特許第6606757号(P6606757)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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  • 特許6606757-多機能の筆袋 図000002
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6606757
(24)【登録日】2019年11月1日
(45)【発行日】2019年11月20日
(54)【発明の名称】多機能の筆袋
(51)【国際特許分類】
   A45C 11/34 20060101AFI20191111BHJP
   B43L 23/02 20060101ALI20191111BHJP
   B43K 31/00 20060101ALI20191111BHJP
【FI】
   A45C11/34 D
   B43L23/02 H
   B43K31/00
【請求項の数】5
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2019-46567(P2019-46567)
(22)【出願日】2019年3月14日
【審査請求日】2019年3月14日
(31)【優先権主張番号】201910165046.1
(32)【優先日】2019年3月5日
(33)【優先権主張国】CN
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】519354267
【氏名又は名称】東陽市俊康文具有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】718003500
【氏名又は名称】鄒 静文
(72)【発明者】
【氏名】楽康
【審査官】 遠藤 邦喜
(56)【参考文献】
【文献】 実開昭61−155195(JP,U)
【文献】 実開昭49−099345(JP,U)
【文献】 実開昭55−023750(JP,U)
【文献】 実開昭53−131757(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A45C 11/34
B43L 23/02
B43K 31/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
筆袋本体を含み、前記筆袋本体の中には底溝が設けられ、前記底溝の上端には切替溝が設けられ、前記切替溝の上端には刃溝が設けられ、前記刃溝の中には削り装置が設けられ、前記削り装置は鉛筆削りを含み、前記削り装置の回転によって鉛筆を鋭く削り、前記削り装置は駆動機構も含み、前記底溝の上端壁には作業チャンバが設けられ、前記作業チャンバの中には保存装置が設けられ、前記保存装置は鉛筆保存溝を含み、前記鉛筆保存溝は合わせて十二個設けられ、前記保存装置の中に違う色の鉛筆を固定することができ、前記保存装置には固定機構も設けられ、前記鉛筆保存溝の回転によって鉛筆を取り付け、前記作業チャンバの右端壁にはスイッチ溝が設けられ、前記スイッチ溝の下端壁には引掛りブロック溝が設けられ、前記引掛りブロック溝の右端壁にはロープ溝が設けられ、前記スイッチ溝の下端には噛合溝が設けられ、前記噛合溝の中には回転装置が設けられ、前記回転装置は回転軸を含み、前記回転装置が前記回転軸によって下に移動し、回転装置を固定機構と連結させ、保存装置を回転連動させ、前記回転装置の中には接続機構も設けられ、前記切替溝の中には昇降装置が設けられ、前記昇降装置は外歯車を含み、前記昇降装置が保存装置の上下移動をコントロールし、前記昇降装置の中には従動機構も設けられることを特徴とする多機能の筆袋。
【請求項2】
前記削り装置の中の前記駆動機構はモーターを含み、前記モーターが前記底溝の下端壁に固定的に接続され、前記モーターの上端にはモーター軸が動力が伝達できるように接続され、前記モーター軸と前記底溝の上下端壁、前記切替溝の上下端壁、前記ロープ溝の上下端壁及び前記刃溝の下端壁とが回転できるように係合し接続され、前記モーター軸の下端にはモーター傘歯車が設置され、前記モーター軸の中端にはモーター歯車が設置され、前記モーター軸の上端と前記鉛筆削りとが固定的に接続され、鉛筆を前記鉛筆削りの中に入れ、前記モーターが作動され、前記鉛筆削りを回転連動させ、鉛筆を鋭く削ることを特徴とする請求項1に記載の多機能の筆袋。
【請求項3】
前記保存装置の中の前記固定機構は長親ねじを含み、前記長親ねじが前記底溝の下端壁に回転できるように係合し接続され、前記長親ねじの下端には親ねじプーリーが設けられ、前記長親ねじの上端には移動板がねじ山によって係合し接続され、前記移動板の前端面には厚プーリー軸が上下対称に二つ設けられ、また前記厚プーリー軸がそれぞれ前記移動板と回転できるように接続され、前記厚プーリー軸の前端には厚プーリーが設けられ、二つの前記厚プーリーの間には厚ベルトが接続され、前記鉛筆保存溝が前記厚ベルトに取り付けられ、下端の前記厚プーリー軸の中端には回転傘歯車が設けられ、前記移動板の前端面には支え板も設けられ、前記支え板の上端にはショート軸が回転できるように係合し接続され、前記ショート軸の上端には前記回転傘歯車と噛み合う上傘歯車が設けられ、前記親ねじプーリーが回転して前記厚ベルトを回転連動させることを特徴とする請求項1に記載の多機能の筆袋。
【請求項4】
前記回転装置の中の前記接続機構は貫通親ねじを含み、前記貫通親ねじと前記スイッチ溝の上下端壁、前記ロープ溝の上下端壁及び前記噛合溝の上端壁とが回転できるように係合し接続され、前記貫通親ねじの上端にはノブも設けられ、前記貫通親ねじの中端にはロープ輪が設けられ、前記スイッチ溝の中にはスイッチ板がスライドできるように係合し接続され、前記スイッチ板と前記ロープ輪との間にはショートロープが接続され、前記ショートロープの下端には引掛りブロックが設けられ、前記引掛りブロックと前記引掛りブロック溝との間には引掛りブロックバネが接続され、前記貫通親ねじの下端には親ねじスリーブが設けられ、前記親ねじスリーブの左端には前記噛合溝の左端壁とスライドできるように係合し接続された固定ブロックが設けられ、前記親ねじスリーブの下端が前記回転軸と回転できるように係合し接続され、前記回転軸の下端には回転傘歯車が設けられ、前記噛合溝の左右端壁のそれぞれには、連動軸が対称的に回転できるように係合し接続され、前記連動軸のうち前記噛合溝に近接する一端には回転傘歯車とそれぞれ噛合できる左傘歯車が設けられ、前記噛合溝から離れている一端には右傘歯車が設けられ、左端の前記右傘歯車と大型傘歯車とが噛み合い、前記ノブを回転させ、前記スイッチ板を開け、前記大型傘歯車を回転連動させることを特徴とする請求項1に記載の多機能の筆袋。
【請求項5】
前記従動機構は前記スライドブロックを含み、前記スライドブロックと前記切替溝の上端壁とがスライドできるように係合し接続され、前記スライドブロックの左端面にはロングロープが設けられ、前記ロングロープのもう一端と前記引掛りブロックとが接続され、前記スライドブロックの上端にはボタンが設けられ、前記スライドブロックの下端にはスライド機が回転できるように係合し接続され、前記スライド機の中には貫通軸がスライドできるように係合し接続され、前記スライド機の中にはリミット溝が設けられ、前記リミット溝の中には前記貫通軸と固定的に接続されたリミットブロックがスライドできるように係合し接続され、前記リミットブロックと前記リミット溝の上端壁との間にはリミットバネが接続され、前記外歯車が前記スライド機と固定的に接続され、かつ前記モーター歯車と噛み合うことができ、前記貫通軸と前記切替溝の下端壁、前記底溝の上下端壁とが回転できるように係合し接続され、前記貫通軸の下端には貫通プーリーが設けられ、前記貫通プーリーと前記親ねじプーリーとの間には接続ベルトが接続され、前記外歯車が前記モーター歯車と噛み合う時、前記親ねじプーリーを回転連動させることを特徴とする請求項1に記載の多機能の筆袋。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は生活用品技術分野を取り上げて、具体的には多機能の筆袋である。
【背景技術】
【0002】
現在では、芸術学生の増えにより、カラー鉛筆画も芸術の一種になり、伝統的なペンケースはカラー鉛筆に対し、収納が不便であり、必要な色の鉛筆を探すことにも大量な時間が消耗され、また、鉛筆が長時間に使った後に鉛筆を削ることができなく、長時間にかける絵書きに不便である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】中国特許出願公開第102328540号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は多機能の筆袋を提供し、それは上記の現在の技術中の問題を解決できる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の多機能の筆袋は、筆袋本体を含み、前記筆袋本体の中には底溝が設けられ、前記底溝の上端には切替溝が設けられ、前記切替溝の上端には刃溝が設けられ、前記刃溝の中には削り装置が設けられ、前記削り装置は鉛筆削りを含み、前記削り装置の回転によって鉛筆を鋭く削り、前記削り装置は駆動機構も含み、前記底溝の上端壁には作業チャンバが設けられ、前記作業チャンバの中には保存装置が設けられ、前記保存装置は鉛筆保存溝を含み、前記鉛筆保存溝は合わせて十二個設けられ、前記保存装置の中に違う色の鉛筆を固定することができ、前記保存装置には固定機構も設けられ、前記鉛筆保存溝の回転によって鉛筆を取り付け、前記作業チャンバの右端壁にはスイッチ溝が設けられ、前記スイッチ溝の下端壁には引掛りブロック溝が設けられ、前記引掛りブロック溝の右端壁にはロープ溝が設けられ、前記スイッチ溝の下端には噛合溝が設けられ、前記噛合溝の中には回転装置が設けられ、前記回転装置は回転軸を含み、前記回転装置が前記回転軸によって下に移動し、回転装置を固定機構と連結させ、保存装置を回転連動させ、前記回転装置の中には接続機構も設けられ、前記切替溝の中には昇降装置が設けられ、前記昇降装置は外歯車を含み、前記昇降装置が保存装置の上下移動をコントロールし、前記昇降装置の中には従動機構も設けられる。
【0006】
優選的には、前記削り装置の中の前記駆動機構はモーターを含み、前記モーターが前記底溝の下端壁に固定的に接続され、前記モーターの上端にはモーター軸が動力が伝達できるように接続され、前記モーター軸と前記底溝の上下端壁、前記切替溝の上下端壁、前記ロープ溝の上下端壁及び前記刃溝の下端壁とが回転できるように係合し接続され、前記モーター軸の下端にはモーター傘歯車が設置され、前記モーター軸の中端にはモーター歯車が設置され、前記モーター軸の上端と前記鉛筆削りとが固定的に接続され、鉛筆を前記鉛筆削りの中に入れ、前記モーターが作動され、前記鉛筆削りを回転連動させ、鉛筆を鋭く削る。
【0007】
優選的には、前記保存装置の中の前記固定機構は長親ねじを含み、前記長親ねじが前記底溝の下端壁に回転できるように係合し接続され、前記長親ねじの下端には親ねじプーリーが設けられ、前記長親ねじの上端には移動板がねじ山によって係合し接続され、前記移動板の前端面には厚プーリー軸が上下対称に二つ設けられ、また前記厚プーリー軸がそれぞれ前記移動板と回転できるように接続され、前記厚プーリー軸の前端には厚プーリーが設けられ、二つの前記厚プーリーの間には厚ベルトが接続され、前記鉛筆保存溝が前記厚ベルトに取り付けられ、下端の前記厚プーリー軸の中端には回転傘歯車が設けられ、前記移動板の前端面には支え板も設けられ、前記支え板の上端にはショート軸が回転できるように係合し接続され、前記ショート軸の上端には前記回転傘歯車と噛み合う上傘歯車が設けられ、前記親ねじプーリーが回転して前記厚ベルトを回転連動させる。
【0008】
前記回転装置の中の前記接続機構は貫通親ねじを含み、前記貫通親ねじと前記スイッチ溝の上下端壁、前記ロープ溝の上下端壁及び前記噛合溝の上端壁とが回転できるように係合し接続され、前記貫通親ねじの上端にはノブも設けられ、前記貫通親ねじの中端にはロープ輪が設けられ、前記スイッチ溝の中にはスイッチ板がスライドできるように係合し接続され、前記スイッチ板と前記ロープ輪との間にはショートロープが接続され、前記ショートロープの下端には引掛りブロックが設けられ、前記引掛りブロックと前記引掛りブロック溝との間には引掛りブロックバネが接続され、前記貫通親ねじの下端には親ねじスリーブが設けられ、前記親ねじスリーブの左端には前記噛合溝の左端壁とスライドできるように係合し接続された固定ブロックが設けられ、前記親ねじスリーブの下端が前記回転軸と回転できるように係合し接続され、前記回転軸の下端には回転傘歯車が設けられ、前記噛合溝の左右端壁のそれぞれには、連動軸が対称的に回転できるように係合し接続され、前記連動軸のうち前記噛合溝に近接する一端には回転傘歯車とそれぞれ噛合できる左傘歯車が設けられ、前記噛合溝から離れている一端には右傘歯車が設けられ、左端の前記右傘歯車と大型傘歯車とが噛み合い、前記ノブを回転させ、前記スイッチ板を開け、前記大型傘歯車を回転連動させる。
【0009】
前記従動機構は前記スライドブロックを含み、前記スライドブロックと前記切替溝の上端壁とがスライドできるように係合し接続され、前記スライドブロックの左端面にはロングロープが設けられ、前記ロングロープのもう一端と前記引掛りブロックとが接続され、前記スライドブロックの上端にはボタンが設けられ、前記スライドブロックの下端にはスライド機が回転できるように係合し接続され、前記スライド機の中には貫通軸がスライドできるように係合し接続され、前記スライド機の中にはリミット溝が設けられ、前記リミット溝の中には前記貫通軸と固定的に接続されたリミットブロックがスライドできるように係合し接続され、前記リミットブロックと前記リミット溝の上端壁との間にはリミットバネが接続され、前記外歯車が前記スライド機と固定的に接続され、かつ前記モーター歯車と噛み合うことができ、前記貫通軸と前記切替溝の下端壁、前記底溝の上下端壁とが回転できるように係合し接続され、前記貫通軸の下端には貫通プーリーが設けられ、前記貫通プーリーと前記親ねじプーリーとの間には接続ベルトが接続され、前記外歯車が前記モーター歯車と噛み合う時、前記親ねじプーリーを回転連動させる。
【発明の効果】
【0010】
本発明の有益効果は:本装置は違う色の鉛筆を固定することができ、同時に次回に使用する時には速く使いたい鉛筆を探すことができ、鉛筆を削る必要がある時は、自動で鉛筆を削ることができ、時間と力を節約でき、本装置は機械の伝動係合により、ミスがでる可能性を減り、同時に一つのモーターを使って多機能を実現し、装置のコストとエネルギーのコストを下げる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
本発明の実施例また既存の技術の中の技術方案をもっとはっきり説明するため、下記に実施例また既存の技術の説明の中に使用する必要がある附図に簡単な紹介を行って、一目でわかることは下記の説明の中の附図はただ本発明のいくつかの実施例で、本領域の普通技術者にとって、創造的な労働を払わないことを前提に、これらの附図に基づいてそのほかの附図を得ることができる。
【0012】
図1図1は本発明の多機能の筆袋の全体断面の正面構成略図である。
図2図2図1のA−Aの断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
本発明書に開示した全ての特徴、或いは開示した全ての方法、過程中のステップは、互いに排斥する特徴或いはステップ以外に、いかなる方式で組み合わせることができる。
【0014】
本発明書に開示した全ての特徴は、特別な叙述がない限り、そのほかの同等或いは類似する目的を持つ代替特徴に取り替えられる。つまり特別な叙述がない限り、全ての特徴はただ一連の同等或いは類似する特徴の中の一つの例だけである。
【0015】
以下に図1−2を交えて本発明について詳しく説明し、便利に叙述するため、現在は後文に出る方位を下記の通りに規定する:後文に出る上下左右前後方向は図1本体の投影関係の上下左右前後方向と一致する。
【0016】
図1−2を参照し、本発明の多機能の筆袋は、筆袋本体100を含み、前記筆袋本体100の中には底溝43が設けられ、前記底溝43の上端には切替溝47が設けられ、前記切替溝47の上端には刃溝60が設けられ、前記刃溝60の中には削り装置101が設けられ、前記削り装置101は鉛筆削り59を含み、前記削り装置101の回転によって鉛筆を鋭く削り、前記削り装置101は駆動機構105も含み、前記底溝43の上端壁には作業チャンバ30が設けられ、前記作業チャンバ30の中には保存装置102が設けられ、前記保存装置102は鉛筆保存溝70を含み、前記鉛筆保存溝70は合わせて十二個設けられ、前記保存装置102の中に違う色の鉛筆を固定することができ、前記保存装置102には固定機構106も設けられ、前記鉛筆保存溝70の回転によって鉛筆を取り付け、前記作業チャンバ30の右端壁にはスイッチ溝65が設けられ、前記スイッチ溝65の下端壁には引掛りブロック溝67が設けられ、前記引掛りブロック溝67の右端壁にはロープ溝55が設けられ、前記スイッチ溝65の下端には噛合溝35が設けられ、前記噛合溝35の中には回転装置103が設けられ、前記回転装置103は回転軸37を含み、前記回転装置103が前記回転軸37によって下に移動し、回転装置103を固定機構106と連結させ、保存装置102を回転連動させ、前記回転装置103の中には接続機構107も設けられ、前記切替溝47の中には昇降装置104が設けられ、前記昇降装置104は外歯車48を含み、前記昇降装置104が保存装置102の上下移動をコントロールし、前記昇降装置104の中には従動機構108も設けられる。
【0017】
前記削り装置101の中の前記駆動機構105はモーター41を含み、前記モーター41が前記底溝43の下端壁に固定的に接続され、前記モーター41の上端にはモーター軸54が動力が伝達できるように接続され、前記モーター軸54と前記底溝43の上下端壁、前記切替溝47の上下端壁、前記ロープ溝55の上下端壁及び前記刃溝60の下端壁とが回転できるように係合し接続され、前記モーター軸54の下端にはモーター傘歯車44が設置され、前記モーター軸54の中端にはモーター歯車45が設置され、前記モーター軸54の上端と前記鉛筆削り59とが固定的に接続され、鉛筆を前記鉛筆削り59の中に入れ、前記モーター41が作動され、前記鉛筆削り59を回転連動させ、鉛筆を鋭く削る。
【0018】
前記保存装置102の中の前記固定機構106は長親ねじ33を含み、前記長親ねじ33が前記底溝43の下端壁に回転できるように係合し接続され、前記長親ねじ33の下端には親ねじプーリー34が設けられ、前記長親ねじ33の上端には移動板24がねじ山によって係合し接続され、前記移動板24の前端面には厚プーリー軸23が上下対称に二つ設けられ、また前記厚プーリー軸23がそれぞれ前記移動板24と回転できるように接続され、前記厚プーリー軸23の前端には厚プーリー22が設けられ、二つの前記厚プーリー22の間には厚ベルト21が接続され、前記鉛筆保存溝70が前記厚ベルト21に取り付けられ、下端の前記厚プーリー軸23の中端には回転傘歯車72が設けられ、前記移動板24の前端面には支え板32も設けられ、前記支え板32の上端にはショート軸73が回転できるように係合し接続され、前記ショート軸73の上端には前記回転傘歯車72と噛み合う上傘歯車71が設けられ、前記親ねじプーリー34が回転して前記厚ベルト21を回転連動させる。
【0019】
前記回転装置103の中の前記接続機構107は貫通親ねじ56を含み、前記貫通親ねじ56と前記スイッチ溝65の上下端壁、前記ロープ溝55の上下端壁及び前記噛合溝35の上端壁とが回転できるように係合し接続され、前記貫通親ねじ56の上端にはノブ64も設けられ、前記貫通親ねじ56の中端にはロープ輪63が設けられ、前記スイッチ溝65の中にはスイッチ板69がスライドできるように係合し接続され、前記スイッチ板69と前記ロープ輪63との間にはショートロープ66が接続され、前記ショートロープ66の下端には引掛りブロック68が設けられ、前記引掛りブロック68と前記引掛りブロック溝67との間には引掛りブロックバネ74が接続され、前記貫通親ねじ56の下端には親ねじスリーブ25が設けられ、前記親ねじスリーブ25の左端には前記噛合溝35の左端壁とスライドできるように係合し接続された固定ブロック26が設けられ、前記親ねじスリーブ25の下端が前記回転軸37と回転できるように係合し接続され、前記回転軸37の下端には回転傘歯車36が設けられ、前記噛合溝35の左右端壁のそれぞれには、連動軸39が対称的に回転できるように係合し接続され、前記連動軸39のうち前記噛合溝35に近接する一端には回転傘歯車36とそれぞれ噛合できる左傘歯車38が設けられ、、前記噛合溝35から離れている一端には右傘歯車40が設けられ、左端の前記右傘歯車40と大型傘歯車31とが噛み合い、前記ノブ64を回転させ、前記スイッチ板69を開け、前記大型傘歯車31を回転連動させる。
【0020】
前記従動機構108は前記スライドブロック57を含み、前記スライドブロック57と前記切替溝47の上端壁とがスライドできるように係合し接続され、前記スライドブロック57の左端面にはロングロープ62が設けられ、前記ロングロープ62のもう一端と前記引掛りブロック68とが接続され、前記スライドブロック57の上端にはボタン58が設けられ、前記スライドブロック57の下端にはスライド機53が回転できるように係合し接続され、前記スライド機53の中には貫通軸46がスライドできるように係合し接続され、前記スライド機53の中にはリミット溝51が設けられ、前記リミット溝51の中には前記貫通軸46と固定的に接続されたリミットブロック49がスライドできるように係合し接続され、前記リミットブロック49と前記リミット溝51の上端壁との間にはリミットバネ52が接続され、前記外歯車48が前記スライド機53と固定的に接続され、かつ前記モーター歯車45と噛み合うことができ、前記貫通軸46と前記切替溝47の下端壁、前記底溝43の上下端壁とが回転できるように係合し接続され、前記貫通軸46の下端には貫通プーリー42が設けられ、前記貫通プーリー42と前記親ねじプーリー34との間には接続ベルト75が接続され、前記外歯車48が前記モーター歯車45と噛み合う時、前記親ねじプーリー34を回転連動させる。
【0021】
使用する時、鉛筆を入れる時に、ノブ64を回し、スイッチ板69を右に引き、親ねじスリーブ25と回転軸37が下に移動し、回転傘歯車36と二つの左傘歯車38とが噛み合い、そしてモーター41を作動させ、モーター軸54、右傘歯車40、連動軸39、左傘歯車38、回転傘歯車36、大型傘歯車31、ショート軸73、回転傘歯車72、厚プーリー軸23、厚プーリー22の回転により、厚ベルト21を回転連動させ、空いた鉛筆保存溝70が一番上端に位置する時に鉛筆を入れ、鉛筆全体を取って使う必要がある時に、ボタン58を押し、スライドブロック57とスライド機53を下に移動させ、引掛りブロック68を右に移動させ、スイッチ板69が右に移動し、外歯車48とモーター歯車45が噛み合い、そしてモーター41を作動させ、モーター41が外歯車48、貫通軸46、貫通プーリー42、親ねじプーリー34、長親ねじ33を回転連動させ、移動板24が作業チャンバ30から伸び、鉛筆を削る必要になった時には、鉛筆を鉛筆削り59の中に入れ、モーター41を作動させ、モーター軸54と鉛筆削り59を回転連動させ、鉛筆を鋭く削る。
本発明の有益効果は:本装置は違う色の鉛筆を固定することができ、同時に次回に使用する時には速く使いたい鉛筆を探すことができ、鉛筆を削る必要がある時は、自動で鉛筆を削ることができ、時間と力を節約でき、本装置は機械の伝動係合により、ミスがでる可能性を減り、同時に一つのモーターを使って多機能を実現し、装置のコストとエネルギーのコストを下げる。
以上に述べたのはただ本発明の具体的な実施方式で、しかし本発明の保護範囲はここに限らないである。全部の創造的な労働を通じなく思いついた変化と取替は本発明の保護範囲にカバーされる。だから本発明の保護範囲は権利要求書が限定される保護範囲を標準とする。
【要約】
【課題】本発明は多機能の筆袋を開示した。
【解決手段】筆袋本体を含み、前記筆袋本体の中には底溝が設けられ、前記底溝の上端には切替溝が設けられ、前記切替溝の上端には刃溝が設けられ、前記刃溝の中には削り装置が設けられ、前記削り装置は鉛筆削りを含み、前記削り装置の回転によって鉛筆を鋭く削り、前記削り装置は駆動機構も含み、前記底溝の上端壁には作業チャンバが設けられ、前記作業チャンバの中には保存装置が設けられ、前記保存装置は鉛筆保存溝を含み、前記鉛筆保存溝は合わせて十二個設けられ、前記保存装置の中に違う色の鉛筆を固定することができ、前記保存装置には固定機構も設けられる。
【選択図】図1
図1
図2