特許第6618100号(P6618100)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6618100ネームプレート及びネームプレートの移動方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6618100
(24)【登録日】2019年11月22日
(45)【発行日】2019年12月11日
(54)【発明の名称】ネームプレート及びネームプレートの移動方法
(51)【国際特許分類】
   G09F 1/10 20060101AFI20191202BHJP
   G09F 7/18 20060101ALI20191202BHJP
【FI】
   G09F1/10 S
   G09F7/18 Q
【請求項の数】8
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2019-126593(P2019-126593)
(22)【出願日】2019年7月8日
【審査請求日】2019年9月24日
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】319008834
【氏名又は名称】中央印刷株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100092680
【弁理士】
【氏名又は名称】入江 一郎
(72)【発明者】
【氏名】河 原 有 志
【審査官】 中澤 俊彦
(56)【参考文献】
【文献】 登録実用新案第3175100(JP,U)
【文献】 特開2004−173846(JP,A)
【文献】 実開昭51−5398(JP,U)
【文献】 米国特許出願公開第2009/0320336(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G09F 1/10
G09F 7/18
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
表面側に文字の表示手段を備えたネーム表示体と、
このネーム表示体を支持すると共に、貫通孔を有する支持部材と、
前記貫通孔内にあって、前記支持部材を支持する棒状部材と、
この棒状部材の両端を支持する支持体とを備え、
前記貫通孔は、前記支持部材が昇降できる大きさを有し、
前記支持部材の上端が回動できるように、前記支持部材の上端と前記支持体との間に回動空間が形成されている
ことを特徴とするネームプレート。
【請求項2】
表面側に文字の表示手段を備えたネーム表示体と、
このネーム表示体を支持すると共に、貫通孔を有する支持部材と、
前記貫通孔内にあって、前記支持部材を支持する棒状部材と、
この棒状部材の両端を支持する支持体とを備え、
前記貫通孔は、前記支持部材が昇降できる大きさを有し、
前記支持部材の下端が回動できるように、前記支持部材の下端と前記支持体との間に回動空間が形成されている
ことを特徴とするネームプレート。
【請求項3】
支持部材に文字の表示手段を備えたことを
ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のネームプレート。
【請求項4】
支持体の下端に支持部材の操作をする指が入る切り欠き部が形成されている
ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のネームプレート。
【請求項5】
支持部材の回動を阻止するストッパーが支持体に設けられている
ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のネームプレート。
【請求項6】
表面側に文字の表示手段を備えたネーム表示体と、
このネーム表示体を支持すると共に、貫通孔を有する支持部材と、
前記貫通孔内にあって、前記支持部材を支持する棒状部材と、
この棒状部材の両端を支持する支持体とを備え、
表になった前記ネーム表示体の前記支持部材の下端を180°回動させて前記支持部材の裏面側が表になるようにし、
回動後、裏面側が表になった前記ネーム表示体の前記支持部材を前記支持体に対し降下するように移動させる
ことを特徴とするネームプレートの移動方法。
【請求項7】
表面側に文字の表示手段を備えたネーム表示体と、
このネーム表示体を支持すると共に、貫通孔を有する支持部材と、
前記貫通孔内にあって、前記支持部材を支持する棒状部材と、
この棒状部材の両端を支持する支持体とを備え、
表になった前記ネーム表示体の前記支持部材を前記支持体に対し上昇するように移動させ、
移動後、前記支持部材の下端を180°回動させて前記支持部材の裏面側が表になるようにする
ことを特徴とするネームプレートの移動方法。
【請求項8】
支持部材の裏面側に色付きの反射テープを設け、
前記色で学年を識別する
ことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のネームプレート。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ネームプレート及びネームプレートの移動方法に係り、特に、ネームプレートの反転が容易なネームプレート及びネームプレートの移動方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、多くの学校現場では、所属学年及び氏名等を表示するネームプレートを生徒に着用させている。このネームプレートは、アクリル板本体の裏面にクリップ又は安全ピンが取り付けられ、このクリップ又は安全ピンを利用して、上着から取り外したり、取り付けたりできるようになっている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
生徒の登下校時は、防犯対策・不審者対応・安全対策のため、毎回、ネームプレートを取り外している。
そのため、登下校時に、ネームプレートをいちいち取り外したり、装着しなければならず、面倒で時間もかかると共に、ネームプレートを紛失し易いという問題点があった。
【0004】
本発明は、上記問題点を除去するようにしたネームプレート及びネームプレートの移動方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
請求項1記載のネームプレートは、表面側に文字の表示手段を備えたネーム表示体と、このネーム表示体を支持すると共に、貫通孔を有する支持部材と、前記貫通孔内にあって、前記支持部材を支持する棒状部材と、この棒状部材の両端を支持する支持体とを備え、前記貫通孔は、前記支持部材が昇降できる大きさを有し、前記支持部材の上端が回動できるように、前記支持部材の上端と前記支持体との間に回動空間が形成されているものである。
【0006】
また、請求項2記載のネームプレートは、表面側に文字の表示手段を備えたネーム表示体と、このネーム表示体を支持すると共に、貫通孔を有する支持部材と、前記貫通孔内にあって、前記支持部材を支持する棒状部材と、この棒状部材の両端を支持する支持体とを備え、前記貫通孔は、前記支持部材が昇降できる大きさを有し、前記支持部材の下端が回動できるように、前記支持部材の下端と前記支持体との間に回動空間が形成されているものである。
【0007】
また、請求項3記載のネームプレートは、請求項1又は請求項2記載のネームプレートにおいて、支持部材に文字の表示手段を備えたものである。
【0008】
また、請求項4記載のネームプレートは、請求項1又は請求項2記載のネームプレートにおいて、支持体の下端に支持部材の操作をする指が入る切り欠き部が形成されているものである。
【0009】
また、請求項5記載のネームプレートは、請求項1又は請求項2記載のネームプレートにおいて、支持部材の回動を阻止するストッパーが支持体に設けられているものである。
【0010】
また、請求項6記載のネームプレートの移動方法は、表面側に文字の表示手段を備えたネーム表示体と、このネーム表示体を支持すると共に、貫通孔を有する支持部材と、前記貫通孔内にあって、前記支持部材を支持する棒状部材と、この棒状部材の両端を支持する支持体とを備え、表になった前記ネーム表示体の前記支持部材の下端を180°回動させて前記支持部材の裏面側が表になるようにし、回動後、裏面側が表になった前記ネーム表示体の前記支持部材を前記支持体に対し降下するように移動させるものである。
【0011】
また、請求項7記載のネームプレートの移動方法は、表面側に文字の表示手段を備えたネーム表示体と、このネーム表示体を支持すると共に、貫通孔を有する支持部材と、
前記貫通孔内にあって、前記支持部材を支持する棒状部材と、この棒状部材の両端を支持する支持体とを備え、表になった前記ネーム表示体の前記支持部材を前記支持体に対し上昇するように移動させ、移動後、前記支持部材の下端を180°回動させて前記支持部材の裏面側が表になるようにするものである。
【0012】
また、請求項8記載のネームプレートは、請求項1〜5のいずれかに記載のネームプレートにおいて、支持部材の裏面側に色付きの反射テープを設け、前記色で学年を識別するものである。
【発明の効果】
【0013】
請求項1記載のネームプレートによれば、支持部材の貫通孔は、前記支持部材が昇降できる大きさを有し、前記支持部材の上端が回動できるように、前記支持部材の上端と前記支持体との間に回動空間が形成されているため、表になったネーム表示体の支持部材の下端を180°回動させて前記支持部材の裏面側が表になるようにし、回動後、裏面側が表になった前記ネーム表示体の前記支持部材を支持体に対し降下するように移動させて、ネーム表示体を表から裏に容易に変化させることができる。
【0014】
また、請求項2記載のネームプレートによれば、支持部材の貫通孔は、前記支持部材が昇降できる大きさを有し、表になったネーム表示体の前記支持部材を支持体に対し、上昇させ、最大上昇時、前記支持部材の下端が回動できるように、前記支持部材の下端と前記支持体との間に回動空間が形成されているため、表になった前記ネーム表示体の前記支持部材を前記支持体に対し上昇するように移動させ、移動後、前記支持部材の下端を180°回動させて前記支持部材の裏面側が表になるようにして、ネーム表示体を表から裏に容易に変化させることができる。
【0015】
また、請求項3記載のネームプレートによれば、上述した請求項1又は請求項2記載の発明の効果に加え、支持部材に文字の表示手段を備えたため、厚み寸法を軽減したコンパクトなネームプレートを得ることができる。
【0016】
また、請求項4記載のネームプレートによれば、上述した請求項1又は請求項2記載の発明の効果に加え、支持体の下端に支持部材の操作をする指が入る切り欠き部が形成されているため、ネーム表示体の支持部材の反転操作を容易にすると共に、支持体の軽量化をも図ることができる。
【0017】
また、請求項5記載のネームプレートによれば、上述した請求項1又は請求項2記載の発明の効果に加え、支持部材の回動を阻止するストッパーが支持体に設けられているため、ネーム表示体の表の状態又は裏の状態を確実に保持することができる。
【0018】
また、請求項6記載のネームプレートの移動方法によれば、表になったネーム表示体の支持部材の下端を180°回動させて前記支持部材の裏面側が表になるようにし、回動後、裏面側が表になった前記ネーム表示体の前記支持部材を本体に対し降下するように移動させるため、ネーム表示体を表から裏に容易に変化させることができる。
【0019】
また、請求項7記載のネームプレートの移動方法によれば、表になったネーム表示体の支持部材を支持体に対し上昇するように移動させ、移動後、前記支持部材の下端を180°回動させて前記支持部材の裏面側が表になるようにするため、ネーム表示体を表から裏に容易に変化させることができる。
【0020】
また、請求項8記載のネームプレートによれば、上述した請求項1〜5のいずれかに記載の発明の効果に加え、支持部材の裏面側に色付きの反射テープを設け、前記色で学年を識別するものであるため、交通の安全を図ると共に、学年を識別することができる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
図1図1(a)は、本願発明の一実施例のネームプレートの概略的正面図であり、図1(b)は、図1(a)の概略的斜視図である。
図2図2は、図1の概略的背面図である。
図3図3は、図1の概略的平面図である。
図4図4(a)(b)(c)(d)は、図1のネーム表示体を表から裏に移行させるための概略的断面図であり、図4(a)は図1(a)のA−A線による概略的断面図であり、図4(b)は図4(a)のネーム表示体を回動させる状態の概略的断面図であり、図4(c)は図4(b)のネーム表示体の回動を完了した状態の概略的断面図であり、図4(d)は図4(c)のネーム表示体を下降させ、ネーム表示体を裏に移行させた状態の概略的断面図である。
図5図5(a)(b)(c)(d)は、図4(a)(b)(c)(d)と異なる他の方法で、図1(a)のネーム表示体を表から裏に移行するための概略的断面図であり、図5(a)は図1のA−A線による概略的断面図であり、図5(b)は図5(a)のネーム表示体を上昇させた状態の概略的断面図であり、図5(c)は図5(b)のネーム表示体を回動させる状態の概略的断面図であり、図5(d)は図5(c)のネーム表示体を回動させ、ネーム表示体を裏に移行させた状態の概略的断面図である。
図6図6は、図1のネームプレートと異なる他の実施例のネームプレートの概略的正面図である。
図7図7は、図6の概略的左側面図である。
図8図8は、図6の概略的斜視図である。
図9図9(a)(b)(c)(d)(e)は、図6のネーム表示体を表から裏に移行させるための概略的図であり、図9(a)は図6の概略的正面図であり、図9(b)は図9(a)のネーム表示体を上昇させる状態の概略的断面図であり、図9(c)は図9(b)のネーム表示体を回動させる状態の概略的断面図であり、図9(d)は図9(c)のネーム表示体の回動を完了した状態の概略的断面図であり、図9(e)は図9(d)のネーム表示体を下降させ、ネーム表示体を裏に移行させた状態の概略的断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
本発明の一実施例のネームプレート及びネームプレートの移動方法を図面(図1乃至図5)を参照して説明する。
【0023】
図1に示すNはネームプレートで、ネームプレートNは、表面側に文字の表示手段を備えたネーム表示体1と、このネーム表示体1を支持すると共に、貫通孔2aを有する支持部材2と、貫通孔2a内にあって、支持部材2を支持する棒状部材3と、この棒状部材3の両端を支持する支持体4とを備えている。
【0024】
支持部材2は、例えば、図1(b)に示すように、第1の板状部材21、この第1の板状部材21に対向する第2の板状部材22、第1の板状部材21と第2の板状部材22とを第1、第2の間隔保持部材23、24を介して、接着して構成され、貫通孔2aは、支持部材2が昇降できる大きさ(例えば、第1、第2の板状部材21、22、第1、第2の間隔保持部材23、24で囲まれた偏平直方体形状の空間)を有し、支持部材2は、図4に示すように、支持部材2の上端が回動できるように、支持部材2の上端と支持体4との間に回動空間X(図4参照)が形成されている。
なお、支持部材2は、図1(b)に示すように、第1の板状部材21、この第1の板状部材21に対向する第2の板状部材22、第1の板状部材21と第2の板状部材22とを第1、第2の間隔保持部材23、24を介して接着して構成したが、第1の板状部材21、第2の板状部材22、第1、第2の間隔保持部材23、24を合成樹脂で一体的に形成しても良い。
【0025】
即ち、図4に示すように、表になったネーム表示体1の支持部材2を支持体4に対し、支持部材2の上端が回動できるように、支持部材2の上端と支持体4との間に回動空間Xが形成されているため、表になったネーム表示体1の支持部材2の下端を180°回動させて[図4(a)の状態から図4(b)の状態]支持部材2の裏面側が表になるようにし、回動後、裏面側が表になったネーム表示体1の支持部材2を支持体4に対し降下するように移動させて、ネーム表示体1を表から裏に容易に変化させることができる[図4(c)の状態から図4(d)の状態]。
なお、図2に示す5は、支持部材2の裏面に設けられた交通安全と色で学年を識別(例えば、赤は1年生、青は2年生、黄は3年生)する色付きの反射テープ(カラー反射テープ)で、図2に示す41、42は、ネームプレートNを図示しない衣服に取り付ける糸の通し孔で、図2に示す43は、支持体4の下端に形成された支持部材2の操作をする指が入る切り欠き部である。
この切り欠き部43は、ネーム表示体1の支持部材2の反転操作を容易にすると共に、支持体2の軽量化をも図ることができる。
【0026】
従って、上述した本実施例のネームプレート(ネームプレートの移動方法)Nによれば、支持部材2の貫通孔2aは、支持部材2が昇降できる大きさを有し、支持部材2の上端が回動できるように、支持部材2の上端と支持体4との間に回動空間Xが形成されているため、表になったネーム表示体1の支持部材2の下端を180°回動させて支持部材2の裏面側が表になるようにし、回動後、裏面側が表になったネーム表示体1の支持部材2を支持体4に対し降下するように移動させて、ネーム表示体1を表から裏に容易に変化させることができる。
【0027】
上述した実施例においては、図4に示すように、表になったネーム表示体1の支持部材2の下端を180°回動させて[図4(a)の状態から図4(b)の状態]支持部材2の裏面側が表になるようにし、回動後、裏面側が表になったネーム表示体1の支持部材2を支持体4に対し降下するように移動させて、ネーム表示体1を表から裏に容易に変化させることができる[図4(c)の状態から図4(d)の状態]ようにしたが、本願発明は、これに限らず、図5記載のものでも良い。
【0028】
図5に示すように、貫通孔2aは、支持部材2が昇降できる大きさを有し、支持部材2の下端が回動できるように、支持部材2の下端と支持体4との間に回動空間Xが形成されている。
即ち、支持部材2を指で把持して、表になったネーム表示体1の支持部材2を支持体4に対し上昇するように移動させ[図5(a)の状態から図5(b)の状態]、移動後、支持部材2の下端を180°回動させて支持部材2の裏面側が表になるようにすることができる[図5(c)の状態から図5(d)の状態]。
【0029】
従って、図5記載の実施例のネームプレート(ネームプレートの移動方法)Nによれば、支持部材2の貫通孔2aは、支持部材2が昇降できる大きさを有し、表になったネーム表示体1の支持部材2を支持体4に対し、上昇させ、最大上昇時、支持部材2の下端が回動できるように、支持部材2の下端と支持体4との間に回動空間Xが形成されているため、表になったネーム表示体1の支持部材2を支持体4に対し上昇するように移動させ、移動後、支持部材2の下端を180°回動させて支持部材2の裏面側が表になるようにして、ネーム表示体1を表から裏に容易に変化させることができる。
【0030】
なお、図4(b)、図5(b)記載の支持部材2の先端からZ寸法部分をカットして、図4(a)、図5(a)記載の支持部材2を左方向によせて、ネームプレートNの厚みを薄くするようにしても良い。
【0031】
また、上述した本実施例においては、ネーム表示体1と支持部材2をそれぞれ別個に設けたが、図6乃至図9に示すように、支持部材2にネーム表示機能を持たせるようにしても良い。
また、図6乃至図9においては、支持部材2の回動を阻止するストッパーSが支持体4に設けられている。
ストッパーSは、例えば、正面視、支持体4の右下端に支持部材2の右下端の移動を阻止する第1のストッパーS1、支持体4の左下端に支持部材2の左下端の移動を阻止する第2のストッパーS2が設けられている。
ストッパーS(例えば、第1のストッパーS1、第2のストッパーS2)は、ネーム表示体1の表面側が表又はネーム表示体1の裏面側が裏の状態をそれぞれ確実に保持することができる。
【0032】
図6乃至図9に示す実施例においては、表になったネーム表示体1の支持部材2を支持体4に対し上昇するように移動させ、移動後、回動空間Xを利用して、支持部材2の下端を180°回動させて支持部材2の裏面側が表になるようにすることができる。
なお、表になったネーム表示体1の支持部材2の下端を回動させようとすれば、ストッパーS(例えば、第1のストッパーS1、第2のストッパーS2)に当たるため、回動する際、ストッパーS(例えば、第1のストッパーS1、第2のストッパーS2)に当たないように、図9(b)(c)(d)(e)に示すように、ネーム表示体1の支持部材2を支持体4に対し上昇するように移動させ、移動後、表になったネーム表示体1の支持部材2の下端を180°回動させて支持部材2の裏面側が表になるようにし、回動後、裏面側が表になったネーム表示体1の支持部材2を支持体4に対し降下するように移動させることができる。
【0033】
なお、図6乃至図9記載の実施例にあっては、上述した図1乃至図5記載の実施例と同一部分に同一符号を付して、その説明を一部省略する。
【符号の説明】
【0034】
N ネームプレート
1 ネーム表示体
2 支持部材
3 棒状部材
4 支持体
2a 貫通孔
X 回動空間
【要約】
【課題】
本発明の目的は、ネームプレートの反転が容易なネームプレート及びネームプレートの移動方法を提供するものである。
【解決手段】
ネームプレートNは、表面側に文字の表示手段を備えたネーム表示体1と、このネーム表示体1を支持すると共に、貫通孔2aを有する支持部材2と、貫通孔2a内にあって、支持部材2を支持する棒状部材3と、この棒状部材3の両端を支持する支持体4とを備え、貫通孔2aは、支持部材2が昇降できる大きさを有し、支持部材2の上端が回動できるように、支持部材2の上端と支持体4との間に回動空間Xが形成されているものである。
【選択図】図4
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9