特許第6618448号(P6618448)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6618448通信制御装置、通信システムおよび通信方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6618448
(24)【登録日】2019年11月22日
(45)【発行日】2019年12月11日
(54)【発明の名称】通信制御装置、通信システムおよび通信方法
(51)【国際特許分類】
   H04W 28/22 20090101AFI20191202BHJP
   H04W 16/28 20090101ALI20191202BHJP
   H04W 88/02 20090101ALI20191202BHJP
   H04W 16/26 20090101ALI20191202BHJP
   B25J 5/00 20060101ALI20191202BHJP
【FI】
   H04W28/22
   H04W16/28
   H04W88/02 140
   H04W16/26
   B25J5/00 E
【請求項の数】6
【全頁数】23
(21)【出願番号】特願2016-194563(P2016-194563)
(22)【出願日】2016年9月30日
(65)【公開番号】特開2018-56961(P2018-56961A)
(43)【公開日】2018年4月5日
【審査請求日】2018年12月28日
(73)【特許権者】
【識別番号】000208891
【氏名又は名称】KDDI株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100106909
【弁理士】
【氏名又は名称】棚井 澄雄
(74)【代理人】
【識別番号】100064908
【弁理士】
【氏名又は名称】志賀 正武
(74)【代理人】
【識別番号】100146835
【弁理士】
【氏名又は名称】佐伯 義文
(72)【発明者】
【氏名】趙 兵選
(72)【発明者】
【氏名】鈴木 信雄
(72)【発明者】
【氏名】神谷 尚保
【審査官】 ▲高▼木 裕子
(56)【参考文献】
【文献】 特開昭61−222339(JP,A)
【文献】 特開2013−030908(JP,A)
【文献】 特開2004−032062(JP,A)
【文献】 特開2005−086262(JP,A)
【文献】 特開2014−217034(JP,A)
【文献】 特開2011−250159(JP,A)
【文献】 国際公開第2006/098273(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24 − 7/26
H04W 4/00 − 99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ロボットコントローラとロボットとが通信中継装置を介して通信する通信システムで行われる無線通信を制御する通信制御装置であって、
前記ロボットコントローラに設けられ、
前記ロボットの未来の位置を予測し、
予測された前記ロボットの未来の位置に基づいて前記通信中継装置の未来の位置を予測し、
前記ロボットおよび前記通信中継装置が予測された未来の位置にある場合について、前記ロボットコントローラのアンテナの角度または指向性、前記ロボットのアンテナの角度または指向性および前記通信中継装置のアンテナの角度または指向性を決定し、
前記ロボットおよび前記通信中継装置が予測された未来の位置にある場合かつ前記ロボットコントローラのアンテナの角度または指向性、前記ロボットのアンテナの角度または指向性および前記通信中継装置のアンテナの角度または指向性がそれぞれ決定された結果である場合に関し、前記ロボットコントローラと前記通信中継装置との間の無線通信および前記通信中継装置と前記ロボットとの間の無線通信について、それぞれの無線通信の受信品質に関する情報に基づいて、それぞれの無線通信において同一の伝送速度となるように同一のMCSを決定し、
前記ロボットの位置を前記ロボットの未来の位置とし、前記通信中継装置の位置を前記通信中継装置の未来の位置とし、前記ロボットコントローラのアンテナの角度または指向性、前記ロボットのアンテナの角度または指向性および前記通信中継装置のアンテナの角度または指向性を決定された結果とし、前記MCSを決定された結果とするように、制御する、
通信制御装置。
【請求項2】
前記ロボットの三次元座標の位置に基づいて、前記通信中継装置の未来の位置を予測する、
請求項1に記載の通信制御装置。
【請求項3】
前記ロボットが通信する際における障害物に関する情報に基づいて、前記通信中継装置の未来の位置を予測する、
請求項1または請求項2のいずれか1項に記載の通信制御装置。
【請求項4】
記ロボットの車輪の回転数に基づく前記ロボットの位置の情報を得る、
請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の通信制御装置。
【請求項5】
ロボットコントローラと、ロボットと、通信中継装置と、を備え、前記ロボットコントローラと前記ロボットとが前記通信中継装置を介して通信する通信システムであって、
前記ロボットコントローラに設けられた通信制御装置を備え、
前記通信制御装置は、
前記ロボットの未来の位置を予測し、
予測された前記ロボットの未来の位置に基づいて前記通信中継装置の未来の位置を予測し、
前記ロボットおよび前記通信中継装置が予測された未来の位置にある場合について、前記ロボットコントローラのアンテナの角度または指向性、前記ロボットのアンテナの角度または指向性および前記通信中継装置のアンテナの角度または指向性を決定し、
前記ロボットおよび前記通信中継装置が予測された未来の位置にある場合かつ前記ロボットコントローラのアンテナの角度または指向性、前記ロボットのアンテナの角度または指向性および前記通信中継装置のアンテナの角度または指向性がそれぞれ決定された結果である場合に関し、前記ロボットコントローラと前記通信中継装置との間の無線通信および前記通信中継装置と前記ロボットとの間の無線通信について、それぞれの無線通信の受信品質に関する情報に基づいて、それぞれの無線通信において同一の伝送速度となるように同一のMCSを決定し、
前記ロボットの位置を前記ロボットの未来の位置とし、前記通信中継装置の位置を前記通信中継装置の未来の位置とし、前記ロボットコントローラのアンテナの角度または指向性、前記ロボットのアンテナの角度または指向性および前記通信中継装置のアンテナの角度または指向性を決定された結果とし、前記MCSを決定された結果とするように、制御する、
通信システム。
【請求項6】
ロボットコントローラとロボットとが通信中継装置を介して通信する通信方法であって、
前記ロボットコントローラに設けられた通信制御装置が、
前記ロボットの未来の位置を予測し、
予測された前記ロボットの未来の位置に基づいて前記通信中継装置の未来の位置を予測し、
前記ロボットおよび前記通信中継装置が予測された未来の位置にある場合について、前記ロボットコントローラのアンテナの角度または指向性、前記ロボットのアンテナの角度または指向性および前記通信中継装置のアンテナの角度または指向性を決定し、
前記ロボットおよび前記通信中継装置が予測された未来の位置にある場合かつ前記ロボットコントローラのアンテナの角度または指向性、前記ロボットのアンテナの角度または指向性および前記通信中継装置のアンテナの角度または指向性がそれぞれ決定された結果である場合に関し、前記ロボットコントローラと前記通信中継装置との間の無線通信および前記通信中継装置と前記ロボットとの間の無線通信について、それぞれの無線通信の受信品質に関する情報に基づいて、それぞれの無線通信において同一の伝送速度となるように同一のMCSを決定し、
前記ロボットの位置を前記ロボットの未来の位置とし、前記通信中継装置の位置を前記通信中継装置の未来の位置とし、前記ロボットコントローラのアンテナの角度または指向性、前記ロボットのアンテナの角度または指向性および前記通信中継装置のアンテナの角度または指向性を決定された結果とし、前記MCSを決定された結果とするように、制御する、
通信方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、通信制御装置、通信システムおよび通信方法に関する。
【背景技術】
【0002】
例えば、ソースからデスティネーションに信号を無線送信する際に、障害物によって信号の受信強度が弱くなり、受信信号が正常に復号されない場合がある。この場合、これら2個のノードの間を中継するノード(リレイ)により受信された信号をより高い強度で送信(再送信)することが行われる。ここで、デスティネーションはロボットであり、ソースはロボットコントローラである。
【0003】
特許文献1に記載された無線中継ロボットでは、地図情報を用いて、適した中継位置を検出する(特許文献1参照。)。
特許文献2に記載された中継局では、受信信号強度などの測定結果に基づいて、アンテナの角度を制御する(特許文献2参照。)。
特許文献3に記載された中継局では、無線端末が無線信号の受信品質を測定するタイミングを取得する(特許文献3参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2005−86262号公報
【特許文献2】特開2012−54735号公報
【特許文献3】米国特許出願公開第2011/0151773号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記の技術では、デスティネーションが移動したときに、リレイの未来の位置を予測することが難しい場合、あるいは、各ノードのアンテナの未来の角度を予測することが難しい場合があった。
このため、デスティネーションが移動したときに、リレイの未来の位置および各ノードのアンテナの角度がすぐに得られず、ソースとリレイとの間のMCS(Modulation and Coding Scheme)およびリレイとデスティネーションとの間のMCSが安定せず、ソースとデスティネーションとの間の通信の遅延が大きくなる場合があった。
【0006】
本発明は、このような事情を考慮してなされたもので、高品質なMCSを確保することができる通信制御装置、通信システムおよび通信方法を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決するために、本発明の一態様は、ロボットコントローラとロボットとが通信中継装置を介して通信する通信システムで行われる無線通信を制御する通信制御装置であって、前記ロボットコントローラに設けられ、前記ロボットの未来の位置を予測し、予測された前記ロボットの未来の位置に基づいて前記通信中継装置の未来の位置を予測し、前記ロボットおよび前記通信中継装置が予測された未来の位置にある場合について、前記ロボットコントローラのアンテナの角度または指向性、前記ロボットのアンテナの角度または指向性および前記通信中継装置のアンテナの角度または指向性を決定し、前記ロボットおよび前記通信中継装置が予測された未来の位置にある場合かつ前記ロボットコントローラのアンテナの角度または指向性、前記ロボットのアンテナの角度または指向性および前記通信中継装置のアンテナの角度または指向性がそれぞれ決定された結果である場合に関し、前記ロボットコントローラと前記通信中継装置との間の無線通信および前記通信中継装置と前記ロボットとの間の無線通信について、それぞれの無線通信の受信品質に関する情報に基づいて、それぞれの無線通信において同一の伝送速度となるように同一のMCSを決定し、前記ロボットの位置を前記ロボットの未来の位置とし、前記通信中継装置の位置を前記通信中継装置の未来の位置とし、前記ロボットコントローラのアンテナの角度または指向性、前記ロボットのアンテナの角度または指向性および前記通信中継装置のアンテナの角度または指向性を決定された結果とし、前記MCSを決定された結果とするように、制御する、通信制御装置である。
本発明の一態様は、通信制御装置において、前記ロボットの三次元座標の位置に基づいて、前記通信中継装置の未来の位置を予測する。
本発明の一態様は、通信制御装置において、前記ロボットが通信する際における障害物に関する情報に基づいて、前記通信中継装置の未来の位置を予測する。
本発明の一態様は、通信制御装置において前記ロボットの車輪の回転数に基づく前記ロボットの位置の情報を得る。
【0008】
上記の課題を解決するために、本発明の一態様は、ロボットコントローラと、ロボットと、通信中継装置と、を備え、前記ロボットコントローラと前記ロボットとが前記通信中継装置を介して通信する通信システムであって、前記ロボットコントローラに設けられた通信制御装置を備え、前記通信制御装置は、前記ロボットの未来の位置を予測し、予測された前記ロボットの未来の位置に基づいて前記通信中継装置の未来の位置を予測し、前記ロボットおよび前記通信中継装置が予測された未来の位置にある場合について、前記ロボットコントローラのアンテナの角度または指向性、前記ロボットのアンテナの角度または指向性および前記通信中継装置のアンテナの角度または指向性を決定し、前記ロボットおよび前記通信中継装置が予測された未来の位置にある場合かつ前記ロボットコントローラのアンテナの角度または指向性、前記ロボットのアンテナの角度または指向性および前記通信中継装置のアンテナの角度または指向性がそれぞれ決定された結果である場合に関し、前記ロボットコントローラと前記通信中継装置との間の無線通信および前記通信中継装置と前記ロボットとの間の無線通信について、それぞれの無線通信の受信品質に関する情報に基づいて、それぞれの無線通信において同一の伝送速度となるように同一のMCSを決定し、前記ロボットの位置を前記ロボットの未来の位置とし、前記通信中継装置の位置を前記通信中継装置の未来の位置とし、前記ロボットコントローラのアンテナの角度または指向性、前記ロボットのアンテナの角度または指向性および前記通信中継装置のアンテナの角度または指向性を決定された結果とし、前記MCSを決定された結果とするように、制御する、通信システムである。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様は、ロボットコントローラとロボットとが通信中継装置を介して通信する通信方法であって、前記ロボットコントローラに設けられた通信制御装置が、前記ロボットの未来の位置を予測し、予測された前記ロボットの未来の位置に基づいて前記通信中継装置の未来の位置を予測し、前記ロボットおよび前記通信中継装置が予測された未来の位置にある場合について、前記ロボットコントローラのアンテナの角度または指向性、前記ロボットのアンテナの角度または指向性および前記通信中継装置のアンテナの角度または指向性を決定し、前記ロボットおよび前記通信中継装置が予測された未来の位置にある場合かつ前記ロボットコントローラのアンテナの角度または指向性、前記ロボットのアンテナの角度または指向性および前記通信中継装置のアンテナの角度または指向性がそれぞれ決定された結果である場合に関し、前記ロボットコントローラと前記通信中継装置との間の無線通信および前記通信中継装置と前記ロボットとの間の無線通信について、それぞれの無線通信の受信品質に関する情報に基づいて、それぞれの無線通信において同一の伝送速度となるように同一のMCSを決定し、前記ロボットの位置を前記ロボットの未来の位置とし、前記通信中継装置の位置を前記通信中継装置の未来の位置とし、前記ロボットコントローラのアンテナの角度または指向性、前記ロボットのアンテナの角度または指向性および前記通信中継装置のアンテナの角度または指向性を決定された結果とし、前記MCSを決定された結果とするように、制御する、通信方法である。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、高品質なMCSを確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】本発明の一実施形態に係る通信システムの概略的な構成を示すブロック図である。
図2】本発明の一実施形態に係るロボットコントローラの概略的な構成を示すブロック図である。
図3】本発明の一実施形態に係るロボットの概略的な構成を示すブロック図である。
図4】本発明の一実施形態に係る通信中継装置の概略的な構成を示すブロック図である。
図5】本発明の一実施形態に係るMCSとSINRとの対応テーブルの一例を示す図である。
図6】本発明の一実施形態に係るMCSに関するケースと動作との対応テーブルの一例を示す図である。
図7】本発明の一実施形態に係る通信中継装置の現在の位置を決定する処理を示す図である。
図8】本発明の一実施形態に係る通信中継装置の未来の位置を決定する処理を示す図である。
図9】本発明の一実施形態に係るすべての関係ノードの現在のアンテナ角度を決定する処理を示す図である。
図10】本発明の一実施形態に係るすべての関係ノードの未来のアンテナ角度を決定する処理を示す図である。
図11】本発明の一実施形態に係る1個の通信中継装置および1個のチャネルを使用する構成例を示す図である。
図12】本発明の一実施形態に係る1個の通信中継装置および複数個のチャネルを使用する構成例を示す図である。
図13】本発明の一実施形態に係る複数個の通信中継装置および1個のチャネルを使用する構成例を示す図である。
図14】本発明の一実施形態に係る複数個の通信中継装置および複数個のチャネルを使用する構成例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、図面を参照し、本発明の実施形態について説明する。
[通信システム]
図1は、本発明の一実施形態に係る通信システム1の概略的な構成を示すブロック図である。
通信システム1は、ロボットコントローラ11(ソースの一例)と、ロボット12(デスティネーションの一例)と、通信中継装置13(リレイの一例)を備える。
ロボットコントローラ11と通信中継装置13とがパケットにより無線通信して信号を通信し、通信中継装置13とロボット12とがパケットにより無線通信して信号を通信する。通信中継装置13は、ロボットコントローラ11とロボット12との間で通信される信号を中継する。
【0012】
図1には、障害物21を示してある。ロボットコントローラ11から通信中継装置13への通信路a1および通信中継装置13からロボット12への通信路a2に障害物が存在しないと、ロボット12における受信信号の強度は強く正常に復号され得る。ロボットコントローラ11からロボット12への通信路a11に障害物21が存在すると、ロボット12における受信信号の強度が弱く正常に復号されない場合があり得る。
【0013】
[ロボットコントローラ]
図2は、本発明の一実施形態に係るロボットコントローラ11の概略的な構成を示すブロック図である。
ロボットコントローラ11は、アンテナ111と、送受信部112と、信号品質検出部113と、記憶部114と、位置管理部115と、アンテナ角度調整部116と、中央制御部117を備える。位置管理部115は、三次元位置取得部131と、障害物外形プロフィール取得部132を備える。アンテナ角度調整部116は、現在アンテナ角度取得部151と、アンテナ角度駆動部152を備える。
【0014】
中央制御部117は、各処理部112〜116を制御する。中央制御部117は、通信中継装置13およびロボット12に、SINR(Signal−to−Interference−plus−Noise−Ratio)および現在の位置の測定結果をパケットで報告するように要求する。中央制御部117は、ロボット12に、現在の制御情報(フィードバック情報)をパケットで報告するように要求する。中央制御部117は、ロボット12の移動を制御するための制御情報(操作入力情報)を生成してパケットでロボット12に通知する。当該制御情報は外部のオペレーターによって生成されてもよい。
中央制御部117は、関係ノード(ロボットコントローラ11、通信中継装置13、ロボット12)のアンテナの角度(アンテナ角度)の調整が必要であると決定した場合、関係ノードのそれぞれの未来のアンテナ角度を予測する。中央制御部117は、通信中継装置13の位置の調整が必要であると決定した場合、通信中継装置13の未来の位置と、関係ノードのそれぞれの未来のアンテナ角度を予測する。
中央制御部117は、通信中継装置13に対して予測した位置の情報を含むパケットを送信し、通信中継装置13およびロボット12のそれぞれに対して予測したアンテナ角度の情報を含むパケットを送信する。中央制御部117は、必要な場合、アンテナ角度調整部116に自己のアンテナ角度の調整を指示する。
ここで、本実施形態では、アンテナ角度の調整の処理として、アンテナにより無線通信が行われる方向(例えば、通信相手が存在する方向)において最大のアンテナゲインが得られるように当該アンテナの調整を行う処理が用いられる。
【0015】
信号品質検出部113は、フレーム(本実施形態では、パケットを含むフレーム)を受信したときに、信号電力(S)と干渉電力(I)とノイズ電力(N)を含むすべてのチャネルの電力PS+I+Nを測定する。信号品質検出部113は、チャネルがアイドル状態であるとき、干渉およびノイズの平均電力PI+Nを測定する。当該アイドル状態は、ノードがフレームを送信も受信もしてなく、既に受信された情報によってチャネルが予約されていない状態である。信号品質検出部113は、SINR={(電力PS+I+N−PI+N)/PI+N}を取得する。他の例として、干渉電力(I)とノイズ電力(N)がある程度把握される場合には、SINRの代わりにRSSI(Received Signal Strength Indication)が用いられてもよい。SINRあるいはRSSIは、受信信号の品質(受信品質)を表す情報として用いられることが可能である。
【0016】
三次元位置取得部131は、自己の現在の三次元位置を取得する。この取得の方法は、様々であってもよく、例えば、GPS(Global Positioning System)、カメラあるいは超音波センサーを使用する方法であるが、限定されない。
障害物外形プロフィール取得部132は、中央制御部117に指示されて、障害物21の外形プロフィール(形状や大きさなどの情報)を測定(取得)して、測定結果を中央制御部117に報告する。この測定の方法は、様々であってもよく、例えば、カメラ、超音波センサーあるいは無線プローブを使用する方法であるが、限定されない。
【0017】
現在アンテナ角度取得部151は、中央制御部117に指示されて、自己の現在のアンテナ111の角度を測定(取得)して、測定結果を中央制御部117に報告する。
アンテナ角度駆動部152は、中央制御部117に指示されて、アンテナ111の角度を調整する。アンテナ角度駆動部152は、水平面と垂直面の両方でアンテナ111を調整し、また、アンテナ111の高さを変化させる。これらを実現する方法は、様々であってもよく、例えば、モーター駆動の方法であるが、限定されない。当該モーター駆動の方法では、例えば、アンテナ111を水平面で調整するモーター、垂直面で調整するモーター、および高さを調整するモーターが使用される。
【0018】
記憶部114は、測定されたSINR、予測された位置、および予測されたアンテナ角度の情報を記憶する。これらの情報の送信が失敗したときには、記憶された情報が再送に使用される。記憶部114は、すべての関係ノードのアンテナ放射パターンを記憶し、任意の角度のゲインが決定され得る。記憶部114は、MCSとSINRとの対応テーブル1011(図5参照。)、およびMCSに関するケースと動作との対応テーブル1021(図6参照。)を記憶し、与えられたSINRに対してすべての関係ノードについて使用可能な最大のMCSが決定され得る。
送受信部112は、アンテナ111を介して、通信中継装置13との間でパケットを送受信する。
【0019】
[ロボット]
図3は、本発明の一実施形態に係るロボット12の概略的な構成を示すブロック図である。
ロボット12は、アンテナ211と、送受信部212と、信号品質検出部213と、記憶部214と、位置管理部215と、アンテナ角度調整部216と、中央制御部217を備える。位置管理部215は、三次元位置取得部231と、制御情報検出部232と、障害物外形プロフィール取得部233と、位置駆動部234を備える。アンテナ角度調整部216は、現在アンテナ角度取得部251と、アンテナ角度駆動部252を備える。
【0020】
中央制御部217は、各処理部212〜216を制御する。中央制御部217は、測定されたSINRと現在の位置をパケットでロボットコントローラ11に報告する。中央制御部217は、自己が指定された受信パケットから予測されたアンテナ角度の情報を抽出して、それに基づいて、アンテナ角度調整部216に自己のアンテナ211の角度の調整を指示する。中央制御部217は、ロボットコントローラ11からロボット12に送信された操作入力情報を復号してもよく、この場合、位置駆動部234に移動を指示する。
信号品質検出部213、三次元位置取得部231、および障害物外形プロフィール取得部233の機能は、ロボットコントローラ11の場合と同様である。他の構成例として、三次元位置取得部231が備えられなくてもよく、この場合、ロボット12の始点(初期の位置)の情報が記憶部214に記憶される。
【0021】
制御情報検出部232は、ロボット12における車輪の回転量(回転数)に基づいて得られる移動に関する制御情報を検出して記憶部214に記憶する。三次元位置取得部231が正確な現在の三次元位置を取得できる場合には、制御情報検出部232は備えられなくてもよく、ロボットコントローラ11はロボット12に現在の制御情報の報告を要求しなくてもよい。
位置駆動部234は、中央制御部217からの指示に応じて、ロボット12を移動させる。
【0022】
現在アンテナ角度取得部251およびアンテナ角度駆動部252の機能は、ロボットコントローラ11の場合と同様である。
記憶部214は、測定されたSINR、取得された制御情報、現在の位置の情報を記憶する。
送受信部212は、アンテナ211を介して、通信中継装置13との間でパケットを送受信する。
【0023】
[通信中継装置]
図4は、本発明の一実施形態に係る通信中継装置13の概略的な構成を示すブロック図である。
通信中継装置13は、ロボットコントローラ11との通信用に、アンテナ311と、送受信部312と、信号品質検出部313を備え、ロボット12との通信用に、アンテナ321と、送受信部322と、信号品質検出部323を備え、これらに共通に、記憶部331と、位置管理部332と、アンテナ角度調整部333と、中央制御部334を備える。位置管理部332は、三次元位置取得部351と、位置駆動部352を備える。アンテナ角度調整部333は、現在アンテナ角度取得部371と、アンテナ角度駆動部372を備える。
【0024】
中央制御部334は、各処理部312〜313、322〜323、331〜333を制御する。中央制御部334は、測定されたSINRおよび現在の位置をパケットでロボットコントローラ11に送信する。中央制御部334は、ロボットコントローラ11とロボット12との間で、両方向について、一方から他方を指定して送信されたパケットを当該他方に送信する。中央制御部334は、自己が指定された受信パケットから予測された位置および予測されたアンテナ角度の情報を抽出して、それに基づいて、位置管理部332に移動を指示し、アンテナ角度調整部333に自己のアンテナ311、321の角度の調整を指示する。
【0025】
信号品質検出部313、323、三次元位置取得部351、および現在アンテナ角度取得部371の機能は、ロボットコントローラ11の場合と同様である。なお、2個の信号品質検出部313、323の機能は、それぞれ通信相手が異なるが、同様である。また、現在アンテナ角度取得部371は、2個のアンテナ311、321に対応する。
位置駆動部352は、中央制御部334に指示されて、予測された位置に通信中継装置13を移動させる。
アンテナ角度駆動部372は、アンテナ311およびアンテナ321のそれぞれについて、中央制御部334に指示されて、アンテナ角度を調整する。この指示は、受信されたパケットに含まれる予測されたアンテナ角度に基づく。アンテナ角度の調整方法は、ロボットコントローラ11の場合と同様である。
【0026】
記憶部331は、測定されたSINR、およびロボットコントローラ11から受信されて予測された位置および予測されたアンテナ角度の情報を含むパケットを記憶する。記憶部331は、ロボット12からの制御情報、測定されたSINRあるいはロボット12の現在の位置の情報を含むパケットを記憶する。これらの情報の送信が失敗したときには、記憶された情報が再送に使用される。
送受信部312は、アンテナ311を介して、ロボットコントローラ11との間でパケットを送受信する。送受信部322は、アンテナ311を介して、ロボット12との間でパケットを送受信する。
【0027】
[MCSの制御]
図5は、本発明の一実施形態に係るMCSとSINRとの対応テーブル1011の一例を示す図である。
対応テーブル1011は、それぞれのMCSを識別する情報(本例では、MCS番号)と、要求される最小のSINRとの対応を記憶する。本例では、MCS番号は0、1、2、・・・であり、要求される最小のSINRはSINR、SINR、SINR、・・・(それぞれはSINRの数値を表す。)である。
図6は、本発明の一実施形態に係るMCSに関するケースと動作との対応テーブル1021の一例を示す図である。図6の詳細については、後述する。
【0028】
[位置予測およびアンテナ角度予測に基づく通信中継]
本実施形態では、ロボットコントローラ11と通信中継装置13との間および通信中継装置13とロボット12との間で同一の使用可能な最大のMCSを採用し、かつ、位置調整およびアンテナ角度調整のオーバーヘッドを減らすために、予測された未来のロボット12の位置に応じて、優先順位に関する(条件1)〜(条件3)で動作が行われる。
(条件1)ロボット12が予測された未来の位置に移動したときに同一の使用可能な最大のMCSが維持される場合、いずれのアンテナ角度も調整せず、通信中継装置13の位置も調整しない。
(条件2)上記した(条件1)が満たされないとき、ロボット12が予測された未来の位置に移動したと仮定し、アンテナ角度の調整が行われたと仮定して、MCSを計算する。アンテナ角度の調整だけで使用可能な最大のMCSが維持される場合、通信中継装置13の位置の調整を行わない。
(条件3)他の場合、通信中継装置13の位置の調整およびアンテナ角度の調整の両方を行う。
【0029】
上記の動作を行うために、図7図10に示される処理を行う。
図7は、本発明の一実施形態に係る通信中継装置13の現在の位置を決定する処理を示す図である。
図8は、本発明の一実施形態に係る通信中継装置13の未来の位置を決定する処理を示す図である。
図9は、本発明の一実施形態に係るすべての関係ノードの現在のアンテナ角度を決定する処理を示す図である。
図10は、本発明の一実施形態に係るすべての関係ノードの未来のアンテナ角度を決定する処理を示す図である。
【0030】
<第1ステップの処理:現在の状況に関する処理>
<処理1−1>〜<処理1−13>を示す。
ロボット12が移動する前に、ロボットコントローラ11は通信中継装置13の位置を決定して移動を指示し、また、すべての関係ノードのアンテナ角度を決定して、すべての関係ノードに決定されたアンテナ角度の値に調整するように要求する。これらの調整が完了すると、ロボットコントローラ11は初期的な使用可能な最大のMCSを取得する。なお、通信中継装置13の移動の前に位置およびアンテナ角度の調整を完了する処理が<処理1−1>〜<処理1−12>で示される。
【0031】
図7に示される処理に相当する<処理1−1>〜<処理1−7>を説明する。
<処理1−1>
ロボットコントローラ11は、通信中継装置13にパケットを送信して、現在の位置を報告するように要求し、また、ロボット12にパケットを送信して、現在の位置および障害物外形プロフィールを報告するように要求する。
<処理1−2>
通信中継装置13およびロボット12は、要求された情報をロボットコントローラ11に報告する。本実施形態では、位置として、三次元位置が用いられる。
【0032】
<処理1−3>
ロボットコントローラ11は、自己の現在の位置および自己からの障害物形状プロフィールに基づいて、現在の自己へのLOS(Line Of Sight)の領域を決定する(図7におけるT1、T2、T5)。このLOS(および他のLOS)の領域の決定の方法は、様々であってもよく、例えば、計算あるいはカメラを使用する方法であるが、限定されない。
ここで、ロボット12の現在の三次元位置が三次元位置取得部231により取得される場合、その情報が使用されてもよい。三次元位置取得部231が備えられない場合、ロボット12の現在の三次元位置は、始点と、制御情報の履歴から、求められる。例えば、ロボット12が、xyz直交座標系のx軸に沿って直線的に、一定の速度vで、時間間隔tごとに、始点から、垂直面内で、N回の時間間隔だけ移動した場合、始点の座標を(x、y、0)とすると、現在の位置(到達した移動先の位置)は(x+Σv・t、y、0)となる。ここで、Σはi=1〜Nの総和を表す。本実施形態では、ロボット12は右車輪と左車輪を有し、これらの回転量が同じであるとする(以降も同様である。)。
なお、本実施形態では、ロボット12において車輪の回転量に基づいて得られる移動に関する情報(例えば、移動量あるいは位置などの情報)が、ロボットコントローラ11への制御情報(フィードバック情報)として用いられてもよい。
【0033】
<処理1−4>
ロボットコントローラ11は、ロボット12の現在の位置およびロボット12からの障害物外形プロフィールに基づいて、現在のロボット12へのLOSの領域を決定する(図7におけるT3、T4、T6)。
<処理1−5>
ロボットコントローラ11は、現在の位置にある自己およびロボット12への現在の共通のLOSの領域を決定する(図7におけるT7)。このLOSは、現在の自己へのLOSと現在のロボット12へのLOSとの共通の領域である。
<処理1−6>
ロボットコントローラ11は、現在の位置における自己とロボット12との垂直等分面を決定する(図7におけるT8)。
<処理1−7>
ロボットコントローラ11は、通信中継装置13の現在の位置を決定する(図7におけるT9)。当該位置は、決定された現在の共通のLOSの領域と決定された垂直等分面との共通の領域から選択されてもよい。この選択の基準は、様々であってもよく、例えば領域の中心が選択されるが、限定されない。
【0034】
図9に示される処理に相当する<処理1−8>、および以降の処理に相当する<処理1−9>〜<処理1−13>を説明する。
<処理1−8>
決定された通信中継装置13の位置および各アンテナ311、321の設置位置から、各アンテナ311、321の位置が求められる。これと、ロボットコントローラ11の位置とアンテナ111の設置位置および報告されたロボット12の位置およびアンテナ211の設置位置とから、ロボットコントローラ11のアンテナ111と通信中継装置13のアンテナ311とのアンテナ角度(相対値)、および通信中継装置13のアンテナ321とロボット12のアンテナ211とのアンテナ角度(相対値)が求められる(図9におけるT51〜T54)。ここで、本実施形態では、一方のアンテナから他方のアンテナを見た場合のアンテナ角度は、当該他方のアンテナの位置(三次元位置)から当該一方のアンテナの位置(三次元位置)を減算した結果に相当するとする。
【0035】
<処理1−9>
ロボットコントローラ11は、決定された位置およびアンテナ角度の情報を記憶部114に記憶し、また、これらの情報を含むパケットを通信中継装置13に送信し、この送信が成功すると当該情報を記憶部114から消去する。
<処理1−10>
通信中継装置13は、受信されたパケットを復号してその結果の情報を記憶部331に記憶し、また、ロボット12のアンテナ角度の情報を含むパケットをロボット12に送信し、この送信が成功すると当該情報を記憶部331から消去する。ロボット12は、受信されたパケットに含まれるアンテナ角度の情報を抽出して記憶部214に記憶する。
<処理1−11>
通信中継装置13は、記憶部331に記憶された決定された位置に、位置管理部332により移動する。
<処理1−12>
ロボットコントローラ11、ロボット12、および通信中継装置13は、それぞれ、アンテナ角度調整部116、216、333により、アンテナ111、211、311、321を記憶部114、214、331に記憶されたアンテナ角度に調整する。なお、各アンテナ111、211、311、321の現在の角度の値が、調整時間を低減するために参照されてもよい。
<処理1−13>
ロボットコントローラ11と通信中継装置13との間のSINRおよび通信中継装置13とロボット12との間のSINRの測定により、ロボットコントローラ11は、記憶部114の記憶内容に基づいて、使用可能な最大のMCSを決定することができる。ロボットコントローラ11は決定されたMCSを通信中継装置13およびロボット12に指示し、これらすべては当該MCSを使用して無線通信を行う。例えば、ロボットコントローラ11は、これら2個のSINRのうちの小さい方のSINRによっても使用可能な最大のMCSを決定する。本実施形態では、ロボットコントローラ11は、これら2個のSINRの値が同じまたは近くなる(差分が所定値以下となる)ように制御する。あるいは、本実施形態では、ロボットコントローラ11は、これら2個のSINRにより決定されるMCSが同じとなるように制御する、つまり、ロボットコントローラ11と通信中継装置13との間で使用可能な最大のMCSと通信中継装置13とロボット12との間で使用可能な最大のMCSとが同一となるように制御する。
【0036】
<第2ステップの処理:未来の状況に関する処理>
<処理2−1>〜<処理2−10>を示す。
オーバーヘッドを低減するために、アンテナ角度の調整および通信中継装置13の位置の調整のうちの一方または両方が、ロボット12の移動時にリアルタイムで行われる必要がない場合があり得る。この必要の有無は、予測されたロボット12の未来の位置に依存し得る。
【0037】
図8に示される処理に相当する<処理2−1>〜<処理2−5>を説明する。なお、図7の場合と同様な処理については詳しい説明を省略する。
<処理2−1>
ロボットコントローラ11は、ロボット12に関して報告された現在の位置(または、その計算結果)およびロボットコントローラ11への操作入力により生成された制御信号に基づいて、位置の予測を行う(図8のT24、T26)。例えば、ロボット12が、xyz直交座標系のx軸に沿って直線的に、一定の速度vで、時間間隔tだけ、現在位置から、垂直面内で、移動した場合、現在位置の座標を(xcurrent、ycurrent、0)とすると、予測される未来の位置(到達する移動先の位置)は(xcurrent+v・t、ycurrent、0)となる。
【0038】
<ケース番号1の処理>
ケース番号1について、<処理2−2>〜<処理2−10>を示す。
ケース番号1は、現在の通信中継装置13の位置が未来の共通のLOS(以下の<処理2−3>で求められるもの)の領域外である場合であり、この場合、通信システム1で、通信中継装置13の位置の調整およびすべての関係ノードのアンテナ角度の調整を行う。
【0039】
<処理2−2>
ロボットコントローラ11は、自己からの障害物外形プロフィールおよび自己の位置に基づいて、自己へのLOS領域を決定し(図8のT21、T22、T25)、また、予測されたロボット12の位置およびロボット12からの障害物外形プロフィールに基づいて、予測された未来の位置におけるロボット12へのLOSの領域を決定する(図8のT23、T27)。
<処理2−3>
ロボットコントローラ11は、これら2個のLOSに基づいて、予測された未来の位置における自己とロボット12との両方への未来の共通のLOSの領域を決定する(図8のT28)。なお、本実施形態では、ロボットコントローラ11は移動しないため、ロボットコントローラ11へのLOSは変化しない。
【0040】
<処理2−4>
ロボットコントローラ11は、予測された未来の位置における自己とロボット12の垂直等分面を決定する(図8のT29)。
<処理2−5>
ロボットコントローラ11は、通信中継装置13の未来の位置を予測する(図8のT30)。当該位置は、決定された未来の共通のLOSの領域と決定された垂直等分面との共通の領域から選択されてもよい。この選択の基準は、様々であってもよく、例えば領域の中心が選択されるが、限定されない。
【0041】
<処理2−6>
図10に示される処理に相当する<処理2−6>〜<処理2−10>を説明する。
ここで、現在の情報に基づく上記した<処理1−8>の場合に対して、未来の情報を用いて、ロボットコントローラ11のアンテナ111と通信中継装置13のアンテナ311とのアンテナ角度(相対値)、および通信中継装置13のアンテナ321とロボット12のアンテナ211とのアンテナ角度(相対値)が求められる(図10におけるT71〜T74)。
【0042】
<処理2−7>
ロボットコントローラ11は、予測された位置およびアンテナ角度の情報を記憶部114に記憶し、また、これらの情報を含むパケットを通信中継装置13に送信し、この送信が成功すると当該情報を記憶部114から消去する。
<処理2−8>
通信中継装置13は、受信されたパケットを復号してその結果の情報を記憶部331に記憶し、また、ロボット12のアンテナ角度の情報を含むパケットをロボット12に送信し、この送信が成功すると当該情報を記憶部331から消去する。ロボット12は、受信されたパケットに含まれるアンテナ角度の情報を抽出して記憶部214に記憶する。
<処理2−9>
通信中継装置13は、記憶部331に記憶された予測された位置に、位置管理部332により移動する。
<処理2−10>
ロボットコントローラ11、ロボット12、および通信中継装置13は、それぞれ、アンテナ角度調整部116、216、333により、アンテナ111、211、311、321を記憶部114、214、331に記憶されたアンテナ角度に調整する。なお、各アンテナ111、211、311、321の現在の角度の値が、調整時間を低減するために参照されてもよい。
【0043】
<ケース番号2以降の処理>
現在の通信中継装置13の位置が未来の共通のLOS(以下の<処理2−3>で求められるもの)の領域内である場合、通信システム1で、図6に示されるケース番号2〜8の処理を行う。
図6には、それぞれのケース番号2〜8について、未来のアンテナ角度調整前のMCSと未来のアンテナ角度調整後のMCSとの関係と、これらと現在のMCSとの関係と、動作との対応を示してある。本例では、MCSが大きい方が通信速度(伝送速度)が大きいとしてあり、同一のMCSでは通信速度(伝送速度)が同一である。
【0044】
ここで、図6では、現在のMCSを、MCSに上付き添え字でcurrentを付した符号で示してある。現在のMCSは、ロボット12が現在の位置にあるときにおける通信中継装置13とロボット12との間のSINRにおいて使用可能な最大のMCSを表す。
また、図6では、未来のアンテナ角度調整前のMCSを、MCSに上付き添え字でfutureを付し下付き添え字でbeforeを付した符号で示してある。未来のアンテナ角度調整前のMCSは、ロボット12が予測された未来の位置に移動したと仮定し、アンテナ角度が調整されていないと仮定したときにおける通信中継装置13とロボット12との間のSINRにおいて使用可能な最大のMCSを表す。
また、図6では、未来のアンテナ角度調整後のMCSを、MCSに上付き添え字でfutureを付し下付き添え字でafterを付した符号で示してある。未来のアンテナ角度調整後のMCSは、ロボット12が予測された未来の位置に移動したと仮定し、<処理2−6>に基づいてアンテナ角度が調整されたと仮定したときにおける通信中継装置13とロボット12との間のSINRにおいて使用可能な最大のMCSを表す。
なお、図6の例では、通信中継装置13とロボット12との間のSINRにおいて使用可能な最大のMCSに基づいて動作が決定されるが、他の構成例として、ロボットコントローラ11と通信中継装置13との間のSINRにおいて使用可能な最大のMCSに基づいて動作が決定されてもよく、あるいは、両方に基づいて動作が決定されてもよい。
【0045】
図6に示される動作として、「No action」は、ロボットコントローラ11が位置調整およびアンテナ角度調整のいずれも行わないことを表わしている。「LA and AAT」は、<処理2−5>〜<処理2−10>に基づいてロボットコントローラ11が位置調整およびアンテナ角度調整の両方を行うことを表わしている。「AAT」は、<処理2−6>に基づいてロボットコントローラ11がアンテナ角度調整だけを行うことを表わしており、この場合、予測されたアンテナ角度の情報を含むパケットの交換は<処理2−7>〜<処理2−8>と類似する方法で行われる。
【0046】
<未来のMCSを決定する方法>
ロボットコントローラ11は、通信中継装置13にロボット12との間の測定されたSINRを報告するように要求し、また、ロボット12に通信中継装置13との間の測定されたSINRを報告するように要求する。そして、ロボットコントローラ11は、これら報告された2個のSINRのうちの小さい方のSINRを現在のSINRとして、MCSとSINRとの対応テーブル1011に基づいて、現在のMCS(使用可能な最大のもの)を決定する。なお、他の構成例として、報告された2個のSINRのうちの任意の一方を現在のSINRとしてもよい。
【0047】
ロボットコントローラ11は、通信中継装置13とロボット12との間について、式(1)に基づいて、ゲインの変化Δgbeforeを計算する。式(1)において、ΔDLbeforeは距離の変化による損失を表し、ΔAGLbeforeはアンテナゲインの変化を表す。DLfutureは、通信中継装置13から予測された未来の位置にあるロボット12へのパスの損失を表す。AGに上付き添え字でfutureを付し下付き添え字でbeforeを付した符号は、通信中継装置13とロボット12との間の両方向についてアンテナゲインを総和した値を表す。これらの場合、ロボット12は予測された位置に移動したと仮定しており、アンテナ角度の調整は行われていないと仮定している。
また、DLcurrentは、通信中継装置13から現在の位置にあるロボット12へのパスの損失を表す。AGcurrentは、通信中継装置13とロボット12との間の両方向について現在のアンテナゲインを総和した値を表す。
【0048】
【数1】
【0049】
ロボットコントローラ11は、通信中継装置13とロボット12との間について、式(2)に基づいて、ゲインの変化Δgafterを計算する。式(2)において、ΔDLafterは距離の変化による損失を表し、ΔAGLafterはアンテナゲインの変化を表す。DLfutureは、通信中継装置13から予測された未来の位置にあるロボット12へのパスの損失を表す。AGに上付き添え字でfutureを付し下付き添え字でafterを付した符号は、通信中継装置13とロボット12との間の両方向についてアンテナゲインを総和した値を表す。これらの場合、ロボット12は予測された位置に移動したと仮定しており、アンテナ角度の調整が行われたと仮定している。
また、DLcurrentは、通信中継装置13から現在の位置にあるロボット12へのパスの損失を表す。AGcurrentは、通信中継装置13とロボット12との間の両方向について現在のアンテナゲインを総和した値を表す。
【0050】
【数2】
【0051】
ロボットコントローラ11は、ロボット12が予測された位置に移動したと仮定し、アンテナ角度の調整が行われていないと仮定した場合におけるSINRを、通信中継装置13とロボット12との間における未来のアンテナ調整前のSINRとして、計算する。また、ロボットコントローラ11は、ロボット12が予測された位置に移動したと仮定し、アンテナ角度の調整が行われたと仮定した場合におけるSINRを、通信中継装置13とロボット12との間における未来のアンテナ調整後のSINRとして、計算する。これらのSINRは、式(3)により取得される。式(3)において、SINRcurrentは現在のSINRを表し、SINRに上付き添え字でfutureを付し下付き添え字でbeforeを付した符号は未来のアンテナ調整前のSINRを表し、SINRに上付き添え字でfutureを付し下付き添え字でafterを付した符号は未来のアンテナ調整後のSINRを表す。
【0052】
【数3】
【0053】
ロボットコントローラ11は、計算された未来のアンテナ調整前のSINRおよび計算された未来のアンテナ調整後のSINRと、MCSとSINRとの対応テーブル1011に基づいて、未来のアンテナ調整前のMCSおよび未来のアンテナ調整後のMCSを決定する。
【0054】
[1個の通信中継装置が存在する構成例]
図11は、本発明の一実施形態に係る1個の通信中継装置513および1個のチャネル(CH1)を使用する構成例を示す図である。図11には障害物521も示してある。本例では、ロボットコントローラ511と通信中継装置513との間の通信路b1および通信中継装置513とロボット512との間の通信路b2で通信のチャネル(CH1)が同一である。例えば、TDMA(Time Division Multiple Access)のようにチャネルアクセスをスケジューリングする方式、あるいは、CSMA/CA(Carrier Sense Multiple Access with Collision Avoidance)のように競合ベースでチャネルアクセスする方式が用いられてもよく、2個の通信路b1〜b2の間でパケットの衝突を回避することが可能である。
【0055】
図12は、本発明の一実施形態に係る1個の通信中継装置553および複数個のチャネル(CH1、CH2)を使用する構成例を示す図である。図12には障害物561も示してある。本例では、ロボットコントローラ551と通信中継装置553との間の通信路c1および通信中継装置553とロボット552との間の通信路c2で通信のチャネル(CH1、CH2)が異なっており、ロボットコントローラ551とロボット552との間の通信許容量を改善し遅延を低減することが可能である。例えば、TDMA、あるいは、CSMA/CAが用いられてもよい。
【0056】
[複数個の通信中継装置が存在する構成例]
ロボットコントローラ11は、ロボット12との間の通信において、複数の通信中継装置が存在して中継する場合には、これら複数の通信中継装置のそれぞれについて、本実施形態で説明したのと同様な処理を行い、例えば、位置を予測し、アンテナ角度を予測する。また、これら複数の通信中継装置のそれぞれは、本実施形態で説明したのと同様な処理を行う。
【0057】
図13は、本発明の一実施形態に係る複数個の通信中継装置613、614および1個のチャネル(CH1)を使用する構成例を示す図である。図13には障害物621、622も示してある。本例では、ロボットコントローラ611と通信中継装置613との間の通信路d1、通信中継装置613と通信中継装置614との間の通信路d2、および通信中継装置614とロボット612との間の通信路d3で通信のチャネル(CH1)が同一である。例えば、TDMA、あるいは、CSMA/CAが用いられてもよく、3個の通信路d1〜d3の間でパケットの衝突を回避することが可能である。
【0058】
図14は、本発明の一実施形態に係る複数個の通信中継装置653、654および複数個のチャネル(CH1、CH2、CH3)を使用する構成例を示す図である。図14には障害物661、662も示してある。本例では、ロボットコントローラ651と通信中継装置653との間の通信路e1、通信中継装置653と通信中継装置654との間の通信路e2、および通信中継装置654とロボット652との間の通信路e3で通信のチャネル(CH1、CH2、CH3)が異なっており、ロボットコントローラ651とロボット652との間の通信許容量を改善し遅延を低減することが可能である。例えば、TDMA、あるいは、CSMA/CAが用いられてもよい。
【0059】
[本実施形態のまとめ]
以上のように、本実施形態に係る通信システム1では、ロボットコントローラ11により制御されてロボット12が移動し、通信中継装置13およびロボット12がロボットコントローラ11に対してSINRなどを報告し、これに基づいて、ロボットコントローラ11が動的に通信中継装置13の位置の予測およびすべての関係ノード(ロボットコントローラ11、ロボット12、通信中継装置13)のアンテナ角度の予測を行って通信中継装置13およびロボット12に対して指示する。そして、このような予測に基づいて、ロボットコントローラ11が必要に応じてアンテナ角度の調整を行い、通信中継装置13が必要に応じて位置の調整およびアンテナ角度の調整の一方または両方を行い、ロボット12が必要に応じてアンテナ角度の調整を行う。
また、ロボットコントローラ11が、ロボット12との間におけるすべての無線の通信路(例えば、ロボットコントローラ11と通信中継装置13との間の通信路a1および通信中継装置13とロボット12との間の通信路a2)について、共通に使用可能な最大のMCSを決定して通信中継装置13およびロボット12に対して指示する。そして、すべての関係ノード(ロボットコントローラ11、ロボット12、通信中継装置13)は、決定されたMCSを使用して、無線通信を行う。
【0060】
このように、本実施形態に係る通信システム1では、ロボットコントローラ11と通信中継装置13との間および通信中継装置13とロボット12との間で同一の使用可能な最大のMCSを判定して使用することで、ロボットコントローラ11とロボット12との間で常に、高品質なMCSを確保することができ、これにより、例えば、高品質な通信を維持すること、あるいは、通信品質を維持したまま無線通信可能な領域を拡大することが可能である。また、ロボット12の移動に応じて、例えば、障害物21による影響を低減(好ましくは、回避)するように、通信中継装置13の未来の位置を予測することが可能である。また、通信中継装置13の位置に応じて、関係ノードの未来のアンテナ角度(好ましいアンテナ角度)を予測することが可能である。
【0061】
なお、ロボットコントローラ11、ロボット12、および通信中継装置13のうちの1以上が撮像装置(カメラ)を備えてもよい。
また、障害物21の外形プロフィール(障害物外形プロフィール)は、あらかじめ、ロボットコントローラ11およびロボット12に設定されてもよい。
また、本実施形態では、アンテナの調整(制御)として、アンテナ角度の調整が行われる場合を示したが、他の構成例として、アンテナの指向性を電気的に変更する構成が用いられてもよい。このように、アンテナの調整(制御)は、物理的に行われてもよく、あるいは、電気的に行われてもよい。
また、本実施形態では、MCSを同一にすることで伝送速度を同一にする構成を示したが、他の構成例として、MCS以外の通信特性を制御することで伝送速度を制御する構成が用いられてもよい。
【0062】
一構成例として、ロボットコントローラ11とロボット12とが通信中継装置13を介して通信する通信システム1で行われる無線通信を制御する通信制御装置(本実施形態では、ロボットコントローラ11に備えられた機能部分の装置)であって、ロボットコントローラ11と通信中継装置13との間の無線通信および通信中継装置13とロボット12との間の無線通信について、それぞれの受信品質(例えば、SINR)に関する情報に基づいて、同一の伝送速度となるように制御する、通信制御装置である。
一構成例として、通信制御装置において、ロボット12が移動する際の三次元座標およびアンテナ(例えば、ロボットコントローラ11とロボット12と通信中継装置13のそれぞれのアンテナ111、211、311、321の全部または一部)の角度の調整に基づいて受信信号の調整を行う。
一構成例として、通信制御装置において、ロボット12が通信する際における障害物21に関する情報に基づいて、アンテナ(例えば、ロボットコントローラ11とロボット12と通信中継装置13のそれぞれのアンテナ111、211、311、321の全部または一部)の角度を制御して受信信号の調整を行う。
一構成例として、通信制御装置において、ロボット12が移動先に到達した際の受信電力強度およびアンテナ(例えば、ロボットコントローラ11とロボット12と通信中継装置13のそれぞれのアンテナ111、211、311、321の全部または一部)の角度を含めた情報に基づく受信信号の予測を行う。
一構成例として、通信制御装置において、ロボット12の移動先の受信電力強度については、ロボット12の車輪の回転数に基づいて算出を行う。
一構成例として、通信制御装置において、MCSを同一にすることで伝送速度を同一にする制御を行う。
一構成例として、通信制御装置において、ロボット12の位置を制御し、ロボット12の位置に関する情報に基づいて通信中継装置13の位置を制御し、通信中継装置13の位置に関する情報に基づいてロボットコントローラ11とロボット12と通信中継装置13のそれぞれのアンテナ111、211、311、321を(物理的に、あるいは、電気的に)制御する。
一構成例として、通信制御装置において、ロボットコントローラ11に設けられる。
一構成例として、ロボットコントローラ11と、ロボット12と、通信中継装置13と、を備え、ロボットコントローラ11とロボット12とが通信中継装置13を介して通信する通信システム1であって、ロボットコントローラ11と通信中継装置13との間の無線通信および通信中継装置13とロボット12との間の無線通信について、それぞれの受信品質に関する情報に基づいて、同一の伝送速度となるように制御する通信制御装置を備える、通信システム1である。
一構成例として、ロボットコントローラ11とロボット12とが通信中継装置13を介して通信する通信方法(例えば、通信システム1において行われる通信の方法)であって、ロボットコントローラ11と通信中継装置13との間の無線通信および通信中継装置13とロボット12との間の無線通信について、それぞれの受信品質に関する情報に基づいて、同一の伝送速度となるように制御する、通信方法である。
なお、通信制御装置の機能は、通信中継装置13に備えられてもよく、あるいは、ロボットコントローラ11と通信中継装置13とに分散して備えられてもよい。
【0063】
以上に示した実施形態に係る各装置(例えば、ロボットコントローラ11、ロボット12、通信中継装置13など)の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより、処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、オペレーティング・システム(OS:Operating System)あるいは周辺機器等のハードウェアを含むものであってもよい。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ等の書き込み可能な不揮発性メモリ、DVD(Digital Versatile Disk)等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory))のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記のプログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)あるいは電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記のプログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、上記のプログラムは、前述した機能をコンピュータシステムに既に記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
【0064】
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
【符号の説明】
【0065】
1…通信システム、11、511、551、611、651…ロボットコントローラ、12、512、552、612、652…ロボット、13、513、553、613〜614、653〜654…通信中継装置、21、521、561、621〜622、661〜662…障害物、111、211、311、321…アンテナ、112、212、312、322…送受信部、113、213、313、323…信号品質検出部、114、214、331…記憶部、115、215、332…位置管理部、116、216、333…アンテナ角度調整部、117、217、334…中央制御部、131、231、351…三次元位置取得部、132、233…障害物外形プロフィール取得部、151、251、371…現在アンテナ角度取得部、152、252、372…アンテナ角度駆動部、232…制御情報検出部、234、352…位置駆動部、1011…MCSとSINRとの対応テーブル、1021…ケースと動作との対応テーブル、a1〜a2、a11、b1〜b2、c1〜c2、d1〜d3、e1〜e3…通信路
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