(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
上方から見て、前記ノッチ(12)が半円形を有し、前記主凹部(1)が半円形状を有し、前記ノッチ(12)の周囲が前記主凹部(1)の周囲に交差する、請求項5に記載の浮動ユニット。
前記浮動体は、正三角形、直角二等辺三角形、正方形、長方形、又は六角形からなる群から選択される多角形である、請求項1から6までのいずれか一項に記載の浮動ユニット。
前記接触面は複数の溝(2)を備え、前記溝の各々は互いに径方向に等間隔に配置されるように構成される、請求項12から14までのいずれか一項に記載の浮動ユニット。
前記係止が前記主凹部に挿入可能となるように、前記浮動体が、前記上側係合面(200)と前記下側係合面(202)との間に延在する複数の主凹部(1)をさらに備える、請求項12から16までのいずれか一項に記載の浮動ユニット。
多角形状の形態の前記浮動体は、正三角形、直角二等辺三角形、正方形、長方形、又は六角形からなる群から選択されたいずれかの形状ある、請求項12から17までのいずれか一項に記載の浮動ユニット。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図1A】本発明による浮動ユニットの第1の実施例を示す図である。
【
図1B】本発明による浮動ユニットの第1の実施例を示す図である。
【
図1C】本発明による浮動ユニットの第1の実施例を示す図である。
【
図1D】本発明による浮動ユニットの第1の実施例を示す図である。
【
図2A】本発明による浮動ユニットの第2の実施例を示す図である。
【
図2B】本発明による浮動ユニットの第2の実施例を示す図である。
【
図2C】本発明による浮動ユニットの第2の実施例を示す図である。
【
図3A】本発明による浮動ユニットの第3の実施例を示す図である。
【
図3B】本発明による浮動ユニットの第3の実施例を示す図である。
【
図3C】本発明による浮動ユニットの第3の実施例を示す図である。
【
図4A】本発明による浮動ユニットの第4の実施例を示す図である。
【
図4B】本発明による浮動ユニットの第4の実施例を示す図である。
【
図4C】本発明による浮動ユニットの第4の実施例を示す図である。
【
図4D】本発明による浮動ユニットの第4の実施例を示す図である。
【
図5】単一フロア浮動構造を構築するために、
図4A〜4Dによる浮動ユニットを組み立てるプロセスを示す図である。
【
図6A】本発明による浮動ユニットの第5の実施例を示す図である。
【
図6B】本発明による浮動ユニットの第5の実施例を示す図である。
【
図6C】本発明による浮動ユニットの第5の実施例を示す図である。
【
図7】
図6A〜6Cによる浮動ユニットを一緒に組み立てて単一フロア浮動構造を構築するプロセスを示す図である。
【
図8A】本発明による浮動ユニットの第6の実施例を示す図である。
【
図8B】本発明による浮動ユニットの第6の実施例を示す図である。
【
図8C】本発明による浮動ユニットの第6の実施例を示す図である。
【
図9】外部デバイスを有する別の浮動ユニット又は組立体との組み立てを容易にするための、
図4A〜4Dに示す第4の実施例による浮動ユニットの構造を示す図である。
【
図10】水道管、電線管などの外部接続デバイスを有する浮動ユニット又は組立体間の組み立てを容易にする構造と組み合わせて使用される補助浮動ユニットの詳細を示す図である。
【
図11】
図1に示す第1の実施例による浮動ユニットの係合面に係合する要素として機能する係止の主係止接続要素の1つの形態を示す図である。
【
図12】
図2A〜2Cに示す第2の実施例による浮動ユニットの係合面に係合する要素として働く係止の主係止接続要素の別の形態を示す図である。
【
図13A】
図3A〜3Cに示す第3の実施例による浮動ユニットの係合面に係合される要素として役立つ係止の主係止接続要素の別の形態を示す図である。
【
図13B】
図3A〜3Cに示す第3の実施例による浮動ユニットの係合面に係合される要素として役立つ係止の主係止接続要素の別の形態を示す図である。
【
図14A】
図3A〜3Cに示す第3の実施例による浮動ユニットの係合面に係合される要素として役立つ係止の主係止接続要素の別の形態を示す図である。
【
図14B】
図3A〜3Cに示す第3の実施例による浮動ユニットの係合面に係合される要素として役立つ係止の主係止接続要素の別の形態を示す図である。
【
図15A】
図4A〜4Dに示す第4の実施例による浮動ユニットの係合面に係合する要素として機能する係止の主係止接続要素の別の形態を示す図である。
【
図15B】
図4A〜4Dに示す第4の実施例による浮動ユニットの係合面に係合する要素として機能する係止の主係止接続要素の別の形態を示す図である。
【
図16】
図6A〜6Cに示される第5の実施例による浮動ユニットの係合面に係合される要素として働く係止の主係止接続要素の別の形態を示す図である。
【
図17】第7の実施例による浮動ユニットの係合面に係合する要素として役立つ係止の主係止接続要素の別の形態を示す図である。
【
図18】
図17に示される主係止接続要素と共に使用される本発明による浮動ユニットの第7の実施例を示す図である。
【
図19A】
図8A〜8Cに示す第6の実施例による浮動ユニットの係合面に係合する要素として機能する係止の主係止接続要素の別の形態を示す図である。
【
図19B】
図8A〜8Cに示す第6の実施例による浮動ユニットの係合面に係合する要素として機能する係止の主係止接続要素の別の形態を示す図である。
【
図20A】係止ロッド、内側係止挿入要素、係止要素、及び係止挿入要素を含む係止の詳細を示す図である。
【
図20B】係止ロッド、内側係止挿入要素、係止要素、及び係止挿入要素を含む係止の詳細を示す図である。
【
図21A】
図20に示すように係止を組み立てるステップを示す図である。
【
図21B】
図20に示すように係止を組み立てるステップを示す図である。
【
図21C】
図20に示すように係止を組み立てるステップを示す図である。
【
図21D】
図20に示すように係止を組み立てるステップを示す図である。
【
図21E】
図20に示すように係止を組み立てるステップを示す図である。
【
図22】本発明による浮動ユニット及び係止から構築された2フロア浮動構造の例を示す図である。
【
図23】本発明による浮動ユニットを組み立てることによって構築された3フロア浮動構造の第2の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
本発明による浮動ユニットは、中空多面体浮動ユニットの形態であり、好ましくは、高密度ポリエチレン(HDPE)、ポリプロピレン・ランダム・コポリマ(PPR)、ポリエステル、ポリカーボネート、ABSプラスチック、又は類似するプラスチック材料などのプラスチック材料、又は、アルミニウム等の金属、防錆処理を施しためっき鉄等からなる。浮動ユニットは、側面、コーナー部、上面、下面が、全ての側面の長手方向の延び及び上面及び下面の垂直方向の延びのために取り付けられ得る構造を有するように形成される。本発明の実施例は、本発明の詳細な説明の明確な開示のために例示され、拡大図及び追加の図は、本開示を明瞭にするために提供される。
【0013】
一実施例によれば、本発明による浮動ユニットは、浮動構造を構築するための係止によって別の浮動ユニットに取り付けることができ、浮動ユニットは、上から見て中空多角形の形態の浮動体を備える。浮動体は、上面、下面、及び上面及び下面に接続された複数の側面を備える。浮動体の上面及び下面は、多角形浮動体のそれぞれの関連する側にそれぞれ少なくとも1つの上側係合面及び少なくとも1つの下側係合面を含み、上側係合面及び下側係合面のそれぞれは、係止体の係止面に嵌合されるように構成され、浮動体を別の浮動ユニットの浮動体に取り付けることができ、浮動体の上下の係合面は、それぞれ複数のノッチから構成され、それぞれのノッチは浮動体の外向きに傾斜した接触面を有し、使用中に、上部係合面のノッチの対応する接触面と下部係合面のノッチの対応する接触面とが係止の係止面に接触し、浮動ユニットが別の浮動ユニットに取り付けられ得る。
【0014】
本発明の別の実施例によれば、浮動ユニットは、浮動構造を構築するための係止によって別の浮動ユニットに取り付けられ得、浮動ユニットは上から見て中空多角形の形態の浮動体を含む。浮動体は、上面、下面、及び上面及び下面に接続された複数の側面を備える。浮動体の上面及び下面は、多角形浮動体のそれぞれの関連する側にそれぞれ少なくとも1つの上側係合面及び少なくとも1つの下側係合面を含み、上側及び下側係合面はそれぞれ、係止体の係止面に嵌合して浮動体を別の浮動ユニットの浮動体に取り付けられるように構成され、浮動体の上側及び下側係合面はそれぞれ周辺溝10と周辺溝に連通する径方向凹所2を備え、上側係合面200と下側係合面202との接触面が傾斜し、使用中に、対応する周辺溝10、径方向凹部2、及び上側係合面200の及び下側係合面202の接触面が、係止の係止面と接触するので、浮動ユニットが別の浮動ユニットに取り付けられ得る。
【0015】
本発明の別の実施例によれば、浮動構造は、本発明の実施例の1つによる、複数の浮動ユニット、及び複数の係止を備え、各浮動ユニットは、係止によって別の浮動ユニットに取り付けられ、係止ロッドの壁を貫通し係止ロッドの一端に隣接して配置された少なくとも2つの孔を有する中空の円筒形ロッドの形態の係止ロッドと、係止ロッドがぴったりと挿入されるのに適した中央貫通孔を有し浮動ユニットの上側係合面又は下側係合面と係合するように構成された係合面を備えた係止接続要素と、円弧部分の形態で係止ロッドの外側をぴったりと囲み得、それぞれの内側に、一対の係止係合要素が係止ロッドの外側を囲んでいる状態で、係止ロッドの対応する孔にぴったりと挿入するための少なくとも1つのラッチを備えた、一対の係止係合要素と、係止ロッドの外側が一対の係止係合要素によってぴったり囲まれた状態で係止ロッドの端部をはめて覆う、係止挿入要素と、をそれぞれ備え、使用中に、各係止係合要素の先端が対応する係止接続要素に当接して、係止接続要素の係合面が少なくとも2つの浮動ユニットの対応する上側又は下側係合面に一緒に係止され、浮動ユニットを係止して取り付けることができ、浮動構造がそれから構築され得る。
【0016】
本発明の詳細な説明は、添付の図面と関連して、本発明の例示的な実施例の形で以下に与えられ、添付の図面における同様の要素は、同様の参照番号によって識別される。本発明の特定の実施例が図示され説明されたが、本発明を限定することを意図するものではなく、本発明の範囲は添付の特許請求の範囲で定義される。
【0017】
図1A〜
図1Dは、本発明による浮動構造を構築するための係止によって別の浮動ユニットに取り付け得る浮動ユニットの第1の実施例を示す。
【0018】
図1Aによれば、浮動ユニットは、正面図に示されるように、中空の正三角形の形態をした浮動体100を備えており、
図1Dは、下から見た平面図である。浮動体100は、上面101と、下面103(下から見た平面図である
図1D参照)と、上面101及び下面103に接続された3つの側面105とを備える。
【0019】
図1B及び1Cは、コーナー部及び側方エッジ部にそれぞれ位置する係合面を示す。浮動体100には、コーナー部(
図1Bに示す)及び側方エッジ部(
図1Cに示すように、多角形浮動体の各側方エッジ部に少なくとも1つの係合面)に位置する上側係合面200、並びに、下側係合面202(
図1D参照)が設けられる。下側係合面202は同一であり、上側係合面200の鏡像のように見える。
【0020】
各上側及び下側係合面(200及び202)は、係止の係止面に嵌合するように構成され、係止の詳細については後述する。したがって、浮動体は、別の浮動ユニットの浮動体に取り付けられ得る。
【0021】
これらの係合表面は、水平及び垂直方向の両方で外部接続デバイスを有する別の浮動ユニット及び組立体との組み立てを容易にするための表面として機能する。
【0022】
図1Aによれば、浮動本体100の少なくとも1つの側面105に、一定の幅と曲率を有する凹部の形態である主凹部1及び/又は凹所6が設けられ、その長さは側面に沿って上端から底部まで完全に延びる。凹所6は、浮動体の上面101から下面103まで延在している。同様に、浮動体の側面に外向きに延びた凸部の形態で且つ一定の大きさ及び形状を有する少なくとも1つの突起7が、凹所6にぴったりと係合するように設けられてもよい。
【0023】
図1B及び
図1Cによれば、それぞれが一定の幅、長さ及び深さを有し内部に貫通していない少なくとも1つ又は複数の溝2が、主凹部1に隣接する上面及び下面のそれぞれ領域に形成される。主凹部1に隣接する溝2は、上下両面において周期的に離間している。一定の径及び深さを有し内部に貫通していない凹部3が、浮動ユニットの上面及び下面のそれぞれの領域に形成される。凹部3は、楕円形状若しくは他の形状であってもよいし、対応する溝2に連通しており、溝2の凹部3近傍に配置された一端の深さは、溝2の主凹部1近傍に配置された他端よりも浅くて、溝2が主凹部1から凹部3に向かって上方に傾斜する。一定の幅、曲率及び深さを有し内部に貫通していない湾曲溝4が、浮動ユニットの上面及び下面のそれぞれの領域に形成されてよく、湾曲溝4は、対応する既存の凹部3に連通し、湾曲溝4の両端は、正三角柱形状の浮動ユニットの左右両側又は対応する同じ側で終端する。
【0024】
浮動ユニットの両側の少なくとも一方には、一定の幅及び長さを有し側面に沿って上側係合面から下側係合面まで完全に延びる少なくとも1つの凹所6が設けられて、これに取り付ける必要がある別の浮動ユニットの突起7がこの凹所に係合され得る。同様に、正三角柱形状の浮動ユニットの両側の少なくとも一方には、所定の幅及び長さを有し側面に沿って上側係合面と下側係合面とのに完全に延びている少なくとも1つの突起7が設けられて、そこに取り付けられる必要がある別の浮動ユニットの凹所6がこの突出部に係合され得る。
【0025】
図1Bに示すように、中空の正三角柱形状の浮動ユニットの60度コーナー部には、係止のシャフトを挿入させるための、一定の幅を有する凹部の形態の主凹部5又は凹所6が設けられるか、又は、それは、このコーナー部において上側係合面と下側係合面との間に完全に延びる傾斜部であり得る。
【0026】
浮動体の上側係合面200及び下側係合面202は、同一の特徴を有する。各係合面は、表面に延在する溝の形をした周辺溝4、及び斜めに延在し周囲溝4と連通し溝の両壁に隆起を有する複数の径方向溝2を含み、周辺溝4の壁によって係止(図示せず)の移動を防止し得る。この隆起部は、係合面と係止との間に摩擦を生じさせるためのくさび形の傾斜接触面を有してもよい。使用中、周辺溝4及び上側係合面200及び下側係合面202の対応する接触面は、係止(図示せず)の係止面に係合される。したがって、浮動ユニットは、別の浮動ユニットにしっかりと取り付けられ得る。
【0027】
図1B及び
図1Cに示すように、一定の幅、長さ及び深さを有し内部に貫通されない傾斜溝状の溝2が、主凹部5に隣接して配置される浮動ユニットの上面及び下面のそれぞれの領域に形成される。所定の直径及び深さを有し内部に貫通していない凹部3が浮動ユニットの上面及び下面のそれぞれの領域に形成される。凹部3は、楕円形状若しくは他の形状であってもよく、対応する溝4及び傾斜溝2に連通しており、凹部3の近傍に配置される凹部2の一端の深さは、主凹部5の近傍に配置される溝2の他端の深さよりも浅くて、溝2が凹部3に向かって主凹部5から上方に傾斜する。一定の幅、曲率及び深さを有し内部に貫通しない少なくとも1つの湾曲溝4が、浮動ユニットの上面及び下面のそれぞれの領域に形成されてよく、湾曲溝4は凹部3の左右両側に連通し、湾曲溝4の両端部は正三角柱形状の浮動ユニットのそれぞれ隣接する側で終端する。
【0028】
図1Dによれば、中空の正三角柱形状の浮動ユニットは、上述した上面と同一である下面を有するので、繰り返して説明しない。滑り止め面は、接着剤又はネジで浮動ユニットに固定される滑り止め溝パターン(図示せず)、滑り止め被覆層、又は滑り止めシートの形態で、正三角柱形状の浮動ユニットの上に配置されてよい。一定の直径及び深さのある内部に挿通されない少なくとも1つの孔8が、浮動ユニットの上面及び下面に配置されてよく、孔にプラグ(図示せず)の固定を容易にする内部ねじが設けられてよく、孔が一定の距離で離れてよい。孔8は、水、砂、セメントコンクリート等の水と同等以上の密度を有する材料を浮動ユニットに充填するための孔であり、孔が閉塞されて浮動ユニットが必要に応じて水に浸漬される。さらに、孔は、浮動ユニットから液体(水)を排出するために空気を充填するための孔として機能することができ、水中の浮動ユニットが浮き上がれる。さらに、孔8に、雌ねじ又は雌ねじが設けられ得、キャップとして機能する外部ねじプラグ(図示せず)が孔にねじ込められる。
【0029】
図2A〜2Cは、第1の実施例から変更された、本発明による浮動ユニットの第2の実施例を示しており、同じ部分には同じ参照番号が付される。
【0030】
図2A及び
図2Bによれば、外部デバイスの係止接続を容易にする別の構造が示される。浮動ユニットの浮動体は、中空の直角二等辺三角形の形態をとる。浮動ユニット間の組み立てを容易にする構造を有する浮動体は、浮動ユニットの上側及び下側の外部接続デバイスとの組み立てをそれぞれ容易にするための上側係合面200及び下側係合面202を含む。
【0031】
図2Bは、周辺溝10と周辺溝に隣接して位置する隆起部とを含む、浮動ユニットの直角コーナー部の係合面を示しており、径方向に延びる傾斜面を有する少なくとも1つの傾斜溝2が、摩擦を生じる隆起部から形成される。一定の幅を有する凹部形状の主凹部9が、係止を挿入するための直角コーナー部に形成されていてもよいし、上側係合面と下側係合面との間に完全に延びる直角コーナー部で斜面でもよい。一定の幅、長さ及び深さを有し内部に貫通していない少なくとも1つ又は複数の溝2が、主凹部9に隣接する上面及び下面の各領域に形成される。溝2は、主凹所9に隣接し且つ径方向に周期的に間隔をおいて配置されており、この特徴は、上面と下面とで同じである。浮動ユニットの上面及び下面の各領域には、一定の幅、曲率及び深さを有し内部に貫通しない湾曲溝10が設けられ、既存の傾斜溝2に接続され、それぞれの傾斜溝2が、主凹部9に連通する他端部より浅い周辺溝10に連通する一端部の深さを有して、傾斜溝2が主凹部9から周辺溝10に傾斜し、周辺溝4の両端が直角コーナー部のそれぞれ隣接する側で終端する。
【0032】
図2Cは、浮動体の下面を示しており、これは同一であり、上面の鏡像であるように見えるため、繰り返して説明しない。
【0033】
図2Aは、中空の直角二等辺三角柱形状の浮動ユニットの3辺の全てを示しており、浮動体の少なくとも1つの側面には、一定の幅、曲率を有する凹部の形態の主凹部1が設けられ、その長さ側面に沿って上面から下面まで完全に延びる。主凹部1に隣接する上面及び下面の各領域には、周方向溝10及び径方向に離間した複数の傾斜径方向溝2が設けられる。傾斜溝2は主凹部1に連通し周期的に離間する。浮動ユニットを他の浮動ユニットに組み立てる際に、上面及び下面のそれぞれの領域において、周辺溝10は実質的に外側円を形成し、隆起は上方から見て実質的に内側円を形成する。
【0034】
図2によれば、中空の直角二等辺三角柱形状の浮動ユニットの45°コーナー部には、凹部の形態か、又は、コーナー部に沿って上側係合面と下側係合面との間に完全に延びた傾斜部の主凹部11が設けられてよい。主凹部11に隣接する浮動ユニットの上面及び下面の各領域には、内部に貫通していない一定の幅、長さ及び深さを有する傾斜溝2が設けられ主凹面11に上側と下側の両方で連通している。浮動ユニットの上面及び下面の各領域は、所定の幅、曲率、深さを有し内部に貫通しない傾斜溝2に連通する周辺溝10、及び、周辺溝10と連通する一端での深さが主凹部11に連通する他端部よりも浅く傾斜溝2が主凹部11から周辺溝10に上方に傾斜し周辺溝10の両端がコーナー部の隣接するそれぞれの側で終端する傾斜溝2を備える。
【0035】
図2Aによれば、中空の直角二等辺三角柱形状の浮動ユニットの両側の少なくとも一方には、少なくとも1つの係合凹所6、及び、凹所6に対応する大きさの少なくとも1つの係合突起7が設けられて、突起は凹所にぴったりと係合され得る。中空の直角二等辺三角柱形状の浮動ユニットの上面及び下面のそれぞれの領域に、滑り止め溝パターン又は滑り止め層(図示せず)が設けられてよい。浮動ユニットの上面及び下面の各領域には、先の実施例と同じ少なくとも1つの孔8が設けられているので、繰り返し説明しない。
【0036】
図3A〜3Cは、本発明による浮動ユニットの第3の実施例を示しており、同じ部分には同じ参照番号が付され、繰り返し説明しない。
【0037】
図3によれば、外部デバイスの係止接続を容易にするための浮動ユニットの別の構造が示される。浮動ユニットの浮動体は、浮動ユニット間の組み立てを容易にするための構造を有する中空の直角二等辺三角柱の形態であり、外部接続デバイスとの組立体を水平及び垂直の両方向に備える。浮動ユニットの3つの側面の全てに、少なくとも1つの主凹部1又は凹所が一定の幅を有する凹部の形態の凹部が設けられ、その長さが側面の高さに沿って上側係合面から下側係合面まで完全に延びる。主凹部1に隣接して配置された浮動ユニットの上面及び下面のそれぞれの領域には、それぞれ下向きに傾斜した陥凹部の形をしたノッチ12を含む上下の係合面がそれぞれ設けられ、内側に位置するノッチ12の幅は、外側に向かって広がる陥凹部の形態で配置された幅よりも大きい。ノッチ12は
特定の幅と深さを有しているので、拡開傾斜ノッチ12はそれに
ぴったりと係合することが必要なデバイスと係合し得る。
【0038】
図3Aによれば、中空の直角二等辺三角柱形状の浮動ユニットの両側の少なくとも一方には、一定の幅を有する少なくとも1つの係合凹所6が設けられ、その長さが側面に沿って上側係合面から下側係合面に完全に延び、これに取り付けられる必要がある別の浮動ユニットの係合突起7がこの凹所に係合され得る。同様に、中空の直角二等辺三角柱形状の浮動ユニットのいずれかの辺の少なくとも1つには、一定の幅と曲率を有する少なくとも1つの係合突部7が設けられ、その長さは側面に沿って上側係合面と下側係合面との間に完全に延び、これに取り付けられる必要がある別の浮動ユニットの係合凹所6がこの突起に係合され得る。中空の直角二等辺三角柱形状の浮動ユニットの上面及び下面のそれぞれの領域に、滑り止め溝パターン又は滑り止め層(図示せず)が設けられてよい。浮動ユニットの上面及び下面のそれぞれの領域に、少なくとも1つの孔8が設けられ、孔は一定の距離だけ離間していてもよい。孔8は、材料を充填するための孔として機能し、浮動ユニット内に水と同等以上の密度を持たせた後、孔を閉じ、浮動ユニットは必要に応じて水中に沈められる。さらに、孔は、浮動ユニットから液体(水)を排出するために空気を充填するための孔として機能することができるので、水中浮動ユニットが浮き上がれる。
【0039】
図3Bは、係合面における
、特別に設計されたノッチ12を示す拡大図である。
【0040】
図3Cは、浮動ユニットの表面の上面図を示し、下面は上面と同じであり、上面の鏡像のように見える。
【0041】
図4は、本発明による浮動ユニットの第4の実施例を示しており、同じ部分には同じ参照番号が付され、繰り返して説明しない。
【0042】
図4によれば、外部デバイスの係止接続を容易にするための中空の直角二等辺三角柱形状の浮動ユニットの別の構造が示される。浮動ユニットは、浮動ユニットと外部接続デバイスとの組み立てを水平方向及び垂直方向の両方向に容易にするための構造を有する。浮動ユニットの3つの側面の全ての側面の少なくとも一方に、凹部の形態の少なくとも1つの主凹部1又は凹所が設けられてもよく(図示せず)、上側係合面200と下側係合面202との間に延在する。主凹部1に隣接する浮動ユニットの上面及び下面の各領域には、少なくとも1つ又は複数の傾斜溝又は陥凹部14が設けられ、それらが周期的に離間している。拡開傾斜陥凹部14は、一定の幅と深さを有し各エッジ・コーナー部15に向かって広がって傾斜して、エッジ・コーナー部15間の距離が主凹部1に隣接する陥凹部14の幅よりも大きく、エッジ・コーナー部15間の間隔が主凹部1に隣接する陥凹部の間隔よりも急である。また、一定の幅、深さ、曲率及び長さを有し内部に貫通していない湾曲溝4aが、浮動ユニットの上面及び下面のそれぞれの領域に形成されていてもよく、湾曲部が、既存のエッジ・コーナー部15で対応する拡開傾斜陥凹部14と連通するように形成され、湾曲溝4aの両側端部は、対応する同じ側の主凹部の左右両側で終端する。
【0043】
図4Bによれば、中空の直角二等辺三角柱形状の浮動ユニットの直角コーナー部には、一定の幅を有する凹部の形態の少なくとも1つの主凹部9又は凹所が設けられているか、又は、上側係合面と下側係合面との間に完全に延在する直角コーナー部における傾斜部であり得る。主凹部9に隣接する浮動ユニットの上面及び下面の各領域には、少なくとも1つ又は複数の拡幅傾斜陥凹部14が設けられ、周期的に離間している。拡開傾斜陥凹部14は、一定の幅と深さを有しそれぞれのエッジ・コーナー部15に向かって広がって傾斜し、エッジ・コーナー部15間の距離が主凹部9に隣接して位置する拡開傾斜陥凹部14の幅よりも大きくなり、エッジ・コーナー部15間の間隔が主凹部9に隣接して配置される陥凹部14の間隔よりも急である。一定の幅、深さ、湾曲、長さを有し内部に貫通されない湾曲溝4aが浮動ユニットの上面及び下面のそれぞれの領域に形成され、湾曲溝は、既存のエッジ・コーナー部15で対応する拡開傾斜陥凹部14と連通するように形成され、湾曲溝4aの両端は直角コーナー部の隣接する辺のそれぞれで終端される。
【0044】
図4Cによれば、中空の直角二等辺三角柱形状の浮動ユニットの45度コーナー部には、主凹部11又は一定の幅を有する凹部の形態の凹所が設けられてよいし、又は、上側係合面と下側係合面との間に完全に延びるコーナー部の傾斜部を有し得る。主凹部11に隣接して配置された浮動ユニットの上面及び下面のそれぞれの領域には、少なくとも1つの拡開傾斜陥凹部14が設けられる。拡幅傾斜陥凹部14は一定の幅及び深さを有し、それぞれのエッジ・コーナー部15に向かって広がり傾斜して、エッジ・コーナー部15間の距離が主凹部11に隣接する拡幅傾斜陥凹部14の幅よりも大きくなり、エッジ・コーナー部15の間隔は主凹部11に隣接する陥凹部14の間隔よりも急である。一定の幅、深さ、曲率及び長さを有し内部に貫通していない湾曲溝4aが浮動ユニット上面及び下面のそれぞれの領域に形成されてよく、湾曲した溝が、既存のエッジ・コーナー部15で対応する拡幅傾斜陥凹部14と連通するように形成され、湾曲溝4aの両端はコーナー部のそれぞれ隣接する側で終端する。
【0045】
図4Aによれば、中空の直角二等辺三角柱形状の浮動ユニットの両側の少なくとも一方には、所定の幅を有する少なくとも1つの係合凹所6が設けられ、その長さが側面に沿って上側係合面から下側係合面まで完全に延び、これに取り付けられる必要がある別の浮動ユニットの係合突起がこの凹所に係合され得る。同様に、中空の直角二等辺三角柱形状の浮動ユニットの両側の少なくとも一方には、所定の幅と曲率を有する少なくとも1つの係合突起7が設けられ、その長さが側面に沿って上側接合面及び下側接合面の間に完全に延び、これに取り付けられる必要がある別の浮動ユニットの係合凹所6がこの突出部に係合し得る。中空の直角二等辺三角柱形状の浮動ユニットの上面及び下面のそれぞれの領域に、滑り止め溝パターン又は滑り止め層(図示せず)が設けられてよい。また、浮動ユニットの上面及び下面の各領域には、所定の直径及び深さを有し内部に貫通していない少なくとも1つの孔8が設けられ、所定の距離及び間隔を空けて配置される。孔8は、水と同等以上の密度の材料を浮動ユニットに充填するための孔であり、その後、孔を閉塞することにより、浮動ユニットが必要に応じて水中に沈められる。さらに、孔は、浮動ユニットから液体(水)を排出するために空気を充填するための孔として機能することができるので、水中浮動ユニットが浮き上がれる。
【0046】
図5は、
図4による浮動ユニットを組み立てて単一フロア浮動構造を構築するプロセスの例を示す。
【0047】
図5によれば、一方の浮動ユニットの係合突起7と係合凹所6、別の浮動ユニットのそれぞれ係止凹所6と係合突起7が係合し、係止の係止要素36は、対応する上下接合面(200及び202)(図示せず)にぴったりと取り付けられて、浮動ユニットを互いに係止し得る。この組み立て後に形成された外部デバイス設置チャネル300は、浮動構造の中央に位置する実質的に円形の形状をしている。
【0048】
図6は、本発明による浮動ユニットの第5の実施例を示しており、同じ部分には同じ参照番号が付され、繰り返して説明しない。
【0049】
図6によれば、外部デバイスの係止接続を容易にするための中空の六角柱形状の浮動ユニットの別の構造が示される。浮動ユニットは、浮動ユニット間の組み立て及び外部接続デバイスとの組み立てを水平方向及び垂直方向の両方向に容易にするための構造を有する。中空の六角柱形状の浮動ユニットの6つの側面の少なくとも1つに、一定の幅を有する凹部の形態で上側係合面及び下側係合面間に延びる主凹部1、又は凹所が設けられる。主凹部1に隣接して位置する浮動ユニットの上面及び下面のそれぞれの領域に、一定の幅及び深さを有するノッチ16を含む係合面が設けられている。ノッチ16は、部分17に向けて窪み、各コーナー部18に内向きに上方に広げられて、それに係合させる必要のあるデバイスに係合可能な構造を形成する。
【0050】
図6Aによれば、中空の六角柱形状の浮動ユニットの両側の少なくとも一方には、所定の幅を有する少なくとも1つの係合凹所6が設けられ、その長さが側部に沿って上側係合面から下側係合面まで完全に延び、これに取り付けられる必要のある別の浮動ユニットの係合突起がこの凹所に係合され得る。同様に、中空の直角二等辺三角柱形状の浮動ユニットの両側の少なくとも一方には、所定の幅、曲率を有する少なくとも1つの係合突起7が設けられ、その長さが側面に沿って上側係合面から下側係合面間の完全に延び、これに取り付けられる必要のある別の浮動ユニットの係合凹所6がこの突出部に係合し得る。
【0051】
図6Bは、この実施例による六角形浮動ユニットの上側平面図である。
図6Cは、浮動ユニットの係合面の拡大図である。
【0052】
図6Bによれば、中空の六角柱形状の浮動ユニットの上面及び下面のそれぞれの領域に、滑り止め溝パターン(図示せず)が設けられてもよい。浮動ユニットの上面及び下面のそれぞれの領域には、一定の直径及び深さを有し内部に貫通されない少なくとも1つの孔8が設けられ、孔は一定の距離だけ離間していてもよい。孔8は、浮動ユニットに材料を充填するための孔であり、その後、孔が閉じられ必要に応じて浮動ユニットが水中に沈められる。さらに、孔は、浮動ユニットから液体(水)を排出するために空気を充填するための孔として機能することができるので、水中浮動ユニットが浮き上がれる。
【0053】
図7は、
図6による浮動ユニットを組み立てて単一フロア浮動構造を構築するプロセスの例を示す。
【0054】
図8A〜
図8Cは、本発明による浮動ユニットの第6の実施例を示しており、同じ部分には同じ参照番号が付され、繰り返して説明しない。
【0055】
図8によれば、外部デバイスの係止接続を容易にするための中空の直方体形状の浮動ユニットの別の構造が示される。浮動ユニットは、浮動ユニットとの組み立て及び外部接続デバイスとの組み立てを水平方向及び垂直方向の両方向に容易にするための構造を有する。直方体形状の浮動ユニットの各直角コーナー部には、主凹部9、又は直角コーナー部に一定の幅と曲率を有する形態の凹所が設けられていてもよく、又は、上側係合面と下側係合面との間に完全に延在するこのコーナー部での傾斜部であってもよい。主凹部9に隣接する浮動ユニットの上面及び下面の各領域には、主凹部9の湾曲したエッジ部に対応する一定の幅及び長さを有する湾曲した隆起19が設けられ、湾曲隆起19の頂部の高さは上面の高さに達しておらず、湾曲した隆起部の底部も下面の高さに達していない。
【0056】
図8B及び
図8Cによれば、湾曲した隆起19に隣接する係合面200の領域に周辺溝20が設けられる。周辺溝20は一定の幅及び深さを有し、周辺溝20の両端は直角コーナー部のそれぞれの隣接する側で終端する。
【0057】
図8Cによれば、中空の直方体形状の浮動ユニットの4つの側面の少なくとも1つの側面に主凹部1又は凹部の形態の凹所を設け、一定の幅、曲率を有し、その長さが側面の高さに沿って完全に延び、上側が上側表面の隣に位置し、下側もまた下側表面の隣に位置する。主凹部1の上側及び下側の各領域には、主凹部1の隣に位置する湾曲隆起部19が形成される。この湾曲隆起部19は、主凹部1の湾曲エッジ部に対応する幅及び長さを有し、湾曲隆起部19の頂部の高さは上面の高さに達せず、湾曲隆起部の底部の高さも下面の高さに達しない。対応する湾曲稜線19の隣に位置する各領域に、一定の幅と深さを有する周辺溝20が設けられ、その周辺溝20の両端は、浮動ユニットの対応する同じ面で左右側それぞれで終端する。
【0058】
図8によれば、中空の直方体形状の浮動ユニットの両側の少なくとも一方には、一定の幅を有する少なくとも1つの係合凹所6が設けられ、その長さは側部に沿って上側係合面から下側係合部まで完全に延び、これに取り付けられる必要のある別の浮動ユニットの係合突起がこの凹所に係合され得る。同様に、中空の直角二等辺三角柱形状の浮動ユニットの両側の少なくとも一方には、一定の幅と曲率を有する少なくとも1つの係合突起7が設けられ、その長さが側面に沿って上側係合面と下側係合面との間に完全に延び、これに取り付けられる必要のある別の浮動ユニットの係合凹所6がこの突出部に係合し得る。
【0059】
中空の四角柱形状の浮動ユニットの上面及び下面の各領域には滑り止め溝パターンや滑り止め層(図示せず)を設けられてよい。浮動ユニットの上面及び下面のそれぞれの領域には、一定の直径及び深さを有し内部に貫通していない少なくとも1つの孔8も設けられ、孔は一定の距離を離してもよい。孔8は、浮動ユニットに材料を充填するための孔であり、その後、孔が閉じられ、必要に応じて浮動ユニットが水中に沈められる。さらに、孔は、浮動ユニットから液体(水)を排出するために空気を充填するための孔として機能することができるので、水中浮動ユニットが浮き上がれる。
【0060】
図9は、
図4に示す第4の実施例に係る浮動ユニットの他の構造を示しており、他の浮動ユニット又は外部デバイスとの組み立てを容易にするものであり、同じ部品には同じ参照番号が付され、繰り返し説明しない。
【0061】
図9は、別の浮動ユニットとの組み立て、又は、外部デバイスとの組み立てを容易にするための浮動ユニットの構造を示す。
図4に示す第4の実施例に係る浮動ユニットは、前述したように、水平及び垂直方向の、浮動ユニット同士の組み立て、及び、外部接続デバイスとの組み立てを容易にする構造を有する中空の直角二等辺三角柱形状の浮動ユニットである。
【0062】
以下では、ポストやパイプ等の外部デバイスを設置するために使用される汎用チャネルについて説明する。
【0063】
図9によれば、三角形の浮動ユニットの斜辺の領域には、一定の幅と曲率を有する凹部21が設けられ、その長さが三角形の浮動ユニットの斜辺の高さに沿って上側係合面から下側係合面まで完全に延びる。凹部21の左右両側には、所定の曲率及び幅を有する湾曲傾斜肩部22がそれぞれ設けられ、その長さが三角形の浮動ユニットの斜面の高さに沿って上側係合面から下面係合面まで完全に延びる。凹部21の内部には少なくとも1つの凹所23が形成されていてもよく、凹所23は一定の曲率及び幅を有し、その長さは凹部21の長さに沿って完全に延びている。凹部21に隣接する上面及び下面のそれぞれの領域には、それぞれ上面及び下面の停止エッジ部25に向かって上方に拡開した傾斜陥凹部24が設けられる。停止エッジ部25は、一定の曲率、幅及び長さを有し、左右それぞれのエッジ・コーナー部26で終端する。エッジ・コーナー部26間の停止エッジ部25の長さは、凹部21に隣接して位置する陥凹部24の長さよりも長い。拡開傾斜陥凹部24はまた、凹所23の上側及び下側と部分的に交差している。拡開傾斜陥凹部24は、係合され且つ係止される必要がある補助浮動ユニットを係止して、係合するための係止として働く。さらに、下面は上面と同一であり、上面の鏡像のように見える。
【0064】
図10は、浮動ユニット間の組み立て及び水道管、電線管などの外部接続デバイスとの組み立てを容易にするための構造と組み合わせて使用される補助浮動ユニットの詳細を示す。
【0065】
図10によれば、補助浮動ユニット27は、2つの半円筒状片の形態である。半円筒形片27は、中空で、一定の直径、幅及び長さを有し、上側は上面の隣に位置し、下側も下面の隣に位置する。各上面及び下面には、一定の幅、曲率、及び長さを有する翼部28が設けられ、上下両側の左右エッジ・コーナー部29まで延びている。翼部28は、半円筒形片27の外側から突出しているが、翼部28の両エッジ・コーナー部29は、上側と下側の両方の円筒形浮動ユニットの半切り線でエッジ・コーナー部30に至らずに延びる。翼部28を通って延びる翼部の両左右エッジ・コーナー部29は、それぞれ、対応する稜線31において補助浮動ユニット27の外側に向けて傾斜して到達し、両エッジ・コーナー部29は、それぞれ、補助浮動ユニット27の上側と下側部分の外側で左右のエッジ・コーナー部32に向かって傾斜する。各エッジ・コーナー部32は円筒形浮動ユニットの半切り線に到達しない。エッジ・コーナー部29は、上下の左右両側部分において補助浮動ユニット27の上面及び下面のエッジ・コーナー部33まで延在し、エッジ・コーナー部30と一定距離を有するエッジ・コーナー部33との間に隙間が形成される。補助浮動ユニット27の外側には、一定の幅と曲率を有する凸部34が設けられて、その長さが補助浮動ユニット27の側方に沿って全長に延びて、上下部の凸突起が翼部28の中に部分的に延びる。補助浮動部27は、詳細な説明に示されるように、
図9による直角二等辺三角柱形状の浮動ユニットの凹部21に係合されて、同時に、補助浮動ユニット27の翼部根28が、
図9による浮動ユニットの拡開傾斜陥凹部24に嵌合し、
図9による上下両方部分の拡開傾斜陥凹部24の左右エッジ・コーナー部26が、それぞれ補助浮動ユニット27のエッジ・コーナー部30とエッジ・コーナー部33との間に形成された隙間に係止され、
図9に示すように、補助浮動ユニット27の凸状突起34又は凸状楔は、凹部23にそれぞれ嵌め込まれる。
【0066】
浮動ユニットの上面及び下面のそれぞれの領域には、所定の直径及び深さを有し内部に貫通されていない少なくとも1つの孔8が設けられ、孔は所定の距離及び間隔を空けて配置される。孔8は、浮動ユニットに材料を充填するための孔であり、その後、孔が閉じられ、必要に応じて浮動ユニットが水中に沈められる。さらに、孔は、浮動ユニットから液体(水)を排出するために空気を充填するための孔として機能することができるので、水中浮動ユニットが浮き上がれる。
【0067】
半円筒形片27aの平らな内面は、波形にすることができ、又は補強のための補強フィンを有し得る。中空の四角柱形状の浮動ユニットの上面及び下面の各領域には、滑り止め溝パターン(図示せず)を設けてもよい。浮動ユニットの上面及び下面のそれぞれの領域には、孔が所定の距離及び間隔を空けて配置された、所定の直径及び深さを有し内部に貫通されていない少なくとも1つの孔8が設けられる。孔8は浮動ユニットに材料を充填するための孔であり、その後孔が閉じられ必要に応じて浮動ユニットが水中に沈められる。さらに、孔は、浮動ユニットから液体(水)を排出するために空気を充填するための孔として機能することができるので、水中浮動ユニットが浮き上がれる。
【0068】
図11は、係止の主係止接続要素の一形態を示し、
図1に示す第1の実施例の浮動ユニットの係合面に係合する要素として機能し、同一の部分には同一の符号を付し、繰り返して説明しない。
【0069】
図11によれば、主係止シャフト35が上方及び下方から見て示される。主係止シャフト35は、一定の直径及び長さを有する中空の円筒形要素の形態であり、主係止シャフト35の内側の一定の深さに形成された基部36を有する。基部36は、一定の直径を有する孔37を有し内部に貫通し、基部36は、主係止シャフト35の上端と同一面であってもよい。主係止シャフト35の外側には、幅、長さ、高さを有する部分38が設けられ、2つの(又は少なくとも1つの)部分38は、主係止シャフト35の外側に接続され、主係止シャフト35の外側に沿ってある距離を隔てて周期的に離間している。部分38のそれぞれの端部は、主係止シャフト35の上端部に接続され、部分38のそれぞれの端部は、それぞれの部分39に接続される。部分39は、ある直径、幅、及び長さを有する中空の円筒形部分であり、楕円形断面又は他の断面形状を有する部分の形で形成することができ、部分39の上側を閉じ得る。部分39の隣に位置する部分38の高さは、主係止シャフト35の外側に隣接する部分38の高さよりも低く、これにより、主係止シャフト35の上側エッジ部の下側で接続される部分38は部分39に向かって傾斜する。
【0070】
湾曲部分40は、2つの部分39の間に配置され得、湾曲部分40は、一定の幅及び厚さを有し、その長さは2つの部分39の間の距離に対応し、各湾曲部分が2つの部分39に全ての既存の部分39と共に接続されて、部分39が湾曲部分で共に接続されて円環状に形成される。主係止シャフト35は、
図1による浮動ユニットの係合構造のための係止接続要素である。
【0071】
図12は、
図2に示される第2の実施例による浮動ユニットの係合面に係合される要素として役立つ係止の主係止接続要素の別の形態を示しており、同じ部分は同じ参照番号を付し、繰り返して説明しない。
【0072】
図12によれば、下方から見た主係止シャフト41は、一定の直径及び長さを有する中空の円筒形要素の形態であり、主係止シャフト35の内側に一定の深さに形成された基部36を有する。基部36は一定の直径を有し内部に貫通しない孔37を有し、基部36は、主係止シャフト35の上端と同一面になっていてもよい。主係止シャフト35の外側には、それぞれが一定の幅、長さ及び高さを有する部分38が設けられ、2つ(又は少なくとも1つ)の部分38は、主係止シャフト35の外側に接続され、主係止シャフト35の外側に沿って一定距離を隔てて周期的に離間する。部分38の各端は、主係止シャフト35の上側エッジ部に接続され、全ての部分38のそれぞれの他端は、環状の区画部分41に接続され、環状の区画部分41は、一定の深さの基部41bを有する中空環状部の形態であり、一定の深さで基部41bを有する環状の区画部分41を得るために半分に切断され、環状の区画部分は、部分38と同一面である。環状の区画部41の隣に配置された部分38の高さは、主係止シャフト35の隣に配置された部分38の高さよりも低くて、上端下側の主係止シャフト35に連結された部分38が環状の区画部41に向かって傾斜する。環状の区画部41の内部には、環状の区画部41の内側に対応する幅及び長さを有する少なくとも1つ又は複数の部分41aが設けられ、各部分41aは、環状の区画部41の区画の内面に接続される。それぞれの部分38は、対応する溝2内に挿入され、第2の実施例に従って、上側及び下側係合面200、202(
図2)の対応する周辺溝10に嵌合して、係止接続要素が浮動ユニットの係合面に固定される。
【0073】
図13及び
図14は、
図3に示す第3の実施例による浮動ユニットの係合面に係合する要素として機能する係止の主係止接続要素の別の形態を示しており、同じ部分は同じ参照番号を付し、繰り返して説明しない。
【0074】
図13A及び
図13Bによれば、翼型係止シャフト42が、第1の側及び第2の側からそれぞれ見られるように示される。
図14A及び
図14Bによれば、翼型係止シャフト42の他の形態が、それぞれ第1の側及び第2の側について見られるように示される。
【0075】
翼型係止シャフト42は主係止シャフト35を有し、この主係止シャフトは一定の直径及び長さを有する中空の円筒形要素の形態であり、主係止シャフトの内側の所定の深さに基部36が形成される(
図14Aに示すように)。基部36は、
図13Aに示すように、ある直径を有する孔37を内部に貫通しており、基部36は、主係止シャフト35の上側エッジ部と同一面にあってもよい。翼部42が主係止シャフト35の上端から左右のコーナー部44に突出して広げられ、翼部42の左右エッジ部がそれぞれV字に形成され、エッジ部が、翼部42の中間部に配置されるエッジ・コーナー部43から「V」形状の底部に「V」形状の脚部に沿ってそれぞれのコーナー部44まで広がり、コーナー部44(V字形状部分ではない)間の翼幅が、エッジ・コーナー部43(V字状部分)間よりも広く、傾斜エッジ部がコーナー部44から主係止シャフト35の外側に位置するコーナー部45まで形成されて、翼の厚さがコーナー部45からコーナー部43まで形成され、四隅全ての翼42よりも低いところに配置される三角壁が、三角壁の頂点となるコーナー部43、44、45により形成されて、翼型係止シャフト42が得られる。
【0076】
図13Bによれば、片42aは翼部42の下に配置され、
図13Bによる補強片として役立つ。複数の補強片42aはそれぞれ
図14Bに示すように一定の幅と長さを有しており、下から翼部42に接続される。
【0077】
さらに、
図13Bに示す補強片42aは全て、下から翼42に既に取り付けられ、翼型係止シャフト42は、
図3による浮動ユニットの係合構造に関連する係止接続要素として機能する。
【0078】
図15は、
図4に示す第4の実施例による浮動ユニットの係合面に係合する要素として機能する、係止の主係止接続要素の別の形態を上から下に見た図であり、同じ部分が同じ参照番号で参照され、繰り返して説明しない。
【0079】
図15A及び
図15Bは、それぞれ上方及び下方から見た、拡開傾斜係止シャフト50を示す。係止シャフト50は、所定の直径及び長さを有する中空の円筒形の要素の形態である主係止シャフト35、及び主係止シャフト35の内部の所定の深さに形成された基部36を有する。基部36は所定の直径を有し内部に貫通する孔37を有し、基部36は、主係止シャフト35の上端と同一面であってもよい。主係止シャフト35の外側には、それぞれが一定の幅、長さ及び高さを有する部分49が設けられることにより、
図4の拡開傾斜陥凹部14にそれぞれ嵌合可能となっている。部分49の各端部は、主係止シャフト35の上端に接続され、全ての部分のそれぞれの他端49は、部分49と同様に、主係止シャフト35の上端の高さにある環状部分50に接続される。環状部分50は、一定の幅及び厚さを有する環状部分の形態である。環状部50に隣接する部分49の幅は、主係止シャフト35に隣接する部分49の幅よりも大きく、環状部50に隣接する部分49の高さは、主係止シャフト35に隣接する部分49の高さよりも低く、上端下側の主係止シャフト35に接続された部分49が拡径して環状部50に向かって傾斜している。したがって、拡開傾斜係止シャフト50は、
図4による浮動ユニットの係合構造に関連する係止接続要素である。
【0080】
図16は、
図6に示す第5の実施例による浮動ユニットの係合面に係合された要素として働く係止の主係止接続要素の別の形態を示し、同じ部分は同じ参照番号を付して繰り返して説明しない。
【0081】
図16によれば、翼型係止シャフト46が示される。翼型係止シャフト46は、主係止シャフト35を有し、この主係止シャフトは、一定の直径及び長さを有する中空の円筒形要素であり、主係止シャフト35の内側の所定の深さに基部36が形成される。基部36は、一定の直径を有する孔37を有し内部に貫通し、基部36は、主係止シャフト35の上端と同一面でも有り得る。翼部46が、主係止シャフト35の上端高さに、主係止シャフト35の上端の両側から主係止シャフト35の上端と同じ高さに突出して広がって、翼部が、両側のコーナー部47に広がり、コーナー部47間の翼幅は主係止シャフト35の外側に隣接して位置する翼の翼幅よりも大きく、翼の下側は四分球と同様の曲面の形態であり、中空の4分球が主構造体として働く主係止シャフト35に接続され、点48が曲面の最下点であるので、両方の翼部はそれぞれ下方に向けられた曲面を有する。
【0082】
図16によれば、翼部46に補強用の補強片48aを設けることが好ましい。翼部46の補強のために、一定の幅、高さ及び長さを有する少なくとも1つの補強片48aが四角形の内側に配置される。
【0083】
翼型係止シャフト46は、
図7の浮動構造の例のように、
図6の浮動ユニットの係合構造に関連する係止部品である。
【0084】
図17は、
図6に示される第6の実施例による浮動ユニットの係合面に係合される要素として働く係止の主係止接続要素の別の形態を示し、同じ部分は同じ参照番号を付し、繰り返して説明しない。
【0085】
図17によれば、係止接続要素46aは、
図16に示す係止接続要素46と同様の特徴を有する。但し、主構造である主係止シャフト35aは異なり、主係止シャフトは六角形である。その他の部分は同じであるため、繰り返して説明しない。
【0086】
図18は、
図17に示される主係止接続要素と共に使用される、本発明による浮動ユニットの第7の実施例を示す。
【0087】
図18によれば、浮動体の表面101の上平面図が示され、これは
図6Bのものと同様である。しかし、主凹部1aは全体で六角形状の形状をしており、この浮動ユニットを他の浮動ユニットに組み付ける際に、六角形形状となり、係止接続要素46aが中にぴったり係合され得る。
【0088】
図19A及び
図19Bは、
図8に示される第6の実施例による浮動ユニットの係合面に係合された要素として働く、上方及び下方から見た係止の主係止接続要素の別の形態を示し、同一の部分には同一の符号を付し、繰り返して説明しない。
【0089】
係止接続要素36に、その中央に貫通孔37が設けられ、この貫通孔37を介して係止ロッド55を挿入するようになっており、係止接続要素36は、上側係合面200又は浮動ユニットの下側係合面202にぴったり係合され得る係合面を備える。
【0090】
さらに、係止接続要素は、一定の直径を有する中空の円筒形シャフトの形態の主係止シャフト35を有する。主係止シャフト35の内部には、一定の深さに基部36が形成される。基部36には、所定の直径を有し内部に貫通する孔37が設けられ、基部36はまた、主係止シャフト35の湾曲したエッジ部で主係止シャフト35の上端に同一面であり得る。
【0091】
この実施例では、この係止接続要素の係合面は、主係止シャフト35に接続された湾曲リム51、及び、湾曲リム51に隣接して配置された環状陥凹部52を備え、環状陥凹部52は、リム51の高さとほぼ同じ高さに形成されたリム54を有し、リム51は斜めに引き出されて、
図8に示されるように第6の実施例に従った溝20の内面に対応する主係止シャフト35及び浮動体の係合面の隆起19の壁に接続されて、それらはぴったりと係合され得る。
【0092】
図19によれば、係止シャフト52の詳細が示され、係止シャフト52は、主係止シャフト35を有し、主係止シャフトは、一定の直径を有する中空の円筒シャフトの形態であり、基部36が主係止シャフト35の内部の所定の深さに形成される。基部36には、一定の直径を有する孔37が形成され内部に貫通する。主係止シャフト35の上端領域には、湾曲リム51が設けられ、湾曲リム51は、一定の幅及び長さを有し主係止シャフト35の湾曲した上端全体にわたって延びる。環状陥凹部52は、湾曲リム51に隣接して配置され、湾曲リム51に隣接して配置され、環状陥凹部52は、基部53によって得られる一定の深さを有するので、環状陥凹部52の深さは基部53によって決定される。面54は、環状陥凹部52の外側上側エッジ部に形成され、環状陥凹部52の湾曲した上側エッジ部であり、湾曲リム51と同一面にある。環状陥凹部52の内側は、少なくとも1つ又は複数の片51aを備え、片51aは、環状陥凹部52の内側に対応する一定の幅及び長さを有し、片51aは環状の陥凹部52の内面に接続される。
【0093】
図20は、係止ロッド、内側係止挿入要素、係止要素、及び係止挿入要素を含む係止の詳細を示す。
【0094】
図20Aによれば、係止接続要素(
図13による)、係止ロッド55、内側係止挿入要素59、係止要素、及び係止挿入要素が示される。
【0095】
図20によれば、係止ロッド55は、係止ロッド55の壁を貫通する少なくとも2つの孔58を有する中空の円筒形ロッドの形態であり、孔58は、係止ロッド55上に、構造体のフロアの所望の高さに従う高さに配置される。
【0096】
係止接続要素は、係止ロッド55をぴったりと挿入するように構成された中央貫通孔を備え、係止接続要素は、係合面の上側係合面200又は浮動ユニット(図示せず)の下側係合面202に嵌合し得る係合面を備える。
【0097】
図20Bによれば、一対の係止係合要素63が示され、各係止係合要素63は、係止ロッド55の外側をぴったりと囲むことができる円弧状の形状であり、各係止係合要素63の内側には、係止ロッド55の対応する孔58にぴったりと挿入するための少なくとも1つのラッチ65が設けられ、その一対の係止係合要素63は係止ロッド55の外側に囲まれる。
【0098】
係止挿入要素59が、一対の係止係合要素63で囲まれた係止ロッド55の端部に被せられてそれを覆っており、使用中に、各係止係合要素63の端部が対応する係止接続要素36に当接して、係止接続要素63の係合面が2つの浮動ユニットの対応する上側又は下側係合面200又は202に共に係止され、これにより浮動ユニットが係止及び取り付けられ得、
図5及び
図7に一例を示すように、それから浮動構造体が構築され得る。組み立て手順の詳細については後述する。
【0099】
図20によれば、外部係止挿入デバイスである要素55、59、63、及び67が示される。係止ロッド55は、一定の直径を有する円筒状ロッドの形態であり、ロッドに沿って長手方向に延在する貫通孔56を有し、ロッド壁57は一定の厚さを有する。係止ロッド55には、一定の幅及び長さを有し係止ロッド55の長さに沿って周期的に離間した孔58が設けられる。
図20はまた、一定の直径を有する中空円筒シャフトの形態である内部係止挿入要素59を示し、内側の係止挿入要素は、一端から突出した肩部60と、一定の幅と突出距離を有しその長さが係止挿入要素59に沿って長手方向に完全に延びた少なくとも1つの突起61、及び内側に突出する少なくとも1つのボタン62を備える。
【0100】
係止係合要素63はまた、その側部に少なくとも1つの貫通孔66を備える。その係止は、係止ロッド55の孔56にぴったりと被せられて覆う形状とされる係止挿入要素67を備える。係止挿入要素はその係止係合要素63の貫通孔66に挿入するための突起69を有して、互いに締め付けられ得る。
【0101】
係止挿入要素67の突起部69には位置決め用の凹溝70が設けられてもよく、この係止挿入要素59には位置決定用のボタン62が設けられてもよく、使用中に、この係止挿入要素59のボタン62が係止挿入要素67の突起69の凹溝70に嵌合される。
【0102】
図20によれば、係止要素63は、円弧部分の形態であり、円弧部分63の内面は、係止ロッド55の外側にぴったりと係合されるように一定の曲率を有する。係止要素63は一定の厚さと高さを有し、一端に肩部となる円弧部分63の全体に亘って延びる一定幅のフランジ64が設けられ、円弧部63の内面から係止ロッド55の孔58に嵌合するための一定の幅、長さ、厚みを有する少なくとも1つのラッチ65が突設される。係止部材63の壁面にはまた貫通孔66が設けられる。係止要素63は、対になって、係止ロッド55の対の孔58に係止するために使用される。
【0103】
図20によれば、係止挿入要素67が示され、係止挿入要素は、係止ロッド55の直径に等しい一定の直径及び一定の長さを有する円筒形シャフトの形態である。係止挿入要素は貫通孔68を有し、この孔には雌ねじが設けられる。係止挿入要素67の一端は、一定の長さ及び直径を有する他端よりも小さく、係止ロッド55の孔56に挿入できるので、係止挿入要素67は、係止ロッド55の壁57にぴったりと着座する。係止挿入要素67の外側には、係止要素63の壁厚以下の突出長さ、及び係止要素63の貫通孔66に嵌合する適当な大きさ有する少なくとも1つの突起69、及び係止挿入要素59のボタン62に係止するための適当な幅と深さを有する凹溝70が設けられている。
【0104】
図21A〜
図21Eは、
図20に示すように係止を組み立てるステップを示し、同一の部分には同一の符号を付し、繰り返して説明しない。
【0105】
図21によれば、
図13による翼型係止シャフト42上に係止するための、
図20による係止ロッド55の組み立て方法の一例が示される。
【0106】
図21Aによれば、翼型係止シャフト42が示され、係止ロッド55は翼型係止シャフト42の孔37に挿入される。
【0107】
図21Bによれば、係止ロッド55は翼型係止シャフト42の孔37に既に挿入されている。
図21Cによれば、係止挿入要素67は、係止ロッド55の孔56上に置かれる。
図21Dによれば、係止要素63のラッチ65はそれぞれ、係止ロッド55の両方の孔58に挿入される。
【0108】
図21Eによれば、内側係止挿入要素の突起61は、円弧部63間の隙間に挿入された状態で、ボタン62が左右両方の円弧部63の孔66に係止され、それぞれボタン70上に置かれ、係止ロッド55に係止されるために溝70に順に嵌合される。同時に、貫通孔66は、両突部69にそれぞれ係止され、係止挿入要素59の突起61がそれぞれ円弧部63の間の隙間にぴったりと挿入され、ボタン62がそれぞれ係止要素63の孔66にぴったりと挿入されて、係止挿入要素59が両方の係止要素63に係止され、ボタン62がそれぞれ孔66及び溝70に強制的に係止される。
【0109】
いずれにしても、係止ロッド55は、ステンレス鋼などの剛性材料、又はポリエステル、高密度PPEなどのような強固なプラスチックなどで作られて、ロッドが全体の荷重及び構造を支持できる。
【0110】
図22は、本発明による浮動ユニット及び係止から構築された浮動構造の例を示しており、同じ部分には同じ参照番号が付され、繰り返して説明しない。
【0111】
図22は、中空の直角二等辺三角柱形状の浮動ユニット、及び外部接続デバイスの係止接続を容易にするための外部構造を有する中空の半円筒形の補助浮動ユニット27の水平方向の係止接続方法を示す。
【0112】
図22の拡大図によれば、係止挿入要素67はまた、その上側に孔68を備え、この孔68には、外部デバイスを取り付けるための締め付け用の内部ねじが設けられ、例えば、他の構造や金属支柱又は電気導管のような他の補助デバイスを、ネジを用いて取り付けたり接続したり、他の補助デバイスを孔に固定したりし、孔68には雌ネジを設け得る。
【0113】
図23は、前述のように様々な浮動ユニットを取り付けることによって構築された3フロア浮動構造の第2の例を示す。
【0114】
さらに、最低階浮動ユニットの構造は、水と同じかそれ以上の密度の材料で充填し得て、最低階を水中に沈めるので、浮動構造がより安定する。
【0115】
上述したように、本発明に係る浮動ユニットは、浮動構造を構築するための係止によって他の浮動ユニットに取り付け得る浮動ユニットであり、浮動ユニットは、上から見て中空の多角形の形態である浮動体を備える。浮動体は、上面、下面、及び上面及び下面に接続された複数の側面を備える。浮動体の上面及び下面はそれぞれ、多角形浮動体のそれぞれの関連する側にそれぞれ少なくとも1つの上側係合面及び少なくとも1つの下側係合面を備え、上側及び下側係合面はそれぞれ係止の係止面に嵌合するのに適する。したがって、浮動体は、別の浮動体の浮動体に取り付け得る。本発明に係る浮動ユニット及び浮動構造は、シンプルで複雑ではなく、製造コストが低く、各浮動ユニットをネジ止めすることなく係止することができ、浮動ユニットを容易に組み立てることができ、しっかりと一緒に取り付けら得る。
【0116】
本発明は、詳細な説明において記載され、添付の図面に示されるが、本発明の範囲及び目的から逸脱することなく、様々な修正及び変更が行われ得ることは、当業者には明らかであろう。本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲に記載された本発明に従う。しかしながら、本発明の範囲は、特許請求の範囲において特に含まれるだけでなく、特許請求の範囲に記載される本発明の実施例の利用及び同様のものにも含まれる。