特許第6609238号(P6609238)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

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特許6609238ナビゲーションサーバ、ナビゲーション方法、およびプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6609238
(24)【登録日】2019年11月1日
(45)【発行日】2019年11月20日
(54)【発明の名称】ナビゲーションサーバ、ナビゲーション方法、およびプログラム
(51)【国際特許分類】
   G01C 21/34 20060101AFI20191111BHJP
   G01C 21/26 20060101ALI20191111BHJP
   G08G 1/0969 20060101ALI20191111BHJP
【FI】
   G01C21/34
   G01C21/26 A
   G08G1/0969
【請求項の数】24
【全頁数】21
(21)【出願番号】特願2016-225293(P2016-225293)
(22)【出願日】2016年11月18日
(65)【公開番号】特開2018-81054(P2018-81054A)
(43)【公開日】2018年5月24日
【審査請求日】2018年7月3日
(73)【特許権者】
【識別番号】500257300
【氏名又は名称】Zホールディングス株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100106909
【弁理士】
【氏名又は名称】棚井 澄雄
(74)【代理人】
【識別番号】100149548
【弁理士】
【氏名又は名称】松沼 泰史
(74)【代理人】
【識別番号】100154852
【弁理士】
【氏名又は名称】酒井 太一
(74)【代理人】
【識別番号】100174986
【弁理士】
【氏名又は名称】林 康旨
(72)【発明者】
【氏名】櫻井 文雄
【審査官】 武内 俊之
(56)【参考文献】
【文献】 特開2007−010572(JP,A)
【文献】 特開2007−010570(JP,A)
【文献】 特開2014−089605(JP,A)
【文献】 特開2004−287807(JP,A)
【文献】 特開2013−195340(JP,A)
【文献】 国際公開第2014/097405(WO,A1)
【文献】 特開2016−071651(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G01C 21/34
G01C 21/26
G08G 1/0969
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザによって設定された目的地への経路を案内する端末装置から、前記目的地に関する目的地情報と、前記端末装置の現在地に関する現在地情報とを受信する受信部と、
前記受信部によって受信された現在地情報に基づき、前記案内されている目的地までの経路の途中でユーザが立ち寄った立寄地に関する立寄地情報を生成する立寄地情報生成部と、
前記ユーザの属性に関するユーザ属性情報を取得するユーザ属性情報取得部と、
前記受信部によって受信された前記目的地情報と、前記立寄地情報生成部によって生成された前記立寄地情報と、前記ユーザ属性情報取得部によって取得された前記ユーザ属性情報との履歴を示す履歴情報に基づいて、目的地情報とユーザ属性情報が入力されると立寄地情報を出力するモデルを学習する学習部と、
前記受信部により受信された目的地情報と前記ユーザ属性情報取得部により取得されたユーザ属性情報とを前記モデルに入力して得られる立寄地を、前記目的地への経路の途中で立ち寄る立寄地として前記端末装置に提案する提案部と、
を備え、
前記立寄地情報生成部は、前記受信部によって受信された現在地情報に基づき、前記目的地への経路の途中で前記端末装置が所定時間以上停止したと判定した場合、前記ユーザが前記立寄地に立ち寄ったと判定する、
ナビゲーションサーバ。
【請求項2】
前記立寄地情報生成部は、前記立寄地の種類ごとに設定された前記所定時間を用いて、前記ユーザが前記立寄地に立ち寄ったか否かを判定する
請求項記載のナビゲーションサーバ。
【請求項3】
ユーザによって設定された目的地への経路を案内する端末装置から、前記目的地に関する目的地情報と、前記端末装置の現在地に関する現在地情報とを受信する受信部と、
前記受信部によって受信された現在地情報に基づき、前記案内されている目的地までの経路の途中でユーザが立ち寄った立寄地に関する立寄地情報を生成する立寄地情報生成部と、
前記ユーザの属性に関するユーザ属性情報を取得するユーザ属性情報取得部と、
前記受信部によって受信された前記目的地情報と、前記立寄地情報生成部によって生成された前記立寄地情報と、前記ユーザ属性情報取得部によって取得された前記ユーザ属性情報との履歴を示す履歴情報に基づいて、目的地情報とユーザ属性情報が入力されると立寄地情報を出力するモデルを学習する学習部と、
前記受信部により受信された目的地情報と前記ユーザ属性情報取得部により取得されたユーザ属性情報とを前記モデルに入力して得られる立寄地を、前記目的地への経路の途中で立ち寄る立寄地として前記端末装置に提案する提案部と、
を備え、
前記立寄地情報生成部は、前記受信部によって受信された現在地情報に基づき、前記目的地への経路の途中において、前記端末装置の動作が終了したときの前記端末装置の位置と、前記端末装置の動作が再開したときの前記端末装置の位置との間の距離が所定距離未満の場合、前記ユーザが前記立寄地に立ち寄ったと判定する
ナビゲーションサーバ。
【請求項4】
前記提案部は、前記受信部によって受信された前記目的地情報と、前記ユーザ属性情報取得部によって取得された前記ユーザ属性情報に基づき、前記学習部による学習結果を用いて、前記端末装置に対する立寄地の提案を行う
請求項1から3のうちいずれか1項記載のナビゲーションサーバ。
【請求項5】
前記提案部は、前記モデルであり、目的地情報およびユーザ属性情報が入力される入力層と、立寄地情報を出力する出力層とを有するニューラルネットワークを用いて、前記ユーザが立ち寄る可能性のある立寄地に関する立寄地情報を生成し、生成した前記立寄地情報を前記端末装置に提案し、
前記学習部は、前記履歴情報を用いて前記ニューラルネットワークにおいて用いられる重みを算出し、算出した前記重みを学習結果として前記提案部に出力する
請求項1から4のうちいずれか1項記載のナビゲーションサーバ。
【請求項6】
前記立寄地情報は、前記立寄地を示す情報および前記立寄地のジャンルを示す情報の少なくとも一つを含み、
前記目的地情報は、前記目的地を示す情報および前記目的地のジャンルを示す情報の少なくとも一つを含み、
前記ユーザ属性情報は、前記ユーザの性別、年齢、および興味のあるカテゴリの少なくとも一つを含む
請求項記載のナビゲーションサーバ。
【請求項7】
前記ユーザを識別するための識別情報と、前記ユーザ属性情報とを関連付けて記憶する第1記憶部を更に備え、
前記受信部は、前記識別情報を前記端末装置から受信し、
前記ユーザ属性情報取得部は、前記受信部によって受信された前記識別情報に関連付けられた前記ユーザ属性情報を、前記第1記憶部から取得する
請求項1から6の何れか一項に記載のナビゲーションサーバ。
【請求項8】
前記提案部は、前記ユーザが家族とともに移動しているか否かを判定し、前記ユーザが家族とともに移動していると判定した場合、家族向けの立寄地を提案する
請求項1から7の何れか一項に記載のナビゲーションサーバ。
【請求項9】
前記提案部は、前記ユーザの家族が所有する端末装置の位置に関する位置情報を取得し、前記ユーザの家族が所有する前記端末装置が、前記ユーザが所有する前記端末装置から所定範囲内に位置する場合には、前記ユーザが家族とともに移動していると判定する
請求項記載のナビゲーションサーバ。
【請求項10】
前記提案部は、前記ユーザが購入した前記目的地についてのチケット情報を取得し、取得した前記チケット情報に基づいて、前記ユーザが家族とともに移動しているか否かを判定する
請求項記載のナビゲーションサーバ。
【請求項11】
ユーザによって設定された目的地への経路を案内する端末装置から、前記目的地に関する目的地情報と、前記端末装置の現在地に関する現在地情報とを受信する受信部と、
前記受信部によって受信された現在地情報に基づき、ユーザが立ち寄った立寄地に関する立寄地情報を生成する立寄地情報生成部と、
前記ユーザの属性に関するユーザ属性情報を取得するユーザ属性情報取得部と、
前記受信部によって受信された前記目的地情報と、前記立寄地情報生成部によって生成された前記立寄地情報と、前記ユーザ属性情報取得部によって取得された前記ユーザ属性情報との履歴を示す履歴情報に対して学習処理を行う学習部と、
前記学習部による学習結果を用いて、前記端末装置に対する立寄地の提案を行う提案部と、
を備え、
前記提案部は、
前記ユーザが家族とともに移動しているか否かを判定し、前記ユーザが家族とともに移動していると判定した場合、家族向けの立寄地を提案し、
前記ユーザが購入した前記目的地についてのチケット情報を取得し、取得した前記チケット情報に基づいて、前記ユーザが家族とともに移動しているか否かを判定する
ナビゲーションサーバ。
【請求項12】
前記提案部は、前記ユーザが立ち寄った立寄地と同じジャンルの立寄地については、前記ユーザが前記立寄地に立ち寄ってから所定時間の間は提案しない
請求項1から11の何れか一項に記載のナビゲーションサーバ。
【請求項13】
前記提案部は、前記目的地までの経路が複数存在する場合、前記ユーザが過去に立ち寄ったことがある立寄地を通過する経路を提案する
請求項1から12の何れか一項に記載のナビゲーションサーバ。
【請求項14】
前記提案部は、前記ユーザが過去に立ち寄ったことがある立寄地を通過する経路が複数存在する場合、前記ユーザが過去に商品の購入またはサービスの提供を受けたことがある立寄地を通過する経路を提案する
請求項13記載のナビゲーションサーバ。
【請求項15】
前記提案部は、前記ユーザのクレジットカード情報を取得し、取得したクレジットカード情報に基づいて、前記ユーザが過去に商品の購入またはサービスの提供を受けたことがある立寄地を判定する
請求項14記載のナビゲーションサーバ。
【請求項16】
前記履歴情報は、出発地に関する出発地情報と、前記出発地から前記目的地までの距離を示す第1の距離情報と、前記出発地から前記目的地までの所要時間を示す第1の時間情報と、前記出発地から前記立寄地までの距離を示す第2の距離情報と、前記出発地から前記立寄地までの所要時間を示す第2の時間情報の少なくとも一つを更に含む
請求項1から15の何れか一項に記載のナビゲーションサーバ。
【請求項17】
前記受信部によって受信された前記目的地情報と、前記立寄地情報生成部によって生成された前記立寄地情報と、前記ユーザ属性情報取得部によって取得された前記ユーザ属性情報とを関連付けることにより、前記履歴情報を生成する履歴情報生成部と、
前記履歴情報生成部によって生成された前記履歴情報を記憶する第2記憶部と、を更に備える
請求項1から16の何れか一項に記載のナビゲーションサーバ。
【請求項18】
前記第2記憶部に記憶された前記履歴情報に対して商圏分析を行うことにより、出店計画のための売り上げ予測または集客予測を行う商圏分析部を更に備える
請求項17記載のナビゲーションサーバ。
【請求項19】
ユーザによって設定された目的地への経路を案内する端末装置から、前記目的地に関する目的地情報と、前記端末装置の現在地に関する現在地情報とを受信する受信工程と、
前記受信工程において受信された現在地情報に基づき、前記案内されている目的地までの経路の途中でユーザが立ち寄った立寄地に関する立寄地情報を生成する立寄地情報生成工程と、
前記ユーザの属性に関するユーザ属性情報を取得するユーザ属性情報取得工程と、
前記受信工程において受信された前記目的地情報と、前記立寄地情報生成工程において生成された前記立寄地情報と、前記ユーザ属性情報取得工程において取得された前記ユーザ属性情報との履歴を示す履歴情報に基づいて、目的地情報とユーザ属性情報が入力されると立寄地情報を出力するモデルを学習する学習工程と、
前記受信工程において受信された目的地情報と前記ユーザ属性情報取得工程において取得されたユーザ属性情報とを前記モデルに入力して得られる立寄地を、前記目的地への経路の途中で立ち寄る立寄地として前記端末装置に提案する提案工程と、
を備え、
前記立寄地情報生成工程において、前記受信工程において受信された現在地情報に基づき、前記目的地への経路の途中で前記端末装置が所定時間以上停止したと判定した場合、前記ユーザが前記立寄地に立ち寄ったと判定する、
ナビゲーション方法。
【請求項20】
ユーザによって設定された目的地への経路を案内する端末装置から、前記目的地に関する目的地情報と、前記端末装置の現在地に関する現在地情報とを受信する受信工程と、
前記受信工程において受信された現在地情報に基づき、前記案内されている目的地までの経路の途中でユーザが立ち寄った立寄地に関する立寄地情報を生成する立寄地情報生成工程と、
前記ユーザの属性に関するユーザ属性情報を取得するユーザ属性情報取得工程と、
前記受信工程において受信された前記目的地情報と、前記立寄地情報生成工程において生成された前記立寄地情報と、前記ユーザ属性情報取得工程において取得された前記ユーザ属性情報との履歴を示す履歴情報に基づいて、目的地情報とユーザ属性情報が入力されると立寄地情報を出力するモデルを学習する学習工程と、
前記受信工程において受信された目的地情報と前記ユーザ属性情報取得工程において取得されたユーザ属性情報とを前記モデルに入力して得られる立寄地を、前記目的地への経路の途中で立ち寄る立寄地として前記端末装置に提案する提案工程と、
を備え、
前記立寄地情報生成工程において、前記受信工程において受信された現在地情報に基づき、前記目的地への経路の途中において、前記端末装置の動作が終了したときの前記端末装置の位置と、前記端末装置の動作が再開したときの前記端末装置の位置との間の距離が所定距離未満の場合、前記ユーザが前記立寄地に立ち寄ったと判定する
ナビゲーション方法。
【請求項21】
ユーザによって設定された目的地への経路を案内する端末装置から、前記目的地に関する目的地情報と、前記端末装置の現在地に関する現在地情報とを受信する受信工程と、
前記受信工程において受信された現在地情報に基づき、ユーザが立ち寄った立寄地に関する立寄地情報を生成する立寄地情報生成工程と、
前記ユーザの属性に関するユーザ属性情報を取得するユーザ属性情報取得工程と、
前記受信工程において受信された前記目的地情報と、前記立寄地情報生成工程において生成された前記立寄地情報と、前記ユーザ属性情報取得工程において取得された前記ユーザ属性情報との履歴を示す履歴情報に対して学習処理を行う学習工程と、
前記学習工程における学習結果を用いて、前記端末装置に対する立寄地の提案を行う提案工程と、
を備え、
前記提案工程において、
前記ユーザが家族とともに移動しているか否かを判定し、前記ユーザが家族とともに移動していると判定した場合、家族向けの立寄地を提案し、
前記ユーザが購入した前記目的地についてのチケット情報を取得し、取得した前記チケット情報に基づいて、前記ユーザが家族とともに移動しているか否かを判定する
ナビゲーション方法。
【請求項22】
コンピュータに、
ユーザによって設定された目的地への経路を案内する端末装置から、前記目的地に関する目的地情報と、前記端末装置の現在地に関する現在地情報とを受信する受信工程と、
前記受信工程において受信された現在地情報に基づき、前記案内されている目的地までの経路の途中でユーザが立ち寄った立寄地に関する立寄地情報を生成する立寄地情報生成工程と、
前記ユーザの属性に関するユーザ属性情報を取得するユーザ属性情報取得工程と、
前記受信工程において受信された前記目的地情報と、前記立寄地情報生成工程において生成された前記立寄地情報と、前記ユーザ属性情報取得工程において取得された前記ユーザ属性情報との履歴を示す履歴情報に基づいて、目的地情報とユーザ属性情報が入力されると立寄地情報を出力するモデルを学習する学習工程と、
前記受信工程において受信された目的地情報と前記ユーザ属性情報取得工程において取得されたユーザ属性情報とを前記モデルに入力して得られる立寄地を、前記目的地への経路の途中で立ち寄る立寄地として前記端末装置に提案する提案工程と、
を実行させ、
前記立寄地情報生成工程において、前記受信工程において受信された現在地情報に基づき、前記目的地への経路の途中で前記端末装置が所定時間以上停止したと判定した場合、前記ユーザが前記立寄地に立ち寄ったと判定させる、
プログラム。
【請求項23】
コンピュータに、
ユーザによって設定された目的地への経路を案内する端末装置から、前記目的地に関する目的地情報と、前記端末装置の現在地に関する現在地情報とを受信する受信工程と、
前記受信工程において受信された現在地情報に基づき、前記案内されている目的地までの経路の途中でユーザが立ち寄った立寄地に関する立寄地情報を生成する立寄地情報生成工程と、
前記ユーザの属性に関するユーザ属性情報を取得するユーザ属性情報取得工程と、
前記受信工程において受信された前記目的地情報と、前記立寄地情報生成工程において生成された前記立寄地情報と、前記ユーザ属性情報取得工程において取得された前記ユーザ属性情報との履歴を示す履歴情報に基づいて、目的地情報とユーザ属性情報が入力されると立寄地情報を出力するモデルを学習する学習工程と、
前記受信工程において受信された目的地情報と前記ユーザ属性情報取得工程において取得されたユーザ属性情報とを前記モデルに入力して得られる立寄地を、前記目的地への経路の途中で立ち寄る立寄地として前記端末装置に提案する提案工程と、
を実行させ、
前記立寄地情報生成工程において、前記受信工程において受信された現在地情報に基づき、前記目的地への経路の途中において、前記端末装置の動作が終了したときの前記端末装置の位置と、前記端末装置の動作が再開したときの前記端末装置の位置との間の距離が所定距離未満の場合、前記ユーザが前記立寄地に立ち寄ったと判定させる
プログラム。
【請求項24】
コンピュータに、
ユーザによって設定された目的地への経路を案内する端末装置から、前記目的地に関する目的地情報と、前記端末装置の現在地に関する現在地情報とを受信する受信工程と、
前記受信工程において受信された現在地情報に基づき、ユーザが立ち寄った立寄地に関する立寄地情報を生成する立寄地情報生成工程と、
前記ユーザの属性に関するユーザ属性情報を取得するユーザ属性情報取得工程と、
前記受信工程において受信された前記目的地情報と、前記立寄地情報生成工程において生成された前記立寄地情報と、前記ユーザ属性情報取得工程において取得された前記ユーザ属性情報との履歴を示す履歴情報に対して学習処理を行う学習工程と、
前記学習工程における学習結果を用いて、前記端末装置に対する立寄地の提案を行う提案工程と、
を実行させ、
前記提案工程において、
前記ユーザが家族とともに移動しているか否かを判定させ、前記ユーザが家族とともに移動していると判定した場合、家族向けの立寄地を提案させ、
前記ユーザが購入した前記目的地についてのチケット情報を取得させ、取得した前記チケット情報に基づいて、前記ユーザが家族とともに移動しているか否かを判定させる
プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ナビゲーションサーバ、ナビゲーション方法、およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、車両に搭載され、ユーザによって設定された目的地への経路を案内するナビゲーション装置が知られている。ユーザは、ナビゲーション装置の案内に従って車両を走行させるが、目的地への経路の途中でコンビニエンスストアやレストラン等の立寄地に立ち寄る場合がある。
【0003】
そこで、ユーザが運転する車両の近くの立寄地を検索して表示するナビゲーション装置が提案されている(特許文献1参照)。また、ユーザが立ち寄った立寄地の履歴に基づいて、ユーザが立ち寄る可能性のある立寄地の情報を提示するナビゲーション装置も提案されている(特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2002−257567号公報
【特許文献2】特開2004−287807号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来のナビゲーション装置は、目的地、立寄地、およびユーザ属性(例えば、性別および年齢)等の履歴に対して機械学習や深層学習等の学習処理を行うものではないため、ユーザが立ち寄る可能性の高い立寄地を提案できない場合があった。
【0006】
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、ユーザが立ち寄る可能性の高い立寄地を提案することができるナビゲーションサーバ、ナビゲーション方法、およびプログラムを提供することを目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様は、ユーザによって設定された目的地への経路を案内する端末装置から、前記目的地に関する目的地情報と、前記端末装置の現在地に関する現在地情報とを受信する受信部と、前記受信部によって受信された現在地情報に基づき、ユーザが立ち寄った立寄地に関する立寄地情報を生成する立寄地情報生成部と、前記ユーザの属性に関するユーザ属性情報を取得するユーザ属性情報取得部と、前記受信部によって受信された前記目的地情報と、前記立寄地情報生成部によって生成された前記立寄地情報と、前記ユーザ属性情報取得部によって取得された前記ユーザ属性情報との履歴を示す履歴情報に対して学習処理を行う学習部と、前記学習部による学習結果を用いて、前記端末装置に対する立寄地の提案を行う提案部と、を備えるナビゲーションサーバである。
【発明の効果】
【0008】
本発明の一態様によれば、ユーザが立ち寄る可能性の高い立寄地を提案することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】第1実施形態に係るナビゲーションシステムの全体構成を示す図である。
図2】第1実施形態に係る端末装置200の詳細構成を示すブロック図である。
図3】第1実施形態に係る地図情報167の一例を示す図である。
図4】第1実施形態に係るナビゲーションシステムにおいて実行される処理を示すシーケンス図である。
図5】第1実施形態に係るナビゲーションサーバ100によって行われる履歴情報生成処理の詳細を示すブロック図である。
図6】第1実施形態に係る施設情報テーブル162の一例を示す図である。
図7】第1実施形態に係るユーザ属性テーブル152の一例を示す図である。
図8】第1実施形態に係る履歴情報157の一例を示す図である。
図9】第1実施形態に係るナビゲーションサーバ100によって行われる立寄地の提案処理の詳細を示すブロック図である。
図10】第1実施形態に係るナビゲーションサーバ100によって実行される処理のフローチャートである。
図11】第2実施形態に係る施設情報テーブル162の一例を示す図である。
図12】第2実施形態に係る履歴情報157の一例を示す図である。
図13】第3実施形態に係るナビゲーションシステムの全体構成を示す図である。
図14】ナビゲーションサーバ100および端末装置200のハードウェア構成の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して、ナビゲーションサーバ、ナビゲーション方法、およびプログラムの実施形態について説明する。ナビゲーションサーバは、ナビアプリがインストールされた端末装置に目的地までの経路を示す経路情報を提供するとともに、端末装置を使用するユーザが立ち寄る可能性のある立寄地を提案する。これによって、ナビゲーションサーバは、端末装置が目的地までの経路を案内している際に、ユーザが立ち寄る可能性の高い立寄地を提案することができる。
【0011】
<1.第1実施形態>
<1−1.システム構成>
図1は、第1実施形態に係るナビゲーションシステムの全体構成を示す図である。ナビゲーションシステムは、ナビゲーションサーバ100と、端末装置200とを備える。ナビゲーションサーバ100および端末装置200は、ネットワークNWを介して通信する。ネットワークNWは、例えば、WAN(Wide Area Network)やLAN(Local Area Network)、インターネット、プロバイダ装置、無線基地局、専用回線などのうち一部または全部を含む。
【0012】
端末装置200は、車両Vhに乗車するユーザによって使用される。端末装置200は、スマートフォンなどの携帯電話やタブレット端末などである。端末装置200は、ナビゲーションサーバ100と連携するナビアプリ(ナビゲーションプログラム)が起動されることで、ナビゲーション装置として機能する。なお、図1においては、1台の車両Vhおよび端末装置200のみが示されているが、複数の端末装置200がネットワークNWに接続されてよい。
【0013】
ナビゲーションサーバ100は、経路探索部110と、ユーザ属性情報取得部115と、履歴情報生成部120と、立寄地情報生成部125と、提案部130と、学習部135と、受信部140と、送信部145と、第1記憶部150と、第2記憶部155と、第3記憶部160と、第4記憶部165とを備える。
【0014】
経路探索部110、ユーザ属性情報取得部115、履歴情報生成部120、立寄地情報生成部125、提案部130、および学習部135は、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサが、プログラムメモリに記憶されたプログラムを実行することで実現される。なお、これらの機能部は、プロセッサがプログラムを実行するのと同様の機能を有するLSI(Large Scale Integration)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、およびFPGA(Field-Programmable Gate Array)等のハードウェアにより実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアが協働することで実現されてもよい。
【0015】
受信部140および送信部145は、例えばNIC(Network Interface Card)によって実現される。第1記憶部150、第2記憶部155、第3記憶部160、および第4記憶部165は、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、フラッシュメモリ、またはこれらのうち複数が組み合わされたハイブリッド型記憶装置などにより実現される。また、第1記憶部150、第2記憶部155、第3記憶部160、および第4記憶部165の一部または全部は、NAS(Network Attached Storage)や外部のストレージサーバなど、ナビゲーションサーバ100がアクセス可能な外部装置であってもよい。
【0016】
図2は、第1実施形態に係る端末装置200の詳細構成を示すブロック図である。端末装置200は、制御部210と、測位部220と、受付部230と、表示部240と、記憶部250と、通信部260とを備える。
【0017】
制御部210は、CPU等のプロセッサが、記憶部250に記憶されたプログラムを実行することで実現される。なお、制御部210は、プロセッサがプログラムを実行するのと同様の機能を有するLSI、ASIC、およびFPGA等のハードウェアにより実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアが協働することで実現されてもよい。
【0018】
測位部220は、例えばGPS(Global Positioning System)受信機である。測位部220は、衛星から受信した電波に基づく測位を行って、端末装置200の位置(すなわち車両Vhの位置)を特定する。また、端末装置200は、通信部260が通信可能な無線基地局の位置から端末装置200の位置を推定してもよい。
【0019】
受付部230は、ユーザからの操作入力を受け付けるタッチパネルなどの装置である。表示部240は、液晶表示装置などの表示装置である。記憶部250は、例えば、RAMやROM、HDD、フラッシュメモリ、またはこれらのうち複数が組み合わされたハイブリッド型記憶装置などにより実現される。通信部260は、ネットワークNWに接続された無線基地局と無線通信を行う無線通信モジュールである。
【0020】
端末装置200は、定期的に(例えば数[sec]おきに)、測位部220によって特定された端末装置200の位置を現在地情報としてナビゲーションサーバ100に送信する。また、端末装置200は、ユーザにより設定された目的地をナビゲーションサーバ100に送信し、ナビゲーションサーバ100から経路情報を取得する。
【0021】
図1において、ナビゲーションサーバ100の経路探索部110は、端末装置200からのリクエストに応じて経路探索を行い、経路情報を端末装置200に送信する。また、ナビゲーションサーバ100の第4記憶部165には、地図情報167が記憶される。地図情報167は、例えば、リンクの集合で道路を表現した情報である。
【0022】
図3は、第1実施形態に係る地図情報167の一例を示す図である。地図情報167は、リンクの両端座標、接続リンク、車線数などの情報が、リンクの識別情報であるリンクIDに対応付けられた情報である。
【0023】
ナビゲーションサーバ100は、地図情報167から、端末装置200から受信した端末装置200の位置を中心とした領域の地図情報(部分地図情報)を抽出し、抽出した地図情報を端末装置200に送信する。
【0024】
端末装置200の制御部210は、ナビゲーションサーバ100から受信した情報に対してリンクマッチング処理を行う。リンクマッチング処理とは、部分地図情報に含まれるリンクのうち、どのリンクに対応する道路に沿って端末装置200が移動しているか(すなわち車両Vhがどのリンクを走行しているか)を判定する処理である。従って、リンクマッチング処理によって、端末装置200の位置(車両Vhの位置)が、いずれかのリンクに対応付けられる。リンクマッチング処理は、例えば、端末装置200の位置に最も近い位置にあるリンクを選択することを基本として、種々の要素を加味して行われる。端末装置200の制御部210は、ナビゲーションサーバ100から受信した部分地図情報と、リンクマッチング処理の結果とに基づいてナビゲーション画面を生成する。端末装置200は、生成したナビゲーション画面を表示部240に表示する。
【0025】
<1−2.ナビゲーションシステムの処理>
図4は、第1実施形態に係るナビゲーションシステムにおいて実行される処理を示すシーケンス図である。まず、端末装置200の制御部210がナビアプリを起動し、受付部230がユーザによる目的地の設定を受け付ける(S1)。端末装置200は、測位部220によって特定された端末装置200の位置(以下、「現在地」)、目的地、およびユーザIDを、ナビゲーションサーバ100に送信する(S2)。ユーザIDは、端末装置200を使用するユーザを識別するための識別情報であり、ユーザ認証によって取得される。
【0026】
ナビゲーションサーバ100は、現在地および目的地と、地図情報167とを用いて経路探索を行う(S3)。ナビゲーションサーバ100は、探索結果として得られた経路情報と、端末装置200の現在地を中心とした領域の部分地図情報とを端末装置200に送信する(S4)。
【0027】
端末装置200は、測位部220によって特定された現在地に基づき、車両Vhの運転が開始されたか否かを判定する。端末装置200は、車両Vhの運転が開始されたと判定した場合、運転開始通知をナビゲーションサーバ100に送信する(S5)。なお、端末装置200は、ユーザからの入力に基づいて車両Vhの運転が開始されたことを判定してもよい。
【0028】
端末装置200は、現在地と部分地図情報に含まれるリンクとに対してリンクマッチング処理を行い、リンクマッチング処理の結果(以下、「リンクマッチング結果」)と、部分地図情報とに基づいてナビゲーション画面を生成する。端末装置200は、生成したナビゲーション画面を表示部240に表示する(S6)。
【0029】
端末装置200は、定期的に、現在地およびリンクマッチング結果をナビゲーションサーバ100に送信する(S7)。ナビゲーションサーバ100は、端末装置200から受信した現在地に対応する部分地図情報を端末装置200に送信する(S8)。
【0030】
このようにして、S6〜S8の処理が繰り返し実行される。端末装置200は、測位部220が特定した現在地に基づき、車両Vhが目的地に到着したか否かを判定する。なお、端末装置200は、ユーザからの入力に基づいて車両Vhが目的地に到着したことを判定してもよい。
【0031】
端末装置200は、車両Vhが目的地に到着したと判定した場合、目的地到着通知をナビゲーションサーバ100に送信する(S9)。ナビゲーションサーバ100は、端末装置200から目的地到着通知を受信すると、図4に示される一連の動作を終了する。
【0032】
<1−3.履歴情報生成処理>
図5は、第1実施形態に係るナビゲーションサーバ100によって行われる履歴情報生成処理の詳細を示すブロック図である。まず、受信部140は、ネットワークNWを介して端末装置200から現在地情報を受信すると(図4のS2)、受信した現在地情報を立寄地情報生成部125に出力する。立寄地情報生成部125は、受信部140から入力された現在地情報を用いて、ユーザが立寄地に立ち寄ったか否かを判定する。
【0033】
例えば、立寄地情報生成部125は、受信部140によって受信された現在地情報に基づき、目的地への経路の途中で端末装置200が所定時間以上停止したと判定した場合、ユーザが立寄地に立ち寄ったと判定する。また、立寄地情報生成部125は、第3記憶部160に記憶された施設情報テーブル162を参照して、ユーザが立ち寄った立寄地の施設情報を取得する。
【0034】
図6は、第1実施形態に係る施設情報テーブル162の一例を示す図である。施設情報テーブル162は、施設名と、施設の位置とが関連付けられたテーブルである。図6に示される例において、施設名「テーマパークA」に位置(x1,y1)が関連付けられ、施設名「レストランB」に位置(x2,y2)が関連付けられ、施設名「コンビニC」に位置(x3,y3)が関連付けられ、施設名「ガソリンスタンドD」に位置(x4,y4)が関連付けられている。
【0035】
なお、施設情報テーブル162に含まれる施設のジャンルは、これらに限られない。例えば、ショッピングセンター、映画館、スポーツ施設などのジャンルの施設が施設情報テーブル162に含まれてもよい。
【0036】
立寄地情報生成部125は、ユーザが立寄地に立ち寄ったと判定した場合、受信部140によって受信された現在地に最も近い位置の施設についての施設情報(施設名および施設の位置)を取得する。立寄地情報生成部125は、取得した施設情報を、ユーザが立ち寄った立寄地に関する立寄地情報として履歴情報生成部120に出力する。
【0037】
なお、立寄地情報生成部125は、立寄地の種類ごとに設定された所定時間を用いて、ユーザが立寄地に立ち寄ったか否かを判定してもよい。例えば、立寄地情報生成部125は、端末装置200がコンビニの近くにおいて5分以上停止した場合、ユーザがコンビニに立ち寄ったと判定する。また、例えば、立寄地情報生成部125は、端末装置200がレストランの近くにおいて20分以上停止した場合、ユーザがレストランに立ち寄ったと判定する。
【0038】
また、立寄地情報生成部125は、受信部140によって受信された現在地情報に基づき、目的地への経路の途中において、端末装置200の動作が終了したときの端末装置200の位置と、端末装置200の動作が再開したときの端末装置200の位置との間の距離が所定距離未満の場合、ユーザが立寄地に立ち寄ったと判定してもよい。
【0039】
一方、受信部140は、ネットワークNWを介して端末装置200から目的地情報を受信すると(図4のS2)、受信した目的地情報を履歴情報生成部120に出力する。
【0040】
また、受信部140は、ネットワークNWを介して端末装置200からユーザIDを受信すると(図4のS2)、受信したユーザIDをユーザ属性情報取得部115に出力する。ユーザ属性情報取得部115は、第1記憶部150に記憶されたユーザ属性テーブル152を参照して、受信部140によって受信されたユーザIDに関連付けられたユーザ属性情報を、第1記憶部150から取得する。
【0041】
図7は、第1実施形態に係るユーザ属性テーブル152の一例を示す図である。ユーザ属性テーブル152は、ユーザIDと、ユーザ属性情報(性別情報、年齢情報、および興味カテゴリ情報)とが関連付けられたテーブルである。性別情報は、ユーザの性別を示す情報である。年齢情報は、ユーザの年齢を示す情報である。興味カテゴリ情報は、ユーザの興味のあるカテゴリに関する情報である。
【0042】
なお、ユーザ属性情報には、性別情報、年齢情報、および興味カテゴリ情報の全てが含まれることとしたが、これらのうちのいずれか一つが含まれていればよい。また、ユーザ属性情報には、購入履歴情報や、ウェブ閲覧情報等が含まれてもよい。
【0043】
図7に示される例において、ユーザID「0001」がユーザ属性情報(男、40歳、グルメ)に関連付けられ、ユーザID「0002」がユーザ属性情報(女、25歳、スポーツ)に関連付けられている。ユーザ属性情報は、予めユーザによって登録された情報であってもよいし、ナビゲーションサーバ100によって自動的に収集された情報であってもよい。
【0044】
ユーザ属性情報取得部115は、受信部140によって受信されたユーザIDに関連付けられたユーザ属性情報を、第1記憶部150から取得する。ユーザ属性情報取得部115は、取得したユーザ属性情報を履歴情報生成部120に出力する。
【0045】
履歴情報生成部120は、受信部140によって受信された目的地情報と、立寄地情報生成部125によって生成された立寄地情報と、ユーザ属性情報取得部115によって取得されたユーザ属性情報とを関連付けることにより、履歴情報157を生成する。第2記憶部155は、履歴情報生成部120によって生成された履歴情報157を記憶する。
【0046】
図8は、第1実施形態に係る履歴情報157の一例を示す図である。履歴情報157は、目的地情報(目的地および目的地の位置)と、立寄地情報(立寄地および立寄地の位置)と、ユーザ属性情報(性別情報、年齢情報、および興味カテゴリ情報)とが関連付けられたテーブルである。
【0047】
図8に示される例において、目的地「テーマパークA」と、目的地の位置(x1,y1)と、立寄地「コンビニC」と、立寄地の位置(x3,y3)と、性別「女」と、年齢「25歳」と、興味カテゴリ「スポーツ」とが関連付けられている。また、目的地「レストランB」と、目的地の位置(x2,y2)と、立寄地「ガソリンスタンドD」と、立寄地の位置(x4,y4)と、性別「男」と、年齢「40歳」と、興味カテゴリ「グルメ」とが関連付けられている。
【0048】
履歴情報生成部120は、立寄地情報生成部125から立寄地情報が入力される度に履歴情報を生成し、生成した履歴情報を第2記憶部155に蓄積する。以上が、履歴情報生成処理の一連の流れである。
【0049】
<1−4.立寄地の提案処理>
図9は、第1実施形態に係るナビゲーションサーバ100によって行われる立寄地の提案処理の詳細を示すブロック図である。まず、受信部140は、ネットワークNWを介して端末装置200からユーザIDを受信すると(図4のS2)、受信したユーザIDをユーザ属性情報取得部115に出力する。ユーザ属性情報取得部115は、第1記憶部150に記憶されたユーザ属性テーブル152を参照して、受信部140によって受信されたユーザIDに関連付けられたユーザ属性情報を、第1記憶部150から取得する。ユーザ属性情報取得部115は、取得したユーザ属性情報を提案部130に出力する。
【0050】
また、受信部140は、ネットワークNWを介して端末装置200から現在地情報および目的地情報を受信すると(図4のS2)、受信した現在地情報および目的地情報を提案部130に出力する。
【0051】
一方、学習部135は、第2記憶部155から履歴情報157を読み出し、履歴情報157に対して機械学習や深層学習等の学習処理を行う。学習処理の詳細については後述する。学習部135は、学習結果を提案部130に出力する。なお、学習部135は、バッチ処理によって履歴情報157に対する学習処理を行う。
【0052】
提案部130は、受信部140によって受信された目的地情報と、ユーザ属性情報取得部115によって取得されたユーザ属性情報(性別情報、年齢情報、および興味カテゴリ情報)に基づき、学習部135による学習結果を用いて、端末装置200に対する立寄地の提案を行う。
【0053】
例えば、提案部130は、目的地情報およびユーザ属性情報が入力される入力層と、立寄地情報を出力する出力層とを有するニューラルネットワークを用いて、ユーザが立ち寄る可能性のある立寄地に関する立寄地情報を生成し、生成した立寄地情報を端末装置200に提案してもよい。この場合、学習部135は、第2記憶部155から読み出した履歴情報157を教師データとして用いてニューラルネットワークにおいて用いられる重みを算出し、算出した重みを学習結果として提案部130に出力する。
【0054】
提案部130は、ニューラルネットワークを用いて導出した立寄地情報を送信部145に出力する。送信部145は、提案部130から入力された立寄地情報を、端末装置に送信する。
【0055】
端末装置200の通信部260は、ナビゲーションサーバ100から立寄地情報を受信し、受信した立寄地情報を制御部210に出力する。制御部210は、通信部260から入力された立寄地情報を、表示部240に表示する。これによって、ユーザは、ナビゲーションサーバ100の提案部130によって提案された立寄地を確認することができる。
【0056】
例えば、テーマパークAを目的地に設定したユーザは、テーマパークAで食事をする可能性が高いため、目的地までの経路の途中で飲食店に立ち寄る可能性は低いという傾向を学習することができる。また、テーマパークAを目的地に設定したユーザは、目的地までの経路の途中でコンビニに立ち寄る可能性が高いという傾向を学習することもできる。
【0057】
本実施形態によれば、目的地情報(目的地および目的地の位置)と、立寄地情報(立寄地および立寄地の位置)と、ユーザ属性情報(性別情報、年齢情報、および興味カテゴリ情報)とが関連付けられた履歴情報157を学習し、学習結果を用いて立寄地を提案するため、ユーザが設定した目的地に応じて、ユーザが立ち寄る可能性の高い立寄地を提案することができる。
【0058】
<1−5.ナビゲーションサーバによって実行される処理のフローチャート>
図10は、第1実施形態に係るナビゲーションサーバ100によって実行される処理のフローチャートである。まず、ナビゲーションサーバ100の受信部140は、目的地情報およびユーザIDを、ネットワークNWを介して端末装置200から受信する(S10)。
【0059】
ユーザ属性情報取得部115は、第1記憶部150に記憶されたユーザ属性テーブル152を参照して、受信部140によって受信されたユーザIDに関連付けられたユーザ属性情報(性別情報、年齢情報、および興味カテゴリ情報)を、第1記憶部150から取得する(S11)。
【0060】
提案部130は、受信部140によって受信された目的地情報と、ユーザ属性情報取得部115によって取得されたユーザ属性情報に基づき、学習部135による学習結果を用いて、ユーザが立ち寄る可能性のある立寄地に関する立寄地情報を生成する(S12)。
【0061】
次に、受信部140は、現在地情報を、ネットワークNWを介して端末装置200から受信する(S13)。提案部130は、受信部140によって受信された現在地情報に基づき、S12において生成された立寄地情報によって示される立寄地から所定範囲内に端末装置200が存在するか否かを判定する(S14)。
【0062】
S12において生成された立寄地情報によって示される立寄地から所定範囲内に端末装置200が存在しない場合、後述するS16に処理が進められる。一方、S12において生成された立寄地情報によって示される立寄地から所定範囲内に端末装置200が存在する場合、提案部130は立寄地を提案する(S15)。すなわち、提案部130は、S12において生成された立寄地情報を、送信部145から端末装置200に送信する(S15)。
【0063】
その後、ナビゲーションサーバ100は、端末装置200が目的地に到着したか否かを判定する。具体的には、ナビゲーションサーバ100は、端末装置200から目的地到着通知(図4のS9)を受信した場合に、端末装置200が目的地に到着したと判定する。
【0064】
ナビゲーションサーバ100は、端末装置200が目的地に到着していないと判定した場合、前述のS13に処理を戻す。一方、ナビゲーションサーバ100は、端末装置200が目的地に到着したと判定した場合、本フローチャートによる処理を終了する。
【0065】
なお、本実施形態において、履歴情報157は、目的地情報と、立寄地情報と、ユーザ属性情報とを含むこととしたが、これに限られない。例えば、履歴情報157は、出発地に関する出発地情報と、出発地から目的地までの距離を示す第1の距離情報と、出発地から目的地までの所要時間を示す第1の時間情報と、出発地から立寄地までの距離を示す第2の距離情報と、出発地から立寄地までの所要時間を示す第2の時間情報の少なくとも一つを更に含んでもよい。
【0066】
この場合、例えば、出発地から目的地までの距離が所定距離以上である場合、目的地までの経路の途中でコンビニに立ち寄る可能性が高いという傾向を学習することができる。また、目的地としてテーマパークAが設定された場合、目的地に到着する約1時間前に、テーマパークAの30[km]圏内のコンビニに立ち寄る可能性が高いという傾向を学習することができる。このように、学習部135は、ユーザが立ち寄る可能性の高い立寄地を学習することができるので、提案部130は、よりユーザが立ち寄る可能性の高い立寄地を提案することができる。
【0067】
また、提案部130は、ユーザが家族とともに移動しているか否かを判定し、ユーザが家族とともに移動していると判定した場合、家族向けの立寄地を提案してもよい。これによって、提案部130は、家族連れのユーザが立ち寄る可能性の高い立寄地を提案することができる。
【0068】
この場合、提案部130は、ユーザの家族が所有する端末装置の位置に関する位置情報を取得し、ユーザの家族が所有する端末装置が、ユーザが所有する端末装置から所定範囲内に位置する場合には、ユーザが家族とともに移動していると判定してもよい。
【0069】
また、提案部130は、ユーザが購入した目的地についてのチケット情報を取得し、取得したチケット情報に基づいて、ユーザが家族とともに移動しているか否かを判定してもよい。例えば、提案部130は、ユーザが目的地についてのファミリー割引チケットを購入している場合には、ユーザが家族とともに移動していると判定してもよい。
【0070】
また、提案部130は、目的地までの経路が複数存在する場合、ユーザが過去に立ち寄ったことがある立寄地を通過する経路を提案してもよい。これによって、提案部130は、よりユーザが立ち寄る可能性の高い立寄地を提案することができる。
【0071】
また、提案部130は、ユーザが過去に立ち寄ったことがある立寄地を通過する経路が複数存在する場合、ユーザが過去に商品の購入またはサービスの提供を受けたことがある立寄地を通過する経路を提案してもよい。この場合、提案部130は、ユーザのクレジットカード情報を取得し、取得したクレジットカード情報に基づいて、ユーザが過去に商品の購入またはサービスの提供を受けたことがある立寄地を判定してもよい。これによって、提案部130は、ユーザが商品の購入またはサービスの提供を受ける可能性の高い立寄地を提案することができ、立寄地の提案による広告効果を改善することができる。
【0072】
以上説明したように、受信部140は、ユーザによって設定された目的地への経路を案内する端末装置200から、目的地に関する目的地情報と、端末装置200の現在地に関する現在地情報とを受信する。立寄地情報生成部125は、受信部140によって受信された現在地情報に基づき、ユーザが立ち寄った立寄地に関する立寄地情報を生成する。ユーザ属性情報取得部115は、ユーザの属性に関するユーザ属性情報を取得する。学習部135は、受信部140によって受信された目的地情報と、立寄地情報生成部125によって生成された立寄地情報と、ユーザ属性情報取得部115によって取得されたユーザ属性情報との履歴を示す履歴情報157に対して学習処理を行う。提案部130は、学習部135による学習結果を用いて、端末装置200に対する立寄地の提案を行う。これによって、ナビゲーションサーバ100は、ユーザが立ち寄る可能性の高い立寄地を提案することができる。
【0073】
<2.第2実施形態>
第1実施形態において、履歴情報生成部120は、目的地を示す目的地情報と、立寄地を示す立寄地情報と、ユーザ属性情報とを用いて、履歴情報157を生成することとした。これに対し、第2実施形態において、履歴情報生成部120は、目的地のジャンルを示す目的地情報と、立寄地のジャンルを示す立寄地情報と、ユーザ属性情報とを用いて、履歴情報157を生成することとする。以下、第2実施形態について詳細に説明する。
【0074】
図11は、第2実施形態に係る施設情報テーブル162の一例を示す図である。施設情報テーブル162は、施設名と、施設の位置と、施設のジャンルとが関連付けられたテーブルである。図11に示される例において、施設名「テーマパークA」に位置(x1,y1)およびジャンル「遊園地」が関連付けられ、施設名「レストランB」に位置(x2,y2)およびジャンル「飲食店」が関連付けられ、施設名「コンビニC」に位置(x3,y3)およびジャンル「コンビニ」が関連付けられ、施設名「ガソリンスタンドD」に位置(x4,y4)およびジャンル「ガソリンスタンド」が関連付けられている。
【0075】
立寄地情報生成部125は、ユーザが立寄地に立ち寄ったと判定した場合、受信部140によって受信された現在地に最も近い位置の施設についての施設情報(施設名、施設の位置、および施設のジャンル)を取得する。立寄地情報生成部125は、取得した施設情報を、ユーザが立ち寄った立寄地に関する立寄地情報として履歴情報生成部120に出力する。
【0076】
履歴情報生成部120は、受信部140によって受信された目的地情報と、立寄地情報生成部125によって生成された立寄地情報と、ユーザ属性情報取得部115によって取得されたユーザ属性情報とを関連付けることにより、履歴情報157を生成する。第2記憶部155は、履歴情報生成部120によって生成された履歴情報157を記憶する。
【0077】
図12は、第2実施形態に係る履歴情報157の一例を示す図である。履歴情報157は、目的地情報(目的地のジャンルおよび目的地の位置)と、立寄地情報(立寄地のジャンルおよび立寄地の位置)と、ユーザ属性情報(性別情報、年齢情報、および興味カテゴリ情報)とが関連付けられたテーブルである。
【0078】
図12に示される例において、目的地のジャンル「遊園地」と、目的地の位置(x1,y1)と、立寄地のジャンル「コンビニ」と、立寄地の位置(x3,y3)と、性別「女」と、年齢「25歳」と、興味カテゴリ「スポーツ」とが関連付けられている。また、目的地のジャンル「飲食店」と、目的地の位置(x2,y2)と、立寄地のジャンル「ガソリンスタンド」と、立寄地の位置(x4,y4)と、性別「男」と、年齢「40歳」と、興味カテゴリ「グルメ」とが関連付けられている。
【0079】
以上説明したように、立寄地情報は、立寄地を示す情報および立寄地のジャンルを示す情報の少なくとも一つを含んでよい。また、目的地情報は、目的地を示す情報および目的地のジャンルを示す情報の少なくとも一つを含んでよい。
【0080】
本実施形態によれば、例えば、飲食店を目的地に設定したユーザは、目的地までの経路の途中で他の飲食店に立ち寄る可能性は低いという傾向を学習することができる。また、遊園地を目的地に設定したユーザは、目的地までの経路の途中でコンビニによる可能性が高いという傾向を学習することもできる。本実施形態によれば、目的地情報(目的地のジャンルおよび目的地の位置)と、立寄地情報(立寄地のジャンルおよび立寄地の位置)と、ユーザ属性情報(性別情報、年齢情報、および興味カテゴリ情報)とが関連付けられた履歴情報157を学習し、学習結果を用いて立寄地を提案するため、ユーザが設定した目的地のジャンルに応じて、ユーザが立ち寄る可能性の高い立寄地を提案することができる。
【0081】
なお、提案部130は、ユーザが立ち寄った立寄地と同じジャンルの立寄地については、ユーザが立寄地に立ち寄ってから所定時間の間は提案しないようにしてもよい。これによって、ユーザが立ち寄る可能性が低い立寄地を提案しないようにすることができる。
【0082】
<3.第3実施形態>
第1実施形態および第2実施形態において、第2記憶部155に記憶された履歴情報157は、学習部135による学習処理に使用されることとした。これに対し、第3実施形態において、第2記憶部155に記憶された履歴情報157は、学習部135による学習処理に加えて、商圏分析に使用されることとする。以下、第3実施形態について詳細に説明する。
【0083】
図13は、第3実施形態に係るナビゲーションシステムの全体構成を示す図である。図13において、図1の各部に対応する部分には同一の符号を付し、説明を省略する。
【0084】
商圏分析用端末装置300は、ネットワークNWに接続されている。ナビゲーションサーバ100、端末装置200、および商圏分析用端末装置300は、ネットワークNWを介して通信する。
【0085】
ナビゲーションサーバ100は、商圏分析部170を更に備える。商圏分析部170は、CPU等のプロセッサが、プログラムメモリに記憶されたプログラムを実行することで実現される。なお、商圏分析部170は、プロセッサがプログラムを実行するのと同様の機能を有するLSI、ASIC、およびFPGA等のハードウェアにより実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアが協働することで実現されてもよい。
【0086】
第2記憶部155に記憶された履歴情報157は、ユーザが実際に立ち寄ったことがある立寄地についての情報を含む。このため、商圏分析部170は、第2記憶部155に記憶された履歴情報157に対して商圏分析を行うことにより、出店計画のための売り上げ予測または集客予測を行う。
【0087】
商圏分析部170は、商圏分析結果を送信部145に出力する。送信部145は、商圏分析部170から入力された商圏分析結果を商圏分析用端末装置300に送信する。商圏分析用端末装置300は、ナビゲーションサーバ100から受信した商圏分析結果を、不図示の表示部に表示する。これにより、商圏分析用端末装置300を操作するユーザは、商圏分析結果を確認することができる。
【0088】
<4.ハードウェア構成>
図14は、ナビゲーションサーバ100および端末装置200のハードウェア構成の一例を示す図である。図14は、端末装置200がスマートフォンやタブレット端末などのスマートデバイスである例を示している。端末装置200は、例えば、CPU401、RAM402、ROM403、並びにフラッシュメモリなどの二次記憶装置404、タッチパネル405、および無線通信モジュール406が、内部バスあるいは専用通信線によって相互に接続された構成となっている。ナビアプリは、ネットワークNWを介してダウンロードされ、二次記憶装置404に格納される。
【0089】
ナビゲーションサーバ100は、例えば、NIC(Network Interface Card)501、CPU502、RAM503、ROM504、フラッシュメモリやHDDなどの二次記憶装置505、およびドライブ装置506が、内部バスあるいは専用通信線によって相互に接続された構成となっている。ドライブ装置506には、光ディスクなどの可搬型記憶媒体が装着される。二次記憶装置505、またはドライブ装置506に装着された可搬型記憶媒体に記憶されたプログラムがDMAコントローラ(不図示)などによってRAM503に展開され、CPU502によって実行されることで、ナビゲーションサーバ100の機能部が実現される。
【0090】
以上、本発明を実施するための形態について実施形態を用いて説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
【符号の説明】
【0091】
100…ナビゲーションサーバ
110…経路探索部
115…ユーザ属性情報取得部
120…履歴情報生成部
125…立寄地情報生成部
130…提案部
135…学習部
140…受信部
145…送信部
150…第1記憶部
152…ユーザ属性テーブル
155…第2記憶部
157…履歴情報
160…第3記憶部
162…施設情報テーブル
165…第4記憶部
167…地図情報
170…商圏分析部
200…端末装置
300…商圏分析用端末装置
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14