特許第6621857号(P6621857)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6621857
(24)【登録日】2019年11月29日
(45)【発行日】2019年12月18日
(54)【発明の名称】遊技機
(51)【国際特許分類】
   A63F 7/02 20060101AFI20191209BHJP
【FI】
   A63F7/02 320
【請求項の数】1
【全頁数】44
(21)【出願番号】特願2018-40130(P2018-40130)
(22)【出願日】2018年3月6日
(62)【分割の表示】特願2015-176984(P2015-176984)の分割
【原出願日】2015年9月8日
(65)【公開番号】特開2018-86540(P2018-86540A)
(43)【公開日】2018年6月7日
【審査請求日】2018年3月6日
(73)【特許権者】
【識別番号】000135210
【氏名又は名称】株式会社ニューギン
(74)【代理人】
【識別番号】100076048
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 喜幾
(74)【代理人】
【識別番号】100141645
【弁理士】
【氏名又は名称】山田 健司
(72)【発明者】
【氏名】松永 崇
(72)【発明者】
【氏名】切替 秀幸
(72)【発明者】
【氏名】杉崎 正範
【審査官】 岩永 寛道
(56)【参考文献】
【文献】 特開2015−139591(JP,A)
【文献】 特開2014−068905(JP,A)
【文献】 特開2014−117466(JP,A)
【文献】 特開2008−043512(JP,A)
【文献】 特開2008−237588(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A63F 7/02
A63F 5/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
遊技球が入賞可能な入賞口と、該入賞口を駆動手段の作動により開放する開閉手段と、特定条件の成立を契機として当り判定する当り判定手段とを備え、該当り判定手段が当りと判定した場合に、表示手段で実行される図柄変動演出において当り表示を停止表示した後に当り遊技を付与し、該当り遊技では、前記駆動手段の作動に伴って前記入賞口を開放するラウンド遊技を、前記駆動手段が非作動となるインターバル時間を挟んで複数回実行する遊技機において、
前記入賞口に入賞した遊技球の検出により検出信号を出力する特別検出手段と、
前記特別検出手段からの検出信号の入力毎に、前記インターバル時間中での入力かを判定する有効状態判定手段と、
前記有効状態判定手段が前記インターバル時間中の入力であると判定した場合にエラー情報出力手段から出力される特別エラー情報入力回数が、2回以上の規定回数に達したかを判定する回数判定手段と、
前記回数判定手段が規定回数に達したと判定した場合に、前記表示手段でエラー報知を行わせるエラー処理を実行するサブ制御手段と、
報知する優先順位が設定された複数種類のエラーの夫々を個別に検出可能な複数のエラー検出手段とを備え、
前記エラー検出手段が検出するエラーとして、前記サブ制御手段がエラー処理を実行する特別エラーより優先順位の高い高優先度エラーおよび該特別エラーより優先順位の低い低優先度エラーが設定され、
前記エラー情報出力手段は、前記高優先度エラーが対応するエラー検出手段で検出された場合には高優先度エラー情報を出力すると共に、前記低優先度エラーが対応するエラー検出手段で検出された場合には低優先度エラー情報を出力するよう構成され、
前記表示手段は、前記エラー処理に基づいて、特別エラー表示としての文字画像を該表示手段の表示部に表示すると共に、前記エラー情報出力手段から出力された低優先度エラー情報に基づいて、低優先度エラー表示としての文字画像を前記表示部に表示するよう構成され、
前記表示手段は、前記サブ制御手段のエラー処理と前記エラー情報出力手段からの低優先度エラー情報の出力が重複した場合は、特別エラー表示および低優先度エラー表示としての各文字画像を前記表示部に並行して表示し得ると共に、前記エラー情報出力手段からの低優先度エラー情報の出力が重複した場合は、複数の低優先度エラー表示としての各文字画像を前記表示部に並行して表示し得るよう構成され、
前記表示手段は、前記エラー情報出力手段から前記表示部に同時に表示できないエラー表示を特定するエラー情報が重複して出力された場合は、重複するエラー情報で特定される優先順位の高いエラー表示を表示部に表示するよう構成され、
前記インターバル時間中の前記特別エラー情報入力回数が、該インターバル時間中に前記規定回数に達しなかった場合は、次の前記インターバル時間の開始前にリセットし得るよう構成された
ことを特徴とする遊技機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、当り遊技を付与可能な遊技機に関するものである。
【背景技術】
【0002】
代表的な遊技機であるパチンコ機は、パチンコ球(遊技球)が流下可能な遊技領域が画成された遊技盤に、パチンコ球が入賞可能な始動入賞口(始動入賞手段)や、図柄を変動表示して図柄変動演出を行う液晶式やドラム式等の表示装置(表示手段)が設けられ、遊技領域を流下するパチンコ球が始動入賞口へ入賞するのを契機として、表示装置の図柄変動演出を開始するよう構成されている。このようなパチンコ機では、始動入賞口へのパチンコ球の入賞を契機として行われる当り判定に当選することで、表示装置に所定の当り表示(例えば同一図柄の三つ揃等)が表示され、その結果、遊技者に有利な当り遊技が付与される。このような当り遊技では、特別入賞口を開閉可能に閉鎖する特別入賞装置の開閉部材が適宜の開放パターンで開閉動作されて、特別入賞口へのパチンコ球の入賞機会が与えられ、遊技者が賞球を獲得し得るようになっている。
【0003】
また、メダルを用いたスロットマシン(遊技機)は、外周部に識別情報としての複数種類の図柄が表示された複数のリールを備え、メダルの投入または投入ボタン(ベットボタン)の操作後に、スタートレバーの操作を契機にリールの回転が開始するよう構成されている。そして、各リールに対応して設けたストップボタンが操作されることに基づいて各リールの回転を停止し、全てのリールの回転を停止したときに予め設定された入賞役に対応する図柄の組合わせが入賞ライン上に揃った場合に、該入賞役に応じて所定枚数のメダルが払い出されるよう構成されている。
【0004】
前記パチンコ機やスロットマシン等の遊技機では、遊技中にエラーが発生したか否かを判定するエラー判定手段を備え、該エラー判定手段がエラー発生と判定した場合に、エラー発生を報知するようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2008−200414号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に開示の遊技機では、エラー判定手段がエラー発生と判定すると直ちにエラー報知を行っている。このため、遊技の継続によってエラーの原因が解消されるような軽微なエラーや単発的なエラーであってもエラー報知が行われてしまい、遊技者に不信感や不安感を与えて遊技に対する興趣が低下する難点を招く問題があった。
【0007】
そこで本発明は、従来の技術に係る遊技機に内在する前記課題に鑑み、これを好適に解決するべく提案されたものであって、エラーが発生した場合に出力されるエラー情報を適時に利用して興趣の低下を抑制し得る遊技機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本願には、次のような技術的思想が含まれる。
遊技球が入賞可能な入賞口(40a)と、該入賞口(40a)を駆動手段(42)の作動により開放する開閉手段(40b)と、特定条件の成立を契機として当り判定する当り判定手段(60a)とを備え、該当り判定手段(60a)が当りと判定した場合に、表示手段(17)で実行される図柄変動演出において当り表示を停止表示した後に当り遊技を付与し、該当り遊技では、前記駆動手段(42)の作動に伴って前記入賞口(40a)を開放するラウンド遊技を、前記駆動手段(42)が非作動となるインターバル時間を挟んで複数回実行する遊技機において、
前記入賞口(40a)に入賞した遊技球の検出により検出信号を出力する特別検出手段(44)と、
前記特別検出手段(44)からの検出信号の入力毎に、前記インターバル時間中での入力かを判定する有効状態判定手段(60a)と、
前記有効状態判定手段(60a)が前記インターバル時間中の入力であると判定した回数が、2回以上の規定回数に達した場合に特別エラー情報を出力するエラー情報出力手段(60a)と、
前記エラー情報出力手段(60a)からの特別エラー情報に基づいて、前記表示手段(17)でエラー報知を行わせるエラー処理を実行するサブ制御手段(65a)と、
報知する優先順位が設定された複数種類のエラーの夫々を個別に検出可能な複数のエラー検出手段(201,202,203)とを備え、
前記エラー検出手段(201,202,203)が検出するエラーとして、前記エラー情報出力手段(60a)から特別エラー情報が出力される特別エラーより優先順位の高い高優先度エラーおよび該特別エラーより優先順位の低い低優先度エラーが設定され、
前記エラー情報出力手段(60a)は、前記高優先度エラーが対応するエラー検出手段(201,202)で検出された場合には高優先度エラー情報を出力すると共に、前記低優先度エラーが対応するエラー検出手段(203)で検出された場合には低優先度エラー情報を出力するよう構成され、
前記表示手段(17)は、前記エラー情報出力手段(60a)から出力された特別エラー情報に基づく前記エラー処理に基づいて、特別エラー表示としての文字画像を該表示手段(17)の表示部(17a)に表示すると共に、該エラー情報出力手段(60a)から出力された低優先度エラー情報に基づいて、低優先度エラー表示としての文字画像を前記表示部(17a)に表示するよう構成され、
前記表示手段(17)は、前記エラー情報出力手段(60a)から特別エラー情報および低優先度エラー情報が重複して出力された場合は、特別エラー表示および低優先度エラー表示としての各文字画像を前記表示部(17a)に並行して表示し得ると共に、前記エラー情報出力手段(60a)からの低優先度エラー情報の出力が重複した場合は、複数の低優先度エラー表示としての各文字画像を前記表示部(17a)に並行して表示し得るよう構成され、
前記表示手段(17)は、前記エラー情報出力手段(60a)から前記表示部(17a)に同時に表示できないエラー表示を特定するエラー情報が重複して出力された場合は、重複するエラー情報で特定される優先順位の高いエラー表示を表示部(17a)に表示するよう構成され、
前記有効状態判定手段(60a)が前記インターバル時間中の入力であると判定した回数が、該インターバル時間中に前記規定回数に達しなかった場合は、次の前記インターバル時間の開始前にリセットし得るよう構成されたことを要旨とする。
【0009】
上記構成によれば、エラーが発生した場合に出力されるエラー情報に基づく各種処理を適時に行うことができる。すなわち、不必要なエラー報知の発生を抑制することを可能として、遊技の興趣の低下を抑制し得る。
また、表示部に同時に表示できないエラーが重複して発生した場合に、優先順位の高いエラーを報知できる。
【0010】
前記課題を解決し、所期の目的を達成するため、本願の請求項に係る発明は、
遊技球が入賞可能な入賞口(40a)と、該入賞口(40a)を駆動手段(42)の作動により開放する開閉手段(40b)と、特定条件の成立を契機として当り判定する当り判定手段(60a)とを備え、該当り判定手段(60a)が当りと判定した場合に、表示手段(17)で実行される図柄変動演出において当り表示を停止表示した後に当り遊技を付与し、該当り遊技では、前記駆動手段(42)の作動に伴って前記入賞口(40a)を開放するラウンド遊技を、前記駆動手段(42)が非作動となるインターバル時間を挟んで複数回実行する遊技機において、
前記入賞口(40a)に入賞した遊技球の検出により検出信号を出力する特別検出手段(44)と、
前記特別検出手段(44)からの検出信号の入力毎に、前記インターバル時間中での入力かを判定する有効状態判定手段(60a)と、
前記有効状態判定手段(60a)が前記インターバル時間中の入力であると判定した場合にエラー情報出力手段(60a)から出力される特別エラー情報入力回数が、2回以上の規定回数に達したかを判定する回数判定手段(65a)と、
前記回数判定手段(65a)が規定回数に達したと判定した場合に、前記表示手段(17)でエラー報知を行わせるエラー処理を実行するサブ制御手段(65a)と、
報知する優先順位が設定された複数種類のエラーの夫々を個別に検出可能な複数のエラー検出手段(201,202,203)とを備え、
前記エラー検出手段(201,202,203)が検出するエラーとして、前記サブ制御手段(65a)がエラー処理を実行する特別エラーより優先順位の高い高優先度エラーおよび該特別エラーより優先順位の低い低優先度エラーが設定され、
前記エラー情報出力手段(60a)は、前記高優先度エラーが対応するエラー検出手段(201,202)で検出された場合には高優先度エラー情報を出力すると共に、前記低優先度エラーが対応するエラー検出手段(203)で検出された場合には低優先度エラー情報を出力するよう構成され、
前記表示手段(17)は、前記エラー処理に基づいて、特別エラー表示としての文字画像を該表示手段(17)の表示部(17a)に表示すると共に、前記エラー情報出力手段(60a)から出力された低優先度エラー情報に基づいて、低優先度エラー表示としての文字画像を前記表示部(17a)に表示するよう構成され、
前記表示手段(17)は、前記サブ制御手段(65a)のエラー処理と前記エラー情報出力手段(60a)からの低優先度エラー情報の出力が重複した場合は、特別エラー表示および低優先度エラー表示としての各文字画像を前記表示部(17a)に並行して表示し得ると共に、前記エラー情報出力手段(60a)からの低優先度エラー情報の出力が重複した場合は、複数の低優先度エラー表示としての各文字画像を前記表示部(17a)に並行して表示し得るよう構成され、
前記表示手段(17)は、前記エラー情報出力手段(60a)から前記表示部(17a)に同時に表示できないエラー表示を特定するエラー情報が重複して出力された場合は、重複するエラー情報で特定される優先順位の高いエラー表示を表示部(17a)に表示するよう構成され、
前記インターバル時間中の前記特別エラー情報入力回数が、該インターバル時間中に前記規定回数に達しなかった場合は、次の前記インターバル時間の開始前にリセットし得るよう構成されたことを要旨とする。
【0011】
上記構成によれば、エラーが発生した場合に出力されるエラー情報に基づく各種処理を適時に行うことができる。すなわち、不必要なエラー報知の発生を抑制することを可能として、遊技の興趣の低下を抑制し得る。
また、表示部に同時に表示できないエラーが重複して発生した場合に、優先順位の高いエラーを報知できる。
【0012】
本願には、次のような技術的思想が含まれている。
遊技球が入賞可能な入賞口(40a)を開閉する開閉手段(40b)を前記有効状態で開放する入賞部(40)を備え、前記入賞口(40a)への遊技球の入賞を前記特別検出手段(44)で検出するよう構成されたことを要旨とする。
この構成によれば、入賞部に対する不正行為によるエラー発生を適切に判断できる。
【発明の効果】
【0013】
本発明に係る遊技機によれば、エラーが発生した場合に出力されるエラー情報を適時に利用して興趣の低下を抑制し得る。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】本発明の実施例1に係るパチンコ機を示す正面図である。
図2】実施例1に係るパチンコ機の遊技盤を示す概略正面図である。
図3】実施例1に係るパチンコ機の制御構成を示すブロック図である。
図4】エラーの種類、優先順位およびエラー報知の態様を示す説明図である。
図5】実施例1に係るパチンコ機の特別電動役物不正入賞エラー処理の流れを示すフローチャートである。
図6】表示装置の表示部に表示される各種エラー報知の画像を示す説明図であって、(a)はメイン基板エラー報知の画像を示し、(b)は磁気検出センサエラー報知の画像を示し、(c)は電波検出センサエラー報知の画像を示している。
図7】表示装置の表示部に表示される各種エラー報知の画像を示す説明図であって、(a)は振動検出センサエラー報知の画像を示し、(b)は満杯エラー報知の画像を示し、(c)は右打ちエラー報知の画像を示している。
図8】表示装置の表示部に表示される復電処理実行報知の画像を示す説明図である。
図9】実施例2に係るパチンコ機の特別電動役物不正入賞エラー処理の流れを示すフローチャートである。
図10】実施例3に係るパチンコ機の制御構成の要部を示すブロック図である。
図11】実施例3に係るパチンコ機の特別電動役物不正入賞エラー処理の流れを示すフローチャートである。
図12】実施例4に係るパチンコ機において表示装置の表示部に表示される特別電動役物不正入賞エラー報知の画像を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
次に、本発明に係る遊技機につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下詳細に説明する。なお、実施例では、遊技球としてパチンコ球を用いて遊技を行うパチンコ機を例に挙げて説明する。また、以下の説明において、「前」、「後」、「左」、「右」とは、特に断りのない限り、図1に示すようにパチンコ機を前側(遊技者側)から見た状態で指称する。
【実施例1】
【0016】
(パチンコ機10について)
実施例1に係るパチンコ機10は、図1に示すように、前後に開口する矩形枠状に形成されて遊技店の図示しない設置枠台に縦置き姿勢で設置される固定枠としての外枠11の開口前面側に、遊技盤20を着脱可能に保持する本体枠としての中枠12が開閉および着脱可能に組み付けられて、該遊技盤20の裏側に、複数種類の図柄を変動表示可能な表示手段としての表示装置(演出手段)17が着脱可能に配設されている。また、前記中枠12の前面側には、前記遊技盤20を透視保護するガラス板や透明な合成樹脂材により形成された透視保護板13bで前後に開口する窓部13aを覆うよう構成された前枠13が開閉可能に組み付けられると共に、該前枠13の下方にパチンコ球を貯留する下球受け皿15が開閉可能に組み付けられる。なお、実施例1では、前記前枠13の下部位置に、パチンコ球を貯留する上球受け皿14が一体的に組み付けられており、前枠13の開閉に合わせて上球受け皿14も一体的に開閉するよう構成される。なお、実施例1では、前記表示装置17としては、各種図柄を表示可能な液晶パネルを収容ケースに収容した液晶表示装置が採用されるが、これに限られるものではなく、ドラム式の表示装置やドットマトリックス式の表示装置等の各種図柄を停止および変動表示可能な従来公知の各種の表示装置を採用し得る。また、実施例1では、後述する各種のエラーが発生した際に、該エラーが発生したことを示すエラー報知を実行する報知手段として表示装置17が機能するよう構成される。
【0017】
図1に示す如く、前記前枠13には、窓部13aを囲繞するようランプ装置(発光手段)18が配設されると共に、前枠13の上部位置に、音声や効果音を出力可能なスピーカ(音出力手段)19が配設されている。そして、ランプ装置18に設けられたLED等の発光体(図示せず)を点灯・点滅したり、前記スピーカ19から適宜の音声を出力することで、前記表示装置17で行われる各種の表示演出(図柄変動演出)に合わせて光による演出や音による演出を行い得るよう構成されている。すなわち、前記ランプ装置18やスピーカ19は、表示装置17と同様に演出手段としての機能を有している。また、ランプ装置18やスピーカ19は、エラーが発生した際にエラー報知を実行し得るよう構成されており、該ランプ装置18やスピーカ19は、表示装置17と同様に報知手段としての機能を有している。なお、前記上球受け皿14は、前記前枠13と別体に形成して中枠12に対して開閉可能に組み付けるようにしてもよい。
【0018】
また、前記前枠13の右下方位置には、前記中枠12に配設された打球発射装置(図示せず)を作動する操作ハンドル16が設けられている。前記操作ハンドル16は、左回転方向に付勢された操作レバー16aを備えており、該操作レバー16aを右回転するよう遊技者が回動操作することで前記打球発射装置が作動されて、前記上球受け皿14に貯留されたパチンコ球が前記遊技盤20に向けて発射されるようになっている。ここで、前記操作レバー16aの回動量に応じて前記打球発射装置によるパチンコ球の打球力が強弱変化するよう構成されており、遊技者が操作レバー16aの回動量を操作することで、前記遊技盤20に形成された第1球流下経路75a(後述)をパチンコ球が流下する所謂「左打ち」と、該遊技盤20に形成された第2球流下経路75b(後述)をパチンコ球が流下する所謂「右打ち(ゴム打ち)」とを打ち分け得るようになっている。
【0019】
(遊技盤20について)
実施例1の前記遊技盤20は、アクリルやポリカーボネート等の光透過性の合成樹脂材から所定板厚の略矩形状に形成された平板状の透明板(遊技領域形成部材)であって、該遊技盤20の裏側に前記表示装置17が着脱自在に組み付けられている。遊技盤20の前側には、図2に示す如く、前面(盤面)に配設された略円形状の案内レール21によりパチンコ球が流下可能(移動可能)な遊技領域75が画成されて、前記打球発射装置から発射されたパチンコ球が当該遊技領域75内に打ち出されることで遊技が行われるようになっている。また、遊技盤20には、該遊技盤20との間に収容空間を画成する設置部材(図示せず)が配設されており、収容空間には、発光により演出を行う発光演出装置や、可動体の動作により演出を行う可動演出装置等の各種演出手段が設置されている。なお、前記表示装置17は、設置部材の裏側に取り付けられて、後述するように設置部材に設けた開口部(可視部)および枠状装飾体25(後述)の開口部25aを介して遊技盤20の前側から視認可能に臨むよう構成される。なお、遊技盤20は、ベニヤ材や合成樹脂材等の非光透過性の板部材の表面に装飾シール等を貼付したものであってもよい。
【0020】
前記遊技盤20には、前後に貫通する装着口が前記遊技領域75内に複数開設されて、各装着口に対して各種遊技構成部品が前側から取り付けられると共に、遊技領域75の最下部位置には、該遊技領域75に開口するアウト口22が開設されており(図2参照)、遊技領域75に打ち出されてアウト口22に入球したパチンコ球が機外に排出されるよう構成される。また、前記遊技盤20には、図2に示す如く、前記遊技領域75内に多数の遊技釘23が設けられると共に、後述する枠状装飾体25の左側方に、遊技領域75(第1球流下経路75a)を流下するパチンコ球の接触に伴って回転する回転案内部材24が回転自在に支持されており、遊技釘23や回転案内部材24との接触によりパチンコ球の流下方向が不規則に変化するよう構成されている。前記回転案内部材24は、所謂「風車」とも称される部材であって、該回転案内部材24の回転に伴ってパチンコ球を弾くように左右方向へ放出する部材である。なお、前記装着口の形成数は、遊技盤20に対して取り付けられる各種遊技構成部品の個数や配設位置等により必要に応じて適宜決定される。
【0021】
実施例1の前記遊技盤20には、図2に示す如く、前記案内レール21で囲まれた遊技領域75の略中央の大部分が開口する装着口に、前後に開口する開口部25aが形成された枠状装飾体25が取り付けられ、該枠状装飾体25の開口部25aを介して表示装置17の表示部17aが遊技盤20の前面側に臨むよう構成されている。前記設置部材は、前記遊技盤20の外郭形状より僅かに小さな形状に形成された略矩形状の背面板と、該背面板の外周縁部から前方に突出する画壁部とから前方に開口した箱状に形成されて、該画壁部の開口前端部を遊技盤20の裏面に当接させた状態で、当該遊技盤20と設置部材とがネジにより固定される。また、前記設置部材の背面板には、前記枠状装飾体25の開口部25aと前後に整列する位置に、略矩形状の開口部が前後に開口するよう開設されると共に、該背面板の裏側に前記表示装置17が着脱自在に取り付けられて、該開口部を介して表示装置17の表示部17aが遊技盤20の前側に臨むようになっている。
【0022】
(枠状装飾体25について)
前記遊技盤20に配設される前記枠状装飾体25は、図2に示す如く、前記遊技盤20に開設された前記装着口の内側に沿って延在する環状に形成された枠状基部(図示せず)と、該枠状基部に設けられて前記遊技盤20の前面より前方に突出し、前記遊技領域75と表示装置17の表示部17aを区切って該遊技領域75の内周を画成する庇状部25bと、該庇状部25bの後縁から外方に延出する薄板状の台板部25cとを備える。そして、前記枠状基部を装着口に挿入すると共に台板部25cを遊技盤20の前面に当接した状態で、該台板部25cをネジ等の固定手段で遊技盤20に固定することで、枠状装飾体25が遊技盤20に取り付けられる。ここで、前記庇状部25bは、図2に示す如く、前記枠状装飾体25(枠状基部)の左側縁の略中間位置から上縁および右下縁に亘って連続して延在するように設けられており、開口部25a側、すなわち表示装置17における表示部17aの前面側を横切ってパチンコ球が流下(落下)するのを規制している。
【0023】
前記枠状装飾体25には、図2に示す如く、前記開口部25aの下側に、ステージ25dが設けられると共に、開口部25aの左側に、遊技領域75(第1球流下経路75a)に開口して該遊技領域75を流下するパチンコ球を取り込んでステージ25dに案内する球導入部25eが設けられ、該球導入部25eからステージ25dに通出されたパチンコ球は、ステージ25d上を左右に転動した後に、後述する第1始動入賞部30が配設されている遊技領域75に排出される。またステージ25dの後端縁には、左右方向の全長に亘って上側に向けて所定高さで立上がる透明壁25fが設けられ、ステージ25d上を転動するパチンコ球が表示装置17の表示部17a側に移動するのを該透明壁25fで防止している。
【0024】
前記遊技盤20に画成された遊技領域75は、前記枠状装飾体25における庇状部25bの左側方をパチンコ球が流下する第1球流下経路75aと、該枠状装飾体25における庇状部25bの上方から右側方をパチンコ球が流下する第2球流下経路75bとに区画されている。これにより、操作ハンドル16の操作レバー16aを回動操作して打球力を調節することで、遊技領域75に打ち出されたパチンコ球が第1球流下経路75aを流下する遊技形態(左打ち)および当該パチンコ球が第2球流下経路75bを流下する遊技形態(右打ち)の何れかを遊技者が任意に選択し得るようになっている。そして、実施例1に係るパチンコ機10では、前記第1球流下経路75aをパチンコ球が流下する場合(左打ちした場合)に、パチンコ球が第2球流下経路75bを流下する場合に較べて後述する第1始動入賞部30にパチンコ球が入賞する可能性が高くなるよう構成されると共に、該第2球流下経路75bをパチンコ球が流下する場合(右打ちの場合)に、パチンコ球が第1球流下経路75aを流下する場合に較べて後述するゲート部48、第2始動入賞部31および特別入賞部40へパチンコ球が入賞する可能性が高くなるよう構成されている。
【0025】
(入球部について)
図2に示すように、前記遊技盤20には、遊技領域75を流下するパチンコ球が入球可能な複数の入球部(具体的には、後述する第1始動入賞部30、第2始動入賞部31、ゲート部48、特別入賞部40、普通入賞部45)が設けられており、パチンコ球が入球した入球部に応じた制御が実行されることで所定の遊技を行い得るようになっている。具体的に、実施例1のパチンコ機10では、前記入球部としての第1始動入賞部30が前記第1球流下経路75aを流下するパチンコ球が入球可能な位置に設けられると共に、前記入球部としての第2始動入賞部31、特別入賞部40およびゲート部48が、前記第2球流下経路75bを流下するパチンコ球が入球可能な位置に設けられている。なお、実施例1の遊技盤20には、前記第1球流下経路75aに位置するよう入球部としての普通入賞部45が配置されており、第1球流下経路75aを流下させたパチンコ球が普通入賞部45に入賞し得るようになっている。
【0026】
(始動入賞部30,31について)
前記遊技盤20には、図2に示す如く、前記枠状装飾体25の下方位置に、遊技領域75に臨んで該遊技領域75(第1球流下経路75aおよび第2球流下経路75b)を流下するパチンコ球が入賞可能な第1始動入賞部30が配設されると共に、該第1始動入賞部30の右側方において遊技領域75(第2球流下経路75b)に臨んで特別入賞部40が配設されている。また、枠状装飾体25の右側方に、遊技領域75(第2球流下経路75b)に臨んで該遊技領域75(第2球流下経路75b)を流下するパチンコ球が通過可能なゲート部48が配設されている。更に、ゲート部48の下側に、第2始動入賞部31が配設されている。第1および第2始動入賞部30,31は、遊技領域75を流下するパチンコ球が入賞可能な始動入賞口30a,31aが設けられる。ここで、第1始動入賞部30は、第1始動入賞口30aが遊技領域75に常時開放する常時開放型の入賞部とされ、第2始動入賞部31は、所定の開放条件および閉鎖条件に従って第2始動入賞口31aが始動用開閉部材(開閉手段)31bにより開閉される開閉型の入賞部とされている。なお、第2始動入賞部31は、始動用開閉部材31bを開閉作動する始動入賞ソレノイド32(図3参照)を備え、該始動入賞ソレノイド32がパチンコ機10の裏側に配置されたメイン制御基板60(メイン制御CPU60a)によって駆動制御されるよう構成される。
【0027】
前記第1および第2始動入賞部30,31は、該第1および第2始動入賞口30a,31aに入賞したパチンコ球を検出する入賞検出手段(検出手段)としての始動入賞検出センサ34,35(図3参照)が設けられている。前記始動入賞検出センサ34,35は、前記メイン制御基板60(メイン制御CPU60a)に配線接続されている。そして、始動入賞検出センサ34,35からの検出信号がメイン制御基板60(メイン制御CPU60a)に入力されると、該メイン制御基板60(メイン制御CPU60a)は、始動入賞検出センサ34,35からの検出信号の入力を賞球の払出条件として払出制御基板90に制御信号を出力して球払出装置91に予め設定された数の賞球を払い出させるようになっている。また、第1および第2始動入賞検出センサ34,35によるパチンコ球の検出(すなわち第1および第2始動入賞口30a,31aへのパチンコ球の入賞)を遊技の開始条件(遊技開始条件,始動条件)として、該開始条件(遊技開始条件,始動条件)の成立を契機として前記メイン制御基板60(メイン制御CPU60a)が各種入賞情報(大当り判定用乱数等の遊技情報)を取得して、この取得した入賞情報に基づいて特図当り抽選(当り判定)が行われるよう構成されている。そして、特図当り抽選の結果に基づいて前記表示装置17において図柄変動演出を実行するように、該表示装置17を後述するサブ制御基板65,70が制御するよう構成される。すなわち、実施例1のパチンコ機10では、始動入賞検出センサ34,35がパチンコ球を検出したことを特定条件の成立として、該特定条件の成立を契機としてメイン制御基板60(メイン制御CPU60a)が当り判定を行うよう構成されている。
【0028】
また、前記表示装置17での図柄変動演出の結果、該表示装置17に所定の当り表示(予め定められた特定表示)となる組み合わせ(例えば同一飾図の3つ揃い等)で図柄(演出用の飾図)が確定停止表示されることで、遊技者に有利な当り遊技(以後、大当り遊技という)が付与され、大当り遊技の発生に伴って特別入賞部40の特別入賞口40aを所定の開放条件で開放する大当り遊技が行われて、遊技者が賞球を獲得し得る機会が与えられるよう構成されている。すなわち、実施例1では、遊技者が賞球を獲得し得る機会が与えられる大当り遊技が、遊技者に有利な有利状態となっている。
【0029】
(特別入賞部40について)
前記特別入賞部(入賞部)40は、遊技領域75(第2球流下経路75b)に開口する特別入賞口(入賞口)40aを開閉自在に閉成する特別用開閉部材(開閉手段)40bを備えており、駆動手段としての特別入賞ソレノイド42(図3参照)の駆動に伴って特別用開閉部材40bが閉鎖する閉鎖位置と開放する開放位置に変位するよう構成されている。また、前記特別入賞部40には、前記特別入賞口40aに入賞したパチンコ球を検出する特別検出手段(検出手段)としての特別入賞検出センサ44(図3参照)が設けられている。特別入賞検出センサ44は、前記メイン制御基板60(メイン制御CPU60a)に配線接続されており、特別入賞検出センサ44がパチンコ球を検出(すなわち特別入賞口40aへのパチンコ球の入賞による検出条件の成立)すると、検出信号をメイン制御基板60(メイン制御CPU60a)に出力し、該メイン制御基板60(メイン制御CPU60a)は、特別入賞検出センサ44からの検出信号の入力を賞球の払出条件として前記払出制御基板90に制御信号を出力して前記球払出装置91に予め設定された数の賞球を払い出させるようになっている。ここで、前記特別入賞ソレノイド42は、前記第1および第2始動入賞口30a,31aへのパチンコ球の入賞を契機として特別入賞口40aを開閉する大当り遊技が付与される場合(特定条件判定手段での判定結果が肯定の場合)に、前記表示装置17による図柄変動演出の終了後にメイン制御基板60(メイン制御CPU60a)によって駆動制御される。実施例1のパチンコ機10では、特別用開閉部材40bの開閉態様が異なる複数種類の大当り遊技が設定されており、メイン制御基板60(メイン制御CPU60a)は、大当り遊技の種類に応じた開閉条件に従って特別入賞ソレノイド42を駆動制御するよう構成される。実施例1のパチンコ機10では、特別入賞ソレノイド42が駆動制御されて特別入賞口40aが開放した状態(特別入賞ソレノイド42の作動中)が有効状態として設定されている。
【0030】
(ゲート部48について)
前記ゲート部48には、該ゲート部48をパチンコ球が通過したことを検出する検出手段としてのゲートセンサ49(図3参照)が配設される。ゲートセンサ49は、前記メイン制御基板60(メイン制御CPU60a)に配線接続されており、該ゲートセンサ49からメイン制御基板60(メイン制御CPU60a)への検出信号の入力、すなわちゲートセンサ49のパチンコ球の検出(ゲート部48のパチンコ球の通過による検出条件の成立)に伴って各種通過検出情報(乱数等の遊技情報)が取得され、この取得した遊技情報に基づいて普図当り判定(普図当り抽選)が行われるよう構成されている。そして、この普図当り抽選の結果、第2始動入賞口31aを開閉する普図当り遊技が付与される場合に、前記始動入賞ソレノイド32が駆動制御されて始動用開閉部材31bが開閉動作するようになっている。
【0031】
(普通入賞部45について)
図2に示すように、前記普通入賞部45は、前記遊技領域75の左下部位置(第1球流下経路75a)において、パチンコ球が入賞可能な普通入賞口45aが上方に常時開口するよう前記遊技盤20に設けられており、第1球流下経路75aを流下するパチンコ球が一定の確率で普通入賞口45aに入賞し得るようになっている。普通入賞部45は、普通入賞口45aに入賞したパチンコ球を検出する入賞検出手段としての普通入賞検出センサ47(図3参照)が設けられている。前記普通入賞検出センサ47は、前記メイン制御基板60(メイン制御CPU60a)に配線接続されている。そして、普通入賞検出センサ47からの検出信号がメイン制御基板60(メイン制御CPU60a)に入力されることを賞球の払出条件として、該メイン制御基板60(メイン制御CPU60a)が賞球の払い出しを決定し、前記払出制御基板90に制御信号を出力して前記球払出装置91に予め設定された数の賞球を払い出させるようになっている。
【0032】
実施例1のパチンコ機10は、複数種類のエラーの夫々を個別に検出可能な複数のエラー検出手段(エラー検出センサ)を備えている。エラー検出手段として、振動を検出する振動検出センサ200、電波を検出する電波検出センサ201、磁気を検出する磁気検出センサ202、パチンコ球が貯留される貯留部の満杯状態を検出する満杯検出センサ203、後述する特別電動役物不正入賞エラー(不正入賞エラー)を検出する特別エラー検出手段44,60a等を、実施例1のパチンコ機10は備えている。なお、以下に、振動検出センサ200、磁気検出センサ202、満杯検出センサ203について説明し、特別エラー検出手段44,60aについては後述する。また、エラー検出手段としては、その他の種類のエラーを検出可能な各種のセンサを備えることができる。
【0033】
(振動検出センサ200)
実施例1のパチンコ機10は、遊技盤20の振動を検出可能な振動検出センサ(振動検出手段)200を備えている(図3参照)。この振動検出センサ200は、例えば所定の周波数の衝撃を検出すると2つの状態系のバランスが変化するマルチバイブレータ回路を備えており、遊技者が当該パチンコ機10の前枠13や上球受け皿14等を故意に叩いた場合に、これによる振動を検出してメイン制御基板60(メイン制御CPU60a)へ検出信号を出力するようになっている。これにより、パチンコ機10の前枠13や上球受け皿14等を故意に叩いて遊技盤20に衝撃を与えることで、各種入賞口30a,31a,40a,45aに入賞したパチンコ球が対応する検出センサ34,35,44,47で検出される際にチャタリング等を発生させて複数個のパチンコ球が入賞した(検出した)ものとする不正行為等を認識することが可能となっている。また、振動検出センサ200からの検出信号(振動検出信号)がメイン制御基板60(メイン制御CPU60a)に入力されると、該メイン制御基板60(メイン制御CPU60a)は振動検出状態を示す後述するエラー情報を演出制御基板65(演出制御CPU65a)に出力し得るよう構成されている。
【0034】
(電波検出センサ201)
実施例1のパチンコ機10は、電波出力機器から出力された電波を検出可能な電波検出センサ(電波検出手段)201を備えている(図3参照)。この電波検出センサ201は、前記始動入賞検出センサ34,35が、遊技盤20の前側において電波出力機器から出力された電波を検出可能な場合に該電波を検出可能な姿勢、位置に配設されており、電波を検出した際にメイン制御基板60(メイン制御CPU60a)に対して検出信号を出力する。従って、電波出力機器を使用した始動入賞検出センサ34,35に対する不正行為を、電波検出センサ201により認識することが可能となっている。また、電波検出センサ201からの検出信号(電波検出信号)がメイン制御基板60(メイン制御CPU60a)に入力されると、該メイン制御基板60(メイン制御CPU60a)は電波検出状態を示す後述するエラー情報を演出制御基板65(演出制御CPU65a)に出力し得るよう構成されている。
【0035】
(磁気検出センサ202)
実施例1のパチンコ機10は、磁気発生機器から出力された磁気を検出可能な磁気検出センサ(磁気検出手段)202を備えている。この磁気検出センサ202は、遊技盤20の前側において磁気発生機器から発生した磁気を、前述した各入賞検出センサ34,35,44,47が検出可能な場合に該磁気を検出可能な姿勢、位置に配設されており、磁気を検出した際にメイン制御基板60(メイン制御CPU60a)に対して検出信号を出力する。従って、磁気発生機器を使用した各入賞検出センサ34,35,44,47に対する不正行為を、磁気検出センサ202により認識することが可能となっている。また、磁気検出センサ202からの検出信号(電波検出信号)がメイン制御基板60(メイン制御CPU60a)に入力されると、該メイン制御基板60(メイン制御CPU60a)は磁気検出状態を示す後述するエラー情報を演出制御基板65(演出制御CPU65a)に出力し得るよう構成されている。
【0036】
(満杯検出センサ203)
実施例1のパチンコ機10は、前記上下の球受け皿14,15に貯留されたパチンコ球が所定量に達したか否か(満杯)を検出する満杯検出センサ(満杯検出手段)203を備えている。この満杯検出センサ203は、球払出装置91から払い出されたパチンコ球を上下の球受け皿14,15に案内する球通路に設けられており、上下の球受け皿14,15がパチンコ球で満杯となって球通路までパチンコ球が貯留されることで満杯検出センサ203が満杯状態を検出するよう構成される。満杯検出センサ203は、前記メイン制御基板60(メイン制御CPU60a)に配線接続されており(図3参照)、該満杯検出センサ203が満杯状態を検出した際にメイン制御基板60(メイン制御CPU60a)に対して検出信号(満杯検出信号)を出力する。そして、満杯検出センサ203からの検出信号(満杯検出信号)がメイン制御基板60(メイン制御CPU60a)に入力されると、該メイン制御基板60(メイン制御CPU60a)は満杯状態を示す後述するエラー情報を演出制御基板65(演出制御CPU65a)に出力し得るよう構成されている。なお、実施例1では、満杯検出センサ203として機械式のスイッチが用いられており、該スイッチがON状態となったときに検出信号を出力して満杯状態を検出し、該スイッチがOFF状態となることで満杯状態を検出しなくなるよう構成されている。実施例1では、上下の球受け皿14,15および球通路が、パチンコ球が貯留される貯留部となる。
【0037】
(特図表示部50A,50Bについて)
前記パチンコ機10には、前記第1始動入賞口30aおよび第2始動入賞口31aへの入賞を契機として行われる特図当り抽選(大当り判定)の結果を示す報知用の特別図柄(以下、特図という)を特定可能に表示する特図表示部(表示手段)50A,50Bが設けられている(図3参照)。特図表示部50A,50Bは、前記第1始動入賞口30aへの入賞(第1始動入賞検出センサ34による検出)を契機として変動表示を開始する第1特図表示部50Aと、第2始動入賞口31aへの入賞(第2始動入賞検出センサ35による検出)を契機として変動表示を開始する第2特図表示部50Bとからなる。そして、前記第1始動入賞口30aへのパチンコ球の入賞を契機として、第1特図表示部50Aの表示部に表示される特図が変動表示(以下特図変動表示という場合がある)が行われ、最終的に表示部に複数種類の特図の内の1つを確定的に表示するようになっている。また、第2始動入賞口31aへのパチンコ球の入賞を契機として、第2特図表示部50Bの表示部に表示される特図が変動表示(以下特図変動表示という場合がある)が行われ、最終的に表示部に複数種類の特図の内の1つを確定的に表示するようになっている。
【0038】
各特図表示部50A,50Bにおいて表示し得る特図としては、当りの当選を認識し得る当り表示(大当り図柄)としての複数種類の特図と、はずれを認識し得るはずれ表示(はずれ図柄)としての1種類の特図とが各特図表示部50A,50Bに対応して夫々設定されて、特図当り抽選の結果に応じて1つの特図が決定されて、特図変動表示の結果として、決定された特図が各特図表示部50A,50Bに確定停止表示される。そして、前記特図表示部50A,50Bの何れかに、大当り表示としての特図が表示されることで、当り表示に対応した大当り遊技が引き続いて遊技者に付与されるようになっている。なお、以下の説明では、第1特図表示部50Aで行われる特図変動表示を「第1特図変動表示」と称し、該第1特図変動表示の結果、第1特図表示部50Aに確定停止表示される特図を特図1と称する場合がある。同様に、第2特図表示部50Bで行われる特図変動表示を「第2特図変動表示」と称し、該第2特図変動表示の結果、第2特図表示部50Bに確定停止表示される特図を特図2と称する場合がある。
【0039】
(普図表示部55について)
前記パチンコ機10には、前記ゲートセンサ49のパチンコ球の検出(ゲート部48のパチンコ球の通過)を契機として行われる普図当り抽選(普図当り判定)の結果を示す報知用の普通図柄(以下、普図という)を特定可能に表示する普図表示部55が設けられている(図3参照)。普図表示部55では、ゲートセンサ49のパチンコ球の検出(ゲート部48のパチンコ球の通過)を契機として、複数種類の普図を変動させて1つの普図を導出する普図変動表示が行われるようになっている。そして、普図表示部55の最終的な表示結果から普図当りまたははずれを認識できるようになっている。
【0040】
(表示装置17について)
前記表示装置17には、図2に示すように、演出用の図柄である飾図を変動表示可能な図柄列26a,26b,26cが複数列設定されており、前記第1始動入賞口30aまたは第2始動入賞口31aへの入賞(始動条件の成立)を契機として、各図柄列26a,26b,26cの飾図が変動開始されるようになっている。実施例1の表示装置17には、図柄変動演出の結果として1つの飾図を停止表示可能な複数の有効停止位置(図柄が確定停止表示される位置)27が夫々設定されており、図柄変動演出により、各図柄列26a,26b,26cの有効停止位置27を組み合わせた停止図柄有効ラインに確定停止表示される飾図の図柄組み合わせを導出するようになっている。すなわち、表示装置17では、始動条件の成立を契機として飾図(図柄)を変動表示した後に、所定の飾図(図柄)を有効停止位置27に確定停止するよう構成される。なお、実施例1の表示装置17には、3列の図柄列26a,26b,26cが左右横並び状に設定されると共に、各図柄列26a,26b,26c毎に飾図の有効停止位置27が1箇所ずつ定められており、3列の飾図からなる図柄変動演出が行われるようになっている。すなわち、実施例1の表示装置17には、1つの停止図柄有効ラインが設定されている。
【0041】
また、前記表示装置17の各図柄列26a,26b,26cにおける飾図の表示領域は、第1特図表示部50Aおよび第2特図表示部50Bに比較して大きな領域で構成されて、特図に比較して飾図が遥かに大きく表示されるようになっている。このため、遊技者は、表示装置17の停止図柄有効ラインに停止表示された図柄組み合わせから大当りまたははずれを認識できる。
【0042】
前記表示装置17には、図柄変動演出の開始と共に予め定めた変動方向(実施例1では上から下の縦方向)に沿って飾図が移動するよう変動表示されるようになっており、予め定められた停止順序で変動表示されている飾図が各図柄列26a,26b,26cの有効停止位置27に確定停止表示されるようになっている。飾図の「確定停止」とは、前記各図柄列26a,26b,26cにおいて有効停止位置27に飾図が所定の特図変動インターバル時間に亘って継続して停止表示された状態である。なお、実施例1では、各始動入賞検出センサ34,35の検出に基づく図柄変動演出(特図変動表示)の特図変動インターバル時間として600ms(ミリ秒)が設定されている。
【0043】
ここで、第1特図表示部50Aと表示装置17では、第1特図変動表示と該第1特図変動表示に関する図柄変動演出が開始され、特図1と飾図とが確定停止表示される。同様に、第2特図表示部50Bと表示装置17では、第2特図変動表示と該第2特図変動表示に関する図柄変動演出が開始され、特図2と飾図とが確定停止表示される。
【0044】
(大当り遊技について)
次に、実施例1のパチンコ機10で付与される大当り遊技について説明する。大当り遊技は、特図変動表示の結果として第1特図表示部50Aまたは第2特図表示部50Bに大当り図柄が確定停止表示された後に開始されるよう設定されており、当選した大当り遊技(大当り図柄)の種類に応じて特別入賞装置40の特別用開閉部材40bが特別入賞ソレノイド42によって開閉動作される。大当り遊技では、特別入賞装置40の特別用開閉部材40bを開放するラウンド遊技を規定ラウンド数(例えば6回、10回等)だけ実行することで、大当り遊技が終了するようになっている。1回のラウンド遊技は、特別入賞口40aに規定個数(例えば9個)のパチンコ球が入賞するか、あるいは各ラウンド遊技の開始から規定時間(ラウンド時間)が経過することで終了する。なお、大当り遊技における各ラウンド遊技の間は、所定時間(ラウンド時間より短かい時間)だけ特別用開閉部材40bが閉鎖状態で保持されるラウンド間インターバル時間が設定されている。また、メイン制御CPU60aは、大当り遊技が付与されている間は、メイン制御RAM60cに記憶される大当りフラグに「1」を設定し、メイン制御CPU60aは、メイン制御RAM60cに記憶されている大当りフラグが「1」となっている場合に、大当り遊技中であることを認識し得るようになっている。なお、大当り遊技が終了すると、メイン制御CPU60aは、大当りフラグを「0」に設定する。
【0045】
(確変状態について)
実施例1のパチンコ機10は、大当り遊技終了後に遊技者に有利な遊技状態として第1特典遊技状態を付与する機能を備えている。第1特典遊技状態としては、前記特別入賞口40aへのパチンコ球の入賞契機が、当該第1特典遊技状態が付与されていない状態に較べて増加する状態である。具体的には、第1特典遊技状態では、特図当り確率を低確率から高確率に変動することにより特別入賞口40aへのパチンコ球の入賞契機を増加することができる。以下の説明では、第1特典遊技状態を、便宜的に「確変状態」というものとする。確変機能は、確定停止表示された大当り図柄(特図1または特図2)の種類が予め定めた確変図柄(特定図柄)であることを条件として、大当り遊技の終了後に大当りの抽選確率(大当り確率)を低確率から高確率に変動させる確変状態を付与する機能である。また、メイン制御CPU60aは、確変状態が付与されている間は、メイン制御RAM60cに記憶される確変フラグに「1」を設定し、メイン制御CPU60aは、メイン制御RAM60cに記憶されている確変フラグが「1」となっている場合に、確変状態中であることを認識し得るようになっている。なお、確変状態の終了条件が成立すると、メイン制御CPU60aは、確変フラグを「0」に設定する。
【0046】
(変短状態について)
また、実施例1のパチンコ機10は、大当り遊技終了後に遊技者に有利な遊技状態として第2特典遊技状態(第2の遊技状態)を付与する機能を備えている。第2特典遊技状態としては、前記第2始動入賞口31aへのパチンコ球の入賞契機が、当該第2特典遊技状態が付与されていない状態(第1の遊技状態)と較べて増加する入賞率向上状態である。具体的には、第2特典遊技状態では、(1)普図変動表示の変動時間の短縮、(2)普図当り確率を低確率から高確率に変動、(3)普図当り1回についての第2始動入賞口31aを開放する始動用開閉部材31bの開放時間を増やすこと、により第2始動入賞口31aへのパチンコ球の入賞契機を増加することができる。なお、第2特典遊技状態では、上記(1)〜(3)を単独または複数を組み合わせることができる。実施例1では、第2特典遊技状態を変短状態と指称する。また、メイン制御CPU60aは、変短状態が付与されている間は、メイン制御RAM60cに記憶される変短フラグに「1」を設定し、メイン制御CPU60aは、メイン制御RAM60cに記憶されている変短フラグが「1」となっている場合に、変短状態中であることを認識し得るようになっている。なお、変短状態の終了条件が成立すると、メイン制御CPU60aは、変短フラグを「0」に設定する。
【0047】
(パチンコ機の制御構成について)
次に、パチンコ機10の制御構成について説明する。実施例1のパチンコ機10には、図3に示す如く、パチンコ機10を全体的に制御する制御手段としてのメイン制御基板(メイン制御手段)60と、該メイン制御基板60からの制御信号に基づいて各制御対象を制御する制御手段としてのサブ制御基板(サブ制御手段)65,70とが設けられている。すなわち、メイン制御基板60では、パチンコ機10に備えられた各種検出センサ(検出手段)からの検出信号に基づいて各種処理が実行され、その処理結果に応じた各種の制御信号(制御コマンド)がサブ制御基板65,70に出力されるようになっている。
【0048】
また、実施例1のパチンコ機10には、サブ制御基板として、遊技演出を全体的に制御する演出制御基板65と、表示装置17での表示内容を制御する表示制御基板70と、パチンコ機10が備える各種発光演出手段(ランプ装置18等)の発光制御を行うランプ制御基板72と、パチンコ機10が備えるスピーカ19の音出力制御を行う音制御基板73とを備えている。すなわち、メイン制御基板60が出力した制御信号(制御コマンド)に基づいて、前記演出制御基板65が表示制御基板70、ランプ制御基板72および音制御基板73を制御するよう構成されており、パチンコ機10で実行される各種遊技演出(図柄変動演出(図柄組合せ演出)や発光演出、音声演出)を統括的にコントロールし得るようになっている。ここで、表示制御基板70は、演出制御基板65から出力された制御信号(制御コマンド)に基づいて、表示装置17に表示される図柄(飾図)や背景画像等の図柄変動演出の表示内容を制御するよう構成される。また、ランプ制御基板72は、演出制御基板65から出力された制御信号(制御コマンド)に基づいて、パチンコ機10が備える各種発光演出手段の点灯・消灯のタイミングや、発光強度等を制御するものである。そして、音制御基板73は、演出制御基板65から出力された制御信号(制御コマンド)に基づき、パチンコ機10が備える各種スピーカ19からの音声出力のタイミングや出力内容等を制御する。
【0049】
(メイン制御基板60について)
前記メイン制御基板60は、図3に示に如く、制御処理を実行するメイン制御CPU60a、該メイン制御CPU60aが実行する制御プログラムを記憶するメイン制御ROM60b、当該メイン制御CPU60aの処理に必要なデータの書込み・読出しが可能なメイン制御RAM60c等が備えられている。そして、前記第1始動入賞検出センサ34、第2始動入賞検出センサ35、特別入賞検出センサ44、普通入賞検出センサ47、ゲートセンサ49、振動検出センサ200、電波検出センサ201、磁気検出センサ202、満杯検出センサ203等の各種センサが前記メイン制御CPU60aに接続されている。また、メイン制御CPU60aには、前記第2始動入賞口31aを開閉する始動用開閉部材31bに連繋する始動入賞ソレノイド32および特別入賞口40aを開閉する特別用開閉部材40bに連繋する特別入賞ソレノイド42が接続されており、該メイン制御CPU60aでの制御処理結果に基づいて各ソレノイド32,42を駆動させることで、対応する開閉部材31b,40bが開閉するようになっている。そして、メイン制御CPU60aは、大当り遊技の種類に応じた開閉態様で特別開閉部材40bが開閉するよう前記特別入賞ソレノイド42を駆動制御するよう構成されると共に、前記普図当り抽選に当選した場合には予め定められた開閉態様で始動用開閉部材31bが開閉するよう前記始動入賞ソレノイド32を駆動制御するよう構成される。
【0050】
前記メイン制御CPU60aは、前記第1および第2始動入賞口30a,31aへパチンコ球が入賞したこと(より具体的には第1および第2始動入賞検出センサ34,35がパチンコ球を検出したこと)を契機として入賞情報としての各種乱数を取得するよう設定されている。そして、メイン制御CPU60aは、取得した入賞情報に基づいて特図当り抽選(当り判定)を行い、該特図当り抽選に当選した場合は、遊技者に与える価値が異なる複数種類の大当り遊技の中から1つの大当り遊技が決定され、その決定された大当り遊技が付与されるよう構成される。また、メイン制御CPU60aは、前記ゲート部48をパチンコ球が通過したこと(より具体的にはゲートセンサ49がパチンコ球を検出したこと)を契機として通過検出情報としての各種乱数を取得するよう設定されている。そして、メイン制御CPU60aは、取得した入賞情報に基づいて普図当り抽選(普図当り判定)を行い、該普図当り抽選に当選した場合は、普図当り遊技を付与するよう構成される。なお、メイン制御CPU60aは、普図当り遊技が付与されている間は、メイン制御RAM60cに記憶される普図当りフラグに「1」を設定し、メイン制御CPU60aは、メイン制御RAM60cに記憶されている普図当りフラグが「1」となっている場合に、普図当り遊技中であることを認識し得るようになっている。なお、普図当り遊技が終了すると、メイン制御CPU60aは、普図当りフラグを「0」に設定する。また、メイン制御CPU60aは、時間を計測するタイマ更新処理を実行する。メイン制御RAM60cには、パチンコ機10の動作中に適宜書き換えられる各種情報(乱数値、タイマ値、フラグなど)が記憶(設定)されるようになっている。すなわち、メイン制御RAM60cは、各種情報を書き換え可能に記憶する記憶手段としての機能を有している。
【0051】
(特図変動パターンについて)
前記メイン制御ROM60bには、複数種類の特図変動パターンが記憶されている。前記特図変動パターンは、第1特図変動表示または第2特図変動表示が開始してから確定停止表示されるまでの間に実行される演出内容(図柄変動演出の表示内容、発光演出態様、音声演出態様)の基本的なベースとなる内容を特定するものである。また、特図変動パターンは、第1特図変動表示または第2特図変動表示が開始してから特図1または特図2が確定停止表示されるまでの変動時間(図柄変動演出および特図変動表示の時間)を特定している。
【0052】
(演出制御基板について)
前記演出制御基板65には、演出制御CPU65aが備えられている。該演出制御CPU65aには、図3に示す如く、演出制御ROM65bおよび演出制御RAM65cが接続されている。また、演出制御CPU65aは、各種乱数の値を所定の周期毎に更新し、更新後の値を演出制御RAM65cの設定領域に記憶(設定)して更新前の値を書き換えている。すなわち、演出制御RAM65cは、各種情報を書き換え可能に記憶する記憶手段としての機能を有している。
【0053】
ここで、前記演出制御ROM65bには、図柄変動演出において実行する具体的な演出内容を特定する演出パターンが記憶されている。前記演出パターンは前記特図変動パターンに対応付けられており、メイン制御CPU60aにより決定された特図変動パターンに基づいて対応する演出パターンを演出制御CPU65aが決定するようになっている。すなわち、演出制御CPU65aは、前記メイン制御CPU60aが取得した入賞情報(乱数値)に基づいて、前記表示装置17で行わせる図柄変動演出の演出内容を決定する演出内容決定手段として機能するよう構成されている。また、演出パターンには、図柄変動演出において各図柄表示列26a,26b,26cの飾図の停止タイミングが定められており、該演出パターンで定められる停止タイミングに従って各列に飾図が停止されると共に、該飾図の停止に合わせてスピーカ19から適宜の効果音が出力されたり、ランプ装置18が適宜の発光を行ったりするようになっている。なお、前記演出パターンは、前記特図変動パターンに対して一対一の関係で対応付けられたものではなく、1つの特図変動パターンに対して1つまたは複数の演出パターンが対応付けられており、特図変動パターンに対応した演出パターンの中から1つの演出パターンを演出制御CPU65aが決定するよう構成されている。
【0054】
前記演出制御ROM65bには、表示制御基板70、ランプ制御基板72および音制御基板73を統括的に制御するための演出制御プログラムが記憶されている。演出制御CPU65aは、各種制御コマンドを入力すると、当該演出制御プログラムに基づき各種制御を実行する。
【0055】
(表示制御基板70について)
次に、図7に基づき表示制御基板70について説明する。表示制御基板70には、表示制御CPU70aが備えられている。該表示制御CPU70aには、表示制御ROM70bおよび表示制御RAM70cが接続されている。また、表示制御基板70(表示制御CPU70a)には、表示装置17が接続されている。表示制御ROM70bには、表示装置17の表示内容を制御するための表示制御プログラムが記憶されている。また、表示制御ROM70bには、各種の画像データ(図柄、各種背景画像、文字、キャラクタなどの画像データ)が記憶されている。更に、表示制御RAM70cには、パチンコ機10の動作中に適宜書き換えられる各種の情報が記憶(設定)されるようになっている。
【0056】
ここで、前記表示制御ROM70bには、画像データとして、後述する各種エラー(報知)表示の画像データが記憶されている。具体的には、「メイン基板エラー」に対応する「メイン基板エラー」および「係員をお呼び下さい」の文字を表示する画像データ、「磁気検出センサエラー」に対応する「磁気検出センサエラー」および「係員をお呼び下さい」の文字を表示する画像データ、「電波検出センサエラー」に対応する「電波検出センサエラー」および「係員をお呼び下さい」の文字を表示する画像データ、「振動検出センサエラー」に対応する「振動検出センサエラー」の文字を表示する画像データ、「満杯エラー」に対応する「球を抜いて下さい」の文字を表示する画像データ、「右打ちエラー」に対応する「左打ちに戻して下さい」の文字を表示する画像データの夫々が表示制御ROM70bに記憶されている(図6,図7参照)。また、表示制御ROM70bには、後述する電源断後の復電時において復電処理が実行された旨を示す復電処理実行報知に対応する画像データとして、「復電処理が実行されました」の文字を表示する画像データが記憶されている(図8参照)。
【0057】
(払出制御基板90について)
前記払出制御基板90には、外部端子板92が接続されていると共に、該外部端子板92に設けられた出力端子にホールコンピュータHCが接続されるようになっている(図3参照)。そして、メイン制御基板60(メイン制御CPU60a)は、払出制御基板90および外部端子板92の出力端子を介してホールコンピュータHCに対して、パチンコ機10の動作状態やエラー情報等の各種の遊技情報を出力可能に構成されている。
【0058】
(電源基板100について)
前記パチンコ機10には、遊技場の外部電源(例えば、AC24V)から各部の必要電源電圧を生成して、パチンコ機10を構成する各種構成部材に供給する電源基板100が配設されている。この電源基板100には、図3に示す如く、パチンコ機10に供給する電源のON−OFFを切り替える電源スイッチ101と、制御RAM60c,65c,70cを初期化(クリア)させるためのクリアスイッチ102が設けられている。また電源基板100には、前記電源スイッチ101に接続し、該電源スイッチ101のON−OFFの切り替えに応じてメイン制御基板60に電源ON信号、電源OFF信号を出力する電源断監視回路103が設けられると共に、前記クリアスイッチ102に接続するクリアスイッチ回路104が設けられている。実施例1では、クリアスイッチ102をON操作した状態で電源スイッチ101をON操作したときに限り、クリアスイッチ回路104から制御基板60,65,70にクリア信号を出力し、該クリア信号を受けた制御基板60,65,70が制御RAM60c,65c,70cを初期化するクリア処理を行うよう設定される。すなわち、実施例1では、電源スイッチ101、クリアスイッチ回路104およびクリアスイッチ102からクリア手段が構成される。なお、クリアスイッチ回路104とクリアスイッチ102とからクリア手段を構成し、クリアスイッチ102をON操作したときにクリアスイッチ回路104から制御基板60,65,70にクリア信号を出力する構成を採用し得る。また、以後の説明において、クリア処理が実行されることを、RAMクリアと指称する場合がある。
【0059】
図3に示す如く、前記電源基板100には、遊技場の外部電源(AC24V)をパチンコ機10の各種電気部品へ供給される電源電圧(例えば、DC30V)に変換処理する電源回路(電源手段)105が設けられている。電源回路105には、各制御基板60,65,70,90が接続されており、該電源回路105は、変換処理された後の電源電圧を各制御基板60,65,70,90に対応する供給すベき所定の電源電圧に変換処理し、変換後の電源電圧を対応する制御基板60,65,70に供給するよう構成される。なお、電源回路105から各制御基板60,65,70,90に供給された電源電圧が、各制御基板60,65,70,90に配線接続される各種の電気機器に供給される。
【0060】
前記電源基板100には、前記電源回路105に接続する前記電源断監視回路103が設けられ、該電源断監視回路103は、電源回路105に供給される電源電圧(以下、監視電源電圧という場合もある)の電圧値を監視するよう構成される。具体的には、電源断監視回路103は、監視電源電圧が所定の電圧(以下、閾値電圧という場合もある)に降下したか否かを判定する。なお、この閾値電圧は、遊技に支障を来たすことなくパチンコ機10の電気部品(例えば、検出センサ)を動作させるために最低限必要な電圧(例えば、DC20V)とされる。ここで、監視電源電圧が閾値電圧に降下するのは、例えば、電源断(電源OFF)時や停電時の場合である。この場合、パチンコ機10に電力が供給されなくなってしまうため、監視電源電圧が閾値電圧に降下する。なお、閾値電圧は、電気部品が動作停止する電圧に対して所定のマージンだけ高い値に設定されている。
【0061】
前記電源基板100には、前記電源断監視回路103に接続するリセット信号回路106が設けられている。電源断監視回路103は、判定結果が肯定(すなわち、監視電源電圧が閾値電圧以下となった状態)である場合に、メイン制御基板60、演出制御基板65およびリセット信号回路106に対して監視電源電圧が閾値電圧に降下したことを示す電源断信号を出力するよう構成される。また、リセット信号回路106は、電力供給の開始時(電源投入時や復電時)および電源断信号の入力時に、メイン制御基板60、演出制御基板65および表示制御基板70に対してリセット信号を出力し、メイン制御基板60、演出制御基板65および表示制御基板70の動作を規制するようになっている。
【0062】
前記電源基板100には、コンデンサ等のバックアップ電源107が設けられ、パチンコ機10の主電源が切られて電力の供給が停止した場合(電源スイッチ101のOFFや停電等により外部電源からの電力供給の遮断により電源断監視回路103からの電源断信号が出力された場合)には、バックアップ電源107からメイン制御CPU60aおよび演出制御CPU65aに電力が供給される。バックアップ電源107は、両制御CPU60a,65aが、対応する制御RAM60c,65cに記憶されている各種情報を後述するバックアップエリアに記憶(書き込み)するのに要する時間に亘って電力を供給し得るよう構成されている。また、両制御RAM60c,65cでは、電力供給が遮断された後もバックアップエリアに記憶されている各種情報は保持し得るよう構成されている。
【0063】
(復電処理に関する構成について)
前記メイン制御RAM60cおよび演出制御RAM65cには、パチンコ機10の動作中に前記各種情報を一時的に記憶するために用いられる常用記憶エリアの他に、バックアップエリアが設けられている。このバックアップエリアは、停電等によって電力供給が遮断された場合において、電力供給の開始時(復電時)にパチンコ機10の状態を電力供給の遮断時の状態に復帰させるべく、電力供給の遮断時の各種情報を記憶しておくためのエリアである。実施例1では、乱数(保留内容)、保留数、特図、普図、タイマ値、フラグ(確変フラグ,変短フラグ,大当りフラグ,普図当りフラグ)等の遊技状態を特定可能な各種情報が、パチンコ機10の動作中には常用記憶エリアに記憶されると共に、電力供給が遮断された場合においては該常用記憶エリアに記憶されている各種情報がバックアップエリアに記憶されるようになっている。また、バックアップエリアへの記憶(書き込み)は、電力供給の遮断時(電源断信号の入力時)の電源断処理において実行され、該バックアップエリアに記憶された各種情報の読み出し(常用記憶エリアへの記憶)は、電力供給の開始時(復電時)の復電処理において実行される。
【0064】
また、メイン制御CPU60aおよび演出制御CPU65aには、電源基板100のバックアップ電源107が接続されている。そして、メイン制御CPU60aおよび演出制御CPU65aは、監視電源電圧の遮断時(閾値電圧への降下)において、バックアップ電源107から供給される電源電圧(例えば、DC5V)によって動作が保証されている間に、メイン制御RAM60cおよび演出制御RAM65cの常用記憶エリアに記憶されている各種情報をバックアップエリアに記憶し、電源回路105からの電力供給の遮断後も各種情報を記憶保持し得るように構成されている。すなわち、電力供給の遮断時におけるパチンコ機10の遊技状態、すなわち確変状態や変短状態が付与されているか否か、大当り遊技中であるか否か、普図当り遊技中であるか否か、保留数等、各種情報をバックアップすることが可能となっている。実施例1では、メイン制御RAM60cおよび演出制御RAM65cが、電源回路105からの電力供給が遮断されるときの遊技情報を記憶して電力供給の遮断後も保持するバックアップ手段としての機能を有している。
【0065】
(電源断処理について)
次に、電力供給が遮断された際に、メイン制御CPU60aおよび演出制御CPU65aが実行する電源断処理について説明する。
【0066】
メイン制御CPU60aおよび演出制御CPU65aは、電源断監視回路103からの電源断信号が入力されると、対応する制御RAM60c,65cに記憶された制御プログラムのうちの電源断処理プログラムに基づき、電源断処理を実行する。前記電源断監視回路103は、監視電源電圧が閾値電圧まで降下したタイミングにおいて、メイン制御CPU60aおよび演出制御CPU65aおよびリセット信号回路106に電源断信号を出力する。これにより、パチンコ機10の各種構成部材が動作不能となる前に、メイン制御CPU60aおよび演出制御CPU65aが夫々電源断処理を実行する。
【0067】
電源断処理では、電源基板100のバックアップ電源107からメイン制御CPU60aおよび演出制御CPU65aに電力が供給されるもとで、各制御CPU60a,65aは、対応する制御RAM60c,65cの常用記憶エリアに記憶保持されている各種制御情報を、制御RAM60c,65cのバックアップエリアに記憶保持させる。次に、各制御CPU60a,65aは、対応する制御RAM60c,65cへのアクセスを禁止し、リセット信号回路106からのリセット信号の入力を待機する。そして、各制御CPU60a,65aは、リセット信号が入力されると、制御CPU60a,65aの動作を規制する。そして、電力供給が遮断した後は、電源断処理によってバックアップエリアに記憶された各種情報がバックアップデータとして記憶保持される。
【0068】
(電源投入時の処理について)
パチンコ機10へ電源投入(電力供給の開始)された場合は、前記リセット信号回路106は、所定の規制時間が経過するまでの間、メイン制御CPU60a、演出制御CPU65aおよび表示制御CPU70aに対してリセット信号を継続出力する。メイン制御CPU60aおよび演出制御CPU65aは、一旦入力されたリセット信号の入力が停止すると、対応する制御ROM60b,65bに記憶されている電源投入処理プログラムに基づき、電源投入処理(復電処理)を実行する。この電源投入処理では、前記クリアスイッチ102が操作されているか否かを判定し、否定の場合は対応する制御RAM60c,65cに記憶保持されている各種制御情報に基づき電力供給の遮断時(前)の状態に復帰させる。また、電源投入処理において前記クリアスイッチ102が操作されていると判定された場合は、各制御RAM60c,65cに記憶保持されていた各種制御情報を消去(RAMクリア)する。電力供給の遮断前の状態に復帰した演出制御CPU65aは、演出制御RAM65cにて記憶管理されている制御情報を指定する各種制御コマンドを表示制御CPU70aに出力する。そして、表示制御CPU70aは、演出制御CPU65aからの入力された制御コマンドに基づいて表示装置17の表示内容を制御する。
【0069】
(エラーについて)
前記パチンコ機10に発生するエラーについて説明する。実施例1では、図4に示す如く、9種類のエラーを挙げて説明するが、該エラーの数や種類はこれに限られるものではない。図4に示す如く、各エラーには、該エラーが発生した場合に、前記表示装置17、ランプ装置18、スピーカ19等の報知手段によりエラーが発生したことを報知する優先順位(優先度)が1,2,3,…7と設定されている。実施例1では、優先順位1として「RAMクリア」が設定され、優先順位2として「メイン基板エラー」、「磁気検出センサエラー」、「電波検出センサエラー」が設定され、優先順位3として「振動検出センサエラー」が設定され、優先順位4として「特別電動役物不正入賞エラー」が設定され、優先順位5として「普通電動役物不正入賞エラー」が設定され、優先順位6として「満杯エラー」が設定され、優先順位7として「右打ちエラー」が設定されている。そして、優先順位が異なる複数のエラーが重複して発生した場合は、優先順位が上位(数値が小さいもの)のエラーが発生したことを示すエラー報知(表示)が優先して実行される。
【0070】
例えば、優先順位2の「磁気検出センサエラー」と優先順位6の「満杯エラー」とが同時に発生した場合には、優先順位2の「磁気検出センサエラー」に対応するエラー報知が優先して実行される。そして、優先順位2の「磁気検出センサエラー」の報知が解除された際に、まだ優先順位6の「満杯エラー」が解除(解消)されていない場合には、優先順位6の「満杯エラー」のエラー報知が実行される。また、優先順位6の「満杯エラー」のエラー報知が実行されているときに優先順位2の「磁気検出センサエラー」が発生すれば、優先順位2の「磁気検出センサエラー」のエラー報知が優先して報知される。また、優先順位2の「磁気検出センサエラー」のエラー報知が実行されているときに優先順位6の「満杯エラー」が発生した場合は、優先順位2の「磁気検出センサエラー」のエラー報知を継続したまま、優先順位6の「満杯エラー」のエラー報知は実行しないようになっている。但し、実施例1のパチンコ機10では、後述するように報知手段としての表示装置17で同時にエラー報知を実行可能な種類のエラーについては、エラーが重複して発生した場合には優先順位に関係なく表示装置17に各エラー報知を同時に実行可能になっている。
【0071】
なお、実施例1におけるエラーとは、正常な動作が行われていない状態に限らず、正常な動作が行われている状態であっても、パチンコ機10のセキュリティに関する脅威が存在するおそれのある状態も含まれる。
【0072】
(RAMクリアについて)
優先順位1の「RAMクリア」は、遊技情報を記憶している記憶手段(メイン制御RAM60c、演出制御RAM65c、表示制御RAM70c等)の記憶情報を消去(クリア)する初期化処理を実行するために、RAMクリア操作(クリアスイッチ102を押しながら電源スイッチ101をONする操作)が行われたことを条件としてメイン制御CPU60aが発生したと判定するエラーである。メイン制御CPU60aにより「RAMクリア」が発生したと判定された場合、メイン制御CPU60aは、該「RAMクリア」が発生したことを特定するRAMクリア指定コマンド(エラー情報)を出力する。そして、演出制御基板65(演出制御CPU65a)は、入力されたRAMクリア指定コマンドを表示制御基板70、ランプ制御基板72、音制御基板73に出力し、該表示制御基板70、ランプ制御基板72、音制御基板73はRAMクリア指定コマンドに基づいて表示装置17、ランプ装置18、スピーカ19を制御してRAMクリア報知(エラー報知)を実行させる。具体的には、パチンコ機10の前枠正面に設けられたランプ装置18を全点灯し、スピーカ19からは、「RAMクリア」を特定可能に予め設定されたRAMクリア音が出力される。このRAMクリア音は、電源を切断(OFF)にでもしない限り30秒間に亘り継続して出力される。その間、表示装置17の表示部17aには、特に「RAMクリア」を特定する画像等は表示されず、パチンコ機10に設定される初期画像(初期図柄)が表示される。但し、「RAMクリア」が発生した場合は、表示装置17の表示部17aに初期画像(初期図柄)が表示されることから、当該初期画像(初期図柄)を表示することが、表示装置17によるRAMクリア報知と言える。そして、報知開始から所定時間(例えば30秒)が経過すると「RAMクリア」の報知は解除される。すなわち、RAMクリア報知の解除条件は、報知開始(RAMクリアの検出)からの経過時間となっている。なお、実施例1では、RAMクリアの発生を判定するメイン制御CPU60aが、エラーとしての「RAMクリア」を検出するエラー検出手段としての機能を有する。
【0073】
(メイン基板エラーについて)
優先順位2の「メイン基板エラー」は、メイン制御基板60が備えるメイン制御CPU60aに異常が発生した場合のエラーである。具体的には、メイン制御CPU60aが備える乱数回路が乱数確認信号を正常に出力しているか否かをメイン制御CPU60aが監視し、乱数確認信号が正常に出力されていない場合に、メイン制御CPU60aが「メイン基板エラー」が発生したと判定する。そして、メイン制御CPU60aは、「メイン基板エラー」が発生したと判定した場合は、「メイン基板エラー」が発生したことを示すメイン基板エラー指定コマンド(エラー情報)を演出制御基板65(演出制御CPU65a)に出力するよう構成される。
【0074】
演出制御基板65の演出制御CPU65aは、メイン基板エラー指定コマンドが入力されると、表示制御基板70(表示制御CPU70a)、ランプ制御基板72、音制御基板73にメイン基板エラー指定コマンドを出力し、該表示制御基板70、ランプ制御基板72、音制御基板73はメイン基板エラー指定コマンドに基づいて表示装置17、ランプ装置18、スピーカ19を制御してメイン基板エラー報知(エラー報知)を実行させる。表示装置17によるメイン基板エラー報知は、表示部17aの全画面を用いて実行される。具体的には、表示部17aの全面を同一色(例えば黄色)で表示した状態で、図6(a)に示す如く、「メイン基板エラー」の文字および「係員をお呼び下さい」の文字を表示する。すなわち、メイン基板エラー報知では、エラー発生前までに表示装置17の表示部17aに表示されていた飾図(図柄)や背景等は全てメイン基板エラー報知の表示によって隠れて遊技者から見えなくなる。また、ランプ装置18によるメイン基板エラー報知は、前枠前面に設けたランプ装置18を赤色で点灯する。更に、スピーカ19によるメイン基板エラー報知は、「メイン基板に異常を検出しました」の音声を出力する。そして、表示装置17、ランプ装置18およびスピーカ19によるメイン基板エラー報知は、電源が切断(OFF)されるまで継続するよう構成される。すなわち、メイン基板エラー報知の解除条件は、電源の切断(OFF)となっている。
【0075】
(磁気検出センサエラーについて)
優先順位2の「磁気検出センサエラー」は、前記磁気検出センサ(エラー検出手段)202が磁気を検出した場合のエラーである。具体的には、磁気検出センサ202が磁気を所定時間(例えば、300ms)の間連続して検出した場合に、メイン制御CPU60aが「磁気検出センサエラー」が発生したと判定する。そして、メイン制御CPU60aは、「磁気検出センサエラー」が発生したと判定した場合は、「磁気検出センサエラー」が発生したことを示す磁気エラー指定コマンド(エラー情報)を演出制御基板65(演出制御CPU65a)に出力するよう構成される。
【0076】
演出制御基板65の演出制御CPU65aは、磁気エラー指定コマンドが入力されると、表示制御基板70(表示制御CPU70a)、ランプ制御基板72、音制御基板73に磁気エラー指定コマンドを出力し、該表示制御基板70、ランプ制御基板72、音制御基板73は磁気エラー指定コマンドに基づいて表示装置17、ランプ装置18、スピーカ19を制御して磁気検出センサエラー報知(エラー報知)を実行させる。表示装置17による磁気検出センサエラー報知は、表示部17aの全画面を用いて実行される。具体的には、表示部17aの全面を同一色(例えば黄色)で表示した状態で、図6(b)に示す如く、「磁気検出センサエラー」の文字および「係員をお呼び下さい」の文字を表示する。すなわち、磁気検出センサエラー報知では、エラー発生前までに表示装置17の表示部17aに表示されていた飾図(図柄)や背景等は全て磁気検出センサエラー報知の表示によって隠れて遊技者から見えなくなる。また、ランプ装置18による磁気検出センサエラー報知は、前枠前面に設けたランプ装置18を黄色で点灯する。更に、スピーカ19による磁気検出センサエラー報知は、「磁気検出センサが反応しました」の音声を出力する。そして、表示装置17、ランプ装置18およびスピーカ19による磁気検出センサエラー報知は、電源が切断(OFF)されるまで継続するよう構成される。すなわち、磁気検出センサエラー報知の解除条件は、電源の切断(OFF)となっている。
【0077】
(電波検出センサエラーについて)
優先順位2の「電波検出センサエラー」は、前記電波検出センサ(エラー検出手段)201が電波を検出した場合のエラーである。具体的には、電波検出センサ201が電波を所定時間の間に所定回数(例えば、10回)検出した場合に、メイン制御CPU60aが「電波検出センサエラー」が発生したと判定する。そして、メイン制御CPU60aは、「電波検出センサエラー」が発生したと判定した場合は、「電波検出センサエラー」が発生したことを示す電波エラー指定コマンド(エラー情報)を演出制御基板65(演出制御CPU65a)に出力するよう構成される。
【0078】
演出制御基板65の演出制御CPU65aは、電波エラー指定コマンドが入力されると、表示制御基板70(表示制御CPU70a)、ランプ制御基板72、音制御基板73に電波エラー指定コマンドを出力し、該表示制御基板70、ランプ制御基板72、音制御基板73は電波エラー指定コマンドに基づいて表示装置17、ランプ装置18、スピーカ19を制御して電波検出センサエラー報知(エラー報知)を実行させる。表示装置17による電波検出センサエラー報知は、表示部17aの全画面を用いて実行される。具体的には、表示部17aの全面を同一色(例えば黄色)で表示した状態で、図6(c)に示す如く、「電波検出センサエラー」の文字および「係員をお呼び下さい」の文字を表示する。すなわち、電波検出センサエラー報知では、エラー発生前までに表示装置17の表示部17aに表示されていた飾図(図柄)や背景等は全て電波検出センサエラー報知の表示によって隠れて遊技者から見えなくなる。また、ランプ装置18による電波検出センサエラー報知は、前枠前面に設けたランプ装置18を緑色で点灯する。更に、スピーカ19による電波検出センサエラー報知は、「異常を検出しました」の音声を出力する。そして、表示装置17、ランプ装置18およびスピーカ19による電波検出センサエラー報知は、電源が切断(OFF)されるまで継続するよう構成される。すなわち、電波検出センサエラー報知の解除条件は、電源の切断(OFF)となっている。
【0079】
ここで、優先順位2(同じ優先順位)に設定(分類)されている「メイン基板エラー」、「磁気検出センサエラー」および「電波検出センサエラー」が発生した場合に表示装置17で実行されるエラー報知は、何れも表示部17aの全画面を用いて表示されるものであって、「全画面エラー」と指称する場合もある。
【0080】
(振動検出センサエラーについて)
優先順位3の「振動検出センサエラー」は、前記振動検出センサ(エラー検出手段)200が振動を検出した場合のエラーである。具体的には、特定の条件下において振動検出センサ200が振動を所定時間(例えば、200ms)の間連続して検出した場合に、メイン制御CPU60aが「振動検出センサエラー」が発生したと判定する。そして、メイン制御CPU60aは、「振動検出センサエラー」が発生したと判定した場合は、「振動検出センサエラー」が発生したことを示す振動エラー指定コマンド(エラー情報)を演出制御基板65(演出制御CPU65a)に出力するよう構成される。
【0081】
演出制御基板65の演出制御CPU65aは、振動エラー指定コマンドが入力されると、表示制御基板70(表示制御CPU70a)、ランプ制御基板72、音制御基板73に振動エラー指定コマンドを出力し、該表示制御基板70、ランプ制御基板72、音制御基板73は振動エラー指定コマンドに基づいて表示装置17、ランプ装置18、スピーカ19を制御して振動検出センサエラー報知(エラー報知)を実行させる。表示装置17による振動検出センサエラー報知は、表示部17aの一部分を用いて実行される。具体的には、表示部17aの全面に対して小さな振動エラー用表示領域204に、図7(a)に示す如く、「振動検出センサエラー」の文字を表示する。この振動エラー用表示領域204は、表示部17aに設定されている前記有効停止位置27に重ならない位置に設定されており、有効停止位置27に確定停止表示された飾図が振動検出センサエラー報知の表示によって隠れることがないよう構成される。なお、表示装置17による振動検出センサエラー報知では、表示部17aに進行中の遊技に係る有効停止位置27以外の領域に表示されている演出画像を背景にして、その前面に「振動検出センサエラー」の文字画像が表示される。また、ランプ装置18による振動検出センサエラー報知は、前枠前面に設けたランプ装置18を白色で点灯する。更に、スピーカ19による振動検出センサエラー報知は、「振動検出センサが反応しました」の音声を出力する。そして、表示装置17、ランプ装置18およびスピーカ19による振動検出センサエラー報知は、報知開始から所定時間(例えば30秒)後に自動的に解除される。すなわち、振動検出センサエラー報知の解除条件は、報知開始(振動検出センサエラーの発生(検出))からの経過時間となっている。
【0082】
(特別電動役物不正入賞エラーについて)
優先順位4の「特別電動役物不正入賞エラー」は、大当り遊技が付与されている場合にのみ作動する特別入賞ソレノイド42が作動中でない状態で前記特別入賞検出センサ44がパチンコ球を検出した場合の特別エラーである。なお、特別電動役物不正入賞エラーについては後で詳述し、ここでは簡単に説明する。この特別電動役物不正入賞エラーは、特別入賞ソレノイド42が作動中でない状態(メイン制御CPU60aから特別入賞ソレノイド42に対して駆動信号が出力されていない状態、特別入賞ソレノイド42の非励磁状態)で、特別入賞検出センサ44がパチンコ球を2回以上の規定回数検出した場合に、メイン制御CPU60aが「特別電動役物不正入賞エラー」が発生したと判定する。そして、メイン制御CPU60aは、「特別電動役物不正入賞エラー」が発生したと判定した場合は、「特別電動役物不正入賞エラー」が発生したことを示す特別電動役物不正入賞エラー指定コマンド(エラー情報,特別エラー情報)を演出制御基板65(演出制御CPU65a)に出力(送信)するよう構成される。実施例1では、特別入賞検出センサ44とメイン制御CPU60aとから、特別電動役物不正入賞エラーを検出する特別エラー検出手段(エラー検出手段)が構成される。
【0083】
演出制御基板65の演出制御CPU65aは、特別電動役物不正入賞エラー指定コマンドが入力されると、ランプ制御基板72、音制御基板73に特別電動役物不正入賞エラー指定コマンドを出力し、該ランプ制御基板72、音制御基板73は特別電動役物不正入賞エラー指定コマンドに基づいてランプ装置18、スピーカ19を制御して特別電動役物不正入賞エラー報知(エラー報知,特別エラー報知,特別エラー表示)を実行させる。ランプ装置18による特別電動役物不正入賞エラー報知は、前枠前面に設けたランプ装置18を赤色で点灯する。更に、スピーカ19による特別電動役物不正入賞エラー報知は、エラー音(例えば、ブーブーという音)を連続で出力する。そして、ランプ装置18およびスピーカ19による特別電動役物不正入賞エラー報知は、報知開始から所定時間(例えば30秒)後に自動的に解除される。すなわち、特別電動役物不正入賞エラー報知の解除条件は、報知開始(特別電動役物不正入賞エラーの発生)からの経過時間となっている。また、特別電動役物不正入賞エラーの発生時には、表示装置17ではエラー報知を行わないよう構成されているが、後述するように該表示装置17で特別電動役物不正入賞エラーを特定可能なエラー報知を実行させるようにしてもよい。
【0084】
(普通電動役物不正入賞エラーについて)
優先順位5の「普通電動役物不正入賞エラー」は、普図当り遊技が付与されている場合にのみ作動する始動入賞ソレノイド32が作動中でない状態で前記第2始動入賞検出センサ35がパチンコ球を検出した場合のエラーである。この「普通電動役物不正入賞エラー」は、始動入賞ソレノイド32が作動中でない状態(メイン制御CPU60aから始動入賞ソレノイド32に対して駆動信号が出力されていない状態、始動入賞ソレノイド32の非励磁状態)で、第2始動入賞検出センサ35が規定個数以上のパチンコ球を検出した場合に、メイン制御CPU60aが「普通電動役物不正入賞エラー」が発生したと判定する。そして、メイン制御CPU60aは、「普通電動役物不正入賞エラー」が発生したと判定した場合は、「普通電動役物不正入賞エラー」が発生したことを示す普通電動役物不正入賞エラー指定コマンド(エラー情報)を演出制御基板65(演出制御CPU65a)に出力するよう構成される。実施例1では、第2始動入賞検出センサ35とメイン制御CPU60aとから、「普通電動役物不正入賞エラー」を検出するエラー検出手段が構成される。
【0085】
演出制御基板65の演出制御CPU65aは、普通電動役物不正入賞エラー指定コマンドが入力されると、ランプ制御基板72に普通電動役物不正入賞エラー指定コマンドを出力し、該ランプ制御基板72は普通電動役物不正入賞エラー指定コマンドに基づいてランプ装置18を制御して普通電動役物不正入賞エラー報知(エラー報知)を実行させる。ランプ装置18による普通電動役物不正入賞エラー報知は、前枠前面に設けたランプ装置18を緑色で点灯する。そして、ランプ装置18による普通電動役物不正入賞エラー報知は、報知開始から所定時間(例えば30秒)後に自動的に解除される。すなわち、普通電動役物不正入賞エラー報知の解除条件は、報知開始(普通電動役物不正入賞エラーの発生)からの経過時間となっている。また、普通電動役物不正入賞エラーの発生時には、表示装置17およびスピーカ19ではエラー報知を行わないよう構成されているが、該表示装置17およびスピーカ19で普通電動役物不正入賞エラーを特定可能なエラー報知を実行させるようにしてもよい。
【0086】
(満杯エラーについて)
優先順位6の「満杯エラー」は、前記満杯検出センサ(エラー検出手段)203が上下の球受け皿14,15の満杯状態を検出した場合のエラーである。具体的には、満杯検出センサ203がON状態となり、該満杯検出センサ203からの検出信号(満杯検出信号)がメイン制御CPU60aに入力された場合に、該メイン制御CPU60aが「満杯エラー」が発生したと判定する。そして、メイン制御CPU60aは、「満杯エラー」が発生したと判定した場合は、「満杯エラー」が発生したことを示す満杯エラー指定コマンド(エラー情報)を演出制御基板65(演出制御CPU65a)に出力するよう構成される。
【0087】
演出制御基板65の演出制御CPU65aは、満杯エラー指定コマンドが入力されると、表示制御基板70(表示制御CPU70a)、音制御基板73に満杯エラー指定コマンドを出力し、該表示制御基板70、音制御基板73は満杯エラー指定コマンドに基づいて表示装置17、スピーカ19を制御して満杯エラー報知(エラー報知)を実行させる。表示装置17による満杯エラー報知は、表示部17aの一部分を用いて実行される。具体的には、表示部17aの全面に対して小さな満杯エラー用表示領域205に、図7(b)に示す如く、「球を抜いて下さい」の文字を表示する。この満杯エラー用表示領域205は、表示部17aに設定されている前記有効停止位置27に重ならない位置に設定されており、有効停止位置27に確定停止表示された飾図が満杯エラー報知の表示によって隠れることがないよう構成される。また、満杯エラー用表示領域205は、前記振動エラー用表示領域204とも重ならない位置に設定されており、前記振動検出センサエラーおよび満杯エラーが重複して発生した場合に、実施例1のパチンコ機10では両エラーの報知を表示装置17の表示部17aに同時に表示し得るようになっている。なお、表示装置17による満杯エラー報知では、表示部17aに進行中の遊技に係る有効停止位置27以外の領域に表示されている演出画像を背景にして、その前面に「球を抜いて下さい」の文字画像が表示される。また、スピーカ19による満杯エラー報知は、「球を抜いて下さい」の音声を出力する。そして、表示装置17による満杯エラー報知は、満杯エラーが解消(解除)されること(すなわち満杯検出センサ203がOFF状態となること)を条件として解除される。なお、実施例1でのスピーカ19による満杯エラー報知は、「球を抜いて下さい」の音声を1回のみ出力することで終了するよう設定されている。また、満杯エラーの発生時には、ランプ装置18ではエラー報知を行わないよう構成されているが、該ランプ装置18で満杯エラーを特定可能なエラー報知を実行させるようにしてもよい。
【0088】
(右打ちエラーについて)
優先順位7の「右打ちエラー」は、前記右打ちが推奨されない遊技状態において、パチンコ球が前記第2球流下経路75bを流下することを検出した場合のエラーである。具体的には、実施例1のパチンコ機10における盤面構成では、大当り遊技や変短状態が付与されていない通常状態では、第2球流下経路75bにパチンコ球を流下させても遊技者にとってメリットがなく、通常状態において前記ゲートセンサ49が規定個数以上のパチンコ球を検出した場合に、メイン制御CPU60aが「右打ちエラー」が発生したと判定する。そして、メイン制御CPU60aは、「右打ちエラー」が発生したと判定した場合は、「右打ちエラー」が発生したことを示す右打ちエラー指定コマンド(エラー情報)を演出制御基板65(演出制御CPU65a)に出力するよう構成される。
【0089】
演出制御基板65の演出制御CPU65aは、右打ちエラー指定コマンドが入力されると、表示制御基板70(表示制御CPU70a)、音制御基板73に右打ちエラー指定コマンドを出力し、該表示制御基板70、音制御基板73は右打ちエラー指定コマンドに基づいて表示装置17、スピーカ19を制御して右打ちエラー報知(エラー報知)を実行させる。表示装置17による右打ちエラー報知は、表示部17aの一部分を用いて実行される。具体的には、表示部17aの全面に対して小さな右打ちエラー用表示領域206に、図7(c)に示す如く、「左打ちに戻して下さい」の文字を表示する。この右打ちエラー用表示領域206は、表示部17aに設定されている前記有効停止位置27に重ならない位置に設定されており、有効停止位置27に確定停止表示された飾図が右打ちエラー報知の表示によって隠れることがないよう構成される。また、右打ちエラー用表示領域206は、前記振動エラー用表示領域204および満杯エラー用表示領域205とも重ならない位置に設定されており、前記振動検出センサエラーや満杯エラーと右打ちエラーとが重複して発生した場合に、実施例1のパチンコ機10では各エラーの報知を表示装置17の表示部17aに同時に表示し得るようになっている。なお、表示装置17による右打ちエラー報知では、表示部17aに進行中の遊技に係る有効停止位置27以外の領域に表示されている演出画像を背景にして、その前面に「左打ちに戻して下さい」の文字画像が表示される。また、スピーカ19による右打ちエラー報知は、「左打ちに戻して下さい」の音声を出力する。そして、表示装置17およびスピーカ19による右打ちエラー報知は、報知開始から所定時間(例えば10秒)後に自動的に解除される。すなわち、右打ちエラー報知の解除条件は、報知開始(右打ちエラーの発生)からの経過時間となっている。また、右打ちエラーの発生時には、ランプ装置18ではエラー報知を行わないよう構成されているが、該ランプ装置18で右打ちエラーを特定可能なエラー報知を実行させるようにしてもよい。
【0090】
ここで、前述したように優先順位1の「RAMクリア」は、前記メイン制御RAM60c、演出制御RAM65c、表示制御RAM70c等の記憶手段に記憶されている遊技情報を、クリア手段101,102,104による初期化処理によって消去するものであって、パチンコ機10では当該「RAMクリア」は最優先で報知されるよう設定されている。すなわち、前記優先順位2〜7までの各エラー(「メイン基板エラー」、「磁気検出センサエラー」、「電波検出センサエラー」、「振動検出センサエラー」、「特別電動役物不正入賞エラー」、「普通電動役物不正入賞エラー」、「満杯エラー」、「右打ちエラー」)の発生によってエラー報知が対応する報知手段(表示装置17、ランプ装置18、スピーカ19)で実行中において、RAMクリア操作によって初期化処理が実行された場合は、メイン制御CPU60aおよび演出制御CPU65aの制御下に、RAMクリア(初期化処理)が実行された旨のRAMクリア報知(初期化処理実行報知)を他のエラー報知に優先して報知手段(表示装置17、ランプ装置18、スピーカ19)で実行させるよう構成される。実施例1では、RAMクリア報知は、主にランプ装置18およびスピーカ19で実行されることから、RAMクリア(初期化処理)が実行された場合は、ランプ装置18およびスピーカ19で他のエラー報知を実行中であっても、ランプ装置18が全点灯すると共にスピーカ19からRAMクリア音が出力される。また、表示装置17では、各種のエラー報知の画像に替えて、初期画像を優先して表示する。
【0091】
また、実施例1のパチンコ機10では、前記優先順位2〜7までの各エラー(「メイン基板エラー」、「磁気検出センサエラー」、「電波検出センサエラー」、「振動検出センサエラー」、「特別電動役物不正入賞エラー」、「普通電動役物不正入賞エラー」、「満杯エラー」、「右打ちエラー」)の発生によってエラー報知が対応する報知手段(表示装置17、ランプ装置18、スピーカ19)で実行中において、前記電源回路105からの電力供給が遮断し、その後の復電時に前記復電処理が実行された場合は、メイン制御CPU60aおよび演出制御CPU65aの制御下に、該復電処理が実行された旨の復電処理実行報知をエラー報知に優先して報知手段(表示装置17、ランプ装置18、スピーカ19)で実行させるよう構成される。すなわち、実施例1では、表示装置17の表示部17aに各種のエラー報知の画像が表示されている状態で、復電処理が実行された場合は、表示部17aに「復電処理が実行されました」の文字の画像が表示される(図8参照)。なお、表示部17aに「復電処理が実行されました」の文字画像が表示されている状態では、各エラー報知の画像は非表示となる。
【0092】
ここで、前記「振動検出センサエラー」、「満杯エラー」および「右打ちエラー」のように、該エラーが発生した場合に前記表示装置17において表示部17aの一部分の領域204,205,206を用いてエラー報知を表示する場合に、前記演出制御CPU65aは、エラーが発生していない状態と、エラーが発生して表示部17aにエラー報知が表示されている状態とで、表示装置17で実行される図柄変動演出における飾図(図柄)の表示態様を異ならせるよう構成される。すなわち、前記振動エラー用表示領域204、満杯エラー用表示領域205、右打ちエラー用表示領域206を除く領域において飾図を変動表示するよう構成されて、エラー報知および図柄変動演出の両方を好適に視認し得るようになっている。言い替えると、表示装置17では、メイン制御CPU60aからエラー指定コマンド(エラー情報)が出力された後と前とでは、異なる態様で飾図を変動表示するよう構成される。
【0093】
ここで、表示装置17において異なる態様で飾図を変動表示する手法としては、一例としてレイヤ処理が挙げられる。このレイヤ処理は、表示装置17の表示部17aに画像を表示可能な複数のレイヤを重ねて表示することで特定の画像を表示する画像処理であって、背景を表示するレイヤの前側のレイヤに飾図を表示し、更に飾図を表示するレイヤの前側のレイヤにエラー報知の画像を表示することで、表示部17aに図柄変動演出の画像を表示しつつエラー報知の画像を並行して表示することができる。すなわち、エラーが発生していない場合は、エラー報知の画像を表示するレイヤの画像を非表示とすることで、表示部17aには図柄変動演出の画像のみが遊技者に視認可能に表示され、エラー報知の画像を表示するレイヤの画像を表示することで、表示部17aには図柄変動演出の画像とエラー報知の画像とが重なった状態で遊技者に視認可能に表示される。これにより、表示部17aには、エラーの発生前と後とでは、異なる態様で飾図が変動表示されたように見える。
【0094】
(特別電動役物不正入賞エラーについて)
前記特別電動役物不正入賞エラーについて詳細に説明する。
優先順位4の「特別電動役物不正入賞エラー」は、前述したように、大当り遊技が付与されている場合にのみ作動する特別入賞ソレノイド42が作動中でない状態で前記特別入賞検出センサ44がパチンコ球を検出した場合のエラーであって、実施例1では、特別入賞ソレノイド42が作動中でない状態で、特別入賞検出センサ44がパチンコ球を2回以上の規定回数検出した場合に、メイン制御CPU60aが「特別電動役物不正入賞エラー」が発生したと判定するよう構成されている。そして、メイン制御CPU60aは、「特別電動役物不正入賞エラー」が発生したと判定した場合に、前述したように「特別電動役物不正入賞エラー」が発生したことを示す特別電動役物不正入賞エラー指定コマンド(特別エラー情報)を演出制御基板65(演出制御CPU65a)に出力(送信)する。
【0095】
すなわち、実施例1のパチンコ機10のメイン制御CPU60aは、特別入賞ソレノイド42が作動中でない状態で前記特別入賞検出センサ44がパチンコ球を検出した検出回数をカウントするカウント手段207と、予め決められている判定期間(判定時間)JTを計測するためのタイマ部208とを備えている(図3参照)。実施例1では、タイマ部208が判定期間JTの計時を完了する前に、カウント手段207の検出回数が規定回数に達した場合に、メイン制御CPU60aは「特別電動役物不正入賞エラー」が発生したと判定して、前記特別電動役物不正入賞エラー指定コマンドを出力するようになっている。なお、実施例1では、特別入賞検出センサ44とメイン制御CPU60aとからなる有効状態判定手段が、判定期間JTの間に入力された特別入賞検出センサ44からの球検出信号が特別入賞ソレノイド42が作動中でない状態(有効状態)でないときのものであると判定した場合に、特別電動役物不正入賞エラーを検出するようになっている。
【0096】
ここで、特別電動役物不正入賞エラー判定の基準となる規定回数は、実施例1では「2回」に設定されている。リミットスイッチである特別入賞検出センサ44は、遊技盤20に外部から与えられる衝撃や振動によって誤検出が発生する場合があり、このように単発的に発生する誤検出毎に特別電動役物不正入賞エラーが発生したと判定してエラー報知を行うと、遊技者に不快感や不信感を与えるおそれがあることから、誤検出でなく不正によるエラーを明確に判定し得るように規定回数を「2回」に設定してある。また、判定時間JTは、大当り遊技における1ラウンドの規定時間の関係に基づき、ラウンド時間と同一時間に設定されている。実施例1では「25秒」に設定されている。
【0097】
(特別電動役物不正入賞エラー処理について)
次に、特別電動役物不正入賞エラー処理について、図5に基づき説明する。特別電動役物不正入賞エラー処理では、メイン制御CPU60aは、特別入賞検出センサ44から球検出信号が入力した場合(ステップA10)、ステップA11でタイマ部208による計時を開始し、ステップA12に移行して前記特別入賞ソレノイド42が作動中であるか否かを判定する。そして、ステップA12の判定結果が肯定の場合、すなわち特別入賞ソレノイド42が作動中であればメイン制御CPU60aは正常な球検出であると判定した場合は、カウント手段207でのカウント回数(検出回数)をリセット(ステップA13)すると共にタイマ部208での計時時間をリセット(ステップA14)して特別電動役物不正入賞エラー処理を終了する。一方、ステップA12の判定結果が否定の場合、すなわち特別入賞ソレノイド42が作動中でないとメイン制御CPU60aが判定した場合には特別入賞検出センサ44での球検出回数をカウント手段207でカウントする(ステップA15)。
【0098】
次に、ステップA16においてカウント手段207でカウントした検出回数が規定回数(2回)か否かを判定し、該ステップA16の判定結果が否定の場合には、ステップA17でタイマ部208での計時時間が判定期間JTとなったか否かを判定する。ステップA17の判定結果が肯定の場合は、カウント手段207でのカウント回数(検出回数)をリセット(ステップA13)すると共にタイマ部208での計時時間をリセット(ステップA14)して特別電動役物不正入賞エラー処理を終了する。すなわち、特別入賞ソレノイド42が作動中でない場合の特別入賞検出センサ44での球検出回数が規定回数未満で、判定期間JTが経過した場合には特別電動役物不正入賞エラー処理を終了する。一方、ステップA17の判定結果が否定の場合には、ステップA18に移行して特別入賞検出センサ44から球検出信号が入力したかを判定し、ステップA18の判定結果が否定の場合には、ステップA17に戻って処理を繰り返す。
【0099】
前記ステップA18の判定結果が肯定の場合は、ステップA12に戻り、特別入賞ソレノイド42が作動中と判定された場合には、カウント手段207でのカウント回数(検出回数)をリセット(ステップA13)すると共にタイマ部208での計時時間をリセット(ステップA14)して特別電動役物不正入賞エラー処理を終了し、特別入賞ソレノイド42が作動中でないと判定された場合に特別入賞検出センサ44での球検出回数をカウント手段207でカウントする(ステップA15)する。
【0100】
そして、前記ステップA16においてカウント手段207でカウントした検出回数が規定回数か否かを判定した結果が肯定の場合には、メイン制御CPU60aは、特別電動役物不正入賞エラーが発生したと判定し、特別電動役物不正入賞エラー指定コマンドを出力した後(ステップA19)、カウント手段207でのカウント回数(検出回数)をリセット(ステップA13)すると共にタイマ部208での計時時間をリセット(ステップA13)して特別電動役物不正入賞エラー処理を終了する。すなわち、大当り遊技中にのみ作動する特別入賞ソレノイド42が作動中でないのにも関わらず、特別入賞検出センサ44が2回(2回以上の規定回数)も球検出することは、不正が行われている可能性が高いことから、メイン制御CPU60aは「特別電動役物不正入賞エラー」が発生したと判定して特別電動役物不正入賞エラー指定コマンドを出力する。
【0101】
そして、前記演出制御CPU65aは、特別電動役物不正入賞エラー指定コマンドが入力されると、前記ランプ制御基板72および音制御基板73に特別電動役物不正入賞エラー指定コマンドを出力し、ランプ制御基板72で制御されたランプ装置18が赤色で点灯してエラー報知がなされると共に、音制御基板73で制御されたスピーカ19からエラー音が出力されてエラー報知がなされる。これにより、遊技者および店員に「特別電動役物不正入賞エラー」が発生したことを認識させることができる。すなわち、メイン制御CPU60aでは、大当り遊技が付与された場合にのみ作動するはずの特別入賞ソレノイド42が作動中でない状態において特別入賞検出センサ44がパチンコ球を2回検出した場合(特別入賞検出センサ44からの球検出信号が2回入力された場合)に、「特別電動役物不正入賞エラー」が発生したと判定して特別電動役物不正入賞エラー指定コマンドを演出制御CPU65aに出力するのに対し、演出制御CPU65aでは、メイン制御CPU60aから出力された1回目の特別電動役物不正入賞エラー指定コマンドの入力に基づいて、ランプ制御基板72および音制御基板73に特別電動役物不正入賞エラー指定コマンドを出力して、ランプ装置18およびスピーカ19で特別電動役物不正入賞エラー報知を行わせるエラー処理を実行するようになっている。また、ランプ装置18およびスピーカ19によるエラー報知は、規定時間(実施例1では30秒)が経過するまで継続される。なお、遊技場の係員により電源OFFの操作がなされた場合は、規定時間が経過していなくてもエラー報知は終了する。
【0102】
ここで、特別電動役物不正入賞エラー処理における判定期間JTを、大当り遊技におけるインターバル時間より長いラウンド時間と同じに設定しているので、例えば、大当り遊技中におけるラウンドを挟む前後のインターバル時に特別入賞検出センサ44の誤検出が発生した場合において、ラウンド遊技に移行することでカウント手段207でのカウント回数(検出回数)はリセットされて特別電動役物不正入賞エラー処理は終了する。すなわち、不正を行っていない遊技者に対して不必要にエラー報知を行うことで不快感や不信感等を与えるのを抑えることができる。
【0103】
実施例1のパチンコ機10で発生する前記各種エラーは、エラーが発生した際にメイン制御CPU60aがエラー指定コマンド(エラー情報)を演出制御基板65(演出制御CPU65a)に出力する際に、同時にエラー発生を示すセキュリティ信号(異常発生信号)を前記外部端子板92に設けられた出力端子を介してホールコンピュータHP(外部)に出力する第1種エラーと、セキュリティ信号(異常発生信号)をホールコンピュータHPに出力しない第2種エラーとが区分されている。実施例1では、前記優先順位1〜5に設定されている「RAMクリア」、「メイン基板エラー」、「磁気検出センサエラー」、「電波検出センサエラー」、「振動検出センサエラー」、「特別電動役物不正入賞エラー」および「普通電動役物不正入賞エラー」が第1種エラーに区分され、優先順位6〜7に設定されている「満杯エラー」および「右打ちエラー」が第2種エラーに区分されている(図4参照)。
【0104】
また、実施例1では、前記特別エラーである「特別電動役物不正入賞エラー」より優先順位の高い前記全画面エラー(「メイン基板エラー」、「磁気検出センサエラー」、「電波検出センサエラー」)を高優先度エラーとした場合、該高優先度エラーが発生した場合には、メイン制御CPU60aは、セキュリティ信号をホールコンピュータHPに出力すると共に対応するエラー指定コマンド(高優先度エラー情報)を演出制御基板65(演出制御CPU65a)に出力(送信)する。これに対し、特別エラーである「特別電動役物不正入賞エラー」より優先順位の低い前記「満杯エラー」および「右打ちエラー」を低優先度エラーとした場合、該低優先度エラーが発生した場合には、メイン制御CPU60aは、セキュリティ信号をホールコンピュータHPに出力することなく対応するエラー指定コマンド(低優先度エラー情報)のみを演出制御基板65(演出制御CPU65a)に出力(送信)するようになっている。なお、前記高優先度エラーと、高優先度エラーより優先順位の低い低優先度エラー(「振動検出センサエラー」、「特別電動役物不正入賞エラー」、「普通電動役物不正入賞エラー」、「満杯エラー」および「右打ちエラー」)が重複して発生した場合、すなわち、メイン制御CPU60aから送信された高優先度エラーを特定するエラー指定コマンドおよび低優先度エラーを特定するエラー指定コマンドを演出制御基板65(演出制御CPU65a)が重複して受信した場合に、該演出制御基板65(演出制御CPU65a)は、高優先度エラーに対応する高優先度エラー報知を対応する報知手段(表示装置17、ランプ装置18、スピーカ19)で実行させるよう構成される。
【0105】
ここで、前述したように、「メイン基板エラー」、「磁気検出センサエラー」、「電波検出センサエラー」等の「特別電動役物不正入賞エラー」より優先順位の高い高優先度エラーが発生した場合は、前記表示装置17における表示部17aの全体に対応するエラー報知(高優先度エラー表示)を表示するのに対し、「特別電動役物不正入賞エラー」が発生した場合には表示装置17でエラー報知(特別エラー表示)を実行しないよう構成されており、高優先度エラーが発生した場合に、表示装置17では特別エラーである「特別電動役物不正入賞エラー」が発生した場合より大きな領域で高優先度エラー報知を表示するようになっている。また、全画面エラーである高優先度エラー(「メイン基板エラー」、「磁気検出センサエラー」、「電波検出センサエラー」)より優先順位の低い「振動検出センサエラー」、「満杯エラー」および「右打ちエラー」等の特定低優先度エラーが発生した場合は、前述したように何れも表示部17aの全面に対して小さな振動エラー用表示領域204、満杯エラー用表示領域205、右打ちエラー用表示領域206にエラー報知(エラー表示)を表示するよう構成されており、表示装置17では、高優先度エラー報知(高優先度エラー表示)を、前記特定低優先度エラーが発生した場合に表示装置17に表示される特定低優先度エラー報知(特定低優先度エラー表示)より大きな領域で表示するよう構成されている。
【0106】
すなわち、前記始動入賞口30a,31aの何れかへの入賞(特定条件の成立)を契機として当り遊技を生起させるか否かの当り判定する当り判定手段としての機能を前記メイン制御CPU60aが備えている。またメイン制御CPU60aは、決定した種類の当り遊技を特図変動表示終了後(図柄変動演出終了後)に付与する当り遊技付与手段としての機能を備えている。メイン制御CPU60aは、始動入賞口30a,31aの何れかへの入賞を契機として、前記表示手段(特図表示部50A,50B,表示装置17)で行わせる図柄変動演出の変動時間を特定する変動パターン(特図変動パターン)を、記憶手段としてのメイン制御ROM60bが記憶する複数の変動パターンの中から決定する変動パターン決定手段としての機能を備えている。
【0107】
前記メイン制御CPU60aは、前記検出手段としての特別入賞検出センサ44からの検出信号の入力毎に、該検出信号が大当り抽選の当選(所定条件の成立)に基づき付与される大当り遊技中での特別入賞ソレノイド42の作動中の状態(有効状態)での入力かを判定する有効状態判定手段としての機能を有している。また、メイン制御CPU60aは、前記カウント手段207のカウント回数が2回以上の規定回数に達したかを判定する回数判定手段と、回数判定手段としてのメイン制御CPU60aが規定回数に達したと判定した場合にエラー情報を出力(特別エラー情報を演出制御CPU65aに送信)するエラー情報出力手段としての機能を備えている。なお、前記カウント手段207は、有効状態判定手段としてのメイン制御CPU60aが、検出手段としての特別入賞検出センサ44からの検出信号を、判定期間JTの間に有効状態でないときの入力であると判定した判定回数をカウントする手段である。すなわち、実施例1のカウント手段207は、特別入賞検出センサ44およびメイン制御CPU60aからなる特別エラー検出手段での特別エラー(実施例1の「特別電動役物不正入賞エラー」)の検出回数をカウントしている。
【0108】
前記演出制御CPU65aは、当り判定手段としてのメイン制御CPU60aの判定結果に基づいて前記表示手段としての表示装置17に停止表示させる飾り図柄を決定する飾り図柄決定手段として機能すると共に、決定された飾り図柄を停止表示させるよう表示手段としての表示装置17を制御する演出表示制御手段として機能している。また、演出制御CPU65aは、メイン制御CPU60aによる入賞情報の取得(特定条件の成立)を契機として、前記表示手段で行わせる図柄変動演出の演出内容を特定する演出パターンを複数種類の中から1つ決定する演出パターン決定手段としての機能を有している。また、演出パターン決定手段としての演出制御CPU65aは、メイン制御CPU60aが決定した特図変動パターンに基づいて演出パターンを決定するようになっている。また、演出制御CPU65aは、エラー情報出力手段としてのメイン制御CPU60aからのエラー情報に基づいて、各種のエラー報知を報知手段17,18,19で実行させるためのエラー処理を実行するサブ制御手段としての機能を有している。
【0109】
ここで、前記表示装置17、ランプ装置18およびスピーカ19は、エラー情報出力手段としてのメイン制御CPU60aから出力されたエラー情報に基づいて、複数種類のエラーを夫々特定するエラー報知を実行する報知手段(エラー報知手段)としての機能を備える。また、実施例1の特別入賞部40は、有効状態である特別入賞ソレノイド42の作動中の状態においてパチンコ球が入賞可能な特別入賞口(入賞口)40aを特別用開閉部材(開閉手段)40bで開放する入賞部である。
【0110】
(実施例1の作用)
次に、実施例1に係るパチンコ機10の作用につき説明する。
【0111】
前記前枠13の前面側に設けられた前記操作ハンドル16の操作レバー16aを遊技者が回転操作すると、前記打球発射装置から発射されたパチンコ球が前記遊技領域75内に打ち出される。このとき、前記操作レバー16aの回動量に応じてパチンコ球の打ち出し位置が変化し、打ち出し位置に応じて遊技領域75の第1球流下経路75aまたは第2球流下経路75bをパチンコ球が流下する。そして、球流下経路75a,75bを流下するパチンコ球が、前記第1始動入賞口30aまたは第2始動入賞口31aに入賞すると、前記第1始動入賞検出センサ34または第2始動入賞検出センサ35による球検出を契機として、前記メイン制御CPU60aが各種情報(各種乱数情報)を取得して、この取得した入賞情報に基づいて大当り判定が行われる。
【0112】
前記大当り判定が当りの判定結果の場合は、前記メイン制御CPU60aは入賞情報に基づいて当り用の特図変動パターンの中から1つの特図変動パターンを決定する。また、メイン制御CPU60aは、大当り判定が当りの判定結果の場合には前記メイン制御RAM60cに記憶される大当りフラグに「1」を設定する。そして、メイン制御CPU60aは、図柄変動の開始を指示する特図変動パターン指定コマンドを出力する。前記演出制御CPU65aは、特図変動パターン指定コマンドが入力されると、対応する演出パターンコマンドを表示制御基板70(表示制御CPU70a)に出力し、これによって前記表示装置17での図柄変動演出が開始される。そして、特図変動パターンに定められた変動時間が経過すると、メイン制御CPU60aは特図指定コマンドおよび全図柄停止コマンドを出力し、これによって前記特図表示部50A,50Bに予め決められた大当りの特図が停止表示されると共に表示装置17の表示部17aにおける有効停止位置27に飾図が当り表示で確定停止表示される。表示装置17の表示部17aに当り表示が表示されると、大当り遊技が開始される。
【0113】
前記大当り遊技では、前記特別入賞装置40の特別用開閉部材40bを開放するラウンド遊技が規定ラウンド数だけ実行され、各ラウンド遊技中に特別入賞口40aにパチンコ球が入賞することで多くの賞球を獲得することができる。そして、ラウンド遊技が規定ラウンド数だけ実行されると、大当り遊技が終了する。また、メイン制御CPU60aは、大当り遊技の終了に伴って前記メイン制御RAM60cに記憶される大当りフラグに「0」を設定する。
【0114】
前記大当り判定がはずれの判定結果の場合は、前記メイン制御CPU60aは入賞情報に基づいてはずれ用の特図変動パターンの中から1つの特図変動パターンを決定する。なお、大当り判定がはずれの判定結果の場合は、前記メイン制御RAM60cに記憶されている大当りフラグは「0」のままとなる。そして、メイン制御CPU60aは、前記大当り判定が当りの判定結果の場合と同様に、図柄変動の開始を指示する特図変動パターン指定コマンドを出力する。前記演出制御CPU65aは、特図変動パターン指定コマンドが入力されると、対応する演出パターンコマンドを表示制御基板70(表示制御CPU70a)に出力し、これによって前記表示装置17での図柄変動演出が開始される。そして、特図変動パターンに定められた変動時間が経過すると、メイン制御CPU60aは特図指定コマンドおよび全図柄停止コマンドを出力し、これによって前記特図表示部50A,50Bに予め決められたはずれの特図が停止表示されると共に、表示装置17の表示部17aにおける有効停止位置27に飾図がはずれ表示で確定停止表示される。
【0115】
(特別電動役物不正入賞エラーが発生した場合について)
前記メイン制御CPU60aは、特別入賞検出センサ44から球検出信号が入力すると、前記特別電動役物不正入賞エラー処理を開始する(図5参照)。すなわち、前記特別入賞ソレノイド42が大当り遊技が付与されている状態で正規に作動されている状態かをメイン制御CPU60aが判定し、特別入賞ソレノイド42が作動中でない状態での特別入賞検出センサ44からの球検出信号であった場合は、当該球検出信号はチャタリングや不正により生じたものと判定してカウント手段207でカウントする。そして、予め設定された判定期間JTの間にカウント手段207でカウントされた検出回数が規定回数(2回)となった場合は、メイン制御CPU60aは不正行為によって特別入賞検出センサ44が球検出を行った「特別電動役物不正入賞エラー」が発生したと判定し、特別電動役物不正入賞エラー指定コマンドを演出制御基板65(演出制御CPU65a)に出力する。
【0116】
前記演出制御CPU65aは、特別電動役物不正入賞エラー指定コマンドが入力されると、前記ランプ制御基板72および音制御基板73に特別電動役物不正入賞エラー指定コマンドを出力し、ランプ制御基板72で制御されたランプ装置18が赤色で点灯してエラー報知がなされると共に、音制御基板73で制御されたスピーカ19からエラー音が出力されてエラー報知がなされる。これにより、遊技者および店員に「特別電動役物不正入賞エラー」が発生したことを認識させることができる。
【0117】
実施例1のパチンコ機10では、メイン制御CPU60aは、特別入賞ソレノイド42が作動中でない状態で特別入賞検出センサ44から球検出信号の入力があった場合に、該球検出信号が規定回数(実施例1では2回)に達するまでは、「特別電動役物不正入賞エラー」が発生したとは判定せず、特別入賞ソレノイド42が作動中でない状態での特別入賞検出センサ44からの球検出信号の入力回数が規定回数に達したときに、「特別電動役物不正入賞エラー」が発生したと判定して特別電動役物不正入賞エラー指定コマンドを出力するよう構成した。これにより、メイン制御CPU60aから特別電動役物不正入賞エラー指定コマンド(エラー情報)が過度に出力されるのを抑制することができると共に、特別入賞部40に対する不正行為によるエラー発生を適切に判断できる。また、メイン制御CPU60aから特別電動役物不正入賞エラー指定コマンドを適時に出力し得るので、該特別電動役物不正入賞エラー指定コマンドに基づく各種処理も適時に行うことができる。また、演出制御CPU65aでは、メイン制御CPU60aからの特別電動役物不正入賞エラー指定コマンドの入力があったときに、ランプ装置18およびスピーカ19を制御して対応するエラー報知を実行させるので、該エラー報知が過度に実行されることはなく、遊技者の遊技に対する興趣の低下を抑制し得る。すなわち、不正行為の対象となり易い特別入賞部40が備える特別入賞検出センサ44では、パチンコ機10に発生する振動等によるチャタリングによる誤検出が発生する可能性があり、該誤検出がある毎にエラー報知がなされると遊技者の遊技に対する興趣が低下したり不快感を与えるおそれがあるが、実施例1のパチンコ機10ではメイン制御CPU60aにおいて特別電動役物不正入賞エラー指定コマンドの出力を遅延することで、不必要なエラー報知の発生を抑制してエラー報知を適正に実行することができる。
【0118】
また、実施例1のパチンコ機10では、判定期間JTにおいて特別入賞ソレノイド42が作動中でない状態で特別入賞検出センサ44が球検出した場合の特別エラーの回数をカウント手段207でカウントし、そのカウント回数(検出回数)が規定回数となった場合にメイン制御CPU60aが特別電動役物不正入賞エラー指定コマンドを出力するよう構成している。すなわち、大当り遊技が付与されていない通常遊技状態(特別入賞ソレノイド42が作動中でない状態)で、特別入賞検出センサ44がチャタリング等により誤検出して該誤検出がカウントされた場合に、判定期間JTが経過する前に再び誤検出が発生しなければ検出回数はリセットされるので(図5参照)、判定期間JTの間に特別入賞検出センサ44が球検出を複数回しない限り、メイン制御CPUは「特別電動役物不正入賞エラー」が発生したとは判定しない。言い替えると、実施例1のパチンコ機10は、判定期間JTでの特別エラーの検出回数に基づいて特別電動役物不正入賞エラー指定コマンド(エラー情報)を出力するよう構成されている。
【0119】
実施例1のパチンコ機10において、図4に示す如く、当該パチンコ機10で発生する各種のエラーには報知する優先順位が設定されており、実施例1では優先順位が3〜7に設定されたエラー(「振動検出センサエラー」、「特別電動役物不正入賞エラー」、「普通電動役物不正入賞エラー」、「満杯エラー」、「右打ちエラー」)が発生して前記表示装置17、ランプ装置18、スピーカ19において対応するエラー報知が実行されているときに、優先順位が1〜2に設定されたエラー(「RAMクリア」、「メイン基板エラー」、「磁気検出センサエラー」、「電波検出センサエラー」)が発生した場合は、優先順位の高い「RAMクリア」、「メイン基板エラー」、「磁気検出センサエラー」、「電波検出センサエラー」に対応するエラー報知が優先して表示装置17、ランプ装置18、スピーカ19で実行される。すなわち、複数のエラーが重複して発生した場合に、優先順位の高いエラーを優先して報知することができる。
【0120】
また、実施例1のパチンコ機10では、前記「振動検出センサエラー」、「満杯エラー」および「右打ちエラー」については、前記表示装置17においてエラー報知が表示されるエラー用表示領域204,205,206が相互に重ならないよう設定されている(図7参照)。従って、これらのエラーが重複して発生した場合は、表示装置17において重複して発生した全てのエラー報知を同時に(並行して)表示することができ、エラーが重複して発生した場合にどのようなエラーが発生しているのかを確認することができる。また、「振動検出センサエラー」、「満杯エラー」および「右打ちエラー」に対応するエラー報知を、表示装置17の表示部17aで表示するエラー用表示領域204,205,206は、何れも該表示部17aにおいて飾図(図柄)を確定停止表示する有効停止位置27と重ならないよう設定しているので、エラー報知(エラー表示)によって飾図(図柄)の視認性が低下するのを防止し得る。
【0121】
ここで、優先順位が最も高い「RAMクリア」が発生した場合は、他の優先順位のエラーに対応するエラー報知が表示装置17、ランプ装置18、スピーカ19で実行されていたとしても、これら他のエラーに優先して「RAMクリア」の発生を特定可能なRAMクリア報知が表示装置17、ランプ装置18、スピーカ19で実行されるので、遊技者や店員に初期化処理が実行されたことを確実に報知することができる。
【0122】
また、前記「特別電動役物不正入賞エラー」より優先順位の高い「メイン基板エラー」、「磁気検出センサエラー」、「電波検出センサエラー」等の高優先度エラーが発生した場合は、前記表示装置17における表示部17aの全体で対応する高優先度エラー報知(高優先度エラー表示)を表示する(図6参照)。これに対し、高優先度エラーより優先順位の低い「振動検出センサエラー」、「満杯エラー」および「右打ちエラー」等の特定低優先度エラーが発生した場合は、表示装置17における表示部17aの全面に対して小さなエラー用表示領域204,205,206に特定低優先度エラー報知(特定低優先度エラー表示)を表示する(図7参照)。すなわち、表示装置17では、高優先度エラー報知(高優先度エラー表示)を、特定低優先度エラー報知(特定低優先度エラー表示)より大きな領域で表示するよう構成されており、特別エラーである「特別電動役物不正入賞エラー」より優先順位が高い高優先度エラーが発生した場合は、エラー発生をより確実に認識させ得る。
【0123】
また、実施例1のパチンコ機10では、前記メイン制御CPU60aが「特別電動役物不正入賞エラー」が発生したと判定した場合に、該メイン制御CPU60aは特別電動役物不正入賞エラー指定コマンドを演出制御基板65(演出制御CPU65a)に出力すると共にセキュリティ信号をホールコンピュータHPに出力する。すなわち、ホールコンピュータHPに出力するセキュリティ信号についても、前記カウント手段207でのカウント回数(検出回数)が規定回数となるまで遅延しているので、セキュリティ信号を過度に出力することなく適時に外部に出力してエラーが発生したことを適時に報知し得る。また、メイン制御CPU60aは、特別電動役物不正入賞エラー指定コマンドとセキュリティ信号とを同時に出力するので、特別電動役物不正入賞エラー指定コマンドおよびセキュリティ信号に基づく処理の間にタイムラグがなく、エラーを適正に判断できる。
【0124】
実施例1のパチンコ機10において、外部電源からの電力供給が遮断された場合は、前記電源断監視回路103からメイン制御CPU60aおよび演出制御CPU65aに電源断信号が入力され、該メイン制御CPU60aおよび演出制御CPU65aは、対応する制御RAM60c,65cに記憶されている電源断処理プログラムに基づき電源断処理を実行する。この電源断処理では、前記電源基板100のバックアップ電源107からメイン制御CPU60cおよび演出制御CPU65aに電力が供給され、各制御CPU60a,65aは、対応する制御RAM60c,65cの常用記憶エリアに記憶保持されている各種制御情報を、制御RAM60c,65cのバックアップエリアに記憶保持させる。そして、各制御CPU60a,65aは、リセット信号回路106からのリセット信号が入力されると、制御CPU60a,65aの動作を規制し、電源断処理によってバックアップエリアに記憶された各種情報がバックアップデータとして記憶保持される。
【0125】
前記外部電源からの電力供給が遮断された後に、パチンコ機10への電力供給が開始されると、前記メイン制御CPU60aおよび演出制御CPU65aは、対応する制御ROM60b,65bに記憶されている電源投入処理プログラムに基づき、電源投入処理(復電処理)を実行する。この電源投入処理において、前記クリアスイッチ102が操作されていない場合(「RAMクリア」でない場合)、メイン制御CPU60aおよび演出制御CPU65aは、対応する制御RAM60c,65cに記憶保持されている各種制御情報に基づき電力供給の遮断時(前)の状態に復帰させる。また電源投入処理が実行された場合は、、メイン制御CPU60aおよび演出制御CPU65aの制御下に、該電源投入処理(復電処理)が実行された旨の復電処理実行報知が表示装置17で実行される。すなわち、図8に示す如く、表示装置17の表示部17aに「復電処理が実行されました」の文字の画像が表示され、遊技者や店員に電源投入処理(復電処理)が実行されたことを報知できる。
【0126】
ここで、前記「RAMクリア」でない電源投入処理(復電処理)では、前記メイン制御RAM60cおよび演出制御RAM65cに記憶保持されている各種制御情報は初期化されない。従って、前記表示装置17、ランプ装置18、スピーカ19でエラー報知が実行されている状態で、前記メイン制御RAM60cおよび演出制御RAM65cに対する前記電源回路105からの電力供給が遮断し、その後の復電時に前記電源投入処理(復電処理)が実行された場合でもメイン制御RAM60cおよび演出制御RAM65cには電源断時(前)に発生していたエラーに関する情報が記憶されている。すなわち、パチンコ機10が電源投入処理(復電処理)によって電力供給の遮断時(前)の状態に復帰すると、表示装置17、ランプ装置18、スピーカ19でエラー報知が実行され、電源投入処理(復電処理)が実行されたことを確実に認識し得なくなる場合がある。しかるに、実施例1のパチンコ機10では、表示装置17、ランプ装置18、スピーカ19でエラー報知が実行されている状態で、電力供給が遮断し、その後に電源投入処理(復電処理)が実行された場合は、メイン制御CPU60aおよび演出制御CPU65aの制御下に、電源投入処理(復電処理)が実行された旨の復電処理実行報知をエラー報知に優先して表示装置17で実行させるよう構成されているので、電源投入処理(復電処理)が実行されたことを確実に報知することができる。
【実施例2】
【0127】
次に、実施例2に係るパチンコ機について説明する。実施例2のパチンコ機は、前記実施例1のパチンコ機10と特別電動役物不正入賞エラー処理の態様が異なるのみで、その他の構成は同じであるので、実施例2のパチンコ機については、特別電動役物不正入賞エラー処理についてのみ説明し、実施例1に既出の同じまたは同種の構成部材には同じ符号を付して詳細説明は省略する。
【0128】
実施例2のパチンコ機で実行される特別電動役物不正入賞エラー処理について、図9に基づき説明する。実施例2の特別電動役物不正入賞エラー処理では、メイン制御CPU60aは、特別入賞検出センサ44から球検出信号が入力した場合(ステップB10)、ステップB11でタイマ部208による計時を開始すると共に、ステップB12で特別入賞検出センサ44での球検出回数をカウント手段207でカウントする。そして、ステップB13においてカウント手段207でカウントした検出回数が規定回数(2回)か否かを判定し、該ステップB13の判定結果が否定の場合には、ステップB14でタイマ部208での計時時間が判定期間JTとなったか否かを判定する。ステップB14の判定結果が肯定の場合は、カウント手段207でのカウント回数(検出回数)をリセット(ステップB17)すると共にタイマ部208での計時時間をリセット(ステップB18)して特別電動役物不正入賞エラー処理を終了する。すなわち、判定期間JTの間に特別入賞検出センサ44からの球検出信号の入力回数が規定回数に達しない場合は特別電動役物不正入賞エラー処理を終了する。一方、ステップB14の判定結果が否定の場合には、ステップB15に移行して特別入賞検出センサ44から球検出信号が入力したかを判定し、ステップB15の判定結果が否定の場合には、ステップB14に戻って処理を繰り返す。
【0129】
前記ステップB15の判定結果が肯定の場合は、ステップB12に移行して特別入賞検出センサ44での球検出回数をカウント手段207でカウントする。次に、ステップB13においてカウント手段207でカウントした検出回数が規定回数(2回)か否かを判定した結果が肯定の場合には、ステップB16に移行して前記特別入賞ソレノイド42が作動中であるか否かを判定する。そして、ステップB16の判定結果が肯定の場合、すなわち特別入賞ソレノイド42が作動中であってメイン制御CPU60aが正常な球検出であると判定した場合は、カウント手段207でのカウント回数(検出回数)をリセット(ステップB17)すると共にタイマ部208での計時時間をリセット(ステップB18)して特別電動役物不正入賞エラー処理を終了する。一方、ステップB16の判定結果が否定の場合、すなわち特別入賞ソレノイド42が作動中でないとメイン制御CPU60aが判定した場合には、メイン制御CPU60aは、「特別電動役物不正入賞エラー」が発生したと判定し、特別電動役物不正入賞エラー指定コマンドを出力した後(ステップB19)、カウント手段207でのカウント回数(検出回数)をリセット(ステップB17)すると共にタイマ部208での計時時間をリセット(ステップB18)して特別電動役物不正入賞エラー処理を終了する。すなわち、大当り遊技中にのみ作動する特別入賞ソレノイド42が作動中でないのにも関わらず、特別入賞検出センサ44が2回(2回以上の規定回数)も球検出することは、不正が行われている可能性が高いことから、メイン制御CPU60aは「特別電動役物不正入賞エラー」が発生したと判定して特別電動役物不正入賞エラー指定コマンドを出力する。
【0130】
なお、メイン制御CPU60aからの特別電動役物不正入賞エラー指定コマンドが入力された演出制御CPU65aでの処理は、実施例1と同じである。
【0131】
実施例2のパチンコ機における特別電動役物不正入賞エラー処理では、特別入賞検出センサ44の検出回数が規定回数となった時点で特別入賞ソレノイド42が作動中か否かを判定し、特別入賞ソレノイド42が作動中でない場合に、メイン制御CPU60aが特別電動役物不正入賞エラー指定コマンドを出力するよう構成される。これにより、特別入賞検出センサ44が球検出する毎に特別入賞ソレノイド42が作動中か否かを判定する判定処理を省略し得るので、処理が簡単となる。また、実施例2のパチンコ機が奏するその他の作用効果は、前記実施例1と同じである。
【0132】
なお、実施例2のパチンコ機では、メイン制御CPU60aが備えるカウント手段207が、判定期間JTの間の特別入賞検出センサ(検出手段)44からの検出信号入力回数をカウントする手段として機能する。また、実施例2のパチンコ機のメイン制御CPU60aは、カウント手段207のカウント回数が2回以上の規定回数に達したかを判定する回数判定手段としての機能、回数判定手段としてのメイン制御CPU60aが規定回数に達したと判定した場合に、所定条件の成立に基づく有効状態であるかを判定する有効状態判定手段としての機能および有効状態判定手段としてのメイン制御CPU60aが有効状態でないと判定した場合にエラー情報を出力するエラー情報出力手段としての機能を備えている。
【実施例3】
【0133】
次に、実施例3に係るパチンコ機について説明する。実施例3のパチンコ機で実行される特別電動役物不正入賞エラー処理では、演出制御CPU65aにおいてメイン制御CPU60aから出力される特別電動役物不正入賞エラー指定コマンドの入力回数をカウントして、エラー報知を遅延させるよう構成されている。また、実施例3のパチンコ機では、図10に示す如く、メイン制御CPU60aがタイマ部208を備えると共に、演出制御CPU65aがメイン制御CPU60aから出力される特別電動役物不正入賞エラー指定コマンドの入力回数をカウントするサブカウント手段209を備えている。なお、実施例3のパチンコ機は、前記実施例1のパチンコ機10とは、メイン制御CPU60aと演出制御CPU65aの構成および特別電動役物不正入賞エラー処理の態様が異なるのみで、その他の構成は同じであるので、実施例3のパチンコ機については、特別電動役物不正入賞エラー処理についてのみ説明し、実施例1に既出の同じまたは同種の構成部材には同じ符号を付して詳細説明は省略する。
【0134】
実施例3のパチンコ機で実行される特別電動役物不正入賞エラー処理について、図11に基づき説明する。実施例3の特別電動役物不正入賞エラー処理では、メイン制御CPU60aは、特別入賞検出センサ44から球検出信号が入力した場合(ステップC10)、ステップC11でタイマ部208による計時を開始する。また、ステップC12に移行して前記特別入賞ソレノイド42が作動中であるか否かを判定する。そして、ステップC12の判定結果が肯定の場合、すなわち特別入賞ソレノイド42が作動中であってメイン制御CPU60aが正常な球検出であると判定した場合は、サブカウント手段209でのカウント回数(検出回数)をリセット(ステップC13)すると共にタイマ部208での計時時間をリセット(ステップC14)して特別電動役物不正入賞エラー処理を終了する。一方、ステップC12の判定結果が否定の場合、すなわち特別入賞ソレノイド42が作動中でないとメイン制御CPU60aが判定した場合には、メイン制御CPU60aは特別電動役物不正入賞エラー指定コマンドを出力する(ステップC15)。
【0135】
次に、ステップC16に移行して、特別電動役物不正入賞エラー指定コマンドの入力回数を演出制御CPU65aのサブカウント手段209でカウントする。そして、ステップC17においてサブカウント手段209でカウントした入力回数が規定回数(2回)か否かを判定し、該ステップC17の判定結果が否定の場合には、ステップC18でタイマ部208での計時時間が判定期間JTとなったか否かを判定する。ステップC18の判定結果が肯定の場合は、サブカウント手段209でのカウント回数(検出回数)をリセット(ステップC13)すると共にタイマ部208での計時時間をリセット(ステップC14)して特別電動役物不正入賞エラー処理を終了する。すなわち、判定期間JTの間に特別電動役物不正入賞エラー指定コマンド(特別入賞検出センサ44からの球検出信号)の入力回数が規定回数に達しない場合は特別電動役物不正入賞エラー処理を終了する。一方、ステップC18の判定結果が否定の場合には、ステップC19に移行して特別入賞検出センサ44から球検出信号が入力したかを判定し、ステップC19の判定結果が否定の場合には、ステップC18に戻って処理を繰り返す。
【0136】
前記ステップC19の判定結果が肯定の場合は、ステップC12に移行して前記特別入賞ソレノイド42が作動中であるか否かを判定する。そして、ステップC12の判定結果が肯定の場合は、前述したように特別電動役物不正入賞エラー処理を終了する。一方、ステップC12の判定結果が否定の場合は、前述したと同様にメイン制御CPU60aは特別電動役物不正入賞エラー指定コマンドを出力する(ステップC15)。そして、演出制御CPU65aでは、特別電動役物不正入賞エラー指定コマンドの入力回数(特別入賞検出センサ44での球検出回数)をサブカウント手段209でカウントする(ステップC16)。そして、ステップC17においてサブカウント手段209でカウントした検出回数が規定回数(2回)か否かを判定した結果が肯定の場合には、演出制御CPU65aは、「特別電動役物不正入賞エラー」が発生したと判定し、前記ランプ装置18、スピーカ19で特別電動役物不正入賞エラー報知を実行させる(ステップC20)。そして、サブカウント手段209でのカウント回数およびタイマ部208での計時時間がリセット(ステップC13,C14)されて、特別電動役物不正入賞エラー処理が終了する。すなわち、大当り遊技中にのみ作動する特別入賞ソレノイド42が作動中でないのにも関わらず、特別入賞検出センサ44が2回(2回以上の規定回数)も球検出することは、不正が行われている可能性が高いことから、演出制御CPU65aは、特別電動役物不正入賞エラー指定コマンドの入力回数が規定回数に達した時点で「特別電動役物不正入賞エラー」が発生したと判定して特別電動役物不正入賞エラー報知を報知手段18,19で実行させる。
【0137】
すなわち、実施例3のパチンコ機における特別電動役物不正入賞エラー処理では、演出制御CPU65aでエラー報知を遅延させるので、メイン制御CPU60aの制御負荷を低減することができる。また、実施例3のパチンコ機が奏するその他の作用効果は、前記実施例1と同じである。
【0138】
なお、実施例3のパチンコ機のメイン制御CPU60aは、有効状態判定手段としてのメイン制御CPU60aが有効状態でないときの入力であると判定した場合にエラー情報を出力するエラー情報出力手段としての機能を備える。また、演出制御CPU65aが備えるサブカウント手段209が、エラー情報出力手段としてのメイン制御CPU60aからの判定期間の間のエラー情報入力回数をカウントするカウント手段として機能する。また、パチンコ機の演出制御CPU65aが、サブカウント手段209のカウント回数が2回以上の規定回数に達したかを判定する回数判定手段としての機能および回数判定手段としての演出制御CPU65aが規定回数に達したと判定した場合にエラー処理を実行するサブ制御手段としての機能を備えている。
【実施例4】
【0139】
次に、実施例4に係るパチンコ機について説明する。実施例4のパチンコ機は、前記実施例1のパチンコ機10と特別電動役物不正入賞エラー報知の態様が異なるのみで、その他の構成は同じであるので、実施例4のパチンコ機については、特別電動役物不正入賞エラー報知に関連する構成についてのみ説明し、実施例1に既出の同じまたは同種の構成部材には同じ符号を付して詳細説明は省略する。
【0140】
実施例4に係るパチンコ機の表示制御ROM70bには、画像データとして、「特別電動役物不正入賞エラー」に対応する特別電動役物不正入賞エラー報知の画像データとして、「特別電動役物不正入賞エラー」の文字を表示する画像データが記憶されている。また、表示装置17の表示部17aには、図12に示す如く、前記特別電動役物不正入賞エラー報知の画像データを表示する領域として、該表示部17aの全面に対して小さな不正入賞エラー用表示領域211が設定されている。そして、この不正入賞エラー用表示領域211は、前記有効停止位置27に重ならない位置に設定されており、有効停止位置27に確定停止表示された飾図が不正入賞エラー報知の表示によって隠れることがないよう構成される。また、不正入賞エラー用表示領域211は、前記振動エラー用表示領域204、満杯エラー用表示領域205、右打ちエラー用表示領域206とも重ならない位置に設定されており、「振動検出センサエラー」、「満杯エラー」、「右打ちエラー」と「特別電動役物不正入賞エラー」とが重複して発生した場合は、これらに対応するエラー報知を表示部17aに同時に(並行して)表示し得るよう構成されている。
【0141】
実施例4に係るパチンコ機では、「特別電動役物不正入賞エラー」が発生した場合は、前記実施例1のようにランプ装置18やスピーカ19でのエラー報知のみでなく、表示装置17においてもエラー報知を行うので、「特別電動役物不正入賞エラー」が発生したことを確実に認識させることができる。また、不正入賞エラー用表示領域211は、表示部17aの有効停止位置27に重ならない位置に設定されているので、特別電動役物不正入賞エラー報知の表示(エラー表示)によって飾図(図柄)の視認性が低下するのを防止し得る。なお、実施例4に係るパチンコ機では、「特別電動役物不正入賞エラー」が発生した場合に表示部17aの一部分の領域211を用いてエラー報知を表示するので、前記演出制御CPU65aは、「特別電動役物不正入賞エラー」が発生していない状態と、「特別電動役物不正入賞エラー」が発生して表示部17aに特別電動役物不正入賞エラー報知が表示されている状態とで、表示装置17で実行される図柄変動演出における飾図(図柄)の表示態様が異なるようになっている。実施例4に係るパチンコ機の表示装置17では、メイン制御CPU60aから特別電動役物不正入賞エラー指定コマンド(エラー情報、特別エラー情報)が出力された後と前とでは、異なる態様で飾図を変動表示するよう構成される。
【0142】
〔変更例について〕
なお、本発明に係る遊技機の構成としては、前述した各実施例に示したものに限らず、種々の変更が可能で、例えば以下のものを採用可能である。
(1) 実施例1および実施例3では、メイン制御CPUまたは演出制御CPUの何れか一方で特別電動役物不正入賞エラーのエラー報知を遅延させるよう構成したが、実施例1および実施例3の構成を組み合わせるようにしてもよい。すなわち、メイン制御CPUにおいて、特別入賞ソレノイドが作動中でない状態での特別入賞検出センサによる検出回数が規定回数となるまで、演出制御CPU(演出制御基板)に対する特別電動役物不正入賞エラー指定コマンドの出力を遅延させると共に、演出制御CPUにおいてメイン制御CPUからの特別電動役物不正入賞エラー指定コマンドの入力回数が規定回数となるまで、ランプ装置やスピーカ等の報知手段によるエラー報知の実行を遅延させる構成を採用し得る。
(2) 各実施例では、特別電動役物不正入賞エラー処理において、カウント手段やサブカウント手段で対象とする検出回数や入力回数をカウントする判定期間を設定したが、判定期間を省略して、カウント手段のカウント数が規定回数となったときの条件で特別電動役物不正入賞エラー指定コマンド(エラー情報)を出力したり、サブカウント手段のカウント数が規定回数となったときのみの条件でランプ装置やスピーカ等の報知手段でエラー報知を実行させる構成を採用し得る。
(3) メイン制御CPUから電動役物不正入賞エラー指定コマンドを出力する条件となる規定回数および演出制御CPUでランプ装置やスピーカ等の報知手段でエラー報知を実行させる条件となる規定回数は、2回に限定されるものではなく、2回以上の複数の任意の数に設定し得る。また、上記(1)で説明した変更例のようにメイン制御CPUおよび演出制御CPUの両方で規定回数を設定する構成では、両規定回数を同数としたり異なる数とすることができる。
【0143】
(4) 各実施例では、有効状態判定手段としてのメイン制御CPUが、球検出信号が所定条件の成立に基づく有効状態での入力かを判定する際の有効状態として、特別入賞ソレノイドの作動中の状態を挙げたが、該有効状態を大当り遊技状態とすることもできる。すなわち、メイン制御CPUは、メイン制御RAMに記憶されている大当りフラグの値から大当り遊技の付与中か否かを認識し得るので、大当り遊技が付与されていない状態(具体的には大当りフラグが「0」の状態)での特別入賞検出センサからの球検出信号をメイン制御CPUのカウント手段でカウントする。また、有効状態を、大当り遊技状態で、かつ特別入賞ソレノイドの作動中の状態とすることもできる。
(5) 各実施例では、検出手段からの検出信号が2回以上の規定回数に達した場合にエラー情報を出力する対象として特別入賞部を挙げたが、第2始動入賞部を対象としてもよい。すなわち、第2始動入賞部の始動用開閉部材は、普図当り抽選の結果、普図当り遊技が付与される場合に始動入賞ソレノイドの駆動制御下に開閉動作するようになっているので、普図当り遊技が付与されることを所定条件とし、始動入賞ソレノイドの作動中が有効状態としてメイン制御CPUが、第2始動入賞検出センサからの球検出信号のカウント回数に基づいてエラー情報を出力するか否かを判定するようにすればよい。そして、検出手段からの検出信号が2回以上の規定回数に達した場合にエラー情報を出力する対象を第2始動入賞部とした場合は、第2始動入賞検出センサ(特別検出手段)とメイン制御CPUとで特定エラー検出手段が構成される。また、前記(4)の変更例と同様に、球検出信号が所定条件の成立に基づく有効状態での入力かを判定する際の有効状態として、普図当り遊技状態とすることもできる。すなわち、メイン制御CPUは、メイン制御RAMに記憶されている普図当りフラグの値から普図当り遊技の付与中か否かを認識し得るので、普図当り遊技が付与されていない状態(具体的には普図当りフラグが「0」の状態)での第2始動入賞検出センサからの球検出信号をメイン制御CPUのカウント手段でカウントするようにすればよい。なお、検出手段からの検出信号が2回以上の規定回数に達した場合にエラー情報を出力する対象となる入賞部は、特別入賞部や第2始動入賞部に限らずその他の入賞部であってもよい。
【0144】
(6) エラー情報を出力する対象を第2始動入賞部とした場合に、球検出信号が所定条件の成立に基づく有効状態での入力かを判定する際の有効状態として、変短状態とすることもできる。すなわち、メイン制御CPUは、メイン制御RAMに記憶されている変短フラグの値から変短状態の付与中か否かを認識し得るので、変短状態が付与されていない状態(具体的には変短フラグが「0」の状態)での第2始動入賞検出センサからの球検出信号をメイン制御CPUのカウント手段でカウントする。この場合は、規定回数や判定期間を、非変短状態において経験的に通常の遊技を行っている場合では考えられない球検出信号の入力回数と、該入力回数が通常の遊技を行っている状態では発生し得ない期間に設定すればよい。
(7) カウント手段で球検出信号をカウントする判定期間は、各実施例で挙げたラウンド時間に限定されるものでなく、エラー情報を出力する対象となる入賞部に形態に合わせて任意の期間に設定することができる。
(8) 特別電動役物不正入賞エラー処理については、特別入賞検出センサによる球検出信号がメイン制御CPUに入力されたことを条件に開始するのに代えて、所定周期毎に実行する構成を採用し得る。
(9) 各実施例では、エラー報知手段(報知手段)として図柄変動演出が実行される表示装置を挙げたが、表示装置とは別に設けたサブ表示装置にエラー報知を実行させる構成を採用し得る。すなわち、表示装置で図柄変動演出を実行すると共に、サブ表示装置でエラー報知を実行させるようにすれば、図柄変動演出中に発生したエラーに対応するエラー報知(エラー表示)によって図柄変動演出の視認性が低下するのを防止し得るもとで、エラーの発生を確実に報知することができる。
(10) 各実施例では、エラーの種類として、同一の優先順位(優先順位2)に分類された複数のエラーを設定したが、全ての種類が異なる優先順位に分類されたものであってもよい。
【0145】
(11) 各実施例では、「RAMクリア」に対応するエラー報知として、表示装置では「RAMクリア」を特定するエラー報知(エラー表示)を実行しない場合としたが、表示制御RAMに、「RAMクリア」に対応するRAMクリア報知の画像データとして、「RAMクリア」の文字を表示する画像データを記憶させて、「RAMクリア」が発生した場合には表示装置の表示部にRAMクリアの画像を表示するようにしてもよい。また、RAMクリアの画像については、「RAMクリア」による初期化処理が開始されるタイミングで表示部に表示し、その後の初期化処理が終了するまでは実施例1で説明したように初期画像(初期図柄)を表示するようにしてもよい。
(12) エラーが重複して発生した場合において優先順位が高いエラーのエラー報知を優先して実行する場合に、ランプ装置やスピーカ等のように同時または並行して異なるエラー報知を実行できない第1の報知手段では優先順位の高いエラー報知を実行する一方で、表示装置のように同時または並行して異なるエラー報知を実行できる第2の報知手段では優先順位に関わらず複数のエラー報知を実行する構成を採用し得る。例えば、満杯エラー報知が表示装置およびスピーカで実行中に、「振動検出センサエラー」が発生した場合に、表示装置では満杯エラー報知および振動検出センサエラー報知の画像を並行に表示しつつ、スピーカでは優先順位の高い「振動検出センサエラー」のエラー報知の音声を出力するようにする。この構成によれば、表示によって複数のエラーの発生を報知しつつ、音声によって優先順位の高いエラーの発生を報知することができる。
(13) 復電処理実行報知について、表示装置による報知のみに限らず、ランプ装置やスピーカで報知するようにしてもよい。
(14) 各実施例では、優先順位が3〜7の各エラーについて、表示装置の表示部に対応するエラー報知を表示する領域が相互に重ならないようにして、同時に複数のエラー報知を表示し得るよう構成したが、優先順位が3〜7の各エラーのエラー用表示領域を1つとして、複数のエラーが重複して発生した場合は、最も優先順位の高いエラーに対応するエラー報知を表示部のエラー用表示領域に表示する構成を採用し得る。
(15) 各実施例では、各エラーに対応するエラー報知を、表示装置、ランプ装置、スピーカの複数の報知手段のうちの複数を用いて実行するよう構成したが、エラーの種類によって報知手段の組み合わせを変えたり、何れか一つの報知手段でのみエラー報知を実行するようにしてもよい。
【0146】
(16) 各実施例においてメイン制御手段(メイン制御CPU)が備える機能の全部または一部をサブ制御手段(演出制御CPU)が備えるようにしてもよく、反対にサブ制御手段が備える機能の全部または一部をメイン制御手段が備えるようにしてもよい。そして、各実施例では、メイン制御基板とサブ制御基板(演出制御基板)とを分けて設けるようにしたが、単一の制御基板とすることもできる。すなわち、各実施例におけるメイン制御手段およびサブ制御手段の機能を、単一の制御基板に設けた制御手段(CPU)が備えるようにしてもよい。更に、別途制御基板を備えて、各実施例のメイン制御手段やサブ制御手段が備える機能の全部または一部を、別の制御手段に備えさせてもよい。
(17) 各実施例においてメイン制御手段(メイン制御CPU)が備える機能の全部または一部を払出制御手段が備えるようにしてもよく、反対に払出制御手段が備える機能の全部または一部をメイン制御手段が備えるようにしてもよい。そして、各実施例では、メイン制御基板と払出制御基板とを分けて設けるようにしたが、単一の制御基板とすることもできる。
(18) また、各実施例において演出制御手段(演出制御CPU)が備える機能の全部または一部を表示制御手段(表示制御CPU)が備えるようにしてもよく、反対に表示制御手段が備える機能の全部または一部を演出制御手段が備えるようにしてもよい。そして、各実施例では、演出制御基板(演出制御CPU)と表示制御基板(表示制御CPU)とを分けて設けるようにしたが、単一の制御基板とすることもできる。すなわち、各実施例における演出制御手段および表示制御手段の機能を、単一の制御基板に設けた制御手段(CPU)が備えるようにしてもよい。また、発光制御を行うランプ制御手段や音出力制御を行う音制御手段に関しても同様に、演出制御手段が兼用することができる。
(19) 各実施例では、電源回路から各制御基板に電源電圧を供給するよう構成したが、電源回路から払出制御基板に供給された電源電圧を、該払出制御基板からその他の制御基板に供給する構成を採用し得る。すなわち、電源回路から1つの制御基板に供給された電源電圧を、該1つの制御基板から他の制御基板に供給するようにしてもよい。
(20) 遊技機としては、パチンコ機に限られるものではなく、アレンジボール機やパチンコ球を用いたスロットマシン等、その他各種の遊技機であってもよい。
【符号の説明】
【0147】
17 表示装置(表示手段)
17a 表示部
40a 特別入賞口(入賞口)
40b 特別用開閉部材(開閉手段)
42 特別入賞ソレノイド(駆動手段)
44 特別入賞検出センサ(特別検出手段)
60a メイン制御CPU(当り判定手段、有効状態判定手段、回数判定手段、エラー情報出力手段)
65a 演出制御CPU(サブ制御手段、回数判定手段)
201 電波検出センサ(エラー検出手段)
202 磁気検出センサ(エラー検出手段)
203 満杯検出センサ(エラー検出手段)
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12