特許第6619480号(P6619480)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6619480エレベーターかごの荷重の指標を提供するエレベーター末端装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6619480
(24)【登録日】2019年11月22日
(45)【発行日】2019年12月11日
(54)【発明の名称】エレベーターかごの荷重の指標を提供するエレベーター末端装置
(51)【国際特許分類】
   B66B 3/00 20060101AFI20191202BHJP
   B66B 1/44 20060101ALI20191202BHJP
   B66B 7/08 20060101ALI20191202BHJP
   B66B 5/04 20060101ALI20191202BHJP
【FI】
   B66B3/00 R
   B66B1/44 D
   B66B7/08 D
   B66B5/04 H
【請求項の数】10
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2018-115685(P2018-115685)
(22)【出願日】2018年6月19日
(65)【公開番号】特開2019-6605(P2019-6605A)
(43)【公開日】2019年1月17日
【審査請求日】2018年6月19日
(31)【優先権主張番号】15/627,787
(32)【優先日】2017年6月20日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】591020353
【氏名又は名称】オーチス エレベータ カンパニー
【氏名又は名称原語表記】Otis Elevator Company
(74)【代理人】
【識別番号】100086232
【弁理士】
【氏名又は名称】小林 博通
(74)【代理人】
【識別番号】100092613
【弁理士】
【氏名又は名称】富岡 潔
(72)【発明者】
【氏名】カイル ビー.マーティン
【審査官】 有賀 信
(56)【参考文献】
【文献】 特開2011−042481(JP,A)
【文献】 特開2016−055999(JP,A)
【文献】 特表2005−519009(JP,A)
【文献】 特開2016−141552(JP,A)
【文献】 特開2014−210656(JP,A)
【文献】 特開平10−194625(JP,A)
【文献】 国際公開第2005/105650(WO,A1)
【文献】 特開2015−086027(JP,A)
【文献】 特開昭60−128303(JP,A)
【文献】 特開昭60−232384(JP,A)
【文献】 特開2003−035592(JP,A)
【文献】 米国特許第06123176(US,A)
【文献】 韓国公開特許第10−2004−0011060(KR,A)
【文献】 中国特許出願公開第105197709(CN,A)
【文献】 欧州特許出願公開第03210924(EP,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B66B 3/00─ 3/02
B66B 1/00─ 1/52
B66B 7/00─ 7/12
B66B 5/00─ 5/28
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
それぞれが荷重支持部材(30)の端部を固定するように構成された複数の末端部(40)と、
それぞれが前記複数の末端部(40)のうちの一つの末端部の一部に固定され、各前記末端部(40)に少なくともその一つが含まれる複数の歪みゲージ(60)と、
前記複数の歪みゲージ(60)からの指標を受け取り、エレベーターかご(22)の荷重を、前記受け取った指標に基づいて求める荷重測定処理装置(62)と、を備え
前記複数の末端部(40)のそれぞれが、ロッド(44)と、前記ロッド(44)に接続されたソケット部(42)と、少なくとも一部が前記ソケット部(42)の内部に配置されたくさび部(72)とを有し、前記ソケット部が、それぞれ前記エレベーターかご(22)の荷重方向に延びる少なくとも一つの硬質部材を備え、
前記歪みゲージ(60)が、それぞれの末端部(40)のソケット部(40)の少なくとも一つの硬質部材に配置されているエレベーターかご(22)の荷重測定装置。
【請求項2】
前記荷重測定処理装置(62)が、前記複数の末端部(40)のそれぞれの歪みゲージの指標に対応する荷重の値を求め、
前記エレベーターかご(22)の荷重を、前記求めた荷重の値の合計から求める請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記荷重測定処理装置(62)が、前記エレベーターかご(22)の荷重が、前記荷重支持部材(30)のそれぞれに均等に配分されているかを判断する請求項1に記載の装置。
【請求項4】
エレベーターかご(22)と、
前記エレベーターかご(22)を吊り下げる複数の荷重支持部材(30)と、
それぞれが前記荷重支持部材(30)のうちの各一つの荷重支持部材の端部を固定する複数の末端部(40)と、
それぞれが前記複数の末端部(40)のうちの一つの末端部の一部に固定され、各前記末端部(40)に少なくともその一つが含まれる複数の歪みゲージ(60)と、
前記エレベーターかご(22)の荷重を、前記荷重支持部材(30)のうちの対応する一つの荷重支持部材の荷重に対応する前記歪みゲージ(60)からの指標によって求める荷重測定処理装置(62)と、を備え
前記複数の末端部(40)のそれぞれが、ロッド(44)と、前記ロッド(44)に接続されたソケット部(42)と、少なくとも一部が前記ソケット部(42)の内部に配置されたくさび部(72)とを有し、前記ソケット部が、それぞれ前記エレベーターかご(22)の荷重方向に延びる少なくとも一つの硬質部材を備え、
前記歪みゲージ(60)が、それぞれの末端部(40)のソケット部(42)の少なくとも一つの硬質部材に配置されているエレベーターシステム(20)
【請求項5】
前記荷重測定処理装置(62)が、前記荷重支持部材(30)のそれぞれの歪みゲージの指標に対応する荷重の値を求め、
前記エレベーターかご(22)の荷重を、前記求めた荷重の値の合計から求める請求項に記載のエレベーターシステム。
【請求項6】
前記荷重測定処理装置(62)が、前記エレベーターかご(22)の荷重が、前記荷重支持部材(30)のそれぞれに均等に配分されているかを判断する請求項に記載のエレベーターシステム。
【請求項7】
前記荷重支持部材(30)が、外装の内部に炭素繊維張力部材を有するベルトを備える請求項に記載にエレベーターシステム。
【請求項8】
前記エレベーターかご(22)がエレベーター通路(26)に配置され、
前記エレベーター通路は、前記エレベーター通路(26)の選択位置に引っ掛けプレート(52)を備え、
前記末端部(40)が前記引っ掛けプレート(52)に固定された請求項に記載のエレベーターシステム。
【請求項9】
前記エレベーターかご(22)が交差ビーム(50)を備え、
前記末端部(40)が前記交差ビーム(50)に固定された請求項に記載のエレベーターシステム。
【請求項10】
機械(34)を備え、前記複数の荷重支持部材(30)が前記機械(34)の作動に対応して動作し、エレベーターかご(22)を移動させる請求項に記載のエレベーターシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、エレベーターかごの荷重測定装置に関する。
【背景技術】
【0002】
エレベーターシステムは、いくつかの目的のために、エレベーターかごの荷重に関する情報を利用する。殆どのかご荷重測定装置は、エレベーターかごに配置された荷重センサーを使用する。エレベーターかごの乗員の数が変わることから、荷重センサーからの出力が変化して、かごの荷重の変化の指標が示される。
【0003】
こうした構成は効果的であることから、当業者は常に改善するように努力している。さらに、ロープ荷重支持部材などの他のエレベーター部品が変わると、異なる荷重測定配置あるいは機能が改善された荷重測定配置の必要性が高まる。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
エレベーターかごの荷重を測定する図示例の装置は、それぞれが荷重支持部材の端部を固定するように構成された複数の末端部を備える。複数の歪みゲージのそれぞれが複数の末端部のうちの一つの末端部の一部に固定され、これにより複数の末端部のそれぞれが、少なくとも一つの歪みゲージを備える。荷重測定処理装置が、複数の歪みゲージからの指標を受け取り、エレベーターかごの荷重を、受け取った指標に基づいて求める。
【0005】
先の段落における一つ又は複数の特徴を持つ装置の実施形態例では、複数の末端部のそれぞれが、ロッドと、ロッドに接続されたソケット部と、ソケット部に少なくとも部分的に配置されたくさび部とを備える。各歪みゲージは、複数の末端部のうちの対応する一つの末端部のロッド又はソケット部の少なくとも一方に配置される。
【0006】
先のいくつかの段落のうち、いずれか一つ又は複数の特徴を持つ装置の実施形態例でのソケット部は、エレベーターかごの荷重方向に延びる少なくとも一つの硬質部材を備え、歪みゲージは、その少なくとも一つの硬質部材に配置される。
【0007】
先のいずれかの段落における一つ又は複数の特徴を持つ装置の実施形態例では、荷重測定処理装置が、複数の末端部のそれぞれからの歪みゲージの指標に対応する荷重の値を求め、エレベーターかごの荷重を、求めた荷重の値の合計から求める。
【0008】
先の段落における一つ又は複数の特徴を有する装置の実施形態例での荷重測定処理装置は、エレベーターかごの荷重が、それぞれの荷重支持部材に均等に配分されているかを判断する。
【0009】
本発明の実施形態により構成された図示例のエレベーターシステムは、エレベーターかごと、エレベーターかごを吊り下げる複数の荷重支持部材と、それぞれが対応する荷重支持部材の一つの端部を固定する複数の末端部と、各末端部が少なくとも一つの歪みゲージを有するように、複数の末端部のそれぞれの一部に固定された複数の歪みゲージと、エレベーターかごの荷重を、歪みゲージからの指標によって求める荷重測定処理装置とを備える。歪みゲージからのそれぞれの指標は、荷重支持部材のそれぞれの荷重に対応する。
【0010】
先の段落における一つ又は複数の特徴を有するエレベーターシステムの実施形態例での複数の末端部はそれぞれ、ロッドと、ロッドに接続されたソケット部と、ソケット部に少なくとも部分的に配置されたくさび部とを備える。歪みゲージは、複数の末端部のうちの対応する一つの末端部のロッド又はソケット部の少なくとも一方に配置される。
【0011】
先の段落のいずれかの一つ又は複数の特徴を有するエレベーターシステムの実施形態例におけるソケット部は、エレベーターかごの荷重方向に延びる少なくとも一つの硬質部材を備え、歪みゲージは、その少なくとも一つの硬質部材に配置される。
【0012】
先の段落のいずれかの一つ又は複数の特徴を有するエレベーターシステムの実施形態例における荷重測定処理装置は、各荷重支持部材からの歪みゲージの指標に対応する荷重の値を求め、エレベーターかごの荷重を、求めた荷重の値の合計から求める。
【0013】
先の段落のいずれかの一つ又は複数の特徴を有するエレベーターシステムの実施形態例における荷重測定処理装置は、エレベーターかごの荷重が、それぞれの荷重支持部材に均等に配分されているかを判断する。
【0014】
先の段落のいずれかの一つ又は複数の特徴を有するエレベーターシステムの実施形態例における荷重支持部材は、外装内に炭素繊維張力部材を有するベルトを備える。
【0015】
先の段落のいずれかの一つ又は複数の特徴を有するエレベーターシステムの実施形態例におけるエレベーターかごは、エレベーター通路に配置され、このエレベーター通路は、エレベーター通路の選択位置に引っ掛けプレートを有し、末端部は引っ掛けプレートに固定される。
【0016】
先の段落のいずれかの一つ又は複数の特徴を有するエレベーターシステムの実施形態例におけるエレベーターかごは交差ビームを備え、末端部は交差ビームに固定される。
【0017】
先の段落のいずれかの一つ又は複数の特徴を有するエレベーターシステムの実施形態例は、機械を備える。複数の荷重支持部材は、この機械の作動に対応して動き、エレベーターかごを移動させる。
【0018】
当業者にとっては、ここで開示した少なくとも一つの実施形態例の種々の特徴及び効果が、以下の詳細な説明によって明らかになるであろう。詳細な説明に付随する図面を以下に簡単に説明する。
【図面の簡単な説明】
【0019】
図1】本発明の実施形態によって構成されたエレベーターシステムの選択部分を示す概略図である。
図2】本発明の実施形態によって構成された一例による末端部の概略図である。
図3図2の3−3線に沿った一例による末端部の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
本発明の実施形態は、エレベーターかごの荷重を、エレベーターかごを支持又は吊り下げる荷重支持部材の端部を固定する末端部の歪みを測定することによって求める機能を提供する。
【0021】
図1は、エレベーターシステム20の選択箇所を概略的に示す。エレベーターかご22と釣り合い重り24は、エレベーター通路26の内部に配置され、このエレベーター通路26の内部を一般的に知られた方法で移動する。複数の荷重支持部材30が、エレベーターかご22を釣り合い重り24に連結する。いくつかの実施形態における荷重支持部材30は平坦なベルトを備える。他のいくつかの実施形態での荷重支持部材は、円形のロープを備える。平坦なベルトを備える実施形態の荷重支持部材30は、少なくとも部分的に外装に収納された張力部材を備える。いくつかの例による張力部材は、スチールコードを備える。他のいくつかの張力部材は、炭素繊維を備える。円形のロープを備える実施形態には、円形スチールロープ、あるいは外装コーティングを有し、合成材又は炭素繊維材で作られた円形ロープを含めることができる。
【0022】
図示した構成における荷重支持部材30は、機械34によって選択的に作動して、荷重支持部材30の動作とエレベーターかご22の関連動作を行わせる牽引溝車32に巻回される。荷重支持部材30は、釣り合い重り24と一体の遊び溝車36にも巻回される。
【0023】
複数の荷重支持部材30の各端部は、それぞれの末端部40によって固定される。複数の末端部40のそれぞれは、ソケット部42とシンブルロッド44を備える。図示例における末端部40のいくつかは、エレベーターかご22の交差ビーム50に固定されると共に、他の末端部40は、エレベーター通路26の選択位置にある引っ掛けプレート52に固定される。本発明のいくつかの実施形態では、他のロープ構造が有効である。
【0024】
この例によるシステム20は、それぞれが、複数の末端部40のうちの対応する一つの一部に固定された複数の歪みゲージ60を備える。歪みゲージ60は、エレベーターかご22の荷重を、その歪みゲージ60からの指標によって求めるように構成あるいはプログラムされた荷重処理装置62に出力し、又は指標を提供する。この実施形態例での歪みゲージ60は、歪みゲージ60が固定された末端部40の一部における微細な撓みあるいは変化に対して高感度性を有する。歪みゲージ60は、例えば、歪みゲージ60によって検出できる直線的な反応を提供する末端部40の一部に配置される。
【0025】
図2図3は、エレベーターかご22の荷重の指標を提供するように配置された歪みゲージ60を有する末端部40の例を示す。この例の末端部40は、シンブルロッド44を備え、そのシンブルロッド44はそれに配置した歪みゲージ60を有する。シンブルロッド44の荷重によって高感度の歪みゲージ60が出力することができ、その出力は荷重処理装置62によって、末端部40に一体の荷重支持部材30が受けたエレベーターかご22の荷重の指標として解釈することができる。
【0026】
ソケット部42は、複数の平面部70を備える。くさび部72がソケット部42の内部に配置され、末端部40の内部の荷重支持部材30の端部を固定する。接続部74が、シンブルロッド44とソケット部42を接続する。この図示例では、ソケット部42のすぐ外側にある荷重支持部材30の一部に締付け部材76が設けられる。くさび部72、ソケット部42及び締付け部材76は既知の方法で機能する。
【0027】
こうした実施形態例においては、歪みゲージ60を計画的に配置することにより、末端部40に一体の荷重支持部材30が受けるエレベーターかご22の信頼性のある荷重の指標を提供する。図2に示すように、歪みゲージ60の一つの配置箇所は、ソケット部42の平面部70である。この平面部70は、エレベーターかごの荷重又は重量による荷重支持部材30の張力方向の荷重を受ける。図示実施形態における複数の歪みゲージのうちの一つは接続部74の近傍にあり、その部分は、荷重支持部材30によって発生した荷重に反応し、ソケット部42の力が集中し易い対応平面部70の範囲である。
【0028】
図2及び図3の実施形態は、各末端部に複数の歪みゲージ60を備えるが、他の実施形態では各末端部に一つだけ歪みゲージを備える。例えば、複数の歪みゲージを各末端部に設けると、各荷重処理装置62が各歪みゲージを認識して、どの荷重指標がどの末端部40からのものかを確認できる。荷重処理装置62は、一つの末端部からの複数の歪みゲージの出力を利用して、その末端部の荷重を求める目的で、例えば、これら出力の平均を求めることができる。
【0029】
荷重処理装置62は、複数の末端部40の歪みゲージ60からの荷重指標を使用し、エレベーターかごの荷重を求める。いくつかの実施形態例のかご22には所定の重量が作用し、荷重処理装置62は、どのように歪みゲージの指標が重量に対応するかを学習する。他の実施形態では、他の処理装置の学習方法あるいは歪みゲージの換算方法を使用できる。
【0030】
一実施形態における荷重処理装置62は、各荷重支持部材30に対応する個々の荷重指標を、対応する荷重支持部材30に接続された末端部40に固定された少なくとも一つの歪みゲージ60から受ける。こうした実施形態の荷重処理装置62は、全ての荷重指標の合計を求めて、エレベーターかご22の全荷重を求める。
【0031】
一実施形態例による荷重処理装置62は、各荷重支持部材30に関係するそれぞれの荷重が相互に異なるかを判断するようにプログラムされあるいは構成される。荷重処理装置62は、エレベーターかご22の荷重が、複数の荷重支持部材30に概ね均等に配分されているかを判断するように構成される。異なる複数の荷重支持部材30によって伝達された複数の荷重の間に、望ましい所定範囲を逸脱した違いがある場合、荷重処理装置62は、メンテナンス要員に末端装置を調整するように警鐘する指示を提供して、例えば、より均等な荷重の配分を行わせるようにする。
【0032】
エレベーターかご22の荷重を求めるために、末端部の歪みゲージを使用する一つの構成としては、エレベーターかご自体に荷重センサーを求めないことがある。さらに、この実施形態例のエレベーターシステムは、比較的高い強度と剛性を有する荷重支持部材を備えるので効果的である。例えば、炭素繊維ベルトは、外装内にスチールコード張力部材を持つベルトよりも硬い。こうした硬い荷重支持部材は、エレベーターシステムに異なる特性を与え、この実施形態例によって、こうしたエレベーターシステムにおける正確な荷重の測定を可能とする。
【0033】
上記の説明は、例示であり、本質を限定するものではない。開示した例を、本発明の本質から離れる必要なく変更し修正できることは当業者には明らかである。本発明に与えられる法的保護の範囲は、以下の特許請求の範囲を検討することのみによって判断できる。
図1
図2
図3