特許第6606104号(P6606104)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6606104
(24)【登録日】2019年10月25日
(45)【発行日】2019年11月13日
(54)【発明の名称】チェーンの使用のための装置
(51)【国際特許分類】
   B65G 17/38 20060101AFI20191031BHJP
   B65G 23/06 20060101ALI20191031BHJP
   F16G 13/07 20060101ALI20191031BHJP
   F16H 7/06 20060101ALI20191031BHJP
【FI】
   B65G17/38 A
   B65G23/06 A
   F16G13/07
   F16H7/06
【請求項の数】9
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2016-569105(P2016-569105)
(86)(22)【出願日】2015年1月13日
(65)【公表番号】特表2017-506613(P2017-506613A)
(43)【公表日】2017年3月9日
(86)【国際出願番号】FI2015050015
(87)【国際公開番号】WO2015121531
(87)【国際公開日】20150820
【審査請求日】2017年12月5日
(31)【優先権主張番号】20145146
(32)【優先日】2014年2月14日
(33)【優先権主張国】FI
(73)【特許権者】
【識別番号】516243386
【氏名又は名称】フィンチェイン オイ
【氏名又は名称原語表記】FINNCHAIN OY
(74)【代理人】
【識別番号】100075557
【弁理士】
【氏名又は名称】西教 圭一郎
(72)【発明者】
【氏名】ヨルティッカ,アキ−サムリ
(72)【発明者】
【氏名】アロネン,トミ
【審査官】 福島 和幸
(56)【参考文献】
【文献】 特表2014−501893(JP,A)
【文献】 実公昭48−030955(JP,Y1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65G 17/38
B65G 23/06
F16G 13/07
F16H 7/06
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
伝達チェーン、コンベヤチェーンなどのチェーンを含み、チェーンは、複数の成形片(1)から成り、複数の成形片(1)は、継手ピンによって、それら成形片の両端に存在する接合部(1b)の接合点(4,5)でそれぞれ互いに接続され、接合部(1b)の第1接合点は、成形片の中央部(1a)の幅(L)よりも本質的に狭い一様な突出アセンブリ(4)として構成され、第2接合点は二股アセンブリ(5)として構成され、各接合点(4,5)は、孔(6)を有して、後続の成形片の二股アセンブリ(5)間に、先行の成形片の突出アセンブリ(4)を配設し、孔(6)に継手ピンを配設することによって一様なチェーンを形成し、さらに、駆動ホイール、回転ホイールなどの少なくとも1つのチェーンホイール7を含む駆動装置を含み、チェーンに属する成形片(1)の中央部(1a)に存在する支持面(1k)は、チェーンの移動方向に対して本質的に交差して設けられ、チェーンの搬送中、チェーンホイール(7)に属し、チェーンの切欠き()に応じて、チェーンの移動方向に対して本質的に交差して設けられる相手面(9)と協働する、切欠き(2)を含み、チェーンに属する成形片は、切欠き(2)の底面(P)から突出し、切欠き(2)の位置において成形片(1)の長手方向(s)において一様に連なる拡張アセンブリ(X)によって強化されて設けられ、チェーンホイール(7)は、成形片の切欠き(2)の底面(P)に支持される相手面(9’)を有し、相手面には拡張アセンブリ(X)のための凹所アセンブリ(Y)が設けられるチェーンの使用のための装置において、
成形片の第1および第2接合点(4,5)は、2以上の平行なリブ付きリング(R1)によって軽量構造として構成され、2以上の平行なリブ付きリング(R1)はより小さな直径を有する中間部(R2)によって互いに接続されることを特徴とする装置。
【請求項2】
伝達チェーン、コンベヤチェーンなどのチェーンを含み、チェーンは、複数の成形片(1)から成り、複数の成形片(1)は、継手ピンによって、それら成形片の両端に存在する接合部(1b)の接合点(4,5)でそれぞれ互いに接続され、接合部(1b)の第1接合点は、成形片の中央部(1a)の幅(L)よりも本質的に狭い一様な突出アセンブリ(4)として構成され、第2接合点は二股アセンブリ(5)として構成され、各接合点(4,5)は、孔(6)を有して、後続の成形片の二股アセンブリ(5)間に、先行の成形片の突出アセンブリ(4)を配設し、孔(6)に継手ピンを配設することによって一様なチェーンを形成し、さらに、駆動ホイール、回転ホイールなどの少なくとも1つのチェーンホイール7を含む駆動装置を含み、チェーンに属する成形片(1)の中央部(1a)に存在する支持面(1k)は、チェーンの移動方向に対して本質的に交差して設けられ、チェーンの搬送中、チェーンホイール(7)に属し、チェーンの切欠き(2)に応じて、チェーンの移動方向に対して本質的に交差して設けられる相手面(9)と協働する、切欠き(2)を含み、チェーンに属する成形片は、切欠き(2)の底面(P)から突出し、切欠き(2)の位置において成形片(1)の長手方向(s)において一様に連なる拡張アセンブリ(X)によって強化されて設けられ、チェーンホイール(7)は、成形片の切欠き(2)の底面(P)に支持される相手面(9’)を有し、相手面には拡張アセンブリ(X)のための凹所アセンブリ(Y)が設けられるチェーンの使用のための装置において、
成形片の切欠き(2)の底面(P)の拡張アセンブリ(X)は、リブ付きリング(R1)の延長部などの、2以上の平行なリブ付き突起から形成されることを特徴とする装置。
【請求項3】
駆動装置の相手面(9)は、チェーンホイール(7)に固定された駆動片(9’)によって構成され、駆動片は、凹所アセンブリ(Y)が設けられた相手面(9’k)を有することを特徴とする請求項1または2に記載の装置。
【請求項4】
チェーンに属する成形片(1)の切欠き(2)は、成形片の第1接合点(4)に関連して配設されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の装置。
【請求項5】
成形片(1)の切欠き(2)の後縁は、第1接合点(4)の後縁から形成され、切欠き(2)の駆動縁は、支持面(1k)上で終端することを特徴とする請求項に記載の装置。
【請求項6】
駆動装置の相手面(9)は、長尺の駆動片(9’)によって構成され、長尺の駆動片(9’)は、その両端使用を可能にするために、対向する両端に、対応する接触面(9’k,Y)を有していることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の装置。
【請求項7】
チェーンの成形片(1)は、強化プラスチックなどの複合材料、またはセラミック材料から製造されることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の装置。
【請求項8】
成形片(1)の第1接合点の突出アセンブリ(4)は、2以上の平行な突出部(4’)によって構成されることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の装置。
【請求項9】
成形片(1)の第2接合点の二股アセンブリ(5)は、2以上の平行な二股部(5’)によって構成されることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、独立請求項の前提部分に従うチェーンの使用のための装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来のチェーン構造に関して、チェーンを使用するための動力伝達は、通常、歯の形状が標準化された駆動ホイールによって伝達される。この点に関してより発展したチェーン構造は、たとえばフィンランド特許FI64707およびFI101098から以前から知られている。これらの特許で示されたチェーンは、接合点でそれぞれ互いに連結される複数の成形片から成り、成形片の支持面はチェーンの移動方向に対して交差するように存在する切欠きを含み、各成形片の切欠きは、有利には、成形片の接合点の1つに近接して配設される。この場合、チェーンが駆動ホイール上で曲げられるとき、有利なレバーアームが達成され、その結果、チェーン構造に影響を与えるチェーン力は、駆動ホイールのピンにチェーンの切欠きをより強く押し付ける。この解決手段は、いわゆるスキッピングを有意に減少させる。また、レバーアームが形成される結果、チェーン構造はその戻り側で駆動ホイールから容易に緩み、その結果、チェーンのいわゆる非係合が防止される。
【0003】
特許FI64707に従うチェーン構造は、特にレバーアームがそれによって達成された結果、対応する以前の解決手段よりも有意に良好であることが証明された。たとえば水精製所において使用されるチェーン構造などの特定の目的において、たとえば腐食のために、またチェーンの比重を減少させるために、プラスチックまたは対応する非金属材料が利用される。この場合、たとえば酸条件などの特定の環境において、成形片のプラスチック材料の持続時間に関して問題が生じる。
【0004】
一方、特許FI101098において、チェーンの、特に継手ピンの長手方向に沿う、継手ピンを用いることによって最小化される、曲がりの一部がその長手方向において一様であり、その断面が一端に向かって増加するという改善が示されている。さらに有利にたとえば、連続的に円錐状である継手ピンを利用するとき、表面圧力は、チェーンの曲がりのタイプが原則としてなお一層全体的に除去されてもよいようなすべての状況の下で最適化されてもよい。それに加えて、その種類の継手ピンを利用することによって、チェーンの実装さえ円錐状の継手ピンの案内効果によって容易にされてもよい。
【0005】
成形片の引張り強さおよび曲げ剛性を向上させることは、通常、支持面とは反対側の切欠きの位置において成形片の材料厚みを増加させることによって試みられてきたが、チェーンの使用の機能性の観点からすべての状況の下で最適に行うことはできない。これは、第一に、チェーンの継手ピンによって規定される中心線からの成形片の裏側の距離を増加させることが、特にチェーンの通路の案内とともにその通路の制御、すなわちたとえばいわゆるチェーンガイドの機能において問題を引き起こすという事実に起因する。一方、成形片の切欠きの深さを本質的にチェーンの中心線で成形片において延びるように構成することはより有用であり、チェーンを駆動する駆動ホイールとチェーンの成形片との間の最適な動力伝達を可能にする。このように、構造的に、また余分な揺動および振動なしにその機能に関して、最適にチェーンを実行することを可能にする。現在使用されている複数の成形片が連結されたチェーンによっては、上述の問題は満足のいくように解決することはできない。
【発明の概要】
【0006】
本発明に従う装置の目的は、上述の問題の最終的な改善を達成し、当該分野の知識レベルを実質的に上昇させることである。この目的を達成するために、本発明に従う装置は、それに向けられた独立請求項の特徴部分に示されたものによって主として特徴付けられる。
【0007】
本発明に従う装置の最も重要な利点として、装置によって使用可能なチェーンの使用および構成の簡潔性および信頼性を言及することができ、それによって、チェーンを構成する成形片の物理的特性および成形片からなるチェーンの機能を、その製造時における材料消費も同時に最小化することによって最適化することができる。切欠きに配設される拡張アセンブリによって、こうして本発明は、その物理的特性に関して、成形片の材料消費を最適化することによって従来の構成とは異なる成形片の強化された構造を可能にする。本発明はまた、成形片の「切欠きなし」部分の裏面に対する成形片の裏面の距離を増加させる必要なく、本質的にチェーンの中心線に成形片の切欠きを配設することを可能にする。この場合も、チェーンの振動が防止される結果、チェーン駆動装置全体の寿命を著しく増加させることができる。さらに有利には、アーチ状の支持面を有する成形片を利用するとき、チェーンを形成する連続形成片の互いの支持面と回転ホイールまたは駆動ホイールとの接触面は、接合点が振動を引き起こす運動量を生じないように効率的に拡張可能である。本発明に従う装置において、さらに、たとえば先に引用した特許FI101098に従う連続的に円錐状の継手ピンを有利に利用することができ、その部分に対して、チェーンの曲がりをさらに同時に最小化することができる。
【0008】
本発明に従う装置の有利な実施形態は、それに向けられた従属請求項に示される。
【0009】
以下の説明において、本発明は、添付の図面を参照して詳細に説明される。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1a】本発明に従う装置に属するチェーンの有利な成形片を示す側面図である。
図1b】本発明に従う装置に属するチェーンの有利な成形片を示す上面図である。
図1c】本発明に従う装置に属するチェーンの有利な成形片を示す、成形片の二股アセンブリの端部から見た正面図である。
図2a】従来のチェーンによる動力伝達を示す図である。
図2b】本発明に従う装置に属する有利なチェーンの成形片による動力伝達を示す図である。
図3a】本発明に従う装置に属するチェーンの有利な成形片を示す、成形片の二股アセンブリの側部から見た上面図である。
図3b】成形片と駆動装置の駆動片との協働を示す、成形片の二股アセンブリの端部から見た正面図である。
図3c】本発明に従う装置に属するチェーンの有利な成形片を示す、成形片の裏側から見た図である。
図3d】本発明に従う装置に属するチェーンの有利な成形片を示す、成形片の側面図である。
図4】本発明に従う装置に属するチェーンを形成する成形片のチェーンホイール上の曲がりを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
本発明は、チェーンの使用のための装置に関し、伝達チェーン、コンベヤチェーンなどのチェーンを含み、チェーンは、複数の成形片1から成り、複数の成形片1は、継手ピンによって、それら成形片の両端に存在する接合部1bの接合点4,5でそれぞれ互いに接続され、接合部1bの第1接合点は、成形片の中央部1aの幅Lよりも本質的に狭い一様な突出アセンブリ4として構成され、第2接合点は二股アセンブリ5として構成され、各接合点4,5は、孔6を有して、後続の成形片の二股アセンブリ5間に、先行の成形片の突出アセンブリ4を配設し、孔6に継手ピンを配設することによって一様なチェーンを形成し、さらに、駆動ホイール、回転ホイールなどの少なくとも1つのチェーンホイール7を含む駆動装置を含む。チェーンに属する成形片1の中央部1aに存在する支持面1kは、チェーンの移動方向に対して本質的に交差して設けられ、チェーンの搬送中、チェーンホイール7に属し、チェーンの切欠きに応じて、チェーンの移動方向に対して本質的に交差して設けられる相手面9と協働する、切欠き2を含む。チェーンに属する成形片は、たとえば図1a、図1b、図3aおよび図3bに示されるような原理に基づき、切欠き2の底面Pから突出し、切欠き2の位置において成形片1の長手方向sにおいて一様に連なる拡張アセンブリXによって強化されて設けられる。
【0012】
本発明に従う装置の有利な実施形態として、駆動装置の相手面9は、チェーンホイール7に固定された駆動片9’によって構成され、駆動片は、特に、図3bに示される有利な実施形態を参照して、成形片の切欠き2の底面Pに支持される相手面9’kを有し、相手面には拡張アセンブリXのための凹所アセンブリYが設けられる。また、本発明に従う拡張アセンブリおよび駆動片9’の凹所アセンブリによって、チェーンの通路の案内は、上述のアセンブリによって、チェーンのラインを交差方向に一定に保つ結果、より効率的にされ、その場合、従来のチェーンに対して典型的である、たとえば図2aに示される過負荷によって生じる結果を回避するのも容易である。
【0013】
本発明に従う装置のさらに有利な実施形態として、チェーンに属する成形片1の切欠き2は、成形片の第1接合点4に関連して添付の図面に従って配設される。この場合、図3dおよび図4を参照して、成形片1の切欠き2の後縁は、第1接合点4の後縁から形成され、切欠き2の駆動縁は、たとえば図3dに示されるように、支持面1k上で、そこに存在する補強縁2などにおいて、終端する。
【0014】
さらに、本発明に従う装置の有利な実施形態として、成形片の第1および第2接合点4,5は、たとえば図1b、図1c、図3aおよび図3cを参照して、2以上の平行なリブ付きリングR1によって軽量構造として構成され、2以上の平行なリブ付きリングR1はより小さな直径を有する中間部R2によって互いに接続される。
【0015】
特に、図1bおよび図3aに示されるさらに有利な実施形態を参照して、成形片の切欠き2の底面Pの拡張アセンブリXは、2以上の平行なリブ付き突起から形成され、リブ付きリングR1の延長部によって実施される。また、特に、図3a〜図3dに示される実施形態において、成形片の中央部1aは、リブ付き構造Rを有する。
【0016】
さらに、有利な実施形態として、駆動装置の相手面9は、特に図3bおよび図4に示される有利な実施形態を参照して、長尺の駆動片9’によって構成され、長尺の駆動片9’は、その両端使用を可能にするために、対抗する両端に、対応する接触面9’k,Yを有している。
【0017】
さらに、本発明に従う装置の有利な実施形態として、チェーンの成形片1は、強化プラスチックなどの複合材料、セラミック材料、および/または類似のものから製造される。ガラス繊維に代えてまたは加えて、繊維材料としての強化プラスチックにおいて、たとえば炭素繊維、アラミド繊維および/または天然繊維を使用することができる。したがって、装置に属する構成要素の強度は、複合材料の製造時に繊維の向きを制御することによって調整可能である。結合剤として、たとえばポリエステル樹脂またはエポキシ樹脂を使用することができる。また、金属軽量合金から成形片を製造することができ、または複合材料に金属および/または岩などを利用することができる。
【0018】
本発明に従う装置の動作対象に応じて、装置に属する異なる構成要素は、炭素繊維からなる継手ピンおよびガラス繊維からなる成形片などの、互いに異なる製造材料から製造可能である。
【0019】
いつでも製造されるべき装置の動作目的および状況に応じて、装置に属する構成要素の製造時に使用されるべきプラスチックとして、汎用プラスチック(PE、PP)、工業用プラスチック(PET、PMMA、PC、PA、POM、ABS+PC)、特殊プラスチック(PTFE)などの熱可塑性プラスチック、または熱硬化性プラスチック(PUR、UP、EP、VE、PF、MF/AF)などが使用可能である。
【0020】
さらに、特に図2bに示される原理を引き起こす有利な実施形態として、成形片1の第1接合点の突出アセンブリ4は、たとえば2以上の、図3a〜図3dに示されるような3つの平行な突出部4’によって構成される。この場合、成形片1の第2接合点の二股アセンブリ5は、2以上の、図3a〜図3dに示されるような3つの平行な二股部5’によって構成される。上述の構造によって、チェーンが図2aに示される原理に基づき曲がることができ、成形片の破損を回避する結果、本チェーン構造によって生じ得る、継手ピンの曲がりおよびチェーンの成形片の二股部分の歪みは回避可能である。
【0021】
本発明は、上述の実施形態に限定されず、いつでも動作対象に応じて、大きな程度であっても修正することができるということは明らかである。したがって、まず第一に、本発明に利用されている構成要素は、非常に不均質な製造技術を用いることによって、非常に不均質な材料から製造可能であることは明らかである。一方、また、成形片の駆動切欠きは、たとえば、成形片のいわば駆動接合部に関連して上述されたものに対して偏位して、または成形片の支持面の中間部により集中させて配設可能である。本発明において、また、たとえば凹所アセンブリを備える円形の駆動ピンを利用することができる。本発明において、また、連続する成形片の接合部において知られている円錐状の継手ピンを利用することが可能かつ有利であり、これに関連して、両方向に広がる成形片の継手ピンの連続する接合点において使用することもできる。継手ピンを、たとえば、継手ピンにおいて何らかのスナップ係止などを可能にする既製の突起構成が存在するように適切な材料から製造することもできる。
図1a
図1b
図1c
図2a
図2b
図3a
図3b
図3c
図3d
図4