(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0010】
本実施形態の水槽は、上下方向から水槽内を照明できるようにしたものである。
【0011】
なお、本実施形態の水槽(以下、単に本水槽という場合がある)は、使用方法はとくに限定されず、例えば、本体部内に水を収容し水草や魚などを入れてアクアリウムとして使用してもよいし、インテリアとして使用してもよい。なお、インテリアとして使用する場合には、本体部の収容空間内に水を入れてもよいし入れない状態で使用してもよい。
以下では、本水槽をアクアリウムとして使用する場合について説明する。
【0012】
図1および
図2に示すように、本水槽1は、水Wを収容する本体部10と、本体部10の下方に配置された本体部10を載置するための台座部30と、本体部10の上部に乗せられる上部部材20と、を備えている。
【0013】
<本体部10>
図1、
図2または
図6に示すように、本体部10は、上部に開口が形成された、水Wを収容する収容空間10hを有する箱状の部材であり、横断面の形状が三角形となるように形成されている。そして、この本体部10を構成する各壁11、12は、透光性の素材で形成されている。なお、本体部10を構成する各壁11、12の素材は、上記機能を有するものであればとくに限定されない。例えば、各壁11、12の素材として、ガラスやアクリル、プラスチックなどを採用することができる。
【0014】
図1、
図2または
図6に示すように、本体部10は、平面視略正三角形の底壁12の各端縁に立設した3枚の側壁11の隣接する各端縁が互いに接するように形成することができる。そして、本体部10の上部には、3枚の側壁11の上端縁で囲まれるようにして本体部10の開口が形成されている。
この本体部10を構成する各壁11、12は、隣接する壁11、12の接近した端縁同士が互いに接合されている。具体的には、各壁は、本体部10の収容空間10h内に水Wを収容した際、内部から外部へ接合部分から水Wが漏れ出さないように接合されている。この接合方法は、上記機能を有するものであれば、とくに限定されない。例えば、水槽を形成する際に一般的に使用されるコーキング剤14などを採用することができるほか、後述する接合部材13で接合してもよい。
例えば、
図1または
図6に示すように、シリコン製のコーキング剤14を使用する場合には、各側壁11を底壁12の端縁に各壁の端縁同士を接近するように保持した状態で、隣接する各壁の内面同士で形成される各コーナーを収容空間10内から埋めるようにコーキング剤14でコーキングすれば、本体部10の収容空間10h内に収容した水Wが漏れないように本体部10の各壁を互いに接合することができる。なお、接合部材13で隣接する壁11、12の端縁同士を接合する場合については後述する。
【0015】
<台座部30>
つぎに、本水槽1の本体部10を載置する台座部30について説明する。
図1または
図2に示すように、本水槽1の本体部10の下方には、本体部10を載置するための台座部30が設けられている。
図1、
図2、
図4または
図7に示すように、この台座部30は、複数の側壁31を備えており、隣接する側壁31の幅方向の端縁同士が連結するように形成された部材である。そして、台座部30の複数の側壁31で囲まれた内部には、後述する照明部40を配設するための空間30hが形成されている。
なお、この側壁31の上端部には、内方に向かって突出した板状の保持部材32が設けられている。この保持部材32は、側壁31上端に沿配置されており、本体部10を台座部30の上部に載置した状態を適切に保持するための部材である。
【0016】
台座部30は、本体部10を載置することができれば、その大きさや形状はとくに限定されない。例えば、台座部30は、大きさが本体部10の底壁12の大きさと略同じかやや大きくなるように形成されていれば、本体部10を安定して載置することができる。また、その平面視形状もとくに限定されず、例えば、平面視四角形状や矩形状、三角形状となるように形成することができる。
例えば、
図1、
図2、
図4または
図7に示すように、台座部30の平面視形状が本体部10の底壁12の平面視形状と相似形となるように三角形状に形成し、その大きさが本体部10の底壁12よりも若干大きくなるように形成することができる。
【0017】
<上部部材20>
図1、
図2、
図4または
図5に示すように、本水槽1の本体部10の上方には、上部部材20が設けられている。この上部部材20は、本体部10の上部、具体的には、本体部10の複数の側壁11の上端に引っ掛かるように乗せることができるように形成された部材である。
例えば、
図5に示すように、上部部材20は、複数の側壁21を備えており、隣接する側壁21の幅方向の端縁同士が連結するように形成された部材である。そして、上部部材20の複数の側壁21で囲まれた内部には、後述する照明部40を配設するための空間20hが形成されている。
【0018】
そして、
図5に示すように、この上部部材20の側壁21の内面には、上部部材20を本体部10の側壁11上端に引っ掛けるための係合部材22が設けられている。
この係合部材22は、本体部10の上部に乗せたときに本体部10の側壁11上端が係合するように機能を有するものであれば、とくに限定されない。例えば、係合部材22は、上部部材20の側壁21内面から内方に向かって突出するように設けられた板状の部材でもよいし、断面L字状や断面コ字状の部材を側壁21内面に連結して設けてもよい。例えば、
図5に示すように、係合部材22は、板状の下側係合部材22bと板状の上側係合部材22cと両者の端部同士を連結する板状の連結部材22aとを備えた、断面コ字状に形成することができる。この係合部材22は、上下方向(
図1の拡大図または
図5(A)の拡大図では紙面の上下方向)の長さが上部部材20の側壁21の上下方向の長さよりも短くなるように形成されている。そして、
図1または
図5に示すように、この係合部材22は、上部部材20の側壁21内面に取り付けた状態において、上部部材20の側壁21の上端と係合部材22の上側係合部材22cとの間および上部部材20の側壁21の上端と係合部材22の下側係合部材22bとの間には隙間が形成されるように配設されている。
【0019】
上部部材20は、本体部10の上部に本体部10の側壁11上端が係合部材22に係合するようにして乗せることができるように形成されていれば、その大きさや形状はとくに限定されない。
例えば、
図1、
図2、
図4または
図5に示すように、上部部材20は、平面視形状が本体部10の開口の形状と相似形となるように三角形状に形成し、その大きさが本体部10の開口よりも若干大きくなるように形成することができる。
【0020】
<照明部40>
図1〜
図5または
図7に示すように、上部部材20の内部空間20hおよび台座部30の内部空間30h内には、本体部10の収容空間10h内を照明するための照明部40が設けられている。
【0021】
図5および
図7に示すように、照明部40は、ソケット41aと、このソケット41aに着脱可能に取り付けて使用される光源41bと、電源部と、を備えている。照明部40のソケット41aは、上部部材20の側壁21の内面および台座部30の側壁31の内面にそれぞれ基端が固定されたブラケット23、33(
図8参照)に対して着脱可能に取り付けられている。そして、照明部40をブラケット23、33に取り付けた状態において、照明部40の光源41bを点灯すれば、光源41bから放射される光Lによって本体部10の収容空間10h内を上下方向から照らしだすことができるように(
図3または
図11〜
図12参照)、
図5および
図7に示すように、照明部40は、上部部材20内および台座部30内に配設されている。
【0022】
図5および
図7に示すように、照明部40は、ブラケット23、33の先端にネジN等で着脱可能に取り付けられるソケット41aと、このソケット41aに着脱可能に取り付けて使用される光源41bと、電源部と、を備えている。
【0023】
まず、照明部40の光源41bについて説明する。
照明部40の光源41bは、光Lを放射するものであればとくに限定されず、例えば、蛍光灯やLED光源などを使用することができる。例えば、光源41bとしてLED光源を使用する場合には、指向性の度合い(光の広がり)がある程度弱いもの、つまり、ある程度の広がりを持って光Lを照射するLED光源を使用するのが望ましい。この場合、消費電力を抑制しつつ、本体部10の収容空間10h内を高角度で照らすことができる。一方、発熱量の多い蛍光灯等を台座部30の内部空間30に取り付けて使用すれば、本体部10の底壁12に対して熱を供給できるようになる。
【0024】
照明部40のソケット41aは、電池等の電源部に電気的に接続されており、電源部から電力の供給を受けてソケット41aに取り付けられた光源41bを点灯するようになっている。そして、この図示しない電源部は、電池などの持ち運び可能な電源としてもよいし、商用電源に接続するコードを電源部としてもよい。
【0025】
図8に示すように、ブラケット23、33は、板状の本体部23a、33aと、この本体部23a、33aの表面側23s、33sの一端に立設された板状の固定部23b、33bと、を備えている。そして、ブラケット23、33の固定部23b、33bには、表裏を貫通する貫通孔23h、33hが形成されている。
図5または
図7に示すように、この貫通孔23h、33hは、ソケット41aを取り付けるためのネジNを挿通するめの孔である。
【0026】
このブラケット23、33の本体部23a、33aは、上述したように、基端が上部部材20の側壁21および台座部30の側壁31の内面に固定するように形成されていれば、とくに限定されない。例えば、ブラケット23、33の本体部23a、33aの基端の端面が上部部材20の側壁21および/または台座部30の側壁31の内面に接するように固定してもよいし、
図5または
図7に示すように、上部部材20および/または台座部30の内部コーナーに接するように形成して固定してもよい。
例えば、ブラケット23、33の本体部23a、33aの基端の先端角度が、上部部材20の隣接する側壁21の内面間で形成されるなす角または台座部30の隣接する側壁31の内面間で形成されるなす角と略同じ角度を有するように形成すれば、内部コーナーを形成する隣接する側壁21、21、31、31の内面にブラケット23、33の本体部23a、33aの基端の側面が略接するように固定することができる。
【0027】
以上のごとき構成であるので、本水槽1の本体部10の収容空間10h内に水Wを収容した状態で照明部40の光源41bを点灯すれば、本水槽1の本体部10の収容空間10h内を上方と下方の両方から照らし出すことができる(
図3参照)。
このため、従来の水槽のように上方からのみの照明で水槽内を照らしだす場合と比べて、収容空間10h内に収容した水W中に形成されるかげを少なくできる(
図3、
図11〜
図12参照)。すると、例えば、
図11に示すような本体部10の収容空間10h内に複数の水草や流木などを綺麗にレイアウトして鑑賞するアクアリウムを作成した場合には、上部部材20に設けられた照明部40の光源41bから照射される光Lによって水草等を上方から照明することができる。このとき、上方から照射された光Lが水草等で遮られてかげを形成してしまうが、これらのかげは、台座部30に設けられた照明部40から照射される下方からの光Lによって薄められる。
【0028】
したがって、本水槽1の照明部40の光源41bを点灯すれば、本体部10の収容空間10h内の水中に複数の水草等を配置したり、魚を泳がせたりしても、見た人に対してはこれらの水草等のかげを実質的に存在しないような印象を与えることができる。しかも、上方からの光Lによって水草や魚等が本来有する色合いを適切に発揮させつつ、これらのかげの形成を少なくできるので、本水槽1を見た人に対して明るくかつ幻想的な印象を与えることができる。
【0029】
しかも、本水槽1の本体部10の断面形状が三角形であるので、プリズム効果で光Lを複雑に反射等させることができる。このため、本水槽1を見た人に対して平面的でなく立体的で奥行を有する特徴的な印象を与えることができる。
【0030】
さらに、台座部30に設けられた照明部40を点灯すれば、本体部10の収容空間10h内に光Lを照射するだけでなく、本水槽1の本体部10の底壁12に対して下方から熱を供給することができる。すると、かかる照明部40によって温められた底壁12は、本体部10の収容空間10h内に位置する内面側から収容空間10h内に収容した水Wに対して熱を供給することができる。したがって、照明部40を点灯することによって、本水槽1の本体部10の収容空間10h内を照らしだすだけでなく、本体部10の収容空間10h内に収容した水Wを適切に保温できるようにもなる。
【0031】
また、本水槽1の本体部10を構成する各壁11、12において、隣接する各壁11、12の端縁同士が、接合部材13で接合された構成としてもよい。
以下では、本体部10の隣接する側壁11の端縁同士が、この接合部材13で接合されている場合を代表として説明する。
【0032】
<接合部材13>
図1および
図6に示すように、この接合部材13は、表面に接着剤を有する層(接着剤層)が積層された金属製の薄膜層13aと、この薄膜層13aの背面(つまり薄膜層13aの接着剤層と反対側の面)に積層するように形成されたはんだ層13bと、を有している。つまり、本体部10の隣接する側壁11、11の端縁間には、一の側壁11の端縁から他の側壁の端縁に向かって順に、薄膜層13aの表面に積層された接着剤層、薄膜層13a、はんだ層13b、薄膜層13a、薄膜層13aの表面に積層された接着剤層が、それぞれ形成するように接合部材13が設けられている。
【0033】
この接合部材13の薄膜層13aの素材は、金属製であればとくに限定されない。例えば、金、銀、銅、真鍮、ステンレスなどやこれらの合金などを使用することができる。また、接合部材13のはんだ層13bの素材は、金属同士を接合する機能を有するものであればとくに限定されず、例えば、一般的な金属の接合材に使用されるスズと鉛の合金などを使用することができる。
【0034】
この接合部材13は、例えば、以下のようにすれば、本体部10の隣接する側壁11の端縁同士間に形成することができる。
まず、隣接する側壁11のそれぞれの端縁の端面を覆うように銅テープを貼りつける。この銅テープには、側壁11の端縁の端面に対向する面に接着層が形成されている。ついで、この銅テープを貼りつけた側壁11、11の端縁の角を接近させて保持する。かかる状態において、側壁11の端縁の端面間には、空間が形成される(
図6参照)。ついで、この空間に溶かしたはんだを注入しながら埋めていきそれぞれの側壁11、11の端縁に貼りつけた銅テープ同士を連結していく。
すると、はんだが固化すれば、隣接する側壁11の端縁同士は、互いに銅テープを介してはんだで接合された状態となる。つまり、かかる状態における側壁11、11の端縁間では、一の側壁11の端縁から他の側壁11の端縁に向かって順に、銅テープの接着層(接合部材13の薄膜層13aの表面の接着剤層に相当)、銅テープ(接合部材13の薄膜層13aに相当する)、はんだ(接合部材13のはんだ層13bに相当する)、銅テープ(接合部材13の薄膜層13aに相当する)、銅テープの接着層(接合部材13の薄膜層13aの表面の接着剤層に相当)、が積層するように形成することができる。
【0035】
なお、上述した接合部材13の、表面に接着剤層を有する金属製の薄膜層13aが、特許請求の範囲にいう「銅テープ」に相当し、接合部材13のはんだ層13bが、特許請求の範囲にいう「はんだ」に相当する。
【0036】
以上のごとき構成とすれば、本水槽1の本体部10を構成する各壁11、12において、隣接する各壁11、12の端縁同士が金属製の接合部材13で接合されているので、本水槽1の本体部10の強度を向上させることができる。しかも、金属製の薄膜層13aと金属製のはんだ13bで形成された接合部材13によって本体部10の隣接する壁11、12の端縁同士が接合されているので、各壁11、12を樹脂製のコーキング剤だけで接合する場合と比べて、本水槽1の本体部11の耐久性および耐用年数を向上させることができる。
【0037】
<ボールチェーン15>
また、
図1〜
図3または
図6に示すように、本水槽1の本体部10の隣接する各壁11、12の端縁間に金属製のボールチェーン15を固定してもよい。具体的には、上述したように、本水槽1の本体部10を構成する各壁11、12において、隣接する各壁11、12の端縁同士を金属製の接合部材13で接合する場合、隣接する各壁11、12の端縁に沿って接合部材13のはんだ層13bに金属製のボールチェーン15の一部(例えば、ボールチェーン15のボールの約半分とチェーン部分)を埋め込むように固定してもよい。
【0038】
例えば、
図1〜
図3または
図6に示すように、ボールチェーン15は、金属製の素材からなる複数の貫通孔を有するボールを備えており、かかる貫通孔に挿通したひも状のチェーンによって複数のボールが略等間隔に配置されたものである。なお、ボールチェーン15の形状やボールの大きさ(例えば、直径)は、とくに限定されず、公知のボールチェーンを使用することができる。例えば、複数の直径が約4mm〜6mmのボールを所定の間隔をあけてチェーンで連結するように配置されたものを本実施形態の水槽1用のボールチェーン15として使用してもよい。なお、ボールチェーン15のボールの大きさは上記のごとくかかる大きさに限定されないのは言うまでもなく、ボールチェーン15を配置する隣接する壁11、12の端縁間の距離や、ボールチェーン15を配置した際の本水槽1のバランス等に応じて適宜調整すればよい。つまり、ボールチェーン15のボールの直径が4mmよりも小さいものを使用してもよいし、直径が6mmよりも大きいもの、例えば10mm程度のものを使用してもよい。
【0039】
以上のごとき構造とすれば、本水槽1の本体部10の隣接する各壁11、12の端縁に沿って金属製のボールチェーン15が接合部材13のはんだ層13bにはんだで固定されているので、本水槽1の本体部10の強度をより向上させることができる。
【0040】
しかも、
図1〜
図3、
図6、
図9〜
図10または
図12に示すように、本水槽1の本体部10の各壁11、12の周囲にボールチェーン15が配設されているので、見栄えを向上さることができる。
とくに、
図1〜
図3、
図6、
図9または
図12に示すように、本水槽1の本体部10の側壁11の上端部にボールチェーン15を配置すれば、人が本水槽1の本体部10の一の側壁11を正面から見たときに、見た人に対して、本体部10の収容空間10h内のアクアリウム(例えば、
図11〜
図12に示すような本水槽1の本体部10の収容空間10h内にアクアリウムを作成したような場合)が額縁に入れられた絵画が飾られているような印象を与えることができる。
【0041】
なお、本水槽1の大きさはとくに限定されない。例えば、本水槽1は、幅方向の長さが(
図9では紙面左右方向の長さ)30cm〜60cm程度、上下方向の長さ(高さ)(
図9では紙面上下方向の長さ)が50cm〜90cm程度なるように形成することができる。
例えば、本体部10が断面正三角形となるように形成した場合、本体部10は、底壁12の一辺の長さを約50cm(
図6(B)では紙面左右方向の長さ)、底壁12の背面から側壁11上端までの長さ(高さ)(
図6(B)では紙面上下方向の長さ)が約60cmの内底を有し上部が開口した正三角柱となるように形成する。
上部部材20および台座部30は、平面視正三角形であり、一辺の長さが本体部10の底壁12の一辺の長さよりも若干長く(例えば、50〜51cm程度)、側壁21、31の下端から上端までの長さ(
図5(B)および
図7(B)では紙面上下方向の長さ)が約10cmの、上下に開口を有する正三角柱となるように形成する。
そして、各パーツ10、20、30を、
図2に示すように、台座部30、本体部10、上部部材20の順に組立てれば、一辺の長さが約50cm、高さが約80cmの正三角柱の本水槽1を形成することができる(
図1、
図9〜
図10参照)。
【0042】
なお、
図1〜
図4に示すように、上部部材20の上にカバー部材25を設けてもよい。カバー部材25を設ければ、上方からの埃等が水槽1内に侵入するのを抑制できるし、本体部10の収容空間10h内に収容した水Wの水滴等が外部へ飛散するようなことを抑制できるようになる。また、カバー部材25の素材は、とくに限定されず、例えば、透光性を有するものであっても金属製のものであってもよい。カバー部材25の素材として、透光性を有するものを採用すれば、本水槽1の上方から外部の光を本水槽1の本体部10の収容空間10h内へ導入できるようになる。