(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
発光ダイオード環境エンジンに係る、格納されたコンピュータ読出し可能な命令語を有し、前記コンピュータ読出し可能な命令語を実行するプロセッサに連結されるコンピュータ読出し可能な非一時的格納媒体であって、
前記プロセッサは前記コンピュータ読出し可能な命令語を実行することにより、
請求項6に記載の各段階を制御することを特徴とするコンピュータ読出し可能な非一時的格納媒体。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は、周辺の環境状況に基づいて照明モジュールを効率的に制御するシステム及び方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、環境改善の効果を有するように照明モジュールを制御するシステム及び方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の第1実施形態による照明システムは、使用者の身体的状態を感知し、前記身体的状態は、心拍数、体温、運動量の1つ以上を含むセンサ、及びモバイル機器と通信する無線モジュールを通じて前記使用者の識別情報を受信し、前記センサによって検出された前記身体的状態と前記使用者の前記識別情報に基づいて発光モジュールを制御するプロセッサを含む。
【0006】
この実施形態において好ましくは、前記センサは、マイクロフォン、温度計センサ、カメラ、及び赤外線センサの中で少なくとも1つを含む。
この実施形態において好ましくは、前記無線モジュールは、RF送受信機、セルラモデム、ブルートゥース(Bluetooth(登録商標))送受信機、及びWi−Fi送受信機の中で少なくとも1つを含む。
この実施形態において好ましくは、前記プロセッサは、ストレージのために外部機器に前記無線モジュールによって受信された情報を送信するように動作可能である。
この実施形態において好ましくは、前記発光モジュールは、発光ダイオード(LED)の出力色相を変更するように前記プロセッサによって制御可能な少なくとも1つのLEDを含む。
この実施形態において好ましくは、前記発光モジュールは、演色評価指数照明を含む。
この実施形態において好ましくは、前記発光モジュールは、制御された光を放出できるように発光ダイオード(LED)出力モジュールに接続された光源アレイを含む。
【0007】
本発明の第2実施形態による照明方法は、センサを使用して使用者の身体的状態を検出し、前記身体的状態は、心拍数、体温、運動量の中の1つ以上を含む段階、モバイル機器と通信する無線モジュールを通じて前記使用者の識別情報を受信する段階、及び前記センサによって検出された前記身体的状態と前記使用者の識別情報とに基づいて発光モジュールを制御する段階を含む。
【0008】
この実施形態において好ましくは、前記センサは、マイクロフォン、温度計センサ、カメラ、及び赤外線センサの中で少なくとも1つを含む。
この実施形態において好ましくは、前記無線モジュールは、RF送受信機、セルラモデム、ブルートゥース(Bluetooth)送受信機、及びWi−Fi送受信機の中で少なくとも1つを含む。
この実施形態において好ましくは、前記発光モジュールは、モノのインタネットプラットフォーム(IoT platform、Internet−of−Things platform)を使用して制御される。
この実施形態において好ましくは、前記発光モジュールは、スマートフォンアプリケーションとウェブポータルの中で少なくとも1つを使用して制御される。
この実施形態において好ましくは、ストレージのために外部機器に前記無線モジュールによって受信された情報を送信する段階をさらに含む。
この実施形態において好ましくは、前記発光モジュールは、調節可能である出力色相を有する少なくとも1つの発光ダイオード(LED)を含む。
この実施形態において好ましくは、前記発光モジュールは、演色評価指数照明を含む。
この実施形態において好ましくは、前記発光モジュールは、制御された光を放出できるように発光ダイオード(LED)出力モジュールに接続された光源アレイを含む。
【0009】
本発明の第3実施形態によるコンピュータ読出し可能な非一時的(不揮発性)格納媒体は、格納されたコンピュータ読出し可能な命令語を有し、前記コンピュータ読出し可能な命令語を実行するプロセッサに連結され、前記プロセッサは前記コンピュータ読出し可能な命令語を実行することにより、センサを使用して使用者の身体的状態を検出し、前記身体的状態は、心拍数、体温、運動量の中の1つ以上を含み、モバイル機器と通信する無線モジュールを通じて前記使用者の識別情報を受信し、前記センサによって検出された前記身体的状態と前記使用者の識別情報とに基づいて発光モジュールを制御する。
【0010】
この実施形態において好ましくは、前記発光モジュールは、モノのインタネットプラットフォーム(IoT platform、Internet−of−Things platform)を使用して制御される。
この実施形態において好ましくは、前記発光モジュールは、調節可能である出力色相を有する少なくとも1つの発光ダイオード(LED)を含む。
この実施形態において好ましくは、前記発光モジュールは、演色評価指数照明を含む。
【発明の効果】
【0011】
本発明のシステムは、周辺状況を感知するセンサ及び使用者を識別する無線モジュールを使用することによって、周辺状況に従って照明モジュールを効率的に制御でき、これを通じて環境改善の効果を有することができる。
【発明を実施するための形態】
【0013】
幾つかの実施形態を参照してこれから詳細に論議することにする。発明の主題は、代替可能な実施形態と共に記述されるが、請求された発明の主題をこのような実施形態に限定する意図は無いことが理解されよう。
それとは反対に、請求された発明の主題は、添付された請求項によって定義された請求された発明の主題の思想と範囲内に含まれる全ての代替、変更、及び均等物をカバーすることが意図される。
【0014】
さらに、以下の詳細な説明において多数の特定の詳細は、請求された発明の主題の徹底的な理解を得るために提示される。しかしながら、このような特定の詳細又はその均等物が無い場合でも、請求された発明の主題の具現化が実行できることは、当該技術分野の当業者ならば認識できるであろう。
他の場合において、周知の方法、手続、部材、及び回路は、本発明の主題の観点と機能を不必要に曖昧にしないように、ここでは詳細な説明を省く。
【0015】
発明の詳細な説明の一部は、手続、段階、論理ブロック、プロセシング、及びその外の、コンピュータメモリ上で遂行できるデータビットに対する操作の記号的な表現の形で提供される。
このような説明と表現は、当該データ処理技術分野の当業者が自分のの仕事の本質を他の当業者に最も効果的に伝達するために使用される手段である。手続、コンピュータにより実行される段階、論理ブロック、プロセス等は、ここでは、そして一般的には、望む結果を引き出すための一連の段階又は命令語からなる一貫性のあるシーケンスとして想定される。
各段階は、物理的量の物理的操作を必要とする。一般に、必須ではないが、このような量は、格納され、伝送され、結合され、比較され、及びコンピュータシステム内で他の方法を用いて操作される、電気的又は磁気的信号の形態を取る。
ビット、値、エレメント、シンボル、特色、用語、及び数等としてこのような信号を示すことは、主に一般的に普及して使用されているという理由から、しばしば便利であることが証明されている。
【0016】
しかし、これら及び類似な用語は、必ず適切な物理的量と連関されるべきであり、単なるこのような物理的量に適用された単なる便宜上のラベルに過ぎないことに留意すべきである。以下の議論から明らかなように、特別に別途定義されない限り、“アクセスする”、“書き込む”、“含む”、“格納する”、“伝送する”、“横断する”、“連関する”、“識別する”、等の用語を使用する議論は全て、下記のようなコンピュータ又は他の電子コンピューティング機器の動作とプロセスを参照するものと理解されるべきである。
ここでコンピュータ又は他の電子コンピューティング機器の動作とプロセスとは、システムのレジスタ及びメモリ内の物理的(電子的)量として表されるデータを操作して、システムメモリ又はレジスタ、若しくは他の情報ストレージ、伝送、又はディスプレイ装置等の内の物理的量として同様に表される他のデータに変換することを意味する。
【0017】
下記では発光ダイオード(light emitting diode、以下‘LED’と称する)環境エンジン(Environment Engine)に関して詳細に説明する。
無線(radio)及びセンササブシステム(sensor subsystem)を有する環境エンジンがここに開示される。或る実施形態によれば、LED照明コンポーネントは、環境エンジンと共に収容される。他の実施形態によれば、LED照明は、環境エンジンに連結された外部アレイ又は機器によって提供される。有線通信は、イーサネット(登録商標)(Ethernet(登録商標)(例えば、PoE(Power over Ethernet))、USB、又は電力線通信(Power line)によって提供される。LED環境エンジンは、プロセッサ、(メーン)メモリ、センササブシステム、及び電源管理ユニットを含む。一部実施形態によれば、電源管理ユニットは、接続性とファームウェアレイヤを有する交流(AC)/直流(DC)の変換ユニットを含む。無線接続性は、受信性能の増加のために1つ以上のアンテナに連結され得る1つ以上のオンボードの送受信機(onboard transceiver)(例えば、ロング・ターム・エボリューション(LTE、Long−Term Evolution)、コード分割の多重接続(CDMA、code division multiple access)、GSM(登録商標)(Global System for Mobile Communications)、高速パケットアクセス(HSPA、high speed packet access)、Wi−Fi
(登録商標)、ブルートゥース(Bluetooth)、ZIGBEE(登録商標)、Z−WAVE(登録商標)、近距離通信(NFC、near field communications)、及び赤外線(IR、infrared))によって提供される。さらに、LED環境エンジンは、プロセッサ、メモリ、環境センササブシステム、及び電源管理ユニットを含む。
環境エンジンによって受信される無線及び/又は有線通信と環境センササブシステムによって受信されたセンサデータは、増強された環境サービス(例えば、サービス照明(light−as−a−service)、HVAC(暖房、換気、及び空気調節システム))を提供するためにプロセッサ及びメーンメモリによって使用される。
【0018】
一実施形態によれば、照明システムは、プロセッサ及びメモリ、カメラを含むセンササブシステム、及び外部機器と通信を提供するための無線を含む無線サブシステムを有する。プロセッサは、センササブシステムによって検出された環境状態と外部機器から無線サブシステムによって受信された制御信号とに基づいてLED又は外部機器を制御する。
【0019】
他の実施形態によれば、環境状態を制御する方法を開示する。該方法は、センササブシステムから受信したセンサデータ、カメラを有するセンササブシステム、外部機器との通信を提供するための無線を有する無線サブシステムを含み、センササブシステムによって検出された環境状態、及び1つ以上の環境状態に影響を与える外部機器から無線サブシステムによって受信された制御信号に基づき、プロセッサを使用してLED又は外部機器を制御する。
【0020】
図1は、本発明の一実施形態による統合された外部発光ダイオード(LED)を有する例示的な環境エンジンを示した図面である。
図1を参照すれば、環境エンジン100は、本発明の実施形態に従って図示される。プロセッサ105は、メーンメモリ110に連結される。メーンメモリ110は、望む情報を格納するために使用され、コンピューティング機器によってアクセスできるRAM、ROM、EEPROM
(登録商標)、フラッシュメモリ(flash memory)又は他のメモリ技術、又は任意の他の媒体を含むが、それらに限定されない。プロセッサ105は、一般的目的プロセッサ又は特定目的プロセッサであり、1つ以上のコアを有する。一部実施形態によれば、除去可能媒体(removable media)115は、例えば、SD又はMMCカードを含み、除去可能媒体を使用してデータを格納及び/又は回収するためにプロセッサ105によってアクセスされる。プロセッサ105は、環境センササブシステム(environmental sensor subsystem)、無線サブシステム(radio subsystem)、電源管理ユニット(power management unit)150、イーサネットモジュール155、USBモジュール160、LED出力モジュール145、及びディスプレイ出力モジュール(display output module)165に連結される。プログラマブルロジック制御器(PLC、Programmable logic controller)170は、外部機器を使用した環境エンジンを構成するために使用される。
【0021】
無線サブシステムは、少なくとも1つのRF(radio frequency、無線周波)送受信機175、セルラモデム(cellular modem)180、ブルートゥース(Bluetooth)モジュール185、及びWi−Fiモジュール190を含む。無線サブシステム及び/又はそのコンポーネントは、プロセッサ105に連結される。一部実施形態によって、無線サブシステム及び/又はそれのコンポーネントは、内部又は外部アンテナ199に連結される。アンテナは、能動(例えば、外部ソースによる電源を利用する)又は受動であり、伝送及び受信データのために無線サブシステムの性能を向上させる。
【0022】
プロセッサ105に連結された環境センササブシステムは、マイクロフォン120、温度センサ130、赤外線センサ140、及びカメラ135を含む。プロセッサ105は、環境エンジン100のための電源(例えば、交流(AC)又は直流(DC)信号)を提供するための電源管理ユニット150に連結される。電源管理ユニット150は、再充電可能又は交替可能なバッテリーのような、内部ソース又は外部ソースによって電源を利用する。環境エンジン100は、イーサネットモジュール155、USBモジュール160又は無線サブシステム(例えば、RF送受信機175、セルラモデム180、ブルートゥース(Bluetooth)モジュール185、及びWi−Fiモジュール190)のコンポーネントを使用した無線接続で通信に関連されて連結される。
外部装置は、環境エンジン100から環境情報を受信し、環境エンジン100の機能を活性化及び/又は制御するために環境エンジン100にデータを送信する。一部実施形態によれば、環境エンジン100は、ディスプレイ出力モジュール165を使用したディスプレイ機器(例えば、モニタ、テレビジョン(TV))にディスプレイ情報を出力する。ディスプレイ出力モジュール165は、多様な連結(例えば、高画質マルチメディアインタフェイス(HDMI(登録商標))、複合マルチメディアインタフェイス(composite)、 DMI))をサポートする。
一部実施形態によれば、環境エンジン100は、暖房(heating)・換気(ventilation)・空気調節システム(air conditioning system)(HVAC)とインタフェイスを持ち、USBモジュール160、イーサネットモジュール155、又は無線サブシステム(例えば、RF送受信機175、セルラモデム180、ブルートゥース(Bluetooth)モジュール185、及びWi−Fiモジュール190)を使用してHVACの1つ以上の機能の活性化及び/又は制御を行う。
【0023】
続けて、
図1を参照すれば、LED出力モジュール145は、プロセッサ105と1つ以上のLED照明ユニット又はアレイ(例えば、LEDユニット195A及びLEDアレイ195B)に連結される。LED照明ユニット195Aは、制御された光を放出できるようにLED出力モジュール145によって制御された単一のダイオードを含み、LEDアレイ195Bは、制御された光を放出できるようにLED出力モジュール145によって制御された一連のダイオードを含む。
図2に示したLED出力モジュール145内に統合されたLEDユニット195C(図示せず)は、環境エンジン200内に収容され、一実施形態によれば、制御された光を放出できるようにするためにプロセッサ105に連結される。
【0024】
環境センササブシステムによって受信されたセンサデータは、プロセッサ及び/又はメモリに通信される。環境エンジン100は、照明及び環境サービスを活性化するか、或いは構成するためにセンサ(例えば、マイクロフォン120、温度センサ130、赤外線センサ140、及びカメラ135)から受信したデータを使用する。照明サービスは、LEDオン又はオフの転換、LEDから放出される光の減光又は増光、LEDの出力色相の変更を含む。一部実施形態によれば、センササブシステムは、音及び/又は音声命令を検出するマイクロフォンを含む。例えば、音声命令“点灯”は、マイクロフォン120によって検出され、LED(例えば、LEDユニット195A、LEDアレイ195B、又は統合されたLEDユニット195C)をターンオンする制御信号のプロセッサ105からの送信を引き起こす。他の例として、予め決定された臨界値を超えるノイズレベルがマイクロフォン120によって検出され、1人以上の個人の存在を呈示する場合は、環境エンジン100(例えば、LEDターンオン又はオフ、HVAC設定の調整、及び無線サブシステムを使用した信号伝送)の機能を活性化する制御信号のプロセッサ105からの送信を引き起こす。
【0025】
一部実施形態によれば、センササブシステムは、動き及び/又は照明状態を検出するカメラを含む。例えば、カメラ135は、個人の存在を呈示する動きを検出すると、環境エンジン100(例えば、LEDターンオン又はオフ、HVAC設定の調整、及び無線サブシステムを使用した信号伝送)の特徴を活性化する制御信号のプロセッサ105からの送信を引き起こす。
他の例として、カメラ135は、予め決定された臨界値を上回るか、或いは下回るような環境の明るさのレベルを検出すると、環境エンジン100(例えば、LEDターンオン又はオフ、HVAC設定の調整、及び無線サブシステムを使用した信号伝送)の機能を活性化する制御信号のプロセッサ105からの送信を引き起こす。
【0026】
一部実施形態によれば、センササブシステムは、環境エンジン100近傍の周辺温度を検出する温度センサを含む。例えば、温度センサ130は、予め決定された臨界値を上回るか、或いは下回る温度を検出すると、環境サービスを活性化するか、又は環境状態を調節する(例えば、LEDターンオン又はオフ、HVAC設定の調整、及び無線サブシステムを使用した信号伝送)制御信号のプロセッサ105からの送信を引き起こす。
【0027】
一部実施形態によれば、センササブシステムは、環境エンジン100周辺の赤外線(infrared light)を検出する赤外線センサを含む。例えば、赤外線センサ140は、個人の存在を呈示する赤外線熱又は光を検出すると、環境エンジン100(例えば、LEDターンオン又はオフ、HVAC設定の調整、及び無線サブシステムを使用した信号伝送)の機能を活性化する制御信号のプロセッサ105からの送信を引き起こす。他の例において、赤外線センサ140は、予め決定された臨界値を上回るか、或いは下回る個人の体温を検出すると、環境エンジン100(例えば、LEDターンオン又はオフ、HVAC設定の調整、及び無線サブシステムを使用した信号伝送)の機能を活性化する制御信号のプロセッサ105からの送信を引き起こす。
【0028】
無線サブシステムによって受信された制御データは、環境エンジン100の状態を制御又はモニタするために使用される。例えば、クライアント機器は、有線接続(例えば、USB、イーサネット(Ethernet))又は無線サブシステム(例えば、RF送受信機175、セルラモデム180、ブルートゥースモジュール185、及びWi−Fiモジュール190)のコンポーネントを使用して無線接続を使用して接続される。クライアント機器は、環境エンジン100とインタフェイス及び制御のためにクライアント機器上で実行されるアプリケーション又はウェブポータルを使用する。一実施形態によれば、クライアント機器は、セキュリティ接続の設定及び/又はクライアント機器の使用者の識別(identification)のために識別情報(ID))及び/又はセキュリティ情報を環境エンジン100に送信する。さらに、無線サブシステムは、他の環境エンジン及び/又は他のクライアント機器を含むアドホック(ad hoc)又はメッシュ(mesh)ネットワークを設定及び/又は参加して動作できる。
【0029】
一部実施形態によれば、無線サブシステム(例えば、RF受信機175、セルラモデム180、ブルートゥース(Bluetooth)モジュール185、及びWi−Fiモジュール190)の1つ以上のコンポーネントは、他の環境エンジン又は類似の機器に環境エンジン100を接続するために使用される。例えば、環境エンジン100は、モノのインタネット(IoT、Internet−of−things)プラットフォームに無線接続されて、データを送信し、データ及び/又は外部機器からの制御信号を受信する。さらに、無線サブシステムは、1つ以上のクライアント機器にデータ(例えば、環境データ)を送信する。
送信されたデータは、例えば、部屋の温度、部屋使用者の数又は識別、HVAC状態(例えば、暖房、冷房、循環、暖房スケジュール、及び冷房スケジュール)、動きの検出情報、カメラ又は赤外線センサによってキャプチャされた視覚情報、又は接続されたクライアント機器から収集された情報等の環境センササブシステムによってキャプチャされた情報に関連する。クライアント機器から収集された情報は、個人(例えば、名前、社会保障番号(即ち、住民登録番号)、職員ID、及び使用者名)、位置情報、支払情報、電話番号、ブラウザーヒストリ、機器情報(例えば、ハードウェアの詳細、モデルナンバー)、サービスの提供者、接触リスト、及びソーシャルメディアデータを含み得るが、それらに限定されない。
【0030】
ここに記述された機能は、70%を超えるエネルギ節減を具現するLED照明を可能にし、一部の場合、アプリケーションによっては、大略90%〜95%節減を具現する。一部実施形態によれば、LED環境エンジンは、センササブシステム及び/又は無線サブシステムを使用して電源消耗のスマートメータリング(smart metering)を提供する動作が更に可能である。さらに、ここで論議されたLED環境エンジンの実施形態によれば、スマート及び/又はリアルタイムのフリッカ点滅の無い調光(flicker−free dimming)を提供する動作が可能である。一部実施形態によれば、光の全体品質は、日中光品質照明(daylight quality lighting)又は相関された色相温度(CCT、Correlated Color Temperature)の照明を使用して改善される。
さらに、別の実施形態によれば、LED照明の変化する色相を提供及び/又は照明の演色評価指数(color rendering index)を変更できる。一実施形態によれば、本発明のシステムは、環境改善効果(environmental enhancement effects)を提供するために1つ以上の照明アルゴリズムの組合わせによりセンササブシステムの1つ以上のセンサによって活性化される改善された照明スペクトル(lighting spectrum)及び/又は生物学的周期のリズム色相パターン(circadian rhythm color pattern)を提供する。LED環境エンジンによって生成されて改善された照明スペクトル及び/又は生物学的周期のリズム色相パターンによって提供された環境改善の効果の例は、作業現場の生産性の向上、学校における学習サイクルの改善、病院における回復時間の短縮、及び老人介護施設における生活の質の改善を含む。
LED環境エンジンによって提供される環境改善効果は、多様な効果をもたらすように患者の体内時計(circadian clock)を変える。一実施形態で、青色光(blue light)成分は、患者の昼間活動の質と量との改善のために患者に提供される。他の例として、赤色光(red light)及び/又は、こはく色光(amber light)成分は、患者の睡眠習慣、肉体及び精神健康の改善のために夕方に提供される。
【0031】
図2は、本発明の一実施形態による統合された外部発光ダイオード(LED)を有する例示的な環境エンジンを示した図面である。
図3は、本発明の一実施形態による家屋又はアパートのリビング内に設置され、外部機器に接続される例示的な環境エンジンを示した図面である。
図3を参照すれば、例示的な環境エンジン301は、一実施形態による家屋又はアパート300のリビングに設置された、統合されたLEDユニットを含む。環境エンジン301は、家屋又はアパート内の他の機器に連結され、照明と多様な他の家電製品(例えば、スマート家電)の制御のためのハブとして動作する。環境エンジンは、センササブシステム又は無線サブシステム、或いはその二つの組合わせを使用して、部屋(リビング)の占有者個々人の識別を試みる。環境エンジンは、例えば、個別的なモバイル機器上のアプリケーションを介して個別的なモバイル機器と通信する無線モジュールを通じて個人の識別信号を受信するプロセッサを含む。
【0032】
例えば、環境エンジンは、センササブシステムの1つ以上のコンポーネントを使用して、部屋内の個人(例えば、占有者302)の存在を検出し、例えば、ブルートゥース(Bluetooth)又はWi−Fiを使用した個人のスマートフォン(例えば、スマートフォン303)との接続によって個人の識別を試みる。個人は、キー又は署名を使用して自動的に識別され、個人は、それらのスマートフォン上で実行されるアプリケーション又はウェブポータルを使用してその身分を確認できる。
承認又は認証されない使用者が検出されれば、システムは、アラーム又は他のセキュリティ機能(例えば、LEDをターンオンし、ビデオ及び/又はオーディオをキャプチャ)をトリガ(起動、trigger)する。環境エンジンは、例えば、異常状態(例えば、心拍数、体温、運動量、動きの欠如)等を含む使用者の身体的状態を検出するためにセンササブシステムを使用して、個人(例えば、使用者302)の身体的健康及び精神的健康をモニタすることもできる。環境エンジンのプロセッサは、センサと個人の識別によって検出された身体的状態に基づいて照明モジュールを制御する。
環境エンジンは、モノのインタネット(IoT)プラットフォームを使用して部屋内の他の装置に接続される。例えば、環境エンジンは、個人の存在を検出すると、有線(例えば、USB及びイーサネット(Ehternet))又は無線(例えば、RF、セルラ、ブルートゥース(Bluetooth)、及びWi−Fi)接続を用いて、テレビジョン304、冷蔵庫305、コーヒーメーカ306に対してその特定の機能のターンオン、活性化を引き起こす。
【0033】
その他の説明事例において、一つのLEDアレイ(例えば、環境エンジン100)に接続された複数の例示的な環境エンジンが、事務用ビルや小売店等のビジネス用の場所に設置される。ビル内の各部屋又は事務室は、専用の環境エンジンを有し、全ての環境エンジンは、有線(例えば、USB及びイーサネット(Ehternet))又は無線(例えば、RF、セルラ、ブルートゥース(Bluetooth)、及びWi−Fi)インタフェイスを使用して互いに接続される。一実施形態で、一つの環境エンジンがハブとして動作し、他の環境エンジンは、ハブに連結され、ハブに、及びハブからデータ及び/又は制御信号を送、受信する。
このようにして、環境エンジンは、新しい環境エンジンとして拡張できるか、或いは新しい照明システムが必要に応じて追加されてハブに連結される。各部屋内の環境エンジンのセンササブシステムは、部屋が占有される時を決定するために使用される。これにより、LED照明を必要な時のみ駆動できるので、照明費用の節減と照明システムの寿命延長を許容する。さらに、環境エンジンは、有線又は無線技術を使用してクライアント機器(例えば、消費者及び従業員のスマートフォン、タブレット、及びラップトップ)に接続される。環境エンジンは、クライアント機器から受信したデータを格納及び/又は受信したデータに基づいて分析を実行できる。さらに、環境エンジンは、ストレージ及び/又は分析のためにローカル(店舗内)又はリモート(遠隔)機器にデータを移送できる。このようなデータは、例えば、来店する消費者の人口統計と関心の対象関して基調な洞察(insight)を提供する。
【0034】
図4は、本発明の一実施形態による、都市の駐車場内に設置され、外部コンピュータシステムに接続される例示的な環境エンジンを示した図面である。
図4を参照すれば、環境エンジン401は、本発明の一実施形態に従って、複数のLEDユニット402からなるLEDアレイ402に接続され、駐車場400に設置される。環境エンジン401は、表示情報のためのディスプレイ出力165を使用して外部ディスプレイ機器403に接続される。このような例において、環境エンジン401は、イーサネット(Ethernet)インタフェイスを使用して外部コンピュータシステム404に接続される。外部コンピュータシステム404は環境エンジンに対して、天候、トラフィック(交通一般)、公共交通、駐車に関するデータを含むが、それらに限定されないデータを送信する。外部コンピュータシステム404からのデータ送信は、環境エンジンによって受信され、外部ディスプレイ機器403上に表示され、及び/又は、環境エンジン401に接続されたクライアント機器(例えば、車輌406の車載通信システム405、スマートフォン、及びラップトップ)に送信される。
【0035】
環境エンジンは、LEDアレイ402を使用して照明サービスを提供する。例えば、センサが予め決定された臨界値未満の環境エンジン401周辺の明るさレベルを検出すれば、環境エンジン401は、LEDアレイ402のLEDユニット407を駆動する。他の例として、環境エンジン401のセンサが或るLEDユニット407に近接した駐車空間内に車輌(例えば、車輌406)が駐車されることを決定する。該駐車空間が占有されることを呈示するために、環境エンジン401のプロセッサは、LEDユニット407の赤色発光を引き起こす。後に、駐車空間が占有されなくなると、環境エンジン401のプロセッサは、駐車空間が占有されないことを呈示するためにLEDユニット407の緑色発光を引き起こす。環境エンジン401は、カメラ(例えば、カメラ135)を使用して閉鎖回路テレビジョン(CCTV、closed circuit television)と同様の監視機能を提供し、その際、クライアント機器に対して、及び/又は、モニタリング又はストレージのために接続されたコンピュータシステム404に対してキャプチャされたイメージを送信することによって、駐車場の安全を増進するセキュリティ機能を提供することもできる。
【0036】
一実施形態によれば、本発明のシステムは、ソフトウェア(例えば、アプリケーションソフトウェア)、センサ(例えば、高画質(HD)ビデオカメラ)、及び無線サブシステムの1つ以上の通信コンポーネントを使用したスマート駐車及び/又はトラフィックアプリケーションを提供する。本実施形態における、トラフィック管理及びセキュリティソリューション向けのアプリケーションは、トラフィック、公共交通、及び/又は歩行者のセキュリティ情報を受信及び/又は格納するプロセッサによって実行される。位置追跡及びその他のセキュリティ機能は、1つ以上のLED照明エンジンを使用して私的空間及び公的空間(例えば、駐車場、空港、学校、地理的フェンス(geo fencing)から、国土セキュリティ(homeland security)に至る)に対して提供される。
例えば、一連のLED照明/環境エンジンは、車輌のナンバープレート(license plate number)に加えて車輌の移動方向、速度、及び/又は提供できる現在位置を検出するために1つ以上のカメラを使用して自動車を追跡する協同動作(interoperate)ができる。本発明の環境エンジンは、センササブシステム(例えば、カメラ、温度センサ、及び赤外線センサ)の1つ以上のセンサを使用して火災又は他の環境的災害の場合、緊急脱出の案内(emergency escape guidance)を含む他のセキュリティ機能を提供できる。一実施形態によれば、無線サブシステムは、機械対機械(machine−to−machine、以下‘M2M’と称する)の通信システムからデータを受信、及び/又は、該通信システムにデータを送信する動作が可能である。M2M通信システムは更に、自律走行車輌の動作に関連する機能を活性化する。M2M通信システムは、LED環境エンジンに対してトラフィック分類(traffic classification)とセキュリティ情報とを提供するために追加的に動作できる。
【0037】
図5は、本発明の一実施形態による都市の街角に設置された例示的な環境エンジンを示した図面である。
図5を参照すれば、LED環境エンジン501は、一実施形態に従って街角の交差点500に設置される。LED環境エンジン501は、交差点500のコーナに設置されたLED照明(例えば、LEDユニット503)を有する照明構造502A、502B、502Cに通信上カップル連結される。図示したように、LED環境エンジン501は、照明構造502Bのトップの部分に設置されているが、他の設置位置にも可能(例えば、街路の路肩に置かれた便利箱(street side utility box)、地下、及びビル構造の内部)である。無線サブシステムによって提供された無線通信(例えば、Wi−Fi、ブルートゥース(Bluetooth)、及び、RF)を使用すれば、LED環境エンジン501は、車輌506の車載通信システム507、及びスマートフォン505A、505Bのような外部機器と通信する。センササブシステム(例えば、カメラ、マイクロフォン、及び赤外線センサ)の外部機器及び/又はコンポーネントから受信されたデータを使用すれば、LED環境エンジンは、照明及びセキュリティ等の環境を制御する側面において動作可能である。
【0038】
一実施形態で、LED環境エンジン501のカメラは、街路を横切るために待機する歩行者504Aを検出する。歩行者504Aのスマートフォンに接続して、LED環境エンジン501のプロセッサは、照明構造502Aの方向に歩こうと意図する歩行者504Aを決定する。対応して、LED環境エンジン501は、歩行者が照明された道路を安全に横切ることができるように、照明構造502AのLEDユニット503を活性化する。歩行者504Cは、スマートフォンを持ってないが、LED環境エンジン501のセンササブシステムは、歩道を歩き、照明構造502Cの方向に道路を横切る歩行者504Cを視覚的に識別する。対応して、LED環境エンジン501は、歩行者が照明された道路を安全に横切ることができるように照明構造502CのLEDユニット503を活性化する。 車輌506の車載通信システム507もまた、無線通信技術を使用してLED環境エンジン501に接続する。 車載通信システム507は、車載通信システム507を使用する車輌506内に設置されたディスプレイ機器にトラフィック情報及び天候情報を送信する。歩行者504Bは、無線接続(例えば、セルラ、Wi−Fi、及びブルートゥース(Bluetooth))を使用してLED環境エンジン501に無線接続する。LED環境エンジン501は、「横断歩道信号508を(例えば)36秒後に“歩行(WALK)”に変換する」という情報を呈示するデータをスマートフォン505Bに送信する。緊急事態が生じた場合、歩行者(例えば、歩行者504B)は、接続されたスマートフォン(例えば、スマートフォン505B)を使用してLED環境エンジン501に救助信号を送信する。対応して、LED環境エンジン501は、緊急救助隊に警報を送信し、及び/又は、交差点500の録画及び/又は録音を保存する。一部実施形態によれば、LED環境エンジン501は、交差点500又はその周辺の接続された機器(例えば、スマートフォン505A、505B)及び/又は居合わせた使用者(例えば、歩行者504A、504B)に関する情報をログ(記録)する。
【0039】
図6は、本発明の一実施形態による、照明モジュールを制御するための例示的な方法を示した順序図である。
図6を参照すれば、フローチャート600は、一実施形態による、照明モジュールを制御する方法を図示する。方法は、601段階でセンサを使用した使用者の身体的状態を検出する段階を含む。602段階で、使用者の識別情報(identification)を、モバイル機器と通信する無線モジュールを通じて受信する。603段階で、照明モジュールは、センサによって検出された身体的状態と使用者の識別情報に基づいて制御される。
【0040】
以上、本発明が開示する実施形態を記述したが、本発明の開示は特定の実施形態について記述されているけれども、本発明の開示は、そのような実施形態によって限定されないと解釈されるべきであり、別途記述した請求項によって解釈されるべきである。