特許第6625400号(P6625400)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6625400
(24)【登録日】2019年12月6日
(45)【発行日】2019年12月25日
(54)【発明の名称】内視鏡装置
(51)【国際特許分類】
   A61B 1/04 20060101AFI20191216BHJP
   A61B 1/05 20060101ALI20191216BHJP
   G02B 23/24 20060101ALI20191216BHJP
【FI】
   A61B1/04 511
   A61B1/05
   G02B23/24 A
【請求項の数】11
【全頁数】17
(21)【出願番号】特願2015-213155(P2015-213155)
(22)【出願日】2015年10月29日
(65)【公開番号】特開2017-80171(P2017-80171A)
(43)【公開日】2017年5月18日
【審査請求日】2018年7月20日
(73)【特許権者】
【識別番号】000000376
【氏名又は名称】オリンパス株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002907
【氏名又は名称】特許業務法人イトーシン国際特許事務所
(74)【代理人】
【識別番号】100076233
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 進
(74)【代理人】
【識別番号】100101661
【弁理士】
【氏名又は名称】長谷川 靖
(74)【代理人】
【識別番号】100135932
【弁理士】
【氏名又は名称】篠浦 治
(72)【発明者】
【氏名】工藤 長里
【審査官】 遠藤 直恵
(56)【参考文献】
【文献】 特開平11−009548(JP,A)
【文献】 特開2010−227238(JP,A)
【文献】 特開平11−178789(JP,A)
【文献】 国際公開第2011/039839(WO,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2008/0195128(US,A1)
【文献】 特開昭63−220831(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61B 1/00−1/32
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
先端部に撮像部を有する挿入部が延出する操作部と、
前記撮像部により撮像して得られた内視鏡画像を表示する表示部と、
前記操作部と前記表示部を接続するケーブルであって、前記操作部及び前記表示部の少なくとも一方に設けられた装置側コネクタ接続部に接続可能な少なくとも1つのケーブル側コネクタを有するケーブルと、
前記少なくとも1つのケーブル側コネクタを介して、前記操作部と前記表示部とを着脱可能に接続する接続機構と、
を有することを特徴とする内視鏡装置。
【請求項2】
前記装置側コネクタ接続部は、前記操作部に設けられた第1のコネクタ接続部と、前記表示部に設けられた第2のコネクタ接続部を含み、
前記ケーブルは、前記第1のコネクタ接続部に接続可能な第1のケーブル側コネクタと、前記第2のコネクタ接続部に接続可能な第2のケーブル側コネクタを有し、
前記接続機構は、前記第1のケーブル側コネクタに設けられた第1の接続部と、前記第2のケーブル側コネクタに設けられ、前記第1の接続部と着脱可能に接続可能な第2の接続部とを有することを特徴とする請求項1に記載の内視鏡装置。
【請求項3】
前記第1の接続部は、第1の凸部又は第1の凹部を有し、
前記第2の接続部は、前記第1の凸部と嵌合する第2の凹部又は前記第1の凹部と嵌合する第2の凸部を有し、
前記第1の凸部を前記第2の凹部に嵌合させることにより、あるいは前記第1の凹部を前記第2の凸部に嵌合させることにより、前記操作部と前記表示部とは着脱可能に接続されることを特徴とする請求項2に記載の内視鏡装置。
【請求項4】
前記第1の接続部と前記第2の接続部を接続状態で固定する固定部材を有することを特徴とする請求項2又は3に記載の内視鏡装置。
【請求項5】
前記装置側コネクタ接続部は、前記表示部設けられたコネクタ接続部であり、
前記ケーブルは、前記コネクタ接続部に接続可能なケーブル側コネクタを有し、
前記接続機構は、前記ケーブル側コネクタに設けられた第1の接続部と、前記操作部に設けられ、前記第1の接続部と着脱可能に接続される第2の接続部とを有することを特徴とする請求項1に記載の内視鏡装置。
【請求項6】
前記第1の接続部は、第1の凸部又は第1の凹部を有し、
前記第2の接続部は、前記第1の凸部と嵌合する第2の凹部又は前記第1の凹部と嵌合する第2の凸部を有し、
前記第1の凸部を前記第2の凹部に嵌合させることにより、あるいは前記第1の凹部を前記第2の凸部に嵌合させることにより、前記操作部と前記表示部とは着脱可能に接続されることを特徴とする請求項5に記載の内視鏡装置。
【請求項7】
前記第1の接続部と前記第2の接続部を接続状態で固定する固定部材を有することを特徴とする請求項5又は6に記載の内視鏡装置。
【請求項8】
記装置側コネクタ接続部は、前記操作部に設けられたコネクタ接続部であり、
前記ケーブルは、前記コネクタ接続部に接続可能なケーブル側コネクタを有し、
前記接続機構は、前記ケーブル側コネクタに設けられた第1の接続部と、前記表示部に設けられ、前記第1の接続部と着脱可能に接続される第2の接続部とを有することを特徴とする請求項1に記載の内視鏡装置。
【請求項9】
前記第1の接続部は、第1の凸部又は第1の凹部を有し、
前記第2の接続部は、前記第1の凸部と嵌合する第2の凹部又は前記第1の凹部と嵌合する第2の凸部を有し、
前記第1の凸部を前記第2の凹部に嵌合させることにより、あるいは前記第1の凹部を前記第2の凸部に嵌合させることにより、前記操作部と前記表示部とは着脱可能に接続されることを特徴とする請求項8に記載の内視鏡装置。
【請求項10】
前記第1の接続部と前記第2の接続部を接続状態で固定する固定部材を有することを特徴とする請求項8又は9に記載の内視鏡装置。
【請求項11】
前記操作部は、把持部を有し、
前記把持部の一端側に、バッテリを収容するバッテリ収容部を有し、
前記表示部は、前記把持部の他端側において着脱可能に接続されることを特徴とする請求項1から10のいずれか1つに記載の内視鏡装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、内視鏡装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、内視鏡装置は、医療分野だけでなく、工業分野においても広く利用されている。内視鏡装置は、一般に、細長の挿入部を有し、挿入部を検査対象内に挿入して、挿入部の先端の観察窓に入射した検査対象部位からの反射光から内視鏡画像を得てモニタに表示することにより、内視鏡検査が行われる。
【0003】
また、内視鏡装置には、挿入部の基端部に接続された操作部と、モニタを有する本体部とが分離したタイプと、挿入部の基端部に接続された操作部とモニタとが一体となったタイプがある。
【0004】
従来の分離型の内視鏡装置は、例えば、国際公開第2011/03041号明細書に開示のように、表示部を有する装置本体と、装置本体とユニバーサルケーブルで接続された操作部と、操作部から延出した挿入部とを有して構成される。
【0005】
このような分離型の内視鏡装置の場合、装置本体を検査対象の近くの机、棚などに置いて、検査者は、一方の手で操作部を把持し、他方の手で挿入部を把持して、近くに置かれた装置本体の表示部に表示された内視鏡画像を見ながら、内視鏡検査を行うことができる。
【0006】
また、一体型の内視鏡装置は、例えば、特開2012−245058号公報に開示のように、表示部を有する操作部と、操作部から延出した挿入部とを有して構成される。
一体型の内視鏡装置の場合、検査者は、一方の手で操作部を把持し、他方の手で挿入部を把持して、操作部の表示部に表示された内視鏡画像を見ながら、内視鏡検査を行うことができる。
【0007】
分離型の内視鏡装置は、表示部が装置本体に設けられているので、例えば複数人で内視鏡画像をみて検査を行うような検査方法ができるというメリットがあるが、装置本体を置く場所がないような検査場所では使用しづらい、あるいは使用できないというデメリットがある。
【0008】
一方、一体型の内視鏡装置は、表示部が操作部に一体的に設けられているので、狭い検査場所でも使用できるというメリットがあるが、複数人で内視鏡画像をみて検査を行うことができないというデメリットがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【特許文献1】国際公開第2011/03041号明細書
【特許文献2】特開2012−245058号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
しかし、検査者が、検査対象のある場所の状況あるいは検査方法に応じて、分離型の内視鏡装置を用いて検査を行った後に一体型の内視鏡装置を用いた検査をしなければならない場合、あるいは一体型の内視鏡装置を用いて検査を行った後に分離型の内視鏡装置を用いた検査をしなければならない場合があると、検査者は、分離型の内視鏡装置と一体型の内視鏡装置の両方を用意して、両方を検査対象のある場所まで運ばなければならないという問題がある。
【0011】
そこで、本発明は、一体型としてもかつ分離型としても使用可能な内視鏡装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明の一態様の内視鏡装置は、先端部に撮像部を有する挿入部が延出する操作部と、前記撮像部により撮像して得られた内視鏡画像を表示する表示部と、前記操作部と前記表示部を接続するケーブルであって、前記操作部及び前記表示部の少なくとも一方に設けられた装置側コネクタ接続部に接続可能な少なくとも1つのケーブル側コネクタを有するケーブルと、前記少なくとも1つのケーブル側コネクタを介して、前記操作部と前記表示部とを着脱可能に接続する接続機構と、を有する。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、一体型としてもかつ分離型としても使用可能な内視鏡装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】本発明の第1の実施の形態に関わる、正面側斜め方向から見た内視鏡装置の斜視図である。
図2】本発明の第1の実施の形態に関わる、背面側斜め方向から見た内視鏡装置の斜視図である。
図3】本発明の第1の実施の形態に関わる、正面側斜め方向から見た内視鏡装置の構成を示す斜視図である。
図4】本発明の第1の実施の形態に関わる、背面側斜め方向から見た表示部の斜視図である。
図5】本発明の第1の実施の形態に関わるコネクタ51の正面図である。
図6】本発明の第1の実施の形態に関わるコネクタ51の左側面図である。
図7】本発明の第1の実施の形態に関わるコネクタ51の右側面図である。
図8】本発明の第1の実施の形態に関わるコネクタ52の正面図である。
図9】本発明の第1の実施の形態に関わるコネクタ52の右側面図である。
図10】本発明の第1の実施の形態に関わる内視鏡装置の正面図である。
図11】本発明の第1の実施の形態に関わる内視鏡装置の左側面図である。
図12】本発明の第1の実施の形態に関わる内視鏡装置の部分正面図である。
図13】本発明の第1の実施の形態に関わる内視鏡装置の部分側面図である。
図14】本発明の第1の実施の形態に関わる内視鏡装置の部分断面図である。
図15】本発明の第1の実施の形態に関わる内視鏡装置の部分断面図である。
図16】本発明の第1の実施の形態の変形例に関わる、2つのコネクタ同士が接続された状態を示す斜視図である。
図17】本発明の第1の実施の形態の変形例に関わるコネクタ51Aの上面図である。
図18】本発明の第1の実施の形態の変形例に関わるコネクタ51Aの正面図である。
図19】本発明の第1の実施の形態の変形例に関わるコネクタ51Aの右側面図である。
図20】本発明の第1の実施の形態の変形例に関わるコネクタ52Aの底面図である。
図21】本発明の第1の実施の形態の変形例に関わるコネクタ52Aの正面図である。
図22】本発明の第1の実施の形態の変形例に関わるコネクタ52Aの左側面図である。
図23】本発明の第2の実施の形態に関わる内視鏡装置の操作部2の部分斜視図である。
図24】本発明の第3の実施の形態に関わる内視鏡装置の表示部3の部分斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
(第1の実施の形態)
(全体構成)
図1は、本実施の形態に関わる、正面側斜め方向から見た内視鏡装置の斜視図である。図2は、本実施の形態に関わる、背面側斜め方向から見た内視鏡装置の斜視図である。図1及び図2は、表示部が操作部に取り付けられた一体型の内視鏡装置の構成を示す。図3は、本実施の形態に関わる、正面側斜め方向から見た内視鏡装置の構成を示す斜視図である。図3は、表示部が操作部から取り外された分離型の内視鏡装置の構成を示す。図4は、本実施の形態に関わる背面側斜め方向から見た表示部の斜視図である。
【0016】
内視鏡装置1は、操作部2と、表示部3と、挿入部4と、ケーブル5とから構成されている。
操作部2は、検査者であるユーザが片手で把持するための把持部11と、把持部11の先端側に設けられたジョイスティック12と、各種操作ボタン13と、コネクタ接続部14(図3)と、把持部11の基端側に設けられたバッテリ収納部15とを有して構成されている。各種操作ボタン13は、メニュー表示ボタン、ライブ画像表示ボタン、フリーズボタン及びレリーズボタン等である。バッテリ収納部15は、バッテリ15aを収納するための部分である。
そして、表示部3は、後述するように、操作部2に対して着脱可能に構成されている。
【0017】
すなわち、操作部2は、把持部11を有し、把持部11の一端側に、バッテリ15aを収容するバッテリ収容部15を有し、表示部3は、把持部11の他端側において着脱可能に接続されるので、内視鏡装置1の重量バランスがよい。
【0018】
操作部2は、樹脂などからなる筐体内に、各種回路基板、配線、湾曲機構などが配設され、ユーザが片手で把持できる形状を有している。操作部2の把持部11は、筐体の一部により形成され、ジョイスティック12は、筐体の表面から立設するように設けられている。
【0019】
また、操作部2が誤って床などに落とされたときに、ジョイスティック12及び各種操作ボタン13が床などに直接当たらないようにするための保護用の突出部16が、操作部2の筐体の一部に設けられている。
【0020】
操作部2の先端側から、細長の挿入部4が延出している。挿入部4は、可撓性を有し、基端部が操作部2に接続されている。
挿入部4は、先端から、先端硬性部21、湾曲部22及び可撓管部23が連設されて構成されている。すなわち、挿入部4の先端に先端硬性部21が設けられ、先端硬性部21の基端部に、湾曲部22が設けられ、湾曲部22の基端部には、可撓管部23が設けられている。
【0021】
先端硬性部21は、撮像部としての撮像素子を内蔵している。先端硬性部21の先端面には、図示しない観察窓及び照明窓が設けられている。照明窓から出射された照明光により被写体が照明され、撮像素子は、受光面を有し、被写体からの反射光を観察窓を通して受光面で受光し、受光面に形成された被写体像を光電変換して、画像信号を出力する。
以上のように、操作部2からは、先端部に撮像部を有する挿入部4が延出している。
【0022】
湾曲部22は、連設された複数の湾曲駒と、湾曲駒に接続された複数の湾曲ワイヤを含む湾曲機構を有する。湾曲操作部であるジョイスティック12は、ユーザが片手で把持部11を把持した状態で、親指で操作可能な位置に配設されている。
【0023】
湾曲部22は、ジョイスティック12に対する傾倒操作に応じて、上述した複数の湾曲ワイヤが牽引あるいは弛緩されることにより、先端硬性部21の観察窓の視野方向を変更するように上下左右方向に湾曲可能である。よって、ユーザは、ジョイスティックを操作して、湾曲部を所望の方向に湾曲させることができる。
可撓管部23は、可撓性を有し、各種信号線、複数の湾曲ワイヤなどが挿通されている。
【0024】
ケーブル5は、操作部2から表示部3へ画像信号を出力するためのケーブルであり、両端に、ケーブル側コネクタであるコネクタ51と52を有している。
ケーブル5のコネクタ51と接続可能なコネクタ接続部14は、操作部2の筐体の先端側に配設されている。コネクタ接続部14は、操作部2に設けられた装置側コネクタ接続部である。
【0025】
表示部3は、液晶表示器などの表示装置を筐体内に有している。表示部3の筐体の一部には、表示装置への画像信号などを入力するために、ケーブル5のコネクタ52と接続可能なコネクタ接続部31を有している(図4)。表示部3は、撮像素子により撮像して得られた内視鏡画像を表示する。コネクタ接続部31は、表示部3に設けられた装置側コネクタ接続部である。
以上のように、ケーブル5は、操作部2と表示部3を接続するケーブルであって、操作部2に設けられた装置側コネクタ接続部14に接続可能なケーブル側コネクタ51と、表示部3に設けられた装置側コネクタ接続部31に接続可能なケーブル側コネクタ52とを有するケーブルである。
【0026】
表示部3は、表示装置の表示画面3aの背面側に、突出部3bを有している。
コネクタ51と52には、お互いに接続するための接続機構が設けられている。ユーザは、コネクタ51と52とを接続して一体にすることにより、図1に示すように表示部3を操作部2に接続した状態で内視鏡装置1を使用することもできるし、コネクタ51と52とを分離することにより、図3に示すように、表示部3を操作部2から分離した状態で内視鏡装置1を使用することもできる。
【0027】
次に、コネクタ51と52に設けられた接続機構について説明する。
(接続機構の構成)
図5は、コネクタ51の正面図である。図6は、コネクタ51の左側面図である。図7は、コネクタ51の右側面図である。図8は、コネクタ52の正面図である。図9は、コネクタ52の右側面図である。
【0028】
コネクタ51は、箱形形状を有し、操作部2のコネクタ接続部14に着脱可能に接続される。コネクタ接続部31に接続されるコネクタ51の側面には、雌型のコネクタ端子部61が配設されている。コネクタ端子部61は、操作部2のコネクタ接続部14に配設された雄型のコネクタ端子部(図示せず)と接続可能な構成を有している。
【0029】
コネクタ端子部61が配設された側面とは反対側のコネクタ51の側面からは、ケーブル5が延出している。
コネクタ端子部61が配設された側面に隣り合う2つの面には、コネクタ51をコネクタ接続部31から外すときに操作される2つの操作ボタン62が設けられている。ユーザが2つの操作ボタン62を同時に押し込むようにして操作すると、コネクタ端子部61に設けられた係合部材が、操作部2のコネクタ接続部14に配設されたコネクタ端子部(図示せず)の係合部から外れ、コネクタ51をコネクタ接続部14から外すことができる。
【0030】
また、コネクタ51をコネクタ接続部14に押し込むようにして接続すると、コネクタ端子部61に設けられた係合部材が、操作部2のコネクタ接続部14に配設されたコネクタ端子部(図示せず)の係合部に係合する。
【0031】
同様に、コネクタ52も、図8及び図9に示すように、箱形形状を有し、表示部3のコネクタ接続部31に着脱可能に接続される。コネクタ接続部31に接続されるコネクタ52の側面には、雄型のコネクタ端子部63が配設されている。コネクタ端子部63は、表示部3のコネクタ接続部31に配設された雌型のコネクタ端子部(図示せず)と接続可能な構成を有している。
【0032】
コネクタ端子部63が配設された側面とは反対側のコネクタ52の側面からは、ケーブル5が延出している。
コネクタ端子部63が配設された側面に隣り合う2つの面には、コネクタ52をコネクタ接続部31から外すときに操作される2つの操作ボタン64が設けられている。ユーザが2つの操作ボタン64を同時に押し込むようにして操作すると、コネクタ端子部63に設けられた係合部材が、表示部3のコネクタ接続部31に配設されたコネクタ端子部(図示せず)の係合部から外れ、コネクタ52をコネクタ接続部31から外すことができる。
【0033】
また、コネクタ52をコネクタ接続部31に押し込むようにして接続すると、コネクタ端子部63に設けられた係合部材が、表示部3のコネクタ接続部31に配設されたコネクタ端子部(図示せず)の係合部に係合する。
【0034】
そして、ケーブル5に設けられた2つのコネクタ51と52には、操作部2と表示部3を、ケーブル側コネクタであるコネクタ51と52を介して、着脱可能に接続するための接続機構が設けられている。
【0035】
具体的には、コネクタ51の上面側には、凸部71aを有する係合部71が形成されている。係合部71は、コネクタ51の筐体の一部であってもよいし、コネクタ51の筐体に固定された部材でもよい。
【0036】
係合部71は、所定の方向に沿って延出し、断面がT字形状を有する凸部71aを有する。さらに、係合部71は、端部に突き当て部71bを有している。
一方、コネクタ52の下面側には、凹部72aを有する係合部72が形成されている。係合部72は、コネクタ52の筐体の一部であってもよいし、コネクタ52の筐体に固定された部材でもよい。
【0037】
凹部72aは、所定の方向に沿って延出し、係合部71のT字形状の凸部71aが嵌まり合う溝形状を有する。
さらに、係合部72には、係合部71を固定するための固定部材としての固定螺子65が設けられている。固定螺子65は、係合部72に形成された螺子孔に螺合しており、固定螺子65を回して固定螺子65の先端部を凹部72a内の凸部71aの側面部を押圧することによって、係合部72に係合部71を固定するための部材である。
【0038】
以上のように、装置側コネクタ接続部として、操作部2には、コネクタ接続部14が設けられ、表示部3には、装置側コネクタ接続部として、コネクタ接続部31が設けられている。ケーブル5は、コネクタ接続部14に接続可能なコネクタ51と、コネクタ接続部31に接続可能なコネクタ52を有している。
【0039】
そして、接続機構は、コネクタ51に設けられた接続部としての係合部71と、コネクタ52に設けられ、係合部71と着脱可能に接続可能な接続部としての係合部72とを有している。係合部71は、凸部71aを有し、係合部72は、凸部71aと嵌合する凹部72aを有している。凸部71aを凹部72aに嵌合させることにより、操作部2と表示部3とは着脱可能に接続される。
(作用)
次に、上述した接続機構の作用について説明する。
【0040】
図10は、内視鏡装置の正面図である。図11は、内視鏡装置の左側面図である。図12は、内視鏡装置の部分正面図である。図12は、図10の二点鎖線R1で示す範囲の部分正面図である。図13は、内視鏡装置の部分側面図である。図13は、図12の二点鎖線R2で示す範囲の部分側面図である。図14は、内視鏡装置の部分断面図である。図15は、内視鏡装置の部分断面図である。図14図15は、内部構成を省略した断面を示す。図14は、図12の二点鎖線R3で示す範囲の部分断面図である。図15は、図13の一点鎖線XV−XV線に沿った部分断面図である。
【0041】
ユーザは、内視鏡装置1を使用するとき、ケーブル5のコネクタ51を操作部2のコネクタ接続部14に接続し、コネクタ52を表示部3のコネクタ接続部31に接続する。
ユーザは、表示部3を操作部2から外して、図3に示すような分離型の形態で内視鏡装置1を使用することができだけでなく、表示部3を操作部2に接続して装着し、図1に示すような一体型の形態で内視鏡装置1を使用することができる。
【0042】
ユーザは、操作部2と表示部3が一体になった一体型の内視鏡装置として、内視鏡装置1を使用する場合、コネクタ51の係合部71とコネクタ52の係合部72とを係合させて、表示部3を操作部2に装着する。
【0043】
表示部3を操作部2に装着する場合、ユーザは、図10の矢印L1で示す方向から、係合部72の凹部72aに、係合部71のT字形状を有する凸部71aが嵌合して係合するようにして、コネクタ52をコネクタ51に装着する。
【0044】
係合部72を係合部71に係合させたとき、凹部72aの端部は係合部71の突き当て部71bに付き当たる。係合部72が係合部71に係合した状態で、ユーザは、固定螺子65を回して、係合部72を係合部71に対して固定する。
【0045】
固定螺子65の先端部を係合部71に押圧させることにより、係合部71と72が強固に固定され、係合部72が係合部71から容易に抜け落ちることがない。すなわち、固定螺子65は、係合部71と係合部72を係合させて、コネクタ51と52を接続した接続状態で、係合部71を係合部72に固定する固定部材を構成する。
【0046】
また、ユーザが、操作部2から表示部3を外して、分離型の内視鏡装置として、内視鏡装置1を使用する場合、コネクタ51の係合部71とコネクタ52の係合部72の係合を解くことにより、表示部3を操作部2から分離する。
【0047】
内視鏡装置1が一体型の状態にあるときは、ユーザは、固定螺子65を回して、固定螺子65の先端部が係合部71の表面を押圧している押圧状態から、非先端部が係合部71の表面を押圧しない非押圧状態にすることにより、係合部71から係合部72を外すことができる。
【0048】
なお、図14に示すように、コネクタ51をコネクタ接続部14に接続したとき、コネクタ接続部14に設けられた弾性部材であるリング状のパッキン81が、コネクタ51とコネクタ接続部14の接続部分の内部を水密に保つ。
【0049】
同様に、コネクタ52をコネクタ接続部31に接続したとき、コネクタ接続部31に設けられた弾性部材であるリング状のパッキン82が、コネクタ52とコネクタ接続部31の接続部分の内部を水密に保つ。
【0050】
以上のように、本実施の形態によれば、操作部と表示部は、両者を接続するケーブルの2つのコネクタに設けられた接続機構により接続可能となっているので、ユーザは、内視鏡装置を、一体型でも分離型でも使用可能となる。
【0051】
なお、上述した実施の形態では、凸部71aを有する係合部71がコネクタ51に設けられ、凹部72aを有する係合部72がコネクタ52に設けられているが、凸部71aを有する係合部71をコネクタ52に設け、凹部72aを有する係合部72をコネクタ51に設けてもよい。
(変形例)
上述したケーブル5の2つのコネクタ51と52の変形例について説明する。
【0052】
図16から図22は、第1の実施の形態のケーブル5に設けられた2つのコネクタ51と52の変形例を説明するための図である。図16から図22において、第1の実施の形態と同じ構成要素については、同じ符号を付して説明は省略する。
図16は、2つのコネクタ同士が接続された状態を示す斜視図である。図16は、コネクタ51Aとコネクタ52Aが接続された状態を示している。コネクタ51Aは、操作部2のコネクタ接続部14に接続されるコネクタであり、コネクタ52Aは、表示部3のコネクタ接続部31に接続されるコネクタである。
【0053】
図17は、コネクタ51Aの上面図である。図18は、コネクタ51Aの正面図である。図19は、コネクタ51Aの右側面図である。図20は、コネクタ52Aの底面図である。図21は、コネクタ52Aの正面図である。図22は、コネクタ52Aの左側面図である。
【0054】
コネクタ51Aは、上面側に係合部71Aを有している。係合部71Aは、樹脂製であり、コネクタ51Aの上面側に突出した細長の突出部81を有する。さらに、係合部71Aは、突出部81の両端から延出し、ケーブル5からコネクタ端子部61の方向に平行に延出した2本の腕部82を有している。2本の腕部82は、薄い板形状を有しており、弾性を有している。
【0055】
各腕部82の先端部には、ケーブル5からコネクタ端子部61の方向に対して直交する方向に突出した突出部82aが形成されている。2つの突出部82aは、互いに反対方向に突出するように、2つの腕部82に形成されている。各突出部82aの先端部には、先端側に向かって細くなるように形成されたテーパ部82a1が形成されている。
【0056】
さらに、各腕部82の略中央部には、ケーブル5からコネクタ端子部61の方向に対して直交する方向に突出し、係合部71Aを係合部72Aから外すための突出部82bが形成されている。2つの突出部82bは、互いに反対方向に突出するように、2つの腕部82に形成されている。
【0057】
なお、係合部71Aは、コネクタ51Aの筐体の一部であってもよいし、コネクタ51Aの筐体に固定された部材でもよい。
コネクタ52Aは、底面側に係合部72Aを有している。係合部72Aは、樹脂製であり、底板83と、2つの側壁84を有している。係合部71Aの2本の腕部82は、コネクタ52Aの外周面と、底板83と、2つの側壁84により形成される空間内に収容可能となっている。係合部71Aの2本の腕部82は、コネクタ端子部63側の収容空間の開口から収容可能である。
【0058】
2本の腕部82が収容空間内に収容されたときに、2つの突出部82aが嵌合する2つの孔84aを、2つの側壁84は有している。さらに、2つの側壁84には、2つの突出部82bが入り込む2つの切り欠き部84bが形成されている。2つの突出部82bは、係合部71Aと係合部72Aを係合させて、コネクタ51Aと52Aを接続した接続状態で、係合部71Aを係合部72Aに固定する固定部材を構成する。
【0059】
なお、係合部72Aは、コネクタ52Aの筐体の一部であってもよいし、コネクタ52Aの筐体に固定された部材でもよい。
以上のような構成を有するコネクタ51Aと52Aを、それぞれコネクタ接続部14と31に接続した状態で、図16に示す矢印L2で示す方向から、係合部71Aの2本の腕部82を、係合部72A内に収容するように押し込むと、弾性を有する2本の腕部82の2つの突出部82aが側壁84の内側面に沿って移動した後、2つの孔84aに嵌合する。その結果、コネクタ52Aがコネクタ51Aに装着され、表示部3が操作部2に固定された一体型の内視鏡装置として、ユーザは、内視鏡装置1を使用することができる。
【0060】
コネクタ52Aがコネクタ51Aに装着されている状態で、ユーザが2つの突出部82bを摘まんで、2つの腕部82を曲げて2つの突出部82aの2つの孔84aとの係合状態を解くと、コネクタ51Aをコネクタ52Aから外すことができる。その結果、表示部3が操作部2に固定されない、分離型の内視鏡装置として、ユーザは、内視鏡装置1を使用することができる。
【0061】
従って、本変形例にかかるケーブル5のコネクタ51Aと52Aを用いても、上述した第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
なお、上述した例では、コネクタ51Aは、操作部2のコネクタ接続部14に接続されるコネクタであり、コネクタ52Aは、表示部3のコネクタ接続部31に接続されるコネクタであるが、コネクタ51Aが、表示部3のコネクタ接続部31に接続されるコネクタで、コネクタ52Aが、操作部2のコネクタ接続部14に接続されるコネクタであってもよい。
(第2の実施の形態)
第1の実施の形態及び変形例では、表示部3を操作部2に接続するための接続機構は、ケーブルの両端の2つのコネクタ51,52(51A、52A)に設けられているが、第2の実施の形態では、表示部3を操作部2に接続するための接続機構は、表示部3のコネクタ接続部31と接続するためのケーブル5のコネクタ52(52A)と、操作部2の筺体とに設けられている。
【0062】
第2の実施の形態において、第1の実施の形態の内視鏡装置と同じ構成要素については、同じ符号を付して説明は省略し、異なる構成について説明する。
第2の実施の形態では、ケーブル5は、操作部2から延出している。
【0063】
ケーブル5の一端には、コネクタ52が設けられており、コネクタ52は、表示部3に設けられたコネクタ接続部31と着脱可能となっている。
図23は、本実施の形態に関わる内視鏡装置の操作部2の部分斜視図である。図23に示すように、操作部2の筐体の表面上には、凸部71aを有する係合部71が形成されている。ケーブル5は、係合部71の近傍の操作部2の筺体から延出している。
【0064】
以上のように、コネクタ接続部31が、表示部3に設けられ、ケーブル5は、コネクタ接続部31に接続可能なコネクタ52を有する。そして、接続機構は、コネクタ52に設けられた係合部72と、操作部2に設けられかつ係合部72と着脱可能に接続される係合部71とを有する。係合部71は、凸部71aを有し、係合部72は、凸部71aと嵌合する凹部72aを有する。そして、凸部71aを凹部72aに嵌合させることにより、操作部2と表示部3とは着脱可能に接続される。
【0065】
よって、ユーザが、一体型で内視鏡装置1を使用したい場合は、表示部3のコネクタ接続部31に接続したケーブル5のコネクタ52の係合部72を、操作部2の筐体の表面上に設けられた係合部71に係合させ、固定螺子65を回して、係合部72を係合部71に対して固定する。
【0066】
また、ユーザが、分離型で内視鏡装置を使用したい場合は、固定螺子65を回して、係合部72を係合部71に対して非固定状態にして、表示部3のコネクタ接続部31に接続したケーブル5のコネクタ52の係合部72を、操作部2の筐体の表面上に設けられた係合部71から外す。
【0067】
よって、本実施の形態によれば、表示部3を操作部2に接続するための接続機構は、表示部3のコネクタ接続部31と接続するためのケーブル5のコネクタ52と、操作部2の筺体とに設けられているので、ユーザは、内視鏡装置1を、一体型でも分離型でも使用可能となる。
【0068】
なお、上述した実施の形態では、凸部71aを有する係合部71が操作部2に設けられ、凹部72aを有する係合部72がコネクタ52に設けられているが、凸部71aを有する係合部71をコネクタ52に設け、凹部72aを有する係合部72を操作部2の筺体に設けてもよい。
【0069】
さらになお、上述した係合部71と72に代えて、それぞれ上述した変形例で説明した係合部71Aと72Aを用いてもよい。
(第3の実施の形態)
第1の実施の形態及び変形例では、表示部3を操作部2に接続するための接続機構は、ケーブル5の両端の2つのコネクタ51,52(51A、52A)に設けられ、第2の実施の形態では、表示部3を操作部2に接続するための接続機構は、表示部3のコネクタ接続部31と接続するためのケーブル5のコネクタ52と、操作部2の筺体とに設けられているが、第3の実施の形態では、表示部3を操作部2に接続するための接続機構は、操作部2のコネクタ接続部14と接続するためのケーブル5のコネクタ51と、表示部3の筺体とに設けられている。
【0070】
第3の実施の形態において、第1の実施の形態の内視鏡装置と同じ構成要素については、同じ符号を付して説明は省略し、異なる構成について説明する。
第3の実施の形態では、ケーブル5は、表示部3から延出している。
【0071】
ケーブル5の一端には、コネクタ51が設けられており、コネクタ51は、操作部2に設けられたコネクタ接続部14と着脱可能となっている。
図24は、本実施の形態に関わる内視鏡装置の表示部3の部分斜視図である。図24に示すように、表示部3の筐体の表面上には、凹部72aを有する係合部72が形成されている、ケーブル5は、係合部72の近傍の表示部3の筺体から延出している。
【0072】
以上のように、コネクタ接続部14が、操作部2に設けられ、ケーブル5は、コネクタ接続部14に接続可能なコネクタ51を有する。そして、接続機構は、コネクタ51に設けられた係合部71と、表示部3に設けられかつ係合部71と着脱可能に接続される係合部72とを有する。係合部72は、凹部72aを有し、係合部71は、凹部72aと嵌合する凸部71aを有し、凸部71aを凹部72aに嵌合させることにより、操作部2と表示部3とは着脱可能に接続される。
【0073】
よって、ユーザが、一体型で内視鏡装置を使用したい場合は、操作部2のコネクタ接続部14に接続したケーブル5のコネクタ51の係合部71を、表示部3の筐体の表面上に設けられた係合部72に係合させ、固定螺子65を回して、係合部71を係合部72に対して固定する。
【0074】
また、ユーザが、分離型で内視鏡装置を使用したい場合は、固定螺子65を回して、係合部72を係合部71に対して非固定状態にして、操作部2のコネクタ接続部14に接続したケーブル5のコネクタ51の係合部71から、表示部3の筐体の表面上に設けられた係合部72を外す。
【0075】
よって、本実施の形態によれば、表示部3を操作部2に接続するための接続機構は、操作部2のコネクタ接続部14と接続するためのケーブル5のコネクタ51と、表示部3の筺体と設けられているので、ユーザは、内視鏡装置を、一体型でも分離型でも使用可能となる。
【0076】
なお、上述した実施の形態では、凸部71aを有する係合部71がコネクタ51に設けられ、凹部72aを有する係合部72が表示部3に設けられているが、凸部71aを有する係合部71をコネクタ52に設け、凹部72aを有する係合部72を操作部2の筺体に設けてもよい。
【0077】
さらになお、本実施の形態においても、上述した係合部71と72に代えて、それぞれ上述した変形例で説明した係合部71Aと72Aを用いてもよい。
以上説明したように、上述した各実施の形態及び変形例によれば、内視鏡装置は、先端部に撮像部を有する挿入部が延出する操作部と、撮像部により撮像して得られた内視鏡画像を表示する表示部と、操作部と表示部を接続するケーブルであって、操作部及び表示部の少なくとも一方に設けられた装置側コネクタ接続部に接続可能な少なくとも1つのケーブル側コネクタを有するケーブルと、少なくとも1つのケーブル側コネクタを介して、操作部と表示部とを着脱可能に接続する接続機構と、を有するので、一体型としてもかつ分離型としても使用可能な内視鏡装置を提供することができる。
【0078】
本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を変えない範囲において、種々の変更、改変等が可能である。
【符号の説明】
【0079】
1 内視鏡装置、2 操作部、3 表示部、3a 表示画面、3b 突出部、4 挿入部、5 ケーブル、11 把持部、12 ジョイスティック、13 各種操作ボタン、14 コネクタ接続部、15 バッテリ収納部、15a バッテリ、16 突出部、21 先端硬性部、22 湾曲部、23 可撓管部、31 コネクタ接続部、51、51A、52、52A コネクタ、61 コネクタ端子部、62 操作ボタン、63 コネクタ端子部、64 操作ボタン、65 固定螺子、71、71A 係合部、71a 凸部、71b 突き当て部、72、72A 係合部、72a 凹部、81 突出部、82 腕部、82a 突出部、82a1 テーパ部、82b 突出部、83 底板、84 側壁、84a 孔、84b 切り欠き部、85、86 パッキン。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
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図18
図19
図20
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図22
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図24