特許第6624371号(P6624371)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

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特許6624371管理装置、画像通信システム、撮像装置、及び画像通信方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6624371
(24)【登録日】2019年12月6日
(45)【発行日】2019年12月25日
(54)【発明の名称】管理装置、画像通信システム、撮像装置、及び画像通信方法
(51)【国際特許分類】
   H04M 11/00 20060101AFI20191216BHJP
   H04B 3/54 20060101ALI20191216BHJP
   H04Q 9/00 20060101ALI20191216BHJP
【FI】
   H04M11/00 301
   H04B3/54
   H04Q9/00 301C
   H04Q9/00 311J
   H04Q9/00 311S
【請求項の数】8
【全頁数】34
(21)【出願番号】特願2015-211281(P2015-211281)
(22)【出願日】2015年10月27日
(65)【公開番号】特開2017-85324(P2017-85324A)
(43)【公開日】2017年5月18日
【審査請求日】2018年10月29日
(73)【特許権者】
【識別番号】314012076
【氏名又は名称】パナソニックIPマネジメント株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002000
【氏名又は名称】特許業務法人栄光特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】古賀 久雄
【審査官】 石井 則之
(56)【参考文献】
【文献】 特開2006−310993(JP,A)
【文献】 特開2013−187785(JP,A)
【文献】 特開2013−085149(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H03J 9/00−9/06
H04B 1/76−3/44
3/50−3/60
7/00−7/015
H04M 3/00
3/16−3/20
3/38−3/58
7/00−7/16
11/00−11/10
H04Q 9/00−9/16
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
通信デバイス及びプロセッサを備える管理装置であって、
前記通信デバイスは、
電力線を介して、電力に係る情報を要求するための電力要求信号を、定期的にスマートメータへ送信し、
前記電力線を介して、前記電力要求信号に対する電力応答信号を前記スマートメータから受信し、
前記電力線を介して、動画を要求するための要求入力操作に応じて、動画を要求するための動画要求信号を撮像装置へ送信し、
前記電力線を介して、前記動画要求信号に対する動画を前記撮像装置から受信し、
前記プロセッサは、
前記動画要求信号の送信タイミングと前記電力要求信号の送信タイミングとが重複する場合、前記電力要求信号の送信タイミングを優先する、又は、前記電力要求信号の送信タイミングを後ろにシフトし前記動画要求信号を送信し、
前記電力要求信号の送信タイミングを後ろにシフトする時間は所定時間以内とする、管理装置。
【請求項2】
請求項1に記載の管理装置であって、
前記電力に係る情報は、第1の優先度を有し、
前記動画は、第2の優先度を有し、
前記プロセッサは、前記第1の優先度と前記第2の優先度の比較に基づいて、前記動画要求信号の送信時刻又は前記電力要求信号の送信時刻を変更する、管理装置。
【請求項3】
撮像装置、スマートメータ、及び管理装置が電力線を介して接続された画像通信システムであって、
前記管理装置は、
電力に係る情報を要求するための電力要求信号を定期的に前記スマートメータへ送信し、前記電力要求信号に対する電力応答信号を前記スマートメータから受信し、
動画を要求するための要求入力操作に応じて、動画を要求するための動画要求信号を前記撮像装置へ送信し、前記動画要求信号に対する動画を前記撮像装置から受信し、
前記動画要求信号の送信タイミングと前記電力要求信号の送信タイミングとが重複する場合、前記電力要求信号の送信タイミングを優先する、又は、前記電力要求信号の送信タイミングを後ろにシフトし前記動画要求信号を送信し、
前記電力要求信号の送信タイミングを後ろにシフトする時間は所定時間以内とする、画像通信システム。
【請求項4】
請求項3に記載の画像通信システムであって、
前記電力に係る情報は、第1の優先度を有し、
前記動画は、第2の優先度を有し、
前記管理装置は、前記第1の優先度と前記第2の優先度の比較に基づいて、前記動画要求信号の送信時刻または前記電力要求信号の送信時刻を変更する、画像通信システム。
【請求項5】
請求項3に記載の画像通信システムであって、更に、
前記電力線に接続された照明装置を備え、
前記管理装置は、前記照明装置の調光を要求するための調光要求信号を定期的に前記照明装置へ送信し、
前記照明装置は、前記調光要求信号を受信し、前記調光要求信号に応じて調光し、
前記管理装置は、前記要求入力操作に応じて、前記調光要求信号の送信を停止する、画像通信システム。
【請求項6】
請求項3〜5のいずれか1項に記載の画像通信システムであって、
複数の前記撮像装置が前記電力線に接続され、
前記要求入力操作は、前記複数の撮像装置のうちの第1の撮像装置に対する動画を要求するための入力操作であり、
前記管理装置は、
静止画を要求するための画像要求信号を、定期的に各撮像装置に送信し、
前記要求入力操作に応じて、前記複数の撮像装置のうちの前記第1の撮像装置以外の第2の撮像装置に対する前記画像要求信号の送信を停止する、画像通信システム。
【請求項7】
電力線を介して、電力に係る情報を要求するための電力要求信号を、定期的にスマートメータへ送信し、
前記電力線を介して、前記電力要求信号に対する電力応答信号を前記スマートメータから受信し、
前記電力線を介して、動画を要求するための要求入力操作に応じて、動画を要求するための動画要求信号を撮像装置へ送信し、
前記電力線を介して、前記動画要求信号に対する動画を前記撮像装置から受信し、
前記動画要求信号の送信タイミングと前記電力要求信号の送信タイミングとが重複する場合、前記電力要求信号の送信タイミングを優先する、又は、前記電力要求信号の送信タイミングを後ろにシフトし前記動画要求信号を送信し、
前記電力要求信号の送信タイミングを後ろにシフトする時間は所定時間以内とする、画像通信方法。
【請求項8】
請求項7に記載の画像通信方法であって、
前記電力に係る情報は、第1の優先度を有し、
前記動画は、第2の優先度を有し、
前記第1の優先度と前記第2の優先度の比較に基づいて、前記動画要求信号の送信時刻又は前記電力要求信号の送信時刻を変更する、画像通信方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、管理装置、画像通信システム、撮像装置、及び画像通信方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、様々な監視システムが知られている。
【0003】
例えば、電力線ネットワークを利用してネットワークに接続し、ポイントツーポイント接続を利用して信号伝送を行う監視システムが知られている(特許文献1参照)。この監視システムは、カメラ装置を含む。このカメラ装置は、ストレージデバイスを設置でき、撮像された画像をストレージデバイスに保存する。
【0004】
また、監視先からの画像及び画質を監視員が切り替え可能な監視システムが知られている(特許文献2参照)。この監視システムは、複数の監視カメラで撮像された画像を記憶媒体に記憶し、映像チャネル(監視カメラの画像)を切り替える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】実用新案登録第3159549号公報
【特許文献2】特開2010−233114号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
従来の監視システムでは、監視カメラにより撮像された複数の画像が電力線を介して伝送されると、電力線の伝送容量が超過し、電力線を介した通信の通信効率が低下することがある。
【0007】
本開示は、上記事情に鑑みてなされたものであり、画像が伝送される電力線を介した通信の通信効率を向上できる管理装置、画像通信システム、撮像装置、及び画像通信方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の管理装置は、通信デバイス及びプロセッサを備える。通信デバイスは、電力線を介して、電力に係る情報を要求するための電力要求信号を、定期的にスマートメータへ送信し、電力線を介して、電力要求信号に対する電力応答信号をスマートメータから受信し、電力線を介して、動画を要求するための要求入力操作に応じて、動画を要求するための動画要求信号を撮像装置へ送信し、電力線を介して、動画要求信号に対する動画を撮像装置から受信する。プロセッサは、動画要求信号の送信タイミングと電力要求信号の送信タイミングとが重複する場合、電力要求信号の送信タイミングを優先する、又は、電力要求信号の送信タイミングを後ろにシフトし動画要求信号を送信し、電力要求信号の送信タイミングを後ろにシフトする時間は所定時間以内とする。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、画像が伝送される電力線を介した通信の通信効率を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】第1の実施形態における画像通信システムの構成例を示す模式図
図2】カメラの構成例を示すブロック図
図3】カメラの通信デバイスの構成例を示すブロック図
図4】スマートメータの構成例を示すブロック図
図5】ストリートライトの構成例を示すブロック図
図6】監視PCの構成例を示すブロック図
図7】トランス、開閉引込盤、及びPLC装置の第1配置例を示す模式図
図8】静止画の巡回更新並びにストリートライト及びスマートメータへのリクエスト信号を送信する場合における画像通信システムによる動作例を示すシーケンス図
図9】カメラnに対して動画の送信を要求する場合における画像通信システムによる動作例を示すシーケンス図
図10】監視PCの出力デバイスによる画像表示例を示す模式図
図11】別体としてのPLC装置の構成例を示すブロック図
図12】トランス、開閉引込盤、及びPLC装置の第2配置例を示す模式図
図13】トランス、開閉引込盤、及びPLC装置の第3配置例を示す模式図
図14】トランス、開閉引込盤、及びPLC装置の第4配置例を示す模式図
図15】トランス、開閉引込盤、及びPLC装置の第5配置例を示す模式図
図16】トランス、開閉引込盤、及びPLC装置の第6配置例を示す模式図
図17】トランス、開閉引込盤、及びPLC装置の第7配置例を示す模式図
図18】第2の実施形態における画像通信システムの構成例を示す模式図
図19】第3の実施形態における画像通信システムの構成例を示す模式図
図20】第4の実施形態における画像通信システムの構成例を示す模式図
図21】撮像画像が表示される画像表示領域と、電力情報が表示される情報表示領域と、の一例を示す模式図
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、適宜図面を参照しながら、実施形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になることを避け、当業者の理解を容易にするためである。尚、添付図面及び以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために提供されるものであり、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することは意図されていない。
【0012】
(本開示の一形態を得るに至った経緯)
既存の集合住宅にネットワークカメラを設置する場合、ネットワークとして専用線を新たに設け、ネットワークカメラにより撮像された撮像画像を伝送すると、ネットワークカメラの設置コストが高くなる。設置コストを低減する観点から、専用線を新たに構築することなく、集合住宅に配設された電力線を通信線路として用いて、ネットワークカメラにより撮像された画像を伝送することが考えられる。
【0013】
しかし、電力線は専用線に比べてノイズが大きく伝送路状態が劣悪である。そのため、複数のネットワークカメラが同時に電力線を介して画像を伝送すると、通信線路としての電力線の伝送容量を超過することがある。伝送容量を超過すると、電力線を用いた通信の通信効率が低下することがある。
【0014】
以下、画像が伝送される電力線を介した通信の通信効率を向上できる管理装置、画像通信システム、撮像装置、及び画像通信方法について説明する。
【0015】
(第1の実施形態)
[構成等]
[画像通信システムの構成]
図1は、第1の実施形態における画像通信システム1000の構成例を示す模式図である。
【0016】
画像通信システム1000は、カメラ100と、開閉引込盤200、トランス300、サーバ400、ルータ500、スマートメータ600、ストリートライト700、及びアクセスポイント800を備える。カメラ100、開閉引込盤200、トランス300、スマートメータ600、ストリートライト700、及びアクセスポイント800は、電力線1Aを介して接続される。
【0017】
尚、スマートメータ600、ストリートライト700、及びアクセスポイント800は、画像通信システム1000において省略されてもよい。
【0018】
画像通信システム1000の少なくとも一部の装置は、例えば既設の集合住宅や商業施設に配設される。集合住宅は、例えば、マンション、アパートを含む。商業施設は、例えば百貨店やショッピングセンタを含む。図1では、集合住宅に画像通信システム1000が設置されることを例示する。
【0019】
集合住宅では、フロア毎に、1台以上のカメラ100やスマートメータ600やストリートライト700が設置される。ここでは、フロアに駐車場も含むものとする。各カメラ100やスマートメータ600やストリートライト700は、電力線1Aを介して接続される。
【0020】
カメラ100の種別は任意であり、例えば、パン・チルト・ズームの少なくとも1つが可能なPTZカメラでも、全方位カメラでもよい。カメラ100は、例えば監視カメラとして用いられる。
【0021】
図1では、2階(2F)及び3階(3F)に複数のスマートメータ600が設置され、1階(1F)に複数のカメラ100が設置される。また、1階には、カメラ100の他にアクセスポイント800が設置されてもよい。アクセスポイント800は無線LAN(Local Area Network)やBluetooth(登録商標)等による無線を使用した通信を可能にする。駐車場では、複数のストリートライト700が設置される。
【0022】
カメラ100、スマートメータ600、及びストリートライト700は、電力線1Aを介してデータを通信する。カメラ100が電力線1Aを介して通信するデータには、例えば、カメラ100により撮像された画像(撮像画像とも称する)が含まれる。スマートメータ600が電力線1Aを介して通信するデータには、例えば、スマートメータ600により検出された電力使用量のデータ(電力情報)が含まれる。ストリートライト700が電力線1Aを介して通信するデータは、例えば、ストリートライト700が有する光源710を点灯、消灯、調光等するための制御データ(調光情報)が含まれる。
【0023】
集合住宅には、電気室が設けられる。図1では、電気室には、開閉引込盤200及びトランス300がフロア毎に設置される。尚、開閉引込盤200及びトランス300がフロア毎に設置されなくてもよい。開閉引込盤200及びトランス300の設置数は、任意であり、例えば集合住宅が使用する電力や部屋数に依存する。図1では、開閉引込盤200には、後述するPLC装置10が設けられる。
【0024】
サーバ400は、集合住宅内の各装置により通信される通信データを取りまとめる。また、サーバ400は、ルータ500を介して外部装置(例えば監視PC(Personal Computer)450,460)と通信し、中継装置として機能してもよい。
【0025】
また、サーバ400は、集合住宅内で取りまとめられた通信データに対して、所定の処理(例えば撮像画像、電力使用の状況、照明調光状況の監視処理、分析処理)を行い、外部装置への通信を不要としてもよい。この場合、サーバ400は、入力デバイス(例えばキーボード、マウス、タッチパネル)や出力デバイス(例えばディスプレイ)を備えてもよい。また、サーバ400は、例えばUI(User Interface)やブラウザ機能を有してもよいし、Webサーバであってもよい。サーバ400は、監視PC450,460の機能を有してもよい。
【0026】
ルータ500は、例えば集合住宅内のPLCネットワークと集合住宅外の通信ネットワーク(例えばインターネット)とを中継する。尚、サーバ400及びルータ500は、電気室内に設置されてもよいし、電気室外に設置されてもよい。
【0027】
従って、撮像画像や電力使用量等のデータや照明制御のデータが、電力線1Aを介して伝送され、監視PC450のディスプレイに画像が表示されてもよい。これにより、集合住宅の管理人は、撮像画像等を確認し、集合住宅の監視に活用できる。撮像画像は、動画又は静止画を含む。
【0028】
また、撮像画像や電力使用量等のデータや照明制御のデータが、電力線1Aを介して伝送され、ルータ500を介してインターネットへ送出されてもよい。インターネットに送出された画像やデータは、例えば、監視センタに配置された監視PC460に受信され、監視PC460のディスプレイに表示されてもよい。これにより、監視センタの監視員は、撮像画像等を確認し、集合住宅の監視に活用できる。
【0029】
[カメラの構成]
図2は、カメラ100の構成例を示すブロック図である。カメラ100は、撮像部IMと、イメージプロセッサ113と、イメージバッファ117と、イメージコンプレッサ121と、通信デバイス123と、レコーダ125と、コントローラ127と、を含む構成である。
【0030】
イメージプロセッサ113、イメージコンプレッサ121、及びコントローラ127は、プロセッサにより構成され、プロセッサが所定のプログラムを実行することで、各機能を実現する。
【0031】
イメージプロセッサ113及びイメージコンプレッサ121は、例えば、GPU(Graphical Processing Unit)、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)、又はDSP(Digital Signal Processor)、を用いて構成される。コントローラ127は、例えば、CPU、MPU、又はDSPを用いて構成される。
【0032】
撮像部IMは、レンズLSと、絞りIRと、シャッタSHと、イメージセンサ111と、を含む。レンズLSは、被写体像をイメージセンサ111の撮像面に向けて形成するために、1つ以上の光学レンズを用いて構成される。レンズLSは、例えば、単焦レンズ、ズームレンズ、魚眼レンズ、又は所定度以上の広角な画角が得られるレンズである。
【0033】
レンズLSの光軸の後方(図2の紙面右側。以下同様。)には、絞りIRが配置されている。絞りIRは、絞り値(口径)が可変であり、レンズLSを通過した被写体光の光量を制限する。
【0034】
絞りIRの後方には、シャッタSHが配置されている。シャッタSHは、開動作及び閉動作を交互に行い、絞りIRを通過した被写体光をイメージセンサ111に通過させる。
【0035】
イメージセンサ111は、例えばCCD(Charged Coupled Device)又はCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)の固体撮像素子を用いて構成される。
【0036】
イメージセンサ111は、イメージセンサ111の撮像面に結像された被写体像を電気信号に光電変換する。イメージセンサ111の出力は、イメージプロセッサ113に入力される。
【0037】
イメージプロセッサ113は、イメージセンサ111の光電変換により生成された被写体像の電気信号を用いて、所定フォーマットに従った画像を生成する。生成された画像は、例えば、カメラ100とネットワークを介して接続された外部機器に伝送(送信)されて、外部機器を操作するユーザの閲覧に供される。
【0038】
イメージバッファ117は、例えばRAM(Random Access Memory)又はフラッシュメモリ等の半導体メモリを用いて構成される。イメージバッファ117は、イメージプロセッサ113から出力された画像を記憶する。
【0039】
イメージバッファ117は、カメラ100に内蔵されたハードディスク装置、又は、例えばUSB(Universal Serial Bus)端子を介して接続可能な外部記憶媒体(例えばフラッシュメモリ等の半導体メモリ)でもよい。
【0040】
イメージコンプレッサ121は、例えばコーデックを用いて構成され、イメージバッファ117から画像を取得して圧縮し、所定の符号化処理を行う。イメージコンプレッサ121による画像圧縮の方式は、例えば、H.264方式、H265方式、又はその他の方式を含む。イメージコンプレッサ121は、リアルタイムに画像伝送する場合、画像を通信デバイス123へ送り、要求に応じて画像伝送する場合、画像をレコーダ125へ送り蓄積させる。
【0041】
イメージコンプレッサ121により圧縮された画像は、レコーダ125又は通信デバイス123へ出力される。画像を圧縮する場合、カメラ100は、レコーダ125の記憶容量及び通信経路としての電力線1Aの伝送容量を有効活用できる。
【0042】
コントローラ127は、通信デバイス123により受信された画像の要求信号を取得し、要求信号に応じて、レコーダ125へ画像の検索及び通信デバイス123を介した伝送を指示する。
【0043】
レコーダ125は、例えば、SDカード、HDD(Hard Disk Drive)又はSSD(Solid State Drive)を用いて構成される。レコーダ125は、イメージコンプレッサ121により圧縮された画像を蓄積する。
【0044】
レコーダ125に蓄積された画像は、例えば、画像の要求信号に応じて、所定のタイミング(例えば定期的又は集合住宅の監視員が確認を必要とするタイミング)で、通信デバイス123を介して電力線1Aを伝送される。
【0045】
通信デバイス123は、所定のタイミングで、イメージコンプレッサ121又はレコーダ125から画像を取得し、画像を電力線1Aへ送出する。また、通信デバイス123は、外部装置から画像の要求信号を受信すると、コントローラ127へ通知する。
【0046】
画像の要求信号は、例えば、送信を希望する画像の種別(動画、静止画、サムネイル画像、等)の情報や画像の識別情報(識別ID、撮像時間、撮像場所、等の情報)を含む。サムネイル画像は、例えばイメージプロセッサ113により、動画又は静止画に基づいて生成されてもよい。また、静止画とサムネイル画像とを区別しなくてもよい。
【0047】
図3は、通信デバイス123の詳細な構成例を示すブロック図である。通信デバイス123は、回路モジュール30を有する。
【0048】
回路モジュール30は、メインIC(Integrated Circuit)11、及びAFE・IC(Analog Front END・Integrated Circuit)12、を含む。また、回路モジュール30は、ローパスフィルタ(LPF:Low Pass Filter)13、ドライバIC15、カプラ16、バンドパスフィルタ(BPF:Band Pass Filter)17、メモリ18、及びACサイクル検出器60を含む。
【0049】
メインIC11は、CPU(Central Processing Unit)11A、及びPLC・MAC(Power Line Communication・Media Access Control layer)ブロック11C1,11C2を含む。また、メインIC11は、PLC・PHY(Power Line Communication・Physical layer)ブロック11B1,11B2を含む。
【0050】
CPU11Aは、32ビットのRISC(Reduced Instruction Set Computer)プロセッサを実装する。PLC・MACブロック11C2は、送信信号のMAC層(Media Access Control layer)を管理し、PLC・MACブロック11C1は、受信信号のMAC層を管理する。PLC・PHYブロック11B2は、送信信号のPHY層(Physical layer)を管理し、PLC・PHYブロック11B1は、受信信号のPHY層を管理する。
【0051】
AFE・IC12は、DA変換器(DAC:Digital to Analog Converter)12A、AD変換器(ADC:Analog to Digital Converter)12D、及び可変増幅器(VGA:Variable Gain Amplifier)12B,12Cを含む。
【0052】
カプラ16は、電源コネクタ21に接続され、更に電源ケーブル1B、電源プラグ25、コンセント2を介して電力線1Aに接続される。カプラ16は、コイルトランス16A、及びカップリング用コンデンサ16B,16Cを含む。
【0053】
CPU11Aは、メモリ18に記憶されたデータを利用して、PLC・MACブロック11C1,11C2、及びPLC・PHYブロック11B1,11B2の動作を制御し、通信デバイス123の全体を制御する。
【0054】
図3では、通信デバイス123が、PLC・MACブロック11C1,11C2と、PLC・PHYブロック11B1,11B2と、を含み、それぞれ送信用と受信用として用いることを例示した。この代わりに、通信デバイス123が、PLC・MACブロック11C及びPLC・PHYブロック11B(図示せず)を含み、送信及び受信共通に使用してもよい。
【0055】
尚、PLC・MACブロック11C1,11C2を単にPLC・MACブロック11Cとも称する。PLC・PHYブロック11B1,11B2を単にPLC・PHYブロック11Bとも称する。
【0056】
メインIC11は、一般的なモデムと同様に、例えばデータ通信のための基本的な制御又は変復調を含む信号処理を行う電気回路(LSI:Large Scale Integration)である。例えば、メインIC11は、送信されるデータ(例えば画像)を変調し、送信信号(データ)としてAFE・IC12に出力する。また、メインIC11は、電力線1A側からAFE・IC12を介して入力される信号を、受信信号(データ)として復調する。
【0057】
ACサイクル検出器60は、各々のPLC機能を有するカメラ100が共通のタイミングにおいて制御するために必要な同期信号を生成する。ACサイクル検出器60は、ダイオードブリッジ60a、抵抗60b,60c、DC(Direct Current)電源供給部60e、及びコンデンサ60dを含む。
【0058】
ダイオードブリッジ60aは、抵抗60bに接続される。抵抗60bは、抵抗60cと直列に接続される。抵抗60b,60cは、コンデンサ60dの一方の端子に並列に接続される。DC電源供給部60eは、コンデンサ60dの他方の端子に接続される。
【0059】
ACサイクル検出器60による同期信号の生成は、具体的には、次のように行う。即ち、電力線1Aに供給される商用電源の交流電力波形AC(50Hz又は60Hzの正弦波からなる交流波形)の電圧のゼロクロス点を検出し、ゼロクロス点のタイミングを基準とする同期信号を生成する。同期信号の一例としては、交流電力波形のゼロクロス点に同期した複数のパルスからなる矩形波が挙げられる。
【0060】
尚、ACサイクル検出器60は必須ではない。この場合、カメラ100間の同期は、例えば通信信号に含まれる同期信号を用いる。
【0061】
通信デバイス123による通信は、概略次のように行われる。
【0062】
送信対象のデータは、メインIC11に送られ、デジタル信号処理を施すことによってデジタル信号が生成される。生成されたデジタル信号は、AFE・IC12のDA変換器12Aによってアナログ信号に変換される。変換されたアナログ信号は、ローパスフィルタ13、ドライバIC15、カプラ16、電源コネクタ21、電源ケーブル1B、電源プラグ25、コンセント2を介して電力線1Aに出力される。
【0063】
また、電力線1Aから受信された信号は、カプラ16を経由してバンドパスフィルタ17に送られ、AFE・IC12の可変増幅器12Cによりゲイン調整された後、AD変換器12Dによりデジタル信号に変換される。変換されたデジタル信号は、メインIC11に送られ、デジタル信号処理を施すことによって、デジタルデータに変換される。
【0064】
[スマートメータの構成]
図4は、スマートメータ600の構成例を示すブロック図である。スマートメータ600は、例えば、プロセッサ610、メモリ620、通信デバイス630、及び測定デバイス640を備える。
【0065】
プロセッサ610は、スマートメータ600の動作を統括し、各種処理や制御を行う。測定デバイス640は、例えば、定期的(例えば5分毎、30分毎)に、宅内等で消費された電力値を測定する。メモリ620は、各種データ、各種プログラム、各種情報を保持し、例えば測定された電力値のデータを保持する。
【0066】
通信デバイス630は、各種データを通信する。通信デバイス630は、例えば電力値のデータを、電力線1Aを介して他の装置へ送信し、電力線1Aを介して、電力に係る情報を要求する電力要求信号を受信する。通信デバイス630は、電力値のデータを定期的に他の装置へ送信してもよい。通信デバイス630の構成は、図2に示したカメラ100の通信デバイス123の構成と同様でも、異なってもよい。
【0067】
[ストリートライトの構成]
図5は、ストリートライト(街灯)700の構成例を示す模式図である。ストリートライト700は、光源710、光源ドライバ720、通信デバイス730、LAN通信ポート735、ブレーカ740、プロセッサ750、及びメモリ760を備える。尚、LAN通信ポート735は省略されてもよい。
【0068】
光源710は、例えばLED(Light Emitting Diode)光源やその他の光源である。光源ドライバ720は、プロセッサ750の制御により、光源710を駆動する。
【0069】
通信デバイス730は、電力線1Aを介して他の通信装置と通信する。通信デバイス730は、各種データを通信し、例えば、サーバ400から調光情報を受信する。LAN通信ポート735は、他の通信装置との間でLAN通信する。
【0070】
ブレーカ740は、ブレーカ740よりも光源710側の装置において短絡等の要因で過電流が流れた際に、電路(例えば電力線1A)を開放して保護する。
【0071】
プロセッサ750は、ストリートライト700の動作を統括し、各種処理や制御を行う。プロセッサ750は、光源710を流れる電圧や電流を監視し、光源710における故障の有無等を検出する。メモリ760は、各種データ、各種プログラム、各種情報を保持し、例えば、光源560の点灯スケジュール、点灯パターン、調光パターン、点灯色、等の情報を保持する。
【0072】
尚、図5では不図示であるが、ストリートライト700は、LAN接続などにより監視カメラを備えてもよい。この監視カメラは、例えば、監視カメラが設けられたストリートライト700の周辺を撮像する。また、LAN接続又はシリアル接続による無線アクセスポイントを備えても良い。このアクセスポイントは、無線LANを使用したインターネット接続サービスを提供したり、ISM(Industrial Science Medical)帯の無線方式を利用したIoT(Internet of Things)機器のデータを収集したりする。
【0073】
[監視PCの構成]
図6は、監視PC450,460の構成例を示すブロック図である。監視PC450,460は、例えば、プロセッサ471、メモリ472、入力デバイス473、出力デバイス474、及び通信デバイス475を備える。
【0074】
プロセッサ471は、監視PC450,460の動作を統括し、各種処理や制御を行う。プロセッサ471は、例えば、カメラ100から取得された撮像画像やスマートメータ600から取得された電力情報に対して、所定の処理(例えば、撮像画像から表示画像の生成、電力使用の分析、撮像画像に基づくアラート指示)を行う。
【0075】
メモリ472は、各種データ、各種プログラム、各種情報を保持する。メモリ472は、例えば取得された撮像画像、電力情報、取得された情報に基づく分析結果、を保持する。
【0076】
入力デバイス473は、例えば、キーボード、マウス、タッチパネル、マイクロホンであり、任意の入力操作を検出する。例えば、カメラ100から画像を取得するための入力操作を検出する。
【0077】
出力デバイス474は、各種データや情報を出力する。出力デバイス474は、LCD(Liquid Crystal Display)を含み、各種データを表示してもよい。出力デバイス474は、スピーカを含み、各種データを音声出力してもよい。
【0078】
通信デバイス475は、各種データや情報を通信する。通信デバイス475による通信方式は、例えば、LAN通信、DECT(Digital Enhanced Cordless Telecommunication)通信、又はLTE(Long Term Evolution)通信、を含む。通信デバイス475は、例えば、サーバ400やルータ500を介して、カメラ100やスマートメータ600やストリートライト700と通信する。
【0079】
尚、サーバ400の構成の詳細は図示しないが、サーバ400は、例えば、プロセッサ、メモリ、通信デバイスを備える。また、サーバ400は、入力デバイスや出力デバイスを備えてもよい。
【0080】
[PLC親機・PLC子機と各装置の接続形態]
カメラ100の通信デバイス123、スマートメータ600の通信デバイス630、又はストリートライト700の通信デバイス730を、「PLC装置10」として総称する。また、PLC装置10は、後述するように、カメラ100、スマートメータ600、又はストリートライト700とは別体に構成されたPLC装置150でもよい(図11参照)。また、PLC装置10は、電力線通信を行うために各所に設けられてもよい(図1図15図17等参照)。
【0081】
PLC装置10は、親機として動作するPLC装置10Aと、子機として動作するPLC装置10Bと、を含む。PLC装置10Aは、複数のPLC装置10Bによる通信を管理し、取りまとめる。例えば、PLC装置10Aは、フロア毎に設けられ、又は集合住宅毎に設けられる。また、フロア毎以外の複数のPLC装置10Bの纏まり毎に、PLC装置10Aが設けられてもよい。PLC装置10Aは、電力線1Aを介してPLC装置10Bと通信する。
【0082】
[第1配置例]
図7は、トランス300、開閉引込盤200、及びPLC装置10の第1配置例を示す模式図である。図7では、図1に対応した配置例を示している。つまり、フロア毎に、トランス300、開閉引込盤200、及びPLC装置10Aが設けられている。PLC装置10Aは、各開閉引込盤200に設置されている。図7では、画像通信システム1000に、トランス300が複数存在する場合の各装置の配置例が示されている。
【0083】
PLC装置10AとPLC装置10Aの配下に配置された各PLC装置10Bとで、1つのPLCネットワークが構成される。従って、図7では、3つのPLCネットワークが構成される。
【0084】
尚、各フロアにおいて、トランス300側を上流側、カメラ100、スマートメータ600、及びストリートライト700側を下流側とする。
【0085】
開閉引込盤200の配下には、フロア毎に、例えば、1台以上のカメラ100、スマートメータ600、又はストリートライト700が接続される。カメラ100、スマートメータ600、又はストリートライト700は、PLC装置10Bを備える。尚、開閉引込盤200は、不図示であるが、ブレーカを有する。
【0086】
図7では、各PLC装置10Aは、相互に、LANを介して通信する。また、各PLC装置10Aは、ルータ500に接続され、外部ネットワーク(例えばインターネット)と接続可能である。よって、各PLC装置10Aは、上流側の各トランス300を介さずに、つまり電柱70に接続された電力線1A1を介して通信せずに、通信(ここではLAN通信)する。電力線1A1は、電力線1Aの一例である。
【0087】
これにより、トランス300や開閉引込盤200を通過する際の信号損失を低減でき、PLC装置10A間の通信における信号電力の損失を抑制できる。よって、異なるトランス300配下のPLC装置10B間の通信における信号電力の損失を抑制できる。
【0088】
なお、図7では各PLC装置間でのダイレクト通信が行われている。つまり、PLC装置間通信において第三のPLC装置を介して通信を行う「マルチホップ通信」は行われない。
【0089】
[動作等]
次に、画像通信システム1000の動作例について説明する。
【0090】
図8は、静止画の巡回更新並びにストリートライト700及びスマートメータ600へのリクエスト信号を送信する場合における画像通信システム1000の動作例を示すシーケンス図である。尚、ここでは、監視PC450が任意のカメラnの指定やリクエスト信号の送信等を主導するが、サーバ400や監視PC460が主導してもよい。
【0091】
監視PC450のプロセッサ471は、変数nを値1に設定する(S101)。変数nは、監視PC450のメモリ472に保持される。
【0092】
監視PC450のプロセッサ471は、ユーザによる入力デバイス473への入力操作に基づいて、1台以上のカメラ100の中から、リクエスト信号の送信先としてのカメラnを指定する(S102)。カメラnの情報は、監視PC450のメモリ472に保持される。つまり、カメラnは、指定された任意のカメラ100であることを示す。
【0093】
監視PC450の通信デバイス475は、指定されたカメラnへ、リクエスト信号R1を送信する(S103)。この場合、通信デバイス475は、例えば無線LANを用いてサーバ400へ送信し、サーバ400が電力線1Aを介してリクエスト信号R1を送信する。カメラnの通信デバイス123は、電力線1Aを介してリクエスト信号R1を受信する(S104)。
【0094】
リクエスト信号R1は、例えば、撮像画像としての静止画の画像形式(例えば、JPEG、GIF、TIFF、BITMAP)、撮像画像の時刻情報(例えば日時の情報)、を含む。
【0095】
尚、画像通信システム1000に含まれるカメラ100の台数がN台であるとすると、S102〜S104では、N台のカメラ100が、順次カメラnとして指定される。従って、各カメラ100へリクエスト信号R1が送信される。
【0096】
監視PC450の通信デバイス475は、ストリートライト700へ、リクエスト信号R2を送信する(S105)。この場合、通信デバイス475は、例えば無線LANを用いてサーバ400へ送信し、サーバ400が電力線1Aを介してリクエスト信号R2を送信する。
【0097】
ストリートライト700の通信デバイス730は、電力線1Aを介してリクエスト信号R2を受信する(S106)。リクエスト信号R2は、例えば、光源710の調光に係る調光情報を含む。尚、リクエスト信号R2が故障検知要求を含み、プロセッサ750が、光源の故障の有無を判別し、通信デバイス730が、故障の有無の判別情報を含む応答信号を、電力線1Aを介して監視PC450に送信してもよい。
【0098】
監視PC450の通信デバイス475は、スマートメータ600へ、リクエスト信号R3を送信する(S107)。この場合、通信デバイス475は、例えば無線LANを用いてサーバ400へ送信し、サーバ400が電力線1Aを介してリクエスト信号R3を送信する。
【0099】
スマートメータ600の通信デバイス630は、電力線1Aを介してリクエスト信号R3を受信する(S108)。リクエスト信号R3は、例えば、電力使用量等の情報を含む電力情報を含む。
【0100】
カメラnの通信デバイス123は、リクエスト信号R1に応じて、画像形式や撮像時刻の情報に合致する撮像画像(静止画)を、電力線1A及びサーバ400を介して監視PC450へ送信する(S109)。
【0101】
監視PC450の通信デバイス475は、電力線1A及びサーバ400を介して、カメラnからの撮像画像を受信する(S110)。
【0102】
そして、監視PC450の出力デバイス474は、プロセッサ471の制御により、出力デバイス474に表示されるフレームnの画像を、受信された撮像画像により更新する(S110)。フレームnの画像とは、カメラn用の画像表示領域に表示される画像に相当する(図10参照)。
【0103】
このフレームを識別する符号nは、カメラ100を識別するnに対応する。つまり、監視PC450は、各カメラ100から撮像画像を順次受信し、各カメラ100の撮像画像を表示するためのフレームを、受信された撮像画像に基づいて順次更新する。また、リクエスト信号R1の送信や各カメラ100からの撮像画像の受信は反復して(巡回して)実施される。よって、出力デバイス474による各カメラ100の表示画像は、巡回更新される。
【0104】
ストリートライト700のプロセッサ750は、リクエスト信号R2に応じて、調光情報に従って光源710を調光(光量調整)する(S111)。
【0105】
スマートメータ600の通信デバイス630は、リクエスト信号R1に応じて、スマートメータ600が検出した電力使用量等の電力情報を、電力線1A及びサーバ400を介して、監視PC450へ送信する(S112)。
【0106】
スマートメータ600の通信デバイス630は、電力線1Aを介してスマートメータ600からの電力情報を受信する(S113)。受信された電力情報は、例えば、監視PC450の出力デバイス474に表示されて管理者に確認され、又はプロセッサ471により各種統計処理が実施される。又は、サーバ400により、電力情報が電力会社に送信され、電力会社の担当者に確認されてもよい。
【0107】
S113の処理後、監視PC450のプロセッサ471は、変数nに値1を加算する(インクリメントする)(S114)。この結果、プロセッサ471は、変数nがカメラ100の台数Nと一致するか否かを判定する(S115)。変数nがカメラの台数Nと異なる場合、S102に進み、変数nがNと同じである場合、図8の処理を終了する。
【0108】
尚、図8の処理は、反復して(例えば定期的に)行われる。つまり、監視PC450は、定期的に、リクエスト信号R1をカメラnへ送信する。監視PC450は、定期的に、リクエスト信号R2をストリートライト700へ送信する。監視PC450は、定期的に、リクエスト信号R3をスマートメータ600へ送信する。
【0109】
尚、図8では、1つ以上のストリートライト700や1つ以上のスマートメータ600に対して、リクエスト信号R2やリクエスト信号R3が、共通で、つまり同じ内容で送られても良いし、個別で、つまり異なる内容で送られてもよい。例えば、調光情報が指定する調光の具合が、各ストリートライト700で異なっても良い。これにより、画像通信システム1000は、ストリートライト700を異なる状態に調光でき、又は監視PC450がスマートメータ600から異なる電力情報を取得できる。
【0110】
なお、図8には図示していないが、ストリートライト700の通信デバイス730は、光量調整(S111)の結果内容を送信し、監視PC450は、この光量調整の結果内容を受信し、ストリートライト700の状態を表示してもよい。
【0111】
図9は、カメラnに対して動画の送信を要求する場合における画像通信システム1000の動作例を示すシーケンス図である。尚、図9の処理前には、例えば、図8の処理が反復して行われている。
【0112】
監視PC450のプロセッサ471は、カメラnが撮像した撮像画像(動画)の送信要求が発生したことを検出し、動画を要求するための動画要求信号の送信先として、カメラnを指定する(S201)。送信要求は、例えば、入力デバイス473によりユーザからの動画要求のための入力操作を検出した場合、定期的な動画要求のタイミングとなった場合、に発生する。
【0113】
監視PC450の通信デバイス475は、プロセッサ471の制御により、カメラn以外の他の機器(カメラn以外のカメラ100、ストリートライト700)へのリクエスト信号R1,R2の送信を停止する(S202)。
【0114】
監視PC450のプロセッサ471は、現在時刻を計時するタイマを参照し、スマートメータ600のサンプルタイミングと重複するタイミングであるか否かを判別する(S203)。サンプルタイミングとは、スマートメータ600が取得した電力情報を監視PC450が収集するタイミングを指し、例えば所定の周期(例えば30分毎に1度)で現れるタイミングである。
【0115】
タイマの時刻がスマートメータ600のサンプルタイミングと異なる場合、監視PC450の通信デバイス475は、サーバ400及び電力線1Aを介して、カメラnへリクエスト信号R1を送信する(S204)。尚、このリクエスト信号R1は、撮像画像としての動画の送信を要求する動画要求信号である。動画要求信号は、画像要求信号の一例である。
【0116】
タイマの時刻がスマートメータ600のサンプルタイミングと重複する場合、監視PC450のプロセッサ471は、スマートメータ600へのリクエスト信号R3の送信時刻をシフトする(S205)。この送信時刻のシフトでは、プロセッサ471は、リクエスト信号R3の送信時刻を所定時刻(例えば5分以内の時刻)遅らせる。
【0117】
そして、監視PC450の通信デバイス475は、サーバ400及び電力線1Aを介して、カメラnへリクエスト信号R1を送信する(S206)。
【0118】
カメラ100の通信デバイス123は、S204又はS206で送信されたリクエスト信号R1を受信する(S207)。
【0119】
カメラ100の通信デバイス123は、コントローラ127の制御により、リクエスト信号R1に応じて、画像形式や撮像時刻の情報に合致する撮像画像(動画)を、電力線1A及びサーバ400を介して、監視PC450へ送信する(S208)。
【0120】
監視PC450の通信デバイス475は、サーバ400及び電力線1Aを介して、カメラnからの動画を受信する(S209,S210)。そして、監視PC450の出力デバイス474は、プロセッサ471の制御により、受信された動画を表示する(S211,S212)。尚、出力デバイス474は、カメラnの動画を表示する際、各カメラ100から取得された静止画の少なくとも一部の表示を省略してもよい。
【0121】
リクエスト信号R3の送信時刻をシフトしていない場合、つまりS212の処理後、監視PC450の通信デバイス475は、所定の送信時刻に、サーバ400及び電力線1Aを介して、スマートメータ600へリクエスト信号R3を送信する(図9では不図示)。
【0122】
リクエスト信号R3の送信時刻をシフトしていた場合、つまりS211の処理後、監視PC450の通信デバイス475は、シフトされた送信時刻に、サーバ400及び電力線1Aを介して、スマートメータ600へリクエスト信号R3を送信する(S213)。
【0123】
スマートメータ600の通信デバイス475は、監視PC450からのリクエスト信号R3を受信する(S214)。通信デバイス475は、リクエスト信号R3に対する電力情報を、サーバ400及び電力線1Aを介して、監視PC450へ送信する(S215)。
【0124】
監視PC450の通信デバイス475は、スマートメータ600からの電力情報を受信する(S216)。
【0125】
尚、スマートメータ600から送信される電力情報は、カメラn以外のカメラ100からの撮像画像(静止画)やストリートライト700の調光情報よりも優先度が高い。
【0126】
監視PC450は、カメラnから動画を取得するタイミングとスマートメータ600から電力情報を取得するタイミングが競合する場合、リクエスト信号R3の送信時刻を後ろへシフト(最大5分)させて、所定の周期(例えば30分)内にスマートメータ600から電力情報を取得してもよい。
【0127】
リクエスト信号R3の送信時刻を後ろへシフトさせても、上記の両タイミングの競合が解消されない場合、監視PC450は、動画(映像信号)の時間的な間隙において、リクエスト信号R3を送信してもよい。
【0128】
また、監視PC450のプロセッサ471は、カメラnから動画を取得するタイミングとスマートメータ600から電力情報を取得するタイミングが競合することを回避するために、送信時刻のシフトの他に、リクエスト信号R3を送信する周期を変更してもよい。リクエスト信号R3の送信周期は、最大30分とされてもよい。
【0129】
また、スマートメータ600では、プロセッサ610は、スマートメータ600の動作モードとして、通常動作よりも簡易的な動作に限定するスリープモードに設定してもよい。スリープモードに設定されている場合、スマートメータ600は、監視PC450から送信されたリクエスト信号R3を受信できないことがある。この場合、スマートメータ600は、所定の周期で電力情報を監視PC450へ送信していないと認識する。そのため、スマートメータ600のプロセッサ610は、リクエスト信号R3を受信できなかった周期の次の周期では、スリープモードを解除し、通常動作を行う通常モードに設定することで、リクエスト信号R3を確実に受信する。
【0130】
また、電力線1Aにより形成されたネットワーク(PLCネットワーク)には、PLC−無線LANブリッジを行うアクセスポイント800が存在してもよい(図1参照)。アクセスポイント800が実行するデータ伝送のタイミングと、スマートメータ600へリクエスト信号R3を伝送するタイミングと、が競合する場合、監視PC450のプロセッサ471は、アクセスポイント800のデータ伝送の伝送容量を減らしてもよい。これにより、画像通信システム1000は、リクエスト信号R3の伝送特性の劣化を抑制できる。
【0131】
このように、図8及び図9の処理によれば、カメラ100及びスマートメータ600は、画像要求信号や電力要求信号を受けた際に、電力線1Aを介して画像や電力情報を送信する。従って、画像通信システム1000は、電力線1Aの伝送容量を超過することを抑制してデータ通信でき、通信効率を向上できる。
【0132】
また、電力線1Aを介した動画の送信タイミングと電力情報の送信タイミングとが重複する場合には、画像通信システム1000は、電力情報の送信タイミングを他のタイミング(例えば所定のタイミングよりも遅延させたタイミング)としてもよい。これにより、動画伝送により電力線1Aの伝送容量を超過し、電力情報の通信精度が低下することを抑制できる。
【0133】
また、電力情報が最重要と定義した画像通信システム1000は、動画の送信タイミングを他のタイミング(例えば要求タイミングよりも遅延させたタイミング)としてもよい。
【0134】
さらに、複数タイミングが競合する場合、監視PC450は、例えば電力情報の送信するタイミングを他のタイミングへ時間シフトするのではなく、各情報(動画や電力情報など)のフレームに優先順位を付与してもよい。優先順位として、例えば、アプリレベルではVLANタグ制御が使用され、PLCレベルでは優先バックオフ制御が使用される。優先順位の付与により、画像通信システム1000は電力線1Aの伝送容量を超過することを抑制してデータ通信でき、通信効率を向上できる。
【0135】
例えば、電力情報の優先度が動画の優先度よりも高い場合、監視PC450は、画像要求信号の送信タイミングを遅延させて電力情報の通信を優先する。一方、電力情報の優先度が動画の優先度よりも低い場合、監視PC450は、電力要求信号の送信タイミングを遅延させて動画情報の通信を優先する。
【0136】
[撮像画像の表示]
次に、撮像画像の画像表示例について説明する。
図10は、監視PC450の出力デバイス474による画像表示例を示す模式図である。
【0137】
図8の動作例で示したように、監視PC450の通信デバイス475は、定期的に各カメラ100へアクセスし、つまり画像要求信号を送信し、各カメラ100が撮像した撮像画像(静止画)を取得する。
【0138】
出力デバイス474は、プロセッサ471の制御により、画像表示領域480に表示される画像(例えば静止画)を更新する。この場合、監視PC450側から電力線1Aを介して、1台ずつ順にカメラ100にアクセスする。カメラ100は、イメージセンサ111により撮像された画像をレコーダ125に蓄積しておき、画像要求信号に対して、蓄積された画像を送信する。
【0139】
画像表示領域480は、例えば、カメラ100毎に設けられる。従って、出力デバイス474の表示画面を確認することで、各カメラ100による撮像画像が一覧で確認できる。尚、一部の画像表示領域480が拡大表示されてもよい。図10に示す表示画面は、例えば、監視PC450のプロセッサ471により生成される。
【0140】
PLCネットワークはデータ伝送用のパイプとして太くない。つまり、電力線1Aの伝送容量は、無線LAN等の通信回線の伝送容量と比較すると、少ない。そのため、例えば、順に1台ずつカメラ100にアクセスし、1台ずつカメラ100から撮像画像を取得する。尚、PLCネットワークのデータ伝送用のパイプの太さに合わせて、カメラ1台ずつではなく、カメラ2台以上ずつ、データを通信してもよい。
【0141】
従って、出力デバイス474の各画像表示領域480に表示される各カメラ100の静止画(サムネイル画像)は、例えば、ラウンドロビン形式で、コマ送りのように順次更新される。
【0142】
なお、各カメラ100による撮像画像を送受信するために十分な伝送容量がPLCネットワークで使用可能な場合、監視PC450は、各カメラ100からラウンドロビン形式で送信させるのではなく、定期的に全カメラ100に一斉に要求信号を送信し、各カメラ100から撮像画像をランダムに取得しても良い。この場合、出力デバイス474の各画像表示領域480に表示される各カメラ100の静止画(サムネイル画像)は、ランダムに更新される。
【0143】
また、上記ではカメラ100の撮像画像の取得方法について記述したが、監視PC450は、同様な制御方法で各カメラ100の状態を監視できる。さらに、他のIOT機器の状態監視についても、同様な動作により実現可能である。
【0144】
また、図9の動作例で示したように、監視PC450のユーザ(例えば監視者)が任意のカメラnの画像表示領域480をクリックすると、入力デバイス473がクリックを検出し、電力線1Aを介して、動画要求信号をカメラnへ送信してもよい。これにより、出力デバイス474は、任意のカメラnの撮像画像(動画)を表示できる。
【0145】
カメラnの撮像画像(動画)の表示の際、出力デバイス474は、プロセッサ471の制御により、カメラn用の画像表示領域480を大画面表示してもよい。また、プロセッサ471は、カメラn以外の他のカメラ100へのアクセスを停止させ、つまり通信デバイス475による画像要求信号の送信を停止させ、カメラnの撮像画像(静止画や動画)を更新し、出力デバイス454に表示させてもよい。
【0146】
つまり、動画の表示は、優先度が高くされ、取得の度に更新される静止画の表示は、優先度が低く設定されてもよい。尚、出力デバイス474には、画像以外の情報(例えば電力情報、調光情報、故障の有無の情報)が表示されてもよく、表示される情報毎に優先度が設定されていてもよい。優先度の設定は、例えば監視PC450により行われる。
【0147】
[効果等]
このように、カメラ100は、イメージセンサ111と、イメージセンサ111により撮像された画像を記憶するレコーダ125と、通信デバイス123と、を備える。通信デバイス123は、他の通信装置から画像要求信号を受信し、画像要求信号に応じて、電力線1Aを介して、レコーダ125に記憶された画像を他の通信装置へ送信する。
【0148】
尚、カメラ100は、撮像装置の一例である。レコーダ125は、メモリの一例である。画像要求信号は、例えば、静止画に係るリクエスト信号R1である。
【0149】
これにより、既存の集合住宅や商業施設にカメラ100等を設置する場合でも、専用線を新たに設けずに、既存の電力線1Aを通信回線として利用でき、カメラ100等の設置コストを低減できる。また、画像通信システム1000は、画像要求信号に応じて電力線1Aを介して画像が伝送されることで、無秩序に撮像画像が電力線1Aに流出することを低減でき、画像伝送とその他の情報の伝送とが同時に発生することを低減できる。従って、画像通信システム1000は、電力線1Aの伝送容量を超過することを低減でき、画像が伝送される電力線1Aを介した通信効率を向上できる。
【0150】
また、画像通信システム1000は、カメラ100、スマートメータ600、及び監視PC450を備える。監視PC450は、通信デバイス475及びプロセッサ471を備える。通信デバイス475は、電力線1Aを介して、電力に係る情報を要求するための電力要求信号を、定期的にスマートメータ600へ送信する。通信デバイス475は、電力線1Aを介して、電力要求信号に対する電力応答信号をスマートメータ600から受信する。通信デバイス475は、電力線1Aを介して、動画を要求するための要求入力操作に応じて、動画を要求するための動画要求信号をカメラ100へ送信する。通信デバイス475は、電力線1Aを介して、動画要求信号に対する動画をカメラ100から受信する。プロセッサ471は、動画要求信号の送信タイミングと電力要求信号の送信タイミングとが重複する場合、動画要求信号又は電力要求信号の送信時刻を変更する。
【0151】
尚、監視PC450は、管理装置の一例である。動画要求信号は、例えば動画に係るリクエスト信号R1である。電力要求信号は、例えばリクエスト信号R3である。
【0152】
これにより、監視PC450及び画像通信システム1000は、伝送容量を多く必要とする動画伝送のタイミングで、電力要求信号に対する電力情報が伝送されることを抑制できるので、電力線1Aの伝送容量を超過することを低減できる。従って、監視PC450及び画像通信システム1000は、例えば、比較的優先度の高い電力情報に係る通信精度の低下を抑制できる。また、電力情報よりも動画の方が優先度が高くてもよい。この場合、監視PC450及び画像通信システム1000は、例えば、電力要求信号の送信時刻を変更し、比較的優先度の高い動画に係る通信精度の低下を抑制できる。
【0153】
また、画像通信システム1000は、電力線1Aに接続されたストリートライト700を備えてもよい。監視PC450は、ストリートライト700の調光を要求するための調光要求信号を定期的にストリートライト700へ送信してもよい。ストリートライト700は、調光要求信号を受信し、調光要求信号に応じて調光してもよい。監視PC450は、要求入力操作に応じて、調光要求信号の送信を停止してもよい。
【0154】
尚、ストリートライト700は、照明装置の一例である。調光要求信号は、例えばリクエスト信号R2である。
【0155】
これにより、画像通信システム1000は、伝送容量を多く必要とする動画伝送のタイミングで、調光要求信号が伝送されることを抑制できる。従って、画像通信システム1000は、ストリートライト700に調光指示が伝達されない状況を回避でき、ストリートライト700を好適に調光できる。
【0156】
また、画像通信システム1000は、複数のカメラ100が電力線1Aに接続されてもよい。要求入力操作は、複数のカメラ100のうちの第1のカメラ100に対する動画を要求するための入力操作でもよい。監視PC450は、静止画を要求するための画像要求信号を、定期的に各カメラ100に送信してもよい。監視PC450は、要求入力操作に応じて、複数のカメラ100のうちの第1のカメラ100以外の第2のカメラ100に対する画像要求信号の送信を停止してもよい。尚、第1のカメラ100は、例えばカメラnである。
【0157】
これにより、画像通信システム1000は、任意のカメラ100の動画伝送のタイミングに、他のカメラ100の動画伝送のタイミングが重複することを抑制できる。従って、電力線1Aの伝送容量を超過することを低減でき、画像が伝送される電力線1Aを介した通信効率を向上できる。
【0158】
従って、画像通信システム1000によれば、PLCネットワークを用いた使い勝手の良い監視システムを構築できる。
【0159】
[カメラの構成の変形例]
次に、カメラ100の構成の変形例について説明する。
【0160】
ここでは、カメラ100がPLC機能を有しておらず、カメラ100が外部装置としてのPLC装置150に接続されることを例示する。この場合、カメラ100では、通信デバイス123は、PLC装置150との間では、PLC通信以外の通信(例えばLAN通信)を行う。電力線1Aを介したデータ伝送は、カメラ100ではなく、PLC装置150により行われる。つまり、PLC機能を有するカメラ100の代わりに、PLC機能を有しないカメラ100とPLC装置150とが設けられてもよい。
【0161】
図11は、PLC装置150の構成例を示すブロック図である。尚、図3に示した通信デバイス123と同様の構成については、同一の符号を付し、説明を省略又は簡略化する。
【0162】
PLC装置150は、回路モジュール30及びスイッチング電源20を有する。スイッチング電源20は、各種の電圧(例えば、+1.2V、+3.3V、+12V)を回路モジュール30に供給し、例えば、スイッチングトランス、DC−DCコンバータ(いずれも図示せず)を含む。スイッチング電源20への電源は、電源コネクタ21からインピーダンスアッパー27、交流直流変換器24を介して供給される。電源コネクタ21は、例えば、PLC装置150が有する筐体150Aの背面に設けられる。
【0163】
LED23は、表示部として動作し、メインIC11に接続される。モジュラージャック22には、各種機器(例えばカメラ100)に接続するためのLANケーブル26が接続される。モジュラージャック22は、例えば筐体150Aの背面に設けられる。LED23は、例えば筐体150Aの前面に設けられる。
【0164】
メインIC11は、モジュラージャック22を介してカメラ100から出力される受信データを変調し、送信信号(データ)としてAFE・IC12に出力する。また、メインIC11は、電力線1A側からAFE・IC12を介して入力される信号を、受信信号(データ)として復調し、モジュラージャック22を介してカメラ100に出力する。
【0165】
PLC装置150が送信する際には、モジュラージャック22から入力されたデータは、イーサネット(登録商標)PHY・IC19を介してメインIC11に送られ、デジタル信号処理を施すことによってデジタル信号が生成される。
【0166】
PLC装置150が受信する際には、メインIC11により、AFE・IC12から出力されたデジタル信号に対してデジタル信号処理を施すことによって、デジタルデータに変換される。変換されたデジタルデータは、イーサネット(登録商標)PHY・IC19を介してモジュラージャック22から出力される。
【0167】
尚、図11では、カメラ100とは別体としてPLC装置150が設けられることを例示した。同様に、スマートメータ600及びストリートライト700についても、スマートメータ600及びストリートライト700とは別体としてPLC装置150が設けられてもよい。
【0168】
[PLC親機・PLC子機と各装置の接続形態の変形例]
次に、画像通信システム1000における各装置の接続形態の変形例について説明する。この変形例は、第2配置例〜第7配置例として示されている。まず、画像通信システム1000にトランス300が複数存在する場合の各装置の配置例について説明する。
【0169】
尚、後述する図12図17では、いずれもPLC装置10Aが1台設けられる。従って、図12図17では、1つのPLCネットワークが構成される。
【0170】
[第2配置例]
図12は、トランス300、開閉引込盤200、及びPLC装置10の第2配置例を示す模式図である。図12では、PLC装置10Aが、集合住宅毎に1つ設置される。つまり、いずれかのフロアの開閉引込盤200に、PLC装置10Aが設置される。
【0171】
PLC装置10Aは、集合住宅に設置された各PLC装置10で形成されるPLCネットワークのコンセントレータ(集線装置)として動作する。PLC装置10Aは、PLC装置10Aが設置された開閉引込盤200の配下に位置する1つ以上のPLC装置10Bの通信と、PLC装置10Aが設置された開閉引込盤200以外の開閉引込盤200の配下に位置する1つ以上のPLC装置10Bの通信と、を管理する。
【0172】
開閉引込盤200に設置されたPLC装置10Bは、より下流側のPLC装置10による通信を中継する。これにより、トランス300や電柱70に接続された電力線1A1において信号減衰が発生しても、通信精度が向上する。
【0173】
また、開閉引込盤200に設置されたPLC装置10Bは、温度センサを備えてもよい。これにより、例えば電気室内の温度を計測でき、トランス300の動作を適切に管理できる。
【0174】
また、PLC装置10Aの配下には、カメラ100等の他に、管理人室にPLC装置10Bが設置される。管理人室に設置されたPLC装置10Bは、ルータ500との間でLAN通信等を行い、外部ネットワーク(例えばインターネット)と接続可能である。
【0175】
PLC装置10AとPLC装置10A配下の(同じフロアの)PLC装置10Bとは、電力線1Aを介して通信する。また、PLC装置10AとPLC装置10A配下以外の(異なるフロアの)PLC装置10Bとは、トランス300及び電柱70に接続された電力線1A1を介して通信する。つまり、第2配置例では、マルチホップ通信が行われる。
【0176】
尚、PLC装置10Aは、開閉引込盤200よりも下流側に設置されてもよい。トランス300直下の開閉引込盤200にPLC装置10Aが設けられることで、PLC装置10Aが開閉引込盤200よりも下流側に設置される場合と比較すると、画像通信システム1000は、トランス300や開閉引込盤200を通過する際の信号損失を低減できる。
【0177】
[第3配置例]
図13は、トランス300、開閉引込盤200、及びPLC装置10の第3配置例を示す模式図である。図13では、PLC装置10Aが、最も下流側の管理人室に設置される。PLC装置10Aは、ルータ500との間でLAN通信等を行い、外部ネットワーク(例えばインターネット)と接続可能である。
【0178】
各開閉引込盤200には、PLC装置10B及び非接触カプラ210が設置される。隣接する開閉引込盤200(例えば2階と3階に設置された開閉引込盤)は、非接触カプラ210及び専用線1A2を介して接続される。従って、各開閉引込盤200に設置された各PLC装置10Bは、非接触カプラ210及び専用線1A2を介して、電力線通信する。非接触カプラ210は、PLC帯域(例えば2〜30MHz)の信号を通過させる。つまり、非接触カプラ210は、専用線1A2を介して高周波的に接続する。
【0179】
従って、各フロア間における複数のPLC装置10間において電力線通信される。よって、第3配置例では、マルチホップ通信が行われる。
【0180】
このように、各開閉引込盤200に設置されたPLC装置10Bは、上流側の各トランス300を介さずに、つまり電柱70に接続された電力線1A1を介して通信せずに、通信(ここではカプラを介した通信)する。これにより、画像通信システム1000は、トランス300を通過する際の信号損失を低減でき、異なるフロアに配置されたPLC装置10B間の通信における信号電力の損失を抑制できる。
【0181】
[第4配置例]
図14は、トランス300、開閉引込盤200、及びPLC装置10の第4配置例を示す模式図である。図14では、PLC装置10Aが、いずれかのフロアの開閉引込盤200に設置される。PLC装置10Aは、ルータ500との間でLAN通信等を行い、外部ネットワーク(例えばインターネット)と接続可能である。
【0182】
各開閉引込盤200には、PLC装置10A又はPLC装置10Bと、非接触カプラ210と、が設置される。隣接する開閉引込盤200(例えば1階と2階に設置された開閉引込盤)は、専用線1A2を介して接続される。従って、開閉引込盤200に設置された各PLC装置10A又は10Bは、非接触カプラ210及び専用線1A2を介して、電力線通信する。
【0183】
従って、各フロアにおける複数のPLC装置10間において電力線通信され、各フロア間における複数のPLC装置10間において電力線通信される。よって、第4配置例では、マルチホップ通信が行われる。
【0184】
このように、各開閉引込盤200に設置されたPLC装置10A,10Bは、上流側の各トランス300を介さずに、つまり電柱70に接続された電力線1A1を介して通信せずに、通信(ここではカプラを介した通信)する。これにより、画像通信システム1000は、トランス300を通過する際の信号損失を低減でき、異なるフロアに配置されたPLC装置10間の通信における信号電力の損失を抑制できる。
【0185】
[第5配置例]
図15は、トランス300、開閉引込盤200、及びPLC装置10の第5配置例を示す模式図である。図15では、PLC装置10Aが、接続箱850に設置される。接続箱850は、いずれかのフロアの開閉引込盤200に専用線1A3を介して接続されている。PLC装置10Aは、ルータ500との間でLAN通信等を行い、外部ネットワーク(例えばインターネット)と接続可能である。
【0186】
接続箱850には、PLC装置10Aと、非接触カプラ210と、が設置される。各開閉引込盤200には、PLC装置10Bと、非接触カプラ210と、が設置される。PLC装置10Aと、接続箱850に接続された開閉引込盤200に設置されたPLC装置10Bとは、非接触カプラ210及び専用線1A3を介して、電力線通信する。
【0187】
また、隣接する開閉引込盤200(例えば2階と3階に設置された開閉引込盤)は、専用線1A2を介して接続される。従って、開閉引込盤200に設置された各PLC装置10Bは、非接触カプラ210及び専用線1A2を介して、電力線通信する。
【0188】
従って、各フロアにおける複数のPLC装置10間において電力線通信され、各フロア間における複数のPLC装置10間において電力線通信され、PLC装置10AとPLC装置10Bとの間でも電力線通信される。よって、第5配置例では、マルチホップ通信が行われる。
【0189】
このように、各開閉引込盤200に設置されたPLC装置10A,10Bは、上流側の各トランス300を介さずに、つまり電柱70に接続された電力線1A1を介して通信せずに、通信(ここではカプラを介した通信)する。これにより、画像通信システム1000は、トランス300を通過する際の信号損失を低減でき、異なるフロアに配置されたPLC装置10B間の通信における信号電力の損失を抑制できる。
【0190】
次に、画像通信システム1000にトランス300が1つ存在する場合の各装置の配置例について説明する。
【0191】
[第6配置例]
図16は、トランス300、開閉引込盤200、及びPLC装置10の第6配置例を示す模式図である。図16では、開閉引込盤200に複数(例えば3台)のブレーカ250が設けられている。1つのトランス300から電力線1A4が分岐され、複数のブレーカ250に接続されている。複数のブレーカ250のうち、1つのブレーカ250は、共用のブレーカ250Aである。共用のブレーカ250Aとは、住居側ではなく、共用廊下の照明やコンセントに電気を供給する電力線に接続されているブレーカである。電力線1A4は、電力線1Aの一例である。
【0192】
図16では、PLC装置10Aが、最も下流側の分電盤860に設置される。分電盤860は、共用のブレーカ250が配置されたフロアに設けられている。PLC装置10Aは、例えば、ルータ500との間でLAN通信等を行い、外部ネットワーク(例えばインターネット)と接続可能である。
【0193】
PLC装置10Aは、PLC装置10Aが下流に設置されたブレーカ250の配下に位置する1つ以上のPLC装置10Bの通信と、PLC装置10Aが下流に設置されたブレーカ250以外のブレーカ250の配下に位置する1つ以上のPLC装置10Bの通信と、を管理する。
【0194】
PLC装置10AとPLC装置10A配下の(同じフロアの)PLC装置10Bとは、電力線1Aを介して通信する。また、PLC装置10AとPLC装置10A配下以外の(異なるフロアの)PLC装置10Bとは、ブレーカ250及びトランス300に接続された電力線1A4を介して通信する。つまり、第6配置例では、マルチホップ通信が行われる。
【0195】
このように、画像通信システム1000は、複数のトランス300を介して電力線通信する場合よりも、トランス300を通過する際の信号損失を低減できる。尚、PLC装置10Aは、分電盤860よりも上流側に設置されてもよい。
【0196】
[第7配置例]
図17は、トランス300、開閉引込盤200、及びPLC装置10の第7配置例を示す模式図である。図17では、開閉引込盤200に複数(例えば3台)のブレーカ250が設けられている。1つのトランス300から電力線1A4が分岐され、複数のブレーカ250に接続されている。
【0197】
PLC装置10Aは、最も下流側の分電盤860に設置される。PLC装置10Aは、ルータ500との間でLAN通信等を行い、外部ネットワーク(例えばインターネット)と接続可能である。
【0198】
開閉引込盤200には、複数(例えば3台)のブレーカ250が設けられている。各ブレーカ250の下流側には、非接触カプラ210が設置される。隣接するブレーカ250(例えば2階と3階に設置されたブレーカ)は、非接触カプラ210及び専用線1A2を介して接続される。従って、各フロアに設置された各PLC装置10Bは、非接触カプラ210及び専用線1A2を介して、電力線通信する。
【0199】
従って、各フロアにおける複数のPLC装置10間において電力線通信される。よって、第7配置例では、マルチホップ通信が行われる。
【0200】
このように、各フロアに設置されたPLC装置10Bは、上流側のブレーカ250を介さずに、また各ブレーカ250及びトランス300を接続する電力線1A4を介さずに、通信(ここではカプラを介した通信)する。これにより、画像通信システム1000は、ブレーカ250及びトランス300を通過する際の信号損失を低減でき、異なるフロアに配置されたPLC装置10B間の通信における信号電力の損失を抑制できる。
【0201】
尚、第6配置例及び第7配置例では説明していないが、PLC装置10Aが、各ブレーカ250及びトランス300を接続する電力線1A4上に設けられてもよい。これにより、画像通信システム1000は、トランス300を通過する際の信号損失を低減でき、異なるフロアに配置されたPLC装置10B間の通信精度を向上できる。
【0202】
また、PLC装置10Aが、いずれかのブレーカ250の下流に設けられ、PLC装置10Bが、各ブレーカ250及びトランス300を接続する電力線1A4上に設けられてもよい。つまり、PLC装置10Bがブリッジやリピータとして動作してもよい。これにより、画像通信システム1000は、トランス300を通過する際の信号損失をPLC装置10Bにより補償でき、異なるフロアに配置されたPLC装置10B間の通信精度を向上できる。
【0203】
(第2の実施形態)
第2の実施形態では、画像通信システムにおいて、電力線1Aを介してカメラ100が主に接続される場合を想定する。
【0204】
図18は、第2の実施形態における画像通信システム1000Aの構成例を示す模式図である。図18において、図1と同様の構成については、同一の符号を付し、説明を省略又は簡略化する。また、本実施形態において、第1の実施形態及び変形例と同様の事項については、説明を省略又は簡略化する。
【0205】
複数のカメラ100は、複数のエリア(例えばフロア毎)に分離して配置される。複数のカメラ100は、図18に示すように商業施設に配置されてもよいし、他の場所(例えば集合住宅)に配置されてもよい。カメラ100の通信デバイス123は、PLC装置10として動作する。
【0206】
尚、画像通信システム1000Aにおける各装置の接続形態は、第1の実施形態で説明した第1配置例〜第7配置例のいずれが適用されてもよい。また、PLC装置10が、PLC装置150としてカメラ100とは別体で設けられてもよい。
【0207】
このように、画像通信システム1000Aによれば、既存の集合住宅や商業施設にカメラ100を設置する場合でも、専用線を新たに設けずに、既存の電力線1Aを通信回線として利用でき、カメラ100の設置コストを低減できる。また、画像通信システム1000Aは、画像要求信号に応じて電力線1Aを介して画像が伝送されることで、画像伝送とその他の画像伝送や情報の伝送とが同時に発生することを低減できる。従って、画像通信システム1000Aは、電力線1Aの伝送容量を超過することを低減でき、画像が伝送される電力線1Aを介した通信効率を向上できる。
【0208】
(第3の実施形態)
第3の実施形態では、画像通信システムにおいて、電力線1Aを介してストリートライト700が主に接続される場合を想定する。
【0209】
図19は、第3の実施形態における画像通信システム1000Bの構成例を示す模式図である。図19において、図1と同様の構成については、同一の符号を付し、説明を省略又は簡略化する。また、本実施形態において、第1の実施形態及び変形例と同様の事項については、説明を省略又は簡略化する。
【0210】
画像通信システム1000Bは、監視カメラを有するストリートライト700を複数備える。複数のストリートライト700は、複数のエリアに分離して配置される。ストリートライト700の通信デバイス730は、PLC装置10(例えばPLC装置10B)として動作する。尚、監視カメラは、ストリートライト700とは別体として、ストリートライト700に接続されてもよい。
【0211】
図19では、エリア毎(例えば駐車エリア毎)に、1台のPLC装置10Aが設置される。これにより、エリア毎に複数のPLC装置10A,10BによりPLCネットワークが形成される。
【0212】
PLC装置10Aよりもストリートライト700側を下流とすると、上流側には、電力線1Aを介してブレーカ250及びトランス300が設置される。ブレーカ250及びトランス300は、1つのPLC装置10A毎に、つまりエリア毎に設置される。
【0213】
また、図19では、各PLC装置10Aは、相互に、LANを介して通信する。また、各PLC装置10Aは、ルータ500に接続され、外部ネットワーク(例えばインターネット)と接続可能である。よって、各PLC装置10Aは、上流側の各トランス300を介さずに、つまり電柱70に接続された電力線1Aを介して通信せずに、通信(ここではLAN通信)する。
【0214】
また、ストリートライト700は、監視カメラを有するので、撮像画像(静止画や動画)を他の通信装置へ送信してもよい。例えば、ストリートライト700は、第1の実施形態と同様に、画像要求信号や動画要求信号を受信し、画像要求信号や動画要求信号に応じて、監視カメラにより撮像された撮像画像を他の通信装置へ送信してもよい。各要求信号や撮像画像の通信方法は、第1の実施形態と同様である。
【0215】
尚、画像通信システム1000Bにおける各装置の接続形態は、第1の実施形態で説明した第1配置例〜第7配置例のいずれが適用されてもよい。また、PLC装置10が、PLC装置150としてストリートライト700とは別体で設けられてもよい。
【0216】
このように、画像通信システム1000Bによれば、既存の集合住宅や商業施設にストリートライト700を設置する場合でも、専用線を新たに設けずに、既存の電力線1Aを通信回線として利用でき、ストリートライト700の設置コストを低減できる。また、画像通信システム1000Bは、画像要求信号に応じて電力線1Aを介して画像が伝送されることで、画像伝送とその他の画像伝送や情報(例えば調光情報)の伝送とが同時に発生することを低減できる。従って、画像通信システム1000Bは、電力線1Aの伝送容量を超過することを低減でき、画像が伝送される電力線1Aを介した通信効率を向上できる。
【0217】
このように、電気室内の開閉引込盤200配下のストリートライト700に、電力線1Aを介して、監視カメラが内蔵又は接続される形態も考慮される。
【0218】
(第4の実施形態)
第4の実施形態では、電力線1Aを介してスマートメータ600が主に接続される場合を想定する。
【0219】
図20は、第4の実施形態における画像通信システム1000Cの構成例を示す模式図である。図20において、図1と同様の構成については、同一の符号を付し、説明を省略又は簡略化する。また、本実施形態において、第1の実施形態及び変形例と同様の事項については、説明を省略又は簡略化する。
【0220】
画像通信システム1000Cの少なくとも一部は、例えば集合住宅に配置される。画像通信システム1000Cは、複数のスマートメータ600を備える。複数のスマートメータ600は、複数のエリア(例えばフロア毎)に分離して配置される。スマートメータ600の通信デバイス630は、PLC装置10(例えばPLC装置10B)として動作する。
【0221】
また、集合住宅の共用エリア(例えば共用廊下)には、カメラ100、照明80、エレベータ(EV)、等が配置される。尚、スマートメータ600が監視カメラを内蔵し、又は監視カメラに接続されてもよい。
【0222】
尚、画像通信システム1000Cにおける各装置の接続形態は、第1の実施形態で説明した第1配置例〜第7配置例のいずれが適用されてもよい。また、PLC装置10が、PLC装置150としてスマートメータ600とは別体で設けられてもよい。また、図20では、省略されているが、第1〜第3の実施形態と同様に、サーバ400、監視PC450,460等が設けられてもよい。
【0223】
このように、画像通信システム1000Cによれば、既存の集合住宅や商業施設にスマートメータ600を設置する場合でも、専用線を新たに設けずに、既存の電力線1Aを通信回線として利用でき、スマートメータ600の設置コストを低減できる。また、画像通信システム1000Cは、画像要求信号に応じて電力線1Aを介して画像が伝送されることで、画像伝送とその他の画像伝送や情報(例えば電力情報)の伝送とが同時に発生することを低減できる。従って、画像通信システム1000Cは、電力線1Aの伝送容量を超過することを低減でき、画像が伝送される電力線1Aを介した通信効率を向上できる。
【0224】
このように、PLCネットワークを使用した監視システム内にPLC内蔵スマートメータを取り込むことも可能である。この場合、監視PC450,460の出力デバイス474は、プロセッサ471の制御により、撮像画像が表示される画像表示領域480と、スマートメータ600に係る電力情報が表示される情報表示領域490と、を更新して表示してもよい。図21は、画像表示領域480及び情報表示領域490の一例を示す模式図である。
【0225】
コンセントレータとしてのPLC装置10Aは、IOT接続の機器の種類によって、データ流量を制御する。このPLC装置10Aは、例えば、スマートメータ600からのデータ取得時にはカメラビューの画面更新間隔を長くし、データ取得時間終了後には通常の画面更新間隔に戻してもよい。これにより、画像通信システム1000Cは、PLCネットワークにおける通信速度に上限が存在しても、電力線1Aを伝送されるデータの衝突を抑制し、通信性能を向上できる。
【0226】
(他の実施形態)
以上のように、本開示における技術の例示として、第1〜第4の実施形態を説明した。しかし、本開示における技術は、これに限定されず、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施形態にも適用できる。また、各実施形態を組み合わせてもよい。
【0227】
第1〜第4の実施形態では、リクエスト信号R1に対して、撮像画像が電力線1Aを介して通信されることを例示した。尚、リクエスト信号R1に対して撮像画像が通信されないことがあってもよく、例えば、カメラ100の故障検知や死活管理が行われてもよい。また、必要なタイミングに限って、リクエスト信号R1に対する画像通信が行われてもよい。なお、故障検知はカメラ100以外に対して行われても良い。例えば、スマートメータ600が、リクエスト信号R3に対して電力情報を送信しない場合、監視PC450は、スマートメータ600が故障していると判断する。
【0228】
第1〜第4の実施形態では、図13図14図15図17に分布器が記されているが、各系統がカプラ使用により2−30MHzの周波数帯域で結合すればよいので、接続形態を変更することで分布器は省略されてもよい。
【0229】
第1の実施形態では、プロセッサは、物理的にどのように構成してもよい。また、プログラム可能なプロセッサを用いれば、プログラムの変更により処理内容を変更できるので、プロセッサの設計の自由度を高めることができる。プロセッサは、1つの半導体チップで構成してもよいし、物理的に複数の半導体チップで構成してもよい。複数の半導体チップで構成する場合、第1〜第4の実施形態の各制御をそれぞれ別の半導体チップで実現してもよい。この場合、それらの複数の半導体チップで1つのプロセッサを構成すると考えることができる。また、プロセッサは、半導体チップと別の機能を有する部材(コンデンサ等)で構成してもよい。また、プロセッサが有する機能とそれ以外の機能とを実現するように、1つの半導体チップを構成してもよい。また、複数のプロセッサが1つのプロセッサで構成されてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0230】
本開示は、画像が伝送される電力線を介した通信の通信効率を向上できる管理装置、画像通信システム、撮像装置、及び画像通信方法等に有用である。
【符号の説明】
【0231】
1000,1000A,1000B,1000C 画像通信システム
10,10A,10B PLC装置
11 メインIC
11A CPU
11B1,11B2 PLC・PHYブロック
11C1,11C2 PLC・MACブロック
12 AFE・IC
12A DA変換器(DAC)
12B,12C 可変増幅器(VGA)
12D AD変換器(ADC)
13 ローパスフィルタ
15 ドライバIC
16 カプラ
16A コイルトランス
16B,16C カップリング用コンデンサ
17 バンドパスフィルタ
18 メモリ
19 イーサネット(登録商標)PHY・IC
20 スイッチング電源
21 電源コネクタ
22 モジュラージャック
23 LED
24 交流直流変換器
25 電源プラグ
26 LANケーブル
27 インピーダンスアッパー
27A,27B コイル
30 回路モジュール
60 ACサイクル検出器
70 電柱
80 照明
100 カメラ
IM 撮像部
LS レンズ
IR 絞り
SH シャッタ
111 イメージセンサ
113 イメージプロセッサ
117 イメージバッファ
121 イメージコンプレッサ
123 通信デバイス
125 レコーダ
127 コントローラ
150 PLC装置
150A 筐体
200 開閉引込盤
210 非接触カプラ
250 ブレーカ
300 トランス
400 サーバ
450,460 監視PC
471,610,750 プロセッサ
472,620,760 メモリ
473 入力デバイス
474 出力デバイス
475,630,730 通信デバイス
480 画像表示領域
490 情報表示領域
500 ルータ
600 スマートメータ
640 測定デバイス
700 ストリートライト
710 光源
720 光源ドライバ
740 ブレーカ
800 アクセスポイント
850 接続箱
860 分電盤


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