【文献】
Sharp,DRS design for LAA[online],3GPP TSG-RAN WG1#82 R1-154067,2015年 8月28日,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_82/Docs/R1-154067.zip>
【文献】
ZTE,Discussion on RRM measurement and DRS design for LAA[online],3GPP TSG-RAN WG1#80b R1-151806,2015年 4月24日,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_80b/Docs/R1-151806.zip>
【文献】
Ericsson,Status Report to TSG[online],3GPP TSG-RAN#69 RP-151390,2015年 9月16日,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/TSG_RAN/TSGR_69/Docs/RP-151390.zip>
【文献】
WF on multiplexing PDSCH and DRS[online],3GPP TSG-RAN WG1#82 R1-154867,2015年 8月28日,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_82/Docs/R1-154867.zip>
【文献】
Huawei, HiSilicon,DRS design and performance evaluation for LAA[online],3GPP TSG-RAN WG1#82b R1-155101,2015年10月 9日,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_82b/Docs/R1-155101.zip>
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記データチャネルの前記CCAが失敗したにもかかわらず、前記第1のRSのCCAが成功した場合、前記基地局は、前記時間窓内の最大1つのサブフレーム内に前記第1のRSを送信するが、前記データチャネルを送信しない、
請求項1または2に記載の方法。
前記データチャネルの前記成功したCCAに従って判定された、前記データチャネルおよび/または前記データチャネルをスケジューリングする前記制御チャネルの送信時点は、第1の時点であり、
前記第1の時点が、前記最初のサブフレームにおける前記第1のRSの送信開始時点以前である場合、前記RSは前記第1のRSである、または
前記第1の時点が、前記最初のサブフレームにおける前記第1のRSの同期信号の送信開始時点以後である場合、前記RSは前記第2のRSまたは前記第2のRSの一部である、
請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
前記データチャネルの前記CCAが失敗したにもかかわらず、前記第1のRSのCCAが成功したという結果を前記検出モジュールが取得した場合、前記送信モジュールは、前記時間窓内の最大1つのサブフレーム内に前記第1のRSを送信するが、前記データチャネルを送信しないように構成される、
請求項8または9に記載の基地局。
前記データチャネルのものであり、かつ前記検出モジュールによって判定された前記成功したCCAに従って判定された、前記データチャネルおよび/または前記データチャネルをスケジューリングする前記制御チャネルの送信時点は、第1の時点であり、
前記第1の時点が、前記最初のサブフレームにおける前記第1のRSの送信開始時点以前である場合、前記RSは前記第1のRSである、または
前記第1の時点が、前記最初のサブフレームにおける前記第1のRSの同期信号の送信開始時点以後である場合、前記RSは前記第2のRSまたは前記第2のRSの一部である、
請求項8から10のいずれか一項に記載の基地局。
前記受信モジュールは、前記最初のサブフレームにおいて、前記データチャネルおよび/または前記データチャネルをスケジューリングする前記制御チャネルの第1の時点を判定するようにさらに構成され、
前記第1の時点が、前記最初のサブフレームにおける前記第1のRSの送信開始時点以前である場合、前記RSは前記第1のRSである、または
前記第1の時点が、前記最初のサブフレームにおける前記第1のRSの同期信号の送信開始時点以後である場合、前記RSは前記第2のRSまたは前記第2のRSの一部である、
請求項12または13に記載のUE。
【背景技術】
【0002】
ロングタームエボリューション(LTE、long term evolution)システムは、直交周波数分割多元接続(OFDMA、orthogonal frequency
division multiple access)技術に基づいている。時間−周波数リソースが、時間領域次元のOFDMシンボルおよび周波数領域次元のOFDMサブキャリアへと分割される。最小リソース細分度は、リソースエレメント(RE、Resource Element)と呼ばれ、時間領域における1つのOFDMシンボルおよび周波数領域における1つのOFDMサブキャリアによって形成される時間−周波数格子を示す。LTEシステムでは、基地局によるスケジューリングに基づいてサービスが送信される。具体的なスケジューリングプロセスは以下のとおりである:基地局は制御チャネルを送信し、制御チャネルは、物理下りリンク共有チャネル(PDSCH、physical downlink shared channel)または物理上りリンク共有チャネル(PUSCH、physical uplink shared channel)のスケジューリング情報を運ぶことができ、スケジューリング情報は、リソース割り当て情報および変調および符号化スキームなどの制御情報を含み、UEは、制御チャネルで運ばれるスケジューリング情報に従って、下りリンクデータチャネルを受信する、または上りリンクデータチャネルを送信する。ここで、PDSCHは下りリンクデータチャネルに相当し、PUSCHは上りリンクデータチャネルに相当する。一般に、基地局は、リソースブロックペア(RBP、Resource Block Pair)単位で、ユーザ機器(UE、user equipment)のスケジューリングを実施する。リソースブロックペアは、時間領域において1サブフレームの長さを占有し、周波数領域において12のOFDMサブキャリアの幅を占有する。1つのサブフレームは、一般に、14のOFDMシンボルを含む。
【0003】
サービス伝送を維持するために、またはセル選択、再選択、またはハンドオーバを行うために、UEは、基地局によって送信された参照信号に従って、同期、セル識別、および無線リソース管理(RRM、radio resource management)測定を行う必要がある。RRM測定としては、参照信号受信電力(RSRP、reference signal received power)、参照信号受信品質(RSRQ、reference signal received quality)、受信信号強度インディケータ(RSSI、received signal strength indicator)などの測定が挙げられる。現在のスモールセルにおいて上記の機能を実現するために使用される参照信号は、発見参照信号(DRS、discovery reference signal)と呼ばれ、主同期信号(PSS、primary synchronization signal)、副同期信号(SSS、secondary synchronization signal)およびセル固有参照信号(CRS、cell−specific reference signal)を特に含む。PSSおよびSSSはセル同期およびセル識別に主に使用され、CRSはRRM測定に使用される。当然のことながら、UEは、セル識別などを実施するためにCRSを使用することができる。
図1は、リソースブロックにおけるDRSのリソース位置の概略図を示す。従来技術では、DRSの最小送信周期は40msである。具体的には、DRSは40msごとに現れる送信時間窓内で送信され、送信時間窓は、DRS測定タイミング構成(DRS measurement timing configuration、DMTC)と呼ばれる。DMTCの持続時間は一般に6msであり、DRSにおけるPSS/SSSは、DMTCにおけるサブフレーム0および/またはサブフレーム5において送信される必要がある。DRSは、サブフレーム内で不連続なOFDMシンボルを占有することがわかる。換言すると、CRSはシンボル0、4、7、および11に送信され、PSS/SSSはシンボル5、および6に送信され、他のシンボルはDRSを現在運んでいない。
【0004】
既存のLTEシステムのサービングセルに配備された周波数スペクトルは、すべてライセンススペクトルである、すなわち、周波数スペクトルは、周波数スペクトルが購入されている事業者ネットワークによってのみ使用され得る。アンライセンススペクトル(Unlicensed spectrum)が注目を集めている。アンライセンススペクトルを購入する必要はなく、事業者や組織が使用することができるため、アンライセンススペクトルを使用している各当事者が共存する問題を解決するために、特定のルールを遵守する必要がある。ルールは、リスン・ビフォア・トーク(LBT、Listen−Before−Talk)ルールと呼ばれる場合がある。具体的には、U−LTEサービングセルのチャネル上で信号を送信する前に、基地局は、サービングセルのチャネル上でクリアチャネル評価(CCA、clear channel assessment)を行う必要がある。検出された受信電力が閾値を超えると、基地局はチャネル上で信号を一時的に送信することができない。基地局は、チャネルがアイドルであることを検出するまで、チャネル上で信号を送信することができない。あるいは、一部の場合では、基地局は、ランダムな期間、バックオフする必要がさらにある。基地局は、チャネルがバックオフ時間内にアイドル状態のままである場合にのみチャネル上で信号を送信することができる。
【0005】
既存のDRSがサブフレーム内で不連続なOFDMシンボルを占有することを考慮すると、アンライセンススペクトル上でDRSを送信することは適切ではない。これは、別のシステム内または同じシステム内の他のステーションが
、アイドル状態のOFDMシンボル上で、そのチャネルがアイドルであることを検出し、次いで信号を送信する可能性があるからである。その結果、これらのステーション
によって送信された信号および送信されたDRS間に競合および干渉が発生し、RRM測定の不正確さなどの問題も引き起こされる。従って、アンライセンススペクトル上でDRSを送信するためには、連続なOFDMシンボルを占有する必要がある。その結果、アンライセンススペクトル上のDRSのリソース位置は、既存のDRSのものと一致しない。加えて、考慮する必要がある別の因子は次のとおりである:現在のDRSは、DMTCのサブフレーム0およびサブフレーム5でのみ送信できる。これにより、アンライセンススペクトル上でDMTCにおいてDRSを送信する機会が制限される。例えば、ステーションはサブフレーム1でチャネルがアイドルであることを知るが、DRSはこの時点では送信できない。従って、サブフレーム0およびサブフレーム5とは異なるDMTCのサブフレームでDRSを送信可能とする必要がある。アンライセンススペクトル上のDRSのリソース位置および送信メカニズムの変更は、DRSならびに通常の制御チャネルおよびデータチャネルがサブフレームで一緒に送信されるときに発生するリソース再利用にある程度影響を及ぼす。
【発明の概要】
【0006】
本発明の実施形態は、ユーザ機器、基地局、データチャネル送信方法、およびデータチャネル受信方法を提供して、同じサブフレーム内でデータチャネルおよび/または制御チャネルと、第1の参照信号とを多重化する際の問題を解決する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
第1の態様によれば、本発明の一実施形態は、データチャネル送信方法であって、
基地局によって、送信すべきデータチャネルのためのデータチャネル上のクリアチャネル評価
(CCA
)を開始するステップと、
データチャネル上のCCAが成功した場合、基地局によって、時間窓内の最初のサブフレームにおいてデータチャネルを送信するステップであって、データチャネルは、参照信号RSに基づいて、レートマッチングを行い、
RSは、第1のRSまたは第2のRSを含み、第1のRSは、サブフレーム内で連続なOFDMシンボルを占有し、第2のRSは、サブフレーム内で不連続なOFDMシンボルを占有し、時間窓は、第1のRSを送信するために使用される所定の時間窓であり、第1のRSは、基地局によってサービスが提供されるセル上で、セル識別および/または無線リソース管理RRM測定を行うためにユーザ機器UEによって使用される、
ステップと、
を含む、データチャネル送信方法を提供する。
【0008】
第1の態様の第1の可能な実装では、基地局は、最初のサブフレームで制御チャネルを送信し、制御チャネルは、データチャネルのスケジューリング情報を運ぶために使用され、制御チャネルは、第1のRSに基づいてレートマッチングを行い、スケジューリング情報は、レートマッチング指示情報を含み、レートマッチング指示情報は、第1のRSまたは第2のRSに基づいてレートマッチングを行うようにデータチャネルに指示するために使用される。
【0009】
第1の態様の第2の可能な実装では、最初のサブフレームのインデックス番号が0および/または5である場合、RSは第1のRSである、または最初のサブフレームのインデックス番号が0または5でない場合、RSは第2のRSである。
【0010】
第1の態様の前述の可能な実装のいずれかでは、データチャネルのCCAが失敗したにもかかわらず、第1のRSのCCAが成功した場合、基地局は、時間窓内の最大1つのサブフレーム内に第1のRSを送信するが、データチャネルを送信しない。
【0011】
第1の態様の前述の可能な実装のいずれか1つでは、データチャネルの成功したCCAに従って判定された、データチャネルおよび/またはデータチャネルをスケジューリングする制御チャネルの送信時点は、第1の時点であり、第1の時点が、最初のサブフレームにおける第1のRSの送信開始時点以前である場合、RSは第1のRSである、または第1の時点が、最初のサブフレームにおける第1のRSの同期信号の送信開始時点以後である場合、RSは第2のRSまたは第2のRSの一部である。
【0012】
第2の態様では、本発明の一実施形態は、データチャネル受信方法であって、
ユーザ機器UEによって、基地局によっ
て時間窓構成に従っ
て時間窓を判定するステップと、
UEによって、時間窓内の最初のサブフレームにおいてデータチャネルを受信するステップであって、データチャネルは、参照信号RSに基づいて、レートマッチングを行い、
RSは、第1のRSまたは第2のRSを含み、第1のRSは、サブフレーム内で連続なOFDMシンボルを占有し、第2のRSは、サブフレーム内で不連続なOFDMシンボルを占有し、時間窓は、第1のRSを送信するために使用される所定の時間窓であり、第1のRSは、基地局によってサービスが提供されるセル上で、セル識別および/または無線リソース管理RRM測定を行うためにUEによって使用される、
ステップと、
を含む、データチャネル受信方法を提供する。
【0013】
第2の態様の第1の可能な実装では、UEは、最初のサブフレームで制御チャネルを受信し、制御チャネルは、データチャネルのスケジューリング情報を運ぶために使用され、制御チャネルは、第1のRSに基づいてレートマッチングを行い、スケジューリング情報は、レートマッチング指示情報を含み、レートマッチング指示情報は、第1のRSまたは第2のRSに基づいてレートマッチングを行うようにデータチャネルに指示するために使用される。
【0014】
第2の態様の第2の可能な実装では、最初のサブフレームのインデックス番号が0および/または5である場合、RSは第1のRSである、または最初のサブフレームのインデックス番号が0または5でない場合、RSは第2のRSである。
【0015】
第2の態様の前述の可能な実装のいずれかでは、UEは、最初のサブフレームにおいて、データチャネルおよび/またはデータチャネルをスケジューリングする制御チャネルの第1の時点を判定し、第1の時点が、最初のサブフレームにおける第1のRSの送信開始時点以前である場合、RSは第1のRSである、または第1の時点が、最初のサブフレームにおける第1のRSの同期信号の送信開始時点以後である場合、RSは第2のRSまたは第2のRSの一部である。
【0016】
第3の態様によれば、本発明の一実施形態は、基地局であって、
送信すべきデータチャネルのためのデータチャネル上のクリアチャネル評価
(CCA
)を開始するように構成された検出モジュールと、
データチャネル上の成功したCCAのものであり、かつ検出モジュールによって取得された結果に従って、時間窓内の最初のサブフレームにおいてデータチャネルを送信するように構成された送信モジュールであって、データチャネルは、参照信号RSに基づいて、レートマッチングを行い、
RSは、第1のRSまたは第2のRSを含み、第1のRSは、サブフレーム内で連続なOFDMシンボルを占有し、第2のRSは、サブフレーム内で不連続なOFDMシンボルを占有し、時間窓は、第1のRSを送信するために使用される所定の時間窓であり、第1のRSは、基地局によってサービスが提供されるセル上で、セル識別および/または無線リソース管理RRM測定を行うためにユーザ機器UEによって使用される、
送信モジュールと、
を備える、基地局を提供する。
【0017】
第3の態様の第1の可能な実装では、基地局の送信モジュールは、最初のサブフレームで制御チャネルを送信するようにさらに構成され、制御チャネルは、データチャネルのスケジューリング情報を運ぶために使用され、制御チャネルは、第1のRSに基づいてレートマッチングを行い、スケジューリング情報は、レートマッチング指示情報を含み、レートマッチング指示情報は、第1のRSまたは第2のRSに基づいてレートマッチングを行うようにデータチャネルに指示するために使用される。
【0018】
第3の態様の第2の可能な実装では、最初のサブフレームのインデックス番号が0および/または5である場合、RSは第1のRSである、または最初のサブフレームのインデックス番号が0または5でない場合、RSは第2のRSである。
【0019】
第3の態様の前述の可能な実装のいずれかでは、データチャネルのCCAが失敗したにもかかわらず、第1のRSのCCAが成功したという結果を検出モジュールが取得した場合、送信モジュールは、時間窓内の最大1つのサブフレーム内に第1のRSを送信するが、データチャネルを送信しないように構成される。
【0020】
第3の態様の前述の可能な実装のいずれか1つでは、データチャネルのものであり、かつ検出モジュールによって判定された成功したCCAに従って判定された、データチャネルおよび/またはデータチャネルをスケジューリングする制御チャネルの送信時点は、第1の時点であり、第1の時点が、最初のサブフレームにおける第1のRSの送信開始時点以前である場合、RSは第1のRSである、または第1の時点が、最初のサブフレームにおける第1のRSの同期信号の送信開始時点以後である場合、RSは第2のRSまたは第2のRSの一部である。
【0021】
第4の態様によれば、本発明の一実施形態は、ユーザ機器であって、
基地局によっ
て時間窓構成に従っ
て時間窓を判定するように構成された判定モジュールと、
判定モジュールによって判定された時間窓内の最初のサブフレームにおいてデータチャネルを受信するように構成された受信モジュールであって、データチャネルは、参照信号RSに基づいて、レートマッチングを行い、
RSは、第1のRSまたは第2のRSを含み、第1のRSは、サブフレーム内で連続なOFDMシンボルを占有し、第2のRSは、サブフレーム内で不連続なOFDMシンボルを占有し、時間窓は、第1のRSを送信するために使用される所定の時間窓であり、第1のRSは、基地局によってサービスが提供されるセル上で、セル識別および/または無線リソース管理RRM測定を行うためにUEによって使用される、
受信モジュールと、
を備える、ユーザ機器を提供する。
【0022】
第4の態様の第1の可能な実装では、UEは、最初のサブフレームで制御チャネルを受信し、制御チャネルは、データチャネルのスケジューリング情報を運ぶために使用され、制御チャネルは、第1のRSに基づいてレートマッチングを行い、スケジューリング情報は、レートマッチング指示情報を含み、レートマッチング指示情報は、第1のRSまたは第2のRSに基づいてレートマッチングを行うようにデータチャネルに指示するために使用される。
【0023】
第4の態様の第2の可能な実装では、最初のサブフレームのインデックス番号が0および/または5である場合、RSは第1のRSである、または最初のサブフレームのインデックス番号が0または5でない場合、RSは第2のRSである。
【0024】
第4の態様の前述の可能な実装のいずれかでは、受信モジュールは、最初のサブフレームにおいて、データチャネルおよび/またはデータチャネルをスケジューリングする制御チャネルの第1の時点を判定するようにさらに構成され、第1の時点が、最初のサブフレームにおける第1のRSの送信開始時点以前である場合、RSは第1のRSである、または第1の時点が、最初のサブフレームにおける第1のRSの同期信号の送信開始時点以後である場合、RSは第2のRSまたは第2のRSの一部である。
【0025】
本発明における前述の方法、ユーザ機器、および基地局によれば、時間窓におけるデータチャネルおよび/または制御チャネルならびに参照信号の効率的な多重化が実現される、すなわち、データチャネルおよび/または制御チャネルによる、参照信号に基づくレートマッチングを行うための前述のメカニズムは、比較的効率的な方式でオーバヘッドを削減し、UE検出の複雑さを低減する。
【0026】
本発明の実施形態における、または従来技術における技術的な解決策をより明確に説明するために、以下、実施形態または従来技術を説明するために必要な添付の図面を簡単に説明する。当然のことながら、以下の説明における添付の図面は、本発明の一部の実施形態を単に示すものであり、当業者は、創造的努力がなくても、これらの添付の図面から他の図面をさらに導出することができる。
【発明を実施するための形態】
【0028】
以下、本発明の実施形態における添付の図面を参照しながら、本発明の実施形態における技術的な解決策を明確かつ完全に説明する。当然のことながら、説明される実施形態は、単に本発明の実施形態の一部に過ぎず、すべてではない。本発明の実施形態に基づいて、当業者によって創造的努力なしに得られるすべての他の実施形態は、本発明の保護範囲内に含まれるものとする。
【0029】
図2は、現在のシステムにおけるDMTCにおける制御チャネルおよびデータチャネルならびに参照信号の多重化の様子を示す。ここでは、データチャネル、すなわちPDSCHと、DMTCの参照信号とが多重化されているものと仮定する。従来技術では、周期的に送信される現在のDRSは、DMTCにおいて5msの最大長さ、すなわち5つのサブフレーム、または1つのサブフレームの最小長さに設定することができる。
図2に示すように、5msのDRSが構成され、DRSは、サブフレーム0からサブフレーム4までの5つのサブフレームを占有するものと仮定する。PSS/SSSがサブフレーム0に存在し、CRSがサブフレーム0から4に存在することがわかる。セルは、DRSによって占有されていない別のサブフレームを有効化するか無効化するか、またはアクティブ化するか非アクティブ化するかを選択できる。現在のセルがUEにサービスを提供するサービスを持たないと、現在のセルは、DRSによって占有されているサブフレーム以外のサブフレーム内のいかなる信号も送信し得ない。例えば、DMTCのサブフレーム5は空のサブフレームである。あるいは、現在のセルがサービスを有する場合、すなわち、現在のセルが通常のデータ通信状態にある場合、CRSは各サブフレームにおいて送信され、PSS/SSSはサブフレーム0および5においてが送信される必要がある。例えば、PSS、SSS、およびCRSは、DMTCのサブフレーム5で送信する必要がある。この場合、サブフレーム0で送信される参照信号のリソース位置は、DMTCにおいてサブフレーム5で送信される参照信号のリソース位置と同じであるが、サブフレーム0は、DRSが占有するサブフレームであり、無効化することができず、他方、サブフレーム5は無効化することができる。しかしながら、サブフレーム5が有効化された状態になると、サブフレーム5において送信される参照信号のリソース位置は、サブフレーム0におけるDRSのリソース位置と同じである。従って、制御チャネルおよびデータチャネルの送信中、UEは、これらの参照信号の位置が事前にわかっているので、異なるサブフレームにおける参照信号のリソース位置を追加的に通知される必要はない。例えば、すべてのサブフレームに送信するCRSがあり、追加的に、サブフレーム0および5に送信するPSS/SSS
がある。
【0030】
しかしながら、アンライセンススペクトル上でセルによって送信されたDRSについては、送信すべきデータチャネルがない場合、DRSは不連続なOFDMシンボルを占有することができない。DRSが不連続なOFDMシンボルを占有すると、例えば、現在のCRSは、サブフレームのシンボル0、4、7、および11を占有し(ここでは、1つのサブフレームの14個のシンボルの通し番号は時間順に0から13であると仮定する)、これらの送信シンボルの間にはアイドル期間が存在する。例えば、シンボル0とシンボル4との間に3シンボルのアイドル期間が存在する。一般に、1つのOFDMシンボルの持続時間は約70マイクロ秒である。従って、アイドル期間は約210マイクロ秒続く。しかしながら、アンライセンススペクトルでLBTルールによって要求される基本CCA検出窓の持続時間は、10マイクロ秒である。この場合、アイドル期間は、チャネルがアイドル状態であることを隣接するステーションが検出し、チャネル上で信号を送信することを可能にするのに十分であり得る。これは、隣接するステーションとDRSを送信するステーションとの間の相互干渉につながり、干渉測定の逸脱をさらに引き起こす。実際には、これらの隣接するステーションは信号を送信することになっていない。従って、干渉は過大評価されている。
【0031】
従って、アンライセンススペクトル上でセルによって送信されたDRSは、送信すべきデータチャネルがない場合でさえ、連続なOFDMシンボルを占有する必要がある。1つの方式では、信号、例えばCRSによりアイドル期間のOFDMシンボルを埋めることになっている。これにより、RRM測定性能をさらに向上させることができる。一例では、
図4に示すサブフレーム0またはサブフレーム5の最初の12個のOFDMシンボルは、新しいDRSを構成し、新しいDRSは、アンライセンススペクトル上のDRS(U−DRS、Unlicensed DRS)と呼ばれる。つまり、U−DRSは、サブフレーム内のシンボル0から12を占有し、シンボル1、2、3、8、9、および10をCRSで埋め、シンボル5および6上のSSSおよびPSSの複数の複製が、周波数領域に導入される。当然のことながら、連続なOFDMシンボルを占有する別のU−DRSが存在してもよい。例えば、CRSはシンボル1、2、3、および8を埋める。シンボル9および10が、既存のチャネル状態情報参照信号(CSI−RS、channel state information reference signal)のシンボル位置であることを考慮して、PSSおよび/またはSSSを時間領域で複製することができる。例えば、シンボル上に埋めたCRSを、PSSおよび/またはSSSで置き換えられる、またはCRSを埋めたシンボルに、PSSおよび/またはSSSをさらに埋める。
【0032】
信号がアンライセンススペクトル上で送信される場合、LBTルールを遵守する必要がある。これは、所定の位置で確実に信号を送信できるライセンススペクトルの場合とは異なる。加えて、U−DRSなどのタイプの信号は、このタイプの信号が、セル同期、セル識別、RRM測定、さらには時間−周波数トラッキングおよび自動利得制御(AGC、automatic gain control)調整などの機能を有することから、システムにとって極めて重要である。これらの機能は、アンライセンススペクトル上でデータ通信を行うための基礎である。従って、U−DRSは、データチャネルを送信するためのCCAメカニズムとは異なるCCAメカニズムに基づいて送信されてもよい。U−DRSのCCAメカニズムでは、U−DRSを成功裏に送信するための機会は、データチャネルを送信するための機会よりも多い。具体的には、データチャネルのCCAメカニズムは、バックオフメカニズムを有し、バックオフメカニズムは、バックオフカウンタの値が0であるか否かに基づく。一般に、CCA時間窓内のチャネルがアイドル状態であることがわかるたびに、バックオフカウンタの値は1だけ減少され得る。データチャネルおよび/またはデータチャネルをスケジューリングする制御チャネルは、カウンタがカウントダウンされて0になるまで、送信できない、すなわち、データチャネルおよび/またはデータチャネルをスケジューリングする制御チャネルは、チャネルがアイドル状態であるとわかったときには、直ちに送信されない。しかしながら、U−DRSは、チャネルがアイドルであることがわかったときに直ちに送信されて得る。加えて、既存のDRS内の同期信号PSSおよびSSSは、サブフレーム0またはサブフレーム5において送信される必要があり、すなわち、DMTCには送信機会が1つしかない。しかしながら、U−DRSは、DMTCのサブフレーム0およびサブフレーム5とは異なるサブフレームで送信され得る。つまり、DMTCにおけるU−DRSには複数の送信機会があり、U−DRSは、CCAが成功したサブフレームであればどれでも送信することができる。換言すると、基地局は、複数のサブフレームのうちの1つにおいてU−DRSを送信し、U−DRSの送信機会を増加させることができる。
【0033】
以上の説明から、DMTCにおける既存のDRSのRSリソース位置は、UEによって事前にわかっていること、すなわち、DRS内のPSSおよびSSSは、サブフレーム0および/またはサブフレーム5のみに存在でき、DRS内のCRSは、各サブフレームにおいて不連続なOFDMシンボルを占有する既存のCRSであることがわかる。従って、DMTCのサブフレームでデータチャネルおよび/または制御チャネルを受信する場合、UEは、所定のRSに基づいてレートマッチングを行う。レートマッチングは、データチャネル上でリソースマッピングを行う場合に、基地局がいくつかのRSリソース位置をバイパスする必要があることを意味し、対応して、UEもまた、データチャネルを受信する場合、データチャネルを正しく受信し、復号するために、基地局が仮定したのと同じRSリソース位置に従って、データチャネル上でデマッピングを行う必要があることを意味する。しかしながら、U−DRSの場合、既存のDRSと比較して、U−DRSに含まれているPSSおよびSSSのリソース位置おいて、例えば周波数領域または時間領域において複製されたPSSおよびSSSが存在し得る。既存のDRSのCRSと比較して、U−DRSに含まれるCRSは、より多くの
OFDMシンボルを埋め得る。これらは、サブフレーム内の既存のDRSのリソース位置とは異なるU−DRSのリソース位置をもたらし、データチャネルおよび/または制御チャネルがDMTC内で送信されるときにレートマッチングのための異なるRSをもたらす。レートマッチングのために、基地局とUEとでRSを同じように理解する方法は、緊急に解決されるべき問題である。
【0034】
図3は、RSに基づくDMTCにおけるデータチャネルおよび/または制御チャネルによって行われるレートマッチングのために、本発明によるデータチャネル送信方法を示す。この方法は、基地局側で使用され、以下のステップを含む。
【0035】
ステップ101:基地局は、送信すべきデータチャネルのためのデータチャネル上でクリアチャネル評価CCAを開始する。
【0036】
具体的には、基地局側のキャッシュにデータが存在すると、基地局は、送信すべきデータチャネル用のCCAを開始し得る。CCAは、バックオフメカニズムのLBTルールに基づいている必要がある。バックオフメカニズムについては既に説明した。あるいは、基地局は、キャッシュにデータがない場合、例えば、データがまもなくキャッシュに到着すると基地局が予測した場合に、CCAを実行してもよい。この場合、事前にCCAを行うことで、到着するデータを正常に送信し、送信遅延が短くなる機会が増え得る。
【0037】
データチャネルはPDSCHであり得ることに留意されたい。加えて、データチャネルは、一般に、制御チャネルによってスケジューリングされる。すなわち、制御チャネルおよび制御チャネルによってスケジュールされたデータチャネルは、一般に、1つのサブフレームで送信される。当然のことながら、制御チャネルおよび制御チャネルによってスケジュールされたデータチャネルは、異なるサブフレームで送信されてもよい。これは、制御チャネル上でCCAを実行することと同じである。すなわち、CCAは、制御チャネルおよび/またはデータチャネルに対して行われ得る。
【0038】
ステップ102:データチャネル上のCCAが成功した場合、基地局は、時間窓内の最初のサブフレームにおいてデータチャネルを送信し、データチャネルは、参照信号RSに基づいて、レートマッチングを行う。
【0039】
RSは、第1のRSまたは第2のRSを含む。第1のRSは、サブフレーム内で連続なOFDMシンボルを占有し、第2のRSは、サブフレーム内で不連続なOFDMシンボルを占有する。時間窓は、第1のRSを送信するために使用される所定の時間窓であり、第1のRSは、基地局によってサービスが提供されるセル上で、セル識別および/または無線リソース管理RRM測定を行うためにユーザ機器UEによって使用される。
【0040】
データチャネルおよび/またはデータチャネルの制御チャネルのちょうど候補送信開始時点において、データチャネル上のCCAが成功した場合、すなわち、バックオフカウンタが0までカウントダウンした場合、データチャネルおよび/またはデータチャネルの制御チャネルを直接送信し得る。データチャネルおよび/またはデータチャネルの制御チャネルの候補送信開始時点においてではなく、データチャネル上のCCAが成功した場合、一部のチャネル占有信号をある時間まず送信し、候補送信開始時点に達した場合、データチャネルおよび/またはデータチャネルの制御チャネルが送信されるべく開始され得る。チャネル占有信号は、任意のランダム信号または既存の信号であってもよい。
【0041】
データチャネルは、一般に、PDSCHを示す。制御チャネルは、物理下りリンク制御チャネル(PDCCH、physical downlink control channel)または拡張物理下りリンク制御チャネル(EPDCCH、enhanced physical downlink control channel)であり得る。PDCCHとPDSCHとは、1つのサブフレームで時間的に分離されている。具体的には、PDCCHは、サブフレームの最初のn個のOFDMシンボルを占有し、PDSCHは、(n+1)番目のシンボルからサブフレームの最後まで送信される。nの値は、各サブフレーム内の最初のOFDMシンボル上で送信される物理制御フォーマットインディケータチャネル(PCFICH、physical control format indicator channel)によって示される。例えば、nの値の範囲は、一般に、{1、2、3、4}である。EPDCCHは、一般に、サブフレームの(n+1)番目のシンボルから開始する。具体的には、EPDCCHの開始シンボルは、PCFICHによって示されてもよいし、上位層のシグナリングを使用して事前に構成されてもよい。EPDCCHとPDSCHとは周波数によって分離されている、すなわち、EPDCCHとPDSCHとは周波数領域で異なるリソースブロック(RB、resource block)を占有する。EPDCCHによってスケジューリングされたPDSCHの開始シンボルの位置は、一般に、EPDCCHの開始シンボルの位置と同じである、または上位層シグナリングを使用することによって事前に構成される。
【0042】
時間窓はDMTCの時間窓である。時間窓の長さは、一般に、6ms、すなわち、6サブフレームの持続時間である。時間窓の周期は、40ms、80ms、または160msとして構成することができる。加えて、DMTCは周波数に基づいて構成される。すなわち、周波数に関して、UEは、最大1つのDMTCがあると仮定する。従って、通常の実装では、周波数に展開された複数のセルのDMTCは、重複する、または完全に重複する必要がある。時間窓は、セルがU−DRSを送信するために使用され、対応して、UEが時間窓内でU−DRSを検出するために使用される。例えば、基地局は、U−DRSを送信するU−DRSのCCA結果に従って、DMTC内の6つのサブフレームから1つのサブフレームを選択することができる。UEは、DMTCにおいて、U−DRS内のPSSおよびSSSを検出して、PSSおよびSSSに対応するセルとまず同期し、セルのセル識別子を取得し、次いで、U−DRS内のCRSおよび/または埋められたCRSに従って、セル上でRRM測定を行う必要がある。当然のことながら、UEは、CRSを検出することによってセルの同期および識別を行ってもよいし、本明細書におけるPSS、SSS、およびCRSに従ってセル同期および識別を行ってもよい。
【0043】
前述の説明によれば、アンライセンススペクトル上のセルについては、U−DRSのリソース位置は、サブフレーム内の既存のDRSのリソース位置とは異なる。従って、データチャネルおよび/またはデータチャネルの制御チャネルの送信時にレートマッチングを行うために用いられるRSを判定する必要がある。RSは、第1のRSまたは第2のRSであり得る。具体的には、第1のRSはU−DRSである。U−DRSは、元のCRS、すなわち、不連続なシンボル0、4、7、および11を占有するCRSを時間領域において含むことができ、シンボル1、2、3、および8上のCRSなど、他のシンボルに複製されて埋め込まれたCRSを時間領域においてさらに含むことができ、元のPSSおよびSSSを周波数領域においてさらに含むことができ、複製された複数のPSSおよびSSSを周波数領域においてさらに含むことができる。第2のRSは、元のCRS、すなわち、不連続なシンボル0、4、7、および11を占有するCRSを含むことができ、元のPSSとSSS、すなわち、キャリア周波数領域の中央にPSSおよびSSSをさらに含むことができる。第1のRSのCRSには第2のRSのCRSが含まれる、および/または第1のRSのPSSおよびSSSには第2のRSのPSSおよびSSSが含まれることがわかる。
【0044】
前述の方法によれば、データチャネルおよびデータチャネルをスケジューリングする制御チャネルが送信された場合、レートマッチングを行うために異なるRSが判定され、U−DRSのサブフレームにおけるRRM測定性能が向上し、第2のRSのサブフレームにおける参照信号オーバヘッドが削減される。
【0045】
場合により、最初のサブフレームのインデックス番号が0および/または5である場合、RSは第1のRSである、または最初のサブフレームのインデックス番号が0または5でない場合、RSは第2のRSである。
【0046】
図4を参照して説明される実施形態は、実装をさらに提供する。ここでは、データチャネルおよび/または制御チャネルは、DMTC内のサブフレーム0および/またはサブフレーム5においてU−DRSと一緒に送信され得るが、サブフレーム0とサブフレーム5とは異なるDMTCのサブフレーム、例えば、サブフレーム1から4において、U−DRSとともに送信されることはできないと仮定する。U−DRSが送信されるが、データチャネルおよび/または制御チャネルが送信されない場合、U−DRSは、サブフレーム0および5とは異なるDMTCのサブフレームで送信されてもよく、具体的には、U−DRSのCCA結果に従って送信されてもよい。具体的には、データチャネルおよび/または制御チャネル上のCCAが失敗するが、U−DRS上のCCAが成功する場合、基地局は、DMTCの最大1つのサブフレームでU−DRSを送信するが、この場合、データチャネルおよび/または制御チャネルを送信しない。しかしながら、データチャネルおよび/または制御チャネルが、1つのサブフレームにおいてU−DRSとともに送信される場合、一般的に言えば、データチャネルおよび/または制御チャネル上のCCAの優先度がU−DRS上のCCAの優先度よりも低いことから、データチャネルおよび/または制御チャネル上のCCAは、確かに成功している。一般に、この場合、データチャネルおよび/または制御チャネルは、ある期間、すなわち複数のサブフレームにわたって送信される。複数のサブフレームは、サブフレーム0および/またはサブフレーム5を一般に含む、データチャネルのバーストと呼ばれる場合がある。従って、U−DRSは、データチャネルおよび/または制御チャネルとともにいくつかの送信サブフレームで送信され、複数のサブフレーム内のサブフレーム0またはサブフレーム5において送信され得る。従って、ある意味では、U−DRSは、サブフレーム1から4において送信される必要はない。しかしながら、DMTCがサブフレーム0とサブフレーム5との両方を含む場合、通常、DMTCの1つのサブフレームのみでU−DRSを送信する必要がある。例えば、U−DRSは、データチャネルおよび/または制御チャネルとともに送信されない。しかしながら、
図4に示すように、システム設計を簡略化し、UE実装の複雑さを低減するために、データチャネルのバーストがDMTC内のサブフレーム0およびサブフレーム5を含む場合、基地局およびUEの両方は、サブフレーム0およびサブフレーム5の両方のデータチャネルおよび制御チャネルが、U−DRSに基づいてレートマッチングを行うと仮定する。この場合、サブフレーム0およびサブフレーム5のいずれのサブフレームにおいてU−DRSに基づくレートマッチングが行われたかをUEに通知する必要はない。加えてデータチャネルのバーストに含まれるサブフレーム1からサブフレーム4について、基地局およびUEの両方は、データチャネルおよび制御チャネルが、第2のRSに基づいてレートマッチングを行うと仮定する。サブフレーム1からサブフレーム4については、第2のRSは、不連続なOFDMシンボルを占有する既存のCRSである。
【0047】
場合により、基地局は、最初のサブフレームで制御チャネルを送信し、制御チャネルは、データチャネルのスケジューリング情報を運ぶために使用され、制御チャネルは、第1のRSに基づいてレートマッチングを行い、スケジューリング情報は、レートマッチング指示情報を含み、レートマッチング指示情報は、第1のRSまたは第2のRSに基づいてレートマッチングを行うようにデータチャネルに指示するために使用される。
【0048】
図5を参照して説明される実施形態は、別の実装をさらに提供する。制御チャネルおよび制御チャネルによってスケジュールされたデータチャネルの説明については、前述の説明を参照されたい。詳細はここでは繰り返さない。この実装は、
図4によって提供される実装とは異なる。ここでは、データチャネルによるRSに基づいて行われるレートマッチングに関する情報をUEに示す必要があると仮定する。特定の指示方式では、レートマッチングに関する情報は、シグナリングを用いて示される代わりに予め設定されてもよいし、上位層シグナリングを用いて事前通知されてもよいし、動的シグナリングを用いて示されてもよい。好ましくは、動的シグナリングは、データチャネルをスケジューリングする制御チャネルである。1つの方式では、DMTCにおけるサブフレーム0およびサブフレーム5上のデータチャネルによるRSに基づいて実行されるレートマッチングに関する情報は、予め設定されているか、または上位層シグナリングを使用して事前通知される。例えば、サブフレーム0のデータチャネルは、U−DRSに基づいてレートマッチングを行い、サブフレーム5のデータチャネルは、第2のRSに基づいてレートマッチングを行う。第2のRSは、既存のPSS、SSS、およびCRSを含む。この例では、データチャネルおよびU−DRSは、サブフレーム1からサブフレーム4において一緒に送信することは依然として許可されていない。別の方式では、レートマッチングに関する情報は動的シグナリングによって示される。好ましくは、動的シグナリングは、データチャネルをスケジューリングする制御チャネルである。具体的には、制御チャネルによって行われるレートマッチングは、U−DRSに基づいて行う必要がある、または事前に構成されたRSに基づいて実行されるレートマッチングであってもよい。例えば、
図5のサブフレーム0およびサブフレーム5のEPDCCHは、U−DRSに基づいてレートマッチングを行う。EPDCCHによってスケジューリングされたPDSCHによって行われるレートマッチングに関する情報は、EPDCCHによって示され、具体的には、U−DRSまたは第2のRSに基づいてレートマッチングが行われる。具体的には、レートマッチングに関する情報は、EPDCCH内のビットまたはスクランブリングコードを使用することによって示すことができる。ビットは、新しいビットまたは例えば、既存のEPDCCHにおけるレートマッチングを示す2ビットのすべてまたは一部のビットを、下りリンク制御情報(DCI、downlink control information)フォーマット2Dで再利用する既存のビットを含む。
図5に示すように、サブフレーム0、2、3、および5内のEPDCCHは、U−DRSに基づいてレートマッチングを行う。サブフレーム0のPDSCHは、第2のRS(この場合、既存のPSS、SSS、およびCRS)に基づいてレートマッチングを行うように動的に指示され、サブフレーム2のPDSCHは、第2のRS(この場合、既存のCRS)に基づいてレートマッチングを行うように動的に指示され、サブフレーム3のPDSCHは、U−DRSに基づいてレートマッチングを行うよう動的に指示され、サブフレーム5内のPDSCHは、U−DRSに基づいてレートマッチングを行うように動的に指示される。U−DRSに基づいてレートマッチングを行うという仮定は、基地局がU−DRSを確実に送信することを意味しないことに留意されたい。U−DRSを送信するかどうかは、基地局の実装の範囲に属する。基地局は、1つのDMTC内で1つのU−DRSを送信することを選択してもよいし、データチャネルのバースト内で1つのDMTC内で複数のU−DRSを送信してもよい。いかなる限定も課されない。
図5で提供される実装では、データチャネルおよびU−DRSは、サブフレーム0およびサブフレーム5で多重化され得るが、サブフレーム0およびサブフレーム5とは異なる別のサブフレームでは多重化されないことがわかる。あるいは、データチャネルおよびU−DRSは、サブフレーム0およびサブフレーム5で多重化され得るが、サブフレーム0およびサブフレーム5とは異なる別のサブフレームでも多重化され得る。ここでも、いかなる限定も課されない。
図5で提供される実装によれば、データチャネルによるRSに基づいて行われるレートマッチングの方式を動的に示し得る。本解決策はより柔軟である。
図4で提供される実装と比較すると(
図4で提供される実装では、データチャネルおよびU−DRSは、サブフレーム0およびサブフレーム5とは異なるサブフレームでは多重化できないと仮定される)、本実装は、U−DRSの送信にいかなる限定も有し
ていない。加えて、システムオーバヘッドは、柔軟に調整することができるが、一部の指示方式で指示シグナリングを導入するという代償を払っている。
【0049】
図6を参照して説明される実施形態は、別の実装をさらに提供する。具体的には、データチャネルのバーストが、DMTCにサブフレーム0を含むがサブフレーム5を含まない場合、サブフレーム0のデータチャネルおよび/または制御チャネルは、U−DRSに基づいてレートマッチングを行い、バーストの別のサブフレーム内のデータチャネルおよび/または制御チャネルは、第2のRSに基づいてレートマッチングを行う。あるいは、データチャネルのバーストが、DMTCにサブフレーム5を含むがサブフレーム0を含まない場合、サブフレーム5のデータチャネルおよび/または制御チャネルは、U−DRSに基づいてレートマッチングを行い、バーストの別のサブフレーム内のデータチャネルおよび/または制御チャネルは、第2のRSに基づいてレートマッチングを行う。あるいは、データチャネルのバーストが、DMTCにサブフレーム0およびサブフレーム5を含む場合、サブフレーム0およびサブフレーム5の常に最初のサブフレームのデータチャネルおよび/または制御チャネルは、U−DRSに基づいてレートマッチングを行い、バーストの別のサブフレーム内のデータチャネルおよび/または制御チャネルは、第2のRSに基づいてレートマッチングを行う。あるいは、データチャネルのバーストが、DMTCにサブフレーム0またはサブフレーム5を含まない場合、バーストとDMTCとの間の重なるサブフレームの常に最初のサブフレームのデータチャネルおよび/または制御チャネルは、U−DRSに基づいてレートマッチングを行い、バーストの別のサブフレーム内のデータチャネルおよび/または制御チャネルは、第2のRSに基づいてレートマッチングを行う。詳細を
図6に示す。具体的には、UEは、データチャネルのバーストによって占有されるサブフレームを複数の方式で判定することができる。1つの判定方式では、UEは、基地局によって送信された指示情報を検出し、指示情報に従ってバーストの開始サブフレームおよび終了サブフレームを判定する。例えば、指示情報は、開始サブフレームと、バーストが占有するサブフレームの数を示す、またはバーストの開始サブフレームおよび終了サブフレームを直接示す。別の判定方式では、UEは、ブラインド検出を行うことができる。例えば、UEは、バースト前の初期信号のシーケンスに対してブラインド検出を行う。シーケンスが検出されると、バーストの開始サブフレームが見つかる。次いで、UEは、バーストの開始サブフレーム内の制御チャネルをさらに検出する。制御チャネルは、バーストの終了サブフレームまたはバーストが占有するサブフレームの数を示す。
図6で提供される実装では、スケジューリングにも制限はなく、各サブフレームにおいてU−DRSに基づくレートマッチング
を実行する必要はない。これによりオーバヘッドは減少するが、UEはデータチャネルのバーストに関する情報を知る必要がある。
【0050】
場合により、データチャネル上の成功したCCAに従って判定された、データチャネルおよび/またはデータチャネルをスケジューリングする制御チャネルの送信時点は、第1の時点である。
【0051】
第1の時点が、最初のサブフレームにおける第1のRSの送信開始時点以前である場合、RSは第1のRSである。
【0052】
あるいは、第1の時点が、最初のサブフレームにおける第1のRSの同期信号の送信開始時点以後である場合、RSは第2のRSまたは第2のRSの一部である。
【0053】
既存のLTEシステム内の1つのサブフレームは、1つの候補送信開始時点のみを有することが、データチャネルおよび制御チャネルに関する上記の説明からわかる。具体的には、PDCCHおよびPDCCHによってスケジューリングされるPDSCHは、一般に、各サブフレームにおいて、PDCCHの送信開始点が最初のOFDMシンボルであり、PDSCHの開始点がPCFICHによって示される、すなわち、PDSCHには複数の開始点があり得、複数の開始点はすべて、最初のOFDMシンボル上で送信されるPCFICHによって示される。EPDCCHおよびEPDCCHによりスケジューリングされるPDSCHについては、PCFICHによって開始点が示される、または上位層のシグナリングを用いて開始点が構成される。開始点がPCFICHによって示される場合、EPDCCHおよびPDSCHには複数の開始点が存在し得ることを意味する。しかしながら、この場合、PCFICHは、サブフレームの最初のOFDMシンボル上で送信される必要がある。
【0054】
アンライセンススペクトル上のセルでは、1つのサブフレームは複数の候補送信開始時点を有し得る。複数の候補送信開始時点は、PDSCHまたはEPDCCHのものであり、かつPCFICHで示される複数の開始点とは異なり、アンライセンススペクトル上のサブフレームにおける複数の候補送信開始時点は、サブフレームの最初のOFDMシンボル上のPCFICHによって示されない。例えば、PDCCHおよびPDCCHによってスケジューリングされるPDSCHでは、CCAが第1の候補送信開始時点の前に成功した場合、PCFICH、PDCCH、およびPDSCHは、第1候補送信開始時点において送信されるよう開始できる、またはCCAが第1の候補送信開始時点と第2の候補送信開始時点との間で成功した場合、PCFICH、PDCCH、およびPDSCHは、
第2の候補送信開始時点において送信されるよう開始できる。当然のことながら、この時点ではPCFICHは送信されず、PDCCHが占有するシンボルの数だけが事前に設定される。この場合、送信開始時点から開始する、PDCCHが占有するシンボルを除いたシンボルの数は、PDSCHが占有するシンボルの数である。EPDCCHおよびEPDCCHによりスケジューリングされるPDSCHについては、PDCCHの場合と同様である。送信開始時点は、CCAが成功した時点にも関連する。例えば、1つのサブフレームに2つの候補送信開始時点が存在すると仮定する。1つの方式では、シンボル0が第1の開始点として使用され、シンボル3が第2の開始点として使用される。あるいは、別の方式では、シンボル0が第1の開始点として使用され、シンボル7が第2の開始点として使用される。あるいは、シンボル0、シンボル3、およびシンボル7など、より多くの候補開始点がある。あるいは、2つの候補開始点の2つのグループが、例えば、1つのグループがシンボル0およびシンボル3であり、他のグループがシンボル0およびシンボル7であるように、相互に切り替えられてもよい。同様の方式およびシンボルのインデックス番号は限定されない。
【0055】
図7は、実装をさらに提供する。複数の候補送信開始時点がレートマッチングに及ぼす影響について説明する。データチャネル上の成功したCCAに従って判定された、データチャネルおよび/またはデータチャネルをスケジューリングする制御チャネルの送信時点は、第1の時点である。第1の時点が、最初のサブフレームにおける第1のRSの送信開始時点以前である場合、RSは第1のRSである。あるいは、第1の時点が、最初のサブフレームにおける第1のRSの同期信号の送信開始時点以後である場合、RSは第2のRSまたは第2のRSの一部である。
【0056】
データチャネルおよび/または制御チャネルの成功したCCAに従って判定された、データチャネルおよび/または制御チャネルの第1の時点が、第1の候補送信開始時点、例えばシンボル0である場合に、U−DRSの送信開始時点もまたシンボル0である場合、すなわち、
図7の第1のDMTCの最初のサブフレームに示されるように、第1の時点は、最初のサブフレームにおけるU−DRSの送信開始時点以前である場合、最初のサブフレームのデータチャネルおよび/または制御チャネルは、U−DRSに基づいてレートマッチングを行う、または制御チャネルは、U−DRSに基づいてレートマッチングを行い、データチャネルによって行われるレートマッチングに関する情報は、制御チャネルによって示される。
【0057】
データチャネルおよび/または制御チャネルの成功したCCAに従って判定された、データチャネルおよび/または制御チャネルの第1の時点が、第2の候補送信開始時点、例えばシンボル7である場合に、U−DRSの送信開始時点が依然としてシンボル0である場合、すなわち、
図7の第2のDMTCの最初のサブフレームに示されるように、第1の時点は、最初のサブフレームにおけるU−DRSの送信開始時点以後である場合、最初のサブフレームのデータチャネルおよび/または制御チャネルは、第2のRSに基づいてレートマッチングを行い、第2のRSは、具体的には既存のCRSであり得る。U−DRS内のPSSおよびSSSは、最初のサブフレームにおいて送信することができない、すなわち、UEは、サブフレーム内のU−DRS内のPSSおよびSSSを検出することができない。従って、U−DRSに基づいて最初のサブフレームにおいてレートマッチングが行われ、第2のRSに基づくレートマッチングのみが行われる必要があると仮定する必要はない。これにより、RSオーバヘッドが削減され、データチャネルおよび/または制御チャネルの性能が向上する。
【0058】
データチャネルおよび/または制御チャネルの成功したCCAに従って判定された、データチャネルおよび/または制御チャネルの第1の時点が、第2の候補送信開始時点、例えばシンボル3である場合に、U−DRSの送信開始時点が依然としてシンボル0である、すなわち、第1の時点は、最初のサブフレームにおけるU−DRSの送信開始時点以後であり、かつU−DRSにおけるPSSおよびSSSの送信時点以前である場合、またこの場合に、シンボル3は、データチャネルおよび/または制御チャネルを送信するための開始点として依然として使用され、シンボル3は、サブフレーム内のU−DRSの一部を送信するための開始点として依然として使用される、すなわち、シンボル0とシンボル3との間のU−DRSの一部が送信されない場合、問題は、UEがサブフレームにおいてPSSおよびSSSを検出できる場合、UEが、サブフレーム内のU−DRSが成功裏に送信されたと仮定し、従って、シンボル0とシンボル3との間で、実際にまだ送信されていないU−DRSのリソース位置において信号を使用して、RRM測定を行い、誤ったRRM測定結果につながることである。この問題を解決するために、最初のサブフレームでデータチャネルおよび/または制御チャネルを送信するためにシンボル3を開始点として使用しないことが1つの解決策である。別の解決策は、最初のサブフレームでデータチャネルおよび/または制御チャネルを送信するためにシンボル3を開始点として使用してもよいが、サブフレーム内の少なくともPSSおよびSSSは送信しないことである。当然のことながら、U−DRS内の他の埋められたCRSも送信されない場合がある。データチャネルおよび/または制御チャネルによって行われるレートマッチングでは、レートマッチングは、U−DRSに基づいて行われる、またはレートマッチングは、第2のRSに基づいて直接行うことができると仮定する。
【0059】
図8は、本発明によるデータチャネル受信方法を示す。本方法は、UE側で使用され、以下のステップを含む。
【0060】
ステップ801:ユーザ機器UEは、基地局によっ
て時間窓構成に従っ
て時間窓を判定する。
【0061】
ステップ802:UEは、時間窓内の最初のサブフレームにおいてデータチャネルを受信し、データチャネルは、参照信号RSに基づいて、レートマッチングを行う。
【0062】
RSは、第1のRSまたは第2のRSを含む。第1のRSは、サブフレーム内で連続なOFDMシンボルを占有し、第2のRSは、サブフレーム内で不連続なOFDMシンボルを占有する。時間窓は、第1のRSを送信するために使用される所定の時間窓であり、第1のRSは、基地局によってサービスが提供されるセル上で、セル識別および/または無線リソース管理RRM測定を行うためにUEによって使用される。
【0063】
前述の方法によれば、データチャネルおよびデータチャネルをスケジューリングする制御チャネルが送信された場合、レートマッチングを行うために異なるRSが判定され、U−DRSのサブフレームにおけるRRM測定性能が向上し、第2のRSのサブフレームにおける参照信号オーバヘッドが削減される。
【0064】
場合により、UEは、最初のサブフレームで制御チャネルを受信し、制御チャネルは、データチャネルのスケジューリング情報を運ぶために使用され、制御チャネルは、第1のRSに基づいてレートマッチングを行い、スケジューリング情報は、レートマッチング指示情報を含み、レートマッチング指示情報は、第1のRSまたは第2のRSに基づいてレートマッチングを行うようにデータチャネルに指示するために使用される。
【0065】
場合により、最初のサブフレームのインデックス番号が0および/または5である場合、RSは第1のRSである、または最初のサブフレームのインデックス番号が0または5でない場合、RSは第2のRSである。
【0066】
場合により、UEは、最初のサブフレームにおいて、データチャネルおよび/またはデータチャネルをスケジューリングする制御チャネルの第1の時点を判定する。
【0067】
第1の時点が、最初のサブフレームにおける第1のRSの送信開始時点以前である場合、RSは第1のRSである。
【0068】
あるいは、第1の時点が、最初のサブフレームにおける第1のRSの同期信号の送信開始時点以後である場合、RSは第2のRSまたは第2のRSの一部である。
【0069】
具体的な実施形態の説明は、基地局側の方法の具体的な実施形態の説明に対応する。基地局側の前述の実施形態の説明を参照されたい。詳細はここでは繰り返さない。
【0070】
図9は、本発明による基地局であって、
送信すべきデータチャネルのためのデータチャネル上のクリアチャネル評価CCAを開始するように構成された検出モジュール901と、
データチャネル上の成功したCCAのものであり、かつ検出モジュールによって取得された結果に従って、時間窓内の最初のサブフレームにおいてデータチャネルを送信するように構成された送信モジュール902であって、データチャネルは、参照信号RSに基づいて、レートマッチングを行う、送信モジュール902と、
を備える基地局を示す。
【0071】
RSは、第1のRSまたは第2のRSを含む。第1のRSは、サブフレーム内で連続なOFDMシンボルを占有し、第2のRSは、サブフレーム内で不連続なOFDMシンボルを占有する。時間窓は、第1のRSを送信するために使用される所定の時間窓であり、第1のRSは、基地局によってサービスが提供されるセル上で、セル識別および/または無線リソース管理RRM測定を行うためにユーザ機器UEによって使用される。
【0072】
前述のユーザ機器によれば、データチャネルおよびデータチャネルをスケジューリングする制御チャネルが送信された場合、レートマッチングを行うために異なるRSが判定され、U−DRSのサブフレームにおけるRRM測定性能が向上し、第2のRSのサブフレームにおける参照信号オーバヘッドが削減される。
【0073】
場合により、基地局の送信モジュールは、最初のサブフレームで制御チャネルを送信するようにさらに構成され、制御チャネルは、データチャネルのスケジューリング情報を運ぶために使用され、制御チャネルは、第1のRSに基づいてレートマッチングを行い、スケジューリング情報は、レートマッチング指示情報を含み、レートマッチング指示情報は、第1のRSまたは第2のRSに基づいてレートマッチングを行うようにデータチャネルに指示するために使用される。
【0074】
場合により、最初のサブフレームのインデックス番号が0および/または5である場合、RSは第1のRSである、または最初のサブフレームのインデックス番号が0または5でない場合、RSは第2のRSである。
【0075】
場合により、データチャネルのCCAが失敗したにもかかわらず、第1のRSのCCAが成功したという結果を検出モジュールが取得した場合、送信モジュールは、時間窓内の最大1つのサブフレーム内に第1のRSを送信するが、データチャネルを送信しないように構成される。
【0076】
場合により、データチャネルのものであり、かつ検出モジュールによって判定された成功したCCAに従って判定された、データチャネルおよび/またはデータチャネルをスケジューリングする制御チャネルの送信時点は、第1の時点である。
【0077】
第1の時点が、最初のサブフレームにおける第1のRSの送信開始時点以前である場合、RSは第1のRSである。
【0078】
あるいは、第1の時点が、最初のサブフレームにおける第1のRSの同期信号の送信開始時点以後である場合、RSは第2のRSまたは第2のRSの一部である。
【0079】
具体的な実施形態の説明は、基地局側の方法の具体的な実施形態の説明と同様である。前述の実施形態の説明を参照されたい。詳細はここでは繰り返さない。
【0080】
図10は、本発明によるUEであって、
基地局によっ
て時間窓構成に従っ
て時間窓を判定するように構成された判定モジュール1001と、
判定モジュールによって判定された時間窓内の最初のサブフレームにおいてデータチャネルを受信するように構成された受信モジュール1002であって、データチャネルは、参照信号RSに基づいて、レートマッチングを行う、受信モジュール1002と、
を備えるUEを示す。
【0081】
RSは、第1のRSまたは第2のRSを含む。第1のRSは、サブフレーム内で連続なOFDMシンボルを占有し、第2のRSは、サブフレーム内で不連続なOFDMシンボルを占有する。時間窓は、第1のRSを送信するために使用される所定の時間窓であり、第1のRSは、基地局によってサービスが提供されるセル上で、セル識別および/または無線リソース管理RRM測定を行うためにUEによって使用される。
【0082】
前述のアクセスネットワーク機器によれば、データチャネルおよびデータチャネルをスケジューリングする制御チャネルが送信された場合、レートマッチングを行うために異なるRSが判定され、U−DRSのサブフレームにおけるRRM測定性能が向上し、第2のRSのサブフレームにおける参照信号オーバヘッドが削減される。
【0083】
場合により、UEの受信モジュールは、最初のサブフレームで制御チャネルを受信するようにさらに構成され、制御チャネルは、データチャネルのスケジューリング情報を運ぶために使用され、制御チャネルは、第1のRSに基づいてレートマッチングを行い、スケジューリング情報は、レートマッチング指示情報を含み、レートマッチング指示情報は、第1のRSまたは第2のRSに基づいてレートマッチングを行うようにデータチャネルに指示するために使用される。
【0084】
場合により、最初のサブフレームのインデックス番号が0および/または5である場合、RSは第1のRSである、または最初のサブフレームのインデックス番号が0または5でない場合、RSは第2のRSである。
【0085】
場合により、受信モジュールは、最初のサブフレームにおいて、データチャネルおよび/またはデータチャネルをスケジューリングする制御チャネルの第1の時点を判定するようにさらに構成される。
【0086】
第1の時点が、最初のサブフレームにおける第1のRSの送信開始時点以前である場合、RSは第1のRSである。
【0087】
あるいは、第1の時点が、最初のサブフレームにおける第1のRSの同期信号の送信開始時点以後である場合、RSは第2のRSまたは第2のRSの一部である。
【0088】
具体的な実施形態の説明は、UE側の方法の具体的な実施形態の説明と同様である。前述の実施形態の説明を参照されたい。詳細はここでは繰り返さない。
【0089】
本発明の実施形態の技術的解決策は、様々な通信システムに適用できる、例えば、汎欧州デジタル移動電話方式(Global System
for Mobile communication、略称「GSM」)システム、符号分割多元接続(Code Division Multiple Access、略称「CDMA」)システム、広帯域符号分割多元接続(Wideband Code Division Multiple Access、略称「WCDMA(登録商標)」)システム、汎用パケット無線サービス(General Packet Radio Service、略称「GPRS」)、ロングタームエボリューション(Long Term Evolution、略称「LTE」)システム、LTE周波数分割複信(Frequency Division Duplex、略称「FDD」)システム、LTE時間分割複信(Time Division Duplex、略称「TDD」)、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム(Universal Mobile Telecommunication System、略称「UMTS」)、およびワールドワイド・インターオペラビリティ・フォー・マイクロウェーブ・アクセス(Worldwide Interoperability for Microwave Access、略称「WiMAX」)通信システムに適用できることを理解されたい。
【0090】
本発明の実施形態では、ユーザ機器(User Equipment、略称「UE」)は、端末(Terminal)、移動局(Mobile Station、略称「MS」)、移動端末(Mobile Terminal)などと呼ばれる場合もあることをさらに理解されたい。ユーザ機器は、無線アクセスネットワーク(Radio Access Network、略称「RAN」)を通じて1つ以上のコアネットワークと通信できる。例えば、ユーザ機器は、携帯電話(「セルラー」電話とも呼ばれる)やモバイル端末を内蔵したコンピュータなどであってよい。例えば、ユーザ機器はまた、無線アクセスネットワークで音声および/またはデータを交換する、携帯型、ポケットサイズ、手持ち型、コンピュータ内蔵型、または車載移動体装置であってもよい。
【0091】
本発明の実施形態では、基地局は、GSM(登録商標)またはCDMAにおけるベーストランシーバ基地局(Base Transceiver Station、略称「BTS」)であってもよく、WCDMAにおけるNodeB(NodeB、略称「NB」)であってもよいし、LTEにおける発展形NodeB(
Evolved Node B、略称「ENBまたはe−NodeB」)であってもよい。このことは、本発明において限定されない
。
【0092】
本出願において提供されるいくつかの実施形態においては、開示の装置、方法、およびシステムを他のやり方で実装することもできることを理解されたい。例えば、説明された装置実施形態は単なる例に過ぎない。例えば、ユニットの分割は単なる論理的機能分割に過ぎず、実際の実装に際しては他の分割も可能である。例えば、複数のユニットまたはモジュールが組み合わされ、または統合されて別のシステムになる場合もあり、いくつかの特徴が無視されたり実行されなかったりする場合もある。
【0093】
当業者であれば、各方法実施形態の各ステップの全部または一部を関連ハードウェアに命令するプログラムによって実現することができることを理解するはずである。プログラムは、コンピュータ可読記憶媒体に記憶することができる。プログラムが走ると、方法実施形態の各ステップが実行される。上記の記憶媒体は、ROM、RAM、磁気ディスク、または光ディスクなどのプログラムコードを記憶することのできる任意の媒体を含む。
【0094】
上記の説明は、単に本発明の具体的な実施に過ぎず、本発明の保護範囲を限定することを意図するものではない。本発明において開示された技術的範囲内にあり、当業者によって容易に想到される、あらゆる変形や置き換えは、本発明の保護範囲内に含まれるものとする。従って、本発明の保護範囲は、特許請求の範囲の保護範囲に属する。