(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6606721
(24)【登録日】2019年11月1日
(45)【発行日】2019年11月20日
(54)【発明の名称】自動墨磨り硯
(51)【国際特許分類】
B43M 99/00 20100101AFI20191111BHJP
【FI】
B43M99/00 B
B43M99/00 A
【請求項の数】4
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2019-90302(P2019-90302)
(22)【出願日】2019年5月13日
【審査請求日】2019年5月20日
(31)【優先権主張番号】201910330413.9
(32)【優先日】2019年4月23日
(33)【優先権主張国】CN
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】519326183
【氏名又は名称】東莞▲とう▼真文具有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】718003500
【氏名又は名称】鄒 静文
(72)【発明者】
【氏名】呉▲ぎょう▼
【審査官】
飯野 修司
(56)【参考文献】
【文献】
実開平05−044597(JP,U)
【文献】
中国実用新案第207403455(CN,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B43M 99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
硯を含み、前記硯の中には上に開口している磨り溝が設置され、前記磨り溝の内壁には左右に対称している注水装置が設置され、前記硯の上側端面の中には前記磨り溝の右側に位置している電動機が嵌め込まれ、前記電動機の上端には伝動軸が伝動できるように連結され、前記伝動軸には支え板がスライドできるように連結され、前記支え板の右端には引き板が設置され、前記引き板と前記支え板との間には前記伝動軸よりも直径が大きいロックチャンバが形成され、前記ロックチャンバの前後端には対称している噛合装置が設置され、前記支え板の上側端面にはスライド枠がスライドできるように連結され、前記スライド枠の左端には掛け柱が固定的に連結され、前記掛け柱の中には前記注水装置を制御する自動墨出し装置が設置され、前記伝動軸には前記スライド枠の内壁と当接しているカムが設置され、前記引き板を引き動かして右に移動させ、前記噛合装置により前記伝動軸に対する挟みを緩め、前記自動墨出し装置が前記磨り溝の底端内壁と当接するまで前記支え板を下に移動させ、それから、前記電動機を起動して前記伝動軸により前記カムを回転させ、前記掛け柱が前記カムと前記スライド枠との当接を利用し、前記磨り溝の内壁でスライドする目的を達成し、また前記注水装置と当接している時に、墨色が適当になるまで、定量的な水を注入して薄めることを特徴とする自動墨磨り硯。
【請求項2】
前記注水装置は前記磨り溝の内壁に連通するように設置され、且つ左右に対称している出水溝を含み、前記出水溝の上端にはスライド溝が設置され、前記スライド溝と前記出水溝との間には送水管が連通するように設置され、前記送水管の上端には環状の水槽が連通するように設置され、前記スライド溝の下端内壁には前記送水管のうち対称中心に近接している一端に位置しているスライドレールが連通するように設置され、前記スライドレールの中には斜面ブロックが設置され、前記斜面ブロックには前記出水溝の開口を覆うことができる排水板がスライドできるように連結され、前記スライド溝の中には前記排水板とスライドできるように連結されるバルブがスライドできるように連結され、前記バルブと前記掛け柱との間が当接され、前記バルブと前記スライド溝との間には抵抗バネが連結され、前記バルブには前記送水管を連通するできる連通孔が設置され、連通孔と送水管との間の位置関係を利用し、前記出水溝の水を定量的に排出し、薄めるときに水が出過ぎないことを保証することを特徴とする請求項1に記載の自動墨磨り硯。
【請求項3】
前記噛合装置は前記ロックチャンバの前後端内壁の中に設置され、且つ対称している連結チャンバを含み、前記連結チャンバの右端内壁には前記引き板と固定的に連結される押しロッドがスライドできるように連結され、前記押しロッドの左端と前記連結チャンバの右端内壁との間には引っ張りバネが連結され、前記連結チャンバのうち円心に近接している一端の内壁にはスライドロッドがスライドできるように連結され、前記スライドロッドには前記伝動軸とスライドできるように連結される当接爪が設置され、前記スライドロッドには前記押しロッドと当接している接触ブロックが設置され、前記接触ブロックと前記連結チャンバとの間には圧縮バネが連結され、前記引っ張りバネの弾性係数が前記圧縮バネの弾性係数より大きいため、前記押しロッドが外力の作用なしに前記圧縮バネと当接し、また前記当接爪により前記伝動軸とスライドできるように連結されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の自動墨磨り硯。
【請求項4】
前記自動墨出し装置は前記掛け柱の中に設置され、且つ上に開口しているスライドチャンバを含み、前記スライドチャンバの左右端内壁には対称している昇降チャンバが設置され、前記昇降チャンバの中には横ロッドが設置され、前記横ロッドには昇降ロッドがスライドできるように連結され、前記昇降ロッドの下端には前記磨り溝の底端内壁と当接している玉が設置され、前記玉と前記横ロッドとの間にはリセットバネが連結され、前記昇降チャンバのうち対称中心に近接している側の内壁には回転溝が連通し設置され、前記回転溝の中には回転またスライドできる仕切板が設置され、前記仕切板と前記昇降ロッドとの間がヒンジにより連結され、前記昇降チャンバのうち対称中心に近接している側の内壁には前記回転溝の上端に位置している連通口が連通し設置され、前記連通口の中には固定軸が回転できるように連結され、前記固定軸には前記昇降ロッドと噛み合い連結される歯車が設置され、前記スライドチャンバの中には前記歯車と噛み合い連結されるラックがスライドできるように連結され、前記ラックの下端にはバックルにより連結される墨スティックが設置され、前記玉と前記墨スティックとが同一平面に位置する設計を利用し、前記墨スティックが磨り溝の底端内壁に垂直になっていることを保証し、また墨スティックの消耗した後の高度変化を自動に適応し調整することを特徴とする請求項1または請求項3に記載の自動墨磨り硯。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は文房具用品技術分野に関わり、具体的には自動墨磨り硯である。
【背景技術】
【0002】
毛筆の字の書写は墨磨りは必要となり、しかし伝統的な方法は人の手で回転する必要があり、人の力の不均一と角度が垂直でないため、墨を傷つけることがある。また、紙幅が大きい文章を書く場合は、墨を磨ることは手部に対する消耗が大きい。本発明は上記の問題を解決できる装置を説明する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】中国特許出願公開第108202549号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は自動墨磨り硯を提供し、既存技術にある上記の欠点を解消することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の自動墨磨り硯は、硯を含み、前記硯の中には上に開口している磨り溝が設置され、前記磨り溝の内壁には左右に対称している注水装置が設置され、前記硯の上側端面の中には前記磨り溝の右側に位置している電動機が嵌め込まれ、前記電動機の上端には伝動軸が伝動できるように連結され、前記伝動軸には支え板がスライドできるように連結され、前記支え板の右端には引き板が設置され、前記引き板と前記支え板との間には前記伝動軸よりも直径が大きいロックチャンバが形成され、前記ロックチャンバの前後端には対称している噛合装置が設置され、前記支え板の上側端面にはスライド枠がスライドできるように連結され、前記スライド枠の左端には掛け柱が固定的に連結され、前記掛け柱の中には前記注水装置を制御する自動墨出し装置が設置され、前記伝動軸には前記スライド枠の内壁と当接しているカムが設置され、前記引き板を引き動かして右に移動させ、前記噛合装置により前記伝動軸に対する挟みを緩
め、前記自動墨出し装置が前記磨り溝の底端内壁と当接するまで前記支え板を下に移動させ、それから、前記電動機を起動して前記伝動軸により前記カムを回転させ、前記掛け柱が前記カムと前記スライド枠との当接を利用し、前記磨り溝の内壁でスライドする目的を達成し、また前記注水装置と当接している時に、墨色が適当になるまで、定量的な水を注入して薄める。
【0006】
更の技術プラン、前記注水装置は前記磨り溝の内壁に連通するように設置され、且つ左右に対称している出水溝を含み、前記出水溝の上端にはスライド溝が設置され、前記スライド溝と前記出水溝との間には送水管が連通するように設置され、前記送水管の上端には環状の水槽が連通するように設置され、前記スライド溝の下端内壁には前記送水管のうち対称中心に近接している一端に位置しているスライドレールが連通するように設置され、前記スライドレールの中には斜面ブロックが設置され、前記斜面ブロックには前記出水溝の開口を覆うことができる排水板がスライドできるように連結され、前記スライド溝の中には前記排水板とスライドできるように連結されるバルブがスライドできるように連結され、前記バルブと前記掛け柱との間が当接され、前記バルブと前記スライド溝との間には抵抗バネが連結され、前記バルブには前記送水管を連通するできる連通孔が設置され、連通孔と送水管との間の位置関係を利用し、前記出水溝の水を定量的に排出し、薄めるときに水が出過ぎないことを保証する。
【0007】
更の技術プラン、前記噛合装置は前記ロックチャンバの前後端内壁の中に設置され、且つ対称している連結チャンバを含み、前記連結チャンバの右端内壁には前記引き板と固定的に連結される押しロッドがスライドできるように連結され、前記押しロッドの左端と前記連結チャンバの右端内壁との間には引っ張りバネが連結され、前記連結チャンバのうち円心に近接している一端の内壁にはスライドロッドがスライドできるように連結され、前記スライドロッドには前記伝動軸とスライドできるように連結される当接爪が設置され、前記スライドロッドには前記押しロッドと当接している接触ブロックが設置され、前記接触ブロックと前記連結チャンバとの間には圧縮バネが連結され、前記引っ張りバネの弾性係数が前記圧縮バネの弾性係数より大きいため、前記押しロッドが外力の作用なしに前記圧縮バネと当接し、また前記当接爪により前記伝動軸とスライドできるように連結される。
【0008】
更の技術プラン、前記自動墨出し装置は前記掛け柱の中に設置され、且つ上に開口しているスライドチャンバを含み、前記スライドチャンバの左右端内壁には対称している昇降チャンバが設置され、前記昇降チャンバの中には横ロッドが設置され、前記横ロッドには昇降ロッドがスライドできるように連結され、前記昇降ロッドの下端には前記磨り溝の底端内壁と当接している玉が設置され、前記玉と前記横ロッドとの間にはリセットバネが連結され、前記昇降チャンバのうち対称中心に近接している側の内壁には回転溝が連通し設置され、前記回転溝の中には回転またスライドできる仕切板が設置され、前記仕切板と前記昇降ロッドとの間がヒンジにより連結され、前記昇降チャンバのうち対称中心に近接している側の内壁には前記回転溝の上端に位置している連通口が連通し設置され、前記連通口の中には固定軸が回転できるように連結され、前記固定軸には前記昇降ロッドと噛み合い連結される歯車が設置され、前記スライドチャンバの中には前記歯車と噛み合い連結されるラックがスライドできるように連結され、前記ラックの下端にはバックルにより連結される墨スティックが設置され、前記玉と前記墨スティックとが同一平面に位置する設計を利用し、前記墨スティックが磨り溝の底端内壁に垂直になっていることを保証し、また墨スティックの消耗した後の高度変化を自動に適応し調整する。
【発明の効果】
【0009】
本発明の有益的な効果には、本発明の墨スティックが機械的な回転により、人工的に墨を磨るときの力が均一でないためもたらす墨スティックの損傷を避け、三点で平面を確定する形式を採用し、墨スティックと硯との間の垂直角度を保証し、定量的に注水して薄める方式を保証し、効率を保証すると同時に墨スティックを保護する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
説明しやすいため、本発明は以下の具体的な実施例と付図を交え詳しく説明する。
下記に図1〜6をあわせて本発明について詳しく説明し、便利に説明するために、下記の方向を以下のように規定する:図1は本発明装置の正面図であり、以下に述べる上下左右前後の方向と図1の自身投影関係の上下左右前後の方向とが一致である。
【0011】
【
図1】
図1は本発明の自動墨磨り硯の全体構成概略図
【発明を実施するための形態】
【0012】
下記に
図1−6をあわせて本発明について詳しく説明し、便利に説明するために、下記の方向を以下のように規定する:以下に述べる上下左右前後の方向と
図1の自身投影関係の上下左右前後の方向とが一致である。
【0013】
本発明の自動墨磨り硯は、硯11を含み、前記硯11の中には上に開口している磨り溝16が設置され、前記磨り溝16の内壁には左右に対称している注水装置901が設置され、前記硯11の上側端面の中には前記磨り溝16の右側に位置している電動機12が嵌め込まれ、前記電動機12の上端には伝動軸13が伝動できるように連結され、前記伝動軸13には支え板24がスライドできるように連結され、前記支え板24の右端には引き板32が設置され、前記引き板32と前記支え板24との間には前記伝動軸13よりも直径が大きいロックチャンバ25が形成され、前記ロックチャンバ25の前後端には対称している噛合装置902が設置され、前記支え板24の上側端面にはスライド枠22がスライドできるように連結され、前記スライド枠22の左端には掛け柱21が固定的に連結され、前記掛け柱21の中には前記注水装置901を制御する自動墨出し装置903が設置され、前記伝動軸13には前記スライド枠22の内壁と当接しているカム23が設置され、前記引き板32を引き動かして右に移動させ、前記噛合装置902により前記伝動軸13に対する挟みを緩
め、前記自動墨出し装置903が前記磨り溝16の底端内壁と当接するまで前記支え板24を下に移動させ、それから、前記電動機12を起動して前記伝動軸13により前記カム23を回転させ、前記掛け柱21が前記カム23と前記スライド枠22との当接を利用し、前記磨り溝16の内壁でスライドする目的を達成し、また前記注水装置901と当接している時に、墨色が適当になるまで、定量的な水を注入して薄める。
【0014】
有益的に、前記注水装置901は前記磨り溝16の内壁に連通するように設置され、且つ左右に対称している出水溝14を含み、前記出水溝14の上端にはスライド溝38が設置され、前記スライド溝38と前記出水溝14との間には送水管36が連通するように設置され、前記送水管36の上端には環状の水槽15が連通するように設置され、前記スライド溝38の下端内壁には前記送水管36のうち対称中心に近接している一端に位置しているスライドレール41が連通するように設置され、前記スライドレール41の中には斜面ブロック40が設置され、前記斜面ブロック40には前記出水溝14の開口を覆うことができる排水板42がスライドできるように連結され、前記スライド溝38の中には前記排水板42とスライドできるように連結されるバルブ43がスライドできるように連結され、前記バルブ43と前記掛け柱21との間が当接され、前記バルブ43と前記スライド溝38との間には抵抗バネ37が連結され、前記バルブ43には前記送水管36を連通するできる連通孔39が設置され、連通孔39と送水管36との間の位置関係を利用し、前記出水溝14の水を定量的に排出し、薄めるときに水が出過ぎないことを保証する。
【0015】
有益的に、前記噛合装置902は前記ロックチャンバ25の前後端内壁の中に設置され、且つ対称している連結チャンバ29を含み、前記連結チャンバ29の右端内壁には前記引き板32と固定的に連結される押しロッド30がスライドできるように連結され、前記押しロッド30の左端と前記連結チャンバ29の右端内壁との間には引っ張りバネ27が連結され、前記連結チャンバ29のうち円心に近接している一端の内壁にはスライドロッド34がスライドできるように連結され、前記スライドロッド34には前記伝動軸13とスライドできるように連結される当接爪31が設置され、前記スライドロッド34には前記押しロッド30と当接している接触ブロック35が設置され、前記接触ブロック35と前記連結チャンバ29との間には圧縮バネ28が連結され、前記引っ張りバネ27の弾性係数が前記圧縮バネ28の弾性係数より大きいため、前記押しロッド30が外力の作用なしに前記圧縮バネ28と当接し、また前記当接爪31により前記伝動軸13とスライドできるように連結される。
【0016】
有益的に、前記自動墨出し装置903は前記掛け柱21の中に設置され、且つ上に開口しているスライドチャンバ19を含み、前記スライドチャンバ19の左右端内壁には対称している昇降チャンバ20が設置され、前記昇降チャンバ20の中には横ロッド49が設置され、前記横ロッド49には昇降ロッド48がスライドできるように連結され、前記昇降ロッド48の下端には前記磨り溝16の底端内壁と当接している玉17が設置され、前記玉17と前記横ロッド49との間にはリセットバネ50が連結され、前記昇降チャンバ20のうち対称中心に近接している側の内壁には回転溝26が連通し設置され、前記回転溝26の中には回転またスライドできる仕切板33が設置され、前記仕切板33と前記昇降ロッド48との間がヒンジにより連結され、前記昇降チャンバ20のうち対称中心に近接している側の内壁には前記回転溝26の上端に位置している連通口46が連通し設置され、前記連通口46の中には固定軸44が回転できるように連結され、前記固定軸44には前記昇降ロッド48と噛み合い連結される歯車47が設置され、前記スライドチャンバ19の中には前記歯車47と噛み合い連結されるラック45がスライドできるように連結され、前記ラック45の下端にはバックルにより連結される墨スティック18が設置され、前記玉17と前記墨スティック18とが同一平面に位置する設計を利用し、前記墨スティック18が磨り溝16の底端内壁に垂直になっていることを保証し、また墨スティック18の消耗した後の高度変化を自動に適応し調整する。
【0017】
墨を磨る時に、引き板32を引き動かし右に移動させ、押しロッド30を圧縮バネ28との当接から離脱させ、スライドロッド34を圧縮バネ28の弾性回復のもとで円心から離れている側に移動させ、それにより当接爪31を伝動軸13との連結から離脱連動させ、その時、支え板24の高さ位置を調整し、玉17が磨り溝16の底端内壁と当接する状況により上に移動し、また仕切板33によりスライドチャンバ19を開け、同時に、噛み合い回転により歯車47を順次に回転させ、それによりラック45を下に移動させ、また墨スティック18をプッシュし磨り溝16の内壁と当接させ、その時、墨スティック18が磨り溝16の内壁と当接し、ラック45が下に移動することをさらに制限し、それにより歯車47の回転を停止し、それにより昇降ロッド48が上に移動することを停止し、その時、カム23によりスライド枠22を回転させ、それにより掛け柱21を回転連動させ、また掛け柱21がその中の一つのバルブ43と当接するとき、バルブ43をプッシュし対称中心から離れている側に移動させ、連通孔39と送水管36との位置をずらし、しかも、斜面ブロック40の形状のため排水板42を上に移動連動させ、出水溝14の中にある水を磨り溝16の中に排出し、墨を薄め、バルブ43が掛け柱21との当接から離脱する時に、抵抗バネ37の弾性回復のためバルブ43を対称中心に近接している側に移動させ、排水板42が出水溝14の開口端に再び覆われ、連通孔39と送水管36とが再び連結され、水槽15にある水を出水溝14の中に流入させて補充する。
【0018】
本発明の有益的な効果には、本発明の墨スティックが機械的な回転により、人工的に墨を磨るときの力が均一でないためもたらす墨スティックの損傷を避け、三点で平面を確定する形式を採用し、墨スティックと硯との間の垂直角度を保証し、定量的に注水して薄める方式を保証し、効率を保証すると同時に墨スティックを保護する。
【0019】
本分野の技術者が明確できるのは、本発明の総体精神や発想から離脱しない場合で、以上の実施例に各種な変形ができ、それらの変形がすべて本発明の保護範囲にある。本発明の保護方案は本発明の権利要求書を標準とすべきである。
【要約】
【課題】本発明は自動墨磨り硯を開示した。
【解決手段】
硯を含み、前記硯の中には上に開口している磨り溝が設置され、前記磨り溝の内壁には左右に対称している注水装置が設置され、前記硯の上側端面の中には前記磨り溝の右側に位置している電動機が嵌め込まれ、前記電動機の上端には伝動軸が伝動できるように連結され、前記伝動軸には支え板がスライドできるように連結され、前記支え板の右端には引き板が設置され、前記引き板と前記支え板との間には前記伝動軸よりも直径が大きいロックチャンバが形成され、本発明は三点で平面を確定する形式を採用し、墨スティックと硯との間の垂直角度を保証し、定量的に注水して薄める方式を保証し、機械的に回転するため、腕の凝りを避ける。
【選択図】
図1