特許第6609296号(P6609296)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

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特許6609296プログラム、サーバ装置、および端末装置の制御方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6609296
(24)【登録日】2019年11月1日
(45)【発行日】2019年11月20日
(54)【発明の名称】プログラム、サーバ装置、および端末装置の制御方法
(51)【国際特許分類】
   H04N 21/431 20110101AFI20191111BHJP
   G06F 13/00 20060101ALI20191111BHJP
【FI】
   H04N21/431
   G06F13/00 550A
【請求項の数】17
【全頁数】21
(21)【出願番号】特願2017-179113(P2017-179113)
(22)【出願日】2017年9月19日
(65)【公開番号】特開2019-54494(P2019-54494A)
(43)【公開日】2019年4月4日
【審査請求日】2018年8月23日
(73)【特許権者】
【識別番号】500257300
【氏名又は名称】Zホールディングス株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100106909
【弁理士】
【氏名又は名称】棚井 澄雄
(74)【代理人】
【識別番号】100149548
【弁理士】
【氏名又は名称】松沼 泰史
(74)【代理人】
【識別番号】100154852
【弁理士】
【氏名又は名称】酒井 太一
(74)【代理人】
【識別番号】100174986
【弁理士】
【氏名又は名称】林 康旨
(72)【発明者】
【氏名】峯松 智之
【審査官】 鈴木 順三
(56)【参考文献】
【文献】 特開2011−128204(JP,A)
【文献】 特開2006−011358(JP,A)
【文献】 特開2012−160034(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04N 21/00 − 21/858
G06F 13/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示部を有する端末装置に、
第1コンテンツに設定される一以上の基準点が前記表示部により表示されたか否かを判定させ、
前記一以上の基準点が前記表示部により表示されたとの判定の結果が得られた場合に、前記第1コンテンツが前記表示部により表示された際に前記第1コンテンツが前記表示部の表示面に占める表示領域に含まれる領域に表示される第2コンテンツの再生を開始させ、
前記端末装置の仕様を示す情報を取得させ、
前記取得させた仕様を示す情報に基づいて、前記基準点を設定させる、
プログラム。
【請求項2】
表示部を有する端末装置に、
第1コンテンツに設定される複数の基準点が前記表示部により表示されたか否かをそれぞれ判定させ、
前記複数の基準点が前記表示部により表示されたと判定された判定の履歴に基づいて、前記第1コンテンツが前記表示部により表示された際に前記第1コンテンツが前記表示部の表示面に占める表示領域に含まれる領域に表示される第2コンテンツの再生を開始させる、
プログラム。
【請求項3】
前記端末装置に、
前記表示部により表示されたと判定された基準点の数または割合に基づいて、前記第2コンテンツの挙動を制御させる、
請求項2記載のプログラム。
【請求項4】
前記基準点は、リンクが操作されることによって次のページに進むことができる複数のページを含む前記第1コンテンツの、前記複数のページに跨って設定される、
請求項2または3記載のプログラム。
【請求項5】
表示部を有する端末装置に、
第1コンテンツに設定される一以上の基準点が前記表示部により表示されたか否かを判定させ、
前記一以上の基準点が前記表示部により表示されたとの判定の結果が得られた場合に、前記第1コンテンツが前記表示部により表示された際に前記第1コンテンツが前記表示部の表示面に占める表示領域に含まれる領域に表示される第2コンテンツの再生を開始させ、
前記第2コンテンツは、一度再生が開始されると、第1コンテンツがスクロールされても表示面から消失せず所定の位置で表示が継続されるものである、
プログラム。
【請求項6】
表示部を有する端末装置に、
第1コンテンツに設定される一以上の基準点が前記表示部により表示されたか否かを判定させ、
前記一以上の基準点が前記表示部により表示されたとの判定の結果が得られた場合に、前記第1コンテンツが前記表示部により表示された際に前記第1コンテンツが前記表示部の表示面に占める表示領域に含まれる領域に表示される第2コンテンツの再生を開始させ、
前記第2コンテンツは、一度再生が開始されると、ユーザの操作に基づいて表示位置を変更可能なものである、
プログラム。
【請求項7】
前記端末装置に、
複数の前記第2コンテンツのそれぞれの再生を、前記複数の前記第2コンテンツのそれぞれに対応して設定されている基準点が前記表示部により表示されたか否かに基づいて開始させる、
請求項1から6のうちいずれか1項記載のプログラム。
【請求項8】
前記端末装置に、
前記第2コンテンツのカテゴリを取得させ、
前記取得させた前記第2コンテンツのカテゴリに基づいて、前記基準点を設定させる、
請求項1から7のうちいずれか1項記載のプログラム。
【請求項9】
前記基準点は、前記端末装置に、前記第2コンテンツの全体が視認可能でない状態で前記第2コンテンツの再生を開始させる位置に設定される、
請求項1から8のうちいずれか1項記載のプログラム。
【請求項10】
表示部を有する端末装置に、
前記端末装置に、第1コンテンツに設定される一以上の基準点が前記表示部により表示されたか否かを判定させ、前記一以上の基準点が前記表示部により表示されたとの判定の結果が得られた場合に、前記第1コンテンツが前記表示部により表示された際に前記第1コンテンツが前記表示部の表示面に占める表示領域に含まれる領域に表示される第2コンテンツの再生を開始させるプログラム
を提供する提供部と、
前記プログラムに埋め込まれる前記基準点を設定する設定部と、
を備え、
前記設定部は、前記端末装置の仕様を示す情報に基づいて、前記基準点を設定する、
サーバ装置。
【請求項11】
表示部を有する端末装置に、
前記端末装置に、第1コンテンツに設定される一以上の基準点が前記表示部により表示されたか否かを判定させ、前記一以上の基準点が前記表示部により表示されたとの判定の結果が得られた場合に、前記第1コンテンツが前記表示部により表示された際に前記第1コンテンツが前記表示部の表示面に占める表示領域に含まれる領域に表示される第2コンテンツの再生を開始させるプログラム
を提供する提供部と、
前記プログラムに埋め込まれる前記基準点を設定する設定部と、
を備え、
前記設定部は、前記第1コンテンツの評価値に基づいて、前記基準点を設定する、
サーバ装置。
【請求項12】
表示部を有する端末装置に、
前記端末装置に、第1コンテンツに設定される一以上の基準点が前記表示部により表示されたか否かを判定させ、前記一以上の基準点が前記表示部により表示されたとの判定の結果が得られた場合に、前記第1コンテンツが前記表示部により表示された際に前記第1コンテンツが前記表示部の表示面に占める表示領域に含まれる領域に表示される第2コンテンツの再生を開始させるプログラム
を提供する提供部と、
前記プログラムに埋め込まれる前記基準点を設定する設定部と、
を備え、
前記設定部は、前記第2コンテンツの評価値に基づいて、前記基準点を設定する、
サーバ装置。
【請求項13】
前記設定部は、前記第2コンテンツのカテゴリに基づいて、前記基準点を設定する、
請求項10から12のうちいずれか1項記載のサーバ装置。
【請求項14】
表示部を有する端末装置に、
前記端末装置に、第1コンテンツに設定される一以上の基準点が前記表示部により表示されたか否かを判定させ、前記一以上の基準点が前記表示部により表示されたとの判定の結果が得られた場合に、前記第1コンテンツが前記表示部により表示された際に前記第1コンテンツが前記表示部の表示面に占める表示領域に含まれる領域に表示される第2コンテンツの再生を開始させるプログラム
を提供する提供部と、
前記プログラムに埋め込まれる前記基準点を設定する設定部と、
を備え、
前記設定部は、前記第2コンテンツの内容とユーザ情報との親和性に応じて前記基準点を設定する、
サーバ装置。
【請求項15】
表示部を有する端末装置において、第1コンテンツに設定される複数の基準点が前記表示部により表示されたか否かをそれぞれ判定した判定の結果を取得し、
前記複数の基準点が前記表示部により表示されたと判定された判定の履歴に基づいて、前記第1コンテンツが前記表示部により表示された際に前記第1コンテンツが前記表示部の表示面に占める表示領域に含まれる領域に表示される第2コンテンツの再生を前記端末装置に開始させる制御部を備える、
サーバ装置。
【請求項16】
表示部を有する端末装置において、
第1コンテンツに設定される一以上の基準点が前記表示部により表示されたか否かを判定し、
前記一以上の基準点が前記表示部により表示されたとの判定の結果が得られた場合に、前記第1コンテンツが前記表示部により表示された際に前記第1コンテンツが前記表示部の表示面に占める表示領域に含まれる領域に表示される第2コンテンツの再生を開始させ、
前記端末装置の仕様を示す情報を取得し、
前記取得した仕様を示す情報に基づいて、前記基準点を設定する、
端末装置の制御方法。
【請求項17】
表示部を有する端末装置において、
第1コンテンツに設定される複数の基準点が前記表示部により表示されたか否かをそれぞれ判定し、
前記複数の基準点が前記表示部により表示されたと判定された判定の履歴に基づいて、前記第1コンテンツが前記表示部により表示された際に前記第1コンテンツが前記表示部の表示面に占める表示領域に含まれる領域に表示される第2コンテンツの再生を開始させる、
端末装置の制御方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プログラム、サーバ装置、および端末装置の制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、ユーザ端末に、コンテンツのうちブラウザプログラムによって表示される領域の情報を可視領域の情報として取得する可視領域取得手順と、コンテンツにおいて動画が表示される表示領域に対して定められている複数の基準位置の情報を取得する基準位置取得手順と、複数の基準位置が可視領域内に位置しているか否かを判定する判定手順と、複数の基準位置のうち、所定数の基準位置が可視領域内に位置していると判定した場合に、動画の再生を開始し、複数の基準位置のうち、いずれか一つでも可視領域内に位置しなくなった場合に、動画の再生を停止する再生開始手順と、を実行させるコンテンツ制御プログラムを配信する配信装置の発明が開示されている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許第5739957号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、動画などのコンテンツの再生を開始する際には、コンテンツによって事情が異なる場合があり、他の基準が潜在的に求められていた。この点、従来の技術では、コンテンツの再生開始タイミングを柔軟に制御することができない場合があった。
【0005】
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、コンテンツの再生開始タイミングを柔軟に制御することができるプログラム、サーバ装置、および端末装置の制御方法を提供することを目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様は、表示部を有する端末装置に、第1コンテンツに設定される一以上の基準点が前記表示部により表示されたか否かを判定させ、前記判定の結果に基づいて、前記第1コンテンツの表示領域に含まれる領域を表示領域とする第2コンテンツの再生を開始させる、プログラムである。
【発明の効果】
【0007】
本発明の一態様によれば、コンテンツの再生開始タイミングを柔軟に制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】第1実施形態に係るサーバ装置100と端末装置200の構成の一例を示す図である。
図2】コンテンツ制御のためのスクリプトが取得され、実行されるまでの処理の流れの一例を示すシーケンス図である。
図3】コンテンツ画面、被制御コンテンツ、および基準点の関係を示す図(その1)である。
図4】スクリプトにより実行される処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図5】コンテンツ画面、被制御コンテンツ、および基準点の関係を示す図(その2)である。
図6図5に示す関係に基づいて実現されるコンテンツ制御の一例を示す図である。
図7】スクリプトにより実行される処理の流れの他の一例を示すフローチャートである。
図8】コンテンツ画面、被制御コンテンツ、および基準点の関係を示す図(その3)である。
図9】第2実施形態に係るサーバ装置100と端末装置200の構成の一例を示す図である。
図10】判定結果情報266の内容の一例を示す図である。
図11】コンテンツ画面、被制御コンテンツ、および基準点の関係を示す図(その4)である。
図12図11に示す関係に基づいて実現されるコンテンツ制御の一例を示す図である。
図13】スクリプトにより実行される処理の流れの他の一例を示すフローチャートである。
図14】第5の制御例を実現するための判定結果情報266Aの内容の一例を示す図である。
図15】スクリプトにより実行される処理の流れの他の一例を示すフローチャートである。
図16】コンテンツ画面、被制御コンテンツ、および基準点の関係を示す図(その4)である。
図17】第3実施形態に係るサーバ装置100Aと端末装置200Aの構成の一例を示す図である。
図18】第4実施形態に係るサーバ装置100Bと端末装置200Bの構成の一例を示す図である。
図19】スクリプトとコンテンツ制御部145により実行される処理の流れの他の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
<概要>
以下、図面を参照し、本発明のプログラム、サーバ装置、および端末装置の制御方法の実施形態について説明する。プログラムは、端末装置のプロセッサによって実行される。サーバ装置は、ウェブサーバ、アプリサーバなどの、コンテンツ(或いはコンテンツ群)を端末装置に提供する装置である。プログラムは、例えば、ウェブサーバにより提供されるウェブページに埋め込まれた呼び出しコマンドが端末装置により実行されることで、ウェブサーバからダウンロードされる。ウェブページは、ブラウザ、或いはブラウザアプリによってウェブサーバからダウンロードされる。プログラムの少なくとも一部は、ライブラリと称されることがある。プログラムは、端末装置にインストールされるアプリケーションプログラムであってもよい。
【0010】
以下の説明では、サーバ装置はウェブサーバであり、一以上のコンテンツを含むウェブページを端末装置に提供するものとする。以下、本発明の実施の形態について順を追って説明する。
【0011】
<第1実施形態>
第1実施形態のプログラムは、表示部を有する端末装置に、第1コンテンツに設定される一以上の基準点が表示部により表示されたか否かを判定させ、判定の結果に基づいて、第1コンテンツの表示領域に含まれる領域を表示領域とする第2コンテンツの再生を開始させるものである。図1は、第1実施形態に係るサーバ装置100と端末装置200の構成の一例を示す図である。
【0012】
サーバ装置100は、例えば、通信部110と、配信部120と、ページ生成部130と、記憶部150とを備える。
【0013】
通信部110は、ネットワークNWに接続するための通信インターフェースである。通信部110は、例えばNIC(Network Interface Card)などのネットワークカードを含む。
【0014】
配信部120およびページ生成部130は、例えば、CPU(Central Processing Unit)などのハードウェアプロセッサがプログラム(ソフトウェア)を実行することにより実現される。また、これらの構成要素のうち一部または全部は、LSI(Large Scale Integration)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、GPU(Graphics Processing Unit)などのハードウェア(回路部;circuitryを含む)によって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの協働によって実現されてもよい。
【0015】
配信部120は、端末装置200からのリクエストに応じて、ページ生成部130により生成されたウェブページを、通信部110を用いて端末装置200に送信する。
【0016】
ページ生成部130は、端末装置200からのリクエストに応じて、コンテンツデータ152に基づくウェブページを生成する。このウェブページには、プログラムデータ154を呼び出すための呼び出しコマンドが埋め込まれている場合がある。
【0017】
記憶部150は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリ、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)などにより実現される。記憶部150には、コンテンツデータ152やプログラムデータ154などのデータが格納される。プログラムデータ154は、例えば、JavaScript(登録商標)などのスクリプトを含む。
【0018】
端末装置200は、スマートフォンなどの携帯電話、タブレット端末、パーソナルコンピュータなどである。端末装置200は、例えば、通信部210と、表示部220と、入力部230と、プロセッサ240と、記憶部260とを備える。
【0019】
通信部210は、例えば、NIC、無線通信モジュールなどの通信インターフェースである。表示部220は、LCD(Liquid Crystal Display)や有機EL(Electroluminescence)表示装置などである。入力部230は、表示部220と一体に形成されたタッチパネル、機械式キー、マウスなどである。プロセッサ240は、CPUなどのハードウェアプロセッサである。記憶部260は、例えば、HDDやフラッシュメモリ、RAM、ROMなどにより実現される。記憶部150には、ブラウザ262や端末仕様情報264などのプログラムやデータなどが格納される。
【0020】
プロセッサ240がプログラムを実行することで、基準点設定部270、座標取得部272、判定部274、コンテンツ制御部276などが実現される。プログラムは、例えば、サーバ装置100から取得されるスクリプトである。これらの機能部の機能については、後に図3以下を用いて説明する。なお、基準点の位置がスクリプトによって規定値として設定される場合、基準点設定部270は省略されてよい。
【0021】
図2は、コンテンツ制御のためのスクリプトが取得され、実行されるまでの処理の流れの一例を示すシーケンス図である。まず、端末装置200においてブラウザ262が起動し(S100)、サーバ装置100にページ要求を送信する(S102)。
【0022】
サーバ装置100では、ページ生成部130が、ページ要求の示す参照情報に従って、コンテンツデータ152を用いてページデータを生成し(S104)、配信部120がページデータを端末装置200に送信する(S106)。ページデータには、コンテンツデータと、スクリプトの呼び出しコマンドが埋め込まれている。
【0023】
端末装置200では、ブラウザ262がページデータに基づきコンテンツ画面を表示部220に表示させ(S108)、更に、呼び出しコマンドを実行することでスクリプト要求をサーバ装置200に送信する(S110)。
【0024】
サーバ装置100の配信部120は、スクリプト要求に応じたスクリプトをプログラムデータ154から読み出し、端末装置200に送信する(S112)。
【0025】
端末装置200では、スクリプトが実行され、コンテンツ制御のための処理が開始される(S114)。
【0026】
以下、スクリプトによるコンテンツ制御の種々の態様について説明する。以下の説明では、ブラウザ262が表示させるコンテンツ画面は、縦方向にのみスクロールし、横方向にはスクロールしないものとする。また、コンテンツ画面の拡大/縮小については考慮しないものとする。
【0027】
(第1の制御例)
以下の事項は、特に言及しない限り他の制御例においても同様とする。
・コンテンツ画面CCは、表示部220の表示面DAよりもサイズが大きく、縦方向にスクロールする画面である。
・コンテンツ画面CCを構成するコンテンツ(以下、親コンテンツ)は、第1コンテンツの一例である。
・親コンテンツには、一以上の被制御コンテンツTCが含まれている場合がある。・被制御コンテンツTCは、第2コンテンツの一例である。
・被制御コンテンツは、例えば動画であるが、静止画であってもよい。
【0028】
図3は、コンテンツ画面、被制御コンテンツ、および基準点の関係を示す図(その1)である。図3では、二つの被制御コンテンツTC−1、TC−2を示している。親コンテンツには、基準点RPが設定されている。図3では、被制御コンテンツTC−1、TC−2のそれぞれに対応した二つの基準点RP−1、RP−2を示している。
【0029】
被制御コンテンツTC−1は、基準点RP−1が表示部220の表示面DAに現れた(すなわち表示部220により表示された)場合に、再生が開始される。基準点RP−1は、被制御コンテンツTC−1の下端付近に設けられている。このため、被制御コンテンツTC−1は、再生される領域の大部分が見えたタイミングで、再生が開始されることになる。
【0030】
また、被制御コンテンツTC−2は、基準点RP−2が表示部220の表示面DAに入った(すなわち表示部220により表示された)場合に、再生が開始される。基準点RP−2は、被制御コンテンツTC−2の上端よりも上側よりも少し下側に設けられている。このため、被制御コンテンツTC−2は、再生される領域が少し見えたタイミングで、再生が開始されることになる。
【0031】
このように、被制御コンテンツTCによって基準点RPとの位置関係を個別に設定することで、被制御コンテンツTCの種別や目的などに応じて再生タイミングを異ならせることができる。例えば、より注意を惹きたい被制御コンテンツTCに関しては早めに再生を開始するといった制御が可能となる。
【0032】
図4は、スクリプトにより実行される処理の流れの一例を示すフローチャートである。まず、座標取得部272が、ブラウザ262から、各基準点RPの表示面DAにおける位置(座標)を取得する(S200)。ブラウザ262は、例えば、基準点RPが表示面DAに現れていなければ、その基準点RPについてエラー値を返す。
【0033】
次に、判定部274が、座標取得部272により取得された各基準点RPの表示面DAにおける位置に基づいて、各基準点RPがそれぞれ表示面DAに現れているか否かを判定する(S202)。次に、判定部274は、今回のルーチンにおいて新たに表示面DAに現れた基準点RPが存在するか否かを判定する(S204)。S204において新たに表示面DAに現れた基準点RPが存在すると判定された場合、コンテンツ制御部276は、新たに表示面DAに現れた基準点RPに対応する被制御コンテンツTCの再生を開始する(S206)。
【0034】
(第2の制御例)
図5は、コンテンツ画面、被制御コンテンツ、および基準点の関係を示す図(その2)である。図5では、一つの被制御コンテンツTCを示している。親コンテンツには、被制御コンテンツTCに対応した三つの基準点RP(1)、RP(2)、RP(3)が設定されている。
【0035】
被制御コンテンツTCは、基準点RP(1)が表示部220の表示面DAに現れた(すなわち表示部220により表示された)場合に、再生が開始される。その後、被制御コンテンツTCは、基準点RP(2)、基準点RP(3)が順次表示部220の表示面DAに入るのに応じて、態様を変えながら再生される。
【0036】
図6は、図5に示す関係に基づいて実現されるコンテンツ制御の一例を示す図である。被制御コンテンツTCは、基準点RP(1)が表示部220の表示面DAに入るのに応じて例えば左寄りの位置で再生が開始された後、基準点RP(2)が表示部220の表示面DAに入るのに応じて中央寄りに位置を変えて再生され、基準点RP(3)が表示部220の表示面DAに入るのに応じてサイズを拡大して再生される。このような制御を行うことで、ダイナミックな感覚をユーザに与えることができる。
【0037】
図7は、スクリプトにより実行される処理の流れの他の一例を示すフローチャートである。まず、座標取得部272が、ブラウザ262から、各基準点RPの表示面DAにおける位置(座標)を取得する(S300)。
【0038】
次に、判定部274が、座標取得部272により取得された各基準点RPの表示面DAにおける位置に基づいて、各基準点RPがそれぞれ表示面DAに現れているか否かを判定する(S302)。次に、判定部274は、被制御コンテンツTCに対応する基準点RPのうち、最初の基準点RP(例えば、図6における基準点RP(1))が表示面DAに現れたか否かを判定する(S304)。S304において、最初の基準点RPが表示面DAに現れたと判定された場合、コンテンツ制御部276は、対応する基準点RPのうち最初の基準点RPが表示面DAに現れた被制御コンテンツTCの再生を開始する(S306)。
【0039】
次に、座標取得部272が、ブラウザ262から、各基準点RPの表示面DAにおける位置(座標)を取得する(S308)。次に、判定部274が、座標取得部272により取得された各基準点RPの表示面DAにおける位置に基づいて、各基準点RPがそれぞれ表示面DAに現れているか否かを判定する(S310)。次に、判定部274は、被制御コンテンツTCに対応する基準点RPのうち、二つ目以降の基準点RP(例えば、図6における基準点RP(2)、RP(3))が表示面DAに現れたか否かを判定する(S312)。二つ目以降の基準点RPが表示面DAに現れたと判定された場合、コンテンツ制御部276は、対応する被制御コンテンツTCの再生態様を変更する(S314)。
【0040】
(第3の制御例)
基準点設定部270は、記憶部260に記憶された端末仕様情報264に基づいて、被制御コンテンツTCを制御してもよい。端末仕様情報264には、例えば、端末装置200がスマートフォン、タブレット端末、パーソナルコンピュータのいずれであるか、ディスプレーサイズ、解像度、ブラウザの種類、スマートフォンの場合における姿勢(縦置きか、横置きか)などの情報が含まれる。基準点設定部270は、端末仕様情報264を記憶部260から読み出し、以下のような制御を実行してよい。
【0041】
図8は、コンテンツ画面、被制御コンテンツ、および基準点の関係を示す図(その3)である。図示するように、基準点設定部270は、例えば、端末仕様情報264に基づいて端末装置200がスマートフォンであることが判別した場合、基準点RPを被制御コンテンツTCの下端部付近に設定する。これによって、被制御コンテンツTCの全体が視認可能になった後、速やかに被制御コンテンツTCの再生を開始させることができる。また、基準点設定部270は、例えば、端末仕様情報264に基づいて端末装置200がデスクトップパソコンであることが判別した場合、基準点RPを被制御コンテンツTCの下端部よりも下側に設定する。これによって、被制御コンテンツTCを、ユーザが見やすいブラウザ画面の中央部付近で再生開始させることができる。また、コンテンツ制御部276は、端末仕様情報264に基づいて、被制御コンテンツのサイズや表示位置を変更してもよい。
【0042】
以上説明した第1実施形態によれば、表示部220を有する端末装置200に、親コンテンツに設定される一以上の基準点RPが表示部220により表示されたか否かを判定させ、判定の結果に基づいて、コンテンツ画面に含まれる領域を表示領域とする被制御コンテンツTCの再生を開始させることにより、コンテンツの再生開始タイミングを柔軟に制御することができる。
【0043】
<第2実施形態>
以下、第2実施形態について説明する。第1実施形態においては、基準点RPのそれぞれが表示面DAに現れたか否かに基づいて制御が実行されるものとした。これに対し、第2実施形態では、ある基準点RPに基づく制御が、他の基準点RPが既に表示面DAに入っていたか否かに基づいて可変となる点が、第1実施形態と異なる。
【0044】
図9は、第2実施形態に係るサーバ装置100と端末装置200の構成の一例を示す図である。サーバ装置100の構成に関しては第1実施形態と同様であるため、説明を省略する。
【0045】
第2実施形態において、端末装置200がスクリプトを実行することにより、判定結果情報266が記憶部260に記憶される。判定結果情報266は、前述したように、ある基準点RPに基づく制御を行うのに際して、他の基準点RPが既に表示面DAに入っていたか否かを確認するための情報である。
【0046】
図10は、判定結果情報266の内容の一例を示す図である。判定結果情報266は、基準点RPごとに、既に表示面DAに入ることで表示された(視認された)か否かを示す視認済フラグが対応付けられたデータである。判定部274は、表示面DAに現れていると判定した基準点RPに対して、視認済フラグをデフォルト値であるFalseからTrueに上書きする。なお、コンテンツ画面CCが下方向にスクロール(スクロールバック)された場合、表示面DAの下方向に向けて消失する基準点RPが生じるが、この場合でもTrueからFalseへの上書きは行わない。
【0047】
(第4の制御例)
図11は、コンテンツ画面、被制御コンテンツ、および基準点の関係を示す図(その4)である。図11では、一つの被制御コンテンツTCを示している。親コンテンツには、被制御コンテンツTCに対応した二つの基準点RP(1)、RP(2)が設定されている。被制御コンテンツTCは、基準点RP(1)が表示部220の表示面DAに現れた後に、基準点RP(2)が表示部220の表示面DAに現れた場合に、再生が開始される。
【0048】
図12は、図11に示す関係に基づいて実現されるコンテンツ制御の一例を示す図である。基準点RP(1)は、被制御コンテンツTCおよび基準点RP(2)よりも下方に設定されている。このため、被制御コンテンツTCを再生させるには、コンテンツ画面CCを上方向にスクロールさせて基準点RP(1)のあたりまで視認した後、コンテンツ画面CCを下方向にスクロール(スクロールバック)させて基準点RP(2)を表示部220の表示面DAに入れる必要がある。このように制御を行うことで、例えば、ユーザが基準点RP(1)まで電子記事を読み終えたことを条件に、被制御コンテンツTCを再生させるといった運用が可能となる。
【0049】
図13は、スクリプトにより実行される処理の流れの他の一例を示すフローチャートである。まず、座標取得部272が、ブラウザ262から、各基準点RPの表示面DAにおける位置(座標)を取得する(S400)。
【0050】
次に、判定部274が、座標取得部272により取得された各基準点RPの表示面DAにおける位置に基づいて、各基準点RPがそれぞれ表示面DAに現れているか否かを判定する(S402)。次に、判定部274は、被制御コンテンツTCに対応する基準点RPのうち、第1の基準点RP(例えば、図11における基準点RP(1))が表示面DAに現れたか否かを判定する(S404)。S404において、第1の基準点RPが表示面DAに現れたと判定した場合、判定部274は、第1の基準点RPの視認済フラグをTrueに変更する(S406)。
【0051】
次に、判定部274は、被制御コンテンツTCに対応する基準点RPのうち、第2の基準点RP(例えば、図11における基準点RP(2))が表示面DAに現れたか否かを判定する(S408)。第2の基準点RPが表示面DAに現れていない場合は、S400に処理が戻される。
【0052】
第2の基準点RPが表示面DAに現れた場合、判定部274は、第1の基準点RPの視認済フラグがTrueであるか否かを判定する(S410)。第1の基準点RPの視認済フラグがFalseである場合、S400に処理が戻される。第1の基準点RPの視認済フラグがTrueであると判定された場合、コンテンツ制御部276は、被制御コンテンツTCの再生を開始する(S412)。
【0053】
(第5の制御例)
判定部274は、ある程度の時間をかけて視認された場合のみ視認済フラグをTrueに設定し、更に、非表示継続時間が所定時間を超えた場合に視認済フラグをFalseに変更してもよい。その上で、コンテンツ制御部276は、例えば、視認済フラグがTrueである基準点RPの割合が閾値以上である場合に、被制御コンテンツTCの再生を開始するようにしてもよい。
【0054】
図14は、第5の制御例を実現するための判定結果情報266Aの内容の一例を示す図である。図示するように、判定結果情報266Aは、基準点RPごとに、視認済フラグ、表示開始時刻、表示継続時間、表示終了時刻、および非表示継続時間(表示されなくなってからの経過時間)が対応付けられたデータである。この場合において、判定部274は、例えば、非表示継続時間が所定時間を超えた計測点MPについて、TrueからFalseに上書きするタイムアウト処理を行う。これによって、最後に視認された時刻から長い時間が経過している基準点RPの視認フラグを無効にし、用途によっては実体に即した制御を行うことができる。
【0055】
図15は、スクリプトにより実行される処理の流れの他の一例を示すフローチャートである。まず、座標取得部272が、ブラウザ262から、各基準点RPの表示面DAにおける位置(座標)を取得する(S500)。
【0056】
次に、判定部274が、座標取得部272により取得された各基準点RPの表示面DAにおける位置に基づいて、各基準点RPがそれぞれ表示面DAに現れているか否かを判定する(S502)。次に、判定部274は、表示面DAに現れた基準点の視認済フラグをTrueに変更する(S504)。次に、判定部274は、非表示継続時間が所定時間を超えた基準点の視認済フラグをFalseに変更する(S506)。
【0057】
そして、判定部274は、視認済フラグがTrueである基準点の数をカウントし(S508)、視認済フラグがTrueである基準点の割合が閾値以上であるか否かを判定する(S510)。視認済フラグがTrueである基準点の割合が閾値未満である場合、S500に処理が戻される。一方、視認済フラグがTrueである基準点の割合が閾値以上であると判定された場合、コンテンツ制御部276は、被制御コンテンツの再生を開始する(S512)。
【0058】
(第6の制御例)
図16は、コンテンツ画面、被制御コンテンツ、および基準点の関係を示す図(その4)である。図16では、一つの被制御コンテンツTCを示している。親コンテンツは、リンクによって辿ることができる複数のページ(図では3ページ)を含む。そして、基準点RPは、例えば、第1ページの下端部、第2ページの下端部、および第3ページにおける被制御コンテンツTCの付近に設定されている。この例において、コンテンツ制御部276は、例えば、ユーザが第1ページと第2ページを視認し終え、且つ第3ページの被制御コンテンツTCの付近まで視認し終えた場合に、被制御コンテンツTCの再生を開始する。すなわち、判定部274は、基準点RP(1)およびRP(2)が表示面DAに入ると、それらの視認済フラグをTrueに変更し、コンテンツ制御部276は、基準点RP(3)が表示面DAに現れたと判定された場合、基準点RP(1)およびRP(2)の視認済フラグがTrueになっていることを条件に、被制御コンテンツTCの再生を開始する。これによって、親コンテンツが複数のページに亘る小説などの場合において、途中のページを飛ばして読んだ場合には、被制御コンテンツTCを再生させないといった制御が可能となる。
【0059】
以上説明した第2実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果を奏するのに加えて、視認済フラグを用いて被制御コンテンツTCの挙動を制御することにより、更に柔軟なコンテンツ制御を実現することができる。
【0060】
<第3実施形態>
以下、第3実施形態について説明する。図17は、第3実施形態に係るサーバ装置100Aと端末装置200Aの構成の一例を示す図である。図1と比較すると、端末装置200Aでは、端末装置200にあった基準点設定部140が省略され、サーバ装置100Aが基準点設定部140を備える点で相違する。
【0061】
基準点設定部140は、例えば、ユーザ情報156やコンテンツ指標情報158を参照し、スクリプトに包含させる基準点RPを設定する。更に、基準点設定部140は、第3の制御例において説明した端末仕様情報264を予め取得しておき、第3の制御例と同様の方針に基づいて、基準点RPの設定に反映させてもよい。
【0062】
ユーザ情報156は、ユーザの年齢や性別、職業、居住地域、勤務地域などの情報である。ユーザ情報156は、ログインしているユーザが、当該サービスへの登録時に入力した情報である。また、ユーザ情報156は、ユーザのネットワーク上の行動履歴に基づいて推定された情報であってもよい。
【0063】
コンテンツ指標情報158は、例えば、被制御コンテンツTCが広告コンテンツである場合に、広告のコストを表す指標である。指標としては、CPM(Cost Per Mille)やeCPM(effective CPM)などが挙げられる。
【0064】
基準点設定部140は、例えば、被制御コンテンツTCの内容とユーザ情報156との親和性に応じて、基準点RPを設定する。例えば、基準点設定部140は、被制御コンテンツTCが化粧品の広告コンテンツである場合、女性のユーザに対しては被制御コンテンツTCの再生開始タイミングが男性のユーザよりも早くなるように、基準点RPを上方に設定する。また、基準点設定部140は、同様のケースにおいて、被制御コンテンツTCをより大きく表示するようにスクリプトの設定を変更してもよい。
【0065】
また、基準点設定部140は、広告のコストを表す指標が高い場合に、被制御コンテンツTCの再生開始タイミングがより早くなるように、基準点RPをより上方に設定してもよい。
【0066】
以上説明した第3実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果を奏するのに加えて、種々の情報を収集するのが容易なサーバ装置100Aにおいて動的に基準点RPを設定するため、更に柔軟なコンテンツ制御を実現することができる。
【0067】
<第4実施形態>
以下、第4実施形態について説明する。図18は、第4実施形態に係るサーバ装置100Bと端末装置200Bの構成の一例を示す図である。第4実施形態において、端末装置200Bは、基準点RPが表示面DAに現れたか否かを判定し、判定結果をサーバ装置100に送信する。そして、サーバ装置100Bの側で、コンテンツ制御部145が、端末装置200Bから受信した判定結果に基づいて、被制御コンテンツTCの再生開始タイミングを含めて被制御コンテンツTCの挙動を制御する。
【0068】
図19は、スクリプト(端末装置200B)とコンテンツ制御部145(サーバ装置100B)により実行される処理の流れの他の一例を示すフローチャートである。まず、端末装置200Bにおいて座標取得部272が、ブラウザ262から、各基準点RPの表示面DAにおける位置(座標)を取得する(S600)。
【0069】
次に、判定部274が、座標取得部272により取得された各基準点RPの表示面DAにおける位置に基づいて、各基準点RPがそれぞれ表示面DAに現れているか否かを判定する(S602)。次に、判定部274が、今回のルーチンにおいて新たに表示面DAに現れた基準点が存在するか否かを判定する(S604)。S604において否定的な判定を得た場合、S600に処理が戻される。S604において肯定的な判定を得た場合、判定部274は、表示面DAに現れた基準点RPの情報(例えば、基準点RPの識別情報)を、サーバ装置100Bに送信する(S606)。
【0070】
サーバ装置100Bのコンテンツ制御部145は、所定の基準に従って、受信した基準点RPに対応する被制御コンテンツTCを再生するか否かを判定する(S608)。被制御コンテンツTCを再生すると決定した場合、コンテンツ制御部145は、被制御コンテンツTCを再生するための情報を端末装置200Bに送信する(S610)。ここで、コンテンツ制御部145が被制御コンテンツTCを再生するか否かを決定するための基準、および/または被制御コンテンツTCの制御態様は、第1実施形態および第2実施形態で説明した第1〜第6の制御例のいずれかと同様の基準や制御態様であってよい。被制御コンテンツTCを再生するための情報とは、例えば、動画のストリームデータである。
【0071】
端末装置200Bでは、サーバ装置100Bから被制御コンテンツTCの再生のための情報を受信すると、被制御コンテンツTCを再生する(S612、S614)。
【0072】
以上説明した第4の実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果を奏するのに加えて、被制御コンテンツTCを再生するか否かを、サーバ装置100Bで一元管理することができるため、制御状態の管理を強化することができる。
【0073】
<まとめ>
以上説明した各実施形態によれば、コンテンツの再生開始タイミングを柔軟に制御することができる。例えば、親コンテンツがニュースなどの記事である場合、その記事の本文をある程度読み進めて理解が進んでから動画再生がスタートするなど、的確かつ柔軟な動画再生が可能となる。より具体的には、ポータルサイトやアプリの代表ページにおいてスクロール可能に表示される長い記事、記事リスト、個別記事などのコンテンツごとに設定される基準位置に基いて、どこまで見たのかを具体的に高精度に判定した上で、被制御コンテンツTCである動画の再生をスタートすることができる。また、仮に動画(被制御コンテンツTC)自体に基準点RPを設定した場合、動画自体の相当範囲が可視領域に入ってから再生することが想定されるが、被制御コンテンツの内容によっては、あえて動画の一部のみがチラチラ動いて閲覧者の興味を喚起するような、従来と正反対のアプローチも可能となる。
【0074】
<その他>
上記説明した各実施形態では、親コンテンツは一方向にスクロールされるものとしたが、親コンテンツは縦方向と横方向の二方向にスクロールされるものであってもよい。この場合、基準点RPは、縦方向と横方向の双方の座標を持つことになる。
【0075】
また、上記説明した各実施形態では、基準点RPは親コンテンツに設定されるものとしたが、更に、被制御コンテンツTCにも基準点RPが設定され、それらが表示面DAに現れたか否かに基づいて、被制御コンテンツTCの挙動が制御されてもよい。
【0076】
また、被制御コンテンツTCは、一度再生が開始されると、親コンテンツがスクロールされても表示面DAから消失せず所定の位置で表示が継続されるものであってもよい。また、被制御コンテンツTCは、一度再生が開始されると、ユーザのドラッグ操作などで表示位置を変更可能なものであってよい。
【0077】
また、第3実施形態と第4実施形態とを組み合わせた態様で実施されてもよい。すなわち、サーバ装置は、基準点RPを設定する機能と、端末装置から送られてくる基準点RPが表示面DAに現れたかを示す情報に基づいて被制御コンテンツTCを再生するか否かを決定する機能との双方を有してもよい。
【0078】
以上、本発明を実施するための形態について実施形態を用いて説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
【符号の説明】
【0079】
100 サーバ装置
110 通信部
120 配信部
130 ページ生成部
140 基準点設定部
145 コンテンツ制御部
150 記憶部
200 端末装置
210 通信部
220 表示部
230 入力部
240 プロセッサ
260 記憶部
262 ブラウザ
264 端末仕様情報
266 判定結果情報
270 基準点設定部
272 座標取得部
274 判定部
276 コンテンツ制御部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19