特許第6621890号(P6621890)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6621890
(24)【登録日】2019年11月29日
(45)【発行日】2019年12月18日
(54)【発明の名称】遊技機
(51)【国際特許分類】
   A63F 7/02 20060101AFI20191209BHJP
【FI】
   A63F7/02 304D
   A63F7/02 320
【請求項の数】1
【全頁数】49
(21)【出願番号】特願2018-172527(P2018-172527)
(22)【出願日】2018年9月14日
(62)【分割の表示】特願2014-166213(P2014-166213)の分割
【原出願日】2014年8月18日
(65)【公開番号】特開2018-192340(P2018-192340A)
(43)【公開日】2018年12月6日
【審査請求日】2018年9月14日
(73)【特許権者】
【識別番号】000135210
【氏名又は名称】株式会社ニューギン
(74)【代理人】
【識別番号】100076048
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 喜幾
(74)【代理人】
【識別番号】100141645
【弁理士】
【氏名又は名称】山田 健司
(72)【発明者】
【氏名】中根 真也
(72)【発明者】
【氏名】吉原 裕章
(72)【発明者】
【氏名】長井 直也
(72)【発明者】
【氏名】北出 雄
【審査官】 ▲高▼木 尚哉
(56)【参考文献】
【文献】 特開2014−094218(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A63F 7/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
遊技球が流下可能な遊技領域が画成された板状部材と、前記板状部材の裏側に設けられて当該板状部材との間に収容空間を画成する設置部材とを有する遊技盤を備えると共に、当り判定条件が成立することを契機として当りか否かを判定する当り判定手段を備え、前記当り判定手段の判定結果が当りの結果である場合に特別遊技が行われるよう構成された遊技機において、
前記当り判定手段の判定結果を示す特別図柄を変動させた後に停止表示させる特別図柄表示手段と、
前記当り判定手段の判定結果に基づいて演出図柄を変動させて図柄組合せ演出を実行する演出表示手段と、
前記特別図柄表示手段における特別図柄の変動開始に合わせて特殊図柄を変動開始させ、当該特別図柄表示手段における特別図柄の変動停止に合わせて特殊図柄を変動停止させる特殊図柄表示部を有する特殊図柄表示手段と、
前記演出表示手段で実行される演出表示に合わせて演出を実行可能な演出実行手段とを備え、
前記遊技盤は、前記板状部材に形成された表示窓部および設置部材に形成された表示窓部を介して前記演出表示手段の表示部を前面側から視認可能に構成され、
前記設置部材に形成された表示窓部の縁部の少なくとも一部が、前記板状部材に形成された表示窓部の縁部より当該板状部材の表示窓部の内側に位置するよう構成され、
前記特殊図柄表示部は、前記設置部材に形成された表示窓部の縁部より外側であって、前記板状部材に形成された表示窓部の縁部より内側に位置
前記演出実行手段の前面を装飾する前面装飾部材から前記特殊図柄表示部が露出するよう前記特殊図柄表示手段が配設されて、前記演出表示手段の前方を覆う透明部材の後方に前記特殊図柄表示部が位置するよう構成された
ことを特徴とする遊技機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、遊技盤の遊技領域に遊技球を流下させて遊技が行われるよう構成された遊技機に関するものである。
【背景技術】
【0002】
代表的な遊技機であるパチンコ機は、遊技店の図示しない設置枠台に設置される固定枠としての外枠に、遊技盤や制御装置等の各種部材が設置される本体枠としての中枠を開閉および着脱可能に組み付けると共に、該遊技盤を透視保護するガラス板を備えた装飾枠としての前枠を中枠の前面側に開閉可能に組み付けて構成される。前記遊技盤には、パチンコ球(遊技球)が流下する遊技領域に始動入賞部が設けられており、該遊技領域を流下する過程で始動入賞部に入賞したパチンコ球を検出センサ(始動入賞手段)が検出したことを契機として当り遊技(大当り遊技や小当り遊技)を生起するか否かを判定すると共に、特別図柄表示部(特別図柄決定手段)において特別図柄を変動させて、当該判定の判定結果を示す特別図柄を停止表示するようになっている。また、前記遊技盤の裏側には、前記始動入賞部の入賞口へのパチンコ球の入賞(検出センサの検出)を契機として飾り図柄を変動表示して図柄変動演出を実行する液晶式やドラム式等の図柄表示装置(演出表示手段)が設置されており、リーチ演出等の演出表示を図柄変動演出に伴って実行することで、図柄変動演出後に当り遊技(大当り遊技や小当り遊技)が生起されるか否かについて期待感を持たせ、遊技の興趣を向上するようになっている。そして、図柄変動演出の結果として図柄表示装置に飾り図柄が確定的に停止表示されることで、当り遊技(大当り遊技や小当り遊技)に当選したか否かを遊技者に報知ないし示唆し得るようになっている。そして、前記当り遊技に当選していた場合には、前記図柄変動演出後に遊技盤に設けられた特別入賞部(特別入賞手段)の入賞口を開閉させて、賞球を獲得する機会が付与されるようになっている。
【0003】
また、この種のパチンコ機では、前記図柄表示装置で行われる図柄変動演出において、当り遊技への期待度を高めるために多様なリーチ演出が行われる。このようなリーチ演出の中には、図柄表示装置の表示面全体を活用して演出表示用の画像を表示させて当り遊技が生起される期待度を高めるよう構成されたものがある。このような演出の実行時には、図柄表示装置の表示主体がリーチ演出等の演出表示画像となることから、飾り図柄を縮小して変動表示させたり、当該飾り図柄とは別の特殊図柄を図柄表示装置の隅部に表示させたりすることにより、図柄変動演出が継続していることを遊技者に報せる変動継続表示を表示させるように構成されている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2012−205745号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ここで、近年のパチンコ機は、図柄表示装置で行われる演出が複雑にしたり、長時間に亘って演出を行ったりすることで、当り遊技への期待度を高めて遊技の興趣を向上させるよう構成される傾向にある。このため、図柄変動演出が継続しているのか、あるいは当該演出が完了したのかを図柄表示装置の表示から一見しただけでは判別し難い場合があり、、図柄変動演出が継続しているか否かを遊技者が正確に判別し得ることが求められている。しかしながら、前記図柄表示装置で変動継続表示を常に表示させるようにした場合には、図柄表示装置に表示される演出表示の内容によっては、変動継続表示の表示位置や表示する大きさ等の態様を変更する必要がある。また、図柄表示装置に表示される演出表示と何ら繋がりがない変動継続表示が図柄表示装置に表示されることで、演出表示の一体感が損なわれてしまい遊技の興趣を低下させる要因にもなりかねない。
【0006】
すなわち本発明は、従来の技術に係る遊技機に内在する前記課題に鑑み、これを好適に解決するべく提案されたものであって、演出表示の区切りを正確に判別し得ると共に演出表示による演出効果を向上し得る遊技機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記課題を解決し、所期の目的を達成するため、本発明の請求項1に係る発明は、
遊技球が流下可能な遊技領域(22)が画成された板状部材(21)と、前記板状部材(21)の裏側に設けられて当該板状部材(21)との間に収容空間(82)を画成する設置部材(80)とを有する遊技盤(20)を備えると共に、当り判定条件が成立することを契機として当りか否かを判定する当り判定手段(301a)を備え、前記当り判定手段(301a)の判定結果が当りの結果である場合に特別遊技が行われるよう構成された遊技機において、
前記当り判定手段(301a)の判定結果を示す特別図柄を変動させた後に停止表示させる特別図柄表示手段(D1,D2)と、
前記当り判定手段(301a)の判定結果に基づいて演出図柄を変動させて図柄組合せ演出を実行する演出表示手段(17)と、
前記特別図柄表示手段(D1,D2)における特別図柄の変動開始に合わせて特殊図柄を変動開始させ、当該特別図柄表示手段(D1,D2)における特別図柄の変動停止に合わせて特殊図柄を変動停止させる特殊図柄表示部(HD1,HD2)を有する特殊図柄表示手段(HD)と、
前記演出表示手段(17)で実行される演出表示に合わせて演出を実行可能な演出実行手段(90)とを備え、
前記遊技盤(20)は、前記板状部材(21)に形成された表示窓部(41)および設置部材(80)に形成された表示窓部(81)を介して前記演出表示手段(17)の表示部(17a)を前面側から視認可能に構成され、
前記設置部材(80)に形成された表示窓部(81)の縁部の少なくとも一部が、前記板状部材(21)に形成された表示窓部(41)の縁部より当該板状部材(21)の表示窓部(41)の内側に位置するよう構成され、
前記特殊図柄表示部(HD1,HD2)は、前記設置部材(80)に形成された表示窓部(81)の縁部より外側であって、前記板状部材(21)に形成された表示窓部(41)の縁部より内側に位置
前記演出実行手段(90)の前面を装飾する前面装飾部材(115)から前記特殊図柄表示部(HD1,HD2)が露出するよう前記特殊図柄表示手段(HD)が配設されて、前記演出表示手段(17)の前方を覆う透明部材(42)の後方に前記特殊図柄表示部(HD1,HD2)が位置するよう構成されたことを要旨とする。
このように、演出図柄を変動させて図柄組合せ演出を実行する演出表示手段とは別途独立して特殊図柄表示手段を設けることで、演出表示手段で行われる演出が特殊図柄により制約されることはなく、演出の自由度や演出の一体感を高めることが可能となり、遊技の興趣の向上を図り得る。
また、設置部材に形成された表示窓部の縁部より外側で、かつ板状部材に形成された表示窓部の縁部より内側に特殊図柄表示手段を配置することで、当該特殊図柄表示手段の表示状態により演出の区切りを正確に判別することができる。
【0008】
本願には、次のような技術的思想が含まれる。
遊技球が流下可能な遊技領域(22)が画成された板状部材(21)と、前記板状部材(21)の裏側に設けられて当該板状部材(21)との間に収容空間(82)を画成する設置部材(80)とを有する遊技盤(20)を備えると共に、当り判定条件が成立することを契機として当りか否かを判定する当り判定手段(301a)を備え、前記当り判定手段(301a)の判定結果が当りの結果である場合に特別遊技が行われるよう構成された遊技機において、
前記当り判定手段(301a)の判定結果を示す特別図柄を変動させた後に停止表示させる特別図柄表示手段(D1,D2)と、
前記当り判定手段(301a)の判定結果に基づいて演出図柄を変動させて図柄組合せ演出を実行する演出表示手段(17)と、
前記特別図柄表示手段(D1,D2)における特別図柄の変動開始に合わせて特殊図柄を変動開始させ、当該特別図柄表示手段(D1,D2)における特別図柄の変動停止に合わせて特殊図柄を変動停止させる特殊図柄表示手段(HD)と、
前記演出表示手段(17)で実行される演出表示に合わせて可動体(110)を動作させて動作演出を実行可能な可動演出手段(90)とを備え、
前記遊技盤(20)は、前記板状部材(21)に形成された表示窓部(41)および設置部材(80)に形成された表示窓部(81)を介して前記演出表示手段(17)の表示部(17a)を前面側から視認可能に構成され、
前記設置部材(80)に形成された表示窓部(81)の縁部の少なくとも一部が、前記板状部材(21)に形成された表示窓部(41)の縁部より当該板状部材(21)の表示窓部(41)の内側に位置するよう構成され、
前記可動演出手段(90)は、前記設置部材(80)に形成された表示窓部(81)の縁部より外側であって、前記板状部材(21)に形成された表示窓部(41)の縁部より内側に位置するよう配設され、
前記特殊図柄表示手段(HD)は、前記特殊図柄を変動および停止表示する特殊図柄表示部(HD1,HD2)を備えると共に、始動入賞手段(SE1,SE2)による遊技球の検出を契機として変化する遊技情報を表示する遊技情報表示部(HD3,HD4)を備え、
前記可動演出手段(90)における前記可動体(110)を支持する側の部材(91,101)の前面側に、該可動演出手段(90)を装飾する前面装飾部材(115)が配設され、該前面装飾部材(115)から前記特殊図柄表示部(HD1,HD2)および前記遊技情報表示部(HD3,HD4)が露出するよう前記特殊図柄表示手段(HD)が配設されて、当該特殊図柄表示手段(HD)の前側に重ならない位置で前記可動体(110)を動作させるよう構成され、
前記特殊図柄表示部(HD1,HD2)は、前記特殊図柄表示手段(HD)において前記遊技情報表示部(HD3,HD4)よりも前記設置部材(80)に形成された表示窓部(81)の縁部側に近接した位置に配置されたことを要旨とする。
このように、演出図柄を変動させて図柄組合せ演出を実行する演出表示手段とは別途独立して特殊図柄表示手段を設けることで、演出表示手段で行われる演出が特殊図柄により制約されることはなく、演出の自由度や演出の一体感を高めることが可能となり、遊技の興趣の向上を図り得る。また、可動演出手段の前面側に特殊図柄表示手段を配設して可動体が特殊図柄表示手段の前面に重ならないよう動作させるようにしたから、当該特殊図柄表示手段の表示状態により演出の区切りを正確に判別することができる。
また、設置部材に形成された表示窓部の縁部より外側で、かつ板状部材に形成された表示窓部の縁部より内側に、前記可動演出手段および特殊図柄表示手段を配置することで、当該特殊図柄表示手段の表示状態により演出の区切りを正確に判別することができる。
【0009】
本願には、次のような技術的思想が含まれる。
前記遊技盤(20)は、遊技球が流下可能な遊技領域(22)が画成された板状部材(21)と、前記板状部材(21)の裏側に設けられて当該板状部材(21)との間に収容空間(82)を画成する設置部材(80)とを有し、
前記可動演出手段(90)は、前記設置部材(80)に取り付けられる取付ベース部(91)と、前記取付ベース部(91)の前面側に離間して配設されて当該取付ベース部(91)との間に可動体収容部(107)を画成する前側ベース部(101)とを備え、
前記取付ベース部(91)と前側ベース部(101)との間の可動体収容部(107)に、前記可動体(110)の駆動機構(M,96,97)が配設されると共に、当該前側ベース部(101)の前面側に、前記特殊図柄表示手段(HD)を配設するよう構成されたことを要旨とする。
このように、可動体の駆動機構を収容する可動体収容部の前面を画成する前側ベース部の前面側に特殊図柄表示手段を配設することで、当該可動体の動作に伴って特殊図柄表示手段が隠れるのを防止でき、当該特殊図柄表示手段の表示状態により演出の区切りを正確に判別することができる。
【0010】
本願には、次のような技術的思想が含まれる。
前記可動体(110)は、前後に延在する回転軸(97)を中心として揺動するアーム部(111)を備え、前記前側ベース部(101)の後方で前記アーム部(111)が回転軸(97)を中心に揺動するよう構成されると共に、当該前側ベース部(101)を挟んでアーム部(111)の前側に、前記特殊図柄表示手段(HD)が位置するよう構成されたことを要旨とする。
このように、可動体のアーム部を前後に延在する回転軸を中心として前側ベース部の後側で揺動する構成すると共に、当該前側ベース部を挟んで前側に特殊図柄表示手段を配置することで、可動体の動作に伴って特殊図柄表示手段が隠れるのを防止でき、当該特殊図柄表示手段の表示状態により演出の区切りを正確に判別することができる。
【0011】
本願には、次のような技術的思想が含まれる。
遊技球が流下可能な遊技領域(22)が画成された板状部材(21)と、前記板状部材(21)の裏側に設けられて当該板状部材(21)との間に収容空間(82)を画成する設置部材(80)とを有する遊技盤(20)を備えると共に、当り判定条件が成立することを契機として当りか否かを判定する当り判定手段(301a)を備え、前記当り判定手段(301a)の判定結果が当りの結果である場合に特別遊技が行われるよう構成された遊技機において、
前記当り判定手段(301a)の判定結果を示す特別図柄を変動させた後に停止表示させる特別図柄表示手段(D1,D2)と、
前記当り判定手段(301a)の判定結果に基づいて演出図柄を変動させて図柄組合せ演出を実行する演出表示手段(17)と、
前記特別図柄表示手段(D1,D2)における特別図柄の変動開始に合わせて特殊図柄を変動開始させ、当該特別図柄表示手段(D1,D2)における特別図柄の変動停止に合わせて特殊図柄を変動停止させる特殊図柄表示手段(HD)と、
前記演出表示手段(17)で実行される演出表示に合わせて可動体(110)を動作させて動作演出を実行可能な可動演出手段(90)とを備え、
前記遊技盤(20)は、前記板状部材(21)に形成された表示窓部(41)および設置部材(80)に形成された表示窓部(81)を介して前記演出表示手段(17)の表示部(17a)を前面側から視認可能に構成され、
前記設置部材(80)に形成された表示窓部(81)の縁部の少なくとも一部が、前記板状部材(21)に形成された表示窓部(41)の縁部より当該板状部材(21)の表示窓部(41)の内側に位置するよう構成され、
前記可動演出手段(90)は、前記設置部材(80)に形成された表示窓部(81)の縁部より外側であって、前記板状部材(21)に形成された表示窓部(41)の縁部より内側に位置するよう配設され、
前記特別図柄表示手段(D1,D2)として、第1の当り判定条件の成立を契機とする前記当り判定手段(301a)の判定結果を示す前記特別図柄を表示する第1特別図柄表示手段(D1)と、第2の当り判定条件の成立を契機とする前記当り判定手段(301a)の判定結果を示す前記特別図柄を表示する第2特別図柄表示手段(D2)とを備え、
前記特殊図柄表示手段(HD)は、前記第1特別図柄表示手段(D1)の表示内容に合わせて前記第1の当り判定条件の成立を契機とする前記当り判定手段(301a)の判定結果を示す前記特殊図柄を表示する第1特殊図柄表示部(HD1)と、前記第2特別図柄表示手段(D2)の表示内容に合わせて前記第2の当り判定条件の成立を契機とする前記当り判定手段(301a)の判定結果を示す前記特殊図柄を表示する第2特殊図柄表示部(HD2)とを備え、
前記可動演出手段(90)における前記可動体(110)を支持する側の部材(91,101)の前面側に、該可動演出手段(90)を装飾する前面装飾部材(115)が配設され、該前面装飾部材(115)から前記第1特殊図柄表示部(HD1)および前記第2特殊図柄表示部(HD2)が露出するよう前記特殊図柄表示手段(HD)が配設されて、当該特殊図柄表示手段(HD)の前側に重ならない位置で前記可動体(110)を動作させるよう構成され、
前記当り判定手段(301a)による当りの判定結果を示すと共に前記特別遊技の種類を特定する複数種類の特別図柄の何れかが前記第1特別図柄表示手段(D1)に表示される場合に、該複数種類の特別図柄の何れが該第1特別図柄表示手段(D1)に表示されるかに関わらず同一の表示形態で前記特殊図柄が前記第1特殊図柄表示部(HD1)に表示されると共に、
前記当り判定手段(301a)による当りの判定結果を示すと共に前記特別遊技の種類を特定する複数種類の特別図柄の何れかが前記第2特別図柄表示手段(D2)に表示される場合に、該複数種類の特別図柄の何れが該第2特別図柄表示手段(D2)に表示されるかに関わらず同一の表示形態で前記特殊図柄が前記第2特殊図柄表示部(HD2)に表示されるよう構成されたことを要旨とする。
【発明の効果】
【0012】
本発明に係る遊技機によれば、演出表示の区切りを正確に判別し得ると共に演出表示による演出効果を向上し得る。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】本発明の好適な実施例に係るパチンコ機を、外枠に対して前枠を開放した状態で示す斜視図である。
図2】(a)は、実施例に係る遊技盤を示す正面図であり、(b)は、遊技情報表示部を示す正面図である。
図3】実施例に係る遊技盤の分解斜視図であって、板状部材、演出関連情報表示部を有する可動演出装置および設置部材を示す。
図4】(a)は、実施例に係る遊技盤の要部を拡大した正面図であって、透明パネルを省略すると共に演出関連情報表示部が配置される表示領域に斜線を付して示し、(b)は、演出関連情報表示部を拡大して示す正面図である。
図5図4(b)のA−A線位置で遊技盤を横断した要部を拡大した断面図であって、板状部材の後面位置および後側表示窓部の右縁部位置に合わせて一点鎖線を示している。
図6】実施例に係る可動演出装置の分解斜視図である。
図7】実施例に係る可動演出装置における演出関連情報表示部の配設位置を拡大した正面図である。
図8】実施例に係る演出関連情報表示部を後方から視た状態で示す分解斜視図である。
図9】(a)は、図4(b)のA−A線位置で可動演出装置を横断した要部を拡大した断面図であり、(b)は、図4(b)のB−B線位置で可動演出装置を縦断した要部を拡大した断面図である。
図10】実施例に係るパチンコ機における大当り図柄と特別遊技との関係を示す説明図である。
図11】実施例に係るパチンコ機の制御構成を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
次に、本発明に係る遊技機につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照して以下に説明する。なお、実施例では、遊技球としてパチンコ球を用いて遊技を行うパチンコ機10を例に挙げて説明する。また、以下の説明において、「前」、「後」、「左」、「右」とは、特に断りのない限り、図1に示すようにパチンコ機10を前側(遊技者側)から見た状態で指称する。
【実施例】
【0015】
(パチンコ機10について)
実施例に係るパチンコ機10は、図1に示すように、前後に開口する矩形枠状に形成されて遊技店の図示しない設置枠台に縦置き姿勢で設置される固定枠としての外枠11の開口前面側に、遊技盤20を着脱可能に保持する本体枠としての中枠12が開閉および着脱可能に組み付けられて、該遊技盤20の裏側に、所定の特図当り判定条件(当り判定条件)の成立を契機として(後述する第1始動入賞部51の第1始動入賞口51aまたは第2始動入賞部52の第2始動入賞口52aへのパチンコ球の入賞を契機として)、演出用の図柄(以下演出図柄という)を変動表示させて図柄組合せ演出を行う演出表示手段としての図柄表示装置17が着脱可能に配設されている。また、前記中枠12の前面側には、前記遊技盤20の遊技領域22と対応する位置に前後に開口する窓口13aが形成された装飾枠としての前枠13が開閉可能に組み付けられている。そして、前枠13には、ガラス板や透明な合成樹脂材で形成された透視保護部材が窓口13aを覆うよう配設されており、遊技盤20を前側から透視可能な状態で保護している。なお、図1では、透視保護部材を省略してある。また、前記前枠13における窓口13aの下方位置には、パチンコ球を貯留可能な球受け皿14が設けられており、当該前枠13と一体的に球受け皿14を開閉し得るようになっている。実施例の前枠13には、上下の位置関係で2つの球受け皿14が組み付けられており、図1に上側の球受け皿14のみを図示してある。なお、前記上下の球受け皿14の一方および両方を、前枠13とは個別に中枠12に組み付けるようにしてもよい。また、中枠12や前枠13に、1つの球受け皿14のみを備える構成とすることもできる。なお、実施例では、前記図柄表示装置17としては、液晶パネルを収容ケースに収容した液晶表示装置が採用されているがこれに限られるものではなく、ドラム式の図柄表示装置17やドットマトリックス式の表示装置等の演出図柄を変動および停止表示可能な従来公知の各種の装置を採用し得る。
【0016】
実施例のパチンコ機10の前面右下部(実施例では前枠13の前面右下部)には、図1に示すように、前記中枠12に配設された打球発射装置18を作動させる操作ハンドル16が設けられる。この操作ハンドル16は、左回転方向に付勢された操作レバー16aを備えており、該操作レバー16aを右回転するよう遊技者が回動操作することで打球発射装置18が作動されて、前記上側の球受け皿14に貯留されたパチンコ球が前記遊技盤20に向けて発射されるようになっている。ここで、前記操作レバー16aの回動量に応じて前記打球発射装置18によるパチンコ球の打球力が強弱変化するよう構成されており、遊技者が操作レバー16aの回動量を調節することで、前記遊技領域22へのパチンコ球の打ち出し位置を任意に変更し得るようになっている。すなわち、遊技者が操作レバー16aを操作して回動量を調節することで、前記遊技盤20に形成された第1の流下領域22a(後述)にパチンコ球を流下させる所謂「左打ち遊技」と称される遊技形態、該遊技盤20に形成された第2の流下領域22b(後述)にパチンコ球を流下させる所謂「右打ち遊技」と称される遊技形態とに切り替えて遊技を行い得るようになっている。
【0017】
(遊技盤20について)
実施例の前記遊技盤20は、図2図3に示すように、パチンコ球が流下可能な遊技領域22が前面側に形成された板状部材(遊技領域形成部材)21と、該板状部材21の裏側に配設されて当該板状部材21との間に収容空間82を画成する設置部材(収容空間画成部材)80とから構成されている。前記板状部材21は、合成樹脂材やベニヤ材等から所定板厚の略矩形状に形成されており、前面(盤面)に配設された略円形状の案内レール23によりパチンコ球が流下可能な遊技領域22が画成されている。実施例の板状部材21は、アクリル樹脂から形成された透明板であって、前記収容空間82を板状部材21の前面側から透視し得るようになっている。また、前記板状部材21と設置部材80との間の収容空間82には、可動体の動作による演出や発光による演出を行う演出装置が設置されており、透明な板状部材21を介して遊技盤20の前面側から収容空間82内に配設した演出装置を遊技者が目視し得るよう構成されている。また、収容空間82には、前記板状部材21に設けられた入賞部51,52,53,54,55,56に入賞したパチンコ球を排出する球排出ユニットが設置され、入賞したパチンコ球を遊技盤20の外部に排出し得るよう構成されている。なお、前記図柄表示装置17は、設置部材80の裏側に取り付けられて、後述するように設置部材80に設けた後側表示窓部(図示せず)および板状部材21(枠状装飾部材40)の前側表示窓部41(後述)を介して遊技盤20の前側から視認可能に臨むよう構成される。
【0018】
前記案内レール23は、図2に示すように、板状部材21の左下部から右上部に至るよう左方向に膨出する円弧状に形成された外レール部材24と、板状部材21の右上部、右下部および左上部に至るよう右方向に膨出する円弧状に形成された内レール部材25とから構成されている。前記内レール部材25は、外レール部材24の右上端部に連接して板状部材21の右上部から下部に亘って配設され、左端縁が右方に凹む円弧状に形成された右側内レール部材25bと、板状部材21の下部から左上部に亘って配設されて右側内レール部材25bの下端部に連接し、前記外レール部材24の右方(内側)に離間して位置する左側内レール部材25aとから構成され、該外レール部材24および左側内レール部材25aにより1個のパチンコ球が通過可能な発射通路26が画成されている。ここで、前記内レール部材25(左側内レール部材25a)は、前記板状部材21の左上部に開放端が臨むよう配置されて、外レール部材24との間に遊技領域22に開口する発射口26aを画成するよう構成され、前記打球発射装置18から発射されたパチンコ球が発射通路26の下方開口から飛翔して、当該発射口26aから遊技領域22内に打ち出されるようになっている。
【0019】
前記板状部材21には、前後に貫通する装着口が前記遊技領域22内の適宜位置に開設されて、各装着口に対して各種の遊技盤設置部品が配設されている。なお、実施例の遊技盤20には、遊技盤設置部品として枠状装飾部材40や各種入球部(始動入賞部51,52、特別入賞部53,54、普通入賞部55,56、ゲート部57等)を設置する装着口が形成されている。なお、図4に枠状装飾部材40を設置する装着口29と、右側入賞ユニット61を設置する装着口29の一部を図示してある。そして、前記遊技盤20の板状部材21において遊技領域22の最下部位置に、該遊技領域22の最下部位置まで流下したパチンコ球を遊技盤20の外部に排出するアウト口30が開設されている。すなわち、前記打球発射装置18から発射されて遊技領域22を流下するパチンコ球が前記板状部材21に設けられた入球部(始動入賞部51,52、特別入賞部53,54、普通入賞部55,56、ゲート部57等)に入球(入賞)することにより、入球した入球部に応じた賞球の払い出しや図柄組合せ演出の実行等の所定の遊技が行われ、遊技領域22の最下部まで流下したパチンコ球がアウト口30を介して機外に排出されるよう構成される。なお、前記装着口は、板状部材21に対して取り付けられる遊技盤設置部品の配設位置や配設数等に応じて適宜に形成される。
【0020】
また、前記板状部材21には、前記遊技領域22内に多数の遊技釘32が設けられると共に、後述する枠状装飾部材40の左側方に、遊技領域22を流下するパチンコ球の接触に伴って回転する回転案内部材33が回転自在に支持されており、遊技釘32や回転案内部材33との接触によりパチンコ球の流下方向が不規則に変化するよう構成されている。前記回転案内部材33は、回転中心から放射状に複数の接触片(図示せず)を有する所謂「風車」とも称される部材であって、接触片に対するパチンコ球の接触に伴って回転案内部材33が回転することでパチンコ球を弾くように左右方向へ放出するようになっている。
【0021】
実施例の前記板状部材21には、図2に示すように、前記案内レール23で囲まれた遊技領域22の略中央の大部分が開口する装着口に、センター役とも称される装飾部材40が取り付けられており、当該装飾部材40に設けられた前側表示窓部(表示窓部)41を介して前側から板状部材21の後方を視認し得るよう構成されている。そして、前記装飾部材40の前側表示窓部41の後方に、前記図柄表示装置17の表示部が臨む前記設置部材80の後側表示窓部が位置するように構成されており、当該図柄表示装置17の表示部を遊技盤20の前側から目視し得るようになっている。ここで、実施例では、前記図柄表示装置17の表示部が臨む前記装飾部材40は、前後に開口する枠状に形成されて、当該装飾部材40の開口部を透明パネル42により部分的に塞ぐよう構成してある。このように、実施例では、装飾部材40の開口部および透明パネル42により前記前側表示窓部41が形成されている。なお、以下の説明では、前側表示窓部41が設けられた装飾部材を枠状装飾部材40と指称するものとする。すなわち、前記枠状装飾部材40の前側表示窓部41の後方に前記図柄表示装置17の表示部が位置するよう構成されている。なお、枠状装飾部材40は、透明パネル42により開口部を部分的に塞ぐ構成に限らず、当該開口部を全面的に透明パネル42で覆うようにしてもよく、また透明パネル42を省略して枠状装飾部材40の開口部が板状部材21の前後に開口する形態とすることも可能である。
【0022】
(枠状装飾部材40について)
次に、前記枠状装飾部材40について詳細に説明する。前記枠状装飾部材40は、図2に示すように、前記板状部材21の前面より前方に突出し、前記遊技領域22と表示装置の表示部を区切る庇状部44と、該庇状部44の後縁から外方に延出する薄板状の台板部45とを備える。そして、前記台板部45を板状部材21の前面に当接した状態で、該台板部45をネジ等の固定手段で板状部材21に固定することで、枠状装飾部材40が板状部材21に取り付けられて、該枠状装飾部材40の外側、具体的には庇状部44と案内レール23との間にパチンコ球が流下する遊技領域22が画成されるようになっている。なお、枠状装飾部材40を板状部材21に取り付けた状態で、庇状部44の後端縁から外方に延出する台板部45が板状部材21の前面に沿って延在して、該台板部45の前側をパチンコ球が通過可能に構成される。
【0023】
すなわち、遊技盤20に画成された前記遊技領域22は、前記枠状装飾部材40の左側に形成された第1の流下領域22aと、当該枠状装飾部材40の右側に形成された第2の流下領域22bとに区画されており、操作ハンドル16の操作レバー16aを回動操作して打球力を調節することにより、パチンコ球を第1の流下領域22aに流下させる遊技形態(左打ち)およびパチンコ球を第2の流下領域22bに流下させる遊技形態(右打ち)の何れかを遊技者が任意に選択し得るようになっている。そして、前記遊技領域22は、前記枠状装飾部材40の下方位置において第1および第2の流下領域22a,22bが合流するようになっており、当該第1および第2の流下領域22a,22bが合流する合流領域に前記アウト口30が形成されており、枠状装飾部材40の左側および右側を流下したパチンコ球がアウト口30まで流下し得るよう構成されている。
【0024】
また、図2に示すように、前記枠状装飾部材40の庇状部44は、枠状装飾部材40(台板部45)の左側縁の略中間位置から上縁および右下縁に亘って連続して延在するよう設けられており、前記図柄表示装置17における表示部の前面側を横切ってパチンコ球が流下(落下)するのを規制している。また庇状部44は、最上部位置から左右方向に下方傾斜するよう形成されて、遊技領域22に打ち出されたパチンコ球が庇状部44上で滞ることなく枠状装飾部材40の左側方(第1の流下領域22a)または右側方(第2の流下領域22b)へ誘導案内されるよう形成されている。
【0025】
ここで、前記枠状装飾部材40は、図2に示すように、当該枠状装飾部材40の上部から右側部の間で前記案内レール23に近接するよう構成されている。すなわち、前記第2の流下領域22bは、前記枠状装飾部材40の上方位置で前記第1の流下領域22aに接続すると共にパチンコ球が一列で流下する通路幅に形成された整列流路RAと、当該整列流路RAの下端部に接続すると共に複数のパチンコ球が並列で流下可能な通路幅に形成された拡大流路RBとに分けられて、当該拡大流路RBに複数の入球部(実施例では第2始動入賞部52、特別入賞部53,54、右側の普通入賞部56、ゲート部57等)が集約的に配置されるようになっている。
【0026】
前記枠状装飾部材40には、図2に示すように、前記前側表示窓部41の下側(枠状装飾部材40の内周下縁部)にステージ46が配設されると共に、当該前側表示窓部41の左側部(第1の流下領域22a側の側部)を形成する庇状部44に、前記遊技領域22に開口すると共にステージ46に連通する球導入部47が設けられ、前記遊技領域22(第1の流下領域22a)を流下するパチンコ球を、当該球導入部47の枠状装飾部材40の内側(ステージ46)に取り込み得るよう構成されている。そして、球導入部47からステージ46に取り込まれたパチンコ球は、ステージ46の上面となる転動面を左右に転動した後に、前記第1始動入賞部51の第1始動入賞口51aの上方で遊技領域22に排出されるようになっている。すなわち、ステージ46によりパチンコ球を第1始動入賞部51の配設位置上方まで誘導することで、球導入部47に取り込まれずに第1の流下領域22aを流下したパチンコ球が第1始動入賞部51に入賞する確率よりも、球導入部47に取り込まれたパチンコ球が第1始動入賞部51に入賞する確率のほうが高くなるようにしている。また、前記ステージ46の後端部には、当該ステージ46の左右方向の全長に亘って転動面から上側に向けて所定高さで立ち上がる仕切壁48が設けられ、ステージ46上を転動するパチンコ球が図柄表示装置17の表示部側に移動するのを該仕切壁48で防止している。また、透明壁の上端縁に、前記前枠13における透視保護部材の裏面に近接する位置(透視保護部材との間をパチンコ球が通過できない隙間となる位置)まで張り出す張出部48aが設けられ、遊技釘32に接触して跳ねたパチンコ球が表示部側に移動するのを該張出部48aで防止している。
【0027】
(入球部について)
図2に示すように、前記遊技盤20には、パチンコ球が入賞可能な複数の入球部が前記遊技領域22内に配設されており、パチンコ球が入球した入球部に応じた制御が実行されることで所定の遊技を行い得るようになっている。具体的に、実施例のパチンコ機10では、前記第1の流下領域22aに位置するよう前記入球部としての第1始動入賞部51が配置されると共に、前記第2の流下領域22bに位置するよう前記入球部としての第2始動入賞部52、第1および第2特別入賞部53,54、ゲート部57が配置されている。ここで、枠状装飾部材40の形状や遊技釘32の配置等により、前記第2の流下領域22bを流下したパチンコ球が第1始動入賞部51に略入賞し得ないよう構成されると共に、前記第1の流下領域22aを流下したパチンコ球が第2始動入賞部52や第1および第2特別入賞部53,54、ゲート部57に略入賞し得ないよう構成されている。すなわち、実施例に係るパチンコ機10では、前記第1の流下領域22aをパチンコ球が流下する場合(左打ち遊技の場合)に、パチンコ球が第2の流下領域22bを流下する場合に較べて第1始動入賞部51の第1始動入賞口51aにパチンコ球が入賞する可能性が高くなるよう構成されると共に、該第2の流下領域22bをパチンコ球が流下する場合(右打ち遊技の場合)に、パチンコ球が第1の流下領域22aを流下する場合に較べて第2始動入賞部52の第2始動入賞口52aや第1および第2特別入賞部53,54の特別入賞口53a,54a、ゲート部57の普図始動口57aへパチンコ球が入賞する可能性が高くなるよう構成されている。従って、操作レバー16aの回動操作により左打ち遊技および右打ち遊技に遊技者が能動的に切り替えることで、パチンコ球が入賞可能な入賞部を切り替え得るようになっている。なお、実施例の遊技盤20には、前記第1および第2の流下領域22a,22bの夫々に位置するよう入球部としての普通入賞部55,56が配置されており、第1および第2の流下領域22a,22bを流下させたパチンコ球を普通入賞部55,56に入賞させ得るようになっている。
【0028】
(第1始動入賞部51について)
前記第1始動入賞部51は、図2に示すように、前記枠状装飾部材40の下方位置(アウト口30の直上位置)に、パチンコ球が入賞(入球)可能な第1始動入賞口(始動口)51aが上方に常時開口するよう設けられており、前記第1の流下領域22aを流下するパチンコ球が一定の確率で第1始動入賞口51aに入賞し得るようになっている。また、前記第1始動入賞部51は、第1始動入賞口51aに入賞したパチンコ球の排出経路に、パチンコ球を検出する検出手段としての第1始動入賞検出センサSE1が配設されている。第1始動入賞検出センサSE1は、前記設置部材80の裏面に配設されたメイン制御基板301に配線接続されており(図11参照)、該第1始動入賞検出センサSE1からの球検出信号がメイン制御基板301のメイン制御CPU(メイン制御手段)301aに入力されることを判定条件としてメイン制御基板301のメイン制御CPU301aが特別遊技(大当り遊技や小当り遊技)を生起させるか否かを判定する特図当り判定(当り判定)を行うと共に、当該球検出信号の入力を賞球の払出条件として、該メイン制御CPU301aが所定数(例えば3個)の賞球の払い出しを決定し、当該決定に基づいてメイン制御基板301から払出制御基板(図示せず)に対して払出制御信号が出力されるようになっている。
【0029】
(第2始動入賞部52について)
前記第2始動入賞部52は、第2の流下領域22b内で開口する第2始動入賞口52aを開閉部材52bの作動に伴い開閉するよう構成されており、駆動手段としての始動入賞ソレノイドSL1(図11参照)の駆動に伴って開閉部材52bが第2始動入賞口52aを閉鎖する閉鎖位置と開放する開放位置に変位するよう構成されている。すなわち、第2始動入賞口52aは、始動入賞ソレノイドSL1を駆動することでパチンコ球の入賞確率を可変し得るよう構成される。なお、実施例における第2始動入賞部52は、前後に開口するよう形成された第2始動入賞口52aを介して前記板状部材21の内部から遊技領域22(第2の流下領域22b)に出没するよう開閉部材52bが前後移動可能に構成されており、前記閉鎖位置において開閉部材52bが第2始動入賞口52aを介して板状部材21の内部(後方)に退避してパチンコ球が入賞不能に第2始動入賞口52aを塞ぐと共に、前記開放位置において開閉部材52bが第2始動入賞口52aを介して遊技領域22(第2の流下領域22b)に突出してパチンコ球が入賞可能に第2始動入賞口52aを開放するよう構成されている。そして、前記開放位置において、開閉部材52bに受け止められたパチンコ球が前記第2始動入賞口52aに誘導されて入賞するようになっている。
【0030】
また、前記第2始動入賞部52は、前記第2始動入賞口52aに入賞したパチンコ球の排出経路(図示せず)に、パチンコ球を検出する検出手段としての第2始動入賞検出センサSE2を備えている。第2始動入賞検出センサSE2は、前記メイン制御基板301に配線接続されており(図11参照)、該第2始動入賞検出センサSE2からの球検出信号がメイン制御基板301のメイン制御CPU301aに入力されることを判定条件としてメイン制御基板301のメイン制御CPU301aが特図当り判定(当り判定)を行うと共に、当該球検出信号の入力を賞球の払出条件として、該メイン制御CPU301aが(例えば3個)賞球の払い出しを決定し、当該決定に基づいてメイン制御基板301から払出制御基板に対して払出制御信号が出力されるようになっている。
【0031】
ここで、実施例のパチンコ機10では、第1および第2始動入賞検出センサSE1,SE2によるパチンコ球の検出(第1または第2始動入賞口51a,52aへのパチンコ球の入賞)に伴って各種情報(乱数)が取得され、この取得した情報に基づいて特図当り遊技を生起させるか否かに関する当り判定が行われるよう構成されている。そして、特図当り判定の結果に基づいて前記図柄表示装置17において図柄組合せ演出が実行され、特図当り判定の判定結果が肯定判定の場合に、該図柄表示装置17での図柄組合せ演出の結果、該図柄表示装置17の表示部に所定の当り表示となる組合せ(例えば同一演出図柄の3つ揃い等)で演出図柄が確定停止表示されることで、遊技者に有利な特別遊技(大当り遊技や小当り遊技等の特別遊技)が付与されるようになっている。そして、特図当り遊技の発生に伴って第1特別入賞部53や第2特別入賞部54の開閉部材53b,54b(後述)が作動変位されて、特別入賞口53a,54aへのパチンコ球の入賞に伴い遊技者が賞球を獲得し得る機会が与えられるよう構成されている。ここで、前記メイン制御基板301には、前記図柄表示装置17を制御する演出制御基板302が配線接続されており、当該メイン制御基板301から入力される制御信号に基づいて演出制御基板302が図柄表示装置17を制御することで所定の図柄組合せ演出が実行されるようになっている。なお、実施例では、前記演出制御基板302を基板ケースに収容した演出制御装置が図柄表示装置17の後面に着脱可能に取り付けられている。
【0032】
(第1および第2特別入賞部53,54について)
図2に示すように、前記第1特別入賞部53は、第2の流下領域22b内で開口する第1特別入賞口53aを開閉部材53bの作動に伴い開閉するよう構成されると共に、前記第2特別入賞部54は、第2の流下領域22b内で開口する第2特別入賞口54aを開閉部材54bの作動に伴い開閉するよう構成されている。実施例では、前記枠状装飾部材40の右下部位置に前記第1特別入賞部53が設けられ、前記第1始動入賞部51の右側方に前記第2特別入賞部54が設けられている。ここで、前記第1特別入賞部53の開閉部材53bには駆動手段としての第1特別入賞ソレノイドSL2(図11参照)が連繋接続されると共に、第2特別入賞部54の開閉部材54bには駆動手段としての第2特別入賞ソレノイドSL3が連繋接続されており、当該ソレノイドSL2,SL3を駆動することで対応する特別入賞口53a,54aへパチンコ球が入賞可能な開放位置と、入賞が不能な閉鎖位置とに切り替えられるようになっている。
【0033】
また、前記第1特別入賞部53は、前記第1特別入賞口53aに入賞したパチンコ球を通過させる排出経路(図示せず)に、当該通路を通過するパチンコ球を検出する入賞検出手段としての第1特別入賞検出センサSE3を備えると共に、前記第2特別入賞部54は、前記第2特別入賞口54aに入賞したパチンコ球を通過させる排出経路(図示せず)に、当該通路を通過するパチンコ球を検出する入賞検出手段としての第2特別入賞検出センサSE4を備えている。前記第1および第2特別入賞検出センサSE3,SE4は、パチンコ機10の裏側に配設された制御手段としてのメイン制御基板301に配線接続されている。そして、特別入賞検出センサSE3からの検出信号がメイン制御基板301のメイン制御CPU301aに入力されることを賞球の払出条件として、該メイン制御CPU301aが所定数(例えば15個)の賞球の払い出しを決定するようになっている。また、前記第1および第2特別入賞ソレノイドSL2,SL3は、前記第1始動入賞部51または第2始動入賞部52へのパチンコ球の入賞を契機として第1および第2特別入賞部53,54を開放する特別遊技が付与される場合に、特別遊技の種類に応じた所定の開閉条件に従って第1および第2特別入賞部53,54の開閉部材53b,54bの何れかを作動させるようメイン制御基板301によって駆動制御される。
【0034】
ここで、前記第2特別入賞部54は、前記第2特別入賞口54aに連通する入賞空間(図示せず)が入賞部本体に形成されると共に、当該入賞空間にパチンコ球が通過可能な複数(実施例では2つ)の入球口が開口するよう設けられており、当該第2特別入賞口54aに入賞したパチンコ球が何れかの入球口を通過するよう構成されている。ここで、第2特別入賞部54の入賞空間内で開口する入球口の一方には、通過するパチンコ球を検出する入賞検出手段としての特定領域入球検出センサSE8が配置されている。前記特定領域入球検出センサSE8は、メイン制御基板301に配線接続されている。そして、特定領域入球検出センサSE8からの検出信号がメイン制御基板301のメイン制御CPU301aに入力されることを条件として、メイン制御CPU301aが確変状態を付与することを決定するよう構成されている。すなわち、実施例のパチンコ機10は、特別遊技の発生に伴って前記第2特別入賞部54の第2特別入賞口54aに入賞したパチンコ球が前記特定領域入球検出センサSE8により検出された場合に、当該特別遊技の終了後の遊技状態が確変状態となるよう設定され、特定領域入球検出センサSE8により検出されない場合に、当該特別遊技の終了後の遊技状態が非確変状態となるよう構成されている。なお、以下の説明では、前記第2特別入賞部54の入賞空間内で開口する入球口の内で、前記特定領域入球検出センサSE8により検出されるパチンコ球が通過する入球口を特定領域と指称し、特定領域入球検出センサSE8により検出されないパチンコ球が通過する入球口を非特定領域と指称して区別する場合がある。ここで、前記第2特別入賞部54の排出通路は、前記特定領域および非特定領域の下流側で合流するよう形成されて、当該合流部の下流に第2特別入賞検出センサSE4が配置されている、すなわち、前記第2特別入賞部54の第2特別入賞口54aに入賞したパチンコ球は、前記特定領域を通過するか否かに関わらず第2特別入賞検出センサSE4により検出されるようになっている。
【0035】
(普通入賞部55,56について)
図2に示すように、前記普通入賞部55,56は、前記遊技領域22の左右下部位置において、パチンコ球が入賞(入球)可能な普通入賞口55a,56aが上方に常時開口するよう前記遊技盤20に設けられており、第1の流下領域22aを流下するパチンコ球および第2の流下領域22bを流下するパチンコ球の夫々が一定の確率で普通入賞口55a,56aに入賞し得るようになっている。実施例では、遊技盤20の左下部位置に配設された左側の入賞ユニット60に3つの普通入賞部55が設けられ、遊技盤20の右下部位置に配設された右側の入賞ユニット61に1つの普通入賞部56が設けられている。ここで、前記右側の入賞ユニット61には、前記第2始動入賞部52および第2特別入賞部54が備えられており、第2始動入賞部52、第2特別入賞部54および普通入賞部56を備えた複合ユニットとして構成されている。また、前記左側入賞ユニット60の各普通入賞部55は、各普通入賞口55aに入賞したパチンコ球を合流して通過させる通路途中(図示せず)に、当該通路を通過するパチンコ球を検出する入賞検出手段としての普通入賞検出センサSE5(図11参照)を備えている。
【0036】
また、前記普通入賞検出センサSE5,SE6は、パチンコ機10の裏側に配設された制御手段としてのメイン制御基板301に配線接続されている。そして、普通入賞検出センサSE5,SE6からの検出信号がメイン制御基板301のメイン制御CPU301aに入力されることを賞球の払出条件として、該メイン制御CPU301aが所定数(例えば10個)の賞球の払い出しを決定するようになっている。
【0037】
(ゲート部57について)
前記ゲート部57は、図2に示すように、上下に貫通するよう普図始動口57aが形成されており、第2の流下領域22bを流下するパチンコ球がゲート部57の上方から下方へ通過し得るようになっている。また、ゲート部57には、当該ゲート部57(通過口)を通過するパチンコ球を検出するゲートセンサSE7が設けられている。このゲートセンサSE7は、前記メイン制御基板301(図11参照)に配線接続されているに配線接続されており、該ゲートセンサSE7からメイン制御基板301への球検出信号の入力(すなわちパチンコ球の検出)に伴って普図当り判定条件(第2の当り判定条件)が成立するようになっている。そして、普図当り判定条件の成立に伴って普図当り遊技を生起させるか否かに関する普図当り判定が行われ、該普図当り判定の結果に応じて前記第2始動入賞部52の始動入賞ソレノイドSL1が駆動制御されて、当該開閉部材52bが開閉動作するようになっている。すなわち、実施例のパチンコ機10は、ゲートセンサSE7によるパチンコ球の検出を契機として行われる普図当り判定の判定結果が当りの判定である場合に、前記第2始動入賞部52の第2始動入賞口52aを所定の開放条件で開放する普図当り遊技が行われて、当該第2始動入賞口52aへパチンコ球を入賞させ得る機会が与えられるようになっている。
【0038】
(設置部材80について)
前記設置部材80は、前記板状部材21の外郭形状より僅かに小さな形状に形成された略矩形状の背面板80aと、該背面板80aの外周縁部から前方に突出する外周壁部80bとから前方に開口した箱状に形成されて(図3参照)、該外周壁部80bの開口前端部を板状部材21の裏面に当接させた状態で、当該板状部材21と設置部材80とがネジにより固定される。そして、前記設置部材80において前記板状部材21との間に画成される前記収容空間82に、動作により演出を行う可動演出装置や発光により演出を行う発光演出装置(図示せず)等の各種演出装置や、入賞部に入賞したパチンコ球を排出する球排出ユニット100が設置されて、設置部材80を基材とする1つのユニットとして扱い得るようになっている。なお、図3には、前記収容空間82内の右側部に配設される可動演出装置を図示し、パチンコ球を排出する排出通路が形成された球排出ユニット等の図示を省略してある。
【0039】
(前側表示窓部41および後側表示窓部81の位置関係について)
ここで、図2図4図5に示すように、前記設置部材80に形成された後側表示窓部81は、前記板状部材21(枠状装飾部材40)に形成された前側表示窓部41よりも小さな形状に形成されており、遊技盤20の正面視において後側表示窓部81の縁部が前側表示窓部41の内側に位置するよう構成されている。そして、前記後側表示窓部81を囲むように前記設置部材80に配設された演出装置が前側表示窓部41を介して遊技盤20の前側から視認し得るようになっている。なお、図3には、後側表示窓部81の右側部に配置された可動演出装置90のみ図示してある。
【0040】
また、図2に示すように、前記枠状装飾部材40に設けられた装飾部品40bの一部が前記後側表示窓部81の前側において当該後側表示窓部81の縁部を横断するよう構成されており、当該後側表示窓部81の縁部が部分的に前側表示窓部41の内側に位置している。すなわち、実施例では、前後の表示窓部41,81の縁部が異なった輪郭形状をなすよう形成されており、当該前側表示窓部41の内側位置の後方に、前記設置部材の背面板80aが位置して、当該背面板80aの前面に配設された演出装置が前側表示窓部41から遊技盤20の前面に露出するようになっている。具体的に、前記後側表示窓部81の右側縁部(第2の流下領域22b側に位置する縁部)は、当該右側縁部において上方側が前側表示窓部41の内側後方に位置すると共に下方側が前側表示窓部41の外側(枠状装飾部材40に設けられた装飾部品40bの後方)に位置するよう形成されている。すなわち、前記第2の流下領域22bの整列流路RAおよび拡大流路RBの形成位置に合わせて前記前側表示窓部41の左右幅を拡大させた前記枠状装飾部材40の右上部位置において、当該前側表示窓部41の内側後方に後側表示窓部81の右側縁部が位置するようになっている。そして、前記図柄表示装置17の表示部17aで行われる図柄組合せ演出に関連した遊技情報を表示する演出関連情報表示部HDが、前記後側表示窓部81の右側縁部より外側(外周壁部80b側となる右側方)であって、前記前側表示窓部41の右側縁部よりも内側(左側方)に位置するよう前記設置部材80に配設されている。実施例では、前記設置部材80に配設される可動演出装置90に前記演出関連情報表示部HDを配設することで、当該演出関連情報表示が設置部材80に配設されるようになっている。すなわち、実施例の演出関連情報表示部HDは、前記枠状装飾部材40に設けられた透明パネル42の後面に直接対向するよう構成されている。
【0041】
ここで、実施例において前記演出関連情報表示部HDには、図4に示すように、所定条件の成立(第1または第2始動入賞部51,52へのパチンコ球の入賞)を契機として特殊図柄を変動表示させる特殊図柄表示部HD1,HD2と、図柄組合せ演出の実行を待機している回数(保留回数)を表示する演出保留表示部HD3,HD4とが設けられている。すなわち、前記第2の流下領域22bにおける整列流路RAに対して枠状装飾部材40の庇状部44を挟んで前側表示窓部41の内側に隣接して前記演出関連情報表示部HD(特殊図柄表示部HD1,HD2や演出保留表示部HD3,HD4)が配置されている。そして、前記演出関連情報表示部HDの下方側に前記第2の流下領域22bにおける拡大流路RBが位置するようになっている。このように、正面側(遊技者側)から遊技盤20を視た際に、前記図柄表示装置17の表示部17aが臨む後側表示窓部81の縁部、第2の流下領域22bにおける整列流路RAおよび拡大流路RBに囲まれた表示領域Z(図4(a)に斜線で示す領域)に演出関連情報表示部HDを配置することで、演出関連情報表示部HD(特殊図柄表示部HD1,HD2や演出保留表示部HD3,HD4)を目視した際に図柄表示装置17の表示部17aで行われる演出表示や、第2の流下領域22b(整列流路RAおよび拡大流路RB)を流下するパチンコ球が自然に視界に入り、遊技状況を容易に把握し得るようになっている。なお、演出関連情報表示部HDに関しては、後に詳細に説明する。
【0042】
(遊技情報表示部Dについて)
前記遊技盤20の所定位置(実施例では、遊技領域22外の左下部位置)には、前記メイン制御CPU301aにより決定された各種の遊技情報を表示する遊技情報表示部Dが設けられており、当該遊技情報表示部Dを目視することで、遊技に必要な遊技情報を遊技者が適宜に確認し得るようになっている。ここで、実施例の遊技情報表示部Dには、前記遊技情報を表示する各遊技状態表示部として、特図表示部D1,D2、特図保留表示部D3,D4、普図表示部D5および普図保留表示部D6等が設けられている。なお、前記遊技情報表示部Dの前面は、光透過性のカバー体Daにより覆蓋保護されており、カバー体Daを介して遊技情報表示部Dに表示された遊技情報を確認し得るよう構成されている。
【0043】
(特図表示部D1,D2について)
前記特図表示部(表示手段)D1,D2は、前記第1または第2始動入賞部51,52への入賞を契機として行われる特図当り判定の結果を示す報知用の特別図柄(以下、特図という)を特定可能に表示する表示部である。ここで、図2に示すように、特図表示部D1,D2は、前記第1始動入賞部51への入賞(第1始動入賞検出センサSE1による検出)を契機として変動表示を開始する第1特図表示部D1と、第2始動入賞部52への入賞(第2始動入賞検出センサSE2による検出)を契機として変動表示を開始する第2特図表示部D2とからなり、各特図表示部D1,D2の何れも複数個(実施例では8個ずつ)の発光表示部により構成されている。そして、前記第1始動入賞部51へのパチンコ球の入賞を契機として、第1特図表示部D1の発光表示部が順次点灯・消灯する変動表示(以下、特図変動表示という場合がある)が行われ、最終的に発光表示部が確定的に点灯した点灯位置(点灯パターン)により複数種類の特図の内の1つを表示するようになっている。また、第2始動入賞部52へのパチンコ球の入賞を契機として、第2特図表示部D2の発光表示部が点灯・消灯する変動表示(以下、特図変動表示という場合がある)が行われて、最終的に発光部が確定的に点灯した点灯位置(点灯パターン)により複数種類の特図の内の1つを表示するよう構成されている。なお、実施例に係る各特図表示部D1,D2の各発光表示部は、識別可能な特定の文字や数字等を表示不能な形態で複数個のLEDを配列することにより構成されているが、これに限らず点灯位置を適宜変更し得る形態であればよく、小数点表示可能な7セグメント表示部や、ドットマトリックス表示部、小型の液晶表示部、その他特図を表示可能な表示手段を採用できる。すなわち、特図表示部D1,D2は、特図当り判定の判定結果を示す特別図柄を変動および停止表示する特別図柄表示手段である。
【0044】
具体的には、各特図表示部D1,D2において表示し得る特図としては、特別遊技の当選を認識し得る特図当り表示(大当り図柄)としての100種類の特図と、特別遊技の非当選(はずれ)を認識し得る特図はずれ表示(はずれ図柄)としての1種類の特図とが各特図表示部D1,D2に対応して夫々設定されて、特図当り判定の結果に基づいて決定された1つの特図が、特図変動表示の結果として、各特図表示部D1,D2に確定停止表示される。なお、前述した各特図表示部D1,D2において表示し得る大当り図柄やはずれ図柄としての特図の数は一例であって、適宜に変更することができる。そして、前記特図表示部D1,D2の何れかに、特図大当り表示としての特図が表示されることで、特図当り表示に対応した特別遊技が引き続いて遊技者に付与されるようになっている。実施例のパチンコ機10に設定された特別遊技については後で詳細に説明する。なお、以下の説明では、第1特図表示部D1で行われる特図変動表示を「第1特図変動表示」と称し、該第1特図変動表示の結果、第1特図表示部D1に確定停止表示される特図を特図1と称する場合がある。同様に、第2特図表示部D2で行われる特図変動表示を「第2特図変動表示」と称し、該第2特図変動表示の結果、第2特図表示部D2に確定停止表示される特図を特図2と称する場合がある。
【0045】
(特図保留表示部D3,D4について)
前記特図保留表示部D3,D4は、前記第1または第2始動入賞部51,52にパチンコ球が入賞した際に取得される入賞情報(各種乱数情報)を、機内部の記憶手段(実施例では、メイン制御RAM301c)に特図始動保留情報として記憶する場合に、当該特図始動保留情報の保留数を特定可能に表示する表示部である。ここで、図2に示すように、前記特図保留表示部D3,D4は、前記第1始動入賞部51にパチンコ球が入賞した際に取得される入賞情報(各種乱数情報)をメイン制御RAM301cが第1特図始動保留情報として記憶した保留数を表示する第1特図保留表示部D3と、第2始動入賞部52にパチンコ球が入賞した際に取得される入賞情報(各種乱数情報)をメイン制御RAM301cが第2特図始動保留情報として記憶した保留数を表示する第2特図保留表示部D4とからなり、各特図保留表示部D3,D4の何れも複数個(実施例では2個ずつ)の発光表示部により構成されている。この第1特図始動保留情報の保留数を表示する複数のLED(実施例では2個)から発光表示部が構成された第1特図保留表示部D3が設けられると共に、該第2特図始動保留情報の保留数を表示する複数のLED(実施例では2個)から発光表示部が構成された第2特図保留表示部D4が設けられている。すなわち、前記第1および第2特図保留表示部D3,D4の表示内容によって、保留されている第1特図変動表示および第2特図変動表示の回数(図柄組合せ演出の回数)が報知される。
【0046】
ここで、前記第1特図保留表示部D3で表示される第1特図始動保留情報の保留数は、第1始動入賞部51へパチンコ球が入賞することで1加算されると共に、第1特図変動表示(図柄組合せ演出)が行われる毎に1減算される。また、前記第2特図保留表示部D4で表示される第2特図始動保留情報の保留数は、第2始動入賞部52の何れかへパチンコ球が入賞することで1加算されると共に、第2特図変動表示(図柄組合せ演出)が行われる毎に1減算される。なお、第1および第2特図始動保留情報の保留数には所定の上限数(実施例では何れに対しても「4」)が設定されており、該上限数まで第1および第2特図始動保留情報の保留数を夫々加算し得るよう設定されている。なお、前記第1および第2特図保留表示部D3,D4の夫々は、上下に並んだ複数(実施例では2つ)のLEDから構成されており、各始動保留記憶数が「1」〜「2」の場合には対応の特図保留表示部D3,D4が上から順に点灯し、各始動保留記憶数が「3」〜「4」の場合には対応の特図保留表示部D3,D4が上から順に点滅することで、保留情報の保留数を遊技者が把握し得るようになっている。
【0047】
(普図表示部D5について)
前記普図表示部D5は、前記ゲートセンサSE7のパチンコ球の検出(ゲート部57のパチンコ球の通過)を契機として行われる普図当り判定の結果を示す報知用の普通図柄(以下、普図という)を特定可能に表示する表示部である。ここで、図2に示すように、普図表示部D5では、ゲートセンサSE7のパチンコ球の検出(ゲート部57のパチンコ球の通過)を契機として、複数種類の普図を変動させて1つの普図を導出する普図変動表示が行われるようになっている。実施例では、2つのLEDの発光態様にて2種類の普図を表示するようになっている。具体的には、上側のLEDだけが点灯する発光態様および下側のLEDだけが点灯する発光態様により普図を示している。そして、前記普図表示部D5の最終的な点灯結果から普図当りまたは普図はずれを認識できるようになっている。具体的には、普図当りの場合には、普図表示部D5の上側のLEDが点灯表示され、普図はずれの場合には普図表示部D5の下側のLEDが点灯表示される。すなわち、この普図当りを認識できる普図が普図当りの表示結果となり、普図はずれを認識できる普図が普図はずれの表示結果となる。すなわち、普図表示部D5は、普図当り判定の判定結果を示す普通図柄を変動および停止表示する普通図柄表示手段である。
【0048】
(普図保留表示部D6について)
前記普図保留表示部D6は、前記ゲート部57をパチンコ球が通過した際に取得される球通過検出情報(普図当り判定用乱数等の各種乱数情報)を、機内部の記憶手段(実施例では、メイン制御RAM301c)に普図始動保留情報として記憶する場合に、当該普図始動保留情報の保留数を特定可能に表示する表示部である。ここで、前記普図保留表示部D6は、図2に示すように、複数個(実施例では2個)の発光表示部により構成されており、該普図保留表示部D6の表示内容によって保留されている普図の変動回数が報知される。前記普図保留表示部D6で表示される普図始動保留記憶数は、ゲート部57をパチンコ球が通過すると1加算され、普図変動表示が開始されることにより1減算される。なお、普図始動保留記憶数には所定の上限数(実施例では「4」)が設定されており、該上限数まで普図始動保留記憶数を加算し得るよう設定されている。具体的に、実施例の普図保留表示部D6は、普図始動保留記憶数が1〜2の場合には普図保留表示部D6が上から順に点灯し、普図始動保留記憶数が3〜4の場合には普図保留表示部D6が上から順に点滅することで、普図変動表示が行われる保留数を把握し得るようになっている。
【0049】
(図柄表示装置17について)
前記図柄表示装置17には、図2に示すように、前記演出図柄を変動表示可能な図柄列P,Q,Rが複数列設定されており、前記第1または第2始動入賞部51,52への入賞を契機として、各図柄列P,Q,Rの演出図柄が変動開始されるようになっている。また、図柄表示装置17には、組合せの対象となる演出図柄が確定停止表示される複数の組合せ図柄位置Pa,Qa,Raが設定されて、図柄組合せ演出の結果として当該組合せ図柄位置Pa,Qa,Raの夫々に停止表示された演出図柄の組合せが予め定められた当り表示となる場合に特図当り判定の判定結果が当りの判定(肯定判定)であることが報知されるよう構成されている。実施例の図柄表示装置17には、3列の図柄列P,Q,Rが左右横並び状に設定されている。すなわち、実施例では、3列の図柄列P,Q,Rに対応した3つの演出図柄の組合せで特別遊技が生起されるか否かを報知し得るよう構成されている。以下の説明では、左側から順に左図柄列P、中図柄列Q、右図柄列Rと指称する場合がある。
【0050】
また、前記図柄表示装置17の各図柄列P,Q,Rにおける演出図柄の表示範囲は、第1特図表示部D1および第2特図表示部D2に比較して大きな領域で構成されて、特図に比較して演出図柄が遥かに大きく表示されるようになっている。更に、図柄表示装置17は、遊技盤20の略中央位置に表示部17aが位置しているのに対して、前記遊技情報表示部Dは遊技領域22の外側に位置している。このため、遊技者は、図柄表示装置17の組合せ図柄位置Pa,Qa,Raに確定停止表示された図柄組合せから当りか否かを認識できる。
【0051】
前記図柄表示装置17には、図柄組合せ演出の開始と共に予め定めた変動方向(実施例では上から下の縦方向)に沿って演出図柄が移動するよう変動表示されるようになっており、予め定められた停止順序で変動表示されている演出図柄が各図柄列P,Q,Rの組合せ図柄位置Pa,Qa,Raに停止表示されるようになっている。なお、実施例では、図柄組合せ演出の開始時に、左図柄列P、中図柄列Q、右図柄列Rの順で演出図柄が変動開始し、左図柄列P、右図柄列R、中図柄列Qの順で停止表示する演出図柄の変動タイミングを基本として、図柄表示装置17で実行される図柄組合せ演出の演出内容や特図始動保留情報(後述)の記憶数等に応じて演出図柄の変動タイミングが適宜に変更されるよう構成されている。
【0052】
また、前記図柄表示装置17では、図柄組合せ演出が終了する前に各図柄列P,Q,Rの組合せ図柄位置Pa,Qa,Raに演出図柄が一時的に仮停止表示されて、各図柄列P,Q,Rの演出図柄が確定停止表示されることで1回の図柄組合せ演出が終了するようになっている。すなわち、図柄組合せ演出(第1特図変動表示および第2特図変動表示)は、1つの特図始動保留情報に基づいて行われる演出図柄(特図1および特図2)の変動開始から確定停止までを1回として実行されるようになっている。ここで、演出図柄の「確定停止」とは、前記各図柄列P,Q,Rにおいて組合せ図柄位置Pa,Qa,Raに演出図柄が所定の特図変動インターバル時間に亘って継続して停止表示された状態である。なお、実施例では、第1始動入賞検出センサSE1の検出に基づく図柄組合せ演出(第1特図変動表示)の特図変動インターバル時間として600ms(ミリ秒)が設定され、第2始動入賞検出センサSE2の検出に基づく図柄組合せ演出(第2特図変動表示)の特図変動インターバル時間として600msが設定されている。また、演出図柄の「仮停止」とは、前記各図柄列P,Q,Rにおいて組合せ図柄位置Pa,Qa,Raに留まるよう表示された演出図柄が特図変動インターバル時間だけ継続して停止していない状態である。すなわち、演出図柄の仮停止には、組合せ図柄位置Pa,Qa,Raにおいて演出図柄がゆれ変動状態で表示されている状態や、特図変動インターバル時間より短い時間で停止表示されている状態を含んでいる。また、「演出図柄の変動」とは、前記各図柄列P,Q,Rにおいて、組合せ図柄位置Pa,Qa,Raに演出図柄が認識可能な状態で表示されていない状態であって、組合せ図柄位置に表示される演出図柄が所定順序で変化したり、組合せ図柄位置に演出図柄が表示されていない状態を含んでいる。
【0053】
ここで、第1特図表示部D1と図柄表示装置17では、第1特図変動表示と該第1特図変動表示に関する図柄組合せ演出が開始され、特図1と演出図柄とが確定停止表示される。同様に、第2特図表示部D2と図柄表示装置17では、第2特図変動表示と該第2特図変動表示に関する図柄組合せ演出が開始され、特図2と演出図柄とが確定停止表示される。なお、第1および第2特図表示部D1,D2において特図変動表示が同時に行われることはなく、一方の特図表示部D1,D2で特図変動表示が行われている場合には、メイン制御RAM301cに対応する第1または第2特図始動保留情報として保留記憶されるようになっている。
【0054】
また、前記図柄表示装置17には、第1特図表示部D1および第2特図表示部D2で行われる特図変動表示の結果として表示される特図に応じた演出図柄の図柄組合せが表示される。すなわち、第1特図表示部D1および第2特図表示部D2に表示される特図と、図柄表示装置17に表示される演出図柄の図柄組合せとが夫々対応しており、図柄組合せ演出が終了すると、第1特図表示部D1および第2特図表示部D2に特図が確定停止されると共に、図柄表示装置17の各図柄列P,Q,Rに演出図柄が確定停止表示されるようになっている。なお、特図に対する演出図柄の図柄組合せは一対一とは限らず、1つの特図に対して複数の演出図柄による図柄組合せの中から1つの演出図柄による図柄組合せが選択されるようになっている。
【0055】
(確変状態について)
また、実施例のパチンコ機10は特別遊技終了後に遊技者に有利な遊技状態として第1特典遊技状態を付与する機能を備えている。ここで、第1特典遊技状態としては、前記第1または第2特別入賞部53,54へのパチンコ球の入賞契機が、当該第1特典遊技状態が付与されていない状態に較べて増加する状態である。具体的には、第1特典遊技状態では、特図当り確率を低確率から高確率に変動することにより第1または第2特別入賞部53,54へのパチンコ球の入賞契機を増加することができる。以下の説明では、第1特典遊技状態を、便宜的に「確変状態」というものとする。
【0056】
確変機能は、確定停止表示された大当り図柄(特図1または特図2)の種類が予め定めた確変図柄(特定図柄)であることを条件として、特別遊技の終了後に次の特別遊技が生起される当選確率(特図当り確率)が低確率(実施例では、170/65536)から高確率(実施例では、1700/65536)に変動させる確変状態を付与する機能である。なお、確変状態が付与されていない状態を非確変状態というものとする。実施例では、特別遊技終了後に確変状態が付与される特図当りが確変大当りであり、確変状態が付与されない特図当りが非確変大当りとなる。このように、確変状態が付与されると、特図当りの当選確率が高確率に変動して特別遊技が生起され易くなるため、確変状態は遊技者にとって有利であり、遊技者は確変大当りになることを期待しつつ遊技を行っている。また、実施例では、確変状態が付与される特別遊技の場合には、特別遊技終了後、所定回数(確変回数)の図柄組合せ演出(特図変動表示)が実行されるまでの間継続して確変状態が付与される。実施例では、特別遊技終了後、71回の図柄組合せ演出(特図変動表示)が実行されるまでの間継続して確変状態が付与されるよう設定してある。なお、確変状態が付与される期間としては、上記のものに限られない。例えば、確変状態が付与されてから所定条件を満たすまでの間継続して確変状態を付与し、当該所定条件を満たすことを条件に非確変状態に移行させるようにすることもでき、また次回の特別遊技が生起されるまでの間継続して確変状態が付与されるようにすることもできる。また、図柄組合せ演出(特図変動表示)毎に非確変状態に移行させるかを、始動入賞手段へのパチンコ球の入賞を契機に取得する乱数に基づいて判定(転落抽選)し、転落抽選に当選することを条件に非確変状態に移行させるようにすることも可能である。
【0057】
(変短状態について)
また、実施例のパチンコ機10は、特別遊技終了後に遊技者に有利な遊技状態として第2特典遊技状態(第2の遊技状態)を付与する機能を備えている。ここで、第2特典遊技状態としては、前記第3始動入賞口35へのパチンコ球の入賞契機が、当該第2特典遊技状態が付与されていない状態(第1の遊技状態)と較べて増加する入賞率向上状態である。具体的には、第2特典遊技状態では、(1)普図変動表示の変動時間の短縮、(2)普図当り確率を低確率から高確率に変動、(3)普図当り1回についての第3始動入賞口35を開放する開閉部材37の開放時間を増やすこと、により第3始動入賞口35へのパチンコ球の入賞契機を増加することができる。なお、第2特典遊技状態では、上記(1)〜(3)を単独または複数を組み合わせることができる。なお普図当り1回についての第3始動入賞口35を開放する開閉部材37の開放時間を増やすに際しては、開閉部材37の開放時間を単純に延長することで実現してもよく、また開閉部材37の開放回数を増やすことで実現することもでき、またこれらを複合させてもよい。なお、実施例では、第2特典遊技状態を変短状態と指称するものとし、実施例の変短状態は上記(1)〜(3)を組み合わせてよう設定されている。また、変短状態が付与されていない状態を非変短状態というものとする。すなわち、変短状態は、第3始動入賞口35へのパチンコ球の入賞率が向上した入賞率向上状態である。
【0058】
すなわち、実施例では、非変短状態において普図表示部55で行われる普図変動表示の変動時間が3600msに設定され、変短状態において普図表示部55で行われる普図変動表示の変動時間が非変短状態よりも短い520msの何れかに設定されており、変短状態の付与に伴い普図表示部55で行われる普図変動表示の変動時間が短縮されるようになっている。また、非変短状態における普図当り判定の当選確率が低確率(実施例では、1125/65536)に設定されると共に、変短状態における普図当り判定の当選確率が高確率(実施例では、65535/65536)に設定されており、変短状態の付与に伴い普図当り判定の当選確率が低確率から高確率に変動するようになっている。なお、実施例において、普図が確定停止表示されてから次回の普図変動が行われるまでの間(普図変動インターバル)は、480msに設定されている。
【0059】
また、変短状態が付与された状態では、変短状態が付与されていない状態とは異なる動作パターンで開閉部材37が開閉動作されるようになっている。具体的には、変短状態が付与されていない状態では、普図変動表示で当選した場合(普図当りの場合)に、第3始動入賞口35の開閉部材37が開放してから所定時間(実施例では300ms)が経過するまで開放状態を維持する開放動作を1回行う。一方で、変短状態が付与されている状態では、普図変動表示に当選した場合(普図当りの場合)に、第3始動入賞口35の開閉部材37は開放してから所定時間(実施例では1140ms)が経過するまで開放状態を維持する開放動作を3回行うようになっている。すなわち、変短状態が付与されている状態では、変短状態が付与されていない状態と比較して、第3始動入賞口35の開閉部材37の合計開放時間が長く、遊技者にとって有利に動作するように設定されている。なお、1回の普図当りにおいて第3始動入賞口35への入賞を許容する入賞上限数(実施例では10個)が設定されており、前記開閉部材37を開放してからの入賞数が入賞上限個数(閉鎖条件)に達することで、開閉部材37を閉鎖させるようになっている。ここで、実施例では、特図当りに当選した大当り図柄(特図1または特図2)の種類に応じて、変短状態が付与される期間(以下、変短回数という)が定められている。具体的に、実施例では、変短状態が付与される特別遊技の場合には、特別遊技終了後、所定回数の図柄組合せ演出(特図変動表示)が実行されるまでの間継続して変短状態が付与されるよう構成されており、この変短回数は、前述した確変回数と同じ回数に設定されている。すなわち、実施例のパチンコ機10では、特別遊技終了後、71回の図柄組合せ演出(特図変動表示)が実行されるまでの間継続して変短状態が付与されるよう設定してある。なお、変短状態が付与される期間(変短回数)は、これに限られるものではなく、特図当りに当選した大当り図柄(特図1または特図2)の種類に応じて、確変回数より多い回数あるいは確変回数より少ない回数とすることもできる。
【0060】
(特別遊技について)
次に、実施例のパチンコ機10で付与される特別遊技について説明する。特別遊技は、特図変動表示の結果として第1特図表示部D1または第2特図表示部D2に大当り図柄が確定停止表示された後に開始されるよう設定されており、当選した特別遊技(大当り図柄)の種類に応じて第1特別入賞部53の開閉部材53bまたは第2特別入賞部54の開閉部材54bが開閉動作されるラウンドが異なるよう設定される。なお実施例の特別遊技では、特別入賞部53,54の開閉部材53b,54bを開放するラウンド遊技を規定ラウンド数(例えば4回、6回、14回、16回等)だけ実行することで、特別遊技が終了するようになっている。1回のラウンド遊技は、特別入賞口53a,54aに規定個数(例えば9個)のパチンコ球が入賞するか、あるいは各ラウンド遊技の開始から規定時間(ラウンド遊技時間)が経過することで終了する。なお、特別遊技における各ラウンド遊技の間は、所定時間だけ開閉部材53b,54bが閉鎖状態で保持されるラウンド間インターバル時間が設定されている。
【0061】
ここで、前記特別遊技の各ラウンドにおける第1特別入賞部53の開閉部材53bおよび第2特別入賞部54の開閉部材54bの開放態様(開放パターン)には、パチンコ球を所定間隔で連続的に発射した条件において、1回の開放動作(開放してから閉鎖するまでの動作)においてラウンドに定められた規定個数(例えば9個)のパチンコ球が入賞可能な時間だけ開放を継続する長時間開放動作(長時間開放)と、該長時間開放動作よりも開閉部材53b,54bの開放時間が短く設定された短時間開放動作(短時間開放)とを適宜に組み合わせて構成されている。なお、実施例では、長時間開放動作において開閉部材53b,54bが最大で25.00秒間開放するよう設定されると共に、短時間開放動作において開閉部材53b,54bは最大で0.04秒間開放するよう設定される。すなわち、開閉部材53b,54bの短時間開放動作では、パチンコ球の入賞が極めて難しく、特別入賞口53a,54aへの入賞を殆ど期待し得ない動作時間に設定されている。
【0062】
(特別遊技の種類について)
実施例のパチンコ機10では、図10に示すように、特図当り判定に当選した場合に、遊技者に与える価値が異なる複数種類の特別遊技の中から1つの特別遊技が決定され、その決定された特別遊技が付与される。ここで、複数種類の特別遊技の内で何れの特別遊技が付与されるかは、特図当り判定に当選した際に決定される大当り図柄(特図1および特図2)の種類に基づいて決定されるようになっている。実施例において第1特図表示部D1に表示可能な100種類の大当り図柄としての特図1は、図柄A、図柄B、図柄C、図柄Dの4つのグループに分類されており、第1特図表示部D1に確定停止表示された大当り図柄としての特図1に応じた特別遊技が付与されるようになっている。同様に、実施例において第2特図表示部D2に表示可能な100種類の大当り図柄としての特図2は、図柄a、図柄bの2つのグループに分類されており、第2特図表示部D2に確定停止表示された大当り図柄としての特図2に応じた特別遊技が付与される。そして、実施例では、図柄Aには、40種類の特図1が振り分けられており、図柄Bには、40種類の特図1が振り分けられており、図柄Cには、12種類の特図1が振り分けられており、図柄Dには、8種類の特図1が振り分けられている。同様に、図柄aには、70種類の特図2が振り分けられており、図柄bには、30種類の特図2が振り分けられている。なお、特別遊技の種類は、これに限られるものではなく、適宜に設定可能である。
【0063】
実施例のパチンコ機10では、特別遊技として第1〜第6の特別遊技の6種類が設定されており、各特別遊技において、最終ラウンドより前に設定された特定ラウンドで前記第2特別入賞部54の開閉部材54bを所定の開放パターンで動作すると共に、該特定ラウンド以外のラウンドでは前記第1特別入賞部53の開閉部材53bを所定の開放パターンで動作するよう構成される。そして、特定ラウンドにおいて開閉部材54bが所定の開放パターンで動作することで、第2特別入賞部54に設けた特定領域へのパチンコ球の入球を可能とし得るようになっている。各特別遊技における特定ラウンドでの開閉部材54bの具体的な開放パターンについては、各特別遊技を個別に説明する際に併せて詳述するが、特別遊技の種類(図柄の種類)に応じて、開閉部材53b,54bの開放パターンを変更することで、前記特定領域入球検出センサSE8によるパチンコ球の検出確率を変更して、確変状態の付与確率が変更されるように構成されている。実施例では、第1の特別遊技(図柄A)、第3の特別遊技(図柄C)、第5の特別遊技(図柄a)、第6の特別遊技(図柄b)では、特定ラウンドにおいて開閉部材54bが前記長時間開放動作する開放パターンに設定されるのに対し、第2の特別遊技(図柄B)および第4の特別遊技(図柄D)では、特定ラウンドにおいて開閉部材54bが前記短時間開放動作する開放パターンに設定されている。すなわち、第1の特別遊技(図柄A)、第3の特別遊技(図柄C)、第5の特別遊技(図柄a)、第6の特別遊技(図柄b)は、第2の特別遊技(図柄B)および第4の特別遊技(図柄D)に比べて確変状態が付与される確率が高い特別遊技として設定されている。このように、実施例のパチンコ機10では、確変状態を付与するか否かは、特別遊技においてパチンコ球が特定領域を通過したか否か(特定領域入球検出センサSE8が検出したか否か)に基づいてメイン制御CPU301aにより決定されるよう構成されているが、特別遊技における第2特別入賞部54の開閉部材54bの開放パターンによりパチンコ球が特定領域を通過し得るか否かが実質的に定まるようになっている。すなわち、前記第1または第2始動入賞部51,52へのパチンコ球の入賞に基づいてメイン制御CPU301aが付与する特別遊技の種類を決定することにより、確変状態が付与されるか否かが事実上決定されるよう構成されている。
【0064】
(第1の特別遊技について)
前記図柄Aに対応した第1の特別遊技は、当該第1の特別遊技をメイン制御CPU301aが決定した際に、前記第2特別入賞部54の開閉部材54bを長時間開放動作させる特別遊技として設定される。すなわち、第1の特別遊技は、特別遊技の終了後に高確率で確変状態が付与され得る特別遊技として設定されている。また、図柄A(第1の特別遊技)が決定された場合に付与される可能性のある変短状態の付与期間(変短回数)は、特定ラウンドにおいて前記特定領域入球検出センサSE8がパチンコ球を検出して確変状態を付与することを決定した場合には120回の変短状態が付与されるのに対し、特定ラウンドにおいて特定領域入球検出センサSE8がパチンコ球を検出しないことを条件に確変状態を付与することを決定しない場合には100回の変短状態が付与されるように設定されている。
【0065】
前記第1の特別遊技は、規定ラウンド数が「14回」に設定された特別遊技であって、各ラウンドの入賞上限個数が「9個」に設定されている。また第1の特別遊技では、1回目から3回目までのラウンド、および5回目から7回目までのラウンドでは、前記第1特別入賞部53の開閉部材53bが長時間開放動作し、4回目のラウンドでは、第2特別入賞部54の開閉部材54bが長時間開放動作するよう設定される。また、8回目から14回目までのラウンドでは、前記第1特別入賞部53の開閉部材53bが短時間開放動作するよう設定される。すなわち、第1の特別遊技では、4回目のラウンドが特定ラウンドに設定されている。
【0066】
ここで、第1の特別遊技では、1回目〜7回目までのラウンドでの1回のラウンド時間として「25.00(秒)」が設定されており、1回目〜7回目の各ラウンドにおいて前記開閉部材53bまたは開閉部材54bが最大で「25.00(秒)」の長時間に亘って開放動作(長時間開放動作)するように設定されている。これに対し、8回目〜14回目までのラウンドでの1回のラウンド時間として「0.04(秒)」が設定されており、8回目〜14回目の各ラウンドにおいて前記開閉部材53bが最大で「0.04(秒)」の短時間に亘って開放動作(短時間開放動作)するように設定されている。
【0067】
(第2の特別遊技について)
前記図柄Bに対応した第2の特別遊技は、当該第2の特別遊技をメイン制御CPU301aが決定した際に、前記第2特別入賞部54の開閉部材54bを短時間開放動作させる特別遊技として設定される。すなわち、第2の特別遊技は、特別遊技の終了後に確変状態が極めて付与され難い特別遊技として設定されている。また、図柄B(第2の特別遊技)が決定された場合に付与される可能性のある変短状態の付与期間は、前記第1の特別遊技の場合と同じであって、特定ラウンドにおいて前記特定領域入球検出センサSE8がパチンコ球を検出して確変状態が付与されることが決定された場合には120回の変短状態が付与されるのに対し、該特定ラウンドにおいて特定領域入球検出センサSE8がパチンコ球を検出しなかったことにより確変状態が付与されないことが決定された場合には100回の変短状態が付与されるように設定されている。
【0068】
前記第2の特別遊技は、規定ラウンド数が「14回」に設定された特別遊技であって、各ラウンドの入賞上限個数が「9個」に設定されている。また第2の特別遊技では、1回目から3回目までのラウンド、および5回目から8回目までのラウンドでは、前記第1特別入賞部53の開閉部材53bが長時間開放動作し、4回目のラウンドでは、第2特別入賞部54の開閉部材54bが短時間開放動作するよう設定される。また、9回目から14回目までのラウンドでは、前記第1特別入賞部53の開閉部材53bが短時間開放動作するよう設定される。すなわち、第2の特別遊技では、4回目のラウンドが特定ラウンドに設定されている。
【0069】
ここで、第2の特別遊技では、1回目〜3回目および5回目〜8回目までのラウンドでの1回のラウンド時間として「25.00(秒)」が設定されており、1回目〜3回目および5回目〜8回目の各ラウンドにおいて前記開閉部材53bが最大で「25.00(秒)」の長時間に亘って開放動作(長時間開放動作)するように設定されている。これに対し、4回目および9回目〜14回目までのラウンドでの1回のラウンド時間として「0.04(秒)」が設定されており、4回目および9回目〜14回目の各ラウンドにおいて前記開閉部材53bまたは開閉部材54bが最大で「0.04(秒)」の短時間に亘って開放動作(短時間開放動作)するように設定されている。
【0070】
(第3の特別遊技について)
前記図柄Cに対応した第3の特別遊技は、当該第3の特別遊技をメイン制御CPU301aが決定した際に、前記第2特別入賞部54の開閉部材54bを長時間開放動作させる特別遊技として設定される。すなわち、第3の特別遊技は、特別遊技の終了後に高確率で確変状態が付与され得る特別遊技として設定されている。また、図柄C(第3の特別遊技)が決定された場合に付与される可能性のある変短状態の付与期間(変短回数)は、特定ラウンドにおいて前記特定領域入球検出センサSE8がパチンコ球を検出して確変状態を付与することを決定した場合には120回の変短状態が付与されるのに対し、特定ラウンドにおいて特定領域入球検出センサSE8がパチンコ球を検出しないことを条件に確変状態を付与することを決定しない場合には100回の変短状態が付与されるように設定されている。
【0071】
前記第3の特別遊技は、規定ラウンド数が「6回」に設定された特別遊技であって、各ラウンドの入賞上限個数が「9個」に設定されている。また第3の特別遊技では、1回目から3回目までのラウンドでは、前記第1特別入賞部53の開閉部材53bが長時間開放動作し、4回目のラウンドでは、第2特別入賞部54の開閉部材54bが長時間開放動作するよう設定される。また、5回目から6回目までのラウンドでは、前記第1特別入賞部53の開閉部材53bが短時間開放動作するよう設定される。すなわち、第3の特別遊技では、4回目のラウンドが特定ラウンドに設定されている。
【0072】
ここで、第3の特別遊技では、1回目〜4回目までのラウンドでの1回のラウンド時間として「25.00(秒)」が設定されており、1回目〜4回目の各ラウンドにおいて前記開閉部材53bまたは開閉部材54bが最大で「25.00(秒)」の長時間に亘って開放動作(長時間開放動作)するように設定されている。これに対し、5回目〜6回目までのラウンドでの1回のラウンド時間として「0.04(秒)」が設定されており、8回目〜14回目の各ラウンドにおいて前記開閉部材53bが最大で「0.04(秒)」の短時間に亘って開放動作(短時間開放動作)するように設定されている。
【0073】
(第4の特別遊技について)
前記図柄Dに対応した第4の特別遊技は、当該第4の特別遊技をメイン制御CPU301aが決定した際に、前記第2特別入賞部54の開閉部材54bを短時間開放動作させる特別遊技として設定される。すなわち、第4の特別遊技は、特別遊技の終了後に確変状態が極めて付与され難い特別遊技として設定されている。また、図柄D(第4の特別遊技)が決定された場合に付与される可能性のある変短状態の付与期間は、前記第3の特別遊技の場合と同じであって、特定ラウンドにおいて前記特定領域入球検出センサSE8がパチンコ球を検出して確変状態が付与されることが決定された場合には120回の変短状態が付与されるのに対し、該特定ラウンドにおいて特定領域入球検出センサSE8がパチンコ球を検出しなかったことにより確変状態が付与されないことが決定された場合には100回の変短状態が付与されるように設定されている。
【0074】
前記第4の特別遊技は、規定ラウンド数が「6回」に設定された特別遊技であって、各ラウンドの入賞上限個数が「9個」に設定されている。また第4の特別遊技では、1回目から3回目までのラウンド、および5回目のラウンドでは、前記第1特別入賞部53の開閉部材53bが長時間開放動作し、4回目のラウンドでは、第2特別入賞部54の開閉部材54bが短時間開放動作するよう設定される。また、6回目のラウンドでは、前記第1特別入賞部53の開閉部材53bが短時間開放動作するよう設定される。すなわち、第4の特別遊技では、4回目のラウンドが特定ラウンドに設定されている。
【0075】
ここで、第4の特別遊技では、1回目〜3回目および5回目のラウンドでの1回のラウンド時間として「25.00(秒)」が設定されており、1回目〜3回目および5回目の各ラウンドにおいて前記開閉部材53bが最大で「25.00(秒)」の長時間に亘って開放動作(長時間開放動作)するように設定されている。これに対し、4回目および6回目のラウンドでの1回のラウンド時間として「0.04(秒)」が設定されており、4回目および6回目の各ラウンドにおいて前記開閉部材53bまたは開閉部材54bが最大で「0.04(秒)」の短時間に亘って開放動作(短時間開放動作)するように設定されている。
【0076】
(第5の特別遊技について)
前記図柄aに対応した第5の特別遊技は、当該第5の特別遊技をメイン制御CPU301aが決定した際に、前記第2特別入賞部54の開閉部材54bを長時間開放動作させる特別遊技として設定される。すなわち、第5の特別遊技は、特別遊技の終了後に高確率で確変状態が付与され得る特別遊技として設定されている。また、図柄a(第5の特別遊技)が決定された場合に付与される可能性のある変短状態の付与期間(変短回数)は、前記第1の特別遊技の場合と同じであって、特定ラウンドにおいて前記特定領域入球検出センサSE8がパチンコ球を検出して確変状態を付与することを決定した場合には120回の変短状態が付与されるのに対し、特定ラウンドにおいて特定領域入球検出センサSE8がパチンコ球を検出しないことを条件に確変状態を付与することを決定しない場合には100回の変短状態が付与されるように設定されている。
【0077】
前記第5の特別遊技は、規定ラウンド数が「16回」に設定された特別遊技であって、各ラウンドの入賞上限個数が「9個」に設定されている。また第5の特別遊技では、1回目から3回目までのラウンド、および5回目から16回目までのラウンドでは、前記第1特別入賞部53の開閉部材53bが長時間開放動作し、4回目のラウンドでは、第2特別入賞部54の開閉部材54bが長時間開放動作するよう設定される。すなわち、第5の特別遊技では、4回目のラウンドが特定ラウンドに設定されている。また、第5の特別遊技では、全てのラウンドでの1回のラウンド時間として「25.00(秒)」が設定されており、各ラウンドにおいて前記開閉部材53bまたは開閉部材54bが最大で「25.00(秒)」の長時間に亘って開放動作(長時間開放動作)するように設定されている。
【0078】
(第6の特別遊技について)
前記図柄bに対応した第6の特別遊技は、当該第6の特別遊技をメイン制御CPU301aが決定した際に、前記第2特別入賞部54の開閉部材54bを長時間開放動作させる特別遊技として設定される。すなわち、第6の特別遊技は、特別遊技の終了後に高確率で確変状態が付与され得る特別遊技として設定されている。また、図柄b(第6の特別遊技)が決定された場合に付与される可能性のある変短状態の付与期間(変短回数)は、前記第1の特別遊技の場合と同じであって、特定ラウンドにおいて前記特定領域入球検出センサSE8がパチンコ球を検出して確変状態を付与することを決定した場合には120回の変短状態が付与されるのに対し、特定ラウンドにおいて特定領域入球検出センサSE8がパチンコ球を検出しないことを条件に確変状態を付与することを決定しない場合には100回の変短状態が付与されるように設定されている。
【0079】
前記第6の特別遊技は、規定ラウンド数が「4回」に設定された特別遊技であって、各ラウンドの入賞上限個数が「9個」に設定されている。また第6の特別遊技では、1回目から3回目までのラウンドでは、前記第1特別入賞部53の開閉部材53bが長時間開放動作し、4回目のラウンドでは、第2特別入賞部54の開閉部材54bが長時間開放動作するよう設定される。すなわち、第6の特別遊技では、4回目のラウンド(最終ラウンド)が特定ラウンドに設定されている。また、第6の特別遊技では、全てのラウンドでの1回のラウンド時間として「25.00(秒)」が設定されており、各ラウンドにおいて前記開閉部材53bまたは開閉部材54bが最大で「25.00(秒)」の長時間に亘って開放動作(長時間開放動作)するように設定されている。
【0080】
(パチンコ機の制御構成について)
次に、パチンコ機10の制御構成について説明する。実施例のパチンコ機10には、図7に示す如く、パチンコ機10を全体的に制御する制御手段としてのメイン制御基板(メイン制御手段)301と、該メイン制御基板301からの制御信号に基づいて各制御対象を制御する制御手段としてのサブ制御基板(サブ制御手段)302,303,304,305とが設けられている。すなわち、メイン制御基板301では、パチンコ機10に備えられた各種検出センサ(検出手段)からの検出信号に基づいて各種処理が実行され、その処理結果に応じた各種の制御信号(制御コマンド)がサブ制御基板302,303,304,305に出力されるようになっている。
【0081】
また、実施例のパチンコ機10には、サブ制御基板として、遊技演出を全体的に制御する演出制御基板302と、図柄表示装置17での表示内容を制御する表示制御基板303と、パチンコ機10の前枠13や遊技盤20等に設けられた発光演出装置(図1に前枠13の発光演出装置13bを図示)の発光制御を行うランプ制御基板304と、パチンコ機10が備えるスピーカ19(図1参照)の音出力制御を行う音制御基板305とを備えている。すなわち、メイン制御基板301が出力した制御信号(制御コマンド)に基づいて、前記演出制御基板302が表示制御基板303、ランプ制御基板304および音制御基板305を制御するよう構成されており、パチンコ機10で実行される各種遊技演出(図柄組合せ演出や発光演出、音声演出)を統括的にコントロールし得るようになっている。ここで、表示制御基板303は、演出制御基板302から出力された制御信号(制御コマンド)に基づいて、図柄表示装置17に表示される図柄(演出図柄)や背景画像等の図柄組合せ演出の表示内容を制御するよう構成される。また、ランプ制御基板304は、演出制御基板302から出力された制御信号(制御コマンド)に基づいて、パチンコ機10が備える各種発光演出手段の点灯・消灯のタイミングや、発光強度等を制御するものである。そして、音制御基板305は、演出制御基板302から出力された制御信号(制御コマンド)に基づき、パチンコ機10が備える各種スピーカ19からの音声出力のタイミングや出力内容等を制御するものである。
【0082】
(メイン制御基板301について)
前記メイン制御基板301は、図7に示に示す如く、制御処理を実行するメイン制御CPU301a、該メイン制御CPU301aが実行する制御プログラムを記憶するメイン制御ROM301b、当該メイン制御CPU301aの処理に必要なデータの書込み・読出しが可能なメイン制御RAM301c等が備えられている。そして、前記始動入賞検出センサSE1,SE2、特別入賞検出センサSE3,SE4、普通入賞検出センサSE6,SE5、ゲートセンサSE7等の各種センサが前記メイン制御CPU301aに接続されている。また、メイン制御CPU301aには、遊技情報表示部Dの各表示部(第1および第2特図表示部D1,D2、第1および第2特図保留表示部D3,D4、普図表示部D5、普図保留表示部D6等)が接続されて、各検出センサSE1〜SE7の検出を契機としてメイン制御CPU301aで実行された制御処理に基づいて、遊技情報表示部Dの各表示部D1〜D6の表示制御が実行されるようになっている。また、メイン制御CPU301aには、前記第2始動入賞部52を開閉する開閉部材52bに連繋する始動入賞ソレノイドSL1および各特別入賞口53a,54aを開閉する開閉部材53b,54bに連繋する特別入賞ソレノイドSL2,SL3が接続されており、該メイン制御CPU301aでの制御処理結果に基づいて各ソレノイドSL1〜SL3を駆動させることで、対応する開閉部材52b,53b,54bが開閉するようになっている。そして、メイン制御CPU301aは、特別遊技(大当り遊技や小当り遊技等の当り遊技)の種類に応じた開閉態様で開閉部材53b,54bが開閉するよう前記第1および第2特別入賞ソレノイドSL2,SL3を駆動制御するよう構成される。
【0083】
メイン制御CPU301aは、第1または第2始動入賞部51,52へパチンコ球が入賞したこと(より具体的には第1または第2始動入賞検出センサSE1,SE2がパチンコ球を検出したこと)を契機として入賞情報としての各種乱数を取得するよう設定されている。ここで、メイン制御CPU301aが始動入賞検出センサSE1,SE2の検出を契機として取得する乱数としては、特図当り判定用乱数、特図決定用乱数、演出実行判定用乱数(リーチ判定用乱数)、特図変動パターン振分用乱数等の各種乱数が設定されている。そして、メイン制御CPU301aがこれらの乱数値を所定の周期(実施例では4ms)で更新し、更新後の乱数値をメイン制御RAM301cに一時的に記憶して更新前の値を書き換えることにより、第1または第2始動入賞検出センサSE1,SE2の検出信号がメイン制御CPU301aに入力されたタイミングに応じて乱数が取得されるようになっている。また、メイン制御CPU301aは、時間を計測するタイマ更新処理を実行する。メイン制御RAM301cには、パチンコ機10の動作中に適宜書き換えられる各種情報(乱数値、タイマ値、フラグなど)が記憶(設定)されるようになっている。
【0084】
また、前記第1または第2始動入賞部51,52にパチンコ球が入賞した際に取得される入賞情報(各種乱数値)は、特図始動保留情報としてメイン制御RAM301cの所定の始動保留領域(記憶領域)にメイン制御CPU301aが一時的に記憶保持させるよう構成されている。特図始動保留情報は、メイン制御RAM301cに記憶する順序で記憶する始動保留領域が定まっており、各特図始動保留情報に基づいて図柄組合せ演出(特図変動表示)を実行する場合に、特図始動保留情報をメイン制御RAM301cに記憶した順序でメイン制御CPU301aにより読み出されるようになっている。なお、以下の説明では、第1始動入賞部51にパチンコ球が入賞した際に取得される入賞情報(各種乱数値)に基づく特図始動保留情報を第1特図始動保留情報と指称し、第2始動入賞部52の何れかにパチンコ球が入賞した際に取得される入賞情報(各種乱数値)に基づく特図始動保留情報を第2特図始動保留情報と指称して区別する場合もある。実施例では、第1特図始動保留情報か第2特図始動保留情報かを区別可能に個別にメイン制御RAM301cに記憶されており、第2特図始動保留情報がメイン制御RAM301cに記憶されている場合には、第1特図始動保留情報よりも第2特図始動保留情報をメイン制御CPU301aが優先して読み出して図柄変動演出(特図変動表示)を実行させるよう設定されている。
【0085】
ここで、前記特図当り判定用乱数は、図柄組合せ演出の結果として特別遊技(大当り遊技)を発生させるか否かの特図当り判定(大当り判定)で用いる乱数である。実施例では、特図当り判定用乱数として、「0」〜「65535」の全65536通りの整数値が設定されており、所定の周期(4ms)で1ずつ更新されるようになっている。また、特図決定用乱数は、特図当り判定の結果に応じて第1特図表示部D1に確定停止表示させる特図1または第2特図表示部D2に確定停止表示させる特図2を決定する際に用いる乱数である。ここで、実施例では、特図決定用乱数として、「0」〜「199」の全200通りの整数値が設定されており、所定の周期(4ms)で1ずつ更新されるようになっている。特図決定用乱数の各値には、前述したはずれを示す1種類の特図に対応する乱数と、大当りの当選を示す100種類の特図に対応する乱数とが設定されており、該特図決定用乱数の値により、第1特図表示部D1に確定停止表示される特図1または第2特図表示部D2に確定停止表示される特図2が特定されるようになっている。すなわち、第1始動入賞検出センサSE1の検出を契機として取得される特図決定用乱数の値により、第1特図表示部D1に確定停止表示される特図1が特定され、第2始動入賞検出センサSE2の何れかの検出を契機として取得される特図決定用乱数の値により、第2特図表示部D2に確定停止表示される特図2が特定される。また、前述したように、前記大当り図柄としての特図1および特図2は、特別遊技の種類毎に分類されており、特図1または特図2が特定されることで、図柄組合せ演出の終了後に付与される特別遊技の種類が特定されるようになっている。すなわち、特図決定用乱数が特別遊技の種類を決定する乱数としての機能を有している。
【0086】
また、演出実行判定用乱数は、前述した特図当り判定の判定結果が否定となった場合に(特別遊技に当選しなかったはずれの場合に)、当り表示が表示される可能性を示唆する演出を行うか否かの演出実行判定(リーチ判定)で用いられる乱数である。実施例では、演出実行判定用乱数として、「0」〜「238」の全239通りの整数値が設定されており、所定の周期(4ms)で1ずつ更新されるようになっている。ここで、当り表示が表示される可能性を示唆する演出としては、図柄表示装置17に図柄変動の過程で表示されるリーチ表示を契機として行われるリーチ演出や、1回の図柄組合せ演出において各図柄列P,Q,Rの演出図柄を複数回連続的に仮停止させる擬似連続予告演出や、演出図柄の変動開始から変動停止までを1回とした変動サイクルを複数回連続して実行可能とする連続予告演出(先読み予告演出)や、図柄表示装置17に表示される当り表示される可能性を示唆する予告演出や、発光演出装置13bの光やスピーカ19から出力される音声により当り表示が表示される可能性を遊技者に示唆する予告演出を含むものである。
【0087】
前記特図変動パターン振分用乱数は、図柄組合せ演出における演出時間を特定する複数の特図変動パターンから1つの特図変動パターンを決定する際に用いられる乱数である。実施例では、特図変動パターン振分用乱数として、「0」〜「250」の全251通りの整数値が設定されており、所定の周期(4ms)で1ずつ更新されるようになっている。
【0088】
実施例のパチンコ機10では、特図当り判定用乱数、特図決定用乱数、演出実行判定用乱数、特図変動パターン振分用乱数等の各種乱数値は、第1または第2始動入賞部51,52へパチンコ球が入賞したこと(より具体的には第1または第2始動入賞検出センサSE1,SE2の何れかがパチンコ球を検出したこと)を契機として、メイン制御RAM301cに一時的に記憶されている各乱数を同じタイミングで前記メイン制御CPU301aが取得するようになっている。ここで、第1始動入賞部51へパチンコ球が入賞したことを契機に取得される各乱数は、第2始動入賞部52へパチンコ球が入賞したことを契機に取得される各乱数と同一のものが共通で使用され、各始動入賞部51,52への入賞タイミングに応じた乱数を前記メイン制御CPU301aが取得するようになっている。
【0089】
また、メイン制御CPU301aは、ゲート部57(普図始動口57a)をパチンコ球が通過したこと(より具体的にはゲートセンサSE7がパチンコ球を検出したこと)を契機として通過検出情報としての各種乱数を取得するよう設定されている。ここで、メイン制御CPU301aがゲートセンサSE7の検出を契機に取得する乱数としては、普図当り判定用乱数、普図変動パターン決定用乱数等の各種乱数が設定されている。そして、メイン制御CPU301aがこれらの乱数値を所定の周期(実施例では4ms)で更新し、更新後の乱数値をメイン制御RAM301cに一時的に記憶して更新前の値を書き換えることにより、ゲートセンサSE7の検出信号がメイン制御CPU301aに入力されたタイミングに応じて乱数が取得されるようになっている。また、メイン制御CPU301aは、時間を計測するタイマ更新処理を実行する。メイン制御RAM301cには、パチンコ機10の動作中に適宜書き換えられる各種情報(乱数値、タイマ値、フラグなど)が記憶(設定)されるようになっている。
【0090】
また、前記ゲートセンサSE7をパチンコ球が通過した際に取得される通過検出情報(各種乱数値)は、普図始動保留情報としてメイン制御RAM301cの所定の普図記憶領域(記憶領域)に一時的に記憶保持されるよう構成されている。普図始動保留情報は、メイン制御RAM301cに記憶する順序で記憶する普図記憶領域が定まっており、普図始動保留情報に基づいて普図変動表示を実行する場合に、メイン制御RAM301cに記憶した順序で普図始動保留情報がメイン制御CPU301aにより読み出されるようになっている。
【0091】
普図当り判定用乱数は、普図変動の結果として第2始動入賞部52の開放(普図当り)を発生させるか否かの普図当り判定で用いられる乱数である。実施例では、普図当り判定用乱数として、「0」〜「65535」の全65536通りの整数値が設定されており、所定の周期(4ms)で1ずつ更新されるようになっている。前記普図変動パターン振分用乱数は、普図変動表示における普図変動の変動時間を定めた普図変動パターンの決定に用いる乱数である。実施例では、普図変動パターン振分用乱数として、「0」〜「8」の全9通りの整数値が設定されており、所定の周期(4ms)で1ずつ更新されるようになっている。そして、ゲート部57をパチンコ球が通過したこと(より具体的にはゲートセンサSE7がパチンコ球を検出したこと)を契機として、メイン制御RAM301cに一時的に記憶されている通過検出情報(普図当り判定用乱数および普図変動パターン振分用乱数等)を同じタイミングで前記メイン制御CPU301aが取得するようになっている。
【0092】
(判定値について)
一方、メイン制御ROM301bには、図柄組合せ演出の結果、特別遊技を発生させることを示す特図当り判定値が記憶されている。特図当り判定値は、前記特図当り判定用乱数を用いて特別遊技を発生させるか否かの判定(特図当り判定)で用いる判定値であり、特図当り判定用乱数の取り得る「0」〜「65535」までの全65536通りの整数の中から所定数の判定値が定められている。ここで、特図当り判定値は、特図当り判定を行う時点で前述した確変状態が付与されているか否かで判定値の設定数が異なっている。具体的には、確変状態のときに設定される特図当り判定値の数(実施例では1700個)は、非確変状態の場合に設定される特図当り判定値の数(実施例では170個)よりも多く設定されている。すなわち、確変状態における特図当り判定値の設定数を多くすることで、特別遊技が発生し易くなっている。
【0093】
また、メイン制御ROM301bには、特図決定用判定値が記憶されている。特図決定用判定値は、特図当り判定の結果が当りの場合(特別遊技に当選した場合)に、第1特図表示部D1に確定停止表示させる大当り図柄としての特図1または第2特図表示部D2に確定停止表示させる大当り図柄としての特図2を、特図決定用乱数を用いて決定する判定値である。ここで、実施例では、特図決定用判定値には、前述した100種類の特図決定用乱数に対応した種類の整数値が設定されている。そして、第1始動入賞部51へのパチンコ球の入賞を契機とした特図始動保留情報に基づいて特別遊技に当選した場合には、特図決定用判定値が特図1の大当り図柄として設定された前記2種類の図柄A〜図柄Bに対応付けられて割り当てられており、特図決定用乱数に対応した特図決定用判定値が割り当てられた図柄A〜図柄Bの何れかをメイン制御CPU301aが決定するようになっている。同様に、第2始動入賞部52の何れかへのパチンコ球の入賞を契機とした特図始動保留情報に基づいて特別遊技に当選した場合には、特図決定用判定値が特図2の大当り図柄として設定された前記2種類の図柄a〜図柄bに対応付けられて割り当てられており、特図決定用乱数に対応した特図決定用判定値が割り当てられた図柄a〜図柄bの何れかをメイン制御CPU301aが決定するようになっている。
【0094】
また、メイン制御ROM301bには、演出実行判定値(リーチ判定値)が記憶されている。演出実行判定値は、特図当り判定の結果が否定の場合に、当り表示が図柄表示装置17に表示される可能性を示唆するリーチ演出を実行させるか否かの演出実行判定(リーチ抽選)で用いる判定値であり、演出実行判定用乱数の取り得る数値「0」〜「238」までの全239通りの整数の中から定められている。すなわち、取得された演出実行判定用乱数の値が、設定された演出実行判定値と一致する場合に、最終的にはずれとなるリーチ演出の演出を実行させることをメイン制御CPU301aが決定するようになっている。ここで、演出実行判定値は、演出実行判定を行う時点の遊技状態(確変状態または変短状態)に応じて判定値の設定数が異なっている。具体的に、変短状態が付与されている場合よりも演出実行判定値の数よりも変短状態が付与されていない非変短状態のときに設定される演出実行判定値の数の方が多くなるよう設定されている。すなわち、変短状態の場合には、非変短状態の場合に比べてリーチ演出が発生し難くなっている。
【0095】
(特図変動パターンについて)
また、メイン制御ROM301bには、複数種類の特図変動パターンが記憶されている。前記特図変動パターンは、第1特図変動表示または第2特図変動表示が開始してから確定停止表示されるまでの間に実行される演出内容(図柄組合せ演出の表示内容、発光演出態様、音声演出態様)の基本的なベースとなる内容を特定するものである。また、特図変動パターンは、第1特図変動表示または第2特図変動表示が開始してから特図1または特図2が確定停止表示されるまでの変動時間(図柄組合せ演出および特図変動表示の時間)を特定している。
【0096】
そして、メイン制御ROM301bには、変動パターン振分用判定値が記憶されている。変動パターン振分用判定値は、特図当り判定および演出実行判定の結果に応じて決定可能な特図変動パターンの中から1つの特図変動パターンを決定する際に用いる判定値であり、特図変動パターン振分用乱数の取り得る数値「0」〜「250」までの全251通りの整数の中から定められている。この変動パターン振分用判定値は、特図当り判定および演出実行判定の結果に応じてメイン制御CPU301aが決定可能な特図変動パターンに対して所定数ずつ割り当てられている。すなわち、特図変動パターン振分用乱数に対応する判定値が割り当てられた変動パターンを特定することで、図柄組合せ演出において実行される特図変動パターン(演出内容や変動時間)が決定される。すなわち、特図変動パターン振分用乱数に基づいて複数の特図変動パターンから特図変動パターンを決定する際に、変動パターン振分用判定値の割当て数に応じて特図変動パターンの選択されやすさを調節している。
【0097】
また、メイン制御ROM301bには、普図変動演出の結果、普図当りを発生させることを示す普図当り判定値が記憶されている。普図当り判定値は、前記普図当り判定用乱数を用いて普図当りか否かの判定(普図当り判定)で用いる判定値であり、普図当り判定用乱数の取り得る「0」〜「65535」までの全65536通りの整数の中から所定数の判定値が定められている。ここで、普図当り判定値は、普図当り判定を行う時点で前述した変短状態が付与されているか否かで判定値の設定数が異なっている。具体的には、変短状態の場合に設定される普図当り判定値の数(実施例では65535個)は、非変短状態の場合に設定される普図当り判定値の数(実施例では1125個)よりも多く設定されている。すなわち、変短状態における普図の設定数を多くすることで、普図当りが発生し易くなっている。
【0098】
メイン制御ROM301bには、複数種類の普図変動パターンが記憶されており、各普図変動パターンに対応して普図変動パターン振分判定値が記憶されている。ここで、前記普図変動パターンは、普図変動表示を開始してから普図が確定停止表示されるまでの普図変動表示の変動時間を特定している。普図変動パターン振分判定値は、前記普図変動パターン振分用乱数を用いて普図変動パターンの決定に用いる判定値であり、普図変動パターン決定用乱数の取り得る数値「0」〜「8」までの全9通りの整数の中から定められている。そして、普図変動パターン毎に所定の判定値が割り当てられており、取得された普図変動パターン振分用乱数に対応する普図変動パターン振分判定値が割り当てられた普図変動パターンがメイン制御CPU301aにより特定されるようになっている。ここで、普図変動パターン決定用判定値は、普図当り判定の結果によって、割り当てられる普図変動パターンの種類および割当て数が異なっている。具体的に、実施例では、普図当り判定の結果が肯定(普図当りに当選)の場合に1つの普図変動パターンに対して全ての普図変動パターン決定用判定値が割り当てられて、所定時間の変動時間(例えば3600ms)を定めた普図変動パターンが決定されるのに対し、普図当り判定の結果が肯定(普図当りに落選)の場合に別の1つの普図変動パターンに対して全ての普図変動パターン決定用判定値が割り当てられて、所定時間の変動時間(例えば520ms)を定めた普図変動パターンが決定されるようになっている。
【0099】
(演出制御基板について)
前記演出制御基板302には、演出制御CPU302aが備えられている。該演出制御CPU302aには、図7に示す如く、演出制御ROM302bおよび演出制御RAM302cが接続されている。また、演出制御CPU302aは、各種乱数の値を所定の周期毎に更新し、更新後の値を演出制御RAM302cの設定領域に記憶(設定)して更新前の値を書き換えている。
【0100】
ここで、前記演出制御ROM302bには、図柄組合せ演出において実行する図柄組合せ演出の具体的な演出内容を特定する演出パターンが記憶されている。前記演出パターンは前記特図変動パターンに対応付けられており、メイン制御CPU301aにより決定された特図変動パターンに基づいて対応する演出パターンを演出制御CPU302aが決定するようになっている。すなわち、演出制御CPU302aは、前記メイン制御CPU301aが取得した入賞情報(乱数値)に基づいて、前記図柄表示装置17で行わせる図柄組合せ演出の演出内容を決定する演出内容決定手段として機能するよう構成されている。また、演出パターンには、図柄組合せ演出において各図柄表示列P,Q,Rの演出図柄の停止タイミングが定められており、該演出パターンで定められる停止タイミングに従って各列に演出図柄が停止されると共に、該演出図柄の停止に合わせてスピーカ19から適宜の効果音が出力されたり、発光演出装置13bが適宜の発光を行ったりするようになっている。
【0101】
また、演出制御ROM302bには、表示制御基板303、ランプ制御基板304および音制御基板305を統括的に制御するための演出制御プログラムが記憶されている。演出制御CPU302aは、各種制御コマンドを入力すると、当該演出制御プログラムに基づき各種制御を実行する。
【0102】
(表示制御基板303について)
次に、図7に基づき表示制御基板303について説明する。表示制御基板303には、表示制御CPU303aが備えられている。該表示制御CPU303aには、表示制御ROM303bおよび表示制御RAM303cが接続されている。また、表示制御基板303(表示制御CPU303a)には、図柄表示装置17が接続されている。表示制御ROM303bには、図柄表示装置17の表示内容を制御するための表示制御プログラムが記憶されている。また、表示制御ROM303bには、各種の画像データ(図柄、各種背景画像、文字、キャラクタなどの画像データ)が記憶されている。更に、表示制御RAM303cには、パチンコ機10の動作中に適宜書き換えられる各種の情報が記憶(設定)されるようになっている。
【0103】
すなわち、始動入賞部51,52の何れかへの入賞を契機として入賞情報を取得する入賞情報取得手段、判定条件の成立(入賞情報取得手段による入賞情報の取得)を契機として特別遊技を生起させるか否かを判定する当り判定手段、当り判定手段の判定結果が肯定の場合に、複数種類の特別遊技の中から付与する特別遊技を決定する特別遊技決定手段としての夫々の機能を前記メイン制御CPU301aが備えている。またメイン制御CPU301aは、決定した種類の特別遊技を特図変動表示終了後(図柄組合せ演出終了後)に付与する特別遊技付与手段としての機能を備えている。メイン制御CPU301aは、始動入賞部51,52の何れかへの入賞を契機として、前記図柄表示手段で行わせる図柄組合せ演出の変動時間を特定する変動パターン(特図変動パターン)を記憶手段としてのメイン制御ROM301bが記憶する複数の変動パターンの中から決定する変動パターン決定手段としての機能を備えている。また、前記メイン制御CPU301aは、当りが発生する確率(当り判定手段による判定結果が肯定となる確率)が通常よりも高確率となる確変状態を付与することを決定する第1遊技状態決定手段として機能すると共に、特別遊技終了後に確変状態を付与する第1遊技状態付与手段として機能するよう構成されている。ここで、前記メイン制御CPU301aは、特別遊技を発生させる場合(当り判定手段の判定結果が肯定の場合)にのみ、確変状態を付与することを決定し得るようになっている。またメイン制御CPU301aは、当り判定手段の判定結果に応じた特別図柄を特別図柄表示手段に停止表示させるよう前記特別図柄表示手段の表示を制御する特別図柄表示制御手段として機能している。
【0104】
更に、前記メイン制御CPU301aは、特別遊技を発生させる場合(当り判定手段の判定結果が肯定の場合)に、可変始動入賞口(第2始動入賞部52)へパチンコ球が入賞する確率が高確率となる入賞率向上状態(変短状態)を付与するかことを決定する第2遊技状態決定手段として機能し、入賞率向上状態を付与する場合に、入賞率向上状態を付与する期間を決定する期間決定手段として機能すると共に、特別遊技終了後に決定された入賞率向上状態を付与する期間だけ変短状態を付与する第2遊技状態付与手段としても機能している。ここで、前記メイン制御CPU301aは、特別遊技の終了後から予め決められた回数の特図変動表示(図柄組合せ演出)が実行されるまでの間、あるいは次回の特別遊技が付与されるまでの間の何れかの期間を、入賞率向上状態の付与期間として決定するようになっている。また、メイン制御CPU301aは、入賞率向上状態の付与期間として複数種類の期間を、決定された特別遊技の種類に応じて決定するようになっている。このように、前記メイン制御CPU301aは、当り判定が肯定判定の場合に、始動入賞部51,52への入賞に基づいて特別遊技後に遊技者に有利な特典状態(確変状態、変短状態)を付与するか否かを決定する特典状態決定手段としての機能を備えている。また、前記メイン制御RAM301cは、図柄表示装置17で図柄組合せ演出が行われている間(すなわち第1および第2特図表示部D1,D2で特図変動表示が行われている間)に取得された入賞情報を始動保留情報として複数記憶可能な保留記憶手段として機能する。具体的に、表示手段(図柄表示装置17や第1特図表示部D1)で変動表示が行われている間に第1始動入賞検出センサSE1の検出を契機として取得される入賞情報を第1始動保留情報として記憶する第1保留記憶手段および表示手段(図柄表示装置17や第2特図表示部D2)で変動表示が行われている間に第2始動入賞検出センサSE2の何れかの検出を契機として取得される入賞情報を第2始動保留情報として記憶する第2保留記憶手段として機能する。
【0105】
また、演出制御CPU302aは、当り判定手段としてのメイン制御CPU301aの判定結果に基づいて前記演出表示手段としての図柄表示装置17に停止表示させる演出図柄を決定する演出図柄決定手段とて機能すると共に、決定された演出図柄を停止表示させるよう演出表示手段表示としての図柄表示装置17を制御する演出表示制御手段として機能している。また、演出制御CPU302aは、入賞情報取得手段による入賞情報の取得((判定条件の成立)を契機として、前記図柄表示手段で行わせる図柄組合せ演出の演出内容を特定する演出パターンを複数種類の中から1つ決定する演出パターン決定手段としての機能を有している。また、演出パターン決定手段としての演出制御CPU302aは、メイン制御CPU301aが決定した特図変動パターンに基づいて演出パターンを決定するようになっている。
【0106】
(可動演出装置90について)
次に、前記演出関連情報表示部HDが取り付けられる可動演出装置90について説明する。図6に示すように、前記可動演出装置90は、前記設置部材80に固定される固定部材91,101と、当該固定部材91,101に配設された駆動機構M,96,97と、当該固定部材91,101に対して動作可能に支持されると共に駆動機構M,96,97に接続する可動体110とを備えており、駆動機構M,96,97が作動することで可動体110が動作するようになっている。また、前記固定部材91,101の前面側に前記演出関連情報表示部HDが配設されており、当該演出関連情報表示部HDの前側に重ならない位置で前記可動体110が動作するよう構成されている。ここで、前記駆動機構が備える駆動手段としての駆動モータMは、前記演出制御基板302に対して電気的に接続されており、前記図柄表示装置17の表示部17aで行われる図柄組合せ演出に合わせて可動体110を動作させて動作演出を実行させるよう駆動モータMが前記演出制御CPU302aからの制御信号に基づいて駆動されるようになっている。
【0107】
(固定部材について)
前記固定部材は、図5図6に示すように、前記設置部材80の背面板80a(右側板部)に対向する後側ベース部(取付ベース部)91と、当該後側ベース部91の前面側に離間した位置に固定される前側ベース部101とを備えており、当該前後のベース部91,101との間に画成される可動体収容部107に前記駆動モータMが設置されている。そして、前後のベース部91,101が前記設置部材80の外周壁部80b(具体的には、右側の外周壁部80b)に固定されるようになっている。
【0108】
(後側ベース部91について)
図6に示すように、前記後側ベース部91には、側端部(実施例では右側端部)から右側方へ突出する後側ベース固定部92が上下に離間する複数箇所(実施例では2箇所)に設けられており、前記設置部材80の右側の外周壁部80bに設けられた後側連結固定部85(図5参照)に対して各後側ベース固定部92がネジ止め固定されている。また、前記後側ベース部91には、前側に突出する複数(実施例では2つ)の取付突部93が上下に離間する位置に設けられており、該取付突部93を前記前側ベース部101に固定することで、後側ベース部91が前側ベース部101の後側に離間して取り付けられるよう構成される。ここで、前記後側ベース部91を設置部材80に固定した際に、当該設置部材80の背面板80aから前側に離間した位置に後側ベース部91が位置するよう構成されて(図5参照)、当該後側ベース部91と背面板80aとの間に、設置部材80に配設された別の可動演出装置200の可動体201が配置されている。
【0109】
(前側ベース部101)
前側ベース部101は、図6に示すように、前記後側ベース部91に対向する板状の設置板部102と、当該設置板部102の外周縁部から前側に突出する周壁部103とを備え、上方へ開口するトレー状に形成されている。また、前記前側ベース部101の右端部には、右側方へ突出する前側ベース固定部104が上下に離間する複数箇所(実施例では2箇所)に設けられており、前記設置部材80の右側の外周壁部80bに設けられた前側連結固定部86(図3図5参照)に対して各前側ベース固定部104がネジ止め固定されている。また、前記前側ベース部101の後面側には、前記後側ベース部91の取付突部93と前後に整列する位置に、嵌合孔105aが後方に開口すると共に内底部に前後に貫通する通孔105bが形成された嵌合筒部105が設けられており、当該取付突部93の前端部を嵌合筒部105の嵌合孔105aに後方から嵌合させた状態で、通孔105bに挿通したネジを取付突部93に螺挿することで、当該前後のベース部91,101が固定されるようになっている。
【0110】
ここで、前記前側ベース部101の前端部は、前記設置部材80における外周壁部80bの前端部と前後位置が略揃うよう取り付けられて、当該前側ベース部101が設置部材80の前方開口の開口位置に位置するよう構成されている。すなわち、前側ベース部101の前面に配設された前記演出関連情報表示部HDが設置部材80の前方開口より前方へ突出して、前記遊技盤20に開設された枠状装飾部材40を配設する装着口29の開口内側に、演出関連情報表示部HDの少なくとも前側部分が位置するよう構成されて、当該演出関連情報表示部HDの視認性が高めるようになっている。なお、図5には、前記板状部材21の後面位置に合わせて一点鎖線Lを示してある。
【0111】
また、前記前側ベース部101は、前記板状部材21(枠状装飾部材40)に設けられた前側表示窓部41および前記第2の流下領域22bの拡大流路RBに対して前記設置板部102が後方から対向するよう構成されている。そして、前記前側ベース部101(設置板部102)において前側表示窓部41に後方から臨む位置に前記演出関連情報表示部HDが配設されると共に、前側ベース部101(設置板部102)において第2の流下領域22bの拡大流路RBに後方から臨む位置に、当該拡大流路RBを後方から照明する発光装飾部120が配設されている。すなわち、前記演出関連情報表示部HDおよび発光装飾部120は、当該演出関連情報表示部HDおよび発光装飾部120の前側に重ならない位置で前記可動体110を動作させ得るよう前記可動演出装置90の前面側に配設される。
【0112】
(発光装飾部120について)
前記発光装飾部120は、図6に示すように、前記拡大流路RBに向けて前方へ光を照射可能なLED(発光体)121aが実装された演出発体基板121と、当該演出発体基板121の前側に配設されて前記設置板部102を覆う光透過性の前面装飾部材115とを備え、当該前面装飾部材115が板状部材21の後面に対向するようになっている。なお、実施例では、前記設置板部102の前面が複数の前面装飾部材115で覆われるよう構成されており、図6では、当該複数の前面装飾部材115の一部のみを図示してある。この演出発体基板121は、前記ランプ制御基板304に配線接続されており、当該ランプ制御基板304からの制御信号に基づいて前記図柄表示装置17で行われる図柄組合せ演出に合わせた発光態様により当該演出発体基板121のLED121aを発光および消灯させて、前記拡大流路RBを発光により装飾し得るようになっている。なお、演出発体基板121に実装する発光体としては、発光態様を変化させ得るものであればLEDに限らず従来公知の各種手段を採用可能である。
【0113】
(駆動機構M,96,97について)
前記駆動機構M,96,97は、図6に示す如く、出力軸を後向きにして前記後側ベース部91の前面に配設された駆動モータMと、後側ベース部91に配設されて該駆動モータMの回転力を可動体110に伝達する伝達部材96,97とを備える。この駆動機構M,96,97は、後側ベース部91を前記前側ベース部101の後側に配設することで、該駆動機構M,96,97も前側ベース部101の後側に重なって配置される。ここで、前記伝達部材96,97は、相互に連続して噛合する複数の歯車96(図5に一部の歯車のみ図示)と、当該歯車96の1つに一体的に回転するよう連結された作動軸97とから構成されて、作動軸97が連結された歯車96とは別の歯車96に前記駆動モータMの出力軸が連結されるよう構成されている。すなわち、前記駆動モータMを正転方向および逆転方向に回転駆動することで、作動軸97が回転するよう構成されている。なお、前記駆動モータMと前記前側ベース部101との間には、可動体110のアーム部111を収容可能な隙間が画成されている。
【0114】
(可動体110について)
前記可動体110は、前記作動軸97の前端部に連結されると共に作動軸97に交差する径方向に延在するアーム部111と、当該アーム部111の延出端部に設けられた可動装飾部112とを備え、アーム部111および可動装飾部112が作動軸97を中心として一体で往復揺動(回転移動)し得るようになっている。ここで、前記作動軸97は、前記前側ベース部101の後方に重なる位置に配置されると共に、当該作動軸97に連結された前記アーム部111が前側ベース部101の外側まで延在するよう形成されて、当該ベース部の外側に突出したアーム部111の延出端部に前記可動装飾部112が配置されている。そして、実施例の可動演出装置90は、アーム部111が前側ベース部101の後側に重なって前記枠状装飾部材40における前側表示窓部41の右側方に可動体装飾部112が位置する第1位置(図2図3参照)と、この第1位置より前側表示窓部41の中央側に可動体装飾部112が移動する第2位置(図示せず)との間で可動体110が往復移動するよう構成される。なお、第1位置では、アーム部111の大部分が前記前側ベース部101と駆動モータMとの間の隙間に収容されるようになっている。このように、実施例の可動演出装置90は、前記作動軸97を中心として回転動作する可動体110(アーム部111)に対して前側ベース部101(設置板部102)を挟んで前側に位置するよう前記演出関連情報表示部HDおよび発光装飾部120が配置されており、当該演出関連情報表示部HDおよび発光装飾部120の後方に重なる位置で可動体110が動作するよう構成されている。
【0115】
(演出関連情報表示部HDについて)
前記演出関連情報表示部HDは、図6図8に示すように、前記板状部材21(枠状装飾部材40)の前側表示窓部41(実施例では透明パネル42)に向けて前方へ光を照射可能な複数のLED(発光体)132,133,134,135が実装された演出関連情報表示基板(発光体基板)131と、当該演出関連情報表示基板131の前面側に設けられて当該基板131上の複数のLED132,133,134,135を個別に区画する区画部143が形成された遮光部材140(遮光手段)と、当該遮光部材140の区画部143に設けられて対応するLED132,133,134,135の発光により明輝される光透過性の光透過部151とを備え、前記可動演出装置90の前面を装飾する光透過性の前面装飾部材115に、当該演出関連情報表示部HDが取り付けられている。すなわち、実施例の演出関連情報表示部HDでは、前記演出関連情報表示基板131に設けられたLED132,133,134,135を発光させた際には、発光したLED132,133,134,135に対応する光透過部151のみを明るく照明し得るよう構成されている。
【0116】
ここで、図6に示すように、前記演出関連情報表示基板131には、前記特殊図柄表示部HD1,HD2を構成するLED132,133が実装されると共に、前記演出保留表示部HD3,HD4を構成するLED134,135が実装されており、以下の説明では、特殊図柄表示部HD1,HD2を構成するLEDを特殊図柄表示LED132,133と指称し、演出保留表示部HD3,HD4を構成するLEDを演出保留表示LED134,135と指称して区別する場合がある。そして、実施例では、前記演出関連情報表示基板131の左端部側(後側表示窓部81の縁部側に近接した位置)に上下に隣接して複数(実施例では2つ)の特殊図柄表示LED132,133が実装され、演出関連情報表示基板131における特殊図柄表示LED132,133の右側方(後側表示窓部81の縁部側から離間した位置)に上下および左右に隣接して複数(実施例では4つ)の演出保留表示LED134,135が実装されている。なお、前記演出関連情報表示基板131は、前記演出発光基板121の上方に位置するよう前記前面装飾部材115に取り付けられている。すなわち、演出関連情報表示部HDは、特殊図柄表示部HD1,HD2を有する特殊図柄表示手段および演出保留表示部を有する演出保留表示手段としての機能を備えている。
【0117】
前記遮光部材140は、図6図8に示すように、前記板状部材21(枠状装飾部材40)の前側表示窓部41を介して視認可能に露出する前面飾り部141と、当該前面飾り部141の後面から方向へ突出すると共に前記区画部143が形成された突出部142とを備えている。また、前記遮光部材140には、前記前面飾り部141の後面に、後方へ突出する固定軸部144が複数箇所(実施例では2箇所)に形成されている。なお、実施例では、前記突出部142を形成にする画壁142aと一体的に固定軸部144が形成されると共に、当該突出部142から離間した位置に固定軸部144が形成されている。また、各固定軸部144の後端部には、ネジ孔144aが形成してある。
【0118】
そして、前記演出関連情報表示部HDが配設される前記前面装飾部材115には、図6図8に示すように、前記遮光部材140の突出部142の形成位置に合わせて前後に貫通する第1嵌合孔115aが形成されており、当該第1嵌合孔115aに突出部142を前側から嵌合させ得るようになっている。なお、前記突出部142を形成にする画壁142aと一体的に形成された固定軸部144は、前記第1嵌合孔115aに突出部142を嵌合することで併せて当該第1嵌合孔115aに嵌合するようになっている。また、前記前面装飾部材115には、前記突出部142から離間する固定軸部144の形成位置に合わせて前後に貫通する第2嵌合孔115bが形成されており、当該第2嵌合孔115bに固定軸部144を前側から嵌合させ得るようになっている。そして、前記前面装飾部材115の後面側に配置された前記演出関連情報表示基板131に、前記遮光部材140の各固定軸部144のネジ孔144aと前後に整列する位置に通孔131aが形成されている。すなわち、演出関連情報表示基板131の通孔131aに後方から挿通したネジを固定軸部144のネジ孔に螺挿することで、前面装飾部材115を挟んだ状態で遮光部材140および演出関連情報表示基板131が固定され、当該前面装飾部材115を前記前側ベース部101に固定することにより、演出関連情報表示部HDが可動演出装置90に配設されるようになっている。
【0119】
前記突出部142には、図8に示すように、前記光透過部151が収容される前記区画部143を画成する画壁142aが格子状に形成されている。前記画壁142aは、前記演出関連情報表示基板131に設けられた特殊図柄表示LED132,133および演出保留表示LED134,135の夫々の配置位置に合わせて区画部143が画成されるよう形成されており、1つの区画部143の後方開口に、特殊図柄表示LED132,133および演出保留表示LED134,135の何れかが1つ臨むよう構成されている。そして、前記前面飾り部141において特殊図柄表示LED132,133および演出保留表示LED134,135と前後に整列する位置に、前記区画部143内で開口するよう前後に貫通した光透過孔141aが夫々形成されており、当該特殊図柄表示LED132,133および演出保留表示LED134,135を発光させた際に、対応する区画部143で開口する光透過孔141aを介して光が前方(前側表示窓部41)へ向けて照射されるようになっている。ここで、前記突出部142には、前記区画部143を画成する画壁142aの後端部に、後方へ突出する複数(実施例では2つ)の位置決め突部145が設けられており、前記演出関連情報表示基板131に形成された位置決め孔131bに嵌合するよう構成されている。すなわち、前記遮光部材140(突出部142)の位置決め突部145を、前記演出関連情報表示基板131の位置決め孔131bに嵌合することで、前記特殊図柄表示LED132,133および演出保留表示LED134,135が対応する区画部143の光透過孔141aに整列する位置に演出関連情報表示基板131が位置決めされるようになっている。
【0120】
また、前記突出部142は、図8図9に示すように、前記各区画部143を画成する画壁142aの相互に対向する壁面(実施例では左右の壁面)に、区画部143の内側(対向する壁面側)に突出する突条部146が形成されている。そして、対向する壁面に設けられた突条部146の間に前記光透過部151が挟持されるようになっている。ここで、前記各突条部146の後端部は、前記画壁142aの壁面から離間するにつれて区画部143の奥側(前側)に傾斜する傾斜面146aが形成されており、前記区画部143の後方開口から挿入された光透過部151が、対向する突条部146の間に挟持される位置に傾斜面146aが誘導するよう構成されている。
【0121】
前記光透過部151は、図8図9に示すように、前記区画部143に収容される本体部152と、当該本体部152の前面から前方へ突出するよう設けられた導光部153とを備えており、前記光透過孔141aに導光部153を嵌合させた状態で本体部152が区画部143に収容されるようになっている。すなわち、前記特殊図柄表示LED132,133および演出保留表示LED134,135を発光させた際に、対応する区画部143に収容された光透過部151の本体部152および導光部153を透過した光が光透過孔141aを介して光が前方(前側表示窓部41)へ向けて照射されるようになっている。ここで、前記導光部153の先端部(前端部)は、球面状に湾曲したレンズ部153aを形成しており、導光部153を透過した光を集光して強く発光させ得るようになっている。このように、導光部153の前端部にレンズ部153aを設けることで、特殊図柄の表示状態や図柄組合せ演出の実行を待機している保留回数を明確に表示し得るようになっている。また、前記区画部143の後方開口を介して前記光透過部151の本体部152を挿入した際に、当該本体部152の左右側面に前記突条部146が圧接して光透過部151が保持されるようになっている。すなわち、各区画部143に対して対応の光透過部151をネジ等の固定手段を用いることなく簡易に位置決め保持し得るようになっている。
【0122】
また、図8図9に示すように、前記光透過部151には、前記本体部152の後面側の対向する端部(実施例では上下の端部)に、後方へ突出する支持突部154が形成されている。そして、前記各区画部143に光透過部151を嵌合させた状態で、前記演出関連情報表示基板131と遮光部材140とを組み付けた際に、各区画部143の支持突部154の後端部が記演出関連情報表示基板131の前面に当接するよう構成されている。すなわち、支持突部154の後端部を演出関連情報表示基板131に当接させることで、前記特殊図柄表示LED132,133および演出保留表示LED134,135の夫々が対応する光透過部151の本体部152に対して一定の間隔で対向するようになっている。これにより、特殊図柄表示LED132,133および演出保留表示LED134,135を発光させた際に、前記レンズ部153a(光透過孔141a)を所定の明るさで明輝させ得るようにしている。すなわち、特殊図柄表示LED132,133および演出保留表示LED134,135の夫々と、対応する光透過部151とが必要以上に離れたり近づきすぎるのを防止して、特殊図柄表示LED132,133や演出保留表示LED134,135を発光させた際に、前記レンズ部153a(光透過孔141a)が過剰に明るく明輝されたり、明るさが不足したりする事態が生ずるのを防止している。また、前記光透部の支持突部154は、当該光透過部151に対応した特殊図柄表示LED132,133および演出保留表示LED134,135を挟んで対向するよう構成されており、当該特殊図柄表示LED132,133や演出保留表示LED134,135を発光させた際に、前記区画部143の外側に向かう光を支持突部154に入射させて、前記本体部152および導光部153に導き得るようになっている。
【0123】
このように、実施例では、前記演出関連情報表示部HDにおいて、左端部側(後側表示窓部81の縁部側に近接した位置)に上下に隣接して複数(実施例では2つ)の特殊図柄表示LED132,133が実装された前記演出関連情報表示基板131と、当該複数の特殊図柄表示LED132,133を個別に区画する区画部143が形成された遮光部材140と、当該複数の特殊図柄表示LED132,133に対応した光透過部151とにより特殊図柄表示部HD1,HD2が構成されている。そして、前記各特殊図柄表示LED132,133の光を透過させる前記遮光部材140の光透過孔141aおよび光透過部151の導光部153(レンズ部153a)が特殊図柄表示部HD1,HD2における特殊図柄を表示する表示部として構成されており、当該特殊図柄を表示する表示部が可動演出装置90の前面を装飾する前記前面装飾部材115の前面側に位置するようになっている。同様に、前記演出関連情報表示部HDにおいて、特殊図柄表示LED132,133の右側方(後側表示窓部81の縁部側から離間した位置)に上下および左右に隣接して複数(実施例では4つ)の演出保留表示LED134,135が実装された演出関連情報表示基板131と、当該複数の演出保留表示LED134,135を個別に区画する区画部143が形成された遮光部材140と、当該複数の演出保留表示LED134,135に対応した光透過部151とにより演出保留表示部HD3,HD4が構成されている。そして、前記各演出保留表示LED134,135の光を透過させる前記遮光部材140の光透過孔141aおよび光透過部151の導光部153(レンズ部153a)が特殊図柄表示部HD1,HD2における前記図柄組合せ演出の実行を待機している保留回数を表示する表示部として構成されており、当該保留回数を表示する表示部が可動演出装置90の前面を装飾する前記前面装飾部材115の前面側に位置するようになっている。
【0124】
(特殊図柄表示部HD1,HD2について)
次に、前述のように構成された特殊図柄表示部HD1,HD2について説明する。ここで、前記特殊図柄表示部HD1,HD2は、前記第1または第2始動入賞部51,52への入賞を契機として前記演出制御CPU302aにより特定された演出関連情報を特殊図柄表示LED132,133の発光状態により表示するよう構成される。具体的には、実施例の特殊図柄表示部HD1,HD2では、前記演出関連情報として前記図柄表示装置17において図柄組合せ演出が行われているか否かを特殊図柄表示LED132,133の発光状態により特殊図柄を表すようになっている。また、前記特殊図柄表示部HD1,HD2では、前記第1または第2始動入賞部51,52図柄組合せ演出の結果として特図当り遊技が生起されるか否かの特図当り判定の判定結果を表示すると共に、特図当り遊技が生起される場合に決定される特図当り遊技の種類を示唆するようになっている。
【0125】
前記特殊図柄表示部HD1,HD2は、前記第1始動入賞部51へのパチンコ球の入賞を契機として演出制御CPU302aにより特定された演出関連情報表示する第1特殊図柄表示部HD1と、前記第2始動入賞部52へのパチンコ球の入賞を契機として演出制御CPU302aにより特定された演出関連情報表示する第2特殊図柄表示部HD2とが設定されている。実施例では、前記演出関連情報表示基板131の左端部側に設けられた上側の特殊図柄表示LED132により構成される特殊図柄表示部が第1特殊図柄表示部HD1として機能し、当該演出関連情報表示基板131の左端部側に設けられた下側の特殊図柄表示LED133により構成される特殊図柄表示部が第2特殊図柄表示部HD2として機能するよう構成されている。そして、前記第1特図表示部D1で行われる第1特図変動表示に伴って、前記図柄表示装置17で行われる図柄組合せ演出とは別に、第1特殊図柄表示部HD1を構成する特殊図柄表示LED132の発光状態を変動させて第1特殊図柄変動表示が行われると共に、第2特図表示部D2で行われる第2特図変動表示に伴って、図柄表示装置17で行われる図柄組合せ演出とは別に、第2特殊図柄表示部HD2を構成する特殊図柄表示LED133の発光状態を変動させて第2特殊図柄変動表示が行われるようになっている。なお、実施例では、前記第1特図変動表示または第2特図変動表示が開始すると、実行されている特図変動表示に対応して、演出制御CPU302aが特殊図柄表示LED132,133を所定の間隔で点滅させることで前記第1または第2特殊図柄変動表示が行われるようになっている。
【0126】
また、前記演出制御CPU302aは、前記第1特図表示部D1における特図の変動開始(第1特図変動表示の開始)に合わせて第1特殊図柄表示部HD1の特殊図柄表示LED132を点滅させて特殊図柄を変動開始(第1特殊図柄変動表示の開始)させ、当該第1特図表示部D1における特図の変動停止に合わせて第1特殊図柄表示部HD1の特殊図柄表示LED132の発光状態を確定して特殊図柄を変動停止させるようになっている。同様に、前記演出制御CPU302aは、前記第2特図表示部D2における特図の変動開始(第2特図変動表示の開始)に合わせて第2特殊図柄表示部HD2の特殊図柄表示LED133を点滅させて特殊図柄を変動開始(第2特殊図柄変動表示の開始)させ、当該第2特図表示部D2における特図の変動停止に合わせて第2特殊図柄表示部HD2の特殊図柄表示LED133の発光状態を確定して特殊図柄を変動停止させるようになっている。なお、前記特図変動表示と特殊図柄変動表示とは、同時に変動を開始すると共に、同時に確定停止表示されるよう構成されている。
【0127】
ここで、前記メイン制御CPU301aは、第1特図表示部D1での特図の変動開始に伴って当該第1特図表示部D1の変動開始を示す情報を演出制御CPU302aに出力すると共に、第1特図表示部D1での特図の変動停止に伴って当該第1特図表示部D1の変動停止を示す情報を演出制御CPU302aに出力するよう構成されており、当該メイン制御CPU301aからの情報に基づいて演出制御CPU302aが第1特殊図柄表示部HD1を制御することで、第1特図変動表示および第1特殊図柄変動表示の開始および終了のタイミングを一致させ得るようになっている。同様に、前記メイン制御CPU301aは、第2特図表示部D2での特図の変動開始に伴って当該第2特図表示部D2の変動開始を示す情報を演出制御CPU302aに出力すると共に、第2特図表示部D2での特図の変動停止に伴って当該第2特図表示部D2の変動停止を示す情報を演出制御CPU302aに出力するよう構成されており、当該メイン制御CPU301aからの情報に基づいて演出制御CPU302aが第2特殊図柄表示部HD2を制御することで、第2特図変動表示および第2特殊図柄変動表示の開始と終了を一致させ得るようになっている。そして、前記特殊図柄表示LED132,133は、前述した特図変動インターバル時間(例えば600s)に亘って点灯状態が継続するか、或いは消灯状態が継続することで、発光状態が確定したことを知らせるよう設定されている。
【0128】
そして、前記第1および第2特殊図柄表示部HD1,HD2は、前述のように、対応する第1および第2特図表示部D1,D2の変動および停止の状態に合わせて特殊図柄表示LED132,133により特殊図柄を表示するよう構成されたものであり、前記図柄表示装置17における演出図柄が一時的に仮停止したり、演出内容に応じて一時的に表示されない状態となった場合であっても、第1または第2特図変動表示の終了まで継続して変動表示される。ここで、実施例のパチンコ機10では、前記図柄表示装置17の表示部17aにおいて演出図柄が表示されると共に各種の演出表示が実行され、また第1特殊図柄表示部HD1および第2特殊図柄表示部HD2の夫々は1個のLED132,133により表示されるものであって、図柄表示装置17に表示される演出図柄と比較して第1特殊図柄表示部HD1および第2特殊図柄表示部HD2が遥かに小さく目立たない状態で表示される。従って、第1特殊図柄表示部HD1や第2特殊図柄表示部HD2が変動表示されていたとしても、図柄表示装置17で行われる演出に遊技者の関心が向けられるから、該図柄表示装置17での図柄組合せ演出の興趣を損なうことはなく、また必要に応じて図柄表示装置17の表示部17aに隣接位置する第1特殊図柄表示部HD1や第2特殊図柄表示部HD2の状態を確認することで、図柄組合せ演出が継続して行われているのか、図柄組合せ演出が終了しているのかを容易に確認することができる。
【0129】
また、前記特殊図柄を表示する特殊図柄表示LED132には、複数色を発光可能なLED素子が採用されており、特殊図柄表示部HD1を複数色(実施例では、赤色、緑色の2色)に分けて表示するようになっている。実施例では、第1特殊図柄表示部HD1の特殊図柄表示LED132に対して複数色を発光可能なLED素子が採用され、第2特殊図柄表示部HD2の特殊図柄表示LED132に対して単色を発光可能なLED素子が採用され、そして、第1特図表示部D1に表示される特図1の種類に応じて、第1特殊図柄表示部HD1としての発光色を演出制御CPU302aが決定するよう構成されている。具体的には、特図当り判定の結果、特別遊技を発生する場合に第1特図表示部D1に表示可能な特図1として設定された複数種類(実施例では100種類)の特図の内で特定の種類(例えば、前述した図柄Aおよび図柄Bに対応した80種類)の特図をメイン制御CPU301aが決定した場合には、前記第1特殊図柄表示部HD1の特殊図柄表示LED132が最終的に特定の発光色(例えば赤色)で点灯するよう演出制御CPU302aが決定する一方で、第1特図表示部D1に表示させる特図1として別の種類(例えば、前述した図柄Cおよび図柄Dに対応した20種類)の特図をメイン制御CPU301aが決定した場合には、当該第1特殊図柄表示部HD1の特殊図柄表示LED132が最終的に異なる発光色(例えば緑色)で点灯するよう演出制御CPU302aが決定するようになっている。一方で、第2特殊図柄表示部HD2の特殊図柄表示LED133は、メイン制御CPU301aが決定した第2特図表示部D2に表示させる特図2の種類(例えば、前述した図柄aおよび図柄bに対応した100種類)に関わりなく、所定の発光色(例えば赤色)で点灯するよう演出制御CPU302aが決定するようになっている。
【0130】
このように、実施例の特殊図柄表示部HD1,HD2では、第1特殊図柄表示部HD1および第2特殊図柄表示部HD2の夫々において複数種類の特図当り遊技(特図当り図柄)を同一の表示形態で表示(赤色または緑色の発光)するようにしてあるから、特殊図柄の表示を確認しただけでは、どの種類の特図当り遊技が付与されたかは直接認識することはできないから、第1特殊図柄表示部HD1および第2特殊図柄表示部HD2により特図当り遊技を示唆したとしても、遊技の興趣が損なわれることはない。また、第1特殊図柄表示部HD1を確認することで、特別遊技(大当り図柄)の種類をある程度まで絞ることができるから、該第1特殊図柄表示部HD1の表示形態(赤色または緑色の発光)から特図当り遊技の種類を推測する楽しみを創出している。
【0131】
(演出保留表示部HD3,HD4について)
次に、前記遊技演出装置に設けられた演出保留表示部HD3,HD4について説明する。前記演出保留表示部HD3,HD4は、前記第1または第2始動入賞部51,52にパチンコ球が入賞したことを契機として取得される入賞情報(各種乱数情報)が機内部の記憶手段(メイン制御RAM301c)に第1または第2特図始動保留情報として記憶されるのに伴って、メイン制御CPU301aから演出制御CPU302aに出力される特図始動保留コマンドに基づいて前記演出保留表示LED134,135が発光制御されるようになっている。実施例では、第1特図始動保留情報として記憶された際に前記演出制御CPU302aに出力される第1特図始動保留コマンドに基づいて、演出制御CPU302aが演出保留表示部HD3,HD4の演出保留表示LED134を発光制御するようになっている。同様に、第2特図始動保留情報として記憶された際に前記演出制御CPU302aに出力される第2特図始動保留コマンドに基づいて、演出制御CPU302aが演出保留表示部HD3,HD4の演出保留表示LED135を発光制御するようになっている。
【0132】
ここで、前記演出保留表示部HD3,HD4を構成する複数(実施例では4つ)の演出保留表示LED134,135の内で、上側で左右に離間する複数(実施例では2つ)の演出保留表示LED134が第1特図始動保留情報の記憶数を表示する第1演出保留表示部HD3を構成し、下側で左右に離間する複数(実施例では2つ)の演出保留表示LED135が第2特図始動保留情報の記憶数を表示する第2演出保留表示部HD4を構成している。すなわち、図柄表示装置17の表示部17aの右側方に位置する前記第1演出保留表示部HD3および第2演出保留表示部HD4の表示内容によって、保留されている第1特図変動表示および第1特図変動表示の保留回数(図柄組合せ演出の回数)を遊技者が容易に認識し得るよう構成される。そして、第1および第2演出保留表示部HD3,HD4は、前記特殊図柄表示部HD1,HD2に対して図柄表示装置17の表示部17aから離間する右側方に隣接して配置されていることから、各演出保留表示部HD3,HD4を確認する際に特殊図柄表示部HD1,HD2を横切るように視線が移動することで、特殊図柄表示部HD1,HD2を合わせて目視できる。
【0133】
前記第1演出保留表示部HD3で表示される第1特図始動保留情報の表示数は、前記遊技情報表示部の第1特図保留表示部で表示される第1特図始動保留情報の表示数と一致するようになっており、第1始動入賞部51へパチンコ球が入賞することで1加算されると共に、第1特図変動表示(図柄組合せ演出)が行われる毎に1減算される。そして、第1演出保留表示部HD3で表示可能な第1特図始動保留情報の記憶数に所定の上限数(実施例では「4」)が設定されており、前記第1特図始動保留コマンドに基づいて上限数まで記憶数を夫々加算し得るよう設定されている。また、前記第2演出保留表示部HD4で表示される第2特図始動保留情報の表示数は、前記遊技情報表示部の第2特図保留表示部で表示される第2特図始動保留情報の表示数と一致するようになっており、第2始動入賞部52へパチンコ球が入賞することで1加算されると共に、第2特図変動表示(図柄組合せ演出)が行われる毎に1減算される。そして、第2演出保留表示部HD4で表示可能な第2特図始動保留情報の記憶数に所定の上限数(実施例では「4」)が設定されており、前記第2特図始動保留コマンドに基づいて上限数まで記憶数を夫々加算し得るよう設定されている。
【0134】
実施例の第1演出保留表示部HD3では、第1特図始動保留情報の記憶数が「0」の場合には、当該第1演出保留表示部HD3の全ての演出保留表示LED134,135が消灯し、第1特図始動保留情報数が「1」の場合には、第1演出保留表示部HD3の左側に位置する1つの演出保留表示LED134が点灯し、第1特図始動保留情報数が「2」の場合には、第1演出保留表示部HD3の左右の演出保留表示LED134が点灯し、第1特図始動保留情報数が「3」の場合には、第1演出保留表示部HD3の左側に位置する1つの演出保留表示LED134が点滅し、第1特図始動保留情報数が「4」の場合には、第1演出保留表示部HD3の左右の演出保留表示LED134が点滅するようになっている。また、前記第2演出保留表示部HD4における演出保留表示LED135の発光態様と、第2特図始動保留情報の記憶数との関係は、前述した第1演出保留表示部HD3における演出保留表示LED134の発光態様および第1特図始動保留情報の記憶数の関係と同様である。すなわち、第1および第2演出保留表示部HD3,HD4における演出保留表示LED134,135の点灯数を把握するだけで、第1特図始動保留情報の記憶数および第2特図始動保留情報の記憶数を直感的に容易に把握できるようになっている。
【0135】
(実施例の作用)
次に、前述のように構成された実施例に係るパチンコ機10の作用につき説明する。
【0136】
前記中枠12の前面側に設けられた前記操作ハンドル16を遊技者が回転操作すると、前記打球発射装置18から発射されたパチンコ球が前記遊技盤20に設けた案内レール23により画成された遊技領域22内に打ち出されて、遊技釘32等に接触して流下方向を変更しながら遊技領域22内を流下する。そして、前記遊技領域22を流下するパチンコ球が前記第1始動入賞部51または第2始動入賞部52に入賞することで、前記図柄表示装置17での図柄組合せ演出が開始され、図柄組合せ演出の結果、図柄表示装置17に所定の図柄組合せで演出図柄が表示されると特図当りが発生する。特図当りが発生すると、前記遊技盤20に設けられた第1または第2特別入賞部53,54が開放されると共に、図柄表示装置17において特図当り演出が行われる。
【0137】
前記遊技領域22を流下するパチンコ球が前記第1始動入賞部51に入賞して前記図柄表示装置17において図柄組合せ演出が行われると、前記第1特殊図柄表示部HD1の特殊図柄表示LED132が点滅して第1特殊図柄変動を開始し、該始動入賞部51,52の第2始動入賞部52に入賞して図柄表示装置17において図柄組合せ演出が行われると、第2特殊図柄表示部HD2の特殊図柄表示LED133が点滅して第2特殊図柄変動を開始する。この第1特殊図柄表示部HD1は、前記第1特図表示部D1の第1特図変動表示の開始と同時に特殊図柄表示LED132の発光状態の変動(点滅)が開始され、該第1特図変動表示の終了と同時に特殊図柄表示LED132の発光状態が確定して特殊図柄が確定停止表示される。一方で、第2特殊図柄表示部HD2は、前記第2特図表示部D2の第2特図変動表示の開始と同時に発光状態の変動(点滅)が開始され、該第2特図変動表示の終了と同時に特殊図柄表示LED133の発光状態が確定して特殊図柄が確定停止表示される。
【0138】
このように、前記図柄表示装置17において実行される図柄組合せ演出において演出図柄が仮停止したり、演出内容に応じて演出図柄が一時的に表示されない状態となった場合であっても、第1または第2特図表示部D1,D2で行われる特図変動表示が終了まで継続して対応の特殊図柄表示部HD1,HD2の特殊図柄表示LED132,133が点滅表示されるから、該特殊図柄表示部HD1,HD2を確認することで図柄組合せ演出が継続しているのか否かを容易に確認することができる。このとき、前記図柄表示装置17に表示される演出図柄と比較して特殊図柄表示部HD1,HD2で行われる第1特殊図柄変動表示および第2特殊図柄変動表示を遥かに小さく目立たない状態で表示するようにしたことで、第1特殊図柄や第2特殊図柄が変動表示されていたとしても、図柄表示装置17で行われる演出に遊技者の関心を向けることができ、該図柄組合せ演出の興趣を損なうことはない。すなわち、演出図柄を変動させて図柄組合せ演出を実行する図柄表示装置17とは別途独立して特殊図柄表示部HD1,HD2を設けることで、図柄表示装置17で行われる演出が特殊図柄により制約されることはなく、演出の自由度や演出の一体感を高めることが可能となり、遊技の興趣の向上を図り得る。
【0139】
また、前記特殊図柄表示部HD1,HD2(演出関連情報表示部HD)を、設置部材80に形成された後側表示窓部81の縁部(右縁部)より外側で、かつ板状部材21に形成された前側表示窓部41の縁部(右縁部)より内側に配置したことで、当該特殊図柄表示部HD1,HD2(演出関連情報表示部HD)の視認性を高めることができ、特殊図柄の表示状態により図柄組合せ演出が行われているか否かの演出の区切りを正確に判別することができる。また、演出関連情報表示部HD(特殊図柄表示部HD1,HD2および演出保留表示部HD3,HD4)は、第2の流下領域22bにおける整列流路RAに隣接して配置してあるから、右打ち遊技に伴って図柄組合せ演出をテンポ良く進行させた場合でも、演出関連情報表示部HD(特殊図柄表示部HD1,HD2および演出保留表示部HD3,HD4)を容易に確認でき、遊技者に遊技の進行状況を的確に知らせることができる。
【0140】
また、前記演出関連情報表示部HDは、前記特殊図柄表示部HD1,HD2および演出保留表示部HD3,HD4を構成する特殊図柄表示LED132,133や演出保留表示LED134,135を遮光部材140に形成した区画部143に個別に収容して、各LEDを区画するようにしたことで、これらのLED134,135を発光させた際の光の漏れを防ぐことができる。従って、このため、各特殊図柄表示LED132,133や演出保留表示LED134,135に対応した光透過部151が隣接するLED134,135により照らされるのを防止することができ、特殊図柄表示部HD1,HD2や演出保留表示部HD3,HD4の表示状態を正確に把握させることが可能となる。
【0141】
また、可動演出装置90の前面側に演出関連情報表示部HD(特殊図柄表示部HD1,HD2や演出保留表示部HD3,HD4)を配置することで、特殊図柄表示部HD1,HD2や演出保留表示部HD3,HD4の視認性を損なうことなく可動演出装置90で演出を実行して遊技の興趣を高め得る。また、パチンコ機10の前面側に特殊図柄表示部HD1,HD2や演出保留表示部HD3,HD4が近づくことで、表示状態の視認性が高まり図柄表示装置17で行われる図柄組合せ演出が継続しているか否かを正確に報せることができる。更に、可動演出装置90の前面側(前側ベース部101)に演出関連情報表示部HD(特殊図柄表示部HD1,HD2や演出保留表示部HD3,HD4)を設置して、前記設置部材80の開口前方から演出関連情報表示部HDが前方へ突出するよう構成したことで、前記板状部材21に形成された装着口29の内側に位置させることができる。このように、演出関連情報表示部HD(特殊図柄表示部HD1,HD2や演出保留表示部HD3,HD4)を板状部材21に形成した装着口29の内側に位置させることで、当該演出関連情報表示部HD(特殊図柄表示部HD1,HD2や演出保留表示部HD3,HD4)の視認性が高まり、図柄表示装置17で行われる演出が継続しているか否かを正確に報せることができる。また、特殊図柄表示部HD1,HD2に隣接して演出保留表示部HD3,HD4が位置することで、図柄表示装置17で行われる演出が継続しているか否かだけでなく、特殊図柄だけでなく図柄組合せ演出(第1特図変動表示や第2特図変動表示)の保留回数(遊技情報)を一度に容易に確認することも可能となる。
【0142】
更に、演出関連情報表示部HD(特殊図柄表示部HD1,HD2や演出保留表示部HD3,HD4)を板状部材21の装着口29に位置させることで、可動演出装置90,200や発光演出手段等の各種演出装置の設置スペースを広く確保することが可能となる。すなわち、演出関連情報表示部HDを装着口29の限られた狭いスペースに設置することで、設置部材80に演出関連情報表示部HD(特殊図柄表示部HD1,HD2や演出保留表示部HD3,HD4)を配置するよう構成しつつ、演出装置の配設スペースを充分に確保することができ、設置部材80の収容空間82を有効活用できる。
【0143】
また、可動演出装置90は、前面側(前側ベース部101)に配設された演出関連情報表示部HD(特殊図柄表示部HD1,HD2や演出保留表示部HD3,HD4)の前側に重なる位置を可動体110が移動しないよう構成されているから、当該演出関連情報表示部HD(特殊図柄表示部HD1,HD2や演出保留表示部HD3,HD4)により表示される情報が可動体110の動作で遮られるのを防止できる。すなわち、可動体110の駆動機構M,96,97を収容する可動体収容部107の前面を画成する前側ベース部101の前面側に演出関連情報表示部HD(特殊図柄表示部HD1,HD2や演出保留表示部HD3,HD4)を配設することで、当該可動体110の動作に伴って演出関連情報表示部HDが隠れるのを防止できる。このため、可動体110を動作させているか否かに関わらず、特殊図柄表示部HD1,HD2の表示状態により図柄組合せ演出の区切りを正確に判別することができる。同様に、可動体110を動作させているか否かに関わらず、演出保留表示部HD3,HD4の表示状態により図柄組合せ演出の保留回数を正確に判別きる。ここで、前記可動演出装置90の可動体110は、前後に延在する作動軸97を中心として前側ベース部101の後側で揺動する構成としたことで、当該前側ベース部101を挟んで前側に配置した演出関連情報表示部HD(特殊図柄表示部HD1,HD2や演出保留表示部HD3,HD4)が可動体110の動作に伴って隠れるのを効果的に防ぐことができ、当該演出関連情報表示部HD(特殊図柄表示部HD1,HD2や演出保留表示部HD3,HD4)の表示状態を正確に判別することができる。
【0144】
また、前記第1および第2特殊図柄表示部HD1,HD2は、特殊図柄表示LED132,133として複数色を発光可能なLED素子を採用して、特図当り図柄の種類に応じて特殊図柄を複数色に分けて表示するよう構成されている。すなわち、実施例の特殊図柄表示部HD1,HD2(演出関連情報表示部HD)において、特殊図柄表示LED132,133の光が照射される光透過部151を遮光部材140の区画部143で明確に区分けしたことで、各区画部143に対応する特殊図柄表示LED132,133の発光色で光透過部151を明輝されるから、第1特殊図柄表示部HD1および第2特殊図柄の表示形態(発光色)を遊技者が勘違いしたり、光の混合により判別不能になったりするのを防止できる。従って、第1特殊図柄表示部HD1や第2特殊図柄表示部HD2の表示形態(発光色)から特図当り遊技の種類を推測する演出効果を効果的に発揮させることが可能となる。
【0145】
(変更例)
なお、遊技機としては、実施例に示したものに限らず、種々の構成を採用可能である。
【0146】
(1) 実施例では、板状部材に形成された表示窓部(前側表示窓部)の右縁部側に特殊図柄表示手段(演出関連情報表示部)を位置させるように構成したが、当該表示窓部の左縁部側に特殊図柄表示手段(演出関連情報表示部)を位置させてもよく、表示窓部の上縁部側や下縁部側に特殊図柄表示手段(演出関連情報表示部)を位置させてもよい。すなわち、設置部材に形成された表示窓部(後側表示窓部)の縁部より外側(当該表示窓部から離間する側)であって、板状部材に形成された表示窓部(前側表示窓部)の縁部より内側に位置するよう特殊図柄表示手段(演出関連情報表示部)を配置することができる。
(2) 実施例では、特別図柄表示手段としての特図表示部を、板状部材(遊技盤)の前面左下部位置に配置するように構成が、当該板状部材(遊技盤)の前面右下部位置に配置してもよく、板状部材(遊技盤)の前面から視認し得る位置であればよい。この場合に、前記特殊図柄表示手段(演出関連情報表示部)と特別図柄表示手段とを離間させることで、特別図柄表示部手段を目立ち難くできる。ここで、好適には、特殊図柄表示手段(演出関連情報表示部)が配置される前記板状部材の縁部(実施例では右縁部)とは反対側(実施例では左側)に特別図柄表示手段を配置することが好適であり、また板状部材(遊技盤)の縁部に特別図柄表示手段を配置することが好適である。
(3) 実施例では、特別図柄表示手段として2つの(第1および第2特図表示部)を設けて、特別表示手段に合わせて特殊図柄表示手段を2つ(第1および第2特殊図柄表示部)を設けるように構成したが、2つの特別図柄表示手段(特図表示部)に対して1つの特殊図柄表示部手段を設ける構成としてもよい。すなわち、複数の特別図柄表示手段(例えば第1および第2特図表示部)の何れかにおける特別図柄の変動開始に合わせて特殊図柄を変動開始させ、当該特別図柄表示手段における特別図柄の変動停止に合わせて特殊図柄を変動停止させるように特殊図柄表示手段を構成することも可能である。また、1つの特別図柄表示手段(特図表示部)に対して1つの特殊図柄表示部手段を設ける構成とすることも可能である。
(4) 実施例では、特殊図柄表示部手段として第1特殊図柄表示部と第2特殊図柄表示部とを設けて、各特殊図柄表示部を1つのLED(発光体)の点灯・消灯により特殊図柄を表示するように構成したが、各特殊図柄表示部を複数のLED(発光体)から構成して、当該複数のLEDの点灯・消灯により特殊図柄を表示するようにしてもよい。このように、特殊図柄表示部手段を複数の複数のLED(発光体)により構成することで、表示可能な特殊図柄の種類(点灯パターン)を増やすことができ、特殊図柄を利用した演出のバリエーションを高めることができる。
(5) 実施例では、特殊図柄表示部手段をLED(発光体)の点灯・消灯により特殊図柄を表示する構成としたが、液晶パネルや有機ELパネル等の表示手段を用いたり、小型のドラム式の表示手段を採用することもできる。すなわち、特殊図柄表示手段としては、当り判定手段の判定結果に基づいて演出図柄を変動させて図柄組合せ演出を実行する演出表示手段とは別に備えられたものであって、特別図柄表示手段における特別図柄の変動開始に合わせて特殊図柄を変動開始させ、当該特別図柄表示手段における特別図柄の変動停止に合わせて特殊図柄を変動停止させるよう構成されたものであれば、各種の表示手段を採用可能である。
(6) 実施例では、設置部材に配設された演出実行手段としての可動演出手段(可動演出装置)の前面側に、特殊図柄表示手段(演出関連情報表示部)を配設するよう構成したが、設置部材に演出実行手段として発光演出装置を配設して、当該発光演出装置の前面側に特殊図柄表示手段(演出関連情報表示部)をしてもよい。また、特殊図柄表示手段(演出関連情報表示部)は、演出実行手段の前面に配設する構成に限られるものではなく、当該特殊図柄表示手段(演出関連情報表示部)を設置部材に直接配設する構成とすることもでき、また、設置部材に配設された遊技球の球通路を形成する排出通路形成部材に特殊図柄表示手段(演出関連情報表示部)を配設するようにしてもよい。また、特殊図柄表示手段(演出関連情報表示部)を配設する支持部材を設置部材に設ける構成とすることもできる。
(7) 実施例では、前記特殊図柄表示手段(演出関連情報表示部)が配設される可動演出手段(可動演出装置)の可動体が回転軸を中心として回転(揺動)するよう構成したが、当該可動体を上下方向や左右方向等に直線的に移動するよう構成してもよく、また蛇行状に移動させることもできる。すなわち、特殊図柄表示手段の前側に重ならない位置で可動体を動作させるよう構成であれば、従来公知の動作を可動体に行わせることができる。
(8) 実施例では、前記板状部材に前後に貫通するよう形成された貫通孔(装着口)の内側に、特殊図柄表示手段(演出関連情報表示部)の一部(前端部)が位置するよう構成したが、これに限られるものではなく、特殊図柄表示手段(演出関連情報表示部)の全体を当該貫通孔(装着口)の開口よりも後方に位置させるようにしてもよい。
(9) 実施例では、特殊図柄表示部手段(演出関連情報表示部)に特殊図柄表示部と演出保留表示部とを設けるように構成したが、演出関連情報表示部が特殊図柄表示部のみを備える構成としてもよい。また、演出関連情報表示部が演出保留表示部のみを備える構成とすることもできる。
(10) 実施例においてメイン制御手段(メイン制御CPU)が備える機能の全部または一部をサブ制御手段(演出制御CPU)が備えるようにしてもよく、反対にサブ制御手段が備える機能の全部または一部をメイン制御手段が備えるようにしてもよい。そして実施例では、メイン制御基板とサブ制御基板(演出制御基板)とを分けて設けるようにしたが、単一の制御基板とすることもできる。すなわち、実施例におけるメイン制御手段およびサブ制御手段の機能を、単一の制御基板に設けた制御手段(CPU)が備えるようにしてもよい。更に別途制御基板を備えて、実施例のメイン制御手段やサブ制御手段が備える機能の全部または一部を、別の制御手段に備えさせてもよい。
(11) また、実施例において演出制御手段(演出制御CPU)が備える機能の全部または一部を、表示制御手段(表示制御CPU)が備えるようにしてもよく、反対に表示制御手段(表示手段CPU)が備える機能の全部または一部を演出制御手段(演出制御CPU)が備えるようにしてもよい。そして実施例では、演出制御手段(演出制御CPU)と表示制御基板(表示制御CPU)とを分けて設けるようにしたが、単一の制御基板とすることもできる。すなわち、実施例における演出制御基板および表示制御基板の機能を、単一の制御基板に設けた制御手段(CPU)が兼用するようにしてもよい。また、発光制御を行うランプ制御手段や音出力制御を行う音制御手段に関しても同様に、演出制御手段が兼用することができる。
(12) 実施例では、始動入賞手段への遊技球の入賞を契機として当り遊技を発生させるか否かの当り判定を行うよう構成されたパチンコ機を例示して説明したが、これに限られるものではなく、アレンジボール機やピンボール機、スロットマシン機(回胴式遊技機)等の各種遊技機を採用し得る。
【0147】
また本願には、例えば次のような技術的思想が含まれている。
(A) 前記板状部材(21)に前後に貫通する貫通孔(29)が形成されて、当該貫通孔(29)の内側に位置するよう前記特殊図柄表示手段(HD)が前記設置部材(80)に配設されたことを要旨とする。
このように、特殊図柄表示手段を板状部材に形成した該貫通孔の内側に位置させることで、当該特殊図柄表示手段の視認性が高まり、演出表示手段で行われる演出が継続しているか否かを正確に報せることができる。また、特殊図柄表示手段の裏側に、可動演出集団や発光演出手段等の各種演出実行手段の設置スペースを確保できるから、特殊図柄表示手段を設置部材に配設した構成であっても、収容空間を有効活用できる。
(B) 前記特殊図柄表示手段(HD)は、前記特殊図柄を変動および停止表示する特殊図柄表示部(HD1,HD2)を備えると共に、始動入賞手段(SE1,SE2)による遊技球の検出を契機として変化する遊技情報を表示する遊技情報表示部(HD3,HD4)を備え、
前記特殊図柄表示手段(HD)において、前記遊技情報表示部(HD3,HD4)よりも前記設置部材(80)に形成された表示窓部(81)の縁部側に近接した位置に前記特殊図柄表示部(HD1,HD2)が配置されていることを要旨とする。
このように、特殊図柄表示手段に特殊図柄表示部と遊技情報表示部を設けることで、特殊図柄の表示状態と遊技情報とを一度に確認できる。また、遊技情報表示部よりも特殊図柄表示部を演出表示手段に隣接位置させることで、演出の区切りを判別し易くなる。
【符号の説明】
【0148】
20 遊技盤
17 図柄表示装置(演出表示手段)
17a 表示部
21 板状部材
22 遊技領域
41 前側表示窓部(表示窓部)
42 透明パネル(透明部材)
80 設置部材
81 後側表示窓部(表示窓部)
82 収容空間
90 可動演出装置(演出実行手段)
115 前面装飾部材
301a メイン制御CPU(当り判定手段)
D1 第1特図表示部(特別図柄表示手段、第1特別図柄表示手段)
D2 第2特図表示部(特別図柄表示手段、第2特別図柄表示手段)
HD 演出関連情報表示部(特殊図柄表示手段)
HD1 第1特殊図柄表示部(特殊図柄表示部)
HD2 第2特殊図柄表示部(特殊図柄表示部)
図1
図2
図3
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図6
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図8
図9
図10
図11