特許第6616074号(P6616074)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6616074複層ガラス障子およびそれを用いたサッシ
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6616074
(24)【登録日】2019年11月15日
(45)【発行日】2019年12月4日
(54)【発明の名称】複層ガラス障子およびそれを用いたサッシ
(51)【国際特許分類】
   E06B 3/24 20060101AFI20191125BHJP
   E06B 3/46 20060101ALI20191125BHJP
   E06B 3/62 20060101ALI20191125BHJP
   E06B 3/64 20060101ALI20191125BHJP
   E06B 1/36 20060101ALI20191125BHJP
【FI】
   E06B3/24
   E06B3/46
   E06B3/62 A
   E06B3/64
   E06B1/36 Z
【請求項の数】4
【全頁数】16
(21)【出願番号】特願2015-6386(P2015-6386)
(22)【出願日】2015年1月16日
(65)【公開番号】特開2016-132875(P2016-132875A)
(43)【公開日】2016年7月25日
【審査請求日】2017年9月22日
(73)【特許権者】
【識別番号】000005005
【氏名又は名称】不二サッシ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100121496
【弁理士】
【氏名又は名称】中島 重雄
(74)【代理人】
【識別番号】100074192
【弁理士】
【氏名又は名称】江藤 剛
(72)【発明者】
【氏名】土井 和之
(72)【発明者】
【氏名】佐藤 克行
【審査官】 藤脇 昌也
(56)【参考文献】
【文献】 実開平03−029690(JP,U)
【文献】 特開2005−180096(JP,A)
【文献】 米国特許第04149348(US,A)
【文献】 特開2009−203793(JP,A)
【文献】 特開平08−170471(JP,A)
【文献】 実公昭46−035189(JP,Y1)
【文献】 実開平03−014293(JP,U)
【文献】 特開2011−202360(JP,A)
【文献】 特開2009−275433(JP,A)
【文献】 特開2012−87453(JP,A)
【文献】 実開昭56−136076(JP,U)
【文献】 特開2014−163085(JP,A)
【文献】 特開2009−133195(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E06B 3/04−3/46
E06B 3/54−3/88
E06B 1/00−1/70
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定間隔を空けて複数枚のガラスを配置した複層ガラスの端部に框を設けた複層ガラス障子を用いたサッシであって、
前記框は、
前記複数枚のガラスのうち最も室内側の室内側ガラスおよび室外側の室外側ガラスの端部を収納する方向に開放した断面凹形状の室内側ガラス収納部および室外側ガラス収納部を有すると共に、その室内側ガラス収納部と室外側ガラス収納部との間にそれらと逆方向に開放した断面凹形状の部品収納部を有し、
前記複数のガラスは、前記室内側ガラスと、前記室外側ガラスと、前記室内側ガラスと室外側ガラスとの間の中間ガラスとからなり、
前記室内側ガラスおよび室外側ガラスの上端部と下端部とは、それぞれ、前記中間ガラスの上端部および下端部よりも突出していて、それらの突出した部分にはそれぞれゴム等から形成されたガスケットが装着されており、
前記ガスケットは、
前記室内側ガラスおよび室外側ガラスを前記框に嵌め込むと共に、高さの高い外側起立部と、前記室内側ガラスおよび室外側ガラスの下端部または上端部が当接する端部当接部と、前記外側起立部よりも高さが低い内側起立部とを備え、
前記内側起立部の内側面には前記室内側ガラスおよび室外側ガラスに対し弾接するように断面が波形状の波形状部を設ける一方、前記外側起立部の内側面は前記室内側ガラスおよび室外側ガラスに対し面一で接触するように平面で構成され、
前記室内側ガラスおよび室外側ガラスの上端部と下端部とは、それぞれ、前記ガスケットを介して前記框の前記室内側ガラス収納部と前記室外側ガラス収納部とに収納され
前記框は、前記複層ガラスの上下の端部にそれぞれ設けた上框と下框であり、
前記複層ガラス障子の前記上框と前記下框とがそれぞれ建て込まれる前記上枠と前記下枠の室内側および室外側のいずれかには、それぞれ、前記上框または前記下框が水平方向から見た際に隠れるように前記上框と前記下框の先端まで延びた内壁部または外壁部を設け、前記内壁部または外壁部先端と前記上框または前記下框先端とは高さが同一で、前記内壁部または外壁部に前記上框または前記下框に摺接するように設けた気密材を介し隙間無く面一に構成されていることを特徴とする複層ガラス障子を用いたサッシ
【請求項2】
請求項1記載の複層ガラス障子を用いたサッシにおいて、
前記上框は、
前記複数枚のガラスのうち最も室内側の室内側ガラスおよび室外側の室外側ガラスの上端部を収納する下部開放で断面凹形状の室内側ガラス収納部および室外側ガラス収納部を有すると共に、その室内側ガラス収納部と室外側ガラス収納部との間に上部開放で断面凹形状の部品収納部を有する一方、
前記下框は、
前記室内側ガラスおよび室外側ガラスの下端部を収納する上部開放で断面凹形状の室内側ガラス収納部および室外側ガラス収納部を有すると共に、その室内側ガラス収納部と室外側ガラス収納部との間に下部開放で断面凹形状の部品収納部を有することを特徴とする複層ガラス障子を用いたサッシ
【請求項3】
請求項1または請求項2記載の複層ガラス障子を用いたサッシにおいて、
前記ガスケットにおける前記内側起立部の外側面には、上下方向に所定間隔で複数の舌片部が設けられていることを特徴とする複層ガラス障子を用いたサッシ
【請求項4】
請求項1〜請求項3のいずれか一の請求項に記載の複層ガラス障子を用いたサッシにおいて、
前記框における前記室内側ガラス収納部の室内側の起立壁を構成する室内側起立壁部の先端部と、前記室外側ガラス収納部の室外側の起立壁を構成する室外側起立壁部の先端部とには、それぞれ、室外側または室内側に向かって突出した断面形状が長方形状の凸条部が設けられており、
前記ガスケットにおける前記外側起立部の先端部には、当該ガスケットが上下方向にズレないよう前記框の室外側起立壁部または室内側起立壁部の凸条部が密に嵌る断面形状がコ字形状の凹条部が設けられおり、
前記室内側ガラスおよび室外側ガラスの上端部と下端部とを、それぞれ、前記ガスケットを介して前記框の前記室内側ガラス収納部と前記室外側ガラス収納部とに収納して前記室内側ガラスおよび室外側ガラスの上端部と下端部とが前記ガスケットの端部当接部に当接した際、前記凸条部が前記凹部に密に嵌るように構成されていることを特徴とする複層ガラス障子を用いたサッシ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数枚のガラスを離間して配置した複層ガラス障子およびそれを用いたサッシに関する。
【背景技術】
【0002】
最近の住宅では、断熱性と結露防止性を向上させて省エネルギー効果を高めるため、複数枚のガラスを離間して配置した複層(多重)ガラス障子が採用されている(例えば、特許文献1,2参照。)。
【0003】
このような複層ガラス障子では、複数のガラスを複層している複層ガラスの部分は框に比べ断熱性に優れるので、框の見付け寸法を細くして複層ガラスの表面積を大きくすることにより、断熱性および採光性の向上を図ると共に、意匠性の向上を図っている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2011−202360号公報
【特許文献2】実開平51−136639号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上述の特許文献1に記載の複層ガラス障子は、縦框が縦枠カバーに室内側正面視で略隠蔽され、また、框の見付けを細く(小さく)形成して断熱性能を向上させているものの、上下の框は、複層ガラスの上方または下方で戸車等の部品を納めているため、框の見付け寸法が太く(大きく)なっており、さらなる断熱性能等向上の余地がある。
【0006】
また、上述の特許文献2に記載の複層ガラス障子は、下框の見付け寸法を小さくする為に戸車を室内側(図面の右側)に、複層ガラスを室外側(図面の左側)にそれぞれ配置しているため、重量バランスが悪く、複層ガラス障子が室外側に傾く傾向があり、障子の走行性が悪くなる虞がある。特に、断熱性能等を向上させる為に3枚以上のガラスを複層させた場合、複層ガラス障子の重量が増すので、複層ガラス障子の傾きが更に大きくなり、複層ガラス障子の走行に悪影響を与える虞がある。
【0007】
そこで、本発明はこのような課題に着目してなされたもので、複数枚のガラスを配置した複層ガラスの端部に設けた框の見付け寸法を小さくできると共に、室内側または室外側に傾くことなく走行することができる複層ガラス障子およびそれを用いたサッシを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記課題を解決するため、本発明に係る複層ガラス障子を用いたサッシの第1の特徴は、
所定間隔を空けて複数枚のガラスを配置した複層ガラスの端部に框を設けた複層ガラス障子を用いたサッシであって、前記框は、前記複数枚のガラスのうち最も室内側の室内側ガラスおよび室外側の室外側ガラスの端部を収納する方向に開放した断面凹形状の室内側ガラス収納部および室外側ガラス収納部を有すると共に、その室内側ガラス収納部と室外側ガラス収納部との間にそれらと逆方向に開放した断面凹形状の部品収納部を有し、前記複数のガラスは、前記室内側ガラスと、前記室外側ガラスと、前記室内側ガラスと室外側ガラスとの間の中間ガラスとからなり、前記室内側ガラスおよび室外側ガラスの上端部と下端部とは、それぞれ、前記中間ガラスの上端部および下端部よりも突出していて、それらの突出した部分にはそれぞれゴム等から形成されたガスケットが装着されており、前記ガスケットは、前記室内側ガラスおよび室外側ガラスを前記框に嵌め込むと共に、高さの高い外側起立部と、前記室内側ガラスおよび室外側ガラスの下端部または上端部が当接する端部当接部と、前記外側起立部よりも高さが低い内側起立部とを備え、前記内側起立部の内側面には前記室内側ガラスおよび室外側ガラスに対し弾接するように断面が波形状の波形状部を設ける一方、前記外側起立部の内側面は前記室内側ガラスおよび室外側ガラスに対し面一で接触するように平面で構成され、前記室内側ガラスおよび室外側ガラスの上端部と下端部とは、それぞれ、前記ガスケットを介して前記框の前記室内側ガラス収納部と前記室外側ガラス収納部とに収納され、前記框は、前記複層ガラスの上下の端部にそれぞれ設けた上框と下框であり、前記複層ガラス障子の前記上框と前記下框とがそれぞれ建て込まれる前記上枠と前記下枠の室内側および室外側のいずれかには、それぞれ、前記上框または前記下框が水平方向から見た際に隠れるように前記上框と前記下框の先端まで延びた内壁部または外壁部を設け、前記内壁部または外壁部先端と前記上框または前記下框先端とは高さが同一で、前記内壁部または外壁部に前記上框または前記下框に摺接するように設けた気密材を介し隙間無く面一に構成されていることである。
また、本発明に係る複層ガラス障子を用いたサッシの第2の特徴は、前記上框は、前記複数枚のガラスのうち最も室内側の室内側ガラスおよび室外側の室外側ガラスの上端部を収納する下部開放で断面凹形状の室内側ガラス収納部および室外側ガラス収納部を有すると共に、その室内側ガラス収納部と室外側ガラス収納部との間に上部開放で断面凹形状の部品収納部を有する一方、前記下框は、前記室内側ガラスおよび室外側ガラスの下端部を収納する上部開放で断面凹形状の室内側ガラス収納部および室外側ガラス収納部を有すると共に、その室内側ガラス収納部と室外側ガラス収納部との間に下部開放で断面凹形状の部品収納部を有することである。
また、本発明に係る複層ガラス障子を用いたサッシの第3の特徴は、前記ガスケットにおける前記内側起立部の外側面には、上下方向に所定間隔で複数の舌片部が設けられていることである。
また、本発明に係る複層ガラス障子を用いたサッシの第4の特徴は、前記框における前記室内側ガラス収納部の室内側の起立壁を構成する室内側起立壁部の先端部と、前記室外側ガラス収納部の室外側の起立壁を構成する室外側起立壁部の先端部とには、それぞれ、室外側または室内側に向かって突出した断面形状が長方形状の凸条部が設けられており、前記ガスケットにおける前記外側起立部の先端部には、当該ガスケットが上下方向にズレないよう前記框の室外側起立壁部または室内側起立壁部の凸条部が密に嵌る断面形状がコ字形状の凹条部が設けられおり、前記室内側ガラスおよび室外側ガラスの上端部と下端部とを、それぞれ、前記ガスケットを介して前記框の前記室内側ガラス収納部と前記室外側ガラス収納部とに収納して前記室内側ガラスおよび室外側ガラスの上端部と下端部とが前記ガスケットの端部当接部に当接した際、前記凸条部が前記凹部に密に嵌るように構成されていることである。
【発明の効果】
【0009】
本発明に係る複層ガラス障子を用いたサッシの第1の特徴によれば、複数枚のガラスを配置した複層ガラスの端部に設けた框は、室内側ガラスおよび室外側ガラスの端部を収納する方向に開放した断面凹形状の室内側ガラス収納部および室外側ガラス収納部を有すると共に、その室内側ガラス収納部と室外側ガラス収納部との間にそれらと逆方向に開放した断面凹形状の部品収納部を有するため、框の見付け寸法を小さくできると共に、室内側または室外側に傾くことなく走行することができる。また、複数のガラスは、室内側ガラスと室外側ガラスと室内側ガラスと室外側ガラスとの間の中間ガラスとからなり、室内側ガラスおよび室外側ガラスの上端部と下端部とは、それぞれ、中間ガラスの上端部および下端部よりも突出していて、それらの突出した部分にはそれぞれゴム等から形成されたガスケットを装着しており、ガスケットは、室内側ガラスおよび室外側ガラスを框に嵌め込むと共に、高さの高い外側起立部と、室内側ガラスおよび室外側ガラスの下端部または上端部が当接する端部当接部と、外側起立部よりも高さが低い内側起立部とを備え、ガスケットの内側起立部の内側面に設けられた断面波形状の波形状部が室内側ガラスおよび室外側ガラスに対し弾接して、室内側ガラスおよび室外側ガラスをそれぞれ面一の平面で構成された外側起立部の内側面に押し付けるので、室内側ガラスおよび室外側ガラスとガスケットとの間の気密・水密性性能を向上させることができる。また、複層ガラス障子の上框と下框とがそれぞれ建て込まれる上枠と下枠の室内側および室外側のいずれかには、それぞれ、上框または下框が水平方向から見た際に隠れるように上框と下框の先端まで延びた内壁部または外壁部を設け、内壁部または外壁部先端と上框または下框先端とは高さが同一で、内壁部または外壁部に上框または下框に摺接するように設けた気密材を介し隙間無く面一に構成したため、室内側または室外側から下框や上框が見え難くなり、サッシ全体としての意匠性も向上させることができる。
本発明の複層ガラス障子およびそれを用いたサッシを用いたサッシの第2の特徴によれば、上框と下框は、それぞれ、断面凹形状の室内側ガラス収納部および室外側ガラス収納部を有すると共に、その室内側ガラス収納部と室外側ガラス収納部との間にそれらと逆方向に開放した断面凹形状の部品収納部を有し、室内側ガラス収納部と室外側ガラス収納部にはそれぞれ室内側ガラスと室外側ガラスの上端部と下端部と収納する一方、部品収納部にはそれぞれ振れ止めや戸車等の部品を収納するように構成したため、上下框の見付け寸法を小さくでき、断熱性能を向上させることができると共に、デザイン性を向上させることができる。また、振れ止めや戸車等の部品は室内側ガラスと室外側ガラスとの間に収納されることになるので、複層ガラス障子を室外側または室内側に傾けることなくバランス良く走行させることができる。
また、本発明の複層ガラス障子およびそれを用いたサッシを用いたサッシの第3の特徴によれば、ガスケットにおける内側起立部の外側面には、上下方向に所定間隔で複数の舌片部が設けられているため、気密・水密性性能をより向上させることができる。
また、本発明に係る複層ガラス障子を用いたサッシの第4の特徴によれば、框における室内側ガラス収納部の室内側の起立壁を構成する室内側起立壁部の先端部と、室外側ガラス収納部の室外側の起立壁を構成する室外側起立壁部の先端部とには、それぞれ、室外側または室内側に向かって突出した断面形状が長方形状の凸条部が設けられており、ガスケットにおける外側起立部の先端部には、当該ガスケットが上下方向にズレないよう框の室外側起立壁部または室内側起立壁部の凸条部が密に嵌る断面形状がコ字形状の凹条部が設けられおり、室内側ガラスおよび室外側ガラスの上端部と下端部とを、それぞれ、ガスケットを介して框の室内側ガラス収納部と室外側ガラス収納部とに収納して室内側ガラスおよび室外側ガラスの上端部と下端部とがガスケットの端部当接部に当接した際、凸条部が凹部に密に嵌るように構成したため、ガスケットと框との間の気密・水密性能が向上し、障子全体の気密・水密性能をさらに向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】本発明に係る実施形態1の複層ガラス障子およびそれを用いたサッシの内観を示す正面図である。
図2図1におけるA部分の部分切欠拡大正面図である。
図3図1におけるB−B線部分断面図である。
図4】実施形態1の複層ガラス障子を構成する上框の斜視図である。
図5図1におけるC−C線部分断面図である。
図6】実施形態1の複層ガラス障子を構成する下框の斜視図である。
図7】実施形態1の複層ガラス障子を用いた引き違い戸構造のサッシにおいて一方の複層ガラス障子を開けた状態を示す正面図である。
図8図7におけるD−D線断面図である。
図9】実施形態1の複層ガラス障子を用いた引き違い戸構造のサッシにおける下框および下枠部分の斜視図(戸車は省略。)である。
図10】(a),(b)それぞれ実施形態1の複層ガラス障子の室内側ガラスと室外側ガラスの下端部および上端部に装着するガスケット(グレージングチャンネル)の斜視図である。
図11】実施形態1の複層ガラス障子における下框側の分解断面図である。
図12】実施形態1の複層ガラス障子の上框の部品収納部に取付ける振れ止めの斜視図である。
図13】実施形態2の複層ガラス障子を構成する下框の斜視図である。
図14】実施形態2の複層ガラス障子における下框を含む下端部の断面図である。
図15】実施形態2の下框を下枠に建て込んだ部分断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明に係る複層ガラス障子およびそれを用いたサッシの実施形態1,2について、図面を参照して説明する。尚、以下に説明する実施形態1,2はあくまで本発明の一具体例であり、本発明が下記に説明する実施形態1,2に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で適宜変更可能である。
【0012】
実施形態1.
実施形態1の複層ガラス障子1は、図1および図2に示すように、所定間隔を空けて複数枚(ここでは、例えば、3枚とするが、本発明では、3枚に限定されるものではない。)のガラス1a〜1c(複層ガラス)の上下の端部にそれぞれ上框2と下框3とを備えると共に、左右の端部には縦框(戸先框、召合框)4,4を備えて構成されている。尚、図1において、5は複層ガラス障子1の上框2が建て込まれる上枠、6は複層ガラス障子1の下框3が建て込まれる下枠、7は左右の縦枠であり、複層ガラス障子1と、これら上枠5と下枠6と左右の縦枠7,7によって実施形態1のサッシ10を構成している。
【0013】
複数のガラス1a〜1cは、図3図5図8等に示すように、室内側ガラス1aと、室外側ガラス1cと、室内側ガラス1aと室外側ガラス1cとの間の中間ガラス1bとからなり、室内側ガラス1aと中間ガラス1bと室外側ガラス1cとの間には、それぞれ、スペーサー8aと封着シール8bとを設け、複数のガラス1a〜1c間で所定の間隔と密閉状態を保持している。
【0014】
室内側ガラス1aおよび室外側ガラス1cは、図3図5図8等に示すように、中間ガラス1bよりも上下方向の長さが長いガラスを使用しており、室内側ガラス1aおよび室外側ガラス1cの上端部と下端部がそれぞれ中間ガラス1bの上端部と下端部よりも突出するように構成しており、それらの突出した部分にはそれぞれ後述する図10(a),(b)に示すようなガスケット(グレージングチャンネル)9を装着している。
【0015】
上框2は、図3図4等に示すように、長尺でアルミや樹脂等の軽量部材から形成されており、室内側起立壁部21と、室内側天板部22と、第1中間起立壁部23と、中間天板部24と、第2中間起立壁部25と、室外側天板部26と、室外側起立壁部27とを有し、室内側起立壁部21と室外側起立壁部27の先端部(下端部)には、それぞれ、ガスケット9の凹条部91a(図10(a),(b)参照。)に嵌る凸条部21a,27aが設けられている。
【0016】
そして、上框2は、室内側起立壁部21と室内側天板部22と第1中間起立壁部23とで囲まれ、室内側ガラス1aを収納する下部開放で断面凹形状の室内側ガラス収納部2aと、第2中間起立壁部25と室外側天板部26と室外側起立壁部27とで囲まれ、室外側ガラス1cの上端部を収納する下部開放で断面凹形状の室外側ガラス収納部2cを有する。
【0017】
また、上框2は、室内側ガラス収納部2aと室外側ガラス収納部2cとの間に、第1中間起立壁部23と中間天板部24と第2中間起立壁部25とで囲まれた上部開放で断面凹形状の部品収納部2bを有する。
【0018】
同様に、下框3は、図5図6図8図9等に示すように、長尺でアルミや樹脂等の軽量部材から形成されており、上框2を反転させた形状で構成されている。つまり、下框3は、図6に示すように、室内側起立壁部31と、室内側底板部32と、第1中間起立壁部33と、中間底板部34と、第2中間起立壁部35と、室外側底板部36と、室外側起立壁部37とを有し、室内側起立壁部31と室外側起立壁部37の先端部(上端部)には、それぞれ、ガスケット9の凹条部91a(図10(a),(b)参照。)に嵌る凸条部31a,37aが設けられている。
【0019】
そして、下框3は、室内側起立壁部31と室内側底板部32と第1中間起立壁部33とで囲まれ、室内側ガラス1aを収納する上部開放で断面凹形状の室内側ガラス収納部3aと、第2中間起立壁部35と室外側底板部36と室外側起立壁部37とで囲まれ、室外側ガラス1cの下端部を収納する上部開放で断面凹形状の室外側ガラス収納部3cを有する。
【0020】
また、室内側ガラス収納部3aと室外側ガラス収納部3cとの間には、第1中間起立壁部33と中間底板部34と第2中間起立壁部35とで囲まれた下部開放で断面凹形状の部品収納部3bを有する。また下框3の場合、室内側ガラス収納部3aと室外側ガラス収納部3cとに、後述するガスケット9の端部当接部92を介して室内側ガラス1aおよび室外側ガラス1cの下端部を支持するセッティングブロック8f,8fが貼り付けられると共に、部品収納部3bの反対側側面に、中間ガラス1bの下端部を支持するライナー8cが貼り付けられている。
【0021】
ガスケット9は、図10(a),(b)等に示すように、室内側ガラス1aおよび室外側ガラス1cとを上框2と下框3に嵌め込むと共に、気密・水密性能を保持するもので、ゴム等から形成されており、高さの高い外側起立部91と、室内側ガラス1aおよび室外側ガラス1cの下端部または上端部が当接する端部当接部92と、外側起立部91よりも高さが低い内側起立部93とから構成されている。
【0022】
また、このガスケット9の外側起立部91の上部には、図10(a),(b)等に示すように、上框2の室内側起立壁部21の凸条部21aおよび室外側起立壁部27の凸条部27a、下框3の室内側起立壁部31の凸条部31aおよび室外側起立壁部37の凸条部37aが嵌る凹条部91aが設けられている。
【0023】
さらに、ガスケット9の内側起立部93の外側面には、図10(a),(b)等に示すように、上下方向に所定間隔で複数の舌片部93aを設ける一方、内側には室内側ガラス1aおよび室外側ガラス1cに対し弾接する断面が波形状(ギザギザ形状)の波形状部93bを設けている。
【0024】
次に、以上のように構成された実施形態1の複層ガラス障子の組付けについて簡単に説明する。
【0025】
図11は、実施形態1の複層ガラス障子1における下框3側の分解断面図である。
【0026】
図11に示すように、以上のように構成されたスペーサー8aと封着シール8bとにより離間して設けられた3枚のガラス1a〜1cからなる複層ガラスの室内側ガラス1aと室外側ガラス1cの下端部にそれぞれガスケット9を装着し、下框3の室内側ガラス収納部3aと室外側ガラス収納部3cとに嵌め込み、ガスケット9の端部当接部92,92をセッティングブロック8f,8fに、中間ガラス1bをライナー8cにそれぞれ当接させる。尚、下框3の部品収納部3bには、戸車8dが予め取付けられている。
【0027】
同様に、実施形態1の複層ガラス障子1における上框2側は、図示はしないが、図11に示す下框3側の組付けと同様に、室内側ガラス1aと室外側ガラス1cの上端部にそれぞれガスケット9を装着して、上框2の室内側ガラス収納部2aと、室外側ガラス収納部2cとに嵌め込む。尚、上框2の部品収納部2bには、図12に示すような切断形状がU字状の振れ止め8eが予め取付けられている。また、図1図7等に示すように複層ガラスの左右には縦框4,4を嵌め込む。これで、実施形態1の複層ガラス障子1が完成する。
【0028】
そして以上のように完成した複層ガラス障子1は、図1図3図5図7図8等に示すように、上框2は上枠5に建て込まれる一方、下框3は下枠6に建て込まれて実施形態1のサッシ10が完成する。
【0029】
ここで、実施形態1のサッシ10では、図1図7図8等に示すように、引き違い戸を構成する2枚の複層ガラス障子1が走行するように構成されている。
【0030】
つまり、図8等に示すように、実施形態1のサッシ10を構成する上枠5は、外障子および内障子である2枚の複層ガラス障子1が走行するように、その走行方向に延びる天井板部51と、その天井板部51から下方に垂直に伸びた内壁部52および外壁部53と、その内壁部52と外壁部53との間に2枚の複層ガラス障子1がそれぞれ走行する内側レーン5aと外側レーン5bとを仕切る仕切り壁部54とを有する。
【0031】
また、内壁部52と仕切り壁部54との間、および外壁部53と仕切り壁部54との間には、それぞれ、内ガイド片55、外ガイド片56を設けており、内ガイド片55には、内側レーン5aを走行する複層ガラス障子1の上框2の部品収納部2bに取付けられた振れ止め8eの凹部8e1(図12参照。)が建て込まれる一方、外ガイド片56には、外側レーン5bを走行する複層ガラス障子1の上框2の部品収納部2bに取付けられた振れ止め8eの凹部8e1(図12参照。)が建て込まれる。
【0032】
尚、上枠5の内壁部52の下端部の内側レーン5a側には、内側レーン5aを走行する複層ガラス障子1の上框2に摺接する気密ゴム57が取付けられる一方、上枠5の仕切り壁部54の下端部の外側レーン5b側にも、外側レーン5bを走行する複層ガラス障子1の上框2に摺接する気密ゴム58が取付けられる。
【0033】
同様に、下枠6は、図8等に示すように、外障子および内障子である2枚の複層ガラス障子1が走行するように、その走行方向に延びる底板部61と、その底板部61から上方に垂直に伸びて立設された内壁部62および外壁部63と、その内壁部62と外壁部63との間に2枚の複層ガラス障子1がそれぞれ走行する内側レーン6aと外側レーン6bとを仕切る仕切り壁部64とを有する。
【0034】
そして、内壁部62と仕切り壁部64との間、および外壁部63と仕切り壁部64との間には、それぞれ、内レール65、外レール66が設けられており、内レール65には、内側レーン6aを走行する複層ガラス障子1の下框3の部品収納部3bに取付けられた戸車8dが建て込まれる一方、外レール66には、外側レーン6bを走行する複層ガラス障子1の下框3の部品収納部3bに取付けられた戸車8dが建て込まれることになる。
【0035】
尚、上枠5と同様に、下枠6の内壁部62の上端部の内側レーン6a側には、内側レーン6aを走行する複層ガラス障子1の下框3に摺接する気密ゴム67が取付けられる一方、下枠6の仕切り壁部64の上端部の外側レーン6b側には、外側レーン6bを走行する複層ガラス障子1の下框3に摺接する気密ゴム68が取付けられる。
【0036】
以上のように実施形態1の複層ガラス障子1およびサッシ10によれば、上框2と下框3は、それぞれ、断面凹形状の室内側ガラス収納部2a,3aおよび室外側ガラス収納部2c,3cを有すると共に、その室内側ガラス収納部2a,3aと室外側ガラス収納部2c,3cとの間にそれらと逆方向に開放した断面凹形状の部品収納部2b,3bを有し、室内側ガラス収納部2a,3aと室外側ガラス収納部2c,3cにはそれぞれ室内側ガラス1aと室外側ガラス1cの上端部と下端部と収納する一方、部品収納部2b,3bにはそれぞれ振れ止め8eや戸車8d等の部品を収納するように構成したため、上框2と下框3の見付け寸法を小さくすることができる。
【0037】
その結果、上框2と下框3の表面積が小さくなるので熱損失を少なくすることができ、断熱性能が向上すると共に、実施形態1の複層ガラス障子1の意匠性が向上する。
【0038】
また、この複層ガラス障子1およびサッシ10では、室内側ガラス1aと室外側ガラス1cと中間ガラス1bの3枚のガラスからなり、室内側ガラス1aおよび室外側ガラス1cの上端部と下端部とは、それぞれ、中間ガラス1bの上端部および下端部よりも突出していて、それらの突出した部分にはそれぞれガスケット9が装着されており、室内側ガラス1aおよび室外側ガラス1cの上端部と下端部とは、それぞれ、ガスケット9を介して下框3および上框2の室内側ガラス収納部3aと室外側ガラス収納部3cに収納したので、上框2および下框3の見付け寸法をさらに小さくでき、この点でも、より断熱性能やデザイン性を向上させることができる。また、その点で複層ガラス障子1の中心と戸車8dの中心とをさらに一致させることが可能となり、複層ガラス障子1をより安定させた状態で室外側または室内側に傾けることなくバランス良く走行させることができる
【0039】
また、実施形態1のサッシ10では、図8等に示すように、上枠5と下枠6の室内側には、それぞれ、上框2と下框3を水平方向から見た際に隠れるように上框2の下端部と下框3の上端部まで延びた内壁部52,62とを設けたので、室内側から下框3や上框2が見え難くなり、室内側からサッシ全体を見た際の意匠性も向上させることができる。
【0040】
実施形態2.
上記実施形態1では、下框3と上框2とはほぼ同じ断面形状で構成して説明したが、複層ガラス障子1を構成するガラスの枚数が増加した場合、下框3の前後幅が広くなると共に、ガラスの重量が増すので、下框3にかかる荷重が大きくなる。そのため、下框3の剛性が不十分になる虞がある。
【0041】
そこで、実施形態2の複層ガラス障子1を構成する下框3’は、図13および図14に示すように、第1中間起立壁部33’と第2中間起立壁部35’との間に中間底板部34’と平行に補強板部38’を設ける。つまり、実施形態2の下框3’では、部品収納部3b’に補強板部38’を設けて、下框3’の剛性を向上させる。
【0042】
そのため、実施形態2の下框3’では、下框3’の部品収納部3b’に戸車8dを取付けるため、補強板部38’における戸車8dの設置箇所には戸車設置孔(図示せず。)を設け、図14に示すように補強板部38’の戸車設置孔(図示せず。)に戸車8dを設置する。
【0043】
従って、実施形態2の複層ガラス障子1によれば、実施形態1の複層ガラス障子1と同様に上框2と下框3’の見付け寸法を小さくして、断熱性能やデザイン性を向上させたり、複層ガラス障子1を傾けることなく走行きるだけでなく、下框3’の剛性を向上させることができる
【0044】
尚、上記実施形態1,2の説明では、複層ガラス障子1は、3枚のガラス1a〜1cにより構成して説明したが、本発明では、これに限らず、2枚のガラスでも、さらには4枚以上のガラスでも構成しても良く、要は、複数枚のガラスで構成すれば良い。
【0045】
また、図8に示す実施形態1のサッシ10の上枠5と下枠6には、上框2と下框3を室内側の水平方向から見た際に隠れるように上框2の下端部と下框3の上端部まで延びた内壁部52,62とを設ける一方、下枠6の外壁部63と仕切り壁部64は、複層ガラス障子1のサッシ10への建て込みを考慮して下枠6の内壁部62より高さを低く構成したが、本発明では、これに限定されるものではない。つまり、例えば、図15に示す下枠6’のように、図8に示す下枠6とは異なり、室外側の水平方向から見た際に下框3’が隠れるように下框3’の室外側の上端部まで延びた外壁部63’と仕切り壁部64’を設けても良いし、図8に示す上枠5とは異なり、室外側の水平方向から見た際に上框2が隠れるように上枠5の外壁部53の下端部を上框2の下端部まで延ばすように構成しても勿論良い。
【0046】
また、上記実施形態1,2の説明では、複層ガラス障子1を2枚使用した引き違い戸のサッシ10により説明したが、本発明では、これに限らず、片引き戸を含むスライディングサッシ全般や、スイングサッシ等の開閉戸等の複層ガラス障子にも適用可能であると共に、複層ガラス障子1を3枚以上使用した引き戸や開閉戸等の各種サッシにも適用可能である。
【0047】
また、上記実施形態1,2の説明では、複層ガラス障子1が左右方向に移動して開閉するサッシに適用したため、上框2と下框3にそれぞれ断面凹形状の室内側ガラス収納部2a,3aおよび室外側ガラス収納部2c,3cを設けると共に、その室内側ガラス収納部2a,3aと室外側ガラス収納部2c,3cとの間にそれらと逆方向に開放した断面凹形状の部品収納部2b,3bを設けて説明したが、本発明では、これに限らず、本発明に係る複層ガラス障子が上下方向に移動して開閉するサッシに適用する場合、左右両側の縦框に上述の内側ガラス収納部および室外側ガラス収納部とそれらとは逆方向に開放した部品収納部を設けることになる。
【符号の説明】
【0048】
1 複層ガラス障子
1a 室内側ガラス
1b 中間ガラス
1c 室外側ガラス
2 上框
2a 室内側ガラス収納部
2b 部品収納部
2c 室外側ガラス収納部
21 室内側起立壁部
22 室内側天板部
23 第1中間起立壁部
24 中間天板部
25 第2中間起立壁部
26 室外側天板部
27 室外側起立壁部
3,3’ 下框
3a,3a’ 室内側ガラス収納部
3b,3b’ 部品収納部
3c,3c’ 室外側ガラス収納部
31,31’ 室内側起立壁部
32,32’ 室内側底板部
33,33’ 第1中間起立壁部
34,34’ 中間底板部
35,35’ 第2中間起立壁部
36,36 室外側底板部
37,37’ 室外側起立壁部
38’ 補強板部
4 縦框
5 上枠
5a 内側レーン
5b 外側レーン
51 天井板部
52 内壁部
53 外壁部
54 仕切り壁部
55 内ガイド片
56 外ガイド片
57 気密ゴム
58 気密ゴム
6,6’ 下枠
6a 内側レーン
6b 外側レーン
61 底板部
62 内壁部
63,63’ 外壁部
64,64’ 仕切り壁部
65 内レール
66 外レール
67 気密ゴム
68 気密ゴム
7 縦枠
8a スペーサー
8b 封着シール
8c ライナー
8d 戸車
8e 振れ止め
8f セッティングブロック
9 ガスケット
91 外側起立部
91a 凹条部
92 端部当接部
93 内側起立部
93a 舌片部
93b 波形状部
10 サッシ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15