手段に記憶されているか否かを判定する会員判定手段と、前記会員判定手段により前記来店車両の車両番号が記憶されていると判定された場合、当該来店車両の車両番号に対応する前記プリペイド残高を前記端末装置に表示させるように制御する会員表示制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0018】
また、本発明に係る会員状況通知方法は、入出力部を備えた端末装置、および、記憶部と制御部とを備えた会員状況通知装置を通信可能に接続した会員状況通知システムに実行させるための会員状況通知方法であって、前記記憶部は、サービスステーションのアプリケーション会員の車両番号を含む車両データ、および、プリペイド残高を含むプリペイドデータを含む会員データを記憶する会員記憶手段、を備え、前記制御部で実行させる、前記サービスステーションへの来店車両の車両番号を取得する車両番号取得ステップと、前記来店車両の車両番号が前記会員記憶手段に記憶されているか否かを判定する会員判定ステップと、前記会員判定ステップにて前記来店車両の車両番号が記憶されていると判定された場合、当該来店車両の車両番号に対応する前記プリペイド残高を前記端末装置に表示させるように制御する会員表示制御ステップと、を含むことを特徴とする。
【0019】
また、本発明に係る会員状況通知方法は、入出力部を備えた端末装置に通信可能に接続された、記憶部と制御部とを備えた会員状況通知装置に実行させるための会員状況通知方法であって、前記記憶部は、サービスステーションのアプリケーション会員の車両番号を含む車両データ、および、プリペイド残高を含むプリペイドデータを含む会員データを記憶する会員記憶手段、を備え、前記制御部で実行させる、前記サービスステーションへの来店車両の車両番号を取得する車両番号取得ステップと、前記来店車両の車両番号が前記会員記憶手段に記憶されているか否かを判定する会員判定ステップと、前記会員判定ステップにて前記来店車両の車両番号が記憶されていると判定された場合、当該来店車両の車両番号に対応する前記プリペイド残高を前記端末装置に表示させるように制御する会員表示制御ステップと、を含むことを特徴とする。
【0020】
また、本発明に係る会員状況通知プログラムは、入出力部を備えた端末装置に通信可能に接続された、記憶部と制御部とを備えた会員状況通知装置に実行させるための会員状況通知プログラムであって、前記記憶部は、サービスステーションのアプリケーション会員の車両番号を含む車両データ、および、プリペイド残高を含むプリペイドデータを含む会員データを記憶する会員記憶手段、を備え、前記制御部において、前記サービスステーションへの来店車両の車両番号を取得する車両番号取得ステップと、前記来店車両の車両番号が前記会員記憶手段に記憶されているか否かを判定する会員判定ステップと、前記会員判定ステップにて前記来店車両の車両番号が記憶されていると判定された場合、当該来店車両の車両番号に対応する前記プリペイド残高を前記端末装置に表示させるように制御する会員表示制御ステップと、を実行させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0021】
従来、来店した顧客がプリペイドカードを使用して初めて、当該顧客がプリペイドカードを所持していることおよび使用金額が店舗スタッフに分かるが、本発明によれば、来店した顧客のプリペイド残高が来店直後に店舗スタッフに分かるため、来店した顧客に対して適切なサービスや提案を素早く行うことができるという効果を奏する。すなわち、本発明によれば、サービスステーションにとって、メンテ実施顧客の囲い込み、収益拡大、ターゲットを絞った告知の実現、他店舗との差別化、および、業務の大幅効率化等を実現きるという効果を奏する。また、本発明によれば、顧客にとって、店舗への信頼感アップ、および、利便性の向上等につながるという効果を奏する。また、本発明によれば、各種チケットまたはセット販売メニューのデジタル化により、顧客管理を効率化することができるという効果を奏する。また、本発明によれば、車検、コーティング、洗車、および、車買取等の提案をスタッフが即座にできるため、販促支援につながるという効果を奏する。また、本発明によれば、一般顧客に対するアプリケーション会員の勧誘の判断を即座にすることができるという効果を奏する。また、本発明によれば、油外顧客の囲い込みを支援することができるため、収益拡大につながるという効果を奏する。また、本発明によれば、全国どこの系列店に来店したアプリケーション会員に対しても適切なサービスや提案を素早く行うことができるという効果を奏する。また、本発明によれば、顧客に車買取または中古車オークション出展を適切なタイミングで提案できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【
図1】
図1は、本実施形態における会員状況通知システムの構成の一例を示すブロック図である。
【
図2】
図2は、本実施形態における会員状況通知システムの処理の一例を示すフローチャートである。
【
図3】
図3は、本実施形態における表示画面の一例を示す図である。
【
図4】
図4は、本実施形態における表示画面の一例を示す図である。
【
図5】
図5は、本実施形態における表示画面の一例を示す図である。
【
図6】
図6は、本実施形態における表示画面の一例を示す図である。
【
図7】
図7は、本実施形態における表示画面の一例を示す図である。
【
図8】
図8は、本実施形態における表示画面の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本発明は本実施形態により限定されるものではない。
【0024】
[1.会員状況通知システムの構成]
本実施形態に係るサービスステーションシステム400、端末装置100、および、サーバ(会員状況通知装置)200を通信可能に接続した会員状況通知システムの構成の一例について、
図1を参照して説明する。
図1は、本実施形態における会員状況通知システムの構成の一例を示すブロック図である。
【0025】
[端末装置100の構成]
図1において、端末装置100は、携帯電話、スマートフォン、タブレット端末、PHSもしくはPDA(Personal Digital Assistants)等の携帯端末、または、一般に市販されるデスクトップ型もしくはノート型のパーソナルコンピュータ等の情報処理装置等であってもよい。
【0026】
端末装置100は、制御部102と記憶部106と撮影部110と入出力部112とを備えており、端末装置100が備えている各部は、任意の通信路を介して通信可能に接続されている。
【0027】
入出力部112は、データの入出力(I/O)を行う機能を有していてもよい。ここで、入出力部112は、例えば、キー入力部、タッチパネル、コントロールパッド(例えば、タッチパッド、および、ゲームパッド等)、マウス、キーボード、および/または、音声認証に利用可能なマイク等であってもよい。また、入出力部112は、アプリケーション等の(入出力)情報を表示する表示部(例えば、液晶または有機EL等から構成されるディスプレイ、モニタ、および/または、タッチパネル等)であってもよい。また、入出力部112は、音声情報を音声として出力する音声出力部(例えば、スピーカ等)であってもよい。また、入出力部112は、指紋センサ、および/または、静脈センサ等の生体センサであってもよい。
【0028】
撮影部110は、CCDイメージセンサまたはCMOSイメージセンサ等の撮像素子で撮影した画像(静止画および動画)をデジタルデータとして記録するカメラ等であってもよい。なお、撮影部110は、虹彩認証に利用可能なカメラであってもよい。
【0029】
端末装置100は、他の装置とネットワーク300を介して通信可能に接続し、他の装置とデータを通信する機能を有する。ここで、ネットワーク300は、サービスステーションシステム400、端末装置100およびサーバ200を相互に通信可能に接続する機能を有し、例えば、インターネットおよび/またはLAN(Local Area Network)等である。
【0030】
記憶部106には、各種のデータベース、テーブル、および/または、ファイルなどが格納される。記憶部106には、OS(Operating System)と協働してCPU(Central Processing Unit)に命令を与えて各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録される。記憶部106として、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、および/または、SSD(Solid State Drive)等を用いることができる。記憶部106は、撮影部110にて記録された画像データ、ネットワーク300を介して受信されたデータ、および/または、入出力部112を介して入力された入力データ等を記憶していてもよい。ここで、記憶部106は、ユーザの生体データ(指紋データ、静脈データおよび/または虹彩データ等)を記憶していてもよい。
【0031】
制御部102は、端末装置100を統括的に制御するCPU等である。制御部102は、OS等の制御プログラム・各種の処理手順等を規定したプログラム・所要データなどを格納するための内部メモリを有し、格納されているこれらのプログラムに基づいて種々の情報処理を実行する。例えば、制御部102は、撮影部110にて記録された画像データの取得および画像データに含まれる文字データ(URL等)のデータ読取、ネットワーク300を介したデータ送受信、入出力部112を介して入力された入力データの取得、ならびに、入出力部112でのデータ(画面)表示等の各処理を実行してもよい。
【0032】
[サーバ200の構成]
図1において、サーバ200は、パーソナルコンピュータ、または、ワークステーション等の情報処理装置であってもよい。サーバ200は、制御部202と記憶部206とを備えており、サーバ200が備えている各部は、任意の通信路を介して通信可能に接続されている。サーバ200は、ネットワーク300を介して、端末装置100等と相互に通信可能に接続されている。
【0033】
記憶部206には、各種のデータベース、テーブル、および/または、ファイルなどが格納される。記憶部206には、OSと協働してCPUに命令を与えて各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録される。記憶部206は、RAM、ROM、HDD、および/または、SSD等のストレージ手段であり、各種のデータベースやテーブルを格納する。記憶部206は、機能概念的に、中古車データベース206aと、会員データベース206bとを備えている。
【0034】
中古車データベース206aは、中古車データを記憶する。ここで、中古車データベース206aは、最新の中古車の買取価格を記憶してもよい。また、中古車データは、メーカ、ブランド、車種、型式、年式、初度登録年月、走行距離、燃料種類、全長、全幅、全高、車両重量、排気量、エンジンレイアウト、ドア数、乗車定員、駆動方式、トランスミッション形式、装備品、オプションパーツ、整備履歴、修復歴、および/または、画像データ等を含んでいてもよい。
【0035】
会員データベース206bは、サービスステーションのアプリケーション会員の会員データを記憶する。ここで、会員データベース206bは、サービスステーションのアプリケーション会員の名称(例えば、氏名等)、車両番号を含む車両データ、および、プリペイド残高を含むプリペイドデータを含む会員データを記憶してもよい。また、会員データは、来店車両の来店履歴、および、現時点の買取価格等を含んでいてもよい。また、車両データは、車検期限、メンテナンス購買履歴、メンテナンス履歴、および/または、メンテナンス保証書データ等を含む来店車両のメンテナンスデータを含んでいてもよい。また、プリペイド残高は、洗車チケット残高、洗車パックチケット残高、車両コーティングチケット残高、オイル交換チケット残高、メンテナンスパックチケット残高、アフターケアサービスチケット残高、および/または、タイヤメンテナンスチケット残高等であってもよい。また、プリペイドデータは、有効期限を含んでいてもよい。また、プリペイド残高は、プリペイドの有無、プリペイド残額、および/または、プリペイド残数(例えば、回数券残数等)等であってもよい。また、プリペイドデータは、メンテナンス予約データ等を含んでいてもよい。また、サービスステーションは、ガソリンスタンド、エコステーション(登録商標)、または、カー用品店等であってもよい。ここで、エコステーション(登録商標)は、充電スタンド、CNG(Compressed Natural Gas)スタンド、LPG(Liquefied Petroleum Gas)スタンド、メタノールスタンド、または、水素ステーション等であってもよい。
【0036】
制御部202は、サーバ200を統括的に制御するCPU等である。制御部202は、OS等の制御プログラム・各種の処理手順等を規定したプログラム・所要データなどを格納するための内部メモリを有し、格納されているこれらのプログラムに基づいて種々の情報処理を実行する。制御部202は、機能概念的に、車両番号取得部202aと、会員判定部202bと、会員表示制御部202cと、会員更新部202dとを備えている。
【0037】
車両番号取得部202aは、サービスステーションへの来店車両の車両番号を取得する。ここで、車両番号取得部202aは、サービスステーションシステム400の撮影部410にてサービスステーションへの来店車両の車両番号が撮影された場合、サービスステーションシステム400から送信された当該車両番号を取得してもよい。また、車両番号取得部202aは、端末装置100の入出力部112、または、サービスステーションシステム400の入出力部412を介してサービスステーションへの来店車両の車両番号が入力された場合、端末装置100、または、サービスステーションシステム400から送信された当該車両番号を取得してもよい。
【0038】
会員判定部202bは、来店車両の車両番号が会員データベース206bに記憶されているか否かを判定する。
【0039】
会員表示制御部202cは、来店車両の車両番号に対応する会員データを端末装置100に表示させるように制御する。ここで、会員表示制御部202cは、来店車両の車両番号に対応するプリペイド残高を端末装置100に表示させるように制御してもよい。ここで、会員表示制御部202cは、会員判定部202bにより来店車両の車両番号が会員データベース206bに記憶されていると判定された場合、当該来店車両の車両番号に対応するプリペイド残高を端末装置100に表示させるように制御してもよい。また、会員表示制御部202cは、メンテナンスデータ、来店履歴、および/または、買取価格を端末装置100に表示させるように制御してもよい。また、会員表示制御部202cは、有効期限を端末装置100に表示させるように制御してもよい。また、会員表示制御部202cは、会員判定部202bにより来店車両の車両番号が会員データベース206bに記憶されていないと判定された場合、来店車両がアプリケーション会員ではない旨を示す非会員通知を端末装置100に表示させるように制御してもよい。また、会員表示制御部202cは、メンテナンス予約データを端末装置100に表示させるように制御してもよい。
【0040】
会員更新部202dは、会員データベース206bに記憶された会員データを更新する。ここで、会員更新部202dは、中古車データベース206aに記憶された最新の中古車の買取価格に基づいて、会員データベース206bに記憶された会員データを更新してもよい。また、会員更新部202dは、端末装置100の入出力部112、または、サービスステーションシステム400の入出力部412を介して会員データの変更指示が入力された場合、会員データベース206bに記憶された会員データを更新してもよい。また、会員更新部202dは、新規会員登録があった場合、新規の会員データを会員データベース206bに登録してもよい。
【0041】
[サービスステーションシステム400の構成]
図1において、サービスステーションシステム400は、パーソナルコンピュータ、または、ワークステーション等の情報処理装置であってもよい。サービスステーションシステム400は、制御部402と記憶部406とを備えており、サービスステーションシステム400が備えている各部は、任意の通信路を介して通信可能に接続されている。サービスステーションシステム400は、ネットワーク300を介して、他の装置と相互に通信可能に接続されている。
【0042】
入出力部412は、データの入出力(I/O)を行う機能を有していてもよい。ここで、入出力部412は、例えば、キー入力部、タッチパネル、コントロールパッド(例えば、タッチパッド、および、ゲームパッド等)、マウス、キーボード、および/または、音声認証に利用可能なマイク等であってもよい。また、入出力部412は、アプリケーション等の(入出力)情報を表示する表示部(例えば、液晶または有機EL等から構成されるディスプレイ、モニタ、および/または、タッチパネル等)であってもよい。また、入出力部412は、音声情報を音声として出力する音声出力部(例えば、スピーカ等)であってもよい。また、入出力部412は、指紋センサ、および/または、静脈センサ等の生体センサであってもよい。
【0043】
撮影部410は、CCDイメージセンサまたはCMOSイメージセンサ等の撮像素子で撮影した画像(静止画および動画)をデジタルデータとして記録するカメラ等であってもよい。なお、撮影部410は、虹彩認証に利用可能なカメラであってもよい。
【0044】
記憶部406には、各種のデータベース、テーブル、および/または、ファイルなどが格納される。記憶部406には、OSと協働してCPUに命令を与えて各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録される。記憶部406は、RAM、ROM、HDD、および/または、SSD等のストレージ手段であり、各種のデータベースやテーブルを格納する。
【0045】
制御部402は、サービスステーションシステム400を統括的に制御するCPU等である。制御部402は、OS等の制御プログラム・各種の処理手順等を規定したプログラム・所要データなどを格納するための内部メモリを有し、格納されているこれらのプログラムに基づいて種々の情報処理を実行する。制御部402は、機能概念的に、車両番号送信部402aを備えている。
【0046】
車両番号送信部402aは、車両番号をサーバ200に送信する。ここで、車両番号送信部402aは、撮影部410の撮影により取得された画像データからOCR(Optical Character Recognition)等により識別した車両番号をサーバ200に送信してもよい。また、車両番号送信部402aは、撮影部410の撮影により取得された画像データをサーバ200に送信してもよい。また、車両番号送信部402aは、端末装置100から送信された車両番号を受信してもよい。
【0047】
[2.会員状況通知システムの処理]
本実施形態に係る会員状況通知システムの処理の一例について、
図2から
図8を参照して説明する。
図2は、本実施形態における会員状況通知システムの処理の一例を示すフローチャートである。
【0048】
図2に示すように、サービスステーションシステム400の車両番号送信部402aは、撮影部410にてサービスステーションへの来店車両の車両番号が撮影された場合、または、サービスステーションのスタッフによりタブレット端末100の入出力部112もしくはサービスステーションシステム400の入出力部412を介してサービスステーションへの来店車両の車両番号が入力された場合、車両番号をサーバ200に送信する(ステップSA−1)。
【0049】
そして、サーバ200の車両番号取得部202aは、サービスステーションシステム400から送信された来店車両の車両番号を取得する(ステップSA−2)。
【0050】
そして、サーバ200の会員判定部202bは、車両番号取得部202aにより取得された来店車両の車両番号が会員データベース206bに記憶されているか否かを判定する(ステップSA−3)。
【0051】
そして、サーバ200の会員判定部202bは、来店車両の車両番号が会員データベース206bに記憶されていると判定した場合(ステップSA−3:Yes)、処理をステップSA−4に移行させる。
【0052】
そして、サーバ200の会員表示制御部202cは、来店車両の車両番号に対応する、洗車チケット残高(例えば、洗車回数券残数、および/または、洗車し放題チケットの有無等)、洗車パックチケット残高、車両コーティングチケット残高、オイル交換チケット残高、メンテナンスパックチケット残高、アフターケアサービスチケット残高、タイヤメンテナンスチケット残高、各チケットの有効期限、メンテナンスデータ、来店履歴、車検期限、メンテナンス購買履歴、メンテナンス履歴、メンテナンス保証書データ、メンテナンス予約データ、および/または、現時点の買取価格等を、サービスステーションのスタッフが所持するタブレット端末100の入出力部112に表示させるように制御し(ステップSA−4)、処理を終了する。
【0053】
一方、サーバ200の会員判定部202bは、来店車両の車両番号が会員データベース206bに記憶されていないと判定した場合(ステップSA−3:No)、処理をステップSA−5に移行させる。
【0054】
そして、サーバ200の会員表示制御部202cは、来店車両がアプリケーション会員ではない旨を示す非会員通知を、サービスステーションのスタッフが所持するタブレット端末100に表示させるように制御し(ステップSA−5)、処理を終了する。
【0055】
ここで、
図3から
図8を参照して、本実施形態における会員状況通知処理の具体例について説明する。
図3から
図8は、本実施形態における表示画面の一例を示す図である。
【0056】
図3に示すように、本実施形態においては、ガソリンスタンドへの来店車両のナンバープレート(車両番号)に対応する、エンジンオイル交換チケット残高、ATF・CVTF交換チケット残高、タイヤローテーションチケット残高、および、ボディコーティング/洗車チケット残高をガソリンスタンドのスタッフが所持するタブレット端末100に表示させる。
【0057】
また、
図4に示すように、本実施形態においては、ガソリンスタンドへの来店車両のナンバープレートに対応する、洗車チケット残高、手洗い泡ムートン洗車チケット残高、メンテナンスパックチケット残高、各チケットの有効期限、アフターケアサービスボタン3a、メンテナンス予約データ(あんしん車検予約データ)、メンテナンス履歴・保証書ボタン3b、および、愛車相場情報ボタン3cをガソリンスタンドのスタッフが所持するタブレット端末100に表示させる。
【0058】
ここで、
図5に示すように、本実施形態においては、ガソリンスタンドのスタッフにより
図4に示す表示画面のアフターケアサービスボタン3aがタップされた場合、アフターケアサービスチケット残高(具体的なアフターケアサービスである「手洗い洗車実施後72時間雨保証」のチケット残高)をガソリンスタンドのスタッフが所持するタブレット端末100に表示させる。
【0059】
また、本実施形態においては、ガソリンスタンドのスタッフにより
図4に示す表示画面のメンテナンス履歴・保証書ボタン3bがタップされた場合、
図6に示すように、具体的なメンテナンス履歴、および/または、
図7に示すように、具体的なメンテナンス保証書データ(メンテナンス保証書の内容)をガソリンスタンドのスタッフが所持するタブレット端末100に表示させる。
【0060】
ここで、
図8に示すように、本実施形態においては、ガソリンスタンドのスタッフにより
図4に示す表示画面の愛車相場情報ボタン3cがタップされた場合、ガソリンスタンドへの来店車両の現時点の買取価格をガソリンスタンドのスタッフが所持するタブレット端末100に表示させる。
【0061】
このように、本実施形態において、サービスステーションは、各種チケット販売管理、プリペイドカード改竄等の不正防止、チケット残高管理、メンテナンス会員の効果検証、アプリダウンロード数管理、リピート率管理、客単価管理、アプリによる販促、メールアドレス変更による会員消失の防止、削除されない仕組み(保証書)、顧客毎の個別販促、来客の誰が会員かの識別、および、車番検索で顧客データの把握等を実現することができる。
【0062】
[3.他の実施形態]
本発明は、上述した実施形態以外にも、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施形態にて実施されてよいものである。
【0063】
例えば、実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。
【0064】
また、本明細書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各処理の登録データや検索条件等のパラメータを含む情報、画面例、データベース構成については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
【0065】
また、端末装置100およびサーバ200等に関して、図示の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。
【0066】
例えば、端末装置100およびサーバ200等が備える処理機能、特に制御部102および制御部202にて行われる各処理機能については、その全部または任意の一部を、CPUおよび当該CPUにて解釈実行されるプログラムにて実現してもよく、また、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現してもよい。尚、プログラムは、本実施形態で説明した処理を情報処理装置に実行させるためのプログラム化された命令を含む一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されており、必要に応じて端末装置100に機械的に読み取られる。すなわち、ROMまたはHDD(Hard Disk Drive)などの記憶部などには、OSと協働してCPUに命令を与え、各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録されている。このコンピュータプログラムは、RAMにロードされることによって実行され、CPUと協働して制御部を構成する。
【0067】
また、このコンピュータプログラムは、端末装置100およびサーバ200等に対して任意のネットワーク300を介して接続されたアプリケーションプログラムサーバに記憶されていてもよく、必要に応じてその全部または一部をダウンロードすることも可能である。
【0068】
また、本実施形態で説明した処理を実行するためのプログラムを、一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納してもよく、また、プログラム製品として構成することもできる。ここで、この「記録媒体」とは、メモリーカード、USA(Universal Serial Bus)メモリ、SD(Secure Digital)カード、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(登録商標)(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)、MO(Magneto−Optical disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、および、Blu−ray(登録商標) Disc等の任意の「可搬用の物理媒体」を含むものとする。
【0069】
また、「プログラム」とは、任意の言語または記述方法にて記述されたデータ処理方法であり、ソースコードまたはバイナリコード等の形式を問わない。なお、「プログラム」は必ずしも単一的に構成されるものに限られず、複数のモジュールやライブラリとして分散構成されるものや、OSに代表される別個のプログラムと協働してその機能を達成するものをも含む。なお、本実施形態に示した各装置において記録媒体を読み取るための具体的な構成および読み取り手順ならびに読み取り後のインストール手順等については、周知の構成や手順を用いることができる。
【0070】
記憶部106および記憶部206等に格納される各種のデータベース等は、RAM、ROM等のメモリ装置、ハードディスク等の固定ディスク装置、フレキシブルディスク、および、光ディスク等のストレージ手段であり、各種処理やウェブサイト提供に用いる各種のプログラム、テーブル、データベース、および、ウェブページ用ファイル等を格納する。
【0071】
また、端末装置100およびサーバ200等は、既知のパーソナルコンピュータまたはワークステーション等の情報処理装置として構成してもよく、また、任意の周辺装置が接続された当該情報処理装置として構成してもよい。また、端末装置100およびサーバ200等は、当該装置に本実施形態で説明した処理を実現させるソフトウェア(プログラムまたはデータ等を含む)を実装することにより実現してもよい。
【0072】
更に、装置の分散・統合の具体的形態は図示するものに限られず、その全部または一部を、各種の付加等に応じてまたは機能負荷に応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。すなわち、上述した実施形態を任意に組み合わせて実施してもよく、実施形態を選択的に実施してもよい。
【産業上の利用可能性】
【0073】
本発明は、車のメンテナンス等を行う業界において有用である。
【符号の説明】
【0074】
100 端末装置
102 制御部
106 記憶部
110 撮影部
112 入出力部
200 サーバ
202 制御部
202a 車両番号取得部
202b 会員判定部
202c 会員表示制御部
202d 会員更新部
206 記憶部
206a 中古車データベース
206b 会員データベース
300 ネットワーク
400 サービスステーションシステム
402 制御部
402a 車両番号送信部
406 記憶部
410 撮影部
412 入出力部
【要約】
【課題】サービスステーションに来店した車両がアプリケーション会員なのか一般顧客なのかをスタッフが即座に認識でき、アプリケーション会員が購入したチケット等の残高をスタッフが即座に認識することができるため、スタッフが先手を打った顧客対応をとることができる会員状況通知システム、会員状況通知装置、会員状況通知方法、および、会員状況通知プログラムを提供することを課題とする。
【解決手段】サービスステーションへの来店車両の車両番号を取得し、来店車両の車両番号が記憶されているか否かを判定し、来店車両の車両番号が記憶されていると判定された場合、当該来店車両の車両番号に対応するプリペイド残高を端末装置に表示させるように制御する。
【選択図】
図1