(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記表示制御部が、前記ウィンドウ画面に表示したフォルダーについて、各フォルダーの容量及びファイル数の少なくとも一方を前記表示部の前記ウィンドウ画面に表示させるフォルダー情報表示制御部を更に備える請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の情報処理装置。
前記表示制御部は、前記検索部によるファイル検索が完了したフォルダーのフォルダー名と、ファイル検索が完了していないフォルダーのフォルダー名とで表示形態を異ならせて、前記表示部の前記ウィンドウ画面に表示する請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の情報処理装置。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明の一実施形態にかかる情報処理装置及び画像形成装置について図面を参照して説明する。
【0013】
図1は、本発明の実施の形態における情報処理装置100の内部構成を示すブロック図である。本実施形態の情報処理装置100は、例えば、コンピューターである。情報処理装置100は、制御ユニット1、入力操作部2、表示部3、記憶部4及びネットワークI/F部5等で構成される。
【0014】
入力操作部2は、キーボードやマウス等のポインティングデバイスであり、入力操作に応じた電気信号を制御ユニット1へ送信する。尚、入力操作部2は、本発明における第1受付部、第2受付部、検索可否受付部に相当する。
【0015】
表示部3は、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)や有機EL(OLED:Organic Light-Emitting Diode)ディスプレイ等で構成される。
【0016】
記憶部4は、データ、各種のプログラム等を記憶するSSD、HDDからなる大容量の記憶装置である。
【0017】
ネットワークI/F部5は、ネットワークを介して外部装置とデータの送受信を行うためのインターフェース回路である。
【0018】
制御ユニット1は、プロセッサー、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、及び専用のハードウェア回路を含んで構成される。プロセッサーは、例えばCPU(Central Processing Unit)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、MPU(Micro Processing Unit)等である。制御ユニット1は、制御部10、表示制御部11、決定部12、フォルダー情報表示制御部13、近似フォルダー検出部14、検索部15及び検索進捗状況表示制御部16を備えている。
【0019】
制御ユニット1は、HDD92に記憶されている制御プログラムに従った上記プロセッサーによる動作により、制御部10、表示制御部11、決定部12、フォルダー情報表示制御部13、近似フォルダー検出部14、検索部15及び検索進捗状況表示制御部16として機能するものである。但し、これら各部は、制御ユニット1による上記制御プログラムに従った動作によらず、ハードウェア回路により構成することも可能である。以下、特に触れない限り、各実施形態について同様である。
【0020】
制御部10は、情報処理装置100の全体的な動作制御を司る。
【0021】
表示制御部11は、表示部3内に四角形の表示領域をウィンドウ画面として確保し、このウィンドウ画面内に、記憶部4が記憶しているフォルダーの階層構造や各フォルダー内に保存されているファイルのファイル名を示す画像を表示させる。
【0022】
決定部12は、ファイル検索に用いる検索キーワードが入力されたとき、選択中のフォルダーが属する階層を基として、ファイル検索を行うフォルダーの範囲を決定する。選択中のフォルダーとは、制御ユニット1が予め定められた方法で決定したフォルダーであってもよいし、ユーザーが任意に指定したフォルダーであってもよい。本実施の形態では、決定部12がファイル検索を行うフォルダーをリスト化することとして説明する(但し、本発明の実施形態をこれに限定する趣旨ではない)。
【0023】
また、入力操作部2が検索キーワードと共に特別文字列の入力を受け付けた場合、決定部12は、入力された特別文字列が示す階層と、選択中のフォルダーとに基づいて検索範囲を決定する。なお、入力操作部2は、入力操作部2の一部としてのマウスポインターにより表示部3に表示されている。
【0024】
特別文字列とは、選択中のフォルダーの階層以外の階層を指定してファイル検索の対象とするために、ユーザーが検索キーワードと共に入力する命令記号のことである。例えば検索キーワードが「aaa.txt」であって、選択中のフォルダーの階層より一つ上の階層から検索を行いたい場合、ユーザーは「aaa.txt -u1」と入力操作部2に入力する。この「-u1」という特別文字列は、1つ上の階層を検索対象とする命令記号の一例である。例えば、他の命令記号としては、2つ上の階層から検索したい場合は「-u2」、3つ上の階層から検索したい場合は「-u3」が一例として挙げられる。ユーザーは、検索対象としたい階層に対応する命令記号を入力操作部2に入力する。つまり、ユーザーは、「-u」の後に、遡りたい階層の数を付してこれを命令記号とし、入力操作部2に入力する。なお、入力操作部2によるファイル検索範囲の受付は、上記のように特別文字列を用いて行う受付のみに限られず、入力操作部2は、入力操作部2の一部としてのマウスポインターのユーザーによる操作で、表示部3に表示されているフォルダーの階層を示す画像において、特定のフォルダーが指定されたとき、この指定を、当該フォルダーよりも1つ上の階層を検索対象とする特別文字列命令として受け付けるようにしてもよい。
【0025】
逆に、選択中のフォルダーより一つ下の階層から検索したい場合、ユーザーは「aaa.txt -d1」と入力操作部2に入力する。この「-d1」という特別文字列が、1つ下の階層を示している。2つ下の階層から検索したい場合は「-d2」と入力する。つまり「-d」の後に、下がりたい階層の数を入力する。このように検索キーワードと共に特別文字列の入力を受け付け、決定部12が特別文字列に基づいて検索範囲を決めることで、選択中のフォルダーの階層とは異なる別の階層に対する検索を簡単に行うことができる。
【0026】
尚、本実施の形態にて説明する特別文字列の記載方法は一例であり、上記した方法以外で記載しても構わない。
【0027】
フォルダー情報表示制御部13は、ウィンドウ画面に表示されている各フォルダーの容量及びファイル数の少なくとも一方を前記表示部3のウィンドウ画面に表示させる。
【0028】
近似フォルダー検出部14は、ファイル検索を行うために特定のフォルダーがユーザーによって選択された場合、決定部12が検索範囲としている当該特定のフォルダー以外のフォルダーにおいて、当該特定のフォルダーのフォルダー名と近似しているフォルダー名を有する近似フォルダーを検出する。そして、表示制御部11は、近似フォルダー検出部14が検出した近似フォルダーをウィンドウ画面に表示する。検索部15は、当該近似フォルダーについて、入力操作部2がファイル検索を行うフォルダーとして受け付けた場合は、当該近似フォルダーをファイル検索の対象とする。一方、検索部15は、入力操作部2が当該近似フォルダーをファイル検索を行わないフォルダーとして受け付けた場合は、当該近似フォルダーをファイル検索の対象としない。これにより、ユーザーは、所望のファイルを見つけるために更にファイル検索を行うべき、関連するフォルダーを簡単に検出することができ、ファイル検索を漏れなく行うことができる。
【0029】
検索部15は、決定部12が決定した検索範囲にあるフォルダーに含まれるファイル群の中から、入力操作部2に入力された検索キーワードを、ファイル名、属性情報、及び実体データ等のいずれかに含むファイルを検索する。なお、検索部15は、ファイル名、属性情報、又は実体データ等のうち、いずれか一つ又は2つのみを、検索キーワードが含まれるか否かの対象としてもよい。
【0030】
検索進捗状況表示制御部16は、検索部15が検索中のフォルダーに対して、検索の進み具合(進捗状況)を示す画像をウィンドウ画面内に表示させる。検索進捗状況表示制御部16は、例えば、進捗バーを示す画像を表示させることで、検索処理が全体の何割程度進んだかを視覚的、直感的にユーザーに認識させる。
【0031】
次に、本実施の形態におけるファイル検索処理について説明する。
図2及び
図3は、本実施の形態におけるファイル検索処理の流れを示したフローチャートである。
図4〜
図6は、表示制御部11が表示部3に表示させるウィンドウ画面の画面例を示した図である。
図2〜
図6を用いて、本実施の形態におけるファイル検索処理の流れを詳しく説明する。
【0032】
まず、表示制御部11は、表示部3にウィンドウ画面を表示させる(ステップS11)。ウィンドウ画面について
図4を用いて説明する。ウィンドウ画面には、記憶部4が記憶しているフォルダーの階層構造や各フォルダー内に保存されているファイルのファイル名が表示される。具体的には領域51に選択中のフォルダーの名前、領域53に選択中のフォルダーが属する階層以下の階層構造、領域54に選択中のフォルダー内の階層構造及び保存されているファイル名が表示される。
【0033】
このとき、ユーザーは、ウィンドウ画面に表示させたいフォルダーを、入力操作部2を介して領域51に入力する。この入力に従って、入力操作部2は、フォルダーの選択を受け付ける(ステップS11)。ユーザーは、入力操作部2としてのキーボードを用いて領域51にフォルダー名を直接入力することが可能であり、マウス等のポインティングデバイスを用いて、領域53に表示されているフォルダーから、ウィンドウ画面に表示させたいフォルダーを示す画像を選択することも可能である。
図4の場合、「Folder_A」というフォルダーがユーザーから選択されており、領域54には「Folder_A」の中の階層構造(フォルダーの階層構造)及び保存されているファイル名が表示制御部11により表示部3に表示されている状態を示している。
【0034】
ウィンドウ画面における領域52は、表示制御部11による表示制御で表示部3に表示される、検索キーワードの入力または表示がなされる検索ボックスである。ユーザーは、入力操作部2の一例としてのキーボード等を用いて領域52に検索キーワードを入力する。
【0035】
決定部12は、領域52に検索キーワードが入力されると(ステップS12;YES)、現在選択中のフォルダーが属する階層を基として検索範囲を決定し、検索範囲となるフォルダーをリスト化した検索リストを作成する(ステップS13)。また、決定部12は、領域52に検索キーワードと共に特別文字列が入力された場合(ステップS14;YES)、現在選択中のフォルダーが属する階層と、特別文字列が示す内容とに従って検索範囲とするフォルダーを決定し、検索範囲となるフォルダーをリスト化した検索リストを作成する(ステップS15)。
【0036】
そして、表示制御部11は、決定部12が決定した検索範囲の階層構造(上記検索リストにより示されるフォルダーの階層構造)を表示部3のウィンドウ画面内の領域54に表示する。
【0037】
図5は、領域52に検索キーワード「aaa.txt -u1」が入力されたときのウィンドウ画面の一例を示した図である。特別文字列「-u1」が検索キーワードと共に入力されているため、決定部12は、検索範囲として、現在選択中のフォルダー「Folder_A」の階層より一つ上の階層以下に含まれるフォルダーを検索範囲として決定し、「Folder_A」の階層より一つ上の階層以下に含まれる全てのフォルダーを検索リストに追加する。更に、表示制御部11は、「Folder_A」の階層より一つ上の階層からの階層構造を、表示部3のウィンドウ画面の領域54に検索範囲として表示する(ステップS16)。すなわち、表示制御部11は、表示部3のウィンドウ画面の領域54に検索範囲となるフォルダーのみを表示させ、検索部15は、表示部3に表示されている状態のフォルダーのみを対象としてファイルの検索を行う。
【0038】
このとき、フォルダー情報表示制御部13は、領域54に表示される各フォルダーについて、ウィンドウ画面に表示されている各フォルダーの容量及びファイル数の少なくとも一方を表示させる。
図5では、各フォルダーの容量とファイル数の両方がフォルダー情報として表示されている場合について示している。
【0039】
そして、表示制御部11は各フォルダーに対してチェックボックスを表示させる。これは、決定部12に検索範囲として決定されてウィンドウ画面の領域54に表示されているフォルダーのうち、優先的に検索するフォルダーの選択、または検索範囲から削除するフォルダーの選択をユーザーが任意に行えるようにするための表示制御である。
【0040】
チェックボックスは、例えば
図5内の符号61に示すように表示される。例えば、ユーザーが入力操作部2の操作により、四角のチェックボックスをオンにすると、決定部12は、そのフォルダーを優先検索リストに追加し、検索部15がそのフォルダーの検索を優先的に先に行う。逆に、ユーザーが入力操作部2の操作により×印を選択すると、決定部12はそのフォルダーを検索リストから削除する(×印が選択されたフォルダーを検索対象としない)。
【0041】
この実施形態では、フォルダー情報表示制御部13が、各フォルダーの容量やファイル数を表示するため、例えば検索処理を短時間で終わらせたいときは、ユーザーは、上記×印を選択してフォルダーを検索リストから削除する操作により、容量が大きいフォルダーを検索対象から外すこと等が可能になる。このようにユーザーが検索範囲のフォルダーを選択可能とすることで、効率的にファイル検索を行うことができる。
【0042】
次に、表示制御部11は、変数i、j(i、jは0以上の整数)に1を代入する(ステップS17)。この変数iは検索リスト、変数jは優先検索リストに登録されたフォルダーの番号を示している。
【0043】
検索部15は、優先検索リストに未検索のフォルダーがない場合(ステップS18;NO)、検索リストに未検索のフォルダーが属する場合(ステップS21;YES)、検索リストのi番目のフォルダー内の検索を開始し(ステップS22)、表示制御部11は、変数iに1を追加する。なお、優先検索リストのファイル検索が全て終わった後、検索リストのファイル検索が開始された場合は、再び優先検索リストにフォルダーが追加される場合があるので、変数jに1を代入することで、変数jをリセットしておく(ステップS23)。
【0044】
次に表示制御部11は、検索部15が検出したファイル名をウィンドウ画面内に随時表示させ、検索進捗状況表示制御部16は、検索部15が実行中の検索処理の進捗状況を示す進捗バー62をウィンドウ画面内に表示する(ステップS24)。
【0045】
そして、決定部12は、フォルダーのチェックボックスに優先検索のチェックがユーザーによる入力操作部2の操作で入力された場合(ステップS25;YES)、検索リストからそのフォルダーを削除し、優先検索リストに追加する。すなわち、そのフォルダーを通常の検索リストから優先検索リストへ移動する(ステップS26)。
図6は、フォルダーFolder_Bのチェックボックス63にチェックが入力された場合を示している。検索部15は優先検索リストに登録されたフォルダーから優先的にファイル検索を行う。これにより、ユーザーが所望するフォルダーを優先的に検索させることができる。
【0046】
続いて、近似フォルダー検出部14は、決定部12がファイルの検索範囲としていないフォルダー(つまり、検索リスト及び優先検索リストのいずれにも登録されていないフォルダー)から、優先検索としてチェックされたフォルダーのフォルダー名と近似しているフォルダー名を有する近似フォルダーを検出する。そして、検出された場合、表示制御部11がウィンドウ画面に表示する(ステップS27)。
【0047】
図6に示すように、近似フォルダー検出部14は、例えばフォルダー名「Folder_B」と近似している近似フォルダーを、決定部12が検索範囲としていないフォルダーから検出し、検出結果として「Folder_BBB」が検出された場合、表示制御部11はウィンドウ画面の領域64にフォルダー「Folder_BBB」とそのフォルダー情報及びチェックボックスを表示させる。このように、近似フォルダー検出部14が優先検索を指定されたフォルダーのフォルダー名と近似するフォルダー名を有する近似フォルダーを検索範囲外から検出し、表示制御部11が検出結果をウィンドウ画面内に提示することで、ユーザーにフォルダーの指定忘れを気付かせる効果があり、ファイル検索の漏れを防ぐことができる。
【0048】
一方、決定部12は、表示制御部11がウィンドウ画面の領域64に表示させている各フォルダーのうち、検索不要とするフォルダーの指定をユーザーから入力操作部2の操作により受け付けたとき(ステップS28;YES)、検索リストまたは優先検索リストからそのフォルダーを削除する(ステップS29)。これにより、不要なフォルダーのファイル検索をなくすことができ、検索処理にかかる時間を短縮させることができる。表示制御部11は、検索不要の入力を受けたフォルダーの表示をウィンドウ画面から削除するようにしてもよいし、ウィンドウ画面には表示させたまま表示色を例えば赤文字に変更させることにより、検索対象となるフォルダーのフォルダー名と、検索対象としないフォルダーのフォルダー名とで表示形態を異ならせて表示部3のウィンドウ画面に表示させるようにしてもよい。例えば、表示制御部11は、検索対象としないフォルダーのフォルダー名を赤文字でウィンドウ画面に表示させておくことで、ユーザーはそのフォルダーはファイル検索が行われないことを認識することができる。また、ユーザーは、入力操作部2の操作により、検索対象として復帰させたいフォルダーのチェックボックスにチェックを入れる操作を行うことで、当該フォルダーを優先検索として指定しなおすこともできる。
【0049】
検索部15によるファイル検索が終わっていない場合(ステップS30;NO)、処理はステップS25に移行する。なお、表示制御部11は、ファイル検索が終わった場合(ステップS30;YES)、ウィンドウ画面に表示されている検索が終わったフォルダー名の表示色を例えば青文字に変更させることで(ステップS31)、ファイル検索が終わったフォルダー等を示す画像の表示形態を、ファイル検索が終わっていないフォルダー等を示す画像の表示形態とは異ならせる。この後、処理はステップS18に移行する。
【0050】
ステップS18に戻り、ファイル検索部15が先に行っていたファイル検索中に、ユーザーがウィンドウ画面のチェックボックスを操作し、優先検索を行うフォルダーを指定していた場合、決定部12はそのフォルダーを優先検索リストに登録している。このため、検索部15は、優先検索リストに未検索のフォルダーがある場合(ステップS18;YES)、優先検索リストのj番目のフォルダー内の検索を開始し(ステップS19)、表示制御部11は変数jに1を追加する(ステップS20)。
【0051】
また、検索リスト及び優先検索リストにも未検索のフォルダーがない場合(ステップS18;NO、ステップS21;NO)、当該ファイル検索処理は終了する。
【0052】
なお、本実施の形態における情報処理装置100は、画像形成装置等のサーバーとして機能することで、サーバー側(情報処理装置100)がファイル検索を行い、検索結果のファイルを画像形成装置へ送信することで、画像形成装置は検索結果のファイルをすぐに印刷することができる。
【0053】
以上、説明したように、入力操作部2が検索キーワードと共に検索範囲とする階層を指定するための特別文字列の入力を受け付けることで、現在選択中のフォルダーが属する階層以外の階層であっても、当該階層を検索範囲として簡単に指定することができる。
【0054】
また、表示制御部11は、検索範囲としてウィンドウ画面に表示される各フォルダーに対してチェックボックスを表示させ、ユーザーが入力操作部2の操作によりチェックボックスを選択することで、当該チェックボックスが選択されたフォルダーを優先検索とさせたり、当該チェックボックスの選択が解除されたフォルダーを検索対象から外したりすることができる。これにより、ユーザーは、所望のフォルダーのみをファイル検索の範囲とするように検索対象をカスタマイズできる。例えば、ユーザーは、サイズの大きいフォルダーを検索対象外とすることで、検索処理にかかる時間を短縮させること等が可能になる。
【0055】
また、フォルダー情報表示制御部13が、各フォルダーのサイズまたはファイル数の少なくとも一つをウィンドウ画面内に表示させることで、ファイル検索を早く終わらせたい場合はサイズの大きいフォルダーを検索対象から外す等の対応を取ることができる。
【0056】
また、近似フォルダー検出部14が、ユーザーが優先検索を行うとして指定したフォルダーのフォルダー名と近似する近似フォルダーを検索範囲外のフォルダーから検出することで、検索漏れを防ぐことができる。
【0057】
また、上記実施形態では、本発明に係る情報処理装置の一実施形態として、コンピューターを用いる例を説明しているが、これは一例に過ぎず、本発明に係る情報処理装置は、記録媒体に画像形成を行う画像形成部を更に備える画像形成装置等であってもよい。