特許6622734IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

被測定光の偏光状態を解析する偏光解析装置および光スペクトラムアナライザを、簡易で安価に構成するための技術

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

しかしながら、した偏光解析装置10では、被測定光を光分岐部12で4分岐して、その3つに対して偏光子を用いた偏光成分の抽出を行い、それぞれをレンズで集光して光検出器に入射させる構成であるため、多くの光学部品を要し、高額となり、また小型化が困難であった。 また、構成の偏光解析装置10は、被測定光が特定波長の信号光だけの場合には有効であるが、例えば、WDM(Wavelength Division Multiplexing:波長分割多重)方式や、WDMとパス管理の技術を組み合わせたROADM(reconfigurable optical add/drop multiplexer)方式等で、一つの伝送路に伝送される複数の異なる波長の信号光(チャネル光)を被測定光として解析することができない。 これを実現するためには、偏光解析装置の構成に、波長選択機能を付加し、各波長ごとの光強度と偏光状態を求めることができる光スペクトラムアナライザとする必要があるが、装置全体の構成がさらに大掛かりとなり、高額となる。 本発明は、この課題を解決して、簡易で安価に構成できる偏光解析装置および光スペクトラムアナライザを提供することを目的としている。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

前記目的を達成するために、本発明の請求項1の偏光解析装置は、 入射される光を偏光方向が互いに直交し且つ出射光軸が所定の分離角を成す2つの光に分離させて出射する複屈折素子が、入射光軸に沿って順に複数n(nは3以上)配置され、該複数の複屈折素子のうち、被測定光が最初に入射される第1の複屈析素子以外の複屈折素子は、直前の複屈折素子から入射される直交した2つの偏光方向以外の方向の直交2偏光成分へ・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る
【発明の効果】
このように、本発明の偏光解析装置は、最小限の光学系として、最小で3つの複屈折素子、偏光方向変換手段、集光手段および光強度検出手段だけで構成することができ、従来装置に比べて格段に簡易に且つ安価に構成することができる。 また、偏光方向変換手段として偏光ビームスプリッタを用い、偏光方向が特定方向に揃えられた複数の光と、偏光方向が特定方向に直交する方向に揃えられた複数の光をそれぞれ集光させ、その強度を検出するようにしたものでは、光強度検出用の受光素子のオフセット成分などの同相雑音の影響を抑え、精度の良い測定が可能となり、ひいては、被測定光の偏波状態をより高精度に特定する事が可能となる。 また、本発明の光スペクトラムアナライザは、偏光解析装置の構成に、光学系として波長成分抽出部を付加しただけで簡易に且つ安価に構成でき、波長が異なる複数の信号光が含まれる被測定光についてのスペクトラム解析だけでなく、各信号光のストークスパラメータおよびOSNRを容易に算出できる。 また、波長成分抽出部として、回折格子を用いた場合、回折格子が入射光に対して回折する光の偏光方向を変える作用を利用することで偏光方向変換手段を兼ねることができ、光スペクトラムアナライザとしての構成をさらに簡単化できる。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】本発明の偏光解析装置の実施形態の構成図

【図2】実施形態の光強度検出手段の別の構成例を示す図

【図3】光分離部の複数の複屈折素子に傾きを与えた構成例を示す図

【図4】入射側のコリメートレンズを省略した構成例を示す図

【図5】入射側のコリメートレンズの代わりに集光用レンズを用いた構成例を示す図

【図6】偏光子の代わりに、偏光ビームスプリッタ(PBS)を用いた構成例を示す図

【図7】本発明の光スペクトラムアナライザの実施形態の構成図

【図8】波長成分抽出部の構成例を示す図

【図9】受光素子の前にスリットを設けた例を示す図

【図10】波長成分抽出部の別の構成例を示す図

【図11】波長成分抽出部の回折格子を偏光方向変換手段として用いた場合の構成例を示す図

【図12】波長の異なる複数の信号光を含む被測定光に対する測定結果の一例を示すスペクトラム図

【図13】従来の偏光解析装置の構成例を示す図

選択図 図1出願人が指定した本件の代表的な図

20、20′……偏光解析装置、21……コリメートレンズ、22……光分離部、22a……第1の複屈折素子、22b……第2の複屈折素子、22c……第3の複屈折素子、24……偏光子、26、26′……レンズ、30……光強度検出手段、31〜35、31′〜35′……受光素子、40、60……演算処理部、41、61……第1の演算手段、42、62……第2の演算手段、50、50′……光スペクトラムアナライザ、51……波長成分抽出部、52……回折格子、53、57……回動装置、54、58……コントローラ、55……スリット、56……反射体、80……偏向ビームスプリッタ

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