特許第6617787号(P6617787)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6617787
(24)【登録日】2019年11月22日
(45)【発行日】2019年12月11日
(54)【発明の名称】遊技機
(51)【国際特許分類】
   A63F 7/02 20060101AFI20191202BHJP
【FI】
   A63F7/02 304D
【請求項の数】2
【全頁数】30
(21)【出願番号】特願2018-73892(P2018-73892)
(22)【出願日】2018年4月6日
(62)【分割の表示】特願2016-127878(P2016-127878)の分割
【原出願日】2008年12月15日
(65)【公開番号】特開2018-103036(P2018-103036A)
(43)【公開日】2018年7月5日
【審査請求日】2018年5月2日
(73)【特許権者】
【識別番号】000144522
【氏名又は名称】株式会社三洋物産
(74)【代理人】
【識別番号】100121821
【弁理士】
【氏名又は名称】山田 強
(72)【発明者】
【氏名】前田 崇
(72)【発明者】
【氏名】田丸 裕嗣
【審査官】 進藤 利哉
(56)【参考文献】
【文献】 特許第5332578(JP,B2)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A63F 7/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
遊技機前方から視認可能な位置に設けられている遊技盤と、
前記遊技盤の前面側に設けられ、遊技球が流下する遊技領域と、
前記遊技盤に設けられ、前記遊技領域を流下する遊技球を遊技盤後方側に誘導可能な第1誘導と、
前記第1誘導部よりも遊技盤後方側に設けられ、前記第1誘導部により誘導された遊技球を前記遊技盤の下側に誘導可能な第2誘導部と、
前記遊技盤の前面側から視認可能であるとともに、前記第1誘導の周辺に配置されており、光を透過可能な装飾部と、
前記第2誘導部よりも遊技盤後方側に配置され、遊技球が前記第2誘導部を流下する方向と交差する方向に光を照射可能な発光と、
前記第2誘導部と前記発光部との間に設けられ、光を透過可能な所定部と、
前記遊技盤の背面側において前記所定部の周辺に設けられ且つ遊技球が前記第2誘導部を流下する方向と交差する方向に延設され、前記発光部からの光を透過困難である区画部と
を備え、
前記所定部における前記発光部と対向する面の少なくとも一部である特定部は、遊技球が前記第2誘導部を流下する方向と平行ではなく、前記発光部からの光が当該特定部に入射する位置に応じて前記発光部からの光が当該特定部から出射する角度が異なるように形成され、前記発光部からの光が少なくとも前記第1誘導部及び前記装飾部に向かうように構成されていることを特徴とする遊技機。
【請求項2】
パチンコ機である請求項1に記載の遊技機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、遊技機に関するものである。
【背景技術】
【0002】
遊技機の一種であるパチンコ機には、遊技領域が形成された遊技盤を枠体に搭載してなる遊技機本体と、遊技機本体の前面側に取り付けられた前扉枠とが備えられている。遊技領域には入賞口、入賞装置等の各種遊技機器が設けられている。遊技者により遊技球発射ハンドルが操作されると遊技球が遊技領域に向けて発射され、発射された遊技球が入賞口や入賞装置などに入賞すると、それに伴い所定個数の遊技球が払い出される。
【0003】
このようなパチンコ機においては、上記遊技領域に発光部が設けられていることが多い。例えば遊技状況に応じてこれら発光部が点灯又は点滅することで、遊技演出(発光演出)がなされたり、遊技者やホール管理者等に対して遊技状態の報知がなされたりする(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2002−153614号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述した遊技領域には上記入賞口や発光部以外にも遊技球の流下経路を構成する釘や絵柄を表示する絵柄表示装置等の各種構成が設けられ、限られた領域内に様々な構成が共存した状態となることが一般的である。このように限られた領域に入賞口や発光部等を共存させる上ではそれら各種構成やそれに関連する構成の配置等に未だ改善の余地がある。
【0006】
本発明は、上記例示した事情等に鑑みてなされたものであり、遊技領域に関わる各種構成の配置を好適なものとすることのできる遊技機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、
遊技機前方から視認可能な位置に設けられている遊技盤と、
前記遊技盤の前面側に設けられ、遊技球が流下する遊技領域と、
前記遊技盤に設けられ、前記遊技領域を流下する遊技球を遊技盤後方側に誘導可能な第1誘導と、
前記第1誘導部よりも遊技盤後方側に設けられ、前記第1誘導部により誘導された遊技球を前記遊技盤の下側に誘導可能な第2誘導部と、
前記遊技盤の前面側から視認可能であるとともに、前記第1誘導の周辺に配置されており、光を透過可能な装飾部と、
前記第2誘導部よりも遊技盤後方側に配置され、遊技球が前記第2誘導部を流下する方向と交差する方向に光を照射可能な発光と、
前記第2誘導部と前記発光部との間に設けられ、光を透過可能な所定部と、
前記遊技盤の背面側において前記所定部の周辺に設けられ且つ遊技球が前記第2誘導部を流下する方向と交差する方向に延設され、前記発光部からの光を透過困難である区画部と
を備え、
前記所定部における前記発光部と対向する面の少なくとも一部である特定部は、遊技球が前記第2誘導部を流下する方向と平行ではなく、前記発光部からの光が当該特定部に入射する位置に応じて前記発光部からの光が当該特定部から出射する角度が異なるように形成され、前記発光部からの光が少なくとも前記第1誘導部及び前記装飾部に向かうように構成されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
遊技領域に関わる各種構成の配置を好適なものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】一実施の形態におけるパチンコ機を示す正面図である。
図2】パチンコ機の主要な構成を展開して示す斜視図である。
図3】パチンコ機の主要な構成を展開して示す斜視図である。
図4】パチンコ機の構成を示す背面図である。
図5】前扉枠の構成を示す背面図である。
図6】本体枠の構成を示す正面図である。
図7】遊技盤の構成を示す正面図である。
図8図7のA−A線部分端面図である。
図9】本体枠の構成を示す背面図である。
図10】遊技盤の背面構成を示す斜視図である。
図11】遊技盤から主制御装置ユニットを取り外した状態を示す背面図である。
図12】主制御装置ユニットの構成を示す斜視図である。
図13】裏パックユニットの構成を示す正面図である。
図14】裏パックユニットの分解斜視図である。
図15】集合板ユニットを表側から見た分解斜視図である。
図16】集合板ユニットを裏側から見た分解斜視図である。
図17】パチンコ機の電気的構成を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、遊技機の一種であるパチンコ遊技機(以下、「パチンコ機」という)の一実施の形態を、図面に基づいて詳細に説明する。図1はパチンコ機10の正面図、図2及び図3はパチンコ機10の主要な構成を展開して示す斜視図、図4はパチンコ機10の背面図である。なお、図2では便宜上パチンコ機10の遊技領域内の構成を省略している。
【0011】
パチンコ機10は、当該パチンコ機10の外殻を形成する外枠11と、この外枠11に対して前方に回動可能に取り付けられた遊技機主部12とを有する。外枠11は木製の板材を四辺に連結し構成されるものであって矩形枠状をなしている。パチンコ機10は、外枠11を島設備に取り付け固定することにより、遊技ホールに設置される。
【0012】
遊技機主部12は、ベース体としての本体枠13と、その本体枠13の前方に配置される前扉枠14と、本体枠13の後方に配置される裏パックユニット15とを備えている。遊技機主部12のうち本体枠13が外枠11に対して回動可能に支持されている。詳細には、正面視で左側を回動基端側とし右側を回動先端側として本体枠13が前方へ回動可能とされている。
【0013】
本体枠13には、図2に示すように、前扉枠14が回動可能に支持されており、正面視で左側を回動基端側とし右側を回動先端側として前方へ回動可能とされている。また、本体枠13には、図3に示すように、裏パックユニット15が回動可能に支持されており、正面視で左側を回動基端側とし右側を回動先端側として後方へ回動可能とされている。
【0014】
次に、前扉枠14について説明する。なお、以下の説明では、図1図3を参照するとともに、前扉枠14の背面の構成については図5を参照する。図5は、前扉枠14の背面図である。
【0015】
前扉枠14は本体枠13の前面側全体を覆うようにして設けられている。前扉枠14には後述する遊技領域のほぼ全域を前方から視認することができるようにした窓部21が形成されている。窓部21は、略楕円形状をなし、透明性を有するガラス22が嵌め込まれている。窓部21の周囲には、各種ランプ等の発光手段が設けられている。例えば、窓部21の周縁に沿ってLED等の発光手段を内蔵した環状電飾部23が設けられている。環状電飾部23では、大当たり時や所定のリーチ時等における遊技状態の変化に応じて点灯や点滅が行われる。また、環状電飾部23の中央であってパチンコ機10の最上部には所定のエラー時に点灯するエラー表示ランプ部24が設けられ、さらにその左右側方には賞球払出中に点灯する賞球ランプ部25が設けられている。また、左右の賞球ランプ部25に近接した位置には、遊技状態に応じた効果音などが出力されるスピーカ部26が設けられている。
【0016】
前扉枠14における窓部21の下方には、手前側へ膨出した上側膨出部31と下側膨出部32とが上下に並設されている。上側膨出部31内側には上方に開口した上皿33が設けられており、下側膨出部32内側には同じく上方に開口した下皿34が設けられている。上皿33は、後述する払出装置より払い出された遊技球を一旦貯留し、一列に整列させながら後述する遊技球発射機構側へ導くための機能を有する。また、下皿34は、上皿33内にて余剰となった遊技球を貯留する機能を有する。
【0017】
下側膨出部32の右方には、手前側へ突出するようにして遊技球発射ハンドル41が設けられている。遊技球発射ハンドル41が操作されることにより、後述する遊技球発射機構から遊技球が発射される。
【0018】
前扉枠14の背面には、図2及び図5に示すように、通路形成ユニット50が取り付けられている。通路形成ユニット50は、合成樹脂により成形されており、上皿33に通じる前扉側上皿通路51と、下皿34に通じる前扉側下皿通路52とが形成されている。通路形成ユニット50において、その上側隅部には後方に突出し上方に開放された受口部53が形成されており、当該受口部53を仕切壁54によって左右に仕切ることで前扉側上皿通路51と前扉側下皿通路52の入口部分とが形成されている。前扉側上皿通路51及び前扉側下皿通路52は上流側が後述する遊技球分配部に通じており、前扉側上皿通路51に入った遊技球は上皿33に導かれ、前扉側下皿通路52に入った遊技球は下皿34に導かれる。
【0019】
前扉枠14の背面における回動基端側(図5の右側)には、その上端部及び下端部に突起軸61,62が設けられている。これら突起軸61,62は本体枠13に対する組付機構を構成する。また、前扉枠14の背面における回動先端側(図5の左側)には、図2に示すように、後方に延びる鉤金具63が上下方向に複数並設されている。これら鉤金具63は本体枠13に対する施錠機構を構成する。
【0020】
次に、本体枠13について詳細に説明する。図6は本体枠13の正面図である。
【0021】
本体枠13は、外形が外枠11とほぼ同一形状をなす樹脂ベース71を主体に構成されている。樹脂ベース71の前面における回動基端側(図6の左側)には、その上端部及び下端部に支持金具72,73が取り付けられている。図示は省略するが、支持金具72,73には軸孔が形成されており、それら軸孔に前扉枠14の突起軸61,62が挿入されることにより、本体枠13に対して前扉枠14が回動可能に支持されている。
【0022】
樹脂ベース71の前面における回動先端側(図6の右側)には、前扉枠14の背面に設けられた鉤金具63を挿入するための挿入孔74がそれぞれ設けられている。本パチンコ機10では、本体枠13や前扉枠14を施錠状態とするための施錠装置が本体枠13の背面側に隠れて配置される構成となっている。したがって、鉤金具63が挿入孔74を介して施錠装置に係止されることによって、前扉枠14が本体枠13に対して開放不能に施錠される。
【0023】
樹脂ベース71の右下隅部には、施錠装置の解錠操作を行うためのシリンダ錠75が設置されている。シリンダ錠75は施錠装置に一体化されており、シリンダ錠75の鍵穴に差し込んだキーを右に回すと本体枠13に対する前扉枠14の施錠が解かれるようになっている。なお、シリンダ錠75の鍵穴に差し込んだキーを左に回すと外枠11に対する本体枠13の施錠が解かれるようになっている。
【0024】
樹脂ベース71の背面側には、木製の合板及び同合板の前側の板面を覆うシート材からなる遊技盤80が設けられている。遊技盤80は、樹脂ベース71に対して着脱可能に取り付けられており、その前面(詳しくはシート材の前面)には、遊技球が流下する遊技領域PEが形成されている。この遊技領域PEは、樹脂ベース71の中央部に形成された略楕円形状の窓孔76を通じて本体枠13の前面側に露出した状態となっている。なお、遊技盤80を木材に代えて合成樹脂材料を用いて形成することも可能である。
【0025】
以下、図7に基づき遊技盤80の構成について詳しく説明する。なお、遊技領域PEには、立体的な造詣が施された装飾ユニットが配置されているが、図7においては便宜上その装飾ユニットをドットハッチングで表している。
【0026】
遊技盤80には、ルータ加工が施されることによって前後方向に貫通する大小複数の開口が形成されている。それら各開口には、入賞口ユニット170(詳しくは一般入賞口180),可変入賞装置83,作動口84a,作動口84b,スルーゲート85及び可変表示ユニット86等がそれぞれ設けられている。一般入賞口180、可変入賞装置83及び作動口84a,84bに遊技球が入ると、それが後述する検知スイッチにより検知され、その検知結果に基づいて所定数の賞球の払い出しが実行される。その他に、遊技盤80の最下部にはアウト口87が設けられており、各種入賞口等に入らなかった遊技球はアウト口87を通って遊技領域PEから排出される。
【0027】
また、遊技盤80には、遊技球の流下経路を適宜分散,調整等するために多数の釘88が植設されているとともに、風車等の各種部材(役物)が配設されている。これら釘88や風車等の各種構成によって、遊技球の流下経路が分化され、上述した一般入賞口180等への遊技球の入賞が適度な確立で発生するように調整されている。
【0028】
ここで、図7及び図8を用いて入賞口ユニット170について詳しく説明する。図8は、図7のA−A線部分端面図である。
【0029】
図7及び図8に示すように、入賞口ユニット170は、上記一般入賞口180と遊技状況等に応じて発光する装飾190とを有してなり、それら両構成180,190が一体化された状態で遊技盤80において可変表示ユニット86よりも下側の領域に形成された開口81に嵌まっている。つまり、入賞口ユニット170は、可変表示ユニット86よりも下側、すなわち遊技領域PEの下端側に偏倚して配置されている。
【0030】
一般入賞口180は、図8等に示すように、遊技領域PEにおける上流側(詳しくは上方)に開放された入口部181と当該入口部181に入った遊技球Bが通過する通路部182と遊技盤80の背面側に開放された出口部183とを有している。通路部182は前後に延びており、その底面には当該底面から起立し、遊技球Bに対して当接することにより同遊技球Bを遊技盤80の背面側に導くガイドリブ184が設けられている。ガイドリブ184は、通路部182と同一の方向に延び、遊技盤80の前面側から背面側に向けて徐々に下り傾斜するように形成されている。遊技領域PEを流下する遊技球のうち一般入賞口180に至った遊技球は、入口部181を通り通路部182へと導かれ、ガイドリブ184に載った状態となる。ガイドリブ184上に載った遊技球Bは、同遊技球Bの自重によりガイドリブ184に沿って遊技盤80の背面側、すなわち後述する集合板ユニット150側へ移動することとなる。
【0031】
装飾190は、一般入賞口180の入口部181が開放されている側とは反対から当該一般入賞口180を囲むように配されている。図8に示すように、装飾190は、前後に離間して配置された板状の光透過部191,192と、それら光透過部191,192によって挟まれた空間に配置されている装飾体193(本実施の形態においては木の実を模した立体造形)と、装飾体193及び後側の光透過部192の間に設けられた着色部194とを有している。光透過部191,192は無色透明な合成樹脂材料によって形成されているとともに、着色部194は有色透明な合成樹脂材料によって形成されている。
【0032】
この装飾190に対して、後述する発光手段から光が照射されると、その光は後側の光透過部192→着色部194→前側の光透過部192の順に通過し、特定の色に変更された光がパチンコ機10の前方に射出される。これにより、装飾190(詳しくは装飾体193)が明るく照らし出される構成となっている。なお、着色部194や装飾体193を省略することも可能である。
【0033】
両光透過部191,192のうち装飾体193よりも後側の一方(すなわち光透過部192)には、その表面に光拡散部195が形成されている。光拡散部195は多数の凹凸が組み合わされてなり、光透過部192を通過する光がそれら凹凸によって拡散されることで、過度に直接的な光がパチンコ機10の前方に射出されることを抑制するとともに、光源の増加を抑えつつ装飾190全体を発光させることが可能となっている。
【0034】
再び図7を参照して説明すれば、可変表示ユニット86には、作動口84a,84bへの入賞をトリガとして図柄を可変表示する図柄表示装置91が設けられている。また、可変表示ユニット86には、図柄表示装置91を囲むようにしてセンターフレーム92が配設されている。センターフレーム92の上部には、第1特定ランプ部93及び第2特定ランプ部94が設けられている。また、センターフレーム92の上部及び下部にはそれぞれ保留ランプ部95,96が設けられている。下側の保留ランプ部95は、図柄表示装置91及び第1特定ランプ部93に対応しており、遊技球が作動口84を通過した回数は最大4回まで保留され保留ランプ部95の点灯によってその保留個数が表示されるようになっている。上側の保留ランプ部96は、第2特定ランプ部94に対応しており、遊技球がスルーゲート85を通過した回数は最大4回まで保留され保留ランプ部96の点灯によってその保留個数が表示されるようになっている。
【0035】
図柄表示装置91は、液晶ディスプレイを備えた液晶表示装置として構成されており、後述する表示制御装置により表示内容が制御される。図柄表示装置91には、例えば左、中及び右に並べて図柄が表示され、これらの図柄が上下方向にスクロールされるようにして変動表示されるようになっている。そして、予め設定されている有効ライン上に所定の組合せの図柄が停止表示された場合には、特別遊技状態(以下、大当たりという)が発生することとなる。
【0036】
第1特定ランプ部93では、作動口84への入賞をトリガとして所定の順序で発光色の切り替えが行われ、予め定められた色で停止表示された場合には大当たりが発生する。また、第2特定ランプ部94では、遊技球のスルーゲート85の通過をトリガとして所定の順序で発光色の切り替えが行われ、予め定められた色で停止表示された場合には作動口84bに付随する電動役物89が所定時間だけ開放状態となる。より詳しくは、作動口84bにおいては、通常は遊技球が入賞できない又は入賞し難い状態(閉状態)になっており、電動役物89が開放されることで遊技球が入賞しやすい状態に切り換えられるようになっている。
【0037】
可変表示ユニット86は遊技盤80の中央上寄りに配置されており、その下方に作動口84a,84bが配置されている。より詳しくは、作動口84a,84bは、作動口84を上側、作動口84bを下側として上下に並設されている。可変表示ユニット86及び作動口84a,84bは、遊技性を司る部位であり遊技者の注意が集まりやすい。それら可変表示ユニット86及び作動口84a,84bを遊技機中央において上下に並べて配置することで両者間での視線の移動量を抑え、遊技者の目に生じる負担の低減に貢献している。
【0038】
可変入賞装置83も通常は遊技球が入賞できない又は入賞し難い閉状態になっており、大当たりの際に遊技球が入賞しやすい所定の開放状態に切り換えられるようになっている。可変入賞装置83の開放態様としては、所定時間(例えば30秒間)の経過又は所定個数(例えば10個)の入賞を1ラウンドとして、複数ラウンド(例えば15ラウンド)を上限として可変入賞装置83が繰り返し開放されるものが一般的である。
【0039】
遊技盤80には、内レール部101と外レール部102とが取り付けられており、これら内レール部101及び外レール部102により誘導レールが構成されている。後述する遊技球発射機構から発射された遊技球がその誘導レール内を通過することによって遊技領域PEの上部(上流部分)に案内されるようになっている。
【0040】
遊技球発射機構110は、図6に示すように、樹脂ベース71における窓孔76の下方に取り付けられている。遊技球発射機構110は、電磁式のソレノイド111と、発射レール112と、球送り機構113とからなり、ソレノイド111への電気的な信号の入力により当該ソレノイド111の出力軸が伸縮方向に移動し、球送り機構113によって発射レール112上に置かれた遊技球を遊技領域PE(詳しくは上記誘導レール)に向けて打ち出す。
【0041】
発射レール112と遊技盤80に取り付けられた両レール部101,102の間には所定間隔の隙間があり、この隙間より下方には前扉枠14の通路形成ユニット50に形成されたファール球通路55が配設されている。したがって、仮に遊技球発射機構110から発射された遊技球が遊技領域PEの上部に到達せずに、両レール部101,102によって構成される誘導レールを逆戻りする場合には、そのファール球がファール球通路55内に入る。ファール球通路55は前扉側下皿通路52に通じており、ファール球通路55に入った遊技球は下皿34に排出される。
【0042】
樹脂ベース71において発射レール112の左方には、樹脂ベース71を前後方向に貫通させて通路形成部121が設けられている。通路形成部121には図3に示すように本体側上皿通路122と本体側下皿通路123とが形成されている。本体側上皿通路122及び本体側下皿通路123の上流側は、後述する遊技球分配部に通じている。また、通路形成部121の下方には前扉枠14に取り付けられた通路形成ユニット50の受口部53が入り込んでおり、本体側上皿通路122の下方には前扉側上皿通路51が配置され、本体側下皿通路123の下方には前扉側上皿通路51が配置されている。
【0043】
樹脂ベース71において通路形成部121の下方には、本体側上皿通路122及び本体側下皿通路123を開閉する開閉部材124が取り付けられている。開閉部材124はその下端に設けられた支軸125により前後方向に回動可能に支持されており、さらに本体側上皿通路122及び本体側下皿通路123を閉鎖する前方位置に付勢する図示しない付勢部材が設けられている。したがって、前扉枠14を本体枠13に対して開いた状態では開閉部材124が図示の如く起き上がり、本体側上皿通路122及び本体側下皿通路123を閉鎖する。これにより、本体側上皿通路122又は本体側下皿通路123に遊技球が貯留されている状態で前扉枠14を開放した場合、その貯留球がこぼれ落ちてしまうといった不都合が防止できる。これに対し、前扉枠14を閉じた状態では、前扉枠14の通路形成ユニット50に設けられた受口部53により付勢力に抗して開閉部材124が押し開けられる。この状態では、本体側上皿通路122と前扉側上皿通路51とが連通し、さらに本体側下皿通路123と前扉側下皿通路52とが連通している。
【0044】
次に、本体枠13の背面構成について説明する。図9は本体枠13の背面図である。
【0045】
樹脂ベース71の背面における回動先端側(図9の左側)には、施錠装置131が設けられており、シリンダ錠75におけるキー操作に対して施錠装置131が連動し、本体枠13及び前扉枠14の解錠が行われる。
【0046】
樹脂ベース71の背面における回動基端側(図9の右側)には、軸受け金具132が取り付けられている。軸受け金具132には、上下に離間させて軸受け部133が形成されており、これら軸受け部133により本体枠13に対して裏パックユニット15が回動可能に取り付けられている。また、樹脂ベース71の背面には、裏パックユニット15を本体枠13に締結するための被締結孔134が設けられている。
【0047】
樹脂ベース71の背面には、係止金具135が複数設けられており、これら係止金具135によって上述したように樹脂ベース71に対して遊技盤80が取り付けられている。ここで、遊技盤80の背面の構成を説明する。図10は遊技盤80を後方より見た斜視図、図11は遊技盤80から主制御装置ユニット160を取り外した状態を示す背面図である。
【0048】
遊技盤80の中央に配置される可変表示ユニット86には、センターフレーム92を背後から覆う合成樹脂製のフレームカバー141が後方に突出させて設けられており、フレームカバー141に対して後側から上述した図柄表示装置91が取り付けられるとともに、その図柄表示装置91を駆動するための表示制御装置が取り付けられている(図示は省略)。これら図柄表示装置91及び表示制御装置は前後方向に重ねて配置され(図柄表示装置が前、表示制御装置が後)、さらにその後方に音声ランプ制御装置ユニット142が搭載されている。音声ランプ制御装置ユニット142は、音声ランプ制御装置143と、取付台144とを具備する構成となっており、取付台144上に音声ランプ制御装置143が装着されている。
【0049】
音声ランプ制御装置143は、後述する主制御装置からの指示に従い音声やランプ表示、及び表示制御装置の制御を司る音声ランプ制御基板を具備しており、音声ランプ制御基板が透明樹脂材料等よりなる基板ボックス145に収容されて構成されている。
【0050】
図11に示すように、遊技盤80の背面側には、一般入賞口180や作動口84a,84b等を介して遊技盤80の背面側に移動した遊技球を回収する集合板ユニット150と、主制御装置ユニット160とが設けられている。集合板ユニット150は、前記可変表示ユニット86の下方に配置されており、その集合板ユニット150を後方から覆うようにして同集合板ユニット150に対して主制御装置ユニット160が搭載されている。なお、主制御装置ユニット160の搭載対象は、集合板ユニット150に限定されるものではない。例えば、主制御装置ユニット160を遊技盤80に搭載することも可能である。
【0051】
ここで、主制御装置ユニット160の構成について図12を用いて説明する。図12は主制御装置ユニット160の構成を示す斜視図である。
【0052】
主制御装置ユニット160は、合成樹脂製の取付台161を有し、取付台161に主制御装置162が搭載されている。主制御装置162は、遊技の主たる制御を司る機能(主制御回路)と、電源を監視する機能(停電監視回路)とを有する主制御基板を具備しており、当該主制御基板が透明樹脂材料等よりなる基板ボックス163に収容されて構成されている。
【0053】
基板ボックス163は、略直方体形状のボックスベース(表ケース体)とこのボックスベースの開口部を覆うボックスカバー(裏ケース体)とを備えている。これらボックスベースとボックスカバーとは封印手段としての封印部164によって開封不能に連結され、これにより基板ボックス163が封印されている。封印部164は、基板ボックス163の長辺部に5つ設けられ、そのうち少なくとも一つが用いられて封印処理が行われる。
【0054】
封印部164はボックスベースとボックスカバーとを開封不能に結合する構成であれば任意の構成が適用できるが、封印部164を構成する長孔に係止爪を挿入することでボックスベースとボックスカバーとが開封不能に結合されるようになっている。封印部164による封印処理は、その封印後の不正な開封を防止し、また万一不正開封が行われてもそのような事態を早期に且つ容易に発見可能とするものであって、一旦開封した後でも再度封印処理を行うこと自体は可能である。すなわち、5つの封印部164のうち、少なくとも一つの長孔に係止爪を挿入することにより封印処理が行われる。そして、収容した主制御基板の不具合発生の際や主制御基板の検査の際など基板ボックス163を開封する場合には、係止爪が挿入された封印部と他の封印部との連結部分を切断する。これにより、基板ボックス163のボックスベースとボックスカバーとが分離され、内部の主制御基板を取り出すことができる。その後、再度封印処理する場合は他の封印部の長孔に係止爪を挿入する。基板ボックス163の開封を行った旨の履歴を当該基板ボックス163に残しておけば、基板ボックス163を見ることで不正な開封が行われた旨が容易に発見できる。
【0055】
基板ボックス163の一方の短辺部には、その側方に突出するようにして複数の結合片165が設けられている。これら結合片165は、取付台161に形成された複数の被結合片166と1対1で対応しており、結合片165と被結合片166とにより基板ボックス163と取付台161との間で封印処理が行われる。
【0056】
次に、図13及び図14に基づき裏パックユニット15について説明する。図13は裏パックユニット15の正面図、図14は裏パックユニット15の分解斜視図である。
【0057】
裏パックユニット15は、裏パック201を備えており、当該裏パック201に対して、払出機構部202、排出通路盤203、及び制御装置集合ユニット204が取り付けられている。裏パック201は透明性を有する合成樹脂により成形されており、払出機構部202などが取り付けられるベース部211と、パチンコ機10後方に突出し略直方体形状をなす保護カバー部212とを有する。保護カバー部212は左右側面及び上面が閉鎖され且つ下面のみが開放された形状をなし、少なくとも可変表示ユニット86を囲むのに十分な大きさを有する。
【0058】
ベース部211には、その右上部に外部端子板213が設けられている。外部端子板213には各種の出力端子が設けられており、これらの出力端子を通じて遊技ホール側の管理制御装置に対して各種信号が出力される。また、ベース部211にはパチンコ機10後方からみて右端部に上下一対の掛止ピン214が設けられており、掛止ピン214を本体枠13に設けられた前記軸受け部133に挿通させることで、裏パックユニット15が本体枠13に対して回動可能に支持されている。また、ベース部211には、本体枠13に設けられた被締結孔134に対して締結するための締結具215が設けられており、当該締結具215を被締結孔134に嵌め込むことで本体枠13に対して裏パックユニット15が固定されている。
【0059】
ベース部211には、保護カバー部212を迂回するようにして払出機構部202が配設されている。すなわち、裏パック201の最上部には上方に開口したタンク221が設けられており、タンク221には遊技ホールの島設備から供給される遊技球が逐次補給される。タンク221の下方には、下流側に向けて緩やかに傾斜するタンクレール222が連結され、タンクレール222の下流側には上下方向に延びるケースレール223が連結されている。ケースレール223の最下流部には払出装置224が設けられている。払出装置224より払い出された遊技球は、当該払出装置224の下流側に設けられた図示しない払出通路を通じて、裏パック201のベース部211に設けられた遊技球分配部225に供給される。
【0060】
遊技球分配部225は、払出装置224より払い出された遊技球を上皿33、下皿34又は後述する排出通路の何れかに振り分けるための機能を有し、内側の開口部226が上述した本体側上皿通路122及び前扉側上皿通路51を介して上皿33に通じ、中央の開口部227が本体側下皿通路123及び前扉側下皿通路52を介して下皿34に通じ、外側の開口部228が排出通路に通じるように形成されている。
【0061】
払出機構部202には、裏パック基板229が設置されている。裏パック基板229には、例えば交流24ボルトの主電源が供給され、電源スイッチ229aの切替操作により電源ON又は電源OFFとされるようになっている。
【0062】
ベース部211の下端部には、当該下端部を前後に挟むようにして排出通路盤203及び制御装置集合ユニット204が取り付けられている。排出通路盤203は、制御装置集合ユニット204と対向する面に後方に開放された排出通路231が形成されており、当該排出通路231の開放部は制御装置集合ユニット204によって塞がれている。排出通路231は、遊技ホールの島設備等へ遊技球を排出するように形成されている。具体的には、排出通路盤203は、上述した集合板ユニット150等によって回収された遊技球が排出通路231を通ることでパチンコ機10外部に排出されるように構成されている。
【0063】
制御装置集合ユニット204は、横長形状をなす取付台241を有し、取付台241に払出制御装置242と電源・発射制御装置243とが搭載されている。これら払出制御装置242と電源・発射制御装置243とは、払出制御装置242がパチンコ機10後方となるように前後に重ねて配置されている。
【0064】
払出制御装置242は、基板ボックス244内に払出装置224を制御する払出制御基板が収容されている。なお、払出制御装置242から払出装置224への払出指令の信号は上述した裏パック基板229により中継される。また、払出制御装置242には状態復帰スイッチ245が設けられている。例えば、払出装置224における球詰まり等、払出エラーの発生時において状態復帰スイッチ245が押されると、球詰まりの解消が図られるようになっている。
【0065】
電源・発射制御装置243は、基板ボックス246内に電源及び発射制御基板が収容されており、当該基板により、各種制御装置等で要する所定の電源が生成されて出力され、さらに遊技者による遊技球発射ハンドル41の操作に伴う遊技球の打ち出しの制御が行われる。また、電源・発射制御装置243にはRAM消去スイッチ247が設けられている。本パチンコ機10は各種データの記憶保持機能を有しており、万一停電が発生した際でも停電時の状態を保持し、停電からの復帰の際には停電時の状態に復帰できるようになっている。したがって、例えば遊技ホールの営業終了の場合のように通常手順で電源を遮断すると遮断前の状態が記憶保持されるが、RAM消去スイッチ247を押しながら電源を投入すると、RAMデータが初期化されるようになっている。
【0066】
ここで、図8図11図15及び図16に基づき前記集合板ユニット150とそれに付随する構成とについて詳しく説明する。図15は集合板ユニット150を表側から見た分解斜視図、図16は集合板ユニット150を裏側から見た分解斜視図である。
【0067】
集合板ユニット150は、上述した一般入賞口180等を介して遊技盤80の背面側に導かれた遊技球を回収する集合板250を備えている。集合板250は、光透過性を有する(具体的には透明な)合成樹脂材料によって形成されている。集合板250には、遊技盤80の背面80aに対して所定の間隔を隔てて対向する対向部251が設けられている。対向部251は遊技盤80と平行な平板状をなしており、少なくともその左右両側部には遊技盤80に対する取付部252が一体成形されている。取付部252は、対向部251から遊技盤80側に突出する突出部を介して同対向部251に繋がっており、同遊技盤80に対して平行な板状をなしている。それら取付部252と遊技盤80とが面当たりした状態でネジを用いて固定されることにより、集合板250と遊技盤80とが一体化されている。
【0068】
対向部251において遊技盤80と対向している側の板面(前板面251a)には、遊技盤80の背面に向けて起立する一対の壁部253,254が各入賞口180に対応して複数組(本実施の形態では4組)設けられている。それら壁部253,254は、所定の間隔を隔てて相対向するとともに、それら各壁部253,254の先端が遊技盤80に対して当接するように形成されている。これら各壁部253,254、対向部251及び遊技盤80(詳しくは背面80a)によって遊技球Bを回収する遊技球回収通路CPが区画形成されている。言い換えれば、壁部253,254及び対向部251によって遊技盤80側に開放された溝部255が形成されており、それら溝部255の開放部位が遊技盤80によって塞がれることにより、遊技球回収通路CPが形成されている。なお、対向部251の前板面251aには、作動口84a,84b等に対応する遊技球回収通路が別途形成されているが、これら各遊技球回収通路は、上記遊技球回収通路CPと同様の構成となっているため、詳細な説明は省略する。
【0069】
一般入賞口180に入賞した遊技球は何れも遊技球回収通路CPを介して遊技盤80の下側に集められる。遊技盤80の下方には前記排出通路盤203が配置されており、遊技球回収通路CPによって遊技盤80の下方に集められた遊技球は排出通路231内に導出され、その後パチンコ機10の外部に排出される(詳しくは島設備に返却される)。なお、上述したアウト口87についても同様に排出通路231に通じており、何れの入賞口にも入賞しなかった遊技球は同アウト口87を介して排出通路231内に導出され、パチンコ機10の外部に排出される。
【0070】
各遊技球回収通路CPの途中位置には、遊技球の通過を検知する検知センサ270が設けられている。詳しくは、対向部251にはそれら検知センサ270を収容するセンサ収容部256が一体形成されており、検知センサ270はそれらセンサ収容部256に対して嵌まった状態で固定されている。センサ収容部256は、対向部251の背面側に開放されており、その開放部位を介して検知センサ270の着脱が可能となっている。換言すれば、集合板250を遊技盤80に対して取り付けた状態のまま、同検知センサ270の着脱作業が可能となっている。これら検知センサ270によって、一般入賞口180への遊技球の入賞を把握可能となっており、それら検知情報は図示せぬ中継基板を介して主制御装置162に伝達される。
【0071】
対向部251において遊技盤80と反対側には、当該対向部251の後板面251bと対向するようにして基板281が設けられている。基板281における対向部251の後板面251bと対向する側の板面は各種素子が搭載される素子搭載面281aを構成している。素子搭載面281aには、上記入賞口ユニット170の装飾190に対して光を供給する発光体282が実装されている。具体的には、素子搭載面281aには発光体282としての発光ダイオード(LED)がハンダ付け等の固定手段によって固定されている。なお、発光体282はLEDに限定されるものではない。例えば、LEDに代えて白熱球等を用いることも可能である。
【0072】
基板281は、図示せぬ配線を介して上記音声ランプ制御装置143と電気的に接続されており、音声ランプ制御装置143から出力される信号(指令)に基づいて発光体282が点灯又は点滅する構成となっている。すなわち音声ランプ制御装置143によって発光体282の発光態様の制御(以下、発光制御ともいう)が行われる。
【0073】
基板281は、発光体282が上述した装飾190の後方且つ遊技盤80の正面視にて各壁部253,254の間に位置するように配置されており、当該発光体282から射出された光は、集合板250の対向部251を通過して装飾190の光透過部192に達する構成となっている。
【0074】
対向部251の後板面251b側には、基板281を設置する設置部261が一体形成されている。設置部261は、基板281を囲むことにより基板281の設置領域を区画する囲み部262と、基板281及び対向部251の間に所定の隙間が形成されるように同基板281の取付位置を規定する位置決め部263と、その位置決め部263によって定められた所定の取付位置にて基板281を保持する保持部264とによって構成されている。
【0075】
囲み部262は、対向部251の後板面251bから起立し、基板281の周縁に沿って形成された壁状をなしている。基板281の取付作業時には、基板281を囲み部262の内周面に沿って押し込むことにより、同基板281の取り付けばらつきが抑えられる構成となっている。位置決め部263は、囲み部262によって区画された領域に配されているとともに、後板面251bから突出する突起状をなしている。所定の取付位置まで押し込まれた基板281については、素子搭載面281aと位置決め部263の先端とが当接することで、それ以上の押し込みが回避されることとなる。このようにして所定位置に設置された基板281は、保持部264(詳しくは基板281に引っ掛かる係止爪264)やネジ等によって保持された状態となる。
【0076】
このようにして所定位置に設置された基板281の発光体282は、図8に示すように、対応する入賞口ユニット170の後方、すなわち装飾190の後方且つ入賞口180の斜め下方に位置することとなる。詳しくは、入賞口180の入口部181と出口部183とを結んだ仮想線L上に位置することとなる。
【0077】
対向部251において仮想線Lと交差する部位を含んだ特定領域SEには、当該対向部251を通過する光を拡散させる光拡散部266が形成されている。光拡散部266は、対向部251の後板面251、すなわち基板281と対向している側に形成された多数の突起267よって構成されている(図16の部分拡大図参照)。また、図11に示すように、突起267が形成されている特定領域SEは、遊技盤80の背面視において対向部251に対して発光体282が重なっている部位を含んだ領域となるように設定されているとともに、その一部が遊技盤80の背面視において上述した壁部253,254に対して重なる大きさを有している。なお、便宜上、図11においては特定領域SEをドットハッチングによって示している。
【0078】
突起267は半球状をなしており、発光体282から射出された光のうち入賞口180に向かう光は、対向部251に入射した際に、それら突起267によって拡散される。その拡散された光の一部が、入賞口180の出口部183→通路部182→入口部181を通過して遊技盤80の前方に射出される。すなわち、発光体282から射出された光は、光拡散部266を通過することにより拡散され、その一部が仮想線Lに沿って進むこととなる。これにより、過度に直接的な光が入賞口180の入口部181から射出されることが規制される。
【0079】
また、発光体282から射出された光のうち装飾190に向かう光についても同様に、光拡散部266を通過することにより拡散される。具体的には、発光体282は装飾190(詳しくは装飾体193)に向けて光を射出するように、すなわち装飾190に向けて指向性の強い光を射出するように構成されているとともに、前記特定領域SEは対向部251においてその光が通過する経路(例えば図8に示す仮想直線X)と交わる部分を含むように設定されている。このため、発光体282から装飾190に向けて射出された光は、光拡散部266を通過することにより拡散された後、装飾190の光透過部192に達する。そして、光拡散部266によって拡散された光は、光透過部192の光拡散部195を通過することにより更に拡散されることとなる。このように所定の間隔を隔てた複数の位置にて光を拡散させることで、装飾190を広範囲で発光させることが可能となっている。
【0080】
次に、パチンコ機10の電気的構成について、図17のブロック図に基づいて説明する。図17では、電力の供給ラインを二重線矢印で示し、信号ラインを実線矢印で示す。
【0081】
主制御装置162に設けられた主制御基板301には、主制御回路302と停電監視回路303とが内蔵されている。主制御回路302には、CPU311が搭載されている。CPU311には、当該CPU311により実行される各種の制御プログラムや固定値データを記憶したROM312と、そのROM312内に記憶される制御プログラムの実行に際して各種のデータ等を一時的に記憶するためのメモリであるRAM313と、割込回路やタイマ回路、データ入出力回路などの各種回路が内蔵されている。
【0082】
RAM313は、パチンコ機10の電源の遮断後においても電源・発射制御装置243に設けられた電源・発射制御基板321からデータ記憶保持用電力が供給されてデータが保持される構成となっている。
【0083】
CPU311には、アドレスバス及びデータバスで構成されるバスラインを介して入出力ポートが接続されている。主制御回路302の入力側には、主制御基板301に設けられた停電監視回路303、払出制御装置242に設けられた払出制御基板322及びその他図示しないスイッチ群などが接続されている。この場合に、停電監視回路303には電源・発射制御基板321が接続されており、主制御回路302には停電監視回路303を介して電力が供給される。
【0084】
一方、主制御回路302の出力側には、停電監視回路303、払出制御基板322及び中継端子板323が接続されている。払出制御基板322には、賞球コマンドなどといった各種コマンドが出力される。中継端子板323を介して主制御回路302から音声ランプ制御装置143に設けられた音声ランプ制御基板324に対して各種コマンドなどが出力される。
【0085】
停電監視回路303は、主制御回路302と電源・発射制御基板321とを中継し、また電源・発射制御基板321から出力される最大電源である直流安定24ボルトの電源を監視する。
【0086】
払出制御基板322は、払出装置224により賞球や貸し球の払出制御を行うものである。演算装置であるCPU331は、そのCPU331により実行される制御プログラムや固定値データ等を記憶したROM332と、ワークメモリ等として使用されるRAM333とを備えている。
【0087】
払出制御基板322のRAM333は、主制御回路302のRAM313と同様に、パチンコ機10の電源の遮断後においても電源・発射制御基板321からデータ記憶保持用電力が供給されてデータが保持される構成となっている。
【0088】
払出制御基板322のCPU331には、アドレスバス及びデータバスで構成されるバスラインを介して入出力ポートが接続されている。払出制御基板322の入力側には、主制御回路302、電源・発射制御基板321、及び裏パック基板229が接続されている。また、払出制御基板322の出力側には、主制御回路302及び裏パック基板229が接続されている。
【0089】
電源・発射制御基板321は、電源部と発射制御部とを備えている。電源部は、二重線矢印で示す経路を通じて、主制御回路302や払出制御基板322等に対して各々に必要な動作電力を供給する。発射制御部は、遊技者による遊技球発射ハンドル41の操作にしたがって遊技球発射機構110の発射制御を担うものであり、遊技球発射機構110は所定の発射条件が整っている場合に駆動される。
【0090】
音声ランプ制御基板324は、各種ランプ部23〜25やスピーカ部26や発光体282及び表示制御装置325を制御するものである。演算装置であるCPU341は、そのCPU341により実行される制御プログラムや固定値データ等を記憶したROM342と、ワークメモリ等として使用されるRAM343とを備えている。
【0091】
音声ランプ制御基板324のCPU341にはアドレスバス及びデータバスで構成されるバスラインを介して入出力ポートが接続されている。音声ランプ制御基板324の入力側には中継端子板323に中継されて主制御回路302が接続されており、主制御回路302から出力される各種コマンドに基づいて、各種ランプ部23〜25,スピーカ部26,発光体282及び表示制御装置325を制御する。表示制御装置325は、音声ランプ制御基板324から入力する表示コマンドに基づいて図柄表示装置91を制御する。
【0092】
以上詳述した本実施の形態によれば、以下の優れた効果を奏する。
【0093】
一般入賞口180の入口部181と発光体282とを結んだ仮想線L上に光拡散部266を配置している。言い換えれば、遊技者により一般入賞口180を介して発光体282を直接視認されることを回避している。発光体282から射出された光のうち一般入賞口180に向かう光は光拡散部266(詳しくは突起267)を通過することにより拡散されることとなる。これにより、過度に直接的な光が遊技者に届くことが回避されている。
【0094】
一般入賞口180は、遊技球の入賞に基づいて遊技者にとって優位な特典が付与される部位である。このため、これら一般入賞口180は遊技領域PEにおける他の構成と比べて比較的遊技者の注意を引きやすい部位であると考えられる。このような遊技者の目が留まり得る部位に眩しさの要因が存在することは、遊技者の目の疲れ等を招来し、遊技意欲の減退を招くと想定され好ましくない。この点、上述の如く入賞口180を介して射出される光を拡散させることで、眩しさの低減を図ることができる。故に、遊技者の目の疲労を軽減することができ、遊技意欲の減退を抑えることができる。
【0095】
このように、発光体282からの光が一般入賞口180を通過することを許容できる構成とすることにより、発光体282(詳しくは装飾190)と一般入賞口180との配置自由度を高め、両者を近づけて配置することが可能となる。これにより、限られた遊技領域PEにて両者を好適に共存させることができる。
【0096】
本実施の形態においては特に、入賞口ユニット170を可変表示ユニット86の下方に配置するとともに、装飾190を一般入賞口180よりも下側に配置し、それに併せて発光体282も一般入賞口180よりも下方に配置している。可変表示ユニット86は遊技領域PEの略中央、すなわち遊技者の顔の正面付近となるように配置されている。このため、遊技者が視線を一般入賞口180側に落とした場合には、一般入賞口180を介して発光体282が目に入りやすくなると想定される。このような各種構成の配置を採用しているものの、上述の如く一般入賞口180から発せられる光が規制されているため、同光が遊技の妨げになることを回避しやすくなっている。これにより、遊技領域に設けられた各種構成の配置自由度を高めることが可能となっている。
【0097】
光拡散部266によって拡散された光の一部が一般入賞口180の内部を照らすことにより、当該一般入賞口180の視認性が向上されている。これにより、従来の構成と比較して一般入賞口180に対する注目を集めやすくしている。
【0098】
基板281を集合板250の後側に配置している。これにより、配線の取り回しの容易化や基板281(発光体282)のメンテナンスの容易化に貢献している。
【0099】
対向部251に光拡散部266及び設置部261一体成形している。光拡散部を別途設ける構成等と比較して、作業ばらつき等に起因する光拡散部266と基板281との相対位置のばらつきを低減することができる。これにより、光拡散部266を回避した(通過していない)光が一般入賞口180の入口部181から射出されることを抑制できる。
【0100】
対向部251に光拡散部266を設けている。これにより、発光体282に対して光拡散部266を近づけて配置することが可能となっている。光拡散部266は、発光体282から離れるに連れて大きくする必要が生じ得るが、上述の如く近づけて配置することにより、光拡散部266の小型化を促進している。これにより、集合板250の成形性を良好なものとしている。
【0101】
対向部251の前板面251aに壁部253,254を形成し、後板面251bに光拡散部266を形成している。これにより、発光体282と光拡散部266とを近づけやすくし、光拡散部266の小型化に一層貢献している。
【0102】
また、前板面251a側に光拡散部を形成する場合を想定すれば、壁部253,254及び光規制部の配置に対して制約が強まりやすくなり、特に遊技球回収通路CPに光拡散部を形成しようとすれば、集合板250の成形性を悪化させるのみならず、遊技球の流下を阻害しやすくなり得る。この点、本実施の形態においては、壁部253,254及び光拡散部266を対向部251の両面側に分けて配置することにより、それら壁部253,254及び光拡散部266を好適に共存させることが可能となっている。
【0103】
なお、上述した実施の形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施してもよい。ちなみに、以下の別形態の構成を、上記各実施の形態における構成に対して、個別に適用してもよく、相互に組み合わせて適用してもよい。
【0104】
(a)上記実施の形態では、「規制部」としての光拡散部266によって、発光体282から射出された光のうち一般入賞口180に向かう光と装飾190に向かう光の両者を拡散させる構成としたが、これに限定されるものではない。光拡散部266は少なくとも一般入賞口180に向かう光を拡散させる構成とすれば足りる。
【0105】
また、光拡散部266によって「光通過部」としての一般入賞口180に向かう光を拡散させる構成としたがこれに限定されるものではない。例えば、遊技盤の背面側から前面側に光を通過させる「光透過部」としての透明部材等が遊技盤に設けられている場合、光拡散部によって同透明部材に向かう光を拡散させる構成とすることも可能である。
【0106】
上記実施の形態では、「規制部」として光を拡散する光拡散部266を有する構成としたが、これを以下のように変更してもよい。すなわち、光拡散部266に代えて、装飾190に向かう光を遮ることなく、一般入賞口180に向かう光を遮る遮蔽部を設けてもよいし、一般入賞口180に向かう光の光量を減ずる減光部を設けてもよい。
【0107】
「規制部」として遮蔽部を有する構成を採用する場合には、発光体282からの光によって装飾190を照らすという本来の機能を担保する必要がある。故に、例えば集合板250の対向部251において仮想直線Lと重なる範囲にのみ光を遮る塗装を施したり、対向部251に遮光性を有するシール材等を装着したりするとよい。これにより、装飾190への光の供給を可能としつつ、発光体282からの光が一般入賞口180を介して遊技者に届くことを回避できる。
【0108】
但し、一般入賞口180に向かう光を完全に遮る構成とした場合には、一般入賞口180を照らすことができなくなる。これは、一般入賞口180の視認性の向上という観点から見て好ましくない。故に、望ましくは、光を完全に遮るのではなく分散又は低減させることにより、眩しさを抑えつつ、一般入賞口180を照らす構成とするとよい。
【0109】
「規制部」として減光部を有する構成を採用する場合には、例えば対向部251において仮想直線Lと重なる範囲に限定して光を透過する有色の塗装等を施すとよい。これにより、装飾190への光の供給を担保しつつ、一般入賞口180に向かう光の量を減らすこととができ、光が遊技者に届くことを回避できる。
【0110】
(b)上記実施の形態では、光拡散部266を「回収通路形成部材」としての集合板250に一体成形したが、これに限定されるものではなく、光拡散部材を別途設け、それを集合板に装着する構成としてもよい。
【0111】
また、光拡散部266を集合板250以外に設けることも可能である。例えば、入賞口ユニット170の一般入賞口180に光拡散部を設けたり、入賞口ユニット170と集合板250との間に光拡散部材を配したりしてもよい。
【0112】
(c)上記実施の形態では、集合板250の対向部251に光拡散部266及び基板281を設けたが、これを変更し、いずれか一方を他の部材に設けてもよい。例えば、基板281を集合板ユニット150の後方に配置される主制御装置ユニット160等に取り付けることも可能である。
【0113】
更には、集合板250の対向部251に光拡散部266及び基板281を設けたが、集合板250は必ずしも対向部251を有する必要はなく、同対向部251を省略することも可能である。対向部251を有さない構成を採用する場合、例えば、遊技球回収通路を形成している区画壁部に光拡散部を設けるとよい。
【0114】
なお、対向部251を有する構成において、区画壁部や対向部251から起立する他の壁部に規制部(光拡散部や遮蔽部)を設けることも可能である。例えば、対向部251よりも後方に複数の発光体282を配置するとともに、各発光体282の間に対向部251から起立する壁部を配し、各発光体282がそれぞれの正面に位置する装飾領域(例えば複数の異なる装飾や1の装飾における異なる箇所)を照らす場合に、各発光体の間に位置する壁部に設けた規制部によってその照射範囲を規制する構成とすることも可能である。このような構成を採用した場合には、発光体282が集合板250に対する遊技球回収通路の位置設定の妨げになることを防止しながら、各発光体282の照射範囲を壁部によって制限することができる。
【0115】
(d)上記実施の形態では、光拡散部266を半球状の突起267によって構成したが、これに限定されるものではない。例えば、突起が角柱状をなす構成としてもよい。また、光拡散部266を、突起267に代えて多数の凹みによって構成してもよいし、複数の凹凸を混在させることにより構成してもよい。同様に、光拡散部266を、交互に並べて形成された複数の溝部及び突条部等によって構成してもよい(例えばレンズカット)。
【0116】
(e)上記実施の形態では、一般入賞口180を可変表示ユニット86の下方に配置したが、一般入賞口180の配置箇所は任意である。例えば、一般入賞口180を可変表示ユニット86の側方に配置してもよい。
【0117】
(f)上記実施の形態では、発光体282が対向部251において遊技球回収通路CPを構成している部分の後方に位置する構成としたが、これに限定されるものではない。例えば、対向部251において壁部253,254が形成されている部分の後方に発光体282が位置する構成としてもよい。但し、発光体282がそもそも装飾190に対する光の供給を目的として存在していることを考慮すれば、壁部253,254によって光の供給が阻害されるおそれが生じるため好ましくない。故に、望ましくは、発光体282が溝部255の底部分の後方に位置する構成とするとよい。
【0118】
(g)上記実施の形態では、発光体282から射出された光のうち、一般入賞口180に向かうものと、装飾190に向かうものの両者が光拡散部266を通過する構成としたが、これに限定されるものではない。発光体282から射出された光のうち、少なくとも一般入賞口180に向かう光が光拡散部を通過する構成とすればよい。但し、このような変更を行った場合には、装飾190に対する照射範囲が狭まり、装飾190の全域に光を供給することが困難となり得る。故に、好ましくは、上述の如く、発光体282から射出された光を装飾190に届く前に一度拡散させておくとよい。
【0119】
(h)上記実施の形態では、対向部251の前板面251aに壁部253,254を設けるとともに、対向部251の後板面251bに光拡散部266を設けることで、壁部253,254及び光拡散部266の配置自由度を高める構成としたが、これを以下のように変更することも可能である。すなわち、対向部251の前板面251aに壁部253,254及び光拡散部266を設けることも可能である。
【0120】
(i)上記実施の形態では、集合板250を無色透明な合成樹脂材料によって形成したが、これに限定されるものではない。例えば集合板を有色透明な合成樹脂材料によって形成してもよいし、無色半透明又は有色半透明な合成樹脂材料によって形成してもよい。
【0121】
また、集合板250を不透明な材料によって形成することも可能である。但し、このような変更を行う場合には、発光体282からの光が装飾190に照射されるように光が通過できる通過部(例えば開口等)を形成するとよい。
【0122】
(j)上記実施の形態では、一般入賞口180と「光透過部」としての装飾190とをユニット化して設けたが、これら一般入賞口及び装飾をユニット化しなくてもよい。例えば、一般入賞口及び装飾を別体で設けるとともに、遊技盤80に対して個別に取り付けることも可能である。
【0123】
(k)上記実施の形態では、一般入賞口180に対応して光拡散部266を設けたが、同光拡散部266に相当する構成を作動口84a,84bやアウト口87等に適用することも可能である。
【0124】
(l)上記実施の形態では、集合板250を有する構成としたが、この集合板250を省略することも可能である。但し、この場合、一般入賞口180等を介して遊技盤80の背面側に導かれる遊技球を回収するための構成を個々の入賞口180等に対応して個別に設けることが望ましい。
【0125】
(m)上記実施の形態では、通路部182が前後(水平)に延びる構成としたが、これを変更し、遊技盤80前面側から背面側に向けて徐々に下り傾斜する構成としてもよい。これにより、ガイドリブ184を省略することが可能となる。このような変更を行った場合には、通路部182が発光体282側(下側)に傾くこととなり、一般入賞口180を介して射出される光の量が増すと想定される。この場合であっても、上記実施の形態に示す光拡散部266を有しているため、一般入賞口180における眩しさを好適に抑えることが可能である。
【0126】
(n)上記各実施の形態とは異なる他のタイプのパチンコ機等、例えば特別装置の特定領域に遊技球が入ると電動役物が所定回数開放するパチンコ機や、特別装置の特定領域に遊技球が入ると権利が発生して大当たりとなるパチンコ機、他の役物を備えたパチンコ機、アレンジボール機、雀球等の遊技機にも、本発明を適用できる。
【0127】
<上記実施の形態から抽出される発明群について>
以下、上述した実施の形態から抽出される発明群の特徴について、必要に応じて効果等を示しつつ説明する。なお以下においては、理解の容易のため、上記実施の形態において対応する構成を括弧書き等で適宜示すが、この括弧書き等で示した具体的構成に限定されるものではない。
【0128】
なお、下記の特徴群に記載された発明は、「遊技機の一種であるパチンコ機には、遊技領域が形成された遊技盤を枠体に搭載してなる遊技機本体と、遊技機本体の前面側に取り付けられた前扉枠とが備えられている。遊技領域には入賞口、入賞装置等の各種遊技機器が設けられている。遊技者により遊技球発射ハンドルが操作されると遊技球が遊技領域に向けて発射され、発射された遊技球が入賞口や入賞装置などに入賞すると、それに伴い所定個数の遊技球が払い出される。このようなパチンコ機においては、上記遊技領域に発光部が設けられていることが多い。例えば遊技状況に応じてこれら発光部が点灯又は点滅することで、遊技演出(発光演出)がなされたり、遊技者やホール管理者等に対して遊技状態の報知がなされたりする(例えば特許文献1参照)。」という背景技術について、「上述した遊技領域には上記入賞口や発光部以外にも遊技球の流下経路を構成する釘や絵柄を表示する絵柄表示装置等の各種構成が設けられ、限られた領域内に様々な構成が共存した状態となることが一般的である。例えば発光部の発光源を遊技盤の背面側に配置することにより、発光部の形状が発光源や同発光源が搭載された基板の外形等に応じて制限されにくくすることができる。しかしながら、このような対応を行った場合には、発光部の発光源からの光が例えば入賞口等の意図せぬ経路を介して射出されやすくなることが懸念される。特に、入賞口は、上述したように遊技球が入賞することにより遊技者にとって優位な特典が付与される部位であるため、遊技領域に設けられた他の構成と比べて遊技者の注意を引きやすい。このため、仮に発光源からの光が入賞口を介して遊技者に届くと、目の疲れ等を招来しやすくなると考えられる。」という発明が解決しようとする課題をもってなされたものである。
【0129】
特徴A1.遊技機前方から視認可能な位置に設けられている遊技盤(遊技盤80)と、
前記遊技盤の前面側に設けられ、遊技球が流下する遊技領域(遊技領域PE)と、
前記遊技盤に設けられ、前記遊技領域を流下する遊技球の一部を同遊技盤の背面側に導く開口部(入賞口180の入口部181,通路部182及び出口部183)と、
前記開口部よりも後側に配置され、前記遊技盤の背面側に向けて光を発する発光手段(発光体282)と、
前記開口部及び前記発光手段の間に設けられており、前記発光手段から発せられた光のうち前記開口部に向かう光を規制する規制部(光拡散部266)と
を備えていることを特徴とする遊技機。
【0130】
特徴A1によれば、発光手段から遊技盤の背面側に向けて射出される光を用いることで遊技盤の一部、例えば装飾等の発光部(光透過部)を発光させることができる。これにより、演出の多様化や遊技状況の報知を行うことができる。
【0131】
開口部(例えば入賞口やアウト口等)を介して遊技球を遊技盤の背面側に導く構成においては、発光手段からの光が開口部を介して遊技機前方に射出されると、その光が過度に直接的になり得る。特に、遊技球が開口部を通過することを契機として遊技者に特典が付与されるタイプの遊技機においては、同開口部は遊技者の注意を引きやすい部位となり得る。仮に開口部を介して発光手段が視認可能となると、発光手段からの光が直接目に入り目の疲れや同開口部の視認性低下を招く要因となり得るため好ましくない。
【0132】
例えば、光が開口部から射出されることを前提として発光手段の発光レベルを下ると、開口部の眩しさを低減することが可能となる反面、発光手段を用いた演出の迫力が低下したり報知機能が低下したりすると考えられ好ましくない。また、開口部と発光体とを、発光体からの光が開口に及ばない程度に離間して配置することにより、開口部の眩しさを抑えることができるものの、開口部と発光体(詳しくは上記光透過部)との相対位置に制約が生じやすくなり、それら開口部等の配置自由度が低下すると考えられる。
【0133】
この点、本特徴においては、開口部と発光手段との間に規制部を設け、開口部に向かう光を規制する構成とした。これにより、上述した各種不都合を払拭することができる。すなわち、開口部の視認性を担保しつつ、発光手段の発光レベルを演出や報知に合わせて設定でき、更にはそれら開口部及び発光手段(光透過部)の配置自由度を向上させることができる。故に、例えば、遊技領域において開口部及び発光部を共存させやすくできる。
【0134】
なお、「光を規制する規制部」は、少なくとも開口部を介して射出される光が過度に直接的になることを規制できるものであればよく、例えば「光を拡散させる拡散部」,「光を減じる減光部」及び「光を遮る遮光部」等を用いるとよい。
【0135】
特徴A2.遊技機前方から視認可能な位置に設けられている遊技盤(遊技盤80)と、
前記遊技盤の前面側に設けられ、遊技球が流下する遊技領域(遊技領域PE)と、
前記遊技盤に設けられ、前記遊技領域を流下する遊技球の一部を同遊技盤の背面側に導く開口部(入賞口180の入口部181,通路部182及び出口部183)と、
前記遊技盤に設けられているとともに、前記開口部の周辺に配置されている光透過部(装飾190)と、
前記開口部よりも後側に配置され、前記光透過部に向けて光を発する発光手段(発光体282)と、
前記開口部及び前記発光手段の間に設けられており、前記発光手段から発せられた光のうち少なくとも前記開口部に向かう光を規制する規制部(光拡散部266)と
を備えていることを特徴とする遊技機。
【0136】
特徴A2によれば、特徴A1に示した効果と同様の効果を奏する。具体的には、発光手段から射出される光を用いて光透過部を発光させることにより、演出の多様化や遊技状況の報知を行うことができる。
【0137】
開口部(例えば入賞口やアウト口等)を介して遊技球を遊技盤の背面側に導く構成においては、発光手段からの光が開口部を介して遊技機前方に射出されると、その光が過度に直接的になり得る。特に、遊技球が開口部を通過することを契機として遊技者に特典が付与されるタイプの遊技機においては、同開口部は遊技者の注意を引きやすい部位となり得る。仮に開口部を介して発光手段が視認可能となると、発光手段からの光が直接目に入り目の疲れや同開口部の視認性低下を招く要因となり得るため好ましくない。
【0138】
例えば、光が開口部から射出されることを前提として発光手段の発光レベルを下ると、開口部の眩しさを低減することが可能となる反面、発光手段を用いた演出の迫力が低下したり報知機能が低下したりすると考えられ好ましくない。また、開口部と発光体とを、発光体からの光が開口に及ばない程度に離間して配置することにより、開口部の眩しさを抑えることができるものの、開口部と発光体(詳しくは上記光透過部)との相対位置に制約が生じやすくなり、それら開口部等の配置自由度が低下すると考えられる。
【0139】
この点、本特徴においては、開口部と発光手段との間に規制部を設け、開口部に向かう光を規制する構成とした。これにより、上述した各種不都合を払拭することができる。すなわち、開口部の視認性を担保しつつ、発光手段の発光レベルを演出や報知に合わせて設定でき、更にはそれら開口部の周辺に光透過部を設けたとしても上述した不都合を回避できる。これにより遊技盤(遊技領域)において開口部及び光透過部を共存させやすくできる。
【0140】
なお、「光を規制する規制部」は、少なくとも開口部を介して射出される光が過度に直接的になることを規制できるものであればよく、例えば「光を拡散させる拡散部」,「光を減じる減光部」及び「光を遮る遮光部」等を用いるとよい。
【0141】
特徴A3.前記規制部は、光を拡散させるものであり、前記発光手段から射出された光のうち前記開口部に向かう光の通過経路(仮想線L)と、前記発光手段から射出された光のうち前記光透過部に向かう光の通過経路(例えば仮想直線X)との両経路に跨って設けられていることを特徴とするA2に記載の遊技機。
【0142】
特徴A3によれば、発光手段から射出された光は規制部を通過することにより拡散された状態で開口部及び光透過部に達する。光透過部に届いた光は規制部によって拡散されていることにより、同光透過部における広域に光を供給しやすくできる。これにより、発光手段(例えばランプやLED等)の設置箇所の増加を抑えつつ発光演出等の広域化を促進できる。また、開口部に向かう光についても発光手段によって拡散されていることにより、眩しさの低減に貢献でき、更には開口部内を照らすことにより、遊技球が開口部に入っていく様を見やすくすることができる。
【0143】
このように1の規制部を両経路に跨るように設けることにより、構成の煩雑化を抑えつつ、上記各種効果を得ることができ、実用上好ましい構成を実現できる。
【0144】
なお、本特徴を「前記規制部は、光を拡散させるものであり、前記開口部及び前記発光手段を結ぶ仮想直線と、前記光透過部及び前記発光手段を結ぶ仮想直線との両仮想直線に跨がって設けられていることを特徴とするA2に記載の遊技機」と置き換えることも可能である。
【0145】
特徴A4.前記開口部の入口部分(入口部181)は上方に開放されており、
前記光透過部は、前記開口部の下側に配置されており、
前記発光手段は、前記光透過部の後方に配置されていることを特徴とするA2又はA3に記載の遊技機。
【0146】
開口部の入口部へ遊技球が入ることを想定すれば、同開口部よりも下側となる領域は、他の部位に比べて遊技球の流下経路として設定しにくい、すなわちデッドスペースが生じやすいと想定される。このような部分に、光透過部を配置することにより、遊技領域におけるデッドスペースを減縮でき、実用上好ましい構成を実現できる。
【0147】
また、光透過部の後方に発光手段を配置することにより、光透過部の後方以外の範囲に発光手段を配置する場合と比較して、光の供給効率を高めやすい。しかしながら、上述の如く光透過部の上側に開口部が配置されている場合、上記各種効果を得ることができる反面、以下の不都合が生じやすくなる。つまり、遊技球が自重によって開口部内を移動する方向と、光の射出方向とが揃いやすくなり、開口部を介して光が射出されやすくなると懸念される。このような不都合は、開口部を遊技領域の下流側に配置し開口部へ向かう遊技球の流下態様を視認しやすくした場合には、特に遊技者に対して開口部から射出された光が届きやすくなると想定される。この点、特徴A2等に示した構成を適用することにより、そのような不都合を払拭でき、開口部,光透過部及び発光手段の配置を好適なものとすることが可能となる。
【0148】
なお、本特徴を「前記開口部の入口部分(入口部181)は前記遊技領域における上流側に開放されており、前記光透過部は、前記遊技領域において前記開口部の下流側に配置されており、前記発光手段は、前記光透過部の後方に配置されていることを特徴とするA2又はA3に記載の遊技機」と置き換えることも可能である。
【0149】
特徴A5.前記遊技盤と前記発光手段との間には、前記開口部を通過して同遊技盤の背面側に達した遊技球を回収する回収通路(遊技球回収通路CP)を形成する回収通路形成部材(集合板250)が設けられており、
前記規制部は、前記回収通路形成部材に設けられていることを特徴とするA1乃至A4のいずれか1つに記載の遊技機。
【0150】
特徴A5によれば、開口部を通過して遊技盤の背面側に達した遊技球は回収通路形成部材に設けられた回収通路を通ることにより回収される。回収通路形成部材を有する構成を採用した場合、発光手段を回収通路形成部材との干渉を避けて配置する必要が生じる、仮に、遊技盤の背面と平行な方向に回収通路部材と発光手段とを並設する構成とした場合、開口部と上述した光透過部等との配置に制約が生じやすくなる。この点、本特徴に示すように、回収通路形成部材よりも後方に発光手段を配置する構成とすれば、開口部と光透過部との配置自由度を向上することができる。また、回収通路形成部材の後方に発光手段を配置することにより、発光手段へのアクセスが同回収通路形成部材によって妨げられるといった不都合を抑制し、発光手段のメンテナンスの容易化に貢献することができる。
【0151】
また、回収通路形成部材の後方に発光手段を配置する場合、規制部を回収通路形成部材に設けることにより、構成の煩雑化を抑えつつ、開口部の眩しさ防止を実現することができる。例えば、規制部を回収通路形成部材に対して一体成形するとよい。
【0152】
特徴A6.前記回収通路形成部材は、前記遊技盤の背面に対して所定の隙間を隔てて対向するベース部(対向部251)を有し、
前記回収通路は、前記ベース部から前記遊技盤側に起立する1対の壁部(壁部253,254)と前記ベース部とを用いて構成されており、
前記規制部は、前記ベース部において前記壁部が形成されている領域から外れた領域に設けられていることを特徴とするA5に記載の遊技機。
【0153】
特徴A6によれば、壁部及びベース部を用いて回収通路が形成されている。この回収通路を遊技球が流下することにより、それら遊技球が回収される。このように遊技球の回収通路を有する構成においては、ベース部が遊技盤から離れた位置に配されることとなる。このベース部において壁部が形成されている領域から外れた領域に規制部を設けることにより、発光手段からの光を好適に規制できる。具体的には、発光手段からの距離が離れれば離れるほど、発光手段から射出された光は広がりやすくなる。この点、ベース部に規制部を設けることにより、発光手段に対して規制部を近づけやすくでき、規制部の大型化(広範囲化)を抑えつつ、光の規制を行うことができる。
【0154】
特徴A7.前記規制部は、前記ベース部において前記発光手段と対向している側に配されていることを特徴とするA6に記載の遊技機。
【0155】
ベース部の片側に壁部(詳しくは回収通路)及び規制部を共存させる構成を想定した場合、それら壁部と規制部との配置自由度が低下し得る。例えば、壁部との干渉を回避するように規制部を設けるとすれば、規制部の範囲が制限されやすくなり、光を規制する機能を確保しにくくなると想定される。また、仮に規制部が通路部内に張り出すと、遊技球の流下を阻害する要因となり得るため好ましくない。そこで、ベース部の片側に壁部を設けるとともに、壁部が設けられている側とは反対に規制部を設けることにより、それら各種不都合を回避し、壁部と規制部とが共存しやすい構成を実現できる。
【0156】
また、規制部を発光手段に対して一層近づけやすくでき、特徴A3に示した効果を一層顕著なものとすることができる。
【0157】
なお、本特徴を「前記規制部は、前記ベース部において前記壁部が形成されている側とは反対側に配されていることを特徴とするA6に記載の遊技機」と置き換えることも可能である。
【0158】
特徴A8.前記発光手段は、前記回収通路形成部材に搭載されていることを特徴とするA5乃至A7のいずれか1つに記載の遊技機。
【0159】
特徴A8によれば、規制部と回収通路形成部材とを同一の対象(回収通路形成部材)に設けることにより、規制部の光規制機能を担保しやすくできる。つまり、回収通路形成部材及び発光手段の組み付けばらつき等に起因して、規制部と発光手段との相対位置がばらつくことを抑制できる。これにより、発光手段から射出された光が規制部によって規制されることなく開口部を通過するといった不都合を生じにくくすることができる。
【0160】
なお、例えば回収通路形成部材を遊技盤に固定する構成においては、発光手段を回収通路形成部材において遊技盤と対向している側と反対側から装着する構成とし、同回収通路形成部材を遊技盤から取り外すことなく、発光手段の着脱を許容する構成にするとよい。これにより、発光手段のメンテナンス等の容易化に貢献できる。
【0161】
特徴A9.前記規制部は、光を拡散させるものであることを特徴とするA1乃至A8のいずれか1つに記載の遊技機。
【0162】
特徴A9によれば、開口部に向かう光を拡散することができる。つまり、開口部に向かう光を完全に遮断するのではなく、拡散させることにより、眩しさの低減を図りつつ、開口部内を明るく照らすことができる。これにより、開口部への注目を促がすことができるとともに、当該開口部へ入る又同開口部を通過する遊技球を見やすくすることができる。例えば発光手段からの光を用いて前記光透過部を用いた演出や報知を行う場合に、開口部の視認性を向上させることができる。これにより、構造の簡素化を図りつつ光の有効利用を図ることが可能となる。
【0163】
なお、特徴A6等との組み合わせ(ベース部を有する構成との組み合わせ)においては特に、規制部をベース部に一体形成された凹凸等によって構成することにより、実用上好ましい構成を実現できる。
【0164】
特徴A10.遊技機前方から視認可能な位置に設けられている遊技盤(遊技盤80)と、
前記遊技盤の前面側に設けられ、遊技球が流下する遊技領域(遊技領域PE)と、
前記遊技盤よりも後側に配置され、前記遊技盤の背面側に向けて光を発する発光手段(発光体282)と、
前記発光手段から発せられた光のうち所定方向に向かう光を規制する規制部(光拡散部266)と
を備えていることを特徴とする遊技機。
【0165】
特徴A10によれば、発光手段から遊技盤の背面側に向けて射出される光を用いることで遊技盤の一部、例えば装飾等の発光部(光透過部)を発光させることができる。これにより、演出の多様化や遊技状況の報知を行うことができる。
【0166】
本特徴においては特に、発光手段から発せられた光のうち所定方向に向かうものは規制部によって規制される。これにより、所望とする部位以外に発光手段からの光が供給されることを回避しやすくできる。例えば、遊技盤に開口部(入賞口やアウト口等)が形成されている場合には、発光手段から射出された光がその開口部を通じて過度に直接的に照射されることを抑制するとよい。これにより、遊技領域において上述した発光部や開口部等を共存させやすくできる。
【0167】
なお、「光を規制する規制部」は、所定方向に射出される光が過度に直接的になることを規制できるものであればよく、例えば「光を拡散させる拡散部」,「光を減じる減光部」及び「光を遮る遮光部」等を用いるとよい。
【0168】
因みに、特徴A1乃至特徴A9に示した技術的思想を本特徴に適用することも可能である。
【0169】
特徴A11.遊技機前方から視認可能な位置に設けられている遊技盤(遊技盤80)と、
前記遊技盤の前面側に設けられ、遊技球が流下する遊技領域(遊技領域PE)と、
前記遊技盤よりも後側に配置され、同遊技盤に設けられた光透過部(装飾190)に向けて光を発する発光手段(発光体282)と、
前記発光手段から発せられた光のうち、前記遊技盤において光の通過が許容された部位であって前記光透過部とは異なる部位(例えば入賞口180の入口部181,通路部182及び出口部183)に向かう光を規制する規制部(光拡散部266)と
を備えていることを特徴とする遊技機。
【0170】
特徴A11によれば、発光手段から発せられる(射出される)光を用いて光透過部を発光させることにより、演出の多様化や遊技状況の報知を行うことができる。
【0171】
本特徴においては特に、発光手段から発せられた光のうち遊技盤において光の通過が許容されている部位であって光透過部とは異なる部位に向かう光は規制部によって規制される。これにより、光透過部以外の部位を介して光が射出されることを回避しやすくできる。例えば、遊技盤に開口等の光通過部が形成されている場合には、発光手段から射出された光がその光通過部を通じて過度に直接的に照射されることを抑制するとよい。これにより、遊技領域において上述した光透過部や光通過部等を共存させやすくできる。
【0172】
なお、「光を規制する規制部」は、光の通過が許容されている部位前であって光透過部とは異なる部位に射出される光が過度に直接的になることを規制できるものであればよく、例えば「光を拡散させる拡散部」,「光を減じる減光部」及び「光を遮る遮光部」等を用いるとよい。
【0173】
因みに、特徴A1乃至特徴A9に示した技術的思想を本特徴に適用することも可能である。この場合、例えば「遊技球の一部を遊技盤の背面側に導く開口部」を「光が通過する光通過部」に置き換えるとよい。
【0174】
以下に、以上の各特徴を適用し得る遊技機の基本構成を示す。
【0175】
パチンコ遊技機:遊技者が操作する操作手段(遊技球発射ハンドル41)と、その操作手段の操作に基づいて遊技球を発射する遊技球発射手段(遊技球発射機構110のソレノイド111)と、その発射された遊技球を所定の遊技領域に導く球通路(レール部101,102)と、遊技領域内に配置された各遊技部品とを備え、それら各遊技部品のうち所定の通過部を遊技球が通過した場合に遊技者に特典を付与する遊技機。
【符号の説明】
【0176】
10…遊技機としてのパチンコ機、80…遊技盤、81…開口部、150…集合板ユニット、170…入賞口ユニット、180…開口部を構成する一般入賞口、181…入口部、182…通路部、183…出口部、190…光透過部としての装飾、250…回収通路形成板としての集合板、251…ベース部としての対向部、253,254…壁部、255…溝部、266…規制部としての光拡散部、267…規制部を構成する凹凸、281…基板、282…発光手段としての発光体、PE…遊技領域、CP…遊技球回収通路。
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