特許第6625487号(P6625487)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

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特許6625487ドアミラー装置及びドアミラー装置製造方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6625487
(24)【登録日】2019年12月6日
(45)【発行日】2019年12月25日
(54)【発明の名称】ドアミラー装置及びドアミラー装置製造方法
(51)【国際特許分類】
   B60R 1/06 20060101AFI20191216BHJP
【FI】
   B60R1/06 D
【請求項の数】4
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2016-116484(P2016-116484)
(22)【出願日】2016年6月10日
(65)【公開番号】特開2017-218131(P2017-218131A)
(43)【公開日】2017年12月14日
【審査請求日】2017年7月19日
【審判番号】不服-149(P-149/J1)
【審判請求日】2019年1月8日
(73)【特許権者】
【識別番号】000003551
【氏名又は名称】株式会社東海理化電機製作所
(74)【代理人】
【識別番号】100079049
【弁理士】
【氏名又は名称】中島 淳
(74)【代理人】
【識別番号】100084995
【弁理士】
【氏名又は名称】加藤 和詳
(74)【代理人】
【識別番号】100099025
【弁理士】
【氏名又は名称】福田 浩志
(72)【発明者】
【氏名】濱田 健宏
【合議体】
【審判長】 島田 信一
【審判官】 出口 昌哉
【審判官】 一ノ瀬 覚
(56)【参考文献】
【文献】 特開2006−290184(JP,A)
【文献】 特開2013−112298(JP,A)
【文献】 特開2012−116225(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B60R 1/06
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両のドアに設けられるミラーを被覆する筐体を構成し、第1対向部及び第2対向部が設けられる第1構成体と、
前記筐体を構成し、前記第1対向部の裏側に配置されて表側が前記第1対向部と第1方向において対向される第1配置部及び前記第2対向部の裏側に配置されて表側が前記第2対向部と第2方向において対向される第2配置部が設けられる第2構成体と、
前記第1構成体に設けられる固定部と、
前記第2構成体に設けられ、前記固定部に固定される被固定部と、
前記第1構成体に設けられると共に、前記固定部の第2方向側に配置され、前記被固定部が当接された際に前記第1対向部から前記第1配置部が第2方向側において離間されると共に前記第2対向部から前記第2配置部が第1方向側において離間される当接部と、
を有し、
前記被固定部が前記当接部から前記固定部へ前記第2構成体と共に移動された際に、前記第1配置部が前記第1対向部の第2方向側を通過して前記第1対向部の裏側に配置され前記第2配置部が前記第2対向部の裏側に配置される、
ドアミラー装置。
【請求項2】
前記第1構成体に設けられ、前記固定部へ前記被固定部を案内するガイド部を有し、
前記ガイド部は、前記当接部とは別個に設けられ、前記当接部と同一方向に沿って延設されている、
請求項1記載のドアミラー装置。
【請求項3】
前記被固定部は、3つ設けられかつそれぞれが車両正面視で三角形の頂点となる位置に配置されている、
請求項1又は請求項2記載のドアミラー装置。
【請求項4】
車両のドアに設けられるミラーを被覆する筐体を構成し、第1対向部及び第2対向部が設けられる第1構成体と、
前記筐体を構成し、前記第1対向部の裏側に配置されて表側が前記第1対向部と第1方向において対向される第1配置部及び前記第2対向部の裏側に配置されて表側が前記第2対向部と第2方向において対向される第2配置部が設けられる第2構成体と、
前記第1構成体に設けられる固定部と、
前記第2構成体に設けられ、前記固定部に固定される被固定部と、
前記第1構成体に設けられると共に、前記固定部の第2方向側に配置される当接部と、
を備えるドアミラー装置に適用され、
前記被固定部を前記当接部に当接させることで前記第1対向部から前記第1配置部が第2方向側において離間されると共に前記第2対向部から前記第2配置部が第1方向側において離間され、
前記被固定部を前記固定部へ前記第2構成体と共に移動させることで前記第1配置部が前記第1対向部の第2方向側を通過して前記第1対向部の裏側に配置され前記第2配置部が前記第2対向部の裏側に配置される、
ドアミラー装置製造方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ドアミラー装置及びドアミラー装置製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、車両用ミラー装置が開示されている。車両用ミラー装置には、バイザリム及びバイザカバーが設けられており、バイザリム及びバイザカバーは、筐体を構成している。また、バイザカバーは、バイザリムの車両前方側に配置されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2012−116225号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、バイザリムにバイザカバーを組付ける際には、組付作業によるバイザリム及びバイザカバーの傷付きを抑制することが望まれる。
【0005】
本発明は上記問題を考慮し、組付作業時の傷付きを抑制することができるドアミラー装置及びドアミラー装置製造方法を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1記載の発明に係るドアミラー装置は、車両のドアに設けられるミラーを被覆する筐体を構成し、第1対向部及び第2対向部が設けられる第1構成体と、前記筐体を構成し、前記第1対向部の裏側に配置されて前記第1対向部と第1方向において対向される第1配置部及び前記第2対向部の裏側に配置されて前記第2対向部と第2方向において対向される第2配置部が設けられる第2構成体と、前記第1構成体に設けられる固定部と、前記第2構成体に設けられ、前記固定部に固定される被固定部と、前記第1構成体に設けられると共に、前記固定部の第2方向側に配置され、前記被固定部が当接された際に前記第1対向部から前記第1配置部が第2方向側において離間されると共に前記第2対向部から前記第2配置部が第1方向側において離間される当接部と、を有している。
【0007】
請求項1記載の発明によれば、第1構成体及び第2構成体が筐体を構成しており、筐体は、車両のドアに設けられるミラーを被覆している。第1構成体には、固定部が設けられると共に、第2構成体には、被固定部が設けられており、被固定部は、固定部に固定されている。また、第1構成体と共に、第2構成体には、第1配置部及び第2配置部が設けられており、第1配置部及び第2配置部は、それぞれ第1対向部及び第2対向部の裏側に配置されている。さらに、第1対向部と第1配置部とは第1方向において対向されると共に、第2対向部と第2配置部とは第2方向において対向される。
【0008】
ここで、第1構成体には、当接部が設けられており、当接部は、固定部の第2方向側に配置されている。被固定部を当接部に当接させると、第1対向部から第1配置部が第2方向側において離間されると共に第2対向部から第2配置部が第1方向側において離間される。したがって、被固定部を当接部に当接させて第1配置部及び第2配置部がそれぞれ第1対向部及び第2対向部が離間した状態から被固定部を固定部へ移動させることで、第1配置部及び第2配置部がそれぞれ第1対向部及び第2対向部の裏側に配置される。これにより、第1配置部及び第2配置部がそれぞれ第1対向部及び第2対向部の表面と擦れるのを抑制することができる。つまり、第1構成体の表面に発生する傷付きを抑制することができる。
【0009】
請求項2記載の発明に係るドアミラー装置は、請求項1記載の発明において、前記第1構成体に設けられ、前記固定部へ前記被固定部を案内するガイド部を有している。
【0010】
請求項2記載の発明によれば、第1構成体にガイド部が設けられており、ガイド部は固定部へ被固定部を案内することから、被固定部を固定部へ配置し易くなる。つまり、第2構成体を予め設定した位置に配置し易くなる。
【0011】
請求項3記載の発明に係るドアミラー装置は、請求項1又は請求項2記載の発明において、前記被固定部は、3つ設けられかつそれぞれが車両正面視で三角形の頂点となる位置に配置されている。
【0012】
請求項3記載の発明によれば、第2構成体に被固定部が3つ設けられており、3つの被固定部は、それぞれが車両正面視で三角形の頂点となる位置に配置されている。したがって、被固定部が固定部に当接した状態で第2構成体が安定することから、第2構成体を第1構成体に組付ける際に、第2構成体を安定して第1構成体に固定することができる。
【0013】
請求項4記載の発明に係るドアミラー装置製造方法は、車両のドアに設けられるミラーを被覆する筐体を構成し、第1対向部及び第2対向部が設けられる第1構成体と、前記筐体を構成し、前記第1対向部の裏側に配置されて前記第1対向部と第1方向において対向される第1配置部及び前記第2対向部の裏側に配置されて前記第2対向部と第2方向において対向される第2配置部が設けられる第2構成体と、前記第1構成体に設けられる固定部と、前記第2構成体に設けられ、前記固定部に固定される被固定部と、前記第1構成体に設けられると共に、前記固定部の第2方向側に配置される当接部と、を備えるドアミラー装置に適用され、前記被固定部を前記当接部に当接させることで前記第1対向部から前記第1配置部が第2方向側において離間されると共に前記第2対向部から前記第2配置部が第1方向側において離間され、前記被固定部を前記固定部へ移動させることで前記第1配置部及び前記第2配置部をそれぞれ前記第1対向部及び前記第2対向部の裏側に配置させる。
【0014】
請求項4記載の発明によれば、被固定部を当接部に当接させることで、第1対向部から第1配置部が第2方向側において離間されると共に第2対向部から第2配置部が第1方向側において離間される。その後、被固定部を固定部へ移動させることで、第1配置部及び第2配置部をそれぞれ第1対向部及び第2対向部の裏側に配置させる。したがって、第1配置部及び第2配置部がそれぞれ第1対向部及び第2対向部の表面と擦れるのを抑制することができる。つまり、第1構成体と第2構成体との表面に発生する傷付きを抑制することができる。
【発明の効果】
【0015】
請求項1記載の本発明に係るドアミラー装置は、組付作業時の傷付きを抑制することができるという優れた効果を有する。
【0016】
請求項2記載の本発明に係るドアミラー装置は、組付作業時の作業性を向上させることができるという優れた効果を有する。
【0017】
請求項3記載の本発明に係るドアミラー装置は、組付作業時の作業性をより向上させることができるという優れた効果を有する。
【0018】
請求項4記載の本発明に係るドアミラー装置製造方法は、組付作業時の傷付きを抑制することができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【0019】
図1】本発明の実施の形態に係るドアミラー装置の一部を示す車両前方側からの斜視図である。
図2】本発明の実施の形態に係るドアミラー装置の一部を示す車両前方側からの正面図である。
図3】本発明の実施の形態に係るドアミラー装置の一部を示す分解斜視図である。
図4図2の4−4線に沿って切断した状態を示す拡大断面図である。
図5図2の5−5線に沿って切断した状態を示す拡大断面図である。
図6図2の6−6線に沿って切断した状態を示す拡大断面図である。
図7図2の7−7線に沿って切断した状態を示す拡大断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、図1〜7を用いて、本発明に係るドアミラー装置の一実施形態について説明する。
【0021】
本実施の形態に係るドアミラー装置としてのドアミラー10は、車両のドア(図示省略)の車両前側端部の上下方向中間部における外部に設けられている。
【0022】
図1図6に示す如く、ドアミラー10は、第1構成体を構成する支持部材としての樹脂製で略板状のブラケット12を備えている。ブラケット12は、車幅方向内側部分において、車両のドアに支持されており、これにより、ドアミラー10が車両のドアに支持されている。
【0023】
ブラケット12の車両後側には、略矩形板状のミラー(図示省略)が支持されている。ミラーの鏡面(表面)は、車両後側に向けられており、これにより、車両の乗員(運転手等)がミラーによって車両の後側を視認可能にされている。
【0024】
ブラケット12の車両後側には、第1構成体を構成する収容部材としての樹脂製のバイザリム14が設けられており、バイザリム14は、筐体(バイザ)を構成すると共に、ブラケット12に比し剛性が低くされている。
【0025】
図4に示されるように、バイザリム14には、収容部としての略矩形筒状の収容筒16が一体に設けられており、収容筒16の車両前側端には、貫通部としての枠板状の底壁18が一体に設けられている。底壁18は、組付手段としての複数のスクリュー(図示省略)によってブラケット12に締結(固定)されており、これにより、バイザリム14がブラケット12に組付けられている。また、収容筒16内には、ミラーが収容されている。
【0026】
収容筒16の外周全体には、断面略J字形湾曲板状の周壁20が一体に設けられており、周壁20は、収容筒16の車両後側端から車両前側へ延出されている。
【0027】
ブラケット12の車両前側の下側部分には、第2構成体としての樹脂製で略板状のバイザカバー22が設けられており、バイザカバー22は、筐体を構成し、ブラケット12に比し剛性が低くされると共に、車両前側に凸状に湾曲されている。なお、ブラケット12の上側には、被覆部材としての第2バイザカバー(図示省略)が設けられており、第2バイザカバーは、筐体を構成すると共に、樹脂製で略板状とされている。また、第2バイザカバーとバイザカバー22との間には、被覆部材としてのターンランプ(図示省略)が設けられており、ターンランプは、筐体を構成すると共に、内部に発光体が収容されている。これによって、ドアミラー10の筐体全体が構成されている。
【0028】
図3に示されるように、バイザカバー22は、上側の第1被覆部材としてのプレーティングバイザ24と下側の第2被覆部材としての下バイザカバー26とによって構成されている。プレーティングバイザ24の下端部の内側面には、係合手段を構成する係止爪37が所定数(本実施の形態では4個)一体に設けられており、下バイザカバー26の上端部には、係合手段を構成する係合部39が所定数(本実施の形態では4個)形成されている。係止爪37は、弾性変形により係合部39に係合されている。下バイザカバー26の上端部には、制限部28が形成されており、プレーティングバイザ24の下端部と下バイザカバー26の上端部とが対向された状態で、下バイザカバー26の上端部と制限部28との間にプレーティングバイザ24の下端部が挟込まれている。さらに、プレーティングバイザ24が下バイザカバー26に締結されている。これにより、プレーティングバイザ24と下バイザカバー26とが組合わされている。
【0029】
図7に示されるように、バイザカバー22の車幅方向外側の外周端部31には、第1配置部としての係合爪32が形成されている。係合爪32は、バイザリム14の周壁20の第1対向部としての外周端部34の裏側に配置されている。外周端部34は、バイザリム14における車両前側へ延設された端部とされている。つまり、係合爪32は、外周端部34と第1方向としての車幅方向において対向されている。
【0030】
図4に示されるように、バイザカバー22の車幅方向内側の外周端部30には、第2配置部としての係合爪33が形成されている。係合爪33は、バイザリム14の周壁20の第2対向部としての外周端部35の裏側に配置されている。外周端部35は、バイザリム14における略車幅方向外側へ延設された端部とされている。つまり、係合爪33は、外周端部35と第2方向としての車両前後方向において対向されている。
【0031】
係合爪32、33は、外周端部34、35における裏面に重なり合うように配置されており、これにより、バイザカバー22とバイザリム14との接合部に隙間ができないように組合わされている。また、バイザリム14の周壁20及びバイザカバー22の外周端部には、上側と下側とにも、それぞれ外周端部(対向部)及び係合爪(配置部)が形成されており、当該外周端部及び係合爪は、それぞれ外周端部34、35及び係合爪32、33に接続されると共に、互いに上下方向において対向されている。
【0032】
バイザカバー22の内側面には、円筒状の被固定部36が複数(本実施の形態では3個)一体に設けられており、被固定部36は、バイザカバー22の内側面から車両後側へ突出されている。また、図3に示されるように、被固定部36は、バイザカバー22の上端部に1つ配置されていると共にバイザカバー22の下端部に2つ配置されている。つまり、被固定部36は、車両正面視で略三角形の頂点位置にそれぞれ配置されている。
【0033】
図2に示されるように、ブラケット12には、複数の固定部38が形成されており、固定部38は、被固定部36と同様に円筒状に形成されている。バイザカバー22は、複数の被固定部36において、スクリューによって複数の固定部38にそれぞれ締結(固定)されており、被固定部36の先端面40と固定部38の車両前側面42とは、当接されている(図4〜6参照)。
【0034】
ブラケット12における上側に配置された固定部38及び車幅方向外側に配置された固定部38の略車幅方向外側の近傍には、当接部46がそれぞれ設けられている。上側に配置された固定部38の近傍の当接部46は、ブラケット12に形成されている。また、車幅方向外側に配置された固定部38の近傍の当接部46は、バイザリム14に形成されている。それぞれの当接部46は、略車幅方向に沿って形成されると共に、固定部38に対してバイザカバー22側へ突出されている。当接部46のバイザカバー22側への突出量は、当接部46の車両前側面47に被固定部36の先端面40を当接させると、外周端部34から係合爪32が車両前側に離間される程度に設定されている。また、当接部46の長手方向の延設量は、当接部46の車両前側面47に被固定部36の先端面40を当接させると、外周端部35から係合爪33が車幅方向側に離間される程度に設定されている。
【0035】
また、ブラケット12の上側に配置された固定部38の近傍には、ガイド部48が形成されている。ガイド部48は、固定部38の上側及び下側にそれぞれ当接部46を挟んで一対に形成されていると共に、当接部46と略同一方向(略車幅方向)に沿って延設されている。さらに、ガイド部48の固定部38に対する突出量(車両前後方向の寸法)は、当接部46の固定部38に対する突出量より大きく設定されている。なお、本実施形態では、固定部38に対して下側に配置されたガイド部48の車幅方向外側の端部50が車幅方向外側へ向かうに連れて下側へ傾けられている。
【0036】
次に、上述したドアミラー10の組立方法について説明する。
【0037】
図3に示されるように、予めバイザリム14をブラケット12の車両後側へ取付ける。そして、プレーティングバイザ24と下バイザカバー26とを組合せたバイザカバー22をブラケット12の車両前側へと配置させる。そして、図4、6の破線で示すように、バイザカバー22の上側及び車幅方向外側の被固定部36の先端面40を当接部46の車両前側面47に当接させる。これによって、係合爪32、33は、外周端部34、35からそれぞれ車両前側及び車幅方向外側に離間した状態となる(図7の破線参照)。
【0038】
次に、バイザカバー22を当接部46の長手方向に沿うように略車幅方向内側へ移動させてそれぞれの被固定部36を近傍の固定部38へと移動させると、バイザカバー22の上側及び車幅方向外側の被固定部36がブラケット12の当接部46から固定部38へと移動する。これによって、係合爪32、33は車幅方向内側かつ車両後側へと移動して外周端部34、35における裏面に係合する(図7参照)。
【0039】
次に、本実施形態の作用並びに効果を説明する。
【0040】
本実施形態によれば、被固定部36を当接部46に当接させると、外周端部35から係合爪33が車幅方向外側に離間されると共に外周端部34から係合爪32が車両前側に離間される。したがって、被固定部36を当接部46に当接させて、係合爪33及び係合爪32がそれぞれ外周端部35及び外周端部34と離間した状態から、被固定部36を固定部38に移動させることで、係合爪33及び係合爪32がそれぞれ外周端部35及び外周端部34の裏側に配置される。このため、係合爪33及び係合爪32がそれぞれ外周端部35及び外周端部34の表面(意匠面)と擦れるのを抑制することができる。つまり、バイザリム14の表面(意匠面)に発生する傷付きを抑制することができる。これにより、組付作業時の傷付きを抑制することができる。
【0041】
また、ブラケット12のガイド部48が固定部38へ被固定部36を案内することから、被固定部36を固定部38へ配置し易くなる。つまり、バイザカバー22を予め設定した位置に配置し易くなる。これにより、組付作業性を向上させることができる。
【0042】
さらに、バイザリム14に被固定部36が3つ設けられており、3つの被固定部36は、それぞれが車両正面視で三角形の頂点となる位置に配置されている。したがって、被固定部36が固定部38に当接した状態でバイザリム14の姿勢が安定することから、バイザリム14をバイザカバー22及びブラケット12に組付ける際に、バイザリム14の姿勢を安定させた状態でバイザカバー22及びブラケット12に固定することができる。
【0043】
なお、本実施形態では、当接部46は固定部38の略車幅方向外側に設けられているが、これに限らず、略車幅方向内側に設けられていてもよく、またそれ以外の位置に設けられていてもよい。当接部46が設けられた位置に合わせて、バイザカバー22の組付方向を略車幅方向外側から略車幅方向内側へ移動させるのみならず、略車幅方向内側から略車幅方向外側へ移動させる設定等にしてもよい。
【0044】
また、当接部46は、略車幅方向を長手方向として延設されているが、これに限らず、その他の方向を延設方向としてもよい。当接部46が延設された方向に合わせて、バイザカバー22の組付方向を略車幅方向に沿って移動させるのみならず、それ以外の方向で移動させるようにしてもよい。
【0045】
さらに、ガイド部48は、ブラケット12の上側に配置された固定部38の近傍に設けられているが、これに限らず、その他の固定部38に設けられていてもよい。
【0046】
さらにまた、固定部38は、ブラケット12に設けられているが、これに限らず、バイザリム14等に設けられてもよい。また、第1構成体は、ブラケット12及びバイザリム14とされているが、これに限らず、バイザリム14のみでもよい。さらに、第2構成体は、バイザカバー22とされているが、これに限らず、ターンランプ等その他の部品が含まれていてもよい。
【0047】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、その主旨を逸脱しない範囲内において上記以外にも種々変形して実施することが可能であることは勿論である。
【符号の説明】
【0048】
10 ドアミラー(ドアミラー装置)
12 ブラケット(第1構成体)
14 バイザリム(第1構成体)
22 バイザカバー(第2構成体)
32 係合爪(第1配置部)
33 係合爪(第2配置部)
34 外周端部(第1対向部)
35 外周端部(第2対向部)
36 被固定部
38 固定部
46 当接部
48 ガイド部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7