特許第6617325号(P6617325)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6617325
(24)【登録日】2019年11月22日
(45)【発行日】2019年12月11日
(54)【発明の名称】木材切断設備
(51)【国際特許分類】
   B27L 5/08 20060101AFI20191202BHJP
   B27B 25/04 20060101ALI20191202BHJP
   B27B 5/065 20060101ALI20191202BHJP
   B27B 5/18 20060101ALI20191202BHJP
   B27B 5/29 20060101ALI20191202BHJP
【FI】
   B27L5/08 A
   B27B25/04 Z
   B27B5/065
   B27B5/18
   B27B5/29 B
   B27B5/29 Z
【請求項の数】7
【全頁数】11
(21)【出願番号】特願2019-3949(P2019-3949)
(22)【出願日】2019年1月13日
【審査請求日】2019年1月16日
(31)【優先権主張番号】201811427841.5
(32)【優先日】2018年11月27日
(33)【優先権主張国】CN
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】519376915
【氏名又は名称】广州巨茗自控技術有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】718003500
【氏名又は名称】鄒 静文
(72)【発明者】
【氏名】王小亮
【審査官】 佐々木 創太郎
(56)【参考文献】
【文献】 特開平11−077611(JP,A)
【文献】 米国特許第4313481(US,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B27L 5/08
B27B 5/065
B27B 5/18
B27B 5/29
B27B 25/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
装置主体を含み、前記装置主体の中には第一回転空間が設置され、前記第一回転空間の前後端壁の中には第一回転軸が回転できるように係合装着され、前記第一回転軸の上には押圧カム及び前記押圧カムの後側に位置する第一ウォームホイールが固定的に設置され、前記第一回転空間の内頂壁には第一スライド溝が設置され、前記第一スライド溝の中にはスライドブロックがスライドできるように装着され、前記第一スライド溝の内頂壁には前記スライドブロックと固定的に接続される第一押圧バネが設置され、前記スライドブロックの右側端面には歯棹が設置され、前記第一回転空間の内底壁には第二スライド溝が設置され、前記第二スライド溝の中には切断フレームがスライドできるように装着され、前記切断フレームの中には切断装置及び押圧装置が設置され、前記第二スライド溝の内底壁には外部に連通する収集溝が設置され、前記収集溝の中には切断された木材を数えることができる計数装置が設置され、前記収集溝の右側内壁の中には輸送溝が設置され、前記輸送溝の中には輸送装置が設置され、前記装置主体の中には前記輸送装置をコントロールし一定の間隔で回転させることができる伝動装置が設置され、前記装置主体には移動装置が設置され、前記移動装置が角柱と、輪を含むことを特徴とする木材切断設備。
【請求項2】
前記切断装置は前記切断フレームの中に設置され且つ下方に開口した切断溝及び前記切断溝の左側内壁の中に設置される第二回転空間を含み、前記切断溝と前記第二回転空間との間には第二回転軸が回転できるように係合装着され、前記切断溝の中の前記第二回転軸の上には切断ナイフブレードが固定的に設置され、前記第二回転空間の中の前記第二回転軸の上には第一傘歯車が固定的に設置され、前記第二回転空間の左側内壁の中には駆動モータが固定的に設置され、前記第二回転軸の左側端と前記駆動モータとが動力が伝達できるように接続され、前記第二回転空間の内頂壁には取り付け用空間が設置され、前記取り付け用空間の中には回転スリーブが回転できるように係合装着され、前記回転スリーブの中には上方に開口したスプライン溝が設置され、前記スプライン溝の中にはスプライン軸がスプラインで係合装着され、前記スプライン軸の頂部には前記第一回転空間の中に挿入し且つ前記第一ウォームホイールと係合する第一ウォームロッドが固定的に設置され、前記回転スリーブの底部には前記第二回転空間の中に挿入し且つ前記第一傘歯車と噛合する第二傘歯車が固定的に設置されることを特徴とする請求項1に記載の木材切断設備。
【請求項3】
前記押圧装置は前記切断溝の右側の前記切断フレームの中に設置され且つ下方に開口した第三スライド溝と、前記第三スライド溝の中にスライドできるように装着されるプッシュロッドを含み、前記プッシュロッドの底部には押圧板が固定的に設置され、前記押圧板の底部には摩擦パッドが固定的に設置され、前記第三スライド溝の内頂壁には前記プッシュロッドと固定的に接続される第二押圧バネが設置され、前記第二スライド溝の左右端壁の中には止め溝が対称になるように設置され、前記止め溝の中には前記切断フレームと固定的に接続されるストッパブロックがスライドできるように装着され、前記止め溝の内底壁には前記ストッパブロックと固定的に接続される第三押圧バネが設置されることを特徴とする請求項2に記載の木材切断設備。
【請求項4】
前記計数装置は前記装置主体の左側端壁の中に設置され且つ前記収集溝の左上方に位置する第四スライド溝及び前記第四スライド溝の中にスライドできるように装着されるスライド板を含み、前記第四スライド溝の左側内壁の中にはガイド溝が設置され、前記ガイド溝の中には前記スライド板と固定的に接続されるガイドブロックがスライドできるように装着され、前記ガイド溝の内底壁には前記ガイドブロックと固定的に接続される第四押圧バネが設置され、前記第四スライド溝の内底壁にはセンサーが設置され、前記装置主体の左側端面には前記センサーと電気接続される計数器が設置され、前記ガイド溝の下方の前記装置主体の中には第三回転空間が設置され、前記第三回転空間と前記収集溝との間の前記装置主体の中には捻り空間が装着され、前記第三回転空間と前記収集溝との間には第三回転軸が回転できるように係合装着され、前記収集溝の中の前記第三回転軸には前後対称の邪魔板が偏心し装着され、前記捻り空間の中の前記第三回転軸には捻りバネが設置され、前記捻りバネの両端と前記捻り空間の内壁とが固定的に接続され、前記第三回転空間の中の前記第三回転軸には糸巻き筒が設置され、前記糸巻き筒には引き線が周設され、前記第三回転空間と前記ガイド溝との間には連接溝が連通設置され、前記引き線のうち前記糸巻き筒の一端から離れる一端が前記連接溝を貫通し且つ前記ガイドブロックと固定的に接続されることを特徴とする請求項1に記載の木材切断設備。
【請求項5】
前記輸送装置が前記輸送溝の中に左右対称になるように設置される第四回転軸と、前記第四回転軸に固定的に設置される輸送輪を含み、左右二つの前記輸送輪の間が輸送ベルトにより伝動接続され、左右二つの前記第四回転軸の前後両端がそれぞれ前記輸送溝の前後端壁と回転できるように係合接続され、しかも右側の前記第四回転軸には前記輸送輪の後側に位置する第二ウォームホイールが固定的に設置され、前記輸送溝の右側端壁の中には外部に連通する操作溝が設置され、前記輸送溝の内頂壁には第四回転空間が設置され、前記第四回転空間と前記輸送溝との間には上下へ延伸する第二ウォームロッドが回転できるように係合装着され、前記第二ウォームロッドの底部延伸端が前記輸送溝の中に挿入し且つ前記第二ウォームホイールと噛合し、前記第二ウォームロッドの頂部延伸端が前記第四回転空間の中に挿入し、前記第二ウォームロッドの頂部末端には第一傘歯車が固定的に設置されることを特徴とする請求項1に記載の木材切断設備。
【請求項6】
前記伝動装置は前記第一スライド溝の右側内壁の中に設置される第五回転空間と、前記装置主体の右側端面の中に設置され且つ上下へ延伸する伝動空間を含み、前記第五回転空間と前記伝動空間との間の前記装置主体の中には第六回転空間が設置され、前記第五回転空間の前後端壁の中には第五回転軸が回転できるように係合装着され、前記第五回転軸には前記歯棹と噛合する回転ギヤ及び前記回転ギヤの後側に位置する第二傘歯車が固定的に設置され、前記第五回転空間と前記第六回転空間との間には第六回転軸が回転できるように係合装着され、前記第五回転空間の中の前記第六回転軸の上には前記第二傘歯車と噛合する第三傘歯車が固定的に設置され、前記伝動空間と前記第六回転空間との間には第七回転軸が回転できるように係合装着され、前記第六回転空間の中の前記第六回転軸と前記第七回転軸との間が爪車により伝動で係合接続され、前記伝動空間の中の前記第七回転軸には第一伝動輪が固定的に設置され、前記伝動空間と輸送溝の内頂壁に設置された第四回転空間との間には第八回転軸が回転できるように係合装着され、前記第四回転空間の中の前記第八回転軸の上には前記第一傘歯車と噛合する第四傘歯車が固定的に設置され、前記伝動空間の中の前記第八回転軸の上には第二伝動輪が固定的に設置され、前記第一伝動輪と前記第二伝動輪との間が伝動ベルトにより伝動で係合接続されることを特徴とする請求項2に記載の木材切断設備。
【請求項7】
前記角柱が前記装置主体の四つの角の底部に設置され、各前記角柱の下端にはいずれも前記輪が回転できるように装着されることを特徴とする請求項1に記載の木材切断設備。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は木材加工の技術分野に関わり、具体的には木材切断設備である。
【背景技術】
【0002】
木材を加工する過程中には常に等間隔の切断操作が必要であり、しかし伝統的な切断設備の設置様式が単一で、切断する過程中労働力により木材に対して押圧する必要があってそれにより木材の動きを防止でき、但しこのような操作様式は大きな危険性があり、仮に操作にミスをすると、その切断刃が人体に対して大きな傷害をもたらす。そのほか、伝統的な木材切断設備は計数の機能が備わっていなくて、人の手動により計る必要があり、加工する効率を大いに下げて、わりに大きな短所があり、改善する必要がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】中国特許出願公開第102695486号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記技術の不足に対して、本発明は木材切断設備を開示した。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は木材切断設備であり、装置主体を含み、前記装置主体の中には第一回転空間が設置され、前記第一回転空間の前後端壁の中には第一回転軸が回転できるように係合装着され、前記第一回転軸の上には押圧カム及び前記押圧カムの後側に位置する第一ウォームホイールが固定的に設置され、前記第一回転空間の内頂壁には第一スライド溝が設置され、前記第一スライド溝の中にはスライドブロックがスライドできるように装着され、前記第一スライド溝の内頂壁には前記スライドブロックと固定的に接続される第一押圧バネが設置され、前記スライドブロックの右側端面には歯棹が設置され、前記第一回転空間の内底壁には第二スライド溝が設置され、前記第二スライド溝の中には切断フレームがスライドできるように装着され、前記切断フレームの中には切断装置及び押圧装置が設置される。
【0006】
前記第二スライド溝の内底壁には外部に連通する収集溝が設置され、前記収集溝の中には切断された木材を数えることができる計数装置が設置される。
【0007】
前記収集溝の右側内壁の中には輸送溝が設置され、前記輸送溝の中には輸送装置が設置される。
【0008】
前記装置主体の中には前記輸送装置をコントロールし一定の間隔で回転させることができる伝動装置が設置される。
【0009】
前記装置主体には移動装置が設置され、前記移動装置が角柱と、輪を含む。
【0010】
さらなる技術方案には、前記切断装置は前記切断フレームの中に設置され且つ下方に開口した切断溝及び前記切断溝の左側内壁の中に設置される第二回転空間を含み、前記切断溝と前記第二回転空間との間には第二回転軸が回転できるように係合装着され、前記切断溝の中の前記第二回転軸の上には切断ナイフブレードが固定的に設置され、前記第二回転空間の中の前記第二回転軸の上には第一傘歯車が固定的に設置され、前記第二回転空間の左側内壁の中には駆動モータが固定的に設置され、前記第二回転軸の左側端と前記駆動モータとが動力が伝達できるように接続される。
【0011】
前記第二回転空間の内頂壁には取り付け用空間が設置され、前記取り付け用空間の中には回転スリーブが回転できるように係合装着され、前記回転スリーブの中には上方に開口したスプライン溝が設置され、前記スプライン溝の中にはスプライン軸がスプラインで係合装着され、前記スプライン軸の頂部には前記第一回転空間の中に挿入し且つ前記第一ウォームホイールと係合する第一ウォームロッドが固定的に設置され、前記回転スリーブの底部には前記第二回転空間の中に挿入し且つ前記第一傘歯車と噛合する第二傘歯車が固定的に設置される。
【0012】
さらなる技術方案には、前記押圧装置は前記切断溝の右側の前記切断フレームの中に設置され且つ下方に開口した第三スライド溝と、前記第三スライド溝の中にスライドできるように装着されるプッシュロッドを含み、前記プッシュロッドの底部には押圧板が固定的に設置され、前記押圧板の底部には摩擦パッドが固定的に設置される。
【0013】
前記第三スライド溝の内頂壁には前記プッシュロッドと固定的に接続される第二押圧バネが設置される。
【0014】
前記第二スライド溝の左右端壁の中には止め溝が対称になるように設置され、前記止め溝の中には前記切断フレームと固定的に接続されるストッパブロックがスライドできるように装着され、前記止め溝の内底壁には前記ストッパブロックと固定的に接続される第三押圧バネが設置される。
【0015】
さらなる技術方案には、前記計数装置は前記装置主体の左側端壁の中に設置され且つ前記収集溝の左上方に位置する第四スライド溝及び前記第四スライド溝の中にスライドできるように装着されるスライド板を含み、前記第四スライド溝の左側内壁の中にはガイド溝が設置され、前記ガイド溝の中には前記スライド板と固定的に接続されるガイドブロックがスライドできるように装着され、前記ガイド溝の内底壁には前記ガイドブロックと固定的に接続される第四押圧バネが設置される。
【0016】
前記第四スライド溝の内底壁にはセンサーが設置され、前記装置主体の左側端面には前記センサーと電気接続される計数器が設置される。
【0017】
前記ガイド溝の下方の前記装置主体の中には第三回転空間が設置され、前記第三回転空間と前記収集溝との間の前記装置主体の中には捻り空間が装着され、前記第三回転空間と前記収集溝との間には第三回転軸が回転できるように係合装着され、前記収集溝の中の前記第三回転軸には前後対称の邪魔板が偏心し装着され、前記捻り空間の中の前記第三回転軸には捻りバネが設置され、前記捻りバネの両端と前記捻り空間の内壁とが固定的に接続される。
【0018】
前記第三回転空間の中の前記第三回転軸には糸巻き筒が設置され、前記糸巻き筒には引き線が周設され、前記第三回転空間と前記ガイド溝との間には連接溝が連通設置され、前記引き線のうち前記糸巻き筒の一端から離れる一端が前記連接溝を貫通し且つ前記ガイドブロックと固定的に接続される。
【0019】
さらなる技術方案には、前記輸送装置が前記輸送溝の中に左右対称になるように設置される第四回転軸と、前記第四回転軸に固定的に設置される輸送輪を含み、左右二つの前記輸送輪の間が輸送ベルトにより伝動接続され、左右二つの前記第四回転軸の前後両端がそれぞれ前記輸送溝の前後端壁と回転できるように係合接続され、しかも右側の前記第四回転軸には前記輸送輪の後側に位置する第二ウォームホイールが固定的に設置される。
【0020】
前記輸送溝の右側端壁の中には外部に連通する操作溝が設置され、前記輸送溝の内頂壁には第四回転空間が設置され、前記第四回転空間と前記輸送溝との間には上下へ延伸する第二ウォームロッドが回転できるように係合装着され、前記第二ウォームロッドの底部延伸端が前記輸送溝の中に挿入し且つ前記第二ウォームホイールと噛合し、前記第二ウォームロッドの頂部延伸端が前記第四回転空間の中に挿入し、前記第二ウォームロッドの頂部末端には第一傘歯車が固定的に設置される。
【0021】
さらなる技術方案には、前記伝動装置は前記第一スライド溝の右側内壁の中に設置される第五回転空間と、前記装置主体の右側端面の中に設置され且つ上下へ延伸する伝動空間を含み、前記第五回転空間と前記伝動空間との間の前記装置主体の中には第六回転空間が設置され、前記第五回転空間の前後端壁の中には第五回転軸が回転できるように係合装着され、前記第五回転軸には前記歯棹と噛合する回転ギヤ及び前記回転ギヤの後側に位置する第二傘歯車が固定的に設置され、前記第五回転空間と前記第六回転空間との間には第六回転軸が回転できるように係合装着され、前記第五回転空間の中の前記第六回転軸の上には前記第二傘歯車と噛合する第三傘歯車が固定的に設置される。
【0022】
前記伝動空間と前記第六回転空間との間には第七回転軸が回転できるように係合装着され、前記第六回転空間の中の前記第六回転軸と前記第七回転軸との間が爪車により伝動で係合接続され、前記伝動空間の中の前記第七回転軸には第一伝動輪が固定的に設置される。
【0023】
前記伝動空間と前記第四回転空間との間には第八回転軸が回転できるように係合装着され、前記第四回転空間の中の前記第八回転軸の上には前記第一傘歯車と噛合する第四傘歯車が固定的に設置され、前記伝動空間の中の前記第八回転軸の上には第二伝動輪が固定的に設置され、前記第一伝動輪と前記第二伝動輪との間が伝動ベルトにより伝動で係合接続される。
【0024】
さらなる技術方案には、前記角柱が前記装置主体の四つの角の底部に設置され、各前記角柱の下端にはいずれも前記輪が回転できるように装着される。
【発明の効果】
【0025】
以上により、本発明装置は構造が簡単で、自動化程度が高く、木材の自動的な輸送及び同じ距離の切断操作が実現され、切断効率及び切断効果が大いに高められ、そのほか、本発明装置は伝統的な切断装置と違って押圧機能を備え、切断操作の安全性が大いに増加される。
【図面の簡単な説明】
【0026】
より易く説明できるために、本発明は下記の具体的な実施例と付図を参照して詳しく叙述する。
【0027】
図1図1は本発明の木材切断設備の構造概略図である。
図2図2図1の中にある切断フレームの内部構造概略図である。
図3図3図1の中にあるA-Aのところの構造概略図である。
図4図4図1の中にあるB-Bのところの構造概略図である。
図5図5図1の中にあるC-Cのところの構造概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0028】
図1ー5の示しているように、本発明の木材切断設備は装置主体10を含み、前記装置主体10の中には第一回転空間11が設置され、前記第一回転空間11の前後端壁の中には第一回転軸12が回転できるように係合装着され、前記第一回転軸12の上には押圧カム14及び前記押圧カム14の後側に位置する第一ウォームホイール70が固定的に設置され、前記第一回転空間11の内頂壁には第一スライド溝68が設置され、前記第一スライド溝68の中にはスライドブロック69がスライドできるように装着され、前記第一スライド溝68の内頂壁には前記スライドブロック69と固定的に接続される第一押圧バネ691が設置され、前記スライドブロック69の右側端面には歯棹が設置され、前記第一回転空間11の内底壁には第二スライド溝15が設置され、前記第二スライド溝15の中には切断フレーム16がスライドできるように装着され、前記切断フレーム16の中には切断装置及び押圧装置が設置され、前記第二スライド溝15の内底壁には外部に連通する収集溝47が設置され、前記収集溝47の中には切断された木材を数えることができる計数装置が設置され、前記収集溝47の右側内壁の中には輸送溝48が設置され、前記輸送溝48の中には輸送装置が設置され、前記装置主体10の中には前記輸送装置をコントロールし一定の間隔で回転させることができる伝動装置が設置され、前記装置主体10には移動装置が設置され、前記移動装置が角柱101と、輪102を含む。
【0029】
有益なように、前記切断装置は前記切断フレーム16の中に設置され且つ下方に開口した切断溝17及び前記切断溝17の左側内壁の中に設置される第二回転空間21を含み、前記切断溝17と前記第二回転空間21との間には第二回転軸18が回転できるように係合装着され、前記切断溝17の中の前記第二回転軸18の上には切断ナイフブレード19が固定的に設置され、前記第二回転空間21の中の前記第二回転軸18の上には第一傘歯車20が固定的に設置され、前記第二回転空間21の左側内壁の中には駆動モータ23が固定的に設置され、前記第二回転軸18の左側端と前記駆動モータ23とが動力が伝達できるように接続される。
【0030】
前記第二回転空間21の内頂壁には取り付け用空間が設置され、前記取り付け用空間の中には回転スリーブ26が回転できるように係合装着され、前記回転スリーブ26の中には上方に開口したスプライン溝が設置され、前記スプライン溝の中にはスプライン軸25がスプラインで係合装着され、前記スプライン軸25の頂部には前記第一回転空間11の中に挿入し且つ前記第一ウォームホイール70と係合する第一ウォームロッド13が固定的に設置され、前記回転スリーブ26の底部には前記第二回転空間21の中に挿入し且つ前記第一傘歯車20と噛合する第二傘歯車22が固定的に設置される。
【0031】
有益なように、前記押圧装置は前記切断溝17の右側の前記切断フレーム16の中に設置され且つ下方に開口した第三スライド溝27と、前記第三スライド溝27の中にスライドできるように装着されるプッシュロッド29を含み、前記プッシュロッド29の底部には押圧板30が固定的に設置され、前記押圧板30の底部には摩擦パッド31が固定的に設置される。
【0032】
前記第三スライド溝27の内頂壁には前記プッシュロッド29と固定的に接続される第二押圧バネ28が設置される。
【0033】
前記第二スライド溝15の左右端壁の中には止め溝34が対称になるように設置され、前記止め溝34の中には前記切断フレーム16と固定的に接続されるストッパブロック32がスライドできるように装着され、前記止め溝34の内底壁には前記ストッパブロック32と固定的に接続される第三押圧バネ33が設置される。
【0034】
有益なように、前記計数装置は前記装置主体10の左側端壁の中に設置され且つ前記収集溝47の左上方に位置する第四スライド溝39及び前記第四スライド溝39の中にスライドできるように装着されるスライド板35を含み、前記第四スライド溝39の左側内壁の中にはガイド溝37が設置され、前記ガイド溝37の中には前記スライド板35と固定的に接続されるガイドブロック36がスライドできるように装着され、前記ガイド溝37の内底壁には前記ガイドブロック36と固定的に接続される第四押圧バネ38が設置される。
【0035】
前記第四スライド溝39の内底壁にはセンサー40が設置され、前記装置主体10の左側端面には前記センサー40と電気接続される計数器75が設置される。
【0036】
前記ガイド溝37の下方の前記装置主体10の中には第三回転空間43が設置され、前記第三回転空間43と前記収集溝47との間の前記装置主体10の中には捻り空間45が装着され、前記第三回転空間43と前記収集溝47との間には第三回転軸431が回転できるように係合装着され、前記収集溝47の中の前記第三回転軸431には前後対称の邪魔板46が偏心し装着され、前記捻り空間45の中の前記第三回転軸431には捻りバネ44が設置され、前記捻りバネ44の両端と前記捻り空間45の内壁とが固定的に接続される。
【0037】
前記第三回転空間43の中の前記第三回転軸431には糸巻き筒42が設置され、前記糸巻き筒42には引き線410が周設され、前記第三回転空間43と前記ガイド溝37との間には連接溝41が連通設置され、前記引き線410のうち前記糸巻き筒42の一端から離れる一端が前記連接溝41を貫通し且つ前記ガイドブロック36と固定的に接続される。
【0038】
有益なように、前記輸送装置が前記輸送溝48の中に左右対称になるように設置される第四回転軸51と、前記第四回転軸51に固定的に設置される輸送輪50を含み、左右二つの前記輸送輪50の間が輸送ベルト49により伝動接続され、左右二つの前記第四回転軸51の前後両端がそれぞれ前記輸送溝48の前後端壁と回転できるように係合接続され、しかも右側の前記第四回転軸51には前記輸送輪50の後側に位置する第二ウォームホイール73が固定的に設置される。
【0039】
前記輸送溝48の右側端壁の中には外部に連通する操作溝52が設置され、前記輸送溝48の内頂壁には第四回転空間58が設置され、前記第四回転空間58と前記輸送溝48との間には上下へ延伸する第二ウォームロッド53が回転できるように係合装着され、前記第二ウォームロッド53の底部延伸端が前記輸送溝48の中に挿入し且つ前記第二ウォームホイール73と噛合し、前記第二ウォームロッド53の頂部延伸端が前記第四回転空間58の中に挿入し、前記第二ウォームロッド53の頂部末端には第一傘歯車54が固定的に設置される。
【0040】
有益なように、前記伝動装置は前記第一スライド溝68の右側内壁の中に設置される第五回転空間65と、前記装置主体10の右側端面の中に設置され且つ上下へ延伸する伝動空間61を含み、前記第五回転空間65と前記伝動空間61との間の前記装置主体10の中には第六回転空間62が設置され、前記第五回転空間65の前後端壁の中には第五回転軸66が回転できるように係合装着され、前記第五回転軸66には前記歯棹と噛合する回転ギヤ67及び前記回転ギヤ67の後側に位置する第二傘歯車71が固定的に設置され、前記第五回転空間65と前記第六回転空間62との間には第六回転軸64が回転できるように係合装着され、前記第五回転空間65の中の前記第六回転軸64の上には前記第二傘歯車71と噛合する第三傘歯車72が固定的に設置される。
【0041】
前記伝動空間61と前記第六回転空間62との間には第七回転軸641が回転できるように係合装着され、前記第六回転空間62の中の前記第六回転軸64と前記第七回転軸641との間が爪車63により伝動で係合接続され、前記伝動空間61の中の前記第七回転軸641には第一伝動輪60が固定的に設置される。
【0042】
前記伝動空間61と前記第四回転空間58との間には第八回転軸55が回転できるように係合装着され、前記第四回転空間58の中の前記第八回転軸55の上には前記第一傘歯車54と噛合する第四傘歯車57が固定的に設置され、前記伝動空間61の中の前記第八回転軸55の上には第二伝動輪56が固定的に設置され、前記第一伝動輪60と前記第二伝動輪56との間が伝動ベルト59により伝動で係合接続される。
【0043】
有益なように、前記角柱101が前記装置主体10の四つの角の底部に設置され、各前記角柱101の下端にはいずれも前記輪102が回転できるように装着され、前記輪102により本装置の移動搬送が便利になる。
【0044】
本発明装置が初期状態にある時には、前記第一押圧バネ691の押圧により前記スライドブロック69の底部端面が前記第一スライド溝68の内底壁と当接し、前記第三押圧バネ33の押圧により前記切断フレーム16の頂部端面が前記第二スライド溝15の内頂壁と当接し、前記第二押圧バネ28の押圧により前記プッシュロッド29が前記押圧板30を連動し最大限に前記切断フレーム16の底部端面外に伸び出させ、前記第四押圧バネ38の押圧により前記スライド板35が前記第四スライド溝39の内頂壁と当接する。
【0045】
使用している時に、前記操作溝52により木材板を前記輸送ベルト49の上に置き、それから前記駆動モータ23をコントロールし回転させ、前記駆動モータ23の回転が前記第二回転軸18、前記切断ナイフブレード19、前記第一傘歯車20、前記第二傘歯車22、前記回転スリーブ26、前記スプライン軸25、前記第一ウォームロッド13、前記第一ウォームホイール70、前記第一回転軸12及び前記押圧カム14を連動し反時計方向に回転させ、前記押圧カム14が反時計方向に回転した後前記スライドブロック69を押圧し上へスライドさせ、前記スライドブロック69が上へスライドした後前記歯棹により前記回転ギヤ67を駆動し前記第五回転軸66、前記第二傘歯車71、前記第三傘歯車72、前記第六回転軸64、前記第五回転軸66、前記第七回転軸641、前記第一伝動輪60、前記第二伝動輪56、前記第八回転軸55、前記第四傘歯車57、前記第一傘歯車54、前記第二ウォームロッド53、前記第二ウォームホイール73及び右側の前記輸送輪50を連動し反時計方向に回転させ、これにより前記輸送ベルト49により木材板の左側端を最大限に前記収集溝47の中に輸送し、前記押圧カム14の凸部と前記スライドブロック69とが離脱した後、前記第一押圧バネ691の押圧により前記スライドブロック69が下へスライドし、この時、前記爪車63の作用により、前記第七回転軸641が回転できなく、前記輸送輪50の回転が停止され、これにより、第一切断位置が確定され、前記押圧カム14が回転し続いた後前記切断フレーム16を押圧し下へスライドさせ、前記切断フレーム16が下へスライドした後、まず前記押圧板30が木材板の表面と当接し、前記切断フレーム16が下へ移動し続き、前記押圧板30が前記プッシュロッド29を押圧し前記第三スライド溝27に対して上へスライドさせ、これにより、前記押圧力により木材が強く押圧され、前記切断フレーム16が下へスライドし続いた後前記切断ナイフブレード19により切断操作を進み、このように繰り返して、何度でも等間隔の切断操作が実現されることができ、切断効率及び切断効果が大いに高められる。
【0046】
切断られた木材が前記収集溝47を経由して前記邪魔板46の上に落ち、この時前記邪魔板46が偏心で装着されるために前記木材が落ち続き且つ前記邪魔板46により前記第三回転軸431を駆動し前記糸巻き筒42を連動して回転させ、前記糸巻き筒42が回転した後前記引き線410により前記ガイドブロック36を引き動かし前記スライド板35を連動し下へスライドさせ、前記スライド板35の底部端面が前記センサー40と接触した後、前記計数器75が一回数え、木材が前記収集溝47を経由して外界に排出された後、前記邪魔板46の上の重力が消え、この時、前記捻りバネ44及び前記第四押圧バネ38の作用により前記邪魔板46が水平状態に回転し、前記スライド板35が最大限に前記センサー40から離れ、このように繰り返して、自動的な計数操作が実現されることができ、労働強度が大いに減少され、装置の実用機能が高められる。
【0047】
以上により、本発明装置は構造が簡単で、自動化程度が高く、木材の自動的な輸送と同じ距離の切断操作が実現でき、切断効率及び切断効果が大いに高められ、そのほか、本発明装置は伝統的な切断装置と違って押圧機能を備え、切断操作を行う時の安全性が大いに増加される。
【0048】
上記説明したことはただ本発明における具体的な実施方式であり、但し本発明の保護範囲はこれに限定されるものではなく、創造的な労働を通じなく想到されるあらゆる変化と立ち代わりは本発明の保護範囲の中にカバーすべきであり、そのために、本発明の保護範囲は特許請求の範囲に限定された保護範囲に準じるべきである。
【要約】
【課題】本発明は木材切断設備を開示した。
【解決手段】切断タンクを含み、前記切断タンクの中には第一回転キャビティが設置され、前記第一回転キャビティの前後端壁の中には第一回転軸が回転できるように係合装着され、前記第一回転軸の上には押圧カム及び前記押圧カムの後側に位置する第一ターボが固定的に設置され、前記第一回転キャビティの内頂壁には第一スライド溝が設置され、前記第一スライド溝の中にはスライドブロックがスライドできるように装着され、前記第一スライド溝の内頂壁には前記スライドブロックと固定的に接続される第一押圧バネが設置される;以上により、本発明装置は構造が簡単で、自動化程度が高く、木材の自動的な輸送及び同じ距離の切断操作が実現され、切断効率及び切断効果が大いに高められ、そのほか、本発明装置は伝統的な切断装置と違って押圧機能を備え、切断操作の安全性が大いに増加される。
【選択図】図1
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図2
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図5