特許第6608493号(P6608493)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6608493
(24)【登録日】2019年11月1日
(45)【発行日】2019年11月20日
(54)【発明の名称】コンピュータプログラムおよび端末装置
(51)【国際特許分類】
   A63F 13/79 20140101AFI20191111BHJP
   A63F 13/30 20140101ALI20191111BHJP
   A63F 13/69 20140101ALI20191111BHJP
【FI】
   A63F13/79
   A63F13/30
   A63F13/69
   A63F13/69 510
【請求項の数】4
【全頁数】16
(21)【出願番号】特願2018-143012(P2018-143012)
(22)【出願日】2018年7月30日
【審査請求日】2018年9月15日
(73)【特許権者】
【識別番号】000129149
【氏名又は名称】株式会社カプコン
(74)【代理人】
【識別番号】100212923
【弁理士】
【氏名又は名称】清水 貴雄
(74)【代理人】
【識別番号】100210332
【弁理士】
【氏名又は名称】洲崎 竜弥
(72)【発明者】
【氏名】村岡 大
(72)【発明者】
【氏名】奥山 幹樹
【審査官】 奈良田 新一
(56)【参考文献】
【文献】 特開2003−079937(JP,A)
【文献】 特開2014−113371(JP,A)
【文献】 登録実用新案第3149006(JP,U)
【文献】 【攻略&レビュー】エブリタウン(EVERYTOWN)【無料スマホゲーム】,オススメのスマホ無料ゲーム(iPhone・Android共に紹介&攻略),2016年 2月23日,[online], 2018年11月22日検索,URL,http://muryougamesmph.com/?p=17583
【文献】 クエスト,エブリタウン攻略データベース,2016年 6月21日,[online], 2018年11月22日検索,URL,http://game.hiho.jp/everytown/index.php?%E3%82%AF%E3%82%A8%E3%82%B9%E3%83%88
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A63F 9/24,13/00−13/98
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
記憶部と、ユーザの操作を受け付ける操作部と、を備える端末装置を、
前記ユーザの操作に基づいて第1ゲームを実行するゲーム実行手段、
前記第1ゲームの実行中に、前記ユーザに対し所定の要求を行う要求手段、および
前記端末装置と通信ネットワークを介して接続されるコンピュータ装置に記憶された第2ゲームに関する情報であって前記ユーザの識別情報と関連付けられた情報を参照して、前記所定の要求が満たされたか否かを判定する判定手段、
として機能させ、
前記ゲーム実行手段は、前記判定手段が前記所定の要求が満たされたと判定した場合に、前記第1ゲームにおいて、前記所定の要求が満たされなかった場合と異なる所定の効果を発生させ、
前記要求手段は、前記所定の要求を満たすべきゲームとして前記第2ゲームを指定するとともに、前記所定の要求として前記第2ゲームにおいて付与されるゲーム媒体を前記ユーザの識別情報と関連づけることを指定し、
前記ゲーム媒体は、前記第2ゲームにおいて実行される所定の抽選によって選択されるものである、
コンピュータプログラム。
【請求項2】
前記所定の要求には、難易度が設定されており、
前記ゲーム実行手段は、前記所定の要求が満たされたと判定された場合に、前記難易度に応じた前記所定の効果を発生させる、
請求項1に記載のコンピュータプログラム。
【請求項3】
前記判定手段は、所定の制限時間内に前記所定の要求が満たされたか否かを判定し、
前記ゲーム実行手段は、前記所定の制限時間内に前記所定の要求が満たされたと判定された場合に前記所定の効果を発生させる、
請求項1または2に記載のコンピュータプログラム。
【請求項4】
請求項1〜のいずれか1項に記載のコンピュータプログラムを記憶する記憶部、および
前記コンピュータプログラムを実行する制御部、を備える、
端末装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンピュータプログラムおよび端末装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、複数のゲーム間の連動により、ゲーム内で新たな効果を発生させるものがあった。
【0003】
例えば、ゲーム装置に接続されたメモリーカード内に別のゲームのセーブデータがある場合には、特定の台詞が発生するゲームがある(非特許文献1)。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0004】
【非特許文献1】“メタルギアソリッド迷セリフ集”,中霧里五,[online],[平成30年7月30日検索],インターネット<URL:http://gamehyoron.com/data/s_game/mgs1.htm>
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、上記ゲームでは、別のゲームのセーブデータの有無が参照されるにすぎなかった。すなわち、実行中のゲームにおいて、別のゲームに関する要求が行われることはなかった。
【0006】
本発明の目的は、より興趣性の高いゲーム間の連動を実現するコンピュータプログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
第1の発明は、記憶部と、ユーザの操作を受け付ける操作部と、を備える端末装置を、
前記ユーザの操作に基づいて第1ゲームを実行するゲーム実行手段、
前記第1ゲームの実行中に、前記ユーザに対し所定の要求を行う要求手段、および
前記端末装置と通信ネットワークを介して接続されるコンピュータ装置に記憶された第2ゲームに関する情報であって前記ユーザの識別情報と関連付けられた情報を参照して、前記所定の要求が満たされたか否かを判定する判定手段、
として機能させ、
前記ゲーム実行手段は、前記判定手段が前記所定の要求が満たされたと判定した場合に、前記第1ゲームにおいて、前記所定の要求が満たされなかった場合と異なる所定の効果を発生させる、
コンピュータプログラムである。
【0008】
また、第1の発明において、前記要求手段は、前記第1ゲームの実行中に、前記ユーザに対し前記第2ゲームにおいて実行される所定の抽選によって選択されるゲーム媒体に関する要求を行い、前記判定手段は、前記ユーザの識別情報と関連付けられた前記ゲーム媒体に関する情報を参照して、前記所定の要求が満たされたか否かを判定してもよい。
【0009】
また、第1の発明において、前記所定の効果は、所定の特典に関する情報と前記ユーザの識別情報とを関連付けることであってもよい。
【0010】
第2の発明は、記憶部と、ユーザの操作を受け付ける操作部と、を備える端末装置を、
前記ユーザの操作に基づいて所定のゲームを実行するゲーム実行手段、
前記所定のゲームの実行中に、前記ユーザに対し所定の要求を行う要求手段、および
前記記憶部に記憶された情報を参照して、前記所定の要求が満たされたか否かを判定する判定手段、
として機能させ、
前記ゲーム実行手段は、前記判定手段が前記所定の要求が満たされたと判定した場合に、前記所定のゲームにおいて、前記所定の要求が満たされなかった場合と異なる所定の効果を発生させる、
コンピュータプログラムである。
【0011】
また、第2の発明において、前記判定手段は、前記記憶部に記憶された情報として、音楽データに関する情報、動画データに関する情報および写真データに関する情報のうち少なくともいずれか1つを参照して、前記所定の要求が満たされたか否かを判定してもよい。
【0012】
第3の発明は、前記記憶部は、第1の発明または第2の発明におけるコンピュータプログラムを記憶し、さらに、前記コンピュータプログラムを実行する制御部、を備える、端末装置である。
【0013】
本発明によれば、より興趣性の高いゲーム間の連動を実現するコンピュータプログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】実施形態1におけるゲームシステムの構成を示す図である。
図2】実施形態1における第1ゲームで表示されるゲーム画面の一例を示す図である。
図3】実施形態1における第2ゲームで表示されるゲーム画面の一例を示す図である。
図4】実施形態1における第1ゲームで表示されるゲーム画面の一例を示す図である。
図5】実施形態1における要求処理を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0015】
(実施形態1)
本発明の実施形態1に係るゲームシステム1について、図1図5を参照して説明する。ゲームシステム1は、図1に示すとおり、サーバ装置2とゲーム装置3とを備える。
【0016】
<ゲームの説明>
サーバ装置2により、ゲーム装置3で実行される下記のゲームが提供される。具体的には、ゲーム装置3では、ユーザがタッチパッド350を介して操作する所定のゲーム(例えば、第1ゲームおよび第2ゲーム)が実行される。
【0017】
<第1ゲームの説明>
本実施形態において、ゲーム装置3で実行される第1ゲームでは、図2に示すとおり、仮想ゲーム空間上のキャラクタ41が台詞を発する。キャラクタ41が発する台詞の中には、ユーザに対する質問が含まれる。このとき、ゲーム装置3の液晶画面340には、質問に対する回答の選択肢が表示される。
【0018】
ユーザは、タッチパッド350を介して、この選択肢の中からいずれかの回答を選択する。このように、ユーザとキャラクタ41とが仮想的な会話をすることによって、第1ゲームは進行する。
【0019】
<第2ゲームの説明>
また、ゲーム装置3で実行される第2ゲームには、クエストモードおよびガチャモードを含む複数のモードがある。
【0020】
クエストモードでは、複数の課題(クエスト)が液晶画面340に表示される。ユーザがプレイヤキャラクタを操作して課題をクリアすることで、クエストモードは進行する。
【0021】
ガチャモードでは、所定の抽選リスト(ガチャリスト)から抽選(ガチャ)によって選択されたゲーム媒体(キャラクタ、装備品およびアイテムなど)に関する情報とユーザアカウント情報(ユーザの識別情報)とが関連付けられる。ユーザアカウント情報と関連付けられたゲーム媒体に関する情報は、ユーザのゲーム装置3に送信される。これにより、ゲーム媒体がユーザに付与される。
【0022】
ユーザはタッチパッド350を介して、仮想ゲーム空間において付与されたゲーム媒体に対して所定の操作を行うことができる。
【0023】
図3は、第2ゲームのガチャモードにおいて、装備品A(ゲーム媒体)がユーザに付与されたときに液晶画面340に表示されるゲーム画面である。ユーザは装備品Aに対して所定の操作を行うことで、装備品Aをプレイヤキャラクタに装備させることができる。
【0024】
<ハードウェア構成および機能的構成>
図1を参照して、サーバ装置2のハードウェア構成および機能的構成、ならびに前記所定のゲームが実行されるゲーム装置3のハードウェア構成および機能的構成について説明する。
【0025】
なお、ゲーム装置3には、そのゲーム装置3に対応づけてユーザアカウントが付与される。このユーザアカウントはユーザアカウント情報(ユーザの識別情報)として管理される。
【0026】
ゲーム装置3が通信ネットワーク4を介してサーバ装置2と通信を行う場合には、そのゲーム装置3からユーザアカウント情報が送信される。送信されたユーザアカウント情報は、サーバ装置2において所定の認証がなされる。これにより、サーバ装置2とゲーム装置3との通信が可能となる。
【0027】
また、ユーザには、ゲームをプレイするにあたってゲームアカウントが付与される。ゲームアカウントは、ゲームアカウント情報として管理される。
【0028】
ゲームアカウントおよびゲームアカウント情報は、ゲームの種類ごとに設けられる。例えば、第1ゲームについては、第1ゲームアカウントがユーザに付与される。そして、第1ゲームアカウントは、第1ゲームアカウント情報として管理される。
【0029】
また、第2ゲームについては、第2ゲームアカウントがユーザに付与される。そして、第2ゲームアカウントは、第2ゲームアカウント情報として管理される。
【0030】
<サーバ装置2のハードウェア構成>
サーバ装置2は、図1のとおり、制御部20、記憶部21、およびネットワークインターフェース22を備える。
【0031】
記憶部21およびネットワークインターフェース22は、バス200を介してサーバ装置2の制御部20に接続される。
【0032】
制御部20は、サーバ装置2の動作を制御する。
【0033】
記憶部21は、主にHDD(Hard Disk Drive)、RAM(Random Access Memory)およびROM(Read Only Memory)で構成される。
【0034】
記憶部21には、例えば、ゲーム装置3にて提供される所定のゲームを実行するためのゲームプログラムを配信するための配信プログラムおよびデータがゲームの種類ごとに記憶される。例えば、記憶部21には、第1ゲームの配信プログラムおよびデータ、ならびに第2ゲームの配信プログラムおよびデータが記憶される。
【0035】
また、記憶部21には、ユーザアカウント情報と関連付けられたゲーム媒体に関する情報が記憶される。さらに、記憶部21には、ユーザアカウント情報と関連付けられた所定の特典に関する情報が記憶される(所定の特典については後述する。)。
【0036】
ネットワークインターフェース22は、サーバ装置2とゲーム装置3との間でデータを送受信するために、通信ネットワーク4に接続される。
【0037】
<サーバ装置2の制御部20の機能的構成>
サーバ装置2の制御部20は、図1のとおり、本発明のコンピュータプログラムを実行することにより、照合手段201、抽選実行手段202、および通信手段203として機能する。
【0038】
<照合手段201の説明>
照合手段201は、ゲーム装置3から送信されるユーザアカウント情報を用いて、ユーザアカウントの認証を行う。
【0039】
<抽選実行手段202の説明>
抽選実行手段202は、後述の通信手段203を介して、ゲーム装置3から抽選要求情報を受信する。
【0040】
抽選実行手段202は、抽選要求情報を受信すると、複数種類のゲーム媒体に関する情報を含むガチャリストからいずれかのゲーム媒体を選択するガチャを実行する。
【0041】
抽選実行手段202は、ガチャによって選択されたゲーム媒体(以下、「選択ゲーム媒体」という。)をユーザに付与する。具体的には、抽選実行手段202は、選択ゲーム媒体に関する情報とユーザアカウント情報とを関連付ける。そして、抽選実行手段202は、ユーザアカウント情報と関連付けられた選択ゲーム媒体に関する情報を記憶部21に記憶させるとともに、通信手段203を介してゲーム装置3に送信する。
【0042】
<通信手段203の説明>
通信手段203は、ゲーム装置3との間で、ユーザアカウント情報、ゲームプログラムおよびゲームアカウント情報を送受信する。
【0043】
また、通信手段203は、ゲーム媒体に関する情報をゲーム装置3に送信する。
【0044】
また、通信手段203は、抽選要求情報、および後述の所定の特典に関する情報をゲーム装置3から受信する。
【0045】
<ゲーム装置3のハードウェア構成>
ゲーム装置3は、図1のとおり、スピーカ330、液晶画面340、およびタッチパッド350が内蔵される、例えば、スマートフォンなどの端末装置である。このゲーム装置3において、サーバ装置2から配信されたゲームに関するゲームプログラムおよびデータに基づいてゲームが進行する。
【0046】
また、ゲーム装置3は、サーバ装置2との間で、インターネットあるいはLANなどの通信ネットワーク4を介して互いにデータ通信をすることができる。
【0047】
ゲーム装置3は、制御部30、記憶部31、ネットワークインターフェース32、オーディオ処理部33、グラフィック処理部34、および操作部35を備える。
【0048】
記憶部31、ネットワークインターフェース32、オーディオ処理部33、グラフィック処理部34、および操作部35は、バス300を介して、制御部30に接続される。
【0049】
制御部30は、ゲーム装置3の動作を制御する。
【0050】
記憶部31は、主にHDD、RAMおよびROMで構成される。記憶部31には、例えば、ゲームを実行するためのゲームプログラムおよびデータが記憶される。
【0051】
ネットワークインターフェース32は、ゲーム装置3とサーバ装置2との間でデータを送受信するために、通信ネットワーク4に接続される。これにより、ゲーム装置3にゲームプログラムおよびゲームデータがダウンロードされる。
【0052】
オーディオ処理部33は、制御部30の指示に従ってデジタルのゲーム音声を再生および合成する。また、オーディオ処理部33には、スピーカ330が接続される。ゲーム音声は、スピーカ330から出力される。
【0053】
グラフィック処理部34は、制御部30の指示に従って仮想ゲーム空間およびキャラクタなどを含むゲーム画像を動画形式で描画する。グラフィック処理部34にて動画形式に描画されたゲーム画像は、ゲーム画面として液晶画面340に表示される。
【0054】
操作部35には、ユーザからの操作信号が入力される。本実施形態において操作部35には、入力位置検出装置であるタッチパッド350を介してユーザからの操作信号が入力される。ユーザはタッチパッド350をタッチすることによって、キャラクタ41の質問に対する回答の選択、プレイヤキャラクタの操作、および抽選要求などを行う。
【0055】
<ゲーム装置3の制御部30の機能的構成>
ゲーム装置3の制御部30は、図1のとおり、サーバ装置2からダウンロードされたゲームプログラムを実行することで、ゲーム実行手段301、要求手段302、判定手段303、および通信手段304として機能する。
【0056】
<ゲーム実行手段301の説明>
ゲーム実行手段301は、ユーザによるタッチパッド350の操作に基づいて、所定のゲーム(例えば、第1ゲームおよび第2ゲーム)をゲーム装置3に実行させる。
【0057】
<第1ゲームの実行について>
例えば、ゲーム実行手段301は、次のとおり、第1ゲームをゲーム装置3に実行させる。
【0058】
すなわち、ゲーム実行手段301は、第1ゲームのゲームデータに含まれるゲーム空間オブジェクトおよびテクスチャなどのデータを記憶部31から読み出し、二次元または三次元の仮想ゲーム空間を生成する。
【0059】
また、ゲーム実行手段301は、キャラクタ41、キャラクタ41の台詞、キャラクタ41の質問に対する回答の選択肢、および仮想操作ボタンなどをゲーム画面として液晶画面340に表示するための情報を生成する。これらの情報に従って、グラフィック処理部34が液晶画面340上にゲーム画像を描画する。
【0060】
また、ゲーム実行手段301は、後述の要求手段302から所定の要求に関する情報を受信すると、ゲーム画面として液晶画面340に表示するための情報を生成する。
【0061】
例えば、図2に示すとおり、ゲーム実行手段301は、「ゲームBの装備品Aを見てみたいんだ。」というキャラクタ41の台詞を、液晶画面340に表示するための情報を生成する。
【0062】
また、ゲーム実行手段301は、後述の判定手段303から要求満足情報を受信すると、第1ゲームにおいて、所定の要求が満たされなかった場合と異なる所定の効果を発生させる。
【0063】
例えば、ゲーム実行手段301は、図4に示すとおり、判定手段303から要求満足情報を受信すると、第1ゲームにおいて、所定の特典に関する情報とユーザアカウント情報とを関連付ける。そして、ゲーム実行手段301は、ユーザアカウント情報と関連付けられた所定の特典に関する情報を、通信手段304を介してサーバ装置2に送信する。サーバ装置2に送信されたユーザアカウント情報と関連付けられた所定の特典に関する情報は、サーバ装置2の記憶部21に記憶される。これにより、所定の特典がユーザに付与される。
【0064】
所定の特典は、ゲーム媒体など、ユーザにとって価値のあるものであればよい。
【0065】
さらに、ゲーム実行手段301は、第1ゲームにおいて、キャラクタ41が発する台詞として、所定の要求が満たされたことに関連する台詞を生成する。
【0066】
例えば、図4に示すとおり、ゲーム実行手段301は、「装備品Aを見せてくれてありがとう。お礼に装備品Bをプレゼントするよ。」というキャラクタ41の台詞を、液晶画面340に表示するための情報を生成する。
【0067】
<第2ゲームの実行について>
他方、ゲーム実行手段301は、次のとおり、第2ゲームをゲーム装置3に実行させる。
【0068】
ゲーム実行手段301は、第2ゲームのゲームデータに含まれるゲーム空間オブジェクトおよびテクスチャなどのデータを記憶部31から読み出し、二次元または三次元の仮想ゲーム空間を生成する。
【0069】
また、ゲーム実行手段301は、プレイヤキャラクタ、複数の課題および仮想操作ボタンをゲーム画面として液晶画面340に表示するための情報を生成する。これらの情報に従って、グラフィック処理部34が液晶画面340上にゲーム画像を描画する。
【0070】
また、ゲーム実行手段301は、ユーザの操作に基づいて、抽選要求情報を生成する。ゲーム実行手段301は、後述の通信手段304を介して抽選要求情報をサーバ装置2に送信する。
【0071】
また、ゲーム実行手段301は、通信手段304を介して受信した選択ゲーム媒体に関する情報に基づいて、液晶画面340に表示するための情報を生成する。例えば、ガチャモードでユーザに付与された選択ゲーム媒体が装備品Aである場合、図3に示すとおり、ゲーム実行手段301は、装備品Aと、「装備品Aを獲得!」というテキストとを液晶画面340に表示するための情報を生成する。
【0072】
<要求手段302の説明>
要求手段302は、第1ゲームの実行中に、ユーザに対し所定の要求を行う。例えば、要求手段302は、第1ゲームの進行が所定の状況となったこと、あるいは所定のイベントを実行するタイミングが到来したことを契機として、ユーザに対し所定の要求を行う。
【0073】
本実施形態において、所定の要求は、第2ゲームの特定のゲーム媒体(装備品A)を入手することであるが、これに限られない。所定の要求は、複数の要求内容から選択された1以上の要求であってもよい。
【0074】
要求手段302は、所定の要求に関する情報を、ゲーム実行手段301および後述の判定手段303に送信する。
【0075】
<判定手段303の説明>
判定手段303は、要求手段302から送信された所定の要求に関する情報を受信する。判定手段303は、所定の要求に関する情報を受信すると、サーバ装置2の記憶部21に記憶された情報を参照して、所定の要求が満たされたか否かを判定する。
【0076】
例えば、判定手段303は、通信手段304を介して、サーバ装置2の記憶部21にユーザアカウント情報に関連付けられた装備品Aに関する情報があるか否かを参照する。そして、判定手段303は、装備品Aに関する情報がある場合に、所定の要求が満たされたと判定する。
【0077】
判定手段303は、所定の要求が満たされたと判定した場合に、所定の要求が満たされたことを示す情報(要求満足情報)をゲーム実行手段301に送信する。
【0078】
<通信手段304の説明>
通信手段304は、例えば、サーバ装置2からゲームに関するゲームプログラム、および選択ゲーム媒体に関する情報などを受信する。
【0079】
また、通信手段304は、ユーザの操作に基づいて、ユーザアカウント情報、ゲームアカウント情報、新たなゲームデータのダウンロード要求情報、および抽選要求情報などの情報をサーバ装置2に送信する。
【0080】
さらに、通信手段304は、ユーザアカウント情報と関連付けられた所定の特典に関する情報をサーバ装置2に送信する。
【0081】
<要求処理の説明>
以下、図5を参照して、本発明の要求処理について説明する。なお、後述の制御手段および処理手順は一例であり、本発明の実施形態はこれらには限られない。処理手順等は、本発明の要旨を変更しない範囲で適宜設計変更が可能である。
【0082】
まず、要求手段302は、第1ゲームの実行中に、ユーザに対し所定の要求を行う(ステップS1)。このとき、要求手段302は、所定の要求に関する情報を、ゲーム実行手段301および判定手段303に送信する。
【0083】
判定手段303は、所定の要求に関する情報を受信すると、サーバ装置2の記憶部21に記憶された情報を参照して、所定の要求が満たされたか否かを判定する(ステップS2)。
【0084】
所定の要求が満たされたと判定された場合(S2:YES)、判定手段303は、要求満足情報をゲーム実行手段301に送信する。
【0085】
ゲーム実行手段301は、判定手段303から要求満足情報を受信すると、第1ゲームにおいて、所定の要求が満たされなかった場合と異なる所定の効果を発生させる。(ステップS3)。例えば、ゲーム実行手段301は、所定の効果として、所定の特典をユーザに付与する。その後、本発明の要求処理は終了する。
【0086】
他方、所定の要求が満たされたと判定されなかった場合(S2:NO)、判定手段303は、所定の要求が満たされるまでステップS2の判定を繰り返し行う。
【0087】
以上をまとめると、実施形態1のコンピュータプログラムは、
記憶部31と、ユーザの操作を受け付ける操作部35と、を備えるゲーム装置3を、
前記ユーザの操作に基づいて第1ゲームを実行するゲーム実行手段301、
前記第1ゲームの実行中に、前記ユーザに対し所定の要求を行う要求手段302、および
前記ゲーム装置3と通信ネットワーク4を介して接続されるサーバ装置2に記憶された第2ゲームに関する情報であって前記ユーザの識別情報と関連付けられた情報を参照して、前記所定の要求が満たされたか否かを判定する判定手段303、
として機能させ、
前記ゲーム実行手段301は、前記判定手段303が前記所定の要求が満たされたと判定した場合に、前記第1ゲームにおいて、前記所定の要求が満たされなかった場合と異なる所定の効果(例えば、所定の特典に関する情報と前記ユーザの識別情報とを関連付けること)を発生させる。
【0088】
<発明の効果>
実施形態1のコンピュータプログラムによれば、より興趣性の高いゲーム間の連動を実現することができる。
【0089】
(実施形態2)
本発明の実施形態2は、実施形態1で述べたゲーム装置3において実現される。以下、主として異なる構成について説明する。
【0090】
<ゲーム装置3のハードウェア構成>
ゲーム装置3には、スピーカ330、液晶画面340、およびタッチパッド350のほか、カメラ(図示略)が内蔵される。
【0091】
また、ゲーム装置3は、制御部30、記憶部31、ネットワークインターフェース32、オーディオ処理部33、グラフィック処理部34、および操作部35のほか、撮影部(図示略)および位置情報取得部(図示略)を備える。
【0092】
記憶部31、ネットワークインターフェース32、オーディオ処理部33、グラフィック処理部34、操作部35、撮影部および位置情報取得部は、バス300を介して、制御部30に接続される。
【0093】
記憶部31には、ゲームを実行するためのゲームプログラムおよびデータのほか、ユーザがゲーム内で保有するゲーム媒体に関する情報および後述の所定の特典に関する情報が記憶される。
【0094】
また、記憶部31には、ユーザがカメラで撮影した写真データが記憶される。
【0095】
この写真データには、撮影日付、撮影時刻、および撮影場所などに関する情報が含まれる。撮影場所に関する情報は、後述の位置情報取得部によって取得され、写真データと対応付けられる。
【0096】
撮影部は、ユーザからの写真撮影を受け付ける。撮影部には、カメラが接続される。ユーザがカメラで写真を撮影すると、撮影部は写真データを記憶部31に記憶させる。
【0097】
位置情報取得部は、例えば、GPS受信機であって、ゲーム装置3の現在位置を示す位置情報(例えば、緯度および経度)を取得する。また、位置情報取得部は、ユーザがカメラで撮影した写真データと、撮影時点で取得された位置情報とを対応付ける。この位置情報は、写真データに含まれる撮影場所に関する情報として記憶部31に記憶される。
【0098】
<ゲーム装置3の制御部30の機能的構成および要求処理>
要求手段302は、所定のゲーム(例えば、第1ゲーム)の実行中に、ユーザに対し所定の要求を行う。
【0099】
本実施形態において、所定の要求は、特定の位置情報を含んだ写真データを入手することである。特定の位置情報とは、例えば、位置Cを示す緯度および経度から所定範囲内の位置情報である。
【0100】
ゲーム実行手段301は、要求手段302から所定の要求に関する情報を受信すると、ゲーム画面として液晶画面340に表示するための情報を生成する。
【0101】
例えば、ゲーム実行手段301は、「位置Cに行ってみたいんだ。」というキャラクタ41の台詞を、液晶画面340に表示するための情報を生成する。
【0102】
判定手段303は、所定の要求に関する情報を受信すると、ゲーム装置3の記憶部31に記憶された情報を参照して、所定の要求が満たされたか否かを判定する。
【0103】
例えば、判定手段303は、記憶部31に、特定の位置情報に合致する撮影場所に関する情報を含んだ写真データがあるか否かを参照する。そして、判定手段303は、特定の位置情報に合致する撮影場所に関する情報を含んだ写真データがある場合に、所定の要求が満たされたと判定する。判定手段303は、所定の要求が満たされたと判定した場合に、所定の要求が満たされたことを示す情報(要求満足情報)をゲーム実行手段301に送信する。
【0104】
ゲーム実行手段301は、判定手段303から要求満足情報を受信すると、所定のゲームにおいて、所定の要求が満たされなかった場合と異なる所定の効果を発生させる。
【0105】
例えば、ゲーム実行手段301は、判定手段303から要求満足情報を受信すると、所定のゲームにおいて、所定の特典がユーザに提供される。具体的には、ゲーム実行手段301は、所定の特典に関する情報を記憶部31に記憶させる。所定の特典は、ゲーム媒体など、ユーザにとって価値のあるものであればよい。
【0106】
以上をまとめると、実施形態2のコンピュータプログラムは、
記憶部31と、ユーザの操作を受け付ける操作部35と、を備えるゲーム装置3を、
前記ユーザの操作に基づいて所定のゲーム(例えば、第1ゲーム)を実行するゲーム実行手段301、
前記所定のゲームの実行中に、前記ユーザに対し所定の要求を行う要求手段302、および
前記記憶部に記憶された情報(例えば、写真データに関する情報)を参照して、前記所定の要求が満たされたか否かを判定する判定手段303、
として機能させ、
前記ゲーム実行手段301は、前記判定手段303が前記所定の要求が満たされたと判定した場合に、前記所定のゲームにおいて、前記所定の要求が満たされなかった場合と異なる所定の効果(例えば、所定の特典をユーザに提供すること)を発生させる。
【0107】
<発明の効果>
実施形態2のコンピュータプログラムによれば、ゲームとゲームとは異なるコンテンツとの連動の興趣性を高めることができる。
【0108】
[他の実施形態]
前記実施形態1では、所定の要求は、第2ゲームの特定のゲーム媒体を入手することである例が記載されているが、本発明はこれには限られない。
【0109】
例えば、所定の要求は、第2ゲームがダウンロード、インストール、または起動されることであってもよい。
【0110】
このとき、サーバ装置の記憶部には、第2ゲームの配信プログラムおよびデータがゲーム装置にダウンロードされたことを示すダウンロード情報がユーザアカウント情報と関連付けて記憶される。
【0111】
また、サーバ装置の記憶部には、第2ゲームの配信プログラムおよびデータがゲーム装置にインストールされたことを示すインストール情報がユーザアカウント情報と関連付けて記憶される。
【0112】
さらに、サーバ装置の記憶部には、ゲーム装置にインストールされた第2ゲームが起動されたことを示す起動情報がユーザアカウント情報と関連付けて記憶される。
【0113】
判定手段は、サーバ装置の記憶部に、ユーザアカウント情報と関連付けられた第2ゲームのダウンロード情報、インストール情報、または起動情報があるか否かを参照する。そして、判定手段は、所定の要求に応じた情報がサーバ装置の記憶部に記憶されている場合に、所定の要求が満たされたと判定する。
【0114】
他の例では、所定の要求は、第2ゲームのゲーム媒体であってクエストモードの進行に応じてユーザに付与されるゲーム媒体を入手することであってもよい。
【0115】
他の例では、所定の要求は、第2ゲームのゲーム媒体であって所定のパラメータを備えたゲーム媒体を入手することであってもよい。例えば、所定のパラメータは、ゲーム内における希少度を示すパラメータである。あるいは、所定のパラメータは、キャラクタ(ゲーム媒体)に設定される体力、攻撃力または防御力などの能力パラメータであってもよい。
【0116】
他の例では、所定の要求は、第2ゲームのゲーム媒体であって所定の属性を備えたゲーム媒体を入手することであってもよい。例えば、所定の属性は、火属性、水属性または風属性といったキャラクタが備える属性である。あるいは、所定の属性は、体力属性、攻撃属性または防御属性といったキャラクタが備える属性であってもよい。
【0117】
また、前記実施形態2では、所定の要求は、特定の位置情報を含んだ写真データを入手することである例が記載されているが、本発明はこれには限られない。
【0118】
例えば、所定の要求は、所定の情報を含んだ動画データを入手することであってもよい。このとき、ユーザがカメラで撮影した動画データがゲーム装置の記憶部に記憶されていればよい。
【0119】
動画データには、写真データと同様、撮影日付、撮影時刻、および撮影場所などに関する情報が含まれる。
【0120】
他の例では、所定の要求は、所定の情報を含んだ音声データを入手することであってもよい。このとき、ゲーム装置はマイクを内蔵し、音声入力部を備えていればよい。そして、ゲーム装置の記憶部には、ユーザがマイクで録音した音声データが記憶されればよい。
【0121】
音声データには、録音日付、録音時刻、および音声の再生時間などに関する情報が含まれる。
【0122】
さらに、写真データ、動画データ、および音声データは、ゲーム装置に内蔵されたカメラおよびマイクで取得されたものに限られない。写真データ、動画データ、および音声データは、ゲーム装置の通信手段を介してアクセスされたオンラインストアまたはウェブサイトからダウンロードされた写真データ、動画データ、および音楽データであってもよい。
【0123】
オンラインストアまたはウェブサイトからダウンロードされた写真データおよび動画データには、タイトル、撮影者などに関する情報が含まれる。
【0124】
また、オンラインストアまたはウェブサイトからダウンロードされた音楽データには、タイトル、作曲者、および再生時間などに関する情報が含まれる。
【0125】
要求手段は、オンラインストアまたはウェブサイトからダウンロードされた写真データ、動画データ、および音楽データが含む所定の情報に関する要求を行ってもよい。
【0126】
他の例では、所定の要求は、特定の位置情報が取得されることであってもよい。この場合、判定手段は、第1ゲームの実行中に、位置情報取得部によって取得された位置情報を参照して、所定の要求が満たされたか否かを判定してもよい。
【0127】
また、前記実施形態1および前記実施形態2の所定の要求には、要求内容に応じて難易度を示すパラメータが設定されてもよい。この場合、難易度を示すパラメータに応じて、所定の要求が満たされた場合にユーザに付与または提供される特典の価値が決定されてもよい。例えば、難易度を示すパラメータが大きいほど、ユーザにとって価値が高い特典が付与または提供される。
【0128】
また、前記実施形態1では、ゲーム実行手段は、判定手段から要求満足情報を受信すると、第1ゲームにおいて、所定の要求が満たされなかった場合と異なる所定の効果を発生させる例が記載されているが、本発明はこれには限られない。
【0129】
これに加えて、ゲーム実行手段は、判定手段から要求満足情報を受信すると、第2ゲームにおいて、所定の要求が満たされたことに関連するイベントを発生させてもよい。例えば、ゲーム実行手段は、第2ゲームにおいて、「第1ゲームで特典を受け取れるよ。」といったテキストをゲーム装置の液晶画面に表示させてもよい。
【0130】
あるいは、このイベントは、所定の要求とは異なる要求であって、新たな要求がされることであってもよい。すなわち、要求手段は、第2ゲームの実行中に、ユーザに対し新たな要求を行う。
【0131】
新たな要求は、第1ゲームに関することであってもよいし、第1ゲームおよび第2ゲームのいずれとも異なるゲームに関することであってもよい。
【0132】
また、前記実施形態1では、ゲーム装置とサーバ装置とを備えるゲームシステムで本発明が実施されることが記載されているが、本発明はこれには限られない。すなわち、サーバ装置は本発明の実施に必須の構成要素ではない。
【0133】
例えば、第1ゲームおよび第2ゲームはゲーム装置の記憶部にこれらのゲームプログラムが記憶されることで、ゲーム装置とサーバ装置とが接続されていなくとも、第1ゲームおよび第2ゲームがゲーム装置で実行されてもよい。
【0134】
他の例では、第1ゲームおよび第2ゲームはゲームカートリッジなどの外部記憶媒体に記憶されたもので、この外部記憶媒体がゲーム装置に接続されることで実行されるものでもよい。
【0135】
これらの場合、ゲーム装置の制御部と記憶部との連動によって、本発明を実施することができる。
【0136】
具体的には、ゲーム装置の記憶部には、第2ゲームでユーザに付与されたゲーム媒体に関する情報が記憶される。そして、判定手段は、ゲーム装置の記憶部に記憶された情報を参照して、所定の要求が満たされたか否かを判定する。
【0137】
また、前記実施形態1では、ユーザの識別情報がユーザアカウント情報である例が記載されているが、本発明はこれには限られない。例えば、ゲームアカウント情報がユーザの識別情報とされてもよい。
【0138】
また、前記実施形態1および前記実施形態2では、所定の要求が満たされたと判定されなかった場合、所定の要求が満たされるまで所定の要求が満たされたか否かの判定を繰り返し行う例が記載されているが、本発明はこれには限られない。
【0139】
具体的には、要求手段が行う所定の要求には、制限時間が設けられてもよい。例えば、要求手段が所定の要求を行ってから1週間に限り、判定手段が所定の要求が満たされたか否かの判定を行ってもよい。
【0140】
また、前記実施形態1では、コンピュータ装置がサーバ装置である例が記載されているが、本発明はこれには限られない。例えば、一のユーザのゲーム装置がサーバ装置として機能してもよい。この場合には、BLUETOOTH(登録商標)で一方のゲーム装置と他方のゲーム装置とが接続されていてもよい。
【0141】
また、前記実施形態1および2のゲーム装置の記憶部は、端末装置に内蔵されたものである例が記載されているが、本発明はこれには限られない。例えば、ゲーム装置の記憶部は、フラッシュメモリ、磁気ディスク、または光ディスクなどの外部記憶媒体であってもよい。
【0142】
また、前記実施形態1および2においては、ゲーム装置はスマートフォンなどの端末装置である例が記載されているが、本発明はこれには限られない。ゲーム装置は、例えば、ディスプレイおよびコントローラが外部接続される据え置き型のゲーム装置、あるいは、パーソナルコンピュータであってもよい。
【符号の説明】
【0143】
1 ゲームシステム
2 サーバ装置
201 照合手段
202 抽選実行手段
203 通信手段
3 ゲーム装置
301 ゲーム実行手段
302 要求手段
303 判定手段
304 通信手段
4 通信ネットワーク
【要約】
【課題】より興趣性の高いゲーム間の連動を実現するコンピュータプログラムを提供すること。
【解決手段】本発明のコンピュータプログラムは、記憶部と、ユーザの操作を受け付ける操作部と、を備える端末装置を、ユーザの操作に基づいて第1ゲームを実行するゲーム実行手段、第1ゲームの実行中に、ユーザに対し所定の要求を行う要求手段、および端末装置と通信ネットワークを介して接続されるコンピュータ装置に記憶された第2ゲームに関する情報であってユーザの識別情報と関連付けられた情報を参照して、所定の要求が満たされたか否かを判定する判定手段、として機能させ、ゲーム実行手段は、判定手段が所定の要求が満たされたと判定した場合に、第1ゲームにおいて、所定の要求が満たされなかった場合と異なる所定の効果を発生させる。
【選択図】図5
図1
図2
図3
図4
図5