特許第6615081号(P6615081)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ アール・ジエイ・レイノルズ・タバコ・カンパニーの特許一覧

特許6615081無煙タバコ香錠剤及び無煙タバコ製品を形成するための射出成形プロセス
<>
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6615081
(24)【登録日】2019年11月15日
(45)【発行日】2019年12月4日
(54)【発明の名称】無煙タバコ香錠剤及び無煙タバコ製品を形成するための射出成形プロセス
(51)【国際特許分類】
   A24B 13/00 20060101AFI20191125BHJP
   A24B 15/34 20060101ALI20191125BHJP
【FI】
   A24B13/00
   A24B15/34
【請求項の数】9
【外国語出願】
【全頁数】27
(21)【出願番号】特願2016-241904(P2016-241904)
(22)【出願日】2016年12月14日
(62)【分割の表示】特願2013-542063(P2013-542063)の分割
【原出願日】2011年11月23日
(65)【公開番号】特開2017-79764(P2017-79764A)
(43)【公開日】2017年5月18日
【審査請求日】2017年1月12日
(31)【優先権主張番号】12/957,838
(32)【優先日】2010年12月1日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】594112886
【氏名又は名称】アール・ジエイ・レイノルズ・タバコ・カンパニー
(74)【代理人】
【識別番号】110001173
【氏名又は名称】特許業務法人川口國際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ダニエル・バーデイン・カントレル
(72)【発明者】
【氏名】ロバート・フランク・ブテイン
(72)【発明者】
【氏名】トーマス・ヒンクメイヤー
【審査官】 岩瀬 昌治
(56)【参考文献】
【文献】 特表2006−504040(JP,A)
【文献】 国際公開第2009/087215(WO,A2)
【文献】 特表2007−515950(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A24B 13/00
A24B 15/34
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
使用者の口内への挿入用に構成される無煙タバコ組成物に軽い咀嚼の物理特性を提供するための剤であって、前記無煙タバコ組成物が、タバコ材料を含み、前記剤が、活性成分として無煙タバコ組成物の乾燥重量ベースで10重量%〜25重量%の量のポリデキストロースを含む、剤。
【請求項2】
前記無煙タバコ組成物が、水溶性ガムを含む結合剤を更に含む、請求項1に記載の剤。
【請求項3】
前記剤が、無煙タバコ組成物の乾燥重量ベースで10重量%〜25重量%の量使用されるべき、請求項1または2に記載の剤。
【請求項4】
前記無煙タバコ組成物が、糖アルコールを含有する充填剤成分を更に含む、請求項1ないし3のいずれか一項に記載の剤。
【請求項5】
前記充填剤成分が、ソルビトールである、請求項4に記載の剤。
【請求項6】
前記結合剤が、アラビアガムである、請求項2ないし5のいずれか一項に記載の剤。
【請求項7】
前記無煙タバコ組成物が、風味剤、結合剤、乳化剤、崩壊補助剤、湿潤剤、及びこれらの混合物からなる群から選択される添加剤を更に含む、請求項1ないし6のいずれか一項に記載の剤。
【請求項8】
前記タバコ材料が、50ミクロン未満の平均粒径又は5%未満の水分含量、若しくはその双方を有する、請求項1ないし7のいずれか一項に記載の剤。
【請求項9】
前記無煙タバコ組成物が、射出成形香錠剤の形態である、請求項1ないし8のいずれか一項に記載の剤。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、タバコから、若しくは別のタバコを組み込むものから作成された又はそれらに由来する製品で、ヒトにより消費されるよう意図される製品に関する。特に、本開示は、タバコを組み込む組成物又は処方物であり、無煙形態で利用されるものに関する。
【背景技術】
【0002】
紙巻きタバコ、葉巻、及びパイプは、タバコを様々な形態で使用する一般的な喫煙物品である。このような喫煙物品は、タバコを加熱又は燃焼させて、喫煙者に吸引され得るエアゾール(例えば、煙)を発生させることによって使用される。タバコはまた、いわゆる「無煙」形態でも楽しまれることができる。特に人気の無煙タバコ製品は、処理タバコ又はタバコ含有処方物のいくつかの形態を使用者の口内に挿入させることによって使用される。例えば、それぞれが参照により本明細書に組み込まれるものとする、Schwartzらによる米国特許第1,376,586号、Leviによる同第3,696,917号、Pittmanらによる同第4,513,756号、Sensabaugh,Jrらによる同第4,528,993号、Storyらによる同第4,624,269号、Tibbettsによる同第4,991,599号、Townsendによる同第4,987,907号、Sprinkle,IIIらによる同第5,092,352号、Whiteらによる同第5,387,416号、Williamsによる同第6,668,839号、Williamsによる同第6,834,654号、Atchleyらによる同第6,953,040号、Atchleyらによる同第7,032,601号、及びAtchleyらによる同第7,694,686号;Williamsによる米国特許公開第2004/0020503号、Quinterらによる同第2005/0115580号、Stricklandらによる同第2005/0244521号、Stricklandらによる同第2006/0191548号、Holton,Jrらによる同第2007/0062549号、Holton,Jrらによる同第2007/0186941号、Stricklandらによる同第2007/0186942号、Dubeらによる同第2008/0029110号、Robinsonらによる同第2008/0029116号、
Muaらによる同第2008/0029117号、Robinsonらによる同第2008/0173317号、Engstromらによる同第2008/0196730号、Neilsenらによる同第2008/0209586号、Crawfordらによる同第2008/0305216号、Essenらによる同第2009/0065013号、Kumarらによる同第2009/0293889号、Gaoらによる同第2010/0291245号、及びMuaらによる同第2011/0139164号;
ArnarpらによるPCT 第WO 04/095959号及びAtchleyによる同第WO 2010/132444 A2号に記載されている無煙タバコ処方物のタイプ、成分、及び処理加工方法論を参照されたい。市販されている例示的無煙タバコ製品としては、R. J.Reynolds Tobacco CompanyによるCAMEL Snus、CAMEL Orbs、CAMEL Strips及びCAMEL Sticks;American Snuff Company,LLCのGRIZZLY湿性タバコ、KODIAK湿性タバコ、LEVI GARRETTルーズタバコ及びTAYLOR’S PRIDEルーズタバコ;Swisher International,Inc.によるKAYAK湿性嗅ぎタバコ及びCHATTANOOGA CHEW噛みタバコ;Pinkerton Tobacco Co.LPによるREDMAN噛みタバコ;U.S.Smokeless Tobacco CompanyによるCOPENHAGEN湿性タバコ、COPENHAGEN Pouches、SKOAL Bandits、SKOAL Pouches、RED SEALロングカット及びREVEL Mint Tobacco Packs;並びにPhilip Morris USAによるMARLBORO Snus及びTabokaと称されるものが挙げられる。
【0003】
無煙タバコ製品などのタバコ製品の享受できる形態を提供すること、並びに無煙タバコ製品における使用に適したタバコ含有組成物を調製するためのプロセスを提供することが望ましい。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】米国特許第1,376,586号明細書
【特許文献2】米国特許第3,696,917号明細書
【特許文献3】米国特許第4,513,756号明細書
【特許文献4】米国特許第4,528,993号明細書
【特許文献5】米国特許第4,624,269号明細書
【特許文献6】米国特許第4,991,599号明細書
【特許文献7】米国特許第4,987,907号明細書
【特許文献8】米国特許第5,092,352号明細書
【特許文献9】米国特許第5,387,416号明細書
【特許文献10】米国特許第6,668,839号明細書
【特許文献11】米国特許第6,834,654号明細書
【特許文献12】米国特許第6,953,040号明細書
【特許文献13】米国特許第7,032,601号明細書
【特許文献14】米国特許第7,694,686号明細書
【特許文献15】米国特許出願公開第2004/0020503号明細書
【特許文献16】米国特許出願公開第2005/0115580号明細書
【特許文献17】米国特許出願公開第2005/0244521号明細書
【特許文献18】米国特許出願公開第2006/0191548号明細書
【特許文献19】米国特許出願公開第2007/0062549号明細書
【特許文献20】米国特許出願公開第2007/0186941号明細書
【特許文献21】米国特許出願公開第2007/0186942号明細書
【特許文献22】米国特許出願公開第2008/0029110号明細書
【特許文献23】米国特許出願公開第2008/0029116号明細書
【特許文献24】米国特許出願公開第2008/0029117号明細書
【特許文献25】米国特許出願公開第2008/0173317号明細書
【特許文献26】米国特許出願公開第2008/0196730号明細書
【特許文献27】米国特許出願公開第2008/0209586号明細書
【特許文献28】米国特許出願公開第2008/0305216号明細書
【特許文献29】米国特許出願公開第2009/0065013号明細書
【特許文献30】米国特許出願公開第2009/0293889号明細書
【特許文献31】米国特許出願公開第2010/0291245号明細書
【特許文献32】米国特許出願公開第2011/0139164号明細書
【特許文献33】国際公開第2004/095959号
【特許文献34】国際公開第2010/132444号
【発明の概要】
【0005】
本開示は、使用者の口内への挿入用に構成された溶性無煙タバコ香錠剤製品と、無煙タバコ製品における使用者に好適な無煙タバコ組成物を調製するためのプロセスに関する。本開示の無煙タバコ組成物は、射出成形された香錠剤の形態で軽く咀嚼可能な品質を有する溶性タバコ生成物をもたらすために、多糖類充填剤成分を利用する。一実施形態において、無煙タバコ生成物は、タバコ材料(例えば、粒子状タバコ材料)と多糖類充填剤成分とを有する固体物質の形態である。この無煙タバコ組成物は、多糖類充填剤成分と、顆粒状又は粒子状形態、若しくは液体又は水和されたタバコ抽出物の形態のタバコとを含むことが好ましく、甘味剤、結合剤、乳化剤、追加的充填剤、風味剤、及び崩壊補助剤などの他の成分も含んでもよい。一態様によると、このタバコ材料は、約100ミクロン未満、約75ミクロン未満、典型的には約50ミクロン未満の平均粒径タバコ粒子を有し、最も多くの場合、約25ミクロンの粒径を有するタバコ粒子を含む。
【0006】
一態様では、本開示は、製品の使用者の口内への挿入用に構成された無煙タバコ香錠剤を提供し、この無煙タバコ香錠剤製品は、タバコ材料と多糖類充填剤成分とを含む。本開示による無煙タバコ香錠剤を提供するために好適な多糖類充填剤成分としては、ポリデキストロース、マルトデキストリン、プルラン、及びこれらの混合物が挙げられる。
【0007】
この無煙タバコ組成物は、風味剤、追加的充填剤、結合剤、乳化剤、湿潤剤、シロップ、崩壊補助剤、及びこれらの混合物などの1つ以上の添加剤を更に含むことができる。本発明の無煙タバコ製品のある実施形態は、結合剤(例えば、アラビアガム又は水溶性ガム)、湿潤剤(例えば、コーンシロップ)、糖アルコール(例えば、ソルビトール)、人工甘味剤(例えば、スクラロース)、風味剤、塩(例えば、塩化ナトリウム)、又はこれらの組み合わせを含む。
【0008】
様々な成分の相対的量は異なることができるが、本発明の無煙タバコ組成物は、典型的には、乾燥重量ベースにて、約10重量%〜約25重量%の多糖類充填剤成分を含むであろう。一実施形態では、この無煙タバコ組成物は、組成物の総重量に基づいて少なくとも約20乾燥重量%のタバコ材料と、少なくとも約10乾燥重量%の多糖類充填剤成分と、少なくとも約10乾燥重量%の少なくとも1つの結合剤と、少なくとも約20乾燥重量%の少なくとも1つの湿潤剤と、少なくとも1乾燥重量%の少なくとも1つの乳化剤と、少なくとも約0.1乾燥重量%の少なくとも1つの甘味剤と、少なくとも約0.5乾燥重量%の少なくとも1つの風味剤とを含む。
【0009】
更に別の態様では、本明細書は、使用者の口内への挿入用に構成される無煙タバコ組成物香錠剤を調製するためのプロセスを提供し、このプロセスは、タバコ材料(例えば、粒子状タバコ材料)を結合剤及び多糖類充填剤成分と混合して、無煙タバコ混合物を形成することと、この無煙タバコ混合物を射出成形することと(例えば、少なくとも約75,000kPa又は少なくとも約100,000kPaの圧縮力を使用して無煙タバコ混合物を圧縮することによって)、無煙タバコ混合物を冷却し、固化した無煙タバコ組成物香錠剤を形成することと(例えば、約20℃〜約25℃の温度に冷却すること)を含む。
【0010】
一実施形態では、混合工程は、タバコ材料、結合剤、及び多糖類充填成分を含む乾燥配合物を形成することと、乾燥配合物を液体成分に組み合わせて、無煙タバコ混合物を形成することと、を含む。乾燥配合物の全ての成分が、比較的低い水分含量(例えば、約5重量%未満の水分)を有し、かつ比較的均質な粒径(例えば、約50ミクロン未満)を有することが有利である。所望の場合、乾燥配合物は、塩、甘味剤、又はこれらの組み合わせを更に含むことができる。液体成分は、典型的には、室温で又は上昇した温度で(例えば、約40℃〜約150℃)加熱される場合のいずれかで高粘性液体であり、典型的には、1つ以上の湿潤剤、乳化剤、ゲル化剤、シロップ、又はこれらの組み合わせを含有するであろう。
【0011】
ある実施形態では、このプロセスは、混合工程に先立って、タバコ材料に添加剤を添加することを含むことができる。例示的添加剤としては、風味剤、乳化剤、崩壊補助剤、湿潤剤、及びこれらの混合物が挙げられる。
【0012】
ある実施形態では、射出成形プロセスに先立って、無煙タバコ混合物は、押出し形状に押し出され、次いで粉末顆粒を生成するために粉砕にかけられる。押し出され、粉砕された組成物は、引き続いて最終製品形状に成形するために射出成形型に充填され得る。
【0013】
したがって、本開示の態様は、本明細書で別途詳述されるような利点を提供する。
【発明を実施するための形態】
【0014】
ここで、本開示は、以降でより完全に説明されるだろう。本開示は、多くの異なる形態での実施形態であり得、本明細書に述べられる態様に限定されるものとして解釈されるべきではなく、むしろ、これら態様は、該当する法的必要条件を満たすものとしてもたらされると解釈されるべきである。本明細書及び特許請求の範囲内で使用される場合、単数形「a]、「an」、及び「the」は、文脈上明確に指定しない限り、複数の指示対象を包含する。
【0015】
本発明は、経口使用に好適な無煙タバコ組成物に関する。この無煙タバコ組成物は、概して、タバコ材料処方物と、溶性かつ軽く咀嚼可能な無煙タバコ香錠剤生成物を形成するよう結合する1つ以上の追加的成分とを含む。本明細書で使用するとき、「香錠剤」とは、ゲル化剤又は結合剤を含む組成物などの液体又はゲル組成物を固化することによって作成されることで、最終生成物が硬化した固体ゲルである、溶性の経口製剤を指す。本明細書で使用するとき、用語「溶解させる」又は「溶解」及び「溶性」とは、口腔内の水分と相互作用し、溶液中に入ることによって、製品の漸進的摂取を生じる、水溶性成分を有する組成物を指す。ある実施形態では、本発明の生成物は、急激に崩壊することなく口腔内での軽い咀嚼に耐えるための十分な粘着性によって特徴付けられる。本発明の製品は、典型的には、通常のチューイングガムで見られるような高度に変形可能な咀嚼品質を呈することはない。
【0016】
ある実施形態では、本発明の製品の有利な官能特性は、多糖類充填剤成分の存在に起因し得る。これら炭水化物材料は、典型的には、複数の単糖類単位を含有する1つ以上の多糖類を含む。例示的単糖類単位としては、キシロース、リボース、フルクトース、グルコース(例えば、デキストロース)、マルトース、及びマンノースが挙げられる。この多糖類の数平均分子量は異なることができるが、典型的には、約1,000Da〜約20,000Daであり、より頻繁には約2,000Da〜約10,000Daである。例示的多糖類としては、ポリデキストロース、マルトデキストリン、及びプルランが挙げられる。マルトデキストリンの供給源は、Grain Processing CorporationからのMALTRINである。
【0017】
ポリデキストロースは、主として、少量のポリオール(例えば、ソルビトール)及び食用酸(例えば、クエン酸)を有するデキストロース単位を含むポリマーからなる。ポリデキストロースは、典型的には、所望の場合、連鎖終結剤としてポリオールを使用する、デキストロース単位の酸触媒された重合によって作成される。例示的食用酸としては、様々な鉱酸及びカルボン酸が挙げられる。ポリデキストロースは、例えば、本明細書に参照として組み込まれる、Bordenらによる米国特許第5,601,863号に述べられるプロセスを使用して作成され得る。ポリデキストロースは、可溶性繊維増量剤として説明され得、ポリデキストロースはまた、湿潤剤様特性を呈し得る。ポリデキストロースの例示的供給源としては、LITESSEポリデキストロース(Danisco A/Sから入手可能)、STA−LITEポリデキストロース(Tate & Lyle Ingredients America,Inc.から入手可能)、及びTRIMCALポリデキストロース(C and H Ingredients Ltd.から入手可能)が挙げられる。一実施形態では、このポリデキストロースは、マルトデキストリン又はプルランなどの第2の多糖類成分と組み合される。
【0018】
無煙タバコ生成物の製造に使用される多糖類充填剤成分は、粉砕され、顆粒化された微細粒子、又は粉末形態で提供されることが好ましい。好ましくは、多糖類充填剤成分は、約100ミクロン未満の、より好ましくは約50ミクロン未満の平均粒径を有する部分又は断片の形態で使用される。
【0019】
無煙タバコ組成物内の多糖類充填剤成分の相対的量は、異なってもよい。好ましくは、無煙タバコ組成物内の多糖類充填剤成分の量は、組成物の乾燥重量ベースで、少なくとも約5%又は少なくとも約10%若しくは少なくとも約15%である。例示的重量範囲は、約5〜約50重量%、より頻繁には約10〜約25重量%である。
【0020】
タバコ材料処方物との混合前の多糖類充填剤成分の水分含量は、異なってもよい。最も好ましくは、多糖類充填剤成分の水分含量は、約10重量%未満であり、約5重量%未満でもよく、頻繁には、約2.5重量%未満である。
【0021】
本発明の製品は、Nicotiana(タバコ)種の植物のいくつかの形態を組み込み、最も好ましくは、これら組成物又は製品は、タバコのいくつかの形態を組み込む。Nicotiana種の選択は異なることができ、特に、タバコ又はタバコ(複数)の種類の選択は異なってもよい。使用され得るタバコとしては、黄色葉又はVirginia葉(例えば、K326)、バーレー葉、サンキュアード葉(例えば、Katerini、Prelip、Komotini、Xanthi及びYambolタバコを含むIndian Kurnool及びOrientalタバコ)、Maryland葉、ダーク葉、ダークファイヤド葉、ダークエアキュアード葉(例えば、Passanda、Cubano、Jatin及びBezukiタバコ)、ライトエアキュアード葉(例えば、North Wisconsin及びGalpaoタバコ)、Indianエアキュアード葉、Red Russian及びRusticaタバコ、並びに様々な他の珍しい特産品タバコが挙げられる。様々な種類のタバコ、栽培実施法及び収穫実施法の説明が、参照により本明細書に組み込まれる、Tabacco Production,Chemistry and Technology、Davisら(編集)(1999)に記載されている。Nicotiana種からの植物の様々な代表的な他の種類が、このそれぞれが参照により本明細書に組み込まれる、Goodspeed,The Genus Nicotiana、(Chonica Botanica)(1954);Sensabaugh,Jrらによる米国特許第4,660,577号;Whiteらによる同第5,387,417号及びLawsonらによる同第7,025,066号;Lawrence,Jrらによる米国特許出願公開第2006/0037623号及びMarshallらによる同第2008/0245377号に記載されている。例示的Nicotiana種としては、N.tabakum、N.rustica、N.alata、N.arentsii、N.excelsior、N.forgetiana、N.glauca、N.glutinosa、N.gossei、N.kawakamii、N.knightiana、N.langsdorffi、N.otophora、N.setchelli、N.sylvestris、N.tomentosa、N.tomentosiformis、N.undulata、N.x sanderae、N.africana、N.amplexicaulis、N.benavidesii、N.bonariensis、N.debneyi、N.longiflora、N.maritina、N.megalosiphon、N.occidentalis、N.paniculata、N.plumbaginifolia、N.raimondii、N.rosulata、N.simulans、N.stocktonii、N.suaveolens、N.umbratica、N.velutina、N.wigandioides、N.acaulis、N.acuminata、N.
attenuata、N.benthamiana、N.cavicola、N.clevelandii、N.cordifolia、N.corymbosa、N.fragrans、N.goodspeedii、N.Linearis、N.miersii、N.nudicaulis、N.obtusifolia、N.occidentalis subsp.Hersperis、N.pauciflora、N.petunioides、N.quadrivalvis、N.repanda、N.rotundifolia、N.solanifolia及びN.spegazziniiが挙げられる。
【0022】
Nicotiana種は、遺伝子改変又は品種間交雑技術(例えば、タバコ植物は、成分、特性又は属性の生産を増加させるか又は低減させるために、遺伝子的に処理されるか又は品種間交雑され得る)を使用して誘導され得る。例えば、米国特許第5,539,093号(Fitzmauriceらによる);同第5,668,295号(Wahabらによる);同第5,705,624号(Fitzmauriceらによる);同第5,844,119号(Weiglによる);同第6,730,832号(Dominguezらによる);同第7,173,170号(Liuらによる);同第7,208,659号(Colliverらによる)及び同第7,230,160号(Benningらによる);米国特許出願公開第2006/0236434号(Conklingらによる);並びにPCT第WO 2008/103935号(Nielsenらによる)に記載される植物の遺伝子的改変の種類を参照されたい。
【0023】
無煙及び喫煙可能なタバコの調製については、Nicotiana種の収穫した植物を硬化プロセスにかけることが典型的である。硬化プロセスの様々な種類の説明が、Tobacco Production,Chemistry and Technology,Davisら(編集)(1999)に記載されている。黄色葉タバコを硬化するための例示的技術及び条件が、参照により本明細書に組み込まれた、Nestorら著、Beitrage Tabakforsch.Int.,20、467〜475(2003)及びPeeleによる米国特許第6,895,974号に記載されている。空気硬化タバコのための代表的技術及び条件が、参照により本明細書に組み込まれた、Grovesらによる米国特許第7,650,892号;Rotonら著、Beitrage Tabakforsch.Int.,21、305〜320(2005)及びStaafら著、Beitrage Tabakforsch.Int.,21、321〜330(2005)に記載されている。タバコのある種類は、燃焼硬化又は日光硬化などの硬化プロセスの別の種類にかけられることができる。好ましくは、硬化された収穫タバコは次いで熟成される。このように、タバコ組成物又はタバコ生成物の調製に使用されるタバコは、硬化されかつ熟成されたタバコの成分を組み込むことが最も好ましい。本発明で使用されるタバコ材料は、使用前に、発酵、漂白などの追加的処理加工にかけられ得る。
【0024】
Nicotiana種の植物の少なくとも一部(例えば、タバコ部分の少なくとも一部)は、未成熟形態で使用され得る。すなわち、植物又はこの植物の少なくとも一部分は、成熟又は完熟と通常考えられる段階に到達する前に収穫され得る。このように、例えば、タバコ植物が出芽の時点で、葉を形成し始める時点、開花し始める時点などで収穫され得る。
【0025】
Nicotiana種の植物の少なくとも一部(例えば、タバコ部分の少なくとも一部)は、成熟形態で使用され得る。すなわち、植物又はこの植物の少なくとも一部分は、この植物(又は植物部分)が成熟、過成熟又は完熟していると通常みなされる時点に到達する場合に収穫され得る。このように、例えば、通常農場主によって採用されるタバコ収穫技術を経て、Orientalタバコ植物が収穫され得、バーレータバコ植物が収穫され、又はVirginiaタバコ葉は収穫され得るか又は茎まで摘み取られ得る。
【0026】
収穫の後に、Nicotiana種の植物、又はこれらの一部は、未処理形態で使用され得る(例えば、タバコは任意の硬化プロセスにかけられずに使用され得る)。例えば、未処理形態のタバコは、凍結され、放射に曝され、黄色化され、乾燥され、調理され(例えば、焙煎され、揚げられ又は煮沸される)、又は後の使用のために別様の貯蔵又は処理にかけられる。この様なタバコはまた、熟成条件にも曝される。
【0027】
タバコ材料は、ケースに入れられかつ乾燥されてもよく、次いで所望の形態に粉砕される。例えば、いくつかの例では、タバコ材料処方物は、糖(例えば、フルクトース、グルコース、及びショ糖)、湿潤剤(例えば、グリセリン及びプロピレングリコール)、風味剤成分(例えば、ココア及びカンゾウ)、及び同類物などの成分を含有する水性包装体で覆われてもよい。非水性包装成分が、タバコの乾燥重量に基づいて、約1%〜約15%の量でタバコに加えられてもよい。
【0028】
タバコ組成物又はタバコ製品において使用されるタバコ材料の少なくとも一部は、抽出物の形態を有することができる。タバコ抽出物は、蒸留水又は水道水などの水性特徴を有する溶媒を使用してタバコを抽出することによって得ることができる。このように、水性タバコ抽出物は、水でタバコを抽出することで、不溶性のパルプ材料が水性溶媒から分離され、水溶性及び分散性タバコ成分がそこに溶解かつ分散されることによって提供され得る。このタバコ抽出物は、様々な形態で使用され得る。例えば、水性タバコ抽出物が、スプレー乾燥又は凍結乾燥プロセスの使用の結果として生成され得る、又は処理加工工程の他の同様な種類などの結果として生成され得るなど、本質的に溶媒を含まない形態で単離されることが可能である。あるいは、水性タバコ抽出物は、液体形態で使用されることができ、そしてこのように、液体溶媒内に溶解するタバコの内容物が、抽出に使用される溶媒の量の選択、溶媒の除去によるタバコ抽出物の濃度、液体タバコ抽出物を希釈するための溶媒の添加などによって制御され得る。タバコの成分を抽出するための例示的技術は、これらの全てが参照により本明細書に組み込まれる、米国特許第4,144,895号(Fioreによる);同第4,150,677号(Osborne,Jrらによる);同第4,267,847号(Reidによる);同第4,289,147号(Wildmanらによる);同第4,351,346号(Brummerらによる);同第4,359,059号(Brummerらによる);同第4,506,682号(Mullerによる);同第4,589,428号(Keritsisによる);同第4,605,016号(Sogaらによる);同第4,716,911号(Pouloseらによる);同第4,727,889号(Niven,Jr.らによる);同第4,887,618号(Bernasekらによる);同第4,941,484号(Clappらによる);同第4,967,771号(Faggらによる);同第4,986,286号(Robertsらによる);同第5,005,593号(Faggらによる);5,018,540号(Grubbsらによる);同第5,060,669号(Whiteらによる);同第5,065,775号(Faggによる);同第5,074,319号(Whiteらによる);同第5,099,862号(Whiteらによる);同第5,121,757号(Whiteらによる);同第5,131,414号(Faggによる);同第5,131,415号(Munozらによる);同第5,148,819号(Faggによる);同第5,197,494号(Kramerによる);同第5,230,354号(Smithらによる);同第5,234,008号(Faggによる);同第5,243,999号(Smithによる);同第5,301,694号(Raymondらによる);同第5,318,050(Gonzalez−Parraらによる);同第5,343,879号(Teagueによる);同第5,360,022号(Newtonによる);同第5,435,325号(Clappらによる);同第5,445,169号(Brinkleyらによる);同第6,131,584号(Lauterbachによる);同第6,284,875号(Turpenらによる);同第6,298,859号(Kierulffらによる);同第6,772,767号(Muaらによる);同第6,817,970号(Beritらによる);同第6,906,172号(Bratcherらによる);同第7,034,128号(Turpenらによる);同第7,048,211号(Bratcherらによる);及び同第7,337,782号(Thompsonによる)に記載されている。
【0029】
タバコ材料は、典型的には、粒子状(すなわち、破砕された、粉砕された、顆粒化された、又は粉末形態)として記載され得る形態で使用される。タバコ材料が微粉砕形態又は粉末型の形態で提供される方法は、異なってもよい。好ましくは、植物部分又は断片が、粉砕又は摩砕などのための装置及び技術を使用して粒子形態に細砕され、粉砕され、又は微粉砕化される。最も好ましくは、植物材料は、ハンマーミル、カッターヘッド、エアーコントロールミルなどの装置を使用しての粉砕又は摩砕中には、比較的乾燥した形態である。例えば、タバコ部分又は断片は、この水分含量が約15重量%未満又は約5重量%未満の場合に、粉砕又は摩砕され得る。最も好ましくは、タバコ材料は、約50ミクロン未満の平均粒径を有する部分又は断片の形態で使用される。一実施形態では、タバコ粒子の平均粒径は、25ミクロン未満であっても又は約25ミクロンに等しくてもよい。いくつかの例では、タバコ粒子は、スクリーンメッシュを通過するようサイズ設定され得る。所望の場合、所望のサイズ、サイズの範囲の小サイズのタバコ粒子が回収され得ることを保証するために、空気分級装置が使用されてもよい。所望の場合、顆粒化タバコの異なるようサイズ設定された断片が、一緒に混合されてもよい。
【0030】
無煙タバコ組成物内のタバコ材料の相対的量は異なってもよいが、典型的には、タバコ材料は、主要な成分である。好ましくは、無煙タバコ組成物内のタバコ材料処方物の量は、組成物の乾燥重量ベースで、少なくとも約25%〜少なくとも約30%である。ある例において、無煙タバコ組成物内の他の成分の量は、乾燥重量ベースで、約40%を超えてもよい。無煙タバコ組成物内のタバコ材料の典型的範囲は、約25〜約60乾燥重量%であり、より典型的は、約30〜約40乾燥重量%である。
【0031】
ある実施形態では、タバコ材料は、主要な成分でなくてもよく、ここでは、タバコ材料は、液体形態、スプレー乾燥形態、又は水和された形態を有するタバコ抽出物の形態であり得る。無煙タバコ組成物内のこのタイプのタバコ材料の典型的範囲は、約5〜約40乾燥重量%、約5〜約25乾燥重量%、約10〜約30乾燥重量%、又は約20〜約40乾燥重量%である。
【0032】
無煙タバコ組成物を形成するために、任意の液体物質と混合される前のタバコ材料処方物の水分含量は、変化してもよい。最も好ましくは、タバコ材料処方物の水分含量は、約10重量%未満であり、約5重量%未満であってもよく、頻繁には約2.5重量%未満である。タバコ材料処方物の水分含量が制御される方法は、異なってもよい。例えば、タバコ材料処方物は、熱又は対流加熱にかけられてもよい。特定の例としては、タバコ材料処方物は、約40℃〜約95℃の温度での暖められた空気中で、所望の水分含量を達成するために適切な経過時間でオーブン乾燥され得る。例えば、タバコ材料処方物は、約54℃〜約60℃で約12時間〜約24時間乾燥され得る。
【0033】
いくつかの例では、タバコ材料処方物の調製前に、タバコ部分又は断片が照射されてもよく、又はこれら部分及び断片が低温殺菌されてもよく、若しくは制御された熱処理に別途かけられてもよい。加えて、所望の場合、タバコ材料処方物の全て又は一部の調製後に、この成分材料が照射されてもよく、又はこれら成分材料が低温殺菌されてもよく、若しくは制御された熱処理にかけられてもよい。例えば、タバコ材料処方物が調製され、その後照射又は低温殺菌が続き、次いで風味剤成分(複数可)が処方物に加えられてもよい。代表的プロセスが、参照により本明細書に組み込まれる、Muaらによる米国特許公開第2009/0025738号;Brinkleyらによる同第2009/0025739号;及びBeesonらによる同第2011/0247640号に記載されている。
【0034】
無煙タバコ製品の製造に使用されるタバコ材料処方物はまた、他の材料又は成分(すなわち、添加剤)で処理され、配合され、処方化され、結合され並びに混合されることができる。例えば、それぞれが参照により本明細書に組み込まれる、Holtonらによる米国特許公開第2007/0062549号及びHoltonらによる同第2007/0186941号に記載される、これらの代表的構成成分、構成成分の組み合わせ、これら構成成分及び成分のタバコに対する相対的量、並びにこれら構成成分を使用するための様式及び方法を参照されたい。
【0035】
この添加剤は、人工的であり得るか、若しくはハーブ又は生物学的供給源から得られか又はそれらに由来することも可能である。添加剤の例示的タイプとしては、塩(例えば、塩化ナトリウム、塩化カリウム、クエン酸ナトリウム、クエン酸カリウム、酢酸ナトリウム、酢酸カリウムなど)、天然甘味料(例えば、フルクトース、ショ糖、グルコース、マルトース、バニリン、エチルバニリングルコシド、マンノース、ガラクトース、ラクトースなど)、人工甘味料(例えば、スクラロース、サッカリン、アスパルテーム、アセスルフェームK、ネオテームなど)、有機及び無機充填剤(例えば、穀物、加工穀物、ポン菓子、マルトデキストリン、デキストロース、炭酸カルシウム、リン酸カルシウム、コーンスターチ、ラクトース、イソマルト、マンニトール、又はソルビトールなどの糖アルコール、微粉砕セルロース、植物タンパク質など)、結合剤(例えば、ポビドン、カルボキシメチルセルロースナトリウム及び結合剤の他の改質セルロース型、キサンタンガム、デンプン系結合剤、アラビアガム、ゲランガム、レシチンなど)、ゲル化剤(例えば、魚類ゼラチン)、pH調整剤又は緩衝剤(例えば、金属水酸化物、好ましくは、水酸化ナトリウム及び水酸化カリウムなどのアルカリ金属水酸化物、及び金属炭酸塩などの他のアルカリ金属緩衝剤、好ましくは、炭酸カリウム又は炭酸ナトリウム、又は重炭酸ナトリウムなどの金属重炭酸塩など)、乳化剤、着色剤(例えば、キャラメル着色剤、酸化チタンなどを含む染料及び色素)、湿潤剤(例えば、グリセリン、プロピレングリコールなど)、口腔ケア添加剤(例えば、タイム油、ユーカリ油、及び亜鉛)、防腐剤(例えば、ソルビン酸カリウムなど)、シロップ(例えば、ハチミツ、高フルクトース含有コーンシロップなど)、崩壊補助剤又は圧縮性補助剤(例えば、微結晶セルロース、クロスカルメロースナトリウム、クロスポビドン、グルコール酸ナトリウムデンプン、前処理ゼラチン化コーンスターチなど)、風味剤及び香料混合物、酸化防止剤、及びこれらの混合物が挙げられる。添加剤の例示的タイプは、例えば、先に参照により本明細書に組み込まれた、Gaoらによる米国特許公開第2010/0291245号に記載されるものを挙げることができる。
【0036】
このような添加剤は、タバコ材料処方物との混合のために、粉末又は顆粒化形態で提供されてもよく、又は液体形態で提供されてもよい。最も好ましくは、粉末又は顆粒化形態で提供される場合、この添加物は、約50ミクロン未満の平均粒径を有する部分又は断片の形態で使用される。いくつかの態様によると、添加剤の平均粒径は、約25ミクロン以下であり得る。粉末又は顆粒化形態で提供される添加剤の水分含量は異なってもよい。最も好ましくは、粉末又は顆粒化形態で提供される添加剤の水分含量は、約10重量%未満であり、約5%未満でもよく、頻繁には約2.5重量%未満である。添加剤は、任意の液体添加剤を添加する前に、例えば、パドルを備えたHobarミキサー内で、粒子状タバコ材料と混合されてもよい。液体添加剤が提供される場合には、得られる混合物は、約10重量%未満の比較的低い水分含量を更に有し得、約5%未満であってもよく、頻繁には約2.5重量%未満である。無煙タバコ製品内の様々な添加剤構成成分の相対的量は、異なってもよい。
【0037】
上述したタイプの添加剤は、一緒に使用されることも可能であり(例えば、添加剤処方物)又は別個に使用されることも可能である(例えば、個々の添加剤構成成分が最終タバコ製品の調製に関与する異なる段階で添加され得る)。無煙タバコ処方物内の様々な構成成分の相対的量は異なってもよく、典型的には、タバコ製品への所望の官能性及び性能特性をもたらすよう選択される。更には、上述したタイプの添加剤は、最終生成物又は組成物内に供給されるものとして、カプセル化されてもよい。例示的カプセル化添加剤が、例えば、先に参照により本明細書に組み込まれた、Atchleyによる国際特許公報第WO 2010/132444 A2号に記載されている。
【0038】
本発明の無煙タバコ組成物のための上述の部類の添加剤のいずれかは、タバコ植物の少なくとも一部(例えば、葉、種子、花、茎、根、又は幹)を分離プロセスにかけることによってタバコ材料に由来し得、この分離プロセスは、典型的には、タバコ材料の所望の構成成分を単離するために、複数の逐次的抽出工程を含むことができる。例示的分離プロセスとしては、クロマトグラフィー、蒸留、濾過、再結晶化、溶媒−溶媒分配、コールドプレス、溶媒抽出(例えば、水、アルコール若しくはヘプタン又はヘキサンなどの炭化水素などの溶媒を使用する)、又はこれらの組み合わせが挙げられる。得られる単離されたタバコ成分は、本発明の組成物において使用される前に、化学的に変換され得る。例示的化学的変換としては、水素化、エステル化、トランスエステル化、異性体変換、アセタール形成、アセタール分解、酸/塩基反応、加水分解、熱処理、酵素処理、及びこのような工程の組み合わせが挙げられる。本発明の組成物における使用のためのタバコ単離物を調製するための技術は、例えば、その全体で参照により本明細書に組み込まれる、Coleman,IIIらによる米国特許公開第2011/0174323号及びColeman,IIIらによる同第2011/0259353号に記載されている。タバコ単離物中に存在し得る化合物のタイプの例としては、炭化水素、セルロース、アルコール、アルデヒド、ケトン、カルボン酸、アミノ酸、エステル、ラクトン、無水物、炭水化物(例えば、還元糖)、フェノール、キノン、エーテル、ニトリル、アミン、アミド、イミド、プラスチド色素、タンパク質、コエンザイム−Q、ペクチン、デンプン、リグニン、及び脂質が挙げられる。追加的例が、その全体で参照により本明細書に組み込まれる、LipowiczによるPCT第WO 2007/012980号に天然タール希釈物として記載されている。タバコ単離物から調製される無煙タバコ添加剤のタイプ又は機能は、使用される抽出プロセス、含まれるタバコ植物の部分、利用される化学的変換のタイプなどが一部で異なる可能性がある、単離物の組成物に応じて異なるであろう。あるタバコ単離物は、本発明の無煙タバコ組成物のために、糖、充填剤、結合剤、崩壊又は圧縮性補助剤、又は風味剤を備える。
【0039】
本明細書で使用するとき、「風味剤」又は「香味料」とは、無煙タバコ組成物に関連する官能的性質を変更することが可能である任意の風味豊かな又は芳香族物質である。風味剤によって改変され得る例示的な官能的性質としては、味、口当たり、湿潤、涼感/熱さ、及び/又は芳香/香気が挙げられる。風味剤は、天然又は合成であり得、これら風味剤の特徴は、限定されないが、新鮮、甘い、ハーバル、菓子に似たもの、花に似たもの、果実に似たもの又はスパイスとして説明され得る。風味の特定のタイプとしては、バニラ、コーヒー、チョコレート、クリーム、ミント、スペアミント、メントール、ペパーミント、ウィンターグリーン、ラベンダー、カルダモン、ナツメグ、シナモン、クローブ、カスカリラ、ビャクダン、ハチミツ、ジャスミン、ショウガ、アニス、セージ、カンゾウ、レモン、オレンジ、リンゴ、モモ、ライム、サクランボ、及びイチゴが挙げられるが、これらに限定されない。本発明で利用される風味剤はまた、ユーカリなどの湿潤剤、冷却剤又は滑沢剤と考えられる構成成分を含有し得る。これら風味は、ニートで(すなわち、単独で)提供されてもよく又は複合物で(例えば、スペアミント及びメントール又はオレンジ並びにシナモン)提供されてもよい。いくつかの例では、風味剤は、スプレー乾燥形態で提供され得る。風味剤は、典型的には、約0.5〜約10乾燥重量%の量で存在し、頻繁には約1〜6乾燥重量%で、最も頻繁には約2〜約5乾燥重量%の量で存在する。
【0040】
甘味剤は、天然又は人工形態で若しくは人工及び天然甘味剤の組み合わせとして使用され得る。一実施形態では、スクラロースが主要な甘味剤成分である。存在する場合、甘味剤の代表的量は、それが人工甘味剤及び/又は天然甘味剤であろうと、組成物の総乾燥重量の少なくとも約0.2%又は少なくとも約5%を構成する。好ましくは、組成物内の甘味剤の量は、組成物の総乾燥重量の約40%を超えることはないであろうし、多くの場合、約35%を超えないであろうし、頻繁には約30%を超えないであろう。
【0041】
シロップは、無煙タバコ組成物に起因する所望の風味をもたらすのに十分な量で使用され得る。存在する場合、シロップ(例えば、高フルクトース含有コーンシロップ)の代表的量は、組成物の総乾燥重量の約5%未満を構成してもよい。
【0042】
本開示の無煙タバコ組成物は、典型的には、多糖類充填剤構成成分に加えて、少なくとも1つの充填剤成分を含有してもよい。組成物のこのような構成成分は、質感及び口当たりなどの官能特性を増強すること、製品の粘着性又は圧縮性を増強するなどの複数の機能を満たす。存在する場合、追加的充填剤の代表的量は、それが有機充填剤及び/又は幹充填剤のいずれであろうと、組成物の総乾燥重量に事づいて、少なくとも約10%、少なくとも約20%、又は少なくとも約25%を構成することができる。好ましくは、組成物内の追加的充填剤の量は、組成物の総乾燥重量の約50%を超えることはないであろうし、頻繁には、約40%を超えることはないであろう。
【0043】
塩(例えば、塩化ナトリウム)は、無煙タバコ組成物に起因する所望の官能性をもたらすのに十分な量で使用され得る。存在する場合は、塩の代表的量は、典型的には、組成物の総乾燥重量の約2%未満を構成するであろう。
【0044】
湿潤剤(例えば、グリセリン)は、無煙タバコ組成物に起因する所望の水分をもたらすのに十分な量で使用され得る。存在する場合、湿潤剤の代表的量は、典型的には、組成物の総乾燥重量の少なくとも約1%を構成し、頻繁には、少なくとも約2重量%を構成する。ある実施形態では、湿潤剤の量は、少なくとも約10乾燥重量%又は少なくとも約20乾燥重量%である。例示的乾燥重量範囲は、約1〜40重量%であり、頻繁には約3〜約35乾燥重量%である。
【0045】
結合剤は、無煙タバコ組成物の所望の物理的属性及び物理的一体性を提供するに十分な量で使用され得る。存在する場合、結合剤の代表的量は、組成物の総乾燥重量の少なくとも約5%又は少なくとも約10%を構成し得る。好ましくは、組成物内の結合剤の量は、組成物の総乾燥重量の約35%を超えることはないであろう。多くの場合、所望の組成物内の結合剤の量は、組成物の総乾燥重量の約20%を超えないであろうし、頻繁には、約15%を超えることはないであろう。代表的結合剤としては、キサンタンガム、グアガム、アラビアガム、ガティガム、トラガカントガム、カラヤガム、イナゴマメガム、ゲランガム、及びこれらの組み合わせなどの、典型的にはある程度まで水溶性である様々な天然ゴムが挙げられる。
【0046】
乳化剤は、無煙タバコ組成物に起因する所望の安定性をもたらすに十分な量で使用され得る。存在する場合、乳化剤の代表的量は、典型的には、組成物の総乾燥重量の約5%未満を構成するであろう。
【0047】
代表的無煙タバコ組成物は、無煙タバコ組成物の総乾燥重量に基づいて、約25〜約35%のタバコ、約10%〜約20%の多糖類充填剤成分(例えば、ポリデキストロース)、約0〜約1%の人工甘味剤、約25〜約35%の湿潤剤、約1〜約2%の乳化剤、約3〜約5%のシロップ、約10〜約20%の結合剤、約1%までの量の風味剤成分及び約2%までの量の塩を組み込むことができる。特定のパーセンテージ及び成分の選択は、所望の風味、質感、及び他の特性に応じて変化するであろう。
【0048】
無煙タバコ組成物の様々な構成成分が組み合わされる方法も異なってもよい。無煙タバコ組成物の様々な構成成分は、Hobartミキサーなどの円錐型ブレンダ―、混合ドラム、リボン型ブレンダ―などで、接触され、組み合わされ、又は一緒に混合され得る。このように、様々な構成成分の粉末化タバコ成分との混合物の全体は、本質的に比較的均質であり得る。例えば、それぞれが参照により本明細書に組み込まれる、Solomonらによる米国特許第4,148,325号;Korteらによる同第6,510,855号;及びWilliamsによる同第6,834,654号を参照されたい。
【0049】
可溶性無煙タバコ組成物を形成する成分は、その混合物が、無煙タバコ製品を形成するための射出成形プロセスで使用され得るように調製される。一態様では、粒子状タバコ材料及び結合剤を含む全ての乾燥成分が、混合される。この点については、少なくとも粒子状タバコ材料、多糖類充填剤成分、及び結合剤が、混合のために混合容器内(例えば、Hobartミキサー−N−50モデル)に配置され得る。乾燥成分の混合の後に、液体混合物が乾燥混合物に添加され得る。すなわち、いくつかの例では、いくつかの成分(例えば、シロップ、湿潤剤、乳化剤)が加熱され、液体溶融溶液を形成することができる。次いで、乾燥及び液体成分の得られた混合物が、粉砕装置(例えば、Hobartミキサー上の食肉用粉砕機−M802モデル)を通過することで、押し出しプロセスを介して液体成分を乾燥成分中に押し込むことができ、これがペースト様物質を形成する。次いで、押し出された物質が、小型Hobartミキサー内に配置され、粉末粒状化物を形成することができる。
【0050】
無煙タバコ組成物を調製した後に、無煙タバコ香錠剤製品を形成するために、射出成型手順が使用され得る。この点については、射出成形装置が、無煙タバコ組成物に圧縮力を及ぼすために使用され得る。本明細書で使用するとき、用語「射出成形品」とは、射出された組成物に圧縮力を加えることで、液体、半液体、又は粒状化組成物を金型又は他の成形装置(複数可)に圧入する又は別の方法で押し込むことによって形成される生成物を指す。射出成形される無煙タバコ組成物は、典型的には、少なくとも約5重量%の水分、多くの場合は約2.5%の水分含量を有する。この無煙タバコ組成物は、いくつかの例では、2つの別個の部分の鋼製ブロックであり得る成形型に移される。いくつかの例では、いわゆる、「ワンアップ」成形型が使用され得、ここでは、成形型ブロックが、除芯された形状を有する鋼の二等分部分を備える。成形型によって形成される内部は、最終的香錠剤製品に関連する所望の形状をもたらすよう形づけられる。いくつかの例では、金型ブロックは、例えば、約50℃〜約100℃、好ましくは約60℃などの上昇した温度に加熱され得る。無煙タバコ組成物が、成形型ブロックに注がれ、次いで、例えば油圧式圧縮ユニット(例えば、Wabach Hydraulic Press,12−102Tモデル、2201シリーズ)を使用して無煙タバコ組成物に圧縮圧が加えられる。一態様によると、少なくとも約75,000kPa、好ましくは少なくとも約100,000kPaの圧縮力が無煙タバコ組成物に加えられるが、加えられる圧縮圧は異なってもよい。例えば、少なくとも約30,000kPa〜約120,000kPaの圧縮力が加えられ得る。
【0051】
無煙タバコ組成物が圧縮される時間の総計は異なってもよい。例えば、無煙タバコ組成物は、約1分〜約5分間にわたって圧縮され得る。圧縮力を加えた後に、無煙タバコ組成物は、成形型ブロックが約30℃〜約40℃に冷却されてから、射出成形型から取り外されることができる。次いで、無煙タバコ組成物は、周囲温度又は約20℃〜25℃で冷却される。得られた香錠剤製品は、約4グラム〜約15グラムの間の重量である個々のピースで提供されるが、本開示の態様では、このような重量に限定されるものではない。しかしながら、実際の射出成形された処方物は、使用される装置、最終製品の所望の特性、加えられた熱/圧力の量などに依存し得ることに留意されたい。
【0052】
溶性無煙タバコ香錠剤製品は、任意の好適な所定の形状又は形態で提供されることが可能であり、最も好ましくは、ピル、ペレット、錠剤、コイン、ビーズ、卵形、横長形、立方体などの一般的形状を有する形態で提供され得る。無煙タバコ製品の口当たりは、軽く咀嚼可能であり、溶性品質であることが好ましい。一態様によると、溶性無煙タバコ香錠剤生成物は、これが完全に溶解するまで、使用者の口内に約10〜15分間持続することが可能であることが好ましい。この香錠剤製品は、いずれかの実質的な程度にまで、その使用者の口内でいかなる残渣も残さず、使用者の口にツルツルした、蝋のような、又はヌメヌメした感覚を与えることがないことが好ましい。
【0053】
いくつかの態様によると、香錠剤組成物のタバコ粒子状成分は、例えば、茶葉粒子、コーヒー粒子、ハーブ粒子、スパイス粒子及び/又はこれらの組み合わせなどの他の好適な植物性粒子で置き換えられてもよい。この粒子は、典型的には、適切な植物供給源から抽出され得る粉末形態で提供され得る。
【0054】
本発明の製品は、包装され、好適な包装材で保存され得る。例えば、参照による本明細書に組み込まれる、Hensonらによる米国特許第7,014,039号(Hensonらによる); 同第7,537,110号(Kutschらによる);同第7,584,843号(Kutschらによる);D592,956号(Thiellierによる)及びD594,154号(Patelらによる);米国特許公開第2008/0173317号(Robinsonらによる);同第2009/0014343号(Clarkらによる);同第2009/0014450号(Bjorkholmによる);同第2009/0250360号(Bellamahらによる);同第2009/0266837号(Gelardiらによる);同第2009/0223989号(Gelardiによる);同第2009/0230003号(Thiellierによる);同第2010/0084424号(Gelardiによる;及び同第2010/0133140号(Baileyらによる);並びに米国特許出願第29/342,212号(2009年8月20日出願、Baileyらによる);同第12/425,180号(2009年4月16日出願、Baileyらによる;及び同第12/814,015号(2010年6月11日出願、Gelardiらによる)に記載される無煙タイプの製品のための様々なタイプの容器を参照されたい。
【実施例】
【0055】
以下の実施例は、本発明に関連する更なる態様を説明するために提供されるが、それらの範囲を限定するものとして構成されるべきではない。別途注記されない限り、全ての部及びパーセンテージは、乾燥重量によるものとする。
【0056】
実施例1
経口使用ための無煙タバコ製品としての使用に好適な無煙タバコ組成物が、以下の方法で提供される。
【0057】
70%の糖溶液を調製する。この糖溶液は、コーンシロップ、グリセリン、及び風味剤と共に混合し、加熱して液体配合物を形成する。
【0058】
100ミクロン未満の平均粒径を有するタバコ材料を、Hobart混合ボウル内で、塩、スクラロース、及び結合材料(アラビアガム)と混合する。液体配合物をタバコ及び結合剤材料を含有するHobart混合ボウルに添加し、ここで、この成分をHobartミキサー(N−50モデル)内で、約120rpmで約4〜5分間にわたって混合して、無煙タバコ組成物を形成する。この無煙タバコ組成物を、粉砕装置を通して押し出す。押し出しの際に、無煙タバコ組成物を、Hobartミキサー内に配置し、粉末粒状物を形成する。無煙タバコ組成物の混合物は、約28部の結合剤材料、30.7部のタバコ材料、32.7部の糖溶液、3.5部のコーンシロップ、2.1部のグリセリン、1.8部の塩、0.2部のスクラロース、及び1部の風味剤である。
【0059】
粒状化無煙タバコ組成物を射出成形型に移し、約103,500kPaで1分間圧縮する。この成形型は、ステンレス鋼の2ピースブロックであり、これに無煙タバコ組成物が充填され、次いで油圧圧縮ユニット(Wabach Hydraulic Press、12−102Tモデル、2201シリーズ)との係合を介して圧縮する。周囲温度で約60分間冷却した後に、無煙タバコ組成物を、射出成形型から取り出す。
【0060】
実施例2
経口使用ための無煙タバコ製品としての使用に好適な無煙タバコ組成物が、以下の方法で提供される。
【0061】
70%の糖溶液を調製する。この糖溶液は、乳化剤(DUM−EM 117としてLoder Croklaanから入手可能)、コーンシロップ、グリセリン、及び風味剤と共に混合し、加熱して液体配合物を形成する。
【0062】
100ミクロン未満の平均粒径を有するタバコ材料を、Hobart混合ボウル内で、塩、スクラロース、及び結合材料(アラビアガム)と混合する。液体配合物をタバコ及び結合剤材料を含有するHobart混合ボウルに添加し、ここで、この成分をHobartミキサー(N−50モデル)内で、約120rpmで約4〜5分間にわたって混合して、無煙タバコ組成物を形成する。この無煙タバコ組成物を、粉砕装置を通して押し出す。押し出しの際に、無煙タバコ組成物を、Hobartミキサー内に配置し、粉末粒状物を形成する。無煙タバコ組成物の混合物は、約28部の結合剤材料、30.7部のタバコ材料、0.5部の乳化剤、32.1部の糖溶液、3.5部のコーンシロップ、2.1部のグリセリン、1.8部の塩、0.2部のスクラロース、及び1部の風味剤である。
【0063】
粒状化無煙タバコ組成物を射出成形型に移し、約103,500kPaで1分間圧縮する。この成形型は、ステンレス鋼の2ピースブロックであり、これに無煙タバコ組成物が充填され、次いで油圧圧縮ユニット(Wabach Hydraulic Press、12−102Tモデル、2201シリーズ)との係合を介して圧縮する。周囲温度で約60分間冷却した後に、無煙タバコ組成物を、射出成形型から取り出す。
【0064】
実施例3
経口使用ための無煙タバコ製品としての使用に好適な無煙タバコ組成物が、以下の方法で提供される。
【0065】
充填剤(ソルビトール)、乳化剤(DUM−EM 117としてLoder Croklaanから入手可能)、コーンシロップ、グリセリン、及び風味剤を混合し、加熱して液体配合物を形成する。
【0066】
100ミクロン未満の平均粒径を有する2タイプのタバコ材料のタバコ材料配合物を、Hobart混合ボウル内で、塩、スクラロース、及び結合材料(アラビアガム)と混合する。液体配合物をタバコ材料配合物及び結合剤材料を含有するHobart混合ボウルに添加し、ここで、この成分をHobartミキサー(N−50モデル)内で、約120rpmで約4〜5分間にわたって混合して、無煙タバコ組成物を形成する。この無煙タバコ組成物を、粉砕装置を通して押し出す。押し出しの際に、無煙タバコ組成物を、Hobartミキサー内に配置し、粉末粒状物を形成する。無煙タバコ組成物の混合物は、約28部の結合剤材料、30.6部のタバコ材料、28部の充填剤、5部の乳化剤、3.5部のコーンシロップ、2.1部のグリセリン、1.8部の塩、0.2部のスクラロース、及び0.8部の風味剤である。
【0067】
粒状化無煙タバコ組成物を射出成形型に移し、約103,500kPaで1分間圧縮する。この成形型は、ステンレス鋼の2ピースブロックであり、これに無煙タバコ組成物が充填され、次いで油圧圧縮ユニット(Wabach Hydraulic Press、12−102Tモデル、2201シリーズ)との係合を介して圧縮する。周囲温度で約60分間冷却した後に、無煙タバコ組成物を、射出成形型から取り出す。
【0068】
実施例4
経口使用ための無煙タバコ製品としての使用に好適な無煙タバコ組成物が、以下の方法で提供される。
【0069】
充填剤(マルチトール;LYCASINとして、Roquette Freres S.A.から入手可能)、乳化剤(DUM−EM 117としてLoder Croklaanから入手可能)、コーンシロップ、グリセリン、及び風味剤を混合し、加熱して液体配合物を形成する。
【0070】
100ミクロン未満の平均粒径を有する2タイプのタバコ材料のタバコ材料配合物を、Hobart混合ボウル内で、塩、スクラロース、及び結合材料(アラビアガム)と混合する。液体配合物をタバコ材料配合物及び結合剤材料を含有するHobart混合ボウルに添加し、ここで、この成分をHobartミキサー(N−50モデル)内で、約120rpmで約4〜5分間にわたって混合して、無煙タバコ組成物を形成する。この無煙タバコ組成物を、Hobartミキサー上の食肉用粉砕機を通過させて、液体成分を乾燥成分中に組み込む。無煙タバコ組成物を粉砕装置を経て押し出す。押し出しの際に、無煙タバコ組成物を、Hobartミキサー内に配置し、粉末粒状物を形成する。無煙タバコ組成物の混合物は、約27.2部の結合剤材料、29.6部のタバコ材料、27.2部の充填剤、7.8部の乳化剤、3.4部のコーンシロップ、2部のグリセリン、1.7部の塩、0.2部のスクラロース、及び0.8部の風味剤である。
【0071】
粒状化無煙タバコ組成物を射出成形型に移し、約103,500kPaで1分間圧縮する。この成形型は、ステンレス鋼の2ピースブロックであり、これに無煙タバコ組成物が充填され、次いで油圧圧縮ユニット(Wabach Hydraulic Press、12−102Tモデル、2201シリーズ)との係合を介して圧縮する。周囲温度で約60分間冷却した後に、無煙タバコ組成物を、射出成形型から取り出す。
【0072】
実施例5
経口使用ための無煙タバコ製品としての使用に好適な無煙タバコ組成物が、以下の方法で提供される。
【0073】
充填剤(マルチトール;LYCASINとして、Roquette Freres S.A.から入手可能)、乳化剤(DUM−EM 117としてLoder Croklaanから入手可能)、コーンシロップ、グリセリン、及び風味剤を混合し、加熱して液体配合物を形成する。
【0074】
100ミクロン未満の平均粒径を有する2タイプのタバコ材料のタバコ材料配合物を、Hobart混合ボウル内で、塩、スクラロース、及び結合材料(キサンタンガム)と混合する。液体配合物をタバコ材料配合物及び結合剤材料を含有するHobart混合ボウルに添加し、ここで、この成分をHobartミキサー(N−50モデル)内で、約120rpmで約4〜5分間にわたって混合して、無煙タバコ組成物を形成する。この無煙タバコ組成物を、Hobartミキサー上の食肉用粉砕機を通過させて、液体成分を乾燥成分中に組み込む。無煙タバコ組成物を粉砕装置を経て押し出す。押し出しの際に、無煙タバコ組成物を、Hobartミキサー内に配置し、粉末粒状物を形成する。無煙タバコ組成物の混合物は、約27.2部の結合剤材料、29.6部のタバコ材料、27.2部の充填剤、7.8部の乳化剤、3.4部のコーンシロップ、2部のグリセリン、1.7部の塩、0.2部のスクラロース、及び0.8部の風味剤である。
【0075】
粒状化無煙タバコ組成物を射出成形型に移し、約103,500kPaで1分間圧縮する。この成形型は、ステンレス鋼の2ピースブロックであり、これに無煙タバコ組成物が充填され、次いで油圧圧縮ユニット(Wabach Hydraulic Press、12−102Tモデル、2201シリーズ)との係合を介して圧縮する。周囲温度で約60分間冷却した後に、無煙タバコ組成物を、射出成形型から取り出す。
【0076】
実施例6
経口使用ための無煙タバコ製品としての使用に好適な無煙タバコ組成物が、以下の方法で提供される。
【0077】
充填剤(マルチトール;LYCASINとして、Roquette Freres S.A.から入手可能)、乳化剤(DUM−EM 117としてLoder Croklaanから入手可能)、コーンシロップ、グリセリン、及び風味剤を混合し、加熱して液体配合物を形成する。
【0078】
100ミクロン未満の平均粒径を有する2タイプのタバコ材料のタバコ材料配合物を、Hobart混合ボウル内で、塩、スクラロース、及び結合材料(NYMCEL ZSX−W、CP Kelcoから入手)と混合する。液体配合物をタバコ材料配合物及び結合剤材料を含有するHobart混合ボウルに添加し、ここで、この成分をHobartミキサー(N−50モデル)内で、約120rpmで約4〜5分間にわたって混合して、無煙タバコ組成物を形成する。この無煙タバコ組成物を、Hobartミキサー上の食肉用粉砕機を通過させて、液体成分を乾燥成分中に組み込む。無煙タバコ組成物を粉砕装置を経て押し出す。押し出しの際に、無煙タバコ組成物を、Hobartミキサー内に配置し、粉末粒状物を形成する。無煙タバコ組成物の混合物は、約27.2部の結合剤材料、29.6部のタバコ材料、27.2部の充填剤、7.8部の乳化剤、3.4部のコーンシロップ、2部のグリセリン、1.7部の塩、0.2部のスクラロース、及び0.8部の風味剤である。
【0079】
粒状化無煙タバコ組成物を射出成形型に移し、約103,500kPaで1分間圧縮する。この成形型は、ステンレス鋼の2ピースブロックであり、これに無煙タバコ組成物が充填され、次いで油圧圧縮ユニット(Wabach Hydraulic Press、12−102Tモデル、2201シリーズ)との係合を介して圧縮する。周囲温度で約60分間冷却した後に、無煙タバコ組成物を、射出成形型から取り出す。
【0080】
実施例7
経口使用ための無煙タバコ製品としての使用に好適な無煙タバコ組成物が、以下の方法で提供される。
【0081】
充填剤(マルチトール;LYCASINとして、Roquette Freres S.A.から入手可能)、乳化剤(DUM−EM 117としてLoder Croklaanから入手可能)、コーンシロップ、グリセリン、及び風味剤を混合し、加熱して液体配合物を形成する。
【0082】
100ミクロン未満の平均粒径を有する2タイプのタバコ材料のタバコ材料配合物を、Hobart混合ボウル内で、塩、スクラロース、及び結合材料(ゲランガム)と混合する。液体配合物をタバコ材料配合物及び結合剤材料を含有するHobart混合ボウルに添加し、ここで、この成分をHobartミキサー(N−50モデル)内で、約120rpmで約4〜5分間にわたって混合して、無煙タバコ組成物を形成する。この無煙タバコ組成物を、Hobartミキサー上の食肉用粉砕機を通過させて、液体成分を乾燥成分中に組み込む。無煙タバコ組成物を粉砕装置を経て押し出す。押し出しの際に、無煙タバコ組成物を、Hobartミキサー内に配置し、粉末粒状物を形成する。無煙タバコ組成物の混合物は、約27.2部の結合剤材料、29.6部のタバコ材料、27.2部の充填剤、7.8部の乳化剤、3.4部のコーンシロップ、2部のグリセリン、1.7部の塩、0.2部のスクラロース、及び0.8部の風味剤である。
【0083】
粒状化無煙タバコ組成物を射出成形型に移し、約103,500kPaで1分間圧縮する。この成形型は、ステンレス鋼の2ピースブロックであり、これに無煙タバコ組成物が充填され、次いで油圧圧縮ユニット(Wabach Hydraulic Press、12−102Tモデル、2201シリーズ)との係合を介して圧縮する。周囲温度で約60分間冷却した後に、無煙タバコ組成物を、射出成形型から取り出す。
【0084】
実施例8
経口使用ための無煙タバコ製品としての使用に好適な無煙タバコ組成物が、以下の方法で提供される。
【0085】
充填剤(マルチトール;LYCASINとして、Roquette Freres S.A.から入手可能)、乳化剤(DUM−EM 117としてLoder Croklaanから入手可能)、コーンシロップ、グリセリン、及び風味剤を混合し、加熱して液体配合物を形成する。
【0086】
100ミクロン未満の平均粒径を有する2タイプのタバコ材料のタバコ材料配合物を、Hobart混合ボウル内で、塩、スクラロース、及び結合材料(アラビアガム)と混合する。液体配合物をタバコ材料配合物及び結合剤材料を含有するHobart混合ボウルに添加し、ここで、この成分をHobartミキサー(N−50モデル)内で、約120rpmで約4〜5分間にわたって混合して、無煙タバコ組成物を形成する。この無煙タバコ組成物を、Hobartミキサー上の食肉用粉砕機を通過させて、液体成分を乾燥成分中に組み込む。無煙タバコ組成物を粉砕装置を経て押し出す。押し出しの際に、無煙タバコ組成物を、Hobartミキサー内に配置し、粉末粒状物を形成する。無煙タバコ組成物の混合物は、約29.2部の結合剤材料、31.8部のタバコ材料、29.2部の充填剤、1部の乳化剤、3.6部のコーンシロップ、2.2部のグリセリン、1.9部の塩、0.2部のスクラロース、及び0.8部の風味剤である。
【0087】
粒状化無煙タバコ組成物を射出成形型に移し、約103,500kPaで1分間圧縮する。この成形型は、ステンレス鋼の2ピースブロックであり、これに無煙タバコ組成物が充填され、次いで油圧圧縮ユニット(Wabach Hydraulic Press、12−102Tモデル、2201シリーズ)との係合を介して圧縮する。周囲温度で約60分間冷却した後に、無煙タバコ組成物を、射出成形型から取り出す。
【0088】
実施例9
経口使用ための無煙タバコ製品としての使用に好適な無煙タバコ組成物が、以下の方法で提供される。
【0089】
湿潤剤(HYSTAR 3375としてCorn Products Internationalから入手可能)、乳化剤(DUM−EM 117としてLoder Croklaanから入手可能)、コーンシロップ、グリセリン、及び風味剤を混合し、加熱して液体配合物を形成する。
【0090】
100ミクロン未満の平均粒径を有する2タイプのタバコ材料のタバコ材料配合物を、Hobart混合ボウル内で、塩、スクラロース、結合材料(アラビアガム)及びポリデキストロース粉末(LTESSEとしてDanisco A/Sから入手可能)と混合する。液体配合物をタバコ材料配合物、結合剤材料、及びポリデキストロース粉末を含有するHobart混合ボウルに添加し、ここで、この成分をHobartミキサー(N−50モデル)内で、約120rpmで約4〜5分間にわたって混合して、無煙タバコ組成物を形成する。この無煙タバコ組成物を、Hobartミキサー上の食肉用粉砕機を通過させて、液体成分を乾燥成分中に組み込む。無煙タバコ組成物を粉砕装置を経て押し出す。押し出しの際に、無煙タバコ組成物を、Hobartミキサー内に配置し、粉末粒状物を形成する。無煙タバコ組成物の混合物は、約14.6部の結合剤材料、31.8部のタバコ材料、29.2部の湿潤剤、1部の乳化剤、14.6部のポリデキストロース、3.6部のコーンシロップ、2.2部のグリセリン、1.9部の塩、0.2部のスクラロース、及び0.8部の風味剤である。
【0091】
粒状化無煙タバコ組成物を射出成形型に移し、約103,500kPaで1分間圧縮する。この成形型は、ステンレス鋼の2ピースブロックであり、これに無煙タバコ組成物が充填され、次いで油圧圧縮ユニット(Wabach Hydraulic Press、12−102Tモデル、2201シリーズ)との係合を介して圧縮する。周囲温度で約60分間冷却した後に、無煙タバコ組成物を、射出成形型から取り出す。
【0092】
実施例10
経口使用ための無煙タバコ製品としての使用に好適な無煙タバコ組成物が、以下の方法で提供される。
【0093】
充填剤(マルチトール;LYCASINとして、Roquette Freres S.A.から入手可能)、乳化剤(DUM−EM 117としてLoder Croklaanから入手可能)、コーンシロップ、グリセリン、及び風味剤を混合し、加熱して液体配合物を形成する。
【0094】
100ミクロン未満の平均粒径を有する2タイプのタバコ材料のタバコ材料配合物を、Hobart混合ボウル内で、塩、スクラロース、結合材料(アラビアガム)及び多糖類(マルトデキストリン;MALTRIN M100としてGrain Processing Corporationから入手可能)と混合する。液体配合物をタバコ材料配合物、結合剤材料、及び多糖類を含有するHobart混合ボウルに添加し、ここで、この成分をHobartミキサー(N−50モデル)内で、約120rpmで約4〜5分間にわたって混合して、無煙タバコ組成物を形成する。この無煙タバコ組成物を、Hobartミキサー上の食肉用粉砕機を通過させて、液体成分を乾燥成分中に組み込む。無煙タバコ組成物を粉砕装置を経て押し出す。押し出しの際に、無煙タバコ組成物を、Hobartミキサー内に配置し、粉末粒状物を形成する。無煙タバコ組成物の混合物は、約14.6部の結合剤材料、31.8部のタバコ材料、14.6部の多糖類、29.2部の充填剤、1部の乳化剤、3.6部のコーンシロップ、2.2部のグリセリン、1.9部の塩、0.2部のスクラロース、及び0.8部の風味剤である。
【0095】
粒状化無煙タバコ組成物を射出成形型に移し、約103,500kPaで1分間圧縮する。この成形型は、ステンレス鋼の2ピースブロックであり、これに無煙タバコ組成物が充填され、次いで油圧圧縮ユニット(Wabach Hydraulic Press、12−102Tモデル、2201シリーズ)との係合を介して圧縮する。周囲温度で約60分間冷却した後に、無煙タバコ組成物を、射出成形型から取り出す。
【0096】
実施例11
経口使用ための無煙タバコ製品としての使用に好適な無煙タバコ組成物が、以下の方法で提供される。
【0097】
充填剤(マルチトール;LYCASINとして、Roquette Freres S.A.から入手可能)、乳化剤(DUM−EM 117としてLoder Croklaanから入手可能)、コーンシロップ、グリセリン、及び風味剤を混合し、加熱して液体配合物を形成する。
【0098】
100ミクロン未満の平均粒径を有する2タイプのタバコ材料のタバコ材料配合物を、Hobart混合ボウル内で、塩、スクラロース、結合材料(アラビアガム)及び多糖類(プルラン粉末)と混合する。液体配合物をタバコ材料配合物、結合剤材料、及び多糖類を含有するHobart混合ボウルに添加し、ここで、この成分をHobartミキサー(N−50モデル)内で、約120rpmで約4〜5分間にわたって混合して、無煙タバコ組成物を形成する。この無煙タバコ組成物を、Hobartミキサー上の食肉用粉砕機を通過させて、液体成分を乾燥成分中に組み込む。無煙タバコ組成物を粉砕装置を経て押し出す。押し出しの際に、無煙タバコ組成物を、Hobartミキサー内に配置し、粉末粒状物を形成する。無煙タバコ組成物の混合物は、約14.6部の結合剤材料、31.8部のタバコ材料、14.6部の多糖類、29.2部の充填剤、1部の乳化剤、3.6部のコーンシロップ、2.2部のグリセリン、1.9部の塩、0.2部のスクラロース、及び0.8部の風味剤である。
【0099】
粒状化無煙タバコ組成物を射出成形型に移し、約103,500kPaで1分間圧縮する。この成形型は、ステンレス鋼の2ピースブロックであり、これに無煙タバコ組成物が充填され、次いで油圧圧縮ユニット(Wabach Hydraulic Press、12−102Tモデル、2201シリーズ)との係合を介して圧縮する。周囲温度で約60分間冷却した後に、無煙タバコ組成物を、射出成形型から取り出す。
【0100】
実施例12
経口使用ための無煙タバコ製品としての使用に好適な無煙タバコ組成物が、以下の方法で提供される。
【0101】
湿潤剤(HYSTAR 3375としてCorn Products Internationalから入手可能)、乳化剤(DUM−EM 117としてLoder Croklaanから入手可能)、コーンシロップ、グリセリン、及び風味剤を混合し、加熱して液体配合物を形成する。
【0102】
100ミクロン未満の平均粒径を有する2タイプのタバコ材料のタバコ材料配合物を、Hobart混合ボウル内で、塩、スクラロース、結合材料(アラビアガム)及びポリデキストロース粉末(LTESSEとしてDanisco A/Sから入手可能)と混合する。液体配合物をタバコ材料配合物、結合剤材料、及びポリデキストロース粉末を含有するHobart混合ボウルに添加し、ここで、この成分をHobartミキサー(N−50モデル)内で、約120rpmで約4〜5分間にわたって混合して、無煙タバコ組成物を形成する。この無煙タバコ組成物を、Hobartミキサー上の食肉用粉砕機を通過させて、液体成分を乾燥成分中に組み込む。無煙タバコ組成物を粉砕装置を経て押し出す。押し出しの際に、無煙タバコ組成物を、Hobartミキサー内に配置し、粉末粒状物を形成する。無煙タバコ組成物の混合物は、約15.1部の結合剤材料、32.9部のタバコ材料、26.9部の湿潤剤、1.1部の乳化剤、15.1部のポリデキストロース、3.8部のコーンシロップ、2.3部のグリセリン、1.9部の塩、0.2部のスクラロース、及び0.9部の風味剤である。
【0103】
粒状化無煙タバコ組成物を射出成形型に移し、約103,500kPaで1分間圧縮する。この成形型は、ステンレス鋼の2ピースブロックであり、これに無煙タバコ組成物が充填され、次いで油圧圧縮ユニット(Wabach Hydraulic Press、12−102Tモデル、2201シリーズ)との係合を介して圧縮する。周囲温度で約60分間冷却した後に、無煙タバコ組成物を、射出成形型から取り出す。
【0104】
実施例13
経口使用ための無煙タバコ製品としての使用に好適な無煙タバコ組成物が、以下の方法で提供される。
【0105】
湿潤剤(HYSTAR 3375としてCorn Products Internationalから入手可能)、乳化剤(DUM−EM 117としてLoder Croklaanから入手可能)、植物タンパク質(Freeman Industries LLCから入手可能)、コーンシロップ、及びグリセリンを混合し、液体配合物を形成する。液体配合物を約54℃に加熱する。風味剤を加熱した液体配合物に添加する。
【0106】
100ミクロン未満の平均粒径を有する2タイプのタバコ材料のタバコ材料配合物を、Hobart混合ボウル内で、結合材料(アラビアガム)、塩、甘味剤(スクラロース)及びポリデキストロース粉末(LTESSEとしてDanisco A/Sから入手可能)と混合する。液体配合物をタバコ材料配合物、結合剤材料、塩、甘味剤、及びポリデキストロース粉末を含有するHobart混合ボウルに添加し、ここで、この成分をHobartミキサー(N−50モデル)内で、約120rpmで約4〜5分間にわたって混合して、無煙タバコ組成物を形成する。この無煙タバコ組成物を、Hobartミキサー上の食肉用粉砕機を通過させて、液体成分を乾燥成分中に組み込む。無煙タバコ組成物を粉砕装置を経て押し出す。押し出しの際に、無煙タバコ組成物を、Hobartミキサー内に配置し、粉末粒状物を形成する。無煙タバコ組成物の混合物は、約11.1部の結合剤材料、31.8部のタバコ材料、29.2部の湿潤剤、1部の乳化剤、3.5部の植物タンパク質、14.6部のポリデキストロース、3.6部のコーンシロップ、2.2部のグリセリン、1.9部の塩、0.2部のスクラロース、及び0.8部の風味剤である。
【0107】
粒状化無煙タバコ組成物を射出成形型に移し、約103,500kPaで1分間圧縮する。この成形型は、ステンレス鋼の2ピースブロックであり、これに無煙タバコ組成物が充填され、次いで油圧圧縮ユニット(Wabach Hydraulic Press、12−102Tモデル、2201シリーズ)との係合を介して圧縮する。周囲温度で約60分間冷却した後に、無煙タバコ組成物を、射出成形型から取り出す。
【0108】
実施例14
経口使用ための無煙タバコ製品としての使用に好適な無煙タバコ組成物が、以下の方法で提供される。
【0109】
植物タンパク質(Freeman Industries LLCから入手可能)を水と混合する。湿潤剤(HYSTAR 3375としてCorn Products Internationalから入手可能)、乳化剤(DUM−EM 117としてLoder Croklaanから入手可能)、コーンシロップ、グリセリン及び水和化植物タンパク質を混合して液体配合物を形成する。液体配合物を約54℃に加熱する。風味剤を加熱した液体配合物に添加する。
【0110】
100ミクロン未満の平均粒径を有する2タイプのタバコ材料のタバコ材料配合物を、Hobart混合ボウル内で、結合材料(アラビアガム)、塩、甘味剤(スクラロース)及びポリデキストロース粉末(LTESSEとしてDanisco A/Sから入手可能)と混合する。液体配合物をタバコ材料配合物、結合剤材料、塩、甘味剤、及びポリデキストロース粉末を含有するHobart混合ボウルに添加し、ここで、この成分をHobartミキサー(N−50モデル)内で、約120rpmで約4〜5分間にわたって混合して、無煙タバコ組成物を形成する。この無煙タバコ組成物を、Hobartミキサー上の食肉用粉砕機を通過させて、液体成分を乾燥成分中に組み込む。無煙タバコ組成物を粉砕装置を経て押し出す。押し出しの際に、無煙タバコ組成物を、Hobartミキサー内に配置し、粉末粒状物を形成する。無煙タバコ組成物の混合物は、約9.9部の結合剤材料、28.4部のタバコ材料、26部の湿潤剤、0.9部の乳化剤、3.3部の植物タンパク質、10.6部の水、13部のポリデキストロース、3.3部のコーンシロップ、2部のグリセリン、1.7部の塩、0.2部のスクラロース、及び0.7部の風味剤である。
【0111】
粒状化無煙タバコ組成物を射出成形型に移し、約103,500kPaで1分間圧縮する。この成形型は、ステンレス鋼の2ピースブロックであり、これに無煙タバコ組成物が充填され、次いで油圧圧縮ユニット(Wabach Hydraulic Press、12−102Tモデル、2201シリーズ)との係合を介して圧縮する。周囲温度で約60分間冷却した後に、無煙タバコ組成物を、射出成形型から取り出す。
【0112】
実施例15
経口使用ための無煙タバコ製品としての使用に好適な無煙タバコ組成物が、以下の方法で提供される。
【0113】
湿潤剤(HYSTAR 3375としてCorn Products Internationalから入手可能)、乳化剤(DUM−EM 117としてLoder Croklaanから入手可能)、植物タンパク質(Freeman Industries LLCから入手可能)、コーンシロップ、及びグリセリンを混合して液体配合物を形成する。液体配合物を約54℃に加熱する。風味剤を加熱した液体配合物に添加する。
【0114】
100ミクロン未満の平均粒径を有する2タイプのタバコ材料のタバコ材料配合物を、Hobart混合ボウル内で、結合材料(アラビアガム)、塩、甘味剤(スクラロース)及びポリデキストロース粉末(LTESSEとしてDanisco A/Sから入手可能)と混合する。液体配合物をタバコ材料配合物、結合剤材料、塩、甘味剤、及びポリデキストロース粉末を含有するHobart混合ボウルに添加し、ここで、この成分をHobartミキサー(N−50モデル)内で、約120rpmで約4〜5分間にわたって混合して、無煙タバコ組成物を形成する。この無煙タバコ組成物を、Hobartミキサー上の食肉用粉砕機を通過させて、液体成分を乾燥成分中に組み込む。無煙タバコ組成物を粉砕装置を経て押し出す。押し出しの際に、無煙タバコ組成物を、Hobartミキサー内に配置し、粉末粒状物を形成する。無煙タバコ組成物の混合物は、約10.7部の結合剤材料、30.7部のタバコ材料、28.1部の湿潤剤、1部の乳化剤、6.9部の植物タンパク質、14.1部のポリデキストロース、3.5部のコーンシロップ、2.1部のグリセリン、1.8部の塩、0.2部のスクラロース、及び0.8部の風味剤である。
【0115】
粒状化無煙タバコ組成物を射出成形型に移し、約103,500kPaで1分間圧縮する。この成形型は、ステンレス鋼の2ピースブロックであり、これに無煙タバコ組成物が充填され、次いで油圧圧縮ユニット(Wabach Hydraulic Press、12−102Tモデル、2201シリーズ)との係合を介して圧縮する。周囲温度で約60分間冷却した後に、無煙タバコ組成物を、射出成形型から取り出す。
【0116】
実施例16
経口使用ための無煙タバコ製品としての使用に好適な無煙タバコ組成物が、以下の方法で提供される。
【0117】
湿潤剤(HYSTAR 3375としてCorn Products Internationalから入手可能)、乳化剤(DUM−EM 117としてLoder Croklaanから入手可能)、植物タンパク質(Freeman Industries LLCから入手可能)、コーンシロップ、及びグリセリンを混合して液体配合物を形成する。液体配合物を約54℃に加熱する。風味剤を加熱した液体配合物に添加する。
【0118】
100ミクロン未満の平均粒径を有する2タイプのタバコ材料のタバコ材料配合物を、Hobart混合ボウル内で、結合材料(アラビアガム)、塩、甘味剤(スクラロース)及びポリデキストロース粉末(LTESSEとしてDanisco A/Sから入手可能)と混合する。液体配合物をタバコ材料配合物、結合剤材料、塩、甘味剤、及びポリデキストロース粉末を含有するHobart混合ボウルに添加し、ここで、この成分をHobartミキサー(N−50モデル)内で、約120rpmで約4〜5分間にわたって混合して、無煙タバコ組成物を形成する。この無煙タバコ組成物を、Hobartミキサー上の食肉用粉砕機を通過させて、液体成分を乾燥成分中に組み込む。無煙タバコ組成物を粉砕装置を経て押し出す。押し出しの際に、無煙タバコ組成物を、Hobartミキサー内に配置し、粉末粒状物を形成する。無煙タバコ組成物の混合物は、約11.2部の結合剤材料、32.3部のタバコ材料、24.6部の湿潤剤、1.1部の乳化剤、7.2部の植物タンパク質、14.8部のポリデキストロース、3.7部のコーンシロップ、2.2部のグリセリン、1.9部の塩、0.2部のスクラロース、及び0.8部の風味剤である。
【0119】
粒状化無煙タバコ組成物を射出成形型に移し、約103,500kPaで1分間圧縮する。この成形型は、ステンレス鋼の2ピースブロックであり、これに無煙タバコ組成物が充填され、次いで油圧圧縮ユニット(Wabach Hydraulic Press、12−102Tモデル、2201シリーズ)との係合を介して圧縮する。周囲温度で約60分間冷却した後に、無煙タバコ組成物を、射出成形型から取り出す。
【0120】
実施例17
経口使用ための無煙タバコ製品としての使用に好適な無煙タバコ組成物が、以下の方法で提供される。
【0121】
植物タンパク質(Freeman Industries LLCから入手可能)を水と混合する。湿潤剤(HYSTAR 3375としてCorn Products Internationalから入手可能)、乳化剤(DUM−EM 117としてLoder Croklaanから入手可能)、コーンシロップ、グリセリン及び水和化植物タンパク質を混合して液体配合物を形成する。液体配合物を約54℃に加熱する。風味剤を加熱した液体配合物に添加する。
【0122】
100ミクロン未満の平均粒径を有する2タイプのタバコ材料のタバコ材料配合物を、Hobart混合ボウル内で、結合材料(アラビアガム)、塩、甘味剤(スクラロース)及びポリデキストロース粉末(LTESSEとしてDanisco A/Sから入手可能)と混合する。液体配合物をタバコ材料配合物、結合剤材料、塩、甘味剤、及びポリデキストロース粉末を含有するHobart混合ボウルに添加し、ここで、この成分をHobartミキサー(N−50モデル)内で、約120rpmで約4〜5分間にわたって混合して、無煙タバコ組成物を形成する。この無煙タバコ組成物を、Hobartミキサー上の食肉用粉砕機を通過させて、液体成分を乾燥成分中に組み込む。無煙タバコ組成物を粉砕装置を経て押し出す。押し出しの際に、無煙タバコ組成物を、Hobartミキサー内に配置し、粉末粒状物を形成する。無煙タバコ組成物の混合物は、約9.9部の結合剤材料、28.4部のタバコ材料、26部の湿潤剤、0.9部の乳化剤、6.5部の植物タンパク質、21.3部の水、13部のポリデキストロース、3.3部のコーンシロップ、2部のグリセリン、1.7部の塩、0.2部のスクラロース、及び0.7部の風味剤である。
【0123】
粒状化無煙タバコ組成物を射出成形型に移し、約103,500kPaで1分間圧縮する。この成形型は、ステンレス鋼の2ピースブロックであり、これに無煙タバコ組成物が充填され、次いで油圧圧縮ユニット(Wabach Hydraulic Press、12−102Tモデル、2201シリーズ)との係合を介して圧縮する。周囲温度で約60分間冷却した後に、無煙タバコ組成物を、射出成形型から取り出す。
【0124】
実施例18
経口使用ための無煙タバコ製品としての使用に好適な無煙タバコ組成物が、以下の方法で提供される。
【0125】
湿潤剤(HYSTAR 3375としてCorn Products Internationalから入手可能)、乳化剤(DUM−EM 117としてLoder Croklaanから入手可能)、植物タンパク質(Freeman Industries LLCから入手可能)、コーンシロップ、及びグリセリンを混合して液体配合物を形成する。液体配合物を約54℃に加熱する。風味剤を加熱した液体配合物に添加する。
【0126】
100ミクロン未満の平均粒径を有する2タイプのタバコ材料のタバコ材料配合物を、Hobart混合ボウル内で、結合材料(アラビアガム)、塩、甘味剤(スクラロース)及びポリデキストロース粉末(LTESSEとしてDanisco A/Sから入手可能)と混合する。液体配合物をタバコ材料配合物、結合剤材料、塩、甘味剤、及びポリデキストロース粉末を含有するHobart混合ボウルに添加し、ここで、この成分をHobartミキサー(N−50モデル)内で、約120rpmで約4〜5分間にわたって混合して、無煙タバコ組成物を形成する。この無煙タバコ組成物を、Hobartミキサー上の食肉用粉砕機を通過させて、液体成分を乾燥成分中に組み込む。無煙タバコ組成物を粉砕装置を経て押し出す。押し出しの際に、無煙タバコ組成物を、Hobartミキサー内に配置し、粉末粒状物を形成する。無煙タバコ組成物の混合物は、約11.2部の結合剤材料、32.3部のタバコ材料、24.6部の湿潤剤、1.1部の乳化剤、4.6部の植物タンパク質、14.8部のポリデキストロース、3.7部のコーンシロップ、2.2部のグリセリン、1.9部の塩、0.2部のスクラロース、及び0.8部の風味剤である。
【0127】
粒状化無煙タバコ組成物を射出成形型に移し、約103,500kPaで1分間圧縮する。この成形型は、ステンレス鋼の2ピースブロックであり、これに無煙タバコ組成物が充填され、次いで油圧圧縮ユニット(Wabach Hydraulic Press、12−102Tモデル、2201シリーズ)との係合を介して圧縮する。周囲温度で約60分間冷却した後に、無煙タバコ組成物を、射出成形型から取り出す。
【0128】
実施例19
経口使用ための無煙タバコ製品としての使用に好適な無煙タバコ組成物が、以下の方法で提供される。
【0129】
約275のブルームのゼラチン(魚類)を水と混合する。湿潤剤(HYSTAR 3375としてCorn Products Internationalから入手可能)、乳化剤(DUM−EM 117としてLoder Croklaanから入手可能)、コーンシロップ、及びグリセリンを混合して液体配合物を形成する。液体配合物を約110℃に加熱する。水和化ゼラチン及び風味剤を加熱した液体配合物に添加する。
【0130】
100ミクロン未満の平均粒径を有する2タイプのタバコ材料のタバコ材料配合物を、Hobart混合ボウル内で、結合材料(アラビアガム)、塩、甘味剤(スクラロース)及びポリデキストロース粉末(LTESSEとしてDanisco A/Sから入手可能)と混合する。液体配合物をタバコ材料配合物、結合剤材料、塩、甘味剤、及びポリデキストロース粉末を含有するHobart混合ボウルに添加し、ここで、この成分をHobartミキサー(N−50モデル)内で、約120rpmで約4〜5分間にわたって混合して、無煙タバコ組成物を形成する。この無煙タバコ組成物を、Hobartミキサー上の食肉用粉砕機を通過させて、液体成分を乾燥成分中に組み込む。無煙タバコ組成物を粉砕装置を経て押し出す。押し出しの際に、無煙タバコ組成物を、Hobartミキサー内に配置し、粉末粒状物を形成する。無煙タバコ組成物の混合物は、約9.8部の結合剤材料、28部のタバコ材料、25.6部の湿潤剤、0.9部の乳化剤、7.6部のゼラチン、7.6部の水、12.8部のポリデキストロース、3.2部のコーンシロップ、1.9部のグリセリン、1.6部の塩、0.2部のスクラロース、及び0.7部の風味剤である。
【0131】
粒状化無煙タバコ組成物を射出成形型に移し、約103,500kPaで1分間圧縮する。この成形型は、ステンレス鋼の2ピースブロックであり、これに無煙タバコ組成物が充填され、次いで油圧圧縮ユニット(Wabach Hydraulic Press、12−102Tモデル、2201シリーズ)との係合を介して圧縮する。周囲温度で約60分間冷却した後に、無煙タバコ組成物を、射出成形型から取り出す。
【0132】
実施例20
経口使用ための無煙タバコ製品としての使用に好適な無煙タバコ組成物が、以下の方法で提供される。
【0133】
約275のブルームのゼラチン(魚類)を水と混合する。湿潤剤(HYSTAR 3375としてCorn Products Internationalから入手可能)、乳化剤(DUM−EM 117としてLoder Croklaanから入手可能)、コーンシロップ、及びグリセリンを混合して液体配合物を形成する。液体配合物を約110℃に加熱する。水和化ゼラチン及び風味剤を加熱した液体配合物に添加する。
【0134】
100ミクロン未満の平均粒径を有する2タイプのタバコ材料のタバコ材料配合物を、Hobart混合ボウル内で、結合材料(アラビアガム)、塩、甘味剤(スクラロース)及びポリデキストロース粉末(LTESSEとしてDanisco A/Sから入手可能)と混合する。液体配合物をタバコ材料配合物、結合剤材料、塩、甘味剤、及びポリデキストロース粉末を含有するHobart混合ボウルに添加し、ここで、この成分をHobartミキサー(N−50モデル)内で、約120rpmで約4〜5分間にわたって混合して、無煙タバコ組成物を形成する。この無煙タバコ組成物を、Hobartミキサー上の食肉用粉砕機を通過させて、液体成分を乾燥成分中に組み込む。無煙タバコ組成物を粉砕装置を経て押し出す。押し出しの際に、無煙タバコ組成物を、Hobartミキサー内に配置し、粉末粒状物を形成する。無煙タバコ組成物の混合物は、約10.4部の結合剤材料、27.8部のタバコ材料、27.3部の湿潤剤、1部の乳化剤、4.9部のゼラチン、4.9部の水、13.6部のポリデキストロース、3.4部のコーンシロップ、2部のグリセリン、1.8部の塩、0.2部のスクラロース、及び0.8部の風味剤である。
【0135】
粒状化無煙タバコ組成物を射出成形型に移し、約103,500kPaで1分間圧縮する。この成形型は、ステンレス鋼の2ピースブロックであり、これに無煙タバコ組成物が充填され、次いで油圧圧縮ユニット(Wabach Hydraulic Press、12−102Tモデル、2201シリーズ)との係合を介して圧縮する。周囲温度で約60分間冷却した後に、無煙タバコ組成物を、射出成形型から取り出す。
【0136】
実施例21
経口使用ための無煙タバコ製品としての使用に好適な無煙タバコ組成物が、以下の方法で提供される。
【0137】
約275のブルームのゼラチン(魚類)を水と混合する。湿潤剤(HYSTAR 3375としてCorn Products Internationalから入手可能)、乳化剤(DUM−EM 117としてLoder Croklaanから入手可能)、コーンシロップ、及びグリセリンを混合して液体配合物を形成する。液体配合物を約143℃に加熱する。水和化ゼラチン及び風味剤を加熱した液体配合物に添加する。
【0138】
100ミクロン未満の平均粒径を有する2タイプのタバコ材料のタバコ材料配合物を、Hobart混合ボウル内で、結合材料(アラビアガム)、塩、甘味剤(スクラロース)及びポリデキストロース粉末(LTESSEとしてDanisco A/Sから入手可能)と混合する。液体配合物をタバコ材料配合物、結合剤材料、塩、甘味剤、及びポリデキストロース粉末を含有するHobart混合ボウルに添加し、ここで、この成分をHobartミキサー(N−50モデル)内で、約120rpmで約4〜5分間にわたって混合して、無煙タバコ組成物を形成する。この無煙タバコ組成物を、Hobartミキサー上の食肉用粉砕機を通過させて、液体成分を乾燥成分中に組み込む。無煙タバコ組成物を粉砕装置を経て押し出す。押し出しの際に、無煙タバコ組成物を、Hobartミキサー内に配置し、粉末粒状物を形成する。無煙タバコ組成物の混合物は、約9.8部の結合剤材料、28部のタバコ材料、27.4部の湿潤剤、0.9部の乳化剤、7.6部のゼラチン、7.6部の水、12.8部のポリデキストロース、3.2部のコーンシロップ、1.9部のグリセリン、1.6部の塩、0.2部のスクラロース、及び0.7部の風味剤である。
【0139】
粒状化無煙タバコ組成物を射出成形型に移し、約103,500kPaで1分間圧縮する。この成形型は、ステンレス鋼の2ピースブロックであり、これに無煙タバコ組成物が充填され、次いで油圧圧縮ユニット(Wabach Hydraulic Press、12−102Tモデル、2201シリーズ)との係合を介して圧縮する。周囲温度で約60分間冷却した後に、無煙タバコ組成物を、射出成形型から取り出す。
【0140】
上述の説明で提示された教示内容の利益を有する、本発明の多くの変更形態及び他の実施形態が、本発明が関連する技術分野の当業者には思い浮かぶことであろう。したがって、本発明は、開示された特定の実施形態に限定されるものではなく、その変更形態及び他の実施形態は、添付の特許請求の範囲内に含まれるものであることが理解されるべきである。特定の用語が本明細書で使用されているが、これらは一般的意味及び説明的意味で使用されているにすぎず、制限の目的ではない。