特許第6607704号(P6607704)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6607704
(24)【登録日】2019年11月1日
(45)【発行日】2019年11月20日
(54)【発明の名称】フットコントローラ
(51)【国際特許分類】
   A61C 19/00 20060101AFI20191111BHJP
   A61C 1/04 20060101ALI20191111BHJP
【FI】
   A61C19/00 B
   A61C19/00 E
   A61C1/04
【請求項の数】4
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2015-109195(P2015-109195)
(22)【出願日】2015年5月28日
(65)【公開番号】特開2016-220854(P2016-220854A)
(43)【公開日】2016年12月28日
【審査請求日】2018年3月22日
(73)【特許権者】
【識別番号】000108672
【氏名又は名称】タカラベルモント株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100082669
【弁理士】
【氏名又は名称】福田 賢三
(74)【代理人】
【識別番号】100095337
【弁理士】
【氏名又は名称】福田 伸一
(74)【代理人】
【識別番号】100095061
【弁理士】
【氏名又は名称】加藤 恭介
(72)【発明者】
【氏名】大西 重範
(72)【発明者】
【氏名】大西 隆治
(72)【発明者】
【氏名】木村 克也
【審査官】 和田 将彦
(56)【参考文献】
【文献】 特表2013−541348(JP,A)
【文献】 特開2006−198046(JP,A)
【文献】 特開平10−208577(JP,A)
【文献】 特開2004−130005(JP,A)
【文献】 特開2005−230466(JP,A)
【文献】 特開2012−080979(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61C 19/00
A61C 1/04
H01H 13/16
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
操作部が踏み込まれる操作を検知する第一検知装置と第二検知装置とが反応することで歯科用インスツルメントを稼働させるものであり、
前記操作部に、
操作者によって踏み込まれる踏込み部と、
前記踏込み部が踏み込まれて傾倒する前記操作部の軸である支点部と、
この支点部に対して前記踏込み部と反対側の端である先端部と、が備えられ、
前記支点部と、当該支点部に対して前記踏込み部と反対側に形成された作用部との間で、前記作用部よりも前記支点部に近い側の上方前記第一検知装置が配置され、
前記先端部が作用する位置に前記第二検知装置が配置され、
前記操作部の踏み込みの有無が、前記第二検知装置によって検知され、
前記操作部の踏み込み量が、前記第一検知装置によって検知される、
ことを特徴とするフットコントローラ。
【請求項2】
前記先端部の下方に前記第二検知装置が配置され、
前記第二検知装置から前記先端部が離れることで、前記操作部が踏み込まれる操作が検知される、
ことを特徴とする請求項1に記載されたフットコントローラ。
【請求項3】
前記先端部が、前記踏込み部から前記支点部に向かう延長線上よりも高く形成された、
ことを特徴とする請求項2に記載されたフットコントローラ。
【請求項4】
前記第一検知装置、前記第二検知装置および前記支点部が、同一の筐体に覆われ、
前記筐体の上面のうち、手前側が下方に傾斜した、
ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載されたフットコントローラ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば歯科治療で用いられるインスツルメントなどを制御するフットコントローラに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、歯科治療では、例えば、エアータービン、マイクロモーター、マルチシリンジなど、種々のインスツルメントが用いられており、このインスツルメントやその関連機器は、誤動作を防ぐための制御装置が備えられている。そのような制御装置として、例えば、下記特許文献1に記載された医療用治療台装置の制御方式がある。
【0003】
この医療用治療台装置の制御方式によれば、治療台の昇降を停止する緊急停止スイッチが備えられ、この緊急停止スイッチがインスツルメントに連動している。そのため、インスツルメントの稼働中は、誤って治療台を昇降させようとした場合であっても、緊急停止スイッチが連動し、治療台が昇降しない。
【0004】
他にも、インスツルメントの制御に用いられるフットコントローラに、誤動作を防ぐための制御装置を備えることも考えられる。ここで、フットコントローラは、医師の足元に配置され、医師が足で操作することでインスツルメントを稼働させ、またはドリルの回転数を制御するものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開昭62−16764号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
フットコントローラは、例えば無線式の場合、ノイズの影響を受けて誤動作する場合がある。すなわち、稼働中にインスツルメントが停止する場合や、停止中に稼働する場合などがある。また、回路によっては、経年変化などによる断線によってインスツルメントが稼働し続ける場合がある。
【0007】
本発明は、上記の実情に鑑みて提案されたものである。すなわち、誤動作を回避して安全性を高めることができるフットコントローラの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、本発明に係るフットコントローラは、操作部が操作されたことを検知する第一検知装置と第二検知装置とが反応することで歯科用インスツルメントを稼働させる、ことを特徴とする。
【0009】
本発明に係るフットコントローラは、前記操作部に、操作者によって踏み込まれる踏込み部と、前記踏込み部が踏み込まれて傾倒する前記操作部の軸である支点部と、この支点部に対して前記踏込み部と反対側の端である先端部と、が備えられ、前記先端部が作用する位置に前記第二検知装置が配置された、ことを特徴とする。
【0010】
本発明に係るフットコントローラは、前記操作部が、踏み込む動作である垂直動作と、踏み込む方向と交差する方向への動作である水平動作と、から操作され、前記先端部が、前記水平動作の可動範囲の全域において前記第二検知装置と対面する大きさに形成された、ことを特徴とする。
【0011】
本発明に係るフットコントローラは、前記第一検知装置と前記第二検知装置とが同一の筐体に備えられた、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
本発明に係るフットコントローラは上記した構成である。この構成により、歯科用インスツルメントは、一方の検知装置のみが反応しても稼働せず、両方の検知装置が反応したときに稼働する。したがって、誤動作を回避して安全性を高めることができる。
【0013】
本発明に係るフットコントローラは、操作部に、操作者によって踏み込まれる踏込み部と、踏込み部が踏み込まれて傾倒する操作部の軸である支点部と、この支点部に対して踏込み部と反対側の端である先端部と、が備えられ、先端部が作用する位置に第二検知装置が配置されている。この構成により、操作部の可動範囲の中で、支点部から離れた先端部の可動域が大きくなるため、確実に第二検知装置に作用する。したがって、誤動作を回避し、安全性をさらに高めることができる。
【0014】
本発明に係るフットコントローラは、操作部が、踏み込む動作である垂直動作と、踏み込む方向と交差する方向への動作である水平動作と、から操作される。この構成により、例えば、垂直動作による制御と、水平動作による制御とで、個々の制御が可能となる。したがって、例えば、水平動作によって、マイクロモーターの回転速度を選択するなど、歯科用インスツルメントの出力状態の上限を設定し、この設定した範囲において、垂直動作によって歯科用インスツルメントを駆動させる、もしくは停止させることができる。
【0015】
また、先端部が、水平動作の可動範囲の全域において第二検知装置と対面する大きさに形成されている。この構成により、水平動作の可動範囲のうち、どのような位置で垂直動作の操作がされた場合であっても第二検知装置に作用させることができる。
【0016】
本発明に係るフットコントローラは、第一検知装置と第二検知装置とが同一の筐体に備えられている。したがって、関連機器の設計を変更せずに既存の関連機器に対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】本発明の実施形態に係るフットコントローラが示され、(a)が上方から視した外観上面斜視図であり、(b)が内部構造を上方から視した上面構造図であり、(c)が内部構造を奥側から視した奥側構造図である。
図2】本発明の実施形態に係るフットコントローラの中央部の断面が示され、(a)が操作部が踏み込まれる前の状態の断面図であり、(b)が垂直動作によって操作部が踏み込まれた状態の断面図である。
図3】本発明の実施形態に係るフットコントローラの操作部が垂直動作によって踏み込まれた状態が示され、(a)が内部構造を上方から視した上面構造図であり、(b)が内部構造を奥側から視した奥側構造図である。
図4】本発明の実施形態に係るフットコントローラの操作部が水平動作によってスライドされて一方の端に配置された状態が示され、(a)が上方から視した外観上面斜視図であり、(b)が内部構造を上方から視した上面構造図であり、(c)が内部構造を奥側から視した奥側構造図である。
図5】本発明の実施形態に係るフットコントローラの操作部が水平動作によってスライドされて他方の端に配置された状態が示され、(a)が上方から視した外観上面斜視図であり、(b)が内部構造を上方から視した上面構造図であり、(c)が内部構造を奥側から視した奥側構造図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下に、本発明の実施形態に係るフットコントローラを図面に基づいて説明する。図1は、本発明の実施形態に係るフットコントローラ10が示され、図2はフットコントローラ10の断面が示されている。図3は、本発明の実施形態に係るフットコントローラ10の操作部11が踏み込まれた状態が示され、図4および図5は、踏み込む方向と交差する方向に操作部11がスライドした状態が示されている。なお、以下の説明では、図1を基準として、同図(a)において厚みを上下方向(垂直方向)とし、同図(b)において下を手前側、上を奥側、側方を左右(水平方向)とする。
【0019】
図1(a)に示されているとおり、本実形態に係るフットコントローラ10は、平坦なベース部材1と、歯科用インスツルメント(図示省略)を稼働させる操作部11と、この操作部11の奥側を覆ってベース部材1に取り付けられたカバー部材2と、このカバー部材2に取り付けられた持ち手部材3とが備えられている。図1(b)に示されているとおり、カバー部材2が外されたベース部材1は、操作部11が操作されたことを検知する第一検知装置20および第二検知装置21が取り付けられ、各検知装置20,21が回路基板に組み込まれている。
【0020】
図1および図2に示されているとおり、操作部11は、手前側から奥側に至って長手に形成された平坦な板状の部材である。操作部11は、いわゆるペダル式であり、操作者(図示省略)によって踏み込まれる踏込み部12と、この踏込み部12が踏み込まれて傾倒する際の軸である支点部13と、この支点部13に対して踏込み部12と反対側に形成された作用部14と、この作用部14のうち、支点部13から最も離れた奥側の端である先端部16と、支点部13を支持してベース部材1に対して回転させる主軸部15とから構成されている。踏込み部12は手前側に配置され、カバー部材2から露出してベース部材1と対面している。作用部14は奥側に配置され、支点部13と共にカバー部材2に覆われている。先端部16は上方から視してT字状形成され、操作部11の可動範囲の全域において第二検知装置21と対面する大きさに形成されている。
【0021】
操作部11は、図2および図3に示されているとおり、踏み込む動作である垂直動作(上下方向)と、図4および図5に示されているとおり、踏み込む方向と交差する方向への動作である水平動作(左右方向)とから操作される。すなわち、垂直動作では、操作部11は、踏込み部12が踏み込まれると、支点部13を軸に手前側の踏込み部12が下方に傾倒し、奥側の作用部14が上方に傾倒する。一方、水平動作では、操作部11は、踏込み部12が左右方向に動かされると、主軸部15を軸に回転し、手前側の踏込み部12が右方にスライドすれば奥側の作用部14が左方にスライドし、一方、踏込み部12が左方にスライドすれば作用部14が右方にスライドする。
【0022】
図2に示されているとおり、操作部11は、支点部13と作用部14との間において、支点部13の近傍に遮光部材17が取り付けられている。遮光部材17は、第一検知装置20に作用する遮光部18と、この遮光部18を支持する支持部19とから構成されている。支持部19は、操作部11の下面側に取りつけられると共に、主軸部15に対して上下に移動が可能な構成で主軸部15の中心に挿入されている。遮光部18は操作部11の上面側に突出している。
【0023】
図2に示されているとおり、第一検知装置20は、例えばフォトセンサなどの非接触式センサであり、支点部13と作用部14との間で作用部14よりも支点部13に近い側に配置され、支点部13の上方に配置されている。第一検知装置20の受光部は右方に向けられ(図2における紙面手前側に向けられ)、右方に配置されて左方に向けて発光する発光部(図示省略)からの光4を受光する。これにより、第一検知装置20は、垂直動作における操作部11の踏み込み量や、水平動作における操作部11の変位を検知する。
【0024】
第二検知装置21は、例えばマイクロスイッチなどの接点式センサであり、操作部11の先端部16が作用する位置に配置されている。第二検知装置21は、垂直動作における操作部11の踏込みの有無を検知する。
【0025】
上記のとおり、フットコントローラ10が構成されている。次に、フットコントローラ10の動作を説明する。
【0026】
図1(b)に示されているとおり、操作部11は踏込み部12がベース部材1に対して真っ直ぐな状態で配置されている。この状態では、図1(c)および図2(a)に示されているとおり、操作部11が水平に配置され、遮光部材17によって第一検知装置20の受光部が遮蔽され、同時に、作用部14の先端部16によって第二検知装置21が押されている。
【0027】
この状態で垂直動作による操作がされると、図2(b)および図3に示されているとおり、支点部13を軸として作用部14が上方に傾倒すると共に、遮光部材17が上方に移動し、遮られていた光4が第一検知装置20で検知される。同時に、作用部14の先端部16が第二検知装置21から離れたことが第二検知装置21で検知される。ここで、先端部16では、作用部14の中で可動域が最も大きくなるため、確実に第二検知装置21から離れる。
【0028】
この様に、垂直動作による操作がされ、第一検知装置20のみが反応しても歯科用インスツルメントは稼働せず、各検知装置20,21がいずれも反応すると歯科用インスツルメントが稼働する。
【0029】
次に、垂直動作による操作が解除されて操作部11が元の状態に戻ると、遮光部材17によって第一検知装置20の受光部が遮蔽され、同時に、作用部14の先端部16によって第二検知装置21が押される。ここで、先端部16では、作用部14の中で可動域が最も大きくなるため、確実に第二検知装置21が押される。
【0030】
一方で、水平動作による操作がされると、図4に示されているとおり、主軸部15(図2参照)を軸として踏込み部12が右方にスライドすると共に作用部14が左方にスライドし、操作部11が上下方向に操作されると遮蔽部18で遮蔽されていた光4の光量が変化し、この光量の変化が第一検知装置20で検知される。同時に、作用部14の先端部16は、水平動作の可動範囲の全域において第二検知装置21と対面しているため、作用部14がスライドしてどの位置に配置された場合であっても、第二検知装置21によって先端部16が押される(または第二検知装置21から先端部16が離れる)。なお、図5に示されているとおり、主軸部15を軸として踏込み部12が左方にスライドすると共に作用部14が右方にスライドする場合であっても同様である。
【0031】
この様に、水平動作による操作がされることで、マイクロモーター(図示省略)の回転速度が選択されるなど、歯科用インスツルメントの出力状態が設定される。
【0032】
上記のとおり、フットコントローラ10が構成されている。次に、フットコントローラ10の効果を説明する。
【0033】
本実施形態によれば、第一検知装置20と第二検知装置21が備えられ、検知装置が二重化されている。この構成によれば、垂直動作による操作がされて第一検知装置20のみが反応しても歯科用インスツルメントは稼働せず、各検知装置20,21がいずれも反応すると歯科用インスツルメントが稼働する。したがって、誤動作を回避して安全性を高めることができる。
【0034】
本実施形態によれば、操作部11はいわゆるペダル式であり、操作者(図示省略)によって踏み込まれる踏込み部12と、この踏込み部12が踏み込まれて傾倒する際の軸である支点部13と、この支点部13に対して踏込み部12と反対側に形成された作用部14と、この作用部14のうち、支点部13から最も離れた奥側の端である先端部16とが備えられている。この先端部16が作用する位置に、接点式センサである第二検知装置21が配置されている。この構成により、作用部14の可動範囲の中で、支点部13から最も離れた先端部16の可動域が、最も大きくなるため、先端部16によって確実に第二検知装置21が押され、または先端部16が確実に第二検知装置21から離れる。したがって、誤動作を回避し、安全性をさらに高めることができる。
【0035】
本実施形態によれば、操作部11が、踏み込む動作である垂直動作(上下方向)と、踏み込む方向と交差する方向への動作である水平動作(左右方向)とから操作される。この構成により、水平動作によって、マイクロモーターの回転速度を選択するなど、歯科用インスツルメントの出力状態の上限を設定し、この設定した範囲において、垂直動作によって歯科用インスツルメントを駆動させる、もしくは停止させることができる。
【0036】
本実施形態によれば、先端部16は上方から視してT字状形成され、水平動作の可動範囲の全域において第二検知装置21と対面する大きさに形成されている。この構成により、水平動作の可動範囲のうち、どのような位置で垂直動作の操作がされた場合であっても、第一検知装置20および第二検知装置21に作用する。したがって、垂直動作によって、水平動作の可動範囲の全域において、第一検知装置20および第二検知装置21に作用させることができる。
【0037】
本実施形態によれば、第一検知装置20と第二検知装置21とが同一のベース部材1に備えられている。したがって、関連機器の設計を変更せずに既存の関連機器に対応することができる。
【0038】
本実施形態によれば、第一検知装置20は、支点部13と作用部14との間で作用部14よりも支点部13に近い側に配置されている。すなわち、作用部14の可動範囲の中で、支点部13の近傍の可動域が最も小さいため、第一検知装置20として、検知範囲が狭い(受光部が小さい)小型のセンサを採用することができる。
【0039】
以上、本発明の実施形態を詳述したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。そして本発明は、特許請求の範囲に記載された事項を逸脱することがなければ、種々の設計変更を行うことが可能である。
【符号の説明】
【0040】
1 ベース部材
2 カバー部材
3 持ち手部材
4 光
10 フットコントローラ
11 操作部
12 踏込み部
13 支点部
14 作用部
15 主軸部
16 先端部
17 遮光部材
18 遮光部
19 支持部
20 第一検知装置
21 第二検知装置
図1
図2
図3
図4
図5