(54)【発明の名称】視覚フィードバック及び/又は触覚フィードバックを用いてユーザインターフェースオブジェクトを操作するためのデバイス、方法及びグラフィカルユーザインターフェース
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記拡大通知コンテンツは、前記通知の前記第1の形態には含まれていない、画像、オーディオクリップ、ビデオクリップ、カスタムビュー、対話型コンテンツのうちの1つ以上を含む、請求項1又は2に記載の方法。
前記背景ユーザインターフェース上に重ねられた、前記通知の前記第2の形態が表示されている間に、第2の入力を検出することであって、前記タッチ感知面上において、第2の接触を検出することを含む、検出することと、
前記第2の入力の検出に応じて、
前記通知の前記第2の形態の周囲の前記背景ユーザインターフェースの一部分に対応する、前記タッチ感知面上の位置において、前記第2の接触が検出されたとの判定に従って、
前記通知の前記第2の形態の表示を止めることと、
前記背景ユーザインターフェースの表示を維持することと、
を含む、請求項1に記載の方法。
前記通知の前記第2の形態を表示する前に、前記タッチ感知面上における前記第1の接触の前記特性強度の増加の検出に応じて、前記第1の接触の前記特性強度に基づく、前記ユーザインターフェースの外観の動的な調整を開始することと、
前記第1の接触の前記特性強度に基づく、前記ユーザインターフェースの前記外観の動的な調整を開始した後に、前記タッチ感知面上における前記第1の接触の移動を検出することと、
前記タッチ感知面上における前記第1の接触の前記移動の検出に応じて、
前記第1の接触の前記移動がプレビューキャンセル基準を満たすとの判定に従って、前記第1の接触の前記移動に基づいて、前記通知の前記第1の形態を移動させること、及び、前記第1の接触の前記特性強度に基づく、前記ユーザインターフェースの前記外観の動的な調整を止めることと、
前記移動が前記プレビューキャンセル基準を満たさないとの判定に従って、前記第1の接触の前記特性強度に基づく、前記ユーザインターフェースの前記外観の動的な調整を継続することと、
を含む、請求項1から13のいずれか一項に記載の方法。
前記通知の前記第2の形態を表示する前に、前記タッチ感知面上における前記第1の接触の前記特性強度の増加の検出に応じて、前記通知の前記第1の形態の表現以外の、前記ディスプレイ上のコンテンツを不明瞭化することと、
前記第1の接触の前記特性強度の前記増加に応じて、前記通知の前記第1の形態の表現以外の、前記ディスプレイ上の前記コンテンツを不明瞭化した後に、前記タッチ感知面上における前記第1の接触の移動を検出することと、
前記タッチ感知面上における前記第1の接触の移動の検出に応じて、
前記第1の接触の前記移動がプレビューキャンセル基準を満たすとの判定に従って、前記通知の前記第1の形態の表現以外の、前記ディスプレイ上の前記コンテンツの不明瞭化を止めること、及び、前記第1の接触の前記移動に基づいて、前記通知の前記第1の形態を移動させることと、
前記第1の接触の前記移動が前記プレビューキャンセル基準を満たさないとの判定に従って、前記通知の前記第1の形態の表現以外の、前記ディスプレイ上のコンテンツの不明瞭化を継続することと、
を含む、請求項1から14のいずれか一項に記載の方法。
コンピュータプログラムであって、命令群を含み、前記命令群は、ディスプレイ、タッチ感知面、及び前記タッチ感知面との接触の強度を検出するための1以上のセンサを備える電子デバイスによって実行されると、前記電子デバイスに、
前記ディスプレイ上に、
背景ユーザインターフェースと、
第1のアプリケーションに関連付けられた、通知の第1の形態であって、
前記通知の前記第1の形態は、第1のサイズを有し、
前記通知の前記第1の形態は、第1のコンテンツを含み、
前記通知の前記第1の形態は、前記背景ユーザインターフェース上に重ねられる、
通知の第1の形態と、を同時に表示させ、
前記背景ユーザインターフェース上に重ねられた、前記第1のアプリケーションに関連付けられた、前記通知の前記第1の形態が表示されている間に、第1の入力の第1の部分を検出させ、前記通知の前記第1の形態に対応する、前記タッチ感知面上の位置において、第1の接触を検出することを含み、
前記第1の入力の前記第1の部分の検出に応じて、
前記第1の入力の前記第1の部分がアプリケーション起動基準であって、前記アプリケーション起動基準は、前記アプリケーション起動基準が満たされるために、前記タッチ感知面上における前記第1の接触の特性強度がプレビュー強度閾値を満たすことを必要とせず、前記第1のアプリケーションを起動することは、前記背景ユーザインターフェースの表示を止めることと、前記第1のアプリケーションに関連付けられたユーザインターフェースを表示することと、を含む、アプリケーション起動基準を満たすとの判定に従って、前記第1のアプリケーションを起動するプロセスを開始させ、
前記第1の入力の前記第1の部分が通知拡大基準を満たすとの判定に従って、前記通知の第2の形態を表示させ、前記通知拡大基準は、前記通知拡大基準が満たされるために、前記タッチ感知面上における前記第1の接触の前記特性強度が前記プレビュー強度閾値を満たすことを必要とし、
前記通知の前記第2の形態は、前記第1のサイズよりも大きい、第2のサイズを有し、
前記通知の前記第2の形態は、前記通知の前記第1の形態においては表示されない、拡大通知コンテンツを含み、
前記通知の前記第2の形態は、前記背景ユーザインターフェース上に重ねられる、
コンピュータプログラム。
【発明を実施するための形態】
【0077】
本明細書で説明される方法、デバイス及びGUIは、ユーザインターフェースオブジェクトの操作を、より効率的かつユーザにとって直感的にさせる、視覚フィードバック及び/又は触知フィードバックを提供する。
【0078】
いくつかの実施形態では、トラックパッド又はタッチスクリーンディスプレイが、1つ又は2つよりも多くの(例えば、単純なオン/オフ、2値強度判定よりも多くの)特定の強度値を含む、接触強度の範囲に敏感であるシステムでは、ユーザインターフェースは、その範囲内での接触の強度を示す応答(例えば、視覚及び/又は触知キュー)を提供する。これは、ユーザの接触の力又は圧力に対する継続的応答をユーザに提供するものであり、このことにより、より豊かでより直感的な視覚フィードバック及び/又は触覚フィードバックをユーザに提供する。例えば、そのような継続的な力応答により、ユーザには、軽い押圧により動作をプレビューすることができる、かつ/又は深い押圧により、その動作に対応する所定のユーザインターフェース状態にすることができるという経験が与えられる。
【0079】
いくつかの実施形態では、接触強度の範囲に敏感であるタッチ感知面を備えるデバイスに関しては、そのデバイスによって複数の接触強度閾値を監視し、異なる応答を異なる接触強度閾値にマッピングする。
【0080】
いくつかの実施形態では、接触強度の範囲に敏感であるタッチ感知面を備えるデバイスに関しては、そのデバイスは、単一の継続的接触でユーザが複雑な動作を実行することを可能にすることによって、追加機能を提供する。
【0081】
いくつかの実施形態では、接触強度の範囲に敏感であるタッチ感知面を備えるデバイスに関しては、そのデバイスは、従来の機能を補完する追加機能を提供する。例えば、強度ベースの入力(例えば、軽い押圧及び/又は深い押圧のジェスチャによって提供されるユーザインターフェースプレビュー及び/又はナビゲーションショートカット)によって提供される追加機能は、従来のタップ及びスワイプジェスチャによって提供される従来の機能とシームレスに統合される。ユーザは、誤って追加機能を作動させることなく、従来の機能を実行するために従来のジェスチャを使用し続けることができる(例えば、ホーム画面のアプリケーションアイコン上でタップして、対応するアプリケーションを起動する)。また、ユーザにとって、強度ベースの入力及びそれらの追加された機能を発見、理解及び使用することも簡単である(例えば、背景ユーザインターフェース(例えば、通知センターユーザインターフェース、ホーム画面、ウィジェットビューなど)において、通知、コンテキストコンテンツオブジェクト、ミニアプリケーションオブジェクト、フォルダアイコン、ダウンロード中アイコン及び/又はアプリケーションアイコンを押圧することにより、ユーザは、対応するアプリケーションを最初に起動することなく、かつ、現在のコンテキスト(例えば、別のアプリケーション及び/又は背景ユーザインターフェース)から離れることなく、対応するアプリケーションからの、コンテンツ、機能、メニューオプションのサブセットにアクセスすることができる。
【0082】
ユーザインターフェースを操作するための多数の異なる手法を、本明細書で説明する。これらの手法のうちの1つ以上を(任意選択的に併用して)使用することは、更なる情報及び機能をユーザに直感的に提供するユーザインターフェースを提供するのに役立つ。これらの手法のうちの1つ以上を(任意選択的に併用して)使用することにより、ユーザからの入力の数、範囲及び/又は種類を低減し、より効率的なヒューマンマシンインターフェースを提供する。これにより、ユーザは、タッチ感知面を有するデバイスをより速くかつより効率的に使用することができる。バッテリ動作デバイスに関しては、これらの改善により、電力が節約され、バッテリを充電する間隔が増大する。
【0083】
以下の
図1A、
図1B、
図2及び
図3は、例示的なデバイスの説明を提供する。
図4A及び
図4Bは、いくつかの実施形態に係る、ポータブル多機能デバイス100における例示的なユーザインターフェースの説明を提供する。
図4C〜
図4Eは、いくつかの実施形態に係る、動的強度閾値の例を示す。
【0084】
図5A1〜
図5I9は、いくつかの実施形態に係る、(例えば、対応するアプリケーションを最初に作動させることなく、通知から、対応するアプリケーションの機能及びコンテンツのサブセットにアクセスするための、)対応するアプリケーションに関連付けられた通知と対話するための例示的なユーザインターフェースを示している。
【0085】
図5J1〜
図5P2は、いくつかの実施形態に係る、(例えば、対応するアプリケーションを最初に作動させることなく、コンテキストコンテンツオブジェクトから、対応するアプリケーションの機能及びコンテンツのサブセットにアクセスするための、)対応するアプリケーションに関連付けられたコンテキストコンテンツオブジェクト(例えば、ミニアプリケーションオブジェクト)を表示するための例示的なユーザインターフェースを示す。
【0086】
図5Q1〜
図5S5は、いくつかの実施形態に係る、ダウンロードプロセス中のアプリケーションを含む、アプリケーションのメニューと対話する(例えば、ダウンロードプロセス中のアプリケーションに関して、いくつかのダウンロード関連クイックアクションのうちの1つを素早く呼び出すオプションのメニューを提供する)ためのユーザインターフェースを示す。
【0087】
図5T1〜
図5T15は、いくつかの実施形態に係る、アプリケーションのフォルダを含むアプリケーションのメニューと対話する(例えば、最初にフォルダを開くことなく、複数のアプリケーションを含むフォルダから、未読通知を有する対応するアプリケーションを素早く起動するためのメニューを選択的に提供する)ためのユーザインターフェースを示す。
【0088】
図5U1〜
図5W5は、いくつかの実施形態に係る、(例えば、最初にフォルダを開くことなく)アプリケーションフォルダについての名前変更及び再設定モードに素早く入るためのユーザインターフェースを示す。
【0089】
図10A〜
図10Dは、いくつかの実施形態に係る、(例えば、対応するアプリケーションを起動するために又は拡張された通知コンテンツにアクセスするために)対応するアプリケーションに関連付けられた通知と対話する方法を示すフロー図である。
図12A〜
図12Fは、いくつかの実施形態に係る、(例えば、対応するアプリケーションを起動する又は対応するアプリケーションを最初に起動することなく、対応するアプリケーションに関連付けられたコンテキストコンテンツを(例えば、コンテキストコンテンツオブジェクトにおいて)提示するために、)対応するアプリケーションに関連付けられたアプリケーション起動アイコンと対話する方法を示すフロー図である。
図14A〜
図14Cは、いくつかの実施形態に係る、アプリケーションのメニューと対話する((例えば、対応するアプリケーションがダウンロードプロセス中であるときに、かつ/又はダウンロードが完了した後に)対応するアプリケーションについてのアクションのための選択可能オプションを提示する)方法を示すフロー図である。
図16A〜
図16Cは、いくつかの実施形態に係る、アプリケーションのフォルダを含むアプリケーションのメニューと対話する(例えば、1つ以上のアプリケーションを含むフォルダから、アプリケーション(例えば、未読通知を有するアプリケーション)を選択的に起動するための選択可能オプションを提示する)方法を示すフロー図である。
図5A1〜
図5W5のユーザインターフェースを使用して、
図10A〜
図10D、
図12A〜
図12F、
図14A〜
図14C及び
図16A〜
図16Cのプロセスを示す。
【0090】
以下の
図6A〜
図6Yは、コントロールアフォーダンスの機能を変更するための例示的なユーザインターフェースを示す。
図18A〜
図18Dは、コントロールアフォーダンスの機能を変更する方法を示すフロー図である。
図6A〜
図6Yのユーザインターフェースを使用して、
図18A〜
図18Dのプロセスを示す。
【0092】
以下の
図8A〜
図8AIは、メッセージ通信用インターフェースにおいて入力を検出するための例示的なユーザインターフェースを示す。
図22A〜
図22Gは、メッセージ通信用インターフェースにおいて入力を検出する方法を示すフロー図である。
図8A〜
図8AIのユーザインターフェースを使用して、
図22A〜
図22Gのプロセスを示す。
【0093】
以下の
図9A1〜
図9A25は、いくつかの実施形態に係る、強度反応型及び非強度反応型のユーザインターフェースオブジェクトを表示するための例示的なユーザインターフェースを示す。
図24A1〜
図24A3は、いくつかの実施形態に係る、強度反応型及び非強度反応型のユーザインターフェースオブジェクトを表示する方法を示すフロー図である。
図24B1〜
図24B3は、いくつかの実施形態に係る、強度反応型及び非強度反応型のユーザインターフェースオブジェクトを表示する方法を示すフロー図である。
図9A1〜
図9A25のユーザインターフェースを使用して、
図24A1〜
図24A3及び
図24B1〜
図24B3のプロセスを示す。
【0094】
以下の
図9B1〜
図9B10は、いくつかの実施形態に係る、強度反応型及び非強度反応型のユーザインターフェースオブジェクトを表示するための例示的なユーザインターフェースを示す。
図27A1〜
図27A5は、いくつかの実施形態に係る、強度反応型及び非強度反応型のユーザインターフェースオブジェクトを表示する方法を示すフロー図である。
図27B1〜
図27B3は、いくつかの実施形態に係る、強度反応型及び非強度反応型のユーザインターフェースオブジェクトを表示する方法を示すフロー図である。
図9B1〜
図9B10のユーザインターフェースを使用して、
図27A1〜
図27A5及び
図27B1〜
図27B3のプロセスを示す。
【0095】
図9C1〜
図9C19は、いくつかの実施形態に係る、リモートデバイスのためのコントロール機能に関するコントロール設定インターフェースを表示するための例示的なユーザインターフェースを示す。
図30A〜
図30Eは、いくつかの実施形態に係る、リモートデバイスのためのコントロール機能に関するコントロール設定インターフェースを表示する方法を示すフロー図である。
図9C1〜
図9C19のユーザインターフェースを使用して、
図30A〜
図30Eのプロセスを示す。
例示的なデバイス
【0096】
ここで、添付図面に実施例が示される実施形態を、詳細に参照する。以下の詳細な説明では、説明されている様々な実施形態の完全な理解を提供するために数多くの具体的な詳細が記載されている。しかしながら、説明されている様々な実施形態は、これらの具体的な詳細を伴わずとも実践し得ることが、当業者には明らかであろう。他の例では、周知の方法、手順、構成要素、回路及びネットワークは、実施形態の態様を不必要に不明瞭なものとしないよう、詳細には説明されていない。
【0097】
本明細書では、第1、第2などの用語は、一部の実施例で、様々な要素を説明するために使用されるが、これらの要素は、それらの用語によって限定されるべきではないことも理解されるであろう。これらの用語は、ある要素を別の要素と区別するためにのみ使用される。例えば、説明されている様々な実施形態の範囲から逸脱することなく、第1の接触は、第2の接触と称することができ、同様に、第2の接触は、第1の接触と称し得る。第1の接触及び第2の接触は両方接触であるが、文脈がそうではないことを明確に示さない限り、それらは同じ接触ではない。
【0098】
本明細書で説明される様々な実施形態の説明で使用される用語法は、特定の実施形態を説明することのみを目的とするものであって、限定することを意図するものではない。説明される様々な実施形態の説明及び添付の特許請求の範囲で使用されるとき、単数形「a」、「an」及び「the」は、文脈がそうではないことを明確に示さない限り、複数形もまた含むことが意図される。本明細書で使用されるときに、用語「及び/又は」が、関連する列挙された項目のうちの1つ以上のすべての可能な任意の組み合わせを指し、かつこれを含むことをもまた理解されたい。用語「includes(含む)」、「including(含む)」、「comprises(含む、備える)」及び/又は「comprising(含む、備える)」は、本明細書で使用する時、述べられた特徴、整数、ステップ、動作、要素及び/又は構成要素の存在を指定するが、1つ以上の他の特徴、整数、ステップ、動作、要素、構成要素、及び/又はそれらの群、の存在又は追加を除外しないことが更に理解されるであろう。
【0099】
本明細書で使用されるとき、用語「if(〜の場合には)」は、任意選択的に、文脈に応じて「when(〜の時)」、「upon(〜すると)」、「in response to determining(〜という判定に応じて)」又は「in response to detecting(〜の検出に応じて)」を意味するものと解釈される。同様に、語句「if it is determined(〜と判定される場合には)」又は「if(a stated condition or event)is detected((記述される条件又はイベント)が検出される場合には)」は、任意選択的に、文脈に応じて「upon determining(〜と判定されると)」、又は「in response to determining(〜との判定に応じて)」、又は「upon detecting(the stated condition or event)((記述される条件又はイベント)が検出されると)」、又は「in response to detecting(the stated condition or event)((記述される条件又はイベント)の検出に応じて)」を意味するものと解釈される。
【0100】
電子デバイス、このようなデバイス用のユーザインターフェース、及びこのようなデバイスを使用するための関連プロセス、の実施形態を説明する。いくつかの実施形態では、このデバイスは、PDA機能及び/又は音楽プレーヤ機能などの、他の機能も含む、モバイル電話機などのポータブル通信デバイスである。ポータブル多機能デバイスの例示的実施形態としては、Apple Inc.(Cupertino,California)による、iPhone(登録商標)、iPod Touch(登録商標)及びiPad(登録商標)デバイスが挙げられるが、これらに限定されない。タッチ感知面(例えば、タッチスクリーンディスプレイ及び/又はタッチパッド)を備えるラップトップ又はタブレットコンピュータなどの他のポータブル電子デバイスも、任意選択的に、使用される。また、いくつかの実施形態では、このデバイスはポータブル通信デバイスではなく、タッチ感知面(例えば、タッチスクリーンディスプレイ及び/又はタッチパッド)を備えるデスクトップコンピュータであることを理解されたい。
【0101】
以下の検討では、ディスプレイ及びタッチ感知面を備える電子デバイスについて説明する。しかしながら、この電子デバイスは、物理キーボード、マウス、及び/又はジョイスティックなどの1つ以上の他の物理ユーザインターフェースデバイスを任意選択的に含むことを理解されたい。
【0102】
このデバイスは、典型的に、メモ取りアプリケーション、描画アプリケーション、プレゼンテーションアプリケーション、ワードプロセッシングアプリケーション、ウェブサイト作成アプリケーション、ディスクオーサリングアプリケーション、スプレッドシートアプリケーション、ゲームアプリケーション、電話アプリケーション、テレビ会議アプリケーション、電子メールアプリケーション、インスタントメッセージングアプリケーション、トレーニングサポートアプリケーション、写真管理アプリケーション、デジタルカメラアプリケーション、デジタルビデオカメラアプリケーション、ウェブブラウジングアプリケーション、デジタル音楽プレーヤアプリケーション及び/又はデジタルビデオプレーヤアプリケーションのうちの1つ以上などの様々なアプリケーションをサポートする。
【0103】
このデバイス上で実行される様々なアプリケーションは、タッチ感知面などの、少なくとも1つの共通の物理ユーザインターフェースデバイスを任意選択的に使用する。タッチ感知面の1つ以上の機能、並びにデバイス上に表示される対応する情報は、アプリケーションごとに、及び/又は対応するアプリケーション内で、任意選択的に、調節及び/又は変更される。このように、デバイスの共通の(タッチ感知面などの)物理アーキテクチャは、ユーザにとって直観的かつ透過的なユーザインターフェースを有する様々なアプリケーションを、任意選択的にサポートする。
【0104】
次に、タッチ感知ディスプレイを備えるポータブルデバイスの実施形態に注目を向ける。
図1Aは、いくつかの実施形態に係る、タッチ感知ディスプレイシステム112を備えるポータブル多機能デバイス100を示すブロック図である。タッチ感知ディスプレイシステム112は、便宜上「タッチスクリーン」と呼ばれる場合があり、単にタッチ感知ディスプレイと呼ばれる場合もある。デバイス100は、メモリ102(1つ以上のコンピュータ可読記憶媒体を任意選択的に含む)、メモリコントローラ122、1つ以上の処理ユニット(CPU)120、周辺機器インターフェース118、RF回路108、オーディオ回路110、スピーカ111、マイクロフォン113、入出力(I/O)サブシステム106、他の入力又は制御デバイス116、及び外部ポート124を含む。デバイス100は、1つ以上の光センサ164を任意選択的に含む。デバイス100は、デバイス100(例えば、デバイス100のタッチ感知ディスプレイシステム112などのタッチ感知面)上の接触の強度を検出するための、1つ以上の強度センサ165を任意選択的に含む。デバイス100は、デバイス100において触知出力を生成する(例えば、デバイス100のタッチ感知ディスプレイシステム112又はデバイス300のタッチパッド355などのタッチ感知面において触知出力を生成する)ための、1つ以上の触知出力生成器167を任意選択的に含む。これらの構成要素は、1つ以上の通信バス又は信号ライン103を介して任意選択的に通信する。
【0105】
本明細書及び特許請求の範囲で使用されるとき、用語「触知出力」は、ユーザの触覚でユーザによって検出されることになる、デバイスの従前の位置に対するデバイスの物理的変位、デバイスの構成要素(例えば、タッチ感知面)の、デバイスの別の構成要素(例えば、筐体)に対する物理的変位、又はデバイスの質量中心に対する構成要素の変位を指す。例えば、デバイス又はデバイスの構成要素が、タッチに敏感なユーザの表面(例えば、ユーザの手の指、手のひら又は他の部分)に接触している状況において、物理的変位によって生成された触知出力は、デバイス又はデバイスの構成要素の物理的特性の認識された変化に相当する触感として、ユーザによって解釈される。例えば、タッチ感知面(例えば、タッチ感知ディスプレイ又はトラックパッド)の移動は、ユーザによって、物理アクチュエータボタンの「ダウンクリック」又は「アップクリック」として任意選択的に解釈される。いくつかの場合、ユーザの動作により物理的に押された(例えば、変位された)タッチ感知面に関連付けられた物理アクチュエータボタンの移動がない時でさえ、ユーザは「ダウンクリック」又は「アップクリック」などの触感を感じるであろう。別の実施例として、タッチ感知面の移動は、タッチ感知面の平滑度に変化がない場合であっても、ユーザによって、そのタッチ感知面の「粗さ」として、任意選択的に解釈又は感知される。そのようなユーザによるタッチの解釈は、ユーザの個人的な感覚認知に左右されるものではあるが、大多数のユーザに共通する、多くのタッチの感覚認知が存在する。したがって、触知出力が、ユーザの特定の感覚認知(例えば、「アップクリック」、「ダウンクリック」、「粗さ」)に対応するものと記述される場合、別途記載のない限り、生成された触知出力は、典型的な(又は、平均的な)ユーザの記述された感覚認知を生成するであろうデバイス又はデバイスの構成要素の物理的変位に対応する。
【0106】
デバイス100は、ポータブル多機能デバイスの一実施例に過ぎず、デバイス100は、示されているものよりも多くの構成要素又は少ない構成要素を任意選択的に有し、2つ以上の構成要素を任意選択的に組み合わせるか、又は、それらの構成要素の異なる構成若しくは配置を任意選択的に有すると理解されたい。
図1Aに示す様々な構成要素は、1つ以上の信号処理回路及び/又は特定用途向け集積回路を含む、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、又はそれらの組み合わせで実装される。
【0107】
メモリ102は、任意選択的に高速ランダムアクセスメモリを含み、また任意選択的に、1つ以上の磁気ディスク記憶デバイス、フラッシュメモリデバイス、又は他の不揮発性ソリッドステートメモリデバイスなどの、不揮発性メモリも含む。CPU(単数又は複数)120及び周辺機器インターフェース118などの、デバイス100の他の構成要素によるメモリ102へのアクセスは、メモリコントローラ122により、任意選択的に制御される。
【0108】
周辺機器インターフェース118を使用して、デバイスの入力及び出力周辺装置を、CPU(単数又は複数)120及びメモリ102に結合することができる。1つ以上のプロセッサ120は、デバイス100のための様々な機能を実行するため並びにデータを処理するために、メモリ102に記憶された様々なソフトウェアプログラム及び/又は命令セットを動作させるか又は実行する。
【0109】
いくつかの実施形態では、周辺機器インターフェース118、CPU(単数又は複数)120及びメモリコントローラ122は、チップ104などの単一チップ上に任意選択的に実装される。いくつかの他の実施形態では、これらは、個別のチップ上に任意選択的に実装される。
【0110】
RF(radio frequency)(無線周波数)回路108は、電磁信号とも呼ばれるRF信号を送受信する。RF回路108は、電気信号を電磁信号に、又は電磁信号を電気信号に変換し、電磁信号を介して通信ネットワーク及び他の通信デバイスと通信する。RF回路108は、これらの機能を実行するための周知の回路を任意選択的に含み、その回路には、アンテナシステム、RF送受信機、1つ以上の増幅器、同調器、1つ以上の発振器、デジタル信号プロセッサ、CODECチップセット、加入者識別モジュール(SIM)カード、メモリなどが含まれるがこれらに限定されない。RF回路108は、任意選択的に、インターネット(ワールドワイドウェブ(WWW)とも呼ばれる)、イントラネット及び/又は無線ネットワーク(セルラ電話ネットワーク、無線ローカルエリアネットワーク(LAN)、及び/又はメトロポリタンエリアネットワーク(MAN)など)などのネットワーク、並びに他のデバイスと、無線通信によって通信する。無線通信は、複数の通信規格、通信プロトコル及び通信技術のうちのいずれかを、任意選択的に使用し、それらの通信規格、通信プロトコル及び通信技術としては、移動通信用のグローバルシステム(Global System for Mobile Communications)(GSM)、拡張データGSM環境(Enhanced Data GSM Environment)(EDGE)、高速ダウンリンクパケット接続(high-speed downlink packet access)(HSDPA)、高速アップリンクパケット接続(high-speed uplink packet access)(HSUPA)、Evolution,Data−Only(EV−DO)、HSPA、HSPA+、2重セルHSPA(Dual-Cell HSPA)(DC−HSPDA)、ロングタームエボリューション(long term evolution)(LTE)、近距離無線通信(near field communication)(NFC)、広帯域符号分割多元接続(wideband code division multiple access)(W−CDMA)、符号分割多元接続(code division multiple access)(CDMA)、時分割多元接続(time division multiple access)(TDMA)、Bluetooth(登録商標)、Wireless Fidelity(Wi−Fi)(登録商標)(例えば、IEEE 802.11a、IEEE 802.11ac、IEEE 802.11ax、IEEE 802.11b、IEEE 802.11g、及び/又はIEEE 802.11n)、ボイスオーバーインターネットプロトコル(voice over Internet Protocol)(VoIP)、Wi−MAX、電子メール用のプロトコル(例えば、インターネットメッセージアクセスプロトコル(Internet message access protocol)(IMAP)及び/又はポストオフィスプロトコル(post office protocol)(POP))、インスタントメッセージング(例えば、拡張可能メッセージング及びプレゼンスプロトコル(extensible messaging and presence protocol)(XMPP)、インスタントメッセージング及びプレゼンス利用拡張向けセッション開始プロトコル(Session Initiation Protocol for Instant Messaging and Presence Leveraging Extensions)(SIMPLE)、インスタントメッセージング及びプレゼンスサービス(Instant Messaging and Presence Service)(IMPS))、及び/又はショートメッセージサービス(Short Message Service)(SMS)、あるいは本文書の出願日現在までにまだ開発されていない通信プロトコルを含めた任意の他の好適な通信プロトコルが挙げられるが、これらに限定されない。
【0111】
オーディオ回路110、スピーカ111、及びマイクロフォン113は、ユーザとデバイス100との間のオーディオインターフェースを提供する。オーディオ回路110は、周辺機器インターフェース118からオーディオデータを受信し、このオーディオデータを電気信号に変換し、この電気信号をスピーカ111に送信する。スピーカ111は、電気信号を人間の可聴音波に変換する。オーディオ回路110は、マイクロフォン113により音波から変換された電気信号もまた受信する。オーディオ回路110は、電気信号をオーディオデータに変換し、このオーディオデータを処理のために周辺機器インターフェース118に送信する。オーディオデータは、周辺機器インターフェース118によって、任意選択的に、メモリ102及び/若しくはRF回路108から取り込まれ、かつ/又は、メモリ102及び/若しくはRF回路108へ送信される。いくつかの実施形態では、オーディオ回路110はまた、ヘッドセットジャック(例えば、
図2の212)を含む。ヘッドセットジャックは、オーディオ回路110と、出力専用ヘッドホン又は出力(例えば、片耳又は両耳用のヘッドホン)及び入力(例えば、マイクロフォン)の双方を有するヘッドセットなどの、取り外し可能なオーディオ入出力周辺機器と、の間のインターフェースを提供する。
【0112】
I/Oサブシステム106は、タッチ感知ディスプレイシステム112及び他の入力又は制御デバイス116などの、デバイス100上の入出力周辺装置を、周辺機器インターフェース118に連結する。I/Oサブシステム106は、ディスプレイコントローラ156、光センサコントローラ158、強度センサコントローラ159、触覚フィードバックコントローラ161、及び、他の入力又は制御デバイス用の1つ以上の入力コントローラ160を、任意選択的に含む。1つ以上の入力コントローラ160は、他の入力又は制御デバイス116から電気信号を受信し、かつ、それらへ電気信号を送信する。他の入力又は制御デバイス116は、任意選択的に、物理ボタン(例えば、プッシュボタン、ロッカボタンなど)、ダイヤル、スライダスイッチ、ジョイスティック、クリックホイールなどを含む。いくつかの代替的実施形態では、入力コントローラ(単数又は複数)160は、キーボード、赤外線ポート、USBポート、スタイラス、及び/又はマウスなどのポインタデバイスのうちのいずれかに、任意選択的に結合される(又は、いずれにも結合されない)。1つ以上のボタン(例えば、
図2の208)は、スピーカ111及び/又はマイクロフォン113の音量調節のためのアップ/ダウンボタンを、任意選択的に含む。1つ以上のボタンは、プッシュボタン(例えば、
図2の206)を、任意選択的に含む。
【0113】
タッチ感知ディスプレイシステム112は、デバイスとユーザとの間の入力インターフェース及び出力インターフェースを提供する。ディスプレイコントローラ156は、タッチ感知ディスプレイシステム112から電気信号を受信し、かつ/又はそれへ電気信号を送信する。タッチ感知ディスプレイシステム112は、ユーザに視覚出力を表示する。視覚出力は、グラフィック、テキスト、アイコン、ビデオ、及びこれらの任意の組み合わせ(総称して「グラフィック」と称する)を、任意選択的に含む。いくつかの実施形態では、視覚出力の一部又は全部は、ユーザインターフェースオブジェクトに対応する。本明細書で使用されるとき、用語「アフォーダンス」は、ユーザ対話型グラフィカルユーザインターフェースオブジェクト(例えば、グラフィカルユーザインターフェースオブジェクトに対する入力に応答するように構成されているグラフィカルユーザインターフェースオブジェクト)を指す。ユーザ対話型グラフィカルユーザインターフェースオブジェクトの例としては、ボタン、スライダ、アイコン、選択メニュー項目、スイッチ、ハイパーリンク、又は他のユーザインターフェースコントロールが挙げられるが、これらに限定されない。
【0114】
タッチ感知ディスプレイシステム112は、触覚及び/又は触感の接触に基づくユーザからの入力を受信する、タッチ感知面、センサ、又はセンサのセットを有する。タッチ感知ディスプレイシステム112及びディスプレイコントローラ156(メモリ102内の任意の関連モジュール及び/又は命令セットと共に)は、タッチ感知ディスプレイシステム112上で接触(及び接触の任意の移動又は中断)を検出し、検出した接触を、タッチ感知ディスプレイシステム112上に表示されたユーザインターフェースオブジェクト(例えば、1つ以上のソフトキー、アイコン、ウェブページ、又は画像)との対話双方向作用に変換する。例示的な実施形態では、タッチ感知ディスプレイシステム112とユーザとの間の接触点は、ユーザの指又はスタイラスに対応する。
【0115】
タッチ感知ディスプレイシステム112は、任意選択的に、LCD(liquid crystal display)(液晶ディスプレイ)技術、LPD(light emitting polymer display)(発光ポリマーディスプレイ)技術、又はLED(light emitting diode)(発光ダイオード)技術を使用するが、他の実施形態では、他のディスプレイ技術が使用される。タッチ感知ディスプレイシステム112及びディスプレイコントローラ156は、静電容量技術、抵抗性技術、赤外線技術、及び表面音響波技術、並びに、タッチ感知ディスプレイシステム112との1つ以上の接触点を判定するための他の近接センサアレイ又は他の要素を含むが、これらに限定されない、現在既知の若しくは後日に開発される複数のタッチ感知技術のうちのいずれかを使用して、接触及び任意の移動又はその中断を、任意選択的に検出する。例示的な実施形態では、Apple Inc.(Cupertino,California)による、iPhone、iPod Touch、及びiPadなどにおいて見られるような、投影型相互静電容量感知技術が使用されている。
【0116】
タッチ感知ディスプレイシステム112は、任意選択的に、100dpiを超える映像解像度を有する。いくつかの実施形態では、タッチスクリーンの映像解像度は、400dpiを超える(例えば、500dpi、800dpi、又はより高い)。ユーザは、スタイラス、指などの任意の好適な物体又は付属物を使用して、タッチ感知ディスプレイシステム112と任意選択的に接触する。いくつかの実施形態では、ユーザインターフェースは、指に基づく接触及びジェスチャで機能するように設計され、指に基づく接触及びジェスチャは、タッチスクリーン上の指の接触面積が広いことにより、スタイラスに基づく入力よりも精度が低いことがある。いくつかの実施形態では、デバイスは、指に基づく粗い入力を、正確なポインタ/カーソル位置又はユーザの望むアクションを実行するためのコマンドに変換する。
【0117】
いくつかの実施形態では、タッチスクリーンに加えて、デバイス100は、特定の機能を有効にする又は無効にするためのタッチパッド(図示せず)を任意選択的に含む。いくつかの実施形態では、タッチパッドは、タッチスクリーンとは異なり、視覚出力を表示しない、デバイスのタッチ感知領域である。タッチパッドは、任意選択的に、タッチ感知ディスプレイシステム112とは別個のタッチ感知面、又はタッチスクリーンによって形成されたタッチ感知面の延長である。
【0118】
デバイス100はまた、様々な構成要素に電力を供給するための電力システム162をも含む。電力システム162は、任意選択的に、電力管理システム、1つ以上の電源(例えば、バッテリ、交流(AC))、再充電システム、停電検出回路、電力コンバータ又はインバータ、電力状態標識(例えば、発光ダイオード(LED))、並びにポータブルデバイス内での電力の生成、管理、及び分配に関連付けられた任意の他の構成要素を含む。
【0119】
デバイス100はまた、1つ以上の光センサ164を任意選択的に含む。
図1Aは、I/Oサブシステム106内の光センサコントローラ158に結合された光センサを示す。光センサ(単数又は複数)164は、電荷結合デバイス(charge-coupled device)(CCD)又は相補的金属酸化物半導体(complementary metal-oxide semiconductor)(CMOS)フォトトランジスタを、任意選択的に含む。光センサ(単数又は複数)164は、1つ以上のレンズを通して投影された、環境からの光を受光し、その光を、画像を表すデータに変換する。撮像モジュール143(カメラモジュールとも称する)と連携して、光センサ(単数又は複数)164は、静止画像及び/又はビデオを、任意選択的にキャプチャする。いくつかの実施形態では、タッチスクリーンが静止画像及び/又はビデオ画像取得のためのビューファインダとして使用するために有効化されるように、光センサは、デバイスの前面のタッチ感知ディスプレイシステム112の反対側である、デバイス100の背面に配置される。いくつかの実施形態では、(例えば、自撮りのため、ユーザがタッチスクリーン上で他のテレビ会議参加者を見ながらテレビ会議を行うためなど)ユーザの画像を得るように、別の光センサが、デバイスの前面に配置される。
【0120】
デバイス100はまた、1つ以上の接触強度センサ165を任意選択的に含む。
図1Aは、I/Oサブシステム106内の強度センサコントローラ159に結合された接触強度センサを示す。接触強度センサ(単数又は複数)165は、1つ以上のピエゾ抵抗ひずみゲージ、電気容量式力センサ、電気力センサ、圧電力センサ、光学力センサ、容量式タッチ感知面、又は他の強度センサ(例えば、タッチ感知面上の接触の力(又は圧力)を測定するために使用するセンサ)を、任意選択的に含む。接触強度センサ(単数又は複数)165は、環境から接触強度情報(例えば、圧力情報又は圧力情報のプロキシ)を受信する。いくつかの実施形態では、少なくとも1つの接触強度センサは、タッチ感知面(例えば、タッチ感知ディスプレイシステム112)に配置されているか、又は、それに近接している。いくつかの実施形態では、少なくとも1つの接触強度センサは、デバイス100の前面に配置されたタッチスクリーンディスプレイシステム112の反対側である、デバイス100の背面に配置されている。
【0121】
デバイス100はまた、1つ以上の近接センサ166を任意選択的に含む。
図1Aは、周辺機器インターフェース118と結合された近接センサ166を示す。あるいは、近接センサ166は、I/Oサブシステム106内の入力コントローラ160に結合される。いくつかの実施形態では、多機能デバイスがユーザの耳の近くに配置されている場合(例えば、ユーザが電話通話を行っている場合)、近接センサは、タッチ感知ディスプレイシステム112をオフにして無効にする。
【0122】
デバイス100はまた、1つ以上の触知出力生成器167を任意選択的に含む。
図1Aは、I/Oサブシステム106内の触覚フィードバックコントローラ161に結合された触知出力生成器を示す。触知出力生成器(単数又は複数)167は、スピーカ若しくは他の音響構成要素などの1つ以上の電気音響デバイス、並びに/又は、モータ、ソレノイド、電気活性ポリマー、圧電アクチュエータ、静電アクチュエータなどの、エネルギーを線形運動に変換する電気機械デバイス、又は、他の触知出力生成構成要素(例えば、デバイス上の電気信号を触知出力に変換する構成要素)を、任意選択的に含む。触知出力生成器(単数又は複数)167は、触覚フィードバックモジュール133からの触知フィードバック生成命令を受信し、デバイス100のユーザが感知できる触知出力をデバイス100上で生成する。いくつかの実施形態では、少なくとも1つの触知出力生成器は、タッチ感知面(例えば、タッチ感知ディスプレイシステム112)に配置されているか、又はそれに近接しており、任意選択的に、タッチ感知面を垂直方向(例えば、デバイス100の表面の内/外)に、又は横方向(例えば、デバイス100の表面と同じ平面内の前後)に動かすことによって、触知出力を生成する。いくつかの実施形態では、少なくとも1つの触知出力生成器センサは、デバイス100の前面に配置されたタッチ感知ディスプレイシステム112の反対側である、デバイス100の背面に配置されている。
【0123】
デバイス100はまた、1つ以上の加速度計168を任意選択的に含む。
図1Aは、周辺機器インターフェース118に結合された加速度計168を示す。あるいは、加速度計168は、I/Oサブシステム106内の入力コントローラ160と、任意選択的に結合されている。いくつかの実施形態では、情報は、1つ以上の加速度計から受信したデータの分析に基づいて、ポートレートビュー又はランドスケープビューでタッチスクリーンディスプレイ上に表示される。デバイス100は、加速度計(単数又は複数)168に加えて、磁気計(図示せず)並びにデバイス100の位置及び向き(例えば、縦長又は横長)に関する情報を取得するためのGPS(又はGLONASS又は他のグローバルナビゲーションシステム)受信部(図示せず)を任意選択的に含む。
【0124】
いくつかの実施形態では、メモリ102に記憶されたソフトウェア構成要素は、オペレーティングシステム126、通信モジュール(又は命令セット)128、接触/動きモジュール(又は命令セット)130、グラフィックモジュール(又は命令セット)132、触覚フィードバックモジュール(又は命令セット)133、テキスト入力モジュール(又は命令セット)134、全地球測位システム(Global Positioning System)(GPS)モジュール(又は命令セット)135、及びアプリケーション(又は命令セット)136を含む。更に、いくつかの実施形態では、
図1A及び
図3に示すように、メモリ102は、デバイス/グローバル内部状態157を記憶する。デバイス/グローバル内部状態157は、次のうちの1つ以上を含む:現在アクティブ状態のアプリケーションがある場合、どのアプリケーションがアクティブかを示す、アクティブアプリケーション状態、どのアプリケーション、ビュー又は他の情報がタッチ感知ディスプレイシステム112の様々な領域を占領しているかを示す、表示状態、デバイスの様々なセンサ及びその他の入力又は制御デバイス116から得られる情報を含む、センサ状態、並びに、デバイスの位置及び/又は姿勢に関する位置及び/又は姿勢情報。
【0125】
オペレーティングシステム126(例えば、iOS(登録商標)、Darwin(登録商標)、RTXC(登録商標)、LINUX(登録商標)、UNIX(登録商標)、OS X(登録商標)、WINDOWS(登録商標)、又はVxWorks(登録商標)などの組み込みオペレーティングシステム)は、一般的なシステムタスク(例えば、メモリ管理、記憶デバイス制御、電力管理など)を制御及び管理するための様々なソフトウェア構成要素及び/又はドライバーを含み、様々なハードウェア構成要素とソフトウェア構成要素との間の通信を容易にする。
【0126】
通信モジュール128は、1つ以上の外部ポート124を介して他のデバイスとの通信を容易にし、RF回路108及び/又は外部ポート124が受信したデータを処理するための様々なソフトウェア構成要素をも含む。外部ポート124(例えば、ユニバーサルシリアルバス(Universal Serial Bus)(USB)、FIREWIRE(登録商標)など)は、直接的に、又はネットワーク(例えば、インターネット、無線LANなど)を通して間接的に、他のデバイスに接続するように適応している。いくつかの実施形態では、外部ポートは、Apple Inc.(Cupertino,California)による、iPhone、iPod Touch及びiPadデバイスの一部内で使用される30ピンコネクタと同一の、又はこれに類似した、かつ/又は互換性のある、マルチピン(例えば、30ピン)コネクタである。いくつかの実施形態では、外部ポートは、Apple Inc.(Cupertino,California)による、iPhone、iPod Touch及びiPadデバイスの一部内で使用されるLightning(登録商標)コネクタと同一の、又はこれに類似した、かつ/又は互換性のあるLightningコネクタである。
【0127】
接触/動きモジュール130は、任意選択的に、(ディスプレイコントローラ156と連携して)タッチ感知ディスプレイシステム112との接触、及び他のタッチ感知デバイス(例えば、タッチパッド又は物理クリックホイール)との接触を検出する。接触/動きモジュール130は、接触が発生したかどうかの判定(例えば、フィンガダウンイベントの検出)、接触の強度(例えば、接触の力若しくは圧力、又は、接触の力若しくは圧力の代用)の判定、接触の移動及びタッチ感知面にわたる移動の追跡(例えば、1つ以上のフィンガドラッグイベントの検出)があるかどうかの判定、及び接触が終了したかどうか(例えば、フィンガアップイベント又は接触の中断の検出)の判定などの、(例えば、指又はスタイラスによる)接触の検出に関係する様々な動作を実行するための様々なソフトウェア構成要素を含む。接触/動きモジュール130は、タッチ感知面から接触データを受信する。一連の接触データにより表現される接触点の移動を判定することは、接触点の速さ(大きさ)、速度(大きさ及び方向)、及び/又は加速度(大きさ及び/又は方向の変化)を判定することを任意選択的に含む。これらの動作は、単一接触(例えば、1本の指の接触又はスタイラスの接触)、又は、複数の同時接触(例えば、「マルチタッチ」/複数の指の接触)に、任意選択的に適用される。いくつかの実施形態では、接触/動きモジュール130及びディスプレイコントローラ156は、タッチパッド上の接触を検出する。
【0128】
接触/動きモジュール130は、ユーザによるジェスチャ入力を任意選択的に検出する。タッチ感知面上の異なるジェスチャは、異なる接触パターン(例えば、検出される接触の異なる動き、タイミング及び/又は強度)を有する。したがって、ジェスチャは、特定の接触パターンを検出することによって、任意選択的に検出される。例えば、フィンガタップジェスチャを検出することは、フィンガダウンイベントを検出し、続いて(例えば、アイコンの位置での)そのフィンガダウンイベントと同じ位置(又は、実質的に同じ位置)でフィンガアップ(リフトオフ)イベントを検出することを含む。別の実施例として、タッチ感知面でのフィンガスワイプジェスチャを検出することは、フィンガダウンイベントを検出し、続いて1つ以上のフィンガドラッグイベントを検出し、その後、フィンガアップ(リフトオフ)イベントを検出することを含む。同様に、タップ、スワイプ、ドラッグ及び他のジェスチャは、スタイラスに対して、スタイラスについての特定の接触パターンを検出することにより、任意選択的に検出される。
【0129】
いくつかの実施形態では、フィンガタップジェスチャを検出することは、フィンガダウンイベントを検出する時間と、フィンガアップイベントを検出する時間との間の長さにより決まるが、フィンガダウンイベントを検出する指接触と、フィンガアップイベントを検出する指接触との間の強度からは独立している。いくつかの実施形態では、タップジェスチャは、タップ中の指接触の強度が、軽い押圧又は深い押圧強度閾値などの、(標準(nominal)接触検出強度閾値より高い)所定の強度閾値を満たすかどうかとは独立して、フィンガダウンイベントとフィンガアップイベントとの間の時間の長さが、所定の値未満(例えば、0.1、0.2、0.3、0.4又は0.5秒未満)であるとの判定に従って検出される。このように、フィンガタップジェスチャは、接触の特性強度が所定の強度閾値を満たさない場合であっても満たされるように構成されている、入力基準を満たし得る。明確性のために、タップジェスチャにおける指接触は、典型的には、フィンガダウンイベントが検出されるために、標準接触検出強度閾値を満たす必要がある。同閾値を下回ると、接触は検出されない。同様の分析が、スタイラス又は他の接触によるタップジェスチャの検出に適用される。デバイスがタッチ感知面の上方でホバリングする指又はスタイラスの接触を検出するように構成されている場合、標準接触検出強度閾値は、任意選択的に、指又はスタイラスとタッチ感知面との間の物理的な接触には対応しない。
【0130】
同じ概念を、他の種類のジェスチャに対して、類似する様式において適用する。例えば、スワイプジェスチャ、ピンチジェスチャ、デピンチジェスチャ、及び/又は長押しジェスチャは、ジェスチャに含まれる接触強度とは独立した基準の充足に基づいて、任意選択的に検出される。例えば、スワイプジェスチャは、1つ以上の接触の移動量に基づいて検出され、ピンチジェスチャは、互いに向かう2つ以上の接触の動きに基づいて検出され、デピンチジェスチャは、互いに離れる2つ以上の接触の動きに基づいて検出され、長押しジェスチャは、閾値移動量未満のタッチ感知面上での接触の持続時間に基づいて検出される。このため、ジェスチャ認識基準が、ジェスチャ中の接触が対応する強度閾値を下回る強度を有する場合に満たされるように構成される、という記述は、ジェスチャ認識閾値が、ジェスチャ中の接触(単数又は複数)が対応する強度閾値に達しない場合であっても満たされ得ることを意味する。ただし、この記述は、ジェスチャ認識閾値が、ジェスチャ中の接触のうちの1つ以上が対応する強度閾値に達するか又は超える状況において満たされることを排除しないことを理解されたい。例えば、タップジェスチャは、接触が所定の期間中において対応する強度閾値を上回るか又は下回るかどうかに関わらず、フィンガダウン及びフィンガアップイベントが所定の期間内で検出される場合に、検出されるように構成され、スワイプジェスチャは、接触が接触の動きの最後で対応する強度閾値を上回ったとしても、接触の動きが所定の大きさを超える場合、検出されるように構成されている。
【0131】
接触強度閾値、持続時間閾値及び移動閾値は、いくつかの状況では、同じ入力要素又は領域に向けられる2つ以上の異なるジェスチャを区別するためのヒューリスティクスを作成するために、様々な異なる組み合わせで組み合わせられ、これにより、同じ入力要素との複数の異なる対話双方向作用は、ユーザ対話及び応答のより高機能なセットを提供することができるようになる。ジェスチャ認識基準の特定のセットが、ジェスチャ中の接触が対応する強度閾値を下回る強度を有する場合に満たされるように構成されている、という記述は、他の強度依存性ジェスチャ認識基準の同時評価を排除せず、ジェスチャが対応する強度閾値を上回る強度の接触を含む場合に満たされる基準を有しない他のジェスチャを特定する。例えば、いくつかの状況では、第1のジェスチャのための第1のジェスチャ認識基準(同基準は、ジェスチャが対応する強度基準を下回る強度を有する場合に満たされるように構成されている)は、第2のジェスチャのための第2のジェスチャ認識基準(同基準は、ジェスチャが対応する強度閾値に達することに依存している)と競合関係にある。このような競合において、ジェスチャは、任意選択的に、第2のジェスチャのための第2のジェスチャ認識基準が最初に満たされると、第1のジェスチャのための第1のジェスチャ認識基準を満たすものとして認識されない。例えば、接触が所定の移動量だけ移動する前に接触が対応する強度閾値に達すると、スワイプジェスチャではなく、深い押圧ジェスチャが検出される。逆に、接触が対応する強度閾値に達する前に接触が所定の移動量だけ移動すると、深い押圧ジェスチャではなく、スワイプジェスチャが検出される。このような状況であっても、第1のジェスチャのための第1のジェスチャ認識基準は、依然として、ジェスチャ中の接触が対応する強度を下回る強度を有する場合でも満たされるように構成されており、これは、接触が、ジェスチャの最後まで対応する強度閾値を下回っている(例えば、対応する強度閾値を上回る強度にまで増大しない接触を有するスワイプジェスチャ)場合、ジェスチャが、第1のジェスチャ認識基準により、スワイプジェスチャとして認識されるであろうためである。このため、接触の強度が対応する強度閾値を下回り続ける場合に満たされるように構成されている特定のジェスチャ認識基準は、(A)いくつかの状況では、(例えば、タップジェスチャについての)強度閾値に関する接触強度を無視し、かつ/又は、(B)いくつかの状況では、依然として、特定のジェスチャ認識基準が(例えば、深い押圧ジェスチャと認識について競合する長押しジェスチャについての)入力に対応するジェスチャを認識する前に、(例えば、深い押圧ジェスチャについての)強度依存性ジェスチャ認識基準の競合セットが、入力を、強度依存性ジェスチャに対応するものとして認識する場合には、(例えば、長押しジェスチャについての)特定のジェスチャ認識基準が満たされないであろうという意味において、強度閾値に関する接触の強度に依存する。
【0132】
グラフィックモジュール132は、表示されるグラフィックの視覚的効果(例えば、輝度、透明度、彩度、コントラスト、又は他の視覚特性)を変更するための構成要素を含めた、タッチ感知ディスプレイシステム112又は他のディスプレイ上にグラフィックをレンダリングして表示するための、様々な既知のソフトウェア構成要素を含む。本明細書で使用されるとき、用語「グラフィック」は、ユーザに対して表示することができる任意のオブジェクトを含み、それらのオブジェクトとしては、テキスト、ウェブページ、アイコン(ソフトキーを含むユーザインターフェースオブジェクトなど)、デジタル画像、ビデオ、アニメーションなどが挙げられるが、これらに限定されない。
【0133】
いくつかの実施形態では、グラフィックモジュール132は、使用されるグラフィックを表すデータを記憶する。各グラフィックには、対応するコードが、任意選択的に割り当てられる。グラフィックモジュール132は、アプリケーションなどから、必要に応じて、座標データ及び他のグラフィック特性データと共に表示されることとなるグラフィックを指定する1つ以上のコードを受信し、次いで、スクリーンの画像データを生成して、ディスプレイコントローラ156に出力する。
【0134】
触覚フィードバックモジュール133は、デバイス100とのユーザ対話に応じて、デバイス100上の1つ以上の位置で触知出力を生成するために、触知出力生成器(単数又は複数)167によって使用される命令を生成するための、様々なソフトウェア構成要素を含む。
【0135】
テキスト入力モジュール134は、任意選択的に、グラフィックモジュール132の構成要素であり、様々なアプリケーション(例えば、連絡先137、電子メール140、IM141、ブラウザ147、及びテキスト入力を必要とする任意の他のアプリケーション)でテキストを入力するための、ソフトキーボードを提供する。
【0136】
GPSモジュール135は、デバイスの位置を判断し、この情報を様々なアプリケーションで使用するために(例えば、ロケーションベースダイヤル発呼で使用するために電話138へ、写真/ビデオのメタデータとしてカメラ143へ、並びに気象ウィジェット、地域のイエローページウィジェット、及び地図/ナビゲーションウィジェットなどのロケーションベースのサービスを提供するアプリケーションへ)提供する。
【0137】
アプリケーション136は、以下のモジュール(又は命令のセット)、又はそれらのサブセット若しくはスーパーセットを任意選択的に含む。
●連絡先モジュール137(アドレス帳又は連絡先リストと呼ぶ場合もある)、
●電話モジュール138、
●テレビ会議モジュール139、
●電子メールクライアントモジュール140、
●インスタントメッセージング(IM)モジュール141、
●トレーニングサポートモジュール142、
●静止画像及び/又はビデオ画像用のカメラモジュール143、
●画像管理モジュール144、
●ブラウザモジュール147、
●カレンダーモジュール148、
●気象ウィジェット149−1、株式ウィジェット149−2、計算機ウィジェット149−3、アラーム時計ウィジェット149−4、辞書ウィジェット149−5、及びユーザによって取得された他のウィジェット、並びにユーザ作成ウィジェット149−6のうちの1つ以上を任意選択的に含む、ウィジェットモジュール149、
●ユーザ作成ウィジェット149−6を作成するためのウィジェットクリエータモジュール150、
●検索モジュール151、
●ビデオプレーヤモジュール及び音楽プレーヤモジュールから任意選択的に構成される、ビデオ及び音楽プレーヤモジュール152、
●メモモジュール153、
●地図モジュール154、及び/又は
●オンラインビデオモジュール155。
【0138】
任意選択的にメモリ102内に記憶される他のアプリケーション136の例としては、他のワードプロセッシングアプリケーション、他の画像編集アプリケーション、描画アプリケーション、プレゼンテーションアプリケーション、JAVA(登録商標)対応アプリケーション、暗号化、デジタル著作権管理、音声認識、及び音声複製が挙げられる。
【0139】
タッチ感知ディスプレイシステム112、ディスプレイコントローラ156、接触モジュール130、グラフィックモジュール132、及びテキスト入力モジュール134と連携して、連絡先モジュール137は、(例えば、メモリ102又はメモリ370内の連絡先モジュール137のアプリケーション内部状態192に記憶される)アドレス帳又は連絡先リストを管理するための実行可能命令を含み、それには、アドレス帳に名前(単数又は複数)を加えること、アドレス帳から名前(単数又は複数)を削除すること、電話番号(単数又は複数)、電子メールアドレス(単数又は複数)、住所(単数又は複数)、又は他の情報を名前と関連付けること、画像を名前と関連付けること、名前を分類して並べ替えること、電話番号及び/又は電子メールアドレスを提供して、電話138、テレビ会議139、電子メール140、若しくはIM141による通信を開始する及び/又は容易にすること、などが含まれる。
【0140】
RF回路108、オーディオ回路110、スピーカ111、マイクロフォン113、タッチ感知ディスプレイシステム112、ディスプレイコントローラ156、接触モジュール130、グラフィックモジュール132、及びテキスト入力モジュール134と連携して、電話モジュール138は、電話番号に対応する一連の文字を入力し、アドレス帳137内の1つ以上の電話番号にアクセスし、入力されている電話番号を修正し、それぞれの電話番号をダイヤルし、会話を実行し、会話が完了した際に接続を切るか又は電話を切るための実行可能命令を含む。上述のように、無線通信は、複数の通信規格、プロトコル及び技術のうちのいずれかを任意選択的に使用する。
【0141】
RF回路108、オーディオ回路110、スピーカ111、マイクロフォン113、タッチ感知ディスプレイシステム112、ディスプレイコントローラ156、光センサ(単数又は複数)164、光センサコントローラ158、接触モジュール130、グラフィックモジュール132、テキスト入力モジュール134、連絡先リスト137、及び電話モジュール138と連携して、テレビ会議モジュール139は、ユーザの指示に従って、ユーザと1人以上の他の参加者との間のテレビ会議を開始し、行い、終了するための実行可能命令を含む。
【0142】
RF回路108、タッチ感知ディスプレイシステム112、ディスプレイコントローラ156、接触モジュール130、グラフィックモジュール132、及びテキスト入力モジュール134と連携して、電子メールクライアントモジュール140は、ユーザの指示に応じて、電子メールを作成し、送信し、受信し、管理するための実行可能命令を含む。画像管理モジュール144と連携して、電子メールクライアントモジュール140は、カメラモジュール143で撮影された静止画像又はビデオ画像を含む電子メールを作成及び送信することを非常に容易にする。
【0143】
RF回路108、タッチ感知ディスプレイシステム112、ディスプレイコントローラ156、接触モジュール130、グラフィックモジュール132、及びテキスト入力モジュール134と連携して、インスタントメッセージングモジュール141は、インスタントメッセージと対応する文字列を入力し、入力済みの文字を修正し、(例えば、電話ベースのインスタントメッセージのためのショートメッセージサービス(SMS)若しくはマルチメディアメッセージサービス(Multimedia Message Service)(MMS)プロトコルを使用して、又はインターネットベースのインスタントメッセージのためのXMPP、SIMPLE、Apple Push Notification Service(APNs)、若しくはIMPSを使用して)各インスタントメッセージを送信し、インスタントメッセージを受信し、受信したインスタントメッセージを見るための実行可能命令を含む。いくつかの実施形態では、送信及び/又は受信したインスタントメッセージは、MMS及び/又は拡張メッセージングサービス(Enhanced Messaging Service)(EMS)でサポートされるような、グラフィック、写真、オーディオファイル、ビデオファイル、及び/又は他の添付を任意選択的に含む。本明細書で使用されるとき、「インスタントメッセージング」とは、電話ベースのメッセージ(例えば、SMS又はMMSを使用して送信されたメッセージ)及びインターネットベースのメッセージ(例えば、XMPP、SIMPLE、APNs又はIMPSを使用して送信されたメッセージ)の両方を指す。
【0144】
RF回路108、タッチ感知ディスプレイシステム112、ディスプレイコントローラ156、接触モジュール130、グラフィックモジュール132、テキスト入力モジュール134、GPSモジュール135、地図モジュール154、及び音楽プレーヤモジュール146と連携して、トレーニングサポートモジュール142は、(例えば、時間、距離及び/又はカロリー消費目標を含む)トレーニングを作成し、(スポーツデバイス及びスマートウォッチ内の)トレーニングセンサと通信し、トレーニングセンサデータを受信し、トレーニングをモニタするために使用されるセンサを較正し、トレーニング用の音楽を選択して再生し、かつ、トレーニングデータを表示、記憶、送信するための実行可能命令を含む。
【0145】
タッチ感知ディスプレイシステム112、ディスプレイコントローラ156、光センサ(単数又は複数)164、光センサコントローラ158、接触モジュール130、グラフィックモジュール132、及び画像管理モジュール144と連携して、カメラモジュール143は、静止画像若しくはビデオ(ビデオストリームを含む)をキャプチャして、それらをメモリ102に記憶し、静止画像若しくはビデオの特性を修正し、かつ/又はメモリ102から静止画像若しくはビデオを削除するための実行可能命令を含む。
【0146】
タッチ感知ディスプレイシステム112、ディスプレイコントローラ156、接触モジュール130、グラフィクモジュール132、テキスト入力モジュール134、及びカメラモジュール143と連携して、画像管理モジュール144は、静止画像及び/又はビデオ画像を、配置し、修正し(例えば、編集し)、又は別の方法で操作し、ラベル付けし、削除し、(例えば、デジタルスライドショー又はアルバム内で)提示し、かつ、記憶するための実行可能命令を含む。
【0147】
RF回路108、タッチ感知ディスプレイシステム112、ディスプレイシステムコントローラ156、接触モジュール130、グラフィックモジュール132、及びテキスト入力モジュール134と連携して、ブラウザモジュール147は、ウェブページ又はそれらの一部、並びにウェブページにリンクされた添付及び他のファイルを検索し、リンク付けし、受信し、表示することを含む、ユーザの指示に従ってインターネットをブラウズするための実行可能命令を含む。
【0148】
RF回路108、タッチ感知ディスプレイシステム112、ディスプレイシステムコントローラ156、接触モジュール130、グラフィックモジュール132、テキスト入力モジュール134、電子メールクライアントモジュール140、及びブラウザモジュール147と連携して、カレンダーモジュール148は、ユーザの指示に従い、カレンダー及びカレンダーに関連付けられたデータ(例えば、カレンダー項目、すべきことのリストなど)を作成、表示、変更、かつ記憶するための実行可能命令を含む。
【0149】
RF回路108、タッチ感知ディスプレイシステム112、ディスプレイシステムコントローラ156、接触モジュール130、グラフィックモジュール132、テキスト入力モジュール134、及びブラウザモジュール147と連携して、ウィジェットモジュール149は、任意選択的に、ユーザによってダウンロードされ、使用されるミニアプリケーション(例えば、気象ウィジェット149−1、株式ウィジェット149−2、計算機ウィジェット149−3、アラーム時計ウィジェット149−4、及び辞書ウィジェット149−5)、又はユーザによって作成されるミニアプリケーション(例えば、ユーザ作成ウィジェット149−6)である。いくつかの実施形態では、ウィジェットは、HTML(Hypertext Markup Language)(ハイパーテキストマークアップ言語)ファイル、CSS(Cascading Style Sheets)(カスケーディングスタイルシート)ファイル、及びJavaScript(登録商標)ファイルを含む。いくつかの実施形態では、ウィジェットは、XML(拡張可能マークアップ言語)ファイル及びJavaScriptファイル(例えば、Yahoo!(登録商標)ウィジェット)を含む。
【0150】
RF回路108、タッチ感知ディスプレイシステム112、ディスプレイシステムコントローラ156、接触モジュール130、グラフィックモジュール132、テキスト入力モジュール134、及びブラウザモジュール147と連携して、ウィジェットクリエータモジュール150は、ウィジェットを作成する(例えば、ウェブページのユーザ指定部分をウィジェットに変える)ための実行可能命令を含む。
【0151】
タッチ感知ディスプレイシステム112、ディスプレイシステムコントローラ156、接触モジュール130、グラフィクモジュール132、及びテキスト入力モジュール134と連携して、検索モジュール151は、ユーザの指示に従い、1つ以上の検索基準(例えば、1つ以上のユーザ指定の検索語句)と一致する、メモリ102内のテキスト、音楽、音、画像、ビデオ、及び/又は他のファイルを検索するための実行可能命令を含む。
【0152】
タッチ感知ディスプレイシステム112、ディスプレイシステムコントローラ156、接触モジュール130、グラフィクモジュール132、オーディオ回路110、スピーカ111、RF回路108、及びブラウザモジュール147と連携して、ビデオ及び音楽プレーヤモジュール152は、MP3又はAACファイルなどの1つ以上のファイル形式で記憶された録音済みの音楽又は他のサウンドファイルをユーザがダウンロード及び再生できるようにするための実行可能命令、並びにビデオを(例えば、タッチ感知ディスプレイシステム112上に又は無線で若しくは外部ポート124を介して接続された外部ディスプレイ上に)表示、提示、又は別の方法で再生するための実行可能命令を含む。いくつかの実施形態では、デバイス100は、iPod(Apple Inc.の商標)などのMP3プレーヤの機能を任意選択的に備える。
【0153】
タッチ感知ディスプレイシステム112、ディスプレイコントローラ156、接触モジュール130、グラフィックモジュール132、及びテキスト入力モジュール134と連携して、メモモジュール153は、ユーザの指示に従って、メモ、すべきことのリストなどを作成及び管理するための実行可能命令を含む。
【0154】
RF回路108、タッチ感知ディスプレイシステム112、ディスプレイシステムコントローラ156、接触モジュール130、グラフィックモジュール132、テキスト入力モジュール134、GPSモジュール135、及びブラウザモジュール147と連携して、地図モジュール154は、ユーザの指示に従って、地図及び地図に関連付けられたデータ(例えば、運転方向、特定の場所若しくはその付近の店舗及び関心対象の他の地点についてのデータ、並びに場所に基づく他のデータ)を受信し、表示し、修正し、記憶するための実行可能命令を含む。
【0155】
タッチ感知ディスプレイシステム112、ディスプレイシステムコントローラ156、接触モジュール130、グラフィックモジュール132、オーディオ回路110、スピーカ111、RF回路108、テキスト入力モジュール134、電子メールクライアントモジュール140、及びブラウザモジュール147と連携して、オンラインビデオモジュール155は、ユーザが、H.264などの1つ以上のファイル形式のオンラインビデオにアクセスし、ブラウズし、(例えば、ストリーミング及び/又はダウンロードにより)受信し、(例えば、タッチスクリーン112上で又は無線若しくは外部ポート124を介して接続された外部ディスプレイ上で)再生し、特定のオンライビデオへのリンクを含む電子メールを送信し、かつ、他の方法で管理するのを可能にするための実行可能命令を含む。いくつかの実施形態では、特定のオンラインビデオへのリンクを送信するために、電子メールクライアントモジュール140ではなく、インスタントメッセージングモジュール141が使用される。
【0156】
上で特定されたモジュール及びアプリケーションのそれぞれは、1つ以上の上記の機能及び本出願に記載の方法(例えば、本明細書に記載の、コンピュータにより実行される方法及び他の情報処理方法)を実行するための実行可能な命令セットに対応する。これらのモジュール(すなわち、命令セット)は、別個のソフトウェアプログラム、手順、又はモジュールとして実装される必要はなく、したがって、これらのモジュールの様々なサブセットは、様々な実施形態において、任意選択的に、組み合わされるか又は別の方法で再配置される。いくつかの実施形態では、メモリ102は、上で特定されたモジュール及びデータ構造のサブセットを任意選択的に記憶する。更に、メモリ102は、上述されていない追加のモジュール及びデータ構造を任意選択的に記憶する。
【0157】
いくつかの実施形態では、デバイス100は、デバイス上の機能の既定のセットの動作が排他的にタッチスクリーン及び/又はタッチパッドを介して実行されるデバイスである。デバイス100の動作のための主要入力制御デバイスとしてタッチスクリーン及び/又はタッチパッドを使用することにより、デバイス100上の物理的な入力制御デバイス(プッシュボタン、ダイヤル、など)の数を任意選択的に低減する。
【0158】
排他的にタッチスクリーン及び/又はタッチパッドを介して実行される、機能の既定のセットは、ユーザインターフェース間のナビゲーションを任意選択的に含む。いくつかの実施形態では、タッチパッドは、ユーザによってタッチされると、デバイス100上に表示されている任意のユーザインターフェースから、メインメニュー、ホームメニュー、又はルートメニューへデバイス100をナビゲートする。かかる実施形態では、「メニューボタン」はタッチパッドを用いて実装される。いくつかの他の実施形態では、メニューボタンは、タッチパッドの代わりに、物理プッシュボタン又は他の物理入力制御デバイスである。
【0159】
図1Bは、いくつかの実施形態に係る、イベント処理のための例示的な構成要素を示すブロック図である。いくつかの実施形態では、メモリ102(
図1A)又はメモリ370(
図3)は、イベントソート部170(例えば、オペレーティングシステム126内)及び対応するアプリケーション136−1(例えば、上述のアプリケーション136、137〜155、及び380〜390のうちいずれか)を含む。
【0160】
イベントソート部170は、イベント情報を受信し、イベント情報を配信するアプリケーション136−1及びアプリケーション136−1のアプリケーションビュー191を決定する。イベントソート部170は、イベントモニタ171及びイベントディスパッチャモジュール174を含む。いくつかの実施形態では、アプリケーション136−1は、アプリケーションがアクティブ又は実行中のとき、タッチ感知ディスプレイシステム112上に表示される現在のアプリケーションビュー(単数又は複数)を示す、アプリケーション内部状態192を含む。いくつかの実施形態では、デバイス/グローバル内部状態157は、いずれのアプリケーション(単数又は複数)が現在アクティブであるかを判定するために、イベントソート部170によって使用され、アプリケーション内部状態192は、イベント情報を配信するアプリケーションビュー191を決定するために、イベントソート部170によって使用される。
【0161】
いくつかの実施形態では、アプリケーション内部状態192は、アプリケーション136−1が実行を再開する際に使用される再開情報、アプリケーション136−1によって情報が表示されているか又は表示の準備が整っていることを示すユーザインターフェース状態情報、ユーザがアプリケーション136−1の以前の状態又はビューに戻ることを可能にするための状態待ち行列、及びユーザが以前に行ったアクションのリドゥ/アンドゥ待ち行列、のうちの1つ以上などの更なる情報を含む。
【0162】
イベントモニタ171は、周辺機器インターフェース118からイベント情報を受信する。イベント情報は、サブイベント(例えば、マルチタッチジェスチャの一部としての、タッチ感知ディスプレイシステム112上でのユーザのタッチ)についての情報を含む。周辺機器インターフェース118は、I/Oサブシステム106、又は近接センサ166、加速度計(単数又は複数)168、及び/若しくは(オーディオ回路110を介する)マイクロフォン113などのセンサから受信する情報を送信する。周辺機器インターフェース118がI/Oサブシステム106から受信する情報は、タッチ感知ディスプレイシステム112又はタッチ感知面からの情報を含む。
【0163】
いくつかの実施形態では、イベントモニタ171は、所定の間隔で周辺機器インターフェース118に要求を送信する。これに応じて、周辺機器インターフェース118は、イベント情報を送信する。他の実施形態では、周辺機器インターフェース118は、重要なイベント(例えば、所定のノイズ閾値を上回り、かつ/又は所定の持続時間を超えた入力を受信すること)が存在する場合にのみ、イベント情報を送信する。
【0164】
いくつかの実施形態では、イベントソート部170はまた、ヒットビュー判定モジュール172及び/又はアクティブイベント認識部判定モジュール173も含む。
【0165】
ヒットビュー判定モジュール172は、タッチ感知ディスプレイシステム112が1つより多くのビューを表示した際に、1つ以上のビュー内のどこにおいてサブイベントが発生したかを判定するためのソフトウェア手順を提供する。ビューは、ユーザがディスプレイ上で見ることが可能な、コントロール及び他の要素で構成されている。
【0166】
アプリケーションに関連付けられたユーザインターフェースの別の態様は、本明細書では、アプリケーションビュー又はユーザインターフェースウィンドウと呼ばれる場合があるビューのセットであり、それらの中で情報が表示され、タッチに基づくジェスチャが生じる。タッチが検出される(対応するアプリケーションの)アプリケーションビューは、アプリケーションのプログラム階層又はビュー階層内のプログラムレベルに任意選択的に対応する。例えば、タッチが検出される最低レベルのビューは、任意選択的に、ヒットビューと呼ばれ、適切な入力として認識されるイベントのセットは、タッチに基づくジェスチャを開始する最初のタッチのヒットビューに少なくとも部分的に基づいて、任意選択的に判定される。
【0167】
ヒットビュー判定モジュール172は、タッチに基づくジェスチャのサブイベントに関連する情報を受信する。アプリケーションが、階層として編成された複数のビューを有する場合、ヒットビュー判定モジュール172は、サブイベントを処理すべき階層内の最下位のビューとしての、ヒットビューを特定する。ほとんどの状況では、ヒットビューは、起因となるサブイベント(すなわち、イベント又は潜在的なイベントを形成するサブイベントのシーケンスにおける最初のサブイベント)が発生する最低レベルのビューである。ヒットビューがヒットビュー判定モジュールによって特定されると、ヒットビューは、典型的には、それがヒットビューとして特定された、同じタッチ又は入力ソースに関連するすべてのサブイベントを受信する。
【0168】
アクティブイベント認識部判定モジュール173は、ビュー階層内のどのビュー(単数又は複数)がサブイベントの特定のシーケンスを受信すべきかを判定する。いくつかの実施形態では、アクティブイベント認識部判定モジュール173は、ヒットビューのみがサブイベントの特定のシーケンスを受信すべきであると判定する。他の実施形態では、アクティブイベント認識部判定モジュール173は、サブイベントの物理位置を含むすべてのビューが、アクティブに関わっているビューであると判定し、したがって、すべてのアクティブに関わっているビューが、サブイベントの特定のシーケンスを受信すべきであると判定する。他の実施形態では、タッチサブイベントがある特定のビューに関連付けられた領域に完全に限定されたとしても、階層の上位のビューは、依然としてアクティブに関わっているビューであり続ける。
【0169】
イベントディスパッチャモジュール174は、イベント情報をイベント認識部(例えば、イベント認識部180)に送信する。アクティブイベント認識部判定モジュール173を含む実施形態では、イベントディスパッチャモジュール174は、アクティブイベント認識部判定モジュール173により判定されたイベント認識部にイベント情報を配信する。いくつかの実施形態では、イベントディスパッチャモジュール174は、対応するイベント受信部モジュール182により取得されるイベント情報を、イベント待ち行列内に記憶する。
【0170】
いくつかの実施形態では、オペレーティングシステム126は、イベントソート部170を含む。あるいは、アプリケーション136−1はイベントソート部170を含む。更に他の実施形態では、イベントソート部170は、独立型のモジュール、又は接触/動きモジュール130などの、メモリ102に記憶された別のモジュールの一部である。
【0171】
いくつかの実施形態では、アプリケーション136−1は、それぞれがアプリケーションのユーザインターフェースの対応するビュー内で発生するタッチイベントを処理する命令を含む、複数のイベント処理部190及び1つ以上のアプリケーションビュー191を含む。アプリケーション136−1の各アプリケーションビュー191は、1つ以上のイベント認識部180を含む。通常、各アプリケーションビュー191は、複数のイベント認識部180を含む。他の実施形態では、イベント認識部180のうちの1つ以上は、ユーザインターフェースキット(図示せず)又はアプリケーション136−1が方法及び他の特性を継承する上位レベルのオブジェクトなどの、別個のモジュールの一部である。いくつかの実施形態では、各イベント処理部190は、データ更新部176、オブジェクト更新部177、GUI更新部178、及び/又はイベントソート部170から受信したイベントデータ179、のうちの1つ以上を含む。イベント処理部190は、アプリケーション内部状態192を更新するために、データ更新部176、オブジェクト更新部177、又はGUI更新部178を任意選択的に、利用するか又は呼び出す。あるいは、アプリケーションビュー191のうちの1つ以上は、1つ以上の対応するイベント処理部190を含む。また、いくつかの実施形態では、データ更新部176、オブジェクト更新部177、及びGUI更新部178のうちの1つ以上は、対応するアプリケーションビュー191に含まれる。
【0172】
各イベント認識部180は、イベントソート部170からイベント情報(例えば、イベントデータ179)を受信して、そのイベント情報からイベントを特定する。イベント認識部180は、イベント受信部182及びイベント比較部184を含む。いくつかの実施形態では、イベント認識部180はまた、メタデータ183及び(サブイベント配信命令を任意選択的に含む)イベント配信命令188の、少なくともサブセットも含む。
【0173】
イベント受信部182は、イベントソート部170からイベント情報を受信する。イベント情報は、サブイベントについての情報、例えば、タッチ又はタッチの移動についての情報を含む。サブイベントによっては、イベント情報はまた、サブイベントの場所などの更なる情報も含む。サブイベントが、タッチの動きに関わるとき、イベント情報はまた、サブイベントの速さ及び方向も任意選択的に含む。いくつかの実施形態では、イベントは、1つの向きから別の向きへの(例えば、縦向きから横向きへの、又はその逆の)デバイスの回転を含み、イベント情報は、デバイスの現在の向き(デバイスの姿勢とも呼ばれる)についての対応する情報を含む。
【0174】
イベント比較部184は、イベント情報を既定のイベント又はサブイベントの定義と比較し、その比較に基づいて、イベント又はサブイベントを判定する、あるいはイベント又はサブイベントの状態を判定又は更新する。いくつかの実施形態では、イベント比較部184は、イベント定義186を含む。イベント定義186は、例えば、イベント1(187−1)、イベント2(187−2)などの、イベントの定義(例えば、サブイベントの既定のシーケンス)を含む。いくつかの実施形態では、イベント187内のサブイベントは、例えば、タッチ開始、タッチ終了、タッチの移動、タッチの中止、及び複数のタッチを含む。ある実施例では、イベント1(187−1)の定義は、表示されたオブジェクト上のダブルタップである。ダブルタップは、例えば、表示されたオブジェクト上の所定の段階についての第1のタッチ(タッチ開始)、所定の段階についての第1のリフトオフ(タッチ終了)、表示されたオブジェクト上の所定の段階についての第2のタッチ(タッチ開始)、及び所定の段階についての第2のリフトオフ(タッチ終了)を含む。別の実施例では、イベント2(187−2)の定義は、表示されたオブジェクト上でのドラッグである。ドラッグは、例えば、表示されたオブジェクト上の所定の段階についてのタッチ(又は接触)、タッチ感知ディスプレイシステム112にわたるタッチの移動、及びタッチのリフトオフ(タッチ終了)を含む。いくつかの実施形態では、イベントはまた、1つ以上の関連付けられたイベント処理部190に関する情報も含む。
【0175】
いくつかの実施形態では、イベント定義187は、各ユーザインターフェースオブジェクトに関するイベントの定義を含む。いくつかの実施形態では、イベント比較部184は、サブイベントに関連付けられたユーザインターフェースオブジェクトを判定するヒットテストを実行する。例えば、3つのユーザインターフェースオブジェクトがタッチ感知ディスプレイシステム112上に表示されるアプリケーションビューにおいて、タッチ感知ディスプレイシステム112上でタッチが検出されると、イベント比較部184は、3つのユーザインターフェースオブジェクトのうちのどれがタッチ(サブイベント)に関連付けられているかを判定するためのヒットテストを行う。表示された各オブジェクトが、対応するイベント処理部190と関連付けられている場合、イベント比較部は、ヒットテストの結果を使用して、どのイベント処理部190を作動させるべきかを判定する。例えば、イベント比較部184は、サブイベント及びヒットテストのトリガとなるオブジェクトと関連付けられたイベント処理部を選択する。
【0176】
いくつかの実施形態では、各イベント187に関する定義はまた、サブイベントのシーケンスがイベント認識部のイベントタイプに対応するか否かが判定されるまで、イベント情報の送付を遅延させる、遅延アクションも含む。
【0177】
それぞれのイベント認識部180が、一連のサブイベントがイベント定義186のイベントのいずれとも一致しないと判定した場合、それぞれのイベント認識部180は、イベント不可能、イベント失敗、又はイベント終了の状態に入り、その後は、タッチに基づくジェスチャの次のサブイベントを無視する。この状況では、ヒットビューに関してアクティブのまま維持される他のイベント認識部があれば、進行中のタッチに基づくジェスチャのサブイベントを、引き続き追跡及び処理する。
【0178】
いくつかの実施形態では、それぞれのイベント認識部180は、構成変更可能なプロパティ、フラグ、及び/又はイベント配信システムがアクティブに関わっているイベント認識部にどのようにサブイベント配信を実行するかについて示すリストを有するメタデータ183を含む。いくつかの実施形態では、メタデータ183は、構成可能なプロパティ、フラグ、及び/又はイベント認識部が互いにどのように対話するか、若しくは対話し得るかについて示すリストを含む。いくつかの実施形態では、メタデータ183は、構成変更可能なプロパティ、フラグ、及び/又はサブイベントがビュー階層又はプログラム階層内の様々なレベルに配信されるか否かを示すリストを含む。
【0179】
いくつかの実施形態では、それぞれのイベント認識部180は、イベントの1つ以上の特定のサブイベントが認識されたときに、イベントに関連付けられたイベント処理部190を作動させる。いくつかの実施形態では、それぞれのイベント認識部180は、イベントに関連付けられたイベント情報をイベント処理部190に配信する。イベント処理部190を作動させることは、対応するヒットビューにサブイベントを送信(及び送信を延期)することとは別である。いくつかの実施形態では、イベント認識部180は、認識されたイベントに関連付けられたフラグをスローし、フラグに関連付けられたイベント処理部190は、フラグをキャッチし、既定の処理を実行する。
【0180】
いくつかの実施形態では、イベント配信命令188は、イベント処理部を作動させることなくサブイベントについてのイベント情報を配信するサブイベント配信命令を含む。その代わりに、サブイベント配信命令は、一連のサブイベント又はアクティブに関わっているビューに関連付けられたイベント処理部にイベント情報を配信する。一連のサブイベント又はアクティブに関わっているビューに関連付けられたイベント処理部は、イベント情報を受信し、所定の処理を実行する。
【0181】
いくつかの実施形態では、データ更新部176は、アプリケーション136−1で使用されるデータを作成し、更新する。例えば、データ更新部176は、連絡先モジュール137で使用される電話番号を更新するか、又は、ビデオプレーヤモジュール145で使用されるビデオファイルを記憶する。いくつかの実施形態では、オブジェクト更新部177は、アプリケーション136−1で使用されるオブジェクトを作成し、更新する。例えば、オブジェクト更新部177は、新しいユーザインターフェースオブジェクトを作成するか、又は、ユーザインターフェースオブジェクトの位置を更新する。GUI更新部178は、GUIを更新する。例えば、GUI更新部178は、表示情報を準備し、タッチ感知ディスプレイ上に表示するために、表示情報をグラフィックモジュール132に送信する。
【0182】
いくつかの実施形態では、イベント処理部(単数又は複数)190は、データ更新部176、オブジェクト更新部177、及びGUI更新部178を含むか、又は、それらにアクセスすることができる。いくつかの実施形態では、データ更新部176、オブジェクト更新部177、及びGUI更新部178は、対応するアプリケーション136−1又はアプリケーションビュー191の単一モジュールに含まれる。他の実施形態では、それらは、2つ以上のソフトウェアモジュールに含まれる。
【0183】
タッチ感知ディスプレイ上のユーザのタッチのイベント処理に関する前述の説明はまた、入力デバイスを用いて多機能デバイス100を動作させるための他の形態のユーザ入力にも適用されるが、そのすべてがタッチスクリーン上で開始されるわけではないことを理解されたい。例えば、単一又は複数のキーボードの押下又は保持に任意選択的に合わせたマウスの移動及びマウスボタンの押下、タッチパッド上でのタップ、ドラッグ、スクロールなどの接触移動、ペンスタイラス入力、デバイスの移動、口頭による指示、検出された眼球運動、バイオメトリック入力、及び/又はこれらの任意の組み合わせが、認識対象のイベントを定義するサブイベントに対応する入力として任意選択的に利用される。
【0184】
図2は、いくつかの実施形態に係る、タッチスクリーン(例えば、
図1Aのタッチ感知ディスプレイシステム112)を備えるポータブル多機能デバイス100を示す。タッチスクリーンは、ユーザインターフェース(user interface)(UI)200内に、1つ以上のグラフィックを任意選択的に表示する。本実施形態、並びに後述する他の実施形態では、ユーザは、例えば、1本以上の指202(図には、正確な縮尺率では描かれていない)又は1つ以上のスタイラス203(図には、正確な縮尺率では描かれていない)を用いて、グラフィック上でジェスチャを行うことにより、グラフィックのうちの1つ以上を選択することができる。いくつかの実施形態では、ユーザが1つ以上のグラフィックとの接触を断った際に、その1つ以上のグラフィックの選択が生じる。いくつかの実施形態では、ジェスチャは、1回以上のタップ、1回以上のスワイプ(左から右へ、右から左へ、上方向へ及び/又は下方向へ)、並びに/又は、デバイス100と接触した指のローリング(右から左へ、左から右へ、上方向へ及び/若しくは下方向へ)を任意選択的に含む。いくつかの実装又は状況では、グラフィックとの不測の接触は、そのグラフィックを選択するものではない。例えば、選択に対応するジェスチャがタップである場合、アプリケーションアイコンの上をスイープするスワイプジェスチャは、対応するアプリケーションを任意選択的に選択しない。
【0185】
デバイス100はまた、「ホーム」又はメニューボタン204などの、1つ以上の物理ボタンを任意選択的に含む。前述のように、メニューボタン204は、デバイス100上で任意選択的に実行される、アプリケーションのセット内の任意のアプリケーション136へのナビゲーションに、任意選択的に使用される。あるいは、いくつかの実施形態では、メニューボタンは、タッチスクリーンディスプレイに表示されたGUIにおけるソフトキーとして実装されている。
【0186】
いくつかの実施形態では、デバイス100は、タッチスクリーンディスプレイ、メニューボタン204、デバイスの電源をオン/オフし、かつデバイスをロックするためのプッシュボタン206、音量調整ボタン(単数又は複数)208、加入者識別モジュール(SIM)カードスロット210、ヘッドセットジャック212、及びドッキング/充電用外部ポート124を含む。プッシュボタン206は、ボタンを押し下げて、既定時間にわたってボタンを押し下げた状態で保持することによってデバイス上の電源をオン/オフするため、ボタンを押し下げて、既定時間が経過する前にボタンを解放することによってデバイスをロックするため、かつ/又は、デバイスのロック解除、若しくは、ロック解除処理を開始するために、任意選択的に使用される。いくつかの実施形態では、デバイス100はまた、マイクロフォン113を通して、一部の機能を有効にするか又は無効にするための口頭入力を受け付ける。デバイス100はまた、タッチ感知ディスプレイシステム112上の接触の強度を検出するための1つ以上の接触強度センサ165、及び/又は、デバイス100のユーザに対する触知出力を生成するための1つ以上の触知出力生成器167を任意選択的に含む。
【0187】
図3は、いくつかの実施形態に係る、ディスプレイ及びタッチ感知面を備える例示的な多機能デバイスのブロック図である。デバイス300は、ポータブル型である必要はない。いくつかの実施形態では、デバイス300は、ラップトップコンピュータ、デスクトップコンピュータ、タブレットコンピュータ、マルチメディア再生デバイス、ナビゲーションデバイス、教育的デバイス(子供の学習玩具など)、ゲームシステム、又は制御デバイス(例えば、家庭用又は業務用コントローラ)である。デバイス300は、典型的には、1つ以上の処理ユニット(CPU)310と、1つ以上のネットワーク又は他の通信インターフェース360と、メモリ370と、これらの構成要素を相互接続するための1つ以上の通信バス320と、を含む。通信バス320は、システム構成要素間の通信を相互接続し、制御する回路(チップセットと呼ばれることがある)を任意選択的に含む。デバイス300は、典型的にはタッチスクリーンディスプレイであるディスプレイ340を含む、入出力(I/O)インターフェース330を備える。I/Oインターフェース330はまた、キーボード及び/又はマウス(又は他のポインティングデバイス)350並びにタッチパッド355、デバイス300上に触知出力を生成するための(例えば、
図1Aを参照して上述された触知出力生成器(単数又は複数)167と同様の)触知出力生成器357、センサ359(例えば、光センサ、加速度センサ、近接センサ、タッチ感知センサ、及び/又は
図1Aを参照して上述された接触強度センサ(単数又は複数)165と同様の接触強度センサ)を任意選択的に含む。メモリ370は、DRAM、SRAM、DDR RAM、又は他のランダムアクセスソリッドステートメモリデバイスなどの、高速ランダムアクセスメモリを含み、また任意選択的に、1つ以上の磁気ディスク記憶デバイス、光ディスク記憶デバイス、フラッシュメモリデバイス、又は他の不揮発性ソリッドステート記憶デバイスなどの、不揮発性メモリを含む。メモリ370は、CPU(単数又は複数)310から離れて位置する1つ以上の記憶デバイスを任意選択的に含む。いくつかの実施形態では、メモリ370は、ポータブル多機能デバイス100(
図1A)のメモリ102に記憶されたプログラム、モジュール、及びデータ構造に類似するプログラム、モジュール、及びデータ構造、又はそれらのサブセットを記憶する。更に、メモリ370は、ポータブル多機能デバイス100のメモリ102に存在しない追加のプログラム、モジュール、及びデータ構造を任意選択的に記憶する。例えば、デバイス300のメモリ370は、描画モジュール380、プレゼンテーションモジュール382、ワードプロセッシングモジュール384、ウェブサイト作成モジュール386、ディスクオーサリングモジュール388、及び/又はスプレッドシートモジュール390を任意選択的に記憶するが、ポータブル多機能デバイス100(
図1A)のメモリ102は、これらのモジュールを任意選択的に記憶しない。
【0188】
上で特定された
図3の要素のそれぞれは、上述のメモリデバイスのうちの1つ以上に任意選択的に記憶される。上で特定されたモジュールのそれぞれは、上述した機能を実行する命令セットに対応する。上で特定されたモジュール又はプログラム(すなわち、命令セット)は、別個のソフトウェアプログラム、手順又はモジュールとして実装される必要はなく、したがって、様々な実施形態において、これらのモジュールの様々なサブセットが、任意選択的に、組み合わされるか、又は、別の方法で再配置される。いくつかの実施形態では、メモリ370は、上で特定されたモジュール及びデータ構造のサブセットを、任意選択的に記憶する。更に、メモリ370は、上述されていない追加のモジュール及びデータ構造を任意選択的に記憶する。
【0189】
ここで、ポータブル多機能デバイス100上に任意選択的に実装される、ユーザインターフェース(「UI」)の実施形態に注目を向ける。
【0190】
図4Aは、いくつかの実施形態に係る、ポータブル多機能デバイス100におけるアプリケーションメニューのための例示的なユーザインターフェースを示す。同様のユーザインターフェースが、デバイス300上に、任意選択的に実装される。いくつかの実施形態では、ユーザインターフェース400は、以下の要素、又はそれらのサブセット若しくはスーパーセットを含む。
●セルラ及びWiFi信号などの無線通信(単数又は複数)用の信号強度インジケータ(単数又は複数)402、
●時刻404、
●Bluetoothインジケータ405、
●バッテリ状態インジケータ406、
●下記などの、頻繁に利用されるアプリケーション用のアイコンを含むトレー408、
○不在着信又はボイスメールメッセージの数のインジケータ414を任意選択的に含む、「電話」とラベル付けされた、電話モジュール138用のアイコン416、
○未読電子メールの数のインジケータ410を任意選択的に含む、「メール」とラベル付けされた、電子メールクライアントモジュール140用のアイコン418、
○「ブラウザ」とラベル付けされた、ブラウザモジュール147用のアイコン420、及び
○「iPod」とラベル付けされた、iPod(Apple Inc.の商標)モジュール152とも称される、ビデオ及び音楽プレーヤモジュール152用のアイコン422、並びに
●下記などの、その他のアプリケーション用のアイコン、
○「メッセージ」とラベル付けされた、IMモジュール141用のアイコン424、
○「カレンダー」とラベル付けされた、カレンダーモジュール148用のアイコン426、
○「写真」とラベル付けされた、画像管理モジュール144用のアイコン428、
○「カメラ」とラベル付けされた、カメラモジュール143用のアイコン430、
○「オンラインビデオ」とラベル付けされた、オンラインビデオモジュール155用のアイコン432、
○「株式」とラベル付けされた、株式ウィジェット149−2用のアイコン434、
○「地図」とラベル付けされた、地図モジュール154用のアイコン436、
○「天気」とラベル付けされた、気象ウィジェット149−1用のアイコン438、
○「時計」とラベル付けされた、アラーム時計ウィジェット149−4用のアイコン440、
○「トレーニングサポート」とラベル付けされた、トレーニングサポートモジュール142用のアイコン442、
○「メモ」とラベル付けされた、メモモジュール153用のアイコン444、並びに
○デバイス100及びその様々なアプリケーション136に関する設定へのアクセスを提供する、設定アプリケーション又はモジュール用のアイコン446。
【0191】
図4Aに示されているアイコンのラベルは、単に例示的であることに留意されたい。例えば、いくつかの実施形態では、ビデオ及び音楽プレーヤモジュール152用のアイコン422は、「ミュージック」又は「音楽プレーヤ」とラベル付けされる。他のラベルが、様々なアプリケーションアイコンのために任意選択的に使用される。いくつかの実施形態では、それぞれのアプリケーションアイコンに関するラベルは、それぞれのアプリケーションアイコンに対応するアプリケーションの名前を含む。いくつかの実施形態では、特定のアプリケーションアイコンのラベルは、特定のアプリケーションアイコンに対応するアプリケーションの名前とは異なる。
【0192】
図4Bは、ディスプレイ450とは別個のタッチ感知面451(例えば、
図3のタブレット又はタッチパッド355)を備えるデバイス(例えば、
図3のデバイス300)上の例示的なユーザインターフェースを示す。デバイス300はまた、タッチ感知面451上の接触の強度を検出するための1つ以上の接触強度センサ(例えば、センサ357のうちの1つ以上)、及び/又は、デバイス300のユーザに対して触知出力を生成するための1つ以上の触知出力生成器359を任意選択的に含む。
【0193】
図4Bは、ディスプレイ450とは別個のタッチ感知面451(例えば、
図3のタブレット又はタッチパッド355)を備えるデバイス(例えば、
図3のデバイス300)上の例示的なユーザインターフェースを示す。以下の実施例のうちの多くが、タッチスクリーンディスプレイ112上での入力(タッチ感知面とディスプレイとが組み合わされている場合)を参照して説明されるが、いくつかの実施形態では、デバイスは、
図4Bに示されるように、ディスプレイとは別個のタッチ感知面上での入力を検出する。いくつかの実施形態では、タッチ感知面(例えば、
図4Bの451)は、ディスプレイ(例えば、450)上の主軸(例えば、
図4Bの453)に対応する主軸(例えば、
図4Bの452)を有する。これらの実施形態によれば、デバイスは、ディスプレイ上のそれぞれの位置に対応する(例えば、
図4Bにおいて、460は468に対応し、462は470に対応する)位置でのタッチ感知面451との接触(例えば、
図4Bの460及び462)を検出する。このように、タッチ感知面がディスプレイとは別個のものであるとき、タッチ感知面(例えば、
図4Bの451)上でデバイスによって検出されたユーザ入力(例えば、接触460及び462、並びにそれらの動き)は、多機能デバイスのディスプレイ(例えば、
図4Bの450)上のユーザインターフェースを操作するためにデバイスによって使用される。同様の方法が、本明細書に記載の他のユーザインターフェースに任意選択的に使用されることを理解されたい。
【0194】
更に加えて、以下の実施例は、主に指入力(例えば、指の接触、指のタップジェスチャ、指のスワイプジェスチャなど)を参照して説明されるが、いくつかの実施形態では、それらの指入力のうちの1つ以上は、別の入力デバイスからの入力(例えば、マウスに基づく入力又はスタイラス入力)で置き換えられることを理解されたい。例えば、スワイプジェスチャは、任意選択的に、(例えば、接触の代わりに)マウスクリックで置き換えられ、その後、(例えば、接触の移動の代わりに)スワイプの経路に沿ってカーソルの移動が行われる。別の例として、タップジェスチャは、(例えば、接触の検出に続いて接触を検出しなくなる代わりに)カーソルがタップジェスチャの位置上に配置されている間、マウスクリックと任意選択的に置き換えられる。同様に、複数のユーザ入力が同時に検出されるとき、複数のコンピュータマウスが同時に任意選択的に用いられているか、又はマウス及び指接触が同時に任意選択的に用いられていることが理解されよう。
【0195】
本明細書で使用されるとき、用語「フォーカスセレクタ」は、ユーザが対話しているユーザインターフェースの現在の部分を示す入力要素である。カーソル又は他のロケーションマーカを含む実装において、カーソルは、「フォーカスセレクタ」として機能するため、カーソルが特定のユーザインターフェース要素(例えば、ボタン、ウィンドウ、スライダ又は他のユーザインターフェース要素)の上にある間に、タッチ感知面(例えば、
図3のタッチパッド355又は
図4Bのタッチ感知面451)上で入力(例えば、押圧入力)が検出されると、特定のユーザインターフェース要素が、検出された入力に従って調整される。タッチスクリーンディスプレイ上のユーザインターフェース要素との直接的な対話を可能にする、タッチスクリーンディスプレイ(例えば、
図1Aのタッチ感知ディスプレイシステム112又は
図4Aのタッチスクリーン)を含むいくつかの実装では、タッチスクリーン上で検出される接触が「フォーカスセレクタ」として機能するため、タッチスクリーンディスプレイ上の特定のユーザインターフェース要素(例えば、ボタン、ウィンドウ、スライダ又は他のユーザインターフェース要素)の位置で入力(例えば、接触による押圧入力)が検出されると、特定のユーザインターフェース要素が、検出された入力に従って調整される。いくつかの実装では、(例えば、タブキー又は矢印キーを使ってフォーカスをあるボタンから別のボタンに移動させることにより)タッチスクリーンディスプレイ上の対応するカーソルの移動又は接触の移動なしに、フォーカスが、ユーザインターフェースのある領域からユーザインターフェースの別の領域に動かされ、これらの実装において、フォーカスセレクタは、ユーザインターフェースの異なる領域間でのフォーカスの移動に従って移動する。フォーカスセレクタが採用する具体的な形態とは関わりなく、フォーカスセレクタは、全般的に、ユーザが意図するユーザインターフェースとの対話を(例えば、ユーザが対話することを意図しているユーザインターフェースの要素をデバイスに示すことによって)通信するために、ユーザによって制御されるユーザインターフェース要素(又は、タッチスクリーンディスプレイ上での接触)である。例えば、タッチ感知面(例えば、タッチパッド又はタッチスクリーン)上で押圧入力が検出されている間の、対応するボタン上のフォーカスセレクタ(例えば、カーソル、接触又は選択ボックス)の位置は、ユーザが(デバイスのディスプレイ上に示される他のユーザインターフェース要素ではなく)その対応するボタンを作動させることを意図していることを示すものである。
【0196】
本明細書及び特許請求の範囲で使用されるとき、タッチ感知面上の接触の「強度」という用語は、タッチ感知面上の接触(例えば、指の接触又はスタイラスの接触)の力若しくは圧力(単位面積当りの力)、又はタッチ感知面上の接触の力若しくは圧力の代用(プロキシ)を指す。接触の強度は、少なくとも4つの別個の値を含み、より典型的には、何百もの別個の値(例えば、少なくとも256)を含む、値の範囲を有する。接触の強度は、様々なアプローチ及び様々なセンサ又はセンサの組み合わせを使用して、任意選択的に判定(又は、測定)される。例えば、タッチ感知面の下に又はそれに隣接して配置された1つ以上の力センサは、タッチ感知面上の様々な点における力を測定するために任意選択的に使用される。いくつかの実装では、複数の力センサの力測定値を組み合わせて(例えば、加重平均又は合計)、接触の推定の力を判定する。同様に、スタイラスの感圧性先端部を任意選択的に使用して、タッチ感知面上のスタイラスの圧力を判定する。あるいは、タッチ感知面上で検出される接触領域のサイズ及び/若しくはその変化、接触に近接するタッチ感知面の電気容量及び/若しくはその変化、並びに/又は、接触に近接するタッチ感知面の抵抗及び/若しくはその変化が、タッチ感知面上の接触の力又は圧力の代用として、任意選択的に用いられる。いくつかの実装では、接触の力又は圧力の代替的測定値は、強度閾値を超えているか否かを判定するために直接に使用される(例えば、強度閾値は、代替的測定値に対応する単位で記述される)。いくつかの実装では、接触の力又は圧力の代替的測定値は、推定される力又は圧力に変換され、この推定される力又は圧力を用いて、強度閾値を超えているか否かを判定する(例えば、強度閾値は、圧力の単位で測定された圧力閾値である)。接触の強度をユーザ入力の属性として使用することは、アフォーダンスを(例えば、タッチ感知ディスプレイ上に)表示するため、及び/又はユーザ入力を(例えば、タッチ感知ディスプレイ、タッチ感知面、又はノブ若しくはボタンなどの物理的/機械的制御を介して)受信するための面積が制限された、低減されたサイズのデバイスにおいて、ユーザによるアクセスが他の場合に容易でない場合があり得る、追加のデバイス機能へのユーザのアクセスを可能にする。
【0197】
いくつかの実施形態では、接触/動きモジュール130は、1つ以上の強度閾値のセットを使用して、ユーザによって動作が実行されたか否かを判定する(例えば、ユーザがアイコン上で「クリック」したか否かを判定する)。いくつかの実施形態では、少なくとも強度閾値のサブセットは、ソフトウェアパラメータに従って判定される(例えば、強度閾値は、特定の物理アクチュエータの作動閾値によって判定されず、デバイス100の物理ハードウェアを変更することなく調整し得る)。例えば、トラックパッド又はタッチスクリーンディスプレイのマウス「クリック」閾値は、トラックパッド又はタッチスクリーンディスプレイハードウェアを変更することなく、広範囲の既定の閾値のうちのいずれかに設定することができる。更に加えて、いくつかの実装では、デバイスのユーザには、(例えば、個々の強度閾値を調整することにより、かつ/又は、システムレベルのクリック「強度」パラメータにより、一度に複数の強度閾値を調整することによって)強度閾値のセットのうちの1つ以上を調整するためのソフトウェア設定が提供される。
【0198】
本明細書及び特許請求の範囲で使用するとき、接触の「特性強度」という用語は、接触の1つ以上の強度に基づく、その接触の特性を指す。いくつかの実施形態では、特性強度は、複数の強度サンプルに基づく。特性強度は、所定の数の強度サンプル、又は所定のイベント(例えば、接触を検出した後、接触のリフトオフを検出する前、接触の移動の開始を検出する前若しくは後、接触の終了を検出する前、接触の強度の増加を検出する前若しくは後、及び/又は、接触の強度の減少を検出する前若しくは後)に対して所定の期間(例えば、0.05、0.1、0.2、0.5、1、2、5、10秒)内に収集された強度サンプルのセットに、任意選択的に基づく。接触の特性強度は、任意選択的に、接触の強度の最大値、接触の強度の平均値(mean value)、接触の強度の平均値(average value)、接触の強度の上位10%値、接触の強度の最大値の半分の値、接触の強度の最大値の90%の値など、のうちの1つ以上に基づく。いくつかの実施形態では、特性強度を判定するために、接触の持続期間が使用される(例えば、特性強度が経時的な接触の強度の平均であるとき)。いくつかの実施形態では、動作がユーザによって実行されたか否かを判定するために、特性強度を1つ以上の強度閾値のセットと比較する。例えば、1つ以上の強度閾値のセットは、第1の強度閾値及び第2の強度閾値を含んでもよい。この実施例では、第1の閾値を上回らない特性強度を有する接触の結果として第1の動作が実行され、第1の強度閾値は上回るが第2の強度閾値は上回らない特性強度を有する接触の結果として第2の動作が実行され、第2の強度閾値を上回る特性強度を有する接触の結果として第3の動作が実行される。いくつかの実施形態では、特性強度と1つ以上の強度閾値との間の比較は、第1の動作又は第2の動作のいずれを実行するかを判定するために使用されるのではなく、1つ以上の動作を実行するかどうか(例えば、それぞれのオプションを実行するのか、又はそれぞれの動作の実行を省略するのか)を判定するために使用される。
【0199】
いくつかの実施形態では、特性強度を判定する目的で、ジェスチャの一部分が特定される。例えば、タッチ感知面は、接触の強度が増加する、開始位置から遷移して終了位置まで達する連続的なスワイプ接触(例えば、ドラッグジェスチャ)を受信してもよい。この実施例では、終了位置における接触の特性強度は、連続的なスワイプ接触全体ではなく、そのスワイプ接触の一部分のみ(例えば、終了位置におけるスワイプ接触の部分のみ)に基づいてもよい。いくつかの実施形態では、接触の特性強度を判定する前に、平滑化アルゴリズムをそのスワイプ接触の強度に適用してもよい。例えば、平滑化アルゴリズムは、任意選択的に、非荷重移動平均平滑化アルゴリズム、三角平滑化アルゴリズム、中央値フィルタ平滑化アルゴリズム、及び/又は指数平滑化アルゴリズム、のうちの1つ以上を含む。いくつかの状況では、これらの平滑化アルゴリズムは、特性強度を判定する目的で、スワイプ接触の強度の小幅な上昇又は低下を除外する。
【0200】
本明細書で記載されたユーザインターフェース図は、1つ以上の強度閾値(例えば、接触検出強度閾値IT
0、軽い押圧強度閾値IT
L、深い押圧強度閾値IT
D(例えば、同閾値は、少なくとも最初は、IT
Lより高い)、及び/又は、1つ以上の他の強度閾値(例えば、IT
Lより低い強度閾値IT
H))に対するタッチ感知面上の接触の現在の強度を示す、様々な強度の図表を任意選択的に含む。この強度の図表は、典型的には、表示されるユーザインターフェースの一部ではないが、それらの図の解釈に役立てるために提供される。いくつかの実施形態では、軽い押圧強度閾値は、物理マウスのボタン又はトラックパッドのクリックに典型的に関連付けられた動作を、デバイスが実行することになる強度に相当する。いくつかの実施形態では、深い押圧強度閾値は、物理マウスのボタン又はトラックパッドのクリックに典型的に関連付けられた動作とは異なる動作を、デバイスが実行することになる強度に相当する。いくつかの実施形態では、軽い押圧強度閾値を下回る(例えば、かつ、それを下回ると接触がもはや検出されない標準接触検出強度閾値IT
0を上回る)特性強度で、接触が検出される場合、デバイスは、軽い押圧強度閾値又は深い押圧強度閾値に関連付けられた動作を実行することなく、タッチ感知面上の接触の移動に従って、フォーカスセレクタを移動させるであろう。全般的には、特に明記しない限り、これらの強度閾値は、ユーザインターフェース図の異なるセット間でも一貫している。
【0201】
いくつかの実施形態では、デバイスにより検出された入力へのデバイスの応答は、入力中の接触強度に基づく基準により決まる。例えば、いくつかの「軽い押圧」入力に対して、入力の間の第1の強度閾値を上回る接触の強度が、第1の応答をトリガする。いくつかの実施形態では、デバイスにより検出された入力へのデバイスの応答は、入力の間の接触強度及び時間に基づく基準の両方を含む基準より決まる。例えば、いくつかの「深い押圧」入力に対して、入力の間の、軽い押圧に対する第1の強度閾値より大きい第2の強度閾値を超える接触の強度は、第1の強度閾値との一致と第2の強度閾値との一致との間で遅延時間が経過した場合のみ、第2の応答をトリガする。この遅延時間は、典型的には、持続時間が200ms未満(例えば、第2の強度閾値の大きさにより、第2の強度閾値が増大すると遅延時間が増大して、40ms、100ms又は120ms)である。この遅延時間は、不測の深い押圧入力を回避するのに役立つ。別の例として、いくつかの「深い押圧」入力に対して、第1の強度閾値に一致した時間後に生じる、感度が低減した期間が存在する。感度が低減した期間の間、第2の強度閾値は増大する。第2の強度閾値のこの一時的な増大もまた、不測の深い押圧入力を回避するのに役立つ。他の深い押圧入力に対して、深い押圧入力の検出への応答は、時間に基づく基準によって決まらない。
【0202】
いくつかの実施形態では、入力強度閾値及び/又は対応する出力の1つ以上は、ユーザ設定、接触の移動、入力タイミング、実行しているアプリケーション、強度が加わる速度、現在の入力数、ユーザ履歴、環境要因(例えば、周囲ノイズ)、フォーカスセレクタの位置などの、1つ以上の要因に基づいて変化する。例示的な要因は、その全体が参照により本明細書に組み込まれている、米国特許出願シリアル番号第14/399,606号及び同第14/624,296号に記載されている。
【0203】
例えば、
図4Cは、経時的なタッチ入力476の強度に部分的に基づいて、経時的に変化する動的強度閾値480を示す。動的強度閾値480は、2つの構成要素(タッチ入力476が最初に検出されてから所定の遅延時間p1後まで経時的に減衰する第1の構成要素474、及び、タッチ入力476の強度を経時的に追跡する第2の構成要素478)の合計である。第1の構成要素474の最初の高い強度閾値は、タッチ入力476が十分な強度を提供する場合、直後の「深い押圧」応答を可能にもしながら、「深い押圧」応答の不測のトリガを減少させる。第2の構成要素478は、「深い押圧」応答の意図しないトリガを、タッチ入力の段階的な強度変動により減少させる。いくつかの実施形態では、タッチ入力476が、(例えば、
図4Cのポイント481において)動的強度閾値480を満たす場合、「深い押圧」応答がトリガされる。
【0204】
図4Dは、別の動的強度閾値486(例えば、強度閾値I
D)を示す。
図4Dはまた、2つの他の強度閾値(第1の強度閾値I
H及び第2の強度閾値I
L)を示す。
図4Dにおいて、タッチ入力484が、時間p2の前に、第1の強度閾値I
H及び第2の強度閾値I
Lを満たすが、応答は、遅延時間p2が時間482を経過するまで提供されない。また、
図4Dにおいて、動的強度閾値486は、経時的に減衰し、その減衰は、(第2の強度閾値I
Lに関連付けられた応答がトリガされたときに)所定の遅延時間p1が時間482を経過した後の時間488で始まる。この種の動的強度閾値は、第1の強度閾値I
H又は第2の強度閾値I
Lなどのより低い強度閾値に関連付けられた応答のトリガの直後又はそれと同時の、動的強度閾値I
Dに関連付けられた応答の不測のトリガを減少させる。
【0205】
図4Eは、更に別の動的強度閾値492(例えば、強度閾値I
D)を示す。
図4Eにおいて、強度閾値I
Lに関連付けられた応答は、タッチ入力490が最初に検出されてから、遅延時間p2が経過した後にトリガされる。同時に、動的強度閾値492は、タッチ入力490が最初に検出されてから、所定の遅延時間p1が経過した後に減衰する。したがって、強度閾値I
Lに関連付けられた応答をトリガした後のタッチ入力490の強度の減少、それに続く、タッチ入力490の解放を伴わない、タッチ入力490の強度の増大により、タッチ入力490の強度が別の強度閾値、例えば、強度閾値I
Lを下回る場合であっても、(例えば、時間494において)強度閾値I
Dに関連付けられた応答をトリガすることができる。
【0206】
軽い押圧強度閾値IT
Lを下回る強度から、軽い押圧強度閾値IT
Lと深い押圧強度閾値IT
Dとの間の強度への、接触の特性強度の増大は、「軽い押圧」入力と称される場合がある。深い押圧強度閾値IT
Dを下回る強度から、深い押圧強度閾値IT
Dを上回る強度への、接触の特性強度の増大は、「深い押圧」入力と称される場合がある。接触検出強度閾値IT
0を下回る強度から、接触検出強度閾値IT
0と軽い押圧強度閾値IT
Lとの間の強度への、接触の特性強度の増大は、タッチ面上の接触の検出と称される場合がある。接触検出強度閾値IT
0を上回る強度から、接触検出強度閾値IT
0を下回る強度への、接触の特性強度の減少は、タッチ面からの接触のリフトオフの検出と称される場合がある。いくつかの実施形態では、IT
0はゼロである。いくつかの実施形態では、IT
0はゼロよりも大きい。いくつかの図では、影付きの円又は楕円を使用して、タッチ感知面上の接触の強度を表す。いくつかの図では、影なしの円又は楕円は、それぞれの接触の強度を指定することなく、タッチ感知面上のそれぞれの接触を表すために使用される。
【0207】
本明細書で説明されるいくつかの実施形態では、1つ以上の動作は、それぞれの押圧入力を含むジェスチャの検出に応じて、又はそれぞれの接触(又は、複数の接触)で実行されるそれぞれの押圧入力の検出に応じて実行され、それぞれの押圧入力は、押圧入力強度閾値を上回る接触(又は、複数の接触)の強度の増大の検出に少なくとも部分的に基づいて検出される。いくつかの実施形態では、それぞれの動作は、押圧入力強度閾値を上回る、それぞれの接触の強度の増大の検出に応じて実行される(例えば、それぞれの動作は、それぞれの押圧入力の「ダウンストローク」により実行される)。いくつかの実施形態では、押圧入力は、押圧入力強度閾値を上回る、それぞれの接触の強度の増大、及び後続の、押圧入力強度閾値を下回る、接触の強度の減少を含み、それぞれの動作は、後続の、押圧入力閾値を下回る、それぞれの接触の強度の減少の検出に応じて実行される(例えば、それぞれの動作は、それぞれの押圧入力の「アップストローク」により実行される)。
【0208】
いくつかの実施形態では、デバイスは、「ジッタ」と呼ばれる場合がある不測の入力を回避するために強度ヒステリシスを採用し、デバイスは、押圧入力強度閾値との既定の関連性を有するヒステリシス強度閾値を定義又は選択する(例えば、ヒステリシス強度閾値は、押圧入力強度閾値よりもX強度単位低いか、又は、ヒステリシス強度閾値は、押圧入力強度閾値の75%、90%、若しくは何らかの妥当な比率である)。それゆえ、いくつかの実施形態では、押圧入力は、押圧入力強度閾値を上回る、それぞれの接触の強度の増大、及び後続の、押圧入力強度閾値に対応するヒステリシス強度閾値を下回る、接触の強度の減少を含み、それぞれの動作は、後続の、ヒステリシス強度閾値を下回る、それぞれの接触の強度の減少の検出に応じて実行される(例えば、それぞれの動作は、それぞれの押圧入力の「アップストローク」により実行される)。同様に、いくつかの実施形態では、押圧入力は、デバイスが、ヒステリシス強度閾値以下の強度から押圧入力強度閾値以上の強度への接触の強度の増大、及び任意選択的に、後続の、ヒステリシス強度以下の強度への接触の強度の減少を検出する場合にのみ検出され、それぞれの動作は、押圧入力の検出(例えば、状況に応じて、接触の強度の増大、又は接触の強度の減少)に応じて実行される。
【0209】
説明を容易にするために、押圧入力強度閾値に関連付けられた押圧入力に応じて、又はその押圧入力を含むジェスチャに応じて実行される動作の説明は、押圧入力強度閾値を上回る接触の強度の増大、ヒステリシス強度閾値を下回る強度から押圧入力強度閾値を上回る強度への接触の強度の増大、押圧入力強度閾値を下回る接触の強度の減少、又は押圧入力強度閾値に対応するヒステリシス強度閾値を下回る接触の強度の減少、の検出に応じて、任意選択的にトリガされる。更に加えて、押圧入力強度閾値を下回る接触の強度の減少の検出に応じて動作が実行されるとして説明される実施例では、その動作は、押圧入力強度閾値に対応し、かつそれよりも低いヒステリシス強度閾値を下回る、接触の強度の減少の検出に応じて任意選択的に実行される。前述のように、いくつかの実施形態では、これらの応答のトリガはまた、時間に基づく基準が満たされた(例えば、遅延時間が、第1の強度閾値の充足と第2の強度閾値の充足との間で経過した)かにより決まる。
ユーザインターフェース及び関連プロセス
【0210】
ここで、ディスプレイ、タッチ感知面及びタッチ感知面との接触の強度を検出するための1つ以上のセンサを備える、ポータブル多機能デバイス100又はデバイス300などの電子デバイス上に実装され得る、ユーザインターフェース(「UI」)及び関連プロセスの実施形態に注目を向ける。
【0211】
説明の便宜上、実施形態のうちのいくつかは、タッチ感知ディスプレイシステム112を備えるデバイス上で実行される動作を参照して検討するものとする。かかる実施形態では、フォーカスセレクタは、任意選択的に、それぞれの指若しくはスタイラスの接触、指若しくはスタイラスの接触に対応する代表点(例えば、それぞれの接触の重心若しくはそれぞれの接触に関連付けられたポイント)、又は、タッチ感知ディスプレイシステム112上で検出される2つ以上の接触の重心である。ただし、類似の動作は、図示されたユーザインターフェースが、フォーカスセレクタと共に、ディスプレイ450上に表示されている間に、タッチ感知面451上での接触の検出に応じて、ディスプレイ450及び別個のタッチ感知面451を備えるデバイス上で任意選択的に実行される。
【0212】
図5A1〜
図5I9は、いくつかの実施形態に係る、(例えば、対応するアプリケーションを最初に作動させることなく、通知から、対応するアプリケーションの機能及びコンテンツのサブセットにアクセスするための、)対応するアプリケーションに関連付けられた通知と対話するための例示的なユーザインターフェースを示している。通知上の入力は、いくつかの実施形態によれば、通知に関連付けられた対応するアプリケーションを起動させるか、又は、拡大形態の通知を表示させて、対応するアプリケーションからのコンテンツ及び/若しくは機能のサブセットを、アプリケーションを最初に起動させることなくユーザに提供する。
【0213】
図5A1〜
図5A6は、いくつかの実施形態に係る、通知が提示されている、様々な例示的なユーザインターフェースを示す。
【0214】
図5A1は、デバイス100が、スクリーンオフ状態(例えば、スリープ状態)から、(例えば、「ロック解除」インジケータ5004により示された)ロック解除モードでのスクリーンオン状態(例えば、ウェイク状態)に作動させる際に表示される、ウェイクスクリーンユーザインターフェース5002を示す。数多くの通知(例えば、カレンダー招待用の通知5006、新規インスタントメッセージ用の通知5008、及びボイスメールメッセージ用の通知5010)が、ウェイクスクリーンユーザインターフェース5002上に表示されている。各通知は、通知コンテンツ(例えば、コミュニケーションからの抜粋、イベント又はコミュニケーションの要約など)及び通知に対応するそれぞれのアプリケーションを特定する特定情報を含む。
【0215】
図5A2は、デバイス100が、スクリーンオフ状態(例えば、スリープ状態)から、(例えば、「ロック」インジケータ5014により示された)ロックモードでのスクリーンオン状態(例えば、ウェイク状態)に作動させる際に表示される、ウェイクスクリーンユーザインターフェース5012を示す。数多くの通知(例えば、カレンダー招待用の通知5016、新規インスタントメッセージ用の通知5018、及びボイスメールメッセージ用の通知5020)が、ウェイクスクリーンユーザインターフェース5012上に表示される。各通知は、通知コンテンツ(例えば、コミュニケーションからの抜粋、イベント又はコミュニケーションの要約など)及び通知に対応するそれぞれのアプリケーションを特定する特定情報を含む。いくつかの実施形態では、デバイス100は、デバイスが(
図5A1に示すように)ロック解除モードにある場合、より多くの通知コンテンツを有する通知の第1の形態(例えば、通知5006又は通知5008)を表示し、デバイスが(例えば、
図5A2に示すように)ロックモードにある場合、より少ない通知コンテンツを有する通知の第2の形態(例えば、通知5016又は通知5018)を表示する。
【0216】
図5A3は、(例えば、
図4Aで示されたホーム画面ユーザインターフェース400に類似する)ホーム画面ユーザインターフェース5024の上に表示された通知(例えば、新規電子メールメッセージについてのバナー5022)を示す。
【0217】
図5A4は、デバイス100が、(例えば、「ロック」インジケータ5014により示された)ロックモードにある間に表示される、通知スクリーン5026(例えば、通知センターユーザインターフェース)を示す。数多くの通知(例えば、2つの新規インスタントメッセージについての通知5028及び5030、新規ボイスメールについての通知5032、及び新規電子メールメッセージについての通知5034)が、通知スクリーン5026上で、垂直スタックに表示される。
【0218】
図5A5は、デバイス100が、(例えば、「ロック解除」インジケータ5004により示された)ロック解除モードにある間に表示される、通知スクリーン5036(例えば、通知センターユーザインターフェース)を示す。数多くの通知(例えば、2つの新規インスタントメッセージについての通知5038及び5040、新規ボイスメールについての通知5042、及び新規電子メールメッセージについての通知5044)が、通知スクリーン5036上で、垂直スタックに表示される。各通知は、通知コンテンツ(例えば、コミュニケーションからの抜粋、イベント又はコミュニケーションの要約など)及び通知に対応するそれぞれのアプリケーションを特定する特定情報を含む。いくつかの実施形態では、デバイス100は、デバイスが(例えば、
図5A4に示すように)ロックモードにある場合、より少ない通知コンテンツを有する通知の第1の形態(例えば、通知5028、通知5030又は通知5034)を表示し、デバイスが(
図5A5に示すように)ロック解除モードにある場合、より多くの通知コンテンツを有する通知の第2の形態(例えば、通知5038、通知5040又は通知5044)を表示する。
図5A5において、(デバイスがロック解除モードにある間に表示される)インスタントメッセージについての通知5038は、インスタントメッセージのテキストコンテンツに加えて、インスタントメッセージに含まれる添付画像のサムネイル画像5046を含む。
【0219】
図5A6は、アプリケーションのユーザインターフェース(例えば、アプリケーションユーザインターフェース5050)上に表示される通知(例えば、アラート5048)を示す。アラートは、ユーザに対して、アクションを実行する(例えば、乗車リクエストを確認する又は乗車リクエストをキャンセルする)ことを要求する通知の一種である。アラートは、時として、ユーザの即時の注目が要求される場合(例えば、失敗が検出された場合(例えば、周辺機器デバイス又はサーバへの接続の失敗)、又はユーザが要求したタスクが首尾よく完了しなかった場合(例えば、メッセージ送信の失敗)にも使用される。
【0220】
図5B1〜
図5B4は、いくつかの実施形態に係る、アプリケーションに関連付けられた通知から、(例えば、通知上のタップ入力に応じて)アプリケーションを起動させるためのプロセスを示す。
【0221】
図5B1は、デバイス100がロック状態にある間に、数多くの通知(例えば、通知5028、5030、5032及び5034)を表示する通知スクリーン5026を示す。
【0222】
図5B2は、通知5028上で接触(例えば、接触5052)が検出され、その接触の検出に応じて、通知5028が選択されていることを示す。
【0223】
図5B3及び
図5B4は、(図においてデバイス100の隣に示された強度メータにおける「接触の強度」により示された)接触5052の特性強度が、接触のリフトオフが検出される前に、所定の閾値強度(例えば、ヒント強度閾値IT
H)を上回って増大しない場合、デバイス100は、通知5028に対応するインスタントメッセージングアプリケーション(例えば、メッセージアプリケーション)を起動させるためのプロセスを開始することを示す。
【0224】
図5B3は、接触5052のリストオフを検出すると、デバイス100が、通知スクリーン5026を暗くし、暗くなった通知スクリーン5026上に、認証ユーザインターフェース(例えば、パスワードユーザインターフェース5054)を表示することを示す。
【0225】
図5B4は、パスワードユーザインターフェース5054からの正確な認証情報を受信すると、デバイス100がロック解除されることを示す。ロック解除モードにおいて、デバイス100は、メッセージアプリケーションを起動させ、メッセージアプリケーションのユーザインターフェース(例えば、会話スクリーン5056)を表示する。ユーザインターフェース(例えば、会話スクリーン5056)は、通知のコンテンツ(例えば、メッセージテキスト(例えば、メッセージ5062のテキスト)、送信者名「Alice」)と、更なるコンテンツ(例えば、Aliceとユーザとの間の1つ以上の以前のメッセージ(例えば、メッセージ5060)及びメッセージ5062に含まれる添付画像に対応する画像(例えば、画像5058)と、)を含む。
【0226】
図5C1〜
図5C6は、いくつかの実施形態に係る、標準的な通知コンテンツを有する通知の第1の形態の上での入力(例えば、押圧入力)に応じて、拡大された通知コンテンツを有する通知の第2の形態を表示するためのプロセスを示す。
【0227】
図5C1は、
図5B1と同じ通知スクリーンを示す。
図5C1において、通知スクリーン5026は、デバイス100がロック状態にある間に、数多くの通知(例えば、通知5028、5030、5032及び5034)を表示する。
【0228】
図5C2は、通知5028上で接触(例えば、接触5064)が検出され、その接触の検出に応じて、通知5028が選択されていることを示す。
【0229】
図5C3及び
図5C4は、接触5064の特性強度が所定の閾値強度(例えば、ヒント強度閾値IT
H)を上回って増大すると、デバイス100が、特性強度の現在の値に従って、動的変化をユーザインターフェースに適用することを示す。例えば、デバイス100は、ぼかされかつ暗くなった通知スクリーン5026の上に通知5028が重ねられている状態で、接触5064の特性強度における増大(又は減少)に従って、通知スクリーン5026に適用されたぼかし及び暗転の量を動的に増大させる(又は減少させる)。
図5C3及び
図5C4に示すように、接触強度がIT
Hと第1のより高い強度閾値(例えば、軽い押圧強度閾値IT
L)との範囲内で増大すると、通知スクリーン5026に適用されたぼかし及び暗転の量が、それに従って増大する。接触5064の特性強度が、第1のより高い強度閾値(例えば、IT
L)を超える前に、接触のリストオフは、ユーザインターフェースをその元の状態(例えば、
図5C1で示された状態)に戻す。
【0230】
図5C5は、接触5064の特性強度が、第1の強度閾値(例えば、軽い押圧強度閾値IT
L)を超えた場合、拡大形態の通知(例えば、通知5066)が、ぼかされかつ暗くなった通知スクリーン5026上に表示される。加えて、いくつかの実施形態では、特性強度が、第1の強度閾値を初めて超えた場合と、通知スクリーン5026の外観が維持される(例えば、接触5064の現在の特性強度に従って変化しない)。
図5C5に示すように、拡大形態の通知(例えば、通知5066)は、最初に表示された通知の形態(例えば、通知5028)からのコンテンツ及び追加機能(例えば、通知又はアプリケーションに関するアクションを実行するための選択可能オプション)、並びに/又は、最初に表示された通知の形態に含まれないコンテンツを含む。例えば、通知5066は、通知に示されたメッセージへの返信を作成するための「返信」ユーザインターフェースを起動させるための「返信」ボタン5068、及び、通知に示されたメッセージを削除するための「削除」ボタン5070を含む。通知5066は、通知に示されたメッセージからの添付画像のプレビューを任意選択的に含む。
【0231】
図5C6は、接触5064のリフトオフが検出された後に、拡大された通知(例えば、通知5066)が、ぼかされかつ暗くなった通知スクリーン上に表示されたままであることを示す。ボタン5068及び5070により占められた領域の外側の拡大された通知(例えば、通知5066)上でその後に検出された別の入力(例えば、タップ入力)により、(例えば、
図5B3及び
図5B4で示したように)メッセージアプリケーションを起動させるためのプロセスが開始する。
【0232】
図5D1〜
図5E4は、いくつかの実施形態に係る、閾値距離を越える接触の移動が、拡大された通知の表示を取り消すプロセスを示す。
【0233】
図5D1は、
図5B1及び
図5C1と同じ通知スクリーンを示す。
図5D1において、通知スクリーン5026は、デバイス100がロック状態にある間に、数多くの通知(例えば、通知5028、5030、5032及び5034)を表示する。
【0234】
図5D2は、通知5028上で接触(例えば、接触5072)が検出され、その接触の検出に応じて、通知5028が選択されていることを示す。
【0235】
図5D3及び
図5D4は、接触5072の特性強度が所定の閾値強度(例えば、ヒント強度閾値IT
H)を上回って増大すると、デバイス100が、特性強度の現在の値に従って、動的変化をユーザインターフェースに適用することを示す。例えば、デバイス100は、ぼかされかつ暗くなった通知スクリーン5026の上に通知5028が重ねられている状態で、接触5072の特性強度における増大(又は減少)に従って、通知スクリーン5026に適用されたぼかし及び暗転の量を動的に増大させる(又は減少させる)。
図5D3及び
図5D4に示すように、接触強度がIT
Hと第1のより高い強度閾値(例えば、軽い押圧強度閾値IT
L)との範囲内で増大すると、通知スクリーン5026に適用されたぼかし及び暗転の量が、それに従って増大する。接触5072の特性強度が、第1の強度閾値を超える前に、接触のリストオフは、ユーザインターフェースをその元の状態(例えば、
図5D1で示された状態)に戻す。
【0236】
図5D5は、接触5072の特性強度が第1の強度閾値を超える前に、接触5072の移動が検出されたことを示す。移動量が、第1の移動閾値(例えば、10ピクセル)未満である場合、デバイス100は、接触5072の特性強度の現在の値に従って、通知スクリーン5026に適用されたぼかし及び暗転の量を、動的に変更し続ける。例えば、ぼかし及び暗転の量は、
図5D4における通知スクリーン5026と比較して、
図5D5における通知スクリーン5026においてより多い。
【0237】
図5D6は、接触5072によりなされた移動量が第1の移動閾値より多くなるとすぐ、デバイスが、現在の接触強度に従ってもたらされたヒント効果(例えば、通知スクリーン5026のぼかし及び暗転)を取り消し、通知スクリーン5026は、その元の明度及び輝度に回復される。加えて、デバイス100は、接触5072により提供されたジェスチャを、ドラッグジェスチャとして認識する。したがって、デバイス100は、通知5028を、接触5072の移動に従って移動させる(例えば、通知5028は、接触5072により、左にドラッグされる)。
図5D6に示すように、接触5072の強度は、第1の強度閾値(例えば、IT
L)より大きいが、(例えば、
図5C5で示された場合とは対照的に)拡大形態の通知は提示されない。
【0238】
図5D6は、接触5072が移動し続け、通知5028が更に左にドラッグされ、クイックレスポンスアクションアフォーダンス(例えば、「削除」アフォーダンス5074)が、通知5028の背後から現れることを示す。
【0239】
図5D6及び
図5D7に示すように、接触5072による閾値移動量が検出されると、ユーザインターフェースは、接触5072の特性強度及び/又は第1の強度閾値に一致する特性強度における更なる変化に応答しない。
【0240】
図5D8は、クイックレスポンスアクションアフォーダンス(「削除」アフォーダンス5074)が現れた後、クイックレスポンスアクションアフォーダンス及び任意選択的に、通知スクリーン5026の残り部分に沿った通知5028が、接触5072のリフトオフが検出された後も表示されたままであることを示す。別の入力(例えば、タップ入力)による「削除」アフォーダンス5074の選択により、通知5028及び/又は通知5028に示されたメッセージが削除される。
【0241】
図5D5〜
図5D8には示されていないが、通知5028をドラッグし、「削除」アフォーダンス5074が現われた後の、反対方向(例えば、左から右)への接触5072の移動により、通知5028がその元の位置に戻り、「削除」アフォーダンス5074が再度隠れる。加えて、
図5D5〜
図5D8には示されていないが、通知5028がその元の位置にある間に開始される反対方向(例えば、左から右)への接触5072の移動により、通知5028が右にドラッグされ、異なるクイックレスポンスアクションアフォーダンス(例えば、「フラグ」アフォーダンス又は「返信」アフォーダンス)が現れる。
【0243】
図5E1及び
図5E2において、接触5072の特性強度が第1の強度閾値を超える前に、垂直方向における接触5072の移動が、(例えば、
図5E2に示すように)検出される。移動量が、第2の移動閾値(例えば、10ピクセル又は別の閾値数のピクセル)未満である場合、デバイス100は、接触5072の特性強度の現在の値に従って、通知スクリーン5026のぼかし及び暗転の量を、動的に変更し続ける。
【0244】
図5E3は、接触5072によりなされた移動量が第2の移動閾値より多くなるとすぐ、デバイスが、現在の接触強度に従ってもたらされたヒント効果(例えば、通知スクリーン5026のぼかし及び暗転)を取り消し、通知スクリーン5026は、その元の明度及び輝度に回復される。加えて、デバイス100は、接触5072により提供されたジェスチャを、スクロールジェスチャとして認識する。したがって、デバイス100は、通知スクリーン5026を、接触5072の移動に従ってスクロールさせる(例えば、通知5028は、通知スクリーン5026における別の通知と共に、接触5072により、上向きにスクロールされる)。
図5E3に示すように、接触5072の強度は、第1の強度閾値(例えば、IT
L)より大きいが、(例えば、
図5C5で示された場合とは対照的に)拡大形態の通知は提示されない。
【0245】
図5E1〜
図5E3に示すように、閾値移動量が検出されると、ユーザインターフェースは、接触5072の特性強度及び/又は第1の強度閾値に一致する特性強度における更なる変化に応答しない。
【0246】
図5E4は、通知スクリーン5026がスクロールされた後、通知スクリーン5026が、接触5072のリフトオフが検出された後もスクロール状態のままであることを示す。
【0247】
図5E1〜
図5E4には示されていないが、通知スクリーンを上向きにスクロールさせた後の反対方向(例えば、下向き方向)への接触5072の移動は、通知スクリーンを、再度下向きにスクロールさせる。
【0248】
加えて、(
図5E1〜
図5E4で示されていない)いくつかの実施形態では、通知スクリーン全体をスクロースさせる代わりに、接触5072の移動は、通知5028内の通知コンテンツをスクロールさせる。(
図5E1〜
図5E4で示されていない)いくつかの実施形態では、通知コンテンツのスクロールは、通知スクリーンのスクロールより前に優先される。言い換えると、接触の移動は、通知コンテンツを最初にスクロースさせ、接触の移動に従って通知コンテンツをそれ以上スクロールさせることができない状態で、接触の移動が継続する場合には、通知スクリーンのスクロールが開始される。
【0249】
(
図5E1〜
図5E4で示されていない)いくつかの実施形態では、接触のタッチダウン位置が通知内である場合、接触の移動は、通知コンテンツのみをスクロールさせる。かかる実施形態では、通知スクリーンのスクロールは、接触の最初のタッチダウン位置が通知のコンテンツ領域の外側(例えば、通知の外側、通知のヘッダ部分上、又は、通知スクリーンの外側若しくは通知スクリーンの境界を跨ぐ)である場合に起こり、接触は、通知スクリーン内を垂直に移動する。
【0250】
図5D1〜
図5E4で示された実施例は、デバイス100がロックモードにある場合に示された通知について示されているが、ヒント状態(例えば、背景ユーザインターフェースのぼかし及び暗転)の取り消し並びに通知のドラッグ及び/又は接触の移動に従った背景ユーザインターフェースのスクロールは、デバイス100がロック解除モードにある場合に示される通知(例えば、制限された通知コンテンツを含む通知)にも適用する。
【0251】
図5F1〜
図5F7は、いくつかの実施形態に係る、標準的な通知コンテンツを有する通知の第1の形態の上での入力(例えば、押圧入力)に応じて、拡大された通知コンテンツを有する通知の第2の形態を表示するためのプロセスを示す。
図5C1〜
図5C6で示されたプロセスとは対照的に、ここでは、デバイスは、ロック解除モードにあり、制限された機能及び制限された通知コンテンツが、通知の第2の形態で提供される。
【0252】
図5F1において、通知スクリーン5036は、デバイス100がロック解除状態にある間に、数多くの通知(例えば、通知5038、5040、5042及び5044)を表示する。
【0253】
図5F2は、通知5038上で接触(例えば、接触5076)が検出され、その接触の検出に応じて、通知5038が選択されていることを示す。
【0254】
図5F3は、接触5076の特性強度が所定の閾値強度(例えば、ヒント強度閾値IT
H)を上回って増大すると、デバイス100が、特性強度の現在の値に従って、動的変化をユーザインターフェースに適用することを示す。例えば、デバイス100は、ぼかされかつ暗くなった通知スクリーン5036の上に通知5038が重ねられている状態で、接触5076の特性強度における増大(又は減少)に従って、通知スクリーン5036に適用されたぼかし及び暗転の量を動的に増大させる(又は減少させる)。接触強度がIT
Hと第1のより高い強度閾値(例えば、軽い押圧強度閾値IT
L)との範囲内で増大すると、通知スクリーン5036に適用されたぼかし及び暗転の量が、それに従って増大する。接触5076の特性強度が、第1の強度閾値を超える前に、接触のリストオフは、ユーザインターフェースをその元の状態(例えば、
図5F1で示された状態)に戻す。
【0255】
図5F4は、接触5076の特性強度が、第1の強度閾値(例えば、軽い押圧強度閾値IT
L)を超えた場合、拡大形態の通知(例えば、通知5078)が、ぼかされかつ暗くなった通知スクリーン5036上に表示される。加えて、いくつかの実施形態では、特性強度が、第1の強度閾値を初めて超えた場合、通知スクリーン5036の外観が維持される(例えば、接触5076の現在の特性強度に従って変化しない)。
【0256】
図5F4に示すように、拡大形態の通知(例えば、通知5078)は、最初に表示された通知の形態(例えば、通知5038)からのコンテンツ(例えば、メッセージテキスト(例えば、メッセージ5062のテキスト、送信者名「Alice」)及び追加機能(例えば、通知又はアプリケーションに関するアクションを実行するための選択可能オプション)、並びに/又は、最初に表示された通知の形態に含まれないコンテンツを含む。例えば、通知5078は、通知に示されたメッセージへの返信を作成するための「返信」ユーザインターフェースを起動させるための「返信」ボタン5082を含む。通知5078は、Aliceとユーザとの間での1つ以上の以前のメッセージ(例えば、メッセージ5060)及び通知5028に含まれるサムネイル5046に対応する画像(例えば、画像5058)(画像5058は、メッセージ5062に含まれる添付ファイルである)を更に含む。通知5078は、コンテンツ領域とは別のヘッダ領域5080(例えば、会話ログを表示する領域)及びコントロール領域(例えば、コントロールアフォーダンス(例えば、「返信」アフォーダンス5082)を表示する領域)を更に含む。ヘッダ領域5080は、メッセージアプリケーションを特定する情報(例えば、アプリケーションアイコン及びアプリケーション名)及びメッセージの送信者を特定する情報(例えば、送信者「Alice」のアバター5084)を含む。
【0257】
図5F1〜
図5F5には示されていないが、拡大された通知(例えば、通知5078)は、接触5076のリフトオフが検出された後も、ぼかされかつ暗くなった通知スクリーン上に表示されたままである。アフォーダンス5082により占められた領域の外側の拡大された通知(例えば、通知5078)上でその後に検出された別の入力(例えば、タップ入力)(例えば、通知コンテンツ領域又はヘッダ領域上でのタップ入力)により、(例えば、
図5B4に示すように)メッセージアプリケーションが起動する。
【0258】
図5F5〜
図5F7は、返信アフォーダンス5082上でのリフトオフ前の同じ接触(例えば、接触5076)による第2の押圧入力が、返信アフォーダンス5082を作動させ、返信ユーザインターフェースを表示させることを示す。
図5F5は、リフトオフ前に、接触5076が、その元の位置から、返信アフォーダンス5082上の位置へと移動することを示す。
図5F6は、接触5076が返信アフォーダンス5082上の位置にある間に、接触5076の特性強度の増大が検出され、その特性強度が、対応する強度閾値(例えば、軽い押圧強度閾値IT
L)を超えることを示す。
図5F5はまた、接触5076の特性強度が対応する強度閾値を超える前に、接触5076の特性強度が、対応する強度閾値を下回った(例えば、接触5076の特性強度が、接触5076のその元の位置から返信アフォーダンス5082上の位置への移動中に、IT
Lを下回った)ことも示す。対応する強度閾値を上回る強度の増大が検出される(言い換えると、接触5076が実質的に静止している間に、第2の押圧入力が検出される)場合、接触5076は、閾値量を上回っては移動しない(例えば、実質的に静止している)。
【0259】
図5F7は、接触5076のリフトオフに基づいて、返信アフォーダンス5082が作動し、返信ユーザインターフェース(例えば、返信ユーザインターフェース5090)が表示されることを示す。いくつかの実施形態では、返信ユーザインターフェース(例えば、返信ユーザインターフェース5090)は、ぼかされかつ暗くなった通知スクリーン5036上に表示される。いくつかの実施形態では、返信ユーザインターフェースは、リアルタイムに更新される(例えば、メッセージ吹き出し5088は、Aliceがメッセージを作成中であることを示す)。返信ユーザインターフェースは、ソフトキーボード5092及びユーザにより入力されたドラフトメッセージ(例えば、「Oh?」)を表示するためのメッセージ入力フィールドを含む。
【0260】
図5G1〜
図5G3は、拡大された通知5078の外側で検出されたタップ入力により、通知5078(及びその短縮形態の通知5038)が消去されることを示す。
図5G1は、例えば、
図5F4で示された状態からの接触5076のリフトオフ後に、ぼかされかつ暗くなった通知スクリーン5036上に重ねられた、拡大された通知5078を示す。
【0261】
図5G2は、新たな接触5096が、拡大された通知5078の外側で検出されたことを示す。
図5G3は、接触5096のリフトオフに基づいて、通知スクリーン5036が、その元の明度及び輝度に回復されることを示す。加えて、通知5038及び拡大された通知5078は、ユーザインターフェースから消去され、もはや表示されていない。消去されなかった他の通知(例えば、通知5040、5042及び5044)は、回復された通知スクリーン5036に表示される。
【0262】
図5H1及び
図5H2は、
図5G1で示された状態の後に、拡大された通知5078内で検出されたタップ入力(例えば、拡大された通知5078のコンテンツ領域内で検出されたタップ入力)により、メッセ−ジアプリケーションが起動する。
【0263】
図5H1に示すように、新たな接触5098は、拡大された通知5078のコンテンツ領域内で検出される。
図5H2は、接触5098のリフトオフに基づいて、デバイス100が、メッセージアプリケーションを起動させ、メッセージアプリケーションのユーザインターフェース(例えば、アプリケーションユーザインターフェース5100)が、拡大された通知5078及び通知スクリーン5036をタッチスクリーンディスプレイ112上で置き換えることを示す。拡大された通知上のタップ入力により、メッセージアプリケーションは、メッセージアプリケーションがホーム画面上のメッセージアプリケーションアイコン上でのタップ入力により起動される場合に表示されるデフォルトユーザインターフェース(例えば、ユーザが以前にメッセージアプリケーションを終了した時点で示されていた最後のユーザインターフェース、又は、ユーザが他のユーザと行った会話のインデックスを含むユーザインターフェース)ではなく、通知コンテンツに対応するメッセージアプリケーションにおけるユーザインターフェース(例えば、ユーザと送信者「Alice」との間のメッセージコミュニケーションについての会話ログを含むユーザインターフェース)において起動する。
【0264】
図5I1〜
図5I9は、拡大された通知が、相乗りアプリケーションについての通知上で検出された押圧入力に応じて提示され、相乗りアプリケーションを最初に起動させることなく、相乗りアプリケーションからのコンテンツ及び機能のサブセットを提供する、別の実施例を示す。
【0265】
図5I1において、通知の第1の形態(例えば、バナー5104)は、背景ユーザインターフェース(例えば、電子メールアプリケーションの電子メール受信箱ユーザインターフェース5102)上に表示されている。
【0266】
図5I2は、接触5106が、通知の第1の形態(例えば、バナー5104)上で検出され、接触5106の特性強度が、ヒント閾値IT
Hを超えた場合、非強調化視覚効果(例えば、背景ユーザインターフェース(例えば、ユーザインターフェース5102)のぼかし及び暗転)が背景ユーザインターフェースに適用され、一方通知5104は、非強調化視覚効果を伴わずに背景ユーザインターフェースを視覚的にリフトオフすることを示す。
図5I4は、接触5106の特性強度がIT
HとIT
Lとの範囲内で増大する(又は減少する)と、非強調化視覚効果の量が、接触5106の特性強度における変化に従って、動的に変化する(例えば、増大する(又は減少する))ことを示す。非強調化視覚効果を適用することにより、現在のコンテキストを離れることなく、アプリケーションのコンテンツ及び機能のサブセットにアクセス可能な代替的な方法のヒントがユーザに提供される。
【0267】
図5I4は、接触5106の特性強度が、第1の強度閾値IT
Lを超えた場合、拡大形態の通知(例えば、拡大された通知5108)が、非強調化された背景ユーザインターフェース(例えば、アプリケーションユーザインターフェース5102)上に表示されることを示す。
図5I3に示すように、拡大された通知5108は、通知に関連付けられた対応するアプリケーションを特定する情報(例えば、相乗りアプリケーション「Rides」のアプリケーションアイコン及びアプリケーション名)を含むヘッダ部分5110を含む。拡大された通知5108はまた、通知コンテンツ(例えば、通知の内容に関連するテキスト及びグラフィック)を表示するコンテンツ領域(例えば、コンテンツ領域5112)も含む。拡大形態の通知に示された通知コンテンツは、最初に表示された通知の形態に示されていないコンテンツを含む(例えば、地
図5114及び相乗り提供者に関する更なる詳細は、通知5104には含まれていなかった)。
【0268】
いくつかの実施形態では、拡大された通知5108に含まれるコンテンツは、動的に更新される。例えば、マップ5114中の車アイコン5116の位置は、乗車リクエストを受け付けた車のリアルタイムの位置を示し、拡大された通知5108がデバイス100上に表示される間は絶えず更新される。
【0269】
いくつかの実施形態では、拡大された通知5108におけるコンテンツ領域5112は、スクロール可能である。
図5I5及び
図5I6は、(例えば、コンテンツ領域内で、上向きに移動する接触5120及び5126により提供される)1つ以上のスクロール入力により、コンテンツ領域が上向きにスクロールして、更なるコンテンツ及び1つ以上のコントロールアフォーダンス(例えば、コントロールアフォーダンス5122、5124、5128及び5130)を含むコントロール領域が現れることを示す。
【0270】
図5I7は、相乗車の到着に関する更新情報を受信し、ポップアップバナーアラート5132が、拡大された通知5108内に表示されていることを示す。加えて、車アイコン5116は、地
図5114におけるドライバーの現在位置を示す。
【0271】
図5I8及び5I9は、(例えば、接触5134による)タップ入力が、(例えば、
図5I8に示すように)相乗車のドライバーへの電話を開始するためのコントロールアフォーダンス5122上で検出され、そのタップ入力に応じて、デバイス100が、相乗車のドライバーに対して電話を開始し、拡大された通知5108が、電話している間、電話ユーザインターフェース5136を表示することを示す。コントロールアフォーダンス5122は、電話が接続されると、電話が進行中であることを示すために、その外観を変化させる。
【0272】
図5I1〜
図5I9には示されていないが、拡大された通知5108のコンテンツ領域内(例えば、いずれかのコントロールアフォーダンスの外側)で検出されたタップ入力により、相乗りアプリケーションが起動し、相乗りアプリケーションのユーザインターフェースは、拡大された通知5108及び背景ユーザインターフェース5102の表示を置き換える。加えて、拡大された通知5108の外側で検出されたタップ入力により、通知が消去され(例えば、通知5104及び拡大された通知5108の両方がもはや表示されず)、背景ユーザインターフェース(例えば、アプリケーションユーザインターフェース5102)は、その元の輝度及び明度に回復される。
【0273】
図5J1〜
図5P2は、いくつかの実施形態に係る、(例えば、対応するアプリケーションを最初に作動させることなく、コンテキストコンテンツオブジェクトから、対応するアプリケーションの機能及びコンテンツのサブセットへのアクセスを提供するための、)対応するアプリケーションに関連付けられたコンテキストコンテンツオブジェクト(例えば、ミニアプリケーションオブジェクト)を表示するための例示的なユーザインターフェースを示す。コンテキストコンテンツオブジェクトは、対応するアプリケーションの1つ以上の機能を作動させるための選択可能オプションのメニューと同時に提供される。コンテキストコンテンツオブジェクトは、いくつかの実施形態によれば、アプリケーションを起動させることなく、対応するアプリケーションから、より多くの情報及び機能を表示するためのユーザ入力に応答する。
【0274】
図5J1及び
図5J2は、いくつかの実施形態に係る、アプリケーションのメニュー内のアプリケーションアイコン上でのタップ入力により、アプリケーションを起動させるためのプロセスを示す。
【0275】
図5J1において、ユーザインターフェース(例えば、ホーム画面5202)は、デバイス100にインストールされた様々なアプリケーションを表わすアプリケーションアイコンのアレイを含む。アプリケーションアイコンのうちの1つ(例えば、メッセージアプリケーションに関連付けられたアプリケーションアイコン424)上で接触(例えば、接触5204)が検出され、接触5204の特性強度が検出閾値強度IT
0を上回り、かつヒント強度閾値IT
Hを下回った場合に、そのアプリケーションアイコンが選択される。
【0276】
図5J2は、接触5204のリフトオフに基づいて、デバイス100が、メッセージアプリケーションを起動させ、ホーム画面5202の表示を、メッセージアプリケーションのユーザインターフェース(例えば、ユーザがメッセージアプリケーションにおいて以前会話したユーザの連絡先のリスト(例えば、ユーザがメッセージアプリケーションにおいて他のユーザとした会話のリスト)を表示するユーザインターフェース5208)で置き換えることを示す。
【0277】
図5K1〜
図5K4は、メッセージアプリケーションアイコン上で、タップ入力の代わりに、押圧入力が検出され、その押圧入力が、メッセージアプリケーションを起動させる代わりに、コンテキストコンテンツオブジェクト及びオプションのメニューを表示させるプロセスを示す。
【0278】
図5K1において、ホーム画面5202が表示されている。アプリケーションアイコンのうちの1つ(例えば、メッセージアプリケーションに関連付けられたアプリケーションアイコン424)上で接触(例えば、接触5206)が検出され、接触5206の特性強度が検出閾値強度IT
0を上回り、かつヒント強度閾値IT
Hを下回った場合に、そのアプリケーションアイコンが選択される。
【0279】
図5K2及び
図5K3は、接触5206の特性強度が所定の閾値強度(例えば、ヒント強度閾値IT
H)を上回って増大すると、デバイス100が、特性強度の現在の値に従って、動的変化をユーザインターフェースに適用することを示す。例えば、デバイス100は、ぼかされかつ暗くなったホーム画面5202の上にアプリケーションアイコン424が重ねられている状態で、接触5206の特性強度における増大(又は減少)に従って、ホーム画面5202に適用されたぼかし及び暗転の量を動的に増大させる(又は減少させる)。加えて、メニュープラッタ(例えば、プラッタ5208)が、アプリケーションアイコン424とホーム画面5202との間から出現し、そのプラッタのサイズは、接触5206の特性強度における変化に従って変化(例えば、拡大又は収縮)する。
図5K2及び
図5K3に示すように、接触強度がIT
Hと第1のより高い強度閾値(例えば、軽い押圧強度閾値IT
L)との範囲内で増大すると、ホーム画面5202に適用されたぼかし及び暗転の量が、それに従って増大し、プラッタ5208のサイズも、それに従って大きくなる。接触5206の特性強度が、第1の強度閾値を超える前に、接触のリストオフは、ユーザインターフェースをその元の状態(例えば、アプリケーションアイコン424が選択されていない、
図5K1で示したホーム画面)に戻す。
【0280】
図5K4は、接触5206の特性強度が、第1の強度閾値(例えば、軽い押圧強度閾値IT
L)を超えた場合、メッセージアプリケーションに関連付けられたコンテキストコンテンツオブジェクト(例えば、ミニアプリケーションオブジェクト又はウィジェット5210)が、ぼかされかつ暗くなったホーム画面5202上に表示されることを示す。コンテキストコンテンツオブジェクトは、デバイス100の現在のコンテキストに基づいて自動的に選択された、被コンテキスト選択コンテンツを含む。例えば、ミニアプリケーションオブジェクト5210は、ユーザとユーザの連絡先との間で送信されたメッセージ数に基づいて選択された複数の人物のグリッドを含むウィジェットである(例えば、ミニアプリケーションオブジェクト5210は、ユーザが過去一週間の間に最も多くのインスタントメッセージング通信を行った4人の人物のアバター又はエイリアス(例えば、アバター5224、5226、5228及び5230)を含む)。いくつかの実施形態では、それぞれのアバター又はエイリアスはまた、それぞれのアバター又はエイリアスにより表わされた人物からの未読のインスタントメッセージング通信の数を示すバッジ(例えば、バッジ5232及び5234)も含む。例えば、バッジ5232は、Issacからの8通の未読メッセージが存在することを示し、バッジ5234は、Milesからの4通の未読メッセージが存在することを示す。ミニアプリケーションオブジェクト5210が表示されている間に、ミニアプリケーションオブジェクト5210に表わされた人物から新規メッセージをデバイス100において受信すると、バッジが更新される。
【0281】
被コンテキスト選択コンテンツに加えて、ミニアプリケーションオブジェクト5210はまた、ミニアプリケーションオブジェクト5210を、デバイス100にインストールされた様々なアプリケーションに関連付けられた数多くのミニアプリケーションオブジェクトを提供するように構成されている別のユーザインターフェース(例えば、ミニアプリケーションオブジェクトスクリーン又はウィジェットスクリーン)に追加するための「ウィジェットを追加」アフォーダンス(例えば、アフォーダンス5222)も含む。いくつかの実施形態では、ミニアプリケーションオブジェクト5210が、デバイス100にインストールされた様々なアプリケーションに関連付けられた数多くのミニアプリケーションオブジェクトをホストするように構成されているユーザインターフェース(例えば、ミニアプリケーションオブジェクトスクリーン又はウィジェットスクリーン)に既に存在していない場合にのみ、アフォーダンス5222が表示される。
【0282】
加えて、選択可能オプションのメニュー(例えば、メニュー5212)は、コンテキストコンテンツオブジェクト(例えば、ミニアプリケーションオブジェクト5210)と同時に表示される。選択可能オプションのメニューは、作動時に、メッセージアプリケーションを、メッセージアプリケーションに関連付けられたそれぞれの機能を実行するために、メッセージアプリケーションのそれぞれユーザインターフェースに起動させるように構成されている、オプション(例えば、オプション5214、5216、5218、5220)を含む。例えば、オプション5214の選択により、ユーザが新規メッセージを作成するための新規メッセージユーザインターフェースが表示され、オプション5216、5218及び5220の選択により、それぞれ、ユーザとオプション内に示される人物(例えば、それぞれ、S.Ramanujan、Mom及びG.Hardy)との間のメッセージ会話のための会話インターフェースが表示される。
【0283】
加えて、いくつかの実施形態では、特性強度が第1の強度閾値を初めて超えると、ホーム画面5202の外観が維持される(例えば、接触5206の現在の特性強度に従って変化しない)。
【0284】
図5K4に示すように、コンテキストコンテンツオブジェクト(例えば、ミニアプリケーションオブジェクト5210)は、メッセージアプリケーションからの被コンテキスト選択コンテンツ(例えば、ユーザのアバター、小型のメッセージアプリケーションアイコン、アプリケーション名)、及び任意選択的に、更なる機能を含む(例えば、アバター5224、5226、5228及び5230は、ミニアプリケーションオブジェクト5210及び/又はメッセージアプリケーションに関する様々なアクションを実行するための、タップ入力又は深い押圧入力に応答する)。例えば、アバター5224上でのタップにより、メッセージアプリケーションを起動させ、以前のメッセージをレビューし、会話ユーザインターフェースに示されたメッセージへの返信を作成するための会話ユーザインターフェースが表示される。
【0285】
図5K5〜
図5K7は、デバイス100にインストールされた複数のアプリケーションの様々なアプリケーションに関連付けられた、それぞれのコンテキストコンテンツオブジェクトを表示するように構成されたユーザインターフェースに、コンテキストコンテンツオブジェクトを追加するためのプロセスを示す。
【0286】
図5K5は、コンテキストコンテンツオブジェクト(例えば、ミニアプリケーションオブジェクト5210)が、接触5206のリフトオフが検出された後も、ぼかされかつ暗くなったホーム画面5202に表示されたままであることを示す。別の入力(例えば、接触5236によるタップ入力)がその後、コンテキストコンテンツオブジェクト(例えば、ミニアプリケーションオブジェクト5206)内に(又は、コンテキストコンテンツオブジェクトと何らかの方法で同時に)表示された「ウィジェットを追加」アフォーダンス(例えば、アフォーダンス5222)上で検出される。
【0287】
図5K6は、接触5236のリフトオフに基づいて、デバイス100にインストールされた複数のアプリケーションの様々なアプリケーションに関連付けられた、それぞれのコンテキストコンテンツオブジェクトを表示するように構成されたユーザインターフェースに、コンテキストコンテンツオブジェクト(例えば、ミニアプリケーションオブジェクト5210)が追加されたことを示すアニメーションが提示されていることを示す。例えば、ミニアプリケーションオブジェクトスクリーン(例えば、ミニアプリケーションオブジェクトスクリーン又はウィジェットスクリーン5238)は、ディスプレイの左からスライドインし、ホーム画面5202を部分的に覆うように示されており、ミニアプリケーションオブジェクト5210は、その元の位置から、ミニアプリケーションオブジェクトスクリーン5238中のスロットにジャンプインするように示されている。
図5K6に示すように、ミニアプリケーションオブジェクトスクリーン5238は既に、2つのミニアプリケーションオブジェクト(例えば、カレンダーアプリケーションに関連付けられた次の予定ミニアプリケーションオブジェクト5240及びカレンダーアプリケーションに関連付けられたカレンダーミニアプリケーションオブジェクト5242)を含んでいる。
【0288】
図5K7は、ミニアプリケーションオブジェクト5210がミニアプリケーションオブジェクトスクリーン5238に追加されると、ミニアプリケーションオブジェクトスクリーン5238は、左にスライドして戻り、見えなくなることを示す。ユーザインターフェースは、「ウィジェットを追加」アフォーダンスが作動される前の状態(例えば、
図5K4で示された状態)に回復される。
図5K7に示すように、ミニアプリケーションオブジェクト5210がミニアプリケーションオブジェクトスクリーン5238に追加されると、「ウィジェットを追加」アフォーダンスはもはや、ミニアプリケーションオブジェクト5210には表示されない。その代わりに、ミニアプリケーションオブジェクト5210がミニアプリケーションオブジェクトスクリーンに既に追加されたことを示すために、インジケータ(例えば、テキスト「追加済み」又はチェックマーク)が表示される。いくつかの実施形態では、インジケータ(例えば、テキスト「追加済み」又はチェックマーク)は、ミニアプリケーションオブジェクト5210がミニアプリケーションオブジェクトスクリーン5238に追加された直後にのみ簡潔に表示される。いくつかの実施形態(図示せず)では、「ウィジェットを追加」アフォーダンスの作動に応じて、ミニアプリケーションオブジェクト5210が、ミニアプリケーションオブジェクトスクリーン5238に追加されると、デバイス100は、新たに追加されたミニアプリケーションオブジェクト5210を含むミニアプリケーションオブジェクトスクリーン5238を、ホーム画面5202の代わりに表示する。
【0289】
図5K8〜
図5L3は、コンテキストコンテンツオブジェクト(例えば、ミニアプリケーションオブジェクト5210)の異なる部分が、押圧入力(例えば、軽い押圧入力又は深い押圧入力)に対する異なる応答を有することを示す。
【0290】
図5K8〜
図5K10は、ミニアプリケーションオブジェクト5210の第1の部分上で軽い押圧入力(例えば、軽い押圧強度閾値IT
Lを上回る特性強度を有する接触5248による入力)が検出され、第1の種類の更なる情報が表示されることを示す。
【0291】
図5K8は、接触5248が、ミニアプリケーションオブジェクト5210に含まれるいずれかのアバターの外側のミニアプリケーションオブジェクト5210の一部分上で検出されたことを示す。
図5K9は、接触5248の特性強度が対応する強度閾値(例えば、軽い押圧強度閾値)を超えた場合、更なる列のアバター/エイリアス(例えば、アバター5252、5254、5256及び5258)が表示されることを示す。これらの更なるアバター/エイリアスは、ユーザとユーザの連絡先との間で送信されたメッセージ数に基づいて選択された人物についてのものである(例えば、ミニアプリケーションオブジェクト5210は、現在、ユーザが過去一週間の間に次に多くのインスタントメッセージング通信を行った4人の人物の更なるアバター又はエイリアス(例えば、アバター5252、5254、5256及び5258)を含む。
図5K10は、接触5248のリフトオフに基づいて、更なるアバター及びエイリアス(例えば、アバター5252、5254、5256及び5258)が、ミニアプリケーションオブジェクト5210に表示されたままであることを示す。
【0292】
図5L1〜
図5L3は、ミニアプリケーションオブジェクト5210の第2の部分上で軽い押圧入力(例えば、軽い押圧強度閾値IT
Lを上回る特性強度を有する接触5260による入力)が検出され、第2の種類の更なる情報が表示されることを示す。
【0293】
図5L1は、接触5260が、ミニアプリケーションオブジェクト5210に含まれるアバターのうちの1つを表示するミニアプリケーションオブジェクト5210の一部上で検出された(例えば、接触5260が、アバター5230上で検出された)ことを示す。
図5L2は、接触5260の特性強度が対応する強度閾値(例えば、軽い押圧強度閾値)を超えた場合、選択されたアバター(例えば、アバター5230)により表わされた人物からの最後のコミュニケーション(例えば、メッセージ5262)が、ミニアプリケーションオブジェクト5210に表示されることを示す。
図5L3は、接触5260のリフトオフに基づいて、最後のコミュニケーション(例えば、メッセージ5262)が、ミニアプリケーションオブジェクト5210から除去されることを示す。ユーザは、別のアバター上で押圧して、そのアバターにより表わされた人物からの最後のコミュニケーションを見ることができる。
図5L1は、更なるアバターも、接触5260による押圧入力に応じて表示されることを示すが、これは、任意選択的なものであり、又は、いくつかの実施形態では実行されない。
【0294】
図5L4及び
図5L5は、ミニアプリケーションオブジェクト5210及びメニュー5212の外側で検出される(例えば、接触5264による)タップ入力が、ミニアプリケーションオブジェクト5210及びメニュー5212を、ホーム画面5202から消去することを示す。ホーム画面5202は、その元の輝度及び明度に回復される。
【0295】
図5L6〜
図5L8は、ホーム画面5202上での(例えば、左から右に移動する接触5266による)スワイプ入力が、ホーム画面5202を右にスクロールさせ、ミニアプリケーションオブジェクトスクリーン5238を左から出現させることを示す。
図5L8は、ミニアプリケーションオブジェクトスクリーン5238が、今やホーム画面5202を置き換え、ディスプレイ112全体を占めることを示す。
【0296】
図5L8に示すように、ミニアプリケーションオブジェクトスクリーン5238は、対応するアプリケーションにそれぞれ関連付けられた数多くのミニアプリケーションオブジェクト(例えば、メッセージアプリケーションに関連付けられたミニアプリケーションオブジェクト5268、カレンダーアプリケーションに関連付けられたミニアプリケーションオブジェクト5240、及びカレンダーアプリケーションに関連付けられたミニアプリケーションオブジェクト5242)を含む。いくつかの実施形態では、各ミニアプリケーションオブジェクトは、ミニアプリケーションオブジェクトの更なる情報を表示するためのアフォーダンス(例えば、「表示を増やす」アフォーダンス)を含む。
【0297】
図5L9〜
図5M2は、コンテキストコンテンツオブジェクト(例えば、ミニアプリケーションオブジェクト5268)の異なる部分が、入力(例えば、タップ入力)に対する異なる応答を有することを示す。
【0298】
図5L9及び
図5L10は、ミニアプリケーションオブジェクト5268の第1の部分上で検出された(例えば、接触5272による)タップ入力(例えば、アバター5230上で検出されたタップ入力)により、デバイス100に、メッセージアプリケーションを起動させ、メッセージアプリケーションの第1のユーザインターフェース(例えば、ユーザと選択されたアバター5230により表わされた人物との間でのメッセージ会話のための会話ユーザインターフェース)を表示させることを示す。
図5L9において、ミニアプリケーションオブジェクト5268は、ミニアプリケーションオブジェクトスクリーン5238に表示されている。接触5272は、ミニアプリケーションオブジェクト5268のアバター5230上で検出されている。接触5272の特性強度は、軽い押圧強度閾値IT
Lを上回っては増大しない。
図5L10において、接触5272のリフトオフに基づいて、デバイス100は、メッセージアプリケーションを起動させ、ミニアプリケーションオブジェクトスクリーン5238を、メッセージアプリケーションの会話ユーザインターフェース(例えば、会話ユーザインターフェース5274)で置き換える。会話ユーザインターフェース(例えば、会話ユーザインターフェース5274)は、ユーザと選択されたアバター(例えば、アバター5230)により表わされた人物との間でのメッセージ会話を表示する。会話インターフェースは、ユーザと選択されたアバターにより表わされた人物との間で送信された、1つ以上の以前のメッセージ(例えば、メッセージ5276、5278及び5280)を表示する。会話インターフェースはまた、選択されたアバターにより表わされた人物へのメッセージを作成するためのソフトキーボード5282及びテキスト入力フィールドも含む。
【0299】
図5M1及び
図5M2は、ミニアプリケーションオブジェクト5268の第2の部分上で検出された(例えば、接触5284による)タップ入力(例えば、ヘッダ部分上で検出されたタップ入力)により、デバイス100に、メッセージアプリケーションを起動させ、メッセージアプリケーションの第2のユーザインターフェース(例えば、ユーザが他のユーザと行ったメッセージ会話をリスト化するための会話リストユーザインターフェース)を表示させることを示す。
図5M1において、ミニアプリケーションオブジェクト5268は、ミニアプリケーションオブジェクトスクリーン5238に表示されている。接触5284は、ミニアプリケーションオブジェクト5268のヘッダ部分上で検出されている。接触5284の特性強度は、軽い押圧強度閾値IT
Lを上回っては増大しない。
図5M2において、接触5284のリフトオフに基づいて、デバイス100は、メッセージアプリケーションを起動させ、ミニアプリケーションオブジェクトスクリーン5238を、メッセージアプリケーションの会話リストユーザインターフェース(例えば、会話リストユーザインターフェース5286)で置き換える。会話リストユーザインターフェース(例えば、会話リストユーザインターフェース5286)は、ユーザとユーザの他の連絡先との間でのメッセージ会話のリストを表示する。ユーザは、会話リストユーザインターフェース5286中の対応するリスト項目を選択することにより、それぞれの人物についての会話ユーザインターフェースにナビゲートすることができる(例えば、Geneviveについての会話リスト項目上でのタップ入力により、デバイスに、
図5L10で示された会話ユーザインターフェースを表示させるであろう)。
【0300】
図5N1〜
図5N4は、深い押圧入力が連絡先アプリケーションアイコン上で検出され、深い押圧入力により、コンテキストコンテンツオブジェクト及び連絡先アプリケーションについてのオプションのメニューが、ホーム画面上に表示されるプロセスを示す。
【0301】
図5N1において、ホーム画面5288が表示されている。アプリケーションアイコン(例えば、連絡先アプリケーション(例えば、アドレス帳アプリケーションとも呼ばれる)に関連付けられたアプリケーションアイコン445)のうちの1つの上で接触(例えば、接触5290)が検出され、接触5290の特性強度が検出閾値強度IT
0を上回り、かつヒント強度閾値IT
Hを下回った場合に、アプリケーションアイコンが選択される。
【0302】
図5N2及び
図5N3は、接触5290の特性強度が所定の閾値強度(例えば、ヒント強度閾値IT
H)を上回って増大すると、デバイス100が、特性強度の現在の値に従って、動的変化をユーザインターフェースに適用することを示す。例えば、デバイス100は、ぼかされかつ暗くなったホーム画面5288の上にアプリケーションアイコン445重ねられている状態で、接触5290の特性強度における増大(又は減少)に従って、ホーム画面5288に適用されたぼかし及び暗転の量を動的に増大させる(又は減少させる)。加えて、メニュープラッタ(例えば、プラッタ5292)が、アプリケーションアイコン445とホーム画面5288との間から出現し、そのプラッタのサイズは、接触5290の特性強度における変化に従って変化(例えば、拡大又は収縮)する。
図5N1及び
図5N2に示すように、接触強度がIT
Hと第1のより高い強度閾値(例えば、軽い押圧強度閾値IT
L)との範囲内で増大すると、ホーム画面5288に適用されたぼかし及び暗転の量が、それに従って増大し、プラッタ5292のサイズも、それに従って大きくなる。接触5290の特性強度が、第1の強度閾値を超える前に、接触のリストオフは、ユーザインターフェースを、その元の状態(例えば、アプリケーションアイコン445が選択されていない、
図5N1で示されたホーム画面)に戻す。
【0303】
図5N4は、接触5290の特性強度が、第1の強度閾値(例えば、軽い押圧強度閾値IT
L)を超えると、連絡先アプリケーションに関連付けられたコンテキストコンテンツオブジェクト(例えば、ミニアプリケーションオブジェクト又はウィジェット5294)が、ぼかされかつ暗くなったホーム画面5288上に表示されることを示す。コンテキストコンテンツオブジェクトは、デバイス100の現在のコンテキストに基づいて自動的に選択された、被コンテキスト選択コンテンツを含む。例えば、ミニアプリケーションオブジェクト5294は、ユーザとユーザの連絡先との間で生じたコミュニケーション(例えば、インスタントメッセージ、電子メールメッセージ、電話呼び出し、VoIP呼び出しなど)の数に基づいて選択された複数の人物のグリッドを含むウィジェットである(例えば、ミニアプリケーションオブジェクト5294は、ユーザが過去一週間の間に最も多くのコミュニケーション(例えば、様々な種類のコミュニケーション)を行った4人の人物のアバター又はエイリアス(例えば、アバター5296、5298、5300及び5302)を含む)。いくつかの実施形態では、それぞれのアバター又はエイリアスはまた、ユーザとそれぞれのアバター又はエイリアスにより表わされた人物との間で生じたコミュニケーション数を示すバッジ(例えば、バッジ5304a〜d)も含む。例えば、バッジ5304aは、過去一週間において、Issacとユーザとの間で8つのコミュニケーションが存在することを示し、バッジ5304cは、過去一週間において、Milesとユーザとの間で4つのコミュニケーションが存在することを示す。ミニアプリケーションオブジェクト5294が表示されている間に、ミニアプリケーションオブジェクト5294に表わされた人物から新規メッセージをデバイス100において受信すると、バッジが更新される。
【0304】
加えて、選択可能オプションのメニュー(例えば、メニュー5309)は、コンテキストコンテンツオブジェクト(例えば、ミニアプリケーションオブジェクト5294)と同時に表示される。選択可能オプションのメニューは、作動時に、連絡先アプリケーションを、連絡先アプリケーションに関連付けられたそれぞれの機能を実行するために、連絡先アプリケーションのそれぞれユーザインターフェースに起動させるように構成されている、オプションを含む。例えば、オプション「新規連絡先を作成」の選択により、ユーザが新規連絡先カードを作成するための新規連絡先ユーザインターフェースが表示され、オプション「アドレス帳を検索」の選択により、検索インターフェースが表示される。最近のコミュニケーションというオプションの選択により、様々な種類の最近のコミュニケーションを表示するユーザインターフェースが表示され、オプション「自分の情報を表示」の選択により、ユーザ自身の連絡先カードが表示される。
【0305】
図5N4に示すように、コンテキストコンテンツオブジェクト(例えば、ミニアプリケーションオブジェクト5294)は、連絡先アプリケーションからの被コンテキスト選択コンテンツ(例えば、ユーザのアバター、小型の連絡先アプリケーションアイコン、アプリケーション名)、及び任意選択的に、更なる機能を含む(例えば、アバター5296、5298、5300及び5302は、ミニアプリケーションオブジェクト5294及び/又は連絡先アプリケーションに関する様々なアクションを実行するための、タップ入力又は押圧入力に応答する)。例えば、アバター5296上でのタップは、連絡先アプリケーションを起動させ、選択されたアバターにより表わされた人物(例えば、Issac)の連絡先情報を確認したり、同人物への様々な種類のコミュニケーションを開始したりするための連絡先カードを表示する。
【0306】
いくつかの実施形態では、ミニアプリケーションオブジェクト及びオプションのメニューの配置は、ホーム画面上の対応するアプリケーションアイコンの位置に基づいている。例えば、アプリケーションアイコンの下方により多くのスペースがある場合、例えば、
図5K4における実施例に示すように、ミニアプリケーションオブジェクトは、そのアプリケーションアイコンの下方に配置され、オプションのメニューは、ミニアプリケーションオブジェクトの下方に配置される。アプリケーションアイコンの上方により多くのスペースがある場合、例えば、
図5W4における実施例に示すように、ミニアプリケーションオブジェクトは、そのアプリケーションアイコンの上方に配置され、オプションのメニューは、ミニアプリケーションオブジェクトの上方に配置される。いくつかの実施形態では、
図5N4に示すように、アプリケーションアイコンと共に表示されるミニアプリケーションオブジェクトとオプションのメニューとの組み合わせられたサイズが、アプリケーションアイコンの上方のスペース及びアプリケーションアイコンの下方のスペースの両方に対して大きすぎる場合、アプリケーションアイコンは、深い押圧入力がアプリケーションアイコン上で検出された際に、ミニアプリケーションオブジェクト及びオプションのメニューを収容するために、わずかに上方又は下方にシフトされる。例えば、
図5N4に示すように、アプリケーションアイコン445は、アイコンの約半分の高さまで上方にシフトされ、ミニアプリケーションオブジェクトが、アプリケーションアイコン445の下に表示される。オプションのメニュー5309は、ミニアプリケーションオブジェクト5294の下に表示される。
【0307】
図5N5及び
図5N6は、接触5290がタッチスクリーン112上で維持されている間に、接触5290の移動が検出されたことを示す。接触5290が、アプリケーションアイコン445から、オプションのメニュー5306中のオプション「自分の情報を表示」に移動すると、接触5290がオプションのメニュー5306中の各オプションを通過する際に、触覚フィードバックが提供される。
図5N6は、接触がオプション「自分の情報を表示」上にあるときに接触5290のリフトオフが検出された場合に、ユーザ自身の連絡先カードが(例えば、連絡先カードユーザインターフェース5311に)表示されることを示す。いくつかの実施形態(図示せず)では、連絡先カードユーザインターフェース5311は、ぼかされかつ暗くなった形態のホーム画面5288の一部分上に重ねられる。いくつかの実施形態では、連絡先カードユーザインターフェース5311は、ディスプレイ上の、ホーム画面5288、ミニアプリケーションオブジェクト5294及びメニュー5309を置き換える。
【0308】
図5O1〜
図5P2は、コンテキストコンテンツオブジェクト(例えば、ミニアプリケーションオブジェクト5240)の異なる部分が、押圧入力(例えば、軽い押圧入力又は深い押圧入力)に対する異なる応答を有することを示す。
【0309】
図5O1及び
図5O2は、ミニアプリケーションオブジェクト5240の第1の部分上で軽い押圧入力(例えば、軽い押圧強度閾値IT
Lを上回る特性強度を有する接触5308による入力)が検出され、第1の種類の更なる情報が表示されることを示す。
【0310】
図5O1は、接触5308が、次にやってくるカレンダーイベントの詳細を表示するミニアプリケーションオブジェクト5240の一部上で検出されたことを示す。ミニアプリケーションオブジェクト5240は、他のアプリケーションに関連付けられた1つ以上の他のミニアプリケーションオブジェクトと共に、ミニアプリケーションオブジェクトスクリーン5238に表示される。
【0311】
図5O2は、接触5308の特性強度が、対応する強度閾値(例えば、軽い押圧強度閾値)を超えた場合、ミニアプリケーションオブジェクト5240が、(例えば、拡大されたミニアプリケーションオブジェクト5310として示されたように)拡大され、次にやってくるカレンダーイベントに関する更なる詳細を表示することを示す。例えば、
図5O2に示すように、地図(例えば、地
図5312)が、イベントのテキストによる詳細に加えて表示される。加えて、カレンダーアプリケーションの更なる機能を作動させるための選択可能オプション(例えば、選択可能オプション5314、5316、5318及び5320)(例えば、オプション5314は、イベントの場所への道順を得るためのものであり、オプション5316は、イベントについてのアラートをスヌーズするためのものであり、オプション5318は、イベントの出席者にメッセージを送信するためのメッセージ通信用インターフェースを表示するためのものであり、オプション5320は、イベントを削除するためのものである)も、拡大されたミニアプリケーションオブジェクト5310に表示される。いくつかの実施形態では、これらの機能は、カレンダーアプリケーションを起動させることなく、ミニアプリケーションオブジェクトから作動される。いくつかの実施形態では、オプションのメニュー中のオプションを作動させることにより、カレンダーアプリケーションが起動し、選択されたオプションに対応するカレンダーアプリケーションにおけるユーザインターフェースが、カレンダーアプリケーションを起動させた後の最初のユーザインターフェースとして表示される。
図5O2に示すように、拡大されたミニアプリケーションオブジェクト5312は、ぼかされかつ暗くなった形態のミニオブジェクトスクリーン5238上に重ねられる。いくつかの実施形態では、拡大されたミニアプリケーションオブジェクト5312は、ミニアプリケーションオブジェクトスクリーン5238内に表示され、ミニアプリケーションオブジェクト5240を置き換える。いくつかの実施形態では、接触5308のリフトオフが検出された場合、拡大されたミニアプリケーションオブジェクト5310が消去され、ミニアプリケーションオブジェクトスクリーンが(例えば、
図5O1で示された状態に)回復される。いくつかの実施形態では、接触5308のリフトオフが検出された場合、拡大されたミニアプリケーションオブジェクト5310は、ぼかされかつ暗くなった形態のミニアプリケーションオブジェクトスクリーン5238上に重ねられたままである。別の入力(例えば、拡大されたミニアプリケーションオブジェクト5310の外側でのタップ、又は、拡大されたミニアプリケーションオブジェクト5310内に表示された「閉じる」アフォーダンス上でのタップが検出される)は、拡大されたミニアプリケーションオブジェクト5310を消去し、ミニアプリケーションオブジェクトスクリーン5238を、その元の輝度及び明度に回復させることができる。拡大されたミニアプリケーションオブジェクト5310の消去により、ミニアプリケーションオブジェクトスクリーン5238から、ミニアプリケーションオブジェクト5240が除去されることはない。
【0312】
図5P1及び
図5P2は、ミニアプリケーションオブジェクト5240の第2の部分上で軽い押圧入力(例えば、軽い押圧強度閾値IT
Lを上回る特性強度を有する接触5312による入力)が検出され、第2の種類の更なる情報が表示されることを示す。
【0313】
図5P1は、接触5314が、次にやってくるイベントの詳細を表示していない、ミニアプリケーションオブジェクト5240の一部分(例えば、ブランク部分又はヘッダ部分)上で検出されたことを示す。
図5P2は、接触5314の特性強度が、対応する強度閾値(例えば、軽い押圧強度閾値)を超えた場合、ミニアプリケーションオブジェクト5240が、(例えば、
図5P2において、拡大されたミニアプリケーションオブジェクト5272として示されたように)拡大され、元から表示されているイベント及び次にやってくる更なるイベントの両方(例えば、イベント項目5316、5318及び5320)を表示することを示す。例えば、
図5P2に示すように、2つの更なるイベント(例えば、「チームミーティング」及び「お母さんとディナー」)が、拡大されたミニアプリケーションオブジェクト5272に表示されていたイベント(例えば、「Jonとコーヒー」)に加えて表示される。
図5P2に示すように、拡大されたミニアプリケーションオブジェクト5272は、ミニアプリケーションオブジェクスクリーン5238内に表示され、ミニアプリケーションオブジェクト5240を置き換える。いくつかの実施形態では、拡大されたミニアプリケーションオブジェクト5272は、ぼかされかつ暗くなった形態のミニオブジェクトスクリーン5238上に重ねられる。いくつかの実施形態では、接触5314のリフトオフが検出された場合、拡大されたミニアプリケーションオブジェクト5272が消去され、ミニアプリケーションオブジェクトスクリーンが(例えば、
図5P1で示された状態に)回復される。いくつかの実施形態(図示せず)では、接触のリフトオフが検出された場合、拡大されたミニアプリケーションオブジェクト5272は、ぼかされかつ暗くなった形態のミニアプリケーションオブジェクトスクリーン5238上に重ねられたままである。別の入力(例えば、拡大されたミニアプリケーションオブジェクト5272の外側でのタップ、又は、拡大されたミニアプリケーションオブジェクト5272内に表示された「閉じる」アフォーダンス上でのタップが検出される)は、拡大されたミニアプリケーションオブジェクト5272を消去し、ミニアプリケーションオブジェクトスクリーン5238を、その元の輝度及び明度に回復させることができる。
【0314】
いくつかの実施形態では、ミニアプリケーションオブジェクトスクリーンに示されたミニアプリケーションオブジェクト(例えば、
図5P2のミニアプリケーションオブジェクト5268)は、「ウィジェットを追加」アフォーダンス5222を表示する部分を除いて、アプリケーションアイコン(例えば、メッセージアプリケーションアイコン424)及びオプションのメニュー(例えば、メニュー5212)と同時にホーム画面上に表示されたミニアプリケーションオブジェクト(例えば、
図5K4のミニアプリケーションオブジェクト5210)と同一である。いくつかの実施形態によれば、所与のアプリケーションについてのミニアプリケーションオブジェクトは、ミニアプリケーションオブジェクトがミニアプリケーションオブジェクトスクリーンに又はホーム画面上に表示されるか否かに関わらず、ミニアプリケーションオブジェクト上で検出されたユーザ入力(例えば、ミニアプリケーションオブジェクトの様々な部分上でのタップ入力又は軽い押圧入力)に応じて、同じ機能及び挙動を有する。
【0315】
いくつかの実施形態では、ホーム画面上に示されたミニアプリケーションオブジェクトは、ミニアプリケーションオブジェクトスクリーンに追加された対応するミニアプリケーションオブジェクトの表現である。例えば、ホーム画面上に示されたミニアプリケーションオブジェクトは、ミニアプリケーションオブジェクトスクリーンに追加された対応するミニアプリケーションオブジェクトに示された、機能又はコンテンツのサブセットを提供してもよい。例えば、ミニアプリケーションオブジェクト上での同じ入力に応じて、ホーム画面上に示されたミニアプリケーションオブジェクトに表示された更なる情報の量は、(例えば、ホーム画面上のスペースの制約により)ミニアプリケーションオブジェクトスクリーンに追加された対応するミニアプリケーションオブジェクトに表示されている更なる情報の量より少なくてもよい。いくつかの実施形態では、ミニアプリケーションオブジェクトは、ミニアプリケーションオブジェクトスクリーンに表示される場合、更なるコンテンツ及び対応するアプリケーションからの更なる機能についての選択可能オプションを現すようにスクロール可能であるが、暗くなった形態のホーム画面上に表示された場合、スクロール可能ではない。
【0316】
図5J1〜
図5P2で示された実施例は、一度に1つの環境(例えば、ミニアプリケーションオブジェクトスクリーンにおいて、又は、非強調化された形態の背景ユーザインターフェース(例えば、ホーム画面又はアプリケーションアイコンを示す別のスクリーン)上に重ねられる、のいずれか)でのみ示されているが、その環境において示された応答及び挙動の一部又は全部は、ミニアプリケーションオブジェクトを表示する他の環境においても任意選択的に実行される。簡潔化のため、環境及び挙動の全ての組み合わせを、本明細書において、徹底的に列挙することはしない。
【0317】
図5Q1〜
図5S5は、いくつかの実施形態に係る、ダウンロードプロセス中のアプリケーションに関して、いくつかのダウンロード関連クイックアクションのうちの1つを素早く呼び出すためのユーザインターフェースを示す。
【0318】
図5Q1〜
図5Q6は、いくつかの実施形態に係る、アプリケーションのダウンロードに関するオプションのメニューを表示するためのプロセスを示す。
【0319】
図5Q1は、複数のアプリケーションアイコン(例えば、メッセージアプリケーションを起動させるためのアプリケーションアイコン5404、カレンダーアプリケーションを起動させるためのアプリケーションアイコン5406など)、及び、ダウンロードプロセス中のアプリケーションを表わす1つ以上のダウンロード中アイコン(例えば、ダウンロードプロセス中のゲームアプリケーションを表わすダウンロード中アイコン5408、及び、ダウンロードプロセス中のスケッチアプリケーションを表わすダウンロード中アイコン5410)を含む、ユーザインターフェース(例えば、ホーム画面5402)を表示する。
図5Q1に示すように、ダウンロード中アイコン5408は、ゲームアプリケーションのダウンロードが進行中であることを示す。また、
図5Q1に示すように、ダウンロード中アイコン5410は、スケッチアプリケーションのダウンロードが一時停止されていることを示す。ダウンロード中アイコンの他の可能な状態としては、サスペンド状態(例えば、サーバからの許可又は承認を欠くことによる)又は待ち状態(例えば、サーバのダウンロード帯域幅を欠くこと又は同サーバの非利用性などによる)などが挙げられる。
【0320】
図5Q2は、ダウンロード中アイコン5408上で、接触(例えば、接触5412)が検出されていることを示す。
図5Q2〜
図5Q4は、接触5412の特性強度が、IT
HとIT
Lとの間の範囲内で変化する(例えば、IT
HとIT
Lとの範囲内で増大する)と、デバイス100は、接触5412の特性強度の現在の値に従って、ダウンロード中アイコン5408を除いて、ホーム画面5402上のすべてのアプリケーションアイコンを含むホーム画面5402上において、非強調化視覚効果を動的に適用する(例えば、ぼかし及び暗転効果を動的に適用する)ことを示す。加えて、接触5412の特性強度が、ヒント強度閾値を上回った場合、プラッタ5414が、ダウンロード中アイコン5408と非強調化されたホーム画面5402との間に表示される。プラッタ5414のサイズは、接触5412の特性強度における変化に従って(例えば、接触5412の特性強度における増大に従って)、動的に変化する(例えば、動的に大きくなる)。
【0321】
図5Q5は、接触5412の特性強度が、対応する強度閾値(例えば、軽い押圧強度閾値IT
L)を上回って増大した場合、デバイス100は、選択可能オプションのメニュー(例えば、メニュー5416)を、ダウンロード中アイコン5408と同時に、非強調化されたホーム画面5402上に表示する。いくつかの実施形態では、選択可能オプションのメニューは、ダウンロード中アイコン5408により表わされたアプリケーションのダウンロードに関するそれぞれのオプションを含む。
図5Q5に示すように、メニュー5416は、ダウンロードプロセス中の1つ以上の他のアプリケーション(例えば、スケッチアプリケーション)に対して、ゲームアプリケーションのダウンロードを優先させるためのオプション5418を含む。メニュー5416はまた、ゲームアプリケーションのダウンロードを一時停止させるためのオプション5420も含む。メニュー5416はまた、ゲームアプリケーションのダウンロードをキャンセルするためのオプション5422も含む。メニュー5416はまた、ゲームアプリケーションを他のユーザと共有するためのオプション5424も含む。
【0322】
図5Q6は、接触5412のリフトオフに基づいて、メニュー5416が、非強調化されたホーム画面5402上に表示されたままであることを示す。
【0323】
図5Q7及び
図5Q8は、(例えば、オプション5424上での(例えば、接触5426による)タップ入力による)オプション5424の選択及び作動により、デバイス100に、共有ユーザインターフェース(例えば、共有一覧5428)を表示させることを示す。
図5Q8において、共有一覧5428は、非強調化されたホーム画面5402上に表示されている。いくつかの実施形態では、共有一覧5428が表示された場合、メニュー5416は表示されなくなる。共有一覧は、数多くの通信方法を介して(例えば、無線接続、インスタントメッセージ、電子メール、リマインダなどを介して)、又は、様々な他の様式(例えば、コピーリンク、ギフトとして送信など)で、ゲームアプリケーションを共有するためのオプションを含む。いくつかの実施形態では、オプション5424の選択により、アプリケーションストアアプリケーション(例えば、App Storeアプリケーション)が起動し、ゲームアプリケーションを示すページが、アプリケーションストアアプリケーションの最初のユーザインターフェースに表示される。
【0324】
図5Q9は、ゲームアプリケーションのダウンロードが完了した後に、ダウンロード中アイコン5408が、ホーム画面5402において、ゲームアプリケーションを表わすアプリケーションアイコン5408'で置き換えられることを示す。アプリケーションアイコン5408'上でのタップ入力により、ゲームアプリケーションが起動する。
【0325】
図5Q9〜
図5Q11は、ダウンロード中アイコン5410上での(例えば、接触5432による)押圧入力により、デバイス100に、ダウンロード中アイコン5410により表わされたアプリケーションのダンロードに関するそれぞれのオプションを含むメニュー5434を表示させることを示す。
【0326】
図5Q10に示すように、接触5432の特性強度が、ヒント強度閾値を上回って増大した場合、デバイス100は、ダウンロード中アイコン5410上を除いて、ホーム画面5402上に非強調化視覚効果を適用する。非強調化視覚効果の量は、接触5432の特性強度の現在の値に従って、動的に変化する。プラッタ5434が、ダウンロード中アイコン5410と非強調化されたホーム画面5402との間に表示される。プラッタ5434のサイズは、接触5432の特性強度により、その特性強度がIT
HとIT
Lとの間の範囲内で変動する場合、動的に変化する。
【0327】
図5Q11は、接触5432の特性強度が、軽い押圧強度閾値を上回って増大した場合、選択可能オプションのメニュー(例えば、メニュー5434)が、非強調化されたホーム画面5402上に、ダウンロード中アイコン5410と共に提示されることを示す。
図5Q11に示すように、メニュー5434は、ダウンロードプロセス中の1つ以上の他のアプリケーションに対して、スケッチアプリケーションのダウンロードを優先させるためのオプション5436を含む。メニュー5434はまた、スケッチアプリケーションのダウンロードを再開するためのオプション5438も含む。メニュー5434はまた、スケッチアプリケーションのダウンロードをキャンセルするためのオプション5440も含む。メニュー5434はまた、スケッチアプリケーションを他のユーザと共有するためのオプション5442も含む。いくつかの実施形態では、ダウンロード中アイコンが、デバイス100上のダウンロードプロセス中のアプリケーションのみを表わす場合、ダウンロードを優先させるためのオプション(例えば、オプション5436)は、メニュー5434から任意選択的に省略される。この実施例では、スケッチアプリケーションのダウンロードは、押圧入力が検出される前に一時停止されたため、ダウンロードを一時停止させるためのオプションは、ダウンロードを再開するためのオプションで置き換えられている。
【0328】
図5Q7及び
図5Q11に示すように、ダウンロード中アイコン上での押圧入力に応じて提示されたオプションのメニューは、ダウンロードを一時停止させるオプション及びダウンロードを再開するためのオプションが、押圧入力を受信した特定のアプリケーションアイコンについての現在のダウンロード状況に応じてトグルされることを除いて、すべてのダウンロード中アイコンに共通する一般的なメニューである。
【0329】
図5Q12は、接触5432のリフトオフ前に、接触5432のオプション5438(例えば、ダウンロードを再開するオプション)への移動が検出されたことを示す。
図5Q13は、接触5432のリフトオフが検出された場合、オプション5438(例えば、ダウンロードを再開するオプション)が作動し、スケッチアプリケーションのダウンロードが再開されることを示す。加えて、オプション5438(又は、任意の他のオプション)の選択及び作動により、メニュー5434が消去され、ホーム画面5402が回復される。
【0330】
図Q14は、スケッチアプリケーションのダウンロードが完了した場合、ダウンロード中アイコン5410が、アプリケーションアイコン5410'で置き換えられることを示す。アプリケーションアイコン5410'上でのタップ入力により、スケッチアプリケーションが起動する。
【0331】
図5Q15〜
図5Q17は、アプリケーションについてのアプリケーションアイコン上での押圧入力により、アプリケーションに関連付けられたコンテキストコンテンツオブジェクト及び選択可能オプションのアプリケーション特異的なメニューが表示されることを示す。
【0332】
図5Q15に示すように、ゲームアプリケーションについてのアプリケーションアイコン5408'上で(接触5446による)押圧入力が検出される。接触5446の特性強度が、IT
HとIT
Lとの範囲の間にある場合、デバイス100は、アプリケーションアイコン5408'を除いて、ホーム画面5402を動的に非強調化する。プラッタ5444が、アプリケーションアイコン5408'と非強調化されたホーム画面5402との間に表示される。
【0333】
図5Q16は、接触5446の特性強度が、軽い押圧強度閾値を超えた場合、ミニアプリケーションオブジェクト5448が、非強調化されたホーム画面5402上に、アプリケーションアイコン5408'と同時に表示されることを示す。ミニアプリケーションオブジェクト5448は、ユーザの複数のゲーム友だちのアバターを含む。いくつかの実施形態では、アバターのうちの1つの上でのタップ入力は、アバターにより表わされた人物とのコミュニケーション(例えば、インスタントメッセージング通信又はゲームアプリケーションによりサポートされたコミュニケーション)を開始する。
図5Q16に示すように、ゲームアプリケーションにおける様々な機能を作動させるための選択可能オプションのメニュー(例えば、メニュー5450)はまた、ミニアプリケーションオブジェクト5448と共に提示される。メニュー5450は、ゲームアプリケーションにおいて頻繁にプレイされるゲームを起動させるためのオプション5452、ゲームアプリケーションにおいてプレイされたゲームについてのトップスコアを含むスコアボードを表示するためのオプション5454、ユーザがよく使うゲーム又は頻繁にプレイされるゲームのリストを表示するためのオプション5456、及び、ゲームアプリケーションを共有するためのオプション5458を含む。いくつかの実施形態では、メニュー5450に表示された選択可能オプションは、作動時に、ゲームアプリケーションを起動させ、ゲームアプリケーションの最初のユーザインターフェースとして、オプションにより表わされた機能に対応するユーザインターフェースを表示する。いくつかの実施形態では、メニュー5450に表示された選択可能オプションは、作動時に、ゲームアプリケーションを起動させることなく、かつ現在のコンテキスト(例えば、ホーム画面)を離れることなく、ゲームアプリケーション内で利用可能な機能へのアクセスを提供する。
【0334】
図5Q17は、接触5446のリフトオフが検出された場合、ミニアプリケーションオブジェクト5448及びメニュー5450が、非強調化されたホーム画面5402上に表示されたままであることを示す。後続の入力(例えば、タップ入力、軽い押圧入力及び/又は深い押圧入力)は、メニューオプションを選択するために、ミニアプリケーションオブジェクトにおける領域を作動させて、ゲームアプリケーションに関する更なる情報を示し、ゲームアプリケーションからのより多くのコンテンツを示し、かつゲームアプリケーションからのより多くの機能を示すために、あるいは、ゲームアプリケーションの1つ以上の機能を実行するために、使用することができる。ミニアプリケーションオブジェクト5448、アプリケーションアイコン5408'及びメニュー5450の外側でのタップ入力は、ミニアプリケーションオブジェクト5448及びメニュー5450を消去し、ホーム画面5402を回復させる。
【0335】
図5R1〜
図5R4は、アプリケーションが、関連付けられたコンテキストコンテンツオブジェクトを有さない場合、アプリケーションについてのアプリケーションアイコン上での押圧入力により、任意のコンテキストコンテンツオブジェクトを表示することなく、選択可能オプションのアプリケーション特異的なメニューが表示されることを示す。いくつかの実施形態では、オプションのメニューのみが表示されている場合、メニューの幅は、コンテキストコンテンツオブジェクトの幅とは独立している(例えば、デバイス100にインストールされたすべてのアプリケーションのコンテキストコンテンツオブジェクトに適用する標準的な幅である)。
【0336】
図5R2は、スケッチアプリケーションについてのアプリケーションアイコン5410'上で、(接触5460による)押圧入力が検出されたことを示す。接触5460の特性強度が、IT
HとIT
Lとの範囲の間にある場合、デバイス100は、アプリケーションアイコン5410'を除いて、ホーム画面5402を動的に非強調化する。プラッタ5408が、アプリケーションアイコン5410'と非強調化されたホーム画面5402との間に表示される。
【0337】
図5R3は、接触5460の特性強度が、軽い押圧強度閾値を超えた場合、スケッチアプリケーションにおいて様々な機能を作動させるための選択可能オプションのメニュー(例えば、メニュー5462)が、非強調化されたホーム画面5402上に、アプリケーションアイコン5410'と共に提示されることを示す。メニュー5462は、新規スケッチを含むユーザインターフェースを表示するためのオプション5464、スケッチアプリケーションを使用して作成した最後のスケッチを表示するためのオプション5466、ユーザがよく使うスケッチのリストを表示するためのオプション5468、及び、スケッチアプリケーションを共有するためのオプション5470を含む。いくつかの実施形態では、メニュー5462に表示された選択可能オプションは、作動時に、スケッチアプリケーションを起動させ、スケッチアプリケーションの最初のユーザインターフェースとして、オプションにより示された機能に対応するユーザインターフェースを表示する。いくつかの実施形態では、メニュー5462に表示された選択可能オプションは、作動時に、スケッチアプリケーションを起動させることなく、かつ現在のコンテキスト(例えば、ホーム画面)を離れることなく、スケッチアプリケーション内で利用可能な機能へのアクセスを提供する。
【0338】
図5R4は、接触5460のリフトオフが検出された場合、メニュー5462が、非強調化されたホーム画面5402上に表示されたままであることを示す。後続の入力(例えば、タップ入力、軽い押圧入力及び/又は深い押圧入力)は、スケッチアプリケーションの1つ以上の機能を実行するためのメニューオプションを選択し、スケッチアプリケーションを、1つ以上の機能に関連付けられた対応するユーザインターフェースに起動させるために使用することができる。
【0339】
図5R5及び
図5R6は、アプリケーションアイコン5410'及びメニュー5462の外側での(例えば、接触5472による)タップ入力により、メニュー5462が消去され、ホーム画面5402が回復されることを示す。
【0340】
図5R6及び
図5R7は、ホーム画面5402に表示されたアプリケーションアイコン(例えば、アプリケーションアイコン5410')上での(例えば、接触5474による)タップ入力により、アプリケーションアイコンにより表わされたアプリケーション(例えば、スケッチアプリケーション)が起動することを示す。
図5R7は、スケッチアプリケーションが、接触5474の、アプリケーションアイコン5410'からのリフトオフに基づいて起動されることを示す。スケッチアプリケーションの最初のユーザインターフェースは、任意選択的に、新規スケッチを作成するためのユーザインターフェースである。いくつかの実施形態では、スケッチアプリケーションは、起動され、ユーザがスケッチアプリケーションを最後に離れた時点でのスケッチアプリケーションの最後の状態を表わすユーザインターフェースを表示する。
【0341】
図5S1〜
図5S3は、ダウンロード状態にある(例えば、アプリケーションデータの能動的なダウンロードが進行中である)ダウンロード中アイコン(例えば、ダウンロード中アイコン5408)上での(例えば、接触5478による)タップ入力により、そのアプリケーションのダウンロードが一時停止することを示す。
図5S3に示すように、ダウンロード中アイコン5408''は、一時停止状態にあるゲームアプリケーションを表わす。
【0342】
図5S3〜
図5S5は、一時停止状態にある(例えば、アプリケーションデータの能動的なダウンロードが一時停止されている)ダウンロード中アイコン(例えば、ダウンロード中アイコン5410)上での(例えば、接触5480による)タップ入力により、そのアプリケーションデータの能動的なダウンロードが再開されることを示す。
図5S5に示すように、ダウンロード中アイコン5410''は、能動的なダウンロード状態にあるスケッチアプリケーションを表わす。
【0343】
図5T1〜
図5T15は、いくつかの実施形態に係る、最初にフォルダを開くことなく、複数のアプリケーションを含むフォルダから、未読通知を有する対応するアプリケーションを素早く起動するためのユーザインターフェースを示す。
【0344】
図5T1〜
図5T5は、アプリケーションフォルダアイコン上で検出された押圧入力に応じて、選択可能オプションのメニューを表示するためのプロセスを示す。
【0345】
図5T1に示すように、ホーム画面5502は、複数のアプリケーションアイコン及び1つ以上のアプリケーションフォルダアイコン(例えば、アプリケーションフォルダアイコン5504)を含む。アプリケーションフォルダアイコン5504は、デバイス100にインストールされたそれぞれのアプリケーションを起動させるための1つ以上のアプリケーションアイコンを含む、アプリケーションフォルダを表わす。いくつかの実施形態では、バッジ(例えば、バッジ5506)が、アプリケーションフォルダ(例えば、「Fav−1」フォルダ)内に表わされたアプリケーションに関連付けられた、すべての未読通知の総数(例えば、9つ)を示すために、アプリケーションフォルダアイコン(アプリケーションフォルダアイコン5504)上に表示される。
【0346】
図5T2〜
図5T4は、アプリケーションフォルダアイコン5504上で、(接触5508による)押圧入力が検出されたことを示す。接触5508の特性強度が、ヒント強度閾値IT
Hを上回って増大した場合、デバイス100は、ホーム画面5502を動的に非強調化し、一方で、(例えば
図5T3及び
図5T4に示すように)アプリケーションフォルダアイコン5504と非強調化されたホーム画面5502との間に、プラッタ5510を提供する。例えば、接触5508の特性強度が、IT
HとIT
Lとの範囲内で変動した(例えば、増大した)場合、ホーム画面5502に適用された非強調化(例えば、ぼかし及び暗点)の量が、それに従って動的に変化する(例えば、増大する)。接触5508の特性強度が、軽い押圧強度閾値IT
Lを超える前に、接触5508のリフトオフが検出された場合、デバイス100は、ホーム画面5502をその元の状態(例えば、元の明度及び輝度)に回復させる。
【0347】
図5T5は、接触5508の特性強度が、軽い押圧強度閾値IT
Lを超えた場合、デバイス100が、選択可能オプションのメニュー(例えば、メニュー5512)を、アプリケーションフォルダアイコン5504と同時に表示することを示す。
図5T5に示すように、メニュー5512は、少なくとも1つの未読通知を有するアプリケーションフォルダ(例えば、フォルダ「Fav−1」)中に表わされた対応するアプリケーションをそれぞれ起動させるための選択可能オプションを含む。例えば、
図5T5に示すように、メニュー5512は、未読通知を有する3つのアプリケーションをそれぞれ起動させるための3つの選択可能オプションと、アプリケーションフォルダの名前を変更するためのオプションとを含む。本実施例では、メニュー5512は、アプリケーションフォルダ内のメッセージアプリケーションを起動させるための第1のオプション(例えば、オプション5514)を含み、メッセージアプリケーションは、5つの未読通知を有する。メニュー5512はまた、アプリケーションフォルダ内のメールアプリケーションを起動させるための第2のオプション(例えば、オプション5516)も含み、メールアプリケーションは、3つの未読通知を有する。メニュー5512はまた、アプリケーションフォルダ内の音楽アプリケーションを起動させるための第3のオプション(例えば、オプション5518)も含み、音楽アプリケーションは、1つの未読通知を有する。この実施例では、フォルダアイコン5504により表わされたアプリケーションフォルダ「Fav−1」は、メニュー5512に表わされた3つのアプリケーションに加えて、複数の他のアプリケーションを含む。ただし、これらの他のアプリケーションは、現在未読通知を何ら有していないため、メニュー5512は、これらの他のアプリケーションのそれぞれを起動させるための対応するオプションを含んでいない。いくつかの実施形態では、対応するアプリケーションを起動させるための各オプションには、アプリケーションを特定するための識別子(例えば、小型のアプリケーションアイコン及びアプリケーション名)が、そのアプリケーションに現在関連付けられている未読通知のカウントと共に含まれる。
【0348】
この実施例では、メニュー5512に表示され得るアプリケーション起動オプションの最大数は、4である。ただし、メニュー5512が表示された時点で、フォルダ内の3つのアプリケーションのみが未読通知を有していることから、3つのアプリケーション起動オプションのみが、メニュー5512に表示されている。いくつかの実施形態では、未読通知を有するアプリケーションについてのアプリケーション起動オプションは、未読通知を有するアプリケーションのそれぞれに関連付けられた未読通知数に従って、メニュー5512においてソートされる。
【0349】
図5T6は、メニュー5512が表示されている間に、アプリケーションフォルダ「Fav−1」内のアプリケーションが、更に2つの通知を受信したことを示す。新規通知の受信に応じて、デバイス100は、バッジ5506を更新して、アプリケーションフォルダ内のアプリケーションについての未読通知の更新された総数を反映させる。いくつかの実施形態では、
図5T6に示すように、メニュー5512内のアプリケーション起動オプションにより表わされたアプリケーションのいずれかが、更なる新規通知を受信した場合、アプリケーション起動オプションに表示された未読通知のカウントも更新される。例えば、
図5T6に示すように、メッセージアプリケーションは、1つの更なる新規メッセージを受信し、メッセージアプリケーションについての未読通知の総数が、6つに増加した。結果として、メッセージアプリケーションを起動させるためのオプション5514が更新されて、メッセージアプリケーションについての未読通知の総数が現在6つであることを反映させる。いくつかの実施形態では、メニュー5512が表示されている間に、メニュー5512に示されていないアプリケーションが、1つ以上の新規通知を受信した場合、そのアプリケーションについてのアプリケーション起動オプションが、リアルタイムで、メニュー5512に任意選択的に追加される。いくつかの実施形態では、ユーザの混乱を避け、ユーザインターフェースの安定性を維持するために、メニュー5512に現在示されていないそのアプリケーションのためのアプリケーション起動オプションは、メニュー5512が閉じられ、別の押圧入力に応じて再度表示されるまで、メニュー5512に追加されない。
【0350】
図5T7及び
図5T8は、(例えば、接触5522による)タップ入力が、非強調化されたホーム画面5502上のメニュー5512及びアプリケーションアイコン5504の外側で検出された場合、メニュー5512が消去されることを示す。接触5522のリフトオフに基づいて、ホーム画面5502は、その元の状態に回復される。
図5T8に示すように、アプリケーションフォルダ「Fav−1」は、現在、合計12個の未読通知を有する。
【0351】
図5T9は、アプリケーションフォルダアイコン5504上で、(接触5524による)別の押圧入力が検出されたことを示す。接触5524の特性強度が、ヒント強度閾値IT
Hを上回って増大した場合、デバイス100は、ホーム画面5502を動的に非強調化し、一方で、
図5T10及び
図5T11に示すように、アプリケーションフォルダアイコン5504と非強調化されたホーム画面5502との間に、プラッタ5526を提供する。例えば、接触5524の特性強度が、IT
HとIT
Lとの範囲内で変動した(例えば、増大した)場合、ホーム画面5502に適用された非強調化(例えば、ぼかし及び暗点)の量が、それに従って動的に変化する(例えば、増大する)。接触5524の特性強度が、軽い押圧強度閾値IT
Lを超える前に、接触5524のリフトオフが検出された場合、デバイス100は、ホーム画面5502をその元の状態(例えば、元の明度及び輝度)に回復させる。
【0352】
図5T12は、接触5524の特性強度が、軽い押圧強度閾値IT
Lを超えた場合、デバイス100が、選択可能オプションのメニュー(例えば、メニュー5528)を、アプリケーションフォルダアイコン5504と同時に表示することを示す。
図5T12に示すように、メニュー5528は、少なくとも1つの未読通知を有するアプリケーションフォルダ(例えば、フォルダ「Fav−1」)内に表わされたそれぞれのアプリケーションをそれぞれ起動させるための選択可能オプションを含む。例えば、
図5T12に示すように、メニュー5528は、未読通知を有する4つのアプリケーションをそれぞれ起動させるための4つの選択可能オプションと、アプリケーションフォルダの名前を変更するためのオプションとを含む。本実施例では、メニュー5528は、アプリケーションフォルダ内のApp Storeアプリケーションを起動させるための第1のオプション(例えば、オプション5530)を含み、App Storeアプリケーションは、アラートである1つの未読通知を有する。メニュー5528はまた、アプリケーションフォルダ内のメッセージアプリケーションを起動させるための第2のオプション(例えば、オプション5532)も含み、メッセージアプリケーションは、6つの未読通知を有する。メニュー5528はまた、アプリケーションフォルダ内のメールアプリケーションを起動させるための第3のオプション(例えば、オプション5534)も含み、メールアプリケーションは、3つの未読通知を有する。メニュー5528はまた、アプリケーションフォルダ内の音楽アプリケーションを起動させるための第4のオプション(例えば、オプション5536)も含み、音楽アプリケーションは、1つの未読通知を有する。メニュー5528はまた、フォルダの名前を変更するための名前変更オプション(例えば、オプション5538)も含む。
【0353】
この実施例では、フォルダアイコン5504により表わされたアプリケーションフォルダ「Fav−1」は、メニュー5528に表わされた4つのアプリケーションに加えて、複数の他のアプリケーションを含む。実際には、他のアプリケーションのうちの1つも、1つの未読通知を有する。ただし、メニュー5528に含まれ得るアプリケーション起動オプションの最大数が4つであるため、未読通知を有する5つのアプリケーションのうちの1つについてのアプリケーション起動オプションは、メニュー5528には含まれない。いくつかの実施形態では、どのアプリケーション起動オプションをメニュー5528に含ませるか優先付けするとき、(例えば、アラートは、ユーザアクションを要求することから)通常の通知よりもアラートが優先され、同じタイプの通知については、アプリケーション起動オプションは、各アプリケーションについての未読通知の総カウントに基づいてソートされる。いくつかの実施形態では、同じ数で、同じタイプの未読通知を有するアプリケーションについて、それらのアプリケーションについてのアプリケーション起動オプションは、それぞれのアプリケーションについて受信された最新の通知についてのタイムスタンプに従ってソートされる。
【0354】
図5T13は、接触5524のリフトオフが検出された場合、メニュー5528が、非強調化されたホーム画面5502上に表示されたままであることを示す。
図5T14は、(例えば、接触5540による)別のタップ入力が、アプリケーション起動オプションのうちの1つ(例えば、メッセージアプリケーションを起動させるためのオプション5532)上で検出されたことを示す。
図5T15は、接触5540のリフトオフに基づいて、デバイス100が、メッセージアプリケーションを起動させ、メッセージアプリケーションのユーザインターフェース(例えば、会話リストユーザインターフェース5542)が、アプリケーションアイコン5504、メニュー5528及び非強調化されたホーム画面5502をタッチスクリーン112上で置き換えることを示す。
【0355】
図5U1〜
図5W5は、いくつかの実施形態に係る、最初にフォルダを開くことなく、アプリケーションフォルダについての名前変更及び再設定モードに素早く入るためのユーザインターフェースを示す。
【0356】
図5U1〜
図5U7は、アプリケーションフォルダのフォルダ名及びフォルダコンテンツを編集するための従来のプロセスを示す。
【0357】
図5U1は、複数のアプリケーションアイコン及び1つ以上のアプリケーションフォルダアイコン(例えば、アプリケーションフォルダアイコン5504)を含む、ホーム画面5502を示す。(例えば、接触5544による)タップ入力が、アプリケーションフォルダアイコン5504上で検出されている。接触5544のリフトオフに基づいて、アプリケーションフォルダ5504は、そのコンテンツを示すために開かれる。
図5U2は、その元の位置からポップアップしており、拡大されている、(例えば、フォルダ5504'として表わされた)フォルダ5504の中間状態を示す。
図5U3は、拡大されたフォルダ5546が、非強調化されたホーム画面5502上に表示されていることを示す。拡大されたフォルダ5546は、複数のアプリケーションに対応するアプリケーションアイコン(例えば、アプリケーションアイコン424、418、480、484及び438)を含む。
【0358】
図5U4及び
図5U5は、(例えば、接触5550による)長い押圧入力が、拡大されたフォルダ5546内のアプリケーションアイコンのうちの1つ(例えば、気象アプリケーションについてのアプリケーションアイコン438)上で検出されていることを示す。長い押圧入力についての時間閾値が、接触5550により満たされた場合、
図5U5に示すように、アイコン再設定モードが作動する。アイコン再設定モードにおいて、いくつかの実施形態では、削除アフォーダンス(例えば、「×」サイン)が、各アプリケーションアイコン上に表示され、それぞれのアプリケーションアイコン上で削除アフォーダンスが作動されると、そのアプリケーションアイコンに対応するアプリケーションを、デバイス100から削除する。
図5U5は、アプリケーションフォルダのフォルダ名5548(例えば、「Fav−1」)が、拡大されたフォルダ5546と共に表示されることを更に示す。フォルダ名5548は、最初は、非編集可能状態で表示される。
【0359】
図5U6及び
図5U7は、フォルダ名5548上で、(例えば、接触5552による)別のタップ入力が検出されたことを示す。フォルダ名5548上でのタップ入力の検出に応じて、デバイス100は、フォルダ名5546を編集可能状態で表示し、ソフトキーボード5555を、拡大されたフォルダ5546及びフォルダ名5552と共に、非強調化されたホーム画面5502上に表示する。
【0360】
拡大されたフォルダ5546内のそれぞれのアプリケーションアイコン上での後続の接触(例えば、接触5554)は、対応するアプリケーションアイコンを、別の位置に(例えば、拡大されたフォルダ5546の外側の位置)にドラッグすることができる。いくつかの実施形態では、アプリケーションアイコンの選択により、ソフトキーボード5555は消去されるが、アイコン再設定モードは終了しない。
【0361】
図5V1〜
図5V5は、オプションのメニューを、未読通知を有するアプリケーションについてのアプリケーション起動オプション及びフォルダの名前を変更するためのオプションと共に表示するためのプロセスを示す。
【0362】
図5V1に示すように、フォルダ「Fav−1」は、(フォルダアイコン5504上のバッジ5506により示されるように)現在、合計3つの未読通知を有する。
図5V2〜
図5V4は、(例えば、接触5556による)押圧入力がフォルダアイコン5504上で検出され、IT
HとIT
Lとの間の範囲での接触5556の特性強度の変動に応じて、中間ヒント状態が表示されることを示す。
図5V5は、接触5556の特性強度が、軽い押圧強度閾値IT
Lを超えたことの検出に応じて、選択可能オプションのメニュー(例えば、メニュー5558)が表示されることを示す。
図5V5に示すように、この実施例では、フォルダ「Fav−1」内の3つのアプリケーションのみが、現在未読通知を有する。それらのアプリケーションのうちの2つがそれぞれ、1つのアラートを有し(例えば、メールアプリケーション及びApp Storeアプリケーションがそれぞれ、1つのアラートを有し)、それらの対応するアプリケーション起動オプション(例えば、オプション5560及び5562)がまずメニュー5558に記載される。メールアプリケーションは、App Storeアプリケーションについてのアラートよりも新しいアラートを有するため、メールアプリケーションについてのアプリケーション起動オプションが、App Storeアプリケーションについてのアプリケーション起動オプションよりも先に記載されている。3つのアプリケーションのうちの1つ(例えば、音楽アプリケーション)は、通常の通知を有しており、アプリケーション起動オプション(例えば、オプション5564)は、最後に記載されている。
【0363】
図5V5に示すように、メニュー5558は、フォルダの名前を変更するためのオプション(例えば、オプション5566)を含む。
図5V6〜
図5V8は、名前変更オプションの選択により、アプリケーションフォルダが直ちに再設定モードに入り、フォルダ名が編集可能状態になることを示す。
【0364】
図5V6に示すように、フォルダの名前を変更するためのオプション5566上で、(例えば、接触5568による)タップ入力が検出される。
図5V7は、接触5568のリフトオフに基づいて、アプリケーションフォルダが、非強調化されたホーム画面5502からポップアップし、そのコンテンツを現すために拡大することを示す。
図5V8は、拡大されたフォルダ5546が、非強調化されたホーム画面5502上に表示されることを示す。拡大されたフォルダは、再設定モードにあるアプリケーションアイコンを含む。いくつかの実施形態では、(例えば、非強調化されたホーム画面5502における)拡大されたフォルダ5546の外側のアイコンも、再設定モードにある。言い換えると、名前変更オプションの選択により、ホーム画面(ホーム画面上のすべてのアプリケーションアイコンを含む)が再設定モードになる。再設定モードにあるアプリケーションアイコンは、ホーム画面5502上を移動させ、位置を変更することができる。
図5V8は、接触5568のリフトオフに基づいて、フォルダ名5552が、編集可能状態で表示され、ソフトキーボード5555が、拡大されたフォルダ5546と共に、非強調化されたホーム画面5502上に表示されることを更に示す。
【0365】
図5V9及び
図5V10は、((例えば、キーボード5555上の文字「E」上での接触5570による)例えば、文字キー上でのタップ入力により)ソフトキーボード5555を通じて受信した入力が、フォルダ名5552を編集することを示す。
図5V10に示すように、フォルダ名は、「Fav−1」から「Fav−ONE」に変更される。
図5V9及び
図5V10は、フォルダ名を編集するための入力を、ソフトキーボード5555を通じて受信した場合、拡大されたフォルダ5546内のアプリケーションアイコンが、再設定モードのままであることを更に示す。
【0366】
図5V11は、拡大されたフォルダ5546内のそれぞれアプリケーションアイコン上での(例えば、接触5572による)選択入力の検出に応じて、デバイス100は、フォルダ名5552を編集可能状態で表示するのを止め、ソフトキーボード5555の表示を止める。拡大されたフォルダ5546内のアプリケーションアイコンは、依然として、再設定モードで表示されている。
【0367】
図5V12〜
図5V14は、アプリケーションアイコン(例えば、アプリケーションアイコン438)が、拡大されたフォルダ5546内から、拡大されたフォルダ5546の外側にドラッグされ、ホーム画面5502上に配置されることを示す。フォルダアイコン5504(ここで、フォルダアイコン5504'''により表わされている)は、ホーム画面5502上に回復され、フォルダは、アプリケーションアイコン438をもはや含まない。アプリケーションアイコン438をホーム画面5502にドラッグするための入力の後、ホーム画面5502上のアプリケーションアイコンは、依然として、アイコン再設定モードのままである。
【0368】
図5W1〜
図5W3は、接触5574によるドラッグ入力に応じた、別のアプリケーションアイコン(例えば、ゲームアプリケーションについてのアプリケーションアイコン5408')の配置変更を示す。アプリケーションアイコン5408'が、ホーム画面5502下部に配置変更された後、アイコン再設定モードから出るための入力(例えば、ホームボタン204上での押圧入力)を受信する。
図5W3は、ホーム画面が回復され、アイコン再設定モードが終了したことを示す。
【0369】
図5W4及び
図5W5は、ゲームアプリケーションアイコン5408'上での(例えば、接触5576による)押圧入力により、ミニアプリケーションオブジェクト5448及びメニュー5578が表示されることを示す。
図5W5に示すように、アプリケーションアイコン5408'の上方により多くのスペースが存在するため、
図5Q17で示された場合とは対照的に、ミニアプリケーションオブジェクト5448は、アプリケーションアイコン5408'の上方に表示され、メニュー5578は、ミニアプリケーションオブジェクト5448の上方に表示される。
【0370】
図6A〜
図6Yは、いくつかの実施形態に係る、コントロールアフォーダンスの機能を変更するための例示的なユーザインターフェースを示す。これらの図のユーザインターフェースは、
図18A〜
図18Dのプロセスを含めた、以下で説明されるプロセスを例示するために使用される。以下の実施例のうちのいくつかは、タッチスクリーンディスプレイ上の入力(タッチ感知面とディスプレイとが組み合わされている場合)を参照して説明されるが、いくつかの実施形態では、デバイスは、
図4Bに示されたように、ディスプレイ450とは別個のタッチ感知面451上の入力を検出する。
【0371】
いくつかの実施形態では、デバイスは、別個のディスプレイ(例えば、ディスプレイ450)及び別個のタッチ感知面(例えば、タッチ感知面451)を備える電子デバイスである。いくつかの実施形態では、デバイスは、ポータブル多機能デバイス100であり、ディスプレイは、タッチ感知ディスプレイシステム112であり、タッチ感知面は、ディスプレイ上に触知出力発生器167を含む(
図1A)。説明の便宜上、
図6A〜
図6Yを参照して説明される実施形態は、タッチ感知ディスプレイシステム112を備えるデバイス上で実行される動作を参照して検討するものとする。かかる実施形態では、フォーカスセレクタは、任意選択的に、それぞれの指若しくはスタイラスの接触、指若しくはスタイラスの接触に対応する代表点(例えば、それぞれの接触の重心若しくはそれぞれの接触に関連付けられたポイント)、又は、タッチ感知ディスプレイシステム112上で検出される2つ以上の接触の重心である。ただし、類似の動作は、
図6A〜
図6Yに示されたユーザインターフェースが、フォーカスセレクタと共に、ディスプレイ450上に表示されている間に、タッチ感知面451上での
図6A〜
図6Yで記載された接触の検出に応じて、ディスプレイ450及び別個のタッチ感知面451を備えるデバイス上で任意選択的に実行される。
【0372】
図6Aは、いくつかの実施形態に係る、複数のコントロールアフォーダンスを含むコントロールユーザアフォーダンスを表示するための入力が検出される、最初のユーザインターフェース601(例えば、ロックスクリーン及び/又はウェイクスクリーン)を示す。いくつかの実施形態では、コントロールユーザインターフェースは、ドラッグジェスチャ(例えば、ディスプレイ100の下側縁部などの、ディスプレイ100の縁部又は縁部付近で始まるドラッグジェスチャ)などの入力ジェスチャに応じて現れる。例えば、タッチ感知面112との接触が、フォーカスセレクタ602により示された位置において検出される。いくつかの実施形態では、アフォーダンス603は、(例えば、ディスプレイ100の縁部又は縁部付近で受信した入力が、コントロールユーザインターフェース608を現すであろうことを示すキューを提供するために)ディスプレイ100の縁部又は縁部付近で表示される。接触は、矢印604により示された経路に沿って移動する。いくつかの実施形態では、コントロールユーザインターフェース608は、接触が矢印604により示された経路に沿って移動するにつれて徐々に現れる。接触の特性強度は、強度メータ606により示される。強度メータ606により示されるように、コントロールユーザインターフェースを表示するための入力が検出されたとき、接触の特性強度は、接触検出強度閾値IT
0を上回り、かつ、ヒント強度閾値レベルIT
H、軽い押圧強度閾値IT
L、及び深い押圧強度閾値IT
Dを下回っている。
【0373】
図6Bは、いくつかの実施形態に係る、コントロールユーザインターフェース608を示す。コントロールユーザインターフェース608は、コントロールアフォーダンス612(機内モード)、614(Wi−Fi)、616(Bluetooth)、618(着信拒否モード)、620(回転ロック)、622(懐中電灯)、624(タイマ)、626(ナイトシフト)、628(計算機)、630(カメラ)、632(Apple TVミラーリング)及び/又は634(輝度)を含む。いくつかの実施形態では、コントロールユーザインターフェース608は、コントロールユーザインターフェース消去アフォーダンス636を含む。コントロールユーザインターフェース消去アフォーダンス636に対応する位置で入力が検出された場合、コントロールユーザインターフェース608は表示されなくなる。いくつかの実施形態では、コントロールユーザインターフェース608は、マルチページコントロールパネルユーザインターフェースであり、ページインジケータ630は、現在表示されているマルチページコントロールパネルのページを示すのに使用される。いくつかの実施形態では、コントロールユーザインターフェースは、コントロールユーザインターフェースを表示するための入力が検出される、別のユーザインターフェース(例えば、ロックスクリーン及び/若しくはウェイクスクリーンなどの最初のスクリーン、複数のアプリケーション開始アイコンを含むディスプレイ、並びに/又はアプリケーションユーザインターフェース)に、部分的に又は完全に重なって表示される。いくつかの実施形態では、638に示すように、コントロールユーザインターフェース608により部分的に重ねられたユーザインターフェースの外観が変更される。例えば、部分的に重ねられたユーザインターフェースは、ユーザインターフェースの以前の外観と比較すると、ぼかされている、かつ/又は、輝度が低下している。
【0374】
フォーカスセレクタ640により示されるように、Wi−Fiコントロールアフォーダンス614に対応する位置で接触による入力が検出される。いくつかの実施形態では、コントロールユーザインターフェース608の1つ以上のコントロールアフォーダンスの外観は、コントロールアフォーダンスの状態を示す。例えば、Wi−Fiコントロールアフォーダンス614は、Wi−Fiが無効であることを示すために、網掛けで示されている。強度メータ606により示されるように、接触の特性強度は、ヒント押圧強度閾値IT
H、軽い押圧強度閾値IT
L、及び深い押圧強度閾値IT
Dを下回っている。接触の特性強度がコントロールトグル基準を満たす(例えば、接触の特性強度が、ヒント押圧強度閾値IT
Hを下回る)との判定に従って、Wi−Fiコントロールアフォーダンス614に対応するWi−Fiコントロールが、無効状態から有効状態にトグルされる。
【0375】
図6Cは、Wi−Fiコントロールが
図6Bで示された無効状態から有効状態にトグルされた後の、コントロールユーザインターフェース608を示す。Wi−Fiコントロールが有効状態にトグルされたことを示すために、Wi−Fiコントロールアフォーダンス614の外観が(例えば、網掛け状態から網掛けされていない状態に)変化する、かつ/又は、通知644(例えば、「Wi−Fi:On」)が表示される。
【0376】
フォーカスセレクタ642により示されるように、Wi−Fiコントロールアフォーダンス614に対応する位置で接触による入力が検出される。接触の特性強度がコントロールトグル基準を満たす(例えば、接触の特性強度が、ヒント押圧強度閾値IT
Hを下回る)との判定に従って、Wi−Fiコントロールアフォーダンス614に対応するWi−Fiコントロールが、有効状態から無効状態にトグルされる。
【0377】
図6Dは、Wi−Fiコントロールが
図6Cで示された無効状態から有効状態にトグルされた後の、コントロールユーザインターフェース608を示す。Wi−Fiコントロールが有効状態にトグルされたことを示すために、Wi−Fiコントロールアフォーダンス614の外観が(例えば、網掛けされていない状態から網掛け状態に)変化する、かつ/又は、通知644(例えば、「Wi−Fi:Off」)が表示される。
【0378】
図6E及び
図6Fは、Wi−Fiコントロールについての変更オプションを表示するための入力を示す。
図6Eにおいて、フォーカスセレクタ646により示されるように、Wi−Fiコントロールアフォーダンス614に対応する位置で接触による入力が検出される。強度メータ606により示されるように、接触の特性強度は、ヒント強度閾値レベルIT
Hを上回っている。いくつかの実施形態では、入力の特性強度がヒント強度閾値レベルIT
Hを上回って増大したとの判定に従って、ディスプレイ(Wi−Fiコントロールアフォーダンス614を除く)は、
図6Eに示すように、ぼかされて、かつ/又は、網掛けされて示される。いくつかの実施形態では、ディスプレイ(Wi−Fiコントロールアフォーダンス614及びWi−Fiコントロールアフォーダンス614に対応するユーザインターフェース要素を除く)のぼかし及び/又は網掛けのレベルは、接触の特性強度が増大するにつれて増大する。
【0379】
図6Fにおいて、接触の特性強度は、拡張コントロール基準を満たしている(例えば、強度メータ606により示されるように、軽い押圧強度閾値レベルIT
Lを上回って増大している)。入力に応じて、変更オプション650(「ホームネットワークとの接続を解除する」)、652(「1時間オフにする」)、654(「この場を離れるまでオフにする」)、656(「他のネットワークに接続する」)、及び658(「Wi−Fi設定」)を含む、変更オプションメニュー648が表示される。
【0380】
図6Gにおいて、フォーカスセレクタ658により示されるように、変更オプション654(「この場を離れるまでオフにする」)に対応する位置で接触による入力が検出される。
【0381】
図6Hにおいて、
図6Gで示された入力に応じて、例えば、網掛け状態のWi−Fiコントロールアフォーダンス614及び通知644(例えば、「Wi−Fi:Off」)により示されるように、Wi−Fiコントロールは、(一時的に)無効になる。フォーカスセレクタ660により示されるように、Wi−Fiコントロールアフォーダンス614に対応する位置で接触による入力が検出される。
【0382】
図6Iにおいて、フォーカスセレクタ660により示された接触の特性強度は、拡張コントロール基準を満たしている(例えば、強度メータ606により示されるように、軽い押圧強度閾値レベルIT
Lを上回って増大している)。入力に応じて、変更オプション664(「ホームネットワークに接続する」)、666(「他のネットワークに接続する」)、668(「明日までオンにする」)、670(「この場を離れるまでオフにする」)、及び672(「Wi−Fi設定」)を含む、変更オプションメニュー662が表示される。変更オプションメニュー662の外側でのタップ入力(図示せず)により、変更オプションメニュー662がコントロールユーザインターフェース608から消去される。
【0383】
図6Jにおいて、フォーカスセレクタ674により示されるように、タイマコントロールアフォーダンス622に対応する位置で接触による入力が検出される。接触の特性強度は、コントロールトグル基準を満たしている(例えば、接触の特性強度は、ヒント押圧強度閾値IT
Hを下回っている)。入力に応じて、
図6Kに示すように、タイマアプリケーション674が表示される。
【0384】
図6Lにおいて、フォーカスセレクタ676により示されるように、タイマコントロールアフォーダンス622に対応する位置で接触による入力が検出される。接触の特性強度は、拡張コントロール基準を満たしている(例えば、強度メータ606により示されるように、軽い押圧強度閾値レベルIT
Lを上回って増大している)。タイマコントロールアフォーダンス622に関連付けられたタイマが動作中でないとの判定に従って、
図6Mで示されたユーザインターフェースが表示される。タイマコントロールアフォーダンス622に関連付けられたタイマが動作中であるとの判定に従って、
図6Nで示されたユーザインターフェースが表示される。
【0385】
図6Mは、いくつかの実施形態に係る、タイマを設定するためのユーザインターフェース678である。いくつかの実施形態では、タイマを設定するためのユーザインターフェース678は、ユーザインターフェース601に部分的に重なって表示される。いくつかの実施形態では、調節コントロール680に対応する位置での(例えば、フォーカスセレクタ676により示された接触による)入力により、持続時間を、所望のタイマ持続時間に(例えば、フォーカスセレクタ676を垂直方向に移動させて、調節コントロール680の高さを変更することにより)設定する。いくつかの実施形態では、
図6Lに関して記載されたタイマコントロールアフォーダンス622に対応する位置で検出された接触による入力、及び、調節コントロール680に対応する位置で検出された入力は、同じ連続的な接触の一部である。いくつかの実施形態では、タイマコントロールアフォーダンス622及び/又は調節コントロール680に対応する位置で検出された接触のリフトオフに応じて、ユーザインターフェース678が表示されなくなる、かつ/又は、タイマが、調節コントロール680により示された現在の値に設定される。いくつかの実施形態では、
図6Lに関して記載されたタイマコントロールアフォーダンス622に対応する位置で検出された接触のリフトオフは、調節コントロール680に対応する位置での入力の検出よりも前に生じる。いくつかの実施形態では、調節コントロール680を使用して所望のタイマ持続時間が設定された場合、タイマを開始させるためのスタートコントロールアフォーダンス682において入力が提供される。
【0386】
図6Nは、動作中のタイマの進行を示す、ユーザインターフェース682である。例えば、ユーザインターフェース682は、進行中のタイマの経過時間及び/又は残り時間を(例えば、進行バー684及び/又は表示されるテキストを用いて)示す。いくつかの実施形態では、進行バー684に対応する位置での(例えば、フォーカスセレクタ683により示された接触による)入力により、タイマの残り時間が(例えば、フォーカスセレクタ683を垂直方向に移動させて、進行バー684の高さを変更することにより調整される。いくつかの実施形態では、一時停止コントロールアフォーダンス686で受信した入力により、タイマが一時停止する。いくつかの実施形態では、
図6Lに関して記載されたタイマコントロールアフォーダンス622に対応する位置で検出された接触による入力、及び、進行バー684に対応する位置で検出された入力は、同じ連続的な接触の一部である。いくつかの実施形態では、調節コントロール680に対応する位置及び/又は進行バー684に対応する位置で検出された接触のリフトオフに応じて、ユーザインターフェース678が表示されなくなる、かつ/又は、タイマが、進行バー684により示された調整された値に設定される。
【0387】
図6Oにおいて、フォーカスセレクタ688により示されるように、カメラコントロールアフォーダンス630に対応する位置で接触による入力が検出される。接触の特性強度は、コントロールトグル基準を満たしている(例えば、接触の特性強度は、強度メータ606により示されるように、ヒント押圧強度閾値レベルIT
Hを下回っている)。入力に応じて、カメラアプリケーションユーザインターフェース690が表示される。
【0388】
図6Pは、カメラアプリケーションユーザインターフェース690を示す。
【0389】
図6Qにおいて、フォーカスセレクタ688により示されるように、カメラコントロールアフォーダンス630に対応する位置で接触による入力が検出される。接触の特性強度は、拡張コントロール基準を満たしている(例えば、接触の特性強度は、強度メータ606により示されるように、軽い押圧強度閾値レベルIT
Lを上回って増大している)。入力に応じて、変更オプション696(「セルフィーを撮る」)、698(「ビデオ撮影」)、6100(「スローモーション撮影」)、6102(「写真を撮る」)を含む、変更オプションメニュー694が表示される。
【0390】
図6Rにおいて、接触は、フォーカスセレクタ688により示された、変更オプション696(「セルフィーを撮る」)に対応する位置に移動する。入力に応じて、
図6Sに示すように、カメラアプリケーションユーザインターフェース690が、セルフィーモードで表示される。
【0391】
図6T及び
図6Uは、複数のアプリケーションアイコンを含む、スプリングボード又はホーム画面ユーザインターフェースにおけるアプリケーションアイコンに対応する、1つ以上のアクションオプションを表示するための入力を示す。
【0392】
図6Tにおいて、フォーカスセレクタ6106により示されるように、カメラアプリケーションアイコン430に対応する位置で入力を受信する。アクションオプション表示基準(例えば、接触の特性強度が、軽い押圧閾値IT
Lを上回って増大した場合に満たされる基準を含む)を満たす場合、
図6Uに示すように、アクションオプション6110(「セルフィーを撮る」)、6112(「ビデオ撮影」)、6114(「スローモーション撮影」)、6116(「写真を撮る」)を含む、アクションオプションメニュー6108が表示される。いくつかの実施形態では、カメラコントロールアフォーダンス630についての変更オプション696〜6102は、アプリケーションアイコン430に対応するアクションメニューについてのアクションオプション6110〜6116の少なくともサブセットを含む。
【0393】
図6V〜
図6Xは、懐中電灯コントロールについての変更オプションを表示するための入力を示す。
図6Vにおいて、フォーカスセレクタ6110により示されるように、懐中電灯コントロールアフォーダンス622に対応する位置で接触による入力が検出される。強度メータ606により示されるように、接触の特性強度は、ヒント強度閾値レベルIT
Hを上回る。
【0394】
図6Wにおいて、接触の特性強度は、拡張コントロール基準を満たしている(例えば、強度メータ606により示されるように、軽い押圧強度閾値レベルIT
Lを上回って増大している)。入力に応じて、高いライトレベル、中程度のライトレベル、及び低いライトレベルにそれぞれに対応する、変更オプション6114(「高」)、6116(「中」)、及び6118(「低」)を含む、変更オプションメニュー6112が表示される。
【0395】
図6Xにおいて、フォーカスセレクタ6110により示された接触は、変更オプション6116(「中」)に対応する位置に移動している。
【0396】
図6Yにおいて、
図6Xで示された入力に応じて、例えば、網掛けされていない状態の懐中電灯コントロールアフォーダンス622及び/又はデバイスの懐中電灯により発せられる光6120によって示されるように、懐中電灯が中程度のライトレベルでオンになっている。
【0397】
図7A〜
図7Wは、いくつかの実施形態に係る、コンテンツを削除するための例示的なユーザインターフェースを示す。これらの図のユーザインターフェースは、
図20A〜
図20Gのプロセスを含めた、以下で説明されるプロセスを例示するために使用される。以下の実施例のうちのいくつかは、タッチスクリーンディスプレイ上の入力(タッチ感知面とディスプレイとが組み合わされている場合)を参照して説明されるが、いくつかの実施形態では、デバイスは、
図4Bに示されたように、ディスプレイ450とは別個のタッチ感知面451上の入力を検出する。
【0398】
いくつかの実施形態では、デバイスは、別個のディスプレイ(例えば、ディスプレイ450)及び別個のタッチ感知面(例えば、タッチ感知面451)を備える電子デバイスである。いくつかの実施形態では、デバイスは、ポータブル多機能デバイス100であり、ディスプレイは、タッチ感知ディスプレイシステム112であり、タッチ感知面は、ディスプレイ上に触知出力発生器167を含む(
図1A)。説明の便宜上、
図7A〜
図7Wを参照して説明された実施形態は、タッチ感知ディスプレイシステム112を備えるデバイス上で実行される動作を参照して検討するものとする。かかる実施形態では、フォーカスセレクタは、任意選択的に、それぞれの指若しくはスタイラスの接触、指若しくはスタイラスの接触に対応する代表点(例えば、それぞれの接触の重心若しくはそれぞれの接触に関連付けられたポイント)、又は、タッチ感知ディスプレイシステム112上で検出される2つ以上の接触の重心である。ただし、類似の動作は、
図7A〜
図7Wに示されたユーザインターフェースが、フォーカスセレクタと共に、ディスプレイ450上に表示されている間に、タッチ感知面451上での
図7A〜
図7Wで記載された接触の検出に応じて、ディスプレイ450及び別個のタッチ感知面451を備えるデバイス上で任意選択的に実行される。
【0399】
図7Aは、複数の文字を含、編集可能コンテンツ領域704を含む、ユーザインターフェース702を示す。ユーザインターフェース702はまた、コンテンツ削除コントロール708も含む。削除入力の検出は、フォーカスセレクタ710により示されるように、コンテンツ削除コントロール708に対応するタッチ感知面112上の位置での接触708の検出を含む。コンテンツ削除コントロール708は、例えば、キーボード709の削除キーである。接触の特性強度は、強度メータ712により示される。
図7Aの例示的実施例では、接触の特性強度は、強度メータ712により示されるように、深い押圧強度閾値IT
Dを上回って増大している。
図7Aの領域714は、
図7B及び
図7Cにおいて、文字単位の削除及び単語単位の削除を示すのに使用される。
【0400】
図7Bは、文字単位の削除を示す。第1の時間T=t1において、第1の文字が、コンテンツ挿入インジケータ716に対応する位置での領域714の編集可能コンテンツ領域704における複数の文字から削除される。第1の時間t1より後の第2の時間T=t2において、第2の文字が、コンテンツ挿入インジケータ716に対応する位置での編集可能コンテンツ領域704における複数の文字から削除される。第2の時間t2より後の第3の時間T=t3において、第3の文字が、コンテンツ挿入インジケータ716に対応する位置での編集可能コンテンツ領域704における複数の文字から削除される。
【0401】
図7Cは、単語単位の削除を示す。第1の時間T=t1において、第1の語が、コンテンツ挿入インジケータ716に対応する位置での領域714の編集可能コンテンツ領域704における複数の文字から削除される。第1の時間t1より後の第2の時間T=t2において、第2の語が、コンテンツ挿入インジケータ716に対応する位置での編集可能コンテンツ領域704における複数の文字から削除される。第2の時間t2より後の第3の時間T=t3において、第3の語が、コンテンツ挿入インジケータ716に対応する位置での編集可能コンテンツ領域704における複数の文字から削除される。
【0402】
図7D〜
図7Iは、強度閾値IT
D(例えば、
図7Aの強度メータ712により示された、深い押圧強度閾値IT
D)に関する接触の特性強度並びに時間閾値T1及びT2に基づいてコンテンツの削除を判定するためのヒューリスティクスを示すグラフである。時間閾値T1は、第1の期間を定義し、時間閾値T2は、第1の期間より長い第2の期間を定義する。
【0403】
図7Dにおいて、720は、コンテンツ削除コントロール708に対応する位置での接触の特性強度を示す。接触は、第1の期間T1の間維持され、第2の期間T2の間も維持され続ける。接触の特性強度は、深い押圧強度閾値レベルIT
Dを上回っては増大しない。接触が第1の期間T1の間維持されたとの判定に従って、コンテンツは、編集可能コンテンツ領域704から、(例えば、
図7Bに示すように)文字単位で、接触の特性強度に基づいて変動しない速度で削除される。接触が第2の期間T2の間維持されたとの判定に従って、コンテンツは、編集可能コンテンツ領域704から、(例えば、
図7Cに示すように)単語単位で、接触の特性強度に基づいて変動しない速度で削除される。
【0404】
図7Eにおいて、722は、コンテンツ削除コントロール708に対応する位置での接触の特性強度を示す。接触の特性強度は、時間T
ITDにおいて、深い押圧強度閾値レベルIT
Dを上回って増大し、この増大は、第1の時間閾値T1と第2の時間閾値T2との間で生じる。接触がタッチ感知面112上で第1の期間T1の間維持された後に、接触の特性強度が強度閾値レベルIT
Dを上回って増大したとの判定に従って、コンテンツは、編集可能コンテンツ領域704から、(例えば、
図7Bに示すように)文字単位で、接触の特性強度に基づいて変動する速度で削除される。いくつかの実施形態では、接触が第2の期間T2の間維持されたとの判定に従って、単語単位でのコンテンツの削除に切り替える代わりに、コンテンツは、文字単位で削除され続ける。
【0405】
図7Fにおいて、724は、コンテンツ削除コントロール708に対応する位置での接触の特性強度を示す。接触の特性強度は、時間T
ITDにおいて深い押圧強度閾値レベルIT
Dを上回って増大し、この増大は、第2の期間T2後に生じる。接触がタッチ感知面112上で第2の期間T2の間維持された後に、接触の特性強度が強度閾値レベルIT
Dを上回って増大したとの判定に従って、コンテンツは、編集可能コンテンツ領域704から、(例えば、
図7Cに示すように)単語単位で、接触の特性強度に基づいて変動する速度で削除される。
【0406】
図7Gにおいて、726は、コンテンツ削除コントロール708に対応する位置での接触の特性強度を示す。接触の特性強度は、時間T
ITDにおいて、深い押圧強度閾値レベルIT
Dを上回って増大し、この増大は、第1の時間閾値T1と第2の時間閾値T2との間で生じる。接触がタッチ感知面112上で第1の期間T1の間維持された後、かつ、接触がタッチ感知面112上で第2の期間T2の間維持される前に、接触の特性強度が強度閾値レベルIT
Dを上回って増大したとの判定に従って、コンテンツは、第2の期間T2が経過する前に、編集可能コンテンツ領域704から、(例えば、
図7Cに示すように)単語単位で、(例えば、接触の特性強度に基づいて変動する速度で)削除される。
【0407】
図7Hにおいて、728は、コンテンツ削除コントロール708に対応する位置での接触の特性強度を示す。接触の特性強度は、時間T
ITD1において深い押圧強度閾値レベルIT
Dを上回って増大し、時間T
ITD2において深い押圧強度閾値レベルIT
Dを下回って減少する。T
ITD2後に、コンテンツは、第2の期間T2が経過する前に、編集可能コンテンツ領域704から、(例えば、
図7Cに示すように)単語単位で削除され続ける。
【0408】
図7Iにおいて、730は、コンテンツ削除コントロール708に対応する位置での接触の特性強度を示す。時間周期T
tap(例えば、タップ時間閾値)が経過する前に、接触のリフトオフが生じたとの判定に従って、編集可能コンテンツ領域704から1文字が削除される。
【0409】
図7Jにおいて、731は、コンテンツ削除コントロール708に対応する位置での接触の特性強度を示す。接触の特性強度は、時間T
ITLにおいて軽い押圧強度閾値レベルIT
Lを上回って増大し、時間T
ITDにおいて深い押圧強度閾値レベルIT
Dを上回って増大する。いくつかの実施形態では、接触の特性強度が軽い押圧強度閾値レベルIT
Lを上回って増大したとの判定に従って、コンテンツは、編集可能コンテンツ領域704から、(例えば、不変速度で)文字単位で削除される。いくつかの実施形態では、接触がタッチ感知面上で第1の期間の間(例えば、接触の特性強度が軽い押圧強度閾値IT
Lを上回っている間)維持されたとの判定に従って、コンテンツは、接触の特性強度に基づいて変動する速度で、(例えば、文字単位で)連続的に削除される。いくつかの実施形態では、接触の特性強度が深い押圧強度閾値IT
Dを上回って増大したとの判定に従って、コンテンツは、編集可能コンテンツ領域704から、(例えば、不変速度で)単語単位で削除される。いくつかの実施形態では、接触がタッチ感知面上で第2の期間の間(例えば、接触の特性強度が深い押圧強度閾値IT
Dを上回っている間)維持されたとの判定に従って、コンテンツは、接触の特性強度に基づいて変動する速度で、(例えば、単語単位で)連続的に削除される。
【0410】
図7K〜
図7Nは、コンテンツ挿入インジケータ再配置モードを示す。
図7Kにおいて、接触は、コンテンツ削除コントロール708の位置とは別の、タッチ感知面112上の(フォーカスセレクタ732により示される位置で検出される。例えば、接触は、文字キー(例えば、「A」)などのキーボード709のキーに対応する位置で検出される。検出されたが、コンテンツ挿入再配置モード基準を満たさない(例えば、持続期間が閾値持続期間を下回っている、かつ/又は、接触の特性強度が深い押圧強度閾値IT
Dなどの強度閾値を上回って増大しない)入力(例えば、タップ入力)に応じて、キーボードのキーに対応する機能が生じる(例えば、
図7Lに示すように、文字キーに対応する文字が編集可能コンテンツ領域704に追加される)。接触の特性強度が深い押圧強度閾値IT
Dを上回って増大したとの判定に従って、
図7Mに示すように、コンテンツ挿入インジケータ再配置モードが作動する。いくつかの実施形態では、接触の特性強度が深い押圧強度閾値IT
Dを上回って増大したとの判定に従って、デバイスは、737で示すように、触知出力を出力する。
図7Nにおいて、コンテンツ挿入インジケータ再配置モードの作動中、コンテンツ挿入インジケータ716は、第1の位置716aから第2の位置716bへと、矢印736により示された経路に沿って移動する。同経路は、フォーカスセレクタ732が第1の位置732aから第2の位置732bへと移動する経路734に、(例えば、長さ及び/又は方向について)対応する。
図7Nにおいて、コンテンツ挿入インジケータ716は、移動後の位置で示されている。
【0411】
図7O−1は、接触の特性強度に従って増大する触知出力パラメータを示す。時間T=t1において、フォーカスセレクタ710により示されるように、コンテンツ削除コントロール708に対応する位置での接触の特定強度は、強度メータ712により示されるように、接触検出強度閾値IT
0を上回る。t1において出力される触知出力は、第1の触知出力パラメータ(例えば、第1の振幅)を有する。時間T=t2において、コンテンツ削除コントロール708に対応する位置での接触の特性強度は、ヒント強度閾値IT
Hを上回る。t2において出力される触知出力は、第1の触知出力パラメータより大きい第2の触知出力パラメータ(例えば、第1の振幅より大きい第2の振幅)を有する。時間T=t3において、コンテンツ削除コントロール708に対応する位置での接触の特性強度は、軽い押圧強度閾値IT
Lを上回る。t3において出力される触知出力は、第2の触知出力パラメータより大きい第3の触知出力パラメータ(例えば、第2の振幅より大きい第3の振幅)を有する。時間T=t4において、コンテンツ削除コントロール708に対応する位置での接触の特性強度は、深い押圧強度閾値IT
Dを上回る。t4において出力される触知出力は、第3の触知出力パラメータより大きい第4の触知出力パラメータ(例えば、第3の振幅より大きい第4の振幅)を有する。いくつかの実施形態では、時間t1、t2、t3及び/又はt4に関して記載される接触は、1つの連続的な接触の一部である。
【0412】
いくつかの実施形態では、コンテンツ入力領域740の1つ以上のキーは、作動時に、触知出力をトリガしない。例えば、文字732(例えば、文字「a」)に対応する位置での接触により検出された入力に応じて、触知出力は、接触の特性強度が深い押圧強度閾値IT
Dを上回るとの判定に従って生じない。触知出力は、t5において生じない。
【0413】
図7O−2は、接触の特性強度に従って減少する触知出力パラメータを示す。時間T=t1において、フォーカスセレクタ710により示されるように、コンテンツ削除コントロール708に対応する位置での接触の特定強度は、強度メータ712により示されるように、接触検出強度閾値IT
0を上回る。t1において出力される触知出力は、第1の触知出力パラメータ(例えば、第1の振幅)を有する。時間T=t2において、コンテンツ削除コントロール708に対応する位置での接触の特性強度は、ヒント強度閾値IT
Hを上回る。t2において出力される触知出力は、第1の触知出力パラメータより小さい第2の触知出力パラメータ(例えば、第1の振幅より小さい第2の振幅)を有する。時間T=t3において、コンテンツ削除コントロール708に対応する位置での接触の特性強度は、軽い押圧強度閾値IT
Lを上回る。t3において出力される触知出力は、第2の触知出力パラメータより小さい第3の触知出力パラメータ(例えば、第2の振幅より小さい第3の振幅)を有する。時間T=t4において、コンテンツ削除コントロール708に対応する位置での接触の特性強度は、深い押圧強度閾値IT
Dを上回る。t4において出力される触知出力は、第3の触知出力パラメータより小さい第4の触知出力パラメータ(例えば、第3の振幅より小さい第4の振幅)を有する。いくつかの実施形態では、時間t1、t2、t3及び/又はt4に関して記載される接触は、1つの連続的な接触の一部である。
【0414】
図7P〜
図7Sは、接触がメニュー項目上を移動する際に生成される触知出力を示す。
図7Pにおいて、コンテンツ入力領域(例えば、キーボード)740に対応するタッチ感知面112上での位置(例えば、フォーカスセレクタ742により示された位置)での接触を含む、メニュー表示入力が検出される。メニュー表示入力(例えば、長い押圧入力)の検出に応じて、
図7Qで示されるように、メニュー744が表示される。フォーカスセレクタ742は、
図7Rに示すように、矢印745により示された経路に沿って、メニュー744のメニュー項目746に対応する位置に移動する。いくつかの実施形態では、フォーカスセレクタ742がメニュー項目746の位置に移動したとの判定に従って、デバイスは、751で示すように、触知出力を出力する。フォーカスセレクタ742は、
図7Sに示すように、矢印745により示された経路に沿って、メニュー744のメニュー項目748に対応する位置に移動する。いくつかの実施形態では、フォーカスセレクタ742がメニュー項目748の位置に移動したとの判定に従って、デバイスは、753で示すように、触知出力を出力する。
【0415】
図7Tは、タイピング速度の向上と共に増大する、触知出力パラメータを有する触知出力を示す。いくつかの実施形態では、デバイスのキー(例えば、コンテンツ入力領域740のキー)において検出された入力に応じて、デバイスは、後続の入力との間の時間に基づいて変動する触知出力を出力する。
図7Tにおいて、各線は、キーにおいて検出された出力に応じて出力される触知出力を表わす。触知出力パラメータ(例えば、触知出力振幅)は、線とその直前の線との間の時間が短くなると増大する。
【0416】
図7Uは、タイピング速度の向上と共に増大する、オーディオ出力パラメータを有するオーディオ出力を示す。いくつかの実施形態では、デバイスのキー(例えば、コンテンツ入力領域740のキー)において検出された入力に応じて、デバイスは、後続の入力との間の時間に基づいて変動するオーディオ出力を出力する。
図7Uにおいて、各線は、キーにおいて検出された出力に応じて出力されるオーディオ出力を表わす。オーディオ出力パラメータ(例えば、オーディオ出力振幅)は、線とその直前の線との間の時間が短くなると増大する。
【0417】
図7Vは、タイピング速度の向上と共に減少する、触知出力パラメータを有する触知出力を示す。
図7Vにおいて、各線は、キーにおいて検出された出力に応じて出力される触知出力を表わす。触知出力パラメータ(例えば、触知出力振幅)は、線とその直前の線との間の時間が短くなると減少する。
【0418】
図7Wは、タイピング速度の向上と共に減少する、オーディオ出力パラメータを有するオーディオ出力を示す。
図7Uにおいて、各線は、キーにおいて検出された出力に応じて出力されるオーディオ出力を表わす。オーディオ出力パラメータ(例えば、オーディオ出力振幅)は、線とその直前の線との間の時間が短くなると減少する。
【0419】
いくつかの実施形態では、タイピング速度が向上すると、触知出力の触知出力パラメータ及びオーディオ出力のオーディオ出力パラメータの両方が増大する。いくつかの実施形態では、タイピング速度が向上すると、触知出力の触知出力パラメータ及びオーディオ出力のオーディオ出力パラメータの両方が減少する。いくつかの実施形態では、タイピング速度が向上すると、触知出力の触知出力パラメータが増大し、オーディオ出力のオーディオ出力パラメータが減少する。いくつかの実施形態では、タイピング速度が向上すると、触知出力の触知出力パラメータが減少し、オーディオ出力のオーディオ出力パラメータが増大する。
【0420】
図8A〜
図8AIは、いくつかの実施形態に係る、メッセージ通信用インターフェースにおいて入力を検出するための例示的なユーザインターフェースを示す。これらの図のユーザインターフェースは、
図22A〜
図22Gのプロセスを含めた、以下で説明されるプロセスを例示するために使用される。以下の実施例のうちのいくつかは、タッチ感知面ディスプレイ上の入力(タッチ感知面とディスプレイとが組み合わされている場合)を参照して説明されるが、いくつかの実施形態では、デバイスは、
図4Bに示されたように、ディスプレイ450とは別個のタッチ感知面451上での入力を検出する。
【0421】
いくつかの実施形態では、デバイスは、別個のディスプレイ(例えば、ディスプレイ450)及び別個のタッチ感知面(例えば、タッチ感知面451)を備える電子デバイスである。いくつかの実施形態では、デバイスは、ポータブル多機能デバイス100であり、ディスプレイは、タッチ感知ディスプレイシステム112であり、タッチ感知面は、ディスプレイ上に触知出力発生器167を含む(
図1A)。説明の便宜上、
図8A〜
図8AIを参照して説明された実施形態は、タッチ感知ディスプレイシステム112を備えるデバイス上で実行される動作を参照して検討するものとする。かかる実施形態では、フォーカスセレクタは、任意選択的に、それぞれの指若しくはスタイラスの接触、指若しくはスタイラスの接触に対応する代表点(例えば、それぞれの接触の重心若しくはそれぞれの接触に関連付けられたポイント)、又は、タッチ感知ディスプレイシステム112上で検出される2つ以上の接触の重心である。ただし、類似の動作は、
図8A〜
図8AIに示されたユーザインターフェースが、フォーカスセレクタと共に、ディスプレイ450上に表示されている間に、タッチ感知面451上での
図8A〜
図8AIで記載された接触の検出に応じて、ディスプレイ450及び別個のタッチ感知面451を備えるデバイス上で任意選択的に実行される。
【0422】
図8Aは、会話記録804及びメッセージ入力領域806を含む、メッセージ通信用インターフェース802を示す。メッセージ入力領域は、メッセージコンテンツ808(「おめでとう!」)及びメッセージを送信するためのアフォーダンス810を含む。タッチ感知面112との接触は、フォーカスセレクタ812により示されるように、メッセージを送信するためのアフォーダンス810(「送信アフォーダンス810」)に対応する位置において生じる。接触の特性強度が、強度メータ814により示される。
【0423】
図8Bは、メッセージコンテンツ808を含むメッセージが(例えば、送信アフォーダンス810において受信したタップジェスチャに応じて)リモートデバイスに送信された後の、メッセージ通信用インターフェース802を示す。メッセージコンテンツ808は、メッセージ通信用インターフェース802の会話記録804中のメッセージ領域816に表示される。メッセージ領域は、メッセージングセッションの会話記録中のメッセージのための、メッセージの吹き出し、プラッタ又は他のコンテナである。いくつかの実施形態では、送信メッセージのメッセージ領域は、会話記録804中の受信メッセージのメッセージ領域とは、視覚的に区別される。例えば、メッセージコンテンツ808を含む送信メッセージのメッセージ領域816は、第1の領域の色及び/又は第1の領域の向き(その領域のステムの向きにより示される)を有し、会話記録804中の受信メッセージのメッセージ領域817は、第1の領域の色とは異なる第2の領域の色及び/又は第1の向きとは異なる第2の向きを有する。
【0424】
図8Cは、メッセージコンテンツ808を含むメッセージを受信した、リモートデバイス820のメッセージ通信用インターフェース818を示す。
【0425】
図8Dは、デバイス100のメッセージ通信用インターフェース802を示し、ここで、強度メータ814により示されるようにヒント強度閾値IT
Hを上回る特性強度を有するタッチ感知面112との接触を含む入力が、送信アフォーダンス810に対応する位置で検出されている。接触の位置は、フォーカスセレクタ812により示される。いくつかの実施形態では、送信アフォーダンス810に対応する位置での接触がヒント強度閾値IT
Hを上回って増大したとの判定に従って、メッセージ通信用インターフェース802の少なくとも一部分がぼかされる。いくつかの実施形態では、ぼかしの程度は、
図8Eに示すように、接触の特性強度に比例して変動する。
【0426】
図8Eは、デバイス100のメッセージ通信用インターフェース802を示し、ここで、強度メータ814により示されるように軽い押圧強度閾値IT
Lを上回る特性強度を有する接触を含む入力が、送信アフォーダンス810に対応する位置で検出されている。接触の位置は、フォーカスセレクタ812により示される。
【0427】
送信アフォーダンス810に対応する位置で検出された接触の特性強度が深い押圧強度閾値IT
Dを上回って増大したとの判定に従って、
図8Fに示すように、複数のメッセージインパクト効果オプションが表示される。複数のメッセージインパクト効果オプションは、例えば、822(「スラム」)、824(「ラウド」)、826(「ジェントル」)及び828(見えないインク」)を含む。いくつかの実施形態では、複数のメッセージインパクト効果オプションは、メッセージ領域832(例えば、デフォルトメッセージ領域)に表示されたメッセージコンテンツ808、(例えば、メッセージ通信用インターフェース802に戻るための)消去アフォーダンス834、(例えば、複数のメッセージインパクト効果オプションからインパクト効果オプションを選択するための)メッセージインパクト効果オプション選択コントロール836、及び/又は、拡張されたメッセージタイプ選択コントロール838を含む、メッセージインパクト効果オプションインターフェース830に表示される。いくつかの実施形態では、拡張されたメッセージタイプ選択コントロール838は、複数のメッセージインパクト効果オプション(例えば、メッセージ吹き出しなどのメッセージ領域にエフェクトをつけるオプション)を表示するためのアフォーダンス840(「吹き出し」)、及び、複数のメッセージインパクト効果オプションとは別の、(例えば、フルスクリーンアニメーションオプションを表示するための)1つ以上の拡張されたメッセージオプションを表示するためのアフォーダンス842(「スクリーン」)を含む、トグルコントロールである。いくつかの実施形態では、送信アフォーダンス810に対応する位置で検出された接触の特性強度が深い押圧強度閾値IT
Dを上回って増大したとの判定に従って、デバイスは、839で示すように、触知出力を出力する。
【0428】
複数のメッセージインパクト効果オプションが表示されている状態で、接触は、矢印844により示された経路に沿って、「ラウド」メッセージインパクト効果オプション824に対応する位置に移動する。いくつかの実施形態では、メッセージインパクト効果オプション選択コントロール836は、「ラウド」メッセージインパクト効果オプション824に対応するアフォーダンス845などの、それぞれのメッセージインパクト効果オプションに対応するアフォーダンスを含む。いくつかの実施形態では、接触が、タッチ感知面112上を、アフォーダンス845に対応する位置に移動すると、そのアフォーダンスは、選択されたメッセージインパクト効果オプションをメッセージコンテンツ808につけて送信するためのアフォーダンス847へと変形する。
【0429】
図8Gにおいて、フォーカスセレクタ812により示されるように、接触は、「ラウド」メッセージインパクト効果オプション824に対応するメッセージインパクト効果オプション選択コントロール836上の位置にある。接触が「ラウド」メッセージインパクト効果オプション824に対応する位置にあるとの判定に従って、「ラウド」メッセージインパクト効果オプション824のプレビューが生じる。例えば、
図8G〜
図8Iに示すように、「ラウド」メッセージインパクト効果オプション824用のアニメーションのプレビューが表示される。
図8Gにおいて、メッセージコンテンツ808は、第1の変形メッセージ領域846に表示される。「ラウド」メッセージインパクト効果オプション824のプレビューの第1の部分において、第1の変形メッセージ領域846は、メッセージコンテンツ808のデフォルトメッセージ領域(例えば、
図8Bのメッセージ領域816)より小さく、メッセージコンテンツ808のテキストは、(例えば、
図8Bで示された)デフォルトメッセージテキストより少ない。
【0430】
図8Hにおいて、「ラウド」メッセージインパクト効果オプション824のプレビューの第2の部分を示す。「ラウド」メッセージインパクト効果オプション824のプレビューの第2の部分において、第1の変形メッセージ領域846は、メッセージコンテンツ808のデフォルトメッセージ領域(例えば、
図8Bのメッセージ領域816)より大きく、メッセージコンテンツ808のテキストは、(例えば、
図8Bで示された)デフォルトメッセージテキストより多い。
【0431】
図8Iにおいて、「ラウド」メッセージインパクト効果オプション824のプレビューの第3の部分を示す。「ラウド」メッセージインパクト効果オプション824のプレビューの第3の部分において、第1の変形メッセージ領域846は、デフォルトメッセージ領域のサイズ(例えば、
図8Bのメッセージ領域816)と同じサイズを有し、メッセージコンテンツ808のテキストのサイズは、(例えば、
図8Bで示された)デフォルトメッセージテキストのサイズである。
【0432】
接触は、矢印849により示された経路に沿って、「スラム」メッセージインパクト効果オプション822に対応する位置に移動する。
【0433】
図8Jにおいて、フォーカスセレクタ812により示されるように、接触は、「スラム」メッセージインパクト効果オプション822に対応するメッセージインパクト効果オプション選択コントロール836上の位置にある(例えば、接触が「スラム」メッセージインパクト効果オプション822に対応する位置にあるとの判定に従って、「スラム」メッセージインパクト効果オプション822のプレビューが生じる。例えば、
図8J〜
図8Lに示すように、「スラム」メッセージインパクト効果オプション822用のアニメーションのプレビューが表示される。
図8Jにおいて、メッセージコンテンツ808は、第2の変形メッセージ領域848に表示される。「スラム」メッセージインパクト効果オプション822のプレビューの第1の部分において、第2の変形メッセージ領域848は、メッセージコンテンツ808のデフォルトメッセージ領域(例えば、
図8Bのメッセージ領域816)とは異なる向きを有する。
【0434】
図8Kにおいて、「スラム」メッセージインパクト効果オプション822のプレビューの第2の部分を示す。「スラム」メッセージインパクト効果オプション822のプレビューの第2の部分において、インパクトクラウド850が、(例えば、メッセージがドサッと落ちてホコリが散乱したのを示して)第2の変形メッセージ領域848の後ろに表示される。
【0435】
図8Lにおいて、「スラム」メッセージインパクト効果オプション822のプレビューの第3の部分を示す。「スラム」メッセージインパクト効果オプション822のプレビューの第3の部分において、第2の変形メッセージ領域848は、デフォルトメッセージ領域(例えば、
図8Bのメッセージ領域816)の向きと同じ向きを有し、インパクトクラウド850はなくなっている。
【0436】
図8Lは、選択されたメッセージインパクト効果オプションをつけてメッセージを送信するための入力を示す。接触が、選択されたメッセージインパクト効果オプションをメッセージコンテンツ808につけて送信するためのアフォーダンス847に対応するタッチ感知面112上の位置にある状態で、フォーカスセレクタ812により示された接触の特性強度が、強度メータ814により示されるように、深い押圧強度閾値IT
Dを上回って増大している。「スラム」メッセージインパクト効果オプション822が選択されているため、接触の特性強度がIT
Dを上回って増大したとの判定に従って、メッセージコンテンツ808は、「スラム」メッセージインパクト効果オプション822と共に、リモートデバイスに送信される。いくつかの実施形態では、「スラム」メッセージインパクト効果オプション822をつけてメッセージコンテンツ808を送信するための入力が検出された(例えば、強度メータ814により示されるように、深い押圧強度閾値IT
Dを上回った)との判定に従って、デバイスは、849で示すように、触知出力を出力する。
【0437】
図8Mは、メッセージコンテンツ808が「スラム」メッセージインパクト効果オプション822と共にリモートデバイスに送信された後の、メッセージ通信用インターフェース802を示す。メッセージコンテンツ808は、メッセージ通信用インターフェース802の会話記録804中の変形メッセージ領域851に表示される。第2の変形メッセージ領域851がメッセージコンテンツ808のデフォルトメッセージ領域とは異なる向きにある、「スラム」メッセージインパクト効果オプションに対応するアニメーションの第1の部分を示す。
【0438】
図8Nは、メッセージ通信用インターフェース802の会話記録804に表示された、「スラム」メッセージインパクト効果オプション822に対応するアニメーションの第2の部分を示す。「スラム」メッセージインパクト効果オプションに対応するアニメーションの第2の部分において、インパクトクラウド850は、第2の変形メッセージ領域851の後ろに表示される。
【0439】
図8Oは、「スラム」メッセージインパクト効果オプション822に対応するアニメーションの第3の部分を示す。ここで、第2の変形メッセージ領域851は、デフォルトメッセージ領域816に変形されている。
【0440】
図8P、
図8Q及び
図8Rは、リモートデバイス820のメッセージ通信用インターフェース818に表示されるように、「スラム」メッセージインパクト効果オプションに対応するアニメーションの第1の部分、第2の部分及び第3の部分をそれぞれ示す。
【0441】
図8Sは、フォーカスセレクタ860により示されたタッチ感知面112との接触が「見えないインク」メッセージインパクト効果オプション828を選択するためのアフォーダンス856に対応する位置にある、メッセージインパクト効果オプションインターフェース830を示す。「見えないインク」メッセージインパクト効果オプション828のプレビューが表示される。「見えないインク」メッセージインパクト効果オプション828のプレビューにおいて、プレビューの少なくとも一部の間に、メッセージコンテンツ808の少なくとも一部が、第3の変形メッセージ領域852中のスクリーン854により隠される。いくつかの実施形態では、「見えないインク」メッセージインパクト効果オプション828をつけてメッセージコンテンツ808を送信するための入力が検出された(例えば、強度メータ814により示されるように、深い押圧強度閾値IT
Dを上回った)との判定に従って、デバイスは、859で示すように、触知出力を出力する。
【0442】
図8Tは、メッセージコンテンツ808が「見えないインク」メッセージインパクト効果オプション828と共にリモートデバイス820に送信された後の、リモートデバイス820のメッセージ通信用インターフェース818を示す。フォーカスセレクタ862により示された接触が、第3の変形メッセージ領域852に対応する位置で検出される。
【0443】
スクリーン854は、第3の変形メッセージ領域852から徐々に除去され、メッセージコンテンツ808が、接触の特性強度が増大するにつれて徐々に現れる。
【0444】
図8Tにおいて、接触の特性強度が第1の量だけ増大した(例えば、接触検出強度閾値レベルIT
0を上回った)との判定に従って、メッセージコンテンツ808の第1の部分が現れる。
【0445】
図8Uにおいて、接触の特性強度が第1の量より大きい第2の量だけ増大した(例えば、ヒント強度閾値IT
Hを上回った)との判定に従って、メッセージコンテンツ808の第1の部分より大きい第2の部分が現れる。
【0446】
図8Vにおいて、接触の特性強度が第1の量より大きい第3の量だけ増大した(例えば、軽い押圧強度閾値レベルIT
Lを上回った)との判定に従って、メッセージコンテンツ808の第2の部分より大きい第3の部分が現れる。
【0447】
図8Wにおいて、接触の特性強度が閾値強度レベルを上回る第4の量だけ増大した(例えば、深い押圧強度閾値IT
Dを上回った)との判定に従って、スクリーン852は表示されなくなり、メッセージコンテンツ808が完全に現れる。いくつかの実施形態では、接触の特性強度が閾値強度レベルを上回って増大した(例えば、深い押圧強度閾値IT
Dを上回った)との判定に従って、デバイスは、864で示すように、触知出力を出力する。
【0448】
図8Xにおいて、接触がタッチ感知面112からリフトオフしたとの判定に従って、スクリーン852が表示され、メッセージコンテンツ808が、スクリーン852により隠される(例えば、完全に隠される)。
【0449】
図8Yは、接触が、フォーカスセレクタ866により示されるように、タッチ感知面112上をメッセージインパクト効果オプションに対応するメッセージインパクト効果オプション選択コントロール836の位置に移動したとの判定に従って生じる触知出力を示す。時間T=t1において、フォーカスセレクタ866は、「見えないインク」メッセージインパクト効果オプション828に対応する位置にある。触知出力グラフ868に示すように、第1の振幅及び第1の持続時間を有する触知出力は、時間t1において出力される。時間T=t2において、フォーカスセレクタ866は、「ジェントル」メッセージインパクト効果オプション826に対応する位置にある。第1の振幅より小さい第2の振幅及び第1の持続時間より短い第2の持続時間を有する触知出力は、時間t2において出力される。時間T=t3において、フォーカスセレクタ866は、「ラウド」メッセージインパクト効果オプション824に対応する位置にある。第2の振幅より小さい第3の振幅及び第2の持続時間より短い第3の持続時間を有する触知出力は、時間t3において出力される。時間T=t4において、フォーカスセレクタ866は、「スラム」メッセージインパクト効果オプション822に対応する位置にある。第3の振幅より小さい第4の振幅及び第3の持続時間より短い第4の持続時間を有する触知出力は、時間t4において出力される。
【0450】
図8Zは、タッチ感知面112との接触が、フォーカスセレクタ872により示されるように、メッセージインパクト効果オプションに対応するメッセージインパクト効果オプション選択コントロール836の位置に移動したとの判定に従って生じる触知出力を示す。時間T=t1において、フォーカスセレクタ872は、「見えないインク」メッセージインパクト効果オプション828に対応する位置にある。触知出力グラフ870に示すように、第1の振幅及び第1の持続時間を有する触知出力は、時間t1において出力される。時間T=t2において、フォーカスセレクタ872は、「ジェントル」メッセージインパクト効果オプション826に対応する位置にある。第2の触知出力パラメータ(例えば、第1の振幅より大きい第2の振幅)を有する触知出力は、時間t2において出力される。時間T=t3において、フォーカスセレクタ872は、「ラウド」メッセージインパクト効果オプション824に対応する位置にある。第3の触知出力パラメータ(例えば、第2の振幅より大きい第3の振幅)を有する触知出力は、時間t3において出力される。T=t4において、フォーカスセレクタ872は、「スラム」メッセージインパクト効果オプション822に対応する位置にある。第4の触知出力パラメータ(例えば、第3の振幅より大きい第4の振幅)を有する触知出力は、時間t3において出力される。
【0452】
図8AAにおいて、タッチ感知面112との接触は、フォーカスセレクタ876により示されるように、受信メッセージ873のメッセージ領域874に対応する位置で検出される。
図8ABにおいて、接触の特性強度は、強度メータ814により示されるように、ヒント強度閾値IT
Hを上回って増大する。
図8ACにおいて、接触の特性強度は、強度メータ814により示されるように、軽い押圧強度閾値IT
Lを上回って増大する。いくつかの実施形態では、接触の特性強度が増大すると、メッセージ通信用インターフェース802の少なくとも一部分がぼかされる。いくつかの実施形態では、ぼかしの程度は、例えば、
図8AA〜
図8ACのぼかしの増大するレベルにより示されるように、接触の特性強度に比例して変動する。
【0453】
いくつかの実施形態では、メッセージ領域874に対応する位置で検出された接触の特性強度が深い押圧強度閾値IT
Dを上回って増大したとの判定に従って、
図8ADに示すように、受領通知選択アフォーダンス878が表示される。受領通知選択アフォーダンス878は、複数の受領通知オプション(例えば、ハート880、サムズアップ882、サムズダウン884、「HA」886、ビックリマーク888及び/又はハテナマーク890)を表示する。いくつかの実施形態では、メッセージ領域874に対応する位置で検出された接触の特性強度が深い押圧強度閾値IT
Dを上回って増大したとの判定に従って、デバイスは、879で示すように、触知出力を出力する。
【0454】
図8AEにおいて、タッチ感知面112との接触は、フォーカスセレクタ892により示されるように、サムズアップ受領通知オプション882に対応する位置で検出される。受領通知アプリケーション入力(例えば、受領通知オプション882に対応する位置でのタップ入力)の検出に応じて、サムズアップ受領通知オプション882に対応するインジケータが、
図8AFに示すように、メッセージ領域874に適用される。
【0455】
図8AGは、複数の受領通知896を受信したメッセージ領域894で検出された入力を示す。タッチ感知面112との接触は、フォーカスセレクタ898により示されるように、複数の受領通知896に対応する位置(又は、メッセージ領域894に対応する位置)で検出される。接触の特性強度が深い押圧強度閾値IT
Dを上回って増大したとの判定に従って、
図8AHに示すように、受領通知集計ユーザインターフェース8100が表示される。いくつかの実施形態では、接触の特性強度が深い押圧強度閾値IT
Dを上回って増大したとの判定に従って、899に示すように、触知出力が生じる。いくつかの実施形態では、受領通知集計ユーザインターフェース8100は、例えば、(例えば、メッセージ領域894に対応するメッセージに適用された)各受領通知オプションについて、受領通知オプションを適用した会話参加者の数8104の表示、受領通知オプションを適用した会話参加者についての特定情報(例えば、アバター8106)、及び/又は、受領通知オプションの表示を含む。例えば、サムズアップ受領通知オプション882については、サムズアップ受領通知オプション882をメッセージに適用した会話参加者の数(例えば、「2」)、サムズアップ受領通知オプション882をメッセージに適用した会話参加者に対応する2つのアバター8106、及び、サムズアップ受領通知オプション882に対応するアイコンが表示される。
【0456】
いくつかの実施形態では、例えば、アバターの数が、アバターの閾値数を超えた場合、複数のアバターが、(例えば、1つ以上のアバターが、別のアバターの後ろに少なくとも部分的に隠れるように)重ね合わせられた構成で表示される。いくつかの実施形態では、アバターのスタックに対応する位置で検出された入力(例えば、
図8AHのフォーカスセレクタ8108により示された接触によるタップ)は、アバターのスタックを拡張する。拡大されたアバターのスタックを
図8AIで示す。
【0457】
図9A1〜
図9A25は、いくつかの実施形態に係る、強度反応型及び非強度反応型のユーザインターフェースオブジェクトを表示するための例示的なユーザインターフェースを示す。
【0458】
図9A1は、ディスプレイ950上のユーザインターフェース900を示しており、ユーザインターフェース900は、
図9A1〜
図9A25で示された実施例において、作動可能オブジェクト902及び904(例えば、メッセージアプリケーションを起動させるためのアプリケーションアイコン及び気象アプリケーションを起動させるためのアプリケーションアイコン)を含む、アレイ状に配列された複数の作動可能ユーザインターフェースオブジェクト(例えば、複数のアプリケーションアイコン)により表わされたアプリケーションのメニューのユーザインターフェースを含む。
【0459】
図9A1に示すように、ユーザ入力強度グラフ906及びユーザ入力横方向変位グラフ908は、ユーザインターフェース900における作動可能オブジェクトの選択の要求に対応するユーザ入力による接触が検出されなかったことを示す。
【0460】
図9A2は、
図9A1におけるユーザインターフェースの状態からの、ユーザインターフェース900の遷移を示す。特に、
図9A2は、ユーザインターフェース900において非強度反応型作動可能オブジェクト904上に位置付けられたユーザ入力910の位置を示す。
図9A2で示された実施例において、ユーザ入力910は、作動可能オブジェクト904に対応する位置において、タッチ感知面と接触する前に、タッチ感知面(例えば、
図4Bの、タッチ感知面451又はタッチスクリーンディスプレイ450のタッチ感知面)の上方でホバリングしているのが検出された入力オブジェクト(例えば、指又はスタイラス)に対応するため、ユーザ入力強度グラフ906及びユーザ入力横方向変位グラフ908は、検出したユーザ入力が、ゼロ検出強度及びゼロ横方向変位を有することを示す。ホバリングしているユーザ入力910の検出に応じて、非強度反応型作動可能オブジェクト904の外観は変化しない。
【0461】
図9A3は、
図9A1及び
図9A2のいずれかにおけるユーザインターフェースの状態からの、ユーザインターフェース900の遷移を示す。特に、
図9A3は、現在時刻tcでのユーザインターフェース900の状態を示しており、非強度反応型作動可能オブジェクト904の選択の要求に対応するタッチ感知面上でのユーザ入力910による接触の検出を示している。ユーザ入力強度グラフ906に示すように、ユーザ入力910の強度(接触強度とも呼ばれる)は、最初は、第1の強度閾値IT
Hを下回っている。ユーザ入力横方向変位グラフ908に示すように、ユーザ入力の横方向変位(例えば、ユーザ入力の最初の接触位置からの変位)は、ゼロである。
【0462】
非強度反応型作動可能オブジェクト904に対応するユーザ入力910による接触の検出に応じて、作動可能オブジェクト904の外観は、ユーザ入力910の接触強度とは独立して、
図9A1及び
図9A2で示された外観から所定量だけ変化する(例えば、作動可能オブジェクト904は、
図9A3に示すように、ほかされるか又は暗くなる)。例えば、
図9A4〜
図9A6は、ユーザ入力910の接触強度が、
図9A3で示されたその値から、第1の強度閾値IT
Hを上回る値、第2の強度閾値IT
Lを上回る値、及び、第3の強度閾値IT
Dを上回る値までそれぞれに増大したが、作動可能オブジェクト904の外観が、
図9A3で示された所定の変化量で維持され、ユーザ入力910の接触強度の増大により影響を受けないことを示す。
【0463】
図9A7は、
図9A6におけるユーザインターフェースの状態からの、ユーザインターフェース900の遷移を示す。特に、
図9A7は、(例えば、接触のリフトオフにより)作動可能オブジェクト904に対応するユーザ入力910による接触を検出しなくなった際の、現在時刻tcでのユーザインターフェース900の状態を示す。ユーザ入力強度グラフ906に示すように、ユーザ入力910の接触強度は、ユーザ入力910による接触を検出しなくなることに従って、
図9A6に示された強度からゼロまで減少している。
【0464】
非強度反応型作動可能オブジェクト904に対応するユーザ入力910による接触を検出しなくなることに応じて、(例えば、ユーザ入力910がタップジェスチャであるとの判定に従って)作動可能オブジェクト904に対応する作動操作が実行される。
図9A3で示された実施例において、作動可能オブジェクト904に対応するユーザ入力910による接触を検出しなくなることに応じて、作動可能オブジェクト904に関連付けられたアプリケーション(例えば、気象アプリケーション)が起動され、ユーザインターフェース900上に表示される。
【0465】
図9A8は、
図9A3と同様であり、
図9A1及び
図9A2のいずれかにおけるユーザインターフェースの状態からの、ユーザインターフェース900の遷移を示す。特に、
図9A8は、現在時刻tcにおける、非強度反応型作動可能オブジェクト904に対応するユーザ入力911の位置を示しており、非強度反応型作動可能オブジェクト904の外観は、
図9A1及び
図9A2で示された外観から、所定量だけ変化する(例えば、ぼかされるか又は暗くなる)。ユーザ入力強度グラフ906に示すように、ユーザ入力911の強度は、最初は、強度閾値IT
Hを下回っており、ユーザ入力横方向変位グラフ908に示すように、最初の接触位置からのユーザ入力の横方向変位は、最初は、横方向変位閾値Dtを下回っている。
【0466】
図9A9は、
図9A8におけるユーザインターフェースの状態からの、ユーザインターフェース900の遷移を示す。特に、
図9A9は、(例えば、ドラッグジェスチャなどの、接触がタッチ感知面上で維持された場合の、ユーザ入力911に対応する接触の横方向移動に対応する)ユーザインターフェース900に対するユーザ入力911の連続的な横方向移動を示す。ユーザ入力横方向変位グラフ908に示すように、ユーザ入力の横方向変位は、
図9A8で示された横方向変位から増大しており、横方向変位閾値Dtを満たしている(かつ、超えている)。ユーザ入力の横方向変位が変位基準(例えば、横方向変位閾値Dtを満たすことを含む)を満たしているとの判定に従って、ユーザインターフェース900の少なくとも一部分は、ユーザ入力の横方向移動に従ってスクロールされる。
【0467】
図9A9で示された実施例において、変位基準を満たすユーザ入力911の横方向変位の検出に応じて、非強度反応型作動可能オブジェクト904の外観は、ユーザ入力911による接触を検出する前における、その最初又は以前の外観に戻るように所定量だけ変化する。より具体的には、非強度反応型作動可能オブジェクト904の外観は、ユーザインターフェース900をスクロールすると、(例えば、
図9A1で示された)その以前の外観に戻るように、徐々にではなく、即時に変化する(例えば、作動可能オブジェクト904は、薄暗くなくなるか又は明るくなる)。更に、ユーザ入力強度グラフ906に示すように、ユーザ入力911の接触強度は増大しているが、非強度反応型作動可能オブジェクト904の外観における変化は、ユーザ入力の接触強度とは独立している。
【0468】
図9A10は、
図9A9におけるユーザインターフェースの状態からの、ユーザインターフェース900の遷移を示す。特に、
図9A10は、横方向変位における更なる増大に対応するユーザ入力911の連続的な横方向移動に従った、現在時刻tcでのユーザインターフェース900の状態を示す。ユーザ入力横方向変位グラフ908に示すように、ユーザ入力911の横方向変位は、
図9A9で示された横方向変位から増大している。ユーザ入力強度グラフ906に示すように、ユーザ入力911の接触強度は、
図9A9で示された接触強度から増大しており、第1の強度閾値IT
Hを満たしている(かつ、超えている)。しかしながら、
図9A9に関して上記検討されたように、変位基準を満たしたユーザ入力911の横方向変位の検出に応じて、非強度反応型作動可能オブジェクト904の外観は、その最初の外観に戻るように、所定量だけ即時に変化した。このため、
図9A10に示すように、非強度反応型作動可能オブジェクト904の外観は、ユーザ入力911の横方向変位の更なる増大又は接触強度の更なる増大とは独立しており、かつ、これらに応じて更に変化しない。
【0469】
図9A11は、
図9A1におけるユーザインターフェースの状態からの、ユーザインターフェース900の代替的な遷移を示す。特に、
図9A11は、ユーザインターフェース900における強度反応型作動可能オブジェクト902上に位置付けられたユーザ入力912の位置を示す。
図9A11で示された実施例において、ユーザ入力912は、作動可能オブジェクト902に対応する位置において、タッチ感知面と接触する前に、タッチ感知面(例えば、
図4Bの、タッチ感知面451又はタッチスクリーンディスプレイ450のタッチ感知面)の上方でホバリングしているのが検出された入力オブジェクト(例えば、指又はスタイラス)に対応するため、ユーザ入力強度グラフ906及びユーザ入力横方向変位グラフ908は、検出したユーザ入力が、ゼロ検出強度及びゼロ横方向変位を有することを示す。ホバリングしているユーザ入力912の検出に応じて、強度反応型作動可能オブジェクト902の外観を、第1の程度の第1の変化を用いて変化させる(例えば、
図9A11は、作動可能オブジェクト902のサイズが、
図9A1で示されたサイズから小さくなることを示し、プラッタが、そのサイズが小さくなる前の作動可能オブジェクト902により以前に占められていた領域において、作動可能オブジェクト902の後ろに表示されることを示す)。
【0470】
図9A12は、
図9A11におけるユーザインターフェースの状態からの、ユーザインターフェース900の遷移を示す。特に、
図9A12は、現在時刻tcでのユーザインターフェース900の状態を示しており、強度反応型作動可能オブジェクト902の選択の要求に対応するタッチ感知面上でのユーザ入力912による接触の検出を示している。ユーザ入力強度グラフ906に示すように、ユーザ入力912の接触強度は、最初は、第1の強度閾値IT
Hを下回っている。ユーザ入力横方向変位グラフ908に示すように、ユーザ入力の横方向変位(例えば、ユーザ入力の最初の接触位置からの変位)は、ゼロである。
【0471】
第1の強度閾値IT
Hを下回る強度を有する、強度反応型作動可能オブジェクト902に対応するユーザ入力912による接触の検出に応じて、作動可能オブジェクト902の外観を、(例えば、第1の程度より高い)第2の程度の第1の変化を用いて変化させる。
図9A12で示された実施例において、作動可能オブジェクト902のサイズは、
図9A11で示されたサイズから小さくなっており、作動可能オブジェクト902の後ろに表示されたプラッタは、
図9A11と比較すると、より多くの量が見えている。
【0472】
図9A13は、
図9A12におけるユーザインターフェースの状態からの、ユーザインターフェース900の遷移を示す。特に、
図9A13は、ユーザ入力912の接触強度における増大に従った、現在時刻tcでのユーザインターフェース900の状態を示しており、ユーザ入力強度グラフ906に示すように、ユーザ入力912の接触強度が、第1の強度閾値IT
Hを満たしている。
【0473】
第1の強度閾値IT
Hを満たす接触強度を有する、強度反応型作動可能オブジェクト902に対応するユーザ入力912による接触の検出に応じて、作動可能オブジェクト902の外観を、タッチ感知面上で検出された接触の強度における変化に従って、第2の変化を用いて変化させる(例えば、
図9A12と比較すると、検出された接触の強度における変化に従って、作動可能オブジェクト902のサイズが更に小さくなり、作動可能オブジェクト902の後ろに表示されたプラッタは、より多くの量が見えている)。加えて、作動可能オブジェクト902以外の、ユーザインターフェース900の外観は、検出された接触の強度における変化に従って、ユーザインターフェース900のぼかし、及び任意選択的に、収縮(図示せず)を含むように変化する。
【0474】
図9A14は、
図9A13におけるユーザインターフェースの状態からの、ユーザインターフェース900の遷移を示す。特に、
図9A14は、ユーザ入力912の接触強度における更なる増大に従った、強度反応型作動可能オブジェクト902及びユーザインターフェース900の外観におけるより大きい程度の変化を示す。ユーザ入力強度グラフ906に示すように、ユーザ入力912の接触強度が第1の接触強度IT
Hは上回って増大するが、第2の強度閾値IT
Lは下回ったままであるため、強度反応型作動可能オブジェクト902の外観を、より大きい程度の第2の変化を用いて更に変化させる(例えば、
図9A13と比較すると、作動可能オブジェクト902のサイズは更により小さくなり、作動可能オブジェクト902の後ろに表示されたプラッタは、更により多くの量が見えている)。加えて、作動可能オブジェクト902を除いた、ユーザインターフェース900の外観は、より大きい程度のぼかし、及び任意選択的に、より大きい程度の収縮(図示せず)を含む。
【0475】
図9A15は、
図9A14におけるユーザインターフェースの状態からの、ユーザインターフェース900の遷移を示す。特に、
図9A15は、強度反応型作動可能オブジェクト902に対応するユーザ入力912の接触強度における増大に従った、現在時刻tcにおけるユーザインターフェース900の状態を示す。ユーザ入力強度グラフ906に示すように、ユーザ入力912の接触強度は、第2の強度閾値IT
Lを満たしている。ユーザ入力912の接触強度が第2の強度閾値IT
Lを満たしていることに従って、強度反応型作動可能オブジェクト902に関連付けられた関連コンテンツ(例えば、クイックアクションメニュー)のプレビューが、作動可能オブジェクト914として表示され、任意選択的に、触知出力916が生成される。
【0476】
図9A16は、
図9A1におけるユーザインターフェースの状態からの、ユーザインターフェース900の代替的な遷移を示す。特に、
図9A16は、現在時刻tcでのユーザインターフェース900の状態を示しており、強度反応型作動可能オブジェクト902の選択の要求に対応するタッチ感知面上でのユーザ入力912による接触の検出を示している。ユーザ入力強度グラフ906に示すように、ユーザ入力912の接触強度は、最初は、第1の強度閾値IT
Hを下回っている。ユーザ入力横方向変位グラフ908に示すように、ユーザ入力の横方向変位(例えば、ユーザ入力の最初の接触位置からの変位)は、横方向変位閾値Dtを下回っている。
【0477】
第1の強度閾値IT
Hを下回る強度を有する、強度反応型作動可能オブジェクト902に対応するユーザ入力912による接触の検出に応じて、作動可能オブジェクト902の外観を、第1の変化を用いて変化させる。
図9A16で示された実施例において、作動可能オブジェクト902のサイズは、例えば、
図9A1で示されたサイズから小さくなり、プラッタは、そのサイズが小さくなる前の作動可能オブジェクト902により以前占められていた領域において、作動可能オブジェクト902の後ろに表示される。
【0478】
図9A17は、
図9A16におけるユーザインターフェースの状態からの、ユーザインターフェース900の遷移を示す。特に、
図9A17は、ユーザインターフェース900に対するユーザ入力912の連続的な横方向移動に従った、現在時刻tcでのユーザインターフェース900の状態を示す。ユーザ入力横方向変位グラフ908に示すように、ユーザ入力の横方向変位は、
図9A16で示された横方向変位から増大しており、横方向変位閾値Dtを満たしている(かつ、超えている)。ユーザ入力912の横方向変位が変位基準(例えば、横方向変位閾値Dtを満たすことを含む)を満たしているとの判定に従って、作動可能オブジェクト902を含むユーザインターフェース900の少なくとも一部分に第3の変化が適用され、ユーザインターフェース900の一部分が、ユーザ入力912の横方向変位に従ってスクロールされる。
【0479】
図9A17で示された実施例において、第3の変化が適用され、ユーザインターフェース900の少なくとも一部が、ユーザ入力912の横方向変位に従って第1の方向にスクロールされ、作動可能オブジェクト902の位置が、それに従って変化する。更に、第1の変化を用いた強度反応型作動可能オブジェクト902の外観の変化は、
図9A16で示された外観から、ユーザ入力912の横方向移動に従って、徐々にかつ動的に弱められ、作動可能オブジェクト902の外観(位置以外)が、ユーザ入力912を検出する前のその最初又は以前の外観に戻るように徐々に変化する。より具体的には、
図9A17は、ユーザ入力912の横方向移動に従ってユーザインターフェース900をスクロールすると、作動可能オブジェクト902のサイズが、
図9A16で示されたサイズから大きくなり、作動可能オブジェクト902の後ろに表示されたプラッタは、より少ない量が見えている、ことを示す。
【0480】
図9A18は、
図9A17におけるユーザインターフェースの状態からの、ユーザインターフェース900の遷移を示す。特に、
図9A18は、ユーザ入力912の横方向変位における増大に対応するユーザインターフェース900に対するユーザ入力912の連続的な横方向移動に従った、現在時刻tcでの作動可能オブジェクト902及びユーザインターフェース900の外観におけるより大きい程度の変化を示す。ユーザ入力横方向変位グラフ908に示すように、ユーザ入力912の横方向変位が、
図9A17に示された横方向変位から更に増大されるため、より大きい程度の第3の変換が適用され、作動可能オブジェクト902を含むユーザインターフェース900の一部分が、第1の方向に更にスクロールされ、第1の変化による強度反応型作動可能オブジェクト902の外観における変化が、徐々にかつ動的に、より更に弱められる。より具体的には、
図9A18は、強度反応型作動可能オブジェクト902のサイズは、例えば、
図9A1で示されたその元のサイズまで大きくなり、プラッタは、ユーザ入力912の横方向変位における更なる増大に従って、もはや見えていないことを示す。いくつかの実施形態では、作動可能オブジェクト902に対する第1の変化の適用は、ユーザ入力912の横方向変位が横方向変位の規定の閾値量を含むとの判定(例えば、ユーザ入力の横方向変位が、
図9A18において示されていない、第2の横方向変位閾値を満たすかどうか)に従って、完全に弱められる。
【0481】
図9A19は、
図9A18におけるユーザインターフェースの状態からの、ユーザインターフェース900の遷移を示す。特に、
図9A19は、接触がタッチ感知面上で維持された場合の、ユーザ入力912の横方向変位における減少に対応するユーザ入力912の連続的な横方向移動に従った、作動可能オブジェクト902及びユーザインターフェース900の外観における変化を示す。ユーザ入力横方向変位グラフ908に示すように、ユーザ入力912の横方向変位は、
図9A18で示された横方向変位から減少しているが、横方向変位閾値Dtを上回ったままである。横方向変位の減少に従って、強度反応型作動可能オブジェクト902の外観は、第1の変化を徐々に再適用することにより変化する(例えば、
図9A19は、作動可能オブジェクト902のサイズが再度小さくなり、プラッタが、そのサイズが小さくなる前の作動可能オブジェクト902により以前占められていた領域において、作動可能オブジェクト902の後ろに再度表示されることを示す)。更に、ユーザ入力912の横方向変位における減少に従って、第3の変化が徐々に弱められ、第1の方向における作動可能オブジェクト902を含むユーザインターフェース900の一部分のスクロールが反転される(すなわち、第1の方向とは反対の第2の方向にスクロールされる)。
【0482】
図9A20は、
図9A19におけるユーザインターフェースの状態からの、ユーザインターフェース900の遷移を示す。特に、
図9A20は、接触がタッチ感知面上で維持された場合の、横方向変位における更なる減少に対応するユーザ入力912の連続的な横方向移動に従った、作動可能オブジェクト902及びユーザインターフェース900の外観における変化を示す。ユーザ入力横方向変位グラフ908に示すように、ユーザ入力912の横方向変位は、
図9A19で示された横方向変位から減少しており、横方向変位閾値Dtを下回っている。横方向変位の減少に従って、強度反応型作動可能オブジェクト902の外観は、第1の変化を徐々に再適用し続けることにより更に変化する(例えば、
図9A20は、作動可能オブジェクト902のサイズが更に小さくなり、作動可能オブジェクト902の後ろに表示されたプラッタは、再び、より多くの量が見えている)。更に、ユーザ入力912の横方向変位における更なる減少に従って、第3の変化が更に弱められ、第1の方向における作動可能オブジェクト902を含むユーザインターフェース900の一部分のスクロールが更に反転される(すなわち、
図9A16で示された最初の位置に戻るように、第1の方向とは反対の第2の方向にスクロールされる)。
【0483】
図9A19及び
図9A20は、ユーザ入力912の横方向変位は減少するが、接触がタッチ感知面上で維持された場合、ユーザインターフェース900の一部分が、その最初の位置に戻るように、第2の方向にスクロールされること、及び、第1の変化が、強度反応型作動可能オブジェクト902に再適用されることの両方を示すことを留意されたい。ただし、いくつかの実施形態では、ユーザインターフェース900の一部分は、第1の変化が強度反応型作動可能オブジェクト902に再適用されることなく、その最初の位置に戻るように第2の方向にスクロールされ、作動可能オブジェクト902の外観(位置以外)は、
図9A18に示すように維持される。
【0484】
図9A21及び
図9A22は、
図9A20におけるユーザインターフェースの状態からの、ユーザインターフェース900の一連の遷移を示す。特に、
図9A21及び
図9A22は、ユーザ入力912に対応する接触を検出しなくなることに応じて、作動可能オブジェクト902の外観における変化を示す。ユーザ入力強度グラフ906に示すように、ユーザ入力912の接触強度は、
図9A20で示されたその強度から、(例えば、タッチ感知面からの接触のリフトオフによって)接触を検出しなくなることに従って、ゼロにまで減少している。
【0485】
図9A21及び
図9A22において、接触を検出しなくなることに応じて、第1の変化による強度反応型作動可能オブジェクト902の外観の変化は、徐々にかつ動的に弱められ、強度反応型作動可能オブジェクト902の外観は、ユーザ入力912による接触を検出する前のその最初又は以前の外観に戻るように徐々に変化する。より具体的には、
図9A21は、作動可能オブジェクト902のサイズが、
図9A20で示されたサイズから大きくなり、作動可能オブジェクト902の後ろに表示されたプラッタは、より少ない量が見えていることを示し、
図9A22は、接触を検出しなくなることに応じて、作動可能オブジェクト902のサイズが、その後、例えば、
図9A1で示されたその元のサイズにまで大きくなり、プラッタは、もはや見えていないことを示す。
【0486】
いくつかの実施形態では、ユーザ入力912による接触を検出しなくなることに応じて、かつ、ユーザ入力912がタップジェスチャに対応するとの判定に従って、第1の変化を徐々に弱めることによって作動可能オブジェクト902の外観を変化させるとともに、作動可能オブジェクト902に対応する作動操作が実行される(例えば、作動可能オブジェクト902に関連付けられたメッセージアプリケーションなどのアプリケーションが起動される)。
【0487】
図9A23は、
図9A1におけるユーザインターフェースの状態からの、ユーザインターフェース900の代替的な遷移を示す。特に、
図9A23は、現在時刻tcでのユーザインターフェース900の状態を示しており、強度反応型作動可能オブジェクト902の選択の要求に対応するタッチ感知面上でのユーザ入力913による接触の検出を示している。ユーザ入力強度グラフ906に示すように、ユーザ入力913の接触強度は、最初は、第1の強度閾値IT
Hを下回っている。加えて、ユーザ入力913による接触がタッチ感知面上で維持される時間の総量は、第1の時間閾値T
Hを下回っている。また、ユーザ入力横方向変位グラフ908に示すように、ユーザ入力の横方向変位(例えば、ユーザ入力の最初の接触位置からの変位)は、ゼロである。作動可能オブジェクト902に対応するユーザ入力913による接触の検出に応じて、作動可能オブジェクト902の外観を、第1の変化を用いて変化させる(例えば、
図9A23は、作動可能オブジェクト902のサイズが、例えば、
図9A1で示されたサイズから小さくなることを示し、プラッタが、そのサイズが小さくなる前の作動可能オブジェクト902により以前に占められていた領域において、作動可能オブジェクト902の後ろに表示されることを示す)。
【0488】
図9A24は、
図9A23におけるユーザインターフェースの状態からの、ユーザインターフェース900の遷移を示す。特に、
図9A24は、時間tcにおいて、ユーザ入力913に対応する接触が、
図9A23で示された時間から更なる量の時間の間、タッチ感知面上で維持されることを示す。ユーザ入力強度グラフ906に示すように、ユーザ入力913の強度は、第1の強度閾値IT
Hを下回ったままであり、ユーザ入力913による接触がタッチ感知面上で維持される時間の総量は、第1の時間閾値T
H(例えば、時間依存的な長い押圧ヒント閾値)を満たすが、第2の時間閾値T
LP(例えば、時間依存的な長い押圧変化閾値)を満たさない。
【0489】
接触が維持される時間の総量が、接触が第1の強度閾値IT
H又は横方向変位閾値Dtを満たすことなく第1の時間閾値T
Hを満たすように、接触がタッチ感知面上で維持されていることに従って、強度反応型作動可能オブジェクト902の外観を、第4の変化を用いて変化させる。
図9A24で示された実施例において、作動可能オブジェクト902の輝度が低下され、作動可能オブジェクト902は、
図9A23と比較すると、薄暗くなるか又は暗くなる。作動可能オブジェクト902の後ろに表示されたプラッタは、同じ程度で見えるままである。
【0490】
図9A25は、
図9A24におけるユーザインターフェースの状態からの、ユーザインターフェース900の遷移を示す。特に、
図9A25は、ユーザ入力913の接触強度における増大に従った、現在時刻tcにおけるユーザインターフェース900の状態を示す。ユーザ入力強度グラフ906に示すように、ユーザ入力913の強度は、
図9A24で示された強度から、第1の強度閾値IT
Hを上回って増大している。接触強度における増大の検出に従って、かつ、接触強度が第1の強度閾値IT
Hを満たしているとの判定に従って、第4の変化は、接触強度が増大するにつれて、動的に弱められる(例えば、
図9A25に示すように、作動可能オブジェクト902の輝度の低下が反転し、作動可能オブジェクト902は、ユーザ入力913の接触強度が第1の強度閾値IT
Hを上回って増大することに従って薄暗くなる)。
【0491】
図9B1〜
図9B10は、いくつかの実施形態に係る、強度反応型及び非強度反応型のユーザインターフェースオブジェクトを表示するための例示的なユーザインターフェースを示す。
【0492】
図9B1は、ディスプレイ950上のユーザインターフェース901を示しており、
図9B1〜
図9B10で示された実施例において、ユーザインターフェース901は、メールアプリケーション(例えば、
図1Aの電子メールクライアントモジュール140)のユーザインターフェースを含む。作動可能オブジェクト930を含む、複数の作動可能ユーザインターフェースオブジェクト(例えば、複数の電子メールメッセージを表わすそれぞれの項目)が、リストで配置されている。
【0493】
図9B1に示すように、ユーザ入力強度グラフ906及びユーザ入力横方向変位グラフ908は、ユーザインターフェース901において、作動可能オブジェクトの選択の要求に対応するユーザ入力による接触が検出されていないことを示す。
【0494】
図9B2は、
図9B1におけるユーザインターフェースの状態からの、ユーザインターフェース901の遷移を示す。特に、
図9B2は、現在時刻tcでのユーザインターフェース901の状態を示しており、強度反応型作動可能オブジェクト930の選択の要求に対応するタッチ感知面上でのユーザ入力915による接触の検出を示している。ユーザ入力強度グラフ906に示すように、ユーザ入力915の接触強度は、最初は、第1の強度閾値IT
Hを下回っている。ユーザ入力横方向変位グラフ908に示すように、ユーザ入力の横方向変位は、最初は、横方向変位閾値Dtを下回っている。
【0495】
強度反応型作動可能オブジェクト930に対応するユーザ入力915による接触の検出に応じて、作動可能オブジェクト930の外観を、第1の変化を用いて変化させる。
図9B2で示された実施例において、
図9B1で示された外観と比較すると、作動可能オブジェクト930のサイズは、小さくなり(例えば、仮想z方向において下向きの作動可能オブジェクト930の移動を表示する)、作動可能オブジェクト930は、薄暗くなるか又は暗くなる。あるいは、いくつかの実施形態では、作動可能オブジェクト930のサイズは、小さくなるよりはむしろ大きくなる(例えば、仮想z方向において上向きの作動可能オブジェクト930の移動を表示する)。
【0496】
図9B3は、
図9B2におけるユーザインターフェースの状態からの、ユーザインターフェース901の遷移を示す。特に、
図9B3は、(例えば、軽い押圧ジェスチャに対して一貫性を有する)ユーザ入力915の接触強度における増大に従った、現在時刻tcにおけるユーザインターフェース901の状態を示しており、ユーザ入力915の接触強度は、ユーザ入力強度グラフ906に示すように、第1の強度閾値IT
Hを満たし、一方で、ユーザ入力915の横方向変位は、ユーザ入力横方向変位グラフ908に示すように、横方向変位閾値Dtを下回ったままである。
【0497】
ユーザ入力915の接触強度が第1の強度閾値IT
Hを満たしているとの判定に従って、作動可能オブジェクト930の外観を、タッチ感知面上で検出された接触の強度における変化に従って、第2の変化を用いて変化させる(例えば、
図9B2と比較すると、仮想z方向における上向きの作動可能オブジェクトの移動を示すように、作動可能オブジェクト930のサイズが大きくなり、作動可能オブジェクト930の輝度が高くなる)。加えて、作動可能オブジェクト930以外の、ユーザインターフェース901の外観を、作動可能オブジェクト930は除いて、ユーザインターフェース901のぼかし、及び任意選択的に、収縮(図示せず)を含むように変化させる。
【0498】
図9B4は、
図9B3におけるユーザインターフェースの状態からの、ユーザインターフェース901の遷移を示す。特に、
図9B4は、(例えば、軽い押圧入力に対して更なる一貫性を有する)ユーザ入力915の接触強度における更なる増大に従った、強度反応型作動可能オブジェクト930及びユーザインターフェース901の外観におけるより大きい程度の変化を示す。ユーザ入力横方向変位グラフ908に示すように、ユーザ入力915の横方向変位は、横方向変位閾値Dtを下回ったままである。ユーザ入力強度グラフ906に示すように、ユーザ入力915の接触強度が第1の接触強度IT
Hを上回って増大するが、第2の強度閾値IT
Lを下回ったままであるため、強度反応型作動可能オブジェクト930の外観を、より大きい程度の第2の変化を用いて更に変化させる(例えば、
図9B3と比較すると、作動可能オブジェクト930の輝度及びサイズは、更に大きくなる)。加えて、作動可能オブジェクト930を除いた、ユーザインターフェース901の外観は、より大きい程度のぼかし、及び任意選択的に、より大きい程度の収縮(図示せず)を含む。
【0499】
図9B5は、
図9B4におけるユーザインターフェースの状態からの、ユーザインターフェース901の遷移を示す。特に、
図9B5は、強度反応型作動可能オブジェクト930に対応するユーザ入力915の接触強度における増大に従った、現在時刻tcにおけるユーザインターフェース901の状態を示す。ユーザ入力強度グラフ906に示すように、ユーザ入力915の接触強度は、第2の強度閾値IT
Lを満たすが、ユーザ入力横方向変位グラフ908に示すように、ユーザ入力915の横方向変位は、横方向変位閾値Dtを下回ったままである。ユーザ入力915の接触強度が第2の強度閾値IT
Lを満たしている(例えば、軽い押圧ジェスチャに対応している)ことに従って、強度反応型作動可能オブジェクト930に関連付けられた関連コンテンツ(例えば、電子メールメッセージの一部分)のプレビューが、ユーザインターフェースオブジェクト931として表示され、任意選択的に、触知出力917が実行される。
【0500】
図9B6は、
図9B5におけるユーザインターフェースの状態からの、ユーザインターフェース901の遷移を示す。特に、
図9B6は、強度反応型作動可能オブジェクト930(
図9B4)及びユーザインターフェースオブジェクト931(
図9B5)に対応するユーザ入力915の接触強度における更なる増大に従った、現在時刻tcにおけるユーザインターフェース901の状態を示す。ユーザ入力強度グラフ906に示すように、ユーザ入力915の接触強度は、第3の強度閾値IT
Dを満たすが、ユーザ入力横方向変位グラフ908に示すように、ユーザ入力915の横方向変位は、横方向変位閾値Dtを下回ったままである。ユーザ入力915の接触強度が第3の強度閾値IT
Dを満たしている(例えば、深い押圧入力に対応している)ことに従って、強度反応型作動可能オブジェクト930に関連付けられた関連コンテンツ(例えば、電子メールメッセージ)が、ユーザインターフェースオブジェクト932として表示され、任意選択的に、触知出力918が生成される。
【0501】
図9B7は、
図9B4におけるユーザインターフェースの状態からの、ユーザインターフェース901の代替的な遷移を示す。特に、
図9B7は、ユーザインターフェース901に対するユーザ入力915の再開された横方向移動及びユーザ入力915の接触強度における減少に従った、現在時刻tcでのユーザインターフェース901の状態を示す。ユーザ入力横方向変位グラフ908に示すように、ユーザ入力915の横方向変位は、
図9B4で示された横方向変位から、横方向変位閾値Dtを上回って増大している(例えば、スクロール入力に対して一貫性を有する)。ユーザ入力915の横方向変位が変位基準(例えば、横方向変位閾値Dtを満たすことを含む)を満たしているとの判定に従って、作動可能オブジェクト930を含むユーザインターフェース901の少なくとも一部分に第3の変化が適用され、ユーザインターフェース901の一部分が、ユーザ入力915の横方向変位に従ってスクロールされる。
【0502】
更に、ユーザ入力915の横方向変位における増大及びユーザ入力強度グラフ906に示すような、ユーザ入力915の接触強度における減少に従って、第2の変化を用いた作動可能オブジェクト930の外観における変化は、動的に弱められる(例えば、作動可能オブジェクト930の輝度及びサイズは小さくなる)。加えて、ユーザインターフェース901の外観を、
図9B4においてより、少ない程度のぼかし、及び任意選択的に、小さい程度の収縮(図示せず)を含むように変化させる。
【0503】
図9B8は、
図9B7におけるユーザインターフェースの状態からの、ユーザインターフェース901の遷移を示す。特に、
図9B8は、(例えば、軽い押圧ジェスチャに対して再度一貫性を有する)ユーザ入力915の接触強度における増大に従った、作動可能オブジェクト930及びユーザインターフェース901の外観におけるより大きい程度の変化を示す。ユーザ入力強度グラフ906に示すように、ユーザ入力915の接触強度は、第1の強度閾値IT
Hを満たし続ける(が、第2の強度閾値IT
Lを下回ったままである)。ユーザ入力横方向変位グラフ908に示すように、ユーザ入力915の横方向変位は、
図9B7で示された横方向変位から変化していないが、その横方向変位は、横方向変位閾値Dtを満たし続けている。
【0504】
第1の強度閾値IT
Hを上回る(が、第2の強度閾値IT
Lは下回る)ユーザ入力915の接触強度における増大に従って、強度反応型作動可能オブジェクト930の外観を、より大きい程度の第2の変化を用いて変化させる(例えば、
図9B7と比較すると、作動可能オブジェクト930の輝度及びサイズは大きくなる)。加えて、作動可能オブジェクト930を除いた、ユーザインターフェース901の外観は、より大きい程度のぼかし、及び任意選択的に、より大きい程度の収縮(図示せず)を含む。
【0505】
図9B9は、
図9B8におけるユーザインターフェースの状態からの、ユーザインターフェース901の遷移を示す。特に、
図9B9は、ユーザインターフェース901に対するユーザ入力915の再開された横方向移動及びユーザ入力915の接触強度における減少に従った、現在時刻tcでのユーザインターフェース901の状態を示す。ユーザ入力強度グラフ906に示すように、ユーザ入力915の接触強度における減少に従って、第2の変化を用いた作動可能オブジェクト930の外観における変化は、動的に弱められる(例えば、作動可能オブジェクト930の輝度及びサイズは小さくなる)。加えて、ユーザインターフェース900の外観を、
図9B8においてより、少ない程度のぼかし、及び任意選択的に、小さい程度の収縮(図示せず)を含むように変化させる。
【0506】
また、ユーザ入力横方向変位グラフ908に示すように、ユーザ入力915の横方向変位は、
図9B8で示された横方向変位から増大するが、横方向変位閾値Dtを満たし続けている(例えば、スクロールジェスチャに対して一貫性を有する)。ユーザ入力915の横方向変位が変位基準(例えば、横方向変位閾値Dtを満たすことを含む)を満たしているとの判定に従って、第3の変化が再適用され、作動可能オブジェクト930を含むユーザインターフェース901の一部分が、ユーザ入力915の横方向変位に従ってスクロールされる。
【0507】
図9B10は、
図9B9におけるユーザインターフェースの状態からの、ユーザインターフェース901の遷移を示す。特に、
図9B10は、ユーザ入力915の横方向変位における更なる増大及びユーザ入力915の接触強度における更なる減少に従った、現在時刻tcでのユーザインターフェース901の状態を示す。ユーザ入力横方向変位グラフ908に示すように、ユーザ入力915の横方向変位は、
図9B9で示された横方向変位から更に増大する(例えば、スクロールジェスチャに対して更なる一貫性を有する)。ユーザ入力915の横方向変位における更なる増大に従って、より大きい程度の第3の変化が適用され、作動可能オブジェクト930を含むユーザインターフェース901の一部分が、更にスクロールされる。
【0508】
更に、ユーザ入力915の横方向変位における更なる増大及びユーザ入力強度グラフ906に示すような、ユーザ入力915の接触強度の第1の強度閾値IT
Hを下回る更なる減少に従って、作動可能オブジェクト930の第2の変化が完全に弱められ、作動可能オブジェクト930の輝度及びサイズは、ユーザ入力915を検出する前のその最初の外観に回復される。加えて、ユーザインターフェース901のぼかしが完全に弱められる。いくつかの実施形態では、作動可能オブジェクト930に対する第2の変化の適用及びユーザインターフェース901のぼかしの適用は、ユーザ入力915の横方向変位が横方向変位の規定の閾値量を含むとの判定(例えば、ユーザ入力の横方向変位が、
図9B10において示されていない、第2の横方向変位閾値を満たすかどうか)に従って、完全に弱められる。
【0509】
図9C1〜
図9C19は、いくつかの実施形態に係る、リモートデバイス(例えば、ユーザインターフェースを表示している電子デバイスと無線通信状態にあり、その電子デバイスにより制御される別のデバイス)のためのコントロール機能に関するコントロール設定インターフェースを表示するための例示的なユーザインターフェースを示す。
【0510】
図9C1は、1つ以上の作動可能オブジェクト912−1〜912−8を含む、第1のユーザインターフェース900を示す。
図9C1において、作動可能オブジェクト962−1〜962−8は、例えば、リモート温度コントロールの温度設定を制御するための温度又はサーモスタットアイコン912−1、リモートファンについてのファン設定を制御するためのファンアイコン912−2、リモートウィンドウシェイド又はブラインドについてのウィンドウシェイド又はブラインド設定を制御するためのシェイドアイコン912−3、リモートライトについてのライト設定(例えば、輝度又は色)を制御するためのライトアイコン912−4、リモートドアロックのドア設定(例えば、施錠又は開錠)を制御するためのドアアイコン912−5、リモートセキュリティカメラのセキュリティカメラフィードを制御する又は見るためのカメラアイコン912−6、リモート煙検出器の煙検出器ステータスを制御する又は見るための煙警報アイコン912−7、及び、関連付けられたリモートデバイスのセットに関する1つ以上のコントロール機能をスリープ又は省電力状態に設定するためのスリープアイコン912−8を含む、コントロール機能に関連付けられる。
【0511】
図9C2が、現在時刻tcにおけるユーザインターフェース901の状態を示しており、その状態が、第1の作動可能ユーザインターフェースオブジェクトの選択の要求に対応するタッチ感知面(例えば、
図4Bの、タッチ感知面451又はタッチスクリーンディスプレイ450のタッチ感知面)上でのユーザ入力954による接触の検出を示していることを除いて、
図9C2は、
図9C1と同様である。特に、
図9C2は、第1のユーザインターフェース901における、第1の作動可能オブジェクトであるライトアイコン962−4上に位置付けられたユーザ入力954の位置を示す。ユーザ入力強度グラフ906に示すように、ユーザ入力954の接触強度は、最初は、第1の強度閾値IT
Hを下回っている。
【0512】
図9C3は、
図9C2におけるユーザインターフェースの状態からの、第1のユーザインターフェース901の遷移を示す。特に、
図9C3は、ユーザ入力954の接触強度における増大に従った、現在時刻tcでのユーザインターフェース901の状態を示しており、ユーザ入力954の接触強度は、ユーザ入力強度グラフ906に示すように、第1の強度閾値IT
Hを満たしている。
【0513】
第1の強度閾値IT
Hを満たす接触強度を有するライトアイコン962−4に対応するユーザ入力954による接触の検出に応じて、ライトアイコン952−4の外観を、検出された接触の強度における変化に従って変化させる(例えば、
図9C2と比較すると、ライトアイコン952−4のサイズは小さくなり、プラッタは、そのサイズが小さくなる前のライトアイコン952−4により以前占められていた領域において、ライトアイコン952−4の後ろに表示される)。加えて、ライトアイコン952−4以外の、ユーザインターフェース901の外観を、検出された接触の強度における変化に従って、ユーザインターフェース901のぼかし、及び任意選択的に、収縮(図示せず)を含むように変化させる。
【0514】
図9C4は、ユーザ入力954の接触強度における更なる増大に従って、現在時刻tcにおいて表示されている第2のユーザインターフェース951を示しており、接触強度は、第2の接触強度IT
Lを満たしている。加えて、ユーザ入力954の接触強度が第2の接触強度IT
Lを満たすことに従って、触知出力920が、任意選択的に出力される。第2のユーザインターフェース951は、
図9C2のライトアイコン962−4に対応する設定を制御するコントロール機能についての利用可能値に対応する7つの状態オプション(例えば、状態オプション908−0〜908−6)を有する、第2の作動可能ユーザインターフェースオブジェクト908を含む。
図9C4で示された実施例において、最も低い値958−0は、コントロール機能のoff状態に対応し、一方、値958−1〜958−6は、コントロール機能の変動する程度のon状態に対応する。また、
図9C4に示すように、第1の値908−3は、コントロール機能の現在値として選択されている。
【0515】
いくつかの実施形態では、第2のユーザインターフェース951が表示される際に、ユーザ入力954による接触が、タッチ感知面上を移動することなくリフトオフした場合、本明細書において更に記載されるように、第2のユーザインターフェース951は表示され続けるため、ユーザは、コントロール機能の設定を調整するために、第2のユーザインターフェース上で第2の入力を実行することができる。
【0516】
更に、いくつかの実施形態では、
図9C4で示された実施例に示すように、第2のユーザインターフェース951は、第1のユーザインターフェース901上に表示される(例えば、第2のユーザインターフェース951は、第1のユーザインターフェース901上に、プラッタとして表示されてもよい)。
図9C4に示すように、第1のユーザインターフェース901の外観を、ぼかしを含むように、任意選択的に変化させる。
【0517】
図9C5が、第2のユーザインターフェース951の後ろに表示された第1のユーザインターフェース901を示さないことを除いて、
図9C5は、
図9C4と同様である。検討を容易にするために、
図9C5及びその後の説明は、第1のユーザインターフェース901の部分を何ら示すことなく、ディスプレイ950上に表示された第2のユーザインターフェース952を示す。
【0518】
図9C6は、
図9C5におけるユーザインターフェースの状態からの、第2のユーザインターフェース952の遷移を示す。特に、
図9C6は、ユーザ入力954の横方向移動に従った、ユーザインターフェース952の状態を示す。いくつかの実施形態では、
図9C6で示された実施例を含めて、
図9C6で示されたユーザ入力954の横方向移動は、
図9C2のユーザ入力954による接触の続きであり、第2の強度閾値IT
Lを満たす接触強度を維持している。
【0519】
最初の接触位置からの第1の方向(例えば、上向き)における接触の第1の量の横方向変位に対応するユーザ入力954の横方向移動に従って、作動可能ユーザインターフェースオブジェクト958により示されたコントロール機能についての現在値は、第1の値958−3から第2の値958−4に増加している。加えて、コントロール機能の状態を表わすコントロールアイコン907の外観は、コントロール機能についての現在値が増加したこと(例えば、対応する電球の輝度が高くなったこと)を示すように、それに従って変化する。
【0520】
図9C7は、
図9C5及び
図9C6におけるユーザインターフェースの状態からの、第2のユーザインターフェース952の遷移を示す。特に、
図9C7は、第1の方向(例えば、上向き)における接触の(例えば、第1の量より多い)第2の量の横方向変位に対応するユーザ入力954の更なる横方向移動を示す。第1の方向におけるユーザ入力954の更なる横方向変位に従って、作動可能ユーザインターフェースオブジェクト958により示されたコントロール機能についての現在値は、第3の値958−5まで更に増加している。加えて、コントロール機能の状態を表わすコントロールアイコン907の外観は、コントロール機能についての現在値が更に増加したこと(例えば、電球の輝度が更に高くったこと)を示すように、それに従って変化する。
【0521】
図9C8は、
図9C5〜
図9C7におけるユーザインターフェースの状態からの、第2のユーザインターフェース952の遷移を示す。特に、
図9C8は、第1の方向(例えば、上向き)における接触の(例えば、第1及び第2の量より多い)第3の量の横方向変位に対応するユーザ入力954の尚更なる横方向移動を示す。第1の方向におけるユーザ入力954の更なる横方向変位に従って、作動可能ユーザインターフェースオブジェクト958により示されたコントロール機能についての現在値は、第4の最大値958−6まで更に増加している。加えて、コントロール機能の状態を表わすコントロールアイコン907の外観は、コントロール機能についての現在値が更に増加したこと(例えば、電球の輝度が最大値へと更に高くなったこと)を示すように、それ従って変化する。
【0522】
図9C9は、
図9C5〜
図9C8におけるユーザインターフェースの状態からの、第2のユーザインターフェース952の遷移を示す。特に、
図9C9は、第1の方向における接触の、第3の量より多い第4の量の横方向変位に対応するユーザ入力954の更なる横方向移動を示す。
図9C9に示すように、コントロール機能についての現在値は、最大値で維持され、コントロールアイコン907の外観は、それに従って維持される。加えて、第1の方向におけるユーザ入力954の更なる横方向変位に従って、作動可能ユーザインターフェースオブジェクト958のアニメーションが、作動可能ユーザインターフェースオブジェクト958の伸長(例えば、作動可能ユーザインターフェースオブジェクト958の伸長型である第3の作動可能ユーザインターフェースオブジェクトへの変形)を示すために表示される。任意選択的に、伸長する作動可能ユーザインターフェースオブジェクト958のアニメーションを表示するとともに、触知出力921が出力される。
【0523】
図9C10は、
図9C9におけるユーザインターフェースの状態からの、第2のユーザインターフェース952の遷移を示す。
図9C10は、第2の方向における接触の第4の量の横方向変位に対応する位置における、(例えば、ユーザ入力954による接触のリフトオフの検出によって)ユーザ入力954による接触を、その後検出しなくなることに従った、第2のユーザインターフェース952の状態を示す。接触を検出しなくなることに従って、作動可能ユーザインターフェースオブジェクト958のアニメーションは、(
図9C9で示された)伸長型の作動可能ユーザインターフェースオブジェクト958がその以前のサイズに短縮されて戻るのを示すために表示される(例えば、作動可能ユーザインターフェースオブジェクト958の伸長型である第3の作動可能ユーザインターフェースオブジェクトが、作動可能ユーザインターフェースオブジェクト958に戻るように変形するアニメーション)。任意選択的に、接触を検出しなくなるとともに、かつ/又は、作動可能ユーザインターフェースオブジェクト958のアニメーションを表示するとともに、触知出力922が出力される。いくつかの実施形態では、触知出力922は、
図9C9で示された触知出力921の出力の代替として出力される。
【0524】
図9C11が、最初の接触位置からの第2の方向(例えば、下向き)における接触の第1の量の横方向変位に対応するユーザ入力954横方向移動を示すことを除いて、
図9C11は、
図9C6と同様である。第2の方向における第1の量によるユーザ入力954の横方向変位に従って、作動可能ユーザインターフェースオブジェクト958により示されたコントロール機能についての現在値は、第1の値958−3から第5の値958−2まで減少する。加えて、コントロール機能の状態を表わすコントロールアイコン907の外観は、コントロール機能についての現在値が減少したこと(例えば、電球の輝度が低くなったこと)を示すように、それに従って変化する。
【0525】
図9C12は、
図9C6及び
図9C11におけるユーザインターフェースの状態からの、第2のユーザインターフェース952の遷移を示す。特に、
図9C12は、第2の方向(例えば、下向き)における接触の第2の量の横方向変位に対応するユーザ入力954の更なる横方向移動を示す。第2の方向におけるユーザ入力954の更なる横方向変位に従って、作動可能ユーザインターフェースオブジェクト958により示されたコントロール機能についての現在値は、第6の値958−1まで更に減少する。加えて、コントロール機能の状態を表わすコントロールアイコン907の外観は、コントロール機能についての現在値が更に減少したこと(例えば、電球の輝度が更に低くなったこと)を示すように、それに従って変化する。
【0526】
図9C13は、
図9C6、
図9C11及び
図9C12におけるユーザインターフェースの状態からの、第2のユーザインターフェース952の遷移を示す。特に、
図9C13は、第2の方向(例えば、下向き)における接触の第3の量の横方向変位に対応するユーザ入力954の尚更なる横方向移動を示す。第2の方向におけるユーザ入力954の更なる横方向変位に従って、作動可能ユーザインターフェースオブジェクト958により示されたコントロール機能についての現在値は、コントロール機能のoff状態に相当する、第7の最小値958−0まで更に減少する。加えて、コントロール機能の状態を表わすコントロールアイコン907の外観は、コントロール機能についての現在値が最小値まで更に減少したこと(例えば、電球がoffになったこと)を示すように、それに従って変化する。
【0527】
図9C14は、
図9C13におけるユーザインターフェースの状態からの、第2のユーザインターフェース952の遷移を示す。特に、
図9C14は、第2の方向における接触の、第3の量より多い第5の量の横方向変位に対応するユーザ入力954の更なる横方向移動を示す。
図9C14に示すように、コントロール機能についての現在値は、最大値において維持され、コントロールアイコン907の外観は、それに従って維持される。加えて、第2の方向におけるユーザ入力954の更なる横方向変位に従って、作動可能ユーザインターフェースオブジェクト958のアニメーションが、作動可能ユーザインターフェースオブジェクト958の伸長(例えば、作動可能ユーザインターフェースオブジェクト958の伸長型である第3の作動可能ユーザインターフェースオブジェクトへの変形)を示すように表示される。任意選択的に、伸長する作動可能ユーザインターフェースオブジェクト958のアニメーションを表示するとともに、触知出力923が出力される。
【0528】
図9C15は、
図9C14におけるユーザインターフェースの状態からの、第2のユーザインターフェース952の遷移を示す。上述のように、いくつかの実施形態では、
図9C6及び後続の
図9C11〜
図9C14は、ユーザ入力954による接触がタッチ感知面上で維持され続ける間に検出されたユーザ入力954の横方向移動に対応する。
図9C15は、第2の方向における接触の第5の量の横方向変位に対応する位置における、(例えば、ユーザ入力954による接触のリフトオフの検出によって)ユーザ入力954による接触を、その後検出しなくなることに従った、第2のユーザインターフェース952の状態を示す。接触を検出しなくなることに従って、作動可能ユーザインターフェースオブジェクト958のアニメーションは、(
図9C14で示された)伸長型の作動可能ユーザインターフェースオブジェクト958がその以前のサイズに短縮されて戻るのを示すために表示される(例えば、作動可能ユーザインターフェースオブジェクト958の伸長型である第3の作動可能ユーザインターフェースオブジェクトが、作動可能ユーザインターフェースオブジェクト958に戻るように変形するアニメーション)。任意選択的に、接触を検出しなくなるとともに、かつ/又は、作動可能ユーザインターフェースオブジェクト908のアニメーションを表示するとともに、触知出力924が出力される。いくつかの実施形態では、触知出力924は、
図9C14で示された触知出力923の出力の代替として出力される。
【0529】
図9C16は、
図9C15におけるユーザインターフェースの状態からの、第2のユーザインターフェース952の更なる遷移を示す。特に、(例えば、ユーザ入力954による接触のリフトオフの検出によって)ユーザ入力954による接触を検出しなくなること、及び作動可能ユーザインターフェース958を表示することに続けて、第2のユーザインターフェース952が表示されなくなり、代わりに、第1のユーザインターフェース901が表示される。いくつかの実施形態では、ライトアイコン962−4に変形する、作動可能ユーザインターフェースオブジェクト958のアニメーションが表示される。加えて、コントロール機能についての現在値がコントロール機能のoff状態に相当する最小値に設定されている間に、接触を検出しなくなることに従って、第1のユーザインターフェース901は、ライトアイコン962−4に対応するコントロール機能がoff状態に設定されていることを示す。
【0530】
図9C17〜
図9C19は、いくつかの実施形態に係る、セカンダリの設定インターフェースを表示するための例示的なユーザインターフェースを示す。
【0531】
図9C17は、
図9C5におけるユーザインターフェースの状態からの、第2のユーザインターフェース952の代替的な遷移を示す。特に、
図9C17は、タッチ感知面にわたる接触の移動を検出する前にユーザ入力954による接触を検出しなくなることに従った、現在時刻tcにおいて表示された第2のユーザインターフェース952を示す。上述のように、いくつかの実施形態では、第2のユーザインターフェースが表示されている際、タッチ感知面にわたる接触の移動を検出する前にユーザ入力による接触を検出しなくなることにより、第2のユーザインターフェースが表示され続け、それによりユーザは、コントロール機能の設定を調整するために、第2のユーザインターフェース上で第2の入力を実行することができる。したがって、
図9C17は、第2のユーザインターフェース952が、接触の横方向移動を検出する前にユーザ入力954による接触を検出しなくなった後に、表示され続けることを示す。
【0532】
図9C18は、
図9C17におけるユーザインターフェースの状態からの、第2のユーザインターフェース952の遷移を示す。特に、
図9C18は、第2のユーザインターフェース952に対する第2のユーザ入力905による接触の位置を示す。加えて、印909(例えば、ページ付け表示又はドット)は、第2のユーザインターフェース952が、設定インターフェースの第1のページに対応することを示す。
【0533】
図9C19は、第3の方向(例えば、左向き)におけるユーザ入力955の横方向移動に従った、
図9C18で示された第2のユーザインターフェース952から第3のユーザインターフェース903への遷移を示す。特に、
図9C19は、コントロール機能のセカンダリの設定(例えば、電球の色の選択)についての利用可能値に対応する、更なる作動可能ユーザインターフェースオブジェクト910−1〜910−7を含む、第3のユーザインターフェース953を示す。
図9C19は、例えば、電球について現在選択されている色が、作動可能オブジェクト960−1の色であることを示す。加えて、印909は、第3のユーザインターフェース953が、設定インターフェースの第2のページに対応することを示す。
【0534】
図10A〜
図10Dは、いくつかの実施形態に係る、対応するアプリケーションに関連付けられた通知と対話する(例えば、通知から、通知に関連付けられたアプリケーションを起動する又は検出したユーザ入力に基づいて拡大形態の通知を表示する)ための方法1000を示すフロー図である。方法1000は、ディスプレイ、タッチ感知面及びタッチ感知面上における接触の強度を検出するための1つ以上のセンサを備える電子デバイス(例えば、
図3のデバイス300又は
図1Aのポータブル多機能デバイス100)において実行される。いくつかの実施形態では、ディスプレイは、タッチスクリーンディスプレイであり、タッチ感知面は、ディスプレイ上にあるか又はディスプレイと一体化されている(単に、タッチ感知ディスプレイとも呼ばれる)。いくつかの実施形態では、ディスプレイは、タッチ感知面から分離している。
【0535】
後述のように、方法は、アプリケーション起動アイコンと対話する直感的な方法を提供し、それによりユーザは、アプリケーションを起動させるか、あるいは、単一のタッチ入力を使用して(例えば、接触を終了する前に接触の強度を制御することにより)アプリケーションを起動させることなく、アプリケーションからの機能又はコンテンツのサブセットにアクセスするかを選択することができる(1000)。方法は、電子デバイスと対話するためのユーザからの入力の回数、範囲、及び/又は種類を減少させ、必要がない場合には、アプリケーションを完全に起動させるのを回避することにより、より効率的なヒューマン−マシンインターフェースを構成する。バッテリ駆動電子デバイスについては、ユーザがより迅速かつより効率的に入力できるようにすることにより、電力が節約され、バッテリ充電の時間間隔が延びる。
【0536】
デバイスは、ディスプレイ上において、背景ユーザインターフェース(例えば、ユーザインターフェースは、通知センターインターフェース(例えば、5026、5036)、ロックスクリーン(例えば、5012)、ウェイクスクリーン(例えば、5002)、別のアプリケーションのユーザインターフェース(例えば、5050)、ホーム画面(例えば、5024)などである)、及び、第1のアプリケーションに関連付けられた通知の第1の形態(例えば、短縮形態の通知又は標準形態の通知)(例えば、通知5028、通知5038、通知5104)を、同時に表示し、ここで、通知の第1の形態は、第1のサイズを有し、通知の第1の形態は、第1のコンテンツを含み、通知の第1の形態は、背景ユーザインターフェース上に重ねられている(1002)。このことは、
図5A1〜
図5A6に示されており、これらの図では、通知(例えば、5028、5038、5104)が、様々な種類の背景ユーザインターフェース(例えば、5002、5012、5024、5026、5036及び5050)の上に重ねられている。いくつかの実施形態では、通知の第1の形態が、背景ユーザインターフェースの上に重ねられると、背景ユーザインターフェースは、非強調化される(例えば、ぼかされるか又は暗くなる)。
【0537】
背景ユーザインターフェース上に重ねられた、第1のアプリケーションに関連付けられた、通知の第1の形態が表示されている間に、デバイスは、第1の入力の第1の部分を検出する。当該検出は、通知の第1の形態に対応する、タッチ感知面上の位置において、第1の接触(例えば、
図5B2における通知5028上での接触5052、
図5C2における通知5028上での接触5064、
図5F2における通知5038上での接触5076、
図5I2における通知5104上での接触5106)を検出することを含む(1004)。
【0538】
第1の入力の第1の部分の検出に応じて(1006)、第1の入力の第1の部分がアプリケーション起動基準(アプリケーション起動基準は、アプリケーション起動基準が満たされるために、タッチ感知面上における第1の接触の特性強度がプレビュー強度閾値を満たすことを必要としない(例えば、いくつかの実施形態では、アプリケーション起動基準は、第1の入力がタップ入力である場合に満たされる))を満たすという判定に従って、デバイスは、第1のアプリケーションを起動させるプロセスを開始する(1008)。第1のアプリケーションを起動させることは、背景ユーザインターフェースの表示を止めることと、第1のアプリケーションに関連付けられたユーザインターフェースを表示すること(例えば、電話がロック解除されている場合には、第1のアプリケーションを起動させること、電話がロックされている場合には、「電話のロック解除」通知又は認証インターフェースを表示すること、及び、正しい認証情報を受信すると第1のアプリケーションを起動させること)と、を含む。このことは、例えば、
図5B2〜
図5B4に示されている。いくつかの実施形態では、接触の特性強度がプレビュー強度閾値を超えたか否かに関わらず、デバイスが、閾値持続時間を下回る持続時間を有するタップ入力を検出した場合に、アプリケーション起動基準は満たされる。いくつかの実施形態では、接触の特性強度が接触のタッチダウンからプレビュー強度閾値に達することなく、デバイスが、接触のリフトオフを検出した場合に、アプリケーション起動基準は満たされる。いくつかの実施形態では、接触の特性強度が接触のリフトオフが検出される前に少なくとも所定の時間量の間第1の強度を超えることなく、デバイスが、接触のリフトオフを検出した場合に、アプリケーション起動基準は満たされる。いくつかの実施形態では、前述のヒューリスティクスのうちの2つ以上の組み合わせを使用して、入力がアプリケーション起動基準を満たしているかを判定する。いくつかの実施形態では、アプリケーション起動基準を満たす通知の第1の形態に対応する位置における入力に応じて、第1のアプリケーションが起動された場合、アプリケーションが起動され、通知に関連する更なる情報を示すビュー(例えば、対応する電子メール、メッセージ、若しくはボイスメッセージのビュー、又は、アラートの目的を説明するアプリケーションのビュー)となる。
【0539】
第1の入力の第1の部分が通知拡大基準(通知拡大基準は、通知拡大基準が満たされるために、タッチ感知面上における第1の接触の特性強度がプレビュー強度閾値を満たす(例えば、プレビュー強度閾値は、深い押圧強度閾値であり、第1の入力の第1の部分は、深い押圧入力である)ことを必要とする)を満たすという判定に従って、デバイスは、通知の第2の形態(例えば、長い又は拡大形態の通知)(例えば、
図5C5における拡大された通知5066、
図5F4で示された拡大された通知5078、
図5I4で示された拡大された通知5108)を表示する(1010)。通知の第2の形態は、第1のサイズより大きい第2のサイズを有し、通知の第2の形態は、通知の第1の形態においては表示されない拡大された通知コンテンツを含み(例えば、通知の第2の形態は、第1のコンテンツ及び更なるコンテンツを含むか、又は、通知の第2の形態は、第1のコンテンツ及び更なるコンテンツの一部を含むか、又は、通知の第2の形態は、より完全な形態の第1のコンテンツを含む)、通知の第2の形態は、背景ユーザインターフェース上に重ねられる(例えば、通知の第2の形態は、通知の第1の形態を置き換えるか、又は、通知の第2の形態は、通知の第1の形態の拡大である)。このことは、例えば、
図5C1〜
図5C6に示されている(例えば、拡大された通知5066は、接触5064による押圧入力に応じて表示される)。このことは、例えば、
図5F1〜
図5F4に更に示されている(例えば、拡大された通知5078は、接触5076による押圧入力に応じて表示される)。このことは、例えば、
図5I1〜
図5I4に示されている(例えば、拡大された通知5108は、接触5106による押圧入力に応じて表示される)。いくつかの実施形態では、認証は、通知の第2の形態が表示される前に要求される。例えば、いくつかの実施形態では、背景ユーザインターフェースがロックスクリーン又はウェイクスクリーンである場合、第1の入力の第1の部分が通知拡大基準を満たすという判定に従って、認証インターフェース(例えば、指紋入力を求めるアラート又はパスワード入力用ユーザインターフェース)が提示される。認証インターフェースを通じて正しい認証情報を受信すると、通知の第2の形態が、背景ユーザインターフェース上に重ねて表示される。通知の第2の形態は、第1のアプリケーションのユーザインターフェースとは別のものであり、典型的には、第1のアプリケーションのユーザインターフェースより少ない機能及びコンテンツへのアクセスを提供する。
【0540】
いくつかの実施形態では、通知の第2の形態は、第1のコンテンツを含む(1012)。例えば、いくつかの実施形態では、通知は、テキスト及び画像の両方を含むインスタントメッセージについてのものであり、通知の第1の形態は、インスタントメッセージのテキストを含むが、画像を含まず(例えば、通知の第1の形態は、テキストのみを任意選択的に含むか又はテキスト及び画像のサムネイル(例えば、
図5B1又は
図5F1で示されたもの)を任意選択的に含んでもよい)、通知の第2の形態は、インスタントメッセージ中のテキスト及び画像の両方を含む(例えば、通知の第2の形態は、例えば、
図5F4に示すように、画像の下にテキストを含む)。
【0541】
いくつかの実施形態では、拡大通知コンテンツは、通知の第1の形態には含まれない、画像(例えば、
図5F4における画像5058)、オーディオクリップ、ビデオクリップ、カスタムビュー、及び対話型コンテンツ(例えば、
図5I4における対話型地
図5114)のうちの1つ以上を含む(1014)。
【0542】
いくつかの実施形態では、通知の第2の形態が表示されている間に、デバイスは、通知に関連する情報更新を受信する(1016)。通知に関連する情報更新を受信したことに応じて、デバイスは、通知の第2の形態(例えば、新規メッセージ5086、5088を示す
図5F5及び
図5F7における拡大された通知5078、ライブ地図及び「到着」アラートを示す
図5I5〜
図5I7における拡大された通知5108)を更新し、通知に関連する情報更新を反映させる。例えば、第1のアプリケーションがインスタントメッセージングアプリケーションであるとすると、通知は、ユーザのソーシャルネットワークコンタクトからの第1のインスタントメッセージについてのものである。通知の第1の形態は、第1のインスタントメッセージからのテキスト抜粋(又は、第1のインスタントメッセージのテキスト要約)並びにソーシャルネットワークコンタクトの名前及びアバターを含む。通知の第2の形態は、第1のインスタントメッセージを含む会話ログ又はその一部分(例えば、第1のインスタントメッセージの全コンテンツ(例えば、テキスト及び画像)を含む)を含み、かつ任意選択的に、ユーザとソーシャルネットワークコンタクトとの間での会話における1つ以上の先のメッセージを含む。通知の第2の形態が表示されている状態で、ソーシャルネットワークコンタクトから、新規インスタントメッセージを受信したことを想定する。ソーシャルネットワークコンタクトから新規インスタントメッセージを受信したことに応じて、デバイスは、通知の第2の形態を更新して、新規インスタントメッセージを、通知の第2の形態に表示される会話ログの一部として含める。このことは、例えば、
図5F1〜
図5F7に示されている。いくつかの実施形態では、先のインスタントメッセージの注釈が、インスタントメッセージングアプリケーションにおいて許可されている場合、ユーザが通知の第2の形態内に表示された画像を見ている間に、ソーシャルネットワークコンタクトが、第1のインスタントメッセージに含まれる画像に注釈をつけ始めると、通知の第2の形態内に表示された画像は、リアルタイムに更新されて、ユーザのソーシャルネットワークコンタクトが入力したように注釈が示される。別の実施例では、第1のアプリケーションが相乗り又はタクシーサービスアプリケーションであるとすると、ユーザにより先になされた乗車ピックアップリクエストをドライバーが受け付けたことに応じて、通知が生成される。通知の第1の形態は、ドライバーを特定するテキスト及びユーザに対するドライバーがピックアップリクエストを受け付けた旨の通知を含む。通知の第2の形態は、ドライバーの現在位置を示すライブ地図を含む。通知の第2の形態がユーザのデバイス上に表示されている間、ドライバーの現在位置は、通知の第2の形態に含まれる地図上で、リアルタイムに更新される。このことは、例えば、
図5I1〜
図5I7に示されている。
【0543】
いくつかの実施形態では、通知の第2の形態は、コンテンツ領域及びアクション領域を含み、コンテンツ領域は、拡大コンテンツを含む(例えば、コンテンツ領域は、第1のコンテンツ及び更なるコンテンツを含む)1018。例えば、いくつかの実施形態では、通知の第1の形態は、インスタントメッセージのテキストを含み、通知の第2の形態は、インスタントメッセージ、及び、例えば、
図5F4〜5F7における拡大された通知5078で示されるように、同じ会話における1つ以上の先のメッセージを表示するコンテンツ領域(例えば、会話ログ)を含む。別の実施例では、通知の第1の形態は、新規ボイスメールについてのアラートを含み、通知の第2の形態は、ボイスメールについてのオーディオクリップを含むコンテンツ領域及びボイスメールのテキスト表記を含み、アクション領域は、1つ以上の選択可能オプションを含み、当該オプションは、作動時に、通知に対するアクションを実行するように構成されている。例えば、いくつかの実施形態では、アクション領域は、通知の消去、コミュニケーションへの返信、コミュニケーションの保存などのためのメニューオプションを含むメニューである。このことは、例えば、
図5F6(例えば、返信アフォーダンス5082)に示されている。いくつかの実施形態では、アクション領域は、入力フィールド(例えば、返信メッセージを入力するためのテキスト入力フィールド)、ソフトキーボード、選択を入力するための1つ以上のアフォーダンス(例えば、チェックボックス、ラジオボタンなど)、選択されたアクションの様々な態様のコントロール(例えば、オーディオ又はビデオ再生コントロール)などを含む。いくつかの実施形態では、アクション領域は、スクロール可能である(例えば、
図5I5及び
図5I6における拡大された通知5108中のメニューオプションは、スクロール可能である)。いくつかの実施形態では、アクション領域は、コンテンツ領域上でのスクロール入力(例えば、第1の接触の上向き移動)が検出されたときにのみ見える(例えば、
図5I4及び
図5I5に示すように、メニューオプション5122及び5124は、接触5120によるスクロール入力に応じて見えるようになる)。いくつかの実施形態では、通知の第2の形態が最初に表示されている場合、メニューオプションの一部が見えており、メニューオプションの一部は、ディスプレイの可視域の外側にある。スクロール入力(例えば、上向きのスワイプジェスチャ)を使用して、アクション領域をスクロールさせて、ディスプレイの可視域の外側にあるメニューオプションを現すことができる。いくつかの実施形態では、通知のアクション領域及びコンテンツ領域は、2つの別個のレイヤで表示され、アクション領域がスクロールされた場合、コンテンツ領域は変化しないままである(例えば、メニューオプションは、通知のコンテンツ領域の下のレイヤで上下にスクロールする)。いくつかの実施形態では、通知の第2の形態は、ヘッダ領域(例えば、インスタントメッセージ又は電子メールについての通知におけるヘッダ領域は、アプリケーション(例えば、メッセージアプリケーション又は電子メールアプリケーション)についてのアイコンを含む)(例えば、
図5F4におけるヘッダ5080)及び送信者のアバター(例えば、
図5F4におけるアバター5084)を含む。いくつかの実施形態では、通知のコンテンツ領域及び通知のアクション領域は、ヘッダ領域の下のレイヤにおいてスクロール可能であるが、ヘッダ領域は、変化しないままである(例えば、
図5I4及び
図5I5に示すように、コンテンツ5112は、拡大された通知5108のヘッダ5110の下でスクロール可能である)。いくつかの実施形態では、アプリケーション特異的なアクションを実行するためのオプションは、通知の第2の形態に含まれている(例えば、
図5I8における拡大された通知5108中のオプション5122、5124、5128、5130)。例えば、インスタントメッセージングアプリケーションについては、新規インスタントメッセージについての通知に表示されたメニューオプションは、「返信」のためのオプション(例えば、
図5F4における拡大された通知5078中の返信アフォーダンス5082)を含み、電話アプリケーションについては、不在着信についての通知に表示されたメニューオプションは、「かけ直す」ためのオプションを含み、ボイスメールアプリケーション(又は、電話アプリケーションにおけるボイスメール機能)については、ボイスメールついての通知に表示されたメニューオプションは、「ボイスメールを再生」のためのオプション及び/又は「削除」のためのオプションを含む。
【0544】
いくつかの実施形態では、通知の第2の形態が表示されている間に、デバイスは、第1の入力の第2の部分を検出する(1020)。第1の入力の第2の部分の検出に応じて、第1の入力の第2の部分がオプション作動基準(オプション作動基準は、第1の接触の特性強度がプレビュー強度閾値(例えば、深い押圧強度閾値)を下回って減少した後に第1の接触の特性強度がプレビュー強度閾値を上回って増大した(例えば、第1の接触は、通知の第1の形態上での第1の深い押圧入力が通知の第2の形態の表示を止めた後にタッチ感知面上の同じ位置で維持され、第1の接触は、通知の第2の形態上での第2の深い押圧を提供する)場合に満たされるように構成される)を満たすという判定に従って、デバイスは、通知の第2の形態の表示を止め、デバイスは、1つ以上の選択可能オプションのうちの1つに対応するアクションを実行する。このことは、
図5F5〜
図5F7に示されている(例えば、接触5076により返信アフォーダンス5082を作動させる)。いくつかの実施形態では、オプション作動基準は、別の入力(例えば、第1の接触による第1の入力とは別の第2の接触による第2の入力)により満たされる。いくつかの実施形態では、オプション作動基準に使用される閾値強度は、プレビュー強度閾値より低い。いくつかの実施形態では、デバイスが、接触強度の減少を検出し、続けて、第2の強度閾値(例えば、減少した深い押圧強度閾値)を上回る接触強度における増大を検出した場合、オプション作動基準は満たされる。いくつかの実施形態では、オプション作動基準は、作動されるオプションに対応する第1の接触の位置を必要とすることなく、満たされることに留意されたい。言い換えると、アクション領域中のオプション(例えば、デフォルトオプション又はそのオプションのみ)が、第1の接触により提供された第2の深い押圧入力に応じて作動した場合、第1の接触は、コンテンツ領域に(例えば、深い押圧入力に何らかの方法で応答しないコンテンツ領域の一部)にあるままであってもよい。いくつかの実施形態では、1つ以上の選択可能オプションのうちの1つに対応するアクションを実行することは、1つ以上の選択可能オプションの中のデフォルトオプションに対応するアクションを実行することを含む。オプションが1つしか存在しない場合、そのオプションに対応するアクションが実行される。いくつかの実施形態では、通知は、コミュニケーションについてのものであり、通知の第2の形態は、コミュニケーションに対して返信するための「返信」オプションを含む。第2の押圧入力が通知の第2の形態上で検出された(例えば、第1の接触が、ダッチ感知面上のそのタッチダウン位置にあるままであり、第1の接触の特性強度がプレビュー強度閾値を下回って減少した後に、第2の時間の間、プレビュー強度閾値を上回って増大する場合)、コミュニケーションに対して返信するためのアクションが作動され、返信ユーザインターフェースが、通知の第2の形態の代わりに表示される(又は、通知の第2の形態が更に拡大されて、テキスト入力フィールド及びソフトキーボードを含む返信ユーザインターフェースになる)。いくつかの実施形態では、ソフトキーボード及び返信フィールド(又は、空白若しくは部分的に準備された返信メッセージ)が、返信ユーザインターフェースに自動的に表示される。いくつかの実施形態では、通知が、相乗りリクエストについてのものであり、第1の押圧入力により、通知が拡大して、ライブ地図及び「受け付け」ボタンを表示する。第2の押圧入力は、相乗りリクエストを受け付け、相乗りを申し込んでいるユーザに対して受け付けた旨を送信する。
【0545】
いくつかの実施形態では、通知の第2の形態が表示されている間に、デバイスは、第1の入力の終了を検出する(例えば、第1の接触のリフトオフの検出する)(1022)。第1の入力の終了の検出に応じて、デバイスは、背景ユーザインターフェース上に重ねられた通知の第2の形態の表示を維持する(例えば、
図5F4に続く
図5G1において、拡大された通知5078は、接触5076のリフトオフ後も表示されたままであり、
図5I4に続く
図5I5において、拡大された通知5108は、接触5106のリフトオフ後も表示されたままである)。
【0546】
いくつかの実施形態では、背景ユーザインターフェース上に重ねられた通知の第2の形態が表示されている(例えば、通知の第2の形態は、第1の接触のリフトオフが検出された後も、背景ユーザインターフェース上に重ねられたままである)間に、デバイスは、第2の入力を検出する(1024)。当該検出は、タッチ感知面上での第2の接触を検出することを含む。第2の入力(例えば、第2の入力は、タップ入力である)の検出に応じて、通知の第2の形態の周囲の背景ユーザインターフェースの一部分に対応する、タッチ感知面上の位置において第2の接触が検出されたとの判定に従って、デバイスは、通知の第2の形態を表示することを止め、デバイスは、背景ユーザインターフェース(例えば、背景ユーザインターフェースは、背景ユーザインターフェースから消去されることのない、通知の第1の形態及び1つ以上の他の通知のそれぞれの第1の形態を含む)表示を維持する。いくつかの実施形態では、背景ユーザインターフェースが第1の入力に応じて非強調化される(例えば、ぼかされる又は暗くなる)場合、通知の第2の形態が表示されなくなると、背景ユーザインターフェースは、その元の明度及び輝度に回復される。いくつかの実施形態では、通知の第2の形態を表示した後、通知は、既読としてみなされ、背景ユーザインターフェースが回復される際、背景ユーザインターフェースから除去される(例えば、未だに見られていない通知が存在する場合には、短縮形態の通知のみを表示する)。このことは、例えば、
図5G1〜
図5G3に示されている(接触5096によるタップ入力により、通知5078を消去する)。いくつかの実施形態では、通知の第2の形態は、通知の第2の形態に含まれる「消去」ボタン又はアフォーダンス(例えば、その上にバツ「×」を有するボタン)上で検出されたタップ入力によっても消去することができる。
【0547】
いくつかの実施形態では、第2の入力(例えば、第2の入力は、タップ入力である)の検出に応じて、通知の第2の形態におけるコンテンツ領域(例えば、コンテンツ領域は、通知の第2の形態のアクション領域及びヘッダ領域とは別である)に対応するタッチ感知面上での位置において第2の接触が検出されたとの判定に従って、デバイスは、通知の第2の形態を表示することを止め(1026)、デバイスは、背景ユーザインターフェースを表示することを止め、デバイスは、第1のアプリケーションを起動させるプロセスを開始する(例えば、第1のアプリケーションのユーザインターフェースを表示する、又は、認証が必要とされる第1のアプリケーションが起動され得る前に認証インターフェースを表示する)。このことは、例えば、
図5H1及び
図5H2に示されている。いくつかの実施形態では、通知の第1の形態に対応するタッチ感知面上での位置において検出されたタップ入力も、第1のアプリケーションを起動させ、通知の第1の形態及び背景ユーザインターフェースを、認証インターフェース又は第1のアプリケーションのユーザインターフェースにより置き換えるプロセスを開始する。
【0548】
いくつかの実施形態では、第1の入力の第1の部分の検出に応じて、第1の入力が背景非強調化基準(背景非強調化基準は、背景非強調化基準が満たされるために、タッチ感知面上における第1の接触の特性強度が、プレビュー強度閾値より低いヒント強度閾値(例えば、軽い押圧強度閾値又はプレビュー強度閾値より低い強度閾値)を満たすことを必要とする)を満たすという判定に従って、デバイスは、通知の第2の形態を表示する前に、背景ユーザインターフェースを非強調化する視覚効果を適用する(例えば、背景ユーザインターフェースをぼかすか又は暗くする)(1028)(例えば、
図5C3及び
図5C4に示すように、背景ユーザインターフェース5026は、
図5C5において拡大された通知5066が表示される前に、非強調化され、
図5F2及び
図5F3に示すように、背景ユーザインターフェース5036は、
図5F4において拡大された通知5078が表示される前に、非強調化され、
図5I2及び
図5I3に示すように、背景ユーザインターフェース5102は、
図5I4において拡大された通知5108が表示される前に、非強調化される)。いくつかの実施形態では、通知の第2の形態は、(例えば、
図5C5、
図5F4及び
図5I4に示すように)ぼかされた形態の背景ユーザインターフェース上に重ねられる。いくつかの実施形態では、ぼかし量は、(例えば、
図5C3〜
図5C5、
図5F2及び
図5F3並びに
図5I2〜
図5I4に示すように)第1の入力における第1の接触の特性強度の現在値に従って、動的に変動される。
【0549】
いくつかの実施形態では、第1の入力の第1の部分の検出に応じて、第1の入力の第1の部分が移動閾値を超える第1の接触の移動を含む(例えば、第1の接触が、閾値数超のピクセル(例えば、10ピクセル)だけ、タッチダウン位置から離れて移動する(例えば、移動は、任意の方向である))との判定に従って、デバイスは、背景ユーザインターフェースを回復させる(例えば、第1の接触の特性強度がヒント強度閾値を上回って増大したことに応じて、背景ユーザインターフェースがぼかされかつ暗くなった後に、背景ユーザインターフェースの明度及び輝度を回復させる)(1030)(例えば、
図5D6において、ユーザインターフェース5026は、接触5072が閾値量を超えて移動した場合に回復される)、また、デバイスは、第1の入力の第1の部分が通知拡大基準を満たす場合に、通知の第2の形態の表示を省略する(例えば、第1の接触の特性強度が、例えば、
図5D6に示すように、深い押圧強度閾値を超えた時点で、十分な量の移動が検出された場合、通知の第2の形態の表示がキャンセルされる)。プレビュー強度閾値に関連付けられた基準が満たされていたとしても、第1の接触の移動が移動閾値を超えると、通知拡大基準は満たされない。このことは、例えば、
図5D4〜
図5E4に示されている。
【0550】
いくつかの実施形態では、第1の入力の第1の部分の検出に応じて、第1の入力の第1の部分が移動閾値を超える第1の接触の移動を含む(例えば、第1の接触が、閾値数超のピクセル(例えば、10ピクセル)だけ、タッチダウン位置から離れて移動する(例えば、移動は、垂直方向である))という判定に従って、デバイスは、第1の接触の移動に従って、背景ユーザインターフェース(及び、背景ユーザインターフェース上に重ねられた任意の通知)をスクロールさせる(1032)(例えば、複数の通知が、リスト状に背景ユーザインターフェース上に表示されており、移動が、垂直方向である場合、第1の入力は、背景ユーザインターフェース上の通知のリストをスクロールさせる)。プレビュー強度閾値に関連付けられた基準が満たされていたとしても、第1の接触の移動が移動閾値を超えると、通知拡大基準は満たされない。いくつかの実施形態では、通知スクロール基準は、移動が、垂直方向であり、かつ移動閾値を超えた場合に満たされる。このことは、例えば、
図5E1〜
図5E4に示されている。
【0551】
いくつかの実施形態では、第1の入力の第1の部分の検出に応じて、第1の入力の第1の部分が移動閾値を超える第1の接触の移動を含む(例えば、第1の接触が、閾値数超のピクセルだけ、タッチダウン位置から離れて移動する(例えば、移動は、水平方向である))という判定に従って、デバイスは、第1の接触の移動に従って、通知の第1の形態をスライドさせ(1034)、また、(例えば、他の通知をスライドさせることなく)デバイスは、通知の第1の形態に近接して1つ以上の選択可能アクションを表示する(例えば、第1の接触の移動に従って、通知の第1の形態が水平に移動した場合に、1つ以上のクイックレスポンスアクションについてのそれぞれのアフォーダンスが、通知の第1の形態により占められていないスペースに表示される)。いくつかの実施形態では、通知の第1の形態が水平に移動すると、1つ以上のクイックレスポンスアクションについてのそれぞれのアフォーダンスが、通知の第1の形態の後ろから現れる。プレビュー強度閾値に関連付けられた基準が満たされていたとしても、第1の接触の移動が移動閾値を超えると、通知拡大基準は満たされない。いくつかの実施形態では、オプション明示基準は、移動が、水平方向であり、かつ移動閾値を超えた場合に満たされる。このことは、例えば、
図5D4〜
図5D8に示されている(例えば、接触5072の移動に従って通知5028をスライドさせて、オプション5074を現す)。
【0552】
いくつかの実施形態では、通知の第2の形態を表示する前に、タッチ感知面上における第1の接触の特性強度の上昇の検出に応じて、デバイスは、(例えば、接触の強度が上昇し続けると、プレビュー動作が行われるであろうことを示すために)第1の接触の特性強度に基づいて、
図5C2〜
図5C4、
図5F2〜
図5F4及び
図5I2〜
図5I4におけるユーザインターフェースのぼかしにより示されるように、ユーザインターフェースの外観を動的に調整し始める(1036)。いくつかの実施形態では、接触の特性強度における変化に基づいて、不明瞭化の大きさが変化するように、通知の第1の形態の表現以外のディスプレイ上でのコンテンツは、動的に不明瞭化される。ユーザインターフェースの外観が動的に調整され得る方法の例は、その全体が参照により本明細書に組み込まれている、2015年9月29日出願の「Devices,Methods,and Graphical User Interfaces for Manipulating User Interface Objects with Visual and/or Haptic Feedback」と題する米国特許出願シリアル番号第14/869,899に記載されている。第1の接触の特性強度に基づいて、ユーザインターフェースの外観を動的に調整し始めた後(かつ、通知の第2の形態を表示する前に)、デバイスは、タッチ感知面上における第1の接触の移動を検出し、また、いくつかの実施形態では、接触の特性強度が上昇し続けると、プレビュー動作が実行されるであろうことを示すために、ユーザインターフェースの外観は、接触の強度に基づいて動的に調整される。タッチ感知面上における第1の接触の移動の検出に応じて、第1の接触の移動がプレビューキャンセル基準を満たす(例えば、移動が、移動閾値(例えば、10ピクセル超)を超えた)という判定に従って、デバイスは、通知の第1の形態を、第1の接触の移動に基づいて移動させ、また、デバイスは、第1の接触の特性強度に基づいて、ユーザインターフェースの外観を動的に調整するのを止める(例えば、左向きスワイプ入力に関して、通知の第1の形態をサイドに移動させて、第1の通知と対話するためのオプションを示す、又は、上向き若しくは下向きスワイプ入力に関して、通知の第1の形態を含む複数の通知をスクロールさせる)。いくつかの実施形態では、移動が、プレビューキャンセル基準を満たす場合、デバイスは、接触がディスプレイ上で検出されなくなるまで、接触の特性強度における更なる変化を無視し、(例えば、接触が何らかの方法で通知拡大基準を満たす場合でも)通知の第2の形態の表示を省略する。いくつかの実施形態では、プレビューキャンセル基準は、接触により移動した総距離、接触がプレビュー強度閾値より低いヒント強度閾値を超えた点から離れる接触の移動、(例えば、接触がヒント強度閾値を超えた点からの)x方向における接触の移動、(例えば、接触がヒント強度閾値を超えた点からの)y方向における接触の移動のうちの1つ以上に基づく。移動がプレビューキャンセル基準を満たさないという判定に従って、デバイスは、第1の接触の特性強度に基づいて、(例えば、接触の移動に基づいて、通知の第1の形態を移動させることなく)ユーザインターフェースの外観を動的に調整し続ける。いくつかの実施形態では、移動がプレビューキャンセル基準を満たさない場合、デバイスは、接触の特性強度における変化に応答し続ける(例えば、接触が通知拡大基準を満たす場合に、通知の第2の形態を表示する)。
【0553】
いくつかの実施形態では、通知の第2の形態を表示する前に、タッチ感知面上における第1の接触の特性強度における上昇の検出に応じて、デバイスは、通知の第1の形態の表現以外のディスプレイ上のコンテンツを、(例えば、
図5C2〜
図5C4、
図5F2〜
図5F4及び
図5I2〜
図5I4におけるユーザインターフェースのぼかしにより示されるように)不明瞭化する(例えば、ぼかす、かつ/又は、暗くする)(1038)。いくつかの実施形態では、不明瞭化の大きさが、第1の接触の特性強度における変化に基づいて変化するように、通知の第1の形態の表現以外のディスプレイ上のコンテンツが、動的に不明瞭化される。いくつかの実施形態では、ディスプレイ上のコンテンツの、通知の第1の形態の外観への動的な変化も適用される。第1の接触の特性強度における上昇に応じて、通知の第1の形態の表現以外のディスプレイ上のコンテンツを不明瞭化した後(かつ、通知の第2の形態を表示する前)に、デバイスは、タッチ感知面上における第1の接触の移動を検出する。タッチ感知面上における第1の接触の移動の検出に応じて、第1の接触の移動がプレビューキャンセル基準を満たすという判定に従って、デバイスは、通知の第1の形態の表現以外のディスプレイ上のコンテンツを不明瞭化することを止め、第1の接触の移動に基づいて、通知の第1の形態を移動させる(例えば、左向きスワイプ入力に関して、通知の第1の形態をサイドに移動させて、第1の通知と対話するためのオプションを示す、又は、上向き若しくは下向きスワイプ入力に関して、通知の第1の形態を含む複数の通知をスクロールさせる)。いくつかの実施形態では、移動が、プレビューキャンセル基準を満たす場合、デバイスは、接触がディスプレイ上で検出されなくなるまで、接触の特性強度における更なる変化を無視し、(例えば、接触が何らかの方法で通知拡大基準を満たす場合でも)通知の第2の形態の表示を省略する。いくつかの実施形態では、プレビューキャンセル基準は、接触により移動した総距離、接触がプレビュー強度閾値より低いヒント強度閾値を超えた点から離れる接触の移動、(例えば、接触がヒント強度閾値を超えた点からの)x方向における接触の移動、(例えば、接触がヒント強度閾値を超えた点からの)y方向における接触の移動のうちの1つ以上に基づく。第1の接触の移動がプレビューキャンセル基準を満たさないという判定に従って、デバイスは、(例えば、接触の移動に基づいて、通知の第1の形態を移動させることなく)通知の第1の形態の表現以外のディスプレイ上のコンテンツの不明瞭化を続ける(例えば、第1の接触の特性強度に従って、コンテンツを動的に不明瞭化させる)。いくつかの実施形態では、移動がプレビューキャンセル基準を満たさない場合、デバイスは、接触の特性強度における変化に応答し続ける(例えば、接触が通知拡大基準を満たす場合に、通知の第2の形態を表示する)。
【0554】
いくつかの実施形態によれば、
図11は、説明される様々な実施形態の原理に従って構成された、電子デバイス1100の機能ブロック図を示す。本デバイスの機能ブロックは、説明される様々な実施形態の原理を実行するために、ハードウェア、ソフトウェア、又はハードウェアとソフトウェアとの組み合わせによって、任意選択的に実装される。
図11で説明される機能ブロックが、説明される様々な実施形態の原理を実施するように、任意選択的に、組み合わされ、又はサブブロックに分離されることが当業者には理解されよう。したがって、本明細書における説明は、本明細書で説明されている機能ブロックのあらゆる可能な組合せ若しくは分割、又は更なる定義を任意選択的に支持する。
【0555】
図11に示すように、電子デバイス1100は、ユーザインターフェースを表示するように構成されたディスプレイユニット1102と、ユーザによる接触を受信するように構成されたタッチ感知面ユニット1104と、タッチ感知面ユニット1104との接触の強度を検出するように構成された1つ以上のセンサユニット1106と、ディスプレイユニット1102、タッチ感知面ユニット1104、及び1つ以上のセンサユニット1106に結合された処理ユニット1110と、を含む。処理ユニット1110は、有効化ユニット1112、検出ユニット1114、受信ユニット1116、更新ユニット1118、中止ユニット1120、実行ユニット1122、維持ユニット1124、開始ユニット1126、適用ユニット1128、回復ユニット1130、省略ユニット1132、スクロールユニット1134、スライドユニット1136、スターティングユニット1138、移動ユニット1140、継続ユニット1142、及び不明瞭化ユニット1144を含む。処理ユニット1110は、ディスプレイユニット1102上に、背景ユーザインターフェース及び第1のアプリケーションに関連付けられた通知の第1の形態の表示を(例えば、有効化ユニット1112により)同時に有効化するように構成されており、通知の第1の形態は、第1のサイズを有し、通知の第1の形態は、第1のコンテンツを含み、通知の第1の形態は、背景ユーザインターフェース上に重ねられている。背景ユーザインターフェース上に重ねられた、第1のアプリケーションに関連付けられた、通知の第1の形態が表示されている間に、処理ユニット1110は、第1の入力の第1の部分を(例えば、検出ユニット1114により)検出するように構成されており、当該検出は、通知の第1の形態に対応する、タッチ感知面ユニット1104上での位置において第1の接触を検出することを含む。第1の入力の第1の部分の検出に応じて、第1の入力の第1の部分がアプリケーション起動基準(アプリケーション起動基準は、アプリケーション起動基準が満たされるために、タッチ感知面上における第1の接触の特性強度がプレビュー強度閾値を満たすことを必要としない)を満たすという判定に従って、処理ユニット1110は、第1のアプリケーションを起動させるプロセスを開始するように構成されており、第1のアプリケーションを起動させることは、背景ユーザインターフェースの表示を止めることと、第1のアプリケーションに関連付けられたユーザインターフェースを表示することと、を含む。第1の入力の第1の部分が通知拡大基準(通知拡大基準は、通知拡大基準が満たされるために、タッチ感知面上における第1の接触の特性強度がプレビュー強度閾値を満たすことを必要とする)を満たすという判定に従って、処理ユニット1110は、通知の第2の形態の表示を(例えば、有効化ユニット1112により)有効化するように構成されており、通知の第2の形態は、第1のサイズよりも大きい第2のサイズを有し、通知の第2の形態は、通知の第1の形態においては表示されない拡大された通知コンテンツを含み、通知の第2の形態は、背景ユーザインターフェース上に重ねられる。
【0556】
いくつかの実施形態では、通知の第2の形態は、第1のコンテンツを含む。
【0557】
いくつかの実施形態では、拡大通知コンテンツは、通知の第1の形態には含まれない、画像、オーディオクリップ、ビデオクリップ、カスタムビュー、及び対話型コンテンツのうちの1つ以上を含む。
【0558】
いくつかの実施形態では、処理ユニット1110は、通知の第2の形態が表示されている間に、通知に関連する情報更新を(例えば、受信ユニット1116により)受信し、通知に関連する情報更新を受信したことに応じて、通知の第2の形態を(例えば、更新ユニット1118により)更新して、通知に関連する情報更新を反映させる。
【0559】
いくつかの実施形態では、通知の第2の形態は、コンテンツ領域及びアクション領域を含み、コンテンツ領域は、拡大コンテンツを含み、アクション領域は、1つ以上の選択可能オプションを含み、選択可能オプションは、作動時に、通知に関連するアクションを実行するように構成されている。
【0560】
いくつかの実施形態では、処理ユニット1110は、通知の第2の形態が表示されている間に、第1の入力の第2の部分を検出し、第1の入力の第2の部分の検出に応じて、第1の入力の第2の部分がオプション作動基準(オプション作動基準は、オプション作動基準が満たされるために、第1の接触の特性強度がプレビュー強度閾値を下回って減少した後にタッチ感知面上における第1の接触の特性強度がプレビュー強度閾値を満たすことを必要とする)を満たすという判定に従って、通知の第2の形態を表示することを(例えば、中止ユニット1120により)止め、1つ以上の選択可能オプションのうちの1つに対応するアクションを(例えば、実行ユニット1122により)実行するように構成されている。
【0561】
いくつかの実施形態では、処理ユニット1110は、通知の第2の形態が表示されている間に、第1の入力の終了を検出し、第1の入力の終了の検出に応じて、背景ユーザインターフェース上に重ねられた通知の第2の形態の表示を(例えば、維持ユニット1124により)維持するように構成されている。
【0562】
いくつかの実施形態では、処理ユニット1110は、背景ユーザインターフェース上に重ねられた通知の第2の形態が表示されている間に、第2の入力を(例えば、検出ユニット1114により)検出し(当該検出は、タッチ感知面ユニット1104上で第2の接触を検出することを含む)、第2の入力の検出に応じて、第2の接触が通知の第2の形態の周囲の背景ユーザインターフェースの一部分に対応する、タッチ感知面ユニット1104上における位置で検出されたという判定に従って、通知の第2の形態を表示することを(例えば、中止ユニット1120により)止め、背景ユーザインターフェースの表示を(例えば、維持ユニット1124により)維持するように構成されている。
【0563】
いくつかの実施形態では、処理ユニット1110は、第2の入力の検出に応じて、第2の接触が通知の第2の形態のコンテンツ領域に対応するタッチ感知面ユニット1104上における位置で検出されたという判定に従って、通知の第2の形態を表示することを(例えば、中止ユニット1120により)止め、背景ユーザインターフェースを表示することを(例えば、中止ユニット1120により)止め、第1のアプリケーションを起動させるプロセスを(例えば、開始ユニット1126により)開始するように構成されている。
【0564】
いくつかの実施形態では、処理ユニット1110は、第1の入力の第1の部分の検出に応じて、第1の入力が背景非強調化基準(背景非強調化基準は、背景非強調化基準が満たされるために、タッチ感知面上における第1の接触の特性強度がプレビュー強度閾値より低いヒント強度閾値を満たすことを必要とする)を満たすという判定に従って、通知の第2の形態を表示する前に、背景ユーザインターフェースを非強調化する視覚効果を(例えば、適用ユニット1128により)適用するように構成されている。
【0565】
いくつかの実施形態では、処理ユニット1110は、第1の入力の第1の部分の検出に応じて、第1の入力の第1の部分が移動閾値を超える第1の接触の移動を含むという判定に従って、背景ユーザインターフェースを(例えば、回復ユニット1130により)回復させ、第1の入力の第1の部分が通知拡大基準を満たす場合に、通知の第2の形態の表示を(例えば、省略ユニット1132により)省略するように構成されている。
【0566】
いくつかの実施形態では、処理ユニット1110は、第1の入力の第1の部分の検出に応じて、第1の入力の第1の部分が移動閾値を超える第1の接触の移動を含むという判定に従って、背景ユーザインターフェースを第1の接触の移動に従って(例えば、スクロールユニット1134により)スクロールさせるように構成されている。
【0567】
いくつかの実施形態では、処理ユニット1110は、第1の入力の第1の部分の検出に応じて、第1の入力の第1の部分が移動閾値を超える第1の接触の移動を含むという判定に従って、通知の第1の形態を第1の接触の移動に従って(例えば、スライドユニット1136により)スライドさせ、通知の第1の形態に近接して1つ以上の選択可能アクションの表示を(例えば、有効化ユニット1112により)有効化するように構成されている。
【0568】
いくつかの実施形態では、処理ユニット1110は、通知の第2の形態を表示する前に、タッチ感知面ユニット1104上での第1の接触の特性強度における上昇の検出に応じて、第1の接触の特性強度に基づいて、ユーザインターフェースの外観の動的な調整を(例えば、スターティングユニット1138により)始め、第1の接触の特性強度に基づいて、ユーザインターフェースの外観の動的な調整を始めた後に、タッチ感知面ユニット1104上での第1の接触の移動を(例えば、検出ユニット1114により)検出し、タッチ感知面ユニット1104上での第1の接触の移動の検出に応じて、第1の接触の移動がプレビューキャンセル基準を満たすという判定に従って、第1の接触の移動に基づいて、通知の第1の形態を(例えば、移動ユニット1140により)移動させ、第1の接触の特性強度に基づいて、ユーザインターフェースの外観の動的な調整を止めるように構成されている。移動がプレビューキャンセル基準を満たさないという判定に従って、第1の接触の特性強度に基づいて、ユーザインターフェースの外観の動的な調整を(例えば、継続ユニット1142により)継続する。
【0569】
いくつかの実施形態では、処理ユニット1110は、通知の第2の形態を表示する前に、タッチ感知面ユニット1104上での第1の接触の特性強度における上昇の検出に応じて、通知の第1の形態の表現以外の、ディスプレイユニット1102上のコンテンツを(例えば、不明瞭化ユニット1144により)不明瞭化し、第1の接触の特性強度の上昇に応じて、通知の第1の形態の表現以外の、ディスプレイユニット1102上のコンテンツを不明瞭化した後に、タッチ感知面ユニット1104上での第1の接触の移動を(例えば、検出ユニット1114により)検出し、タッチ感知面ユニット1104上での第1の接触の移動の検出に応じて、第1の接触の移動がプレビューキャンセル基準を満たすという判定に従って、通知の第1の形態の表現以外の、ディスプレイユニット1102上のコンテンツの不明瞭化を(例えば、中止ユニット1120により)止め、第1の接触の移動に基づいて、通知の第1の形態を移動させるように構成されている。第1の接触の移動がプレビューキャンセル基準を満たさないという判定に従って、通知の第1の形態の表現以外の、ディスプレイユニット1102上のコンテンツの不明瞭化を(例えば、継続ユニット1142により)継続する。
【0570】
図12A〜
図12Fは、いくつかの実施形態に係る、アプリケーション起動アイコンと対話する(例えば、アプリケーションを起動する又は検出したユーザ入力に基づいて、アプリケーションに関連付けられたコンテキストコンテンツオブジェクトを表示する)ための方法1200を示すフロー図である。方法1200は、ディスプレイ、タッチ感知面及びタッチ感知面上における接触の強度を検出するための1つ以上のセンサを備える電子デバイス(例えば、
図3のデバイス300又は
図1Aのポータブル多機能デバイス100)において実行される。いくつかの実施形態では、ディスプレイは、タッチスクリーンディスプレイであり、タッチ感知面は、ディスプレイ上にあるか又はディスプレイと一体化されている。いくつかの実施形態では、ディスプレイは、タッチ感知面から分離している。方法1200のいくつかの動作は、任意選択的に組み合わされ、かつ/又は、いくつかの動作の順序は、任意選択的に変更される。
【0571】
前述のように、方法1200は、最初にアプリケーションを起動させることなく、アプリケーションに関連付けられたコンテキストコンテンツにアクセスするための直感的な方法を提供する。方法は、アプリケーションのコンテンツ及び/又は機能のサブセットにアクセスする際の、ユーザからの入力の回数、範囲及び/又は種類を減少させることにより、より効率的なヒューマン−マシンインターフェースを構成する。バッテリ駆動電子デバイスについては、ユーザがより迅速かつより効率的に、所望のコンテンツ及び機能にアクセスできるようにすることにより、電力が節約され、バッテリ充電の時間間隔が延びる。更に、いくつかの実施形態では、コンテキストコンテンツオブジェクトは、作動時に、アプリケーションの様々なサブ機能をトリガする、オプションのメニューと共に提示される。このため、同じアプリケーションアイコン上での1回の接触による単一入力を使用して、対応するアプリケーションの異なるレベルの機能及びコンテンツに到達することができ、ユーザインターフェースの効率を更に改善することができる。
【0572】
デバイスは、ディスプレイ上に、複数のアプリケーションのうちの別々のアプリケーションに対応する複数のアプリケーションアイコンを含む、ユーザインターフェース(例えば、アプリケーション起動アイコンのアレイを含む、デバイスのオペレーティングシステムにより生成されたデスクトップ又はホーム画面ユーザインターフェース)を表示する(1202)。いくつかの実施形態では、アプリケーションアイコンは、ユーザインターフェース上に配置されて(例えば、グリッドパターン又は列若しくは行で)表示される(例えば、
図5K1のホーム画面5202、5N1のホーム画面5288)。
【0573】
デバイスは、複数のアプリケーションアイコンを含むユーザインターフェースが表示されている間に、第1の入力を検出する(1204)。当該検出は、複数のアプリケーションアイコンの第1のアプリケーションアイコンに対応するタッチ感知面上の位置においてタッチ感知面上での第1の接触を検出することを含む。第1のアプリケーションアイコンは、複数のアプリケーションの第1のアプリケーションに関連付けられている(例えば、
図5K1のアイコン524上での接触5206、
図5N1のアイコン445上での接触5290)。
【0574】
デバイスは、第1の入力の検出に応じて(1206)、数多くの動作を実行する。第1の入力の検出に応じて、第1の入力がアプリケーション起動基準(アプリケーション起動基準は、アプリケーション起動基準が満たされるために、タッチ感知面上における第1の接触の特性強度が第1の強度閾値(例えば、深い押圧強度閾値)を満たすことを必要としない)(例えば、いくつかの実施形態では、アプリケーション起動基準は、第1の入力がタップ入力である場合に満たされる)を満たすという判定に従って、デバイスは、第1のアプリケーションを起動させ、デバイスは、複数のアプリケーションアイコンを含むユーザインターフェースの表示を、第1のアプリケーションのユーザインターフェースで置き換える。このことは、例えば、
図5J1及び
図5J2に示されている(例えば、アイコン424上での接触5204によるタップ入力により、メッセージアプリケーションが起動する)。いくつかの実施形態では、接触の特性強度が第1の強度閾値を超えたか否かに関わらず、デバイスが、閾値持続時間を下回る持続時間を有するタップ入力を検出した場合に、アプリケーション起動基準は満たされる。いくつかの実施形態では、接触の特性強度が接触のタッチダウンから第1の強度閾値に達することなく、デバイスが、接触のリフトオフを検出した場合に、アプリケーション起動基準は満たされる。いくつかの実施形態では、接触の特性強度が接触のリフトオフが検出される前に少なくとも所定の時間量の間第1の強度を超えることなく、デバイスが、接触のリフトオフを検出した場合に、アプリケーション起動基準は満たされる。いくつかの実施形態では、前述のヒューリスティクスのうちの2つ以上の組み合わせを使用して、入力がアプリケーション起動基準を満たしているかを判定する。
【0575】
第1の入力の検出に応じて、第1の入力がメニュー提示基準(メニュー提示基準は、メニュー提示基準が満たされるために、タッチ感知面上における第1の接触の特性強度が第1の強度閾値を満たすことを必要とする(例えば、いくつかの実施形態では、メニュー提示基準は、第1の入力が深い押圧である場合に満たされる))を満たすという判定に従って、デバイスは、コンテキストコンテンツオブジェクト(例えば、第1のアプリケーションに関連付けられたウィジェット若しくは対話型ミニアプリケーションオブジェクト、又は、ウィジェット若しくはミニアプリケーションオブジェクトのプレビュー、又は、ウィジェット若しくはミニアプリケーションオブジェクトの対話型/グラフィック表現)及びコンテキストコンテンツオブジェクトに関連付けられたそれぞれのアフォーダンス(例えば、「ウィジェットビューを追加」ボタン若しくはウィジェット上に重ねられたリンク、ミニアプリケーションオブジェクト、又は、ウィジェット若しくはミニアプリケーションオブジェクトのプレビュー)を、同時に表示する。このことは、例えば、
図5K1〜
図5K6に示されている(例えば、コンテキストコンテンツオブジェクト5210は、メッセージアプリケーションについてのアプリケーションアイコン424上での接触5206による押圧入力に応じて表示され、コンテキストコンテンツオブジェクト5210は、「ウィジェットを追加」アフォーダンス5222を含む)。いくつかの実施形態では、コンテキストコンテンツオブジェクト(例えば、ウィジェット又はミニアプリケーションオブジェクト)は、複数のアプリケーションアイコンを含むユーザインターフェースの少なくとも一部分の表現の表示を維持した状態で表示される(例えば、ウィジェット又はミニアプリケーションオブジェクトは、複数のアプリケーションアイコンを含むユーザインターフェースの少なくとも一部分上に重ねられる(例えば、ぼかされた又は暗くなった形態のホーム画面又はデスクトップユーザインターフェース))。いくつかの実施形態では、コンテキストコンテンツオブジェクトは、コンテキストコンテンツオブジェクトが対応する第1のアプリケーションのアプリケーションアイコンの上に表示され、同アイコンを不明瞭化する。いくつかの実施形態では、コンテキストコンテンツオブジェクトの表示位置は、第1のアプリケーションのアプリケーションアイコンの不明瞭化を避けるために調整される。いくつかの実施形態では、コンテキストコンテンツオブジェクトは、第1のアプリケーションから(例えば、第1のアプリケーション又は電子デバイスにより)、電子デバイスの現在のコンテキストに基づいて自動的に選択される、被コンテキスト選択コンテンツを含む(例えば、コンテキストコンテンツオブジェクトは、ウィジェット若しくはミニアプリケーションオブジェクト、又は、現在のコンテキスト(例えば、時間、位置、最近連絡したユーザ、アプリケーション内での最近のアクティビティなど)に基づいて選択された情報及び/若しくはアクションアフォーダンスを有するウィジェット若しくはミニアプリケーションオブジェクトのプレビューである)。いくつかの実施形態では、対応するアフォーダンスは、作動時に、コンテキストコンテンツオブジェクト(又は、コンテキストコンテンツオブジェクトにより表わされたウィジェット若しくはミニアプリケーションオブジェクト)を、複数のアプリケーションについての情報を含むユーザインターフェース(例えば、複数のアプリケーションのうちの2つ以上の異なるアプリケーションに関連付けられたコンテキストコンテンツオブジェクトのアレイを含むコンテキスト・コンテンツ・オブジェクト・ビュー)に追加するように構成されている。
【0576】
いくつかの実施形態では、複数のアプリケーションについての情報を含むユーザインターフェースは、複数のアプリケーションから選択された異なるアプリケーションに関連付けられた対応するコンテキストコンテンツオブジェクト(例えば、ウィジェット又はミニアプリケーションオブジェクト)を同時に表示するように構成されている、コンテキスト・コンテンツ・オブジェクト・ビューを、(例えば、ウィジェットスクリーン、ホーム画面又は別のスクリーンのウィジェット部分などに)含む(1208)(例えば、ウィジェットビューは、例えば、
図5L8、
図5O1、
図5P1におけるユーザインターフェース5238に示すように、任意の数の異なるアプリケーションからの被コンテキスト選択コンテンツを有する対応するウィジェットを提供する)。
【0577】
いくつかの実施形態では、(例えば、複数のアプリケーションアイコンを含むユーザインターフェース(例えば、ぼかされた又は暗くなった形態のホーム画面又はデスクトップユーザインターフェース)の少なくとも一部分の上に重ねられた)コンテキストコンテンツオブジェクトが表示されている間に、デバイスは、第2の入力を検出する(1210)。当該検出は、コンテキストコンテンツオブジェクトに対応するタッチ感知面上の位置においてタッチ感知面上での第2の接触を検出することを含む(例えば、第2の入力は、第1の入力の終了後、かつ、コンテキストコンテンツオブジェクトの表示が維持されている間に、検出され得る)。第2の入力の検出に応じて、第2の入力がアプリケーション起動基準(アプリケーション起動基準は、アプリケーション起動基準が満たされるために、(例えば、第2の接触のリフトオフを検出する前に)第2の接触の特性強度が第1の強度閾値を満たすことを必要としない)(例えば、アプリケーション起動基準は、第2の入力がタップ入力である場合に満たされる)を満たすという判定に従って、デバイスは、第1のアプリケーションを起動させ、デバイスは、コンテキストコンテンツオブジェクト(及び、複数のアプリケーションアイコンを含むぼかされたユーザインターフェース)の表示を、第1のアプリケーションのユーザインターフェースで置き換える。このことは、例えば、
図5L9及び
図5L10(例えば、コンテキストコンテンツオブジェクト5268上での接触5272によるタップ入力により、メッセージアプリケーションが起動する)及び
図5M1及び
図5M2(例えば、コンテキストコンテンツオブジェクト5268上での接触5284によるタップ入力により、メッセージアプリケーションが起動する)に示されている。
【0578】
いくつかの実施形態では、コンテキストコンテンツオブジェクトの表示を第1のアプリケーションのユーザインターフェースで置き換えることは、コンテキストコンテンツオブジェクトの第1の部分に対応するタッチ感知面上の第1の位置において第2の接触が検出されたとの判定に従って、第1のアプリケーションからの第1のユーザインターフェースを表示することと、コンテキストコンテンツオブジェクトの第2の部分に対応するタッチ感知面上の第2の位置において第2の接触が検出されたとの判定に従って、第1のアプリケーションからの第1のユーザインターフェースとは別の第1のアプリケーションからの第2のユーザインターフェースを表示することと、を含む(1212)。このことは、例えば、
図5L9〜
図5M2に示されている。例えば、人物ウィジェット(例えば、連絡先アプリケーションに関連付けられたミニアプリケーションオブジェクト)は、頻繁に連絡をとった人物のグリッド(例えば、ユーザがよく使うソーシャルコンタクトのリスト)を含み、同グリッドは、それらの人物の対応するアバター/写真/モノグラム及び対応する名前により表わされる。人物ウィジェットのある部分上で検出されたタップ入力(例えば、グリッド中の人物のアバター/写真/モノグラム上でのタップ入力)により、ユーザとのコミュニケーションが開始し(例えば、
図5L9及び
図5L10に示すように、選択されたユーザへのメッセージを作成するためのメッセージユーザインターフェースを起動させる)、人物ウィジェットの別の部分上で検出されたタップ入力(例えば、人物の名前の上で検出されたタップ入力)により、選択されたユーザについての連絡先カードが表示され、人物ウィジェットの更に別の部分上で検出されたタップ入力(例えば、人物ウィジェットのヘッダ部分上で検出されたタップ入力)により、(例えば、
図5M1及び
図5M2に示すように)メッセージアプリケーションでの会話をリスト化するユーザインターフェースが起動する。
【0579】
いくつかの実施形態では、コンテキストコンテンツオブジェクトが表示されている間に、デバイスは、複数のアプリケーションアイコンを含むユーザインターフェースの少なくとも一部分の表現(例えば、ぼかされた又は暗くなった表現)を表示する(1214)(例えば、コンテキストコンテンツオブジェクトは、複数のアプリケーションアイコンを含むユーザインターフェースの少なくとも一部分の上に重ねられる(例えば、
図5K1及び
図5N4に示すように、ぼかされた又は暗くなった形態のホーム画面又はデスクトップユーザインターフェース)。
【0580】
いくつかの実施形態では、第1の入力の検出に応じて、第1の入力がメニュー提示基準を満たすという判定に従って、デバイスは、コンテキストコンテンツオブジェクトと同時に1つ以上の選択可能オプションを表示する(1216)。1つ以上の選択可能オプションは、作動時に、第1のアプリケーションに関連付けられた対応する機能を実行するように構成されている(例えば、コンテキストコンテンツオブジェクトは、第1のアプリケーションに関連付けられたクイックアクションメニューと共に提示される)。例えば、これは、
図5K4(例えば、メニュー5212は、ミニアプリケーションオブジェクト5210と共に提示される)及び
図5N4(例えば、メニュー5309は、ミニアプリケーションオブジェクト5294と共に提示される)に示されている。いくつかの実施形態では、クイックアクションメニューは、1つ以上のメニューオプションを含む。同メニューオプションは、作動時に、第1のアプリケーションにより提供された対応する機能を実行するように構成されている。いくつかの実施形態では、コンテキストコンテンツオブジェクトは、メニューオプションと同じ背景コンテナ(例えば、メニュープラッタ)において提示される。いくつかの実施形態では、コンテキストコンテンツオブジェクトは、クイックアクションメニューとは別個の表示領域において提示される(例えば、ウィジェットは、クイックアクションメニューの上方に提示され、両方とも、第1のアプリケーションアイコンの隣、かつぼかされたホーム画面の上に提示される)。いくつかの実施形態では、メニュー提示基準が満たされ、かつ、オプションのメニューが提示された場合に、触覚信号が提供される。いくつかの実施形態では、アプリケーションが、対応するコンテキストコンテンツオブジェクト及び選択可能オプションを有さない場合、メニュー提示基準が、アプリケーションに対応するアプリケーションアイコン上での押圧入力により満たされても、何も表示されない。かかる状況では、デバイスは、アプリケーションについてのコンテキストコンテンツオブジェクト及びメニューオプションの提示に失敗したことを示すために、触覚信号を提供する。
【0581】
いくつかの実施形態では、デバイスは、第1の入力の終了を検出する(1218)。当該検出は、第1の接触のリフトオフを検出することを含む。第1の入力の終了の検出に応じて、デバイスは、(例えば、ぼかされた又は暗くなった形態のホーム画面上に重ねられた)コンテキストコンテンツオブジェクト及び1つ以上の選択可能オプションの同時表示を維持する。コンテキストコンテンツオブジェクト及び1つ以上の選択可能オプションの同時表示が維持されている間に、デバイスは、1つ以上の選択可能オプションの第1のオプションを選択する選択入力(例えば、クイックアクションメニュー内の選択可能オプションの第1のオプション上でのタップ入力、又は、クイックアクションメニュー内の選択可能オプションの第1のオプション上での同じ連続的な接触による押圧入力)を検出する。選択入力の検出に応じて、デバイスは、選択された第1のオプションに対応する第1のアプリケーションの第1の機能の実行を始める(例えば、第1のオプションは、ユーザの第1のソーシャルコンタクトにメッセージを送信するためのものであり、第1のオプション上でのタップ入力により、第1のアプリケーションが起動し、第1のアプリケーションは、ユーザの第1のソーシャルコンタクトへのメッセージを作成するための最初のユーザインターフェースを表示する、あるいは、第1のオプションは、ユーザの連絡先カードを示すためのものであり、同じ連続的な接触(例えば、
図5N5における接触5209)による押圧入力により、ユーザの連絡先カードが表示される)。いくつかの実施形態では、コンテキストコンテンツオブジェクト上での選択入力は、第1の位置にアプリケーションを起動させる(例えば、よく使う人物ウィジェット上での選択入力は、ユーザがよく使う連絡先をリスト化するユーザインターフェースをもたらす)一方、メニュー項目のうちの1つの上での選択入力は、異なる位置にアプリケーションを起動させる(例えば、「自分の情報を表示」オプション上での選択入力は、ユーザの連絡先カードを表示するユーザインターフェースをもたらす)。
【0582】
いくつかの実施形態では、コンテキストコンテンツオブジェクト及び1つ以上の選択可能オプションが同時に表示されている間に、デバイスは、1つ以上の選択可能オプションの第2のオプションに対応するタッチ感知面上の位置への、第1の接触の移動を検出する(1220)。1つ以上の選択可能オプションの第2のオプションに対応するタッチ感知面上の位置への、第1の接触の移動の検出に応じて、第1の入力が選択基準(例えば、選択基準は、選択基準が満たされるために、第1の接触が、時間の閾値量よりも長い間、第2のオプションに対応する位置にあるままであることを必要とし、かつ/又は、第1の接触が第2のオプションに対応する位置にあるままである間に、第1の接触の特性強度が対応する閾値強度(例えば、軽い押圧強度閾値又は深い押圧強度閾値)を満たすことを必要とする)を満たすという判定に従って、デバイスは、選択された第2のオプションに対応する第1のアプリケーションの第2の機能の実行を始める(例えば、第2のオプションが、不特定の受信者に新規メッセージを作成するためのものであるとすると、第1の接触を第2のオプションにスライドさせ、選択基準が第1の入力により満たされるまで、第2のオプション上で第1の接触を維持することにより、ユーザは、第1のアプリケーションを起動させ、第1のアプリケーションは、ユーザにより未だ特定されていない受信者に新規メッセージを作成するための最初のユーザインターフェース表示する)。
【0583】
いくつかの実施形態では、デバイスは、第1の接触が移動して、1つ以上の選択可能オプションのうちの各選択可能オプションを通り過ぎた場合に、第1の触覚信号を提供する(1222)。
【0584】
いくつかの実施形態では、コンテキストコンテンツオブジェクトは、第1のアプリケーションに対応する第1のミニアプリケーションオブジェクトである(1224)(例えば、ミニアプリケーションオブジェクトは、アプリケーションに関連付けられた対話型オブジェクトであり、アプリケーションのコンテンツ及び/又は機能のサブセットを提供する。いくつかの実施形態では、ミニアプリケーションオブジェクトは、ウィジェットとも呼ばれる。いくつかの実施形態では、ミニアプリケーションオブジェクトは、対応するアプリケーションが動作中又は作動中であることを必要とすることなく、存在かつ機能する。いくつかの実施形態では、ミニアプリケーションオブジェクトは、オペレーティングシステムにより動作され、対応するアプリケーションが動作中又は作動中であることを必要とすることなく、対応するアプリケーションのコンテンツを取得するように構成されている。いくつかの実施形態では、コンテキストコンテンツオブジェクトは、第1のアプリケーションに関連付けられた第1のミニアプリケーションオブジェクトの表現である(例えば、コンテキスト情報は、第1のアプリケーションに関連付けられたウィジェット又はミニアプリケーションオブジェクトのプレビューである)。例えば、プレビューは、ウィジェット又はミニアプリケーション自体と実質的に同じ情報及び/又は機能を含むが、すべての情報及び/又は機能は含まない。いくつかの実施形態では、プレビューはまた、それが対応するウィジェット又はミニアプリケーションオブジェクトと視覚的に似ているが、ホーム画面上のすべてのコンテキストコンテンツオブジェクトのサイズ及び統一されたルックアンドフィール要件に一致するように簡略化されている。
【0585】
いくつかの実施形態では、コンテキストコンテンツオブジェクト及び対応するアフォーダンスが同時に表示されている間に、デバイスは対応するアフォーダンスを作動させる入力(例えば、ウィジェットを追加アフォーダンス上でのタップ入力)を検出する(1226)。対応するアフォーダンスを作動させる入力の検出に応じて、デバイスは、コンテキストコンテンツオブジェクト(又は、コンテキストコンテンツオブジェクトが実際のウィジェット又はミニアプリケーションオブジェクトのプレビュー又は表現である場合には、コンテキストコンテンツオブジェクトにより表わされたウィジェット又はミニアプリケーションオブジェクト)を、複数のアプリケーションについての情報を含むユーザインターフェース(例えば、コンテキスト・コンテンツ・オブジェクト・ビュー又はウィジェットビュー)に追加する。このことは、例えば、
図5K5及び
図5K6に示されている。いくつかの実施形態では、コンテキスト・コンテンツ・オブジェクト・ビュー又はウィジェットビューは、複数のアプリケーションから選択された異なるアプリケーションに関連付けられた対応するコンテキストコンテンツオブジェクト(例えば、ウィジェット又はミニアプリケーションオブジェクト)を同時に表示するように構成された、ユーザインターフェースである。いくつかの実施形態では、デバイスは、コンテキストコンテンツオブジェクトがその元の位置からウィジェットスクリーン(例えば、任意選択的に、オペレーティングシステムによりウィジェットビューに予め含まれている1つ以上のデフォルトウィジェットに加えて、ユーザにより以前にウィジェットビューに予め加えられている既存のウィジェットのリストを示すスクリーン)にジャンプするアニメーションを表示する。いくつかの実施形態では、ウィジェットスクリーンは、ウィジェットを追加アフォーダンスを作動させるユーザの入力に応じて、ウィジェットがウィジェットビューに加えられたことを示すために、ディスプレイ上に簡潔に提示され(例えば、左からスライドインして、ホーム画面の一部を覆い)、次いで、ディスプレイは、再度ホーム画面を表示するように回復される(例えば、ウィジェットスクリーンは、左に戻るようにスライドする)。いくつかの実施形態では、ウィジェットがウィジェットビューに加えられると、ウィジェットを追加アフォーダンスは、もはやウィジェットと共に表示されない。
【0586】
いくつかの実施形態では、複数のアプリケーションについての情報を含むユーザインターフェース(コンテキスト・コンテンツ・オブジェクト・ビュー又はウィジェットビュー)へのコンテキストコンテンツオブジェクトの追加に応じて、デバイスは、例えば、
図5K7に示すように、対応するアフォーダンスを、コンテキストコンテンツオブジェクトと同時に表示することを止める(1228)(「ウィジェットを追加」アフォーダンスは、それが呼び出された後は、もはや表示されない)。いくつかの実施形態では、コンテキストコンテンツオブジェクトがウィジェットビューに追加されると、ウィジェットを追加アフォーダンスは、ウィジェットビューにおけるコンテキストコンテンツオブジェクトの現在の包含を示すインジケータ(例えば、
図5K7における「追加済み」インジケータ5244)で置き換えられる。いくつかの実施形態では、インジケータは、メニュー提示基準を満たす後続の入力に応じてウィジェットが示される度、ウィジェットと共に表示される。いくつかの実施形態では、インジケータは、ウィジェットを追加アフォーダンスの作動及びウィジェットビューへのコンテキストコンテンツオブジェクトの追加の直後に、簡潔に表示されるだけである。インジケータの簡潔な表示後、インジケータは、メニュー提示基準を満たす入力に応じてコンテキストコンテンツオブジェクトが再度呼び出されても、その後の時間の間にはもはや表示されない。
【0587】
いくつかの実施形態では、複数のアプリケーションについての情報を含むユーザインターフェース(例えば、コンテキスト・コンテンツ・オブジェクト・ビュー又はウィジェットビュー)へのコンテキストコンテンツオブジェクトの追加後、複数のアプリケーションアイコンを含むユーザインターフェースが表示されている間に、デバイスは、複数のアプリケーションについての情報を含むユーザインターフェース(例えば、コンテキスト・コンテンツ・オブジェクト・ビュー又はウィジェットビュー)にナビゲートするためのナビゲーション入力(例えば、水平方向におけるスワイプジェスチャ(例えば、左から右へ))を検出する(1230)。ナビゲーション入力の検出に応じて、デバイスは、複数のアプリケーションアイコンを含むユーザインターフェースの表示を、複数のアプリケーションについての情報を含むユーザインターフェース(例えば、コンテキスト・コンテンツ・オブジェクト・ビュー又はウィジェットビュー)で置き換える。複数のアプリケーションについての情報を含むユーザインターフェース(例えば、コンテキスト・コンテンツ・オブジェクト・ビュー又はウィジェットビュー)は、第1のアプリケーションに関連付けられたコンテキストコンテンツオブジェクト(及び、複数のアプリケーションのうちの1つ以上の他のアプリケーションに関連付けられた1つ以上の更なるコンテキストコンテンツオブジェクト)を含む。このことは、例えば、
図5L5〜
図5L8に示されている。
【0588】
第1のアプリケーションに関連付けられたコンテキストコンテンツオブジェクトを含めた、複数のアプリケーションについての情報を含むユーザインターフェース(例えば、コンテキスト・コンテンツ・オブジェクト・ビュー又はウィジェットビュー)が表示されている間に、デバイスは、第3の入力を検出する。当該検出は、複数のアプリケーションについての情報を含むユーザインターフェース(例えば、コンテキスト・コンテンツ・オブジェクト・ビュー又はウィジェットビュー)におけるコンテキストコンテンツオブジェクトに対応する位置において、タッチ感知面上での第3の接触を検出することを含む。第3の入力に応じて、第3の入力がコンテンツ拡大基準(コンテンツ拡大基準は、タッチ感知面上での第3の接触の特性強度が第1の強度閾値を満たすことを必要とする(例えば、いくつかの実施形態では、コンテンツ拡大基準は、第3の入力が深い押圧入力である場合に満たされる)を満たすという判定に従って、デバイスは、コンテキストコンテンツオブジェクトを拡大して、被コンテキスト選択コンテンツ(例えば、株式ウィジェットは、ユーザが先に見ていた株式を含み、気象ウィジェットは、ユーザが現在滞在している都市についての気象予報を含む、など)及び更なるコンテンツ(例えば、株式ウィジェットにおける株式の更なる列、又は、気象ウィジェットにおける更なる気象予報など)を表示する。このことは、例えば、
図5O1及び
図5O2(例えば、接触5308による深い押圧入力は、コンテキストコンテンツオブジェクト5240を、拡大されたコンテキストコンテンツオブジェクト5310に拡大させる)及び
図5P1及び
図5P2(例えば、接触5314による深い押圧入力は、コンテキストコンテンツオブジェクト5240を、拡大されたコンテキストコンテンツオブジェクト5272に拡大させる)に示されている。
【0589】
いくつかの実施形態では、コンテキストコンテンツオブジェクトを拡大させて、被コンテキスト選択コンテンツ及び更なるコンテンツを表示することは、コンテキストコンテンツオブジェクトの第3の部分(例えば、コンテキストコンテンツオブジェクトの第3の部分は、コンテンツ項目(例えば、株式、アバターなど、気象予報)の外側の領域を含む)に対応するタッチ感知面上での第3の位置で第3の接触が検出されたという判定に従って、第1の更なるコンテンツを、被コンテキスト選択コンテンツと共に表示することと、コンテキストコンテンツオブジェクトの第4の部分(例えば、コンテキストコンテンツオブジェクトの第4の部分は、特定のコンテンツ項目(例えば、株式、アバターなど、気象予報)の領域を含む)に対応するタッチ感知面上での第4の位置で第3の接触が検出されたという判定に従って、第1の更なるコンテンツとは別の第2の更なるコンテンツを表示することと、を含む(1232)。このことは、例えば、
図5O1及び
図5P2に示されている(例えば、コンテキストコンテンツオブジェクト5240のテキスト部分上での接触5308による深い押圧入力により、コンテキストコンテンツオブジェクト5240に表わされた情報が、拡大されたコンテキストコンテンツオブジェクト5310においてより詳細に表示され、一方で、コンテキストコンテンツオブジェクト5240のブランク部分上での接触5314による深い押圧入力により、コンテキストコンテンツオブジェクト5240に表わされた情報と同じ種類の情報が、拡大されたコンテキストコンテンツオブジェクト5272においてより多く表示される)。このことはまた、
図5K8〜
図5L2にも示されている(例えば、コンテキストコンテンツオブジェクト5210の一部分上での接触5248による深い押圧入力により、ある種の更なる情報が表示され、一方で、接触5260による深い押圧入力により、別の種類の更なる情報が表示される)。
【0590】
いくつかの実施形態では、コンテキストコンテンツオブジェクトは、第1のコンテンツ項目タイプの第1のコンテンツ項目を含み、第1の更なるコンテンツは、第1のコンテンツ項目タイプの更なるコンテンツ項目を含む(1234)。このことは、例えば、
図5K8及び
図5K9(例えば、よりよく使う人物のアバターが、接触5248による押圧入力に応じて表示される)及び
図5P1及び
図5P2(例えば、より多くのイベントが、接触5214による押圧入力に応じて表示される)に示されている。例えば、株式ウィジェットは、2つのデフォルトの株式項目を含み、拡大された株式ウィジェットは、1つ以上の追加の株式項目を含む。別の実施例では、天気ウィジェットは、第1の都市の現在の天気の予報を含み、拡大された天気ウィジェットは、1つ以上の更なる都市(例えば、第1の都市の近隣の都市)の現在の天気の予報を含む。
【0591】
いくつかの実施形態では、コンテキストコンテンツオブジェクトは、第1のコンテンツ項目を含み、第2の更なるコンテンツは、第1のコンテンツ項目に関連付けられた更なる情報を含む(1236)。このことは、例えば、
図5L1及び
図5L2(例えば、Geneviveのアバター上での接触5260による押圧入力に応じて、Geneviveからの最新のメッセージ5262が表示されている)、並びに
図5O1及び
図5O2(例えば、次の予定オブジェクト5240のテキスト部分上での接触5308による押圧入力に応じて、イベントの更なる詳細が表示されている)に示されている。例えば、株式ウィジェットは、第1の株式項目及び第1の株式項目に関連付けられた基本情報(例えば、現在の価格及び変動)を含み、拡大された株式ウィジェットは、第1の株式項目に関連付けられた更なる情報(例えば、高値、安値、始値、時価総額、利回りなど)を含む。別の実施例では、天気ウィジェットは、第1の都市の現在の天気の予報を含み、拡大された天気ウィジェットは、第1の都市の5日間予報又は第1の都市の1時間毎予報を含む。
【0592】
いくつかの実施形態では、デバイスは、第3の入力の終了を検出し、当該検出は、第3の接触のリフトオフを検出することを含む(1238)。第3の入力の終了の検出に応じて、デバイスは、(例えば、
図5K8〜
図5K10に示すように)被コンテキスト選択コンテンツ及び更なるコンテンツの表示を維持する。
【0593】
いくつかの実施形態では、デバイスは、第3の入力の終了を検出し、当該検出は、第3の接触のリフトオフを検出することを含む(1240)。第3の入力の終了の検出に応じて、デバイスは、被コンテキスト選択コンテンツの表示を維持し、デバイスは、更なるコンテンツの表示を止める(例えば、
図5L1〜
図5L3に示すように、接触5260による押圧入力が終了すると、更なるコンテンツ5262はもう表示されない)。
【0594】
いくつかの実施形態では、コンテキストコンテンツオブジェクトは、第1のアプリケーション(例えば、ホームコントロールアプリケーション)からの第1の対話型オブジェクト(例えば、電球又はサーモスタットの対話制御)を含む(1242)。いくつかの実施形態では、第1の対話型オブジェクトを作動させると、アプリケーションによって制御される機能が変化する(例えば、家電用品の電源オン/オフ)。いくつかの実施形態では、コンテキストコンテンツオブジェクトは、複数の対話型オブジェクトを含む。
【0595】
いくつかの実施形態では、コンテキストコンテンツオブジェクトは、デバイスのユーザに関連付けられた1つ以上のソーシャルコンタクトの表現(例えば、グリッド(例えば、2×4グリッド)に配置された、アバター/写真/モノグラム及び名前/ユーザがよく使う連絡先のエイリアス)を含み、それは例えば、
図5K9のアバター5224、5226、5228、5230、5252、5254、5256、5258である(1244)。いくつかの実施形態では、ユーザの表現は、ユーザから受信した最近のコミュニケーションのグラフィック表示(例えば、コンタクトから受信した新規の/未読の/未確認のコミュニケーションの数を表す、コンタクトに関連付けられたバッジ、例えば、
図5K8のバッジ5232、5234、5246)を含む。
【0596】
いくつかの実施形態では、第1の入力の検出に応じて、第1の入力がメニュー提示基準を満たすという判定に従って、デバイスは、コンテキストコンテンツオブジェクトを表示する際に、第2の触覚信号を提供する(1246)。
【0597】
いくつかの実施形態では、コンテキストコンテンツオブジェクトを表示することは、タッチ感知面上における第1の接触の位置に対応するディスプレイ上の位置においてコンテキストコンテンツオブジェクトを表示することを含む(1248)(例えば、コンテキストコンテンツオブジェクトは、先に第1のアプリケーションアイコンを表示していたユーザインターフェースの一部分上に重ねられる)。いくつかの実施形態では、第1のアプリケーションアイコンは、コンテキストコンテンツオブジェクトによって不明瞭化されない。かかる実施形態では、コンテキストコンテンツオブジェクト及びクイックアクションメニューは、ディスプレイ上に位置付けられ、第1のアプリケーションアイコンは不明瞭化されない(が、ユーザインターフェースの他の部分は、ぼかされるか又は暗くなる)。
【0598】
いくつかの実施形態では、コンテキストコンテンツオブジェクトを表示することは、第1のアプリケーションアイコンの表示を元の位置に維持することと、第1のアプリケーションアイコンの近位にコンテキストコンテンツオブジェクトを表示する(例えば、コンテキストコンテンツオブジェクトは、第1のアプリケーションアイコンとクイックアクションメニュー(例えば、1つ以上の選択可能オプション)との間に表示される)ことと、を含む(1250)。かかる実施形態では、例えば、
図5K4及び
図5N4に示すように、コンテキストコンテンツオブジェクト及びクイックアクションメニューは、ディスプレイ上に位置付けられ、第1のアプリケーションアイコンは不明瞭化されない(が、ユーザインターフェースの他の部分は、ぼかされるか又は暗くなる)。
【0599】
いくつかの実施形態では、コンテキストコンテンツオブジェクトを表示することは、第1のアプリケーションアイコンの表示を元の位置からオフセットした位置に維持することと、第1のアプリケーションアイコンの近位にコンテキストコンテンツオブジェクトを表示する(例えば、コンテキストコンテンツオブジェクトは、第1のアプリケーションアイコンとクイックアクションメニュー(例えば、1つ以上の選択可能オプション)との間に表示される)ことと、を含む(1252)。かかる実施形態では、コンテキストコンテンツオブジェクト及びクイックアクションメニューは、ディスプレイ上に位置付けられ、第1のアプリケーションアイコンは不明瞭化されない(が、ユーザインターフェースの他の部分は、ぼかされるか又は暗くなる)。第1のアプリケーションアイコンは、例えば、
図5N4に示すように、コンテキストコンテンツオブジェクト及び1つ以上の選択可能オプションをディスプレイ上に収容できるように、少しだけ元の位置からわずかにオフセットされている(例えば、上又は下に移動させられる)。
【0600】
いくつかの実施形態によれば、
図13は、説明されるさまざまな実施形態の原理に従って構成された、電子デバイス1300の機能ブロック図を示す。本デバイスの機能ブロックは、説明される様々な実施形態の原理を実行するために、ハードウェア、ソフトウェア、又はハードウェアとソフトウェアとの組み合わせによって、任意選択的に実装される。
図13で説明される機能ブロックが、説明されるさまざまな実施形態の原理を実施するように、任意選択的に、組み合わされ、又はサブブロックに分離されることが当業者には理解されよう。したがって、本明細書における説明は、本明細書で説明されている機能ブロックのあらゆる可能な組合せ若しくは分割、又は更なる定義を任意選択的に支持する。
【0601】
図13に示すように、電子デバイス1300は、ユーザインターフェースを表示するように構成されたディスプレイユニット1302と、接触を受信するように構成されたタッチ感知面ユニット1304と、タッチ感知面ユニット1304との接触の強度を検出するように構成された1つ以上のセンサユニット1306と、ディスプレイユニット1302、タッチ感知面ユニット1304及び1つ以上のセンサユニット1306に結合された処理ユニット1308と、を含む。いくつかの実施形態では、処理ユニット1308は、有効化ユニット1310、検出ユニット1312、起動ユニット1314、リプレーシングユニット1316、スターティングユニット1318、提供ユニット1320、追加ユニット1322、中止ユニット1324、拡大ユニット1326及び維持ユニット1328を含む。
【0602】
処理ユニット1308は、ディスプレイユニット上で、複数のアプリケーションのうちの別々のアプリケーションに対応する複数のアプリケーションアイコンを含むユーザインターフェースの表示を(例えば、有効化ユニット1310により)有効にするように構成されている。複数のアプリケーションアイコンを含むユーザインターフェースが表示されている間に、処理ユニット1308は、第1の入力を(例えば、検出ユニット1312により)検出するように構成されており、当該検出は、複数のアプリケーションアイコンの第1のアプリケーションアイコンに対応するタッチ感知面ユニット上の位置でタッチ感知面ユニット上の第1の接触を検出することを含み、第1のアプリケーションアイコンは、複数のアプリケーションの第1のアプリケーションに関連付けられている。第1の入力の検出に応じて、第1の入力がアプリケーション起動基準(アプリケーション起動基準は、アプリケーション起動基準が満たされるために、タッチ感知面上における第1の接触の特性強度が第1の強度閾値を満たすことを必要としない)を満たすという判定に従って、処理ユニット1308は、第1のアプリケーションを(例えば、起動ユニット1314により)起動させるように、かつ複数のアプリケーションアイコンを含むユーザインターフェースの表示を(例えば、リプレーシングユニット1316により)第1のアプリケーションのユーザインターフェースで置き換えるように構成されている。
【0603】
第1の入力がメニュー提示基準(メニュー提示基準は、メニュー提示基準が満たされるために、タッチ感知面上における第1の接触の特性強度が第1の強度閾値を満たすことを必要とする)を満たすという判定に従って、処理ユニット1308は、コンテキストコンテンツオブジェクト及びコンテキストコンテンツオブジェクトに関連付けられた対応するアフォーダンスの表示を(例えば、有効化ユニット1310により)同時に有効化するように構成され、コンテキストコンテンツオブジェクトは、電子デバイスの現在のコンテキストに基づいて第1のアプリケーションから自動的に選択されていた被コンテキスト選択コンテンツを含み、対応するアフォーダンスは、作動時に、コンテキストコンテンツオブジェクトを、複数のアプリケーションについての情報を含むユーザインターフェースに追加するように構成されている。
【0604】
いくつかの実施形態では、複数のアプリケーションについての情報を含むユーザインターフェースは、複数のアプリケーションから選択されたさまざまなアプリケーションに関連付けられた各コンテキストコンテンツオブジェクトを同時に表示するように構成された、コンテキスト・コンテンツ・オブジェクト・ビューを含む。
【0605】
いくつかの実施形態では、処理ユニットは、コンテキストコンテンツオブジェクトが表示されている間に、第2の入力を(例えば、検出ユニット1312により)検出するように構成されており、当該検出は、コンテキストコンテンツオブジェクトに対応するタッチ感知面ユニット上の位置でタッチ感知面ユニット上の第2の接触を検出することを含む。第2の入力の検出に応じて、第2の入力がアプリケーション起動基準(アプリケーション起動基準は、アプリケーション起動基準が満たされるために、第2の接触の特性強度が第1の強度閾値を満たすことを必要としない)を満たすという判定に従って、処理ユニット1308は、第1のアプリケーションを(例えば、起動ユニット1314により)起動させるように、かつコンテキストコンテンツオブジェクトの表示を(例えば、リプレーシングユニット1316により)第1のアプリケーションのユーザインターフェースで置き換えるように構成されている。
【0606】
いくつかの実施形態では、コンテキストコンテンツオブジェクトの表示を第1のアプリケーションのユーザインターフェースで置き換えることは、コンテキストコンテンツオブジェクトの第1の部分に対応するタッチ感知面ユニット上の第1の位置において第2の接触が検出されたという判定に従って、第1のアプリケーションからの第1のユーザインターフェースを表示することを含む。コンテキストコンテンツオブジェクトの第2の部分に対応するタッチ感知面ユニット上の第2の位置において第2の接触が検出されたという判定に従って、第1のアプリケーションからの第1のユーザインターフェースとは別の、第1のアプリケーションからの第2のユーザインターフェースを表示する。
【0607】
いくつかの実施形態では、処理ユニットは、コンテキストコンテンツオブジェクトが表示されている間に、複数のアプリケーションアイコンを含むユーザインターフェースの少なくとも一部分の表現の表示を(例えば、有効化ユニット1310により)有効化するように構成されている。
【0608】
いくつかの実施形態では、処理ユニットは、第1の入力の検出に応じて、第1の入力がメニュー提示基準を満たすという判定に従って、コンテキストコンテンツオブジェクトと同時に1つ以上の選択可能オプションの表示を(例えば、有効化ユニット1310により)有効化するように構成され、1つ以上の選択可能オプションは、作動時に、第1のアプリケーションに関連付けられた対応する機能を実行するように構成されている。
【0609】
いくつかの実施形態では、処理ユニットは、第1の入力の終了を(例えば、検出ユニット1312により)検出するように構成されており、当該検出は、第1の接触のリフトオフを検出することを含む。第1の入力の終了の検出に応じて、コンテキストコンテンツオブジェクト及び1つ以上の選択可能オプションの同時表示を維持し、コンテキストコンテンツオブジェクト及び1つ以上の選択可能オプションの同時表示を維持した状態で、処理ユニット1308は、1つ以上の選択可能オプションの第1のオプションを選択する選択入力を(例えば、検出ユニット1312により)検出するように構成されている。選択入力の検出に応じて、処理ユニット1308は、選択した第1のオプションに対応する第1のアプリケーションの第1の機能の実行を(例えば、スターティングユニット1318により)始めるように構成されている。
【0610】
いくつかの実施形態では、処理ユニットは、コンテキストコンテンツオブジェクト及び1つ以上の選択可能オプションが同時に表示されている間に、1つ以上の選択可能オプションの第2のオプションに対応するタッチ感知面ユニット上の位置に向かう第1の接触の移動を(例えば、検出ユニット1312により)検出するように構成されている。1つ以上の選択可能オプションの第2のオプションに対応するタッチ感知面ユニット上の位置に向かう第1の接触の移動の検出に応じて、第1の入力が選択基準を満たすという判定に従って、処理ユニット1308は、選択された第2のオプションに対応する第1のアプリケーションの第2の機能の実行を(例えば、スターティングユニット1318により)始めるように構成されている。
【0611】
いくつかの実施形態では、処理ユニットは、第1の接触が移動して、1つ以上の選択可能オプションのうちの各選択可能オプションを通り過ぎた場合に、第1の触覚信号を(例えば、提供ユニット1320により)提供するように構成されている。
【0612】
いくつかの実施形態では、コンテキストコンテンツオブジェクトは、第1のアプリケーションに対応する第1のミニアプリケーションオブジェクトである。
【0613】
いくつかの実施形態では、処理ユニットは、コンテキストコンテンツオブジェクト及び対応するアフォーダンスが同時に表示されている間に、対応するアフォーダンスを作動させる入力を(例えば、検出ユニット1312により)検出するように構成されている。対応するアフォーダンスを作動させる入力の検出に応じて、処理ユニット1308は、コンテンツオブジェクトを、複数のアプリケーションについての情報を含むユーザインターフェースに(例えば、追加ユニット1322により)追加するように構成されている。
【0614】
いくつかの実施形態では、処理ユニットは、複数のアプリケーションについての情報を含むユーザインターフェースに対するコンテキストコンテンツオブジェクトの追加に応じて、対応するアフォーダンス及びコンテキストコンテンツオブジェクトを同時に表示することを(例えば、中止ユニット1324により)止めるように構成されている。
【0615】
いくつかの実施形態では、処理ユニットは、コンテキストコンテンツオブジェクトを、複数のアプリケーションについての情報を含むユーザインターフェースに追加した後、複数のアプリケーションアイコンを含むユーザインターフェースが表示されている間に、複数のアプリケーションについての情報を含むユーザインターフェースへナビゲートするためのナビゲーション入力を(例えば、検出ユニット1312により)検出するように構成されている。ナビゲーション入力の検出に応じて、処理ユニット1308は、複数のアプリケーションアイコンを含むユーザインターフェースの表示を(例えば、リプレーシングユニット1316により)複数のアプリケーションについての情報を含むユーザインターフェースで置き換えるように構成され、複数のアプリケーションについての情報を含むユーザインターフェースは、第1のアプリケーションに関連付けられたコンテキストコンテンツオブジェクトを含む。第1のアプリケーションに関連付けられたコンテキストコンテンツオブジェクトを含む複数のアプリケーションについての情報を含むユーザインターフェースが表示されている間に、処理ユニット1308は、第3の入力を(例えば、検出ユニット1312により)検出するように構成されており、当該検出は、複数のアプリケーションについての情報を含むユーザインターフェースのコンテキストコンテンツオブジェクトに対応する位置においてタッチ感知面上の第3の接触を検出することを含む。第3の入力の検出に応じて、第3の入力がコンテンツ拡大基準(コンテンツ拡大基準は、タッチ感知面上における第3の接触の特性強度が第1の強度閾値を満たすことを必要とする)を満たすという判定に従って、処理ユニット1308は、被コンテキスト選択コンテンツ及び更なるコンテンツを表示するためにコンテキストコンテンツオブジェクトを(例えば、拡大ユニット1326により)拡大するように構成されている。
【0616】
いくつかの実施形態では、被コンテキスト選択コンテンツ及び更なるコンテンツを表示するためにコンテキストコンテンツオブジェクトを拡大することは、コンテキストコンテンツオブジェクトの第3の部分に対応するタッチ感知面ユニット上の第3の位置において第3の接触が検出されたという判定に従って、被コンテキスト選択コンテンツと共に第1の更なるコンテンツを表示することを含む。コンテキストコンテンツオブジェクトの第4の部分に対応するタッチ感知面ユニット上の第4の位置において第3の接触が検出されたという判定に従って、第1の更なるコンテンツとは別の第2の更なるコンテンツを表示すること。
【0617】
いくつかの実施形態では、コンテキストコンテンツオブジェクトは、第1のコンテンツ項目タイプの第1のコンテンツ項目を含み、第1の更なるコンテンツは、第1のコンテンツ項目タイプの更なるコンテンツ項目を含む。
【0618】
いくつかの実施形態では、コンテキストコンテンツオブジェクトは、第1のコンテンツ項目を含み、第2の更なるコンテンツは、第1のコンテンツ項目に関連付けられた更なる情報を含む。
【0619】
いくつかの実施形態では、処理ユニットは、第3の入力の終了を(例えば、検出ユニット1312により)検出するように、かつ第3の入力の終了の検出に応じて、被コンテキスト選択コンテンツ及び更なるコンテンツの表示を(例えば、維持ユニット1328により)維持するように構成されており、当該検出は、第3の接触のリフトオフを検出することを含む。
【0620】
いくつかの実施形態では、処理ユニットは、第3の入力の終了を(例えば、検出ユニット1312により)検出するように構成されており、当該検出は、第3の接触のリフトオフを検出することを含む。第3の入力の終了の検出に応じて、処理ユニット1308は、被コンテキスト選択コンテンツの表示を(例えば、維持ユニット1328により)維持するように、かつ更なるコンテンツを表示することを(例えば、中止ユニット1324により)止めるように構成されている。
【0621】
いくつかの実施形態では、コンテキストコンテンツオブジェクトは、第1のアプリケーションからの第1の対話型オブジェクトを含む。
【0622】
いくつかの実施形態では、コンテキストコンテンツオブジェクトは、デバイスのユーザに関連付けられた1つ以上のソーシャルコンタクトの表現を含む。
【0623】
いくつかの実施形態では、処理ユニットは、第1の入力の検出に応じて、第1の入力がメニュー提示基準を満たすという判定に従って、コンテキストコンテンツオブジェクトを表示する際に第2の触覚信号を(例えば、提供ユニット1320により)提供するように構成されている。
【0624】
いくつかの実施形態では、コンテキストコンテンツオブジェクトを表示することは、タッチ感知面ユニット上における第1の接触の位置に対応するディスプレイユニット上の位置においてコンテキストコンテンツオブジェクトを表示することを含む。
【0625】
いくつかの実施形態では、コンテキストコンテンツオブジェクトを表示することは、第1のアプリケーションアイコンの表示を元の位置に維持することと、第1のアプリケーションアイコンの近位にコンテキストコンテンツオブジェクトを表示することと、を含む。
【0626】
いくつかの実施形態では、コンテキストコンテンツオブジェクトを表示することは、第1のアプリケーションアイコンの表示を元の位置からオフセットした位置に維持することと、第1のアプリケーションアイコンの近位にコンテキストコンテンツオブジェクトを表示することと、を含む。
【0627】
上述の情報処理方法での動作は、汎用プロセッサ(例えば、
図1A及び
図3に関連して上述されたようなもの)又は特定用途向けチップなどの、情報処理装置内の1つ以上の機能モジュールを稼働することによって、任意選択的に実施される。
【0628】
図14A〜
図14Cは、いくつかの実施形態に係る、ダウンロードプロセス中のアプリケーションを含むアプリケーションのメニューと対話する(例えば、ユーザ入力に基づいて、アプリケーションのダウンロードに関連するメニューオプションを提示する)ための方法1400を示すフロー図である。方法1400は、ディスプレイ、タッチ感知面及びタッチ感知面上における接触の強度を検出するための1つ以上のセンサを備える電子デバイス(例えば、
図3のデバイス300又は
図1Aのポータブル多機能デバイス100)において実行される。いくつかの実施形態では、ディスプレイは、タッチスクリーンディスプレイであり、タッチ感知面は、ディスプレイ上にあるか又はディスプレイと一体化されている。いくつかの実施形態では、ディスプレイは、タッチ感知面から分離している。方法1400のいくつかの動作は、任意選択的に組み合わされ、かつ/又はいくつかの動作の順序は、任意選択的に変更される。
【0629】
後述のとおり、いくつかの実施形態では、単一の接触による入力を用いて、ダウンロードの一時停止とダウンロードの再開とをトグルさせることができる、あるいは複数のダウンロード関連オプションを伴うメニューを提示し、接触の強度、持続時間及び/又は移動によって、複数のオプションのうち1つを選択することができる。これにより、ユーザは、アプリケーションのダウンロードに関連する所望の機能をより少ないステップで作動させることができ、したがって、ユーザインターフェースが過度に乱雑になることを防ぎつつ、ユーザインターフェースの効率を向上させる。
【0630】
ディスプレイ、タッチ感知面及びタッチ感知面上における接触の強度を検出するための1つ以上のセンサを備える電子デバイスにおいて、デバイスは、ディスプレイ上に、複数のアプリケーションのうちの別々のアプリケーションに対応する複数のユーザインターフェースオブジェクト(例えば、アプリケーションアイコン及び任意選択的に、ダウンロード中アプリケーションを表すプレースホルダーアイコン)を含むユーザインターフェース(例えば、ユーザインターフェースは、ホーム画面又はアプリケーションアイコン及び任意選択的にダウンロードが完了していないアプリケーションを表すプレースホルダーアイコンを含むアプリケーションスプリングボードである)を表示し、複数のユーザインターフェースオブジェクトは、ダウンロードプロセス中の第1のアプリケーションに対応する第1のユーザインターフェースオブジェクト(例えば、第1のアプリケーションアイコン又はダウンロード中にアプリケーションを一時的に表す第1のプレースホルダーアイコン)(例えば、
図5S1のユーザインターフェース5402におけるダウンロード中アイコン5408、5410)を含む(1402)。いくつかの実施形態では、第1のアプリケーションがダウンロードの開始を待ち行列内で待っている場合、第1のアプリケーションは、ダウンロードプロセス中にある。いくつかの実施形態では、第1のアプリケーションが既にダウンロードを開始しているがダウンロード完了前に一時停止されている場合、第1のアプリケーションは、ダウンロードプロセス中にある。いくつかの実施形態では、第1のアプリケーションが現在ダウンロードされている(例えば、データ転送が進行中である)場合、第1のアプリケーションは、ダウンロードプロセス中にある。いくつかの実施形態では、第1のアプリケーションが上述した状態のうちのいずれかである場合、第1のアプリケーションは、ダウンロードプロセス中にある。いくつかの実施形態では、第1のアプリケーションがダウンロードプロセス中にある場合、第1のアプリケーションアイコン又は第1のプレースホルダーアイコンは、第1のアプリケーションの現在の状態を示す外観を呈する。例えば、第1のアプリケーションがダウンロードの開始を待ち行列内で待っている場合、第1のアプリケーションアイコン又は第1のプレースホルダーアイコンのアプリケーション名の部分のキャプションテキストが「待機中...」に代わり、第1のアプリケーションアイコン又はプレースホルダーアイコンは、暗くなるか又はグレーアウトされる。いくつかの実施形態では、第1のアプリケーションのダウンロードが進行中の場合、第1のアプリケーションアイコン又はプレースホルダーアイコン上のオーバーレイ(例えば、円形状の進度インジケータ)は、連続的に更新されて、ダウンロードの現在の進捗を示す。第1のアプリケーションのダウンロードが一時停止されている場合、第1のアプリケーションアイコン又はプレースホルダーアイコン上のオーバーレイ(例えば、円形状の進度インジケータ)は、完了しているダウンロードの量を表示し、第1のアプリケーションアイコン又はプレースホルダーのキャプションテキストは、第1のアプリケーションのダウンロードが一時停止されている旨を示す。いくつかの実施形態では、プレースホルダーアイコンを用いてダウンロードプロセス中のアプリケーションを表す場合、アプリケーションのダウンロードが完了すると、プレースホルダーアイコンは、アプリケーションに対応するアプリケーションアイコンで置き換えられる。
【0631】
複数のユーザインターフェースオブジェクトを含むユーザインターフェースが表示されている間に、デバイスは、第1の入力を検出する。当該検出は、第1のユーザインターフェースオブジェクト(例えば、第1のアプリケーションアイコン又は第1のプレースホルダーアイコン)に対応するタッチ感知面上の位置において第1の接触(例えば、ダウンロード中アイコン5408上での接触5412、ダウンロード中アイコン5410上での接触5432、ダウンロード中アイコン5408上での接触5478、ダウンロード中アイコン5410上での接触5480)を検出することを含む(1404)。
【0632】
第1の入力の検出に応じて、第1のユーザインターフェースオブジェクトがダウンロードが完了していないアプリケーションに対応するものであるという判定と、第1の入力がメニュー提示基準(メニュー提示基準は、メニュー提示基準が満たされるために、検出された入力における接触の特性強度が第1の強度閾値を満たすことを必要とする)を満たすという判定と、に従って、デバイスは、1つ以上の(いくつかの実施形態では、複数の)第1の選択可能オプションを表示し、当該第1の選択可能オプションは、作動時に、第1のアプリケーションのダウンロードに関連するアクションを実行するように構成されている(1406)。明確さのために、メニュー提示基準は、それぞれの入力におけるそれぞれの接触の特性強度が第1の強度閾値を超えたときに満たされる基準を含む。明確さのために、メニュー提示基準は、それぞれの入力におけるそれぞれの接触の特性強度が、メニュー提示基準が満たされるように第1の強度閾値を満たすことを必要とする。例えば、1つ以上のメニュー提示基準は、メニュー提示基準が満たされるために、第1の入力における第1の接触の特性強度が、第1の強度閾値を満たすことを必要とし、メニュー提示基準は、メニュー提示基準が満たされるために、第1の入力とは別の第2の入力における第2の接触の特性強度が、第1の強度閾値を満たすことを必要とする。いくつかの実施形態では、ダウンロード中アプリケーションのための選択可能オプションは、ダウンロード中においては、さまざまなアプリケーションに対して同じであるが、一旦ダウンロードが完了すると、これらのアプリケーションは異なる選択可能オプションを有する。このことは、例えば、
図5Q1〜
図5Q5及び
図5Q9〜
図5Q13に示されている。
【0633】
いくつかの実施形態では、第1の入力の検出に応じて、第1のユーザインターフェースオブジェクトがデバイスにインストール済みのアプリケーションに対応するものであるという判定と、第1の入力がメニュー提示基準を満たすという判定と、に従って、デバイスは、1つ以上の(いくつかの実施形態では、複数の)第2の選択可能オプションを表示し、当該第2の選択可能オプションは、作動時に、アプリケーション特異的なアクション(例えば、アプリケーションをアプリケーションの非デフォルト部分に起動させる、新規のドキュメント又はコミュニケーションを作成する、アプリケーションの機能を開始する又はアプリケーションによって制御されるデバイスの機能を開始する)を実行するように構成されている(1408)。このことは、例えば、
図5Q14〜
図5Q16及び
図5R1〜
図5R4に示されている。いくつかの実施形態では、ダウンロード中アプリケーション及びインストール済みアプリケーションの両方のメニューは、同じアニメーションで表示される(例えば、メニューの表面が、ユーザインターフェースオブジェクトの後方からスライドアウトし、ユーザインターフェースオブジェクトの上方又は下方に表示される)。
【0634】
いくつかの実施形態では、第1の入力の検出に応じて、第1のユーザインターフェースオブジェクトがダウンロードが完了していないアプリケーションに対応するものであるという判定と、第1の入力がアクション実行基準(アクション実行基準は、アクション実行基準が満たされるために、タッチ感知面上において検出した入力(例えば、第1の入力)における接触(例えば、第1の接触)の特性強度が第1の強度閾値を満たすことを必要としない(例えば、いくつかの実施形態では、アクション実行基準は、検出した第1の入力がタップ入力である場合に満たされる))を満たすという判定と、に従って、デバイスは、第1のアプリケーションのダウンロードに関連する第1のアクション(例えば、第1のアプリケーションのダウンロードが既に進行中の場合は第1のアプリケーションのダウンロードを一時停止する、第1のアプリケーションのダウンロードが中断又は一時停止状態の場合は第1のアプリケーションのダウンロードを再開する、かつ/又は第1のアプリケーションが待ち行列内で待機状態の場合は第1のアプリケーションのダウンロードを始める(例えば、ダウンロードプロセス中の1つ以上の他のアプリケーションよりも第1のアプリケーションのダウンロードを優先する))を実行する(1410)。このことは、例えば、
図5S1〜
図5S5に示されている。
【0635】
いくつかの実施形態では、第1の入力の検出に応じて、第1のユーザインターフェースオブジェクトがデバイスにインストール済みのアプリケーションに対応するものであるという判定と、第1の入力がアクション実行基準(アクション実行基準は、アクション実行基準が満たされるために、検出された入力(例えば、第1の入力)における接触(例えば、第1の接触)の特性強度が第1の強度閾値を満たすことを必要としない(例えば、いくつかの実施形態では、アクション実行基準は、検出された第1の入力がタップ入力である場合に満たされる))を満たすという判定と、に従って、デバイスは、第1のアプリケーションを起動させる(例えば、ホーム画面の表示を第1のアプリケーションのデフォルトのユーザインターフェースで置き換える)(1412)。このことは、例えば、
図5R6及び
図5R7に示されている。
【0636】
いくつかの実施形態では、1つ以上の第1の選択可能オプションは、作動時に、(例えば、第1のアプリケーションが1つ以上の他のアプリケーションよりも前にダウンロードされるように)第1のアプリケーションのダウンロードを、ダウンロードプロセス中の1つ以上の他のアプリケーションに対して優先する(例えば、
図5Q5のオプション5418)ように構成されたオプションを含む(1414)。
【0637】
いくつかの実施形態では、1つ以上の第1の選択可能オプションは、作動時に、(例えば、デバイスが第1のアプリケーションのダウンロードを停止するように)第1のアプリケーションのダウンロードを一時停止する(例えば、
図5Q5のオプション5420)ように構成されたオプションを含む(1416)。
【0638】
いくつかの実施形態では、1つ以上の第1の選択可能オプションは、作動時に、(例えば、デバイスが、第1のアプリケーションのダウンロードを停止するように、第1のユーザインターフェースオブジェクトをディスプレイから除去するように、かつ任意選択的に第1のアプリケーションのダウンロード済みデータを削除するように)第1のアプリケーションのダウンロードをキャンセルする(例えば、
図5Q5のオプション5422)ように構成されたオプションを含む(1418)。
【0639】
いくつかの実施形態では、1つ以上の第1の選択可能オプションは、作動時に、第1のアプリケーションのダウンロードを再開する(例えば、
図5Q11のオプション5438)ように構成されたオプションを含む(1420)。いくつかの実施形態では、ダウンロードを再開するオプションは、第1のアプリケーションのダウンロードが現在一時停止又は中断状態になっている場合にのみ表示される。ダウンロードが一時停止又は中断状態でない場合、ダウンロードを再開するオプションは、第1のアプリケーションのダウンロードを一時停止するオプションで置き換えられる。
【0640】
いくつかの実施形態では、第1の入力がメニュー提示基準を満たすという判定に従って、デバイスは、第2の選択可能オプションを表示し、当該第2の選択可能オプションは、作動時に、第1のアプリケーションを共有するための共有オプションのメニュー(例えば、
図5Q5のオプション5424)を表示するように構成されている(1422)。いくつかの実施形態では、第1のアプリケーションを共有するためのオプションを選択する入力が削除されると、共有オプションのメニューは、ユーザインターフェース上に提示されるか又は重ねられる。メニューは、例えば、インスタントメッセージ、電子メール、1つ以上のソーシャルネットワーキングアプリケーション及び/若しくは1つ以上の無線接続(例えば、WiFi接続、Bluetooth接続)を介して第1のアプリケーションを共有する(例えば、App Storeにおける第1のアプリケーションへのリンク)オプション、並びに/又は第1のアプリケーションに関連付けられた情報(例えば、App Storeにおける第1のアプリケーションのリンク又はアドレス)をコピーするオプションを含む。いくつかの実施形態では、共有オプションはまた、アプリケーションがダウンロードされ、インストールされた後に、メニュー提示基準を満たす入力に応じて表示されるメニュー内に表示される(例えば、
図5Q8の共有一覧5428)。
【0641】
いくつかの実施形態では、デバイスは、第1の接触の現在の強度に従ってユーザインターフェースを動的にぼかし、第1のアプリケーションのダウンロードに関連するアクションを実行するための1つ以上の第1の選択可能オプションを表示することは、1つ以上の第1の選択可能オプションを含むメニューをぼかされた形態のユーザインターフェースの上に表示することを含む(1424)。いくつかの実施形態では、メニューは、ぼかされる前のユーザインターフェースと同じ寸法及び縮尺を有するぼかされた形態のユーザインターフェースの上に表示される。言い換えると、メニューは、第1のアプリケーションアイコンから「ポップアップ」し、ぼかされたユーザインターフェースの上に重ねられる。このことは、
図5Q6に示されている。いくつかの実施形態では、第1のアプリケーションアイコンは、ユーザインターフェースの残りの部分と共にぼかされることはなく、メニューは、ユーザインターフェースの全幅よりも短い部分を占め、メニューは、例えば、
図5Q6に示すように、第1のアプリケーションアイコンを不明瞭化しないように位置付けられる。いくつかの実施形態では、第1のアプリケーションアイコンは、ユーザインターフェースの残りの部分と共にぼかされ、メニューは、ユーザインターフェースの実質的に全幅を占め、メニューは、例えば、
図5Q17に示すように、ぼかされた第1のアプリケーションアイコンを不明瞭化するかどうかに関係なく位置付けられる。
【0642】
いくつかの実施形態では、複数のユーザインターフェースオブジェクトは、ダウンロードプロセス中の第2のアプリケーションに対応する第2のユーザインターフェースオブジェクトを含み、複数のユーザインターフェースオブジェクトを含むユーザインターフェースが表示されている間に、かつ、第2のアプリケーションのダウンロードが完了する前に、デバイスは、第2の入力を検出し、当該検出は、第2のユーザインターフェースオブジェクトに対応するタッチ感知面上の位置において第2の接触を検出することを含む(1426)。第2の入力の検出に応じて、第2の入力がメニュー提示基準を満たすという判定に従って、デバイスは、1つ以上の第1の選択可能オプションを表示する。いくつかの実施形態では、複数のユーザインターフェースオブジェクトは、ダウンロードプロセス中のそれぞれのアプリケーションにそれぞれ対応する複数のアプリケーションアイコン(又はプレースホルダーアイコン)を含み、メニュー提示基準を満たすそれぞれの入力が複数のアプリケーションアイコン(又はプレースホルダーアイコン)のそれぞれで(同時よりもむしろ別の時間に)検出されると、デバイスは、1つ以上の第1の選択可能オプションを含む同一のメニューを表示する。このことは、
図5Q6及び
図5Q12に示されている(メニュー5416及びメニュー5434は、さまざまなアプリケーションのダウンロード中アイコンにおける同じオプションのセットを有する(ダウンロードの一時停止及び再開は、ダウンロードの現在の状態によって表示される2つの異なる状態を有する、トグルされるオプションである))。
【0643】
いくつかの実施形態では、複数のユーザインターフェースオブジェクトを含むユーザインターフェースが表示されている間に、かつ、第1のアプリケーションのダウンロードが完了する前に、デバイスは、第3の入力を検出し、当該検出は、第1のユーザインターフェースオブジェクトに対応するタッチ感知面上の位置(例えば、第1のアプリケーションアイコンの位置)において第3の接触を検出することを含む(1428)。第3の入力の検出に応じて、第3の入力がメニュー提示基準を満たすという判定に従って、デバイスは、1つ以上の第3の選択可能オプションを表示し、当該第3の選択可能オプションは、作動時に、第1のアプリケーションに関連付けられたアプリケーション特異的なアクションを実行するように構成されている。このことは、例えば、
図5Q14〜
図5Q17(例えば、メニュー5450)及び
図5R1〜
図5R4(メニュー5462)に示されている。
【0644】
いくつかの実施形態では、第3の入力の検出に応じて、第3の入力がアプリケーション起動基準(アプリケーション起動基準は、アプリケーション起動基準が満たされるために、検出された入力(例えば、第3の入力)における接触(例えば、第3の接触)の特性強度が第1の強度閾値を満たすことを必要としない(例えば、いくつかの実施形態では、アプリケーション起動基準は、検出された第3の入力がタップ入力である場合に満たされる))を満たすという判定に従って、デバイスは、第1のアプリケーションを起動させ、デバイスは、(例えば、
図5R6及び
図5R7に示すように)複数のユーザインターフェースオブジェクトを含むユーザインターフェースを第1のアプリケーションのユーザインターフェースで置き換える(1430)。いくつかの実施形態では、アプリケーション起動基準及びアクション実行基準は同じ基準であり、アプリケーション起動基準は、アプリケーションのダウンロードが完了したときに使用され、アクション実行基準は、アプリケーションのダウンロードがまだ完了していないときに使用される。いくつかの実施形態では、長い押圧(例えば、時間の閾値量を超える閾値量よりも少ない分移動するタッチ入力)の検出に応じて、ユーザインターフェースオブジェクトは、再設定モードに入り、当該モードでは、ユーザインターフェースオブジェクトに対応する位置におけるタッチ感知面上での移動により、ユーザインターフェースオブジェクト(例えば、インストール済みアプリケーションについてのアプリケーションアイコン及びダウンロード中アプリケーションの表現(例えば、プレースホルダーアイコン))がユーザインターフェース(例えば、アプリケーション起動ユーザインターフェース、ホーム画面など)上を移動することができる。
【0645】
図15は、いくつかの実施形態に係る、ユーザ入力に基づくアプリケーションのダウンロードに関連するメニューオプションを提示するための電子デバイスの機能ブロック図である。
【0646】
いくつかの実施形態によれば、
図15は、説明されるさまざまな実施形態の原理に従って構成された、電子デバイス1500の機能ブロック図を示す。本デバイスの機能ブロックは、説明される様々な実施形態の原理を実行するために、ハードウェア、ソフトウェア、又はハードウェアとソフトウェアとの組み合わせによって、任意選択的に実装される。
図15で説明される機能ブロックが、説明されるさまざまな実施形態の原理を実施するように、任意選択的に、組み合わされ、又はサブブロックに分離されることが当業者には理解されよう。したがって、本明細書における説明は、本明細書で説明されている機能ブロックのあらゆる可能な組合せ若しくは分割、又は更なる定義を任意選択的に支持する。
【0647】
図15に示すように、電子デバイス1500は、ユーザインターフェースを表示するように構成されたディスプレイユニット1502と、ユーザによる接触を受信するように構成されたタッチ感知面ユニット1504と、タッチ感知面ユニット1504との接触の強度を検出するように構成された1つ以上のセンサユニット1506と、ディスプレイユニット1502、タッチ感知面ユニット1504及び1つ以上のセンサユニット1506に結合された処理ユニット1510と、を含む。処理ユニット1510は、有効化ユニット1512、検出ユニット1514、実行ユニット1516、起動ユニット1518、ぼかしユニット1520及びリプレーシングユニット1522を含む。
【0648】
処理ユニット1510は、ディスプレイ上に、複数のアプリケーションのうちの別々のアプリケーションに対応する複数のユーザインターフェースオブジェクトを含むユーザインターフェースの表示を(例えば、有効化ユニット1512により)有効化するように構成され、複数のユーザインターフェースオブジェクトは、ダウンロードプロセス中の第1のアプリケーションに対応する第1のユーザインターフェースオブジェクトを含む。
【0649】
複数のユーザインターフェースオブジェクトを含むユーザインターフェースが表示されている間に、処理ユニット1510は、第1の入力を(例えば、検出ユニット1514により)検出するように構成され、当該検出は、第1のユーザインターフェースオブジェクトに対応するタッチ感知面上の位置において第1の接触を検出することを含む。
【0650】
第1の入力の検出に応じて、第1のユーザインターフェースオブジェクトがダウンロードが完了していないアプリケーションに対応するものであるという判定と、第1の入力がメニュー提示基準(メニュー提示基準は、メニュー提示基準が満たされるために、検出された入力における接触の特性強度が第1の強度閾値を満たすことを必要とする)を満たすという判定と、に従って、処理ユニット1510は、1つ以上の第1の選択可能オプションの表示を(例えば、有効化ユニット1512により)有効化するように構成され、当該第1の選択可能オプションは、作動時に、第1のアプリケーションのダウンロードに関連するアクションを実行するように構成されている。
【0651】
いくつかの実施形態では、第1の入力の検出に応じて、第1のユーザインターフェースオブジェクトがデバイスにインストール済みのアプリケーションに対応するものであるという判定と、第1の入力がメニュー提示基準を満たすという判定と、に従って、処理ユニット1510は、1つ以上の第2の選択可能オプションの表示を(例えば、有効化ユニット1512により)有効化するように構成され、当該第2の選択可能オプションは、作動時に、アプリケーション特異的なアクションを実行するように構成されている。
【0652】
いくつかの実施形態では、第1の入力の検出に応じて、第1のユーザインターフェースオブジェクトがダウンロードが完了していないアプリケーションに対応するものであるという判定と、第1の入力がアクション実行基準(アクション実行基準は、アクション実行基準が満たされるために、タッチ感知面上で検出された入力における接触の特性強度が第1の強度閾値を満たすことを必要としない)を満たすという判定と、に従って、処理ユニット1510は、第1のアプリケーションのダウンロードに関連する第1のアクションを(例えば、実行ユニット1516により)実行するように構成されている。
【0653】
いくつかの実施形態では、第1の入力の検出に応じて、第1のユーザインターフェースオブジェクトがデバイスにインストール済みのアプリケーションに対応するものであるという判定と、第1の入力がアクション実行基準(アクション実行基準は、アクション実行基準が満たされるために、検出された入力における接触の特性強度が第1の強度閾値を満たすことを必要としない)を満たすという判定と、に従って、処理ユニット1510は、第1のアプリケーションを(例えば、起動ユニット1518により)起動させるように構成されている。
【0654】
いくつかの実施形態では、1つ以上の第1の選択可能オプションは、作動時に、第1のアプリケーションのダウンロードを、ダウンロードプロセス中の1つ以上の他のアプリケーションに対して優先するように構成されたオプションを含む。
【0655】
いくつかの実施形態では、1つ以上の第1の選択可能オプションは、作動時に、第1のアプリケーションのダウンロードを一時停止させるように構成されたオプションを含む。
【0656】
いくつかの実施形態では、1つ以上の第1の選択可能オプションは、作動時に、第1のアプリケーションのダウンロードをキャンセルするように構成されたオプションを含む。
【0657】
いくつかの実施形態では、1つ以上の第1の選択可能オプションは、作動時に、第1のアプリケーションのダウンロードを再開するように構成されたオプションを含む。
【0658】
いくつかの実施形態では、第1の入力がメニュー提示基準を満たすという判定に従って、処理ユニット1510は、第2の選択可能オプションの表示を(例えば、有効化ユニット1512により)有効化するように構成され、当該第2の選択可能オプションは、作動時に、第1のアプリケーションを共有するための共有オプションのメニューを表示するように構成されている。
【0659】
いくつかの実施形態では、処理ユニット1510は、第1の接触の現在の強度に従ってユーザインターフェースを(例えば、ぼかしユニット1520により)動的にぼかすように構成され、第1のアプリケーションのダウンロードに関連するアクションを実行するための1つ以上の第1の選択可能オプションを表示することは、1つ以上の第1の選択可能オプションを含むメニューをぼかされた形態のユーザインターフェースの上に表示することを含む。
【0660】
いくつかの実施形態では、複数のユーザインターフェースオブジェクトは、ダウンロードプロセス中の第2のアプリケーションに対応する第2のユーザインターフェースオブジェクトを含む。複数のユーザインターフェースオブジェクトを含むユーザインターフェースが表示されている間に、かつ、第2のアプリケーションのダウンロードが完了する前に、処理ユニット1510は、第2の入力を(例えば、検出ユニット1514により)検出するように構成され、当該検出は、第2のユーザインターフェースオブジェクトに対応するタッチ感知面上の位置において第2の接触を検出することを含む。第2の入力の検出に応じて、第2の入力がメニュー提示基準を満たすという判定に従って、処理ユニット1510は、1つ以上の第1の選択可能オプションの表示を(例えば、有効化ユニット1512により)有効化するように構成されている。
【0661】
いくつかの実施形態では、複数のユーザインターフェースオブジェクトを含むユーザインターフェースが表示されている間に、かつ、第1のアプリケーションのダウンロードが完了する前に、処理ユニット1510は、第3の入力を(例えば、検出ユニット1514により)検出するように構成され、当該検出は、第1のユーザインターフェースオブジェクトに対応するタッチ感知面上の位置において第3の接触を検出することを含む。第3の入力の検出に応じて、第3の入力がメニュー提示基準を満たすという判定に従って、処理ユニット1510は、1つ以上の第3の選択可能オプションの表示を(例えば、有効化ユニット1512により)有効化するように構成され、当該第3の選択可能オプションは、作動時に、第1のアプリケーションに関連付けられたアプリケーション特異的なアクションを実行するように構成されている。
【0662】
いくつかの実施形態では、第3の入力の検出に応じて、第3の入力がアプリケーション起動基準(アプリケーション起動基準は、アプリケーション起動基準が満たされるために、検出された入力における接触の特性強度が第1の強度閾値を満たすことを必要としない)を満たすという判定に従って、処理ユニット1510は、第1のアプリケーションを(例えば、起動ユニット1518により)起動させ、かつ複数のユーザインターフェースオブジェクトを含むユーザインターフェースを(例えば、リプレーシングユニット1522により)第1のアプリケーションのユーザインターフェースで置き換えるように構成されている。
【0663】
図16A〜
図16Cは、いくつかの実施形態に係る、アプリケーションのフォルダを含むアプリケーションのメニューと対話する(例えば、ユーザ入力に基づくアプリケーションの起動に対応するオプションを提示する)ための方法1600を示すフロー図である。方法1600は、ディスプレイ、タッチ感知面及びタッチ感知面上における接触の強度を検出するための1つ以上のセンサを備える電子デバイス(例えば、
図3のデバイス300又は
図1Aのポータブル多機能デバイス100)において実行される。いくつかの実施形態では、ディスプレイは、タッチスクリーンディスプレイであり、タッチ感知面は、ディスプレイ上にあるか又はディスプレイと一体化されている。いくつかの実施形態では、ディスプレイは、タッチ感知面から分離している。方法1600のいくつかの動作は、任意選択的に組み合わされ、かつ/又はいくつかの動作の順序は、任意選択的に変更される。
【0664】
後述のとおり、いくつかの実施形態では、フォルダアイコン上で押圧入力が検出されると、選択されたアプリケーション起動アイコンのメニューが表示され、選択されたアプリケーション起動アイコンは、未読通知を有するアプリケーションに対応しているため、ユーザは、所望のアプリケーションを迅速に選択して、その機能にアクセスすることができる。メニューが表示される毎に、どのアプリケーションが最新の又は最も緊急度の高い通知を有するかによって、異なるアプリケーションアイコンがフォルダから選択されて表示される場合がある。方法1600は、フォルダ内のアプリケーションにアクセスする際、ユーザからの入力の数、範囲及び/又は種類を低減することによって、電力が節約され、バッテリを充電する間隔が増大する。
【0665】
後述のとおり、いくつかの実施形態では、フォルダアイコン上で押圧入力が検出されると、フォルダの名前を変更するオプションを示すメニューが表示される。オプションにより、より少ない入力で複数のフォルダの再設定機能(例えば、アイコンの再設定及びフォルダ名の変更)にアクセスでき、それによって、より効率的なヒューマンマシンインターフェースを構成する。バッテリ動作電子デバイスに関しては、ユーザは、より速く、より効率的に所望の機能にアクセスすることが可能になるため、電力が節約され、バッテリを充電する間隔が増大する。
【0666】
後述のとおり、方法1600は、フォルダの再設定機能(例えば、アイコンの再設定及びフォルダ名の変更)にアクセスする際、ユーザからの入力の数、範囲及び/又は種類を低減することによって、より効率的なヒューマンマシンインターフェースを構成する。バッテリ駆動電子デバイスについては、ユーザがより迅速かつより効率的に、所望のコンテンツ及び機能にアクセスできるようにすることにより、電力が節約され、バッテリ充電の時間間隔が延びる。
【0667】
ディスプレイ、タッチ感知面及びタッチ感知面上における接触の強度を検出するための1つ以上のセンサを備える電子デバイスにおいて、デバイスは、ディスプレイ上に、ユーザインターフェース(例えば、ホーム画面又はアプリケーションスプリングボードなど)を表示し、ユーザインターフェースは、複数のアプリケーションアイコンを含むアプリケーションフォルダ(例えば、いくつかのアクセサリアプリケーションに対応するアプリケーションアイコンを含むアプリケーションフォルダに対応する「その他」フォルダのアイコン)に対応するフォルダアイコン(例えば、複数のアイコンのグリッドのうちの1つとして、ホーム画面、アプリケーションスプリングボード又はクイックアクセスバー上に、アプリケーションアイコン及び/又は他のフォルダアイコンを含む)を含み、複数のアプリケーションアイコンは、複数のアプリケーションのうちの別々のアプリケーションに対応し、複数のアプリケーションは、1つ以上の未読通知を有する1つ以上のアプリケーションを含む(1602)。例えば、フォルダアイコンが表示されているときに、アプリケーションフォルダが3つの異なるアプリケーションにそれぞれ対応する3つのアプリケーションアイコンを含んでおり、3つのアプリケーションのうち2つがそれぞれ少なくとも1つの未読通知を有し(例えば、一方のアプリケーションが20個の未読通知を有し、他方のアプリケーションが5個の未読通知を有する)、3つ目のアプリケーションは現時点で未読通知を有していないということが仮定される。いくつかの実施形態では、未読通知は、ユーザがまだ見ていない着信通信に対応する。いくつかの実施形態では、未読通知は、アプリケーション内で発生しているが、ユーザがまだ反応していないイベント(例えば、アップデート待ちになっているアプリケーション、ダウンロード待ちになっている新規のメディアなど)に対応する。いくつかの実施形態では、未読通知は、アプリケーションによって生成されたアラート(例えば、カレンダーのイベントのリマインダ、タスク完了失敗のアラート(例えば、通信の送信失敗、サーバへの接続失敗など)、タスク完了のためのユーザ入力の要求(例えば、アプリケーションのアップデートをダウンロードするため、無線接続を行うため、位置情報サービスを起動するためなどのための同意の要求)など)に対応する。
図5T1は、複数のアプリケーションを含むフォルダアイコン5504を示す図であり、(例えば、フォルダ内のアプリケーションの未読通知の合計数を示すバッジ5506によって示されるように)複数のアプリケーションのうちいくつかが未読通知を有することを示す図である。
【0668】
フォルダアイコンを含むユーザインターフェースが表示されている間に、デバイスは、第1の入力を検出し、当該検出は、フォルダアイコンに対応するタッチ感知面上の位置において第1の接触(例えば、
図5T2のフォルダアイコン5504上の接触5508)を検出することを含む(1604)。
【0669】
第1の入力の検出に応じて、第1の入力がメニュー提示基準(メニュー提示基準は、メニュー提示基準が満たされるために、検出された入力(例えば、第1の入力)における接触(例えば、第1の接触)の特性強度が第1の強度閾値(例えば、深い押圧強度閾値)を満たすことを必要とする)を満たすという判定に従って、デバイスは、1つ以上の選択可能オプション(例えば、未読通知を有する1つ以上のアプリケーションのそれぞれのためのクイックアクションメニュー内のそれぞれのメニューオプション)を表示し、当該選択可能オプションは、作動時に、未読通知を有するアプリケーションフォルダ内の複数のアプリケーションから対応するアプリケーションを起動させるように構成されている(1606)。このことは、例えば、
図5T1〜
図5T5に示されている(例えば、メニュー5512は、
図5T5では、未読通知を有する3つのアプリケーションを起動させるための3つのオプションを含み、メニュー5528は、未読通知を有する4つのアプリケーションを起動させるための4つのオプションを含む)。例えば、3つのアプリケーションのうち2つがそれぞれ少なくとも1つの未読通知を有し、残りの1つのアプリケーションが現時点で未読通知を有していない場合、2つのアプリケーションを起動させるためのそれぞれのメニューオプションがクイックアクションメニュー内に表示され、現在未読通知を有していない残りのアプリケーションを起動させるためのメニューオプションは表示されない。もしその後、通知が届き、残りのアプリケーションも少なくとも1つの未読通知を有する場合、(例えば、フォルダアイコン上での別の深い押圧入力に応じて)クイックアクションメニューが再度提示されると、その残りのアプリケーションを起動させるためのメニューオプションも提示される(例えば、オプション5530は、
図5T12のメニュー5528には表示されているが、
図5T5のメニュー5512には表示されていない)。もしその後、アプリケーションのうち1つに関連付けられた通知のすべてが既読又は消去としてフラグ付けされた場合、(例えば、フォルダアイコン上での別の深い押圧入力に応じて)クイックアクションメニューが再度提示されると、もう未読通知を有していないアプリケーションを起動させるためのメニューオプションは、もはや表示されず、一方依然として未読通知を有する他の2つのアプリケーションを起動させるためのメニューオプションが、クイックアクションメニュー内に表示されている。いくつかの実施形態では、これらのアプリケーションに対応するアイコンがフォルダ内に表示されている場合、アプリケーションは、「フォルダ内にある」とされる。
【0670】
いくつかの実施形態では、アプリケーションフォルダ内の複数のアプリケーションは、1つ以上の未読通知を有する第1のアプリケーションと、1つ以上の未読通知を有する第2のアプリケーションと、を含み、1つ以上の選択可能オプションは、第1のアプリケーションを起動させるための第1の選択可能オプションと、第2のアプリケーションを起動させるための第2の選択可能オプションと、を含む(1608)。いくつかの実施形態では、未読通知を有する1つ以上のアプリケーションを起動させるためのそれぞれのオプションは、対応するアプリケーションについてのそれぞれのアプリケーションアイコンと、対応するアプリケーションの名前と、対応するアプリケーションの未読通知のタイプ及びカウントのインジケータ(例えば、
図5T5及び
図5T12にそれぞれ図示)と、をそれぞれ含む。
【0671】
いくつかの実施形態では、1つ以上の選択可能オプションは、アプリケーションを起動させるための選択可能オプションが所定の数以下しか含まれないように制限されているメニュー内に表示される(1610)(例えば、
図5T12に示すように、4つのメニューオプションに制限されており、4つのアプリケーション起動オプションは、フォルダ内の5つのアプリケーションが未読通知を有する場合に表示される)。1つ以上の選択可能オプションを表示することは、フォルダ内のアプリケーションアイコンに対応する第1の数の、すなわち所定の数未満の(又はそれに等しい)アプリケーションが未読通知を有する(例えば、3つの(すなわち、4未満の)アプリケーションが未読通知を有する)という判定に従って、デバイスが、メニュー内の第1の数のアプリケーションに対応する第1の数の選択可能オプションを表示すること(例えば、
図5T5に示すように、3つの選択可能オプションが表示され、それぞれ、未読通知を有する3つのアプリケーションのうち対応する1つを起動させるためのオプションである)を含む。フォルダ内のアプリケーションアイコンに対応する第2の数の、すなわち所定の数よりも多い数のアプリケーションが未読通知を有する(例えば、5つの(すなわち、4つよりも多い)アプリケーションが未読通知を有する)という判定に従って、デバイスは、第2の数のアプリケーションの総数未満である数に対応する、所定の数の選択可能オプションをメニュー内に表示する(例えば、
図5T12に示すように、例えば、4つの選択可能オプションが表示され、それぞれ、未読通知を有する5つ中4つのアプリケーションのうち対応する1つを起動させるためのオプションである)。
【0672】
いくつかの実施形態では、第2の数のアプリケーションの総数未満である数に対応する、所定の数の選択可能オプションをメニュー内に表示することは、メニュー内の選択可能オプションを表すアプリケーションを、より最近に通知を受信したアプリケーションが、より以前に通知を受信したアプリケーションよりも優先される(例えば、より最近に受信した通知がフォルダ内のアプリケーションアイコンによって表される他のアプリケーションの通知よりも遅く受信されるアプリケーションの選択可能オプションの表示を除く)ように、選択することを含む(1612)。
【0673】
いくつかの実施形態では、1つ以上の選択可能オプションを表示することは、1つ以上の選択可能オプションを表示のために順序付ける際に、第1のタイプの未読通知を有するアプリケーション(例えば、アラートを有するアプリケーション)の選択可能オプションを、第2のタイプの未読通知を有するアプリケーション(例えば、通常の通知を有するアプリケーション)の選択可能オプションよりも優先することを含む(1614)。例えば、いくつかの実施形態では、メニュー内の選択可能オプションを順序付ける際に、未読アラートを有するアプリケーションを起動させるためのオプションは、アラートではない未読通知を有するアプリケーションを起動させるためのオプションよりも先に表示される。例えば、
図5T12に示すように、オプション5530は、メニュー5528内の他のオプションよりも先に記載されている。アラートを有するアプリケーションの数がメニューに設定された所定の数のオプションよりも多い場合は、アラートを一切有していないこれらのアプリケーションを起動させるためのオプションはメニュー内に表示されない。
【0674】
いくつかの実施形態では、1つ以上の選択可能オプションを表示することは、1つ以上の選択可能オプションを表示のために順序付ける際に、(例えば、
図5T5に示すように)未読通知をより多く有するアプリケーションを、未読通知がより少ないアプリケーションよりも優先することを含む(1616)。例えば、いくつかの実施形態では、メニュー内の選択可能オプションを順序付ける際に、同じタイプの未読通知(例えば、アラート又はアラートでない通知)を有するアプリケーションのグループ内で、オプションは、グループ内のアプリケーションのそれぞれの未読通知のカウントに基づいてソートされる。例えば、3つのアラートを有するアプリケーションを起動させるためのオプションが、1つのアラートを有するアプリケーションを起動させるためのオプションよりも先に記載され、アラートを有するアプリケーションのためのオプションが記載された後に、5つの通知を有するアプリケーションを起動させるためのオプションが、3つの通知を有するアプリケーションを起動させるためのオプションよりも先に記載される。いくつかの実施形態では、オプションが通知タイプ及び通知カウントに基づいてソートされた後、オプションは、アルファベット順に、あるいは各アプリケーションの最新の通知の受信時刻に基づいて、任意選択的にソートされる。
【0675】
いくつかの実施形態では、デバイスは、アプリケーションフォルダと同時に、未読通知を有するアプリケーションフォルダ内の1つ以上のアプリケーションについての、未読通知の総数を明示するインジケータ(例えば、バッジ)を表示する(1618)。このことは、例えば、
図5T5に示されている(例えば、バッジ5506は、フォルダ5504内のアプリケーションの未読通知の総数が9であることを示す)。例えば、フォルダアイコンが表示されているときに、アプリケーションフォルダが3つの異なるアプリケーションにそれぞれ対応する3つのアプリケーションアイコンを含んでおり、3つのアプリケーションのうち2つがそれぞれ少なくとも1つの未読通知を有し(例えば、一方のアプリケーションが20個の未読通知を有し、)他方のアプリケーションが5個の未読通知を有する、残りの1つのアプリケーションが現時点で未読通知を有していない場合、フォルダアイコン上のバッジは、20個と5個との合計である「25」を示す。いくつかの実施形態では、アプリケーションフォルダが表示されている間に、3つのアプリケーションのうち1つに関して新規通知が届いた(例えば、2つのアプリケーションのうち1つが現在6つの未読通知を有する、又は残りの1つのアプリケーションが現在1つの未読通知を有する)場合、バッジは、リアルタイムで自動的に更新され、「26」という数字を示す。
【0676】
いくつかの実施形態では、1つ以上の選択可能オプションを表示することは、第1のアプリケーションの未読通知の数の表示を伴うアプリケーションフォルダ内の第1のアプリケーションのための第1の選択可能オプションと、第2のアプリケーションの未読通知の数の表示を伴うアプリケーションフォルダ内の第2のアプリケーションのための第2の選択可能オプションと、を同時に表示することを含む(1620)。言い換えると、デバイスは、未読通知を有する対応するアプリケーションを起動させるためのそれぞれの選択可能オプションと同時に、対応するアプリケーションの未読通知のそれぞれのカウントを表示する。例えば、2つのアプリケーションのうち一方(例えば「メール」アプリケーション)を起動させるためのそれぞれの選択可能オプションは、メールアプリケーションのアイコン、メールアプリケーションの名前、及びメールアプリケーションに関して20個の未読通知があることを明示するテキストを含み、また同様に、2つのアプリケーションのうち他方(例えば「メッセージ」アプリケーション)を起動させるためのそれぞれの選択可能オプションは、メッセージアプリケーションのアイコン、メッセージアプリケーションの名前、及びメッセージアプリケーションに関して5つの未読通知があることを明示するテキストを含む。例えば、
図5T5は、各オプション(例えば、オプション5514、5516、5518)が、オプション内に表されたアプリケーションの未読通知の数(例えば、5、3及び1)を表示していることを示す。
【0677】
いくつかの実施形態では、第1のアプリケーションのための第1の選択可能オプション及び第2のアプリケーションのための第2の選択可能オプションが表示されている間に、デバイスは、第1のアプリケーションに対する新規通知を受信し、新規通知を受信したことに応じて、デバイスは、第1のアプリケーションの未読通知の数の表示を更新する(1622)(例えば、
図5T5及び
図5T6に示すように、メニュー5512を表示した状態で、メッセージアプリケーションに対する新規通知を受信すると、オプション5514が(例えば、5つの未読通知の表示から6つの未読通知の表示に)更新される)。例えば、メニューが、5つの未読メールメッセージを表すカウントインジケータ「5」を伴うメールアプリケーションを起動させるためのオプションと、3つの未読インスタントメッセージを表すカウントインジケータ「3」を伴うメッセージアプリケーションを起動させるためのオプションとを表示した状態で、メッセージアプリケーションで新規メッセージを受信し、新規メッセージに関して新規通知が生成されたと仮定する。デバイスは、メッセージアプリケーションが現在4つの未読通知を有することを示すために、メッセージアプリケーションのカウントインジケータを変更することによって、メニューを更新する。
【0678】
いくつかの実施形態では、複数のアプリケーションは、未読通知を有していないアプリケーションを含む(1624)。第1の入力の検出に応じて、第1の入力がメニュー提示基準を満たすという判定に従って、デバイスは、未読通知を有する対応するアプリケーションを起動させるための1つ以上の選択可能オプションと同時に、選択可能オプションを表示することを省略する。当該選択可能オプションは、作動時に、未読通知を有していないアプリケーションを起動させるように構成されている。例えば、いくつかの実施形態では、クイックアクションメニューが(例えば、フォルダアイコン上での深い押圧入力に応じて)表示されているときに、メッセージアプリケーションだけが5つの未読通知を有し、メールアプリケーション及び電話アプリケーションは未読通知を有していない場合、メッセージアプリケーションを起動させるためのメニューオプションだけがクイックアクションメニュー内に表示され、メールアプリケーション及び電話アプリケーションを起動させるためのメニューオプションはクイックアクションメニュー内には表示されない。更に加えて、メッセージアプリケーションの未読メッセージが後になって既読になった場合、フォルダアイコン上での後続メニュー表示入力により、デバイスに、メッセージアプリケーションを起動させるためのメニューオプションを有していないメニューを表示する。同様に、アプリケーションが通知を受信すると、フォルダ上での後続メニュー表示入力により、デバイスに、アプリケーションを起動させるためのメニューオプションを有するメニューを表示する。
【0679】
いくつかの実施形態では、第1の入力の検出に応じて、第1の入力がメニュー提示基準を満たすという判定に従って、デバイスは、選択可能オプションを表示し、当該選択可能オプションは、作動時に、アプリケーションフォルダの名前の変更を有効化するように構成されている(1626)(例えば、フォルダの名前を変更するためのメニューオプションは、未読通知を有するアプリケーション(単数又は複数)を起動させるためのメニューオプションと同時に、クイックアクションメニュー内に表示される)(例えば、
図5T5のオプション5520)。いくつかの実施形態では、フォルダの名前を変更するための選択可能オプションは、フォルダ内における未読通知を有するアプリケーションの有無に関係なく表示される(例えば、未読通知を有するアプリケーションを含まないフォルダ上でのメニュー提示入力により、デバイスに、選択可能オプションを含むメニューを表示させ、当該選択可能オプションは、作動時に、アプリケーションフォルダの名前の変更を有効化するように構成されている)。いくつかの実施形態では、フォルダの名前の変更を有効化することは、フォルダの名前を変更できないモードから、フォルダの名前を変更できるモードに移行することを含む。いくつかの実施形態では、フォルダの名前を変更するためのオプションは、フォルダ内のアプリケーションの通知のステータスに関係なく、メニュー提示入力に応じて表示される。
【0680】
いくつかの実施形態では、アプリケーションフォルダの名前を変更するための選択可能オプションが表示されている間に、デバイスは、(例えば、
図5V6に示すように)アプリケーションフォルダの名前を変更するための選択可能オプションを選択する第2の入力を検出する(1628)。第2の入力の検出に応じて、デバイスは、(例えば、
図5V8に示すように)複数のアプリケーションアイコンを含むアプリケーションフォルダを表示して(例えば、ズーム表示のアプリケーションアイコンを(例えば、ぼかされた形態のユーザインターフェース(例えば、ホーム画面)の上に)表示して)アプリケーションフォルダ内のアプリケーションアイコンを通常サイズで示す。いくつかの実施形態では、アプリケーションフォルダは、ぼかされる前のユーザインターフェースと同じ寸法及び縮尺を有するぼかされた形態のユーザインターフェースの上に表示される。言い換えると、アプリケーションフォルダは、フォルダアイコンから「ポップアップ」し、ぼかされたユーザインターフェースの上に重ねられる。いくつかの実施形態では、フォルダアイコンは、ユーザインターフェースの残りの部分と共にぼかされることはなく、スクリーン上のビューポートがフォルダアイコンに向かってズームし、ユーザインターフェースの残りの部分は、フォルダアイコンがアプリケーションアイコンを含むアプリケーションフォルダに拡大するまで、フォルダアイコンから離れるように拡大する。第2の入力の検出に応じて、デバイスは、(例えば、フォルダ名のテキスト内にテキストカーソルを配置することによって)アプリケーションフォルダのフォルダ名を編集可能状態で表示する。いくつかの実施形態では、クイックアクションメニュー内のオプションが選択されると、メニューは、ぼかされたユーザインターフェース上には表示されなくなる。このことは、例えば、
図5V6〜
図5V8に示されている。
【0681】
いくつかの実施形態では、第2の入力の検出に応じて、デバイスは、アプリケーションフォルダのフォルダ名と同時にオンスクリーンキーボードを表示し(例えば、オンスクリーンキーボードは、クイックアクションメニューから「名前の変更」オプションが選択されるとすぐ自動的に表示される)、例えば
図5V6に示すように、オンスクリーンキーボードを通じて受信した入力により、編集可能状態で表示されているフォルダ名を編集する(1630)。
【0682】
いくつかの実施形態では、第2の入力の検出に応じて、デバイスは、(例えば、
図5V6に示すように)アプリケーションフォルダ内において、複数のアプリケーションアイコンを再設定モードで提示する(1632)(例えば、複数のアプリケーションアイコンは、「揺れている」状態で提示され、ユーザは、各アプリケーションアイコンをアプリケーションフォルダの内側若しくは外側の異なる位置にドラッグすることができる又はアプリケーションアイコン上に提示されたアフォーダンスを選択して、アプリケーションアイコンに対応するアプリケーションを削除することができる)。いくつかの実施形態では、アプリケーションフォルダの外側にある他のアプリケーションアイコンも再設定モードにされる。いくつかの実施形態では、アイコンが再設定モードで提示されていない場合、アプリケーションアイコンに対応する位置における、タッチ感知面を横断する移動を含むタッチ入力により、アイコンの別のページが表示される。
【0683】
いくつかの実施形態では、オンスクリーンキーボードが表示されている間に、かつ複数のアプリケーションアイコンが再設定モードで表示されている間に、デバイスは、オンスクリーンキーボードを通じて第3の入力を検出する(1634)。第3の入力の検出に応じて、デバイスは、第3の入力に従ってフォルダ名を編集し、複数のアプリケーションアイコンを再設定モードで表示し続ける。このことは、例えば、
図5V8〜
図5V10に示されている。
【0684】
いくつかの実施形態では、オンスクリーンキーボードが表示されている間に、かつ複数のアプリケーションアイコンが再設定モードで表示されている間に、デバイスは、複数のアプリケーションアイコンのうち1つを選択する第4の入力を検出する(1636)。第4の入力の検出に応じて、デバイスは、フォルダ名を編集可能状態で表示することを止め、デバイスは、オンスクリーンキーボードを表示することを止め、デバイスは、複数のアプリケーションアイコンを再設定モードで提示し続ける。このことは、例えば、
図5V10及び
図5V11に示されている。
【0685】
いくつかの実施形態では、第1の入力の検出に応じて、第1の入力がフォルダコンテンツ表示基準(フォルダコンテンツ表示基準は、フォルダコンテンツ表示基準が満たされるために、検出された入力(例えば、第1の入力)に関連付けられた接触(例えば、第1の接触)の特性強度が第1の強度閾値を満たすことを必要としない(例えば、いくつかの実施形態では、フォルダコンテンツ表示基準は、第1の入力がタップ入力である場合に満たされる))を満たすという判定に従って、デバイスは、(例えば、
図5U1〜
図5U3に示すように)複数のアプリケーションアイコンを含むアプリケーションフォルダを(例えば、フォルダ名を編集可能状態にすることなく、また、複数のアプリケーションアイコンを再設定モードにすることなく)表示する(1638)。いくつかの実施形態では、アプリケーションフォルダを表示することは、ズーム表示のアプリケーションアイコンを(例えば、ぼかされた形態のユーザインターフェース(例えば、ホーム画面)上に)表示して、アプリケーションフォルダ内のアプリケーションアイコンを通常サイズで示すことを含む。いくつかの実施形態では、フォルダアイコン上にズームインするプロセスを示すアニメーションが表示され、その結果、画面上にズーム表示のフォルダアイコン(及び通常表示のアプリケーションフォルダ)が表示される。いくつかの実施形態では、フォルダアイコンが元の位置からポップアップするアニメーションが、ぼかされたユーザインターフェース上に重ねられたアプリケーションフォルダへと変形する。
【0686】
図17は、いくつかの実施形態に係る、ユーザ入力に基づくアプリケーションの起動に対応するオプションを提示するための電子デバイスの機能ブロック図である。
【0687】
いくつかの実施形態によれば、
図17は、説明されるさまざまな実施形態の原理に従って構成された、電子デバイス1700の機能ブロック図を示す。本デバイスの機能ブロックは、説明される様々な実施形態の原理を実行するために、ハードウェア、ソフトウェア、又はハードウェアとソフトウェアとの組み合わせによって、任意選択的に実装される。
図17で説明される機能ブロックが、説明されるさまざまな実施形態の原理を実施するように、任意選択的に、組み合わされ、又はサブブロックに分離されることが当業者には理解されよう。したがって、本明細書における説明は、本明細書で説明されている機能ブロックのあらゆる可能な組合せ若しくは分割、又は更なる定義を任意選択的に支持する。
【0688】
図17に示すように、電子デバイス1700は、ユーザインターフェースを表示するように構成されたディスプレイユニット1702と、ユーザによる接触を受信するように構成されたタッチ感知面ユニット1704と、タッチ感知面ユニット1704との接触の強度を検出するように構成された1つ以上のセンサユニット1706と、ディスプレイユニット1702、タッチ感知面ユニット1704及び1つ以上のセンサユニット1706に結合された処理ユニット1710と、を含む。処理ユニット1710は、有効化ユニット1712、検出ユニット1714、受信ユニット1716、更新ユニット1718、省略ユニット1720、提示ユニット1722、編集ユニット1724、継続ユニット1726及び中止ユニット1728を含む。
【0689】
処理ユニット1710は、ディスプレイユニット1702上でユーザインターフェースの表示を(例えば、有効化ユニット1712により)有効化するように構成され、ユーザインターフェースは、複数のアプリケーションアイコンを含むアプリケーションフォルダに対応するフォルダアイコンを含み、複数のアプリケーションアイコンは、複数のアプリケーションのうちの別々のアプリケーションに対応し、複数のアプリケーションは、1つ以上の未読通知を有する1つ以上のアプリケーションを含む。
【0690】
フォルダアイコンを含むユーザインターフェースが表示されている間に、処理ユニット1710は、第1の入力を(例えば、検出ユニット1714により)検出するように構成され、当該検出は、フォルダアイコンに対応するタッチ感知面ユニット1704上の位置において第1の接触を検出することを含む。
【0691】
第1の入力の検出に応じて、第1の入力がメニュー提示基準(メニュー提示基準は、メニュー提示基準が満たされるために、検出された入力における接触の特性強度が第1の強度閾値を満たすことを必要とする)を満たすという判定に従って、処理ユニット1710は、1つ以上の選択可能オプションの表示を(例えば、有効化ユニット1712により)有効化するように構成され、当該選択可能オプションは、作動時に、未読通知を有するアプリケーションフォルダ内の複数のアプリケーションの中から対応するアプリケーションを起動させるように構成されている。
【0692】
いくつかの実施形態では、アプリケーションフォルダ内の複数のアプリケーションは、1つ以上の未読通知を有する第1のアプリケーションと、1つ以上の未読通知を有する第2のアプリケーションと、を含み、1つ以上の選択可能オプションは、第1のアプリケーションを起動させるための第1の選択可能オプションと、第2のアプリケーションを起動させるための第2の選択可能オプションと、を含む。
【0693】
いくつかの実施形態では、1つ以上の選択可能オプションは、アプリケーションを起動させるための選択可能オプションが所定の数以下しか含まれないように制限されているメニュー内に表示され、1つ以上の選択可能オプションを表示することは、フォルダ内のアプリケーションアイコンに対応する第1の数の、すなわち所定の数未満のアプリケーションが未読通知を有するという判定に従って、第1の数のアプリケーションに対応する第1の数の選択可能オプションをメニュー内に表示することと、フォルダ内のアプリケーションアイコンに対応する第2の数の、すなわち所定の数よりも多い数のアプリケーションが未読通知を有するという判定に従って、第2の数のアプリケーションの総数未満である数に対応する所定の数の選択可能オプションをメニュー内に表示することと、を含む。
【0694】
いくつかの実施形態では、第2の数のアプリケーションの総数未満である数に対応する所定の数の選択可能オプションをメニュー内に表示することは、メニュー内の選択可能オプションを表すアプリケーションを、より最近に通知を受信したアプリケーションが、より以前に通知を受信したアプリケーションよりも優先されるように選択することを含む。
【0695】
いくつかの実施形態では、1つ以上の選択可能オプションを表示することは、1つ以上の選択可能オプションを表示のために順序付ける際に、第1のタイプの未読通知を有するアプリケーションの選択可能オプションを、第2のタイプの未読通知を有するアプリケーションの選択可能オプションよりも優先することを含む。
【0696】
いくつかの実施形態では、1つ以上の選択可能オプションを表示することは、1つ以上の選択可能オプションを表示のために順序付ける際に、未読通知をより多く有するアプリケーションを、未読通知がより少ないアプリケーションよりも優先することを含む。
【0697】
いくつかの実施形態では、処理ユニット1710は、アプリケーションフォルダと同時に、未読通知を有するアプリケーションフォルダ内の1つ以上のアプリケーションについての、未読通知の総数を明示するインジケータの表示を(例えば、有効化ユニット1712により)有効化するように構成されている。
【0698】
いくつかの実施形態では、1つ以上の選択可能オプションを表示することは、第1のアプリケーションの未読通知の数の表示を伴うアプリケーションフォルダ内の第1のアプリケーションのための第1の選択可能オプションと、第2のアプリケーションの未読通知の数の表示を伴うアプリケーションフォルダ内の第2のアプリケーションのための第2の選択可能オプションと、を同時に表示することを含む。
【0699】
いくつかの実施形態では、第1のアプリケーションのための第1の選択可能オプション及び第2のアプリケーションのための第2の選択可能オプションが表示されている間に、処理ユニット1710は、第1のアプリケーションに対する新規通知を(例えば、受信ユニット1716により)受信するように構成されている。新規通知を受信したことに応じて、処理ユニット1710は、第1のアプリケーションの未読通知の数の表示を(例えば、更新ユニット1718により)更新するように構成されている。
【0700】
いくつかの実施形態では、複数のアプリケーションは、未読通知を有していないアプリケーションを含む。いくつかの実施形態では、第1の入力の検出に応じて、第1の入力がメニュー提示基準を満たすという判定に従って、処理ユニット1710は、未読通知を有する対応するアプリケーションを起動させるための1つ以上の選択可能オプションと同時に、選択可能オプションの表示を(例えば、省略ユニット1720により)省略するように構成されており、当該選択可能オプションは、作動時に、未読通知を有していないアプリケーションを起動させるように構成されている。
【0701】
いくつかの実施形態では、第1の入力の検出に応じて、第1の入力がメニュー提示基準を満たすという判定に従って、処理ユニット1710は、選択可能オプションの表示を(例えば、有効化ユニット1712により)有効化するように構成され、当該選択可能オプションは、作動時に、アプリケーションフォルダの名前の変更を有効化するように構成されている。
【0702】
いくつかの実施形態では、アプリケーションフォルダの名前を変更するための選択可能オプションが表示されている間に、処理ユニット1710は、アプリケーションフォルダの名前を変更するための選択可能オプションを選択する第2の入力を(例えば、検出ユニット1714により)検出するように構成されている。第2の入力の検出に応じて、処理ユニット1710は、複数のアプリケーションアイコンを含むアプリケーションフォルダの表示を(例えば、有効化ユニット1712により)有効化するように、かつ、アプリケーションフォルダのフォルダ名の編集可能状態での表示を(例えば、有効化ユニット1712により)有効化するように構成されている。
【0703】
いくつかの実施形態では、第2の入力の検出に応じて、処理ユニット1710は、アプリケーションフォルダのフォルダ名と同時に、オンスクリーンキーボードの表示を(例えば、有効化ユニット1712により)有効化するように構成され、オンスクリーンキーボードを通じて受信した入力により、編集可能状態で表示されているフォルダ名を編集する。
【0704】
いくつかの実施形態では、第2の入力の検出に応じて、処理ユニット1710は、アプリケーションフォルダ内において、複数のアプリケーションアイコンを再設定モードで(例えば、提示ユニット1722により)提示するように構成されている。
【0705】
いくつかの実施形態では、オンスクリーンキーボードが表示されている間に、かつ複数のアプリケーションアイコンが再設定モードで表示されている間に、処理ユニット1710は、オンスクリーンキーボードを通じて第3の入力を(例えば、検出ユニット1714により)検出するように構成されている。第3の入力の検出に応じて、処理ユニット1710は、第3の入力に従ってフォルダ名を(例えば、編集ユニット1724により)編集するように、かつ、複数のアプリケーションアイコンを再設定モードで表示することを(例えば、継続ユニット1726により)継続するように構成されている。
【0706】
いくつかの実施形態では、オンスクリーンキーボードが表示されている間に、かつ複数のアプリケーションアイコンが再設定モードで表示されている間に、処理ユニット1710は、複数のアプリケーションアイコンのうち1つを選択する第4の入力を(例えば、検出ユニット1714により)検出するように構成されている。第4の入力の検出に応じて、処理ユニット1710は、フォルダ名を編集可能状態で表示することを(例えば、中止ユニット1728により)止めるように、オンスクリーンキーボードを表示することを(例えば、中止ユニット1728により)止めるように、かつ、複数のアプリケーションアイコンを再設定モードで提示することを(例えば、継続ユニット1726により)継続するように構成されている。
【0707】
いくつかの実施形態では、第1の入力の検出に応じて、第1の入力がフォルダコンテンツ表示基準(フォルダコンテンツ表示基準は、フォルダコンテンツ表示基準が満たされるために、検出された入力に関連付けられた接触の特性強度が第1の強度閾値を満たすことを必要としない)を満たすという判定に従って、処理ユニット1710は、複数のアプリケーションアイコンを含むアプリケーションフォルダの表示を(例えば、有効化ユニット1712により)有効化するように構成されている。
【0708】
図18A〜
図18Dは、いくつかの実施形態に係る、コントロールアフォーダンスの機能を変更する方法1800を示すフロー図である。方法1800は、ディスプレイ及びタッチ感知面を備える電子デバイス(例えば、
図3のデバイス300又は
図1Aのポータブル多機能デバイス100)において実行される。いくつかの実施形態では、ディスプレイは、タッチスクリーンディスプレイであり、タッチ感知面は、ディスプレイ上にあるか又はディスプレイと一体化されている。いくつかの実施形態では、ディスプレイは、タッチ感知面から分離している。方法1800のいくつかの動作は、任意選択的に組み合わされ、かつ/又はいくつかの動作の順序は、任意選択的に変更される。
【0709】
後述のとおり、方法1800は、コントロールアフォーダンスの機能を変更する直感的な方法を提供する。本方法により、ユーザは、簡略化されたトグルスイッチと、コントロールアフォーダンス上での単一の入力(例えば、単一の接触の強度)の特性に基づくよりきめの細かい制御との中から選ぶことができる。それゆえ、本方法により、コントロールアフォーダンスの機能を変更する際にユーザにかかる認識的負荷を低減させ、それによって、より効率的なヒューマンマシンインターフェースを構成する。バッテリ動作電子デバイスに関しては、ユーザは、より速く、より効率的にコントロールアフォーダンスの機能を変更することが可能になるため、電力が節約され、バッテリを充電する間隔が増大する。
【0710】
デバイスは、複数のコントロールアフォーダンス(例えば、
図6Bに示すようなコントロールアフォーダンス612〜634)を含む、コントロールユーザインターフェース608を表示する(1802)。
【0711】
デバイスは、複数のコントロールアフォーダンスのうちの第1のコントロールアフォーダンスに対応するタッチ感知面112上の位置において、接触による第1の入力を検出する(1804)。例えば、第1の入力は、
図6Bのフォーカスセレクタ640で示されるように、Wi−Fiコントロールアフォーダンス614の位置における接触である。
【0712】
第1の入力の検出に応じて、第1の入力がコントロールトグル基準(コントロールトグル基準は、コントロールトグル基準が満たされるために、接触の特性強度が第1の強度閾値を満たすことを必要としない(例えば、いくつかの実施形態では、コントロールトグル基準は、接触の特性強度がヒント押圧強度閾値IT
H、軽い押圧強度閾値IT
L又は深い押圧強度閾値IT
Dを下回った場合に満たされる)(例えば、いくつかの実施形態では、コントロールトグル基準は、第1の入力がタップ入力である場合に満たされる))を満たすという判定に従って、デバイスは、第1のコントロールアフォーダンスに対応するコントロールの機能をトグルさせ、第1の入力が拡張コントロール基準(拡張コントロール基準は、拡張コントロール基準が満たされるために、接触の特性強度が第1の強度閾値を満たすことを必要とする)を満たすという判定に従って、デバイスは、第1のコントロールアフォーダンスに対応するコントロールのための1つ以上の変更オプションを表示する(1806)。例えば、
図6B〜
図6Dに関して述べたように、コントロールトグル基準を満たすWi−Fiコントロールアフォーダンス614で受信した入力(例えば、
図6Bのフォーカスセレクタ640及び/又は
図6Cのフォーカスセレクタ642によって示された位置における、ヒント押圧強度閾値IT
Hを超えて上昇しない入力)により、Wi−Fiコントロールアフォーダンス614に対応するWi−Fi機能が、無効状態(
図6B)から有効状態(
図6C)に、また、有効状態(
図6C)から無効状態(
図6D)にトグルされる。
図6E〜
図6Iに関して述べたように、拡張コントロール基準を満たすWi−Fiコントロールアフォーダンス614で受信した入力により、Wi−Fi機能に関して変更オプションが表示される。例えば、
図6Fのフォーカスセレクタ646によって示された位置における、軽い押圧強度閾値IT
Lを超えて上昇する入力に応じて、デバイスは、変更オプション650〜658を表示する。
図6Iのフォーカスセレクタ660によって示された位置における、軽い押圧強度閾値IT
Lを超えて上昇する入力に応じて、デバイスは、変更オプション664〜672を表示する。いくつかの実施形態では、変更オプションは、メニュー内に表示される。例えば、変更オプションメニュー648は、
図6Fに示すように、変更オプション650〜658を含み、変更オプションメニュー662は、
図6Iに示すように、変更オプション664〜672を含む。
【0713】
第1のコントロールアフォーダンスに対応するコントロールのための1つ以上の変更オプションが表示されている間に、デバイスは、1つ以上の変更オプションの第1の変更オプションを作動させる第2の入力を検出する(1808)。例えば、
図6Gフォーカスセレクタ658によって示された、変更オプション654の位置における入力は、変更オプション654(「この場を離れるまでオフにする」)を作動させる。いくつかの実施形態では、第2の入力は、接触による第1の入力からの続きである。いくつかの実施形態では、第2の入力は、変更オプション上での別個のタップ入力である。
【0714】
デバイスは、作動された第1の変更オプションに従って、第1のコントロールアフォーダンスに対応するコントロールを変更する(1810)。例えば、
図6Gのフォーカスセレクタ658によって示される位置の、変更オプション654(「この場を離れるまでオフにする」)での接触による入力に応じて、デバイスは、デバイスが例えば、デバイスの現在位置から閾値距離を超えた、かつ/又はデバイスの現在位置とは異なる所定エリアに入ったと判定されるまで、Wi−Fi通信を無効にする。
【0715】
異なる基準を満たす入力に対して異なる反応を提供することによって、単一の入力アフォーダンスを使用して、多様な機能を調整することができる。デバイスの機能(デバイスが接続しているWi−Fiネットワークの変更、Wi−Fiネットワークの一時的な無効化又は以下表1に記載の他の機能など)にアクセスするのに必要なナビゲーションが減少され、デバイスの電池寿命が節約される。
【0716】
表1は、いくつかの実施形態に係る、トグル/コントロール機能及びデバイスのコントロールに対応する変更オプションのリストである。
【表1-1】
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【表1-2】
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【表1-3】
[この文献は図面を表示できません]
【0717】
いくつかの実施形態では、第1の変更オプションを作動させる第2の入力により、第1のコントロールアフォーダンスに対応するコントロールの機能もトグルする(1812)。例えば、第2の入力は、変更オプションを作動させ(例えば、Wi−Fiネットワークを選択する)かつコントロールもトグルする(例えば、選択されたネットワークでWi−Fiをオンにする)。別の例では、第2の入力は、選択された懐中電灯モードで懐中電灯を点灯させる。例えば、変更オプション654における
図6Gのフォーカスセレクタ658によって示した位置で接触による入力(「私がここを去るまでオフにする」)に応答して、デバイスのWi−Fiは、
図6Fに示すように、有効な状態からトグルし、
図6Iに示すように、無効な状態にトグルする。
【0718】
いくつかの実施形態では、作動された第1の変更オプションに従って、第1のコントロールアフォーダンスに対応するコントロールを変更することは、第2の入力が検出された場合、機能がオンであるという判定に従って、第1の変更オプションに従って、機能を変更する(例えば、高い設定が選択されている場合は、懐中電灯の輝度を低い設定から高い設定に変える)ことと、第2の入力が検出された場合、機能がオフであるという判定に従って、第1の変更オプションに従って、変更により機能をオンにする(例えば、高い設定が選択されている場合、懐中電灯を高い設定でオフからオンにする)ことと、を含む(1814)。例えば、第2の入力は、
図6Mに示すように、調節可能なコントロール680を調節する入力であり、
図6Mに示すように、スタートコントロールアフォーダンス682で提供された入力であり、
図6Nに示すように、タイマプログレスバー684を調節する入力であり、かつ/又は
図6Nに示す、一時停止コントロールアフォーダンス686で受信された入力である。第2の入力が検出された場合、機能がオンである(例えば、タイマが動作中である)という判定に従って、タイマは、入力によって行われた変更に従って、変更される(例えば、
図6Nに関して述べたように、タイマプログレスは、タイマプログレスバー684への調節に従って調節され、かつ/又はタイマは一時停止コントロールアフォーダンス686によって停止される)。第2の入力が検出された場合、機能がオフ(例えば、タイマが動作していない)という判定に従って、タイマは、入力により行われた変更に従って開始する(例えば、タイマ持続時間は、調節可能なコントロール680に対する調節に従って調節され、かつ/又はタイマは、タイマスタートコントロールアフォーダンス682によって開始する)。
【0719】
いくつかの実施形態では、変更オプションは、第1のコントロールアフォーダンスに対応するコントロールのモード(例えば、高い、暖かい光、及び/又は低いなどの懐中電灯のレベル)を変更する(1816)。例えば、
図6Rの変更オプションメニュー694に表示される変更オプション696、698、6100及び6102は、カメラコントロールアフォーダンス630に対応するカメラコントロールのモードを変更する。
【0720】
いくつかの実施形態では、作動された第1の変更オプションに従って、第1のコントロールアフォーダンスに対応するコントロールを変更することは、コントロールに対する設定復元基準を含む(1818)。復元基準は、例えば、持続時間が経過した時に満たされる基準、デバイスがある場所(例えば、ジオフェンス、都市及び/又は住所)に到着した時に満たされる基準、デバイスがある場所から離れた時に満たされる基準、及び/又は将来のある時点で満たされる基準を含む。復元基準が満たされるという判定に従って、デバイスは、第1のコントロールアフォーダンスに対応するコントロールをコントロールの前の状態(例えば、以前の状態及び/又は既定の状態)に復元する。例えば、選択された変更オプションは、復元基準に従って(例えば、変更オプション654によって示すように、デバイスが指定エリアを離れた時)、Wi−Fiを有効/無効にし、復元基準に従って(例えば、指定された時間)着信拒否モードを有効/無効にし、かつ/又は復元基準に従って(例えば、飛行終了と判定されるまで)機内モードを有効/無効にする。
【0721】
いくつかの実施形態では、接触の特性強度が拡張コントロール基準を満たしているという判定に従って、デバイスは、第1のコントロールアフォーダンスに対応するコントロールの(現在)の状態を判定する(1820)。例えば、デバイスは、タイマコントロールアフォーダンス622に対応するタイマの状態(例えば、動作中、動作していない)を判定する。第1のコントロールアフォーダンスに対応するコントロールの(現在の)状態が第1の状態(例えば、タイマが動作中)であるという判定に従って、デバイスは、第1のコントロールアフォーダンス(例えば、
図6Mの調節可能なコントロール680で示すように、タイマの持続時間オプション)に対応する、コントロールに対する第1の組の変更オプションを表示する(1822)。第1のコントロールアフォーダンスに対応する、コントロールの(現在の)状態が第2の状態である(例えば、タイマは動作していない)という判定に従って、デバイスは、第1の組の変更オプションとは別の第1のコントロールアフォーダンスに対応するコントロールに対する第2の組の変更オプションを表示する(1824)。例えば、デバイスは、タイマ(例えば、タイマ持続時間スライダコントロールを使用して)及び/又は一時停止オプション(例えば、一時停止コントロールアフォーダンス686)により進捗を制御するためのタイマプログレスバー684を表示する。
【0722】
第1の入力における接触の特性強度が拡張コントロール基準を満たすという判定に従って、デバイスは、コントロールのパラメータの現在値(例えば、タイマの現在の時刻ステータス)を、第1のコントロールアフォーダンスに対応するコントロールに対する1つ以上の変更オプションと同時に表示する(1826)。例えば、タイマを設定するためのユーザインターフェース678は、タイマ持続時間(例えば、「12分」と示した文字及び調節可能なコントロール680の位置などの既定のタイマ持続時間並びに/又は以前に設定されたタイマ持続時間)を含み、動作中のタイマの進捗を示すユーザインターフェース682は、タイマ進度インジケーション(例えば、「1:42」と示した文字及びプログレスバー684の進度インジケータの位置)を含む。いくつかの実施形態では、コントロールのパラメータの現在値は、コントロールの1つ以上の変更オプションの代わりに(例えば、コントロールが以前に設定され、かつ作動していた時に)表示される。
【0723】
いくつかの実施形態では、第1のコントロールアフォーダンスは、第1のアプリケーション(例えば、カメラアプリケーション)に対応する第1のアプリケーションアフォーダンス(例えば、カメラコントロールアフォーダンス630などのアプリケーションアイコン)である(1828)。第1のアプリケーションに対応する第2のアプリケーションアフォーダンス(例えば、カメラアプリケーションアイコン430)は、コントロールユーザインターフェース(例えば、カメラアプリケーションアイコン430を含む複数のアプリケーションアイコンを含むスプリングボードユーザインターフェース6104(
図6T))とは別の第2のユーザインターフェースにおいて表示される(1830)。第1のアプリケーションに対する1つ以上のアクションオプション(例えば、
図6Uのオプション6110〜6116)は、アクションオプション表示基準が満たされているとき(例えば、接触の特性強度が、軽い押圧閾値IT
L又は深い押圧閾値IT
Dを超えて増加する場合に満たされる基準を含む)、第2のアプリケーションアフォーダンスに対応するタッチ感知面上の位置における入力に応じて表示される(1832)。いくつかの実施形態では、拡張コントロール基準及びアクションオプション表示基準は、同じ強度ベースの基準を有する。いくつかの実施形態では、第1の強度閾値を超える特性強度を有する入力が第2のアプリケーションアフォーダンスに対応する位置で受信された時、第1のコントロールアフォーダンスに対応するコントロールのための1つ以上の変更オプション(例えば、
図6Rに示すような696〜6102)は、表示される第1のアプリケーションに対するクイックアクションメニュー項目などの第1のアプリケーションに対するアクションオプション(例えば、
図6Uの6110〜6116)からなる少なくともサブセットを含む(1834)。いくつかの実施形態では、コントロールユーザインターフェース内のアプリケーションのアイコンに対して表示される(変更)オプション(例えば、変更オプション
図6Rの696〜6102)のメニュー(例えば、
図6Rの変更オプションメニュー694)は、アプリケーションスプリングボードで対応するアプリケーションアイコンのために表示されるオプション(例えば、
図6Uの6110〜6116)のメニュー(例えば、
図6Uのアクションオプションメニュー6108)と同じである。
【0724】
いくつかの実施形態では、第1のコントロールアフォーダンスに対応するコントロールのための1つ以上の変更オプションは、少なくとも1つのネットワーク接続作動オプション(例えば、
図6F及び
図6Iの656、664、及び/若しくは666のようなWi−Fiネットワークペアリングオプション)並びに/又はBluetoothのペアリングオプション)を含む(1836)。
【0725】
いくつかの実施形態では、コントロールユーザインターフェースは、コントロールユーザインターフェース(例えば、スプリングボード、ロックスクリーン、又はアプリケーションユーザインターフェース)とは別の第2のユーザインターフェースの一部分に部分的に重ねられる(1838)。例えば、
図6Bに示すように、コントロールユーザインターフェース608は、
図6Aに示される最初のユーザインターフェース601(例えば、ロックスクリーンインターフェース及び/又はウェイクスクリーンインターフェース)の一部分に部分的に重ねられる。いくつかの実施形態では、第2のユーザインターフェース601が表示される一方で、コントロールユーザインターフェース608は、検出された入力ジェスチャ(例えば、上方向へのスワイプジェスチャなど、ディスプレイの縁部からのスワイプジェスチャ)に応じて表示される。
【0726】
いくつかの実施形態では、コントロールユーザインターフェース608は、複数のコントロール(例えば、
図6Bに示すように、コントロールアフォーダンス612〜634)を含み、複数のコントロールの各コントロールは、システム設定に対応する(1840)。例えば、第1のコントロールユーザインターフェース608及び最初のユーザインターフェース601は、同時に表示され、最初のユーザインターフェース601の一部分は、第1のコントロールユーザインターフェース608によって視覚的に不明瞭化される。いくつかの実施形態では、第1のコントロールユーザインターフェースは、半透明であり、第1のコントロールユーザインターフェース608の背後に存在する最初のユーザインターフェース601の部分は、第1のコントロールユーザインターフェースを通して部分的に視認可能である。
【0727】
いくつかの実施形態では、第1の変更オプションを作動させる第2の入力により、第1のコントロールアフォーダンスに対応するコントロールの機能もトグルする(1812)。例えば、第2の入力は、変更オプションを作動させ(例えば、Wi−Fiネットワークを選択する)かつコントロールもトグルする(例えば、選択されたネットワークでWi−Fiをオンにする)。別の例では、第2の入力は、選択された懐中電灯モードで懐中電灯を点灯させる。例えば、変更オプション654における
図6Gのフォーカスセレクタ658によって示した位置で接触による入力(「私がここを去るまでオフにする」)に応答して、デバイスのWi−Fiは、
図6Fに示すように、有効な状態からトグルし、
図6Iに示すように、無効な状態にトグルする。
【0728】
いくつかの実施形態では、作動された第1の変更オプションに従って、第1のコントロールアフォーダンスに対応するコントロールを変更することは、第2の入力が検出された場合、機能がオンであるという判定に従って、第1の変更オプションに従って、機能を変更する(例えば、高い設定が選択されている場合は、懐中電灯の輝度を低い設定から高い設定に変える)ことと、第2の入力が検出された場合、機能がオフであるという判定に従って、第1の変更オプションに従って、変更により機能をオンにする(例えば、高い設定が選択されている場合、懐中電灯を高い設定でオフからオンにする)ことと、を含む(1814)。例えば、第2の入力は、
図6Mに示すように、調節可能なコントロール680を調節する入力であり、
図6Mに示すように、スタートコントロールアフォーダンス682で提供された入力であり、
図6Nに示すように、タイマプログレスバー684を調節する入力であり、かつ/又は
図6Nに示す、一時停止コントロールアフォーダンス686で受信された入力である。第2の入力が検出された場合、機能がオンである(例えば、タイマが動作中である)という判定に従って、タイマは、入力によって行われた変更に従って、変更される(例えば、
図6Nに関して述べたように、タイマプログレスは、タイマプログレスバー684への調節に従って調節され、かつ/又はタイマは一時停止コントロールアフォーダンス686によって停止される)。第2の入力が検出された場合、機能がオフ(例えば、タイマが動作していない)という判定に従って、タイマは、入力により行われた変更に従って開始する(例えば、タイマ持続時間は、調節可能なコントロール680に対する調節に従って調節され、かつ/又はタイマは、タイマスタートコントロールアフォーダンス682によって開始する)。
【0729】
いくつかの実施形態では、変更オプションは、第1のコントロールアフォーダンスに対応するコントロールのモード(例えば、高い、暖かい光、及び/又は低いなどの懐中電灯のレベル)を変更する(1816)。例えば、
図6Rの変更オプションメニュー694に表示される変更オプション696、698、6100及び6102は、カメラコントロールアフォーダンス630に対応するカメラコントロールのモードを変更する。
【0730】
いくつかの実施形態では、作動された第1の変更オプションに従って、第1のコントロールアフォーダンスに対応するコントロールを変更することは、コントロールに対する設定復元基準を含む(1818)。復元基準は、例えば、持続時間が経過した時に満たされる基準、デバイスがある場所(例えば、ジオフェンス、都市及び/又は住所)に到着した時に満たされる基準、デバイスがある場所から離れた時に満たされる基準、及び/又は将来のある時点で満たされる基準を含む。復元基準が満たされるという判定に従って、デバイスは、第1のコントロールアフォーダンスに対応するコントロールをコントロールの前の状態(例えば、以前の状態及び/又は既定の状態)に復元する。例えば、選択された変更オプションは、復元基準に従って(例えば、
図6Fの変更オプション654によって示すように、デバイスが指定エリアを離れた時)、Wi−Fiを有効/無効にし、復元基準に従って(例えば、指定された時間)着信拒否モードを有効/無効にし、かつ/又は復元基準に従って(例えば、飛行終了と判定されるまで)機内モードを有効/無効にする。
【0731】
いくつかの実施形態では、接触の特性強度が拡張コントロール基準を満たしているという判定に従って、デバイスは、第1のコントロールアフォーダンスに対応するコントロールの(現在)の状態を判定する(1820)。例えば、デバイスは、
図6Bのタイマコントロールアフォーダンス624に対応するタイマの状態(例えば、動作中、動作していない)を判定する。第1のコントロールアフォーダンスに対応するコントロールの(現在の)状態が第1の状態(例えば、タイマが動作中)であるという判定に従って、デバイスは、第1のコントロールアフォーダンス(例えば、
図6Mの調節可能なコントロール680で示すように、タイマの持続時間オプション)に対応する、コントロールに対する第1の組の変更オプションを表示する(1822)。第1のコントロールアフォーダンスに対応する、コントロールの(現在の)状態が第2の状態である(例えば、タイマは動作していない)という判定に従って、デバイスは、第1の組の変更オプションとは別の第1のコントロールアフォーダンスに対応するコントロールに対する第2の組の変更オプションを表示する(1824)。例えば、デバイスは、タイマ(例えば、タイマ持続時間スライダコントロールを使用して)及び/又は一時停止オプション(例えば、一時停止コントロールアフォーダンス686)により進捗を制御するためのタイマプログレスバー684を表示する。
【0732】
第1の入力における接触の特性強度が拡張コントロール基準を満たすという判定に従って、デバイスは、コントロールのパラメータの現在値(例えば、タイマの現在の時刻ステータス)を、第1のコントロールアフォーダンスに対応するコントロールに対する1つ以上の変更オプションと同時に表示する(1826)。例えば、タイマを設定するためのユーザインターフェース678は、タイマ持続時間(例えば、「12分」と示した文字及び調節可能なコントロール680の位置などの既定のタイマ持続時間並びに/又は以前に設定されたタイマ持続時間)を含み、動作中のタイマの進捗を示すユーザインターフェース682は、タイマ進度インジケーション(例えば、「1:42」と示した文字及びプログレスバー684の進度インジケータの位置)を含む。いくつかの実施形態では、コントロールのパラメータの現在値は、コントロールの1つ以上の変更オプションの代わりに(例えば、コントロールが以前に設定され、かつ作動していた時に)表示される。
【0733】
いくつかの実施形態では、第1のコントロールアフォーダンスは、第1のアプリケーション(例えば、カメラアプリケーション)に対応する第1のアプリケーションアフォーダンス(例えば、カメラコントロールアフォーダンス630などのアプリケーションアイコン)である(1828)。第1のアプリケーションに対応する第2のアプリケーションアフォーダンス(例えば、
図6Tのカメラアプリケーションアイコン430)は、コントロールユーザインターフェース(例えば、
図6Tに示すように、カメラアプリケーションアイコン430を含む、複数のアプリケーションアイコンを含むスプリングボードユーザインターフェース6104)とは別の第2のユーザインターフェースにおいて表示される(1830)。第1のアプリケーションに対する1つ以上のアクションオプション(例えば、
図6Wの6114〜6118)は、アクションオプション表示基準が満たされているとき(例えば、接触の特性強度が、軽い押圧閾値IT
L又は深い押圧閾値IT
Dを超えて増加する場合に満たされる基準を含む)、第2のプリケーションアフォーダンスに対応するタッチ感知面上の位置における入力に応じて表示される(1832)。いくつかの実施形態では、拡張コントロール基準及びアクションオプション表示基準は、同じ強度ベースの基準を有する。いくつかの実施形態では、第1の強度閾値を超える特性強度を有する入力が第2のアプリケーションアフォーダンスに対応する位置で受信された時、第1のコントロールアフォーダンスに対応するコントロールのための1つ以上の変更オプション(例えば、
図6Rに示すような696〜6102)は、表示される第1のアプリケーションに対するクイックアクションメニュー項目など、第1のアプリケーションに対するアクションオプション(例えば、
図6Wの6114〜6118)からなる少なくともサブセットを含む(1834)。いくつかの実施形態では、コントロールユーザインターフェース内のアプリケーションアイコンに対して表示される(変更)オプション(例えば、変更オプション696〜6102)のメニュー(例えば、
図6Rの変更オプションメニュー694)は、アプリケーションスプリングボードで対応するアプリケーションアイコンのために表示されるオプション(例えば、6110〜6116)のメニュー(例えば、
図6Uのアクションオプションメニュー6108)と同じである。
【0734】
いくつかの実施形態では、第1のコントロールアフォーダンスに対応するコントロールのための1つ以上の変更オプションは、少なくとも1つのネットワーク接続作動オプション(例えば、656、664、及び/若しくは666のようなWi−Fiネットワークペアリングオプション)並びに/又はBluetoothのペアリングオプション)を含む(1836)。
【0735】
いくつかの実施形態では、コントロールユーザインターフェースは、コントロールユーザインターフェース(例えば、スプリングボード、ロックスクリーン、又はアプリケーションユーザインターフェース)とは別の第2のユーザインターフェースの一部分に部分的に重ねられる(1838)。例えば、
図6Bに示すように、コントロールユーザインターフェース608は、
図6Aに示される最初のユーザインターフェース601(例えば、ロックスクリーンインターフェース及び/又はウェイクスクリーンインターフェース)の一部分に部分的に重ねられる。いくつかの実施形態では、第2のユーザインターフェース601が表示される一方で、コントロールユーザインターフェース608は、検出された入力ジェスチャ(例えば、上方向へのスワイプジェスチャなど、ディスプレイの縁部からのスワイプジェスチャ)に応じて表示される。
【0736】
いくつかの実施形態では、コントロールユーザインターフェース608は、複数のコントロール(例えば、
図6Bに示すように、コントロールアフォーダンス612〜634)を含み、複数のコントロールの各コントロールは、システム設定に対応する(1840)。例えば、第1のコントロールユーザインターフェース608及び最初のユーザインターフェース601は、同時に表示され、最初のユーザインターフェース601の一部分は、第1のコントロールユーザインターフェース608によって視覚的に不明瞭化される。いくつかの実施形態では、第1のコントロールユーザインターフェースは、半透明であり、第1のコントロールユーザインターフェース608の背後に存在する最初のユーザインターフェース601の部分は、第1のコントロールユーザインターフェースを通して部分的に視認可能である。
【0737】
図18A〜
図18Dにおいて動作が説明されている特定の順序は、単なる例示であり、説明される順序が、それらの動作を実行することが可能な唯一の順序であることを示すことを意図するものではない点を理解されたい。当業者であれば、本明細書で説明される動作の順序換えをするさまざまな方法を認識するであろう。更に加えて、本明細書で説明される他の方法に関連して本明細書で説明される他のプロセスの詳細もまた、
図18A〜
図18Dに関連して上述された方法1800と類似の方式で適用可能であることに留意されたい。例えば、方法xxxに関連して上述された、接触、ジェスチャ、ユーザインターフェースオブジェクト、強度閾値、及びフォーカスセレクタは、本明細書で説明される他の方法に関連して本明細書で説明される、接触、ジェスチャ、ユーザインターフェースオブジェクト、強度閾値、及びフォーカスセレクタの特性のうちの1つ以上を任意選択的に有する。簡潔にするために、これらの詳細は、ここでは繰り返さない。
【0738】
いくつかの実施形態によれば、
図19は、説明されるさまざまな実施形態の原理に従って構成された電子デバイス1900の機能ブロック図を示す。このデバイスの機能ブロックは、説明されるさまざまな実施形態の原理を実行するために、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、又はこれらの組合せによって、任意選択的に実装される。
図19で説明される機能ブロックが、説明されるさまざまな実施形態の原理を実施するように、任意選択的に、組み合わされ、又はサブブロックに分離されることが当業者には理解されよう。したがって、本明細書における説明は、本明細書で説明されている機能ブロックのあらゆる可能な組合せ若しくは分割、又は更なる定義を任意選択的に支持する。
【0739】
図19に示すように、電子デバイス1900は、ユーザインターフェースを表示するように構成されたディスプレイユニット1902と、接触を受信するように構成されたタッチ感知面ユニット1904と、タッチ感知面ユニット1904との接触の強度を検出するように構成された1つ以上のセンサユニット1906と、ディスプレイユニット1902、タッチ感知面ユニット1904及び1つ以上のセンサユニット1906に結合された処理ユニット1908と、を含む。いくつかの実施形態において、処理ユニット1908は、有効化ユニット1910、検出ユニット1912、トグルユニット1914、変更ユニット1916、復元ユニット1918、及び判定ユニット1920を含んでいる。
【0740】
処理ユニット1908は、複数のコントロールアフォーダンスを含むコントロールユーザインターフェースの表示(例えば、有効化ユニット1910で)を有効化するように構成されている。処理ユニット1908は、複数のコントロールアフォーダンスの第1のコントロールアフォーダンスに対応するタッチ感知面ユニット上の位置における接触により、ディスプレイユニット上の第1の入力を検出(例えば、検出ユニット1912で)するように構成されている。第1の入力の検出に応じて、第1の入力がコントロールトグル基準(コントロールトグル基準は、コントロールトグル基準が満たされるために、接触の特性強度が第1の強度閾値を満たすことを必要としない)を満たすという判定に従って、処理ユニット1908は、第1のコントロールアフォーダンスに対応するコントロールの機能を(例えば、トグルユニット1914により)トグルするように構成されている。第1の入力が拡張コントロール基準(拡張コントロール基準は、拡張コントロール基準が満たされるために、接触の第1の特性強度が第1の強度閾値を満たすことを必要とする)を満たすという判定に従って、処理ユニット1908は、第1のコントロールアフォーダンスに対応するコントロールに対する1つ以上の変更オプションの表示を(例えば、有効化ユニット1910により)有効化するように構成されている。第1のコントロールアフォーダンスに対応するコントロールのための1つ以上の変更オプションを表示している状態において、処理ユニット1908は、1つ以上の変更オプションの第1の変更オプションを作動させる第2の入力を(例えば、検出ユニット1912により)検出するように構成されている。処理ユニット1908は、作動された第1の変更オプションに従って第1のコントロールアフォーダンスに対応するコントロールを(例えば、変更ユニット1916により)変更するように構成されている。
【0741】
いくつかの実施形態では、第1の変更オプションを作動させる第2の入力はまた、第1のコントロールアフォーダンスに対応するコントロールの機能もトグルする。
【0742】
いくつかの実施形態では、作動された第1の変更オプションに従って第1のコントロールアフォーダンスに対応するコントロールを変更することは、第2の入力が検出されたときに機能がオンであるという判定に従って、第1の変更オプションに従って機能を変更することと、第2の入力が検出されたときに機能がオフであるという判定に従って、第1の変更オプションに従う変更により機能をオンにすることと、を含む。
【0743】
いくつかの実施形態では、変更オプションは、第1のコントロールアフォーダンスに対応するコントロールのモードを変更する。
【0744】
いくつかの実施形態では、作動された第1の変更オプションに従って第1のコントロールアフォーダンスに対応するコントロールを変更することは、コントロールに対する設定復元基準を含む。復元基準が満たされているという判定に従って、処理ユニット1908は、第1のコントロールアフォーダンスに対応するコントロールを、以前のコントロールの状態に(例えば、復元ユニット1918により)復元するように構成されている。
【0745】
いくつかの実施形態では、接触の特性強度が拡張コントロール基準を満たしているという判定に従って、処理ユニット1908は、第1のコントロールアフォーダンスに対応するコントロールの状態を(例えば、判定ユニット1920により)判定するように構成されている。第1のコントロールアフォーダンスに対応するコントロールの状態が第1の状態であるという判定に従って、処理ユニット1908は、第1のコントロールアフォーダンスに対応するコントロールに対する変更オプションの第1の組の表示を(例えば、有効化ユニット1910により)有効化するように構成されている。第1のコントロールアフォーダンスに対応するコントロールの状態が第2の状態であるという判定に従って、処理ユニット1908は、変更オプションの第1の組とは別の、第1のコントロールアフォーダンスに対応するコントロールに対する変更オプションの第2の組の表示を(例えば、有効化ユニット1910により)有効化するように構成されている。
【0746】
いくつかの実施形態では、処理ユニット1908は、第1の入力における接触の特性強度が拡張コントロール基準を満たすという判定に従って、第1のコントロールアフォーダンスに対応するコントロールに対する1つ以上の変更オプションと共にコントロールのパラメータの現在値の表示を(例えば、有効化ユニット1910により)同時に有効化するように構成されている。
【0747】
いくつかの実施形態では、第1のコントロールアフォーダンスは、第1のアプリケーションに対応する第1のアプリケーションアフォーダンスであり、第1のアプリケーションに対応する第2のアプリケーションアフォーダンスは、コントロールユーザインターフェースとは別の第2のユーザインターフェース内に表示され、第1のアプリケーションに対する1つ以上のアクションオプションは、ディスプレイアクションオプション基準が満たされるときに第2のアプリケーションアフォーダンスに対応するタッチ感知面ユニット上の位置で入力に応答して表示され、第1のアプリケーションアフォーダンスに対応するコントロールに対する1つ以上の変更オプションは、第1のアプリケーションに対するアクションオプションの少なくともサブセットを含む。
【0748】
いくつかの実施形態では、第1のコントロールアフォーダンスに対応するコントロールに対する1つ以上の変更オプションは、少なくとも1つのネットワーク接続作動オプションを含む。
【0749】
いくつかの実施形態では、コントロールユーザインターフェースは、コントロールユーザインターフェースとは別の、第2のユーザインターフェースの一部に部分的に重なる。
【0750】
いくつかの実施形態では、コントロールユーザインターフェースは、複数のコントロールを含み、複数のコントロールの各コントロールは、システム設定に対応する。
【0751】
上述の情報処理方法での動作は、汎用プロセッサ(例えば、
図1A及び
図3に関連して上述されたようなもの)又は特定用途向けチップなどの、情報処理装置内の1つ以上の機能モジュールを稼働することによって、任意選択的に実施される。
【0752】
図20A〜
図20Gは、いくつかの実施形態に従ってコンテンツを削除する方法2000を説明するフロー図である。方法2000は、ディスプレイ及びタッチ感知面を備える電子デバイス(例えば、
図3のデバイス300又は
図1Aのポータブル多機能デバイス100)において実行される。いくつかの実施形態では、ディスプレイは、タッチスクリーンディスプレイであり、タッチ感知面は、ディスプレイ上にあるか又はディスプレイと一体化されている。いくつかの実施形態では、ディスプレイは、タッチ感知面から分離している。方法2000のいくつかの動作は、任意選択的に組み合わされ、かつ/又はいくつかの動作の順序は、任意選択的に変更される。
【0753】
以下で説明されるように、方法2000は、コンテンツを削除するための直感的かつ効果的な仕方を提供する。本方法は、コンテンツの削除時にユーザが必要とする削除入力の面倒な反復を低減し、それにより、より効率的ヒューマンマシンインターフェースを生み出す。バッテリ駆動電子デバイスについては、ユーザがより迅速かつより効率的にコンテンツを削除できるようにすることにより、電力が節約され、バッテリ充電の時間間隔が延びる。
【0754】
デバイスは、複数の文字を有する編集可能コンテンツ領域(例えば、704)及びコンテンツ削除コントロール(例えば、
図7Aに示したような、例えば、708(例えば、キーボード709などのコンテンツ入力領域内の削除キー)を含むユーザインターフェース(例えば、702)を表示する(2002)。
【0755】
デバイスは、ディスプレイ上のコンテンツ削除コントロール(例えば、708)に対応するタッチ感知面上の位置で(例えば、フォーカスセレクタ710により示されたような)接触を検出することを含む削除入力を検出する(2004)。
【0756】
削除入力の検出に応じて、デバイスは、接触の持続時間及び特性強度に基づいて編集可能コンテンツ領域(例えば、704)内のコンテンツ(例えば、1つ以上の文字)を削除する(2006)。
【0757】
接触の特性強度が第1の強度閾値を超えて増加することなく(例えば、接触の特性強度が軽い押圧強度閾値IT
L未満又は深い押圧強度閾値IT
D未満のままである)第1の期間にわたって接触が維持されたという判定に従って、デバイスは、第1のタイプのコンテンツのサブユニットの複数のコンテンツのサブユニットを接触の特性強度に基づいて変化しない速度で連続的に削除する(例えば、
図7Bで示すように文字単位でテキストを削除する)ことにより編集可能コンテンツ領域(例えば、704)内のコンテンツを削除する(2008)。例えば、
図7Dでは、破線720は、接触(例えば、
図7Aでフォーカスセレクタ710により示したような削除コントロール708に対応する位置での接触)の特性強度を経時的に示す。接触の特性強度は、第1の期間(例えば、
図7Dの時間軸上に示したように、0から時間T1までの期間)にわたって、
図7Dの強度軸上に示したように、接触の特性強度が深い押圧強度閾値IT
Dを超えて増加することなく維持される。
図7Dに示したように、時間T1で、デバイスは、変化しない速度で文字単位の削除を開始する。
【0758】
接触の特性強度が第1の強度閾値を超えて増加することなく、第1の期間よりも長い第2の期間にわたって接触が維持されたという判定に従って、デバイスは、第2のタイプのコンテンツのサブユニットのうちの複数のコンテンツのサブユニットを接触の特性強度に基づいて変化しない速度で連続的に削除する(例えば、
図7Cで示すように単語単位でテキストを削除する)ことにより編集可能コンテンツ領域(例えば、704)内のコンテンツを削除する(2010)。例えば、
図7Dでは、経時的な接触の特性強度は、破線720により示したように、第1の期間(例えば、
図7Dの時間軸上に示したように、0から時間T2までの期間)にわたって、
図7Dの強度軸上に示したように、接触の特性強度が深い押圧強度閾値IT
Dを超えて増加することなく維持される。
図7Dに示したように、時間T2で、デバイスは、変化しない速度で単語単位の削除を開始する。
【0759】
いくつかの実施形態では、接触の特性強度が第1の強度閾値を超えて増加したという判定に従って、デバイスは、複数のコンテンツのサブユニットを接触の特性強度に基づいて変化する速度で連続的に削除することにより編集可能コンテンツ領域(例えば、704)内のコンテンツを削除する(2012)。例えば、
図7E及び
図7Fでは、接触の特性強度が(それぞれ破線722及び724により示すように)深い押圧強度閾値IT
Dを超えて増加するとき、接触の強度に基づいて変化する速度での削除が開始する。このようにして、ユーザは、接触の強度に基づいて変化する速度で文字単位での削除を開始するために経過する時間を待つことを回避できる。接触の強度を増加させることにより、ユーザは、可変速度でコンテンツの削除をすぐに開始する。いくつかの実施形態では、速度の変化はまた、接触の特性強度が第1の強度閾値を超えて増加したとき、デバイスが連続的に第1のタイプのコンテンツのサブユニットを(例えば、文字単位で)削除していたか又は第2のタイプのコンテンツのサブユニットを(例えば、単語単位で)削除していたかどうかに基づく。いくつかの実施形態では、代替文字を有する文字キー上の長押し(例えば、第1の期間よりも長く維持されるタッチ入力)は、その文字キーの代替文字の表示をもたらす。
【0760】
いくつかの実施形態では、接触の特性強度に基づいて変化する速度で、複数のコンテンツのサブユニットを連続的に削除することにより、編集可能コンテンツ領域(例えば、704)内のコンテンツを削除することは、接触がタッチ感知面上で第1の期間にわたって維持された後に、特性強度が第1の強度閾値を超えて上昇したという判定に従って、接触の強度が増加するにつれて、編集可能コンテンツ領域内の第1のタイプのコンテンツのサブユニットを削除する(例えば、文字単位でテキストを削除する)速度を増加させることを含む(2014)。例えば、
図7Eでは、経時的な接触の特性強度は、破線722により示したように、時間T1後の時間T
ITDで深い押圧強度閾値IT
Dを超えて増加する。時間T
ITDで、接触の強度に基づいて変化する速度での文字単位の削除が開始する。
【0761】
いくつかの実施形態では、接触の特性強度に基づいて変化する速度で、複数のコンテンツのサブユニットを連続的に削除することにより、編集可能コンテンツ領域内のコンテンツの文字を削除することは、接触がタッチ感知面上で第1の期間にわたって維持された後に、接触の特性強度が第1の強度閾値を超えて上昇したという判定に従って、接触がタッチ感知面上で第2の期間にわたって維持された後に、第2のタイプのコンテンツのサブユニットの削除(例えば、単語単位のテキストの削除)に切り替える代わりに、編集可能コンテンツ領域内の第1のタイプのコンテンツのサブユニットの削除(例えば、文字単位のテキストの削除)を継続することを含む(2016)。例えば、
図7Eでは、接触の強度に基づいて変動する速度での文字単位の削除は、時間T2後に継続する(単語単位の削除は、時間T2で生じない)。対照的に、いくつかの実施形態では、接触がタッチ感知面上で第2の期間にわたって維持された後に、接触の特性強度における増加が検出される場合、デバイスは、コンテンツのサブユニットの第2のタイプの削除に切り替え、次いで、この削除は、接触が第2の期間にわたって維持された後に、接触の特性強度が増加する場合、加速することができる。
【0762】
いくつかの実施形態では、接触の特性強度に基づいて変化する速度で、複数のコンテンツのサブユニットを連続的に削除することにより、編集可能コンテンツ領域(例えば、704)内のコンテンツを削除することは、接触がタッチ感知面上で第2の期間にわたって維持された後に、特性強度が第1の強度閾値を超えて最初に上昇したという判定に従って、接触の強度が増加するにつれて、編集可能コンテンツ領域内の第2のタイプのコンテンツのサブユニットを削除する(例えば、
図7Cで示すように単語単位でテキストを削除する)速度を増加させることを含む(2018)。例えば、
図7Fでは、経時的な接触の特性強度は、破線724により示したように、時間T2後の時間T
ITDで深い押圧強度閾値IT
Dを超えて増加する。時間T
ITDで、接触の強度に基づいて変化する速度での単語単位の削除が開始する。
【0763】
いくつかの実施形態では、接触の特性強度に基づいて変化する速度で、複数のコンテンツのサブユニットを連続的に削除することにより、編集可能コンテンツ領域(例えば、704)内のコンテンツを削除することは、接触がタッチ感知面上で第1の期間にわたって維持された後かつ接触がタッチ感知面上で第2の期間にわたって維持される前に、特性強度が第1の強度閾値を超えて上昇したという判定に従って、接触がタッチ感知面上で第2の期間にわたって維持される前に、編集可能コンテンツ領域704内の第2のタイプのコンテンツのサブユニットのうちの複数のコンテンツのサブユニットの連続的な削除(例えば、
図7Cで示すように単語単位のテキストの削除)を開始することを含む(2020)。例えば、
図7Gでは、経時的な接触の特性強度は、破線726により示したように、時間T1後かつ時間T2前の時間T
ITDで深い押圧強度閾値IT
Dを超えて増加する。時間T
ITDで、単語単位の削除が開始する。
【0764】
いくつかの実施形態では、接触がタッチ感知面上で第2の期間にわたって維持される前に、編集可能コンテンツ領域(例えば、704)内の第2のタイプのコンテンツのサブユニットのうちの複数のコンテンツのサブユニットの連続的な削除(例えば、
図7Cで示すように単語単位のテキストの削除)を開始することは、接触の強度が増加するにつれて、編集可能コンテンツ内の第2のタイプのコンテンツのサブユニットの連続的な削除(例えば、単語単位のテキストの削除)の速度を増加させることを含む(2022)。
【0765】
いくつかの実施形態では、接触がタッチ感知面上で第2の期間にわたって維持される前に、編集可能コンテンツ領域(例えば、704)内の第2のタイプのコンテンツのサブユニットのうちの複数のコンテンツのサブユニットの連続的な削除(例えば、
図7Cで示すように単語単位のテキストの削除)を開始した後、デバイスは、接触の強度における第1の強度閾値未満への減少を検出し(2024)、接触の強度における第1の強度閾値未満への減少の検出後かつ接触がタッチ感知面上で検出され続けている状態において、デバイスは、接触がタッチ感知面上で第2の期間にわたって維持される前に、編集可能コンテンツ領域内の第2のタイプのコンテンツのサブユニットのうちの複数のコンテンツのサブユニットの連続的な削除(例えば、単語単位のテキストの削除)を継続する。例えば、
図7Hでは、経時的な接触の特性強度は、破線728により示したように、時間T
ITD1で深い押圧強度閾値IT
Dを超えて増加し、時間T
ITD1後に発生する時間T
ITD1で深い押圧強度閾値IT
D未満に減少する。時間T
ITD1で、単語単位の削除が開始する。時間T2の前に発生する時間T
ITD2で、単語単位の削除が継続する。
【0766】
いくつかの実施形態では、接触がタップ時間閾値よりも長くタッチ感知面上で維持される前に接触のリフトオフが検出されたという判定に従って、1文字がコンテンツから削除される(2026)。例えば、
図7Iでは、経時的に変化する特性強度を有する接触は、破線730により示したように、タップ時間閾値Ttapが発生する前にリフトオフされ、1文字が削除される。いくつかの実施形態では、タップ時間閾値T
tapは、
図7Iに示したように、T1の前に発生する。いくつかの実施形態では、タップ時間閾値T
tapは、T1と同一である。
【0767】
いくつかの実施形態では、ユーザインターフェース(例えば、702)は、編集可能コンテンツ領域(例えば、704)内に表示されたコンテンツ挿入インジケータ(例えば、716)(例えば、テキストカーソル)を含み(2028)、編集可能コンテンツ領域内のコンテンツを削除することは、複数のコンテンツのサブユニットをコンテンツ挿入インジケータに対応する編集可能コンテンツ領域内の位置から削除することを含む。例えば、
図7B及び
図7Cで示すように、テキストは、コンテンツ挿入インジケータ716により示された位置から削除される。
【0768】
いくつかの実施形態では、デバイスは、(例えば、フォーカスセレクタ732aにより示されるような)タッチ感知面上の第2の位置で第2の接触を検出することを含む再配置入力を検出し(2030)、タッチ感知面上の第2の位置は、コンテンツ削除コントロール(例えば、708)に対応する位置とは別である。第2の接触の特性強度が第1の強度閾値(例えば、強度メータ712により示されるような、軽い押圧強度閾値IT
L又は深い押圧強度閾値IT
D)を超えて増加したという判定に従って、デバイスは、コンテンツ挿入インジケータ再配置モードを作動させる(2032)。コンテンツ挿入インジケータ再配置モードが作動されている状態において、デバイスは、コンテンツ挿入インジケータ再配置モードに対応する(例えば、
図7Mで示すように、オートコレクトテキスト及び/又は空白スペースを有するキーボードのキー上のテキストを置換する)印を表示し、タッチ感知面上の(例えば、フォーカスセレクタ732aにより示されたような)第2の位置からタッチ感知面上の(例えば、フォーカスセレクタ732bにより示されたような)第3の位置への(例えば、矢印734により示された経路に沿った)第2の接触の移動を検出し、(例えば、第2の接触の動きに従って)コンテンツ挿入インジケータ(例えば、716)を移動する(2034)。例えば、第2の接触が第2の位置732aから第3の位置732bへ矢印734により示された経路に沿って移動するとき、コンテンツ挿入インジケータ716は、第1の位置716aから第2の位置716bへ矢印736により示された経路に沿って移動する。デバイスは、タッチ感知面からの第2の接触のリフトオフを検出する(2036)。タッチ感知面からの第2の接触のリフトオフの検出に応じて、デバイスは、タッチ感知面からの第2のコンテンツのリフトオフが発生したときに(例えば、
図7Nに示したように)、コンテンツ挿入インジケータ716の位置に対応する位置(例えば、716b)でコンテンツ挿入インジケータ716を表示する(2038)。
【0769】
いくつかの実施形態では、デバイスは、1つ以上の触知出力生成器を含む(2040)。
【0770】
いくつかの実施形態では、デバイスは、1つ以上の触知出力生成器により、複数の触知出力を出力し(2042)、複数の触知出力における各触知出力は、複数のコンテンツのサブユニットの各サブユニットの削除に基づいてトリガされる。例えば、
図7O−1及び
図7O−2に示したように、サブユニット(例えば、文字)の削除は、時間t1、t2、t3及びt4で発生し、サブユニットの削除に対応する触知出力は、時間t1、t2、t3及びt4で発生する。
【0771】
いくつかの実施形態では、複数の触知出力における各触知出力の(例えば、振幅、持続時間、減衰及び/又は周波数などの1つ以上のパラメータを含む)触知出力プロファイルは、接触の特性強度に基づいて変化する(2044)。例えば、
図7O−1に示したように、より強い触知出力は、接触の特性強度が増加するときに発生する。別の例として、
図7O−2に示したように、より弱い触知出力は、接触の特性強度が増加する(かつサブユニットの削除の速度が増加する)ときに発生する。
【0772】
いくつかの実施形態では、ユーザインターフェースは、コンテンツ削除コントロールとは別の複数のキーを含む(例えば、コンテンツ削除コントロール708がその一部である)コンテンツ入力領域(例えば、740)を含み(2046)、コンテンツ削除コントロール(例えば、708)とは別の複数のキーのうちの1つ以上のキー(例えば、1つ以上の文字キー)は、作動時に、触知出力をトリガしない。いくつかの実施形態では、非文字キーである他のキー(例えば、(異なる言語キーボード間で切り替えるための)キーボード切り替えキー、(文字キーボートと数字キーボートとの間で切り替えるための)キーボートモード切り替えキー、及び/又はシフトキー)は、触知出力をトリガする。
【0773】
いくつかの実施形態では、デバイスは、コンテンツ入力領域(例えば、740)に対応するタッチ感知面上の位置でメニュー表示入力を検出する(2048)。メニュー表示入力の検出に応じて、デバイスは、1つ以上のメニュー項目(例えば、代替文字選択メニュー及び/又は代替キーボードメニュー)を含むメニューをユーザインターフェース内に表示する(2050)。例えば、
図7Qに示したように、メニュー744は、メニュー表示入力に応じてフォーカスセレクタ742により示された位置に表示される。デバイスは、メニューに対応するタッチ感知面上の位置で選択入力(例えば、メニュー表示入力又は個別入力の継続)を検出する(2052)。選択入力が1つ以上のメニュー項目の各メニュー項目に対応する位置へ移動しているという判定に従って、デバイスは、1つ以上の触知出力生成器により、触知出力を出力する(2054)。例えば、
図7Rでは、接触は、メニュー項目746(「Emoji」)に対応するフォーカスセレクタ742により示された位置へ移動し、触知出力は、751に示されたように発生する。
図7Sでは、接触は、メニュー項目748(「English(US)」)に対応するフォーカスセレクタ742により示された位置へ移動し、触知出力は、753に示されたように発生する。
【0774】
いくつかの実施形態では、ユーザインターフェースは、コンテンツ削除コントロール(例えば、708)とは別の複数のキーを含む(例えば、コンテンツ削除コントロールがその一部である)コンテンツ入力領域(例えば、740)を含む(2056)。デバイスは、コンテンツ入力領域の第1のキーに対応する第1の位置での第1の入力(例えば、
図7Kのフォーカスセレクタ732により示されたような「A」キーに対応する位置での入力)を検出し(2058)、第1の入力は、第1の時間に検出される。デバイスは、コンテンツ入力領域(例えば、740)の第2のキー(例えば、第1のキーと同じか又は第1のキーとは異なるキー)に対応する第2の位置(例えば、第1の位置と同じ位置又は第1の位置とは異なる位置)での第2の入力を検出し(2060)、第2の入力は、第1の時間よりも後の第2の時間に検出される。第2の入力の検出に応じて、デバイスは、触知出力を1つ以上の触知出力生成器により出力し(2062)、第2の入力によりトリガされた触知出力の(例えば、振幅、持続時間、減衰及び/又は周波数などの1つ以上のパラメータを含む)触知出力プロファイルは、第1の時間と第2の時間との間の時間の長さに基づいて変化する。例えば、
図7T及び
図7Vで示した触知出力は、入力と以前の入力との間の時間の長さに基づいて変化する。
【0775】
いくつかの実施形態では、電子デバイスは、1つ以上のオーディオ出力生成器を含む(2064)。
【0776】
いくつかの実施形態では、ユーザインターフェースは、コンテンツ削除コントロール(例えば、708)とは別の複数のキーを含む(例えば、コンテンツ削除コントロール708がその一部である)コンテンツ入力領域(例えば、740)を含む(2066)。デバイスは、コンテンツ入力領域の第1のキーに対応する第1の位置での第1の入力(例えば、
図7Kのフォーカスセレクタ732により示されたような「A」キーに対応する位置での入力)を検出し(2068)、第1の入力は、第1の時間に検出される。デバイスは、コンテンツ入力領域(例えば、740)の第2のキー(例えば、第1のキーと同じか又は第1のキーとは異なるキー)に対応する第2の位置(例えば、第1の位置と同じ位置又は第1の位置とは異なる位置)での第2の入力を検出し(2070)、第2の入力は、第1の時間よりも後の第2の時間に検出される。第2の入力の検出に応じて、デバイスは、オーディオ出力を1つ以上のオーディオ出力生成器により出力し(2072)、第2の入力によりトリガされたオーディオ出力の(例えば、振幅、持続時間、減衰及び/又は周波数などの1つ以上のパラメータを含む)オーディオ出力プロファイルは、第1の時間と第2の時間との間の時間の長さに基づいて変化する。例えば、
図7U及び
図7Wで示したオーディオ出力は、入力と以前の入力との間の時間の長さに基づいて変化する。
【0777】
いくつかの実施形態では、ユーザインターフェースは、コンテンツ削除コントロール(例えば、708)とは別の複数のキーを含む(例えば、コンテンツ削除コントロール708がその一部である)コンテンツ入力領域(例えば、740)を含む(2074)。削除入力の検出に応じて、デバイスは、第1のオーディオ出力プロファイルを有する第1のオーディオ出力を出力する(2076)。デバイスは、コンテンツ削除コントロール(例えば、708)とは別の複数のキーのうち第1のキーに対応する第1の位置での第1の入力を検出する(2078)。第1のキーが第1のキータイプ(例えば、文字キー)を有するという判定に従って、デバイスは、第1のオーディオ出力プロファイルとは別の第2のオーディオ出力プロファイルを有する第2のオーディオ出力を出力する(2080)。いくつかの実施形態では、キーに対するオーディオ出力がタイピング速度に基づいて変化するとき、その変化は、デリートキーに対するオーディオ出力を第1のタイプ(例えば、文字キー)と区別する(複数の)パラメータとは異なるパラメータにおける変化であるため、キーのオーディオ出力がタイピング速度に基づいて変化される場合であっても、第1のタイプのキーに対するサウンド出力は、削除キーに対するサウンド出力とは異なる。
【0778】
いくつかの実施形態では、第1のキーが第2のキータイプ(例えば、スペースキー、シフトキー及び/又はキーボード切り替えキー)を有するという判定に従って、デバイスは、第1のオーディオ出力プロファイル及び第2のオーディオ出力プロファイルとは別の第3のオーディオ出力プロファイルを有する第3のオーディオ出力を出力する(2082)。いくつかの実施形態では、キーに対するオーディオ出力がタイピング速度に基づいて変化するとき、その変化は、デリートキーに対するオーディオ出力を第1のタイプ(例えば、文字キー)及び第2のタイプのキー(例えば、スペースキー、シフトキー及び/又はキーボード切り替えキー)と区別する(複数の)パラメータとは異なるパラメータにおける変化であるため、キーのオーディオ出力がタイピング速度に基づいて変化される場合であっても、第1のタイプのキーに対するサウンド出力は、削除キーに対するサウンド出力及び第2のタイプのキーに由来するサウンド出力とは異なる。
【0779】
図20A〜
図20Gでの動作が説明された特定の順序は、単なる例示であり、説明された順序が、その動作を実行することが可能な唯一の順序であることを示すことを意図するものではない点を理解されたい。当業者であれば、本明細書で説明される動作の順序換えをするさまざまな方法を認識するであろう。更に加えて、本明細書で説明される他の方法に関連して本明細書で説明される、他のプロセスの詳細もまた、
図20A〜
図20Gに関連して上述された方法2000と類似の方式で適用可能であることに留意されたい。例えば、方法700を参照して上述した接触、ジェスチャ、ユーザインターフェースオブジェクト、触知出力、オーディオ出力、強度閾値及びフォーカスセレクタは、本明細書に説明されている他の方法を参照して本明細書に説明されている接触、ジェスチャ、ユーザインターフェースオブジェクト、触知出力、オーディオ出力、強度閾値及びフォーカスセレクタの特徴のうちの1つ以上を任意選択的に有する。簡潔にするために、これらの詳細は、ここでは繰り返さない。
【0780】
いくつかの実施形態によれば、
図21は、説明されるさまざまな実施形態の原理に従って構成された、電子デバイス2100の機能ブロック図を示す。このデバイスの機能ブロックは、説明されるさまざまな実施形態の原理を実行するために、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、又はこれらの組合せによって、任意選択的に実装される。
図21で説明される機能ブロックが、説明されるさまざまな実施形態の原理を実施するように、任意選択的に、組み合わされ、又はサブブロックに分離されることが当業者には理解されよう。したがって、本明細書における説明は、本明細書で説明されている機能ブロックのあらゆる可能な組合せ若しくは分割、又は更なる定義を任意選択的に支持する。
【0781】
図21に示すように、電子デバイス2100は、ユーザインターフェースを表示するように構成されたディスプレイユニット2102と、接触を受信するように構成されたタッチ感知面ユニット2104と、タッチ感知面ユニット2104との接触の強度を検出するように構成された1つ以上のセンサユニット2106と、ディスプレイユニット2102、タッチ感知面ユニット2104及び1つ以上のセンサユニット2106に結合された処理ユニット2108と、を含む。いくつかの実施形態では、処理ユニット2108は、有効化ユニット2110、検出ユニット2112、削除ユニット2114、継続ユニット2116、作動ユニット2118及び出力ユニット2120を含む。
【0782】
処理ユニット2108は、複数の文字を有する編集可能コンテンツ領域と、コンテンツ削除コントロールと、を含むユーザインターフェースの表示を(例えば、有効化ユニット2110により)有効化するように構成されている。処理ユニット2108は、ディスプレイユニット2102上のコンテンツ削除コントロールに対応するタッチ感知面ユニット2104上の位置での接触を検出することを含む削除入力を(例えば、検出ユニット2112により)検出するように構成されている。削除入力の検出に応じて、処理ユニット2108は、接触の持続時間及び特性強度に基づいて編集可能コンテンツ領域内のコンテンツを(例えば、削除ユニット2114により)削除するように構成されている。接触の特性強度が第1の強度閾値を超えて増加することなく接触が第1の期間にわたって維持されたという判定に従って、処理ユニット2108は、接触の特性強度に基づいて変化しない速度で第1のタイプのコンテンツのサブユニットのうちの複数のコンテンツのサブユニットを連続的に削除することにより編集可能コンテンツ領域内のコンテンツを(例えば、削除ユニット2114により)削除するように構成されている。接触の特性強度が第1の強度閾値を超えて増加することなく接触が第1の期間よりも長い第2の期間にわたって維持されたという判定に従って、処理ユニット2108は、接触の特性強度に基づいて変化しない速度で第2のタイプのコンテンツのサブユニットのうちの複数のコンテンツのサブユニットを連続的に削除することにより編集可能コンテンツ領域内のコンテンツを(例えば、削除ユニット2114により)削除するように構成されている。接触の特性強度が第1の強度閾値を超えて増加したという判定に従って、処理ユニット2108は、接触の特性強度に基づいて変化する速度で複数のコンテンツのサブユニットを連続的に削除することにより編集可能コンテンツ領域内のコンテンツを(例えば、削除ユニット2114により)削除するように構成されている。
【0783】
いくつかの実施形態では、接触の特性強度に基づいて変化する速度で、複数のコンテンツのサブユニットを連続的に削除することにより、編集可能コンテンツ領域内のコンテンツを削除することは、接触がタッチ感知面ユニット2104上で第1の期間にわたって維持された後に、特性強度が第1の強度閾値を超えて増加したという判定に従って、接触の強度が増加するにつれて、編集可能コンテンツ領域内の第1のタイプのコンテンツのサブユニットを削除する速度を増加させることを含む。
【0784】
いくつかの実施形態では、接触の特性強度に基づいて変化する速度で、複数のコンテンツのサブユニットを連続的に削除することにより、編集可能コンテンツ領域内のコンテンツの文字を削除することは、接触がタッチ感知面ユニット2104上で第1の期間にわたって維持された後に、接触の特性強度が第1の強度閾値を超えて上昇したという判定に従って、接触がタッチ感知面ユニット2104上で第2の期間にわたって維持された後に、第2のタイプのコンテンツのサブユニットの削除に切り替える代わりに、編集可能コンテンツ領域内の第1のタイプのコンテンツのサブユニットの削除を継続することを含む。
【0785】
いくつかの実施形態では、接触の特性強度に基づいて変化する速度で、複数のコンテンツのサブユニットを連続的に削除することにより、編集可能コンテンツ領域内のコンテンツを削除することは、接触がタッチ感知面ユニット2104上で第2の期間にわたって維持された後に、特性強度が初めて第1の強度閾値を超えて増加したという判定に従って、接触の強度が増加するにつれて、編集可能コンテンツ内の第2のタイプのコンテンツのサブユニットを削除する速度を増加させることを含む。
【0786】
いくつかの実施形態では、接触の特性強度に基づいて変化する速度で、複数のコンテンツのサブユニットを連続的に削除することにより、編集可能コンテンツ領域内のコンテンツを削除することは、接触がタッチ感知面ユニット2104上にて第1の期間にわたって維持された後かつ、接触がタッチ感知面ユニット2104上にて第2の期間にわたって維持される前に、特性強度が第1の強度閾値を超えて増加したという判定に従って、接触がタッチ感知面ユニット2104上にて第2の期間にわたって維持される前に、編集可能コンテンツ領域内の第2のタイプのコンテンツのサブユニットのうちの複数のコンテンツのサブユニットの連続的な削除を開始することを含む。
【0787】
いくつかの実施形態では、接触がタッチ感知面ユニット2104上で第2の期間にわたって維持される前に、編集可能コンテンツ領域内の第2のタイプのコンテンツのサブユニットのうちの複数のコンテンツのサブユニットの連続的な削除を開始することは、接触の強度が増加するにつれて、編集可能コンテンツ内の第2のタイプのコンテンツのサブユニットの連続的な削除の速度を増加させることを含む。
【0788】
いくつかの実施形態では、処理ユニットは、接触がタッチ感知面ユニット2104上で第2の期間にわたって維持される前に、編集可能コンテンツ領域内の第2のタイプのコンテンツのサブユニットのうちの複数のコンテンツのサブユニットの連続的な削除を開始した後、接触の強度における第1の強度閾値未満への減少を(例えば、検出ユニット2112により)検出するように構成され、また、接触の強度における第1の強度閾値未満への減少の検出後かつ接触がタッチ感知面ユニット2104上で検出され続けている状態において、接触がタッチ感知面ユニット2104上で第2の期間にわたって維持される前に、編集可能コンテンツ領域内の第2のタイプのコンテンツのサブユニットのうちの複数のコンテンツのサブユニットの連続的な削除を(例えば、継続ユニット2116により)継続するように構成されている。
【0789】
いくつかの実施形態では、接触がタップ時間閾値よりも長くタッチ感知面ユニット2104上で維持される前に接触のリフトオフが検出されたという判定に従って、1文字がコンテンツから削除される。
【0790】
いくつかの実施形態では、ユーザインターフェースは、編集可能コンテンツ領域内に表示されたコンテンツ挿入インジケータを含み、編集可能コンテンツ領域内のコンテンツを削除することは、コンテンツ挿入インジケータに対応する編集可能コンテンツ領域内の位置から複数のコンテンツのサブユニットを削除することを含む。
【0791】
いくつかの実施形態では、処理ユニットは、タッチ感知面ユニット2104上の第2の位置で第2の接触を検出することを含む再配置入力を(例えば、検出ユニット2112により)検出するように構成され、タッチ感知面ユニット2104上の第2の位置は、コンテンツ削除コントロールに対応する位置とは別である。第2の接触の特性強度が第1の強度閾値を超えて増加したという判定に従って、処理ユニット2108は、コンテンツ挿入インジケータ再配置モードを(例えば、作動ユニット2118により)作動させるように構成されている。コンテンツ挿入インジケータ再配置モードが作動している状態において、処理ユニット2108は、コンテンツ挿入インジケータ再配置モードに対応する標示の表示を(例えば、有効化ユニット2110により)有効化し、タッチ感知面ユニット2104上の第2の位置からタッチ感知面ユニット2104上の第3の位置への第2の接触の動きを(例えば、検出ユニット2112により)検出し、第2の接触の移動に従ってコンテンツ挿入インジケータを(例えば、移動ユニット2118により)移動するように構成されている。処理ユニット2108は、タッチ感知面ユニット2104からの第2の接触のリフトオフを(例えば、検出ユニット2112により)検出するように構成されている。タッチ感知面ユニット2104からの第2の接触のリフトオフの検出に応じて、処理ユニット2108は、タッチ感知面ユニット2104からの第2の接触のリフトオフが発生したときに第2の接触の位置に対応する位置でコンテンツ挿入インジケータの表示を(例えば、有効化ユニット2110により)有効化するように構成されている。
【0792】
いくつかの実施形態では、電子デバイスは、1つ以上の触知出力生成器を含む。
【0793】
いくつかの実施形態では、処理ユニット2108は、1つ以上の触知出力生成器により、複数の触知出力を(例えば、出力ユニット2120により)出力するように構成され、複数の触知出力の各触知出力は、複数のコンテンツのサブユニットのうち各サブユニットの削除に基づいてトリガされる。
【0794】
いくつかの実施形態では、複数の触知出力における各触知出力の触知出力プロファイルは、接触の特性強度に基づいて変化する。
【0795】
いくつかの実施形態では、ユーザインターフェースは、コンテンツ削除コントロールとは別の複数のキーを含むコンテンツ入力領域を含み、コンテンツ削除コントロールとは別の複数のキーのうちの1つ以上のキーは、作動時に、触知出力をトリガしない。
【0796】
いくつかの実施形態では、処理ユニット2108は、コンテンツ入力領域に対応するタッチ感知面ユニット2104上の位置でのメニュー表示入力を(例えば、検出ユニット2112により)検出するように構成されている。メニュー表示入力の検出に応じて、処理ユニット2108は、ユーザインターフェース内に1つ以上のメニュー項目を含むメニューの表示を(例えば、有効化ユニット2110により)有効化し、メニューに対応するタッチ感知面ユニット2104上の位置での選択入力を(例えば、検出ユニット2112により)検出し、選択入力が1つ以上のメニュー項目の各メニュー項目に対応する位置に移動するという判定に従って、1つ以上の触知出力生成器により、触知出力を(例えば、出力ユニット2120により)出力するように構成されている。
【0797】
いくつかの実施形態では、ユーザインターフェースは、コンテンツ削除コントロールとは別の複数のキーを含むコンテンツ入力領域を含む。処理ユニット2108は、コンテンツ入力領域の第1のキーに対応する第1の位置での第1の入力を(例えば、検出ユニット2112により)検出するように構成され、第1の入力は、第1の時間に検出され、コンテンツ入力領域の第2のキーに対応する第2の位置での第2の入力を(例えば、検出ユニット2112により)検出するように構成され、第2の入力は、第1の時間よりも後の第2の時間に検出される。第2の入力の検出に応じて、処理ユニット2108は、1つ以上の触知出力生成器により、触知出力を(例えば、出力ユニット2120により)出力するように構成され、第2の入力によりトリガされた触知出力の触知出力プロファイルは、第1の時間と第2の時間との間の時間の長さに基づいて変化する。
【0798】
いくつかの実施形態では、電子デバイスは、1つ以上のオーディオ出力生成器を含む。
【0799】
いくつかの実施形態では、ユーザインターフェースは、コンテンツ削除コントロールとは別の複数のキーを含むコンテンツ入力領域を含む。処理ユニット2108は、コンテンツ入力領域の第1のキーに対応する第1の位置での第1の入力を(例えば、検出ユニット2112により)検出するように構成され、第1の入力は、第1の時間に検出され、コンテンツ入力領域の第2のキーに対応する第2の位置での第2の入力を(例えば、検出ユニット2112により)検出するように構成され、第2の入力は、第1の時間よりも後の第2の時間に検出され、第2の入力の検出に応じて、1つ以上のオーディオ出力生成器により、オーディオ出力を(例えば、出力ユニット2120により)出力するように構成され、第2の入力によりトリガされたオーディオ出力のオーディオ出力プロファイルは、第1の時間と第2の時間との間の時間の長さに基づいて変化する。
【0800】
いくつかの実施形態では、ユーザインターフェースは、コンテンツ削除コントロールとは別の複数のキーを含むコンテンツ入力領域を含む。処理ユニット2108は、削除入力の検出に応じて、第1のオーディオ出力プロファイルを有する第1のオーディオ出力を(例えば、出力ユニット2120により)出力し、コンテンツ削除コントロールとは別の複数のキーのうちの第1のキーに対応する第1の位置での第1の入力を(例えば、検出ユニット2112により)検出し、第1のキーが第1のキータイプを有するという判定に従って、第1のオーディオ出力プロファイルとは別の第2のオーディオ出力プロファイルを有する第2のオーディオ出力を(例えば、出力ユニット2120により)出力するように構成されている。
【0801】
いくつかの実施形態では、処理ユニット2108は、第1のキーが第2のキータイプを有するという判定に従って、第1のオーディオ出力プロファイル及び第2のオーディオ出力プロファイルとは別の第3のオーディオ出力プロファイルを有する第3のオーディオ出力を(例えば、出力ユニット2120により)出力するように構成されている。
【0802】
上述の情報処理方法での動作は、汎用プロセッサ(例えば、
図1A及び
図3に関連して上述されたようなもの)又は特定用途向けチップなどの、情報処理装置内の1つ以上の機能モジュールを稼働することによって、任意選択的に実施される。
【0803】
上述の情報処理方法での動作は、汎用プロセッサ(例えば、
図1A及び
図3に関連して上述されたようなもの)又は特定用途向けチップなどの、情報処理装置内の1つ以上の機能モジュールを稼働することによって、任意選択的に実施される。
【0804】
図22A〜
図22Gは、いくつかの実施形態により、メッセージ通信用インターフェースでの入力を検出し、その検出した入力に従ってメッセージに対する特殊効果オプションを提示する方法2200を示すフロー図である。方法2200は、ディスプレイ及びタッチ感知面を備える電子デバイス(例えば、
図3のデバイス300又は
図1Aのポータブル多機能デバイス100)において実行される。いくつかの実施形態では、ディスプレイは、タッチスクリーンディスプレイであり、タッチ感知面は、ディスプレイ上にあるか又はディスプレイと一体化されている。いくつかの実施形態では、ディスプレイは、タッチ感知面から分離している。方法2200のいくつかの動作は、任意選択的に組み合わされ、かつ/又はいくつかの動作の順序は、任意選択的に変更される。
【0805】
後述するように、方法2200は、メッセージ通信用インターフェース内のメッセージに対して特殊効果オプションを提示する直観的な方法を提供する。この方法は、特殊効果付きで送信されることとなるメッセージを準備するときにユーザの認知負担を軽減し、それにより、より効率的なヒューマンマシンインターフェースを作り出す。バッテリ駆動電子デバイスについては、ユーザがメッセージ通信用インターフェースでの入力をより迅速かつ効率的に検出することを可能にすることで、電力が節約され、電池充電の時間間隔が延びる。
【0806】
デバイスは、会話記録(例えば、804)及びメッセージ入力領域(例えば、806)を含む、メッセージ通信用インターフェース(例えば、802)を表示する(2202)。メッセージ入力領域(例えば、806)は、メッセージの送信用のアフォーダンス(例えば、810)を含む。メッセージ入力領域(例えば、806)がメッセージコンテンツ(例えば、808)を含んでいる状態において、デバイスは、メッセージの送信用のアフォーダンス(例えば、810)に対応するタッチ感知面(例えば、112)の位置での(例えば、
図8Aで示すとおり、フォーカスセレクタ812により示すような)接触による第1の接触を検出する(2204)。
【0807】
デバイスは、第1の入力における接触の特性強度を判定する(2206)。例えば、フォーカスセレクタ812により示された接触の特性強度は、強度メータ814により示される。
【0808】
第1の入力の検出に応じて(2208)、第1の入力が送信基準(例えば、タップジェスチャ)(送信基準は、送信基準が満たされるために接触の特性強度が第1の強度閾値を満たすことを必要としない)を満たすという判定に従って、デバイスは、リモートデバイスに向けたメッセージコンテンツの送信を(例えば、メッセージがリモートデバイスで受信されたときに表示されることとなる既定のアニメーション付きで)開始する(2210)。例えば、第1の入力が送信基準を満たすとき、メッセージは、リモートデバイス820に向けて送信され、メッセージコンテンツ808は、
図8Cに示すようにリモートデバイス820により表示される。いくつかの実施形態では、タップジェスチャは、接触の強度とは無関係に所定の期間内で又は接触の強度における第1の強度閾値を超える増加を検出することなくのいずれかで、接触の検出の後にタッチ感知面112からの接触のリフトオフが続くかどうかが検出される。
【0809】
第1の入力の検出に応じて(2208)、接触が(第1の)メッセージインパクト基準((第1の)メッセージインパクト基準は、(第1の)メッセージインパクト基準が満たされるために、接触の特性強度が第1の強度閾値を満たすことを必要とする(例えば、いくつかの実施形態では、メッセージインパクト基準は、接触の特性強度が軽い押圧強度閾値IT
L又は深い押圧強度閾値IT
Dを満たすときに満たされる))を満たすという判定に従って、デバイスは、メッセージがリモートデバイス820で受信されたときに表示されるアニメーションを変化させるための複数のメッセージインパクト効果オプション(例えば、
図8Fに示すような822(「スラム」)、824(「ラウド」、826(「ジェントル」)及び/又は828(「見えないインク」))を表示する(2212)。例えば、第1の入力は、強度メータ814により示すように、深い押圧強度閾値IT
Dを超えて増加し、メッセージインパクト効果オプション830は、
図8D〜
図8Fに示すように表示される。
【0810】
複数のメッセージインパクト効果オプションを(例えば、
図8Fに示すようにメッセージインパクト効果オプションインターフェース830内に)表示している状態において、デバイスは、接触による第2の入力(例えば、深い押圧、タップジェスチャ又はタッチ感知面112からの接触のリフトオフ)を検出し(2214)、複数のインパクト効果オプションのうちの選択されたメッセージインパクト効果オプション付きのメッセージコンテンツ(例えば、808)を送信する。例えば、
図8Lに示すように、フォーカスセレクタ812により示された接触の特性強度は、強度メータ814により示されたように深い押圧強度閾値IT
Dを超えて増加し、選択されたメッセージインパクト効果オプション822付きのメッセージコンテンツ808を送信する。
【0811】
第2の入力の検出に応じて、複数のインパクト効果オプションのうちの第1のメッセージインパクト効果オプションに対応するタッチ感知面上の位置において(例えば、「ラウド」メッセージインパクト効果オプション付きのメッセージコンテンツ808を送信するためのアフォーダンス847で)第2の入力を受信したという判定に従って、デバイスは、リモートデバイス(例えば、820)に向けて、第1のメッセージインパクト効果オプション(例えば、「ラウド」メッセージインパクト効果オプション824)付きのメッセージコンテンツ(例えば、808)の送信を開始する(2216)。いくつかの実施形態では、第1のメッセージインパクト効果オプションは、メッセージが送信アフォーダンス上でのタップ入力を介して送信されたときに表示されるメッセージに付けられた既定のアニメーションとは異なる、メッセージがリモートデバイス(例えば、820)で受信されたときに表示されることとなるアニメーションを含む。
【0812】
第2の入力が複数のメッセージインパクト効果オプションのうちの第2のメッセージインパクト効果オプションに対応するタッチ感知面上の位置において(例えば、「スラム」メッセージインパクト効果オプション822付きのメッセージコンテンツ808を送信するためのアフォーダンス848で)検出されたという判定に従って、デバイスは、リモートデバイス(例えば、820)に向けて、第2のメッセージインパクト効果オプション付きの(例えば、
図8P〜
図8Rで示したアニメーションのような、第1のメッセージインパクト効果オプションに対応するインパクトアニメーションとは異なるインパクトアニメーション付きの)メッセージコンテンツの送信を開始する(2218)。
【0813】
いくつかの実施形態では、第1の入力における接触及び第2の入力における接触は、(例えば、フォーカスセレクタ812により示すような)同じ接触であり、接触は、タッチ感知面(例えば、112)上で第1の入力が検出される時間と第2の入力が検出される時間との間に連続的に検出される(2220)。例えば、単一の接触は、送信アイコン810上の第1の押圧入力(例えば、深い押圧強度閾値IT
D又は軽い押圧強度閾値IT
Lを超えて増加する特性強度を伴う送信アイコン810に対応する位置での接触)を生じ、メッセージインパクト効果オプションのメニュー(例えば、メッセージインパクト効果オプション822〜828)を立ち上げ、次いで、同じ接触は、メニュー内の各メッセージインパクト効果にスライドして各メッセージインパクト効果オプションを選択し、最後に、同じ接触は、各メッセージインパクト効果オプション上を押して(又はいくつかの実施形態では、各メッセージインパクト効果オプションからリフトオフして)各メッセージインパクト効果オプション付きのメッセージの送信を開始する。
【0814】
あるいは、いくつかの実施形態では、第1の入力における接触及び第2の入力における接触は、タッチ感知面(例えば、112)上で第1の入力が検出される時間と第2の入力が検出される時間との間に連続的に検出されない、異なる接触である。例えば、第1の接触は、送信アフォーダンス810上の第1の入力(例えば、深い押圧強度閾値IT
D又は軽い押圧強度閾値IT
Lを超えて増加する特性強度を伴う送信アイコン810に対応する位置での接触)を生じ、メッセージインパクト効果オプションのメニュー(例えば、メッセージインパクト効果オプション822〜828)を立ち上げる。次いで、第1の接触は、タッチ感知面からリフトオフして、タッチ感知面との接触を終了する。第1の接触のリフトオフ後、かつメッセージインパクト効果オプションのメニューがまだ表示されている状態において、第2の接触は、各メッセージインパクト効果オプションに対応する位置での入力の一部として(例えば、各メッセージインパクト効果オプション上のタップジェスチャ又は深い押圧の一部として)タッチ感知面(例えば、112)上のタッチダウンが検出される。次いで、第2の接触による入力に応じて、電子デバイスは、各メッセージインパクト効果オプション付きのメッセージの送信を開始する。この例では、同じ指が第1の入力における接触及び第2の入力における接触を生じるために使用されてもよい。
【0815】
いくつかの実施形態では、デバイスは、複数のインパクト効果オプションに対応する位置(例えば、メッセージインパクト効果オプション選択コントロール836上の位置)に沿ってタッチ感知面(例えば、112)にわたって移動する(例えば、接触がタッチ感知面112上で連続的に検出されている状態において検出される)オプションプレビュー入力を検出する(2222)。オプションプレビュー入力の検出に応じて(2224)、複数のインパクト効果オプションのうちの第1のメッセージインパクト効果オプションに対応するタッチ感知面上の第1の位置へと(例えば、「ラウド」メッセージインパクト効果オプション824付きのメッセージコンテンツ808を送信するためのアフォーダンス847に)オプションプレビュー入力が移動したという判定に従って、デバイスは、(例えば、
図8G〜
図8Iで示すような)第1のメッセージインパクト効果オプション付きのメッセージコンテンツ(例えば、808)の第1のプレビューを表示する。複数のインパクト効果オプションのうちの第2のメッセージインパクト効果オプションに対応するタッチ感知面上の第2の位置へと(例えば、「スラム」メッセージインパクト効果オプション822付きのメッセージコンテンツ808を送信するためのアフォーダンス848に)オプションプレビュー入力が移動したという判定に従って、デバイスは、(例えば、
図8J〜
図8Lで示すような)第2のメッセージインパクト効果オプション付きのメッセージコンテンツ808の第2のプレビューを表示する。
【0816】
いくつかの実施形態では、オプションプレビュー入力の検出に応じて(2226)、複数のインパクト効果オプションのうちの第1のメッセージインパクト効果オプションに対応するタッチ感知面上の第1の位置へと(例えば、「ラウド」メッセージインパクト効果オプション824付きのメッセージコンテンツ808を送信するためのアフォーダンス847に)オプションプレビュー入力が移動したという判定に従って、デバイスは、1つ以上の触知出力生成器により、第1の触知出力を出力し、複数のインパクト効果オプションのうちの第2のメッセージインパクト効果オプションに対応するタッチ感知面上の第2の位置へと(例えば、「スラム」メッセージインパクト効果オプション822付きのメッセージコンテンツ808を送信するためのアフォーダンス847に)オプションプレビュー入力が移動したという判定に従って、デバイスは、1つ以上の触知出力生成器により、第2の触知出力を出力する。例えば、
図8Y〜
図8Zは、オプションプレビュー入力がメッセージインパクト効果オプション822〜828に対応する位置へと移動しながら発生する触知出力を示す。
【0817】
いくつかの実施形態では(2228)、第1の触知出力は、第1の触知出力プロファイルを有し、第2の触知出力は、第1の触知出力プロファイルと同一である第2の触知出力プロファイルを有する。触知出力プロファイルは、例えば、振幅、持続時間、減衰及び/又は周波数などの1つ以上のパラメータを含む。例えば、
図8Yでは、オプションプレビュー入力が「ラウド」メッセージインパクト効果オプション824に対応する位置へと移動したときの時間t3に発生する触知出力は、オプションプレビュー入力が「スラム」メッセージインパクト効果オプション822に対応する位置へと移動したときの時間t4で発生する触知出力よりも大きな振幅を有する。
【0818】
いくつかの実施形態では(2230)、第1の触知出力は、第1のメッセージインパクト効果オプションに対応する第1の触知出力プロファイルを有し、第2の触知出力は、第2のメッセージインパクト効果オプションに対応する、第1の触知出力プロファイルとは別の、第2の触知出力プロファイルを有する。例えば、より強調するメッセージインパクト効果オプションについては、触知出力は、より大きなピーク振幅及び/又はより長い持続時間を有するが、一方であまり強調しないメッセージインパクト効果オプションについては、触知出力は、より小さなピーク振幅及び/又はより短い持続時間を有する。
【0819】
いくつかの実施形態では、第2の入力における接触の特性強度は、第2の強度閾値を満たす(2232)。いくつかの実施形態では、第2の強度閾値は、第1の強度閾値と同一である。いくつかの実施形態では、第2の強度閾値は、第1の強度閾値とは異なる。いくつかの実施形態では、強度閾値(例えば、軽い押圧強度閾値IT
L又は深い押圧強度閾値IT
Dを超えて増加する接触の特性強度)を満たす各メッセージインパクト効果オプション上の接触による押圧入力は、各メッセージインパクト効果オプション付きのメッセージコンテンツの送信を開始するために必要である。
【0820】
いくつかの実施形態では(2234)、第2の入力の検出に応じて、第1のメッセージインパクト効果オプションに対応するタッチ感知面上の位置で(例えば、「ラウド」メッセージインパクト効果オプション824付きのメッセージコンテンツ808を送信するためのアフォーダンス847で)第2の入力が受信されたという判定に従って、電子デバイスの1つ以上の触知出力生成器により、第1のメッセージインパクト効果オプション付きのメッセージコンテンツの送信に対応する少なくとも1つの触知出力を出力する。いくつかの実施形態では、触知出力は、第2の入力が深い押圧ジェスチャであるとき(例えば、入力が、強度メータ814により示したように、深い押圧強度閾値IT
Dを超えて増加する特性強度を伴う接触を含むとき)に提供される。いくつかの実施形態では、触知出力は、第2の入力がタップジェスチャであるときには提供されない。いくつかの実施形態では、触知出力は、第2の入力が接触のリフトオフであるときには提供されない。
【0821】
いくつかの実施形態では(2236)、第2のメッセージインパクト基準は、タッチ感知面との接触の持続時間が第1の時間閾値(例えば、長押し時間閾値)を満たす場合に満たされる基準を含み、第2の入力は、接触のリフトオフであり、第1の入力の検出に応じて、接触が第2のメッセージインパクト基準を満たすという判定に従って、デバイスは、複数のメッセージインパクト効果オプション(例えば、メッセージインパクト効果オプション822〜828)を表示する。いくつかの実施形態では、接触が第2のメッセージインパクト基準を満たさないという判定に従って、デバイスは、複数のメッセージインパクト効果オプションの表示を省略する。
【0822】
いくつかの実施形態では(2238)、第2のメッセージインパクト基準は、タッチ感知面との接触の持続時間が第1の時間閾値(例えば、長押し時間閾値)を満たす場合に満たされる基準を含み、第2の入力は、タップジェスチャであり、第1の入力の検出に応じて、接触が第2のメッセージインパクト基準を満たすという判定に従って、デバイスは、複数のメッセージインパクト効果オプション(例えば、メッセージインパクト効果オプション822〜828)を表示する。いくつかの実施形態では、接触が第2のメッセージインパクト基準を満たさないという判定に従って、デバイスは、複数のメッセージインパクト効果オプションの表示を省略する。
【0823】
いくつかの実施形態では、会話記録(例えば、804)は、(例えば、
図8AAに示すように)メッセージ領域(例えば、874)に表示された受信メッセージ(例えば、873)を含む(2240)。デバイスは、ディスプレイ上のメッセージ領域(例えば、874)に対応するタッチ感知面(例えば、112)の位置で(例えば、フォーカスセレクタ876により示されたような)接触により第3の入力を検出する(2242)。第3の入力の検出に応じて、接触の特性強度が第2の強度閾値を満たす(例えば、接触の特性強度が軽い押圧強度閾値IT
L又は深い押圧強度閾値IT
Dを満たす)場合に満たされる基準を含む受領通知表示基準を第3の入力が満たすという判定に従って、デバイスは、メッセージ領域(例えば、874)に対応するメッセージ通信用インターフェース(例えば、802)内の位置で受領通知選択アフォーダンス(例えば、878)を表示し(2244)、受領通知選択アフォーダンスは、複数の受領通知オプション(例えば、
図8ADに示すような、受領通知オプション880〜890)を表示する。いくつかの実施形態では、第2の強度閾値は、第1の強度閾値と同一である。いくつかの実施形態では、第2の強度閾値は、第1の強度閾値とは異なる。いくつかの実施形態では、第3の入力が受領通知表示基準を満たさないという判定に従って、デバイスは、複数の受領通知オプションを伴う受領通知選択アフォーダンス878を表示することなく、メッセージ領域内に表示された受信メッセージの表示を維持する。デバイスは、複数の受領通知オプションのうちの第1の受領通知オプション(例えば、サムズアップ受領通知オプション882)に対応するタッチ感知面(例えば、112)の位置での(例えば、フォーカスセレクタ892により示したような)接触による第4の入力を検出する(2246)。受領通知アプリケーション入力の検出に応じて、デバイスは、(例えば、
図8AFに示すように)第1の受領通知オプションをメッセージ領域に適用する(2248)。いくつかの実施形態では、メッセージ領域上のタップ入力(例えば、接触が第2の強度閾値に達することなく検出されるように構成された入力)は、別の効果(例えば、メッセージ領域内の動画又はオーディオメディアを再生するか、又は写真の全画面バージョンを表示するなどの領域内のコンテンツの拡大)を有する。
【0824】
いくつかの実施形態では、会話記録は、(例えば、
図8AGに示すように)メッセージ領域(例えば、894)内に表示されたメッセージ(例えば、893)(例えば、受信メッセージ又は送信メッセージ)及びメッセージ領域(例えば、894)に対応する複数の受領通知(例えば、896)を含む(2250)。デバイスは、メッセージ領域(例えば、894)及び/又はメッセージ領域(例えば、894)に対応する複数の受領通知(例えば、896)のうちの各受領通知を含む領域に対応するタッチ感知面(例えば、112)の位置での(例えば、フォーカスセレクタ898により示したような)接触による第5の入力を検出する(2252)。第5の入力の検出に応じて、接触の特性強度が第2の強度閾値を満たす(例えば、接触の特性強度が軽い押圧強度閾値IT
L又は深い押圧強度閾値IT
Dを満たす)場合に満たされる基準を含む受領通知集計明示基準を第5の入力が満たすという判定に従って、デバイスは、メッセージ領域(例えば、894)に対応する複数の受領通知の少なくともサブセット(例えば、
図8AHに示すような受領通知オプション882、884及び888)を表示する(2254)。いくつかの実施形態では、第2の強度閾値は、第1の強度閾値と同一である。いくつかの実施形態では、第2の強度閾値は、第1の強度閾値とは異なる。いくつかの実施形態では、複数の受領通知(例えば、894)のすべての受領通知(例えば、
図8AHに示すような受領通知オプション882、884及び888)及び/又はすべての受領通知(例えば、880〜890)が示される。いくつかの実施形態では、受領通知としてメッセージ領域に適用された各受領通知オプションは、各受領通知オプション及び/又は各受領通知オプション(例えば、882)を適用した会話参加者の人数を示す数字(例えば、8104)を選択した会話参加者についての情報(例えば、アバター8106)を識別することなどの受領通知オプションに付随する情報と共に表示される。いくつかの実施形態では、複数のそのような各受領通知オプションは、同時に表示される(例えば、
図9AHに示すように、受領通知オプション882、884及び888は、同時に表示される)。いくつかの実施形態では、各受領通知オプションで受信された入力(例えば、各受領通知オプション882に対応する位置で、フォーカスセレクタ8108により示されたような接触による、タップ入力などの入力ジェスチャ)に応じて、各受領通知オプション(例えば、882)を選択した会話参加者の少なくともサブセット(例えば、アバター8016及び8108)に関連付けられた識別情報が(例えば、
図8AIに示すように)表示される。いくつかの実施形態では、第5の入力が受領通知集計明示基準を満たさないという判定に従って、メッセージ領域に対応する複数の受領通知のサブセットを表示することなく、メッセージ領域及び複数の受領通知の表示を維持する。
【0825】
いくつかの実施形態では、会話記録(例えば、804)は、例えば、
図8S〜
図8Xに示すように、遮蔽物(例えば、852)により隠されたコンテンツ(例えば、808)を伴うメッセージ領域(例えば、852)を含む(2256)。いくつかの実施形態では、遮蔽物(例えば、852)は、メッセージ領域(例えば、852)が隠されたメッセージ(例えば、808)を含むことを示す。デバイスは、隠されたコンテンツを伴うメッセージ領域(例えば、852)に対応するタッチ感知面の位置で(例えば、フォーカスセレクタ860により示されたような)接触により第6の入力を検出する(2258)。第6の入力の検出に応じて、接触の特性強度が第2の強度閾値(例えば、接触検出強度閾値IT
0又は軽い押圧強度閾値IT
L)を満たす場合に満たされる基準を含むメッセージ明示基準を第6の入力が満たすという判定に従って、デバイスは、(例えば、
図8Tに示すように)遮蔽物の少なくとも一部分の表示を止め、隠されたコンテンツ808の少なくとも一部分を(メッセージ領域852に)表示する(2260)。いくつかの実施形態では、第6の入力がメッセージ明示基準を満たさないという判定に従って、デバイスは、隠されたコンテンツの一部の表示を省略する。
【0826】
いくつかの実施形態では、遮蔽物の一部の領域は、接触の特性強度に基づいて変化する(2262)(例えば、遮蔽物854の領域は、
図8T〜
図8Wで示すように、接触の特性強度が増加するにつれて減少する)。いくつかの実施形態では、遮蔽物(例えば、854)は、タッチ感知面(例えば、112)による(例えば、フォーカスセレクタ860により示すような)接触の位置に対応する位置で減少する。いくつかの実施形態では、第6の入力は、メッセージ領域内の第1の位置からメッセージ領域内の第2の位置への経路に沿った接触の動きを含み、遮蔽物は、その経路から消失する仮想粒子を含む。
【0827】
いくつかの実施形態では、デバイスは、第7の入力(例えば、第6の入力の継続)を検出し(2264)、第7の入力の検出に応じて、(例えば、フォーカスセレクタ860により示すような)接触の特性強度が第3の強度閾値(例えば、
図8Wの強度メータ814により示すように、深い押圧強度閾値IT
Dなどの第2の強度閾値とは別の閾値)を満たすときに満たされる基準を含む全メッセージ明示基準を第7の入力が満たすという判定に従って、デバイスは、電子デバイスの1つ以上の触知出力生成器により、例えば、864で示したように、触知出力を出力する(2266)。いくつかの実施形態では、(
図8Wに示すように)全メッセージが表示され、かつ/又は遮蔽物が完全に除去される。いくつかの実施形態では、第7の入力が全メッセージ明示基準を満たさないという判定に従って、デバイスは、第7の入力に対応する触知出力の出力を省略する。
【0828】
いくつかの実施形態では、デバイスは、メッセージ通信用インターフェース(例えば、802)の少なくとも一部に適用されたぼかし効果(例えば、
図8D〜
図8Eで示すような、例えば、メッセージを送信するためのアフォーダンス810、メッセージ入力領域806及び/又は複数のメッセージインパクト効果オプションを除く表示をぼかすこと)の広がりを第1の入力における接触の特性強度に基づいて変化させる(2268)(例えば、下書きメッセージ及び送信アフォーダンス以外のユーザインターフェースの要素は、ぼかされるかあるいは動的に不明瞭化されるため、ぼかし又は不明瞭化の度合いは、接触の特性強度が増加するにつれて徐々に増加し、ぼかし又は不明瞭化の度合いは、接触の特性強度が減少するにつれて徐々に減少する)。
【0829】
図22A〜
図22Gでの動作が説明された特定の順序は、単なる例示であり、説明された順序が、その動作を実行することが可能な唯一の順序であることを示すことを意図するものではない点を理解されたい。当業者であれば、本明細書で説明される動作の順序換えをするさまざまな方法を認識するであろう。更に加えて、本明細書で説明される他の方法に関連して本明細書で説明される、他のプロセスの詳細もまた、
図22A〜
図22Gに関連して上述された方法2200と類似の方式で適用可能であることに留意されたい。例えば、方法xxxに関連して上述した接触、ジェスチャ、ユーザインターフェースオブジェクト、触知出力、強度閾値、フォーカスセレクタ及びアニメーションは、本明細書に記載の他の方法に関連して本明細書に記載の接触、ジェスチャ、ユーザインターフェースオブジェクト、触知出力、強度閾値、フォーカスセレクタ及びアニメーションのうちの1つ以上の特徴を任意選択的に有する。簡潔にするために、これらの詳細は、ここでは繰り返さない。
【0830】
いくつかの実施形態によれば、
図23は、説明されるさまざまな実施形態の原理に従って構成された、電子デバイス2300の機能ブロック図を示す。本デバイスの機能ブロックは、説明される様々な実施形態の原理を実行するために、ハードウェア、ソフトウェア、又はハードウェアとソフトウェアとの組み合わせによって、任意選択的に実装される。
図23で説明される機能ブロックが、説明されるさまざまな実施形態の原理を実施するように、任意選択的に、組み合わされ、又はサブブロックに分離されることが当業者には理解されよう。したがって、本明細書における説明は、本明細書で説明されている機能ブロックのあらゆる可能な組合せ若しくは分割、又は更なる定義を任意選択的に支持する。
【0831】
図23に示すように、電子デバイス2300は、ディスプレイユニット2302と、タッチ感知面ユニット2304と、1つ以上のセンサユニット2306と、ディスプレイユニット2302、タッチ感知面ユニット2304及び1つ以上のセンサユニット2306に結合された処理ユニット2310と、を含む。いくつかの実施形態では、電子デバイスは、1つ以上の触知出力生成器ユニット2308を含み、処理ユニット2310は、ディスプレイユニット2302は、タッチ感知面ユニット2304、1つ以上のセンサユニット2306及び1つ以上の触知出力生成器ユニット2308に結合されている。いくつかの実施形態では、処理ユニット2310は、表示有効化ユニット2312と、検出ユニット2314と、判定ユニット2316と、送信ユニット2318と、出力ユニット2320と、適用ユニット2322と、変化ユニット2324と、を含む。
【0832】
処理ユニット2310は、会話記録及びメッセージ入力領域を含むメッセージ通信用インターフェースの表示をディスプレイユニット2302上で(例えば、表示有効化ユニット2312により)有効化するように構成され、メッセージ入力領域は、メッセージの送信用のアフォーダンスを含む。メッセージ入力領域がメッセージコンテンツを含んでいる間に、処理ユニット2310は、メッセージを送信するためのアフォーダンスに対応するタッチ感知面ユニット2304の位置での接触による第1の入力を(例えば、検出ユニット2314により)検出するように構成されている。処理ユニット2310は、第1の入力における接触の特性強度を(例えば、判定ユニット2316により)判定するように構成されている。第1の入力の検出に応じて、処理ユニット2310は、第1の入力が送信基準を満たすという判定に従って(送信基準は、送信基準が満たされるために接触の特性強度が第1の強度閾値を満たすことを必要としない)、メッセージコンテンツのリモートデバイスへの送信を(例えば、送信ユニット2318により)開始するように構成され、また、接触がメッセージインパクト基準を満たすという判定に従って(メッセージインパクト基準は、メッセージインパクト基準が満たされるために接触の特性強度が第1の強度閾値を満たすことを必要とした)、メッセージがリモートデバイスで受信されたときに表示されるアニメーションを変化させるための複数のメッセージインパクト効果オプションの表示を(例えば、表示有効化ユニット2312により)有効化するように構成されている。複数のメッセージインパクト効果オプションを表示している間に、処理ユニット2310は、複数のインパクト効果オプションのうちの選択されたメッセージインパクト効果オプション付きのメッセージコンテンツを送信するための接触による第2の入力を(例えば、検出ユニット2314により)検出するように構成されている。第2の入力の検出に応じて、複数のインパクト効果オプションのうちの第1のメッセージインパクト効果オプションに対応するタッチ感知面ユニット2304上の位置で第2の入力が受信されたという判定に従って、処理ユニットは、リモートデバイスに第1のメッセージインパクト効果オプション付きのメッセージコンテンツの送信を(例えば、送信ユニット2318により)開始するように構成されている。
【0833】
いくつかの実施形態では、複数のメッセージインパクト効果オプションのうちの第2のメッセージインパクト効果オプションに対応するタッチ感知面ユニット2304上の位置で第2の入力が検出されたという判定に従って、処理ユニットは、リモートデバイスに第2のメッセージインパクト効果オプション付きのメッセージコンテンツの送信を(例えば、送信ユニット2318により)開始するように構成されている。
【0834】
いくつかの実施形態では、第1の入力における接触と、第2の入力における接触とは同一の接触であり、接触は、第1の入力が検出される時間と、第2の入力が検出される時間との間に、タッチ感知面ユニット2304上にて継続的に検出される。
【0835】
いくつかの実施形態では、処理ユニット2310は、複数のインパクト効果オプションに対応する位置に沿ってタッチ感知面ユニット2304を横断して移動するオプションプレビュー入力を(例えば、検出ユニット2314により)検出するように構成されており、オプションプレビュー入力の検出に応じて、処理ユニット2310は、複数のインパクト効果オプションのうちの第1のメッセージインパクト効果オプションに対応するタッチ感知面ユニット2304上の第1の位置へとオプションプレビュー入力が移動したという判定に従って、第1のメッセージインパクト効果オプション付きのメッセージコンテンツの第1のプレビューの表示を(例えば、表示有効化ユニット2312により)有効化するように構成され、
【0836】
複数のインパクト効果オプションのうちの第2のメッセージインパクト効果オプションに対応するタッチ感知面ユニット2304上の第2の位置へとオプションプレビュー入力が移動したという判定に従って、第2のメッセージインパクト効果オプション付きのメッセージコンテンツの第2のプレビューの表示を(例えば、表示有効化ユニット2312により)有効化するように構成されている。
【0837】
いくつかの実施形態では、オプションプレビュー入力の検出に応じて、処理ユニット2310は、複数のインパクト効果オプションのうちの第1のメッセージインパクト効果オプションに対応するタッチ感知面ユニット2304上の第1の位置へとオプションプレビュー入力が移動したという判定に従って、電子デバイスの1つ以上の触知出力生成器2308により、第1の触知出力を(例えば、出力ユニット2320により)出力し、複数のインパクト効果オプションのうちの第2のメッセージインパクト効果オプションに対応するタッチ感知面ユニット2304上の第2の位置へとオプションプレビュー入力が移動したという判定に従って、電子デバイスの1つ以上の触知出力生成器2308により、第2の触知出力を(例えば、出力ユニット2320により)出力するように構成されている。
【0838】
いくつかの実施形態では、第1の触知出力は、第1の触知出力プロファイルを有し、第2の触知出力は、第1の触知出力プロファイルと同一である第2の触知出力プロファイルを有する。
【0839】
いくつかの実施形態では、第1の触知出力は、第1のメッセージインパクト効果オプションに対応する第1の触知出力プロファイルを有し、第2の触知出力は、第2のメッセージインパクト効果オプションに対応する、第1の触知出力プロファイルとは別の、第2の触知出力プロファイルを有する。
【0840】
いくつかの実施形態では、第2の入力における接触の特性強度は、第2の強度閾値を満たす。
【0841】
いくつかの実施形態では、処理ユニット2310は、第2の入力の検出に応じて、第1のメッセージインパクト効果オプションに対応するタッチ感知面ユニット2304上の位置で第2の入力が受信されたという判定に従って、電子デバイスの1つ以上の触知出力生成器2308により、第1のメッセージインパクト効果オプション付きのメッセージコンテンツの送信に対応する少なくとも1つの触知出力を(例えば、出力ユニット2320により)出力するように更に構成されている。
【0842】
いくつかの実施形態では、第2のメッセージインパクト基準は、タッチ感知面ユニット2304との接触の持続時間が第1の時間閾値を満たすときに満たされる基準を含み、第2の入力は、接触のリフトオフであり、処理ユニット2310は、
【0843】
第1の入力の検出に応じて、接触が第2のメッセージインパクト基準を満たすという判定に従って、複数のメッセージインパクト効果オプションの表示を(例えば、表示有効化ユニット2312により)有効化するように更に構成されている。
【0844】
いくつかの実施形態では、第2のメッセージインパクト基準は、タッチ感知面ユニット2304との接触の持続時間が第1の時間閾値を満たすときに満たされる基準を含み、第2の入力は、タップジェスチャであり、処理ユニット2310は、
【0845】
第1の入力の検出に応じて、接触が第2のメッセージインパクト基準を満たすという判定に従って、複数のメッセージインパクト効果オプションの表示を(例えば、表示有効化ユニット2312により)有効化するように更に構成されている。
【0846】
いくつかの実施形態では、会話記録は、メッセージ領域に表示された受信メッセージを含み、処理ユニット2310は、ディスプレイユニット2302上のメッセージ領域に対応するタッチ感知面ユニット2304上の位置での接触による第3の入力を(例えば、検出ユニット2314により)検出し、第3の入力の検出に応じて、接触の特性強度が第2の強度閾値を満たすときに満たされる基準を含む受領通知表示基準を第3の入力が満たすという判定に従って、受領通知選択アフォーダンスが複数の受領通知オプションを表示するメッセージ領域に対応するメッセージ通信用インターフェース内の位置で受領通知選択アフォーダンスの表示(例えば、表示有効化ユニット2312により)有効化し、複数の受領通知オプションのうちの第1の受領通知オプションに対応するタッチ感知面ユニット2304の位置での接触による第4の入力を(例えば、検出ユニット2314により)検出し、受領通知適用入力の検出に応じて、第1の受領通知オプションをメッセージ領域に(例えば、適用ユニット2322により)適用するように更に構成されている。
【0847】
いくつかの実施形態では、会話記録は、メッセージ領域に表示されたメッセージ及びメッセージ領域に対応する複数の受領通知を含み、処理ユニット2310は、メッセージ領域及び/又メッセージ領域に対応する複数の受領通知のうち各受領通知を含む領域に対応するタッチ感知面ユニット2304の位置での接触による第5の入力を(例えば、検出ユニット2314により)検出し、第5の入力の検出に応じて、接触の特性強度が第2の強度閾値を満たすときに満たされる基準を含む受領通知集計明示基準を第5の入力が満たすという判定に従って、メッセージ領域に対応する複数の受領通知のうちの少なくともサブセットの表示を(例えば、表示有効化ユニット2312により)有効化するように更に構成されている。
【0848】
いくつかの実施形態では、遮蔽物により隠されたコンテンツを有するメッセージ領域を含み、処理ユニット2310は、隠されたコンテンツを有するメッセージ領域に対応するタッチ感知面ユニット2304の位置での接触による第6の入力を(例えば、検出ユニット2314により)検出し、第6の入力の検出に応じて、接触の特性強度が第2の強度閾値を満たすときに満たされる基準を含むメッセージ明示基準を第6の入力が満たすという判定に従って、遮蔽物の少なくとも一部分における表示を(例えば、表示有効化ユニット2312により)止め、隠されていたコンテンツの少なくとも一部分の表示を(例えば、表示有効化ユニット2312により)有効化するように更に構成されている。
【0849】
いくつかの実施形態では、遮蔽物の一部分の面積は、接触の特性強度に基づいて変化する。
【0850】
いくつかの実施形態では、処理ユニット2310は、第7の入力を(例えば、検出ユニット2314により)検出し、第7の入力の検出に応じて、接触の特性強度が第3の強度閾値を満たす場合に満たされる基準を含む全メッセージ明示基準を第7の入力が満たすという判定に従って、電子デバイスの1つ以上の触知出力生成器ユニット2308により、触知出力を(例えば、出力ユニット2320により)出力するように更に構成されている。
【0851】
いくつかの実施形態では、処理ユニット2310は、第1の入力における接触の特性強度に基づいてメッセージ通信用インターフェースの少なくとも一部に適用されるぼかし効果の広がりを(例えば、変更ユニット2324により)変化させるように更に構成されている。
【0852】
上述の情報処理方法での動作は、汎用プロセッサ(例えば、
図1A及び
図3に関連して上述されたようなもの)又は特定用途向けチップなどの、情報処理装置内の1つ以上の機能モジュールを稼働することによって、任意選択的に実施される。
【0853】
図24A1〜
図24A3は、いくつかの実施形態による、強度反応型及び強度非反応型のユーザインターフェースオブジェクトを表示する方法2400Aを示すフロー図である。方法2400Aは(2402)、ディスプレイと、タッチ感知面と、タッチ感知面との接触の強度を検出するための1つ以上のセンサと、を備える電子デバイス(例えば、
図3のデバイス300又は
図1Aのポータブル多機能デバイス100)において実行される。いくつかの実施形態では、ディスプレイは、タッチスクリーンディスプレイであり、タッチ感知面は、ディスプレイ上にあるか又はディスプレイと一体化されている。いくつかの実施形態では、ディスプレイは、タッチ感知面から分離している。方法2400Aのいくつかの動作は、任意選択的に組み合わされ、かつ/又はいくつかの動作の順序は、任意選択的に変更される。
【0854】
デバイスは、第1の外観(例えば、
図9A1のメッセージアイコン902又は
図9B1の電子メールメッセージ930)を有する第1の作動可能オブジェクトを含む、複数の作動可能ユーザインターフェースオブジェクトを含むユーザインターフェース(例えば、
図9A1のユーザインターフェース900又は
図9B1のユーザインターフェース902)を表示する(2402)。
【0855】
デバイスは、強度反応型作動可能オブジェクト(例えば、
図9A1のメッセージアイコン902又は
図9B1の電子メールオブジェクト930)に対して、強度反応型作動可能オブジェクトに対応するタッチ感知面状の入力の特性強度に基づいた強度反応型作動可能オブジェクトに対応する操作を実施する(2406)ように構成されているため、タッチ感知面上の各強度反応型作動可能オブジェクトに対応する入力を提供している接触の特性強度が強度ベースの作動基準(例えば、
図9A15及び
図9B5のIT
Lなどの強度閾値)を満たすとき、各強度反応型作動可能オブジェクトに対応する操作は、接触の特性強度が強度ベースの作動基準を満たす結果として実施されるように構成されている(例えば、
図9A15のクイックアクションメニュー914又は
図9B5の電子メールメッセージのプレビュー930が表示される(2404)。
【0856】
いくつかの実施形態では、強度反応型作動可能オブジェクトは、ヒントアニメーション、クイックアクションメニュー又はピークプラッタ(例えば、
図9A15のクイックアクションメニュー914又は
図9B5の電子メールメッセージ930のピークプラッタ)などの接触の強度に基づいて駆動される操作を引き起こす。いくつかの実施形態では、タッチ感知面上の各強度反応型作動可能オブジェクトに対応する入力を提供している接触の特性強度が、強度ベースの作動基準を満たすとき、各強度反応型作動可能オブジェクトの外観は、接触の特性強度における変化に基づいて変形される。
【0857】
デバイスは、強度非反応型作動可能オブジェクトに対して(2408)、強度非反応型作動可能オブジェクトに対応するタッチ感知面上の入力が、強度ベースの作動基準を満たすかどうかとは無関係に強度非反応型作動可能オブジェクトに対応する操作を実施するように構成されているため、各強度非反応型作動可能オブジェクトに対応する入力を提供している接触の特性強度が強度ベースの作動基準を満たすとき、各非反応型作動可能オブジェクトに対応する操作は、接触の特性強度が強度ベースの作動基準を満たす結果として実施されない(2404)。例えば、
図9A2〜
図9A7に示すように、強度非反応型天気アイコン904に対して、
図9A7の天気アプリケーションの表示は、ユーザ入力910が1つ以上の強度閾値IT
H、IT
L又はIT
Dを満たすかどうかには無関係にユーザ入力910のリフトオフ時に実施される。
【0858】
例えば、いくつかの実施形態では、強度ベースの作動基準を満たすことは、強度非反応型作動可能オブジェクトに対応する操作を実施するべきかどうかの判定時に無視され、動きの閾値量を超えることなく接触のリフトオフが検出されたかどうか、かつ/又は接触のタッチダウンを検出してからの時間の閾値量以内で接触のリフトオフが検出されたかどうかなどの、他の作動基準が代わりに使用される。いくつかの実施形態では、強度非反応型作動可能オブジェクトは、ヒントアニメーション、クイックアクションメニュー又はピークプラッタの表示などの接触の強度に基づいて駆動される操作を引き起こさない。いくつかの実施形態では、タッチ感知面上の各強度非反応型作動可能オブジェクトに対応する入力を提供している接触の特性強度が、強度ベースの作動基準を満たすとき、各強度非反応型作動可能オブジェクトの外観は、接触の特性強度における変化に基づいて変形されない。
【0859】
ユーザインターフェースをディスプレイ上に表示する間、デバイスは、複数の作動可能オブジェクト内の第1の作動可能オブジェクト(例えば、
図9A12のメッセージアイコン902、
図9B2の電子メールメッセージ930)を選択する要求に対応する入力(例えば、
図9A12のユーザ入力912又は
図9B2のユーザ入力915)を検出し(2410)、(例えば、
図9A12のユーザ入力強度グラフ906又は
図9B2のユーザ入力強度グラフ906に示すような)入力の特性強度は、入力中に強度ベースの作動基準を満たすことはない(例えば、入力を実施した接触が入力中、各強度閾値、例えば、IT
H未満である強度を維持する)。
【0860】
いくつかの実施形態では、デバイスは、作動可能オブジェクトの各変形(例えば、ヒント状態の第1の部分)を使用して強度反応型作動可能オブジェクトの外観を変更させるように構成され(2412)、タッチ感知面上の接触の特性強度が強度閾値(例えば、「ヒント」閾値(例えば、IT
H))までの強度値の範囲で変化する間、各変形は、動的に調整される。
【0861】
いくつかの実施形態では、強度反応型作動可能オブジェクト(例えば、
図9A12のメッセージアイコン902又は
図9B2の電子メールメッセージ930)に対して、操作は、接触の特性強度が強度ベースの作動基準(例えば、IT
Hなどの「ヒント」閾値)を満たす結果として各強度反応型作動可能オブジェクトに対する関連コンテンツ(例えば、
図9A15のクイックアクションメニュー914又は
図9B5の電子メールメッセージ930のピークプラッタ)のプレビューを表示することを含み(2414)、強度非反応型作動可能オブジェクトに対して、操作は、接触の特性強度が強度ベースの作動基準を満たす結果として、関連するコンテンツのプレビューを表示することを含まない。
【0862】
入力(例えば、
図9A12のユーザ入力912又は
図9B2のユーザ入力915)の検出に応じて(2416)、第1の作動可能オブジェクトが強度反応型作動可能オブジェクトであるという判定に従って、デバイスは、第1の作動可能オブジェクトをその第1の外観からの第1の変形(例えば、
図9A12又は
図9B2に示すように、第1の作動可能オブジェクトのサイズをその初期サイズから増加させること又は第1の作動可能オブジェクトのサイズをその初期サイズから減少させること)を伴って表示する(2418)。第1の変形を適用することによって強度反応型作動可能オブジェクトの外観を変化させることは、デバイスによって検出されている強度のレベルに関するフィードバックをユーザに提供し、作動可能オブジェクトが強度反応型であり、より強く押すとデバイスに強度反応型オブジェクトに関連付けられた1つ以上の操作を実施させることをユーザに示す視覚フィードバックを提供する。ユーザへ改善された視覚フィードバックを提供することにより、(例えば、デバイスで操作/デバイスと対話するときに、ユーザが適切な入力を提供し、ユーザのミスを低減することを手助けすることによって)デバイスの操作性を向上させ、ユーザデバイスインターフェースをより効率的にすることができる。
【0863】
いくつかの実施形態では、第1の変形は、各強度反応型オブジェクト(例えば、ヒント状態)の外観における変化の初期部分ある(2420)。
【0864】
いくつかの実施形態では、強度反応型作動オブジェクトに対する第1の変形の広がりは、入力中の接触の特性強度に基づいて変化する(2422)(例えば、軽いタップよりも強いタップに対してより大きなサイズの増減及び/又は軽いタップよりも強いタップに対して仮想z方向への大きな動き)。
【0865】
第1の作動可能オブジェクトが強度非反応型作動可能オブジェクトであるという判定に従って、デバイスは、第1の変形を表示することなく第1の作動可能オブジェクトを表示する(2424)(例えば、
図9A3〜
図9A6の天気アイコン904などの第1の作動可能オブジェクトのサイズをその初期サイズから増加させることなく第1の作動可能オブジェクトを暗くする)。
【0866】
いくつかの実施形態では、入力はタップ入力(例えば、強度ベースの作動基準の一部である強度閾値を超える強度を接触が有することなく満たすことができる第1の作動可能オブジェクトに関する作動基準を満たす入力)であり(2426)、タップ入力の検出に応じて、デバイスは、(例えば、オブジェクトが強度反応型オブジェクトであるか又は強度非反応型オブジェクトであるかに無関係に、
図9A7の天気アイコン904に対応する天気アプリケーションの起動などの)第1の作動可能オブジェクトに対応する作動操作を実施する。
【0867】
いくつかの実施形態では、第1の作動可能オブジェクトを選択する要求に対応する検出された入力は、タッチ感知面との接触の第1の部分であり(2428)、第1の作動可能オブジェクトを選択する要求に対応する検出された入力は、第1のジェスチャと関連付けられており、デバイスは、(例えば、第1の部分に続く)タッチ感知面との接触の第2の部分を検出し、接触の第2の部分が第1のジェスチャに関連付けられていないという判定に従って、デバイスは、第1の作動可能オブジェクトの第1の変形の表示を動的に低減する(例えば、ユーザ入力912による接触の第1の部分は、
図9A16のタップジェスチャに関連付けられ、ユーザ入力912による接触の第2の部分は、
図9A17のスクロールジェスチャと関連付けられ、メッセージアイコン902の第1の変形は、
図9A16から
図9A17へと動的に低減される)。
【0868】
図24B1〜
図24B3は、いくつかの実施形態に従って、強度反応型及び強度非反応型のユーザインターフェースオブジェクトを表示する方法2400Bを示すフロー図である。方法2400Bは、ディスプレイと、タッチ感知面と、タッチ感知面との接触の強度を検出するための1つ以上のセンサと、を備える電子デバイス(例えば、
図3のデバイス300又は
図1Aのポータブル多機能デバイス100)において実行される(2452)。いくつかの実施形態では、ディスプレイは、タッチスクリーンディスプレイであり、タッチ感知面は、ディスプレイ上にあるか又はディスプレイと一体化されている。いくつかの実施形態では、ディスプレイは、タッチ感知面から分離している。方法2400Bのいくつかの動作は、任意選択的に組み合わされ、かつ/又はいくつかの動作の順序は、任意選択的に変更される。
【0869】
ユーザインターフェースが表示されている間、デバイスは、ディスプレイ(例えば、
図9A12及び
図9B2のディスプレイ950)上の第1の作動可能ユーザインターフェースオブジェクト(例えば、
図9A12のメッセージアイコン902又は
図9B2の電子メールメッセージ930)に対応するタッチ感知面上の第1の位置で、接触(例えば、
図9A12のユーザ入力912又は
図9B2のユーザ入力915などの指又はスタイラスの接触)により入力を検出する(2452)。
【0870】
いくつかの実施形態では、表示されたユーザインターフェースは、複数の作動可能ユーザインターフェースオブジェクトを含み(2454)、作動可能ユーザインターフェースオブジェクトの第1のサブセットは、強度反応型であり、作動可能ユーザインターフェースオブジェクトの第2のサブセットは、強度非反応型である。
【0871】
いくつかの実施形態では、第1の作動可能ユーザインターフェースオブジェクトは、(例えば、
図9B1に示すように)リストとして表示されている(2456)。いくつかの実施形態では、第1の作動ユーザインターフェースオブジェクトは、オブジェクトのアレイ(例えば、
図9A1に示すように、電話又はタブレットのアプリケーション起動スクリーンなどの複数列、複数行アレイ)として表示されている(2458)。
【0872】
いくつかの実施形態では、接触による入力の検出に応じて(2460)、デバイスは、第1の作動可能ユーザインターフェースオブジェクトが強度反応型であるかどうかを判定する(2462)。
【0873】
接触による入力の検出に応じて(2460)、第1の作動可能ユーザインターフェースオブジェクトが強度反応型であるという判定に従って(2464)、デバイスは、タッチ感知面上の接触の検出強度における変化に従って、第1の作動可能ユーザインターフェースオブジェクト(例えば、
図9A12のメッセージアイコン902又は
図9B2の電子メールメッセージ930)の外観を変化させる。第1の作動可能ユーザインターフェースオブジェクトが強度非反応型であるという判定に従って、デバイスは、第1の作動可能ユーザインターフェースオブジェクト(例えば、
図9A3の天気アイコン904)の外観を所定量だけ変化させる(2466)。タッチ感知面上の接触の検出強度における変化に従って強度反応型作動可能オブジェクトの外観を変化させることは、デバイスによって検出されている強度のレベルに関するフィードバックをユーザに提供し、作動可能オブジェクトが強度反応型であり、より強く押すとデバイスが強度反応型オブジェクトに関連付けられた1つ以上の動作を実行するようになることを示す視覚フィードバックをユーザに提供する。強度非反応型作動可能ユーザインターフェースオブジェクトの外観を所定量だけ変化させることは、作動可能オブジェクトが強度非反応型であり、より強く押すとデバイスが強度反応型オブジェクトに関連付けられた1つ以上の動作を実行することにはならないことを示す視覚フィードバックをユーザに提供する。ユーザへ改善された視覚フィードバックを提供することにより、(例えば、デバイスで操作/デバイスと対話するときに、ユーザが適切な入力を提供し、ユーザのミスを低減することを手助けすることによって)デバイスの操作性を向上させ、ユーザデバイスインターフェースをより効率的にすることができる。
【0874】
いくつかの実施形態では、第1の作動可能ユーザインターフェースオブジェクトの外観を接触の検出強度に従って変化させることは、第1の作動可能ユーザインターフェースオブジェクトの明るさを、接触の検出強度に従って変化させることと、第1の作動可能ユーザインターフェースオブジェクトのサイズを、接触の検出強度に従って変化させることと、を含む(2468)(例えば、
図9B2の電子メールメッセージ930)。
【0875】
いくつかの実施形態では、第1の作動可能ユーザインターフェースオブジェクトのサイズを接触の検出強度に従って変化させることは、第1の作動可能ユーザインターフェースオブジェクトのサイズを、接触の検出強度に従って増加させること(例えば、仮想z方向において上向きの第1の作動可能ユーザインターフェースオブジェクトの動きを表示すること)を含む(2470)。
【0876】
いくつかの実施形態では、第1の作動可能ユーザインターフェースオブジェクトのサイズを接触の検出強度に従って変化させることは、第1の作動可能ユーザインターフェースオブジェクトのサイズを、接触の検出強度に従って減少させること(例えば、仮想z方向において下向きの第1の作動可能ユーザインターフェースオブジェクトの動きを表示すること)を含む(例えば、
図9A12のメッセージアイコン902又は
図9B2の電子メールメッセージ930)(2472)。
【0877】
いくつかの実施形態では、第1の作動可能ユーザインターフェースオブジェクトは、そのサイズを変化させる前に第1の領域を占めており(2474)、第1の作動可能ユーザインターフェースオブジェクトが強度反応型であるという判定に従って、デバイスは、第1の領域を占め、第1の作動可能ユーザインターフェースオブジェクトの背後に表示されるプラッタを表示し、プラッタは、第1の作動可能ユーザインターフェースオブジェクトのサイズが小さくなった際に(例えば、
図9A12のメッセージアイコン902に関して示したように)視認可能となる。
【0878】
いくつかの実施形態では、タッチ感知面上の第1の位置において、接触による入力を検出することは、第1の位置においてタッチ感知面の上方でホバリングする接触を検出することを含み(例えば、
図9A11のユーザ入力912)、第1の位置は、第1の作動可能ユーザインターフェースオブジェクトに対応し、接触による入力の検出に応じて、第1の作動可能ユーザインターフェースオブジェクトが強度反応型であるという判定に従って、かつ、接触が第1の位置においてタッチ感知面の上方でホバリングしている状態において、デバイスは、第1の作動可能ユーザインターフェースオブジェクトの外観を変化させることを含むプレビュー動作を実行する(例えば、メッセージアイコン902に関して
図9A11に示したように、タッチダウン前にタップアニメーションの開始を表示する)(2476)。
【0879】
いくつかの実施形態では、第1の作動可能ユーザインターフェースオブジェクトの外観を所定量だけ変化させることは、第1の作動可能ユーザインターフェースオブジェクトの明るさを、接触の検出強度とは独立した所定量だけ変化させることと、第1の作動可能ユーザインターフェースオブジェクト(例えば、
図9A3〜
図9A6の天気アイコン904)のサイズを維持することと、を含む(2478)。
【0880】
いくつかの実施形態では、第1の作動可能ユーザインターフェースオブジェクトが強度反応型であるという判定に従って、デバイスは、検出強度に従って、第1の作動可能ユーザインターフェースオブジェクトを除くユーザインターフェースをぼかしかつ縮小させ(例えば、
図9A13〜
図9A15は、強度反応型メッセージアイコン902を除くユーザインターフェース900のぼかしの度合いの増加を図示する)、第1の作動可能ユーザインターフェースオブジェクトが強度非反応型であるという判定に従って、デバイスは、ユーザインターフェースをぼかすことも縮小することもなくユーザインターフェースを表示する(例えば、
図9A3〜
図9A6は、ユーザインターフェース900が強度非反応型天気アイコン904に関してぼかされていないことを図示する)(2480)。
【0881】
いくつかの実施形態により、
図25は、上記のように本発明の原理に従って構成された電子デバイス2500の機能ブロック図を示す。デバイスの機能ブロックは、本発明の原理を実行するためのハードウェア、ソフトウェア、又はハードウェア及びソフトウェアの組み合わせにより実施することができる。
図25に述べられる機能ブロックは、上記に述べたような本発明の原理を実施するために、組み合わせるか、又はサブブロックに分割してもよいことが当業者によって理解されよう。したがって、本明細書における説明は、あらゆる可能な組み合わせ若しくは分割、又は本明細書に述べられる更なる機能ブロックの定義を支持し得るものである。
【0882】
図25に示すように、電子デバイス2500は、ユーザインターフェースを表示するように構成されたディスプレイユニット2502と、ユーザ入力を受信するように構成されたタッチ感知面ユニット2504と、タッチ感知面ユニットとの接触の強度を検出するように構成された1つ以上のセンサユニット2506と、ディスプレイユニット、タッチ感知面ユニット及び1つ以上のセンサユニットと結合された処理ユニット2508と、を含む。いくつかの実施形態では、処理ユニット2508は、表示有効化ユニット2510と、動作実行ユニット2512と、検出ユニット2514と、変化ユニット2516と、を含む。
【0883】
処理ユニットは、ディスプレイユニット2502上に、第1の外観を有する第1の作動可能オブジェクトを含む、複数の作動可能オブジェクトを含むユーザインターフェースの表示を(例えば、表示有効化ユニット2510により)有効化するように構成され、処理ユニットは、強度反応型作動可能オブジェクトに対して、強度反応型作動可能オブジェクトに対応するタッチ感知面ユニット上の入力の特性強度に基づいて強度反応型作動可能オブジェクトに対応する動作を(例えば、動作実行ユニット2512により)実行するように構成されているため、タッチ感知面ユニット上の各強度反応型作動可能オブジェクトに対応する入力を提供している接触の特性強度が強度ベースの作動基準を満たすとき、各強度反応型作動可能オブジェクトに対応する動作は、接触の特性強度が強度ベースの作動基準を満たすという結果として実行され、強度非反応型作動可能オブジェクトに対して、強度非反応型作動可能オブジェクトに対応する動作を、強度非反応型作動可能オブジェクトに対応するタッチ感知面ユニット上の入力が強度ベースの作動基準を満たすかどうかとは無関係に(例えば、動作実行ユニット2512により)実行するように構成されているため、タッチ感知面ユニット上の各強度非反応型作動可能オブジェクトに対応する入力を提供している接触の特性強度が強度ベースの作動基準を満たすとき、各強度非反応型作動可能オブジェクトに対応する動作は、接触の特性強度が強度ベースの作動基準を満たすという結果としては実行されず、ユーザインターフェースがディスプレイユニット上に表示されている間、複数の作動可能オブジェクト内の第1の作動可能オブジェクトを選択する要求に対応する入力を(例えば、検出ユニット2514により)検出するように構成され、入力の特性強度は、入力の際の強度に基づく作動基準を満たすことはなく、入力の検出に応じて、第1の作動可能オブジェクトが強度反応型作動可能オブジェクトであるという判定に従って、第1の作動可能オブジェクトの表示を(例えば、変化ユニット2516により)その第1の外観から第1の変化を伴って(例えば、表示有効化ユニット2510により)有効化するように構成され、第1の作動可能オブジェクトが強度非反応型作動可能オブジェクトであるという判定に従って、第1の作動可能オブジェクトの表示を第1の変化を表示することなく(例えば、表示有効化ユニット2510により)有効化するように構成されている。
【0884】
いくつかの実施形態では、入力は、タップ入力であり、処理ユニットは、タップ入力の検出に応じて、第1の作動可能オブジェクトに対応するアクティブ化動作を(例えば、動作実行ユニット2512により)実行するように構成されている。
【0885】
いくつかの実施形態では、第1の変化は、各強度反応型オブジェクトの外観における変化の初期部分である。
【0886】
いくつかの実施形態では、強度反応型作動可能オブジェクトに対する第1の変化の程度は、入力の際の接触の特性強度に基づいて変化する。
【0887】
いくつかの実施形態では、処理ユニットは、強度反応型作動可能オブジェクトの外観を(例えば、変化ユニット2516による)作動可能オブジェクトの各変化を使用して変化させるように構成され、各変化は、タッチ感知面ユニット上の接触の特性強度が強度閾値までの強度値の範囲で変化する際に動的に調整される。
【0888】
いくつかの実施形態では、強度反応型作動可能オブジェクトに対して、動作は、接触の特性強度が強度に基づく作動基準を満たすという結果として各強度反応型作動可能オブジェクトに対する関連コンテンツのプレビューの表示を(例えば、表示有効化ユニット2510により)有効化することを含み、強度非反応型作動可能オブジェクトに対して、動作は、接触の特性強度が強度に基づく作動基準を満たすという結果として関連コンテンツのプレビューの表示を(例えば、表示有効化ユニット2510により)有効化することを含まない。
【0889】
いくつかの実施形態では、第1の作動可能オブジェクトを選択する要求に対応する検出された入力は、タッチ感知面ユニットとの接触の第1の部分であり、第1の作動可能オブジェクトを選択する要求に対応する検出された入力は、第1のジェスチャと関連付けられ、処理ユニットは、タッチ感知面ユニットとの接触の第2の部分を(例えば、検出ユニット2514により)検出するように構成され、接触の第2の部分が第1のジェスチャに関連付けられていないという判定に従って、第1の作動可能オブジェクトの第1の変化の表示を(例えば、変化ユニット2516により)動的に低減するように構成されている。
【0890】
いくつかの実施形態により、
図26は、上記のように本発明の原理に従って構成された電子デバイス2600の機能ブロック図を示す。このデバイスの機能ブロックは、本発明の原理を実行するためのハードウェア、ソフトウェア、又はハードウェア及びソフトウェアの組み合わせにより実施することができる。
図26に述べられる機能ブロックは、上記に述べたような本発明の原理を実施するために、組み合わせるか、又はサブブロックに分割してもよいことが当業者によって理解されよう。したがって、本明細書における説明は、あらゆる可能な組み合わせ若しくは分割、又は本明細書に述べられる更なる機能ブロックの定義を支持し得るものである。
【0891】
図26に示すように、電子デバイス2600は、ユーザインターフェースを表示するように構成されたディスプレイユニット2602と、ユーザ入力を受信するように構成されたタッチ感知面ユニット2604と、タッチ感知面ユニットとの接触の強度を検出するように構成された1つ以上のセンサユニット2606と、ディスプレイユニット、タッチ感知面ユニット及び1つ以上のセンサユニットと結合された処理ユニット2608と、を含む。いくつかの実施形態では、処理ユニット2608は、表示有効化ユニット2610と、検出ユニット2612と、変化ユニット2614と、判定ユニット2616とを含む。
【0892】
処理ユニットは、ユーザインターフェースを表示した状態で、ディスプレイユニット上の第1の作動可能ユーザインターフェースオブジェクトに対応するタッチ感知面ユニット上の第1の位置において、接触による入力を(例えば、検出ユニット2612により)検出するように構成され、接触による入力の検出に応じて、第1の作動可能ユーザインターフェースオブジェクトが強度反応型であるという判定に従って、タッチ感知面ユニット上の接触の検出強度における変化に従って、第1の作動可能ユーザインターフェースオブジェクトの外観を(例えば、変化ユニット2614により)変化させるように構成され、第1の作動可能ユーザインターフェースオブジェクトが強度非反応型であるという判定に従って、第1の作動可能ユーザインターフェースオブジェクトの外観を所定量だけ(例えば、変化ユニット2614により)変化させるように構成されている。
【0893】
いくつかの実施形態では、処理ユニットは、接触による入力の検出に応じて、第1の作動可能ユーザインターフェースオブジェクトが強度反応型であるかどうかを(例えば、判定ユニット2616により)判定するように構成されている。
【0894】
いくつかの実施形態では、第1の作動可能ユーザインターフェースオブジェクトの外観を所定量だけ変化させることは、第1の作動可能ユーザインターフェースオブジェクトの明るさを、接触の検出強度とは独立した所定量だけ変化させることと、第1の作動可能ユーザインターフェースオブジェクトのサイズを維持することと、を含む。
【0895】
いくつかの実施形態では、第1の作動可能ユーザインターフェースオブジェクトの外観を接触の検出強度に従って変化させることは、第1の作動可能ユーザインターフェースオブジェクトの明るさを、接触の検出強度に従って変化させることと、第1の作動可能ユーザインターフェースオブジェクトのサイズを、接触の検出強度に従って変化させることと、を含む。
【0896】
いくつかの実施形態では、第1の作動可能ユーザインターフェースオブジェクトのサイズを、接触の検出強度に従って変化させることは、第1の作動可能ユーザインターフェースオブジェクトのサイズを、接触の検出強度に従って増加させることを含む。
【0897】
いくつかの実施形態では、第1の作動可能ユーザインターフェースオブジェクトサイズを、接触の検出強度に従って変化させることは、第1の作動可能ユーザインターフェースオブジェクトのサイズを、接触の検出強度に従って減少させることを含む。
【0898】
いくつかの実施形態では、第1の作動可能ユーザインターフェースオブジェクトは、そのサイズを変化させる前に第1の領域を占めており、処理ユニットは、第1の作動可能ユーザインターフェースオブジェクトが強度反応型であるという判定に従って、第1の領域を占め、かつ第1の作動可能ユーザインターフェースオブジェクトの背後に表示されるプラッタの表示を(例えば、表示有効化ユニット2610により)有効化するように構成されており、プラッタは、第1の作動可能ユーザインターフェースオブジェクトのサイズが減少するにつれて見えるようになる。
【0899】
いくつかの実施形態では、処理ユニットは、第1の作動可能ユーザインターフェースオブジェクトが強度反応型であるという判定に従って、検出強度に従って、第1の作動可能ユーザインターフェースオブジェクトを除くユーザインターフェースのぼかし及び縮小を(例えば、変化ユニット2614により)有効化するように構成され、第1の作動可能ユーザインターフェースオブジェクトが強度非反応型であるという判定に従って、ユーザインターフェースをぼかすことも縮小することもなくユーザインターフェースの表示を(例えば、表示有効化ユニット2610により)有効化するように構成されている。
【0900】
いくつかの実施形態では、表示されたユーザインターフェースは、複数の作動可能ユーザインターフェースオブジェクトを含み、作動可能ユーザインターフェースオブジェクトの第1のサブセットは、強度反応型であり、作動可能ユーザインターフェースオブジェクトの第2のサブセットは、強度非反応型である。
【0901】
いくつかの実施形態では、第1の作動可能ユーザインターフェースオブジェクトは、リスト表示される。
【0902】
いくつかの実施形態では、第1の作動可能ユーザインターフェースオブジェクトは、オブジェクトのアレイとして表示される。
【0903】
いくつかの実施形態では、タッチ感知面ユニット上の第1の位置において、接触による入力を検出することは、第1の位置においてタッチ感知面ユニットの上方でホバリングする接触を検出することを含み、第1の位置は、第1の作動可能ユーザインターフェースオブジェクトに対応し、接触による入力の検出に応じて、第1の作動可能ユーザインターフェースオブジェクトが強度反応型であるという判定に従って、かつ、接触が第1の位置においてタッチ感知面ユニットの上方でホバリングしている状態において、第1の作動可能ユーザインターフェースオブジェクトの外観を(例えば、変化ユニット2614により)変化させることを含むプレビュー動作を行う。
【0904】
図27A1〜
図27A5は、いくつかの実施形態に従って、強度反応型及び強度非反応型のユーザインターフェースオブジェクトを表示する方法2700Aを示すフロー図である。方法2700Aは、ディスプレイと、タッチ感知面と、タッチ感知面との接触の強度を検出するための1つ以上のセンサと、を備える電子デバイス(例えば、
図3のデバイス300又は
図1Aのポータブル多機能デバイス100)において実行される(2702)。いくつかの実施形態では、ディスプレイは、タッチスクリーンディスプレイであり、タッチ感知面は、ディスプレイ上にあるか又はディスプレイと一体化されている。いくつかの実施形態では、ディスプレイは、タッチ感知面から分離している。方法2700Aのいくつかの動作は、任意選択的に組み合わされ、かつ/又はいくつかの動作の順序は、任意選択的に変更される。
【0905】
デバイスは、複数の作動可能ユーザインターフェースオブジェクトを含むユーザインターフェースを表示する(2702)。
【0906】
ユーザインターフェースを表示している間、デバイスは、ディスプレイ上の第1のユーザインターフェースオブジェクト(例えば、
図9A12のメッセージアイコン902又は
図9B2の電子メールメッセージ930)に対応するタッチ感知面ユニット上の第1の位置において、接触による入力の第1の部分(例えば、
図9A12のユーザ入力912又は
図9B2のユーザ入力915)を検出する(2704)。
【0907】
入力の第1の部分の検出に応じて、デバイスは、第1の視覚的変化を第1のユーザインターフェースオブジェクトに適用することによって第1のユーザインターフェースオブジェクトの外観を変化させる(例えば、
図9B2の電子メールメッセージ930に関して示すように、タッチ感知面からの接触のリフトオフを検出する前に、接触により実行される他のジェスチャが検出されない場合、第1のユーザインターフェースオブジェクトを暗くして、第1のユーザインターフェースオブジェクトに対応する選択及び/又はアクティブ化動作が、タッチ感知面からの接触のリフトオフの検出に応じて実行されることとなるという示唆を提供するか、又は
図9A12のメッセージアイコン902に関して示すように、第1のユーザインターフェースオブジェクトを縮小する)(2706)。第1の視覚変化は、第1のユーザインターフェース操作(例えば、第1のユーザインターフェースオブジェクトを選択かつ/又はアクティブ化するためのタップ)に対応する(2708)。第1のユーザインターフェース操作に対応する第1の視覚変化を使用してユーザインターフェースオブジェクトの外観を変化させることは、入力のリマインダが第1のユーザインターフェース操作と一貫性を有する場合、どのユーザインターフェース操作が実行されることとなるかに関するフィードバックをユーザに提供する。ユーザへ改善された視覚フィードバックを提供することにより、(例えば、デバイスで操作/デバイスと対話するときに、ユーザが適切な入力を提供し、ユーザのミスを低減することを手助けすることによって)デバイスの操作性を向上させ、ユーザデバイスインターフェースをより効率的にすることができる。
【0908】
第1の視覚変化を第1のユーザインターフェースオブジェクトに適用することによって第1のユーザインターフェースオブジェクトの外観を変化させた後、デバイスは、入力の第2の部分(例えば、接触がタッチ感知面上で継続的に検出されている間、第1の入力を実行した接触の1つ以上のパラメータにおける変化を含む入力の継続)を検出する(2710)。
【0909】
入力の第2の部分の検出に応じて(2712)、いくつかの実施形態では、入力の第2の部分が第1のユーザインターフェース操作と一貫性を有するという判定に従って(2714)、デバイスは、第1のユーザインターフェース操作を実行する前に、第1の変化を動的に低減する(例えば、
図9A21〜
図9A22は、メッセージアイコン902の第1の変化がユーザ入力912による接触のリフトオフ時に動的に低減されることを示す)。
【0910】
入力の第2の部分が第1のユーザインターフェース操作と一貫性を有するという判定に従って、デバイスは、(例えば、接触のリフトオフに応じて)第1のユーザインターフェース操作を実行する(2716)。例えば、いくつかの実施形態では、タップ入力に対して、デバイスは、一般的に、第1のパラメータが徐々に変化するにつれて第1の視覚変化を動的に低減することなく、オブジェクトを選択及び/又はアクティブ化する。
【0911】
入力の第2の部分が、第2のユーザインターフェース操作(例えば、
図9B3〜
図9B4のピークするためのより強い押圧、又はスクロールするためのドラッグジェスチャ)の実行を示す第1のパラメータにおける段階的変化(例えば、
図9B3〜
図9B4に例として示すように、複数の強度値にわたる入力における接触の強度における動的変化又はタッチ感知面全体の複数の位置にわたる入力における接触の位置における動的変化)を含むという判定に従って、デバイスは、第1のユーザインターフェース操作を実行することなく、第1のパラメータを(例えば、タッチ感知面上の接触の強度が増加するか、又はタッチ感知面上の接触の位置が変化するにつれて、ユーザインターフェースオブジェクトの陰影を徐々に増減することによって)徐々に変化させるにつれて、(例えば、
図9B2の電子メールメッセージ930について示すように)第1の視覚変化を動的に低減する(2718)。例えば、
図9B3〜
図9B4は、ユーザ入力915による接触の強度が、ユーザ入力強度グラフ906に示すように増加するにつれて、電子メールメッセージ930の陰影が、徐々に減少していることを示す。入力の第2の部分が、第2のユーザインターフェース操作の実行を示す第1のパラメータにおける段階的変化を含む場合、第1のユーザインターフェース操作を実行することなく第1の変化を動的に低減することは、入力における変化に従って実行されることとなる可能な動作間でユーザが遷移できるようにし、異なるユーザインターフェース操作が入力における更なる変化に従って実行されてもよいというフィードバックをユーザに提供する。実行される可能な操作の間で移行する機能を提供し、ユーザへの改善された視覚フィードバックを提供することにより、(例えば、デバイスで操作/デバイスと対話するときに、ユーザが適切な入力を提供し、ユーザのミスを低減することを手助けすることによって)デバイスの操作性を向上させ、ユーザデバイスインターフェースをより効率的にすることができる。
【0912】
いくつかの実施形態では、入力の第2の部分が、第2のユーザインターフェース操作が行われることを示す第1のパラメータの漸進的変化を含むという判定に従って、第1の視覚的変化を動的に弱めた後、デバイスは、入力の第3の部分を検出する(2720)。入力の第3の部分の検出に応じて、入力の第3の部分が第1のユーザインターフェース操作に対して一貫性を有するという判定に従って、デバイスは、第1の視覚的変化を再適用することにより、第1のユーザインターフェースオブジェクトの外観を変化させ(いくつかの実施形態では、第2の視覚的変化を動的に弱め)、(例えば、接触のリフトオフに応答して)第1のユーザインターフェース操作を行う。例えば、
図9A16〜
図9A18は、ユーザ入力912の第2の部分が、スクロールを示す横方向変位の漸進的変化を含むという判定に従って、第1の視覚的変化を動的に弱めることを示し、
図9A18〜
図9A20は、ユーザ入力912の第3の部分の検出に応答して、ユーザ入力912の第3の部分が作動された操作に対して一貫性を有するという判定に従って、第1の視覚的変化が再適用され、第2の視覚的変化が動的に弱められることを示している。作動された操作に対して一貫性を有する入力の第3の部分に従って、第1の変化を動的に再適用し、任意選択的に、かつ動的に第2の変化を弱めることにより、入力の変化に従って実行される可能な操作の間でユーザの入力が移行することを可能にし、入力の変化に従ってどの操作が実行され得るかに関するフィードバックをユーザに提供することができる。実行される可能な操作の間で移行する機能を提供し、ユーザへの改善された視覚フィードバックを提供することにより、(例えば、デバイスで操作/デバイスと対話するときに、ユーザが適切な入力を提供し、ユーザのミスを低減することを手助けすることによって)デバイスの操作性を向上させ、ユーザデバイスインターフェースをより効率的にすることができる。
【0913】
いくつかの実施形態では、デバイスは、第1のパラメータが漸進的に変化するにつれて、第1の視覚的変化を動的に弱めることと併せて、第2の視覚的変化を第1のユーザインターフェースオブジェクトに適用することにより第1のユーザインターフェースオブジェクトの外観を変化させる(2722)。
【0914】
いくつかの実施形態では、第1のパラメータの漸進的変化は、接触の強度の増加を含み、第2の視覚的変化は、接触の強度の増加に従って、第1のユーザインターフェースオブジェクト(例えば、
図9A13〜
図9A14のメッセージアイコン902、又は
図9B3〜
図9B4の電子メールメッセージ930)のサイズを変化させることを含む(2724)。
【0915】
いくつかの実施形態では、第1のパラメータの漸進的変化は、接触の強度の増加を含み、第2の視覚的変化は、接触の強度の増加に従って、第1のユーザインターフェースオブジェクト以外のユーザインターフェース(例えば、
図9A13〜
図9A14のユーザインターフェース900、又は
図9B3〜
図9B4のユーザインターフェース900)の一部分をぼかしたり、縮小したりすることを含む(2726)。
【0916】
いくつかの実施形態では、第1のパラメータの漸進的変化は、接触の横方向移動を含み、第2の視覚的変化は、ディスプレイ上における第1のユーザインターフェースオブジェクトの位置を変化させること(例えば、メッセージアイコン902に関連する
図9A17〜
図9A18に示すように、入力の第2の部分がドラッグ又はスワイプジェスチャである場合、ディスプレイ上における第1のユーザインターフェースオブジェクト及び他のインターフェースオブジェクトをスクロールさせること)を含む(2728)。
【0917】
第1の視覚的変化が所定量だけ動的に弱められた後に、第2の視覚的変化を第1のユーザインターフェースオブジェクトに適用することにより第1のユーザインターフェースオブジェクトの外観を変化させる(2730)。
【0918】
いくつかの実施形態では、入力の第2の部分が、第3のユーザインターフェース操作(例えば、コンテンツをスクロールして表示するパン)が行われることを示す(例えば、複数の値の中の)第2のパラメータの漸進的変化を含むという判定に従って、デバイスは、第2のパラメータが漸進的に変化するにつれて、第3の視覚的変化を適用することにより(例えば、タッチ感知面における接触の移動量が変化するにつれて漸進的にユーザインターフェースオブジェクトのサイズを大きくしたり、小さくしたりすることにより)、第1のユーザインターフェースオブジェクトの外観を変化させる(2732)。
【0919】
いくつかの実施形態では、第2のパラメータの漸進的変化は、接触の横方向移動を含み、第3の視覚的変化は、接触の横方向移動に従って、(例えば、メッセージアイコン902に関連する
図9A17〜
図9A18に示すように)ディスプレイ上における第1のユーザインターフェースオブジェクトの位置を変化させることを含む(2734)。
【0920】
いくつかの実施形態では、入力の第2の部分が第4のユーザインターフェース操作(例えば、長押しして、アイコン再構成モードに入る)が行われることを示す第3のパラメータが漸進的に変化するにつれて、第4の視覚的変化を適用することにより(例えば、複数の値の中の)第3のパラメータの漸進的変化を含むという判定に従って、デバイスは、(例えば、メッセージアイコン902に関連する
図9A24に示すように、圧力を変えることなく又はスクロール無しに、接触がより長く維持されるにつれて、ユーザインターフェースオブジェクトを漸進的に暗くすることにより、)、第1のユーザインターフェースオブジェクトの外観を変化させる(2736)。
【0921】
いくつかの実施形態では、第3のパラメータの漸進的変化は、(例えば、
図9A24のユーザ入力強度グラフ906に示すように、時間閾値T
LPでなく時間閾値T
Hを満たす)タッチ感知面上にける接触を、横方向移動の閾値量(例えば、
図9A24のユーザ入力横方向変位グラフ908に示すようなD
t)以下、及び強度変化の閾値量(例えば、
図9A24のユーザ入力強度グラフ906に示すようなIT
H)以下に維持する持続時間の増加を含み、第4の視覚的変化は、(例えば、メッセージアイコン902に関連する
図9A24に示すような)タッチ感知面上において維持される接触の持続時間の増加に従って、第1のユーザインターフェースオブジェクトの陰影及び色のうち少なくとも一方を変化させることを含む(2738)。
【0922】
いくつかの実施形態では、第4の視覚的変化を適用することにより、第1のユーザインターフェースオブジェクトの外観を変化させた後に、デバイスは、第3のパラメータ以外の各パラメータ(例えば、第1のパラメータ又は第2のパラメータのいずれか一方)の変化を検出し、かつ各パラメータの変化が各閾値を満たすという判定に従って、各パラメータが変化するにつれて、第4の視覚的変化を動的に弱める(2740)。例えば、
図9A25は、ユーザ入力強度グラフ906に示すように、ユーザ入力913の接触強度の変化が第1の強度閾値IT
Hを満たすという判定に従って、ユーザ入力913の接触強度の変化を検出することを示し、第4の視覚的変化(例えば、メッセージアイコン902を暗くすること)は、接触強度が変化するにつれて、動的に弱められる。
【0923】
いくつかの実施形態では、入力は、第1の入力であり、第1のユーザインターフェースオブジェクトは、強度反応型オブジェクトであり、ユーザインターフェースが表示されている間に、デバイスは、ディスプレイ(例えば、
図9A8のディスプレイ950)上の第2のユーザインターフェースオブジェクト(例えば、
図9A8の天気アイコン904)に対応するタッチ感知面上の第2の位置(例えば、
図9A8のユーザ入力911)における接触により第2の入力の第1の部分を検出し、第2のユーザインターフェースオブジェクトは、強度非反応型のオブジェクトである(2742)。いくつかの実施形態では、第2の入力の第1の部分の検出に応答して、デバイスは、第2のユーザインターフェースオブジェクトに第5の視覚的変化(例えば、
図9A8の天気アイコン904を暗くする)を適用することにより、第2のユーザインターフェースオブジェクトの外観を変化させ、第5の視覚的変化は、第5のユーザインターフェース操作に対応する(例えば、第5のユーザインターフェース操作は、第1の操作と同じであり、選択するタップである)。いくつかの実施形態では、第5の視覚的変化を、第2のユーザインターフェースオブジェクトに適用することにより、第2のユーザインターフェースオブジェクトの外観を変化させた後に、デバイスは、第2の入力(例えば、
図9A9に示すようなユーザ入力911)の第2の部分を検出する。いくつかの実施形態では、第2の入力の第2の部分の検出に応答して、第2の入力の第2の部分は、第6のユーザインターフェース操作が行われることを示す、第4のパラメータの変化(例えば、
図9A9に示すユーザ入力911の横方向変位)を含むという判定に従って、デバイスは、第4のパラメータの漸進的変化とは関係なく、第5の視覚的変化を取り除くことにより、瞬時に第2のユーザインターフェースオブジェクトの外観を変化させる(例えば、
図9A9で天気アイコン904を暗くすることが除去される)。
【0924】
図27B1〜
図27B3は、いくつかの実施形態に係る、強度反応型及び強度非反応型のユーザインターフェースオブジェクトを表示する方法2700Bを示すフロー図である。方法2700Bは、ディスプレイと、タッチ感知面と、タッチ感知面上の接触の強度を検出するための1つ以上のセンサと、を備える電子デバイス(例えば、
図3のデバイス300又は
図1Aのポータブル多機能デバイス100)において実行される(2752)。いくつかの実施形態では、ディスプレイは、タッチスクリーンディスプレイであり、タッチ感知面は、ディスプレイ上にあるか又はディスプレイと一体化されている。いくつかの実施形態では、ディスプレイは、タッチ感知面から分離している。方法2700Bのいくつかの動作は、任意選択的に組み合わされ、かつ/又はいくつかの動作の順序は、任意選択的に変更される。
【0925】
デバイスは、複数の作動可能ユーザインターフェースオブジェクト(例えば、
図9A1のメッセージアイコン902若しくは天気アイコン904、又は
図9B1の電子メールメッセージ930)を含む、ユーザインターフェース(例えば、
図A1のユーザインターフェース900又は
図9B1のユーザインターフェース901)を表示する(2752)。
【0926】
ユーザインターフェースが表示されている間に、デバイスは、ディスプレイ上における第1のユーザインターフェースオブジェクト(例えば、
図9A12のメッセージアイコン902又は
図9B2の電子メールメッセージ930)に対応するタッチ感知面上の第1の位置における接触(例えば、
図9A12のユーザ入力912又は
図9B2のユーザ入力915などの指又はスタイラスの接触)による入力の第1の部分を検出する(2754)。
【0927】
接触による入力の第1の部分の検出に応じて、デバイスは、第1のユーザインターフェースオブジェクトの外観を変化させて、第1のユーザインターフェースオブジェクトに対応する操作がタッチ感知面からの接触のリフトオフの検出に応答して行われることとなることを示す(2756)。外観の変化は、第1のユーザインターフェースオブジェクトに第1の変化を適用することを含む(例えば、電子メールメッセージ930に関連する
図9B2に示すように、第1の変化は、第1のユーザインターフェースオブジェクトの明るさを第1の明るさから第2の明るさに変化させることを含む)(2758)。第1の変化を用いて、ユーザインターフェースオブジェクトの外観を変化させることで、操作が接触のリフトオフに応答して行われることとなることを示すフィードバックをユーザに提供する。ユーザへ改善された視覚フィードバックを提供することにより、(例えば、デバイスで操作/デバイスと対話するときに、ユーザが適切な入力を提供し、ユーザのミスを低減することを手助けすることによって)デバイスの操作性を向上させ、ユーザデバイスインターフェースをより効率的にすることができる。
【0928】
デバイスは、接触による入力の第2の部分を検出する(2760)。入力の第2の部分は、入力の第1の部分の直後に続く(2762)。
【0929】
いくつかの実施形態では、入力の第2の部分は、接触の横方向移動を含み、ドラッグ(例えば、スクロール)ジェスチャに対応する(2764)。
【0930】
いくつかの実施形態では、入力の第2の部分は、接触の検出強度の変化を含み、第1の強度基準を満たす静止的な押圧ジェスチャに対応する(2766)。
【0931】
いくつかの実施形態では、入力の第2の部分は、横方向移動の閾値量及び第1の強度基準を満たすことなく接触が維持される時間の総量が第1の時間閾値(例えば、
図9A24のユーザ入力強度グラフ906に示すような時間閾値TH)を超えるように、タッチ感知面上における接触が、少なくとも第1の時間量にわたって維持されたままとなることを含む(2768)。
【0932】
接触による入力の第2の部分の検出に応答して(2770)、入力の第2の部分が第1の入力パラメータの漸進的変化を含み、かつ第1のジェスチャ(例えば、ドラッグ又はスクロール)に対応するという判定に従って、デバイスは、第1の入力パラメータが漸進的に変化するにつれて、第1の変化を動的に弱め、かつ第1のジェスチャに対応する第2の変化を適用することにより、第1のユーザインターフェースオブジェクトの外観を変化させる(2772)。例えば、いくつかの実施形態では、第1の入力パラメータは、接触の横方向移動を含み、かつスクロールジェスチャに対応し、第2の変化は、接触の横方向移動に従って、第1のユーザインターフェースオブジェクトの明るさを、第2の明るさから第1の明るさに漸進的に変化させることを含み、タッチ感知面上における第1の位置に関連する接触の横方向移動に従って、(例えば、メッセージアイコン902及びユーザインターフェース900に関連する
図9A16〜
図9A18に示すように)ディスプレイ上の作動可能なユーザインターフェースオブジェクトの少なくともサブセットをスクロールすることを含む。第1の入力パラメータが漸進的に変化するにつれて、第1の変化を動的に弱め、第1のジェスチャに対応する第2の変化を適用することにより、検出された異なるジェスチャに従って、異なる動作が実行されることを示すフィードバックをユーザに提供することができ、ユーザ入力が、入力の変化に従って実行される可能な操作の間で移行することが可能となる。ユーザへ改善された視覚フィードバックを提供することにより、(例えば、デバイスで操作/デバイスと対話するときに、ユーザが適切な入力を提供し、ユーザのミスを低減することを手助けすることによって)デバイスの操作性を向上させ、ユーザデバイスインターフェースをより効率的にすることができる。
【0933】
入力の第2の部分が、第2の入力パラメータの漸進的変化を含み、第2のジェスチャ(例えば、深押し)に対応するという判定に従って、デバイスは、第2の入力パラメータが漸進的に変化するにつれて、第1の変化を動的に弱め、第2のジェスチャに対応する第3の変化を適用することにより、第1のユーザインターフェースオブジェクトの外観を変化させる(2774)。例えば、いくつかの実施形態では、第2の入力パラメータは、接触の強度の変化(例えば、増加)を含み、第1の強度基準を満たす静止的な押圧に対応し、第3の変化は、入力の第2の部分の間に、接触の検出強度に従って、第1のユーザインターフェースオブジェクトの明るさを第2の明るさから第3の明るさに漸進的に変化させることを含み、入力の第2の部分の間に、接触の検出強度に従って、第1のユーザインターフェースオブジェクトのサイズを変化させることを含む(例えば、電子メールメッセージ930の明るさ及びサイズは、
図9B2〜
図9B4のユーザ入力915の接触強度における増加に従って、漸進的に増加する)。第2の入力パラメータが漸進的に変化するにつれて、第1の変化を動的に弱め、第2のジェスチャに対応する第3の変化を適用することにより、検出された異なるジェスチャに従って、異なる動作が実行されることを示すフィードバックをユーザに提供することができ、ユーザ入力が、入力の変化に従って実行される可能な操作の間で移行することが可能となる。ユーザへ改善された視覚フィードバックを提供することにより、(例えば、デバイスで操作/デバイスと対話するときに、ユーザが適切な入力を提供し、ユーザのミスを低減することを手助けすることによって)デバイスの操作性を向上させ、ユーザデバイスインターフェースをより効率的にすることができる。
【0934】
いくつかの実施形態では、第1の変化は、第1のユーザインターフェースオブジェクトの明るさ(及び/又は色)を第1の明るさから第2の明るさへと変化させることを含み(例えば、(タップ選択状態のための)第2の明るさは、第1の明るさよりも暗いか又はより薄暗い)、第2の変化は、第1のパラメータが漸進的に変化するにつれて(例えば、スワイプ又は深い押圧にはより淡い)、第1のユーザインターフェースオブジェクトの明るさを、第2の明るさから第3の明るさへと変化させることを含み(例えば、第3の明るさは、第2の明るさよりも明るいか又は淡く、第1の明るさと同じであると考えられる)、第3の変化は、第2のパラメータが漸進的に変化するにつれて(例えば、長押しはより暗い)、第1のユーザインターフェースオブジェクトの明るさを、第2の明るさから第4の明るさに変化させることを含む(例えば、第1、第2、及び第3の明るさとは別で、他のすべてのものよりも暗いか又はより薄暗い)(2776)。
【0935】
いくつかの実施形態では、第2の変化は、第1のユーザインターフェースオブジェクトのサイズを大きく(例えば、スワイプ又は長押しに対してより大きく)することを含み、第3の変化は、第3の変化の第1の部分の間に、第1のユーザインターフェースオブジェクトのサイズを小さくし、第3の変化の第2の部分の間に、第1のユーザインターフェースオブジェクトのサイズを大きくすることによって、第1のユーザインターフェースオブジェクトのサイズを変化させることを含む(2778)。例えば、いくつかの実施形態では、第3の変化の第2の部分は、第1の部分以降の、かつ第1の部分直後の第3の変化の続きである。
【0936】
いくつかの実施形態では、入力の第2の部分が、第3の入力パラメータの漸進的変化を含み、第3のジェスチャ(例えば、長押し)に対応するという判定に従って、デバイスは、第3の入力パラメータが漸進的に変化するにつれて、第1の変化を動的に弱め、第3のジェスチャに対応する第4の変化を適用することにより、第1のユーザインターフェースオブジェクトの外観を変化させる(2780)。例えば、いくつかの実施形態では、第3の入力パラメータは、タッチ感知面上における接触を、横方向移動の閾値量以下、及び検出強度の変化の閾値量以下に維持する持続時間の増加を含み、第1の強度基準を満たさない静止的な押圧ジェスチャに対応し、第4の変化は、第1のユーザインターフェースオブジェクトの低下した明るさを含む(例えば、
図9A24のメッセージアイコン902の明るさを低下させる)。
【0937】
いくつかの実施形態では、入力の第2の部分が第1の入力パラメータ及び第2の入力パラメータの両方の漸進的変化を含むという判定に従って、デバイスは、第1の変化を動的に弱め、第2の変化の少なくとも一部分及び第3の変化の少なくとも一部分を適用することにより、第1のユーザインターフェースオブジェクトの外観を変化させる(2782)。例えば、いくつかの実施形態では、(例えば、ホームスクリーンに対する)長押しの色の変化が適用される(例えば、
図9A24のメッセージアイコン902)。別の例として、いくつかの実施形態では、ドラッグジェスチャの位置の変化及び深押しのサイズの変化(例えば、メールアプリケーションなどのテーブルビュー用)が適用される(例えば、
図9B7の電子メールメッセージ930)。
【0938】
いくつかの実施形態によれば、
図28は、上記のように本発明の原理に従って構成された電子デバイス2800の機能ブロック図を示す。このデバイスの機能ブロックは、本発明の原理を実行するためのハードウェア、ソフトウェア、又はハードウェア及びソフトウェアの組み合わせにより実施することができる。
図28に述べられる機能ブロックは、上記に述べたような本発明の原理を実施するために、組み合わせるか、又はサブブロックに分割してもよいことが当業者には理解されよう。したがって、本明細書における説明は、あらゆる可能な組み合わせ若しくは分割、又は本明細書に述べられる更なる機能ブロックの定義を支持し得るものである。
【0939】
図28に示すように、電子デバイス2800は、複数の作動可能なユーザインターフェースオブジェクトを含むユーザインターフェースを表示するように構成されたディスプレイユニット2802と、ユーザ入力を受信するように構成されたタッチ感知面ユニット2804と、タッチ感知面ユニットとの接触の強度を検出するように構成された1つ以上のセンサユニット2806と、ディスプレイユニット、タッチ感知面ユニット、及び1つ以上のセンサユニットとに結合された処理ユニット2808と、を備える。いくつかの実施形態では、処理ユニット2808は、表示有効化ユニット2810と、検出ユニット2812と、変化ユニット2814と、動作実行ユニット2816と、を含む。
【0940】
処理ユニットは、複数の作動可能なユーザインターフェースオブジェクトを含むユーザインターフェースの表示を(例えば、表示有効化ユニット2810により)有効化するように構成され、ユーザインターフェースを表示した状態で、ディスプレイユニット上の第1のユーザインターフェースオブジェクトに対応するタッチ感知面上の第1の位置において、接触による入力の第1の部分を(例えば、検出ユニット2812により)検出するように構成され、入力の第1の部分の検出に応じて、第1の視覚的変化を第1のユーザインターフェースオブジェクトに適用することにより、第1のユーザインターフェースオブジェクトの外観を(例えば、変化ユニット2814により)変化させるように構成され、第1の視覚的変化は、第1のユーザインターフェース操作に対応し、第1の視覚的変化を第1のユーザインターフェースオブジェクトに適用することにより、第1のユーザインターフェースオブジェクトの外観を変化させた後に、入力の第2の部分を(例えば、検出ユニット2812により)検出するように構成され、入力の第2の部分の検出に応じて、入力の第2の部分が第1のユーザインターフェース操作に対して一貫性を有するという判定に従って、(例えば、動作実行ユニット2816により)第1のユーザインターフェース操作が行われるように構成され、入力の第2の部分が第2のユーザインターフェース操作が行われることを示す第1のパラメータの漸進的変化を含むという判定に従って、第1のユーザインターフェース操作を行うことなく、第1のパラメータが漸進的に変化するにつれて、第1の視覚的変化を(例えば、変化ユニット2814により)動的に弱めるように構成されている。
【0941】
いくつかの実施形態では、処理ユニットは、第1のパラメータが漸進的に変化するにつれて、第1の視覚的変化を(例えば、変化ユニット2814により)動的に弱めることと併せて、第2の視覚的変化を第1のユーザインターフェースオブジェクトに適用することにより、第1のユーザインターフェースオブジェクトの外観を変化させるように構成されている。
【0942】
いくつかの実施形態では、第1の視覚的変化が所定量だけ(例えば、変化ユニット2814により)動的に弱められた後に、処理ユニットは、第2の視覚的変化を第1のユーザインターフェースオブジェクトに適用することにより、第1のユーザインターフェースオブジェクトの外観を変化させるように構成されている。
【0943】
いくつかの実施形態では、第1のパラメータの漸進的変化は、接触の強度の増加を含み、第2の視覚的変化は、接触の強度の増加に従って、第1のユーザインターフェースオブジェクトのサイズを変化させることを含む。
【0944】
いくつかの実施形態では、第1のパラメータの漸進的変化は、接触の強度の増加を含み、第2の視覚的変化は、接触の強度の増加に従って、第1のユーザインターフェースオブジェクト以外のユーザインターフェースの一部分をぼかしたり、縮小したりすることを含む。
【0945】
いくつかの実施形態では、第1のパラメータの漸進的変化は、接触の横方向移動を含み、第2の視覚的変化は、ディスプレイユニット上における第1のユーザインターフェースオブジェクトの位置を変化させることを含む。
【0946】
いくつかの実施形態では、処理ユニットは、入力の第2の部分が、第3のユーザインターフェース操作が行われることを示す第2のパラメータの漸進的変化を含むという判定に従って、第2のパラメータが漸進的に変化するにつれて、第3の視覚的変化を適用することにより、第1のユーザインターフェースオブジェクトの外観を(例えば、変化ユニット2814により)変化させるように構成されている。
【0947】
いくつかの実施形態では、第2のパラメータの漸進的変化は、接触の横方向移動を含み、第3の視覚的変化は、接触の横方向移動に従って、ディスプレイユニット上における第1のユーザインターフェースオブジェクトの位置を変化させることを含む。
【0948】
いくつかの実施形態では、処理ユニットは、入力の第2の部分が、第4のユーザインターフェース操作が行われることを示す第3のパラメータの漸進的変化を含むという判定に従って、第3のパラメータが漸進的に変化するにつれて、第4の視覚的変化を適用することにより、第1のユーザインターフェースオブジェクトの外観を(例えば、変化ユニット2814により)変化させるように構成されている。
【0949】
いくつかの実施形態では、第3のパラメータの漸進的変化は、タッチ感知面ユニット上における接触が、横方向移動の閾値量以下、及び強度変化の閾値量以下に維持される持続時間の増加を含み、第4の視覚的変化は、タッチ感知面ユニット上において維持される接触の持続時間の増加に従って、第1のユーザインターフェースオブジェクトの陰影及び色のうち少なくとも一方を変化させることを含む。
【0950】
いくつかの実施形態では、処理ユニットは、第4の視覚的変化を適用することにより、第1のユーザインターフェースオブジェクトの外観を変化させた後、第3のパラメータ以外の各パラメータの変化を(例えば、検出ユニット2812により)検出するように構成され、対応するパラメータの変化が対応する閾値を満たすという判定に従って、対応するパラメータが変化するにつれて、第4の視覚的変化を(例えば、変化ユニット2814により)動的に弱めるように構成されている。
【0951】
いくつかの実施形態では、処理ユニットは、入力の第2の部分が第1のユーザインターフェース操作に対して一貫性を有するという判定に従って、第1のユーザインターフェース操作が行われる前に、第1の変化を(例えば、変化ユニット2814により)動的に弱めるように構成されている。
【0952】
いくつかの実施形態では、処理ユニットは、入力の第2の部分が、第2のユーザインターフェース操作が行われることを示す、第1のパラメータの漸進的変化を含むという判定に従って、第1の視覚的変化を動的に弱めた後、入力の第3の部分を(例えば、検出ユニット2812により)検出するように構成され、入力の第3の部分の検出に応じて、入力の第3の部分が第1のユーザインターフェース操作に対して一貫性を有するという判定に従って、第1の視覚的変化を再適用することにより、第1のユーザインターフェースオブジェクトの外観を(例えば、変化ユニット2814により)変化させるように構成され、第1のユーザインターフェース操作を(例えば、動作実行ユニット2816により)行うように構成されている。
【0953】
いくつかの実施形態では、入力は、第1の入力であり、第1のユーザインターフェースオブジェクトは、強度反応型オブジェクトであり、処理ユニットは、ユーザインターフェースが表示されている間に、ディスプレイユニット上の第2のユーザインターフェースオブジェクトに対応するタッチ感知面ユニット上の第2の位置の接触により第2の入力の第1の部分を(例えば、検出ユニット2812により)検出するように構成され、第2のユーザインターフェースオブジェクトは、強度非反応型のオブジェクトであり、第2の入力の第1の部分の検出に応じて、第5の視覚的変化を第2のユーザインターフェースオブジェクトに適用することにより、第2のユーザインターフェースオブジェクトの外観を(例えば、変化ユニット2814により)変化させるように構成され、第5の視覚的変化は、第5のユーザインターフェース操作に対応し、第5の視覚的変化を第2のユーザインターフェースオブジェクトに適用することにより、第2のユーザインターフェースオブジェクトの外観を変化させた後に、第2の入力の第2の部分を(例えば、検出ユニット2812により)検出するように構成され、第2の入力の第2の部分の検出に応じて、第2の入力の第2の部分が、第6のユーザインターフェース操作が行われることを示す、第4のパラメータの変化を含むという判定に従って、第4のパラメータの漸進的変化とは関係なく、第5の視覚的変化を取り除くことにより、瞬時に第2のユーザインターフェースオブジェクトの外観を(例えば、変化ユニット2814により)変化させるように構成されている。
【0954】
いくつかの実施形態によれば、
図29は、上記のように本発明の原理に従って構成された電子デバイス2900の機能ブロック図を示す。このデバイスの機能ブロックは、本発明の原理を実行するためのハードウェア、ソフトウェア、又はハードウェア及びソフトウェアの組み合わせにより実施することができる。
図29に述べられる機能ブロックは、上記に述べたような本発明の原理を実施するために、組み合わせるか、又はサブブロックに分割してもよいことが当業者には理解されよう。したがって、本明細書における説明は、あらゆる可能な組み合わせ若しくは分割、又は本明細書に述べられる更なる機能ブロックの定義を支持し得るものである。
【0955】
図29に示すように、電子デバイス2900は、複数の作動可能なユーザインターフェースオブジェクトを含むユーザインターフェースを表示するように構成されたディスプレイユニット2902と、ユーザ入力を受信するように構成されたタッチ感知面ユニット2904と、タッチ感知面ユニットとの接触の強度を検出するように構成された1つ以上のセンサユニット2906と、ディスプレイユニット、タッチ感知面ユニット及び1つ以上のセンサユニットに結合された処理ユニット2908と、を含む。いくつかの実施形態では、処理ユニット2908は、表示有効化ユニット2910、検出ユニット2912、及び変化ユニット2914を含む。
【0956】
処理ユニットは、複数の作動可能なユーザインターフェースオブジェクトを含むユーザインターフェースの表示を(例えば、表示有効化ユニット2910により)有効化するように構成され、ユーザインターフェースを表示した状態で、ディスプレイユニット上の第1のユーザインターフェースオブジェクトに対応するタッチ感知面ユニット上の第1の位置において、接触による入力の第1の部分を(例えば、検出ユニット2912により)検出するように構成され、接触による入力の第1の部分の検出に応じて、第1のユーザインターフェースオブジェクトの外観を(例えば、変化ユニット2914により)変化させて、第1のユーザインターフェースオブジェクトに対応する操作がタッチ感知面ユニットからの接触のリフトオフの検出に応じて行われることとなることを示すように構成され、外観の変化は、第1の変化を第1のユーザインターフェースオブジェクトに適用することを含み、接触による入力の第2の部分を(例えば、検出ユニット2912により)検出するように構成され、入力の第2の部分は、入力の第1の部分の直後に続き、接触による入力の第2の部分の検出に応じて、入力の第2の部分が、第1の入力パラメータの漸進的変化を含み、第1のジェスチャに対応するという判定に従って、第1の入力パラメータが漸進的に変化するにつれて、第1の変化を動的に弱め、第1のジェスチャに対応する第2の変化を適用することにより、第1のユーザインターフェースオブジェクトの外観を(例えば、変化ユニット2914により)変化させるように構成され、入力の第2の部分が第2の入力パラメータの漸進的変化を含み、第2のジェスチャに対応するという判定に従って、第2の入力パラメータが漸進的に変化するにつれて、第1の変化を動的に弱め、第2のジェスチャに対応する第3の変化を適用することにより、第1のユーザインターフェースオブジェクトの外観を(例えば、変化ユニット2914により)変化させるように構成されている。
【0957】
いくつかの実施形態では、入力の第2の部分が第3の入力パラメータの漸進的変化を含み、第3のジェスチャに対応するという判定に従って、第3の入力パラメータが漸進的に変化するにつれて、第1の変化を動的に弱め、第3のジェスチャに対応する第4の変化を適用することにより、処理ユニットは、第1のユーザインターフェースオブジェクトの外観を(例えば、変化ユニット2914により)変化させるように構成されている。
【0958】
いくつかの実施形態では、入力の第2の部分は、接触の横方向移動を含み、ドラッグジェスチャに対応する。
【0959】
いくつかの実施形態では、入力の第2の部分は、接触の検出強度の変化を含み、第1の強度基準を満たす静止的な押圧ジェスチャに対応する。
【0960】
いくつかの実施形態では、入力の第2の部分は、横方向移動の閾値量及び第1の強度基準を満たすことなく接触が維持される時間の総量が第1の時間閾値を超えるように、タッチ感知面ユニット上における接触が、少なくとも第1の時間量にわたって維持されたままになることを含む。
【0961】
いくつかの実施形態では、第1の変化は、第1のユーザインターフェースオブジェクトの明るさを、第1の明るさから第2の明るさへと変化させることを含み、第2の変化は、第1のパラメータが漸進的に変化するにつれて、第1のユーザインターフェースオブジェクトの明るさを、第2の明るさから第3の明るさへと変化させることを含み、第3の変化は、第2のパラメータが漸進的に変化するにつれて、第1のユーザインターフェースオブジェクトの明るさを、第2の明るさから第4の明るさへと変化させることを含む。
【0962】
いくつかの実施形態では、第2の変化は、第1のユーザインターフェースオブジェクトのサイズを大きくすることを含み、第3の変化は、第3の変化の第1の部分の間に、第1のユーザインターフェースオブジェクトのサイズを小さくすることによって、かつ第3の変化の第2の部分の間に、第1のユーザインターフェースオブジェクトのサイズを大きくすることによって、第1のユーザインターフェースオブジェクトのサイズを変化させることを含む。
【0963】
いくつかの実施形態では、処理ユニットは、第1のユーザインターフェースオブジェクトに対応する、タッチ感知面上の第1の位置における接触による、入力の第1の部分を検出する前に、かつユーザインターフェースが表示された状態で、第1のユーザインターフェースオブジェクトに対応する第1の位置において、タッチ感知面ユニットの上方でホバリングする接触を(例えば、検出ユニット2912により)検出するように構成され、タッチ感知面ユニットの上方でホバリングする接触の検出に応答して、第1の変化の少なくとも一部分を、第1のユーザインターフェースオブジェクトに適用することを含む、第1のユーザインターフェースオブジェクトの外観を(例えば、変化ユニット2914により)変化させるように構成されている。
【0964】
いくつかの実施形態では、処理ユニットは、入力の第2の部分が第1の入力パラメータ及び第2の入力パラメータの両方の漸進的変化を含むという判定に従って、第1の変化を動的に弱め、かつ第2の変化の少なくとも一部分及び第3の変化の少なくとも一部分を適用することにより、第1のユーザインターフェースオブジェクトの外観を(例えば、変化ユニット2914により)変化させるように構成されている。
【0965】
図30A〜
図30Eは、いくつかの実施形態に係る、リモートデバイスのためのコントロール機能のためのコントロール設定インターフェースを表示する方法3000を示すフロー図である。方法3000は、ディスプレイと、タッチ感知面と、タッチ感知面との接触の強度を検出するための1つ以上のセンサと、を備える電子デバイス(例えば、
図3のデバイス300又は
図1Aのポータブル多機能デバイス100)において実行される(3002)。いくつかの実施形態では、ディスプレイは、タッチスクリーンディスプレイであり、タッチ感知面は、ディスプレイ上にあるか又はディスプレイと一体化されている。いくつかの実施形態では、ディスプレイは、タッチ感知面から分離している。方法3000のいくつかの動作は、任意選択的に組み合わされ、かつ/又はいくつかの動作の順序は、任意選択的に変更される。
【0966】
デバイスは、(例えば、アイコン962−1〜962−8のような、リモートデバイスコントロールアフォーダンスなどの複数の仮想コントロールを含む)複数の作動可能ユーザインターフェースオブジェクトを含む第1のユーザインターフェース(例えば、
図9C1のユーザインターフェース901)を表示する(3002)。
【0967】
第1のユーザインターフェースを表示した状態で、デバイスは、ディスプレイ上の第1の作動可能ユーザインターフェースオブジェクト(例えば、
図9C2のライトアイコン962−4のような第1のリモートデバイスコントロールアフォーダンス)に対応するタッチ感知面上の第1の位置において、接触による入力(例えば、ユーザ入力954)を検出する(3004)。第1の作動可能ユーザインターフェースオブジェクトは、3つ以上の利用可能値を有するコントロール機能に関連付けられている(3006)。また、コントロール機能の第1の値は、コントロール機能(例えば、温度設定、音量設定、明るさ設定等)のための現在値として選択されている(3008)。
【0968】
接触による入力の検出に応じて(3010)、入力がトグル基準(トグル基準は、トグル基準が満たされるために、タッチ感知面上における接触の特性強度が第1の強度閾値を満たす必要がない(例えば、接触の特性強度がタップジェスチャにおける接触のためなど、軽い押圧強度閾値IT
L未満のままである))を満たすという判定に従って、デバイスは、コントロール機能の現在値に基づく第1の状態と第2の状態との間で、(例えば、設定のための現在値でコントロール機能をオンにするか又はコントロール機能をオフにするかにより)第1の作動可能ユーザインターフェースオブジェクトに対応するコントロール機能をトグルする(3012)。
【0969】
いくつかの実施形態では、トグル基準は、接触の特性強度が(例えば、IT=
図9C2のユーザ入力強度グラフ906に示すように)第1の強度閾値未満のままである場合に満たされる基準を含む(3014)。いくつかの実施形態では、トグル基準は、入力がタップ入力である場合に満たされる基準を含む(3016)。
【0970】
接触による入力の検出に応じて(3010)、入力がコントロール調整基準(コントロール調整基準は、コントロール調整基準が満たされるために、タッチ感知面上における接触の特性強度が第1の強度閾値を満たす必要がある(例えば、
図9C4〜
図9C5のユーザ入力強度グラフ906に示すように、接触の特性強度が軽い押圧強度閾値IT
Lを超えている))を満たすという判定に従って、デバイスは、コントロール機能についての3つ以上の利用可能値に対応する3つ以上の状態オプション(例えば、
図9C4〜
図9C5の状態オプション908−1〜908−6)を有する第2の作動可能ユーザインターフェースオブジェクト(例えば、
図9C4〜
図9C5の作動可能オブジェクト958)を含む第2のユーザインターフェース(例えば、
図9C4のユーザインターフェース951又は
図9C5のユーザインターフェース952)を表示する(3018)。コントロール調整基準を満たすという判定に従って、コントロール機能を制御するための作動可能ユーザインターフェースオブジェクトを含む第2のユーザインターフェースを表示することにより、ユーザにリモートデバイスを制御する効率的な手段を提供することができ、それにより、デバイスの操作性を向上させ、ユーザデバイスインターフェースをより効率的にすることができる。
【0971】
いくつかの実施形態では、第2のユーザインターフェースは、コントロール機能を表すアイコン(例えば、
図9C4〜9C15のアイコン907)を含み、アイコンは、コントロール機能の現在値に従ってアニメーション表示される(3020)。例えば、温度設定に関して、アイコンは、温度計アイコンを含んでもよく、現在の温度設定に従って、色を変化させてもよく、明るさの設定に関して、アイコンは、電球アイコンを含んでもよく、電球がより明るくなるか薄暗くなるかを示すようにアニメーション表示されてもよく、ファンの設定に関して、アイコンは、ファンアイコンを含んでもよく、ファンの速度の増加又は減少などを示すようにアニメーション表示されてもよい。
【0972】
第2のユーザインターフェースを表示し、接触を検出し続けた状態で(3022)、いくつかの実施形態では、第2のユーザインターフェースを表示し、タッチ感知面にわたる接触の移動を検出する前に、デバイスは、接触を検出しなくなり、接触を検出しなくなったことに応答して、第2のユーザインターフェースを表示し続ける(例えば、
図9C17に示すように、ユーザ入力954の検出をしなくなり、第2のユーザインターフェース952を表示し続ける)(3024)。いくつかの実施形態では、(制御設定を調節可能なように)第2のユーザインターフェースを表示したとき、接触がタッチ感知面上を横断することなくリフトオフした場合、第2のユーザインターフェースの表示は、制御設定を調節するためにユーザが第2のユーザインターフェース上での第2の入力(例えば、
図9C18のユーザ入力955)を実行できるように維持される。逆に、いくつかの実施形態では、第2のユーザインターフェースが表示されている間、第1の入力による接触がタッチ感知面を横断し(例えば、ユーザ入力954が、
図9C14に示すように移動し)、次いで、リフトオフ(例えば、
図9C15のユーザ入力954がリフトオフ)する場合、制御の設定が接触の移動に基づいて調節され、接触がリフトオフした場合、第2のユーザインターフェースを表示することを止める(例えば、制御の設定が最小値958−0に調節され、
図9C15のユーザ入力954を検出しなくなり、
図9C16の第1のユーザインターフェース901が再表示されるように、第2のユーザインターフェース952を表示することを止める)。このように、制御の設定を調整することは、(a)単一の継続的接触による入力、又は(b)(同じ指で2つの別個の接触が生じてもよい)タッチ感知面との2つの別個の接触による2つの入力のいずれか一方で実行されることが可能である。
【0973】
第2のユーザインターフェースを表示し、接触を検出し続けた状態で(3022)、デバイスは、タッチ感知面を横断する接触の移動を検出する(例えば、
図9C6〜
図9C9、又は代替的に
図9C11〜
図9C14のユーザ入力954の移動が検出される)(3026)。いくつかの実施形態では、タッチ感知面を横断する接触の移動を検出している状態で、デバイスは、接触の移動に基づいてコントロール機能の現在値を変化させる(3028)。
【0974】
次に、第2のユーザインターフェースを表示し、接触を検出し続けた状態で(3022)、デバイスは、タッチ感知面からの接触を検出しなくなる(例えば、デバイスは、
図9C10のユーザ入力954、又は
図9C15のユーザ入力954などの接触のリフトオフを検出する)(3030)。
【0975】
タッチ感知面を横断する接触の移動の検出に応じて、デバイスは、接触の移動に基づいてコントロール機能の現在値を(例えば、移動が第1の方向への第1の量の移動である場合、現在値を第2の値に変化させることにより、又は移動が第2の方向への第1の量の移動である場合、現在値を第3の値に変化させることにより、又は移動が第2の方向への第2の量の移動である場合、現在値を第4の値に変化させることにより)変化させる(3032)。例えば、現在値は、移動が第1の量の上向きの移動である場合、
図9C6の第2の値958−4に変化し、移動が第1の量の下向きの移動である場合、
図9C11の第3の値958−2に変化する。又は、現在値は、移動が第2の量の下向きの移動である場合、
図9C12の第4の値958−1に変化する。第2のユーザインターフェースが表示された状態で、接触の移動に基づいて、コントロール機能に対する現在値を変化させることにより、リモートデバイスを制御するための設定を変更する効率的な手段をユーザに提供し、それにより、(例えば、デバイスで操作/デバイスと対話するときに、ユーザが適切な入力を提供し、ユーザのミスを低減することを手助けすることにより)デバイスの操作性を向上させ、ユーザデバイスインターフェースをより効率的にする。
【0976】
いくつかの実施形態では、接触を検出しなくなった後のコントロール機能の現在値は、接触を検出しなくなる前のコントロール機能についての最後の値である(3034)(例えば、ユーザ入力904を検出しなくなる前のコントロール機能についての最後の値は、
図9C14〜
図9C15に示すように、機能のオフ状態に対応する最小値958−0であり、
図9C16に示すようにコントロール機能の現在値は、機能がオフ状態にあるように、最小値である)。
【0977】
いくつかの実施形態では、タッチ感知面を横断する接触の移動を検出すること及び接触を検出しなくなったことに応じて、デバイスは、コントロール機能をオン状態に設定する(3036)。
【0978】
いくつかの実施形態では、接触を検出しなくなったことに応じて、デバイスは、第2のユーザインターフェースの表示を止め(3038)、第1のユーザインターフェースを再び表示する(例えば、ユーザ入力954を検出しなくなったことに応答して、第2のユーザインターフェース952は、
図9C15に示すように、表示を止め、第1のユーザインターフェース901は、
図9C16に示すように、再び表示される)。いくつかの実施形態では、第2のユーザインターフェースの表示を止めることは、第2の作動可能ユーザインターフェースオブジェクト(例えば、
図9C15の第2のユーザインターフェースオブジェクト958)が、第1の作動可能ユーザインターフェースオブジェクト(例えば、
図9C16のライトアイコン962ー4)に変化するアニメーションを表示することを含む(3040)。
【0979】
いくつかの実施形態では、第2のユーザインターフェースを表示したままで、デバイスは、スワイプジェスチャ(例えば、
図9C19のユーザ入力955によって示したように、左のスワイプ、又は右のスワイプ)に対応する接触の移動を検出し、スワイプジェスチャに対応する接触の移動を検出することに応じて、デバイスは、機能についての1つ以上の追加の制御に対応する第3の作動可能ユーザインターフェースオブジェクトを含む、第3のユーザインターフェース(例えば、
図9C19の第3のユーザインターフェース953)を表示する(例えば、
図9C19に示すように、第3の作動可能ユーザインターフェースオブジェクトは、作動可能ユーザインターフェースオブジェクト960−1〜960−7で構成されている)(3042)。いくつかの実施形態では、第2のユーザインターフェースは、機能についての制御の1つ以上の追加ページが利用可能であることを示す複数のページ付け表示(例えば、
図9C18〜
図9C19のページ付けドット909などのドット)を含む(3044)。
【0980】
いくつかの実施形態では、接触の移動に基づいてコントロール機能の現在値を変化させることは、接触の移動が第1の方向への少なくとも第1の量の移動を含むという判定に従って、コントロール機能の現在値を、コントロール機能の最小の利用可能値(例えば、
図9C13の機能のオフ状態に対応する最小値958−0)まで変化させることを含む(例えば、長い下方スワイプが機能をオフにする)(3046)。
【0981】
いくつかの実施形態では、コントロール機能の現在値を最小の利用可能値まで変化させることは、(例えば、
図9C14のユーザ入力954により示すように)接触の移動が第1の量を超える量の第1の方向への移動を含むという判定に従って、コントロール機能の現在値を最小の利用可能値から変化させることなしに(例えば、コントロール機能の現在値は、未だに
図9C14の最小値958−0である)、第1の方向への移動に対応する第3のユーザインターフェースオブジェクト(例えば、
図9C14に示すように、第2の作動可能ユーザインターフェースオブジェクトの拡張された形態)に変化する第2の作動可能ユーザインターフェースオブジェクトのアニメーションを表示することと、接触を検出しなくなったことに応じて、第2の作動可能ユーザインターフェースオブジェクトに変化する第3のユーザインターフェースオブジェクトのアニメーションを表示する(例えば、
図9C15に示すように、作動可能ユーザインターフェースオブジェクト958のアニメーションが縮小することを表示する)ことと、を含む(3048)。
【0982】
例えば、いくつかの実施形態では、第3のユーザインターフェースオブジェクトは、最小の利用可能値よりも低い値の選択を任意選択的に示す第2の作動可能ユーザインターフェースオブジェクトの伸長又は拡張された形態であり、第3のユーザインターフェースオブジェクトに変化する第2の作動可能ユーザインターフェースオブジェクトのアニメーションは、第1の方向への接触の連続的な移動に従って伸長する第2の作動可能ユーザインターフェースオブジェクトを含み、第2の作動可能ユーザインターフェースオブジェクトに変化する(戻る)第3のユーザインターフェースオブジェクのアニメーションは、第2の作動可能ユーザインターフェースオブジェクトにスナップバックするか又ははね返る、最小の利用可能値の選択を典型的に示す、第3のユーザインターフェースオブジェクトを含む。
【0983】
いくつかの実施形態では、接触の移動に基づいてコントロールの現在値を変化させることは、接触の移動が第2の方向への第2の量の移動を含むという判定に従って、コントロールの現在値を機能の最大の利用可能値(例えば、
図9C8の最大値958−6)まで変化させることを含む(例えば、長い、上方向へのスワイプは、機能をその最大値まで増加させる)(3050)。
【0984】
いくつかの実施形態では、コントロールの現在値を最大の利用可能値まで変化させることは、(例えば、
図9C9のユーザ入力954により示すように)接触の移動が第2の量を超える量の第2の方向への移動を含むという判定に従って、コントロール機能の現在値を最大の利用可能値から変化させることなしに(例えば、コントロール機能の現在値は、未だに
図9C9の最大値958−6である)、第2の方向への移動に対応する第4のユーザインターフェースオブジェクト(例えば、
図9C9に示すように、第2の作動可能ユーザインターフェースオブジェクトの拡張された形態)に変化する第2の作動可能ユーザインターフェースオブジェクトのアニメーションを表示することと、接触を検出しなくなったことに応じて、第2の作動可能ユーザインターフェースオブジェクトに変化する第4のユーザインターフェースオブジェクトのアニメーションを表示する(例えば、
図9C10に示すように、作動可能ユーザインターフェースオブジェクト958のアニメーションが縮小することを表示する)ことと、を含む(3052)。
【0985】
例えば、いくつかの実施形態では、第4のユーザインターフェースオブジェクトは、最大の利用可能値よりも高い値の選択を任意選択的に示す第2の作動可能ユーザインターフェースオブジェクトの伸長又は拡張された形態であり、第4のユーザインターフェースオブジェクトに変化する第2の作動可能ユーザインターフェースオブジェクトのアニメーションは、第2の方向への接触の連続的な移動に従って伸長する第2の作動可能ユーザインターフェースオブジェクトを含み、第2の作動可能ユーザインターフェースオブジェクトに変化する(戻る)第4のユーザインターフェースオブジェクトのアニメーションは、第2の作動可能ユーザインターフェースオブジェクトにスナップバックするか又ははね返る、最大の利用可能値の選択を典型的に示す、第4のユーザインターフェースオブジェクトを含む。
【0986】
いくつかの実施形態では、電子デバイスは、触知出力生成器を含み、コントロール機能の現在値をコントロール機能の最小の利用可能値(例えば、0%などの機能のオフ状態)まで変化させることに応じて、デバイスは、触知出力を出力する(3054)。いくつかの実施形態では、触知出力は、(例えば、
図9C14の触知出力923に示すように)最小の利用可能値を超えてコントロール機能の現在値を減少させる要求に応じて、かつ/又は(例えば、
図9C15の触知出力924により示すように)最小の利用可能値を超えてコントロール機能の現在値を増加させる要求を受信した後、最小の利用可能値にスナップバックすることに応じて生成される。
【0987】
いくつかの実施形態では、電子デバイスは、触知出力生成器を含み、コントロール機能の現在値を機能の最大の利用可能値(例えば、100%などの最大値)まで変化させることに応じて、デバイスは、触知出力を出力する(3056)。いくつかの実施形態では、触知出力は、(例えば、
図9C9の触知出力921によって示すように)最大の利用可能値を超えてコントロール機能の現在値を増加させる要求に応じて、かつ/又は(例えば、
図9C10の触知出力922により示すように)最大の利用可能値を超えてコントロール機能の現在値を増加させる要求を受信した後、最大の利用可能値にスナップバックすることに応じて生成される。
【0988】
いくつかの実施形態では、電子デバイスは、触知出力生成器を含み、タッチ感知面を横断する接触の移動の検出に応じて、第2のユーザインターフェースを表示した状態で、デバイスは、接触の移動に基づいてコントロールの現在値を変化させるとともに、1つ以上の触知出力を出力する(3058)。
【0989】
いくつかの実施形態によれば、
図31は、上記のように本発明の原理に従って構成された電子デバイス3100の機能ブロック図を示す。このデバイスの機能ブロックは、本発明の原理を実行するためのハードウェア、ソフトウェア、又はハードウェア及びソフトウェアの組み合わせにより実施することができる。
図3100に述べられる機能ブロックは、上記に述べたような本発明の原理を実施するために、組み合わせるか、又はサブブロックに分割してもよいことが当業者によって理解されよう。したがって、本明細書における説明は、あらゆる可能な組み合わせ若しくは分割、又は本明細書に述べられる更なる機能ブロックの定義を支持し得るものである。
【0990】
図31に示すように、電子デバイス3100は、複数の作動可能なユーザインターフェースオブジェクトを含む、第1のユーザインターフェースを表示するように構成されたディスプレイユニット3102と、ユーザ入力を受信するように構成されたタッチ感知面ユニット3104と、タッチ感知面ユニットとの接触の強度を検出するように構成された、1つ以上のセンサユニット3106と、ディスプレイユニット、タッチ感知面ユニット、及び1つ以上のセンサユニットと結合された処理ユニット3108と、を備える。いくつかの実施形態では、処理ユニット3108は、表示有効化ユニット3110と、検出ユニット3112と、中止ユニット3114と、機能変更ユニット3116と、トグルユニット3118と、触知出力有効化ユニット3120と、を含む。
【0991】
処理ユニットは、複数の作動可能なユーザインターフェースオブジェクトを含む第1のユーザインターフェースの表示を(例えば、表示有効化ユニット3110により)有効化するように構成され、第1のユーザインターフェースを表示した状態で、ディスプレイユニット上にて第1の作動可能ユーザインターフェースオブジェクトに対応する、タッチ感知面ユニット上の第1の位置における接触による入力を(例えば、検出ユニット3112により)検出するよう構成され、第1の作動可能ユーザインターフェースオブジェクトは、3つ以上の利用可能値を有するコントロール機能に関連付けられ、コントロール機能の現在値として、コントロール機能の第1の値が選択され、接触による入力の検出に応じて、入力がトグル基準(トグル基準は、トグル基準が満たされるために、タッチ感知面上における接触の特性強度が第1の強度閾値を満たすことを必要としない)を満たすという判定に従って、第1の作動可能ユーザインターフェースオブジェクトに対応するコントロール機能を、コントロール機能の現在値に基づく第1の状態と第2の状態との間で(例えば、トグルユニット3118により)トグルするよう構成され、入力がコントロール調整基準(コントロール調整基準は、コントロール調整基準が満たされるために、タッチ感知面ユニット上における接触の特性強度が第1の強度閾値を満たすことを必要とする)を満たすという判定に従って、コントロール機能についての3つ以上の利用可能値に対応する3つ以上の状態オプションを有する第2の作動可能ユーザインターフェースオブジェクトを含む第2のユーザインターフェースの表示を(例えば、表示有効化ユニット3110により)有効化するように構成され、第2のユーザインターフェースが表示された状態で、接触の検出が継続している状態で、タッチ感知面を横断する接触の移動を(例えば、検出ユニット3112により)検出するように構成され、接触の検出を(例えば、中止ユニット3114により)しなくなるように構成され、タッチ感知面ユニットを横断する接触の移動の検出に応じて、接触の移動に基づいてコントロール機能の現在値を(例えば、機能変更ユニット3116により)変化させるように構成されている。
【0992】
いくつかの実施形態では、トグル基準は、接触の特性強度が第1の強度閾値未満のままである場合に満たされる基準を含む。
【0993】
いくつかの実施形態では、トグル基準は、入力がタップ入力である場合に満たされる基準を含む。
【0994】
いくつかの実施形態では、接触を検出しなくなった後のコントロール機能の現在値は、接触を検出しなくなる前のコントロール機能の最後の値である。
【0995】
いくつかの実施形態では、処理ユニットは、タッチ感知面ユニットを横断する接触の移動を検出すること及び接触を検出しなくなったことに応じて、コントロール機能をオン状態に(例えば、機能変更ユニット3116により)設定するように構成されている。
【0996】
いくつかの実施形態では、処理ユニットは、タッチ感知面ユニットを横断する接触の移動が検出されている状態で、接触の移動に基づいてコントロール機能の現在値を(例えば、機能変更ユニット3116により)変化させるように構成されている。
【0997】
いくつかの実施形態では、処理ユニットは、接触を検出しなくなったことに応じて、第2のユーザインターフェースを表示することを(例えば、中止ユニット3114により)止めるように構成され、第1のユーザインターフェースの再表示を(例えば、表示有効化ユニット3110により)有効化するように構成されている。
【0998】
いくつかの実施形態では、第2のユーザインターフェースの表示を止めることは、第2の作動可能ユーザインターフェースオブジェクトが、第1の作動可能ユーザインターフェースオブジェクトに変化するアニメーションの表示を有効化することを含む。
【0999】
いくつかの実施形態では、処理ユニットは、第2のユーザインターフェースが表示されている間であり、タッチ感知面ユニットにわたる接触の移動を検出する前に、接触の検出を(例えば、中止ユニット3114により)しなくなるように構成され、接触を検出しなくなったことに応じて、第2のユーザインターフェースの表示の継続を(例えば、表示有効化ユニット3110により)有効化する。
【1000】
いくつかの実施形態では、接触の移動に基づいてコントロール機能の現在値を変化させることは、接触の移動が第1の方向への少なくとも第1の量の移動を含むという判定に従って、コントロール機能の現在値を、コントロール機能の最小の利用可能値まで変化させることを含む。
【1001】
いくつかの実施形態では、電子デバイスは、触知出力生成器(例えば、触知出力生成ユニット3122)を含み、処理ユニットは、コントロール機能の現在値を、コントロール機能の最小の利用可能値まで変化させることに応じて、触知出力の出力を(例えば、触知出力有効化ユニット3120により)有効化するように構成されている。
【1002】
いくつかの実施形態では、コントロール機能の現在値を最小の利用可能値まで変化させることは、接触の移動が第1の量を超える量の第1の方向への移動を含むという判定に従って、コントロール機能の現在値を最小の利用可能値から変化させることなしに第1の方向への移動に対応する、第3のユーザインターフェースオブジェクトに変化する第2の作動可能ユーザインターフェースオブジェクトのアニメーションの表示を有効化することと、接触を検出しなくなったことに応じて、第2の作動可能ユーザインターフェースオブジェクトに変化する第3のユーザインターフェースオブジェクトのアニメーションの表示を有効化することと、を含む。
【1003】
いくつかの実施形態では、接触の移動に基づいてコントロールの現在値を変化させることは、接触の移動が第2の方向への第2の量の移動を含むという判定に従って、コントロールの現在値を機能の最大の利用可能値まで変化させることを含む。
【1004】
いくつかの実施形態では、電子デバイスは、触知出力生成器(例えば、触知出力生成ユニット3122)を含み、処理ユニットは、コントロール機能の現在値を、機能の最大の利用可能値まで変化させることに応じて、触知出力の出力を(例えば、触知出力有効化ユニット3120により)有効化するように構成されている。
【1005】
いくつかの実施形態では、コントロールの現在値を最大の利用可能値まで変化させることは、接触の移動が第2の量を超える量の第2の方向への移動を含むという判定に従って、コントロール機能の現在値を最大の利用可能値から変化させることなしに第2の方向への移動に対応する第4のユーザインターフェースオブジェクトに変化する第2の作動可能ユーザインターフェースオブジェクトのアニメーションの表示を有効化することと、接触を検出しなくなったことに応じて、第2の作動可能ユーザインターフェースオブジェクトに変化する第4のユーザインターフェースオブジェクトのアニメーションの表示を有効化することと、を含む。
【1006】
いくつかの実施形態では、電子デバイスは、触知出力生成ユニット(例えば、触知出力生成ユニット3122)を含み、処理ユニットは、タッチ感知面ユニットを横断する接触の移動の検出に応じて、第2のユーザインターフェースが表示された状態で、接触の移動に基づいてコントロールの現在値を変化させるとともに、1つ以上の触知出力の出力を(例えば、触知出力有効化ユニット3120により)有効化するように構成されている。
【1007】
いくつかの実施形態では、処理ユニットは、第2のユーザインターフェースが表示された状態で、スワイプジェスチャに対応する接触の移動を(例えば、検出ユニット3112により)検出するように構成され、スワイプジェスチャに対応する、接触の移動の検出に応じて、機能についての1つ以上の追加のコントロールに対応する第3の作動可能ユーザインターフェースオブジェクトを含む第3のユーザインターフェースの表示を(例えば、表示有効化ユニット3110により)有効化するように構成されている。
【1008】
いくつかの実施形態では、第2のユーザインターフェースは、機能についてのコントロールの1つ以上の追加ページが利用可能であることを示す複数のページ付け表示を含む。
【1009】
いくつかの実施形態では、第2のユーザインターフェースは、コントロール機能を表すアイコンを含み、アイコンは、コントロール機能の現在値に従ってアニメーション表示される。
【1010】
上述の説明は、説明の目的上、特定の実施形態を参照して説明されている。しかしながら、上記の例示的な論考は、網羅的であること、又は本発明を、開示される厳密な形態に限定することを意図するものではない。上記の教示を鑑みて、多くの変更例及び変形例が可能である。本発明の原理及びその実際的な応用を最良の形で説明し、それによって他の当業者が、想到される特定の用途に好適なさまざまな改良で本発明及びさまざまな実施形態を最良の形で使用することを可能とするために、これらの実施形態を選択し説明した。