【文献】
田中 裕之 HIROYUKI TANAKA,R&Dホットコーナー ソリューション,NTT技術ジャーナル 第27巻 第8号,一般社団法人電気通信協会,2015年 8月 1日,第27巻,Pages 59-63
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記モバイルデバイスの前記動作コンテキストに関連するしきい値に対する前記表示を比較すること、ここにおいて、前記しきい値が、処理可用性しきい値、電力可用性しきい値、または温度しきい値である、
をさらに備える、請求項6に記載の方法。
前記第1のスモールセルが、ワイヤレスワイドエリアネットワーク(WWAN)トランシーバとワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)トランシーバとを備える、請求項11記載の装置。
【発明を実施するための形態】
【0019】
[0031]以下の説明では、エッジコンピューティングデバイスは、スモールセル基地局とコロケートされることができる。スモールセル基地局は、認可スペクトルおよび無認可スペクトルで動作するワイヤレスワイドエリアネットワーク(WWAN)無線機を含むことができる。WWAN無線機は、他の無認可帯域技術との動作を可能にする適応を含むことができる。スモールセル基地局は、WWAN無線機を有することに加えて、WLAN(たとえば、Wi−Fi、Wi−MAX、ZigBee(登録商標)、Bluetooth(登録商標)など)に接続するためにワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)無線機を有することができる。したがって、スモールセル基地局はまた、本開示に従ってWLANアクセスポイントとして働くことができる。スモールセルは、ワイヤレスネットワークにおいてマクロセルインフラストラクチャのレベルの下で動作する無線アクセスノードである(たとえば、マイクロセル、フェムトセル、ピコセル、Wi−Fiアクセスポイント、およびWWAN機能とWLAN機能とを統合するアクセスポイント)。さらに、スモールセルは、マクロセルと比較して小さい範囲を有する。エッジコンピューティングデバイスは、スモールセル基地局内に統合され得るか、またはスモールセル基地局と通信している物理的に別個のデバイスであり得る。いずれの場合も、エッジコンピューティングデバイスは、スモールセルのワイヤレスリソースを介してエッジコンピューティングデバイスと通信しているユーザのワイヤレスデバイスに極めて近接していることがある。関連するワイヤレスデバイスの位置に対するスモールセル基地局の極近傍は、ワイヤレスデバイスおよびそれらのユーザに拡張サポートおよびサービスを提供するために利用されることができる。
【0020】
[0032]説明するエッジコンピューティングデバイスは、エッジコンピューティングデバイスと、スモールセルを通してエッジコンピューティングデバイスと通信しているワイヤレスデバイスとの間のデータおよび/またはコンテンツの処理の動的分散をサポートすることができる。エッジコンピューティングデバイスはまた、コンテンツ、たとえば、ウェブページ、コンテンツ、およびデータをプリフェッチし、スモールセルに対して決定されたワイヤレスデバイスの特定のコンテキストに基づいてエッジコンピューティングデバイスにそれをキャッシュすることができる。エッジコンピューティングデバイスはまた、充実したローカル広告、拡張広告または他のコンテンツを与え、ワイヤレスデバイスユーザに近接している出力ディスプレイデバイスを使用したユーザのエクスペリエンスの拡張を可能にする広告サーバまたはエンジンをホストすることができる。そのような拡張の例としては、モバイルデバイス上のローカルマッピングデータの上に拡張現実画像を与えること、別のデバイス上に、たとえば、電気店中のテレビジョン、ディスプレイまたは他の出力デバイス上に音、光、および/または他の効果を追加することを含むことができる。別の例では、異なる人々が電気店を動き回るにつれて彼らのロケーションを示すために、テレビジョンまたは他のディスプレイ上の異なる色の明滅ライトが使用されることができる。拡張は、たとえば、モバイルまたはワイヤレスデバイスのユーザに音、におい、光などによる視覚的刺激、あるいは泡または紙吹雪などの物体を与えることによる実際の現実のものであり得る。
【0021】
[0033]本明細書で説明するエッジコンピューティングデバイスはまた、エッジコンピューティングデバイスにおいて広告を拡張するか、またはエッジコンピューティングデバイスの近くの出力においてユーザのエクスペリエンスを拡張するために、充実したローカル広告サーバとして動作することができる。本明細書で使用する広告は、たとえば、ユーザが製品またはサービスを購入するのを奨励するための商用広告を指し得るが、同じく、ユーザへの情報の表示、通信、または他の頒布に言及することができる。たとえば、博物館は、博物館中に展示品がどこにあるのかを観衆のメンバーに知らせるために広告をユーザすることができる。別の例では、ビジネスは、どこに向かうべきなのかをユーザに知らせるために業務会議のロケーションを広告することをマイする。これらのコンピューティングリソース、ならびに剰余であるかまたはこの目的のために特に与えられ得る追加のコンピューティングリソースはまた、エッジコンピューティングデバイスにおいてサードパーティアプリケーションを含むホストアプリケーションに与えられ、スモールセルユーザのためのサービスを提供することができる。いくつかの例では、スモールセルプラットフォームは、予備の計算および他のリソースを有しないことがある隣接スモールセルのグループのためのホストアプリケーション/サービスに使用される(たとえば、スモールセルは異なる能力を有することができる)。剰余コンピューティングリソースは、最悪のプロセッサ負荷中での使用のための追加のコンピューティングリソースであり得る。総コンピューティングリソースと現在のプロセッサ負荷の下で使用されているコンピューティングリソースとの間の差が剰余コンピューティングリソースである。いくつかの例では、剰余コンピューティングリソースは、コンピューティングのニーズがあまりないときに電源遮断されることができるマルチコア設計の追加のコアである。別の例では、剰余コンピューティングリソースは、最大周波数のために設計されているが、現在低い周波数で動作しているコアであり得る。
【0022】
[0034]説明するエッジコンピューティングデバイスは、ノードから離れて位置するが、代わりに、ワイヤレスに接続されたワイヤレスデバイス、すなわち、エンドユーザに極めて近接している。開示するエッジコンピューティングデバイスは、エンドユーザの近くのデータのソースにおいてローカル分析および知識生成を行うことを可能にし、ラップトップ、スマートフォン、タブレットおよびセンサーなど、ネットワークに連続的に接続されないことがあるリソースを活用する。本明細書で説明するエッジコンピューティングデバイスは、WWANまたはWLANと通信しているワイヤレスデバイスからの要求のための応答時間を改善し、ならびに、データ接続が限定された環境において使用されることができるデータの量を増加させ得る。スモールセル基地局とコロケートされたエッジコンピューティングデバイスにおいてデータをプリフェッチすること、キャッシュすること、処理すること、および/またはサービスすることはまた、バックホールネットワークまたはインターネットに対する全体的な需要を低減し、コアネットワークとの間のシグナリングおよびユーザトラフィックを制限するのに役立つことができる。
【0023】
[0035]以下の説明は、例を与えるものであり、特許請求の範囲に記載された範囲、適用可能性、または例を限定するものではない。本開示の範囲から逸脱することなく、説明する要素の機能および構成において変更が行われることができる。様々な例は、適宜に様々なプロシージャまたは構成要素を省略、置換、または追加することができる。たとえば、説明する方法は、説明する順序とは異なる順序で実行され得、様々なステップが追加、省略、または組み合わされることができる。また、いくつかの例に関して説明する特徴は、他の例では組み合わされることができる。
【0024】
[0036]
図1Aに、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信システム100Aの一例を示す。ワイヤレス通信システム100Aは、基地局105と、ワイヤレスデバイス115と、コアネットワーク130とを含む。コアネットワーク130は、ユーザ認証と、アクセス許可と、トラッキングと、インターネットプロトコル(IP)接続性と、他のアクセス、ルーティング、またはモビリティ機能とを与えることができる。基地局105は、バックホールリンク132(たとえば、S1など)を通してコアネットワーク130とインターフェースし、ワイヤレスデバイス115との通信のための無線構成およびスケジューリングを実行し得るか、または基地局コントローラ(図示せず)の制御下で動作することができる。様々な例では、基地局105は、ワイヤードまたはワイヤレス通信リンクであり得るバックホールリンク134(たとえば、X1など)を介して互いと直接または間接的に(たとえば、コアネットワーク130を通して)通信することができる。
【0025】
[0037]基地局105は、1つまたは複数の基地局アンテナを介してワイヤレスデバイス115とワイヤレス通信することができる。基地局105の各々は、それぞれの地理的カバレージエリア110に通信カバレージを与えることができる。いくつかの例では、基地局105は、トランシーバ基地局、無線基地局、アクセスポイント、無線トランシーバ、ノードB、eノードB(eNB)、ホームノードB(HNB)、ホームeノードB(HeNB)、アクセスポイント、または他の何らかの適切な用語で呼ばれることがある。基地局105のための地理的カバレージエリア110は、カバレージエリアの一部分のみを構成するセクタに分割されることができる(図示せず)。ワイヤレス通信システム100Aは、異なるタイプの基地局105(たとえば、マクロ基地局および/またはスモールセル基地局)を含むことができる。異なる技術のための重複する地理的カバレージエリア110があり得る。
【0026】
[0038]いくつかの例では、ワイヤレス通信システム100Aはロングタームエボリューション(LTE)(登録商標)またはLTEアドバンスト(LTE−A)ネットワークである。LTE/LTE−Aネットワークでは、発展型ノードB(eNB)という用語は、概して、基地局105を表すために使用され得、ユーザ機器(UE)という用語は、概して、ワイヤレスデバイス115を表すために使用されることができる。ワイヤレス通信システム100Aは、異なるタイプのeNBが様々な地理的領域にカバレージを与える、異種LTE/LTE−Aネットワークであり得る。たとえば、各eNBまたは基地局105は、マクロセル、スモールセル、および/または他のタイプのセルに通信カバレージを与えることができる。「セル」という用語は、コンテキストに応じて、基地局、基地局に関連付けられたキャリアまたはコンポーネントキャリア、あるいはキャリアまたは基地局のカバレージエリア(たとえば、セクタなど)を表すために、「第3世代パートナーシッププロジェクト」(3GPP(登録商標):3rd Generation Partnership Project)と称する団体によって使用される用語である。
【0027】
[0039]マクロセルは、概して、比較的大きい地理的エリア(たとえば、半径数キロメートル)をカバーし、ネットワークプロバイダのサービスに加入しているUEによる無制限アクセスを可能にすることができる。マクロセルのための基地局はマクロeNBまたは基地局と呼ばれることがある。スモールセルは、マクロセルと比較して、マクロセル基地局と同じかまたは異なる(たとえば、認可、無認可などの)周波数帯域で動作し得る低電力基地局に関連付けられることができる。スモールセルのための基地局は、スモールセル、スモールセルeNB、スモールセル基地局、ピコeNBまたはピコ基地局、フェムトeNBまたはフェムト基地局、あるいはホームeNBまたはホーム基地局と呼ばれることがある。スモールセルは、スモールセル基地局に関連する通信およびデバイスを指すことがある。たとえば、スモールセル基地局150−a−1は、地理的カバレージエリア110−a−1、ワイヤレスデバイス115−a−1、通信リンク125−a−1、ワイヤレスデバイス115−a−2、および通信リンク135−a−1に関連付けられることができる。同様に、スモールセル基地局150−a−2は、地理的カバレージエリア110−a−2、ワイヤレスデバイス115−a−3、通信リンク125−a−2、ワイヤレスデバイス115−a−4、および通信リンク125−a−3に関連付けられることができる。スモールセルは、様々な例によれば、ピコセルと、フェムトセルと、マイクロセルとを含むことができる。ピコセルは、比較的小さい地理的カバレージエリア110をカバーし得、ネットワークプロバイダのサービスに加入しているUEによる無制限アクセスを可能にすることができる。フェムトセルは、比較的小さい地理的エリア(たとえば、自宅)をもカバーし得、フェムトセルとの関連を有するUE(たとえば、限定加入者グループ(CSG:closed subscriber group)中のUE、自宅、オープン、マルチオペレータの中のユーザのためのUEなど)による制限付きアクセスを与えることができる。フェムトセルは比較的小さい地理的フットプリント(footprint)をカバーするので、フェムトセルのコンピューティングのニーズは、フェムトセルごとに著しく変動することができる。たとえば、食品雑貨品店中の通路をカバーするフェムトセルは、図書館通路中のフェムトセルとは異なる責任負担を有することができる。したがって、フェムトセルは、マクロセルとはコンピューティングのニーズの点でより大きい相違を経験することができる。
【0028】
[0040]スモールセル基地局150は、WLAN無線機を含み得、さらに、ワイヤレスデバイス115のためのWi−Fiアクセスポイント(AP)として機能することができる。ワイヤレスデバイス115は、通信リンク135を使用したWi−Fi機能を有するスモールセル基地局150と通信することができる。スモールセル基地局150はまた、ワイヤードまたはワイヤレスであり得る通信リンク136を使用して互いに直接通信し得、同じく、バックホールリンク134を使用して互いに通信することができる。ワイヤレスデバイス115は、Wi−Fi専用デバイスであるか、またはWi−Fi専用モードで動作することができる。
【0029】
[0041]ワイヤレス通信システム100Aは同期動作または非同期動作をサポートすることができる。同期動作の場合、基地局105およびスモールセル基地局150は同様のフレームタイミングを有し得、異なる基地局105またはスモールセル基地局150からの送信は近似的に時間的に整合されることができる。非同期動作の場合、基地局105およびスモールセル基地局150は異なるフレームタイミングを有することができ、異なる基地局105またはスモールセル基地局150からの送信は時間的に整合されないことがある。本明細書で説明する技法は同期動作または非同期動作のいずれにも使用されることができる。
【0030】
[0042]ワイヤレスデバイス115はワイヤレス通信システム100A全体にわたって分散され、各ワイヤレスデバイス115は固定またはモバイルであり得る。ワイヤレスデバイス115は、移動局、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、UE、モバイルクライアント、クライアント、または何らかの他の好適な用語を含むか、またはそのように当業者によって呼ばれることもある。ワイヤレスデバイス115は、セルラーフォン、携帯情報端末(PDA)、ワイヤレスモデム、ワイヤレス通信デバイス、ハンドヘルドデバイス、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、コードレスフォン、ワイヤレスローカルループ(WLL)局などであり得る。ワイヤレスデバイス115は、マクロeNB、スモールセルeNB、リレー基地局などを含む、様々なタイプの基地局105、スモールセル基地局150、およびネットワーク機器と通信することが可能であり得る。
【0031】
[0043]ワイヤレス通信システム100A中に示される通信リンク125は、ワイヤレスデバイス115から基地局105へのアップリンク(UL)送信、および/または基地局105からワイヤレスデバイス115へのダウンリンク(DL)送信を含むことができる。ダウンリンク送信は順方向リンク送信と呼ばれることもあり、アップリンク送信は逆方向リンク送信と呼ばれることもある。通信リンク125の各々は、異なる周波数の1つまたは複数の波形信号を搬送することが可能であり得る1つまたは複数のキャリアを含むことができる。波形信号は、上記で説明した様々な無線技術に従って変調されることができる。各被変調信号は、制御情報(たとえば、基準信号、制御チャネルなど)、オーバーヘッド情報、ユーザデータなどを搬送することができる。通信リンク125は、(たとえば、対スペクトルリソースを使用する)FDD動作または(たとえば、不対スペクトルリソースを使用する)TDD動作を使用して、双方向通信を送信することができる。FDD用のフレーム構造(たとえば、フレーム構造タイプ1)およびTDD用のフレーム構造(たとえば、フレーム構造タイプ2)が定義されることができる。
【0032】
[0044]ワイヤレス通信システム100Aのいくつかの実施形態では、基地局105、スモールセル基地局150、および/またはワイヤレスデバイス115は、基地局105とワイヤレスデバイス115との間の通信品質と信頼性とを改善するために、アンテナダイバーシティ方式を採用するために複数のアンテナを含むことができる。追加または代替として、基地局105、スモールセル基地局150、および/またはワイヤレスデバイス115は、同じまたは異なるコード化データを搬送する複数の空間レイヤを送信するために、マルチパス環境を利用し得る多入力多出力(MIMO)技法を採用することができる。
【0033】
[0045]ワイヤレス通信システム100Aは、複数のセルまたはキャリア上での動作、すなわち、キャリアアグリゲーション(CA:carrier aggregation)またはマルチキャリア動作と呼ばれることがある特徴をサポートすることができる。キャリアは、コンポーネントキャリア(CC)、レイヤ、チャネルなどと呼ばれることもある。「キャリア」、「コンポーネントキャリア」、「セル」、および「チャネル」という用語は、本明細書では互換的に使用されることができる。ワイヤレスデバイス115は、キャリアアグリゲーションのために、複数のダウンリンクCCと1つまたは複数のアップリンクCCとで構成されることができる。キャリアアグリゲーションは、FDDコンポーネントキャリアとTDDコンポーネントキャリアの両方とともに使用され得る。
【0034】
[0046]いくつかの実施形態では、ワイヤレス通信システム100AはAP155を含むことができる。ワイヤレスデバイス115は、通信リンク135を使用してAP155と通信し得、各ワイヤレスデバイス115はまた、直接ワイヤレスリンクを介して1つまたは複数の他のワイヤレスデバイス115と直接通信することができる。2つ以上のワイヤレスデバイス115は、両方のワイヤレスデバイス115がAP地理的カバレージエリア112にあるとき、または1つのワイヤレスデバイス115がAP地理的カバレージエリア内にある、もしくは1つもない(図示せず)とき、直接ワイヤレスリンクを介して通信することができる。直接ワイヤレスリンクの例としては、Wi−Fi Direct(登録商標)接続、Wi−Fiトンネルドダイレクトリンクセットアップ(TDLS:Tunneled Direct Link Setup)リンクを使用することによって確立される接続、および他のピアツーピア(P2P)グループ接続があり得る。これらの例におけるワイヤレスデバイス115は、IEEE802.11、および限定はしないが、802.11b、802.11g、802.11a、802.11n、802.11ac、802.11ad、802.11ahなどを含むそれの様々なバージョンからの物理レイヤおよびMACレイヤを含むWLAN無線およびベースバンドプロトコルに従って通信することができる。他の実装形態では、他のピアツーピア接続および/またはアドホックネットワークがワイヤレス通信システム100A内に実装されることができる。
【0035】
[0047]スモールセル基地局としてワイヤレス通信システム100Aにおいて通信するためのリソースに加えて、スモールセル基地局150−a−1とスモールセル基地局150−a−2とのうちの1つまたは複数は、スモールセルと通信しているワイヤレスデバイス115のためのいくつかの動作をサポートするためにいくつかのエッジコンピューティングリソースを有するエッジコンピューティングデバイスを含むか、またはそれに関連付けられることができる。したがって、スモールセル基地局150−a−1とスモールセル基地局150−a−2とのうちの1つまたは複数のエッジコンピューティングリソースは、スモールセル基地局150と、スモールセル基地局150と通信しているワイヤレスデバイス115との間のデータおよび/またはコンテンツの処理の動的分散をサポートすることができる。エッジコンピューティングデバイスはまた、ワイヤレスデバイス115の特定のコンテキストに基づいてコンテンツをプリフェッチし、エッジコンピューティングデバイスにそれをキャッシュすることができる。エッジコンピューティングデバイスはまた、充実したローカル広告、拡張広告または他のコンテンツを与え、ワイヤレスデバイスユーザに近接している出力ディスプレイデバイスを使用したユーザのエクスペリエンスの拡張を可能にする広告サーバまたはエンジンをホストすることができる。そのような拡張の例としては、モバイルデバイス上のローカルマッピングデータの上に拡張現実画像を与えること、別のデバイス上に、たとえば、電気店中のテレビジョン、ディスプレイまたは他の出力デバイス上に音、光、および/または他の効果を追加することがあり得る。別の例では、異なる人々が電気店を動き回るにつれて彼らのロケーションを示すために、テレビジョンまたは他のディスプレイ上の異なる色の明滅ライトが使用されることができる。拡張は、たとえば、モバイルまたはワイヤレスデバイスのユーザに音、におい、光などによる視覚的刺激、あるいは泡または紙吹雪などの物体を与えることによる実際の現実のものであり得る。エッジコンピューティングデバイスはまた、充実したローカル広告サーバとして動作することができる。エッジコンピューティングデバイスのコンピューティングリソースはまた、エッジコンピューティングデバイス、スモールセル基地局150−a−1とスモールセル基地局150−a−2とのうちの1つまたは複数上でサードパーティアプリケーションを含むホストアプリケーションに与えられることができる。
【0036】
[0048]場合によっては、エッジコンピューティングデバイスは、複数のエンティティの間で処理負担を分散させるために使用されることができる。たとえば、エッジコンピューティングデバイスは、ワイヤレスデバイス115を対象としているRANからデータを受信し、残りの処理機能を実行しながらワイヤレスデバイス115にいくつかの処理機能を割当てることができる。すなわち、データの処理は、エッジコンピューティングデバイスと別のデバイスとの間で分割されることができる。場合によっては、処理作業負荷の割当ては、いくつかのデバイス(たとえば、ネイバースモールセル基地局またはエッジコンピューティングデバイスとターゲットワイヤレスデバイス115と)の間で分散されることができる。エッジコンピューティングデバイスは、無線リンク品質、電力状態、および処理状態を含めたターゲットワイヤレスデバイス115に関連する状態に基づいて処理負担を決定または割当てることができる。
【0037】
[0049]
図1Bを参照すると、ブロック図に、ワイヤレス通信ネットワーク100Bの一例を示す。ワイヤレス通信ネットワーク100Bは、ワイヤレス通信システム100Aの部分を含み得る(たとえば、ワイヤレス通信ネットワーク100Bネットワークはスモールセルの一部分であり得る)。ワイヤレス通信ネットワーク100Bは、スモールセル基地局150−bと、移動局、携帯情報端末(PDA)、他のハンドヘルドデバイス、ネットブック、ノート型コンピュータ、タブレットコンピュータ、ラップトップ、ディスプレイデバイス(たとえばテレビ、コンピュータモニタなど)、プリンタなどの1つまたは複数のワイヤレスデバイス115−aとを含むことができる。ワイヤレスデバイス115−aの各々は、通信リンク125と通信リンク135とのうちの1つまたは複数を介してスモールセル基地局150−bに関連し、それと通信することができる。各スモールセル基地局150−bは、そのエリア内のワイヤレスデバイス115−aがスモールセル基地局150−bと一般に通信することができるような地理的カバレージエリア110を有する。ワイヤレスデバイス115−aは、地理的カバレージエリア110全体にわたって分散されることができる。各ワイヤレス局115−aは固定またはモバイルであり得る。
図1Bには示されていないが、ワイヤレスデバイス115−aは、2つ以上のスモールセル基地局150および/またはマクロセル(図示せず)によってカバーされることができる。
【0038】
[0050]スモールセル基地局150−bは、スモールセルプラットフォーム140とエッジコンピューティングデバイス145とを含む。エッジコンピューティングデバイス145は、スモールセル基地局150内に(たとえば、スモールセルプラットフォーム140と)統合されるか、またはスモールセルプラットフォーム140に通信可能に結合され、それの極近傍にある物理的に別個のモジュールであり得る。したがって、スモールセル基地局150−bは、単一の統合構成要素であり得るか、または一緒に通信可能に結合されたより多くの数の別個の構成要素を備えることができる。場合によっては、スモールセルプラットフォーム140は、エッジコンピューティングデバイス145をカプセル化する。そのような場合、スモールセルプラットフォーム140上の追加の処理能力はエッジコンピューティングデバイス145になる。スモールセル基地局150−b、具体的には、スモールセルプラットフォーム140は、コアネットワーク130−aと通信し、ならびにエッジコンピューティングデバイス145およびワイヤレスデバイス115−aにコアネットワーク130−aとの接続性を与えることができる。スモールセル基地局150−b、具体的には、スモールセルプラットフォーム140はまた、ワイヤレスデバイス115−aとの接続性をエッジコンピューティングデバイス145に与えることができる。
【0039】
[0051]エッジコンピューティングデバイス145は、さらに本開示全体にわたってより詳細に以下に説明するスモールセル基地局150−bにおいていくつかのエッジコンピューティングリソースおよび機能を与える。
【0040】
[0052]エッジコンピューティングデバイス145は、1つまたは複数のワイヤレスデバイス115−aをサポートするために処理リソースを与えることができる。データの処理は、ワイヤレスデバイス115−aとスモールセル基地局150−bとコロケートされたエッジコンピューティングデバイス145との間で動的に割り振られることができる。ダウンロードされ、ワイヤレスデバイス115−aに配信されるべきデータのための処理負担は、ワイヤレスデバイス115−aに割当てられるか、エッジコンピューティングデバイス145に割当てられるか、またはワイヤレスデバイス115−aとエッジコンピューティングデバイス145との間で分割されることができる。処理負担の割当ては、たとえば、ワイヤレスデバイス115−aの状態、スモールセル基地局とワイヤレスデバイス115−aとの間の無線リンクの品質、および/またはワイヤレスデバイス115−aに配信されるべきデータのタイプに基づいて動的になりることができる。エッジコンピューティングデバイス145は、(たとえば、特に、特定のタイプの圧縮ビデオ、オーディオ、または画像データのための)圧縮データのタイプに少なくとも部分的に基づいて圧縮された(符号化された)データを解凍する(復号する)ための負担を割り当てられることができる。エッジコンピューティングデバイス145による圧縮データの処理は、圧縮データを解凍することか、または圧縮データをより低い圧縮状態に処理すること(すなわち、高レベルに圧縮されたデータを非圧縮状態に解凍し、次いで、より低い圧縮レベルを使用する圧縮アルゴリズムまたはエンコーダを使用してデータを圧縮すること)を伴うことができる。エッジコンピューティングデバイス145はまた、同じ圧縮データの複数のバージョンをダウンロードすることができ、ここで、バージョンのうちの1つは、無線リンクの状態またはワイヤレスデバイス115−aの状態に少なくとも部分的に基づいてワイヤレスデバイス115−aに送られる。
【0041】
[0053]処理負担はまた、ワイヤレスデバイス115−aの状態、たとえば、ワイヤレスデバイス115−aにおける電力消費量、または処理能力、処理可用性、またはヘッドルーム、バッテリー状態、異なる無線機の同時利用による共存問題、またはワイヤレスデバイス115−aの熱的状態に従ってエッジコンピューティングデバイス145に割当てられることができる。ワイヤレスデバイス115−aの処理可用性がしきい値を下回るとき、バッテリー寿命がしきい値を下回るとき、ワイヤレスデバイス115−aの温度がしきい値を上回る場合、またはワイヤレスデバイス115−aにおける処理の予想電力消費量が所定の電力消費量しきい値を上回る場合、処理がエッジコンピューティングデバイス145にさらに割当てられることができる。エッジコンピューティングデバイス145はまた、ワイヤレスデバイス115−aから受信された処理能力報告に従って受信データを処理することも処理しないこともある。さらに、エッジコンピューティングデバイス145は、たとえば、ワイヤレスデバイス115−aとエッジコンピューティングデバイス145/スモールセル基地局150−bとの間の無線リンクの観測された品質、無線状態、スループット、測定値、または予想される将来の無線状態(たとえば、ワイヤレスデバイス115−aがどこに移動しているのか、ハンドオフシナリオ、負荷など)に基づいて処理負担を割当てられることができる。
【0042】
[0054]コンテンツはまた、エッジコンピューティングデバイス145によってプリフェッチされるかあるいは取り出され、ワイヤレスデバイス115−aからのそのようなコンテンツについての要求を予想してローカルにキャッシュされることができる。コンテンツをプリフェッチすることは、ハイパーローカル情報を含む、エッジコンピューティングデバイス145にローカルである情報に少なくとも部分的に対して決定されることができる。そのようなローカル情報は、エッジコンピューティングデバイス145の物理的ロケーション、ワイヤレスデバイス115−aの物理的ロケーション、またはエッジコンピューティングデバイス145のセンサーまたは他の入力デバイスから(たとえば、マイクロフォン、温度センサー、光センサー、またはカメラから)収集されたデータに基づく物理的ロケーションに関する入力を含むことができる。ローカル情報はまた、特定のデータについてのユーザの過去の要求を含む、ワイヤレスデバイス115−aのユーザについて以前にアセンブルされたプロファイルを含むことができる。ローカル情報はまた、関係するコンテンツを求めるユーザによって行われた要求に関係することができる。たとえば、ビデオの場合、プリフェッチされるコンテンツは、他のワイヤレスデバイス115−aのユーザによって以前に要求された同じビデオ、エッジコンピューティングデバイス145と通信しているワイヤレスデバイス115−aによってセグメントが以前に要求された一連のビデオ中の次のセグメント、またはワイヤレスデバイス115−aからの前の要求に応答して以前にフェッチされたビデオに関係するビデオを含むことができる。
【0043】
[0055]エッジコンピューティングデバイス145においてプリフェッチし、ローカルにキャッシュすることは、エッジコンピューティングデバイス145において追加の記憶容量を使用し得るが、バックホールネットワークの使用量が少ない期間中にコンテンツがプリフェッチされ、帯域幅を節約し、レイテンシを減少させることを可能にすることが有益であり得る。プリフェッチすることはまた、コンテンツのソースから要求元ワイヤレスデバイス115−aに同じ人気があるコンテンツを繰り返しトランスポートする必要性を潜在的に除去することができる。上記で説明したようにプリフェッチすることは、特に、コンテンツが時間にわたって実質的に変化しない場合(たとえば、ある音楽ビデオまたはオーディオファイル)、およびワイヤレスデバイス115−aのユーザがコンテンツが古くなる前にエッジコンピューティングデバイス145を介してそのようなコンテンツを要求するであろう可能性が高い場合に有益であり得る。特定のワイヤレスデバイス115−aのためのプリフェッチされたコンテンツはまた、ワイヤレスデバイス115−aの予想される物理的ロケーションに基づいて第1のエッジコンピューティングプラットフォームから第2のエッジコンピューティングプラットフォームに転送されることができる。プリフェッチすることはまた、より多くの電力が利用可能である(たとえば、ソーラーパネルによって電力供給されるスモールセルのために太陽が出ている)とき、または電力レベルが高い(たとえば、バッテリーバックアップ容量が上限に達している)ときに実行されることができる。さらに、プリフェッチすることはコンテキストアウェアに実行され得る。たとえば、拡張コンテンツは、スモールセル上で行われる拡張とは対照的にスモールセル中でプリフェッチされることができる。
【0044】
[0056]本明細書で説明するエッジコンピューティングデバイス145はまた、充実したローカル広告サーバとして動作することができる。エッジコンピューティングデバイス145において、またはエッジコンピューティングデバイス145の近くの出力において広告することは、エッジコンピューティングデバイス145によって拡張されることができる。エッジコンピューティングデバイス145はまた、スモールセルおよび/またはスモールセルの近くの出力への広告データをサービスすることができる。広告サーバは、エッジコンピューティングデバイス145上で動作し得、ここで、広告サーバは、スモールセルを介してワイヤレスデバイス115−aによって要求されたコンテンツに広告コンテンツおよびデータを動的に挿入するように構成されることができる。特定の広告データおよびコンテンツはまた、エッジコンピューティングデバイス145の物理的ロケーションおよび/またはエッジコンピューティングデバイス145に対するワイヤレスデバイス115−aのロケーションに基づいてエッジコンピューティングデバイス145においてプリフェッチされ、キャッシュされることができる。たとえば、エッジコンピューティングデバイス145上で動作する広告サーバは、スポーツスタジアムまたは食品雑貨品店の通路で動作するワイヤレスデバイス115−aのユーザを特にターゲットにしたアップコンテンツをサービスすることができる。
【0045】
[0057]いくつかの例では、プリフェッチすることとキャッシュすることとは反応性のものであり得る。すなわち、プリフェッチすることとキャッシュすることとは、同じまたは同様のコンテンツが少なくとも一人のユーザによって要求されたときに実行されることができる。コンテンツが近接している他のユーザによって閲覧される可能性があるとスモールセルが決定すると、コンテンツはプリフェッチされ、キャッシュされることができる。この決定は、たとえば、ユーザのためのユーザプロファイルに部分的に基づくことができる。コンテンツはまた、必ずしも同じコンテンツを消費するとは限らないことがある他の近くのユーザの行為によりプリフェッチまたは消費される可能性があり得る。コンテンツは、近くのまたは同様のセル上の要求されたコンテンツに基づいてプリフェッチされ、キャッシュされ得、これは、さらに、ユーザの人口統計に基づくことができる。
【0046】
[0058]異なるエッジノードが、同じまたは異なる記憶および処理能力を有することができる。いくつかの例では、いくつかのスモールセルは、スモールセルがクラスタヘッドとして働くスモールセルのクラスタを形成することができる。クラスタヘッドスモールセルは、ローカルストレージ、ローカルサービスホスティング、処理などのために使用されることができる。いくつかの例では、エッジノードは、分散処理および記憶能力を有する。分散キャッシングは、エッジノード(たとえば、スモールセル)の間で実行されることができる。たとえば、いくつかのノードは、いくつかのコンテンツをキャッシュし、他のノードは、他のコンテンツをキャッシュし得る(サイトにわたってキャッシュすることは、記憶、バックホール、用途などの機能であり得る)。キャッシュすることはまた、複数のデバイスにわたってデータがハッシュされるように複数のワイヤレスデバイスにわたって実行されることができる。
【0047】
[0059]特定の広告データおよびコンテンツはまた、ワイヤレスデバイス115−aが以前にスモールセル基地局150−bに接続されたこと、または他のスモールセル基地局に接続されたことを含む、ワイヤレスデバイス115−aによって実行された活動、またはワイヤレスデバイス115−aに関するスモールセル基地局150−bによって収集された他の情報に少なくとも部分的に基づいてプリフェッチされ、キャッシュされることができる。ワイヤレスデバイス115−aに関するこの活動または情報は、過去の検索要求のコンテンツ、ワイヤレスデバイス115−aに関するメタデータ、ウェブサイト訪問またはアプリケーション使用履歴、あるいはワイヤレスデバイス115−aの1つまたは複数のセンサーからの情報、たとえば、ジャイロスコープセンサー、加速度計センサー、温度センサー、またはGPSセンサー情報を含むことができる。広告データおよびコンテンツはまた、スモールセル基地局150−bに以前に接続されたワイヤレスデバイスまたは隣接基地局などの他のスモールセル基地局を含む他のワイヤレスデバイスによって実行された活動についての分析に少なくとも部分的に基づいてプリフェッチされ、キャッシュされることができる。そのような活動および情報は、ワイヤレスデバイス115−aについてと同じであるが、他のワイヤレスデバイスについて収集され、分析されることができる。さらに、広告サーバは、ワイヤレスデバイス115−a自体に加えてワイヤレスデバイス115−aのユーザに物理的刺激を与えるために他のローカル入出力(I/O)デバイスと通信することができる。たとえば、広告サーバは、ワイヤレスデバイス115−aからのコンテンツについての要求に関連して、ライト、ディスプレイ、スピーカー、香りを散布するデバイス、あるいはエッジデバイスおよび/またはワイヤレスデバイス115−aの近くに物理的に位置する他の出力デバイスを活動化するようにエッジコンピューティングデバイス145に指示することができる。
【0048】
[0060]エッジコンピューティングデバイス145はまた、ワイヤレスデバイス115−aのためのコンテキストデータ、たとえば、ワイヤレスデバイス115−aの物理的ロケーションまたは軌跡、あるいはエッジコンピューティングデバイス145が位置するスモールセル基地局150と通信している他のワイヤレスデバイス115−aのロケーション、環境などに基づいて、ワイヤレスデバイス115−aについてのローカル分析を実行することができる。エッジコンピューティングデバイス145によるローカル分析のそのような実行は、(たとえば、ユーザが高密度展開のスモールセルエリア中にあるときの)ユーザエクスペリエンスを高めることができる。たとえば、輻輳したネットワーク中のユーザは、ワイヤレストラフィックの過剰により遅延を受けることができる。さらに、分析を実行することを担当する中央エンティティは、ロケーション固有サービスを供給するために必要とされるローカルコンテキスト情報を有しないことがある。したがって、エッジコンピューティングデバイス145(またはスモールセル基地局150)にある分析をオフロードすることは、サービス遅延を減少させ、ユーザの特定のロケーションに関係するサービスを使用可能にすることができる。たとえば、スモールセル基地局150またはエッジコンピューティングデバイス145上で広告サーバを動作することは、レイテンシを低減し、より充実したコンテンツ(たとえば、コンテキストまたは状況に関連するコンテンツ)を与えることができる。場合によっては、処理は、処理能力およびニーズの可用性に基づいてエッジコンピューティングデバイス145とワイヤレスデバイス115−aとの間で移動されることができる。ロケーション、ユーザ探索に関する処理された分析データは、広告に入札するなどのGoogle(登録商標) AdWords(登録商標)に通知することができる。
【0049】
[0061]エッジコンピューティングデバイス145上で広告サーバを動作することにより、広告主は、広告をサービスするために、およびワイヤレスデバイス115−aのユーザに広告を配信するレイテンシを低減するために必要なバックホール帯域幅を低減することによってより充実した広告コンテンツをサービスすることが可能になり得る。したがって、ネットワーク帯域幅の低減された使用たとえば、WWANのバックホールネットワークまたはWLANと通信しているインターネットサービスプロバイダ(ISP)のために、ネットワーク事業者が広告を与えるのがより安価になり得る。そのような場合、WWANネットワーク事業者またはISPは、ネットワークコンピューティングデバイスからワイヤレスデバイス115−aにサービスされるデータを広告するためにワイヤレスデバイス115−aのユーザにディスカウントされたデータレートを与えることができる。
【0050】
[0062]WWANスモールセルまたはWLANアクセスポイントへのエッジコンピューティングデバイス145の近接度の結果として、エッジコンピューティングデバイス145はまた、ワイヤレスデバイス115−aのユーザのロケーション、ワイヤレスデバイス115−aまたはエッジコンピューティングデバイス145からのセンサー入力、および/またはエッジコンピューティングデバイス145を介してワイヤレスデバイス115−aのユーザによって行われた要求のコンテンツに従ってワイヤレスデバイス115−aのユーザと相互作用し、それに刺激を与えるように、同じくエッジコンピューティングデバイス145と通信している近接したI/Oデバイスを制御することができる。
【0051】
[0063]エッジコンピューティングデバイス145はまた、ワイヤレスデバイス115−aのユーザを刺激するように入出力デバイスを制御するためにワイヤレスデバイス115−a、拡大すると、ワイヤレスデバイス115−aのユーザのロケーションおよび環境に関するデータを取り入れることができる。ワイヤレスデバイス115−aおよび/またはエッジコンピューティングデバイス145についてのセンサーデータは、(たとえば、マイクロフォンなどの入力デバイス、温度センサーまたは光センサー、あるいはカメラなど)から収集されることができる。ワイヤレスデバイス115−aとワイヤレスデバイス115−aが接続されるエッジネットワークデバイスとの極近傍ならびにエッジコンピューティングデバイス145の知られているロケーションのために、エッジコンピューティングデバイス145は、エッジコンピューティングデバイス145におけるデータに従って、ワイヤレスデバイス115−aのユーザの知られている近傍内にあるワイヤレスデバイス115−a自体の外部のデバイス(たとえば、出力デバイス)を制御するためにこの情報を使用することができる。外部デバイスは、広告コンテンツまたはデータを配信またはサービスすることができる。たとえば、外部デバイスは、エッジコンピューティングデバイス145の物理的環境に固有の情報に従ってワイヤレスデバイス115−aによってエッジコンピューティングデバイス145に与えられたデータコンテンツにアノテーションを付けるためにエッジコンピューティングデバイス145によって制御されることができる。アノテーションを付けることは、画像またはテキストでデータコンテンツにアノテーションを付けることを含むことができる。別の例として、エッジコンピューティングデバイス145は、エッジコンピューティングデバイス145から決定されたワイヤレスデバイス115−aのユーザの少なくとも1つの特性(たとえば、ワイヤレスデバイス115−aが接続されたスモールセル基地局への近接度によるワイヤレスデバイス115−aの物理的ロケーションまたはワイヤレスデバイス115−aのユーザによって行われた要求のコンテンツ)に基づいてワイヤレスデバイス115−aのユーザに刺激を与えるために(エッジコンピューティングデバイス145の外部の)I/Oデバイスを制御することができる。
【0052】
[0064]エッジコンピューティングデバイス145はまた、サードパーティアプリケーションをホストし得る剰余コンピューティングリソースを有することができる。これらのコンピューティングリソースはまた、そのような目的のために与えられることができる。モバイルアプリケーションは、一般に、ワイヤレスデバイス115−a上で、またはコンテンツ配信ネットワークまたは他のサーバなどのネットワーク構成要素上で動作する。同時に、ワイヤレスデバイス115−aは、概して、限定された計算能力およびバッテリー寿命を有するが、エッジコンピューティングデバイス145は、おそらく専用電力接続を有するであろう。したがって、エッジコンピューティングデバイス145は、ワイヤレスデバイス115−aよりも少ない電力および処理制約で、エンドユーザ(すなわち、ワイヤレスデバイス115−a)の極近傍にあるサードパーティアプリケーションによる使用を可能にするように構成されることができる。
【0053】
[0065]一例では、ユーザのモバイルデバイス上で動作するアプリケーションは、エッジコンピューティングデバイス145上で動作する相補型アプリケーションによって拡張されることができる。相補型アプリケーションは、たとえば、ワイヤレスデバイス115−aへの着信メッセージを監視すること、およびあらかじめ定義されたパラメータに従って警告を送ることによってユーザエクスペリエンスを拡張する処理を与えることができる。エッジコンピューティングデバイス145のリソースはまた、たとえば、サードパーティアプリケーションを実行するためにエッジコンピューティングデバイス145上で動作する仮想マシンを与えることによってサードパーティへのサービスとして与えられることができる。このようにして、サードパーティは、ワイヤレスデバイス115−aの極近傍だが、アプリケーションがサードパーティの指示および制御の下にある場所においてサードパーティの自身のアプリケーションを実行することによってワイヤレスデバイス115−aのユーザに拡張エクスペリエンスを与えることができる。サードパーティは、エッジコンピューティングデバイス145に選択されたデータまたはコンテンツをキャッシュし、キャッシュされたデータまたはコンテンツと相互作用するワイヤレスデバイス115−aにアプリケーションを与えることができる。ワイヤレスデバイス115−aのアプリケーションはまた、エッジコンピューティングデバイス145またはサーバ上で動作するアプリケーションと相互作用するために与えられることができる。したがって、ワイヤレスデバイス115−aのアプリケーションは、WWANおよび/またはインターネットを通して遠くのサーバとより低い頻度で相互作用し、ワイヤレスデバイス115−aのユーザのエクスペリエンスを拡張することができる。さらに、ワイヤレスデバイス115−aのためのサードパーティアプリケーションによって実行される計算は、エッジコンピューティングデバイス145から第2のエッジコンピューティングデバイスへのユーザのワイヤレスデバイス115−aに追従するめに、エッジコンピューティングデバイス145から第2のエッジコンピューティングデバイスに移動または転送されることができる。
【0054】
[0066]
図2に、本開示の様々な態様による、スモールセルのためのエッジコンピューティングデバイスをサポートするためにワイヤレス通信において使用するために構成されたエッジコンピューティングデバイス145−aのブロック
図200を示す。場合によっては、エッジコンピューティングデバイス145−aは、スモールセル基地局150とコロケートされることができる。エッジコンピューティングデバイス145−aは、
図1Bを参照しながら説明したエッジコンピューティングデバイス145の1つまたは複数の態様の一例であり得る。エッジコンピューティングデバイス145−aは、受信機210、エッジコンピューティングプラットフォーム215、および/または送信機220を含むことができる。エッジコンピューティングデバイス145−aはまた、プロセッサ(図示せず)であるか、またはそれを含むことができる。これらのモジュールの各々は互いに通信していることがある。場合によっては、エッジコンピューティングデバイス145−aは、スモールセル基地局150に統合されることができる。そのような場合、エッジコンピューティングデバイス145−aは、スモールセル基地局150に追加の計算能力を与え得、したがって、受信機210または送信機220を含まないことがある。
【0055】
[0067]エッジコンピューティングデバイス145−aは、受信機210、エッジコンピューティングプラットフォーム215、および/または送信機220を通して、本明細書で説明する機能を実行するように構成されることができる。たとえば、エッジコンピューティングデバイス145−aは、スモールセルと通信しているワイヤレスデバイスにエッジコンピューティングリソースを与えるように構成されることができる。エッジコンピューティングプラットフォーム245をカプセル化するエッジコンピューティングデバイス145−aが示されているが、場合によっては、エッジコンピューティングプラットフォーム245が、エッジコンピューティングデバイス145−aをカプセル化する。すなわち、エッジコンピューティングデバイス245は、エッジコンピューティングデバイス145−a、レシーブド210、および/または送信機220を囲み得るか、またはそれを含むことができる。このようにして、エッジコンピューティングプラットフォーム245は、処理能力をブーストするためにエッジコンピューティングデバイス145−aの機能を活用することができる。
【0056】
[0068]エッジコンピューティングデバイス145−aの構成要素は、適用可能な機能の一部または全部をハードウェアで実行するように適応された1つまたは複数の特定用途向け集積回路(ASIC)を使用して、個々にまたはまとめて実装されることができる。代替的に、それらの機能は、1つまたは複数の他の処理ユニット(またはコア)によって、1つまたは複数の集積回路上で実行されることができる。他の例では、当技術分野で知られている任意の方法でプログラムされ得る、他のタイプの集積回路(たとえば、ストラクチャード/プラットフォームASIC、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、および他のセミカスタムIC)が使用されることができる。各構成要素の機能はまた、全体的にまたは部分的に、1つまたは複数の汎用または特定用途向けプロセッサによって実行されるようにフォーマットされた、メモリ中に組み込まれた命令を用いて実装されることができる。
【0057】
[0069]受信機210は、パケット、ユーザデータ、および/または様々な情報チャネル(たとえば、制御チャネル、データチャネルなど)に関連付けられた制御情報などの情報を受信することができる。受信機210は、ワイヤレスデバイスによってネットワークに要求されたコンテンツ、データ、および他の情報を受信するように構成されることができ、これは、エッジコンピューティングデバイス145−aなどのスモールセルと通信しているワイヤレスデバイスの要求時、ワイヤレスデバイスから送られたそのようなコンテンツまたはデータについての要求時、ならびにワイヤレスデバイスによってエッジコンピューティングリソースを使用したいという要求時、および様々なセンサーまたは入出力デバイスからの入力時におけるネットワークからのオーディオ、ビデオ、広告、ウェブページ、または他のデータを含むことができる。場合によっては、受信機210は、異なるソースから同じデータの複数のバージョンを受信することができる。情報は、エッジコンピューティングプラットフォーム215に、およびエッジコンピューティングデバイス145−aの他の構成要素に受け渡されることができる。
【0058】
[0070]送信機220は、エッジコンピューティングデバイス145−aの他の構成要素から受信された1つまたは複数の信号を送信することができる。送信機220は、エッジコンピューティングデバイス145−aなどのスモールセルと通信しているワイヤレスデバイスにオーディオ、ビデオ、広告、ウェブページ、または他のデータを送信し得、ワイヤレスデバイスによるエッジコンピューティングリソースを使用したいという要求に応答し、ディスプレイ、ライト、または他の入出力デバイスに出力する。いくつかの例では、送信機220は、トランシーバモジュール中で受信機210とコロケートまたは統合されることができる。
【0059】
[0071]
図3に、本開示の様々な態様による、データまたはコンテンツ処理を動的に分散させるためのワイヤレス通信システムにおいて使用するために構成されたエッジコンピューティングデバイス145−bのブロック
図300を示す。エッジコンピューティングデバイス145−bは、
図1Bおよび
図2を参照しながら説明したエッジコンピューティングデバイス145、145−aの態様の一例であり得る。エッジコンピューティングデバイス145−bは、受信機210−aと、エッジコンピューティングプラットフォーム215−aと、送信機220−aとを含み得、その各々が、
図2を参照しながら説明した機能を実行することができる。エッジコンピューティングプラットフォーム215−aは、処理リソース305と、処理分散マネージャ310と、モバイルデバイス通信マネージャ315とを含むことができる。
【0060】
[0072]処理リソース305は、本明細書で説明した処理機能を実行することが可能な構成要素を含むことができる。処理機能は、外部ソース(たとえば、RAN)から受信されたデータに対して実行されることができる。たとえば、処理リソース305は、受信データを圧縮および解凍するための構成要素を含み得る(たとえば、処理リソース305は、ワイヤレスデバイス115への送信のための受信オーディオデータを解凍し得る)。ある場合には、処理リソース305は、第1の圧縮アルゴリズムを用いて圧縮された受信データを解凍し、第2の圧縮アルゴリズムに従ってデータを再圧縮することができる(たとえば、処理リソース305は、データをトランスコードすることができる)。さらに、処理リソース305は、コンテンツ(たとえば、ウェブコンテンツ)を評価するための構成要素および/またはコンテンツをレンダリングするための構成要素を含み得る(たとえば、処理リソース305は、ワイヤレスデバイス115上での表示のためにワイヤレスデバイス115への送信のためのビデオデータをレンダリングし得る)。処理リソース305は、ワイヤレスデバイス115においてあまり処理を必要としない形態に(たとえば、RANからの)受信データを変換するために使用されることができる。
【0061】
[0073]いくつかの事例では、処理リソース305は、同じデータ(たとえば、事前ダウンロードされたデータ)のバージョンごとに異なるレベルの処理(たとえば、レンダリング)を実行することができる。処理のレベルは、無線(エアインターフェース)リンク状態またはターゲットワイヤレスデバイス115の動作状態に基づくことができる。場合によっては、エッジコンピューティングデバイス145−bと関連するワイヤレスデバイス115との間の処理負担の分散により受信データを変換するために処理リソース305の一部分のみが使用されることができる。たとえば、ウェブコンテンツデータを評価する負担が別のデバイス(たとえば、関連するワイヤレスデバイス115または別のエッジコンピューティングデバイス145)に割り当てられるので、エッジコンピューティングデバイス145−bは、そうするのを控えることができる。エッジコンピューティングデバイス145−bの処理リソース305および能力は、他のデバイス205−aの処理リソース、能力、および記憶とは異なることができる。
【0062】
[0074]処理分散マネージャ310は、エッジコンピューティングデバイス145−bまたは関連するワイヤレスデバイス115に処理負担を割当てることができる。たとえば、処理分散マネージャは、どの処理機能がエッジコンピューティングデバイス145−bにおいて実行されるのか、およびどの処理機能がワイヤレスデバイス115において実行されるのかを決定する。場合によっては、処理作業負荷は、エッジコンピューティングデバイス145のグループ(またはスモールセル基地局150のグループ)と個別のワイヤレスデバイス115との間に割り当てられることができる(たとえば、処理負担は、エッジコンピューティングデバイス145−bに隣接するエッジコンピューティングデバイス145とワイヤレスデバイス115との間で分割されることができる)。すなわち、エッジコンピューティングデバイス145−bは、ワイヤレスデバイス115を対象とするデータを処理するためにいくつかの他のデバイスと連携して動作することができる。
【0063】
[0075]処理分散マネージャ310は、処理負担を動的に決定することができる(たとえば、分割することができる)。たとえば、処理負担の分散は、外部エンティティ(たとえば、ワイヤレスデバイス115)からのメッセージに応答したものであり得るか、または自律的に決定されることができる(すなわち、外部プロンプトとは無関係のものであり得る)。たとえば、割当ては、処理分散要求またはコマンドあるいはワイヤレスデバイス115情報(たとえば、ワイヤレスデバイス115の動作コンテキスト)に基くことができる。ワイヤレスデバイス115の情報は、ワイヤレスデバイス115または別の通信デバイスから受信されることができる(たとえば、情報は、別の通信デバイスを介してリレーされることができる)。ワイヤレスデバイス115の動作コンテキストは、ワイヤレスデバイス115の電力状態(たとえば、バッテリー寿命、電力消費量)、ワイヤレスデバイス115の処理ヘッドルーム、およびワイヤレスデバイス115の処理能力に関する情報を含み得る。追加または代替として、処理負担の分散は、ワイヤレスデバイス115に関連するベースの無線リンク状態にあり得る。たとえば、処理分散マネージャ310は、エアインターフェースリンクの品質に基づいてエッジコンピューティングデバイス145−bとワイヤレスデバイス115との間で処理負担を割当てることができる。一例では、処理リソース305は、ワイヤレスデバイス115が良好な信号品質にあるとき、またはワイヤレスデバイス115が熱緩和中であるとき、ビデオレンダリングを割当てられ、あまり圧縮されていないデータの非圧縮を送り出すことができる。
【0064】
[0076]場合によっては、各処理コントリビュータに割り当てられる処理負担は、割当てられた処理機能を実行することに関連する様々なコストの評価に基づくことができる。コストは、共同処理方式に関与するデバイスについてデターミンされることができる。比較は、異なる分散組合せの間のものであり得る。たとえば、処理分散マネージャ310は、圧縮データを受信するワイヤレスデバイス115に関連する処理コストと、非圧縮データを送信するエッジコンピューティングデバイス145−bに関連する通信コストとを決定することができる。処理分散マネージャ310は、決定されたコストを評価し、どのコストが許容可能であるのかを決定することができる。場合によっては、コストが優先されることができる。このまたは他の態様では、コストは、容認性のそれぞれのレベルを決定するために対応するしきい値と比較されることができる。
【0065】
[0077]モバイルデバイス通信マネージャ315は、エッジコンピューティングデバイス145−bと(たとえば、ワイヤードまたはワイヤレス手段を介して)通信可能に結合されたデバイスに関連する通信を容易にし得るかまたは管理することができる。モバイルデバイス通信マネージャ315は、送信機220−aと連携して、ワイヤレスデバイス115に処理負担を示すメッセージを送ることができる。場合によっては、モバイルデバイス通信マネージャ315は、情報についての要求の送信を容易にすることができる。たとえば、モバイルデバイス通信マネージャ315は、ワイヤレスデバイス115に固有の情報(たとえば、バッテリー情報、電力消費量情報、処理可用性情報など)を要求するワイヤレスデバイス115にメッセージを送ることができる。したがって、モバイルデバイス通信マネージャ315は、(たとえば、受信機210−aとの通信を介して)ワイヤレスデバイス115に関係する(たとえば、報告中の)情報を受信することができる。受信された情報は、モバイルデバイス通信マネージャ315によって誘発される要求に対応することができるか、またはそのような要求とは無関係であり得る(たとえば、報告は、タイマーの満了、またはしきい値を満たすバッテリー/電力消費量状態の変化によるものであり得る)。いくつかの態様では、モバイルデバイス通信マネージャ315は、共有処理方式に関与するデバイス(たとえば、ワイヤレスデバイス115または別のデバイス205)への処理割当ての送信を容易にすることができる。処理割当ては、処理分散マネージャ310との通信を介して決定されることができる。代替例では、ワイヤレスデバイス115は、受信データの状態に基づいてそれの処理負担を決定することができる。
【0066】
[0078]場合によっては、モバイルデバイス通信マネージャ315は、異なるレンダリングまたはエアリンク状態に対してデータの異なるバージョンを事前ダウンロードすることを容易にすることができる。たとえば、エッジコンピューティングデバイス145−bは、頻繁に閲覧されるデータを事前ダウンロードし、キャッシュすることができる。異なるバージョンは、異なるソースからのものであり得る(たとえば、1つのバージョンはYouTube(登録商標)からのものであり得、1つのバージョンはCNNからのものであり得る)。データは、同じコンテンツであるが、異なる解像度または速度を有することができる。ワイヤレスデバイス115に関連する状態(たとえば、無線リンク品質、ユーザ選好、電力状態、処理ヘッドルーム、処理能力)に基づいて、エッジコンピューティングデバイス145−bは、最も適切であるデータのバージョンを配布し得る(たとえば、エッジコンピューティングデバイス145−bは、ターゲットワイヤレスデバイス115のオーバーヘッドしきい値を上回らないデータの最高解像度バージョンを送信のために選択することができる)。場合によっては、データのバージョンの選択は、時刻などの他の状態またはパラメータにベースドオンすることができる。
【0067】
[0079]いくつかの例では、異なるレベルまたはレイヤのエッジコンピューティングデバイスがあり得る。たとえば、エッジコンピューティングデバイス145−bは、ワイヤレスデバイス115をサービスするビーアスモールセル基地局150の一部であり得る。代替的に、エッジコンピューティングデバイス145−bは、下位の(たとえば、より高性能でない、低電力の)通信デバイスのためのエッジコンピューティングデバイスとして働くワイヤレスデバイス115であり得る。一例では、エッジコンピューティングデバイス145−bは、別の通信デバイス(たとえば、スマートウォッチ)のためのエッジコンピューティングデバイスとして次に働き得るワイヤレスデバイス115のためのエッジコンピューティングデバイスとして働くことができる。そのような場合、処理負担の分散は、処理負担がすべてのレイヤにわたって拡散されるように調整されることができる。すなわち、各デバイスは、データのタイプに関連する処理機能の共有を実行することができる。処理負担の分散は、関係するデバイスのうちの1つまたは複数に関連する制約およびパラメータに基づくことができる。
【0068】
[0080]
図4に、本開示の様々な態様による、スモールセル基地局150−cとコロケートされたエッジコンピューティングリソースを与えるために構成されたスモールセル基地局150−cを示す
図400を示す。いくつかの態様では、スモールセル基地局150−cは、
図1A〜
図1Bのスモールセル基地局150の一例であり得る。スモールセル基地局150−cは、プロセッサ405と、メモリ410と、トランシーバ430と、アンテナ435と、エッジコンピューティングプラットフォーム215−bとを含むことができる。エッジコンピューティングプラットフォーム215−bは、
図2〜
図3のエッジコンピューティングプラットフォーム215の一例であり得る。いくつかの例では、スモールセル基地局150−cはまた、ネットワーク通信マネージャ420を含むことができる。プロセッサ405と、メモリ410と、トランシーバ430と、ネットワーク通信マネージャ420と、エッジコンピューティングプラットフォーム215−bとの各々は、直接または間接的に、少なくとも1つのバス440を介して互いに通信していることがある。
【0069】
[0081]メモリ410は、ランダムアクセスメモリ(RAM)と、読取り専用メモリ(ROM)とを含むことができる。メモリ410はまた、実行されたとき、プロセッサ405に、たとえば、
図1A、
図1B、
図2、および
図3を参照しながらさらに説明したように、スモールセル基地局150−cと通信しているワイヤレスデバイスにエッジコンピューティングリソースを与えるために本明細書で説明する様々な機能を実行することを行わせるように構成された命令を含んでいるコンピュータ可読、コンピュータ実行可能ソフトウェア(SW)コード415を記憶することができる。代替的に、コード415は、プロセッサ405によって直接的に実行可能でないことがあるが、(たとえば、コンパイルされ実行されたとき)コンピュータに本明細書で説明する機能を実行させるように構成されることができる。
【0070】
[0082]プロセッサ405は、インテリジェントハードウェアデバイス(たとえば、中央処理ユニット(CPU)、マイクロコントローラ、ASICなど)を含むことができる。プロセッサ405は、トランシーバ430および/またはネットワーク通信マネージャ420を通して受信された情報を処理することができる。プロセッサ405はまた、アンテナ435を通した送信のためにトランシーバ430に送られるべき情報、および/またはネットワーク通信マネージャ420に送られるべき情報を処理することができる。プロセッサ405は、単独でまたはエッジコンピューティングプラットフォーム215−bとともに、スモールセル基地局150−cと通信しているワイヤレスデバイス115にエッジコンピューティングリソースを与えることに関係する様々な態様を扱うことができる。
【0071】
[0083]トランシーバ430は、パケットを変調し、変調パケットを送信のためにアンテナ435に与え、ならびにアンテナ435から受信されたパケットを復調するように構成されたモデムを含むことができる。トランシーバ430は、少なくとも1つの送信機モジュールおよび少なくとも1つの別個の受信機モジュールとして実装されることができる。トランシーバ430は、たとえば、
図1Aおよび
図1Bに示すように、アンテナ435を介して、少なくとも1つのワイヤレスデバイス115と双方向に通信するように構成されることができる。スモールセル基地局150−cは、通常、複数のアンテナ435(たとえば、アンテナアレイ)を含むことができる。スモールセル基地局150−cは、ネットワーク通信マネージャ420を通してコアネットワーク130−bと通信することができる。スモールセル基地局150−cは、トランシーバ430とアンテナ435とを使用したスモールセル基地局150−dなどの他のスモールセル基地局150と通信することができる。
【0072】
[0084]スモールセル基地局150−cの構成要素は、
図1A、
図1B、
図2、および
図3を参照しながら上記で説明した態様を実装するように構成され得、それらの態様は、簡潔のためにここでは繰り返さない。さらに、スモールセル基地局150−cの構成要素は、
図5〜
図11に関して以下で説明する態様を実装するように構成され得、それらの態様は、簡潔のためにここでも繰り返さない。
【0073】
[0085]
図5に、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信システムのブロック
図500を示す。ワイヤレス通信システムは、スモールセル基地局150−eを含み、これは、
図1〜
図4を参照しながら説明したスモールセル基地局150の態様の一例であり得る。スモールセル基地局150−eは、トランシーバ430−aと、アンテナ435−bと、プロセッサ405−aと、(SW415−aを含む)メモリ410−aとを含み、その各々は、
図4を参照しながら説明した機能を実行し得、その各々は、(たとえば、バス440−aを介して)互いに直接または間接的に通信することができる。
【0074】
[0086]スモールセル基地局150−eは、エッジコンピューティングプラットフォーム215−cを含むことができる。エッジコンピューティングプラットフォーム215−cは、
図2〜
図4を参照しながら説明したエッジコンピューティングプラットフォーム215、215−a、215−cの態様の一例であり得る。エッジコンピューティングプラットフォーム215は、処理リソース305−aと、処理分散マネージャ310−aと、モバイルデバイス通信マネージャ315−aとを含み得、その各々は、
図3を参照しながら説明した機能を実行することができる。
【0075】
[0087]たとえば、処理分散マネージャ310−aは、スモールセル基地局150−eと関連するワイヤレスデバイス(たとえば、ワイヤレスデバイス115−c)とのための処理負担を決定することができる。処理分散マネージャ310−aは、ターゲットワイヤレスデバイス115の動作状態または通信パラメータ(たとえば、無線リンク状態、バッテリー寿命、電力消費量、温度、利用可能な処理など)に基づいて処理負担を割り当てることができる。たとえば、処理分散マネージャ310−aは、無線リンク(たとえば、無線リンク125)の状態を監視または観測し、状態に基づいて処理分散を決定することができる。場合によっては、処理分散マネージャ310−aは、スモールセル基地局150−eに、ワイヤレスデバイス115ごとに異なる負担を割当てることができる。たとえば、スモールセル基地局150−eは、ターゲットワイヤレスデバイス115(図示せず)を対象とするデータに対してより、ターゲットワイヤレスデバイス115−cを対象とするデータに対してより多くの処理を実行することができる。言い換えれば、処理負担は、ワイヤレスデバイスごとに(たとえば、個別のワイヤレスデバイスの条件または状態に基づいて)分散されることができる。いくつかの態様では、処理負担は、データのタイプごとに異なることができる。すなわち、スモールセル基地局150−eと関連するターゲットワイヤレスデバイス115とに割当てられる処理負担は、データのタイプに依存することができる(たとえば、スモールセル基地局150−eは、静止画像データとは異なる処理をビデオデータに適用することができる)。
【0076】
[0088]処理リソース305−aは、処理分散マネージャ310−aによって行われた決定に従って処理機能を実行することができる。処理機能は、データを圧縮し解凍することと、データをレンダリングすることと、データを評価することとを含むことができる。場合によっては、データは、コアネットワーク160−cから(たとえば、ネットワーク通信マネージャ420−aを介して)受信される。処理リソース305−aは、ターゲットワイヤレスデバイス115への送信のための受信データを操作することができる。場合によっては、スモールセル基地局150−eの処理リソース305−aは、異なるエッジコンピューティングデバイス145の処理リソース305とは異なる機能が可能であり得る。処理リソース305−aは、異なるターゲットワイヤレスデバイス115を対象とするデータにまたは異なるタイプのデータに異なるレベルまたはタイプのデータ処理を与えるように構成されることができる。いくつかの態様では、処理リソース305−aは、同じデータの複数のバージョンのダウンロードを容易にすることができる(たとえば、同じビデオクリップが異なるプラットフォームからダウンロードされることができる)。バージョンは、ワイヤレスデバイス115からの要求に従って、またはワイヤレスデバイス115からの要求を予想してダウンロードされることができる(たとえば、バージョンは事前ダウンロードされることができる)。処理分散マネージャ310−aは、ワイヤレスデバイス115に関連する状態に基づいてワイヤレスデバイス115にデータのどのバージョンを送るべきかを動的に決定することができる。たとえば、データバージョンの選択は、無線リンク125の品質またはワイヤレスデバイス115の動作状態(たとえば、ワイヤレスデバイス115の処理能力または処理可用性)に基づくことができる。
【0077】
[0089]処理分散マネージャ310−aは、ターゲットワイヤレスデバイスとの通信を介してターゲットワイヤレスデバイス115の動作状態情報を学習または決定することができる。場合によっては、ワイヤレスデバイス115−cについての情報は、異なる通信デバイスとの通信を介して取得されることができる(たとえば、スモールセル基地局150−eはスモールセル基地局150−fから情報を受信することができる)。通信は、モバイルデバイス通信マネージャ315−aによって開始されたクエリまたは要求に応答したものであり得る。たとえば、モバイルデバイス通信マネージャ315−aは、トランシーバ430−aおよびアンテナ435−bと連携して、スモールセル基地局150−e(またはワイヤレスデバイス115−c)にワイヤレスデバイス115−cに関係する動作状態情報についての要求を送ることができる。要求に基づいて、モバイルデバイス通信マネージャ315−aは、アンテナ435−bおよびトランシーバ430−aと連携して、(たとえば、動作状態報告中に含まれる)動作状態情報を受信することができる。動作状態情報は、ワイヤレスデバイス115)に関連するバッテリー寿命情報、電力消費量情報、温度情報、または処理可用性情報を含むことができる。
【0078】
[0090]場合によっては、処理分散マネージャ310−aは、対応するしきい値と動作状態情報を比較し、比較に少なくとも部分的に基づいて処理割当てを決定することができる。たとえば、処理分散マネージャ310−aは、バッテリー寿命しきい値と報告されたバッテリー寿命情報を比較することができる。場合によっては、モバイルデバイス通信マネージャ315−aは、トランシーバ430−a、アンテナ435−bを介して、ワイヤレスデバイス115の処理能力を示す情報を要求(し、それを受信)することができる。示された処理能力に基づいて、処理分散マネージャ310−aは、処理負担を分散することができる。
【0079】
[0091]いくつかの態様では、ワイヤレスデバイスが関連付けられ得る別個の、あらかじめ定義された動作状態があり得る。たとえば、X個の動作状態があり得、その各々が、異なる構成の処理分散に関連付けられることができる。したがって、アンスモールセル基地局150−eは、ターゲットワイヤレスデバイス115のための動作状態を決定し、相応して処理負担を割当てることができる。動作状態は、ワイヤレスデバイス115についての動作情報(たとえば、ワイヤレスデバイス115のバッテリー寿命と処理能力との組合せ)に基づいて決定されることができる。代替的に、動作状態は、ワイヤレスデバイス115から直接受信されることができる(たとえば、動作状態は、報告中に含まれるワイヤレスデバイス115の動作状態の表示に基づくことができる)。すなわち、ワイヤレスデバイス115は、それ自体の動作状態を決定し、スモールセル基地局150−eに状態を報告することができる。
【0080】
[0092]場合によっては、デバイスは、優先順位の高いデバイスの要件が優先順位の低いデバイスの要件の前に満たされるように優先されることができる。たとえば、低電力備蓄上で動作するスマートウォッチは、スマートウォッチがエッジコンピューティングデバイス145に対してより少ない処理機能を実行するようにそれの関連するエッジコンピューティングデバイス145よりも優先されることができる。処理負担の分散と同様に、デバイスの優先度付けは動的に更新されることができる。場合によっては、スモールセル基地局150−eは、いくつかのスモールセル内のエッジコンピューティングデバイス145のクラスタの一部であり得る。エッジコンピューティングデバイス145のクラスタは、動的処理分散またはデータプリローディングに関係する情報を交換することができる。スモールセル基地局150−eは、クラスタヘッドとして働き、したがって、クラスタ内の他のスモールセル基地局150の活動を指示するか、それをガイドするか、またはそれに影響を及ぼし得る。
【0081】
[0093]
図6に、本開示の様々な態様による、スモールセル基地局150−gとコロケートされたエッジコンピューティングリソースを与えるために構成されたエッジコンピューティングデバイス145−cを示す
図600を示す。
図6では、スモールセル基地局150−gは、エッジコンピューティングデバイス145−cとは物理的に別個のものである。エッジコンピューティングデバイス145−cは、プロセッサ605と、メモリ610と、スモールセル通信マネージャ620と、エッジコンピューティングプラットフォーム215−dとを含むことができる。
【0082】
[0094]エッジコンピューティングプラットフォーム215−dは、
図2〜
図5のエッジコンピューティングプラットフォーム215の一例の1つまたは複数の態様であり得る。エッジコンピューティングプラットフォーム215−dは、エッジコンピューティングデバイス145−cのスモールセル通信マネージャ620を介してスモールセル基地局150−gが接続されたコアネットワーク130−dと通信することができる。いくつかの態様では、スモールセル基地局150−gおよびスモールセル基地局150−hは、
図1A〜
図1Bおよび
図4〜
図5のスモールセル基地局150の一例であり得、ワイヤレスデバイス115−dは、
図1A〜
図1Bおよび
図4〜
図5のワイヤレスデバイス115の一例であり得る。
【0083】
[0095]エッジコンピューティングデバイス145−cの構成要素は、
図1A〜
図5を参照しながら上記で説明した態様を実装するように構成され得、それらの態様は、簡潔のためにここでは繰り返さないことがある。
【0084】
[0096]プロセッサ605は、
図4のプロセッサ405の一例であり得る。プロセッサ605は、インテリジェントハードウェアデバイス(たとえば、CPU、マイクロコントローラ、ASICなど)を含むことができる。プロセッサ605は、スモールセル通信マネージャ620またはエッジコンピューティングプラットフォーム215−dを通して受信された情報を処理することができる。プロセッサ605はまた、スモールセル通信マネージャ620を通した送信のためにトランシーバ430に送られるべき情報を処理することができる。プロセッサ605は、単独でまたはエッジコンピューティングプラットフォーム215−dとともに、スモールセル基地局150−gと通信しているワイヤレスデバイス115にエッジコンピューティングリソースを与えることに関係する様々な態様を扱うことができる。いくつかの例では、プロセッサ605は、エッジコンピューティングプラットフォーム215−dである。
【0085】
[0097]メモリ610は、
図4のメモリ410の一例であり得る。メモリ610は、実行されたとき、プロセッサ605に、たとえば、
図1A〜
図5を参照しながらさらに説明したように、スモールセルと通信しているワイヤレスデバイス115にエッジコンピューティングリソースを与えるために本明細書で説明する様々な機能を実行することを行わせるように構成された命令を含んでいるコンピュータ可読、コンピュータ実行可能ソフトウェア(SW)コード615を記憶することができる。代替的に、コード615は、プロセッサ605によって直接的に実行可能でないことがあるが、(たとえば、コンパイルされ実行されたとき)コンピュータに本明細書で説明する機能を実行させるように構成されることができる。
【0086】
[0098]さらに、エッジコンピューティングデバイス145−cの構成要素は、
図7〜
図11に関連して以下で説明する態様を実装するように構成されることができ、それらの態様は、簡潔のためにここでは繰り返されないことがある。
【0087】
[0099]
図7に、本開示の様々な態様による、エッジコンピューティングプラットフォームをサポートするプロセスフロー700の一例を示す。プロセスフロー700は、コアネットワーク130−e(たとえば、発展型パケットコア(EPC))と、エッジコンピューティングデバイス145−dと、ワイヤレスデバイス115−eとを含むことができる。エッジコンピューティングデバイス145−dは、
図2〜
図7を参照しながら説明したように、スモールセル基地局150中に含まれるか、または、それとコロケートされることができる。したがって、エッジコンピューティングデバイス145−dは、本明細書で説明する技法に従ってデバイスの間で処理負担を分散させることができる。
【0088】
[0100]705において、エッジコンピューティングデバイス145−dは、ワイヤレスデバイス115−eに情報要求を送ることができる。要求される情報は、バッテリー寿命情報、電力消費量情報、温度情報、処理可用性情報、処理能力情報、動作状態情報、チャネル状態情報などであり得る。情報は、ワイヤレスデバイス115−eに関連付けられることができる。場合によっては、エッジコンピューティングデバイス145−dは、ワイヤレスデバイス115−eの過去の、現在の、および/または将来の(たとえば、予測された)行為に関する情報を要求することができる。710において、ワイヤレスデバイス115−eは、エッジコンピューティングデバイス145−dに情報応答を送ることによって要求に応答することができる。情報応答は、情報要求によって示されたデータを含むことができる。場合によっては、報告は、情報要求とは無関係に送られることができる(たとえば、報告は、周期的に、ビヘストな別の通信デバイスにおいて、またはワイヤレスデバイス115−eにおける状態の変化に基づいて送られることができる)。
【0089】
[0101]715において、エッジコンピューティングデバイス145−dは、エッジコンピューティングデバイス145−dとワイヤレスデバイス115−eとの間の処理負担の分散を決定することができる。分散は、処理負担が、エッジコンピューティングデバイス145−dに完全に割り当てられるか、ワイヤレスデバイス115−eに完全に割り当てられるか、またはエッジコンピューティングデバイス145−dとワイヤレスデバイス115−eとの間で共有されるようなものであり得る。場合によっては、処理作業負荷は、さらに、他のデバイスと共有されることができる(たとえば、他のエッジコンピューティングデバイス145の間で分割されることができる)。処理負担の割当ては、ブロック710において受信された情報に少なくとも部分的に基づき得る。710に進み、エッジコンピューティングデバイス145−dは、コアネットワーク130−e(たとえば、EPC)からデータを受信することができる。データは、オーディオ、ビデオ、テキスト、電子メール、ウェブコンテンツなどであり得る。場合によっては、処理の分散は、受信されたデータのタイプに少なくとも部分的に基づくことができる。
【0090】
[0102]725において、エッジコンピューティングデバイス145−dは、受信データを選択的に処理することができる。エッジコンピューティングデバイス145−dは、処理負担の分散に基づいてどの処理機能を実行すべきかを選択することができる。たとえば、場合によっては、エッジコンピューティングデバイス145−dは、データを処理するのを控えることができる。他の例では、エッジコンピューティングデバイス145−dは、分散処理のために利用可能なまたはそれによってサポートされる処理のすべてを実行することができる。代替的に、エッジコンピューティングデバイス145−dは、715における処理負担の分散によって決定された処理機能の共有を実行することができる。730に進み、エッジコンピューティングデバイス145−dは、ワイヤレスデバイス115−eにデータを送信することができる。データは、725における選択に従って半処理されることができる。735において、ワイヤレスデバイス115−eは、受信データを選択的に処理することができる。処理は、負担の分散に従って生じることができる。このようにして、ワイヤレスデバイスは、受信時のデータの状態にかかわらず、データの処理を完了または終了することができる。
【0091】
[0103]
図8に、本開示の様々な態様による、エッジコンピューティングデバイスとワイヤレスデバイスとの間の処理負担の動的割当てのための方法800を示すフローチャートを示す。方法800の動作は、
図1〜
図7を参照しながら説明したように、エッジコンピューティングデバイスまたはそれの構成要素によって実施されることができる。たとえば、方法800の動作は、
図2〜
図7を参照しながら説明したように、エッジコンピューティングプラットフォーム215によって実行されることができる。いくつかの例では、デバイスは、以下で説明する機能を実行するようにデバイスの機能要素を制御するためのコードのセットを実行することができる。追加または代替として、デバイスは、専用ハードウェアを使用して、以下で説明する機能態様を実行することができる。
【0092】
[0104]805において、デバイスは、第1のスモールセル中のモバイルデバイスのためのデータを受信することができる。デバイスは、エッジコンピューティングデバイスまたはスモールセル基地局であり得る。いくつかの例では、ブロック805の動作は、
図2および
図3を参照しながら説明したように、モバイルデバイス通信マネージャ315と連携して受信機210によって実行されることができる。810に進み、デバイスは、モバイルデバイスのコンピューティングリソースとエッジコンピューティングデバイスのコンピューティングリソースとの間で受信データの処理を分散することができる。エッジコンピューティングデバイスは、第1のスモールセルの第1の基地局または第1のスモールセルと通信している隣接する第2のスモールセルの第2の基地局とコロケートされることができる。いくつかの例では、ブロック810の動作は、
図3を参照しながら説明したように、処理分散マネージャ310によって実行されることができる。
【0093】
[0105]
図9に、本開示の様々な態様による、エッジコンピューティングデバイスとワイヤレスデバイスとの間の処理負担の動的割当てのための方法900を示すフローチャートを示す。方法900の動作は、
図1〜
図7を参照しながら説明したように、エッジコンピューティングデバイスまたはそれの構成要素によって実施されることができる。たとえば、方法900の動作は、
図2〜
図7を参照しながら説明したように、エッジコンピューティングプラットフォーム215によって実行されることができる。いくつかの例では、デバイスは、以下で説明する機能を実行するようにデバイスの機能要素を制御するためのコードのセットを実行することができる。追加または代替として、デバイスは、専用ハードウェアを使用して、以下で説明する機能態様を実行することができる。方法900はまた、
図8の方法800の態様を組み込むことができる。
【0094】
[0106]905において、デバイスは、第1のスモールセル中のモバイルデバイスのためのデータを受信することができる。デバイスは、スモールセル基地局またはエッジコンピューティングデバイスであり得る。いくつかの例では、ブロック905の動作は、
図2および
図3を参照しながら説明したように、モバイルデバイス通信マネージャ315と連携して受信機210によって実行されることができる。910において、デバイスは、モバイルデバイスのコンピューティングリソースとエッジコンピューティングデバイスのコンピューティングリソースとの間で受信データの処理を分散することができる。いくつかの例では、ブロック910の動作は、
図3を参照しながら説明したように、処理分散マネージャ310によって実行されることができる。915に進み、デバイスは、モバイルデバイスに関連する無線リンクの品質を決定することができる。無線リンクは、デバイスとモバイルデバイスとの間にあり得る。いくつかの例では、ブロック915の動作は、
図3を参照しながら説明したように、モバイルデバイス通信マネージャ315によって実行されるか、または容易にされることができる。
【0095】
[0107]920において、デバイスは、無線リンクの品質に少なくとも部分的に基づいて受信データを解凍することができる。たとえば、デバイスは、無線リンクの品質が品質しきい値を満たすと決定し、データを解凍することを決定することができる。他の場合には、デバイスは、無線リンクの品質が品質しきい値を満たさないと決定し、ビデオを解凍することを控えることができる。925において、デバイスは、モバイルデバイスに解凍データを送信することができる。
いくつかの例では、ブロック915の動作は、
図3を参照しながら説明したように、モバイルデバイス通信マネージャ315によって実行されるか、または容易にされることができる。
【0096】
[0108]
図10に、本開示の様々な態様による、エッジコンピューティングデバイスとワイヤレスデバイスとの間の処理負担の動的割当てのための方法1000を示すフローチャートを示す。方法1000の動作は、
図1〜
図7を参照しながら説明したように、エッジコンピューティングデバイスまたはそれの構成要素によって実施されることができる。たとえば、方法1000の動作は、
図2〜
図7を参照しながら説明したように、エッジコンピューティングプラットフォーム215によって実行されることができる。いくつかの例では、デバイスは、以下で説明する機能を実行するようにデバイスの機能要素を制御するためのコードのセットを実行することができる。追加または代替として、デバイスは、専用ハードウェアを使用して、以下で説明する機能態様を実行することができる。方法1000はまた、
図8および
図9の方法800および900の態様を組み込むことができる。
【0097】
[0109]1005において、デバイスは、第1のスモールセル中のモバイルデバイスのためのデータを受信することができる。デバイスは、スモールセル基地局またはエッジコンピューティングデバイスであり得る。いくつかの例では、ブロック1005の動作は、
図2および
図3を参照しながら説明したように、モバイルデバイス通信マネージャ315と連携して受信機210によって実行されることができる。1010において、デバイスは、モバイルデバイスのコンピューティングリソースとエッジコンピューティングデバイスのコンピューティングリソースとの間で受信データの処理を分散することができる。1015に進み、デバイスは、データの複数のバージョンをダウンロードすることができる。バージョンは、異なる速度または解像度に関連付けられ得、いくつかの異なるソースからダウンロードされることができる。1020において、デバイスは、モバイルデバイスに関連する無線リンクの状態またはモバイルデバイスの動作状態に少なくとも部分的に基づいてモバイルデバイスに送信するためにデータの複数のバージョンのうちの第1のバージョンを選択することができる。いくつかの例では、ブロック1010、1015、および1020の動作は、
図3を参照しながら説明したように、処理分散マネージャ310によって実行されることができる。
【0098】
[0110]
図11に、本開示の様々な態様による、エッジコンピューティングデバイスとワイヤレスデバイスとの間の処理負担の動的割当てのための方法1100を示すフローチャートを示す。方法1100の動作は、
図1〜
図7を参照しながら説明したように、エッジコンピューティングデバイスまたはそれの構成要素によって実施されることができる。たとえば、方法1100の動作は、
図2〜
図7を参照しながら説明したように、エッジコンピューティングプラットフォーム215によって実行されることができる。いくつかの例では、デバイスは、以下で説明する機能を実行するようにデバイスの機能要素を制御するためのコードのセットを実行することができる。追加または代替として、デバイスは、専用ハードウェアを使用して、以下で説明する機能態様を実行することができる。方法1100はまた、
図8、
図9、および
図10の方法800、900、および1000の態様を組み込むことができる。
【0099】
[0111]1105において、デバイスは、第1のスモールセル中のモバイルデバイスのためのデータを受信することができる。デバイスは、スモールセル基地局またはエッジコンピューティングデバイスであり得る。いくつかの例では、ブロック1105の動作は、
図2および
図3を参照しながら説明したように、モバイルデバイス通信マネージャ315と連携して受信機210によって実行されることができる。1110において、デバイスは、モバイルデバイスの動作状態の表示を受信することができる。表示は、モバイルデバイスの電力状態、モバイルデバイスの処理能力、またはモバイルデバイスの処理可用性に関する情報を含むことができる。表示は、モバイルデバイスから、または別のエンティティから受信されることができる。いくつかの例では、ブロック1110の動作は、
図3を参照しながら説明したように、モバイルデバイス通信マネージャ315によって実行されるか、または容易にされることができる。1115に進み、デバイスは、モバイルデバイスのコンピューティングリソースとエッジコンピューティングデバイスのコンピューティングリソースとの間で処理分散を割当てることができる。割当ては、モバイルデバイスの動作状態の表示に少なくとも部分的に基づくことができる。いくつかの例では、ブロック1115の動作は、
図3を参照しながら説明したように、処理分散マネージャ310によって実行されるか、または容易にされることができる。
【0100】
[0112]添付の図面に関して上記に記載した発明を実施するための形態は、例を説明しており、実装され得るまたは特許請求の範囲内に入る唯一の例を表すものではない。「例」および「例示的」という語は、この説明で使用されるとき、「例、事例、または例示の働きをすること」を意味し、「好ましい」または「他の例よりも有利な」を意味しない。詳細な説明は、説明する技法の理解を与えるための具体的な詳細を含む。ただし、これらの技法は、これらの具体的な詳細なしに実施され得る。いくつかの事例では、説明する例の概念を不明瞭にすることを回避するために、よく知られている構造および装置がブロック図の形式で示されている。
【0101】
[0113]情報および信号は、多種多様な技術および技法のいずれかを使用して表されることができる。たとえば、上の説明全体にわたって参照され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁場もしくは磁気粒子、光場もしくは光粒子、またはそれらの任意の組合せによって表されることができる。
【0102】
[0114]本明細書の開示に関して説明した様々な例示的なブロックおよび構成要素は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、ASIC、FPGAまたは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートまたはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、あるいは本明細書で説明した機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実装または実行されることができる。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るが、代替として、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であり得る。プロセッサは、コンピューティングデバイスの組合せ(たとえばDSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、あるいは任意の他のそのような構成)としても実装されることができる。
【0103】
[0115]本明細書で説明する機能は、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せで実施されることができる。プロセッサによって実行されるソフトウェアにおいて実装される場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとしてコンピュータ可読媒体上に記憶されるか、またはコンピュータ可読媒体を介して送信されることができる。他の例および実装形態は、本開示および添付の特許請求の範囲および趣旨内に入る。たとえば、ソフトウェアの性質により、上記で説明した機能は、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、ハードワイヤリング、またはこれらのうちのいずれかの組合せを使用して実装されることができる。機能を実装する特徴はまた、機能の部分が、異なる物理的ロケーションにおいて実装されるように分散されることを含めて、様々な位置に物理的に配置されることができる。特許請求の範囲を含めて、本明細書で使用される場合、2つ以上の項目の列挙中で使用されるとき、「および/または」という用語は、列挙された項目のうちのいずれか1つが単独で採用され得ること、または列挙された項目のうちの2つ以上の任意の組合せが採用され得ることを意味する。たとえば、組成が、構成要素A、B、および/またはCを含んでいると記述されている場合、その組成は、Aのみ、Bのみ、Cのみ、AとBの組合せ、AとCの組合せ、BとCの組合せ、またはAとBとCの組合せを含んでいることがある。また、特許請求の範囲を含めて、本明細書で使用される場合、項目の列挙(たとえば、「のうちの少なくとも1つ」あるいは「のうちの1つまたは複数」などの句で終わる項目の列挙)中で使用される「または」は、たとえば、「A、B、またはCのうちの少なくとも1つ」の列挙が、AまたはBまたはCまたはABまたはACまたはBCまたはABC(すなわち、AおよびBおよびC)を意味するような選言的列挙を示す。
【0104】
[0116]コンピュータ可読媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を可能にする任意の媒体を含む、コンピュータ記憶媒体と通信媒体の両方を含む。記憶媒体は、汎用または専用のコンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、コンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM(登録商標)、フラッシュメモリ、CD−ROMまたは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気ストレージデバイス、あるいは、命令またはデータ構造の形態の所望のプログラムコード手段を搬送または記憶するために使用され得、汎用コンピュータもしくは専用コンピュータ、または汎用プロセッサもしくは専用プロセッサによってアクセスされ得る、任意の他の媒体を備えることができる。また、いかなる接続もコンピュータ可読媒体と適切に呼ばれる。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用されるディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)およびBlu−ray(登録商標)ディスク(disc)を含み、ここで、ディスク(disk)は通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、データをレーザーで光学的に再生する。上記の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲内に含まれる。
【0105】
[0117]本開示についての以上の説明は、当業者が本開示を作成または使用することができるように与えられたものである。本開示への様々な変更は当業者には容易に明らかとなり、本明細書で定義された一般原理は、本開示の範囲から逸脱することなく他の変形形態に適用されることができる。したがって、本開示は、本明細書で説明した例および設計に限定されるべきでなく、本明細書で開示される原理および新規の特徴に合致する最も広い範囲を与えられるべきである。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
ワイヤレス通信のための方法であって、
第1のスモールセル中のモバイルデバイスのためのデータを受信することと、
前記モバイルデバイスのコンピューティングリソースとエッジコンピューティングデバイスのコンピューティングリソースとの間で前記受信データの処理を分散させることと、ここにおいて、前記エッジコンピューティングデバイスが、前記第1のスモールセルの第1の基地局または前記第1のスモールセルと通信している隣接する第2のスモールセルの第2の基地局とコロケートされる、
を備える、方法。
[C2]
前記モバイルデバイスと前記第1の基地局との間の無線リンクの品質を決定することと、
前記無線リンクの前記品質に少なくとも部分的に基づいて前記エッジコンピューティングデバイスにおいて前記受信データを解凍することと、
前記モバイルデバイスに前記解凍データを送信することと
をさらに備える、[C1]に記載の方法。
[C3]
前記データの複数のバージョンをダウンロードすることと、
前記モバイルデバイスと前記第1の基地局との間の通信のために使用される無線リンクの状態または前記モバイルデバイスの動作コンテキストに少なくとも部分的に基づいて前記モバイルデバイスに送信するために前記データの前記複数のバージョンのうちの第1のバージョンを選択することと
をさらに備える、[C1]に記載の方法。
[C4]
前記動作コンテキストが、ユーザ選好、前記モバイルデバイスの電力状態、前記モバイルデバイスの処理ヘッドルーム、前記モバイルデバイスの処理能力、または時刻のうちの少なくとも1つを備える、[C3]に記載の方法。
[C5]
前記モバイルデバイスと前記第1の基地局との間の通信のために使用される無線リンクの状態を観測することと、
前記無線リンクの前記状態に少なくとも部分的に基づいて前記モバイルデバイスの前記コンピューティングリソースと前記エッジコンピューティングデバイスの前記コンピューティングリソースとの間の処理分散を割当てることと
をさらに備える、[C1]に記載の方法。
[C6]
前記エッジコンピューティングデバイスにおいて、前記モバイルデバイスの動作コンテキストの表示を受信することと、
前記表示に少なくとも部分的に基づいて前記モバイルデバイスの前記コンピューティングリソースと前記エッジコンピューティングデバイスの前記コンピューティングリソースとの間の処理分散を割当てることと
をさらに備える、[C1]に記載の方法。
[C7]
前記モバイルデバイスの前記動作コンテキストに関連するしきい値に対する前記表示を比較すること、ここにおいて、前記しきい値が、処理可用性しきい値、電力可用性しきい値、または温度しきい値である、
をさらに備える、[C6]に記載の方法。
[C8]
前記モバイルデバイスから処理能力報告を受信することと、
前記処理能力報告に少なくとも部分的に基づいて前記データを処理することと
をさらに備える、[C1]に記載の方法。
[C9]
前記受信データがビデオデータを備え、前記方法が、
前記モバイルデバイスと前記第1の基地局との間の無線リンクの品質を決定することと、
前記無線リンクの前記品質に少なくとも部分的に基づいて前記ビデオデータをレンダリングすることと、
前記モバイルデバイス上での表示のために前記モバイルデバイスに前記レンダリングされたビデオデータを送信することと
をさらに備える、[C1]に記載の方法。
[C10]
前記受信データがオーディオデータを備え、前記方法が、
前記モバイルデバイスと前記第1の基地局との間の無線リンクの品質を決定することと、
前記モバイルデバイスへの送信のためのオーディオデータを解凍することと、前記解凍することが、前記無線リンクの前記品質に少なくとも部分的に基づく、
前記モバイルデバイス上での再生のために前記モバイルデバイスに前記解凍されたオーディオデータを送信することと
をさらに備える、[C1]に記載の方法。
[C11]
前記第1の基地局のワイヤレス通信リソースが、第1のモジュール中に格納され、
前記エッジコンピューティングデバイスが、前記第1のモジュールと通信しており、それとコロケートされた第2のモジュール中に格納される、[C1]に記載の方法。
[C12]
前記第1のスモールセルが、第1のピコセル、第1のフェムトセル、第1のマイクロセル、または第1のWi−Fiアクセスポイントのうちの1つであり、
前記第2のスモールセルが、第2のピコセル、第2のフェムトセル、第2のマイクロセル、または第2のWi−Fiアクセスポイントのうちの1つである、[C1]に記載の方法。
[C13]
前記第1のスモールセルが、ワイヤレスワイドエリアネットワーク(WWAN)トランシーバとワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)トランシーバとを備える、[C1]に記載の方法。
[C14]
ワイヤレスデバイスにおけるワイヤレス通信のための装置であって、
第1のスモールセル中のモバイルデバイスのためのデータを受信するための手段と、 前記モバイルデバイスのコンピューティングリソースとエッジコンピューティングデバイスのコンピューティングリソースとの間で前記受信データの処理を分散させるための手段と、ここにおいて、前記エッジコンピューティングデバイスが、前記第1のスモールセルの第1の基地局または前記第1のスモールセルと通信している隣接する第2のスモールセルの第2の基地局とコロケートされる、 を備える、装置。
[C15]
前記モバイルデバイスと前記第1の基地局との間の無線リンクの品質を決定するための手段と、
前記無線リンクの前記品質に少なくとも部分的に基づいて前記エッジコンピューティングデバイスにおいて前記受信データを解凍するための手段と、
前記モバイルデバイスに前記解凍データを送信するための手段と
をさらに備える、[C14]に記載の装置。
[C16]
前記データの複数のバージョンをダウンロードするための手段と、
前記モバイルデバイスと前記第1の基地局との間の通信のために使用される無線リンクの状態または前記モバイルデバイスの動作コンテキストに少なくとも部分的に基づいて前記モバイルデバイスに送信するために前記データの前記複数のバージョンのうちの第1のバージョンを選択するための手段と
をさらに備える、[C14]に記載の装置。
[C17]
前記動作コンテキストが、ユーザ選好、前記モバイルデバイスの電力状態、前記モバイルデバイスの処理ヘッドルーム、前記モバイルデバイスの処理能力、または時刻のうちの少なくとも1つを備える、[C16]に記載の装置。
[C18]
前記モバイルデバイスと前記第1の基地局との間の通信のために使用される無線リンクの状態を観測するための手段と、
前記無線リンクの前記状態に少なくとも部分的に基づいて前記モバイルデバイスの前記コンピューティングリソースと前記エッジコンピューティングデバイスの前記コンピューティングリソースとの間の処理分散を割当てるための手段と
をさらに備える、[C14]に記載の装置。
[C19]
前記エッジコンピューティングデバイスにおいて、前記モバイルデバイスの動作コンテキストの表示を受信するための手段と、
前記表示に少なくとも部分的に基づいて前記モバイルデバイスの前記コンピューティングリソースと前記エッジコンピューティングデバイスの前記コンピューティングリソースとの間の処理分散を割当てるための手段と
をさらに備える、[C14]に記載の装置。
[C20]
前記モバイルデバイスの前記動作コンテキストに関連するしきい値に対する前記指示を比較するための手段、ここにおいて、前記しきい値が、処理可用性しきい値、電力可用性しきい値、または温度しきい値である、
をさらに備える、[C19]に記載の装置。
[C21]
前記モバイルデバイスから処理能力報告を受信するための手段と、
前記処理能力報告に少なくとも部分的に基づいて前記データを処理するための手段と をさらに備える、[C14]に記載の装置。
[C22]
前記モバイルデバイスと前記第1の基地局との間の無線リンクの品質を決定するための手段と、
前記無線リンクの前記品質に少なくとも部分的に基づいてビデオデータをレンダリングするための手段と、
前記モバイルデバイス上での表示のために前記モバイルデバイスに前記レンダリングされたビデオデータを送信するための手段と
をさらに備える、[C14]に記載の装置。
[C23]
前記モバイルデバイスと前記第1の基地局との間の無線リンクの品質を決定するための手段と、
前記モバイルデバイスへの送信のためのオーディオデータを解凍するための手段と、前記解凍することが、前記無線リンクの前記品質に少なくとも部分的に基づく、
前記モバイルデバイス上での再生のために前記モバイルデバイスに前記解凍されたオーディオデータを送信するための手段と
をさらに備える、[C14]に記載の装置。
[C24]
前記第1の基地局のワイヤレス通信リソースが、第1のモジュール中に格納され、
前記エッジコンピューティングデバイスが、前記第1のモジュールと通信しており、それとコロケートされた第2のモジュール中に格納される、[C14]に記載の装置。
[C25]
前記第1のスモールセルが、第1のピコセル、第1のフェムトセル、第1のマイクロセル、または第1のWi−Fiアクセスポイントのうちの1つであり、
前記第2のスモールセルが、第2のピコセル、第2のフェムトセル、第2のマイクロセル、または第2のWi−Fiアクセスポイントのうちの1つである、[C14]に記載の装置。
[C26]
前記第1のスモールセルが、ワイヤレスワイドエリアネットワーク(WWAN)トランシーバとワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)トランシーバとを備える、[C14]に記載の装置。
[C27]
ワイヤレスデバイスにおける通信のための装置であって、
プロセッサと、
前記プロセッサと電子通信しているメモリと、
前記メモリ中に記憶された命令と、ここにおいて、前記命令が、前記プロセッサによって、
第1のスモールセル中のモバイルデバイスのためのデータを受信することと、
前記モバイルデバイスのコンピューティングリソースとエッジコンピューティングデバイスのコンピューティングリソースとの間で前記受信データの処理を分散させることと、ここにおいて、前記エッジコンピューティングデバイスが、前記第1のスモールセルの第1の基地局または前記第1のスモールセルと通信している隣接する第2のスモールセルの第2の基地局とコロケートされる、
を行うように実行可能である、
を備える、装置。
[C28]
前記命令が、前記プロセッサによって、
前記モバイルデバイスと前記第1の基地局との間の無線リンクの品質を決定することと、
前記無線リンクの前記品質に少なくとも部分的に基づいて前記エッジコンピューティングデバイスにおいて前記受信データを解凍することと、
前記モバイルデバイスに前記解凍データを送信することと
を行うように実行可能である、[C27]に記載の装置。
[C29]
前記命令が、前記プロセッサによって、
前記モバイルデバイスと前記第1の基地局との間の通信のために使用される無線リンクの状態を観測することと、
前記無線リンクの前記状態に少なくとも部分的に基づいて前記モバイルデバイスの前記コンピューティングリソースと前記エッジコンピューティングデバイスの前記コンピューティングリソースとの間の処理分散を割当てることと
を行うように実行可能である、[C27]に記載の装置。
[C30]
ワイヤレスデバイスにおける通信のためのコードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、前記コードが、
第1のスモールセル中のモバイルデバイスのためのデータを受信することと、
前記モバイルデバイスのコンピューティングリソースとエッジコンピューティングデバイスのコンピューティングリソースとの間で前記受信データの処理を分散させることと、ここにおいて、前記エッジコンピューティングデバイスが、前記第1のスモールセルの第1の基地局または前記第1のスモールセルと通信している隣接する第2のスモールセルの第2の基地局とコロケートされる、
を行うように実行可能な命令を備える、非一時的コンピュータ可読媒体。