(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6619706
(24)【登録日】2019年11月22日
(45)【発行日】2019年12月11日
(54)【発明の名称】イヤホン
(51)【国際特許分類】
H04R 1/10 20060101AFI20191202BHJP
H04R 11/02 20060101ALI20191202BHJP
【FI】
H04R1/10 104Z
H04R1/10 104B
H04R11/02
【請求項の数】4
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2016-149206(P2016-149206)
(22)【出願日】2016年7月29日
(65)【公開番号】特開2018-19306(P2018-19306A)
(43)【公開日】2018年2月1日
【審査請求日】2018年6月18日
(73)【特許権者】
【識別番号】000128566
【氏名又は名称】株式会社オーディオテクニカ
(74)【代理人】
【識別番号】100141173
【弁理士】
【氏名又は名称】西村 啓一
(72)【発明者】
【氏名】坪根 広大
【審査官】
柴垣 俊男
(56)【参考文献】
【文献】
特開2009−219122(JP,A)
【文献】
国際公開第2016/017837(WO,A1)
【文献】
米国特許出願公開第2008/0240485(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04R 1/10
H04R 11/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
高音域を含む音声波を再生する第1ドライバーユニットと、前記第1ドライバーユニットの再生帯域よりも低域の音声波を再生する第2ドライバーユニットと、前記各ドライバーユニットを収納するユニットケースと、前記ユニットケースに連通して形成され、前記各ドライバーユニットからの音声波をユーザの外耳道に導く音導管とが備えられ、
前記第1ドライバーユニットに隣接して前記第2ドライバーユニットが配置されることで、前記第1ドライバーユニットの放音軸線と、前記第2ドライバーユニットの放音軸線が互いに距離をおいて平行となるように配置されると共に、前記第1ドライバーユニットの放音軸線が、前記音導管の開口部内を通るように配置され、
前記第1ドライバーユニットの放音ノズルの位置に対して、前記第2ドライバーユニットの放音ノズルの位置が、平行する放音軸線上において後退した位置に配置されていることを特徴とするイヤホン。
【請求項2】
前記各ドライバーユニットは、それぞれバランスド・アーマチュア型ドライバーユニットであることを特徴とする請求項1に記載のイヤホン。
【請求項3】
前記第1ドライバーユニットの放音軸線が、前記音導管開口部の中心軸線と一致するように第1ドライバーユニットが前記ユニットケース内に収容されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のイヤホン。
【請求項4】
前記音導管の外側には、イヤーピースが取り付けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のイヤホン。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、ドライバーユニットからの再生音を忠実に伝搬できるようにしたインナーイヤーヘッドホン、例えばカナル型(耳栓型)イヤホンに関する。
【背景技術】
【0002】
カナル型イヤホンは、音声信号を受けて音声波を再生するドライバーユニットと、ドライバーユニットを収容するユニットケースと、このユニットケースに連通してドライバーユニットからの再生音(音声波)をユーザの外耳道に導く音導管と、この音導管の先端部を覆うようにして設けられたイヤーピースとが備えられる。
このようなカナル型イヤホンは、イヤーピースがユーザの外耳道に密着して装着されるため、遮音性が良く、周囲の騒音の影響を受けにくいという特徴がある。
【0003】
また、昨今におけるカナル型イヤホンにおいては、ダイナミック型ドライバーユニットに代えてバランスド・アーマチュア型ドライバーユニット(以下、BA型ドライバーユニットとも言う。)を用いたものが提供されている。
このBA型ドライバーユニットは、筐体内にマグネット、コイル、アーマチュア、振動板などが収納され、固定のコイルに音声信号に応じた駆動電流を流すことによりアーマチュア(鉄片)を振動させると共に、アーマチュアの振動がドライブロッドを介して振動板に伝達されて音声波が再生される。
【0004】
このBA型ドライバーユニットは、振動板が剛性の高い金属板からなるため、空気の抵抗を受けることなく音声信号に忠実に振動する。したがって、過渡特性が良好であり、入力信号に対する音響出力の音圧が高い(感度が高い)という特質を有している。
しかしながら、このBA型ドライバーユニットは、低歪で再生できる周波数帯域が狭いという原理上の欠点があるために、例えば高音域成分と低音域成分などに帯域を分けた専用のドライバーユニットを組み合わせたマルチBA型ドライバーユニットが用いられる。
前記したマルチBA型ドライバーユニットを利用したカナル型イヤホンは、例えば、特許文献1および非特許文献1〜3などに開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】米国特許第7634099号公報
【非特許文献】
【0006】
【非特許文献1】「密閉型インナーイヤーレシーバー XBA−300」インターネット<URL:http://www.sony.jp/headphone/products/XBA-300/feature_1.html>〔平成28年7月19日検索〕
【非特許文献2】「SE535 高遮音性イヤホン」インターネット<URL:https://www.shure.co.jp/ja/products/earphones/se535 >〔平成28年7月19日検索〕
【非特許文献3】「Ultimate ears triple Fi10」インターネット<URL:http://www.phileweb.com/review/clseup/triplefi10pro/>〔平成28年7月19日検索〕
【0007】
図4は前記した先行技術文献に見られるマルチBA型ドライバーユニットを備えたカナル型イヤホンの例を示している。なお
図4はユニットケースの一部を破断した状態で示している。この
図4に示すイヤホン1は、基本的な構成部材として、3基のドライバーユニット2a〜2cと、このドライバーユニット2a〜2cを収納するユニットケース3と、ユニットケース3内に連通する音導管4と、この音導管4の外周面に取り付けられたイヤーピース5を備えている。また音導管4の先端部内には、必要に応じて音響抵抗材によるダンパー6が取り付けられる。
【0008】
なお、
図4に示す例においては、ドライバーユニット2aは、主に高域の周波数帯域を再生するBA型ドライバーユニットであり、また一対のドライバーユニット2b,2cは、主に中低域の周波数帯域を再生するBA型ドライバーユニットである。すなわち、この例においては3基のドライバーユニットにより、マルチBA型ドライバーユニットが構成されている。なお、
図4においてドライバーユニット2cはドライバーユニット2bの後ろ側に配置しているため、ドライバーユニット2cの一部はドライバーユニット2bに隠れている。
【0009】
そして、前記した各ドライバーユニット2a〜2cを収容するユニットケース3は、ベース部材3aとカバー部材3b、およびベース部材3aとカバー部材3bを連結する中央の連結部材3cとにより構成されており、これらはそれぞれ樹脂素材により成形されている。なお前記した音導管4は、ベース部材3aに対して一体に成形されている。
【0010】
ユニットケース3に収容された各BA型ドライバーユニット2a〜2cは、それぞれ直方体形状のユニット筐体21が外郭を構成し、それぞれの再生音はユニット筐体21の長軸方向に円筒状に突出して形成された放音ノズル22より放射される。なお、
図4に示す例においては中低域の周波数帯域を再生するBA型ドライバーユニット2b,2cは、互いのユニット筐体21が接合されて1つの放音ノズル22より再生音が放射されるように構成されている。
そして、各BA型ドライバーユニット2a〜2cはユニットケース3内において、ゴムなどの軟質性素材による保護部材7によって位置決めされ、それぞれの放音ノズル22を通る放音軸線A1およびA2は互いに平行となるように配置されている。
【0011】
なお、前記した先行技術文献に示された各イヤホンにおいては、ドライバーユニット2a〜2cの前記放音ノズル22を通るそれぞれの放音軸線A1およびA2と、ユニットケース3に連通する音導管4の開口部における中心軸線A3との間には、特定の角度をもった構成が採用されている。
これは、ユニットケース3内に複数のBA型ドライバーユニットを収容することに伴うユニットケース3の大型化と、ユニットケース3に連通して音導管4を形成することによるユーザの外耳道や耳甲介への装着感等を考慮するなどの観点から、前記した構成が採用されているものと見ることができる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
ところで、
図4に示すイヤホン1においては、各BA型ドライバーユニットにおける放音ノズル22からの再生音は、ユニットケース3内の一部(ユニットケース3の内壁)で反射してユニットケース3に連通する音導管4を介してユーザの鼓膜へ達するものとなる。すなわち、
図4に示す例においては、BA型ドライバーユニットにおける放音ノズル22からの再生音は、放音軸線A1およびA2で示すように、ユニットケース3内おいてほぼ直交する状態で当たり、その反射音が音導管4を介してユーザの鼓膜へ達するものとなる。
【0013】
このような再生音の伝搬構成によると、BA型ドライバーユニットから放射される特に指向性の強い高音域の音波は減衰が激しい。しかも高音域を再生するBA型ドライバーユニットにおいては、振動板サイズが小さいためにその振幅量も小さく、高音域の振幅成分の反射によるロスは、なおさら大きいものとなる。それ故、
図4に示す従来のカナル型イヤホンは、前記した要因が重なることで総合的な周波数特性の劣化を招くことになる。
【0014】
したがって、この発明が解決しようとする主要な課題は、再生帯域の異なる複数のドライバーユニットを備えたイヤホンにおいて、特に高音域成分の減衰を抑制することで、好ましい周波数特性を得ることができるイヤホンを提供する点にあり、しかもユニットケース内に配置されるドライバーユニットの相互の位置関係を考慮することで、ユニットケースのサイズをより小型に抑え、ユーザの耳甲介に違和感なく装着することができるイヤホンを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0015】
前記した課題を解決するためになされたこの発明に係るイヤホンは、高音域を含む音声波を再生する第1ドライバーユニットと、前記第1ドライバーユニットの再生帯域
よりも低域の音声波を再生する第2ドライバーユニットと、前記各ドライバーユニットを収納するユニットケースと、前記ユニットケースに連通して形成され、前記各ドライバーユニットからの音声波をユーザの外耳道に導く音導管とが備えられ、
前記第1ドライバーユニットに隣接して前記第2ドライバーユニットが配置されることで、前記第1ドライバーユニットの放音軸線と、前記第2ドライバーユニットの放音軸線が
互いに距離をおいて平行となるように配置されると共に、前記第1ドライバーユニットの放音軸線が、前記音導管の開口部内を通るように配置され
、前記第1ドライバーユニットの放音ノズルの位置に対して、前記第2ドライバーユニットの放音ノズルの位置が、平行する放音軸線上において後退した位置に配置されていることを特徴とする。
【0016】
この場合、前記各ドライバーユニットとして、それぞれバランスド・アーマチュア型ドライバーユニットが用いられる。
そして、高音域を含む音声波を再生する前記第1ドライバーユニットの放音軸線が、前記音導管開口部の中心軸線と一致するように、第1ドライバーユニットが前記ユニットケース内に収容されていることが望ましい。
【0017】
加えて、前記音導管の外側には、イヤーピースが取り付けられて、カナル型イヤホンを構成することが望ましい。
【発明の効果】
【0018】
この発明に係るイヤホンによれば、特に高音域を含む音声波を再生するドライバーユニットの放音軸線が、ユニットケースに連通する音導管の開口部内を通るように配置された点に特徴を有する。これにより、ドライバーユニットからの特に高音域の音声波は、ユニットケース内の反射の影響を受けることなく、直接音としてユーザの外耳道に導かれ、総合的に好ましい周波数特性を得ることができるイヤホンを提供すことができる。
【0019】
また、前記した構成に加えて、高音域を含む音声波を再生するドライバーユニットの放音ノズルの位置に対して、その他の帯域の音声波を再生するドライバーユニットの放音ノズルの位置が、平行する放音軸線上において後退した位置に配置した構成を採用することで、各ドライバーユニットを収容するユニットケースのサイズを大きくすることなくユニットケース内にそれぞれ配置することができる。これによりユーザの耳甲介に違和感なく装着することができるイヤホンを提供すことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【
図1】この発明に係るイヤホンについてユニットケースおよびイヤーピースの一部を破断した状態で示した斜視図である。
【
図2】
図1に示すイヤホンを主要な各部に分解して示した斜視図である。
【
図3】同じく視線を変えて示した分解斜視図である。
【
図4】従来のイヤホンの一例についてユニットケースおよびイヤーピースの一部を破断した状態で示した斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
この発明に係るイヤホンについて、
図1〜
図3に示す実施の形態に基づいて説明する。なお、以下に説明する実施の形態においては、すでに説明した
図4に示す各部と同一の機能を果たす部分を同一符号で示している。
図に示すイヤホン1は、カナル型イヤホンを構成しており、このカナル型イヤホンは、基本的な構成部材として、4基のドライバーユニット2d〜2gと、このドライバーユニット2d〜2gを収納するユニットケース3と、ユニットケース3内に連通して前記各ドライバーユニットからの音声波をユーザの外耳道に導く音導管4と、この音導管4の外周面に取り付けられたイヤーピース5を備えている。
【0022】
前記ユニットケース3は、ユニットケースの前半部を構成するベース部材3aと、ユニットケースの後半部を構成するカバー部材3bとにより構成されている。そして、ベース部材3aには音導管4が一体に成形されており、ベース部材3aにカバー部材3bが嵌め合わされて、音導管4を備えたユニットケース3が構成される。
なお、このユニットケース3は、好ましくはABS樹脂により成形されるが、これに限定されるものではない。
【0023】
そして、ユニットケース3の内部には、所定の容積の内部空間が形成されており、前記した4基のドライバーユニット2d〜2gは、ゴムなどの軟質性素材により成形された保護部材7を介して位置決めされ、ユニットケース3の内部空間に搭載されている。
【0024】
前記4基のドライバーユニット2d〜2gは、それぞれBA型ドライバーユニットにより構成され、これらは
図1に示したようにそれぞれ直方体形状のユニット筐体21が外郭を構成している。このうち、符号2dで示すドライバーユニットが高音域を再生し、符号2eで示すドライバーユニットが中音域を再生する。そして、符号2d,2eで示すドライバーユニットのユニット筐体21は互いの側面で接合されて、長軸方向に円筒状に突出して形成された1つの放音ノズル22を備え、この放音ノズル22より、中高音域の再生音が放射される。
また、符号2f,2gで示すドライバーユニットは、共に同じ特性で低音域を再生し、低音域の量感を出すために、2基のドライバーユニットを用いている。そして、符号2f,2gで示すドライバーユニットのユニット筐体21も互いの側面で接合されて、長軸方向に円筒状に突出して形成された1つの放音ノズル22が形成され、この放音ノズル22より、低音域の再生音が放射される。
【0025】
この実施の形態においては、符号2d,2eで示すドライバーユニットは、高音域を含む音声波を再生する第1ドライバーユニットと称呼する。また符号2f,2gで示すドライバーユニットは、前記第1ドライバーユニットの再生帯域以外の音声波を再生する第2ドライバーユニットと称呼する。
すなわち、この実施の形態においては、4基のBA型ドライバーユニットにより前記した第1ドライバーユニットおよび第2ドライバーユニットを含むマルチBA型ドライバーユニットを構成している。
【0026】
図1に示すように前記第1ドライバーユニット(2d,2e)の放音ノズル22を通る放音軸線A1と、前記第2ドライバーユニット(2f,2g)の放音ノズル22を通る放音軸線A2とは、互いに平行となるように配置されている。
そして、高音域を含む音声波を再生する第1ドライバーユニット(2d,2e)の放音軸線A1が、音導管4の開口部の中心軸線A3と一致するように前記ユニットケース内に収容されている。
【0027】
なお、この実施の形態においては、ユニットケース3と一体に形成された前記した樹脂製の音導管4内には、例えば真ちゅうもしくはチタンを素材とした円筒状に成形された金属音導管8が内接されている。加えて金属音導管8の前端部に接して、音響抵抗材によるダンパー6が樹脂製の音導管4内に配置されている。
前記した金属音導管8は、金属素材特有の音質を得ることができるようにしようとするものであり、この金属音導管8を用いることで、例えば金管楽器に例示できるように、高音域に伸びある独自の特性を得ることができる。
【0028】
そして、前記した第1ドライバーユニット(2d,2e)の放音軸線A1が、音導管4に配置された金属音導管8における開口部8aの中心軸線A3と一致するように構成されることで、前記第1ドライバーユニット(2d,2e)からの高音域の再生音は、ユニットケース3内での反射の影響を受けることなく、ユーザの外耳等内に直接音として導入することができる。これにより、総合的に好ましい周波数特性を得ることができるイヤホンを提供できるものとなる。
【0029】
なお
図1〜
図3には、第1ドライバーユニット(2d,2e)の放音軸線A1が、金属音導管8における開口部8aの中心軸線A3と一致するように構成した例を示しているが、前記線A1およびA3は一致させずに、線A1とA3が所定の角度を以って、第1ドライバーユニット(2d,2e)の放音軸線A1が、金属音導管8の開口部8a内を通過するように構成されていても、同様の作用効果を得ることができる。
【0030】
また、この実施の形態においては前記したとおり、第2ドライバーユニット(2f,2g)の放音軸線A2が、第1ドライバーユニット(2d,2e)の放音軸線A1と平行となるように配置されている。
この構成によると、第2ドライバーユニット(2f,2g)の放音ノズル22から金属音導管8の開口部8aまでの経路に、放音ノズル22に直交して対峙するユニットケース3の内壁面が配置されるのを避けることができる。これにより、第2ドライバーユニットからの再生音も、円滑に金属音導管8に導くことに寄与できる。
【0031】
さらに、この実施の形態においては、第1ドライバーユニット(2d,2e)の放音ノズル22の位置に対して、第2ドライバーユニット(2f,2g)の放音ノズル22の位置が、
図1に示すように平行する放音軸線A1,A2上において後退した位置に配置されている。
この構成によると、ユニットケース3の外郭サイズを不要に大きくすることなく、第1および第2ドライバーユニットを、ユニットケース3内に収めることができる。これにより、ユーザの耳甲介に違和感なく装着することができるイヤホンを提供することが可能となる。
【0032】
なお、実施例では4個のドライバーユニットによる構成を示したが、例えば、中低音用ドライバーユニット1個と高音用ドライバーユニット1個による構成、あるいは低音用、中音用、高音用の各ドライバーユニット1個による構成のように、任意のマルチBA型ドライバーユニットに適用してもよい。
【符号の説明】
【0033】
1 イヤホン
2a〜2g ドライバーユニット(バランスド・アーマチュア型)
21 ユニット筐体
22 放音ノズル
3 ユニットケース
3a ベース部材
3b カバー部材
3c 連結部材
4 音導管
5 イヤーピース
6 ダンパー(音響抵抗材)
7 保護部材
8 金属音導管
8a 開口部
A1,A2 放音軸線
A3 中心軸線