技術分野
重荷重用空気入りタイヤ
発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋
タイヤによる燃費への影響を抑え、環境に配慮しようとする動きがある。この動きにおいては、構成部材に低発熱性のゴムを採用することで、小さな転がり抵抗を有するタイヤの開発が進められている。例えば、トレッドを、公報に記載のタイヤのトレッドのように構成すれば、転がり抵抗の低減を図れる見込みがある。
ところでベース層には、接着性が考慮され、その基材ゴムに天然ゴムが用いられるのが一般的である。この天然ゴムは、発熱の抑制に寄与する一方で、オゾンによる劣化を受けやすい。天然ゴムを含むゴム部材は、耐候性に劣る傾向にある。
公報に記載のタイヤでは、アンダートレッドゴムがこのタイヤの側面に露出している。このため、このタイヤでは、この側面に露出したアンダートレッドゴムにおいて、クラックが発生する恐れがある。このようなクラックを伴う損傷は、Superficial Cracking(SFC)とも称されている。
転がり抵抗の低減のために低発熱性のゴムを採用しても、タイヤの耐候性等の性能が損なわれる場合がある。転がり抵抗の低減を図るには、タイヤの諸性能への影響を抑えるために、材料面だけでなく、構造面についても検討する必要がある。
本発明の目的は、諸性能への影響を抑えつつ、転がり抵抗の低減が達成された重荷重用空気入りタイヤの提供にある。
課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋
本発明に係る重荷重用空気入りタイヤは、トレッド、一対のサイドウォール及びベルトを備えている。トレッドは、トレッド面と、一対の側面とを備えている。それぞれの側面は、トレッド面の端から半径方向略内向きに延びている。それぞれのサイドウォールの端部は、側面の軸方向外側に位置している。サイドウォールは、側面から半径方向略内向きに延びている。ベルトは、トレッドの半径方向内側に・・・ 続きを
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【発明の効果】
本発明に係る重荷重用空気入りタイヤでは、ベース層とキャップ層との境界が側面に露出するようトレッドは構成されている。そしてこのタイヤでは、ベルトの端を通り軸方向に延びる仮想線を設定し、この仮想線のうち、トレッドと交わっている部分を線分ALとしたとき、この線分ALの長さで表されるこのトレッドの幅に占めるベース層の幅の比率は70%以上である。このタイヤでは、走行状態において大きく動くベルトの端の部分に、十分なボリュームを有するベース層が設けられている。このタイヤでは、ベース層は低発熱性の架橋ゴムからなる。このベース層は、ベルトエッジルースのような損傷を抑えるとともに、転がり抵抗の低減に寄与する。
このタイヤでは、サイドウォールの端部がトレッドの側面の軸方向外側に位置している。このサイドウォールは、この側面から半径方向略内向きに延びている。このタイヤでは、トレッドの側面に露出した、ベース層とキャップ層との境界は、サイドウォールの端よりも半径方向内側に位置している。このタイヤでは、ベース層はキャップ層及びサイドウォールで覆われている。言い換えれば、このタイヤでは、ベース層は露出していない。このタイヤでは、低発熱性のベース層が側面に露出した従来のタイヤで確認されるような、クラックの発生が防止されている。
このタイヤでは、材料面だけでなく、構造面も検討することにより、諸性能への影響を抑えつつ、転がり抵抗の低減が達成されている。本発明によれば、諸性能への影響を抑えつつ、転がり抵抗の低減が達成された重荷重用空気入りタイヤが得られる。
この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]
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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋
【図1】 図1は、本発明の一空気入りタイヤの一部が示された断面図である。
【図2】 図2は、図1のタイヤの一部が示された拡大断面図である。
2・・・タイヤ
4・・・トレッド
6・・・サイドウォール
10・・・ビード
12・・・カーカス
14・・・ベルト
16・・・バンド
28・・・トレッド面
30・・・側面
64・・・ベース層
66・・・キャップ層
68・・・ベース層64とキャップ層66との境界
70・・・サイドウォール6の端
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