OLT(Optical Line Terminal)および複数のONU(Optical Network Unit)が、光分岐器を介して接続され、アナログ電気信号を光信号に変換し、光ファイバを用いた伝送を行うアナログRoF(Radio over Fiber)システムに適用される技術
発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋
しかしながら、特許文献1および特許文献2では、いずれも光ファイバ伝送に起因する波長分散による品質劣化を防ぐために、受信側に波長分散補償器を設置する構成が採られているため、機器コストを増大させてしまうというデメリットがある。また、分散補償量を制御するための構成も含まれており、構成が複雑になってしまう。さらに、分散補償器を追加したことから、光伝送損失を増加させてしまう。
特許文献3では、OLTにテスト信号の送信機能が必要になると共に、各ONUに伝送特性取得回路がそれぞれ必要になる。さらに、ONUで取得した伝送特性をOLTに通知するステップが必要になると共に、OLTで周波数を選定するためのサブキャリア割当回路が必要となるため、コストが増大し、機器構成も複雑化してしまう。
光ファイバの波長分散の影響によって伝送可能な周波数帯が制限されるため、分散補償技術を使用せずに伝送容量を拡張すること(広帯域な信号を伝送すること)は困難である。複数の周波数の異なるRF信号のアナログ波形を同一光ファイバ上に伝送させるIFoF(Intermediate Frequency over Fiber)では、伝送チャネル数が多くなると利用する周波数帯域が広くなり、光波長1波での伝送が困難となる。その場合、別のシステムを追加するか、若しくは、WDM(Wavelength Division Multiplexing)による容量拡大が必要となり、システム全体のコスト増を招いてしまう。
PON構成のアナログRoF伝送では、波長分散の影響により、ONUの台数が増えた場合に、新たに追加したONUで信号品質が劣化する可能性がある。信号品質劣化の影響を避けるために、OLTおよびONUの伝送マージンを予め大きく設定することも考えられるが、システム全体のコスト増を招く。また、各伝送区間に分散補償器を用いることも考えられるが、複数の分散補償器を配置することにより、運用コストの増加、光損失の追加、機器コストの増加を招いてしまう。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、各ONUにおいて、分散補償を使用せずに波長分散による信号品質劣化を回避し、伝送システムのシンプル化、低コスト化を図ることができるアナログRoFシステムおよび光通信方法を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋
(1)の目的を達成するために、本発明は、以下のような手段を講じた。すなわち、本発明のアナログRoFシステムは、OLT(Optical Line Terminal)および複数のONU(Optical Network Unit)が、光分岐器を介して接続され、アナログ電気信号を光信号に変換し、光ファイバを用いた伝送を行うアナログRoF(Radio over Fiber)システムであって、前記O・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る