特許第6623576号(P6623576)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6623576
(24)【登録日】2019年12月6日
(45)【発行日】2019年12月25日
(54)【発明の名称】コンテンツ再生装置、コンテンツ再生方法、コンテンツ送信装置およびコンテンツ送信方法、
(51)【国際特許分類】
   H04N 21/262 20110101AFI20191216BHJP
   H04N 21/4627 20110101ALI20191216BHJP
   H04N 5/93 20060101ALI20191216BHJP
   H04N 5/91 20060101ALI20191216BHJP
   H04N 5/783 20060101ALI20191216BHJP
   H04N 5/765 20060101ALI20191216BHJP
   H04N 17/00 20060101ALI20191216BHJP
   G11B 20/10 20060101ALI20191216BHJP
【FI】
   H04N21/262
   H04N21/4627
   H04N5/93
   H04N5/91
   H04N5/783
   H04N5/765
   H04N17/00 N
   H04N17/00 M
   G11B20/10 301Z
   G11B20/10 H
   G11B20/10 D
【請求項の数】18
【全頁数】25
(21)【出願番号】特願2015-127093(P2015-127093)
(22)【出願日】2015年6月24日
(65)【公開番号】特開2017-11593(P2017-11593A)
(43)【公開日】2017年1月12日
【審査請求日】2018年5月9日
(73)【特許権者】
【識別番号】000002185
【氏名又は名称】ソニー株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100093241
【弁理士】
【氏名又は名称】宮田 正昭
(74)【代理人】
【識別番号】100101801
【弁理士】
【氏名又は名称】山田 英治
(74)【代理人】
【識別番号】100095496
【弁理士】
【氏名又は名称】佐々木 榮二
(74)【代理人】
【識別番号】100086531
【弁理士】
【氏名又は名称】澤田 俊夫
(74)【代理人】
【識別番号】110000763
【氏名又は名称】特許業務法人大同特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】郡 照彦
(72)【発明者】
【氏名】山西 隆志
(72)【発明者】
【氏名】中野 雄彦
【審査官】 鈴木 順三
(56)【参考文献】
【文献】 特開2003−309809(JP,A)
【文献】 特開2002−369128(JP,A)
【文献】 特開2002−369162(JP,A)
【文献】 特開2004−240326(JP,A)
【文献】 特開2000−165335(JP,A)
【文献】 特開2005−197944(JP,A)
【文献】 特開2009−141435(JP,A)
【文献】 特開2007−080400(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04N 21/00 − 21/858
G11B 20/10 − 20/16
H04N 5/76 − 5/956
H04N 13/00 − 17/06
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
再生制限区間を含む番組コンテンツを蓄積部から再生する再生部を備え、
上記番組コンテンツを構成するストリームまたはファイルのシステムレイヤには、上記番組コンテンツ中の上記再生制限区間を示す情報と上記再生制限区間の制限解除のための情報が挿入されており、
上記再生制限区間を示す情報と上記再生制限区間の制限解除のための情報に基づいて、上記再生制限区間の再生制限が解除されていないとき、該再生制限区間が通常再生されるように上記再生部の再生動作を制限する制御部をさらに備える
コンテンツ再生装置。
【請求項2】
上記番組コンテンツを受信する受信部と、
上記受信された番組コンテンツを上記蓄積部に蓄積する蓄積制御部をさらに備える
請求項1に記載のコンテンツ再生装置。
【請求項3】
上記制御部は、
上記再生部が上記蓄積部から上記番組コンテンツを再生するとき、再生制限の期限前は、上記再生制限区間が通常再生されるように上記再生部の再生動作を制限する
請求項1に記載のコンテンツ再生装置。
【請求項4】
上記制御部は、
上記再生制限の期限前であっても、上記再生制限区間が既に所定回数だけ通常再生されているときは、上記再生部の再生動作を制限することを行わない
請求項3に記載のコンテンツ再生装置。
【請求項5】
上記再生制限区間は、広告区間であり、
上記再生制限の期限前に上記番組コンテンツの上記広告区間が通常再生されるとき、外部の広告視聴率計測サーバにアクセスして視聴率登録を行う通信部をさらに備える
請求項3に記載のコンテンツ再生装置。
【請求項6】
上記再生制限区間は、広告区間であり、
上記再生制限の期限前に上記番組コンテンツの上記広告区間が通常再生されるとき、視聴者に該広告区間の視聴に対する対価を付与する対価付与部をさらに備える
請求項3に記載のコンテンツ再生装置。
【請求項7】
上記対価付与部は、
外部のポイントサーバにアクセスして上記視聴者にポイントを付与する
請求項6に記載のコンテンツ再生装置。
【請求項8】
上記再生制限区間は、広告区間であり、
上記再生部が上記番組コンテンツの上記広告区間を再生する場合、上記再生制限の期限後、または上記再生制限の期限前であっても上記広告区間の通常再生回数が所定回数以上であるときは、外部の広告提供サーバにアクセスして置換用広告を取得する通信部をさらに備える
請求項3に記載のコンテンツ再生装置。
【請求項9】
上記制御部は、
上記再生部が上記蓄積部から上記番組コンテンツを再生するとき、該番組コンテンツに含まれる上記再生制限区間の通常再生回数が所定数に満たない場合には、上記再生制限区間が通常再生されるように上記再生部の再生動作を制限する
請求項1に記載のコンテンツ再生装置。
【請求項10】
上記再生制限区間は、広告区間であり、
上記再生部が上記番組コンテンツの上記広告区間を再生する場合、該広告区間の通常再生回数が所定回数以上であるときは、外部の広告提供サーバにアクセスして置換用広告を取得する通信部をさらに備える
請求項9に記載のコンテンツ再生装置。
【請求項11】
上記再生制限区間は、広告区間であり、
上記再生部が上記番組コンテンツの上記広告区間を再生する場合、上記蓄積部に蓄積されてから一定期間が経過しているときは、外部の広告提供サーバにアクセスして置換用広告を取得する通信部をさらに備える
請求項9に記載のコンテンツ再生装置。
【請求項12】
上記再生制限区間は、広告区間であり、
上記番組コンテンツの上記広告区間が通常再生されたとき、外部のサーバに該広告区間が通常再生されたことを通知する通信部をさらに備える
請求項9に記載のコンテンツ再生装置。
【請求項13】
上記制御部は、
上記再生部が上記再生制限区間を通常再生している状態で、視聴者操作によるスキップまたは早送りの要求があるとき、該再生制限区間の再生制限が解除されていない場合には、
上記再生部が上記再生制限区間の通常再生を継続するように制御する
請求項1に記載のコンテンツ再生装置。
【請求項14】
上記制御部は、
上記再生制限区間の再生制限が解除されているか否かを、スキップまたは早送りが制限不要となる当該再生制限区間の再生回数、あるいはスキップまたは早送りが制限される期限の情報に基づいて判断する
請求項13に記載のコンテンツ再生装置。
【請求項15】
上記再生部が上記再生制限区間を再生している状態で、視聴者操作によるスキップまたは早送りの要求があるとき、該再生制限区間の再生制限が解除されていない場合には、上記要求に対応できないことを視聴者に通知する通知部をさらに備える
請求項1に記載のコンテンツ再生装置。
【請求項16】
再生部により、再生制限区間を含む番組コンテンツを蓄積部から再生する再生ステップを有し、
上記番組コンテンツを構成するストリームまたはファイルのシステムレイヤには、上記番組コンテンツ中の上記再生制限区間を示す情報と上記再生制限区間の制限解除のための情報が挿入されており、
上記再生制限区間を示す情報と上記再生制限区間の制限解除のための情報に基づいて、上記再生制限区間の再生制限が解除されていないとき、該再生制限区間が通常再生されるように上記再生ステップの再生動作を制限する制御ステップをさらに有する
コンテンツ再生方法。
【請求項17】
再生制限区間を含む番組コンテンツを取得する番組コンテンツ取得部を備え、
上記番組コンテンツを構成するストリームまたはファイルのシステムレイヤには、上記番組コンテンツ中の上記再生制限区間を示す情報と上記再生制限区間の制限解除のための情報が挿入されており、
上記番組コンテンツを送信する送信部をさらに備える
コンテンツ送信装置。
【請求項18】
再生制限区間を含む番組コンテンツを取得する番組コンテンツ取得ステップを有し、
上記番組コンテンツを構成するストリームまたはファイルのシステムレイヤには、上記番組コンテンツ中の上記再生制限区間を示す情報と上記再生制限区間の制限解除のための情報が挿入されており、
送信部により、上記番組コンテンツを送信する送信ステップをさらに有する
コンテンツ送信方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本技術は、コンテンツ再生装置、コンテンツ再生方法、コンテンツ送信装置およびコンテンツ送信方法に関し、詳しくは、蓄積された番組コンテンツを再生するコンテンツ再生装置等に関する。
【背景技術】
【0002】
広告(CM)区間を含む番組コンテンツを放送あるいは通信で送信することは従来から行われている(例えば、特許文献1参照)。近時、受信側では、放送あるいは通信で送られてくる番組コンテンツを蓄積部に蓄積し、適宜なタイミングで再生して視聴することが行われている。その際に、広告区間は、ユーザ(視聴者)の操作により、スキップあるいは早送りされることもある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2008−199674号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本技術の目的は、広告区間などの再生制限区間が含まれる番組コンテンツを蓄積再生する際に、この再生制限区間の適切な再生を可能とすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本技術の概念は、
再生制限区間を含む番組コンテンツを蓄積部から再生する再生部と、
上記再生制限区間の再生制限が解除されていないとき、該再生制限区間が通常再生されるように上記再生部の再生動作を制限する制御部を備える
コンテンツ再生装置にある。
【0006】
本技術において、再生部により、蓄積部から再生制限区間を含む番組コンテンツが再生される。例えば、蓄積部は、コンテンツ再生装置自体が持つ場合の他に、インターネットやホームネットワークで接続された外部機器で構成される場合もある。例えば、再生制限区間は、広告(CM)区間の他に、番組コンテンツを視聴するに当たっての警告を行う警告区間、他の番組を宣伝するための番組宣伝区間、さらには、番組本編内であっても制作側が通常再生での視聴を希望する区間などを含む。
【0007】
例えば、番組コンテンツを、再生制限区間を示す情報またはこの情報を取得するための情報と共に受信する受信部と、受信された番組コンテンツを蓄積部に蓄積する蓄積制御部をさらに備える、ようにされてもよい。この場合、番組コンテンツにおける再生制限区間を正確に認識可能となる。また、受信部は再生制限区間の制限解除のための情報またはこの情報を取得するための情報をさらに受信する、ようにされてもよい。例えば、制限解除のための情報は、CMスキップ/早送りが制限不要となるCMの再生回数、CMスキップ/早送りが制限される期限などである。
【0008】
制御部により、再生制限区間の再生制限が解除されていないとき、この再生制限区間が通常再生されるように再生部の再生動作が制限される。例えば、制御部は、再生部が蓄積部から番組コンテンツを再生するとき、再生制限の期限前は、再生制限区間が通常再生されるように再生部の再生動作を制限する、ようにされてもよい。そして、この場合、例えば、制御部は、再生制限の期限前であっても、上記再生制限区間が既に所定回数だけ通常再生されているときは、再生部の再生動作を制限することを行わない、ようにされてもよい。
【0009】
また、この場合、例えば、再生制限区間は広告区間であり、再生制限の期限前に番組コンテンツの広告区間が通常再生されるとき、外部の広告視聴率計測サーバにアクセスして視聴率登録を行う通信部をさらに備える、ようにされてもよい。この場合、広告視聴率サーバでは、精度の高い視聴率計測を行うことが可能となる。
【0010】
また、この場合、例えば、再生制限区間は広告期間であり、再生制限の期限前に番組コンテンツの広告区間が通常再生されるとき、視聴者にこの広告区間の視聴に対する対価を付与する対価付与部をさらに備える、ようにされてもよい。例えば、対価付与部は、外部のポイントサーバにアクセスして視聴者にポイントを付与する、ようにされてもよい。このように視聴者に対価を付与することで、視聴者に広告区間の視聴を促すことができる。
【0011】
また、この場合、例えば、再生制限区間は広告区間であり、再生部が番組コンテンツの広告区間を再生する場合、再生制限の期限後、または再生制限の期限前であっても広告期間の通常再生回数が所定回数以上であるときは、外部の広告提供サーバにアクセスして置換用広告を取得する通信部をさらに備える、ようにされてもよい。このように置換用広告を取得することで、広告の付加価値を高めることが可能となる。
【0012】
また、例えば、制御部は、再生部が蓄積部から番組コンテンツを再生するとき、この番組コンテンツに含まれる再生制限区間の通常再生回数が所定数に満たない場合には、再生制限区間が通常再生されるように再生部の再生動作を制限する、ようにされてもよい。
【0013】
この場合、例えば、再生制限区間は広告区間であり、再生部が番組コンテンツの広告区間を再生する場合、この広告区間の通常再生回数が所定回数以上であるときは、外部の広告提供サーバにアクセスして置換用広告を取得する通信部をさらに備える、ようにされてもよい。このように置換用広告を取得することで、広告の付加価値を高めることが可能となる。
【0014】
また、この場合、例えば、再生制限区間は広告区間であり、再生部が番組コンテンツの広告区間を再生する場合、蓄積部に蓄積されてから一定期間が経過しているときは、外部の広告提供サーバにアクセスして置換用広告を取得する通信部をさらに備える、ようにされてもよい。このように置換用広告を取得することで、広告の付加価値を高めることが可能となる。
【0015】
また、この場合、例えば、再生制限区間は広告区間であり、番組コンテンツの広告区間が通常再生されたとき、外部のサーバにこの広告区間が通常再生されたことを通知する通信部をさらに備える、ようにされてもよい。
【0016】
このように本技術においては、再生制限区間の再生制限が解除されていないとき、この再生制限区間が通常再生されるように再生部の再生動作が制限される。そのため、再生制限区間の適切な再生が可能となる。
【0017】
なお、本技術において、例えば、再生部が再生制限区間を再生している状態で、視聴者操作によるスキップまたは早送りの要求があるとき、この再生制限区間の再生制限が解除されていない場合には、要求に対応できないことを視聴者に通知する通知部をさらに備える、ようにされてもよい。この場合、ユーザは、スキップまたは早送りの要求に対応できないことを容易に知ることができる。
【0018】
また、本技術の他の概念は、
再生制限区間を含む番組コンテンツを取得する番組コンテンツ取得部と、
上記番組コンテンツを、上記再生制限区間を示す情報または該情報を取得するための情報と共に送信する送信部を備える
コンテンツ送信装置にある。
【0019】
本技術において、番組コンテンツ取得部により、再生制限区間を含む番組コンテンツが取得される。送信部により、番組コンテンツが、再生制限区間を示す情報またはこの情報を取得するための情報と共に送信される。例えば、送信部は、再生制限区間の制限解除のための情報またはこの情報を取得するための情報をさらに送信する、ようにされてもよい。
【0020】
このように本技術においては、番組コンテンツが再生制限区間を示す情報またはこの情報を取得するための情報と共に送信される。そのため、受信側では、番組コンテンツにおける再生制限区間を正確に認識して、再生制限区間に対して正しく再生部の再生動作を制限することが可能となる。
【発明の効果】
【0021】
本技術によれば、広告区間などの再生制限区間が含まれる番組コンテンツを蓄積再生する際に、この再生制限区間の適切な再生を可能とする。なお、本明細書に記載された効果はあくまで例示であって限定されるものではなく、また付加的な効果があってもよい。
【図面の簡単な説明】
【0022】
図1】実施の形態としての送受信システムの構成例を示すブロック図である。
図2】MPEG2−TSのPMTに含む新規デスクリプタ内あるいはMP4の新規ボックス内のデータ構造の一例を示す図である。
図3】コンテンツ再生装置の構成例を示すブロック図である。
図4】スキップや早送りなどの特定操作の要求を受け付けない旨の通知表示の一例を示す図である。
図5】個々のCM区間についての開始時刻と終了時刻と再生回数を持つテーブルの一例を示す図である。
図6】コンテンツ再生装置の再生動作の一例を示すフローチャートである。
図7】コンテンツ再生装置におけるジャンプ後の再生動作を説明するための図である。
図8】ジャンプ時におけるコンテンツ再生装置の再生動作の一例を示すフローチャートである。
図9】コンテンツ再生装置におけるジャンプ後の再生動作を説明するための図である。
図10】ジャンプ時におけるコンテンツ再生装置の再生動作の一例を示すフローチャートである。
図11】コンテンツ再生装置におけるジャンプ後の再生動作を説明するための図である。
図12】ジャンプ時におけるコンテンツ再生装置の再生動作の一例を示すフローチャートである。
図13】コンテンツ再生装置の再生動作の一例を示すフローチャートである。
図14】ジャンプ時におけるコンテンツ再生装置の再生動作の一例を示すフローチャートである。
図15】ジャンプ時におけるコンテンツ再生装置の再生動作の一例を示すフローチャートである。
図16】ジャンプ時におけるコンテンツ再生装置の再生動作の一例を示すフローチャートである。
図17】コンテンツ再生装置の再生動作の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下、発明を実施するための形態(以下、「実施の形態」とする)について説明する。なお、説明を以下の順序で行う。
1.実施の形態
2.変形例
【0024】
<1.実施の形態>
[送受信システムの構成例]
図1は、送受信システム10の構成例を示している。送受信システム10において、送信側には放送送出システム100および番組提供サーバ(配信サーバ)200が配置され、受信側にはコンテンツ再生装置300が配置されている。番組提供サーバ200は、インターネットなどの通信ネットワーク400を通じてコンテンツ再生装置300に接続されている。
【0025】
受信側では、コンテンツ再生装置300に、テレビ受信機510または携帯端末520が接続されている。コンテンツ再生装置300と、テレビ受信機510または携帯端末520は、有線あるいは無線により接続されている。なお、図示の例では、コンテンツ再生装置300は、テレビ受信機510や携帯端末520とは別に存在しているが、テレビ受信機510や携帯端末520がコンテンツ再生装置300の機能を備えた構成も考えられる。
【0026】
コンテンツ再生装置300は、通信ネットワーク400を通じて、種々のサーバに接続されている。種々のサーバとしては、コンテンツ利用制御サーバ610、広告視聴率計測サーバ620、ポイントサーバ630、広告提供サーバ640、ユーザ情報管理サーバ650、コンテンツ利用履歴管理サーバ660等が存在する。なお、これらのサーバは、複数個がまとまって一つのサーバで構成される場合もある。
【0027】
放送送出システム100は、再生制限区間としての広告区間(以下、適宜、「CM区間」という)を含む番組コンテンツを放送で受信側に送信する。番組提供サーバ200は、CM区間を含む番組コンテンツを通信で受信側に送信する。放送送出システム100や番組提供サーバ200は、例えばストレージなどから番組コンテンツを取得する番組コンテンツ取得部と、この番組コンテンツを送信する送信部を備えている。放送送出システム100や番組提供サーバ200は、番組コンテンツと共に、この番組コンテンツに関連する種々の情報を送信する。この場合、種々の情報は、番組コンテンツに埋め込まれる。
【0028】
番組コンテンツに関連する種々の情報には、例えば、以下の情報が含まれる。ここで、(3)の情報は、CM区間を示す情報を構成する。また、(4)、(5)の情報は、CM区間の制限解除のための情報を構成する。
(1)番組コンテンツの特定が可能なID
(2)CMの特定が可能なID
(3)各CMのコンテンツ中の開始時刻と終了時刻
(4)CMスキップ/早送りが制限される期限
(5)CMスキップ/早送りが制限不要となるCMの再生回数
(6)各サーバ(クラウドサーバ)のURL
【0029】
図2は、MPEG2−TSのPMTに含む新規デスクリプタ(descriptor)内、あるいはMP4の新規ボックス(box)内のデータ構造の一例を示している。「content_id」のフィールドは、番組コンテンツの特定が可能なIDを示す。「restriction_expiration_date」のフィールドは、CMスキップ/早送りが制限される期限を示す。なお、ここでは制限が解除される日付“date”を示すが、録画してから制限が解除されるまでの時間を示すことも考えられる。
【0030】
「restriction_expiration_count」のフィールドは、CMスキップ/早送りが制限不要となるCMの再生回数を示す。「pb_history_server_url」のフィールドは、コンテンツ利用履歴サーバのURLを示す。「ad_pgm_count」のフィールドは、番組コンテンツ中のCM(CM区間)の数を示す。
【0031】
CMの数だけ、「ad_pgm_id」、「ad_pgm_start_time」、「ad_pgm_end_time」、「ad_pgm_server_url」の各フィールドが繰り返し存在する。「ad_pgm_id」のフィールドは、CMの特定が可能なIDを示す。「ad_pgm_start_time」のフィールドは、CMの番組コンテンツ中の開始時刻を示す。「ad_pgm_end_time」のフィールドは、CMの番組コンテンツ中の終了時刻を示す。「ad_pgm_server_url」のフィールドは、広告提供サーバのURLを示す。
【0032】
なお、PMTの構造は、MPEG−2 Systems規格書(ISO/IEC 13818−1)や,日本の放送であればARIBの標準規格:STD−B10に規定されている。また、MP4のボックス(box)構造は、ISO/IEC 14496−12に規定されている。
【0033】
なお、上述の種々の情報の一部を、番組コンテンツと共にコンテンツ再生装置300に提供する代わりに、通信ネットワーク400に接続されたサーバ(クラウドサーバ)からコンテンツ再生装置300に提供することも考えられる。また、情報によっては、その両方でコンテンツ再生装置300に提供することもあり得る。例えば、クラウドサーバの情報で、番組コンテンツ中の情報を上書きすることでダイナミックな制御を行うといった運用も考えられる。
【0034】
例えば、(2)−(5)の情報に関しては、クラウドサーバからコンテンツ再生装置300に提供されることが考えられる。その場合、コンテンツ再生装置300は当該クラウドサーバに、例えば(1)の情報を送って、番組コンテンツに含まれる各CM区間の(2)−(5)の情報を取得する。この場合、(1)の情報は、(2)−(5)の情報を取得するための情報を構成する。
【0035】
ここで、番組コンテンツに上述の種々の情報を埋め込む方法の一例について説明する。例えば、MPEG2−TS形式のストリームにおいては、既存のプログラム・マップ・テーブル(PMT:Program Map Table)に格納されるデスクリプタ(descriptor)を、ARIB(Association of Radio Industries and Business)やNextTV−F(Next Generation Television & Broadcasting Promotion Forum)の規定で新たに定義し、そのデスクリプタに上述の情報を運ぶフィールド(field)群を含めるという方法が考えられる。
【0036】
また、例えば、MP4形式のファイルにおいては、既存のムーブ・ボックス(moov box)やムーフ・ボックス(moof box)に格納される新たなボックスを同様に定義し、その新たなボックスに上述の情報を運ぶフィールド(field)群を含めるという方法が考えられる。
【0037】
コンテンツ再生装置300は、放送送出システム100あるいは番組提供サーバ200から送られてくる番組コンテンツを受信する。この番組コンテンツには、上述したように、CM区間が含まれている。また、コンテンツ再生装置300には、放送送出システム100あるいは番組提供サーバ200から番組コンテンツと共に、上述したように、種々の情報が送られてくる。
【0038】
コンテンツ再生装置300は、放送送出システム100あるいは番組提供サーバ200から受信された番組コンテンツを、そのままテレビ受信機510あるいは携帯端末520に送信するか、あるいは蓄積部に蓄積する。なお、テレビ受信機510あるいは携帯端末520に送信すると共に、蓄積部に蓄積することもある。コンテンツ再生装置300は、蓄積部に蓄積された番組コンテンツを、ユーザ操作による適宜なタイミングで再生してテレビ受信機510あるいは携帯端末520に送信する。
【0039】
ここで、蓄積部は、コンテンツ再生装置300自身が持つ場合と、クラウド上、つまり通信ネットワーク400に接続されたサーバ(例えば、番組提供サーバ200など)で構成される場合とがある。蓄積部がクラウド上のサーバで構成される場合、コンテンツ再生装置300は、放送送出システム100あるいは番組提供サーバ200から受信された番組コンテンツを、通信ネットワーク400を介してサーバに送信して蓄積する。ただし、前記番組コンテンツが保管されたサーバがクラウド上に配置され、コンテンツ再生装置300は蓄積動作を仮想的に実行するものとし、その仮想的な蓄積を行った番組の再生を前記クラウド上のサーバから通信ネットワーク400を介して受信および表示する方法も考えられる。この場合、前記MPEG2−TSのPMTに含む新規デスクリプタ内、あるいはMP4の新規ボックス内に、前記番組コンテンツが保管されたサーバ上の番組に対するURLも含むことが考えられる。
【0040】
また、コンテンツ再生装置300は、放送送出システム100あるいは番組提供サーバ200から番組コンテンツと共に受信された種々の情報、さらにはクラウドサーバから取得された種々の情報を、記憶部に記憶し、適宜、利用する。
【0041】
図3は、コンテンツ再生装置300の構成例を示している。コンテンツ再生装置300は、制御部301と、記憶部302と、デジタルチューナ303と、通信部304と、蓄積部305と、出力部306と、ユーザ操作部307と、表示部308を有している。
【0042】
制御部301は、CPUを備えて構成され、コンテンツ再生装置300の各部の動作を制御する。記憶部302は、制御ソフトウェアの格納およびデータの保管を行うROM、CPUのワークエリアを構成するRAMなどからなっている。ユーザ操作部307は、ユーザが種々の操作を行うための部分である。表示部308は、コンテンツ再生装置300のステータス、ユーザ操作の便宜のための表示などを行う。ユーザ操作部307および表示部308は、ユーザインタフェース部を構成している。
【0043】
デジタルチューナ303は、放送送出システム100から放送で送られてくる番組コンテンツを受信する。通信部304は、通信ネットワーク400に接続されたサーバ(クラウドサーバ)と通信をする。この通信部304は、番組提供サーバ200から配信される番組コンテンツを受信する。
【0044】
蓄積部305は、例えばHDD(Hard Disk Drive)で構成されている。この蓄積部305は、ユーザ操作に基づく制御部301の制御により、デジタルチューナ303や通信部304で受信された番組コンテンツを蓄積する。また、蓄積部305は、ユーザ操作に基づく制御部301の制御により、蓄積されている番組コンテンツを適宜なタイミングで再生する。この意味で、蓄積部305は、再生部も構成する。
【0045】
なお、デジタルチューナ303や通信部304で受信された番組コンテンツを、クラウド上のサーバに蓄積することも考えられる。その場合には、デジタルチューナ303や通信部304で受信された番組コンテンツは、通信部304を介して、そのサーバに送られて蓄積される。ただし、前述のとおり、この蓄積動作はあらかじめクラウド上のサーバに番組コンテンツが配置されることで仮想化される場合もある。そして、この場合、ユーザ操作に基づく制御部301の制御により、このサーバから番組コンテンツが適宜なタイミングで再生される。
【0046】
出力部306は、ユーザ操作に基づく制御部301の制御により、デジタルチューナ303や通信部304で受信された番組コンテンツ、あるいは蓄積部305で再生された番組コンテンツ(番組コンテンツをクラウド上のサーバに蓄積された場合には、そのサーバから再生された番組コンテンツ)を、選択的に、テレビ受信機510や携帯端末520に送る。
【0047】
コンテンツ再生装置300は、番組コンテンツを再生してテレビ受信機510や携帯端末520に送信する際、再生制限が解除されていないCM区間に関しては、通常速度での再生(以下、適宜、「通常再生」という)をする。例えば、このCM区間で通常再生が行われている状態で、ユーザ操作によりスキップや早送りなどの特定操作の要求があっても、その要求を受け付けない。
【0048】
コンテンツ再生装置300は、この場合、例えば、ユーザの便宜のために、スキップや早送りなどの特定操作の要求を受け付けない旨を、画像表示あるいは音声出力でユーザに通知する。図4は、表示部308に表示される通知表示の一例を示している。
【0049】
コンテンツ再生装置300は、再生制限の解除を、通常再生の回数(図2の「restriction_expiration_count」のフィールド参照)、あるいは期限(図2の「restriction_expiration_date」のフィールド参照)の情報に基づいて判断する。なお、期限と回数を併用することも考えられる。
【0050】
例えば、既に所定回数の通常再生が行われたCM区間に関しては、そのCM区間の通常再生中にあるスキップや早送りなどの特定操作の要求を受け付ける。また、例えば、既に期限が過ぎたCM区間に関しては、そのCM区間の通常再生中にあるスキップや早送りなどの特定操作の要求を受け付ける。また、期限と回数を併用し、期限前であっても所定回数の通常再生が行われたCM区間については前記特定操作の要求を受け付ける。ここで、所定回数や期限の情報としては、上述したように番組コンテンツと共に送信されてくる値、あるいは放送/配信の規定で予め定められた値が使用される。
【0051】
再生制限の解除を通常再生の回数の情報に基づいて行う場合、コンテンツ再生装置300はCM区間を開始時刻から終了時刻まで通常再生すると、そのCM区間の再生回数をカウントした値を記憶する。番組コンテンツのCM区間の再生履歴を管理する方法としては、図5に示すように、個々のCM区間について、開始時刻と終了時刻と再生回数のテーブルを保持し、通常再生した部分について、その回数を記録することが考えられる。ここで、テーブルの保管先はコンテンツ再生装置300内とする他にも、ホームネットワーク上のサーバ内や、クラウド上のコンテンツ利用履歴管理サーバ660内とすることも考えられる。
【0052】
図6のフローチャートは、コンテンツ再生装置300の再生動作の一例を示している。コンテンツ再生装置300は、ステップST1において、処理を開始する。そして、ステップST2において、番組コンテンツの通常再生を開始する。次に、コンテンツ再生装置300は、ステップST3において、現在の再生位置を確認する。
【0053】
次に、ステップST4において、CM区間を再生中か否かを判断する。CM区間を再生中であると判断するとき、コンテンツ再生装置300は、ステップST5において、CM区間フラグをセットする。
【0054】
次に、コンテンツ再生装置300は、ステップST6において、スキップか早送りが要求されたか否かを判断する。スキップか早送りが要求されたと判断するとき、コンテンツ再生装置300は、ステップST7において、このCM区間の再生回数は所定の必要回数未満か否かを判断する。
【0055】
所定の必要回数未満であると判断するとき、コンテンツ再生装置300は、ステップST8において、ユーザ(視聴者)に要求に対応できないことを通知する。この通知は、上述したように、例えば、画像表示(図4参照)あるいは音声出力などで行われる。コンテンツ再生装置300は、このステップST8の処理の後、ステップST13の処理に移る。
【0056】
また、ステップST7で所定の必要回数未満ではない、つまり所定の必要回数以上であると判断するとき、コンテンツ再生装置300は、ステップST9において、要求されたスキップあるいは早送りを実施する。コンテンツ再生装置300は、このステップST9の処理の後、ステップST13の処理に移る。
【0057】
また、ステップST4でCM区間を再生中でないと判断するとき、コンテンツ再生装置300は、ステップST10において、CM区間フラグがセットされているか否かを判断する。CM区間フラグがセットされていると判断するとき、コンテンツ再生装置300は、ステップST11において、このCM区間の再生回数をインクリメント、つまり“+1”する。次に、コンテンツ装置300は、ステップST12において、CM区間フラグをリセットする。コンテンツ再生装置300は、このステップST12の処理の後、ステップST13の処理に移る。
【0058】
また、ステップST6でスキップも早送りも要求されていないと判断するとき、あるいはステップST10でCM区間フラグがセットされていないと判断するとき、コンテンツ再生装置300は、直ちに、ステップST13の処理に移る。
【0059】
ステップST13において、コンテンツ再生装置300は、通常再生の停止が要求されたか否かを判断する。通常再生の停止が要求されていないと判断するとき、コンテンツ再生装置300は、ステップST3の処理に戻り、上述したと同様の処理を繰り返す。一方、通常再生の停止が要求されていると判断するとき、コンテンツ再生装置300は、ステップST15において、再生処理を終了する。
【0060】
また、図7に示すように、番組コンテンツ中の位置Aから時間的に未来の位置B(B0,B1,B2,B3)にジャンプした後に再生する場合、開始時刻が位置Aから位置Bの範囲内となるCM区間(X1,X2)がある場合、そのCM区間が所定回数再生されていなければ、それを通常再生した後に位置Bからの再生を行うことが考えられる。なお、ここで再生されるCM区間は位置Bから遡って直近に開始時刻があるCM区間だけとすることが考えられる。また、位置BがCM区間の範囲内だった場合は、そのCM区間の直後を位置Bに再設定するものとする。
【0061】
ここで、「位置Aから位置Bへのジャンプ」とは、位置Aから位置Bまで通常再生以外の方法で移動した後に通常再生を開始することを意味し、具体的には、次のようなケースが挙げられる。
(1)位置Aから早送りで位置に達した後に通常再生を行う。
(2)シークバーを位置Aから位置Bまで動かした後に通常再生を行う。
(3)位置Aから位置Bを先頭とするチャプタの選択操作を行い、通常再生を開始する。
【0062】
図8のフローチャートは、このジャンプ時におけるコンテンツ再生装置300の再生動作の一例を示している。コンテンツ再生装置300は、ステップST21において、処理を開始する。そして、ステップST22において、再生位置を位置Bにセットする。次に、コンテンツ再生装置300は、ステップST23において、位置Aから位置Bの間にCM区間の開始位置が含まれるか否かを判断する。
【0063】
CM区間の開始位置が含まれると判断するとき、コンテンツ再生装置300は、ステップST24において、位置Bから遡って直近に開始位置を持つCM区間Xを特定する。次に、コンテンツ再生装置300は、ステップST25において、CM区間Xの再生回数は所定の必要回数未満か否かを判断する。
【0064】
所定の必要回数未満であると判断するとき、コンテンツ再生装置300は、ステップST26において、位置BはCM区間Xの範囲内か否かを判断する。位置BはCM区間Xの範囲内であると判断するとき、コンテンツ再生装置300は、ステップST27において、位置BをCM区間Xの終了時刻に変更する。コンテンツ再生装置300は、ステップST27の処理の後、ステップST28の処理に移る。なお、ステップST26で位置BはCM区間Xの範囲内でないと判断するとき、コンテンツ再生装置300は、直ちに、ステップST28の処理に移る。
【0065】
ステップST28において、コンテンツ再生装置300は、再生位置をCM区間Xの開始位置にセットする。次に、コンテンツ再生装置300は、ステップST29において、通常再生を開始する。次に、コンテンツ再生装置300は、ステップST30において、CM区間Xを再生中か否かを判断する。
【0066】
CM区間Xを再生中であると判断するとき、コンテンツ再生装置300は、ステップST31において、スキップか早送りが要求されたか否かを判断する。スキップか早送りが要求されたと判断するとき、コンテンツ再生装置300は、ステップST32において、ユーザに要求に対応できないことを通知する。
【0067】
コンテンツ再生装置300は、このステップST32の処理の後、ステップST30の処理に戻って、上述したのと同様の処理を繰り返す。なお、ステップST31でスキップも早送りも要求されていないと判断するとき、コンテンツ再生装置300は、直ちに、ステップST30の処理に戻る。
【0068】
また、ステップST30でCM区間Xを再生中でないと判断するとき、コンテンツ再生装置300は、ステップST33の処理に移る。このステップST33において、コンテンツ再生装置300は、このCM区間Xの再生回数をインクリメント、つまり“+1”する。次に、コンテンツ装置300は、ステップST34において、再生位置を位置Bにセットする。
【0069】
コンテンツ再生装置300は、ステップST34の処理の後、ステップST35の処理に移る。なお、ステップST23でCM区間の開始位置が含まれていないと判断するとき、コンテンツ再生装置300は、直ちに、ステップST35の処理に移る。このステップST35において、コンテンツ再生装置300は、通常再生を開始する。
【0070】
このステップST35の後、コンテンツ再生装置300は、ステップST36においてジャンプ時の処理を終了する。この後、コンテンツ再生装置300は、上述の図6のフローチャートで示す再生動作を行う。
【0071】
また、図9に示すように、番組コンテンツ中の位置Aから時間的に過去の位置C(C0,C1,C2)にジャンプした後に再生する場合、位置Cから遡って直近に開始時刻があるCM区間を再生した後に位置Cからの再生を行うことも考えられる。
【0072】
図10は、このジャンプ時におけるコンテンツ再生装置300の再生動作の一例を示している。コンテンツ再生装置300は、ステップST41において、処理を開始する。そして、ステップST42において、再生位置を位置Cにセットする。次に、コンテンツ再生装置300は、ステップST43において、位置Cから遡って直近に開始位置を持つCM区間が存在するか否かを判断する。
【0073】
CM区間が存在すると判断するとき、コンテンツ再生装置300は、ステップST44において、位置Cから遡って直近に開始位置を持つCM区間Yを特定する。次に、コンテンツ再生装置300は、ステップST45において、CM区間Yの再生回数は所定の必要回数未満か否かを判断する。
【0074】
所定の必要回数未満であると判断するとき、コンテンツ再生装置300は、ステップST46において、位置CはCM区間Yの範囲内か否かを判断する。位置CはCM区間Yの範囲内であると判断するとき、コンテンツ再生装置300は、ステップST47において、位置CをCM区間Yの終了時刻に変更する。コンテンツ再生装置300は、ステップST47の処理の後、ステップST48の処理に移る。なお、ステップST46で位置CはCM区間Yの範囲内でないと判断するとき、コンテンツ再生装置300は、直ちに、ステップST48の処理に移る。
【0075】
ステップST48において、コンテンツ再生装置300は、再生位置をCM区間Yの開始位置にセットする。次に、コンテンツ再生装置300は、ステップST49において、通常再生を開始する。次に、コンテンツ再生装置300は、ステップST50において、CM区間Yを再生中か否かを判断する。
【0076】
CM区間Yを再生中であると判断するとき、コンテンツ再生装置300は、ステップST51において、スキップか早送りが要求されたか否かを判断する。スキップか早送りが要求されたと判断するとき、コンテンツ再生装置300は、ステップST52において、ユーザに要求に対応できないことを通知する。
【0077】
コンテンツ再生装置300は、このステップST52の処理の後、ステップST50の処理に戻って、上述したと同様の処理を繰り返す。なお、ステップST51でスキップも早送りも要求されていないと判断するとき、コンテンツ再生装置300は、直ちに、ステップST50の処理に戻る。
【0078】
また、ステップST50でCM区間Yを再生中でないと判断するとき、コンテンツ再生装置300は、ステップST53の処理に移る。このステップST53において、コンテンツ再生装置300は、このCM区間Yの再生回数をインクリメント、つまり“+1”する。次に、コンテンツ装置300は、ステップST54において、再生位置を位置Cにセットする。
【0079】
コンテンツ再生装置300は、ステップST54の処理の後、ステップST55の処理に移る。なお、ステップST43でCM区間の開始位置が含まれていないと判断するとき、コンテンツ再生装置300は、直ちに、ステップST55の処理に移る。このステップST55において、コンテンツ再生装置300は、通常再生を開始する。
【0080】
このステップST55の後、コンテンツ再生装置300は、ステップST56においてジャンプ時の処理を終了する。この後、コンテンツ再生装置300は、上述の図6のフローチャートで示す再生動作を行う。
【0081】
なお、上述したCM区間の再生を以下の場合に限定することも考えられる(図11参照)。
(1)位置Cの時刻からCM区間Yの終了時刻を引いた結果d1が所定の値T1以下の場合および/または位置Cから未来方向の直近のCM区間Zの開始時刻から位置Cの時刻を引いた結果d2が所定の値T2以上の場合。
(2)位置Cの時刻からCM区間Yの終了時刻を引いた結果d1が所定の値T1以下の場合および/または位置Aの時刻から位置Cの時刻を引いた結果d3が所定のT3以上の場合。
(3)d1のd1+d2に対する割合が所定の値以下の場合。
【0082】
これを式で表すと、以下の通りとなる。
ケース1) IF(d1 < T1) THEN 「CM区間Yを再生」
ケース2) IF(d2 > T2) THEN 「CM区間Yを再生」
ケース3) IF(d3 > T3) THEN 「CM区間Yを再生」
ケース4) IF((d1 < T1) and (d2 > T2)) THEN 「CM区間Yを再生」
ケース5) IF((d1 < T1) and (d3 > T3)) THEN 「CM区間Yを再生」
ケース6) IF(d1 / (d1+d2) < P) THEN 「CM区間Yを再生」
【0083】
図12のフローチャートは、上述した限定を行う場合におけるコンテンツ再生装置300の再生動作の一例を示している。この場合、図10のフローチャートの再生動作に対して、ステップST44とステップST45の間に、ステップST60の処理が新たに追加される。このステップST60において、コンテンツ再生装置300は、限定要件(ケース1から6のいずれか)を満たすか否かを判断し、満たす場合のみ、ステップST45の処理に進む。図12のフローチャートの再生動作において、その他は図10のフローチャートの再生動作と同様である。
【0084】
なお、放送ないしストリーミング配信中の番組をテレビ受信機510などの表示装置で表示していた場合は、表示されたCM区間については再生回数をカウントすることが考えられる。例えば、テレビ受信機510で放送を受信表示した番組について、クラウド上のコンテンツ利用履歴管理サーバ660で再生回数をカウントし、コンテンツ再生装置300が同じ番組の録画再生時にその履歴を参照し、CM区間の再生に反映することが考えられる。
【0085】
また、所定の速度以上の早送り/巻き戻しは、CM区間を含めて制限しないことが考えられる。また、再生回数が所定の値に満たないCM区間については、削除などの編集を禁止することが考えられる。一方、再生回数が所定の値に達したCM区間については自動的に再生しないように制御し、あるいは自動的に削除することが考えられる。
【0086】
CM区間の再生制限が必要な回数は、番組コンテンツによっては非常に大きな値や無制限に設定される可能性もある。しかし、各ユーザ(視聴者)によるCM区間の再生回数をクラウド上のサーバで集計し、その総数が所定の値に達した後や、再放送などで少ない再生回数が設定された場合に、必要な再生回数が変更される場合が考えられる。
【0087】
その場合、コンテンツ再生装置300が直接、あるいはコンテンツ利用履歴管理サーバ660経由で、必要な再生回数を管理するコンテンツ利用制御サーバ610にアクセスし、その結果に基づいて番組コンテンツのCM区間の再生制限の要否を判断することが考えられる。この場合、各ユーザ(視聴者)のコンテンツ再生装置300は、CM区間の通常再生を行ったとき、クラウド上の上述したように集計を行うサーバに通知する。
【0088】
また、CM区間の再生については、蓄積部(コンテンツ再生装置300内、あるはクラウド上の蓄積部)に記録されたものを再生する他に、通信ネットワーク400経由でストリーミングやダウンロードされたCMなどを再生することが考えられる。
【0089】
再生するものを選択する際に、番組コンテンツの利用履歴および/またはユーザに関する各種情報を参照し、それに基づくことが考えられる。例えば、CM区間の再生回数に基づいてCMの内容を変えることが考えられる。具体的には、例えば、未再生なら録画されたCMを再生し、再生済みなら広告提供サーバ640に、録画されたCMのIDを送り、置換用CMのURLを受け取って、そのURLからCMを取得して再生することが考えられる。
【0090】
また、例えば、再生日時に基づいてスポンサーが用意した最新のCMに置換することが考えられる。具体的には、例えば、記録日から所定の期間経過後や、放送/配信メタデータとして送られた期限以降は広告提供サーバ640に、録画されたCMのIDを送り、置換用CMのURLを受け取って、そのURLからCMを取得して再生することが考えられる。
【0091】
また、例えば、ユーザの属性情報(年齢、性別、国籍、住所など)や、嗜好を反映する情報(番組の再生・視聴・予約・保管履歴など)や、CM情報へのアクセス履歴(CMと併せて放送・配信された詳細情報やURL先のサイトの閲覧状況など)、CMに関するユーザのフィードバック(好き/嫌い、要/不要、購入済み)に基づいて、ユーザのニーズにマッチしそうなCMに置換する、あるいは効果が低そうなCMを置換するといったことが考えられる。
【0092】
具体的には、例えば、番組コンテンツの再生開始時に、番組コンテンツID、あるいは番組コンテンツ中のCMのIDリストと、ユーザの属性情報、嗜好を反映する情報、CM情報へのアクセス履歴、CMに関するユーザのフィードバック情報を、広告提供サーバ640に送り、あるいは広告提供サーバ640がこれら情報を保管するユーザ情報管理サーバ650から取得し、それに基づいて選択されたCM群のURLリストをコンテンツ再生装置300が広告提供サーバ640から受け取り、CM区間の再生タイミングでそれらURLにアクセスして取得したCMを再生することが考えられる。
【0093】
上述では再生制限の解除を通常再生の回数の情報に基づいて行う場合について説明したが、再生制限の解除を期限の情報に基づいて行う場合も、コンテンツ再生装置300は、ほぼ同様の再生動作をする。図13図14図15図16のフローチャートで示す再生動作は、それぞれ、再生制限の解除を期限の情報に基づいて行う場合におけるコンテンツ再生装置300の再生動作を示しており、それぞれ図6図8図10図12のフローチャートで示す再生動作に対応するものである。ただし、図13のST11、図14のST33、図15のST53の処理は、期限と回数による再生制限を併用する場合のみ行うことが考えられる。
【0094】
図13のフローチャートにおいては、図6のフローチャートにおけるステップST7の処理がステップST7Aの処理に変更されており、その他のステップについては図6のフローチャートと同じである。このステップST7Aにおいて、コンテンツ再生装置300は、現在は再生制限の期限より前か判断する。再生制限の期限より前であると判断するとき、コンテンツ再生装置300は、ステップST8の処理に移る。一方、再生制限の期限より前でないと判断するとき、コンテンツ再生装置300は、ステップST9の処理に移る。
【0095】
また、図14のフローチャートにおいては、図8のフローチャートにおけるステップST25の処理がステップST25Aの処理に変更されており、その他のステップについては図8のフローチャートと同じである。このステップST25Aにおいて、コンテンツ再生装置300は、現在は再生制限の期限より前か判断する。再生制限の期限より前であると判断するとき、コンテンツ再生装置300は、ステップST26の処理に移る。一方、再生制限の期限より前でないと判断するとき、コンテンツ再生装置300は、ステップST35の処理に移る。
【0096】
また、図15図16のフローチャートにおいては、それぞれ、図10図12のフローチャートにおけるステップST45の処理がステップST45Aの処理に変更されており、その他のステップについては図10図12のフローチャートと同じである。このステップST45Aにおいて、コンテンツ再生装置300は、現在は再生制限の期限より前か判断する。再生期限より前であると判断するとき、コンテンツ再生装置300は、ステップST46の処理に移る。一方、再生制限の期限より前でないと判断するとき、コンテンツ再生装置300は、ステップST55の処理に移る。
【0097】
ところで、広告収入を基本とした無料デジタル放送/配信に於いて、デジタル録画再生機器の普及に伴いタイムシフト視聴が一般的になると、広告ビジネスモデルの根幹であるリアルタイムの視聴率データが意味を無さなくなる。所定期限(例えば、CMスキップ/早送りが制限される期限)より前に、CM(CM区間)を通常再生(通常速度で再生)した場合、視聴率を計測する広告視聴率計測サーバ620にアクセスして、リアルタイム視聴された場合と同様の視聴率の加算を行うことが考えられる。
【0098】
ここで、広告視聴率計測サーバ620は、広告料算定の基本となるデータを計測するためのサーバであって、蓄積部に蓄積されたCMを認識し、そのCMの再生が予め設定された視聴率計測の条件を満たせば、広告視聴率として加算する。この場合、サンプルによる推定視聴率ではなく、実際に視聴された実数での視聴率(CM視聴率)データの収集が可能となる。
【0099】
また、ユーザ(視聴者)に対しては、CMスキップ/早送りの制限期間内に、蓄積部に蓄積された番組コンテンツの再生による視聴を行った場合、CMを視聴した特典として、ポイントサーバ630にアクセスして、ユーザに紐付けされたポイントカードにポイントの付与を行うことが考えられる。
【0100】
ここで、ポイントサーバ630は、ユーザのCM視聴に対する対価(ポイント)を視聴者に還元するためのサーバであって、蓄積部に蓄積されたCMを認識し、そのCMの再生が予め設定された条件を満たせば、ユーザに紐付けされたポイントカードにポイントを付与する。ユーザは、このポイントを利用して、有料放送の視聴や、課金を伴う番組再生(録画やダウンロードされた番組)の支払い、インターネット経由のVOD(ビデオ・オン・デマンド)サービスの支払い等に充当する事が可能となる。
【0101】
また、CMスキップ/早送りの制限期間が経過していない場合であっても、所定回数だけ、例えば1回だけCMを通常再生した場合には、2回目以降の再生時には、CMスキップ/早送りに対する制限を行わないものとすることも考えられる。
【0102】
また、所定期限(例えば、CMスキップ/早送りが制限される期限)が経過した場合には、蓄積部に蓄積されているCMは、広告価値が低下していると見做され、クラウド上の広告(CM)提供サーバ640から得られるCMと置換することが考えられる。置換用CMとしては、ユーザ(視聴者)の過去の番組コンテンツの視聴傾向に基づいたCMや、番組視聴エリア等の情報に基づいた地域CMが選定されるものとする。
【0103】
ここで、広告(CM)提供サーバ640は、ユーザ(視聴者)にCMを提供するためのサーバであって、予め定められた条件を満たせば、蓄積部に蓄積されている古いCM、商業的価値が低くなってしまったCMに換えて、商業的価値の高いCMを提供する。この場合、広告(CM)提供サーバ640から供給されたCM視聴に関しても、ユーザのCM視聴に対する対価(ポイント)を還元することが考えられる。
【0104】
図17のフローチャートは、コンテンツ再生装置300の再生動作の一例を示している。コンテンツ再生装置300は、ステップST61において、処理を開始する。そして、ステップST62において、番組コンテンツの通常再生状態において、CM区間Xの先頭を検知した後、ステップST63の処理に移る。
【0105】
このステップST63において、コンテンツ再生装置300は、現在は再生制限の期限より前か否かを判断する。再生制限の期限より前であるとき、コンテンツ再生装置300は、ステップST64において、CM区間Xの再生回数は所定の必要回数未満か否かを判断する。必要回数未満であると判断するとき、コンテンツ再生装置300は、ステップST65において、スキップ/早送り禁止モードをオンとする。
【0106】
コンテンツ再生装置300は、ステップST65の処理の後、ステップST66の処理に移る。ステップST63で再生制限の期限以降であると判断するとき、あるいはステップST64でCM区間Xの再生回数が必要回数以上であると判断するとき、コンテンツ再生装置300は、直ちに、ステップST66の処理に移る。
【0107】
ステップST66において、コンテンツ再生装置300は、広告の置換条件を満たすか否かを判断する。例えば、現在が再生制限の期限後であるとき、あるいは現在が再生制限の期限内であっても、CM区間Xの再生回数が必要回数以上であるときには、広告の置換条件を満たすと判断する。広告の置換条件を満たすと判断するとき、コンテンツ再生装置300は、ステップST67において、広告(CM)提供サーバ640から置換用CMを取得し、通常再生をする。
【0108】
コンテンツ再生装置300は、ステップST67の処理の後、ステップST68の処理に移る。ステップST66で、広告の置換条件を満たさないと判断するとき、コンテンツ再生装置300は、直ちに、ステップST68の処理に移る。
【0109】
このステップST68において、コンテンツ再生装置300は、CM区間Xまたは置換用CMの終了を検知したか否かを判断する。検知したと判断するとき、コンテンツ再生装置300は、ステップST69において、このCM区間の再生回数をインクリメント、つまり“+1”する。次に、コンテンツ再生装置300は、ステップST70において、スキップ/早送り禁止モードをオフとする。
【0110】
次に、コンテンツ再生装置300は、ステップST71において、CM区間Xは視聴率計測の対象か否かを判断する。視聴率計測の対象であると判断するとき、コンテンツ再生装置300は、ステップST72において、広告視聴率計測サーバ620にアクセスして視聴率登録をする。
【0111】
コンテンツ再生装置300は、ステップST72の処理の後、ステップST73の処理に移る。ステップST71で、視聴率計測の対象でないと判断するとき、コンテンツ再生装置300は、直ちに、ステップST73の処理に移る。
【0112】
このステップST73において、コンテンツ再生装置300は、CM区間Xはポイント対象か否かを判断する。ポイント対象であると判断するとき、コンテンツ再生装置300は、ステップST74において、ポイントサーバ630にアクセスして、CM区間Xの視聴に対する対価(ポイント)を行う。
【0113】
コンテンツ再生装置300は、ステップST74の処理の後、ステップST75において、処理を終了する。ステップST73で、ポイントの対象でないと判断するとき、コンテンツ再生装置300は、直ちに、ステップST75において、処理を終了する。
【0114】
なお、コンテンツ再生装置300は、蓄積部に蓄積(録画)された番組コンテンツのリストを提示することと同様に、ユーザ(視聴者)の視聴履歴や録画履歴を分析して、お薦めの番組コンテンツをVOD(ビデオ・オン・デマンド)で提供している番組コンテンツから選択して提示を行うことも考えられる。この場合、VOD番組の視聴に必要な料金として、例えば、上述したようにCM視聴で付与されたポイントの使用が可能とされる。勿論、通常のクレジットカード課金や電子マネーによる課金も可能である。
【0115】
また、無料放送は、無料で視聴可能な放送であるが、高付加価値のコンテンツを提供する場合には、その録画に関して課金することが考えられる。例えば、上述したようにCM視聴で付与されたポイントを使用する支払いや、クレジットカード課金や電子マネーによる課金も考えられる。
【0116】
また、録画時に課金を行うのではなく、録画番組の再生時に課金するビジネスモデルも考えられる。再生毎に課金する方法、再生回数が一定回数を超えたらそれ以降の再生に対して課金する方法、再生回数では無く一定期間を超えた後の再生に対して課金する方法などが考えられる。ユーザ(視聴者)が、CM視聴を選択した場合には、引き続き無料での再生を可能とするビジネスモデルも考えられる。
【0117】
上述したように、図1に示す送受信システム10において、コンテンツ再生装置300は、CM区間の再生制限(スキップ/早送り禁止)が解除されていないとき、このCM区間が通常再生されるように制限する。この場合、このCM区間の通常再生中にユーザ操作によるスキップ/早送りの要求がなされても、その要求を受け付けない。そのため、蓄積された番組コンテンツを再生するに当たって、それに含まれるCM区間の再生を適切に行うことができる。
【0118】
また、図1に示す送受信システム10において、放送送出システム100あるいは番組提供サーバ(配信サーバ)200は、番組コンテンツと共にそれに含まれるCM区間を示す情報またはこの情報を取得するための情報を送信する。そのため、受信側では、番組コンテンツにおけるCM区間を正確に認識して、CM区間に対して正しく再生動作を制限できる。
【0119】
<2.変形例>
なお、上述実施の形態では、番組コンテンツに含まれる再生制限区間がCM(広告)区間である例を示した。しかし、本技術において、再生制限区間はCM区間に限定されるものではなく、同様に再生制限を必要とする区間も含まれる。例えば、再生制限区間としては、番組コンテンツを視聴するに当たっての警告を行う警告区間、他の番組を宣伝するための番組宣伝区間、さらには、番組本編内であっても制作側の通常再生での視聴を希望する区間なども考えることができる。
【0120】
また、本技術は、以下のような構成を取ることもできる。
(1)再生制限区間を含む番組コンテンツを蓄積部から再生する再生部と、
上記再生制限区間の再生制限が解除されていないとき、該再生制限区間が通常再生されるように上記再生部の再生動作を制限する制御部を備える
コンテンツ再生装置。
(2)上記番組コンテンツを、上記再生制限区間を示す情報または該情報を取得するための情報と共に受信する受信部と、
上記受信された番組コンテンツを上記蓄積部に蓄積する蓄積制御部をさらに備える
前記(1)に記載のコンテンツ再生装置。
(3)上記受信部は上記再生制限区間の制限解除のための情報または該情報を取得するための情報をさらに受信する
前記(2)に記載のコンテンツ再生装置。
(4)上記制御部は、
上記再生部が上記蓄積部から上記番組コンテンツを再生するとき、再生制限の期限前は、上記再生制限区間が通常再生されるように上記再生部の再生動作を制限する
前記(1)から(3)のいずれかに記載のコンテンツ再生装置。
(5)上記制御部は、
上記再生制限の期限前であっても、上記再生制限区間が既に所定回数だけ通常再生されているときは、上記再生部の再生動作を制限することを行わない
前記(4)に記載のコンテンツ再生装置。
(6)上記再生制限区間は、広告区間であり、
上記再生制限の期限前に上記番組コンテンツの上記広告区間が通常再生されるとき、外部の広告視聴率計測サーバにアクセスして視聴率登録を行う通信部をさらに備える
前記(4)または(5)に記載のコンテンツ再生装置。
(7)上記再生制限区間は、広告期間であり、
上記再生制限の期限前に上記番組コンテンツの上記広告区間が通常再生されるとき、視聴者に該広告区間の視聴に対する対価を付与する対価付与部をさらに備える
前記(4)から(6)のいずれかに記載のコンテンツ再生装置。
(8)上記対価付与部は、
外部のポイントサーバにアクセスして上記視聴者にポイントを付与する
前記(7)に記載のコンテンツ再生装置。
(9)上記再生制限区間は、広告区間であり、
上記再生部が上記番組コンテンツの上記広告区間を再生する場合、上記再生制限の期限後、または上記再生制限の期限前であっても上記広告期間の通常再生回数が所定回数以上であるときは、外部の広告提供サーバにアクセスして置換用広告を取得する通信部をさらに備える
前記(4)から(8)のいずれかに記載のコンテンツ再生装置。
(10)上記制御部は、
上記再生部が上記蓄積部から上記番組コンテンツを再生するとき、該番組コンテンツに含まれる上記再生制限区間の通常再生回数が所定数に満たない場合には、上記再生制限区間が通常再生されるように上記再生部の再生動作を制限する
前記(1)から(3)のいずれかに記載のコンテンツ再生装置。
(11)上記再生制限区間は、広告区間であり、
上記再生部が上記番組コンテンツの上記広告区間を再生する場合、該広告区間の通常再生回数が所定回数以上であるときは、外部の広告提供サーバにアクセスして置換用広告を取得する通信部をさらに備える
前記(10)に記載のコンテンツ再生装置。
(12)上記再生制限区間は、広告区間であり、
上記再生部が上記番組コンテンツの上記広告区間を再生する場合、上記蓄積部に蓄積されてから一定期間が経過しているときは、外部の広告提供サーバにアクセスして置換用広告を取得する通信部をさらに備える
前記(10)または(11)に記載のコンテンツ再生装置。
(13)上記再生制限区間は、広告区間であり、
上記番組コンテンツの上記広告区間が通常再生されたとき、外部のサーバに該広告区間が通常再生されたことを通知する通信部をさらに備える
前記(10)から(12)のいずれかに記載のコンテンツ再生装置。
(14)上記制御部は、
上記再生部が上記再生制限区間を通常再生している状態で、視聴者操作によるスキップまたは早送りの要求があるとき、該再生制限区間の再生制限が解除されていない場合には、
上記再生部が上記再生制限区間の通常再生を継続するように制御する
前記(1)から(13)のいずれかに記載のコンテンツ再生装置。
(15)上記制御部は、
上記再生制限区間の再生制限が解除されているか否かを、スキップまたは早送りが制限不要となる当該再生制限区間の再生回数、あるいはスキップまたは早送りが制限される期限の情報に基づいて判断する
前記(14)に記載のコンテンツ再生装置。
(16)上記再生部が上記再生制限区間を再生している状態で、視聴者操作によるスキップまたは早送りの要求があるとき、該再生制限区間の再生制限が解除されていない場合には、上記要求に対応できないことを視聴者に通知する通知部をさらに備える
前記(1)から(15)のいずれかに記載のコンテンツ再生装置。
(17)再生部により、再生制限区間を含む番組コンテンツを蓄積部から再生する再生ステップと、
上記再生制限区間の再生制限が解除されていないとき、該再生制限区間が通常再生されるように上記再生ステップの再生動作を制限する制御ステップを有する
コンテンツ再生方法。
(18)再生制限区間を含む番組コンテンツを取得する番組コンテンツ取得部と、
上記番組コンテンツを、上記再生制限区間を示す情報または該情報を取得するための情報と共に送信する送信部を備える
コンテンツ送信装置。
(19)上記送信部は、
上記再生制限区間の制限解除のための情報または該情報を取得するための情報をさらに送信する
前記(18)に記載のコンテンツ送信装置。
(20)再生制限区間を含む番組コンテンツを取得する番組コンテンツ取得ステップと、
送信部により、上記番組コンテンツを、上記再生制限区間を示す情報または該情報を取得するための情報と共に送信する送信ステップを有する
コンテンツ送信方法。
【符号の説明】
【0121】
10・・・送受信システム
100・・・放送送出システム
200・・・番組提供サーバ
300・・・コンテンツ再生装置
301・・・制御部
302・・・記憶部
303・・・デジタルチューナ
304・・・通信部
305・・・蓄積部
306・・・出力部
307・・・ユーザ操作部
308・・・表示部
400・・・通信ネットワーク
510・・・テレビ受信機
520・・・携帯端末
610・・・コンテンツ利用制御サーバ
620・・・広告視聴率計測サーバ
630・・・ポイントサーバ
640・・・広告(CM)提供サーバ
650・・・ユーザ情報管理サーバ
660・・・コンテンツ利用履歴管理サーバ
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