特許第6608900号(P6608900)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6608900
(24)【登録日】2019年11月1日
(45)【発行日】2019年11月20日
(54)【発明の名称】回転電機の固定子及び回転電機
(51)【国際特許分類】
   H02K 3/50 20060101AFI20191111BHJP
   H02K 3/18 20060101ALI20191111BHJP
【FI】
   H02K3/50 Z
   H02K3/18 J
【請求項の数】5
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2017-221542(P2017-221542)
(22)【出願日】2017年11月17日
(65)【公開番号】特開2019-92357(P2019-92357A)
(43)【公開日】2019年6月13日
【審査請求日】2019年2月15日
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】390008235
【氏名又は名称】ファナック株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100106002
【弁理士】
【氏名又は名称】正林 真之
(74)【代理人】
【識別番号】100165157
【弁理士】
【氏名又は名称】芝 哲央
(74)【代理人】
【識別番号】100160794
【弁理士】
【氏名又は名称】星野 寛明
(72)【発明者】
【氏名】早樋 大輔
(72)【発明者】
【氏名】日▲高▼ 直哉
【審査官】 服部 俊樹
(56)【参考文献】
【文献】 実開昭53−148102(JP,U)
【文献】 実開昭56−133245(JP,U)
【文献】 特開2006−187146(JP,A)
【文献】 特開2002−165396(JP,A)
【文献】 特開平09−009545(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H02K 3/50
H02K 3/18
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
軸線方向に沿って延びるスロットを周方向に間隔をおいて複数有する固定子コアと、
前記スロットを通って分布巻きされた巻線によって形成される複数のコイルと、
前記コイルに接続される複数の動力線と、を有する電動機の固定子であって、
前記コイルは、前記固定子コアの端面から軸線方向の外側に突出するコイルエンドを有し、
複数の前記コイルは、周方向に隣接しており、
前記コイルと前記動力線との接続部は、前記コイルエンドの外周側の根元部に隣接して配置され、
前記動力線は、前記接続部から前記コイルエンドの外周側の根元部に隣接して前記コイルエンドの外周に沿って延びていると共に、前記コイルエンドの最も外周側において周方向に隣接する相コイルと相コイルとの間に配置される隙間に対応する位置から軸線方向に立ち上げられ、前記隙間に挟まれる形態で、軸線方向の外側に向けて延びている、回転電機の固定子。
【請求項2】
前記コイルエンドと前記動力線とは、紐状部材で一体に緊締されている、請求項1に記載の回転電機の固定子。
【請求項3】
前記固定子は、2極又は4極である、請求項1又は2に記載の回転電機の固定子。
【請求項4】
前記回転電機は、可動部に使用される回転電機である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の回転電機の固定子。
【請求項5】
請求項1〜4のいずれか1項に記載の回転電機の固定子と、
前記固定子の内側に回転可能に設けられた回転子と、を備える回転電機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、回転電機の固定子及び回転電機に関する。
【背景技術】
【0002】
電動機や発電機等の回転電機に使用される固定子は、固定子コアのスロットに巻回された巻線により構成される複数のコイルを備える。コイルは、巻線を分布巻きすることによって形成されており、固定子コアの端面から軸線方向の外側に突出するコイルエンドを有する。また、各コイルは、コイルエンドの外部において動力線に接続される。
【0003】
このような固定子が設けられた回転電機が、例えば可動部に使用されるビルトインモータ等のように、可動する回転電機である場合、回転電機の移動によって動力線が引っ張られ、各コイルと動力線との接続部に負荷が掛かる虞がある。このため、従来の固定子は、動力線が引っ張られたときに接続部に負荷を掛けないようにするため、動力線をコイルエンドの上部に周方向に沿って配置し、紐状部材を用いて動力線とコイルエンドとを一体に緊締している。
【0004】
ところが、従来の固定子は、動力線をコイルエンドの上部に周方向に沿って配置させているため、軸線方向に大型化する問題があった。即ち、動力線は、高電圧に耐えるように大きな径を有しており、しかも、コイルの相数に応じて複数設けられている。その動力線の全てがコイルエンドの上部に沿って配置されることで、コイルエンドが軸線方向の外側に大きく突出した形となり、固定子の小型化を妨げていた。
【0005】
なお、特許文献1は、コイルの端部の引き回し方法を工夫することにより、固定子を軸線方向に小型化する技術を開示している。しかし、この技術は、動力線によってコイルエンドが軸線方向の外側に大きく突出する上記の問題を解決するものではない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2015−111975号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、コイルエンドに沿って動力線を配置させても、軸線方向の小型化を図ることのできる回転電機の固定子及び電動機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
(1) 本発明に係る回転電機の固定子は、軸線方向に沿って延びるスロット(例えば、後述のスロット21)を周方向(例えば、後述の周方向D2)に間隔をおいて複数有する固定子コア(例えば、後述の固定子コア2)と、前記スロットを通って分布巻きされた巻線(例えば、後述の巻線30)によって形成される複数のコイル(例えば、後述のコイル3)と、前記コイルに接続される複数の動力線(例えば、後述の動力線5)と、を有する回転電機(例えば、後述の電動機10)の固定子(例えば、後述の固定子1)であって、前記コイルは、前記固定子コアの端面(例えば、後述の端面23)から軸線方向(例えば、後述の軸線方向D1)の外側に突出するコイルエンド(例えば、後述のコイルエンド4)を有し、複数の前記コイルは、周方向に隣接しており、前記コイルと前記動力線との接続部(例えば、後述の接続部6)は、前記コイルエンドの外周側の根元部(例えば、後述の根元部42)に隣接して配置され、前記動力線は、前記接続部から前記コイルエンドの外周側の根元部に隣接して前記コイルエンドの外周に沿って延びていると共に、周方向に隣接する前記コイルの間から、軸線方向の外側に向けて延びている。
【0009】
(2) (1)に記載の回転電機の固定子において、前記コイルエンドと前記動力線とは、紐状部材(例えば、後述の紐状部材7)で一体に緊締されていてもよい。
【0010】
(3) (1)又は(2)に記載の回転電機の固定子において、前記固定子は、2極又は4極であってもよい。
【0011】
(4) (1)〜(3)のいずれかに記載の回転電機の固定子において、前記回転電機は、可動部に使用される回転電機であってもよい。
【0012】
(5) 本発明に係る回転電機は、(1)〜(4)のいずれかに記載の回転電機の固定子と、前記固定子の内側に回転可能に設けられた回転子(例えば、後述の回転子12)と、を備える。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、コイルエンドに沿って動力線を配置させても、軸線方向の小型化を図ることのできる回転電機の固定子及び回転電機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】本発明の回転電機の固定子の一実施形態の一部分を示す斜視図である。
図2図1に示す固定子のコイルエンドの根元部付近を軸線方向と垂直な方向に切断した状態を模式的に示す断面図である。
図3図1に示す回転電機の固定子における固定子コアを示す平面図である。
図4図1に示す回転電機の固定子の一部分を模式的に示す断面図である。
図5図1に示す回転電機の固定子の一部分を模式的に示す断面図である。
図6】本発明の他の実施形態に係る固定子のコイルエンドの根元部付近を軸線方向と垂直な方向に切断した状態を模式的に示す断面図である。
図7】本発明の回転電機の一実施形態としての電動機の概略構成を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。
図1は、本発明の回転電機の固定子の一実施形態の一部分を示す斜視図である。図2は、図1に示す固定子のコイルエンドの根元部付近を軸線方向と垂直な方向に切断した状態を模式的に示す断面図である。図3は、図1に示す回転電機の固定子における固定子コアを示す平面図である。
固定子1は、電動機や発電機等の回転電機において、回転子(図7参照。図1図2では不図示)と共に使用される。図1及び図2に示すように、固定子1は、固定子コア2と、複数のコイル3と、を有している。
【0016】
固定子コア2は、複数の電磁鋼板を軸線方向D1に積層することによって構成されている。固定子コア2の内面側には、図3に示すように、軸線方向D1に沿って延びるスロット21が周方向D2に間隔をおいて複数形成されている。隣接するスロット21の間は、径方向D3の内側(図4における内径方向D32)に突出するティース22を形成している。本実施形態では、36個のスロット21を有する固定子コア2を示しているが、固定子コア2のスロット数は36個に制限されない。
【0017】
本実施形態の固定子1は、3相2極の固定子を例示している。コイル3は、巻線30を、スロット21を通って分布巻きすることによって形成されている。図2に示すように、コイル3は、最も内周側(径方向D3の内側)に配置される2つのU相小コイル3Uと、その径方向D3の外側に配置される2つのV相小コイル3Vと、最も外周側に配置される2つのW相大コイル3Wとで構成されている。2つのU相小コイル3Uは、最も内周側で周方向D2に隣接している。また、2つのV相小コイル3Vは、U相小コイル3Uの径方向D3の外側で周方向D2に隣接している。更に、2つのW相大コイル3Wは、最も外周側で周方向D2に隣接している。
【0018】
U相、V相、W相の各コイル3は、固定子コア2の軸線方向D1の外側で折り返されることにより、固定子コア2の端面23から軸線方向D1の外側に突出するコイルエンド4をそれぞれ有している。なお、分布巻きされたコイル3のコイルエンド4は、複数のスロット21に亘って巻回される巻線30の集合体であるが、図1及び図2では、本発明の理解を容易にするため、コイルエンド4は簡略化して図示されている。
【0019】
図4に示すように、コイルエンド4は、軸線方向D1の外側から押し潰すように力が掛けられることにより、径方向D3の外側(「外径方向D31」ともいう)に向けて拡げられている。このため、コイルエンド4の先端部41(固定子コア2に対して軸線方向D1の外側)の方が、コイルエンド4の根元部42(固定子コア2側。軸線方向D1の内側)よりも径方向D3の外側に膨らんでいる。このコイルエンド4において、最も外周側に配置される2つのW相大コイル3W,3Wの間には、それぞれ1つ分のティース22の幅に相当する周方向D2の隙間Sが形成されている。即ち、2つのW相大コイル3W、3Wは、180度の周角度をあけて配置される2つの隙間S、Sを境にして、周方向D2に分かれるようにスロット21に巻回されている。
【0020】
各コイル3の一方端部と他方端部、即ち、各コイル3の一方の引出し線31の端部と、他方の引出し線31の端部は、それぞれ動力線5に接続されている。詳細には、U相小コイル3Uの一方の引出し線31uは、コイルエンド4の外に引き出され、例えば圧着端子からなる接続部6によって、動力線5uに接続されている。U相小コイル3Uの他方の引出し線31xは、コイルエンド4の外に引き出され、接続部6によって、動力線5xに接続されている。
【0021】
また、V相小コイル3Vの一方の引出し線31vは、コイルエンド4の外に引き出され、接続部6によって、動力線5vに接続されている。V相小コイル3Vの他方の引出し線31yは、コイルエンド4の外に引き出され、接続部6によって、動力線5yに接続されている。
【0022】
更に、W相大コイル3Wの一方の引出し線31wは、コイルエンド4の外に引き出され、接続部6によって、動力線5wに接続されている。また、W相大コイル3Wの他方の引出し線31zは、コイルエンド4の外に引き出され、接続部6によって、動力線5zに接続されている。
【0023】
それぞれの接続部6は、コイルエンド4の外周側の根元部42に隣接して配置されている。ここで、接続部6がコイルエンド4の外周側の根元部42に「隣接」するとは、接続部6が、コイルエンド4の外周側の根元部42において、固定子コア2の端面23の径方向D3の幅内に収まっていることを意味する。即ち、接続部6は、固定子コア2よりも径方向D3の外側にはみ出していない。接続部6は、固定子コア2の端面23の径方向D3の幅内に収まっていれば、コイルエンド4の外周側の根元部42に接触していてもよいし、接触していなくてもよい。接続部6は、固定子コア2の端面23に可及的に近接して配置されている。
【0024】
動力線5u、5v、5w、5x、5y、5zは、それぞれの接続部6から、コイルエンド4の外周側の根元部42に隣接してコイルエンド4の外周に沿って延びていると共に、最も外周側に配置される2つのW相大コイル3Wの間に形成される隙間Sから、軸線方向D1の外側に向けて延びている。本実施形態では、3本の動力線5u、5v、5zが、一方の隙間S(図2における右側の隙間S)において屈曲し、軸線方向の外側に向けて立ち上がり、残りの3本の動力線5w、5x、5yが、他方の隙間S(図2における左側の隙間S)において屈曲し、軸線方向の外側に向けて立ち上がっている。
【0025】
このように、全ての動力線5は、コイルエンド4の外周側の根元部42に隣接して配置され、コイルエンド4の上面には配置されない。このため、図4に示すように、従来のように動力線がコイルエンド4の上面に配置される場合(これを図4において動力線50で示す)の固定子1のコイルエンド長H2に比べて、この固定子1のコイルエンド長H1(固定子コア2の端面23からの軸線方向D1の外側への突出高さ)は、コイルエンド4の上面の動力線50の高さH0の分だけ短縮される。その結果、固定子1の軸線方向D1の長さは短くなり、固定子1は小型化される。
【0026】
また、図4に示すように、コイルエンド4の外周に沿って延びる動力線5は、コイルエンド4の外周側の根元部42と、固定子コア2の端面23との間に形成されるデッドスペースDS内に収容される。通常、固定子コア2の径方向D3の外側には、回転電機のハウジング(図示せず)が配置されるが、動力線5はデッドスペースDS内に収容されることで、コイルエンド4の径方向D3の外側に大きくはみ出す虞はないため、コイルエンド4の外周に沿って延びる動力線5とハウジングとの干渉は抑制される。
【0027】
更に、軸線方向D1の外側に向けて立ち上がった動力線5も、固定子コア2の径方向D3の外側に大きくはみ出す虞はない。即ち、コイルエンド4の先端部41は、根元部42に比べて径方向D3の外側に膨らんでいるため、動力線5は、コイルエンド4の外周側の根元部42から立ち上がる場合、コイルエンド4の先端部41を迂回するために、コイルエンド4の径方向D3の外側に傾倒しながら立ち上がる必要がある。しかし、動力線5の立ち上がる位置は、最も外周側に配置される2つのW相大コイル3Wの間の隙間Sに対応する位置であるため、図5に示すように、動力線5は、コイルエンド4の外周側の根元部42に隣接する位置から、この隙間Sに挟まれる形態で立ち上がることができる。このため、立ち上がった動力線5のはみ出しは抑制され、ハウジングとの干渉も抑制される。
【0028】
この固定子1において、コイルエンド4と動力線5とは、図1に示すように、例えば縛り紐等の紐状部材7で一体に緊締されている。このため、この固定子1が組み込まれる回転電機が、例えば可動部に使用される回転電機である場合、回転電機の移動によって動力線5に引っ張り力が作用しても、動力線5と引出し線31との接続部6に負荷が掛かる虞はなく、引っ張り耐性は従来と同様に確保される。
【0029】
以上説明した実施形態では、3相2極の固定子1を例示したが、固定子1は2極に制限されず、4極以上でもよい。しかし、極数が多くなると、動力線5の本数が増加する等、全ての動力線5をコイルエンドの外周側の根元部42に沿って配置させることが困難になるため、固定子1の極数は、2極又は4極であることが望ましい。
【0030】
図6は、36スロット4極の固定子1の一例を示しており、図2と同様に、固定子1のコイルエンド4の根元部42付近を軸線方向と垂直な方向に切断した状態を模式的に示す断面図である。図2と同一符号の部位は同一構成の部位を示している。この4極用の固定子1では、最も外周側で周方向D2に隣接している4つのW相大コイル3Wの間に、4つの周方向D2の隙間Sが形成される。このため、動力線5(図6において図示せず)を、これら4つの隙間Sのうちのいずれか1つ以上から立ち上がるように配置することにより、上記同様の効果を奏することができる。
【0031】
なお、図1図2に示した固定子1において、動力線5は、コイルエンド4の外周側を約1/4周して、隙間Sにおいて立ち上がるように形成されているが、これに制限されない。動力線5は、コイルエンド4の外周側を1/4周以上して、隙間Sにおいて立ち上がるように形成されてもよい。
【0032】
次に、本発明の回転電機について説明する。図7は、回転電機の一実施形態としての電動機の概略構成を示す断面図である。
この電動機10は、ハウジング11の内側に、上述した固定子1が組み込まれている。固定子1の動力線5は、一方のコイルエンド4(図7における右側のコイルエンド4)から、軸線方向D1の外側に向けて延びている。固定子1の内側に、回転子12が配置されている。回転子12は、軸線方向D1に延びる回転軸13に支持され、この回転軸13を中心に回転可能に設けられている。固定子1の動力線5は、電動機10の外部に設置された電源(図示せず)に接続される。これにより電源から固定子1の各コイル3に作動用電力が供給され、回転軸13を中心にして回転子12が回転駆動する。
【0033】
固定子1は、上記の通り、軸線方向D1の長さが短く、小型化されているため、電動機10の軸線方向D1の長さも小型化が可能である。また、固定子1の動力線5とコイルエンド4とは、図1図2に示したように、紐状部材7によって一体に緊締されているため、この電動機10が可動部に使用された際、電動機10の移動によって動力線5に引っ張り力が作用しても、動力線5と引出し線との接続部6(図7において図示せず)に負荷が掛かる虞はない。
【符号の説明】
【0034】
1 固定子
2 固定子コア
21 スロット
23 固定子コアの端面
3 コイル
30 巻線
4 コイルエンド
42 根元部
5 動力線
6 接続部
7 紐状部材
10 電動機(回転電機)
12 回転子
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7