特許第6616455号(P6616455)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

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特許6616455協調多地点通信のためのアップリンクシグナリング
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6616455
(24)【登録日】2019年11月15日
(45)【発行日】2019年12月4日
(54)【発明の名称】協調多地点通信のためのアップリンクシグナリング
(51)【国際特許分類】
   H04W 28/16 20090101AFI20191125BHJP
   H04W 72/04 20090101ALI20191125BHJP
   H04W 72/12 20090101ALI20191125BHJP
   H04W 16/28 20090101ALI20191125BHJP
   H04B 17/24 20150101ALI20191125BHJP
【FI】
   H04W28/16
   H04W72/04 134
   H04W72/12 150
   H04W16/28 150
   H04B17/24
【請求項の数】3
【全頁数】14
(21)【出願番号】特願2018-109980(P2018-109980)
(22)【出願日】2018年6月8日
(62)【分割の表示】特願2015-525623(P2015-525623)の分割
【原出願日】2013年8月2日
(65)【公開番号】特開2018-164279(P2018-164279A)
(43)【公開日】2018年10月18日
【審査請求日】2018年6月15日
(31)【優先権主張番号】13/952,588
(32)【優先日】2013年7月27日
(33)【優先権主張国】US
(31)【優先権主張番号】61/679,400
(32)【優先日】2012年8月3日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】390020248
【氏名又は名称】日本テキサス・インスツルメンツ合同会社
(73)【特許権者】
【識別番号】507107291
【氏名又は名称】テキサス インスツルメンツ インコーポレイテッド
(74)【上記1名の代理人】
【識別番号】100098497
【弁理士】
【氏名又は名称】片寄 恭三
(72)【発明者】
【氏名】ラルフ エム ベンドリン
(72)【発明者】
【氏名】アンソニー エクペニョン
(72)【発明者】
【氏名】ランフア チェン
【審査官】 望月 章俊
(56)【参考文献】
【文献】 国際公開第2012/096484(WO,A2)
【文献】 InterDigital Communications, LLC,PUCCH enhancements for UL CoMP[online], 3GPP TSG-RAN WG1#69 R1-122554,2012年 5月
【文献】 ZTE,Consideration for PUCCH enhancement[online], 3GPP TSG-RAN WG1#69 R1-122146,2012年 5月
【文献】 Pantech,Enhancement for PUCCH in Rel-11[online], 3GPP TSG-RAN WG1#69 R1-122454,2012年 5月
【文献】 Panasonic, ETRI, Huawei, HiSilicon, Intel, InterDigital, KDDI, Motorola Mobility, Pantech, Qualcomm,Way Forward on PUCCH sequence and resource[online], 3GPP TSG-RAN WG1#69 R1-122983,2012年 5月
【文献】 KDDI, et al.,Way Forward on UE-Specific configurations for SRS,3GPP TSG RAN WG1 Meeting #69 R1-122981,2012年 5月
【文献】 InterDigital Communications, LLC,SRS for UL CoMP[online], 3GPP TSG-RAN WG1#68b R1-121747,2012年 3月
【文献】 Panasonic,PUCCH enhancement for UL CoMP[online], 3GPP TSG-RAN WG1#69 R1-122197,2012年 5月
【文献】 3GPP TS 36.211 V9.1.0 Physical Channels and Modulation[online], 3GPP TSG-RAN WG1#62 R1-105114,2010年 3月
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04W4/00−H04W99/00
H04B7/24−H04B7/26
H04B17/24
3GPP TSG RAN WG1−4
SA WG1−4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ワイヤレス通信装置を動作させる方法であって、
基地局から信号を受信することと、
前記信号の第1の状態に応答してセル特定パラメータ又は前記信号の第2の状態に応答してユーザ特定パラメータを選択することであって、前記ユーザ特定パラメータが仮想セル識別パラメータである、前記選択することと、
前記仮想セル識別パラメータでベースシーケンスを生成するために第1の擬似ランダムシーケンス生成器を初期化することと、
前記仮想セル識別パラメータでサイクリックシフトホッピングシーケンスを生成するために第2の擬似ランダムシーケンス生成器を初期化することと、
前記選択されたパラメータに応答してアップリンク基準信号を生成することと、
前記ベースシーケンスと前記サイクリックシフトホッピングシーケンスとから生成された前記アップリンク基準信号を送信することと、
を含む、方法。
【請求項2】
ワイヤレス通信装置を動作させる方法であって、
基地局から信号を受信することと、
前記信号の中に物理的アップリンク制御チャネル(PUCCH)又はサウンディング基準信号(SRS)IDのnIDが存在するかを決定することと、
前記信号の中にnIDが存在する場合にベースシーケンスグループとシーケンスとサイクリックシフトホッピングシーケンスに対してnIDで疑似ランダム数発生器を初期化することと、
前記信号の中にnIDが存在しない場合にベースシーケンスグループとシーケンスとサイクリックシフトホッピングシーケンスに対して前記基地局に関連する物理的セル識別(PCID)で疑似ランダム数発生器を初期化することと、
前記PUCCHが送信されるべき場合にPUCCHシーケンスグループからシーケンスを選択することと、
前記SRSが送信されるべき場合にSRSシーケンスグループからシーケンスを選択することと、
前記選択されたシーケンスに応答してアップリンク基準信号を生成することと、
を含む、方法。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の方法であって、
前記基地局から受信する信号が無線リソース制御(RRC)信号である、方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本実施例は、ワイヤレス通信システムに関し、更に特定して言えば、協調多地点(CoMP:Cooperative MultiPoint)通信システムにおける制御情報のアップリンクシグナリングに関連する。
【背景技術】
【0002】
従来のセルラー通信システムは、二地点単一セル送信方式で動作する。この方式では、ユーザ端末又は機器(UE)が、所与の時間に1つのセルラー基地局(eNB又はeNodeB)に一意に接続され、その1つのセルラー基地局によりサービスを受ける。このようなシステムの例は、3GPPロングタームエボリューション(LTEリリース8)である。最近のセルラーシステムは、同時にUEをサービスするために複数の基地局が協調してダウンリンク送信を設計し得る多地点又は協調多地点(CoMP:Coordinated Multi−Point)通信を採用することによってデータレート及び性能をより改善することを意図している。このようなシステムの例は、3GPP LTEアドバンストシステム(リリース10以降)である。これは、UEにおける受信信号強度が、異なる基地局から各UEに同じ信号を送信することによって大きく改善される。これは、近隣の基地局から強い干渉を受けるセルエッジUEに特に有益である。CoMPでは、近傍の基地局からの干渉が有用な信号になり、したがって、受信品質が大きく改善される。したがって、CoMP通信モードにおけるUEは、いくつかの近くのセルが協働して機能する場合、はるかに良好なサービスが受けられる。
【0003】
図1は、ワイヤレス遠隔通信ネットワーク100の例を示す。図に示す遠隔通信ネットワークは基地局101、102、及び103を含むが、動作においては、遠隔通信ネットワークは更に多くの基地局を含む必要がある。基地局101、102、及び103(eNB)はそれぞれ、対応するカバレッジエリア104、105、及び106にわたって動作可能である。各基地局のカバレッジエリアはさらにセルに分割される。図に示すネットワークでは、各基地局のカバレッジエリアは3つのセルに分割される。セルA108には、ハンドセット又は他のユーザ機器(UE)109が示されている。セルA108は、基地局101のカバレッジエリア104内にある。基地局101は、UE109に送信を行い、UE109からの送信を受信する。UE109が移動してセルA108から出てセルB107に入ると、UE109は基地局102にハンドオーバーされ得る。UE109は基地局101と同期しているので、UE109は、基地局102へのハンドオーバーを開始するために非同期ランダムアクセスを用い得る。UE109はまた、アップリンク111の時間又は周波数或いは符号リソースの割当てをリクエストするために非同期ランダムアクセスを用い得る。UE109が、例えば、トラフィックデータ、測定レポート、又はトラッキングエリア更新情報であり得る、送信準備ができたデータを有する場合、UE109は、アップリンク111でランダムアクセス信号を送信し得る。このランダムアクセス信号は、UE109がUEのデータを送信することをアップリンクリソースにリクエストしていることを基地局101に通知する。基地局101は、UE109アップリンク送信に割り当てられるリソースのパラメータを含むメッセージを、生じ得るタイミング誤り訂正とともに、ダウンリンク110を介してUE109に送信することによって応答する。基地局101によってダウンリンク110で送信されるリソース割当て及び生じ得るタイミング予告メッセージを受け取った後、UE109は、任意選択で、その送信タイミングを調整し、所定の時間間隔の間この割り当てられたリソースを用いるアップリンク111でデータを送信する。基地局101は、周期的アップリンクサウンディング基準信号(SRS)送信のために、UE109を構築する。基地局101は、SRS送信からアップリンクチャネル品質情報(CQI)を推定する。
【0004】
アップリンク(UL)協調多地点(CoMP:Cooperative Multipoint)通信は、UEからの改善された受信を促進するために複数のネットワークノード間の調整を必要とする。これは、効率的なリソース利用及び高いセル間干渉の回避に関与する。特に、ピコeNB及びRRH(Remote Radio Head)などの低電力ノードによって制御される小さなセルの不均一な配置が、108などのマクロセル内に配される。協調多地点(CoMP:Coordinated Multi−Point)ワイヤレス通信システムにおいて、UEが、複数の基地局(eNB)から信号を受信する。これらの基地局は、マクロeNB、ピコeNB、フェムトeNB、又は他の適切な送信ポイント(TP)であり得る。各UEに対し、どのUEがダウンリンクチャネル状態情報を測定することができるかに基づいて、複数のチャンネル状態情報基準信号(CSI−RS)リソースが構成される。各CSI−RSリソースは、E−UTRANによって、基地局、RRH(Remote Radio Head)、又は分散アンテナと関連付けられ得る。続いてUEは、アップリンク(UL)における割り当てられた物理的リソースブロック(PRB)を用いてOFDMフレームによりeNBに送信する。
【0005】
ここで図2を参照すると、従来技術の不均一なワイヤレス通信システムの図がある。このシステムは、セル境界200で分けられる、マクロセルA及びBセルを含む。セルAは、マクロeNB202によって制御され、ピコeNB206によって制御されるピコセル204を含む。セルBは、ピコUE224と通信226するピコeNB228によって制御されるピコセル222を含む。ピコeNB206は、領域204内のピコUE208などのUEをサービスする。ピコeNB206は、データ及び制御チャネル210を介してピコUE208と通信する。セルAは更にマクロUE214を含み、マクロUE214は、データ及び制御チャネル218を介してマクロeNB202と直接的に通信する。マクロセルA内のピコeNB206の導入は、同じ地理的エリア内の付加的なセルの作成に起因するセル又はエリアスプリット利得を提供する。不均一な配置はまた、共有又は固有の物理的セル識別情報(PCID:Physical Cell Identity)シナリオとして分類され得る。図2を参照すると、共有PCIDシナリオでは、マクロeNB202及びピコeNB206双方が同じPCIDを共有する。従って、両基地局からUEへのDL送信は、分散アンテナシステムから単一の送信が現れるように成され得る。代替として、ピコeNB206は、マクロeNB202とは異なる固有のPCIDを有し得る。これら2つのシナリオは異なる干渉環境となる。
【0006】
UEからeNBへのアップリンク基準信号が、アップリンクチャネル状態情報を推定するために用いられる。これらの基準信号は、制御チャネル基準信号(RS)、トラフィックチャネル復調基準信号(DMRS)、及びサウンディング基準信号(SRS)を含む。LTEにおいて、制御及びトラフィックチャネルは、それぞれ、物理的アップリンク制御チャネル(PUCCH)及び物理的アップリンク共有チャネル(PUSCH)として知られている。セル内の基準信号の直交性は、ベースシーケンスとは異なるサイクリックシフトを用いることにより保たれる。通信システム内のアップリンク基準信号は、典型的に、一定振幅ゼロ自己相関(CAZAC)シーケンス又は擬似ランダムノイズ(PN)シーケンスで変調される。しかし、異なるベースシーケンスは、直交ではなく、近傍のセル間の低い相互相関を達成するために良好なネットワーク計画を必要とする。セル間干渉は、セル特定ベースシーケンスホッピング及びサイクリックシフトホッピングパターンなどの干渉ランダム化手法により緩和される。また、CoMP通信システム内の全てのセルが固有のセルIDを有するか又は同じセルIDを共有するかに応じて、異なる問題が生じる。
【0007】
従来技術の不均一なワイヤレス通信システムでは、短いサイト間又はポイント間距離のためセル間干渉は著しく増大される。ULセル選択では、UL干渉を低減する点で、最低経路損失のセルをUEが選択するほうがよい。例えば、マクロUE214がアップリンクデータ及び制御を送信し、また、マクロeNB202とのワイヤレス接続218でダウンリンク制御情報を受信する。しかし、マクロUE214とピコeNB206との間の通信リンク212は、通信リンク218に比べて短い経路損失を有する。そのため、マクロUE214は、ピコeNB206に対する著しいUL干渉212を生成する一方で、マクロeNB202との許容可能なリンク品質を保とうとする。マクロUE214がセル境界200近くにあるとき、マクロUE214は、ピコeNB228に対する著しい干渉220も生成し得る。共有PCIDシナリオでは、マクロセル内の全てのeNBが、単一のPCIDのおかげで分散アンテナシステムを含むスーパーセルを効果的に形成する。従って、送信される基準信号が、同じベースシーケンスのサイクリックシフトであるため、セル間干渉は少ししかないか全くない。一方、同じ地理的エリアにおける複数の配置されたeNBを利用するためのエリアスプリット利得は得られない。固有のPCIDシナリオでは、マクロUE214は、ピコeNB206に対する許容できないUL干渉を生成し得る。逆に、ピコeNB206は、マクロUE214のDL受信を劣化させる。従って、マクロUE214が、干渉を低減するためにピコeNB206に送信するように、また、そのUL送信電力を低減することによりバッテリー寿命を温存するように、構成されることが望ましい。従って、ネットワーク容量を増大することと結果として生ずるセル間又はポイント間干渉の増大を軽減することとの間にトレードオフがあることが分かる。
【0008】
先行のアプローチは、ワイヤレス通信における着実な改善を提供するが、本願発明者らは、UL制御情報送信における更なる改善が可能であることを認識している。従って、これ以降に説明する好ましい実施例は、これだけでなく従来技術に対する改善をすることに向けられている。
【発明の概要】
【0009】
本発明の好ましい実施例において、ワイヤレス通信システムを動作させる方法が開示されている。この方法は、遠隔トランスミッタから識別パラメータ(ID)を受信することを含む。受信したIDに応答して、ベースシーケンスインデックス(BSI)及びサイクリックシフトホッピング(CSH)シーケンスが決定される。BSIに応答して、第1の擬似ランダムシーケンスが決定される。CSHに応答して後続の擬似ランダムシーケンスが選択される。この方法は更に、アップリンク制御情報又はサウンディング基準信号を送信するために時間/周波数領域を決定するために遠隔トランスミッタから専用パラメータのセットを受信することを含む。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】従来技術のワイヤレス通信システムの図である。
【0011】
図2】マクロセル及び2つのピコセルを示す従来技術のワイヤレス通信システムの不均一な配置の図である。
【0012】
図3】低減されたポイント間干渉でマクロセルエリア内に配置されたマクロセル及びピコセルを示す本発明のワイヤレス通信システムの図である。
【0013】
図4図3にあるようなマクロセル及びピコセルのための論理リソースブロック割り当てを図示するブロック図である。
【0014】
図5】サウンディング基準信号(SRS)及びPUCCH基準信号(RS)のためのシーケンス選択を示すフローチャートである。
【0015】
図6】セル特定又はUE特定PUCCHパラメータに基づく論理リソースブロックへのPUCCHリソースマッピングの決定を示すフローチャートである。
【0016】
図7】PUCCH及びSRS送信パラメータのUE特定構成を決定するためのeNB間シグナリングのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0017】
LTEワイヤレス通信システムのアップリンク制御チャネルにおいて、チャネル間干渉は大きな問題である。
【0018】
本明細書では下記の略語が用いられ得る。
BLER:ブロック誤り率
BSI:ベースシーケンスインデックス
CQI:チャネル品質インジケータ
CRS:セル特定基準信号
CRC:サイクリック冗長検査
CSH:サイクリックシフトホッピング
CSI:チャネル状態情報
CSI−RS:チャネル状態情報基準信号
DCI:ダウンリンク制御インジケータ
DL:ダウンリンク
DMRS:復調基準記号又はUE特定基準記号
DPS:ダイナミックポイント選択
eNB:E−UTRANノードB又は基地局
EPDCCH:エンハンスト物理的ダウンリンク制御チャネル
E−UTRAN:エボルブドユニバーサルテレストリアル無線アクセスネットワーク
HARQ−ACK:ハイブリッドオートリピートリクエスト・アクノリッジ
IRC:干渉抑制合成
JT:ジョイント送信
LTE:ロングタームエボリューション
MIMO:多入力多出力
MRC:最大比合成
PCFICH:物理的制御フォーマットインジケータチャネル
PCID:物理的セル識別
PDCCH:物理的ダウンリンク制御チャネル
PDSCH:物理的ダウンリンク共有チャネル
PMI:プリコーディング行列インジケータ
PRB:物理的リソースブロック
PUCCH:物理的アップリンク制御チャネル
PUSCH:物理的アップリンク共有チャネル
QAM:直交振幅変調
RI:ランクインジケータ
RNTI:無線ネットワークテンポラリインジケータ
RRC:無線リソース制御
SNR:信号対雑音比
SRS:サウンディング基準信号
TPC:送信電力制御
UE:ユーザ機器 UL: アップリンク
UpPTS:アップリンクパイロット時間スロット
VCID:仮想セル識別子
【0019】
本発明の実施例は、CoMP通信システムにおけるPUCCH及びサウンディング基準信号送信でのアップリンク制御送信を向上することに向けられる。本発明は、セル間干渉が最小化されるように、セル間のアップリンク制御領域を区分するための方法を説明する。セル境界に近接するUEは、近傍のセルにおける非直交PUCCH基準信号ベースシーケンスの送信に起因して近傍のセルにおいて過酷なUL干渉を生成し得る。干渉の過酷さは、意図されるeNBへのUEと近傍のeNBへのUEとの間の経路損失における差に比例する。ここで、経路損失は、電磁波伝播に関して電力密度又は信号減衰の低減である。図3を参照すると、各セルが固有の物理的セルIDを有するケースに対する本発明の一実施例に従って、ピコeNB206が、マクロUE214に部分的に起因する受信干渉を測定する。UL干渉が所定の閾値より大きい場合、ピコeNB206は、バックホールリンク216でマクロeNB202に知らせる。このようなeNB間シグナリングが成される1つの論理インタフェースは、X2インタフェースである。続いてマクロeNB202は、PUCCH送信のためのBSI及びCSHシーケンスを生成するため擬似ランダムシーケンス生成器を初期化するときピコセル206のPCIDを採用するようにマクロUE214に指示する。マクロUE214は、ここではCoMP UEと考えられ、CoMP UEでは、UE214とピコUE208との間のセル間直交性が達成され、干渉212(図2)がなくなる。しかし、この方法に関する問題点の1つは、UE214が、それがサービスするセルの(マクロeNB202)PUCCHパラメータに基づいてアップリンク制御送信に対してそのリソースブロック割り当てを決定する点である。これは、チャネル状態情報レポート、スケジューリングリクエスト、及びHARQ−ACKフィードバックを送信するとき、CoMP UEとレガシーUEとの間のPUCCHリソース割り当て衝突となり得る。この問題に対する1つの解決策は、CoMP UE及びレガシーUEからのアップリンク制御送信を、異なるRBに区分することである。この区分は、PUCCHオーバーヘッドの増大を避けるために注意深く管理される必要がある。
【0020】
CoMP協調セットにおける全てのセルが共通のPCIDを共有する本発明の代替の実施例において、最も近いeNBに送信するようにUEを構成することによって、PUCCHエリアスプリット利得が達成される。ここで、増大するポイント間干渉とエリアPUCCH容量との間のトレードオフがある。本実施例に従って、互いに比較的近く、他のクラスタから空間的に隔離されるUEのクラスタは、PUCCH基準信号及びサウンディング基準信号のための擬似ランダムシーケンス生成器を初期化するために固有のIDがアサインされる。これらのUEクラスタによってつくられる新たなセットが、仮想セルとみなされ得、この専用IDが、対応する仮想セルID(VCID)である。
【0021】
仮想セルのこの概念の他の例示の用途が可能である。図3を参照すると代替の実施例は次のようになる。eNB202がPCID=123でマクロセルAを構成し、ピコeNB206がPCID=231でそのピコセルを構成し、ピコeNB228がPCID=55でそのピコセルを構成する。VCIDnID=500でUE214を構成することによって、eNB202の制御下の全く新しい仮想セルがつくられ得る。
【0022】
ダイナミックPUCCHリソース割り当ては、セミスタティックPUCCHリソース割り当てとは大きく異なる。ここで、ダイナミックPUCCHリソース割り当ては、PDCCH又はEPDCCHで送られるDLスケジューリングアサインメントから決定される。本発明は、レガシー及びCoMP UE両方に対するPUCCHリソースブロック(RB)をマッピングするために単一のパラメータmを演算するためにLTEリリース8〜10からの既存のパラメータを用いる。本発明により教示される概念は、UE特定セミスタティック及びダイナミックPUCCH領域を構成する方法であり、前者は、セミパーシステント(semi−persistent)スケジューリングに起因する、CSIレポート、スケジューリングリクエスト、及びHARQ−ACKフィードバックを送信するためにセミスタティック領域を決定するのに対し、後者は、ダイナミックHARQ−ACKフィードバックのための領域を決定する。
【0023】
ここで図4を参照すると、図3にあるようなマクロセル及びピコセルのための論理リソースブロック割り当てmを示す図がある。パラメータmは、図示するように垂直方向に増大する。図4は、マクロUEが、ピコeNBに仮想的に送信されるリソースブロック(RB)割り当てのケースを図示する。仮想送信により、我々は、マクロUEがアップリンク制御情報をピコeNBに送信するためのCoMP UEとして構成されることを意味する。マクロUE構成に対する論理RBマップは、図4の左方に示されている。各RBが、PUCCHリソースのグループを含み、RBにおけるリソースの数は、PUCCH送信のタイプに依存する。ブロック400〜406は、それぞれ、PUSCH、ダイナミックPUCCHフォーマット1a/1b、PUCCHフォーマット1/1a/1bのためのセミスタティックPUCCH領域、及びPUCCHフォーマット2/2a/2bのためのセミスタティックPUCCH領域を表す。PUCCHフォーマット2/2a/2b領域に割り当てられるRBの数をN(2)RB,mで示し、一方、ダイナミックPUCCH領域のための開始オフセットをN(1)PUCCH,mで示す。ピコUE構成のための論理RBマップは、セミスタティック及びダイナミックPUCCH領域に対し、同様の定義で右方に示されている。ブロック410はPUSCH、ブロック414はダイナミックPUCCHフォーマット1a/1b領域、ブロック416はセミスタティックPUCCHフォーマット1/1a/1b領域、及びブロック418はセミスタティックPUCCHフォーマット2/2a2b領域を表す。LTEリリース8〜10は、リソースブロックmに対するPUCCHリソースマッピングを定義する。これらの先行のリリースのUEが、パラメータN(2)RB及びN(1)PUCCHに基づいてダイナミックPUCCH領域の開始オフセットを決定する。
【0024】
マクロセルにおけるCoMP UEが、図4のブロック412により示されるCoMPダイナミックPUCCH領域においてUL制御情報を送信するように構成され得る。このように、ピコeNBへのCoMPアップリンク制御送信は、ピコセルの本来のアップリンク制御送信と衝突しない。しかしながら、CoMP UEに、N(1)PUCCH,UEとして示す新たな専用ダイナミックPUCCHオフセットパラメータしか備わっていない場合、CoMP UEは、垂直の矢印420で図示するように初期オフセットとしてマクロのCSI領域パラメータN(2)RB,mを用い得る。この場合、CoMP UEのダイナミックPUCCH送信は、他のダイナミックPUCCHリソースと、又はピコセルにおけるPUSCH送信とさえも衝突し得る。1つのRBがHARQ−ACKフィードバック及びCSIレポート双方のためのPUCCHリソースを含む、ミックスRBが存在する場合にも衝突の可能性がある。従って、本発明の実施例に従って、ダイナミックPUCCHオフセット及びCSI領域パラメータ双方がUEに供給される。
【0025】
ここで図5を参照すると、UEが、論理リソースブロックに対するPUCCHリソースのマッピングをどのように決定するかを図示するためのフローチャートが示されている。UEはRRCメッセージ500を受信する。N(1)PUCCH,UE及びN(2)RB,UEからの1つ又は複数の専用PUCCHパラメータがメッセージ500で検出される場合、UEは、検出されたパラメータに基づいてPUCCHリソース・トゥー・RBマッピングを決定する504。そうではなく、RRCメッセージ500が1つ又は複数の専用PUCCHマッピングパラメータを含まない場合、UEは、506にあるように、N(1)PUCCH及びN(2)RBのサービスするセルの共通パラメータに基づいてPUCCHリソース・トゥーRBマッピングを決定する。
【0026】
本発明の別の実施例において、UEが専用ID nIDを備えて構成され、専用IDは、全てのPUCCHフォーマットに対してベースシーケンスインデックス(BSI)及びサイクリックシフトホッピング(CSH)シーケンスの両方を生成するために用いられる。UEは、PCID又はnIDのいずれかを用いて擬似ランダムシーケンス生成器を初期化する。BSI及びCSHシーケンスを生成するために、UEが、サービスするセルのPCIDを適用するか、又は、専用IDを適用するかを示すために、バイナリフラッグがUEにシグナリングされる。UEは更に、ダイナミックPUCCH領域の開始オフセットを決定するために、専用UE特定パラメータN(1)PUCCH,UE及びN(2)RB,UEを備えて構成される。
【0027】
ここで図6を参照すると、UEが、PUCCH又はSRS送信のためにどのように基準信号を生成するかを図示するためのフローチャートが示されている。UEは、RRCメッセージを監視する600。UEは、602において、検出されたRRCメッセージが専用PUCCH又はSRS ID nIDを含むか否かを判定する。nIDが存在する場合、UEは、ベースシーケンスグループ、シーケンス及びサイクリックシフトホッピングシーケンスに対してnIDで擬似ランダム数生成器を初期化する604。そうではなく、RRCメッセージにおいてnIDが検出されない場合、UEは、ベースシーケンスグループ、シーケンス及びサイクリックシフトホッピングシーケンスに対して、それがサービスするセルのPCID606で擬似ランダムシーケンス生成器を初期化する。ブロック608が、PUCCHが送信されるべきであると判定する場合、UEは、ブロック610で、時間スロットnSに対応するPUCCHシーケンスグループ及びサイクリックシフトからシーケンス0を選択する。そうではなく、ブロック608が、SRSが送信されるべきであると判定する場合、UEは、612で、その時間スロットとその時間スロット内の対応するSRS SC−FDMA記号とに対応して、シーケンスグループ及びサイクリックシフトを選択する。ブロック614で、UEは、選択されたシーケンスを用いて適切な基準信号を生成する。
【0028】
CoMPエンハンスメントは更に、CoMP協調エリア内のSRS送信まで拡張することができる。共有PCIDシナリオでは、これはSRS容量の増大を可能にするが、増大されるセル間干渉が犠牲になる。従って、充分なSRS容量を確保する一方でセル毎の妥当なSRSオーバーヘッドを保つことが、サービスされるUEの数がCoMP協調エリア内で増大するにつれて主要な問題となる。エリアスプリット利得は、所望の受信ポイントへのSRS送信のための仮想セルIDを備えた受信ポイントの辺りに集められたUEを構成することによって達成され得る。SRS送信のためのVCIDを導入した結果、本発明はまた、不均一な配置におけるSRSオペレーションを改善するための新たなメカニズムを説明する。1つのケースは、ピコeNBへよりもマクロeNBへ多くのUEが送信している場合である。従って、マクロ及びピコセルにわたって同じセル特定SRSサブフレーム構成を適用することは、セル特定SRSサブフレームにおけるPUSCHレートマッチングに起因するピコセルにおけるPUSCH送信効率を不均衡に不利にする。データ及び制御を分けるための、別の関連する問題が生じ、この場合、UEは、1つのeNBからPDCCHを受信するが、PUSCHを異なるeNB送信する。そのため、SRSサブフレーム構成が2つのセル間で異なる場合、これらの構成のいずれがUEにより採用されるべきであるかが決定される必要がある。
【0029】
本発明の一実施例は、SRS送信のための専用UE特定IDの構成である。UEは、シグナリングされたSRS IDからベースシーケンスグループ及びシーケンスホッピングパターンを決定する。
【0030】
本発明の別の実施例は、UEが更に、専用SRSパラメータを備えて構成されることである。例えば、マクロUEが、SRSをピコeNBに送信するためにピコセルのセル特定SRSパラメータを備えて構成され得る。UEは、SRSサブフレーム構成、SRS帯域幅構成のための専用パラメータ、及び同時SRS及びHARQ−ACK送信をイネーブル/ディセーブルするためのパラメータを備えて構成され得る。TDDシステムでは、UEが更に、最大アップリンクパイロット時間スロット(UpPTS)領域を画定するパラメータを備えて構成され得る。
【0031】
開ループ及び閉ループUL電力制御はいずれも、CoMPオペレーションに密接に関連する。これは、ワイヤレスネットワークが、UEのDLのための送信ポイントの1つのセットと、UEのULのための受信ポイントの異なるセットとを構成し得るためである。再び図3を参照すると、例えば、UE214は、干渉を最小化するためにUL送信をピコeNB206に送るように構成され得る。しかし、UE214はそれでもマクロeNB202からのDL送信を受信するように構成され得る。UE214とピコeNB206との間の経路損失が、UE214とマクロeNB202との間の経路損失とは大きく異なるとき、電力制御の問題が生じる。UEは、ピコeNBにおける受信が所望の閾値を下回るように制御されたUL電力であり得る。しかし、マクロeNB202はそれでも、無線リソース管理機能のため、又は、ULとDLとの間のチャネル相互依存(reciprocity)が用いられ得るTDDシステムにおけるDLにおいて用いるため、UE214からのUL送信を監視し得る。従って、ピコeNBにおける受信閾値を満足させるためだけの電力の低減は、マクロeNBでの受信を劣化させ得る。この問題は典型的に、UEのための送信ポイント(TP)及び受信ポイント(RP)が一緒に置かれ(collocated)ない場合に生じる。この問題に対する1つの解決策は、UL及びDLに対して個別の電力制御ループを提供することである。第1の電力制御ループは、近くのeNBへの、PUSCH、PUCCH、及びSRS送信のために用いられ得る。第2の電力制御ループは、第1のeNBに比してUEに対する経路損失が大きい第2のeNBでの信頼性の高い受信を確保するために用いられる。しかし、これにより、レガシーシステムとの下位互換性などの他の問題が生じる。例えば、UEへの独立した送信電力制御(TPC)命令をシグナリングするために新たなメカニズムがeNBに必要とされる。LTEリリース10のためのSRS電力制御は、式[1]により得られる。
【数1】
ここで、PCMAX,c(i)は、セルcをサービスするためのサブフレームiの構成される最大送信電力である。PSRS_OFFSET,c(m)は、セルcをサービスするためのm=0及びm=1でのより高次の層によりセミスタティックに構成される4ビットパラメータである。ここで、mは、SRS送信を誘導するためのトリガタイプである。MSRS,c(i)は、セルcをサービスするためのサブフレームiにおけるSRS送信の帯域幅である。セルcをサービスするためのサブフレームiの現在の電力制御調節状態はfc(i)である。P0_PUSCH,c(j)及びαc(j)は、セルcをサービスするための、それぞれ、PUSCH基準電力スペクトル密度及びフラクショナル電力制御パラメータである。ここで、jは、PUSCH送信のタイプを示し、即ち、セミパーシステント、ダイナミック、又はランダムアクセス応答許可に応答する。PLcは、セルcをサービスするためのUEにより計算されるダウンリンク経路損失推定である。
【0032】
本発明の別の実施例が、上述の電力制御問題を解決し、既存の仕様に対する影響が最小である下位互換性を維持する。この実施例に従って、UEは、UL送信のためのオフセットPSRS_OFFSET(1)を備える非周期的SRSを送信するためより高次の層のシグナリングにより構成される。UEは、DL送信のためのオフセットPSRS_OFFSET(2)を備える非周期的SRSを送信するためより高次の層のシグナリングにより構成される。電力制御パラメータは、単一の電力制御パラメータに対して個別に代用され、それぞれ、UL及びDL電力に対応する。
【0033】
本発明は、UEに対する2つ又はそれ以上の電力制御命令をシグナリングする方法を説明する。UEは、ダウンリンク制御情報(DCI)フォーマットでPDCCHで送信されるグループ電力制御信号における専用電力制御命令を用いる非周期的SRS送信に対して構成され得る。UEは、複数のUEへの送信電力制御命令を含むビットマップにおける2つ又はそれ以上のインデックスの位置を備えたRRCシグナリングにより構成され得る。1つのTPCインデックスは、第1の電力制御ループのためのTPC命令を示し、他のTPCインデックスが、第2の電力制御ループのためのTPC命令を示す。各TPCインデックスは、1又は2ビットTPC命令を示すことができる。例えば、LTEリリース10システムにおいて、2ビット命令がDCIフォーマット3で送信され、1ビット命令がDCIフォーマット3Aで送信される。DCIフォーマットのCRCがPUCCH RNTIによりスクランブルされるとき、1つのTPCインデックスが、PUCCHのためのTPC命令を示すことができ、他のTPCインデックスが、非周期的SRS送信のためのTPC命令を示すことができる。別個の実施例として、UEへの異なるSRS TPC命令を示すために、1つ又は複数のインデックスのセットを用いることができる。他の変形も排除されず、主な概念は、UEが、異なる電力制御ループのためのTPC命令を示すためグループ電力制御DCIにおける複数のインデックスを備えて構成されるということである。
【0034】
CoMPオペレーションのための従来技術は、主に、CoMP協調エリアにおけるeNB間シグナリングが、非常に高いスループット及びおよそ1〜2ミリ秒未満の非常に低いレイテンシにより特徴づけられる、理想的なバックホールリンクで起こるシナリオを対象とする。本発明のこの実施例もまた、eNB間シグナリングにおけるレイテンシが、少なくともおよそ数十ミリ秒である配置において機能するように設計される。基地局が、バックホールシグナリングを介して(例えばX2シグナリングプロトコルを用いて)、近隣の基地局がそれらのPUCCH構成を送信することをリクエストし得る。代替として、基地局が、X2論理インタフェースを介して、その制御下のセルのPUCCH構成を、他の基地局によって制御される1つ又は複数のターゲットセルへシグナリングし得る。少なくとも、ダイナミックPUCCHオフセットパラメータは、バックホールリンクでシグナリングされたPUCCH情報要素において示される。また、CSIレポートを送信するために割り当てられるRBの数は、近隣のeNBが、異なるeNBによって制御されるセルのためのHARQ−ACK領域を正確に決定することを可能にするように示され得る。1つのRBにおいてアサインされ得るPUCCHフォーマット1/1a/1bリソースの数、HARQ−ACKを送信するためにリザーブされるサイクリックシフトの数、及びHARQ−ACKスケジューリングリクエスト及びCSIのミックス送信に用いられるリソースブロックにおけるスケジューリングリクエストを含む、他のパラメータが、任意選択でシグナリングされ得る。
【0035】
本発明の異なる実施例において、PUCCH構成又はこの構成の要素の幾つかは、第2の基地局によりリクエストされるとき第1の基地局によりシグナリングされ得る。代替の実施例において、第1の基地局が、第2の基地局の制御下の近隣のセルのための好ましいPUCCH構成を第2の基地局へ搬送し得る。
【0036】
SRS送信では、第1の基地局が、例えばX2インタフェースを介して、その制御下のセルのSRSサブフレーム構成及びSRS帯域幅構成を、近隣のセルを制御する第2の基地局に示し得る。第2の基地局は、近隣のセルのセル特定SRS構成、また、そのセルにおけるセルエッジUEのための専用SRS構成を構成するとき、この情報を考慮し得る。例えば、図3を参照すると、eNB202は、セル特定SRSサブフレームのための5ms周期性と0のサブフレームオフセットとを備えて、マクロセルAを構成することができる。この情報を受信すると、ピコeNB206は、同じ5ms周期性を備えるが、セル間干渉避けるために異なるサブフレームオフセットを備えて、ピコセルを構成することができる。また、TDDシステムでは、最大UpPTS領域を画定するパラメータが、X2インタフェースなどのバックホールリンクを介してシグナリングされ得る。
【0037】
ここで図7を参照すると、不均一なネットワーク配置におけるネットワークオペレーションを可能にするためのeNB間シグナリングを説明する例示のフローチャートが示される。UE700をサービスするセルを制御するeNB702が、eNB704の制御下の近隣のセルのセル特定PUCCH及び/又はSRS構成のためのリクエストを送信する。リクエストメッセージ708がX2シグナリングプロトコルを用いてバックホールリンクを介して送信される。eNB704は、前のリクエストの受領確認をする返信メッセージ710を送り、また、リクエストされたPUCCH又はSRS構成をバックホールリンクを介して送信する。eNB702は、eNB704からの受信情報に基づいて及びUE測定レポート706に基づいて、UEが、PUCCH及び/又はSRSをeNB704に送信するように構成されるべきか否かについて決定を行う712。この決定が肯定である場合、eNB702は、RRC構成メッセージ714を、eNB704のPUCCH又はSRS構成に合致する専用PUCCH又はSRSパラメータと共にUE700に送信する。PUCCH送信では、UE700は、716でRBマッピングを決定し、必要とされるアップリンク制御情報をPUCCHで送信する718。eNB704をターゲットとする非周期的SRSリクエスト720では、UEはSRS722をeNB704に送信する。UE測定レポート706に基づいて、eNBは代替として、712で、UE700がセル共通PUCCH又はSRS構成を使い続けるべきであると決定し得る。この場合、ブロック716、718、720、及び722は、eNB702のセル共通構成に従って成され得る。
【0038】
また、このように多数の例を提供してきたが、当業者であれば、これ以降に記載する本発明の特許請求の範囲に定義されるような発明の範囲から逸脱することなく、記載した実施例に、種々の変形、置換、又は変更が成され得ることを理解されたい。本明細書を参照し得る当業者には、他の組み合わせが明らかとなろう。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7