技術分野
空気入りタイヤの製造方法
発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋
デントの発生防止の観点から、シート20の一方の縁22aの部分とその他方の縁22bの部分とを小さな幅で接合することがある。この場合、接合幅にばらつきが生じやすく、コード6同士の間隔が開くという不具合(コード開きとも称される。)が生じる恐れがある。
公報に記載のタイヤでは、重なり部は、カーカスシートの始端部分とその終端部分とを重なり合わせて形成されている。この重なり部に含まれるコードの密度は、この重なり部以外の部分に含まれるコードの密度よりも高い。重なり部は、重なり部以外の部分に比して特異である。しかも前述したように、カーカスシートの始端及び終端は、斜辺によって構成されている。このため、始端部分と終端部分との重なり合いで構成される重なり部は、タイヤの軸方向に対して傾斜して延在する。このタイヤでは、その周方向においてこの重なり部が存在するゾーンは、重なり部の長さよりも長い。この重なり部は、ユニフォミティ等のタイヤ性能に影響を及ぼす恐れがある。
このように、タイヤの性能への影響をも考慮すると、デントの発生を十分に防止できる技術の確立には至っていないのが現状である。
本発明の目的は、デントの発生が十分に防止された空気入りタイヤを得るための製造方法の提供にある。
課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋
本発明に係る空気入りタイヤの製造方法は、
(1)多数のコードを含むカーカスシートを準備する工程
(2)カーカスシートを円筒状のドラムに巻回してカーカスプライを形成する工程
(3)カーカスプライを含む、ローカバーを準備する工程
及び
(4)ローカバーをモールド内で加圧及び加熱する工程
を含んでいる。この製造方法では、カーカスシートは矩形状を呈している。このカーカスシートにおいて・・・ 続きを
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【発明の効果】
本発明に係る空気入りタイヤの製造方法では、カーカスプライはカーカスシートを用いて形成される。このカーカスプライの形成工程では、カーカスシートはその長さ方向をドラムの回転方向と一致させてこのドラムに巻回される。そしてカーカスシートの前縁部分にこのカーカスシートの後縁部分を重ね合わせて、接合部が形成される。カーカスシートは矩形状を呈しているので、この接合部は、タイヤにおいては、実質的に軸方向に延在する。このため、このタイヤの周方向において接合部が存在するゾーンは、この接合部の幅に一致する。このタイヤでは、接合部が存在するゾーンによる、タイヤ性能への影響が効果的に抑えられている。
この製造方法で形成される接合部は、フロントコード及びリアコードを含んでいる。このフロントコード及びリアコードは、メインコードのように、カーカスシートの第一側縁とその第二側縁との間を架け渡してはいない。このフロントコード及びリアコードは、その動きを、途切れることなく両側のビードに架け渡された従来のカーカスのコードのように、拘束されない。このため、このタイヤをリムに装着しその内部に空気を充填し、このタイヤを膨張させても、フロントコード及びリアコードのそれぞれはある程度自由に動き得る。このタイヤでは、接合部と、この接合部以外の部分との、コード密度の相違が、膨張の程度に反映されにくい。このタイヤは、コード密度が高い部分とコード密度が低い部分とがカーカスプライに混在していても、ほぼ一様に膨張する。このタイヤの製造方法によれば、デントの発生が十分に防止された空気入りタイヤが得られる。
この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]
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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋
【図1】図1は、本発明の一空気入りタイヤの一部が示された断面図である。
【図2】図2は、ベルト及びカーカスにおけるコードの配列の様子が模式的に示された展開図である。
【図3】図3は、ロングシートからショートシートを形成している様子が示された模式図である。
【図4】図4は、ショートシートからカーカスシートを形成している様子が示された模式図である。
【図5】図5は、カーカスシートからカーカスプライを形成している様子が示された模式図である。
【図6】図6は、カーカスプライの接合部が示された模式図である。
【図7】図7は、従来の空気入りタイヤの一部が示された断面図である。
【図8】図8は、カーカスプライの接合部分が示された断面図である。
2、32・・・タイヤ
4、40・・・カーカス
6・・・コード
8、56・・・カーカスプライ
10、38・・・ビード
12、34・・・トレッド
14、36・・・サイドウォール
16・・・接合部分
20・・・シート
22a、22b・・・シート20の縁
24・・・非接合部分
56・・・カーカスプライ
62・・・コード
62m・・・メインコード
62f・・・フロントコード
62r・・・リアコード
74・・・ロングシート
76・・・ショートシート
80、80a、80b・・・切断面
82a、82b、82・・・ロングシート74の側縁
84、84a、84b・・・ショートシート76の縁
86・・・カーカスシート
90・・・切断面
92、92a、92b・・・カーカスシート86の幅方向の縁
94、94a、94b・・・カーカスシート86の長さ方向の縁
98・・・ドラム
100・・・前縁部分
102・・・後縁部分
104・・・接合部
106・・・非接合部
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