(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記周波数ドメインに沿った前記単一副搬送波の位置は、前記ダウンリンク情報に対応するダウンリンク制御インジケータ(DCI)によって示される、請求項1に記載の方法。
【発明を実施するための形態】
【0029】
本書は、以降、図面を参照して、本実施形態を詳細に説明するであろう。本開示の実施形態およびその特徴は、非競合様式において組み合わせられることができることに留意されたい。
【0030】
本実施形態の説明および請求項ならびに付随の図面における「第1の」、「第2の」等のような専門用語は、同様の物体を区別するためだけに使用され、任意のシーケンスまたはパターンを説明する役割を果たすものではないことに留意されたい。
【0031】
本実施形態は、アップリンク制御情報の伝送のための方法を提供する。
図1は、本実施形態に概略されるアップリンク制御情報伝送のフローチャートベースの方法である。
図1に示されるように、本方法は、以下のステップを含む。
ステップS102では、ダウンリンク情報を受信する。
ステップS104では、所定のPUSCHフォーマットを利用し、ダウンリンク情報に対応するHARQ−ACKを伝送する。
【0032】
本実施形態におけるアクションの実装先は、端末であることができ、端末がダウンリンク情報を受信後、端末は、所定のPUSCHフォーマットを利用し、受信されたダウンリンク情報に対応するHARQ−ACKを伝送することができる。
【0033】
実施形態によると、端末は、HARQ−ACKを伝送するとき、PUSCHフォーマットを使用するであろう。これ以降、本開示の実施形態は、HARQ−ACKをPUSCH上で伝送するための方法を提供し、したがって、HARQ−ACKをPUSCH上で伝送することが不可能であるという先行技術における問題を解決する。
【0034】
PUSCHフォーマットは、多くのフォーマットを備えることができる。種々のPUSCHフォーマット間の区別の説明は、以下に提供される。
代替実施形態では、HARQ−ACKのみが伝送されるとき、PUSCHフォーマット内のエンコーディングモードは、反復コードである。
別の代替実施形態では、HARQ−ACKのみが伝送されるとき、PUSCHフォーマット内の変調モードは、事前に設定された二位相偏移キーイング(BPSK)変調または四位相偏移キーイング(QPSK)変調である。
【0035】
代替として、事前に設定されたBPSK変調は、{1,−1}の配置点を伴う第1の位置要素変調と、{j,−j}の配置点を伴う第2の位置要素変調とを備えることができ、第1の位置要素は、偶数付番位置を伴う要素を変調シーケンス内に備え、第2の位置要素は、奇数付番位置を伴う要素を変調シーケンス内に備え、または第1の位置要素は、奇数付番位置を伴う要素を変調シーケンス内に備え、第2の位置要素は、偶数付番位置を伴う要素を変調シーケンス内に備える。
【0036】
別の代替実施形態では、HARQ−ACKのみが伝送されるとき、PUSCHフォーマットは、Xmsの時間ドメインと、単一副搬送波の周波数ドメインとを有する。
【0037】
代替として、Xの値は、事前に判定され、その所定の値は、2ms、3ms、もしくは4msであり、または1msより大きく、かつ12の倍数もしくは約数であり、または、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)の最短時間ドメイン長に対応し、または、データのみを伝送しているPUSCHの最短時間ドメイン長であり、または、単一搬送波PUSCH伝送のための最短時間ドメイン長に対応し、またはシグナリングインジケータの値であり、そのようなシグナリングインジケータは、以下:システム情報ブロック(SIB)シグナリング、無線リソース制御(RRC)シグナリング、PUSCHに対応するDCI、PDSCHに対応するDCIのうちの少なくとも1つを含む。
【0038】
単一副搬送波の周波数ドメイン位置は、事前に判定され、またはシグナリングインジケータによって示され、そのようなシグナリングインジケータは、以下:SIBシグナリング、RRCシグナリング、PUSCHに対応するDCI、PDSCHに対応するDCIのうちの少なくとも1つを含む。
【0039】
代替として、HARQ−ACKおよびスケジューリング要求(SR)が同時に伝送されるとき、PUSCHは、最初に、HARQ−ACKおよびSRをエンコーディングする前に、それらを連結するであろう。
【0040】
代替として、HARQ−ACKおよびSRが同時に伝送されるとき、PUSCHは、第1のスクランブリングシーケンスを採用し、HARQ−ACKのみが伝送されるとき、PUSCHは、第2のスクランブリングシーケンスを採用するであろう。
【0041】
代替として、HARQ−ACKおよびアップリンクデータが同時に伝送されるとき、PUSCHチャネルは、インタリーブされ、エンコードされたHARQ−ACKシーケンスは、列、次いで、行の順序に従って、チャネルインタリーブ行列上の所定の位置にマッピングされ、またはエンコードされたHARQ−ACKシーケンスは、行、次いで、列の順序に従って、インタリーブ行列上の所定の位置にマッピングされる。
【0042】
代替として、列、次いで、行の順序におけるインタリーブ行列上の所定の位置へのエンコードされたHARQ−ACKシーケンスのマッピングは、Y列から開始し、列、次いで、行の順序を使用して、HARQ−ACKシーケンスをインタリーブ行列上の所定の位置にマッピングすることを含み、Yは、0を上回るまたはそれと等しい整数である。
【0043】
代替として、行、次いで、列の順序におけるインタリーブ行列上の所定の位置へのエンコードされたHARQ−ACKシーケンスのマッピングは、Z列から開始し、行、次いで、列の順序を使用して、エンコードされたHARQ−ACKシーケンスをインタリーブ行列上の所定の位置にマッピングすることを含み、Zは、0を上回るまたはそれと等しい整数である。
【0044】
代替として、所定の位置は、PUSCHフォーマット内のインタリーブ行列の中の列{K(j’)+12*i}であり、列は、正の整数であり、iおよびj’は、0を上回るまたはそれと等しい整数である。
【0045】
代替として、iの値は、0,1,...,N−1と等しく、または、iは、0,セル(N/2),1,セル(N/2)+1,2,セル(N/2)+2,...,セル(N/2)−1,N−1と等しく、または、iは、任意の値の0,1,...,N−1と等しく、Nは、12によって除算され、次いで、次の整数に繰り上げられる、PUSCHフォーマットに対応する直交周波数分割多重(OFDM)シンボルの数と等しく、K(j’)の値は、2,3,8,9と等しく、j’の値は、1,2,3,4であり、または1,3,2,4であり、またはK(j’)の値は、1,2,3,4,5,6と等しく、j’の値は、1,2,3,4,5,6であり、またはK(j’)の値は、1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12と等しく、値j’は、1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12である。
【0046】
PUSCHフォーマットのタイプは、いくつかの実施例のみを含み、PUSCHフォーマットは、具体的状況に基づいて定義されることができ、本明細書に包括的に列挙されていないことに留意されたい。
【0047】
代替として、ダウンリンク情報を受信することは、ダウンリンクサブフレーム{n,...,n+M}内でダウンリンク情報を受信することと、アップリンクサブフレーム{k,...,k+X−1}内でダウンリンク情報に対応するHARQ−ACKを伝送することを含む、所定のPUSCHフォーマットを使用して、ダウンリンク情報に対応するHARQ−ACKを伝送することであって、nは、0に等しいまたはそれを上回る整数であり、Mは、0を上回るまたはそれと等しい整数である、こととを含む。
【0048】
代替として、kの値は、以下:k=n+4*Xと、k=n+M+4とのうちの1つを含み、kの値は、以下:ダウンリンク情報のスケジューリングウィンドウ、スケジューリングウィンドウ内のダウンリンク情報の位置、シグナリング構成のうちの少なくとも1つによって判定される。
【0049】
代替として、アップリンクサブフレームkに対応する事前に設定されたサブフレームインデックスは、Xの整数倍数である。
【0050】
代替として、kの値が、ダウンリンク情報のスケジューリングウィンドウによって判定され、ダウンリンク情報が、スケジューリングウィンドウtにあるとき、アップリンクサブフレームkは、スケジューリングウィンドウt+2に位置し、またはkの値が、ダウンリンク情報のスケジューリングウィンドウによって判定され、ダウンリンク情報が、スケジューリングウィンドウtにあるとき、アップリンクサブフレームkは、スケジューリングウィンドウt+1に位置し、またはkの値が、ダウンリンク情報のスケジューリングウィンドウ、およびスケジューリングウィンドウ内のサブフレームn+Mの位置によって判定されるとき、サブフレームn+Mの位置がスケジューリングウィンドウt内のサブフレームLの前に位置する場合、アップリンクサブフレームkは、スケジューリングウィンドウt+1に位置し、またはそうでなければ、スケジューリングウィンドウt+2に位置し、tは、0を上回るまたはそれと等しい整数であり、Lは、事前に設定された正の整数である。
【0051】
代替として、スケジューリングウィンドウ内に位置する、アップリンクサブフレームkは、kが、スケジューリングウィンドウの開始に対応するサブフレームであること、または、kが、スケジューリングウィンドウの開始に対応するサブフレーム+第1のオフセットから成ることを備え、第1のオフセットは、以下:スケジューリングウィンドウ内のダウンリンク情報の位置、Xの値、または第2のオフセットのうちの少なくとも1つによって判定され、第2のオフセットは、シグナリングによって構成される。
【0052】
本実施形態は、ここで、具体的実施例を使用して説明されるであろう。
(実施例1)
本実施例は、主に、関連技術におけるアップリンク制御情報の伝送を説明する。
【0053】
実施例1、実施形態1:
図2は、関連技術のLTEシステムにおけるPUSCHの処理を説明する。
図2が示すように、処理が実装されるとき、データエンコーディング、スクランブリング、変調、伝送プリコーディング、およびリソースユニットマッピングが、単一搬送波周波数分割多重アクセス(SC−FDMA)シンボル伝送の生成前に伝送される必要があるであろう。
【0054】
実施例1、実施形態2:
図3は、関連技術のLTEシステムにおける従来の巡回プレフィックスの間のPUSCHデータおよびアップリンク復調基準信号の時間−周波数ドメインのマッピング図であり、時間スロット間の周波数ホッピングは、イネーブルにされず、1つの物理リソースブロック(PRB)が周波数ドメイン内に存在すると仮定される。
【0055】
実施例1、実施形態3:
図4は、関連技術のLTEシステムにおけるPUSCH上で伝送されるときのアップリンク制御情報のマッピング場所図であり、HARQ−ACK応答シンボルは、アップリンク復調基準信号の両側にマッピングされる。
【0056】
実施例1、実施形態4:
図5は、関連技術のLTEシステムにおいてアップリンク制御情報およびアップリンクデータが多重化されるときを説明するチャネルコーディングプロセス図である。アップリンクデータは、伝送されるとき、トランスポートブロック(TB)の形態をとり、TBが巡回冗長性チェック(CRC)アタッチ、コードブロックセグメント化、コードブロックCRCアタッチ、チャネルコーディング、レートマッチング、およびコードブロック連結を受けた後、かつCQI/PMIのエンコーディング後、アップリンクデータおよび制御シグナリングの多重化は、iである。最後に、エンコードされたHARQ−ACK応答情報、RIシグナリング、およびデータは、チャネルインタリーブを通してともに多重化され、アップリンク制御シグナリングのためのコーディングプロセスは、以下のようになる。最初に、TBブロックサイズ等の関連情報が、アップリンク制御シグナリング伝送のための標的長を計算するために使用され、その後、チャネルコーディングが、
【化1】
【化2】
として示されるエンコードされた情報ビットを用いて行われ、アップリンクデータおよび制御シグナリングの多重化は、エンコードされたCQI/PMI情報およびデータを
【化3】
として示される変調シンボルの形態でカスケードする。チャネルインタリーブプロセスは、ある順序に従って、データおよび制御多重化後のエンコードされたACK/NACK情報ビット
【化4】
、RI情報ビット
【化2】
、ならびに
【化3】
を仮想行列の中に書き込み、次いで、行から列の順序に従って、仮想行列を読み出し、それによって、変調シンボルを物理リソースにマッピングする後続プロセスにおいて、HARQ−ACK応答情報、RI、CQI/PMI、およびデータが、それぞれ、
図4に示される場所にマッピングされ得ることを確実にすることである。チャネルインタリーブの具体的プロセスは、以下のようになる。
(1)最初に、仮想行列を生成し、仮想行列のサイズは、PUSCHリソース配分に関連する。
(2)最初に、仮想行列の列の中に書き込み、次いで、行の中に書き込み、最後の行から最初の行まで書き込む順序に従って、変調シンボルの形態を伴うエンコードされたRI情報ビット
【化2】
を仮想行列内のRI情報のための事前に設定された位置の中に書き込む。
(3)仮想行列の最初の行および最初の列の位置から開始し、最初の列、次いで、行の順序に従って、
【化3】
を仮想行列の中に書き込み、書き込むとき、RI情報がすでに書き込まれた位置をスキップする。
(4)最初に、仮想行列の列の中に書き込み、次いで、行の中に書き込み、最後の行から最初の行まで書き込む順序に従って、変調シンボルの形態でエンコードされたACK/NACK情報ビット
【化4】
を仮想行列内の事前に設定されたACK/NACK情報位置の中に書き込み、書き込むとき、任意の場所がすでに
【化3】
を用いて書き込まれている場合、その位置におけるデータシンボルをパンクチャ処理する。
(5)最後に、最初に、行、次いで、列の順序に従って、仮想行列を読み出し、インタリーブされたシーケンスを変調シンボル
【化5】
の形態で得る。
【0057】
RI情報およびACK/NACK応答メッセージの事前に設定された位置は、表1および表2に示される通りであり、表1は、RI情報を書き込むための列セットを示し、表2は、ACK/NACK情報を書き込むための列セットを示す。
【表1】
【表2】
【0058】
(実施例2)
本実施形態および実施形態3〜6は、本実施形態の方法を説明する。
本実施形態では、伝送されなければならないHARQ−ACK応答情報は、a
0であると仮定する。
【0059】
実施例2、実施形態1:
PUSCH上での伝送は、反復コードを使用して、エンコードされたシーケンス[b
0,b
1,...,b
B]を得て、Bは、変調順序および時間ドメイン内のシンボルの数によって判定される。
【0060】
実施例2、実施形態2:
PUSCH上での伝送は、第2のスクランブリングシーケンスを使用して、エンコードされたシーケンスをスクランブリングし、第2のスクランブリングシーケンスのための初期値は、
【化6】
であり、qは、0と等しく、またはデータのみがPUSCH上で伝送される、第3のスクランブリングシーケンスのための対応する初期値が、
【化7】
であると仮定すると、第2のスクランブリングシーケンスのための初期値もまた、
【化7】
であり、またはデータのみがPUSCH上で伝送され、第4のスクランブリングシーケンスのための対応する初期値が、
【化8】
であると仮定すると、第2のスクランブリングシーケンスのための初期値もまた、
【化8】
であり、n
RNTIは、PUSCH伝送に対応するRNTI値と等しく、
【化9】
は、セルインデックスであり、n
sは、PUSCH伝送の最初の時間スロットインデックスと等しく、具体的スクランブリング方法は、既存の機構と同じであり、さらに説明されない。
【0061】
実施例2、実施形態3:
PUSCH上での伝送は、所定のBPSKまたはQPSK変調方法を使用し、所定のBPSKの使用は、スクランブリングされたシーケンス内の奇数付番要素に対応する配置点が、[1,−1]であり、偶数付番要素に対応する配置点が、[j,−j]であることを意味する。
【0062】
実施例2、実施形態4:
PUSCH上での伝送は、単一副搬送波の周波数ドメインを用いて、HARQ−ACKを時間ドメインXサブフレームにマッピングし、Xの値は、所定の値であり、またはシグナリングによって示される値であり、最適には、シグナリングは、以下:SIB信号、RRC信号インジケーション、またはPUSCHに対応するUL DCI信号インジケーションの時間ドメインインジケーションフィールドのうちの少なくとも1つを含むことができ、Xは、HARQ−ACK伝送に対応する最小時間ドメイン単位と等しく、伝送に対応する時間ドメインの長さは、S*Xであり、Sは、0を上回る整数であり、Sは、端末内の異なるカバレッジレベルに従って変動し、またはXの値は、PDSCHに対応する最小時間ドメイン長であり、またはデータのみが伝送されるとき、PUSCHの最小時間ドメイン長であり、または単一搬送波PUSCH伝送に対応する最小時間ドメイン長であり、最適には、副搬送波間隔が15kHzであるとき、最小時間ドメイン長は、8であり、副搬送波間隔が3.75kHzであるとき、最小時間ドメイン長は、32である。
【0063】
単一副搬送波周波数ドメイン位置は、最適には、周波数帯域の両端、またはシグナリングによって示される位置において、最適には、SIB信号インジケーション、RRC信号インジケーション、またはDCI信号インジケーションを受け、またはDCI信号がDL DCIになると、DL DCIリソースフィールドインジケーションを通して、またはDL DCIサブフレームを通して、またはDL DCIに対応する制御チャネル要素(CCE)のインデックス含意インジケーションを通して、またはDL DCIリソースインジケーションフィールドおよびDL DCIに対応するCCEインデックス結合命令を通して事前に判定され、リソースインジケーションフィールド値は、端末内の異なるカバレッジレベルに従って変動し、例えば、非カバレッジ拡張端末に対応するリソースインジケーションフィールド値は、[A1,A2,A3,A4]であり、カバレッジ拡張端末に対応するリソースインジケーションフィールド値は、[B1,B2,B3,B4]である。
【0064】
例えば、単一副搬送波の周波数ドメイン位置が、DL DCIリソースフィールドインジケーションによって示されるとき、リソースインジケーションフィールドのサイズは、以下:システム帯域幅、副搬送波間隔、HARQ−ACK伝送内の周波数ドメインリソースの数のうちの1つ以上によって判定される。または、例えば、HARQ−ACK伝送内の周波数ドメインリソースの数が4であると仮定すると、リソースインジケーションフィールドは、2ビットである。
【0065】
ダウンリンク情報が、競合ベースのランダムアクセスプロセスにおけるMsg4メッセージである場合、HARQ−ACKに対応するリソースは、DCIによって示されている。
【0066】
(実施例3)
伝送されなければならないHARQ−ACK応答情報がa
0であり、かつ、SRは、同時に伝送されなければならないと仮定する。
【0067】
実施例3、実施形態1
PUSCHフォーマットを使用して、連結後、HARQ−ACKおよびSRをエンコードする。
【0068】
実施例3、実施形態2
PUSCHフォーマットを使用して、第1のスクランブリングシーケンスを用いて、スクランブリングを開始する。具体的には、スクランブリング方法は、既存の機構と同じであり、さらに議論されず、第1のスクランブリング方法のための初期値は、
【化6】
であり、qの値は、1であり、具体的には、スクランブリング方法は、既存の技法と同じであり、さらに議論されない。
【0069】
(実施例4)
実施例4、実施形態1
HARQ−ACKおよびアップリンクデータが同時に伝送される場合、HARQ−ACKに対応する変調シーケンスは、{d
0,d
1,d
2,d
3,...,d
W}であり、単一搬送波の数は、データ伝送の間、4であり、時間ドメイン長は、3msであると仮定すると、チャネルインタリーブによって生成される行列内の列の数は、36であり、行の数は、4である。
【0070】
PUSCH内のチャネルインタリーブは、列、次いで、行の順序におけるエンコードされたHARQ−ACKシーケンスをチャネルインタリーブ行列内の所定の位置にマッピングし、Y=0と仮定すると、所定の位置は、PUSCHフォーマットにおけるチャネルインタリーブ行列の列{K(j’)+12*i}内にあり、iの値は、0,1,および2であり、kの値(j’)は、2,3,8,9であり、j’の値は、1,2,3,4であり、エンコードされたHARQ−ACKシーケンスは、行、次いで、列の順序に従い、行列内の{2,3,8,9,14,15,20,21,26,27,32,33}に連続してマッピングされる。具体的には、本マッピングは、
図6に示される(
図6は、本実施形態におけるHARQ−ACKシーケンスマッピングに基づく概略図(1)である)。
【0071】
実施例4、実施形態2
HARQ−ACKおよびアップリンクデータが同時に伝送される場合、HARQ−ACKに対応する変調シーケンスは、{d
0,d
1,d
2,d
3,...,d
W}であり、単一搬送波の数は、データ伝送の間、4であり、時間ドメイン長は、3msであると仮定すると、チャネルインタリーブによって生成される行列内の列の数は、36であり、行の数は、4である。
【0072】
PUSCH内のチャネルインタリーブは、行、次いで、列の順序においてエンコードされたHARQ−ACKシーケンスをチャネルインタリーブ行列内の所定の位置にマッピングし、Z=0と仮定すると、所定の位置は、PUSCHフォーマット内のチャネルインタリーブ行列の列{K(j’)+12*i}内にあり、iの値は、0および1であり、kの値(j’)は、2,3,8,9であり、j’の値は、1,2,3,4であり、エンコードされたHARQ−ACKシーケンスは、列、次いで、行の順序に従って、行列内の{2,3,8,9,14,15,20,21,26,27,32,33}に連続してマッピングされる。具体的には、本マッピングは、
図7に示される(
図7は、本実施形態におけるHARQ−ACKシーケンスマッピングに基づく概略図(2)である)。
【0073】
実施例4、実施形態3
HARQ−ACKおよびアップリンクデータが同時に伝送される場合、HARQ−ACKに対応する変調シーケンスは、{d
0,d
1,d
2,d
3,...,d
W}であり、単一搬送波の数は、データ伝送の間、3であり、時間ドメイン長は、4msであると仮定すると、チャネルインタリーブによって生成される行列内の列の数は、48であり、行の数は、3である。
【0074】
PUSCH内のチャネルインタリーブは、行、次いで、列の順序においてエンコードされたHARQ−ACKシーケンスをチャネルインタリーブ行列内の所定の位置にマッピングし、Z=0と仮定すると、所定の位置は、PUSCHフォーマット内のチャネルインタリーブ行列の列{K(j’)+12*i}内にあり、iの値は、0,2,1,3であり、kの値(j’)は、2,3,8,9であり、j’の値は、1,2,3,4であり、エンコードされたHARQ−ACKシーケンスは、列、次いで、行の順序に従って、行列内の{2,3,8,9、26,27,32,33,14,15,20,21,38,39,44,45}に連続してマッピングされる。具体的には、本マッピングは、
図8に示される(
図8は、本実施形態におけるHARQ−ACKシーケンスマッピングに基づく概略図(3)である)。
【0075】
実施例4、実施形態4
HARQ−ACKおよびアップリンクデータが同時に伝送される場合、HARQ−ACKに対応する変調シーケンスは、{d
0,d
1,d
2,d
3,...,d
W}であり、単一搬送波の数は、データ伝送の間、3であり、時間ドメイン長は、4msであると仮定すると、チャネルインタリーブによって生成される行列内の列の数は、48であり、行の数は、3である。
【0076】
PUSCH内のチャネルインタリーブは、行、次いで、列の順序においてエンコードされたHARQ−ACKシーケンスをチャネルインタリーブ行列内の所定の位置にマッピングし、Z=0と仮定すると、所定の位置は、PUSCHフォーマット内のチャネルインタリーブ行列の列{K(j’)+12*i}内にあり、iの値は、0であり、kの値(j’)は、1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12であり、j’の値は、1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12であり、エンコードされたHARQ−ACKシーケンスは、列、次いで、行の順序に従って、行列内の{1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12}に連続してマッピングされる。
【0077】
実施例4、実施形態5
HARQ−ACKおよびアップリンクデータが同時に伝送される場合、HARQ−ACKに対応する変調シーケンスは、{d
0,d
1,d
2,d
3,...,d
W}であり、単一搬送波の数は、データ伝送の間、3であり、時間ドメイン長は、4msであると仮定すると、チャネルインタリーブによって生成される行列内の列の数は、48であり、行の数は、3である。
【0078】
PUSCH内のチャネルインタリーブは、行、次いで、列の順序においてエンコードされたHARQ−ACKシーケンスをチャネルインタリーブ行列内の所定の位置にマッピングし、Z=0と仮定すると、所定の位置は、PUSCHフォーマット内のチャネルインタリーブ行列の列{K(j’)+12*i}内にあり、iの値は、0であり、kの値(j’)は、1,2,3,4,5,6であり、j’の値は、1,2,3,4,5,6であり、エンコードされたHARQ−ACKシーケンスは、列、次いで、行の順序に従って、行列内の{1,2,3,4,5,6}に連続してマッピングされる。
【0079】
(実施例5)
実施例5、実施形態1
端末が、ダウンリンクサブフレーム{n,...,n+3}内でダウンリンクデータ情報を受信し、アップリンクサブフレーム{k,...,k+1}内でダウンリンク情報に対応するHARQ−ACK応答情報を伝送すると仮定する。
【0080】
k=n+4*XおよびX=2であるため、対応するHARQ−ACK応答情報は、
図9に示されように(
図9は、本実施形態におけるHARQ−ACK応答情報の伝送に基づく概略図(1)である)、サブフレーム{n+8,n+9}内で伝送される。
【0081】
実施例5、実施形態2
端末が、ダウンリンクサブフレーム{n,...,n+1}内でダウンリンクデータ情報を受信し、アップリンクサブフレーム{k,...,k+1}内でダウンリンク情報に対応するHARQ−ACK応答情報を伝送すると仮定する。
【0082】
k=n+M+4およびM=1であるため、対応するHARQ−ACK応答情報は、
図10に示されるように(
図10は、本実施形態におけるHARQ−ACK応答情報の伝送に基づく概略図(2)である)、サブフレーム{n+5,n+6}内で伝送される。
【0083】
実施例5、実施形態3
端末が、ダウンリンクサブフレーム{0,1}内でダウンリンクデータ情報を受信し、アップリンクサブフレーム{k,...,k+1}内でダウンリンク情報に対応するHARQ−ACK応答情報を伝送すると仮定する。
【0084】
kは、DL DCIのインジケーション制御ドメインを通して信号構成を受け、端末は、インジケーション制御ドメインを通してk=5を得ているため、対応するHARQ−ACK応答情報は、
図11に示されるように(
図11は、本実施形態におけるHARQ−ACK応答情報の伝送に基づく概略図(3)である)、サブフレーム{5,6}内で伝送され、最初のインジケーション制御フィールドのサイズは、Hビットであり、Hは、0を上回る整数である。
【0085】
実施例5、実施形態4
端末が、ダウンリンクサブフレーム{0,1}内でダウンリンクデータ情報を受信し、アップリンクサブフレーム{k,...,k+1}内でダウンリンク情報に対応するHARQ−ACK応答情報を伝送すると仮定する。
【0086】
kは、DL DCIのインジケーション制御ドメインを通して信号構成を受け、サブフレームkの事前に設定されたサブフレームインデックスは、Xの整数倍数であり、端末は、インジケーション制御ドメインを通してk=5を得ているため、かつサブフレーム5に対応する事前に設定されたサブフレームインデックスは、2の整数倍数ではないため(事前に設定されたサブフレームインデックスは、サブフレームgから開始する、サブフレームシーケンス番号を通して得られ、本実施形態では、事前に設定されたサブフレームgは、サブフレーム0であるため、事前に設定されたサブフレームインデックスは、0から付番され、Xの整数倍数であるサブフレームは、インデックス0,2,4,6,8を伴うサブフレームである)、対応するHARQ−ACK応答情報は、
図12に示されるように(
図12は、本実施形態におけるHARQ−ACK応答情報の伝送に基づく概略図(4)である)、サブフレーム{6,7}内で伝送され、最初のインジケーション制御フィールドのサイズは、Hビットであり、Hは、0を上回る整数である。また、基地局は、kを構成するとき、サブフレームkの事前に設定されたサブフレームインデックスがXの整数倍数であり、kを6と等しく構成するという事実を考慮することができることが可能性として考えられる。
【0087】
実施例5、実施形態5
スケジューリングウィンドウ長さは、30msであり、端末が、無線フレーム2内のダウンリンクサブフレーム{5,6}内のスケジューリングウィンドウ0においてダウンリンク情報を受信し、アップリンクサブフレーム{k,...,k+1}内でダウンリンク情報に対応するHARQ−ACK応答情報を伝送すると仮定する。
【0088】
kの値が、ダウンリンク情報のスケジューリングウィンドウによって判定され、ダウンリンク情報が、スケジューリングウィンドウtにあるため、アップリンクサブフレームkは、スケジューリングウィンドウt+2内に位置し、スケジューリングウィンドウ内の位置は、スケジューリングウィンドウの初期位置である。したがって、端末は、
図13に示されるように(
図13は、本実施形態におけるHARQ−ACK応答情報の伝送に基づく概略図(5)である)、スケジューリングウィンドウ2の開始に対応する無線フレーム6サブフレーム{0,1}においてHARQ−ACK応答情報を伝送し、または端末は、スケジューリングウィンドウ1の開始に対応する無線フレーム6サブフレーム{0,1}においてHARQ−ACK応答情報を伝送する。
【0089】
実施例5、実施形態6
スケジューリングウィンドウ長さは、30msであり、端末が、無線フレーム2内のダウンリンクサブフレーム{5,6}内のスケジューリングウィンドウ0においてダウンリンク情報を受信し、アップリンクサブフレーム{k,...,k+1}内でダウンリンク情報に対応するHARQ−ACK応答情報を伝送すると仮定する。
【0090】
kの値が、ダウンリンク情報のスケジューリングウィンドウによって判定され、ダウンリンク情報が、スケジューリングウィンドウtにあるため、アップリンクサブフレームkは、スケジューリングウィンドウt+1内に位置し、スケジューリングウィンドウ内の位置は、スケジューリングウィンドウの初期位置および第1のオフセットによって判定され、第1のオフセットは、スケジューリングウィンドウ内のダウンリンク情報の位置によって判定される。したがって、端末は、
図14に示されるように(
図14は、本実施形態におけるHARQ−ACK応答情報の伝送に基づく概略図(6)である)、スケジューリングウィンドウ1の開始に対応する無線フレーム5サブフレーム{5,6}においてHARQ−ACK応答情報を伝送する。
【0091】
実施例5、実施形態7
スケジューリングウィンドウ長さは、30msであり、端末が、無線フレーム2内のダウンリンクサブフレーム{5,6}内のスケジューリングウィンドウ0においてダウンリンク情報を受信し、アップリンクサブフレーム{k,...,k+1}内でダウンリンク情報に対応するHARQ−ACK応答情報を伝送すると仮定する。
【0092】
kの値が、ダウンリンク情報のスケジューリングウィンドウによって判定され、ダウンリンク情報が、スケジューリングウィンドウtにあるため、アップリンクサブフレームkは、スケジューリングウィンドウt+1内に位置し、スケジューリングウィンドウ内の位置は、スケジューリングウィンドウの初期位置および第1のオフセットによって判定され、サブフレームkの事前に設定されたサブフレームインデックスは、Xの整数倍数であるため、第1のオフセットは、スケジューリングウィンドウ内のダウンリンク情報の位置によって判定され、したがって、端末は、スケジューリングウィンドウ1の開始に対応する無線フレーム5サブフレーム{5,6}においてHARQ−ACK応答情報を伝送し、サブフレーム5に対応する事前に設定されたサブフレームインデックスは、2の整数倍数ではないため(事前に設定されたサブフレームインデックスは、サブフレームgから開始する、サブフレームシーケンス番号を通して得られ、本実施形態では、事前に設定されたサブフレームgは、スケジューリングウィンドウ1のための初期サブフレーム(すなわち、無線サブフレーム3、サブフレーム0)であるため、事前に設定されたサブフレームインデックスは、無線フレーム3、サブフレーム0から付番され、したがって、Xの整数倍数であるサブフレームは、0,2,4,6,8のサブフレームインデックスを伴うサブフレーム3、4、5である)、端末は、スケジューリングウィンドウ1に対応する無線サブフレーム5内のサブフレーム{6,7}においてHARQ−ACK応答情報を伝送し、代替として、基地局が、PDSCHをスケジューリングしているとき、HARQ−ACK応答情報の伝送は、初期サブフレームkの事前に設定されたサブフレームインデックスがXの整数倍数でなければならないという要件を満たさなければならないという事実を考慮することができる。基地局は、次いで、スケジューリングウィンドウ0における無線サブフレーム2内のダウンリンクサブフレーム{6,7}内でダウンリンクデータ情報を伝送することができ、端末は、スケジューリングウィンドウ1における無線サブフレーム5内の{5,6}においてHARQ−ACK応答情報を伝送することができる。
【0093】
実施例5、実施形態8
スケジューリングウィンドウ長さは、30msであり、端末が、無線フレーム2内のダウンリンクサブフレーム{5,6}内のスケジューリングウィンドウ0においてダウンリンク情報を受信し、アップリンクサブフレーム{k,...,k+1}内でダウンリンク情報に対応するHARQ−ACK応答情報を伝送すると仮定する。
【0094】
kの値が、ダウンリンク情報のスケジューリングウィンドウによって判定され、ダウンリンク情報が、スケジューリングウィンドウtにあるため、アップリンクサブフレームkは、スケジューリングウィンドウt+1内に位置し、スケジューリングウィンドウ内の位置は、スケジューリングウィンドウの初期位置および第1のオフセットによって判定され、第1のオフセットは、スケジューリングウィンドウ内のダウンリンク情報の位置および第2のオフセットシグナリングを用いた第2のオフセットによって判定され、シグナリングは、ダウンリンクデータに対応するDCI内の第2のインジケーション制御フィールドである。第2のインジケーション制御フィールドの値は、01であるため、第2のオフセットは、第2の所定のインジケーション制御フィールドと第2のオフセットとの間の関係に基づいて得られる。表3は、第2のインジケーション制御フィールドと第2のオフセットとの間の関係を示し、第2のオフセットは、2つのサブフレームを後方方向に偏移し、端末は、
図15に示されるように(
図15は、本実施形態におけるHARQ−ACK応答情報の伝送に基づく概略図(7)である)、スケジューリングウィンドウ1における無線フレーム5内のサブフレーム{7、8}においてHARQ−ACK応答情報を伝送する。
【表3】
【0095】
Nは、1サブフレームと等しく、またはXサブフレームと等しい。表1は、例証にすぎず、第2のインジケーション制御フィールドによって示される第2のオフセットを説明する、全てのそのような例証は、本実施形態、すなわち、第2のインジケーション制御フィールドと第2のオフセットとの間の関係を説明する、表4の保護下にある。
【表4】
【0096】
実施例5、実施形態9
スケジューリングウィンドウ長さは、30msであり、端末が、無線フレーム2内のダウンリンクサブフレーム{5,6}内のスケジューリングウィンドウ0においてダウンリンク情報を受信し、アップリンクサブフレーム{k,...,k+1}内でダウンリンク情報に対応するHARQ−ACK応答情報を伝送すると仮定する。
【0097】
kの値が、ダウンリンク情報のスケジューリングウィンドウ、およびスケジューリングウィンドウ内のサブフレームn+Mの位置によって判定されるため、サブフレームn+Mがスケジューリングウィンドウt内のサブフレームLの前に位置する場合、アップリンクサブフレームkは、スケジューリングウィンドウt+1に位置し、そうでなければ、アップリンクサブフレームkは、スケジューリングウィンドウt+2に位置し、スケジューリングウィンドウ内のその位置が、スケジューリングウィンドウの初期位置であり、L=3であると仮定されると、ダウンリンクサブフレーム6は、無線フレーム2内のスケジューリングウィンドウ0におけるサブフレーム3前に位置するため、無線フレーム3内の対応するサブフレーム0は、
図16に示されるように(
図16は、本実施形態におけるHARQ−ACK応答情報の伝送に基づく概略図(8)である)、スケジューリングウィンドウ1の開始においてHARQ−ACKの伝送を開始する。
【0098】
(実施例6)
端末は、サブフレーム{n+e,...,n+f}においてHARQ−ACKを伝送しなければならず、サブフレーム{n+g,...,n+v}においてアップリンクデータを伝送しなければならず、e、f、g、vは、0を上回るまたはそれと等しい整数であると仮定する。
【0099】
実施例6、実施形態1
サブフレームn+gが、サブフレームn+eとサブフレームn+fとの間に位置する場合、端末は、アップリンクデータを伝送しない。
【0100】
実施例6、実施形態2
サブフレームn+eは、サブフレームn+gとn+vとの間に位置するため、端末は、サブフレームn+eからHARQ−ACK伝送を開始するであろう。
【0101】
実施例6、実施形態3
サブフレームn+eは、サブフレームn+gとn+vとの間に位置するため、端末は、サブフレームn+eから伝送のためデータ上へのHARQ−ACKのマッピングを開始するであろう。
【0102】
実施例6、実施形態4
サブフレームn+eは、サブフレームn+gとn+vとの間に位置するため、端末は、サブフレームn+eからHARQ−ACKおよびアップリンクデータの伝送を開始するであろう、または端末は、サブフレームn+gからHARQ−ACKおよびアップリンクデータの伝送を開始するであろう。
【0103】
実施例6、実施形態5
サブフレームn+gは、サブフレームn+eとn+fとの間に位置するため、端末は、サブフレームn+eからHARQ−ACKおよびアップリンクデータの伝送を開始し、または端末は、サブフレームn+gからHARQ−ACKおよびアップリンクデータの伝送を開始するであろう。
【0104】
本実施形態の本説明を用いることで、本実施形態の方法がソフトウェアおよび要求されるハードウェアプラットフォームを用いて実装され得ることが、任意の当業者に明白となるであろう。当然ながら、ハードウェアもまた、使用されることができるが、多くの場合、ハードウェアプラットフォームの使用が、より良好な方法である。これに照らして、本実施形態の寄与は、本質的に、または先行技術に加えてのいずれかにおいて、ソフトウェア製品の形態をとり、これは、本実施形態の方法を実装するために、端末機器(例えば、携帯電話、コンピュータ、サーバ、またはネットワーク機器等)の作製方法に関するいくつかの命令を含め、記憶媒体(例えば、ROM/RAM、磁気ディスク、または光ディスク)内に記憶されることができる。
【0105】
本開示の実施形態はまた、最適方法を用いて実施形態を実装するために使用される、アップリンク制御情報の伝送のための装置も説明し、すでに説明されたものは、さらに議論されないであろう。本明細書で使用されるように、用語「モジュール」は、機能のセットを伴う、ソフトウェアおよび/またはハードウェアの組み合わせを指し得る。本明細書に説明される装置は、ソフトウェアを用いてより良好に実装されるが、実装のためのハードウェアの使用または実装のためのハードウェアおよびソフトウェアの組み合わせの使用もまた、考えられる。
【0106】
図17は、本実施形態におけるアップリンク制御情報伝送装置のフォーマットに基づくブロック図である。
図17が示すように、本装置は、以下に説明されるように、受信機モジュール172と、送信機モジュール174とを備える。
【0107】
受信機モジュール172は、ダウンリンク情報を受信するように設定され、送信機モジュール174は、受信機モジュール172に接続され、PUSCHフォーマットを使用して、ダウンリンク情報に対応するHARQ−ACKを伝送するように設定される。
【0108】
PUSCHフォーマットは、多くのフォーマットを備えることができる。様々なPUSCHフォーマット間の区別の説明は、以下に提供される。
【0109】
代替実施形態では、HARQ−ACKのみが伝送されるとき、PUSCHフォーマット内のエンコーディングモードは、反復コードである。
【0110】
別の代替実施形態では、HARQ−ACKのみが伝送されるとき、PUSCHフォーマット内の変調モードは、事前に設定された二位相偏移キーイング(BPSK)変調または四位相偏移キーイング(QPSK)変調である。
【0111】
代替として、事前に設定されたBPSKは、{1,−1}の配置点を伴う第1の位置要素変調と、{j,−j}の配置点を伴う第2の位置要素変調とを備え、第1の位置要素は、偶数付番位置を伴う要素を変調シーケンス内に備え、第2の位置要素は、奇数付番位置を伴う要素を変調シーケンス内に備え、または第1の位置要素は、奇数付番位置を伴う要素を変調シーケンス内に備え、第2の位置要素は、偶数付番位置を伴う要素を変調シーケンス内に備える。
【0112】
代替として、HARQ−ACKのみが伝送されるとき、PUSCHフォーマットは、Xミリ秒(ms)の時間ドメインと、単一副搬送波の周波数ドメインとを有する。
【0113】
代替として、Xの値は、事前に判定され、その所定の値は、2ms、3ms、もしくは4msであり、または1msより大きく、かつ12の倍数もしくは約数であり、または物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)の最短時間ドメイン長に対応し、またはデータのみを伝送しているPUSCHの最短時間ドメイン長であり、または単一搬送波PUSCH伝送のための最短時間ドメイン長に対応し、またはシグナリングインジケータの値であり、そのようなシグナリングインジケータは、以下:システム情報ブロック(SIB)シグナリング、無線リソース制御(RRC)シグナリング、PUSCHに対応するDCI、PDSCHに対応するDCIのうちの少なくとも1つを含む。
【0114】
代替として、単一副搬送波の周波数ドメイン位置は、事前に判定され、またはシグナリングインジケータによって示され、そのようなシグナリングインジケータは、以下:SIBシグナリング、RRCシグナリング、PUSCHに対応するDCI、PDSCHに対応するDCIのうちの少なくとも1つを含む。
【0115】
代替として、HARQ−ACKおよびスケジューリング要求(SR)が同時に伝送されるとき、PUSCHは、最初に、HARQ−ACKおよびSRをエンコーディングする前に、それらを連結するであろう。
【0116】
代替として、HARQ−ACKおよびSRが同時に伝送されるとき、PUSCHは、第1のスクランブリングシーケンスを採用し、HARQ−ACKのみが伝送されるとき、PUSCHは、第2のスクランブリングシーケンスを採用するであろう。
【0117】
代替として、HARQ−ACKおよびアップリンクデータが同時に伝送されるとき、PUSCHチャネルは、以下のようにインタリーブされる。すなわち、エンコードされたHARQ−ACKシーケンスは、列、次いで、行の順序に従って、チャネルインタリーブ行列上の所定の位置にマッピングされ、またはエンコードされたHARQ−ACKシーケンスは、行、次いで、列の順序に従って、インタリーブ行列上の所定の位置にマッピングされる。
【0118】
代替として、列、次いで、行の順序におけるインタリーブ行列上の所定の位置へのエンコードされたHARQ−ACKシーケンスのマッピングは、Y列から開始し、列、次いで、行の順序を使用して、HARQ−ACKシーケンスをインタリーブ行列上の所定の位置にマッピングすることを含み、Yは、0を上回るまたはそれと等しい整数である。
【0119】
代替として、行、次いで、列の順序におけるインタリーブ行列上の所定の位置へのエンコードされたHARQ−ACKシーケンスのマッピングは、Z列から開始し、行、次いで、列の順序を使用して、エンコードされたHARQ−ACKシーケンスをインタリーブ行列上の所定の位置にマッピングすることを含み、Zは、0を上回るまたはそれと等しい整数である。
【0120】
代替として、所定の位置は、PUSCHフォーマット内のインタリーブ行列の中の列{K(j’)+12*i}であり、列は、正の整数であり、iおよびj’は、0を上回るまたはそれと等しい整数である。
【0121】
代替として、iの値は、0,1,...,N−1と等しく、またはiは、0,セル(N/2),1,セル(N/2)+1,2,セル(N/2)+2,...,セル(N/2)−1,N−1と等しく、またはiは、任意の値の0,1,...,N−1と等しく、Nは、12によって除算され、次いで、次の整数に繰り上げられる、PUSCHフォーマットに対応する直交周波数分割多重(OFDM)シンボルの数と等しく、K(j’)の値は、2,3,8,9と等しく、j’の値は、1,2,3,4であり、または1,3,2,4であり、またはK(j’)の値は、1,2,3,4,5,6と等しく、j’の値は、1,2,3,4,5,6であり、またはK(j’)の値は、1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12と等しく、値j’は、1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12である。
【0122】
いくつかのタイプのPUSCHフォーマットは、いくつかの実施例のみを構成し、PUSCHフォーマットは、具体的状況に基づいて定義されることができ、本明細書に包括的に列挙されないことに留意されたい。
【0123】
代替として、受信機モジュール172は、ダウンリンクサブフレーム{n,...,n+M}内でダウンリンク情報を受信するように構成される、受信機ユニットを備えることができ、送信機モジュール174は、アップリンクサブフレーム{k,...,k+X−1}内でダウンリンク情報に対応するHARQ−ACKを伝送するように構成される、送信機ユニットを備えることができ、nは、0を上回るまたはそれと等しい整数であり、Mは、0を上回るまたはそれと等しい整数である。
【0124】
代替として、kの値は、以下:k=n+4*Xと、k=n+M+4とのうちの1つを含み、kの値は、以下:ダウンリンク情報のスケジューリングウィンドウ、スケジューリングウィンドウ内のダウンリンク情報の位置、シグナリング構成のうちの少なくとも1つによって判定される。
【0125】
代替として、アップリンクサブフレームkに対応する事前に設定されたサブフレームインデックスは、Xの整数倍数である。
【0126】
代替として、kの値が、ダウンリンク情報のスケジューリングウィンドウによって判定され、ダウンリンク情報が、スケジューリングウィンドウtにあるとき、アップリンクサブフレームkは、スケジューリングウィンドウt+2に位置し、またはkの値が、ダウンリンク情報のスケジューリングウィンドウによって判定され、ダウンリンク情報が、スケジューリングウィンドウtにあるとき、アップリンクサブフレームkは、スケジューリングウィンドウt+1に位置し、またはkの値が、ダウンリンク情報のスケジューリングウィンドウ、およびスケジューリングウィンドウ内のサブフレームn+Mの位置によって判定されるとき、サブフレームn+Mの位置がスケジューリングウィンドウt内のサブフレームLの前に位置する場合、アップリンクサブフレームkは、スケジューリングウィンドウt+1に位置し、またはそうでなければ、スケジューリングウィンドウt+2に位置し、tは、0を上回るまたはそれと等しい整数であり、Lは、事前に設定された正の整数である。
【0127】
代替として、スケジューリングウィンドウ内に位置する、アップリンクサブフレームkは、kが、スケジューリングウィンドウの開始に対応するサブフレームであること、または、kが、スケジューリングウィンドウの開始に対応するサブフレーム+第1のオフセットから成ることを備え、第1のオフセットは、以下:スケジューリングウィンドウ内のダウンリンク情報の位置、Xの値、または第2のオフセットのうちの少なくとも1つによって判定され、第2のオフセットは、シグナリングによって構成される。
【0128】
モジュールは、実装のためのソフトウェアまたはハードウェアのいずれかを使用することができることに留意されたい。後者に関して、限定ではないが、モジュールを同一プロセッサ内に、または別個のモジュールを複数のプロセッサの中に位置付ける方法を利用することができる。
【0129】
本開示の実施形態はまた、記憶媒体を説明する。代替として、本実施形態の記憶媒体は、以下のステップの実装のためのプログラムコードを記憶するように構成されることができる。
S1では、ダウンリンク情報を受信する。
S2では、所定のPUSCHフォーマットを使用して、ダウンリンク情報に対応するHARQ−ACKを伝送する。
【0130】
代替として、本実施形態の記憶媒体は、限定ではないが、Uディスク、読取専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、可撤性ハードディスク、磁気ディスク、光ディスク、またはプログラムコードを記憶し得る任意の他のタイプのメモリを備えることができる。
【0131】
代替として、本実施形態のプロセッサは、記憶媒体内にすでに記憶されるプログラムコードを使用して、本実施形態に概略された方法を実施するための動作を行う。
【0132】
代替として、本実施形態の具体的実施例は、すでに説明された実施形態、またはそれらの説明内の実施例を指し得、さらに説明されないであろう。
【0133】
本実施形態の各モジュールまたは各ステップは、一般的コンピューティング装置を用いて実施されることができ、それらは、同一コンピューティング装置上に位置付けられることができ、または複数のコンピューティング装置のネットワークを経由して分散されることができ、代替として、本実施形態のモジュールおよびステップは、コンピューティング装置が実装する、プログラムコードを使用することができ、したがって、それらがコンピューティング装置によって実装され得る記憶媒体上に記憶されることができ、これは、ある場合には、本明細書に説明されるものと異なるシーケンスまたは異なるステップを使用し、またはそれらを異なる集積回路モジュールの中に作製し、またはそれらの中に存在する種々のモジュールおよびステップを単一集積回路モジュールに変えるであろうことが、当業者に最も明白となるであろう。このように、本発明は、ソフトウェアおよびハードウェアの任意の1つの組み合わせに限定されない。
【0134】
本明細書に説明されたものは、本発明の最適実施形態にすぎず、その請求項を限定することを意味するものではない。当業者のために、本発明は、任意の数の改変または変化を受け得る。本実施形態の精神および原理内にある、任意および全ての修正、均等物代用、改良等は、本発明の範囲内に含まれるべきである。