特許第6609845号(P6609845)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6609845
(24)【登録日】2019年11月8日
(45)【発行日】2019年11月27日
(54)【発明の名称】滑剤塗布装置
(51)【国際特許分類】
   B65G 53/38 20060101AFI20191118BHJP
   B05C 5/02 20060101ALI20191118BHJP
   C02F 11/00 20060101ALI20191118BHJP
   B05C 9/06 20060101ALI20191118BHJP
   F17D 1/16 20060101ALI20191118BHJP
【FI】
   B65G53/38
   B05C5/02ZAB
   C02F11/00 A
   B05C9/06
   F17D1/16
【請求項の数】6
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2017-220022(P2017-220022)
(22)【出願日】2017年11月15日
(65)【公開番号】特開2019-89634(P2019-89634A)
(43)【公開日】2019年6月13日
【審査請求日】2018年12月12日
(73)【特許権者】
【識別番号】501370370
【氏名又は名称】三菱重工環境・化学エンジニアリング株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100149548
【弁理士】
【氏名又は名称】松沼 泰史
(74)【代理人】
【識別番号】100162868
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 英輔
(74)【代理人】
【識別番号】100161702
【弁理士】
【氏名又は名称】橋本 宏之
(74)【代理人】
【識別番号】100189348
【弁理士】
【氏名又は名称】古都 智
(74)【代理人】
【識別番号】100196689
【弁理士】
【氏名又は名称】鎌田 康一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100210572
【弁理士】
【氏名又は名称】長谷川 太一
(72)【発明者】
【氏名】赤羽 敬太
(72)【発明者】
【氏名】貝田 裕彦
(72)【発明者】
【氏名】松下 崇
【審査官】 井上 信
(56)【参考文献】
【文献】 特開平1−105100(JP,A)
【文献】 特開2005−169192(JP,A)
【文献】 特開平9−194038(JP,A)
【文献】 米国特許第5361797(US,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65G 53/34 − 53/66
C02F 11/00 − 11/20
F17D 1/00 − 1/20
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
パイプライン内を搬送される高粘稠物質の外周に滑剤を塗布する滑剤塗布装置であって、
前記高粘稠物質が内周側に搬送される筒状の第一筒部と、前記第一筒部の外周側から前記高粘稠物質の外周に被覆剤を塗布する被覆剤供給部と、を備える第一塗布部と、
前記第一塗布部に対して前記高粘稠物質が搬送される方向の下流側に接続され、前記被覆剤が塗布された前記高粘稠物質が内周側に搬送される筒状の第二筒部と、前記第二筒部の外周側から前記被覆剤が塗布された前記高粘稠物質の外周に添加剤を供給する添加剤供給部と、を備える第二塗布部と、を有し、
前記添加剤は、前記被覆剤を硬化させるとともに、滑剤として機能することを特徴とする滑剤塗布装置。
【請求項2】
前記第一筒部または前記第二筒部は、周方向に延存するスリットを備え、前記スリットを介して前記塗布または前記供給がなされることを特徴とする請求項1に記載の滑剤塗布装置。
【請求項3】
前記スリットは螺旋状に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の滑剤塗布装置。
【請求項4】
前記スリットは、螺旋状のコイルバネにより形成され、
前記第一塗布部または前記第二塗布部は、前記コイルバネを伸縮可能に調整する調整手段をさらに有することを特徴とする請求項3に記載の滑剤塗布装置。
【請求項5】
前記コイルバネは、断面が三角形、台形、長方形、または半円形のコイルバネで形成されており、前記コイルバネの内面は搬送方向に沿う平らな面のうち最大面であることを特徴とする請求項4に記載の滑剤塗布装置。
【請求項6】
前記高粘稠物質は汚泥であり、前記被覆剤は熱硬化性樹脂であり、前記添加剤は前記熱硬化性樹脂の硬化温度以上の温水であることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の滑剤塗布装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、滑剤塗布装置に関する。
【背景技術】
【0002】
例えば、下水処理場においては、排水から分離された汚泥を脱水することによって得られる下水汚泥脱水ケーキなどの高粘稠物質をパイプラインで搬送している。これにより、ベルトコンベヤと比較して環境を汚すことなく、脱水ケーキを搬送することを可能にしている。
【0003】
近年、脱水機の性能の向上に伴い、脱水ケーキの含水率が低く、粘度が非常に高くなっているため、脱水ケーキとパイプラインとの間の摩擦抵抗が非常に大きく、脱水ケーキの流動性が低くなっている。これに対し、パイプラインと脱水ケーキとの間に水や潤滑剤などの滑剤を注入して、脱水ケーキの搬送を円滑に行う技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平7−97048号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載の技術では、脱水ケーキとパイプラインとの間に脱水ケーキの一部を混練したものを注入することによって、滑剤の脱水ケーキへの浸透を抑制している。しかしながら、依然として滑剤が脱水ケーキに浸透する場合があり、更に脱水ケーキへの滑剤の浸透を抑制することができる技術が望まれている。
【0006】
この発明は、高粘稠物質の内部に滑剤が浸透するのを抑制し、円滑に高粘稠物質をパイプラインで搬送することができる滑剤塗布装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の第一の態様によれば、滑剤塗布装置は、パイプライン内を搬送される高粘稠物質の外周に滑剤を塗布する滑剤塗布装置であって、高粘稠物質が内周側に搬送される筒状の第一筒部と、第一筒部の外周側から高粘稠物質の外周に被覆剤を塗布する被覆剤供給部と、を備える第一塗布部と、第一塗布部に対して高粘稠物質が搬送される方向の下流側に接続され、被覆剤が塗布された高粘稠物質が内周側に搬送される筒状の第二筒部と、第二筒部の外周側から被覆剤が塗布された高粘稠物質の外周に添加剤を供給する添加剤供給部と、を備える第二塗布部と、を有し、添加剤は、被覆剤を硬化させるとともに、滑剤として機能することを特徴とする。
【0008】
このような構成によれば、被覆剤が高粘稠物質の外周に塗布された後、添加剤により被覆剤が硬化することにより、ソーセージの皮のように、高粘稠物質を円周状に包む膜(被覆剤が硬化した硬化膜)が形成される。これにより、添加剤が滑剤として機能する際、高粘稠物質の内部に添加剤が浸透するのを抑制することができる。また、添加剤が滑剤として機能することによって、高粘稠物質の円滑な搬送が可能となり、出力の小さなポンプによる搬送が可能となる。
【0009】
上記滑剤塗布装置において、第一筒部、第二筒部の一方または両方は、周方向に延存するスリットを備え、当該スリットを介して被覆剤の塗布または添加剤の供給がなされてよい。このような構成によれば、被覆剤または添加剤を高粘稠物質の周囲により均一に塗布することができる。
【0010】
上記滑剤塗布装置において、スリットは螺旋状に形成されてよい。このような構成によれば、被覆剤または添加剤を、高粘稠物質の周囲にさらに均一に塗布することができる。
【0011】
上記滑剤塗布装置において、スリットは螺旋状のコイルバネの線材の隙間で形成され、前記第塗布部または前記第二塗布部は、コイルバネを伸縮可能に調整する調整手段を有してよい。
【0012】
このような構成によれば、コイルバネの線材の間隔、すなわち線材の隙間の幅を、高粘稠物質の性状や、被覆剤、添加剤の特性に応じて変更することができる。すなわち、塗布される被覆剤、添加剤の高粘稠物質への接触面積を調整することができる。これにより、高粘稠物質の性状への影響を最小限に抑えつつ、潤滑性を効率的に確保できる。
【0013】
上記滑剤塗布装置において、コイルバネは、断面が三角形、台形、長方形、または半円形のコイルバネで形成され、且つ、コイルバネの内面は搬送方向に沿う平らな面のうち最大の面としてよい。このような構成によれば、高粘稠物質の搬送の流れを阻害することなく、被覆剤または添加剤を効果的に塗布または供給することができる。
【0014】
上記滑剤塗布装置において、高粘稠物質は汚泥であり、被覆剤は熱硬化性樹脂であり、添加剤は熱硬化性樹脂の硬化温度以上の温水であってよい。
【0015】
このような構成によれば、汚泥の外面に塗布された熱硬化性樹脂を温水で確実に膜状に硬化させることができ、しかも温水は硬化した膜に浸透することなく、そのまま滑剤として機能するので、長距離搬送の場合であっても、汚泥の円滑な搬送が可能となる。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、被覆剤が上流側で塗布された後、添加剤により被覆剤が硬化することにより、高粘稠物質を円周状に包む膜が形成される。これにより、添加剤が滑剤として機能する際、高粘稠物質の内部に添加剤が浸透するのを抑制することができる。
また、添加剤が滑剤として機能することによって、高粘稠物質の円滑な搬送が可能となり、出力の小さなポンプによる搬送が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】本発明の第一実施形態の滑剤塗布装置を備える汚泥焼却プラントのブロック図である。
図2】本発明の第一実施形態の滑剤塗布装置の概略断面図である。
図3図2のIII−III断面図である。
図4】温水注入後の熱硬化性樹脂の硬化特性を示すグラフである。
図5】本発明の第二実施形態の滑剤塗布装置の概略断面図である。
図6図5のVI−VI断面図である。
図7】本発明の第二実施形態の第二塗布部のコイルバネの側面図である。
図8】本発明の第二実施形態の第二塗布部のコイルバネの拡大図である。
図9】本発明の第二実施形態の第二塗布部のコイルバネの変形例を示す断面図である。
図10】本発明の第二実施形態の第二塗布部のコイルバネの変形例を示す断面図である。
図11】本発明の第二実施形態の第二塗布部のコイルバネの変形例を示す断面図である。
図12】本発明の第三実施形態の滑剤塗布装置の概略断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
〔第一実施形態〕
以下、本発明の第一実施形態の滑剤塗布装置について図面を参照して詳細に説明する。以下の説明では、滑剤塗布装置が、汚泥焼却プラントのパイプラインに設けられているものとして説明する。具体的には、滑剤塗布装置は、パイプライン内に下水汚泥脱水ケーキ(以下、脱水ケーキ)などの高粘稠物質を圧送する圧送装置に設けられている。滑剤塗布装置は、パイプライン内を搬送される脱水ケーキの外周に滑剤を塗布する装置である。
【0019】
図1に示すように、本実施形態の汚泥焼却プラント100は、排水から分離された汚泥P1を脱水して脱水ケーキP2とする汚泥脱水機101と、脱水ケーキP2を焼却処理する汚泥焼却炉102と、汚泥焼却炉102に搬送される脱水ケーキP2を搬送するパイプライン2と、パイプライン2内の脱水ケーキP2を圧送する圧送装置103と、を備えている。
また、汚泥焼却プラント100は、添加剤L(本実施形態では、汚泥焼却炉102の焼却熱を用いて生成される温水)を圧送装置103を構成する滑剤塗布装置1に供給する添加剤供給ライン104を有している。添加剤供給ライン104には、添加剤供給ライン104を流れる添加剤Lの流量を調整する流量調整弁を設けることができる。
【0020】
汚泥脱水機101は、図示しない汚泥貯留槽から送られてくる汚泥P1を脱水する装置である。 汚泥脱水機101としては、遠心分離機やスクリュープレス式の脱水機を採用することができる。汚泥P1は汚泥脱水機101で脱水され、例えば、含水率60%の脱水ケーキP2となる。
汚泥焼却炉102の上流側に脱水ケーキP2を乾燥する汚泥乾燥機を設けてもよい。
【0021】
本実施形態の圧送装置103は、脱水ケーキP2が投入されるホッパ105と、ホッパ105から供給された脱水ケーキP2を吐出する圧送ポンプ106と、パイプライン2を搬送されている脱水ケーキP2に滑剤として機能する被覆剤及び添加剤を塗布する滑剤塗布装置1と、を備えている。
滑剤塗布装置1は、パイプライン2上であって、可能な限り圧送ポンプ106に近い位置に配置されている。即ち、滑剤塗布装置1は、可能な限り早い段階で、脱水ケーキP2に滑剤を塗布できる位置に配置されている。
【0022】
圧送ポンプ106としては、ピストン式、プランジャー式、又はダイヤフラム式の往復動型ポンプ、又はネジ式などの容積型のポンプを使用することができる。
【0023】
滑剤塗布装置1は、パイプライン2内に搬送されている脱水ケーキP2の外周に滑剤を塗布して、パイプライン2と脱水ケーキP2との間の摩擦抵抗を低減する装置である。以下、脱水ケーキP2が搬送される方向を搬送方向Dと呼ぶ。
図2に示すように、滑剤塗布装置1は、パイプライン2内を搬送される脱水ケーキP2に被覆剤C1を塗布する第一塗布部10と、第一塗布部10の搬送方向下流側D2に接続され、第一塗布部10を経た脱水ケーキP2に添加剤Lを塗布する第二塗布部20と、を有している。
【0024】
本実施形態の被覆剤C1は、熱硬化性樹脂である。具体的には、被覆剤C1は、ポリウレタン樹脂(ポリイソシアネート化合物)である。ポリウレタン樹脂は、硬化反応温度が10℃〜280℃であり、常温で液体の樹脂である。また、硬化完了までの時間は、10秒〜24時間である。
熱硬化性樹脂としては、ポリウレタン樹脂に限ることなく、例えば、シリコン樹脂(硬化反応温度:80℃〜180℃、硬化完了までの時間:60秒以下)メラミン樹脂、フェノール樹脂(硬化反応温度:150℃、硬化完了までの時間:30〜60秒)等を採用することができる。
【0025】
本実施形態の添加剤Lは、温水(湯、熱湯)である。温水の温度は、被覆剤C1の種類に応じて適宜調整されている。例えば、被覆剤C1として、ポリウレタン樹脂を採用した場合は、温水の温度は、ポリウレタン樹脂の硬化温度以上の80℃程度に調整される。
本実施形態の滑剤塗布装置1は、添加剤Lとして、汚泥焼却炉102の焼却熱を用いて生成される温水を利用してので、被覆剤C1の硬化特性に適した温度に容易に調節することができる。
【0026】
第一塗布部10は、円筒状の第一筒部11と、第一筒部11の外周側に設けられている被覆剤供給部12と、を有している。
第一筒部11は、搬送方向上流側D1がパイプライン2と接続されている。即ち、第一筒部11の内周側には、パイプライン2を介して脱水ケーキP2が搬送される。第一筒部11は、円筒状の筒部本体11aと、筒部本体11aの搬送方向Dの両端に設けられたフランジ11bと、筒部本体11aに形成された第一スリット13と、を有している。第一筒部11の内面は円筒形状をなしている。第一筒部11とパイプライン2とは、第一筒部11のフランジ11bとパイプライン2のフランジ2bとによって接続されている。
【0027】
第一スリット13は、筒部本体11aの周方向に螺旋状に延在している。第一スリット13は、筒部本体11aの外面と内面とを貫通させるように形成されたスリット(貫通孔であって、細い隙間または長孔)である。第一スリット13の搬送方向Dの幅は、脱水ケーキP2の性状や被覆剤C1の種類に応じて形成されている。第一スリット13は、例えば、第一筒部11の外周を4周するように形成されている。
なお、第一スリット13は、螺旋状に形成されている必要はなく、第一筒部11を略一周するスリットを複数形成してもよい。また、第一スリット13は、筒部本体11aの外面と内面とを貫通する多数の孔を筒部本体11aの同一周上に配置してもよい。
【0028】
被覆剤供給部12は、被覆剤タンク14と、第一筒部11の外周側に設けられているハウジング15と、被覆剤タンク14とハウジング15とを接続する被覆剤ライン16と、を有している。被覆剤タンク14には、被覆剤C1(熱硬化性樹脂)が貯留されている。被覆剤ライン16には、ポンプ(図示せず)が設けられており、被覆剤ライン16に貯留された被覆剤C1は、ポンプの作用により、ハウジング15の内部に送られる。
【0029】
ハウジング15は、第一筒部11の外周側に密閉空間R1を形成する部材であり、円筒状のハウジング本体15aと、ハウジング本体15aの両端部を封止する一対の封止部15bとを有している。ハウジング本体15aには、ハウジング15内に被覆剤C1を導入する導入口15cが形成されている。被覆剤ライン16は、ハウジング本体15aの導入口15cに接続されている。
【0030】
ハウジング15は、第一スリット13を覆うように形成されている。即ち、一方の封止部15bは、スリット13の搬送方向上流側D1に設けられ、他方の封止部15bは、第一スリット13の搬送方向下流側D2に設けられている。換言すれば、第一スリット13は、ハウジング15によって形成される密閉空間R1と、第一筒部11の内部空間とを連通するように形成されている。
【0031】
第二塗布部20は、第一塗布部10と略同様の構成を有している。
第二塗布部20は、円筒状の第二筒部21と、添加剤供給部22とを有している。第二筒部21の搬送方向上流側D1は、第一筒部11と接続されている。第二筒部21の搬送方向下流側D2は、パイプライン2と接続されている。
第二筒部21は、円筒状の筒部本体21aと、筒部本体21aの搬送方向Dの両端に設けられたフランジ21bと、筒部本体21aに形成された第二スリット23と、を有している。
【0032】
第二スリット23の構成は、第一塗布部10の第一スリット13と同様である。添加剤Lが滑剤となるため、充分な量の滑剤を供給できるよう第二スリット23の長さは、第一塗布部10の第一スリット13よりも長い。例えば、第二スリット23の長さは、第一スリット13の長さの1.5倍とすることができる。添加剤Lの量が少なくても被覆剤C1を硬化させ且つ滑剤としての機能を充分に果たすことができる場合は、第二スリット23の長さは、第一スリット13の長さと同じでもよいし、短くてもよい。
【0033】
第二塗布部20の添加剤供給部22は、汚泥焼却炉102で生成される温水である添加剤Lが導入される添加剤供給ライン104を有している。添加剤供給ライン104は、ハウジング本体15a−1に形成されている導入口15c−1に接続されている。即ち、本実施形態の第二塗布部20の添加剤供給部22は、汚泥焼却炉102で生成される温水をハウジング15−1内の密閉空間R2に供給する。
【0034】
次に、本実施形態の圧送装置103の作用について説明する。
ホッパ105に供給された脱水ケーキP2は、圧送ポンプ106によってパイプライン2内に圧送される。パイプライン2内を搬送される脱水ケーキP2は、搬送方向Dに送られて、第一塗布部10の第一筒部11の内部に到達する。
【0035】
搬送方向Dに搬送される脱水ケーキP2の外周には、第一塗布部10にて、被覆剤C1が塗布される。詳細には、被覆剤供給部12から供給された被覆剤C1が、ハウジング15内の密閉空間R1に充填された後、第一スリット13を介して、第一筒部11の内部に浸入して脱水ケーキP2の外周に達することで、第一筒部11の外周側から被覆剤C1が脱水ケーキP2の外周に塗布される。
スリット13が周方向に延在していることにより、被覆剤C1は、脱水ケーキP2の周方向全周にわたって塗布される。
【0036】
次いで、外周に被覆剤C1が塗布された脱水ケーキP2の外周には、第二塗布部20にて、添加剤Lが塗布される。これにより、図2のIII−III断面図である図3に示すように、被覆剤C1が硬化して、脱水ケーキP2を円周状に包む膜C2(硬化した被覆剤の層)が形成される。即ち、脱水ケーキP2の外周面に塗布された熱硬化性樹脂が温水の熱によって硬化して膜状となる。
また、第二塗布部20の第二スリット23から注入された添加剤L(温水)は、硬化した被覆剤C1である膜C2と第二筒部21の内周との間の隙間Sに存在し、滑剤として機能する。
【0037】
ここで、温水注入後の熱硬化性樹脂の硬化特性について説明する。図4は、横軸を時間、縦軸を熱硬化性樹脂の硬度として、温水注入後の熱硬化性樹脂の硬化特性を示すグラフである。
図4に示すように、熱硬化性樹脂は、温水の注入後すぐにゲル化が始まる(時間0〜t1)。熱硬化性樹脂がゲル化することによって、熱硬化性樹脂は、撥水の機能を発揮するようになる。
次いで、熱硬化性樹脂は、時間経過に伴い、硬化が進行する。即ち、熱硬化性樹脂の硬化が進行して、熱硬化性樹脂は、ゲル状から固体状に変化する(時間t1〜t2)。
次いで、熱硬化性樹脂は、硬化が完了すると、それ以降は、時間経過に関わらず、一定の硬度を保つ(時間t2〜)。
【0038】
上記実施形態によれば、搬送方向上流側D1で脱水ケーキP2の外周に被覆剤C1が塗布された後、添加剤Lにより被覆剤C1が硬化することにより、高粘稠物質である脱水ケーキP2を円周状に包む膜C2が形成される。これにより、添加剤Lが滑剤として機能する際、脱水ケーキP2の内部に添加剤Lが浸透するのを抑制することができる。
また、添加剤Lが滑剤として機能することによって、脱水ケーキP2の円滑な搬送が可能となり、出力の小さな圧送ポンプ106による搬送が可能となる。
【0039】
また、第一スリット13及び第二スリット23が螺旋状に形成されていることによって、被覆剤C1及び添加剤Lを螺旋状に塗布することが可能となる。即ち、被覆剤C1及び添加剤Lを脱水ケーキP2の周囲により均一に塗布することができる。
【0040】
また、添加剤Lとして、汚泥焼却炉102にて生成される温水を利用することによって、汚泥焼却炉102から排出されるエネルギーを有効活用することができる。
【0041】
なお、上記実施形態では、被覆剤C1として熱硬化性樹脂を採用し、添加剤Lとして温水を採用したがこれに限ることはない。被覆剤C1と添加剤Lの組み合わせとしては、添加剤Lが被覆剤C1を硬化させるとともに、滑剤として機能するものとすればよい。例えば、被覆剤C1を熱可塑性樹脂とし、添加剤Lを冷水としてもよい。
また、温水を汚泥焼却炉102から供給する構成としたがこれに限ることはなく、別途ボイラなどの温水供給装置を用意してもよい。また、温水の代わりに蒸気を供給する構成としてもよい。
【0042】
〔第二実施形態〕
以下、本発明の第二実施形態の滑剤塗布装置1Bについて図面を参照して詳細に説明する。なお、本実施形態では、上述した第一実施形態との相違点を中心に述べ、同様の部分についてはその説明を省略する。
図5に示すように、第二実施形態の滑剤塗布装置1Bは、テーパ状のテーパ内筒61を有する第一塗布部10Bと、螺旋状のコイルバネ37を有する第二塗布部20Bとを有している。
【0043】
第一塗布部10Bは、搬送方向上流側D1のパイプライン2に接続されたテーパ内筒61と、テーパ内筒61の径方向外側に配置された外筒62とを有している。
外筒62は、円管状の外筒本体62aと、外筒本体62aの両端に設けられた外筒フランジ62bとを有している。外筒本体62aには、被覆剤ライン16に接続された導入口62cが設けられている。
【0044】
テーパ内筒61は、搬送方向下流側D2に向かうに従って縮径するテーパ状の形状をしたテーパ内筒本体61aと、テーパ内筒本体61aの搬送方向上流側D1の端部に設けられたテーパ内筒フランジ61bと、を有している。テーパ内筒本体61aの搬送方向上流側D1の内径は、パイプライン2の内径と略同じである。テーパ内筒本体61aの搬送方向下流側D2の内径は、第一配管32の内径よりも小さい。
【0045】
テーパ内筒61の搬送方向Dの長さと、外筒62の搬送方向Dの長さは、略同じである。テーパ内筒61のテーパ角度は、テーパ内筒本体61aの搬送方向下流側D2の端部と第二塗布部20の第一配管32の搬送方向上流側D1の端部との間に、周方向に延びる所定の隙間Gが形成されるような角度とされている。隙間Gは、第一実施形態の第一スリット13に相当する。
【0046】
テーパ内筒フランジ61bは、パイプライン2を介して搬送された脱水ケーキP2の全量がテーパ内筒61の径方向内側に導入されるようにパイプライン2に接続されている。
搬送方向上流側D1の外筒フランジ62bは、テーパ内筒フランジ61bに接続されている。搬送方向下流側D2の外筒フランジ62bは、第二塗布部20の第一配管32に接続されている。
【0047】
本実施形態の第二塗布部20Bは、第一塗布部10Bを経た脱水ケーキP2及び被覆剤C1が導入される第一配管32と、第一配管32の搬送方向下流側D2の端部に接続されているコイルバネ37と、コイルバネ37の下流側に接続されている円筒形状の内筒38と、内筒38の下流側に配置され、添加剤Lが塗布された脱水ケーキP2を排出する第二配管34と、添加剤供給部22より供給された添加剤Lが収容されるケーシング39と、内筒38を搬送方向Dに移動させてコイルバネ37を伸縮する駆動装置40と、を有している。
第一配管32とコイルバネ37と第二配管34とは、第一実施形態の第二筒部21に相当するものであり、コイルバネ37の線材57間の隙間は、第一実施形態の第二スリット23に相当するものである。
第二塗布部20Bは、3つの駆動装置40を有しているが、図5には1つの駆動装置40のみ示す。
【0048】
第一配管32は、第一塗布部10Bの外筒62と接続されている筒状の配管である。第一配管32には、脱水ケーキP2及び隙間Gを介して脱水ケーキP2の周囲に供給される被覆剤C1が導入される。
第一配管32とコイルバネ37とは、コイルバネ37の内側の円筒面(第一面58、図7参照)と第一配管32の外周面32aの上部との間で水密性が保たれるように、例えば、溶接によって接合されている。
【0049】
ケーシング39は、軸線Aと同軸状をなす筒状のケーシング本体41と、ケーシング本体41の搬送方向上流側D1の端部に接続されている側壁42と、ケーシング本体41の搬送方向下流側D2の端部に接続されているベース部43と、添加剤供給ライン104に接続されてケーシング39内に添加剤Lを導入する導入口41aと、を有している。
【0050】
側壁42は、板状の部材であり、側壁42の主面が軸線Aと直交するように第一配管32の外周面32aに接続されている。
ベース部43は、板状の部材であり、ベース部43の主面が側壁42と平行となるようにケーシング本体41に接続されている。ベース部43には、内筒38が挿通される貫通部44が形成されている。
側壁42とケーシング本体41とベース部43とによって形成される空間は、添加剤Lが供給される密閉空間R4である。
【0051】
第二配管34は、支持部材46を介してベース部43に支持されている。支持部材46は、第二配管34から軸線Aの径方向に張り出すように形成されているフランジ部47と、フランジ部47をベース部43とを接続するように搬送方向Dに延在するステー部48と、を有している。ステー部48は、軸線Aの周方向に複数設けられている。第二塗布部20Bは、3つのステー部48を有しているが、図5には1つのステー部48のみ示す。
第二配管34の搬送方向下流側D2の端部は、延長配管54を介してパイプライン2と接続されている。
【0052】
内筒38は、ベース部43に固定されている駆動装置40によって搬送方向Dに移動自在に支持されている筒状の部材である。内筒38は、軸線Aと同軸状をなしている。内筒38の搬送方向上流側D1の端部は、コイルバネ37に接続されている。内筒38とコイルバネ37とは、コイルバネ37の内側の円筒面(第一面58、図7参照)と内筒38の外周面38aとの間で水密性が保たれるように、例えば、溶接によって接合されている。コイルバネ37の径方向内側を通過した脱水ケーキP2は、内筒38を介して第二配管34に導入される。
【0053】
内筒38の外周面38aとベース部43の貫通部44の内周面との間は、第一シール部49によってシールされている。第一シール部49は、例えば、オイルシールを採用することができる。駆動装置40によって、内筒38が搬送方向Dに移動することによって、内筒38の外周面38aが第一シール部49の内面を滑る。
【0054】
駆動装置40は、内部にピストンを有するシリンダ50と、ピストンと一体に設けられたロッド51と、を有するエアシリンダなどの装置を採用することができる。駆動装置40は、内筒38の外周面38aに接続されているプレート52を介して内筒38を搬送方向Dに移動させる。
【0055】
図5のVI−VI断面図である図6に示すように、プレート52は、支持部材46のステー部48と干渉しないように形成されている。
なお、ここでは3つの駆動装置40とステー部48を配置したが、2つ以上の駆動装置40とステー部48を配置しても良く、その場合にもプレート52はステー部48と干渉しないように形成される。
【0056】
内筒38は、内筒38の外径が第二配管34の内径よりも僅かに小さくなるように形成されている。内筒38は、第二配管34の内周面に設けられた第二シール部53の内面を滑るように形成されている。第二シール部53としては、例えば、Oリングを採用することができる。
【0057】
次に、コイルバネ37の詳細について説明する。
図7に示すように、コイルバネ37は、線材57を螺旋状に巻いたウェッジワイヤーである。本実施形態の線材57の断面形状は、三角形である。線材57は、コイルバネ37の内側(軸線の径方向内側)を向く螺旋状の円筒面である第一面58と、コイルバネ37の外側(軸線の径方向外側)を向き、第一面58とのなす角θ(図8参照)が鋭角である螺旋状の斜面である一対の第二面59と、を有している。
言い替えれば、コイルバネ37の内面は搬送方向Dに沿う平らな面のうち最大の面である。
第一面58は、軸線Aと同軸状の円筒面をなしている。コイルバネ37は、軸方向に隣り合う線材57の第一面58同士が同一円筒面上となるように形成されている。即ち、コイルバネ37は、コイルバネ37の内面の全体が円筒面をなすように形成されている。
【0058】
次に、本実施形態の滑剤塗布装置1Bの作用について説明する。
搬送方向Dに搬送された脱水ケーキP2には、第一塗布部10Bにて被覆剤C1が塗布される。具体的には、導入口62cから導入された被覆剤C1が、外筒62とテーパ内筒61との間の空間R3に充填された後、隙間Gを介して径方向内側に向かって排出されて、脱水ケーキP2の外周に塗布される。
【0059】
次いで、被覆剤C1が塗布された脱水ケーキP2に添加剤Lが塗布される。具体的には、ケーシング39内に供給された添加剤Lが、コイルバネ37の線材57間(スリット13B)を通過して、脱水ケーキP2の外周に塗布される。これにより、被覆剤C1が硬化するとともに、添加剤Lが滑剤として機能する。
【0060】
操作者は、駆動装置40を操作することによって、第二塗布部20Bを構成するコイルバネ37の線材57間のスリット13Bの幅を調整することができる。即ち、駆動装置40は、コイルバネ37を伸縮可能に調整し、コイルバネ37の線材57間のスリット13Bの幅を調整する調整手段として機能する。これにより、脱水ケーキP2に対する添加剤Lの接触面積を変更することができる。
【0061】
これにより、脱水ケーキP2の性状への影響を最小限に抑えつつ、パイプライン2の内壁面周辺に添加剤L、すなわち滑剤の膜を張り、潤滑性を効率的に確保できる。
【0062】
また、図8に示すように、コイルバネ37の断面形状を三角形状とすることによって、スリット13Bの形状が内面に向かうに従って隙間が小さくなる。このため、添加剤Lに圧力をかけて脱水ケーキP2の周囲に押し出すことができる。
【0063】
なお、線材57の断面形状は、三角形状に限ることはない。例えば、図9のコイルバネ37Bのように、線材57Bの断面形状を台形としてもよい。
【0064】
また、図10のコイルバネ37Cのように、線材57Cの断面形状を長方形としてもよい。このような構成によれば、ウェッジワイヤーであるコイルバネ37Cの半径方向の強度が増すため、高い注入圧力に耐えることができる。
また、本実施形態では、定期点検等で運転停止をする場合、コイルバネ37Cを縮めて線材57C同士を密着させてスリット13Bを閉じることができる。その際、図10のように線材57Cの断面形状が長方形の場合は、線材57C同士の接触面積が大きくなる(線接触ではなく面接触になる)ため、シール性が増し、脱水ケーキP2がスリット13Bに浸入することを防止することが出来る。
【0065】
また、図11のコイルバネ37Cのように、線材57Cの断面形状を半円形としてもよい。すなわち、コイルバネ37の製造コスト等を鑑みて、線材57の断面形状を、三角形、台形、または半円形とすることができる。
コイルバネ37の内面が搬送方向Dに沿う平らな面のうち最大の面であることによって、脱水ケーキP2の流れに対する抵抗を少なくすることができる。
【0066】
〔第三実施形態〕
以下、本発明の第三実施形態の滑剤塗布装置について図面を参照して詳細に説明する。なお、本実施形態では、上述した第二実施形態との相違点を中心に述べ、同様の部分についてはその説明を省略する。
図12に示すように、第三実施形態の滑剤塗布装置1Cの第二塗布部20Cは、第二実施形態の側壁42が第三実施形態では側壁を兼ねるフランジ55となる点を除き、第二実施形態の第二塗布部20Bと同一の構成である(第二実施形態と同一構成には、第三実施形態でも同一の付番をしている)。
また、第三実施形態の第一塗布部10Cは、第二塗布部20Cを鏡面配置した構成であり、第二塗布部20Cの導入口41aが添加剤供給ライン104に接続されているのに対し、第一塗布部10Cの導入口41aは被覆剤ライン16に接続されている点のみが異なる。
【0067】
即ち、本実施形態の第一塗布部10Cは、脱水ケーキP2に対して、コイルバネ37のスリット13を介して被覆剤C1を塗布する構成である。本実施形態の第一塗布部10Cは、第二配管34を搬送方向上流側D1に配置し、第一配管32を搬送方向下流側D2に配置している。
第一塗布部10Cの密閉空間R4と第二塗布部20Cの密閉空間R4との間には、それぞれ側壁を兼ねるフランジ55が各々設けられており、各フランジ55がボルトで接続されて一体化している。フランジ55が設けられていることにより、第一塗布部10Cの密閉空間R4内の被覆剤C1と、第二塗布部20Cの密閉空間R4内の添加剤Lは、混ざり合うことない。
【0068】
上記実施形態によれば、添加剤Lのみならず、被覆剤C1に関しても、塗布される被覆剤C1の接触面積を調整することができる。よって、この構成によれば、被覆剤C1の特性と添加剤Lの特性の各々に対応した塗布が可能となるので、被覆剤C1と添加剤Lを選択する際に、組み合わせの範囲を広くして選択することができる。従って、被覆剤C1と添加剤Lの低コストの組み合わせを選択することが容易となる。
【0069】
以上、本発明の実施の形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
【符号の説明】
【0070】
1、1B、1C 滑剤塗布装置
2 パイプライン
10 第一塗布部
11 第一筒部
11a 筒部本体
11b フランジ
12 被覆剤供給部
13 第一スリット
14 被覆剤タンク
15、15−1 ハウジング
15a、15a−1 ハウジング本体
15b、15b−1 封止部
15c、15c−1 導入口
16 被覆剤ライン
20 第二塗布部
21 第二筒部
22 添加剤供給部
23 第二スリット
32 第一配管
34 第二配管
37 コイルバネ
38 内筒
39 ケーシング
40 駆動装置
41 ケーシング本体
41a 導入口
42 側壁
43 ベース部
44 貫通部
46 支持部材
47 フランジ部
48 ステー部
49 第一シール部
50 シリンダ
51 ロッド
52 プレート
53 第二シール部
55 フランジ
57 線材
58 第一面
59 第二面
61 テーパ内筒
61a テーパ内筒本体
61b テーパ内筒フランジ
62 外筒
62a 外筒本体
62b 外筒フランジ
62c 導入口
100 汚泥焼却プラント
101 汚泥脱水機
102 汚泥焼却炉
103 圧送装置
104 添加剤供給ライン(温水ライン)
105 ホッパ
106 圧送ポンプ
C1 被覆剤
D 搬送方向
L 添加剤
P1 汚泥
P2 脱水ケーキ(高粘稠物質)
R1、R2、R3、R4 密閉空間
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12