(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記ハードシェルは、複数のコーナ開口部を更に含み、前記可撓性カバーは、該ハードシェルの該コーナ開口部から突出するように構成かつ配置された複数のコーナ部分を含むことを特徴とする請求項1に記載の配置。
前記ハードシェルは、少なくとも1つのボタン開口部を更に含み、前記可撓性カバーは、該ハードシェルの該少なくとも1つのボタン開口部から突出するように構成かつ配置された少なくとも1つのソフトボタンを含むことを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれか1項に記載の配置。
前記ハードシェルは、前記入口開口部の少なくとも一部分の周りに又は該開口部の全体の周りに延びるように構成かつ配置されたスカートを含むことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の配置。
パネルと該パネルを取り囲むスカートとを含む可撓性保護シェルであって、該パネル及びスカートが、その間に内部空洞を形成し、該スカートが、該内部空洞と連通する入口開口部を形成し、該内部空洞が、電子デバイスを受け入れるように構成かつ配置される前記可撓性保護シェル、及び
前記可撓性保護シェルに固定的に位置決めされたアダプタであって、前記電子デバイスの雌ソケットに嵌合するための配置で該可撓性保護シェルの前記内部空洞内に延びる複数のコネクタを含む雄プラグと、該可撓性保護シェルの外部に隣接して該雄プラグの該コネクタのうちの1又は2以上に電気的に結合された複数の接点を含む接触器とを含む前記アダプタ、
を含む保護カバーと、
前記保護カバーを受け入れるように構成されたトレイと、該トレイに結合された可動アームと、該可動アームに対向して配置され、かつ前記接触器の前記複数の接点のうちの1又は2以上に接続するように位置決めされた複数の接点を含むドッキングコネクタとを含むドッキング受け台であって、該可動アームが、該可動アームが該トレイから離れるように延びた延長位置と該可動アームが該トレイに近接した近接位置との間の移動のために構成かつ配置される前記ドッキング受け台と、
を含むことを特徴とするドッキングシステム。
前記ドッキング受け台は、前記可動アームに結合されて前記近接位置に向けて付勢されたバネを含むことを特徴とする請求項7又は請求項8のいずれか1項に記載のドッキングシステム。
前記保護カバーは、前記可撓性保護シェル上に配置されて前記アダプタの前記接触器の周りにリムを定める位置決めインタフェースを更に含み、前記ドッキング受け台は、該保護カバーの該位置決めインタフェースに嵌合するように構成されたベース受け入れ器を更に含み、
任意的に、前記位置決めインタフェースは、非対称リムを定め、前記ベース受け入れ器は、該ベース受け入れ器が該位置決めインタフェースに嵌合する時に該位置決めインタフェースの該リムに隣接して配置されるように構成かつ配置された非対称リムを定める、
ことを特徴とする請求項7から請求項9のいずれか1項に記載のドッキングシステム。
前記保護カバーは、前記可撓性保護シェル上に配置されて前記アダプタの前記接触器の周りにリムを定める位置決めインタフェースを更に含み、前記ドッキング受け台は、該保護カバーの該位置決めインタフェースに嵌合するように構成されたベース受け入れ器を更に含み、
前記位置決めインタフェース及び前記ベース受け入れ器のうちの一方が、雌部分を含み、該位置決めインタフェース及び該ベース受け入れ器のうちの異なる一方が、該雌部分に対して相補的な雄部分を含む、
ことを特徴とする請求項7から請求項10のいずれか1項に記載のドッキングシステム。
パネルと該パネルを取り囲むスカートとを含む可撓性保護シェルであって、該パネル及びスカートが、その間に内部空洞を形成し、該スカートが、該内部空洞と連通する入口開口部を形成し、該内部空洞が、電子デバイスを受け入れるように構成かつ配置される前記可撓性保護シェル、及び
前記可撓性保護シェルに固定的に位置決めされたアダプタであって、前記電子デバイスの雌ソケットに嵌合するための配置で該可撓性保護シェルの前記内部空洞内に延びる複数のコネクタを含む雄プラグと、該可撓性保護シェルの外部に隣接して該雄プラグの該コネクタのうちの1又は2以上に電気的に結合された複数の接点を含む接触器とを含む前記アダプタ、
を含む保護カバーと、
前記保護カバーの前記アダプタに取り付けられるように構成かつ配置された外部アダプタであって、ハウジングと、該ハウジングに配置されて前記接触器の前記複数の接点のうちの1又は2以上に接続するように位置決めされた複数の接点とを含み、前記外部アダプタは、該外部アダプタの残りの部分から離れるように延びて該外部アダプタが前記保護カバーの前記アダプタに係合する時に該保護カバーの該アダプタを把持するように構成かつ配置された少なくとも1つの把持部材を更に含む、前記外部アダプタと、
を含むことを特徴とするドッキングシステム。
前記外部アダプタは、少なくとも1つの隆起要素を更に含み、前記保護カバーの前記アダプタは、該外部アダプタを該保護カバーに結合してその結合を維持することができるように該外部アダプタの該少なくとも1つの隆起要素を受け入れるように構成かつ配置された少なくとも1つの戻り止めを含み、
ドッキングシステムが、任意的に、前記少なくとも1つの隆起要素のうちの1つから延び、かつ押された時に該少なくとも1つの隆起要素のうちの該1つを前記保護カバーの前記アダプタの前記戻り止めから解除するように構成かつ配置されたタブを更に含む、
ことを特徴とする請求項12に記載のドッキングシステム。
前記保護カバーの前記アダプタは、外部コネクタへの該アダプタの前記接触器の適正な嵌合を案内するために該アダプタの該接触器の周りにリムを定め、該リムは、真っ直ぐな縁部と該真っ直ぐな縁部に対向する湾曲した縁部とを有する非対称形状を定め、
任意的に、前記2つの把持部材のうちの1つが、前記リムの前記真っ直ぐな縁部に適合する形状を有し、該2つの把持部材のうちの別のものが、該リムの前記湾曲した縁部に適合する形状を有する、
ことを特徴とする請求項14に記載のドッキングシステム。
前記アダプタは、前記複数の第1の導体の周りに、かつ前記雄プラグが密封ハウジングから延びる状態で前記接触器の前記本体に隣接して配置された密封ハウジングを更に含むことを特徴とする請求項16に記載の保護カバー。
前記アダプタは、前記周囲プラグが密封ハウジングから延びる状態で前記ブリッジの一部分と第2の導体との周りに配置された密封ハウジングを更に含むことを特徴とする請求項16又は請求項17に記載の保護カバー。
前記周囲空洞は、前記周辺デバイスを前記入口開口部及び前記内部空洞を通して該周囲空洞に挿入することができるように前記可撓性保護シェルの該内部空洞に隣接していることを特徴とする請求項16から請求項18のいずれか1項に記載の保護カバー。
前記周囲空洞内への前記周辺デバイスの挿入のために構成かつ配置された前記パネル又は前記スカート内の周囲開口部を定めることを特徴とする請求項16から請求項18のいずれか1項に記載の保護カバー。
前記可撓性保護シェル上に配置され、かつ外部コネクタへの前記アダプタの前記接触器の適正な嵌合を案内するために該アダプタの該接触器の周りにリムを定める位置決めインタフェースを更に含み、
前記リムは、任意的に、非対称形状を定める、
ことを特徴とする請求項16から請求項22のいずれか1項に記載の保護カバー。
前記保護カバーは、前記可撓性保護シェル上に配置されてアダプタの接触器の周りにリムを定める位置決めインタフェースを更に含み、前記ドッキング受け台は、該保護カバーの該位置決めインタフェースに嵌合するように構成されたベース受け入れ器を更に含むことを特徴とする請求項25に記載のドッキングシステム。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【
図1】ドッキングコネクタのためのポートを有する従来技術のスマートフォン又はタブレット又は別の携帯電子デバイスのようなターゲット携帯電子デバイスを部分的に包む時に原位置で完全一体式ワンピースエラストマー保護カバー又はスキンとして限定ではなく例示的に具現化された本発明を示す図である。
【
図2】ドッキングコネクタのためのポートを有する従来技術のスマートフォン又はタブレット又は別の携帯電子デバイスのようなターゲット携帯電子デバイスを部分的に包む時に原位置で完全一体式ワンピースエラストマー保護カバー又はスキンとして限定ではなく例示的に具現化された本発明を示す図である。
【
図3】本発明の保護カバーに有用なタイプのドッキング受け台を限定ではなく例示的に説明する図である。
【
図4】本発明の保護カバーに有用なタイプのドッキング受け台を限定ではなく例示的に説明する図である。
【
図5】本発明の保護カバーに有用なタイプのドッキング受け台を限定ではなく例示的に説明する図である。
【
図6】明確にするために携帯デバイスを取り外した
図1の保護カバーを限定ではなく例示的に示す、
図7とは異なる図である。
【
図7】明確にするために携帯デバイスを取り外した
図1の保護カバーを限定ではなく例示的に示す、
図6とは異なる図である。
【
図8】本発明の電気アダプタを通して取った
図1の保護カバーの部分断面図である。
【
図9】ターゲット携帯電子デバイスを部分的に包む時に原位置で
図1のエラストマー保護カバーを示す図である。
【
図10】ターゲットデバイスが
図9に示すような本発明の可撓性保護シェルの内部空洞内に受け入れられた時に電気アダプタの雄プラグの複数の電気コネクタがターゲット電子デバイスの雌入力/出力ソケットと機械的かつ電気的に嵌合することを示す図である。
【
図11】ターゲット携帯電子デバイスが
図1の保護カバーの可撓性保護シェル内に受け入れられ、保護されたターゲット携帯電子デバイスがその後にドッキング受け台に挿入されることを示す図である。
【
図12】感圧タッチスクリーンを有する携帯電子デバイスと共に使用するために保護シェルの少なくとも可撓性中央パネルが実質的に光学透明な可撓性膜で形成された一体式窓パネルである
図1の保護カバーの可撓性保護シェルを示す図である。
【
図13】携帯電子デバイスが、
図1の保護カバーの可撓性保護シェル内に受け入れられ、ターゲット電子デバイスのタッチ感応スクリーンが、
図12に開示するような中央パネルの一体式透明窓パネルに接触して位置決めされ、保護された携帯電子デバイスが、その後にドッキング受け台に挿入され、タッチ感応スクリーンが、そこから離れるように外向きに向くことを示す図である。
【
図14】保護シェルが、タッチ感応スクリーンを有する携帯電子デバイスと共に使用するための内部透明窓パネルを用いて形成され、電気アダプタの雄プラグが、携帯電子デバイスの雌I/Oソケットの電気接点とのインタフェースを形成していることを示す
図12に示すような
図1の保護カバーの拡大断面図である。
【
図15】
図1の保護カバーが、
図12に示すようなタッチ感応スクリーンを有する携帯電子デバイスと共に使用するための内部透明窓パネルを用いて形成され、内部窓パネルが、携帯電子デバイスのタッチ感応スリーンと並置されるように位置決めされ、保護シェルの側面スカートを通過する入口開口部が、その一方の側に隣接して透明窓パネルと保護シェルの対向するパネルの間に位置決めされることを示す図である。
【
図16】
図1の保護カバーの電気アダプタが、その雄プラグの複数の電気コネクタの連続的に順序付けられた対とその接触器の対応する電気接点との間で電気カプリングを有する通過電気アダプタとして構成されることを示すブロック図である。
【
図17】
図1の保護カバーの電気アダプタが、その雄プラグの複数の電気コネクタの不連続に順序付けられた対とその接触器の対応する電気接点との間で電気カプリングを有する変換電気アダプタとして構成される代替実施形態を示すブロック図である。
【
図18】保護シェルの異なる区域に位置付けられた2つの個々のアダプタプラグ及び接触器本体にその雄プラグ及び接触器が分離されるように構成された変換アダプタを有する
図1の保護カバーの電気アダプタを示す図である。
【
図19】電気アダプタの個々のプラグ及び接触器本体が例えば細長電気ケーブル、ワイヤ、又は他の導体によって保護カバーの保護シェル内で相互接続されているところを示す
図1の保護カバーの断面図である。
【
図20】電気アダプタの個々のプラグ及び接触器本体が例えば細長電気ケーブル、ワイヤ、又は他の導体によって保護カバーの保護シェル内で相互接続されているところを示す
図1の保護カバーの断面図である。
【
図21】エラストマーシェルの異なる区域で
図1の保護カバーの側面スカートに各々が位置付けられた複数の雄プラグ(2つが示されている)に分離されるように構成された変換アダプタを示す図である。
【
図22】以下の図でより明瞭に示すように変換アダプタの接触器から分離してそこから離間した変換アダプタの雄プラグを有する
図1の保護カバーを示す図である。
【
図23】可撓性中央パネルの外面上に設けられた変換アダプタの接触器を有する一方、ドッキング受け台が、これに代えてそのように位置決めされた接触器と結合するための位置にそのドッキングコネクタを位置決めするように構成された
図1の保護カバーを示す図である。
【
図24】ドッキング受け台が、ドッキング受け台に保護カバーを固定するために保護カバーとドッキング受け台の間で作動可能な磁気吸引カップルの一部品(図示の磁石)を含む、
図25に示すように可撓性中央パネルの外面に設けられた変換アダプタの接触器を有する
図1の保護カバーを受け入れるための雌入れ子を有して構成されたドッキング受け台の一実施形態を示す図である。
【
図25】保護カバーが、保護カバーをドッキング受け台に固定するために保護カバーとドッキング受け台の間で作動可能な前記磁気吸引カップルの一部品(図示の透磁性強磁性部材)を含む、
図24に示すドッキング受け台実施形態の雌入れ子に着座するように構成された相補的雄入れ子付属品として構成されたロケータダムを用いて形成された
図1の保護カバーの単体保護シェルを示す図である。
【
図26】保護カバーの相補的雄入れ子付属品が、ドッキング受け台の雌入れ子と入れ子になり、保護カバー及びドッキング受け台の各々に存在する磁気吸引カップルの部分が、ドッキング受け台に保護カバーのシェルを固定するように作動可能であり、
図25に示すような
図1の保護カバーのエラストマーシェルが、
図24に示すドッキング受け台実施形態のトレイに着座することを示す断面図である。
【
図27】磁気吸引カップルの構成要素が、保護カバーとドッキング受け台間で反転され、すなわち、透磁性部材が、ドッキング受け台内の磁石の代わりに置き換えられる一方、磁石が保護カバー内の透磁性部材の代わりに置き換えられた透磁性部材を有して構成されたドッキング受け台を示す、
図25に示すような
図1の保護カバーの代替実施形態を
図28及び
図29と共に示す図である。
【
図28】磁気吸引カップルの構成要素が、保護カバーとドッキング受け台間で反転され、すなわち、透磁性部材が、ドッキング受け台内の磁石の代わりに置き換えられる一方、磁石が保護カバー内の透磁性部材の代わりに置き換えられた磁石を有して構成された保護カバーを示す、
図25に示すような
図1の保護カバーの代替実施形態を
図27及び
図29と共に示す図である。
【
図29】磁気吸引カップルの構成要素が、保護カバーとドッキング受け台間で反転され、すなわち、透磁性部材が、ドッキング受け台内の磁石の代わりに置き換えられる一方、磁石が保護カバー内の透磁性部材の代わりに置き換えられ、
図28に示すような
図1の保護カバーが
図27に示すドッキング受け台実施形態のトレイに着座することを示す断面図であって
図25に示すような
図1の保護カバーの代替実施形態を
図27及び
図28と共に示す図である。
【
図30】雄入れ子付属品及び合わせ雌入れ子によって形成された
図28に示すような
図1の保護カバーの位置決めインタフェース特徴部が反転され、
図25の保護カバーが、雌入れ子位置決めインタフェース特徴部を有して構成されることを示す、
図25に示すような
図1の保護カバーと
図24のドッキング受け台とを協働させる代替実施形態を
図31及び
図32と共に示す図である。
【
図31】雄入れ子付属品及び合わせ雌入れ子によって形成された
図28に示すような
図1の保護カバーの位置決めインタフェース特徴部が反転され、
図24のドッキング受け台が、相補的雄入れ子位置決めインタフェース特徴部を有して構成されることを示す、
図25に示すような
図1の保護カバーと
図24のドッキング受け台とを協働させる代替実施形態を
図30及び
図32と共に示す図である。
【
図32】雄入れ子付属品及び合わせ雌入れ子によって形成された
図28に示すような
図1の保護カバーの位置決めインタフェース特徴部が反転され、
図30に示すような
図1の保護カバーが
図31に示すドッキング受け台実施形態のトレイに嵌合することを示す断面図であって
図25に示すような
図1の保護カバーと
図24のドッキング受け台とを協働させる代替実施形態を
図30及び
図31と共に示す図である。
【
図33】相補的雄入れ子付属品が、
図11に示すものと同様にドッキング受け台のベース受け入れ器の雌入れ子内に受け入れられるように
図6に示すものと同様に保護シェルの側面スカート内の位置決めインタフェースダム132として構成され、対照的に、保護シェルの外部の位置決めインタフェースダムが、変換アダプタの雄プラグから離間し、そのプラグが、本明細書に開示するように変換アダプタの接触器及び接点から離れてシェルの異なる側面スカート内の位置で保護シェル内に延び、相補的雄入れ子付属品が、磁気吸引カップルの1又は2以上の磁石を用いて更に構成された
図18から20に示すような
図1の保護カバーを示す図である。
【
図34】透磁性部材が磁気吸引カップルの磁石の代わりに置き換えられて電子デバイスが設置された
図33に示すような
図1の保護カバーを示す図である。
【
図35】電気アダプタの雄プラグ及び接触器が保護シェルの側面スカートの異なる区域内で離間し、相補的雄入れ子付属品が、磁気吸引カップルの1又は2以上の磁石を用いて更に構成された
図33に示すような
図1の保護カバーを通して取った断面図である。
【
図36】電気アダプタの雄プラグ及び接触器が、保護シェルの側面スカートの異なる区域内で離間し、透磁性部材が磁気吸引カップルの磁石の代わりに置き換えられた
図34に示すような
図1の保護カバーを通して取った断面図である。
【
図37】例えばドッキングコネクタの付勢電気接点のいずれかの側の隣接位置に露出された1又は2以上の強磁性部材を含むドッキング受け台内のベース受け入れ器の雌入れ子特徴部を示す図である。
【
図38】1又は2以上の磁石が、
図37に示すようにドッキングコネクタの付勢電気接点のいずれかの側の隣接位置にある強磁性部材の代わりに置き換えられた代替ベース受け入れ器の雌入れ子特徴部を示す
図37を通して取った断面図である。
【
図39】カバーのアダプタの接点配置の一実施形態を示す側面図である。
【
図40】カバー内で使用するためのアダプタの一実施形態の斜視図である。
【
図41】カバーのアダプタの接点配置の別の実施形態を示す側面図である。
【
図44】周辺デバイスを周囲空洞に配置した
図42のカバーの斜視図である。
【
図45】携帯電子デバイスを内部空洞に配置した
図42のカバーの斜視図である。
【
図46】周辺デバイスがカバーの周囲空洞にかつ携帯電子デバイスが内部空洞にある
図42のカバーの背面を示す斜視図である。
【
図48】モバイル電話のような携帯電子デバイスがカバー内にあり、かつ受け台上に配置された独立型ドッキング受け台の斜視図である。
【
図49】タブレットのような携帯電子デバイスがカバー内にあり、かつ受け台上に配置された壁装着式ドッキング受け台の斜視図である。
【
図50A】可撓性カバーとハードシェルとを有する保護配置の斜視正面図である。
【
図51A】携帯電子デバイス、カバー、及び外部アダプタの一実施形態の斜視正面図である。
【
図51B】外部アダプタをカバーから切り離した携帯電子デバイス、カバー、及び外部アダプタの斜視図である。
【
図51C】
図51A及び51Bの電子デバイス、カバー、及び外部アダプタの一部分の拡大斜視図である。
【
図51D】外部アダプタの一部分を切り取った
図51A及び51Bの電子デバイス、カバー、及び外部アダプタの一部分の拡大斜視図である。
【
図52A】可動アームが延長位置にあるドッキング受け台の一実施形態の斜視正面図である。
【
図52C】可動アームが近接位置にある
図52Aのドッキング受け台の斜視正面図である。
【
図52E】携帯電子デバイス及びカバーがドッキング受け台によって受け入れられた
図52Aのドッキング受け台の斜視正面図である。
【
図53】更に別のドッキング受け台の斜視図である。
【
図54A】複数の電子デバイス及びカバーを収容することができるドッキング受け台の斜視図である。
【
図54B】複数の電子デバイス及びカバーがドッキングされた
図54Aのドッキング受け台の斜視図である。
【
図55A】カバー内で使用するためのアダプタの別の実施形態の斜視図である。
【
図56A】周囲空洞を有するカバーの一実施形態の斜視図である。
【
図57A】周囲空洞を有する
図56Aのカバーのようなカバー内で使用するためのアダプタの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
要求されるように、本発明の保護内容の詳細な例示的実施形態を本明細書に開示する。しかし、本発明の保護内容による技術、システム、及び作動構造は、広範な形態及びモードに具現化することができ、その一部は、開示する実施形態のものとはかなり異なる場合がある。その結果、本明細書に開示する特定の構造的かつ機能的な詳細は単なる代表例であるが、その観点からは、それらは、開示目的のための最良の実施形態を提供し、本発明の保護内容の範囲を定める本明細書の特許請求の範囲に関する基礎を提供すると見なされる。以下では、本発明の保護内容の例示的実施形態(並びに一部の代替実施形態)の詳細説明を提示する。
【0014】
図面では、同じ数字は同じ要素を示す。
【0015】
図1及び
図2は、ドッキングコネクタ3のためのポートを有するスマートフォン又はタブレット又は従来技術の別の携帯電子デバイスのような携帯電子デバイス1を部分的に包む時の原位置での本発明の完全一体式ワンピースエラストマー保護カバー又はスキン100を示している。本発明のカバー100は、カバー100が手術手袋のようなデバイス1に適合するようにスマートフォン、タブレット、又は他の携帯電子デバイス1の上に適合して緊密に一致するような大きさ及び形状に以下に限定されるものではないがビニルのような適切な弾性又は可撓的弾力性エラストマーから成形されたシースである。
【0016】
スマートフォン又は賢い電話は、基本機能の電話よりも高度な計算機能と接続性を有するモバイル電話である。初期のスマートフォンは、一般的に、モバイル電話の機能を携帯情報端末(PDA)、メディアプレーヤ、デジタルカメラ、及び/又はGPSナビゲーションユニットのような他の普及した消費者向けデバイスの機能と組み合わせていた。現代のスマートフォンにはそれら機能の全てが組み込まれ、更に、典型的にウェブ閲覧、Wi−Fi、及び第三者アプリ及び付属品を含めてタッチスクリーン型コンピュータの追加機能が組み込まれている。今日最も一般的なスマートフォンは、GoogleのAndroid及びAppleのiOSモバイルオペレーティングシステムによって駆動されている。例えば、Wikipedia、The Free Encyclopediaを参照されたい。
【0017】
タブレットコンピュータ又は単にタブレットは、ディスプレイ、回路、及びバッテリを単一ユニットにしたモバイルコンピュータである。タブレットは、カメラ、マイクロフォン、加速度計、及びタッチスクリーンを含むセンサを備え、指又はスタイラスの動作がコンピュータのマウス及びキーボードに取って代わる。タブレットは、例えば、スピーカの音量、ネットワーク通信のための電力及びポートのような基本的な機能を制御するためのかつバッテリを充電するための物理的なボタンを含むことができる。画面上のポップアップ仮想キーボードは、典型的にタイピングに使用される。タブレットは、一般的に、対角線方向に測定して7インチ(18cm)以上でスマートフォン及び携帯情報端末よりも大きい。タブレットの一例は、AppleのiPad(登録商標)タブレットコンピュータである。例えば、Wikipedia、The Free Encyclopediaを参照されたい。
【0018】
切り離し可能なキーボードを有するハイブリッドタブレットは、1990年代半ば以来販売されている。交換可能タッチスクリーン式ノート型コンピュータは、回り継手又はスライド継手で隠すことができるキーボードを有する。ブックレット型タブレットは、二重タッチスクリーンを含み、ディスプレイの1つに仮想キーボードを表示することによってノートとして使用することができる。例えば、Wikipedia、The Free Encyclopediaを参照されたい。
【0019】
他の携帯電子デバイスは、例えば、試験機器(例えば、オームメータ、マルチメータ、位置合わせツール、バッテリ試験器、キャリブレータ、距離計、照度計、圧力計、放射線検出器、温度計など)、カメラ、又はメディアプレーヤなどを含むことができる。少なくとも一部の実施形態では、携帯電子デバイスは、例えば、温度、圧力、レベリング、角度、高度、光、密度、X線、磁場、加速度、速度、速度、距離、エネルギ、電流又はエネルギ流れ、力、デュロメータ、質量/重量、トルク、抵抗、キャパシタンス、電圧、又はリアクタンスなど、又はそれらのあらゆる組合せを検出するためのセンサを含む。
【0020】
本明細書に開示するように、電気アダプタは保護カバー100の一部であり、電気アダプタは、スマートフォン又は他の携帯電子デバイス1の雌入力/出力ソケットに嵌合するための配置で保護カバー100によって形成された空洞内に延びる複数の電気コネクタを有する雄プラグと、保護カバー100の外向きに隣接して位置決めされて雄プラグのコネクタのうちの1又は2以上に電気的に結合される複数の電気接点を有する接触器とを含む。
【0021】
従って、可撓性保護カバー100の空洞内に電子デバイス1が受け入れられた時に、雄プラグの複数のコネクタはデバイス1の雌ソケットに嵌合する。その後、雌入力/出力ソケットは、保護カバー100の外側にある接触器の複数の接点を通して電気的にアクセスされる。
【0022】
電子デバイス1がそこに設置された保護カバー100は、次に、それ自体の複数の接点を有するドッキングコネクタ3を含むドッキング受け台5に挿入される。ドッキングコネクタは、その複数の接点のうちの1又は2以上が接触器の接点と電気的に結合した状態で、電気アダプタの接触器に接続される。従って、電子デバイス1の入力/出力ソケットは、保護カバー100の電気アダプタを通してドッキング受け台5のドッキングコネクタによって電気的にアクセスされる。
【0023】
図3、
図4、及び
図5は、保護カバー100で役立つタイプのドッキング受け台5を例示するが、これに限定されない。例えば、ドッキング受け台5は、カバー100内に既に保護されている特定のスマートフォン、タブレット、又は他の携帯電子デバイス1を受け入れるようなサイズに作られたベース受け入れ器9を有するトレイ7を有する。トレイ7は、カバー100の背面を支持する背面支持面101と、背面支持面から離れて延びるドッキング支持面103とを含む。背面支持面101とドッキング支持面103は、90〜130度の範囲又はそれを超える角度を形成することができる。
【0024】
ドッキングコネクタ3はドッキング受け台5に設けられ、多くの場合にトレイ7のベース受け入れ器9の中心に設けられる。ドッキングコネクタ3は、特定の携帯電子デバイス1に固有のものとすることができ、又はデバイス1のタイプに汎用なものとすることができる。ドッキングコネクタ3は複数の付勢電気接点11を含み、典型的には付勢ポゴピン、又は付勢板バネ接点を含む。電気接点11は、ドッキング受け台5に結合された電気ワイヤ又はケーブル15内のリード13に結合される。ドッキングコネクタ3は、
図3−5に示すような雌コネクタとすることができ、リム105を定めることができる。リム105をドッキング支持面103に対して凹ませることができる。
【0025】
ドッキングコネクタ3はまた、本明細書に開示するように、電気アダプタの接触器内で合わせガイドピン受け入れ器に嵌合するようになった任意的なガイドピン17を含むことができる。
【0026】
ドッキング受け台5は、必要に応じて、トレイ7のベース受け入れ器9内に特定の携帯電子デバイス1を捕捉するようになったクランプ19を含む。クランプ19はまた、圧縮構成要素、すなわち、接触器の電気接点を保護カバー100の外側に押圧してドッキングコネクタ3の電気接点と接触させるように作動するアーム21を有する。
【0027】
図6及び
図7は、明瞭にするために携帯電子デバイス1を取り外した本発明の保護カバー100を示している。保護カバー100は、携帯電子デバイス1と形状が相補的である。保護カバー100は、一体式可撓性側面スカート106によって囲まれた可撓性中央パネル104を有する可撓性単体保護シェル102から形成されている。パネル104及びスカート106は結合してそれらの間に内部空洞108を形成し、その内部空洞108は、携帯電子デバイス1の側面と前面及び背面のうちの少なくとも一方とを少なくとも部分的に覆い、更に携帯電子デバイス1の前面及び背面のうちの他方の周縁に延びるようなサイズに作られている。連続一体式リップ110は、側面スカート106の内側に延び、空洞108と連通する入口開口部112を形成する。入口開口部112は、それを通して電子デバイス1を空洞108に受け入れるようなサイズに作られる。
【0028】
保護カバー100は、側面スカート106に固定的に位置決めされたアダプタ114を含む。例えば、アダプタ114は、側面スカート106を通してオーバーモールドされ、結合され、又は締結される。アダプタ114は、携帯電子デバイス1の雌入力/出力ソケットに嵌合するための配置でシェル102の空洞108内に延びる複数の電気コネクタ118を有する雄プラグ116で形成される。アダプタ114はまた、
図8及び9に示すように、アダプタ114の反対端に雄プラグ116から離間した複数の電気接点122を有する接触器120を含む。アダプタ114は、保護シェル102を通って、例えば、中央パネル104又は側面スカート106(図示)のいずれかを通って延びる。従って、雄プラグ116はシェル102の空洞108内に延びるが、接触器120及びその接点122はシェル102の外側124に隣接して位置決めされ、それによって複数の電気接点は、ドッキングコネクタ3の電気接点11への接続のために露出される。
【0029】
図8は、電気アダプタ114を通して取った保護カバー100の部分断面図である。図示のように、接触器120の電気接点122は、アダプタ114の本体128に埋め込まれた電気ケーブル、ワイヤ、トレース、又は他の導体126(明確にするためにその1つが示されている)を通してプラグ116の1又は2以上の電気コネクタ118に電気的に結合される。アダプタ114の接触器120は、任意的に、存在する場合にドッキングコネクタ3の任意的なガイドピン17に嵌合するように大きさ及び位置を決定した1又は2以上のガイドピン受け入れ器130を用いて形成される。
【0030】
任意的に、アダプタ114の接触器120は、更に、単体保護シェル102の外面124に凹設される。例示的かつ非限定的に、任意的なダム132が単体保護シェル102の外面124に形成され、アダプタの接触器120は、更に、ダム132内に凹設される。接触器120の電気接点122は、ダム132内に又は他に単体保護シェル102の外面124内に凹設されることによって損傷から保護される。
【0031】
図9は、携帯電子デバイス1を部分的に包む時に原位置で本発明のエラストマー保護カバー100を示す図である。ここでは、携帯電子デバイス1は、空洞108と連通する入口開口部112を通して可撓性保護シェル102の空洞108内に受け入れられる。電子デバイス1は、空洞108と連通する側面スカート106を通る連続一体式リップ110の入口開口部112を通って可撓性保護シェル102に挿入される。電子デバイス1の前面23(図示)又は背面のうちの一方は、入口開口部112に露出される。ここでは、携帯電子デバイス1のタッチ感応スクリーン又は他のディスプレイ25が、ユーザによる作動を容易にするために入口開口部112に露出される。
【0032】
図10は、携帯電子デバイス1が
図9に示すような可撓性保護シェルの空洞108内に受け入れられた時に、雄プラグ116の複数の電気コネクタ118がデバイス1の雌入力/出力ソケットと機械的かつ電気的に嵌合することを示している。従って、雄プラグ116と雌入力/出力ソケット27との嵌合により、単体保護シェル102の外面124からの携帯電子デバイス1の電力、センサ、及び/又は他の機能へのアクセスが作り出される。
【0033】
図11は、携帯電子デバイス1が保護カバー100の可撓性保護シェル102内に受け入れられ、携帯電子デバイス1をそこに有する保護カバーがその後にドッキング受け台5に挿入されることを示している。ドッキング受け台5のドッキングコネクタ3は、その複数の付勢電気接点のうちの1又は2以上が電気アダプタ114の接触器120の電気接点と電気的に結合した状態でアダプタの接触器120に接続される。従って、携帯電子デバイス1は、従来技術の保護カバーで必要とされるように保護カバー又は「スキン」100から最初に取り外すことなく、ドッキング受け台5を通してアクセスされる。クランプ19が存在する場合に、それを押圧することは、アダプタの接触器120の電気接点122とドッキングコネクタ3の電気接点11との間の電気的接続を維持する助けになる。
【0034】
図12は、ディスプレイ25を有する電子デバイス1の前面に中央パネル104を隣接させて電子デバイス1上で逆転させた保護カバー100を示している。保護シェル102は、中央パネル104の実質的に向かい側に位置する空洞108と連通する入口開口部112を用いて形成される。連続一体式リップ110は、側面スカート106の内方に延び、空洞108と連通する入口開口部112を形成する。
【0035】
ここでは、窓開口部134は、入口開口部112に対向する可撓性保護シェル102の可撓性中央パネル104に、及び携帯電子デバイス1の作動のために携電子デバイス1のタッチ感応スクリーンディスプレイ25上方の位置に形成される。
【0036】
保護シェル102の中央パネル104は、空洞108と連通する内部窓開口部134を用いて形成される。内部窓開口部134は、それを通して空洞108に存在する携帯電子デバイス1の感圧タッチスクリーン25を見せるように位置決めされ、かつそのようなサイズにされる。連続一体式リップ136が、中央パネル104の周囲回りを側面スカート106の内方に延びて内部窓開口部134を形成する。
【0037】
一体式内部窓パネル138は、窓開口部134内の可撓性中央パネル104に位置決めされ、開口部134を取り囲む連続一体式リップ136によって保護シェル102内に保持される。例えば、
図14により明瞭に示すように、内部窓パネル138の周縁140は、窓開口部134の一体式リップ136に溶接され、接着され、結合され、又は他に接合される。任意的に、実質的に防水の継ぎ手142が、窓パネル138と窓開口部134の一体式リップ136との間に形成される。一実施形態により、内部窓パネル138は、一体式リップ136に接合してそれらの間に防水継ぎ手142を形成するために窓開口部134の一体式リップ136の中にオーバーモールドされる。
【0038】
一体式内部窓パネル138は、感圧タッチスクリーン25を有する携帯電子デバイス1と共に使用するために実質的に光学透明な膜で形成され、それによってタッチ感応スクリーン25による電子デバイス1の作動は、介在する窓パネル138を通して達成される
【0039】
任意的に、内部窓パネル138は、硬質で弾力性のない非圧縮性の材料で形成される。例えば、内部窓パネル138を形成するプラスチックシート構成要素は、任意的に、ポリエチレンテレフタレート(PET)又は別の適切な実質的に視覚的に透明な材料を含むがこれに限定されない比較的硬質で実質的に視覚的に透明な材料の非圧縮性シートである。一実施形態により、内部窓パネル138を形成するプラスチックシート構成要素は、任意的に、比較的硬質で実質的に視覚的に透明なポリ塩化ビニル(PVC)材料の非圧縮性シートである。本明細書に開示するように、PET又はPVC又は他の硬質で非圧縮性で弾力性のないプラスチックシート材料で形成された内部窓パネル138により、携帯電子デバイス1のタッチ感応スクリーンディスプレイ25の触覚刺激が同様に可能になる。
【0040】
これに代えて、任意的に、保護シェル102の全体又は内部窓パネル138だけが光学透明の可撓性エラストマー膜で形成され、その膜は透明であるか又は見た目に美しいピンク又はブルーなどで色付けすることができる。他の実施形態では、保護シェル102は、不透明又は半透明であり、あらゆる色又はパターンとすることができる。このような実施形態では、携帯電子デバイス1は、保護カバー100内に配置され、そのディスプレイは入口開口部112を通して視認可能である。
【0041】
任意的に、保護シェル102又は内部窓パネル138のみの光学透明のエラストマーは、約4.5程度の実効誘電率のような静電気散逸特性を有する誘電材料である。例えば、エラストマーは、ある量の粉末金属、混合金属酸化物、ポリマーを含むか、又は静電気散逸性コーティングで被覆される。任意的に、保護シェル102又は内部窓パネル138のみの光学透明のエラストマーを偏光させてグレアを低減する。従って、保護カバー100は、任意的に、公知のようにユーザによる軽い圧力の印加によってデバイス1のデータの入力及び作動を可能にする感圧タッチスクリーンを有する携帯電子デバイス1と共に利用される。
【0042】
携帯電子デバイス1は、第2の入口開口部112を通して可撓性保護シェル102の空洞108に挿入され、タッチ感応スクリーン25を対向する中央パネル104の内部窓パネル138と接触した状態に位置決めされるとして示され、従って、エラストマー材料の可撓性は、一般的にデータを入力して電子デバイス1を作動させるためのタッチ感応スクリーン25への圧力の印加を可能にする。本明細書に開示するように、中央パネル104の内部窓パネル138は、デバイス1のタッチ感応スクリーン25に対応する位置に薄い可撓性膜として構成される。例示的かつ非限定的に、可撓性中央パネル104の窓領域は、約0.05〜0.06インチの厚み、又は一般的にデータを入力して電子デバイス1を作動させるためにユーザによって加えられる圧力に対してタッチ感応スクリーン25が応答可能であるのに適する別の厚みであることが望ましい。中央パネル104の一体式窓パネル138は、電子デバイス1の感圧タッチスクリーン25の上への引っ掻き、窪み、及び他の外的な摩耗からそれを保護する。側面スカート106及び中央パネル104の内部窓パネル138を取り囲む保護シェル102の各部分は、衝撃及び擦過からの保護を提供するためにより厚くすることができる。
【0043】
アダプタ114の雄プラグ116は、電子デバイス1の雌入力/出力ソケット27に挿入される。
【0044】
図13は、携帯電子デバイス1が保護カバー100の可撓性保護シェル102内に受け入れられ、タッチ感応スクリーン25が内部窓パネル138に接触して位置決めされることを示している。携帯電子デバイス1をそこに有する保護カバー100は、次に、タッチ感応スクリーン25をそこから外方に向けた状態でドッキング受け台5に挿入される。ドッキング受け台5のドッキングコネクタ3は、その複数の付勢電気接点11のうちの1又は2以上が電気アダプタ114の接触器120の電気接点122と電気的に結合した状態で、電気アダプタ114の接触器120に接続される。従って、携帯電子デバイス1は、従来技術の保護カバーで必要とされる保護カバー又は「スキン」100から最初に取り外されることなく、ドッキング受け台5によってアクセスされる。クランプ19が存在する場合に、それを押圧することは、アダプタの接触器120の電気接点122とドッキングコネクタ3の電気接点11との間の電気的接続を維持する助けになる。
【0045】
図14は、
図12に示す保護カバー100の拡大断面図であり、保護シェル102は、内部窓パネル138を用いて形成されている。
図14は、電気アダプタ114の雄プラグ116が携帯電子デバイス1の雌入力/出力ソケット27の複数の電気接点29に接続していることを示している。
【0046】
図15は、保護カバー100が、携帯電子デバイス1のタッチ感応スクリーン25と並置される位置に内部透明窓パネル138を有して形成されることを示している。しかし、側面スカート106を通過する入口開口部112は、中央パネル104内の内部窓パネル138と保護シェル102の対向するパネル146との間で単体保護シェル102の一方の側144に隣接して位置決めされる。ここで、入口開口部112は、保護シェル102の側面144で側面スカート106の内方に延びる連続一体式リップ110によって形成される。
【0047】
入口開口部112が保護シェル102の一方の側144に隣接する側面スカート106を通して形成された時に、電気アダプタ114は側面144と反対側の第2の側面148で側面スカート106に位置決めされる。入口開口部112及び電気アダプタ114をこのように保護シェル102の対向する側144及び148にそれぞれ位置付けた状態で、電気アダプタ114の雄プラグ116は、携帯電子デバイス1が側面入口開口部112を通して空洞108に受け入れられた時にデバイス1の雌入力/出力ソケット27に受け入れられて雌入力/出力ソケット27と機械的かつ電気的に嵌合した位置にシェル102の空洞108内へ延びる。従って、実際は、携帯電子デバイス1は、雌入力/出力ソケット27が電気アダプタ114の雄プラグ116と機械的に嵌合するまで側面入口開口部112を通して保護シェル102内に及び内部空洞108内に挿入され(矢印150)、その時に入力/出力ソケット27は同時に電気アダプタ114と電気的に嵌合される。携帯電子デバイス1は、挿入方向(矢印150)に沿って逆の順序で保護シェル102から取り外される。
【0048】
図16は、アダプタ114が更に雄プラグ116の複数の電気コネクタ118の連続的に順序付けられた対と接触器120の対応する電気接点122との間の電気カプリングを有する通過アダプタとして構成されることを示すブロック図である。ここで、アダプタ114の本体128に埋め込まれたワイヤ又は他の導体126は、雄プラグ116の電気コネクタ118と接触器120の対応する電気接点122との間を直接順次的関係で連通させる。アダプタ114が通過アダプタとして構成され、携帯電子デバイス1(想像線に示す)が保護カバー100に受け入れられて、その2つがドッキング受け台5(想像線に示す)に受け入れられた時に、図示のように、携帯電子デバイス1の雌ソケット27の複数の電気接点29上の入力/出力信号は、携帯電子デバイス1の雌入力/出力ソケット27の電気接点29上に示されているのと同じ順序でドッキングコネクタ3の電気接点11に示されている。従って、ドッキングコネクタ3の電気接点11は、電子デバイス1の入力/出力ソケット27の電気接点29に対応して順序付ける必要がある。電子デバイス1の雌ソケット27の電気接点29上の入力/出力信号のあらゆる望ましい再順序づけは、ドッキング受け台5のドッキングコネクタ3で又はドッキングコネクタ3の下流側の他所で行わなければならない。
【0049】
図17は、アダプタ114が代わりに雄プラグ116の複数の電気コネクタ118の不連続に順序付けられた対と接触器120の対応する電気接点122との間で電気カプリングを有する変換アダプタとして更に構成される代替実施形態を示すブロック図である。ここで、アダプタ114の本体128に埋め込まれたワイヤ、トレース、又は他の導体126は、雄プラグ116の電気コネクタ118と接触器120の電気接点122との間を非順次的関係で連通させる。アダプタ114が変換アダプタとして構成され、携帯電子デバイス1(想像線に示す)が保護カバー100に受け入れられて、その2つがドッキング受け台5(想像線に示す)に受け入れられた時に、図示のように、携帯電子デバイス1の雌ソケット27の複数の電気接点29上の入力/出力信号は、
図14に示すアダプタ114の通過構成でのように携帯電子デバイス1の雌入力/出力ソケット27の電気接点29上に示されている順序だけであるのとは対照的に、あらゆる望ましい順序でドッキングコネクタ3の電気接点11に示されている。ドッキングコネクタ3の電気接点11は、このようにドッキング受け台5の電気ケーブル15内のリード13上の定められた入力/出力順序に対応して順序付けられる。従って、電子デバイス1の雌ソケット27の電気接点29上の入力/出力信号は、ドッキングコネクタ3に適合するようにあらゆる望ましい順序に再順序付けされ、それによってドッキングコネクタ3における電子デバイス1の雌ソケット27の電気接点29上の入力/出力信号の下流側再順序づけは、ドッキング受け台5に受け入れられた特定の電子デバイス1に適合する必要はない。これに代えて、ドッキングコネクタ3は、変換アダプタ114が携帯電子デバイス1に適合される場合に、ドッキング受け台5に挿入されたいずれのデバイス1とも協働する万能ドッキングコネクタとして作動する。従って、ドッキング受け台5は、単一汎用又は万能ドッキングコネクタ3を有して、アダプタ114の本体128に埋め込まれたワイヤ、電気トレース、又は他の導体126の経路指定により電気アダプタ114内で雄プラグ116の電気コネクタ118と接触器120の電気接点122との間のカプリング関係の順序を単に調整することにより、携帯電子デバイス1の様々な異なるデバイスと共に依然として利用することができる。
【0050】
図18は、雄プラグ116及び接触器120を保護シェル102の異なる区域に位置付けられた2つの個々のアダプタプラグ本体128a及び接触器本体128bに分離するように構成された変換アダプタ114を示している。雄プラグ116の個々のアダプタプラグ本体128aと接触器120の接触器本体128bとは、保護シェル102の側面スカート106に固定的に位置付けられる。ここで例えば、個々のアダプタプラグ及び接触器本体128a、128bは、任意的に保護シェル102内に埋め込まれてオーバーモールドされる。例示的かつ非限定的に、雄プラグ116は、任意的に保護シェル102の一方の側102aに隣接するスカート105に埋め込まれる一方、接触器120は、任意的に雄プラグ116から離間した位置でスカート106に埋め込まれる。例えば、接触器120は、任意的に、雄プラグ116から離間して保護シェル102の一方の側102bに隣接するスカート106に埋め込まれる。
【0051】
任意的に、アダプタ接触器120の接触器本体128bは、単体保護シェル102の外面124に凹設される。例示的かつ非限定的に、任意的なダム132が単体保護シェル102の外面124に形成され、アダプタ接触器120は、更にダム132内に凹設される。接触器120の電気接点122は、ダム132内に又は他に単体保護シェル102の外面124内に凹設されることによって損傷から保護される。
【0052】
図19及び
図20は、雄プラグ116の個々のアダプタプラグ本体128aと接触器120の接触器本体とが、延長されたワイヤ、トレース、又は他の導体126によって保護シェル102内で相互接続されることを示している。例えば、複数の導体126は、雄アダプタプラグ116の複数の電気コネクタ118をアダプタ接触器120の対応する複数の電気接点122と電気的に相互接続するために延長された細長電気ケーブル、ワイヤ、又は他の導体として構成される(3本が示されている)。導体126は、保護シェル102内に固定的に位置決めされる。例えば、導体126は、任意的に保護シェル102の側面スカート106内に埋め込まれてオーバーモールドされる。これに代えて、導体126は、任意的に、保護シェル102の面に、すなわち、内面又は外面に接着される。
【0053】
任意的に、保護シェル102の側面102a及び/又は側面102bは、保護シェル102のスカート106内に複数の導体126を受け入れるようになっている。例えば、保護シェル102の側面102a及び/又は102bの各部分は、スカート106内に複数の導体126の追加の容積を収容するために任意的に厚くされる。
【0054】
図21は、エラストマーシェル102の異なる区域の異なる側102aに隣接する側面スカート106に位置付けられた複数の個別アダプタプラグ本体128a内の複数の雄プラグ116(2つが示されている)に分離されるとして構成された変換アダプタ114を示している。複数の雄プラグ116の各々は、保護シェル102の側面スカート106に装着された単一接触器本体128bにある接触器120の電気接点122と電気的に結合される。各個々の雄プラグ116のアダプタプラグ本体128a及び接触器120の接触器本体128bは、保護シェル102の側面スカート106に固定的に位置付けられる。例示的かつ非限定的に、全ての雄プラグ116は、任意的に保護シェル102の1又は2以上の異なる側102aに隣接する側面スカート106に埋め込まれる。例えば、各個々のアダプタプラグ本体128aは、任意的に、保護シェル102の中にオーバーモールドされる。接触器120は、任意的に、雄プラグ116の1又は2以上から離間した位置で側面スカート106に埋め込まれ、例えば、オーバーモールドされる。例えば、接触器120は、任意的に、雄プラグ116から離間して保護シェル102の一方の側102bに隣接するスカート106に埋め込まれる。
【0055】
図示のように、アダプタ接触器120の接触器本体128bは、単体保護シェル102の側面スカート106の外面124に凹設される。例示的かつ非限定的に、任意的なダム132が、単体保護シェル102の外面124に形成され、アダプタ接触器120は、更にダム132内に凹設される。接触器120の電気接点122は、ダム132内に又は他に単体保護シェル102の外面124内に凹設されることによって損傷から保護される。
【0056】
本明細書に開示するように、ダム132は、外面124に形成されたロケータであり、ドッキングコネクタ3に対して単体保護シェル102を積極的に位置決めするための位置決めインタフェースとしてそれらの間の嵌合を促進するためにドッキング受け台5と協働する。
【0057】
図11及び
図13の各々に開示するように、位置決めインタフェースのダム132は、単体保護シェル102の外面124上のロケータとして機能し、機械的かつ電気的カプリングのために接触器120をドッキングコネクタ3に積極的に位置決めするようにドッキング受け台5のソケット受け入れ器と協働する。例えば、ダム132は、単体保護シェル102の外面124から突出又は延長され、アダプタ接触器120及びその電気接点122は、例えば、
図8に示すようにロケータダム132の凹部内に凹設される。
図3、
図4、及び
図5の各々に示すように、ドッキングコネクタ3は、ドッキング受け台トレイ7のベース受け入れ器9の内面内に凹設されたソケット受け入れ器内に凹設される。従って、ソケット受け入れ器は、図示のように、嵌合を促進するためにドッキング受け台トレイ7のベース受け入れ器9にあるドッキングコネクタ3に対して単体保護シェル102を積極的に位置決めするようにロケータダム132と協働する。
【0058】
図22は、後の図でより明瞭に示されているが、内部空洞108に対向する可撓性中央パネル104の外面152上に設けられた変換アダプタ114のアダプタ接触器120から分離してそこから離間した変換アダプタ114の雄プラグ116を有する保護シェル102を示している。
【0059】
図23は、内部空洞108に対向する可撓性中央パネル104の外面152上に設けられた変換アダプタ114の接触器120を有する保護シェル102を示している。ドッキング受け台5は、これに代えて、そのドッキングコネクタ3を側面スカート106に埋め込むのではなく、可撓性中央パネル104の外面152上の接触器120と結合するための位置に位置決めするように構成される。
【0060】
図24は、ドッキング受け台5の一実施形態を示しており、トレイ7は実質的に水平に位置し、ベース受け入れ器9は、周囲側壁160により離間した上側作動面156及び下側インタフェース面158を有して構成される。図示のように、ドッキング受け台5のトレイ7は、ほぼ円形の形状で構成することができるが、適切で同等な構造をもたらすあらゆるほぼ正方形又は矩形、長円形、腎臓形、又は他の規則的又は不規則な形状で構成することができる。
【0061】
ドッキング受け台トレイ7の作動面156は、そこに凹設された浅いソケット受け入れ器166を取り囲んで支持リムを形成するほぼ平坦又は平面状の周囲面164で形成された雌入れ子157を有して形成される。ソケット受け入れ器166は、例えば、ドッキング受け台トレイ7の外形形状と同様にほぼ円形の形状(図示)であるが、任意的に、トレイ7の外形形状に適合するほぼ正方形又は矩形、長円形、腎臓形、又は他の規則的又は不規則な形状とすることができる。凹設されたソケット受け入れ器166は、周囲支持リム164に対して凹み、それと実質的に平行とすることができる電気的インタフェース面を成す床168を有して形成される。内部周囲移行壁170は、ソケット床168と周囲支持リム164の間に移行部を提供する。本発明の一実施形態により、内部周囲移行壁170は、ソケット床168及び周囲ソケットリム164のオフセット面に対して実質的に垂直である。本発明の代替実施形態により、内部周囲移行壁170は、任意的に、ソケット床168と周囲ソケットリム164の間で外方に傾斜し、それによってソケット床168と周囲ソケットリム164の間に傾斜移行部を提供する。例えば、外方に傾斜した内部周囲移行壁170は、ソケット床168の平面から約30〜60度の範囲の角度を形成する。しかし、この角度は、任意的に、ソケット床168の平面から約15度又はそれ未満から75度又はそれよりも大きいまでの遥かに広い範囲にある。
【0062】
ドッキング受け台トレイ7は、任意的に、外部装着面Sに固定するための機構を含む。従って、限定ではなく例示的に、ドッキング受け台トレイ7は、本明細書で説明するように1又は2以上のファスナクリアランス孔172によって穿孔され、その各々がそれを通してドッキング受け台トレイ7を中間装着デバイスのような外部装着面に取り付けるのに適する機械的ファスナを通すようなサイズに作られている。ファスナクリアランス孔172は、任意的に、上側作動面156及び凹んだソケット床168の一方又は両方の下方に貫通するネジ付きファスナの頭部を凹ませるために、皿穴又は座繰り穴である合致する環状窪み又は凹部174を含む。
【0063】
これに代えて、任意的に、1又は2以上のファスナは、ドッキング受け台5のトレイ7と一体化される。例えば、2対のネジ付きスタッドの頭部をそれらのネジ付きシャフトが下側インタフェース面158から突出た状態でドッキング受け台トレイ7の成形構造に埋め込んで、外部装着面の適合する開口を通して挿入してナットで固定するようにする。このような場合に、ファスナクリアランス孔172はファスナのネジ付きシャフトで埋められる。更に、凹んだソケット床168と周囲ソケットリム164、及びその間の内部周囲移行壁170は、任意的に、完全に途切れのない状態にされ、ドッキング受け台トレイ7は、従って、実質的に中実で途切れのない面を提示する。接着剤又は感圧接着剤テープ及びフィルムのような外部装着面Sに取り付けるための別の機構も考えられ、本発明の範囲及び意図から逸脱することなく組み込む又は代用することができる。
【0064】
任意的に、ドッキング受け台トレイ7の雌入れ子157は、保護カバー100の単体保護シェル102とドッキング受け台トレイ7の間で回転の向きを維持するように構成された1又は2以上の雄回転制御特徴部176を有して形成される。例示的かつ非限定的に、雄回転制御特徴部176は、凹んだソケット床168と周囲ソケットリム164の間の内部周囲移行壁170の直線部分又は湾曲部分(図示)により、凹設されたソケット受け入れ器166への浅い侵入として構成される。これに代えて、ソケット受け入れ器166の内部周囲移行壁170は、あらゆるほぼ正方形又は矩形、長円形、腎臓形、又は他の規則的又は不規則な形状を有して構成され、それによって回転制御特徴部176は、このような非円形の形状により与えられるソケット受け入れ器166に固有のものになる。
【0065】
一実施形態により、保護カバー100のシェル102は、シェル102内の携帯電子デバイス1の重量の下で、すなわち、重力によってドッキング受け台5のトレイ7に保持される。シェル102の位置決めインタフェースダム132は、ドッキング受け台トレイ7に凹設されたソケット受け入れ器166の中に入れ子になることにより、ドッキング受け台5と協働する。
【0066】
これに代えて、保護カバー100をドッキング受け台5内に固定するために、1又は2以上の永久磁石178が、保護カバー100のシェル102とドッキング受け台5のトレイ7の間に設けられる。例示的かつ非限定的に、1又は2以上の永久磁石178が、ソケット受け入れ器166の凹んだ床168又は周囲ソケットリム164(図示)のいずれかに隣接する磁石保持構造180内に配置される。各永久磁石178は、存在する場合に、限定ではなく例示的に、薄い円形状又は円盤状である。円盤形状は有利であるが、他の磁石形状も同等であり、置換可能である。磁石178は、任意的に公知の希土類である。希土類磁石は、大きさの割に非常に強力であり、従って、本発明の実施に有用である。しかし、本発明の実施に対して十分に強力な他の公知の及び現在は知られていない磁石が同等であり、置換することができる。
【0067】
限定ではなく例示的に、磁石保持構造180は、ソケット受け入れ器166の凹んだ床168又は雌入れ子157の周囲ソケットリム164のいずれかに近接して各磁石178を個別に位置決めする複数の空洞として具現化される。本発明の一実施形態により、磁石保持構造180の各空洞は、磁石178とソケットの凹んだ床168又は周囲ソケットリム164との間の距離を最小にする。磁石178によって生成された磁場の減衰は、従って、最小に抑制され、生成された磁場は、協働するドッキング受け台5に対する磁気吸引によりほとんどの携帯電子機器及び他の小型デバイスの保持を確実にするのに十分強力なままである。
【0068】
一実施形態により、磁石保持構造180の空洞は、各磁石178が少なくとも軽い圧力の下でかつ圧力嵌めと同程度に挿入されるように、滑り嵌め又は圧縮嵌めのいずれかとして磁石178に適合するようなサイズにされる。
【0069】
磁石保持空洞180は、作動面156とは反対側のドッキング受け台5のトレイ7の下側インタフェース面158上に設けることができる。保持空洞180内の磁石178は、ソケット受け入れ器166の凹んだ床168又は雌入れ子157の周囲ソケットリム164の近くに保持される。ドッキング受け台トレイ7が、僅かな変形に弾力的に応答する特性を有する実質的に剛性のプラスチック又は他のエラストマー材料で形成され、磁石保持空洞180が、任意的に磁石178のための圧縮嵌めとしてサイズ設定される場合に、磁石178は、挿入に際して磁石178によって弾性変形する小さめに作られた空洞180の半径方向圧縮により保持される。従って、米国特許第5,992,807号明細書でTarulliにより、及び米国特許第6,149,116号明細書でWonにより教示される二重接着テープ、又は引用により本明細書に組み込まれる「磁石支持体取り付け」という名称の1999年4月20日に付与された米国特許第5,895,018号明細書でRieloにより教示される合わせ開口内のバイオネットのような他の保持要素は回避される。
【0070】
本明細書に開示するように、ドッキングコネクタ3は、例えば、ワイヤ又はケーブル15の電気リード13に電気的に結合したバネ付勢ポゴピンとして構成された複数の付勢電気接点11を含む。一般的に、ドッキングコネクタ3は、最小数の少なくとも2つの付勢電気接点11を含むが、より多くの接点11を有することに対して限定されない。
【0071】
図25は、雌入れ子157に着座するように構成された相補的雄入れ子付属品159としてシェル102のロケータダム132を有して形成された保護カバー100の単体保護シェル102を示している。例えば、相補的雄入れ子特徴部159のロケータダム132は、
図24に示すようなドッキング受け台5のトレイ7内で水平ベース受け入れ器9の凹設ソケット受け入れ器166に嵌合するように構成される。相補的ロケータダム132は、携帯電子デバイス1が着座する内部空洞108に対向する可撓性中央パネル104の外面152から突出するか又は延びる。相補型ロケータダム132は、凹設ソケット受け入れ器がそのように構成された場合に、ほぼ円形の形状を有して構成される。これに代えて、ロケータダム132は、ドッキング受け台トレイ7の作動面156にある雌入れ子157の凹設ソケット受け入れ器166がそのように構成された場合に、あらゆるほぼ正方形又は矩形、長円形、腎臓形、又は他の規則的又は不規則な形状を有して構成される。従って、相補的ロケータダム132は、可撓性中央パネル104の外面152からドッキング受け台トレイ7のソケット受け入れ器166内の凹んだ床168の深さぐらいの距離までオフセットされた実質的に平坦な接触器面182を用いて形成された浅い突出である。従って、保護シェル102の可撓性中央パネル104の外面152は、相補的ロケータダム132が凹設ソケット受け入れ器166に入れ子になる時に、ドッキング受け台トレイ7の周囲支持リム164に係合する雄入れ子付属品159の下側リムを形成する。
【0072】
雌ソケット受け入れ器166の内部周囲移行壁170がソケット床168と周囲ソケットリム164の間で傾斜している場合に、相補的雄ロケータダム132は、任意的に、可撓性中央パネル104の接触器面182と外面152の間に延びて実質的に適合する傾斜を用いて形成された周囲移行壁184を含む。従って、傾斜した相補的雄ロケータダム132は、雌入れ子157の凹設ソケット受け入れ器166の傾斜に入れ子になる。
【0073】
雌入れ子157のソケット受け入れ器166が1又は2以上の雄回転制御特徴部176を有して構成された場合に、相補的雄ロケータダム132は、1又は2以上の適合する回転制御特徴部186を有して構成される。例えば、雌ソケット受け入れ器166の回転制御特徴部176が、凹んだソケット床168と周囲ソケットリム164の間のソケット166の内部への移行壁170の雄周囲突出部として構成される場合に、回転制御特徴部186は、ソケット移行壁170内の雄回転制御特徴部176に嵌合するように位置決めされ、かつそのようなサイズにされた相補的ロケータダム132の周囲への適合した雌凹み又は侵入部として構成される。
【0074】
これに代えて、適合する雄及び雌回転制御特徴部176及び186は、任意的に、雌ソケット受け入れ器166と相補的ロケータダム132の間で反転され、従って、雌回転制御特徴部176は、移行壁184の雄周囲突出部としてシェル102の相補的ロケータダム132に提供され、適合する雌回転制御特徴部186は、雌ソケット受け入れ器166を取り囲むリム164内の移行壁170の周囲への相補的な雌又は凹み又は侵入として提供される。
【0075】
従って、本明細書に開示するように、雄位置決めインタフェース132は、オフセット突出接触器面182と、その周囲に形成された凹んだ雌回転制御特徴部186との組合せを含み、回転制御特徴部186は、例えば、ドッキング受け台トレイ7の雌入れ子157に着座した時にソケット受け入れ器166を取り囲むリム164に接触する可撓性中央パネルの外面152によって形成される周縁と同一平面上にある。雄位置決めインタフェース132の凹んだ雌回転制御特徴部186は、雌入れ子157内でドッキング受け台トレイ7の雄回転制御特徴部176と係合し、それによってシェル102はトレイ7のベース受け入れ器9に対して回転的に方向付けられる。従って、保護シェル102の外面152上の相補的ロケータダム132は、ドッキング受け台トレイ7のベース受け入れ器9内で雌ソケット受け入れ器166と入れ子になり、一方で嵌合する雄及び雌の回転制御特徴部176、186は、トレイ7のベース受け入れ器9に対して保護シェル102の回転を制御する。
【0076】
ドッキング受け台5のトレイ7が、
図24に示すように、ソケット受け入れ器166の凹んだ床168又は周囲リム164に隣接する任意的な磁石178を含む場合に、保護シェル102の中央パネル104は、鉄、ニッケル、コバルト、又は別の強磁性材料、又は合金のような鉄鋼材料、又は他の高透磁率強磁性材料のシート又はプレートとして具現化された透磁性部材188を有する。例えば、透磁性部材188は、磁石178による吸引のための相補的な位置で保護シェル102の中央パネル104に埋め込まれる。従って、磁石178及び磁気吸引性部材188は、保護カバー100をドッキング受け台5に固定するために、保護カバー100のシェル102とドッキング受け台5のトレイ7との間で作動可能な磁気吸引カップルを形成する。
【0077】
可撓性中央パネル104の外面152に設けられた変換アダプタ114の接触器120は、水平なトレイ7の凹設ソケット受け入れ器166でバネ付勢ポゴピンとして構成された複数の付勢電気接点11と電気的に結合するように適切に構成される。例えば、接触器120の複数の電気接点122は、銅、銀、金、白金又は別の導電材料のような導電材料の複数の同心接触リングとして構成される。接触器120の接触リング122は、本明細書に開示するように、順次的又は非順次的のいずれかで順序付けられた対で雄アダプタプラグ116の複数の電気コネクタ118と電気的に相互接続するために導体126に結合される。接触器120の接触リング122は、ドッキング受け台トレイ7のベース受け入れ器9の凹設ソケット受け入れ器166で異なるポゴピン接点11と嵌合するように位置決めされる。
【0078】
接触器120の電気接点122が複数の同心接触リングとして構成される場合に、雌ソケット受け入れ器166での位置決めインタフェースダムの回転(
図25、矢印190)に依らず、接触リング122がドッキング受け台トレイ7に対するシェル102のいずれの向きでも異なるポゴピン接点11と嵌合するので、協働する雄及び雌の回転制御特徴部176及び186は、任意的に除去される。しかし、協働する雄及び雌の回転制御特徴部176及び186は、任意的に、保護カバー100とドッキング受け台3の間に相対的な回転関係を与えるために存在することができる。
【0079】
図26は、ドッキング受け台3のトレイ7に着座した保護カバー又はスキン100のエラストマーシェル102を示す断面図である。図示のように、保護カバー100の相補的雄入れ子付属品159は、ドッキング受け台5の雌入れ子157と入れ子にされ、それによってシェル102はドッキング受け台トレイ7に保持される。例えば、シェル102は、本明細書に開示するように、シェル102内の携帯電子デバイス1の重量、すなわち、重力によって固定される。シェル102は、位置決めインタフェースダム132をドッキング受け台トレイ7に凹設されたソケット受け入れ器166の中に入れ子にすることにより、ドッキング受け台5と協働する。例えば、存在する場合に雌回転制御特徴部186が、存在する場合にドッキング受け台5のトレイ7の適合する雄回転制御特徴部176と嵌合するまで、位置決めインタフェースダム132を回転させる(
図25、矢印190)。その後、周囲移行壁184は、適合する移行壁170と協働して、シェル102がドッキング受け台トレイ7に近づく時にソケット受け入れ器内でロケータダム132を位置決めする。相補的雄入れ子特徴部159の位置決めインタフェースダム132が雌入れ子157のソケット受け入れ器166内で十分に入れ子にされた状態で、可撓性中央パネル104の外面152は、雌ソケット受け入れ器166の周囲支持リム164と接触し、エラストマーシェル102の接触器面182は、凹んだソケット床168と並置される。突出した位置決めインタフェースダム132と凹設ソケット受け入れ器166の協働する周囲移行壁184及び170の係合は、接触器120の電気接点122をドッキング受け台3のベース受け入れ器9の付勢電気接点11との係合へ案内するように作動する。
【0080】
一実施形態により、接触器120の電気接点122は、そこに電子デバイス1を収納したシェル102の重量の下で、すなわち、重力により、ドッキング受け台3のベース受け入れ器9の付勢電気接点11と係合する。
【0081】
これに代えて、任意的な磁石178が存在する場合に、磁石178と透磁性部材188の間の磁力は、保護カバー100のシェル102をドッキング受け台5のトレイ7との入れ子式係合で固定し、接触器120の電気接点をドッキング受け台5のベース受け入れ器9の付勢電気接点11と係合させるように作動する。
【0082】
保護カバー又はスキン100が、重力の下でドッキング受け台3のトレイ7に保持されている場合に、受け台3から取り外すためは、シェル102を単に持ち上げるだけで保護カバー100が解除されることになる。
【0083】
これに代えて、任意的な磁石178が存在する場合に、磁石178と透磁性部材188の間の磁力は、保護カバー100のシェル102をドッキング受け台5のトレイ7との入れ子式係合で固定するように作動する。しかし、シェル102を単に回転させる(
図25、矢印190)だけで、雌回転制御特徴部186がドッキング受け台5のトレイ7の適合する雄回転制御特徴部176と干渉するまで位置決めインタフェースダム132が回転する。このような干渉により、シェル102がベース受け入れ器9から分離して磁力が減衰し、それによって保護カバー100は、受け台3から取り外すために解除される。
【0084】
図27、
図28、及び
図29は、共にカバー又はスキン100及びドッキング受け台5の代替実施形態を示している。ここで開示するように、磁石178と透磁性部材188の相対位置は反転される。例えば、1又は2以上の磁石178は、ドッキング受け台トレイ7の雌入れ子157のソケット受け入れ器166を取り囲む高くしたリム164にあるのではなく、可撓性中央パネル104の外面152に隣接する磁石保持構造180内に配置される。例示的かつ非限定的に示すように、鉄、ニッケル、コバルト、又は別の強磁性材料、又は合金のような鉄鋼材料、又は別の高透磁率強磁性材料の薄いシート又はプレートとしてそれぞれ具現化される1又は2以上の透磁性部材188は、ここで開示するように、雌ソケット受け入れ器166の凹んだ床168又は周囲のソケットリム164のいずれかに埋め込まれる(図示)。
【0085】
これに加えて、1又は2以上の永久磁石178が、保護カバー100の相補的雄入れ子付属品159に装着される。例えば、磁石178は、ドッキング受け台5に保護カバー100を磁気的に固定するための透磁性部材188と協働するために、保護シェル102の中央パネル104に埋め込まれる。
【0086】
図30、
図31、及び
図32は、協働するデバイスカバー100及びドッキング受け台5の代替実施形態を示しており、ここでは、変換アダプタ114の接触器120と、雄入れ子付属品159及びドッキング受け台トレイ7の合わせ雌入れ子157によって形成されたドッキングコネクタ3との間に設けられた位置決めインタフェース特徴部が反転されている。雌入れ子157及び相補的雄入れ子特徴部159から構成される位置決めインタフェース特徴部の反転実施形態は、ロケータダム132をシェル102の中央パネル104の外面152に設けられた雌受け入れ器として構成することによって形成され、一方でドッキング受け台トレイ7のベース受け入れ器9は、協働する雄ロケータとして構成される。
【0087】
図30は、ここではドッキング受け台トレイ7から浅いソケット受け入れ器166を有して構成されたロケータダム132により、雌入れ子157が保護シェル102上に設けられることを示している。ロケータダム132のソケット受け入れ器166は、シェル102の内部空洞108に対向する可撓性中央パネル104の外面152から突出する支持リムを周りに形成されたほぼ平坦又は平面状の周囲面164によって囲まれている。ダム132のソケット受け入れ器166は、ソケット床168と周囲支持リム164の間に移行部を提供する内部周囲移行壁170を含む。移行壁170は、本明細書に開示するように、ドッキング受け台トレイ7に対して保護カバー100のエラストマーシェル102を積極的に回転的に方向付けるように構成された回転制御特徴部176を用いて形成される。
【0088】
すなわち、本明細書に開示するように、雄位置決めインタフェース132は、ソケット受け入れ器166の床168に凹設された接触器面と、その周囲に形成された突出した回転制御特徴部176との組合せを含み、回転制御特徴部176は、例えば、ソケット床168を取り囲む周囲接触リム164と同一平面上にある。雌入れ子157がドッキング受け台トレイ7の相補的雄入れ子付属品159の上に着座した時に、接触リム164は、ドッキング受け台トレイ7の作動面156と係合する。雄位置決めインタフェース132の突出した回転制御特徴部176は、雄入れ子付属品159内でドッキング受け台トレイ7の凹んだ回転制御特徴部186と係合し、それによってシェル102は、トレイ7のベース受け入れ器9に対して回転的に方向付けられる。
【0089】
任意的に、保護カバー100のシェル102は、本明細書に開示するように、重量の下で、すなわち、重力によってドッキング受け台5のトレイ7に保持される。これに代えて、任意的な磁石178及び透磁性部材188は、存在する場合に、本明細書に開示するように、ドッキング受け台トレイ7又は保護シェル102のいずれかに設けることができる。ここで限定ではなく例示的に示すように、永久磁石178は、ソケット受け入れ器166の凹んだ床168又は周囲ソケットリム164(図示)のいずれかに隣接する磁石保持構造180内に設けられる。
【0090】
変換アダプタ114の接触器120は、本明細書に開示するように、導電材料の複数の同心接触リング122として構成することができる。接触器120は、ソケット受け入れ器168の床168上に位置決めされる。
【0091】
図31は、ドッキング受け台5のトレイ7が、ほぼ平坦な平面で形成された上側作動面156を有して構成されたベース受け入れ器9と共に実質的に水平に位置するように構成されることを示している。トレイ7の作動面156は、保護カバー100から相補的雄入れ子付属品159を有して構成される。
【0092】
実質的に平面の接触器面182は、ドッキング受け台トレイ7の上側作動面156からオフセット又は突出しており、あらゆるほぼ円形、正方形又は矩形、長円形、腎臓形、又は他の規則的又は不規則な形状を有して構成され、保護シェル102上の入れ子157の雌ロケータダム132の凹設ソケット受け入れ器166内にぴったり適合するサイズに作られる。従って、ドッキング受け台トレイ7の上側作動面156は、相補的雄入れ子付属品159の突出した接触器面182が入れ子157の雌ロケータダム132の凹設ソケット受け入れ器166に入れ子になった時に、保護シェル102内のロケータダム132の周囲支持リム164と係合する。
【0093】
すなわち、本明細書に開示するように、ドッキング受け台トレイ7の相補的雄入れ子付属品159は、ベース受け入れ器9の上側作動面156から突出した接触器面182とその周囲に凹設された雌回転制御特徴部186との組合せを含み、回転制御特徴部186は、例えば、作動面156として構成された周囲接触リムと同一平面上にある。作動面156は、雌入れ子157がドッキング受け台トレイ7の相補的雄入れ子付属品159の上に着座した時に、シェル102の可撓性中央パネル104の外面152から突出するロケータダム132のソケット受け入れ器166を取り囲む支持リムを形成する周囲面の接触リム164(
図30に示されている)と係合する。雌位置決めインタフェース132の突出した雄回転制御特徴部176は、雄入れ子付属品159内でドッキング受け台トレイ7の凹んだ雌回転制御特徴部186と係合し、それによってシェル102は、トレイ7のベース受け入れ器9に対して回転的に方向付けられる。
【0094】
本明細書に開示するように、ドッキングコネクタ3は、例えば、ワイヤ又はケーブル15内の電気リード13に電気的に結合したバネ付勢ポゴピンとして構成される複数の付勢電気接点11を含む。
【0095】
ドッキング受け台トレイ7は、任意的に、本明細書で説明するように、ドッキング受け台トレイ7を外部装着面に取り付けるためのファスナクリアランス孔172によって穿孔される。ファスナクリアランス孔172は、任意的に、相補的雄入れ子付属品159の突出した接触器面182を貫通するネジ付きファスナの頭部を凹ませるために、本明細書で説明するように、皿穴又は座繰り穴である合致する環状の窪み又は凹部174を含む。更に本明細書に開示するように、接着剤又は感圧接着剤テープ及びフィルムのような外部装着面Sに取り付けるための別の機構も考えられ、本発明の範囲及び意図から逸脱することなく組み込む又は代用することができる。
【0096】
相補的に突出した雄入れ子付属品159の周囲移行壁184は、任意的に、ドッキング受け台トレイ7の受け入れ器9内のドッキングコネクタ3に対して単体保護シェル102を積極的に位置決めするために、凹設ソケット受け入れ器166の傾斜に協働して入れ子になるように傾斜する。
【0097】
保護シェル102のロケータダム132が雄回転制御特徴部176を用いて形成された時に、ドッキング受け台5のトレイ7は、雄回転制御特徴部176に嵌合して保護シェル102とドッキング受け台トレイ7の間で回転の向きを制御するように協働する適合した雌回転制御特徴部186を用いて形成することができる。
【0098】
これに代えて、適合する雄及び雌回転制御機構176及び186は、任意的に、保護シェル102上に雌入れ子157を形成するロケータダム132の雌ソケット受け入れ器166とドッキング受け台トレイ7の相補的雄入れ子付属品159との間で反転され、従って、回転制御機構186は、ロケータダム132の雌ソケット受け入れ器166を取り囲むリム164内の移行壁170の周囲への雌凹み又は侵入として提供され、適合する回転制御機構176は、移行壁184の相補的雄周囲突出部として提供される。
【0099】
図32は、ロケータダム132により保護シェル102上に雌入れ子157が設けられ、ベース受け入れ器9によりドッキング受け台5のトレイ7上に相補的雄入れ子付属品159が設けられた断面図である。従って、保護カバー100のシェル102とドッキング受け台5のトレイ7との間の位置決めインタフェースは、保護シェル102上の雌入れ子157がベース受け入れ器9の相補的雄入れ子付属品159の上に受け入れられることによって提供される。
【0100】
本明細書に開示するように、保護カバー100がシェル102内の携帯電子デバイス1の重量、すなわち、重力によって固定される場合に、ドッキング受け台5のトレイ7は、保護シェル102の雌入れ子157をその上に受け入れるためにほぼ正しく方向付けられたベース受け入れ器9の相補的雄入れ子付属品159を有して提示されることが予想される。これに代えて、保護カバー100のシェル102とドッキング受け台5のトレイ7との間の磁気吸引のための1又は2以上の永久磁石178及び透磁性部材188が相補的な位置に配置される。例えば、ここに示すように、任意的な磁石178及び透磁性部材188が存在する場合に、ドッキング受け台トレイ7の回転は、保護カバー100内の電子デバイス1を切り離し可能に磁気的に取り付けることによって可能である。選択された磁石178及び透磁性部材188の機能としての磁気吸引強度に応じて、ドッキング受け台5のトレイ7は、より極端な程度までドッキング受け台トレイ7を裏返して上下逆になるまででも保護カバー100とドッキング受け台トレイ7の間の磁気吸引によってその中に十分に固定された電子デバイス1と共に傾けるか又は回転させることができ、シェルの接触器120の電気接点122は、電子デバイス1の作動のために十分に機械的かつ電気的にドッキングコネクタ3の電気接点11に結合されたままである。
【0101】
限定ではなく例示的に示すように、鉄、ニッケル、コバルト、又は別の強磁性材料、又は合金のような鉄鋼材料、又は別の高透磁率強磁性材料の薄いシート又はプレートとしてそれぞれに具現化される1又は2以上の透磁性部材188は、ここで開示するように、ロケータダム132の雌ソケット受け入れ器166の凹んだ床168又は周囲のソケットリム164のいずれかに埋め込まれる(図示)。更に、1又は2以上の永久磁石178が、保護カバー100の相補的雄付属品159に装着される。例えば、磁石178は、ドッキング受け台5に保護カバー100を磁気的に固定するための透磁性部材188と協働するように保護シェル102の中央パネル104に埋め込まれる。
【0102】
これに代えて、磁石178及び透磁性部材188の相対的な位置は、本明細書に開示するように任意的に反転され、その場合に、1又は2以上の磁石178は、保護シェル102のロケータダム132の雌入れ子157にある磁石保持構造180内に配置され、1又は2以上の透磁性部材188は、ベース受け入れ器9の雄入れ子付属品159に隣接するトレイ7の作動面156内の相補的な位置に配置される。
【0103】
本明細書に開示するように、ソケット受け入れ器166の内部周囲移行壁170は、ドッキング受け台トレイ7の受け入れ器9内のドッキングコネクタ3に対して単体保護シェル102を積極的に位置決めするために、相補的に突出した雄入れ子付属品159の周囲移行壁184と協働する。
【0104】
更に、保護シェル102のロケータダム132が回転制御特徴部176を用いて形成された時に、ドッキング受け台5のトレイ7は、回転制御特徴部176に嵌合して保護シェル102とドッキング受け台トレイ7の間で回転の向きを制御するように協働する相補的な回転制御特徴部186を用いて形成することができる。
【0105】
図33は保護カバー100を示しており、相補的雄入れ子付属品159は、
図11に示すものと同様にベース受け入れ器9の雌入れ子157に受け入れられるように
図6に示すものと同様に保護シェル102の側面スカート106内の位置決めインタフェースダム132として構成される。対照的にここでは、接触器120及びその接点122を含む位置決めインタフェースダム132は、本明細書に開示するように、保護シェル102の異なる側面スカート106内の位置で接触器120及びその接点122から離れてシェル102の空洞内に延びる雄プラグ116から離間している。
【0106】
雄入れ子付属品159の位置決めインタフェースダム132は、任意的に、変換アダプタ114の接触器120のいずれかの側に隣接した磁石保持構造180を有して形成され、それによって磁石178が接触器120に隣接して装着される。従って、保護カバー100は、1又は2以上の透磁性部材188を有するドッキング受け台5のトレイ7と協働するように構成されるので、トレイ7に対する保護シェル102の磁気吸引は、本明細書に開示するように、雄入れ子付属品159が相補的な雌入れ子157内に装着された時に保護カバー100をドッキング受け台5に固定するように作動する。
【0107】
図34は、電子デバイス1がそこに設置された保護カバー100を示している。ここでの保護カバー100は、
図33に示す実施形態と類似しているが、雄入れ子付属品159の位置決めインタフェースダム132は、ここでは、それに代えて、鉄、ニッケル、コバルト、又は別の強磁性材料、又は合金のような鉄鋼材料、又は他の高透磁率強磁性材料の1又は2以上のシート又はプレートとして具現化された透磁性部材188を含む。例えば、透磁性部材188は、ドッキング受け台トレイ7のベース受け入れ器9に位置決めされた1又は2以上の磁石178と協働するように相補的な位置で保護シェル102の外面124上のロケータダム132に埋め込まれる。従って、雄入れ子付属品159が相補的な雌入れ子157内に装着されると、本明細書に開示するように、磁石178及び透磁性部材188は、電子デバイス1を収納した保護カバー100をドッキング受け台5に固定するように協働する。
【0108】
図35は、
図33の保護カバー100を通して取った断面図であり、電気アダプタ114の雄プラグ116と接触器120とは、保護シェル102の側面スカート106の異なる区域内で離間している。図示のように、アダプタ114の本体128に埋め込まれた接触器120の電気接点122は、電気ケーブル、ワイヤ、トレース、又は他の導体126(明確にするためにその1つが示されている)を通してプラグ116の1又は2以上の電気コネクタ118に電気的に結合される。携帯電子デバイス1は、雌入力/出力ソケット27が保護シェル102の一方の側102aに隣接するスカート106にあるアダプタ114の雄プラグ116と係合した状態で、エラストマーシェル102の空洞108内に受け入れられる。
【0109】
位置決めインタフェースダム132は、単体保護シェル102の外面124に形成され、ロケータダム132内にアダプタの接触器120が更に凹設されて、雌入れ子157に取り付けるための相補的雄入れ子付属品159を形成する。ここで、ロケータダム132は、ドッキング受け台トレイ7のベース受け入れ器9にある透磁性部材188の磁気吸引のために磁石保持構造180内に配置された磁石178を含む。
【0110】
これに代えて、磁石178は、ドッキング受け台トレイ7のベース受け入れ器9にあり、協働する透磁性部材188は、保護シェル102の外側のロケータダム132内の接触器120の電気接点122に隣接している。
【0111】
図36は、
図34の保護カバー100を通して取った断面図であり、電気アダプタ114の雄プラグ116と接触器120とは、保護シェル102の側面スカート106の異なる区域内で離間している。図示のように、アダプタ114の本体128に埋め込まれた接触器120の電気接点122は、電気ケーブル、ワイヤ、トレース、又は他の導体126(明確にするためにその1つが示されている)を通してプラグ116の1又は2以上の電気コネクタ118に電気的に結合される。携帯電子デバイス1は、雌入力/出力ソケット27が保護シェル102の一方の側102aに隣接するスカート106にあるアダプタ114の雄プラグ116と係合した状態で、エラストマーシェル102の空洞108内に受け入れられる。
【0112】
位置決めインタフェースダム132は、単体保護シェル102の外面124に形成され、ロケータダム132内にアダプタの接触器120が更に凹設されて、雌入れ子157に取り付けるための相補的雄入れ子付属品159を形成する。ここでは、ロケータダム132は、これに代えて、本明細書に開示するように透磁性の強磁性部材188を含む。例えば、強磁性部材188は、本明細書に開示するように、ドッキング受け台トレイ7のベース受け入れ器9内の磁石178による吸引のために相補的な位置で保護シェル102の側面スカート106内のロケータダム132に埋め込まれる。
【0113】
図37は、1又は2以上の強磁性部材188を含むドッキング受け台5内のベース受け入れ器9の雌入れ子157を示している。例えば、強磁性部材188は、ドッキングコネクタ3の付勢電気接点11に隣接する位置に露出される。従って、例えば、
図33に示すように、シェル102の側面スカート106にある保護カバー100の位置決めインタフェースダム132が、任意的に、接触器120のいずれかの側に隣接して装着された磁石178を有する場合に、強磁性部材188は磁石178と協働するように位置決めされるので、本明細書に開示するように、雄入れ子付属品159を相補的な雌入れ子157に取り付ける時にトレイ7に対する保護シェル102の磁力が作用して保護カバー100をドッキング受け台5に固定する。ドッキングコネクタ3はまた、本明細書に開示するように任意的なガイドピン17を含むことができ、それらは、電気アダプタ114の接触器120内で存在する場合に任意的な合わせガイドピン受け入れ器130に嵌合するようになっている。
【0114】
図38は、代替ベース受け入れ器9の雌入れ子を示し、ここでは1又は2以上の磁石178が
図37に示す強磁性部材188の代わりに置き換えられている。例えば、磁石178は、ドッキングコネクタ3の付勢電気接点11に隣接して位置決めされる。従って、例えば、
図34に示すように、シェル102の側面スカート106にある保護カバー100の位置決めインタフェースダム132が、任意的に、接触器120のいずれかの側に隣接して装着された強磁性部材188を有する場合に、磁石178は強磁性部材188と協働するように位置決めされるので、本明細書に開示するように、雄入れ子付属品159を相補的な雌入れ子157に取り付ける時にトレイ7に対する保護シェル102の磁力が作用して保護カバー100をドッキング受け台5に固定する。ドッキングコネクタ3はまた、本明細書に開示するように任意的なガイドピン17を含むことができ、それらは、電気アダプタ114の接触器120内で存在する場合に任意的な合わせガイドピン受け入れ器130に嵌合するようになっている。
【0115】
図39は、カバー100に対する電気接点122の別の配置を示している。この配置では、2列に配置された10個の電気接点122が存在する。図示の実施形態では、列は千鳥配置されているが、千鳥配置ではなく、列を互いに位置合わせさせることができることは認識されるであろう。ドッキング受け台5は、同数で同配置の電気接点11を有することができるが、一部の実施形態では、ドッキング受け台は、カバー100よりも少ないか又は多い接点を有することができる。
【0116】
少なくとも一部の実施形態では、異なるタイプの携帯電子デバイス1に対して異なるカバー100を提供することができるが、電気接点122の配置は同じなので、適切なカバー100を使用して様々な異なる携帯電子デバイス1(異なる製造業者のデバイスを含む)を同じドッキング受け台5に結合することができる。異なるカバー100の導体126(アダプタ114の電気接点122を雄プラグ116の電気コネクタ118に接続する)の内部配置は、カバー100に適合する携帯電子デバイス1のタイプに応じて異なるものとすることができることは理解されるであろう。更に、少なくとも一部の実施形態では、特に、カバー100がそれに対して設計された携帯型電気デバイス1内に対応する接点がない場合に、電気接点122のうちの1又は2以上は、アダプタ114の対応する電気接点118に結合されない場合がある。
【0117】
図41は、2つの千鳥配置の列に並んだ12個の電気接点122の配置を示している。カバー100は、2、3、4、5、6、7、8、9、10、12、14、16、18、20、又はそれを超える電気接点を含むがこれらに限定されないあらゆる数の電気接点122を含むことができることは理解されるであろう。電気接点122は、あらゆる規則的又は不規則なパターンに配置することができる。例えば、3つの電気接点は、直線、正三角形、二等辺三角形、直角三角形、又はあらゆる他の適切な配置に配置することができる。別の例として、電気接点122は、1列に、又は2又は3以上の列に(例えば、2、3、4、又は5以上の列に)配置することができ、その2又は3以上の列は、互いに位置合わせしているか又は千鳥配置であるものとすることができ、及び各列に同数又は異なる数の接点を有することができる。更に別の例として、電気接点122の一部又は全部を規則的又は不規則な多角形の頂点に配置することができる。例えば、5個の電気接点122を5角形の頂点に配置することができ、6個の電気接点122を6角形の頂点に配置することができ、8個の電気接点は、8角形の頂点に配置することができる。
【0118】
図39及び
図41はまた、カバー100のドッキング受け台5への正確な結合を容易にすることができる非対称形状を有するダム132を示している。ダム132は、非対称な位置決めインタフェースを定める。この場合に、ダム132は、真っ直ぐな第1の縁部191と、第1の縁部に対向する湾曲した第2の縁部192とを有する。ドッキング受け台5の雌入れ子157は、ダム132と類似の形状にすることができるので、カバー100のダムは、ドッキング受け台の雌入れ子内に一方向に容易に単に嵌合する。カバーのこの非対称な位置決めインタフェースは、カバーのドッキング受け台5との正確な結合を容易にするので、電気接点122は、ドッキング受け台上の対応する接点と正確かつ確実に嵌合する。
【0119】
図40は、アダプタ114の一部分を示し、雄プラグ116、電気接点122、磁石178(又は強磁性部材188)、及び本体128を含む。アダプタ114は、側面スカート106及びダム132をアダプタの各部分の周りに形成した状態でカバー100内に位置決めされる。少なくとも一部の実施形態では、シェル102又はダム132の一部分はまた、
図39及び41に示すように、電気接点122の一部分を露出させたままで本体128の面193及び磁石178を覆う。
【0120】
携帯電子デバイスのためのカバーはまた、周辺デバイスのための追加のポケットを含むことができる。
図42−46は、携帯電子デバイス1及び周辺デバイス50を受け入れることができるカバー100の実施形態を示している。周辺デバイスの例は、プリンタ、スキャナ、カード読取器、磁気ストリップ読取器、RFID読取器、NFC読取器、スピーカ、バッテリ、カメラ、ライト、キーボード、ヒューマンインタフェースデバイス(例えば、マウス又はトラックボールなど)、医療デバイス(例えば、体温計、グルコースセンサ、血圧計、撮像装置、又はあらゆる他の適切な医療デバイス)、又はあらゆる他の適切な周辺デバイスを含む。周辺デバイスの他の例は、LED灯、ブラックライト、赤外線灯、レーザ、又はあらゆる他の点灯デバイス、又はそれらのあらゆる組合せを提供することができ、一般照明、夜間視野、ビデオ又は写真のための照明又は強調、信号伝達、ポインティング、測定、走査、位置合わせ、又はあらゆる他の機能又は用途又はそれらのあらゆる組合せを提供するのに使用することができる照明デバイスを含むことができる。このような照明デバイスは、例えば、モバイル電話又はスマートフォン、端末、コンピュータ、試験デバイス、又はタブレットなど、又はそれらのあらゆる組合せのようなカバー内のあらゆるデバイスと共に使用するように設計することができる。周辺デバイスの別の例は、例えば、センサ(例えば、温度、圧力、レベリング、角度、高度、光、密度、X線、磁場、加速度、速度、速度、距離、エネルギ、電流又はエネルギ流れ、力、デュロメータ、質量/重量、トルク、抵抗、キャパシタンス、電圧、又はリアクタンスなど、又はそれらのあらゆる組合せを検出するための)又は指紋読取器のようなツールデバイスとすることができる。
【0121】
カバー100は、特定のタイプの周辺デバイスに対して設計することができ、又は複数タイプの周辺デバイスを収容することができる。これに加えて、図示の実施形態は、単一周辺デバイスをカバー内に含むことを可能にするが、他の実施形態は、カバー内の1又は2以上の周囲ポケットに複数(例えば、2、3、4、又は5以上)の周辺デバイスを含むことを可能にすることができる。
【0122】
カバー100は、中央パネル104と、側面スカート106と、リップ110と、入口開口部112と、携帯電子デバイス1を受け入れるための内部空洞108とを有するシェル102を含む。これに加えて、カバー100は、周辺デバイス50を受け入れる周囲ポケットを形成する周囲空洞208を含む。周囲空洞208は、中央パネル104と、任意的に側面スカート106の一部又はカバー100のあらゆる他の部分とを使用して形成することができる。周囲空洞208は、デバイス面205と1又は2以上の側面207とを定める。図示の実施形態では、周囲空洞208と内部空洞108は連続しており、
図44に示すように、入口開口部112及び内部空洞108を通して周辺デバイス50を周囲空洞208に挿入することができる。次に、
図45に示すように、入口開口部を通して携帯電子デバイス1を内部空洞110に挿入することができる。代替実施形態では、カバー100は周囲開口部(図示せず)を含むことができ、この開口部を通して周辺機器を周囲空洞208に挿入することができる。そのような実施形態では、周囲空洞208は、内部空洞108と連続しているものとすることができ、又は周囲空洞と内部空洞は、カバー100の壁によって分離されているものとすることができる。
【0123】
雄プラグ116に加えて、カバー100は、
図43に示すように周囲プラグ216を含む。周囲プラグ216は、周辺デバイス50の入力/出力ソケット内に嵌合する。周囲プラグ216は、特定の周辺デバイスに対して設計することができ、又は複数の異なるデバイスに適するものとすることができる。例えば、周囲プラグ216(又は雄プラグ116又はその両方)は、それぞれ周辺デバイス50内のUSBポート又はマイクロUSBポート内に嵌合するように設計されたUSBプラグ又はマイクロUSBプラグとすることができる。
【0124】
周囲プラグ216は、周辺デバイス50内の接点に接続する1又は2以上の電気コネクタ218を含む。1又は2以上の電気コネクタ218は、カバー100を通して延びる導体(図示せず)を使用して、カバー100のアダプタ114の電気接点122に結合される。この配置を使用して、アダプタ114及び1又は2以上の電気コネクタ218を通して周辺デバイス50に電力を供給することができる。少なくとも一部の実施形態では、周辺デバイス50がアダプタを通して携帯電子デバイス1に電力、データ、又はその両方を提供するように、アダプタ114及び関連の導体を配置することができる。例えば、アダプタ114は、周囲プラグ216の電気コネクタ218と雄プラグ116の電気コネクタ118とをアダプタの同じ電気接点122に結合させることができるので、周辺デバイス50は、アダプタを通して電力又はデータを携帯電子デバイス1に供給することができる。Bluetooth(登録商標)及びNFCなどのような周辺デバイス50と携帯電子デバイス1の間でデータを共有するための別の機構があることは理解されるであろう。
【0125】
カバー100は、カバーを通して周囲空洞218に入る1又は2以上の開口部194を含むことができる。これらの開口部194は、例えば、ジャック、スキャナ、プリンタ、又はセンサなどのような周辺デバイス50の構成要素へのアクセスを可能にすることができる。同様に、カバー100は、携帯電子デバイスの構成要素へのアクセスを可能にするために内部空洞118内へ通じる1又は2以上の開口部196を含むことができる。例えば、開口部196は、携帯電子デバイス1のカメラ、ヘッドホンジャック、スイッチ、スピーカ、又はマイクロフォンなどへのアクセスを可能にすることができる。少なくとも一部の実施形態では、カバーの開口部196の配置、数、及びサイズは、カバー100がそれに対して設計される携帯電子デバイスのタイプに基づいて具体的に調整される。一部の実施形態では、カバー100は、携帯電子デバイス1上のボタンと一致する位置でカバーに(例えば、側面スカート106に)形成されたソフトボタン198を含むことができる。ソフトボタン196は、例えば、ソフトボタンの配置を識別してソフトボタンの起動を容易にするために周囲にギザを付けたカバーの材料の一部とすることができる。ソフトボタン196は、ソフトボタンの起動によって下にある携帯電子デバイス1のボタンも起動されるように構成かつ配置される。このようなソフトボタン196は、携帯電子デバイス1上の電力、音量、及び他のボタンと一致する場合がある。本明細書に説明するカバーのいずれも、1又は2以上の開口部196、1又は2以上のソフトボタン198、又はそれらのあらゆる組合せを含むことができる。
【0126】
本明細書に説明するカバー100のいずれも、
図43に示すように、カバー内又はカバー上に配置されたタグ要素199を含むことができる。タグ要素199は、例えば、カバー又はカバー内に配置されたデバイスを識別するのに使用することができるRFIDタグ又はNFCタグとすることができる。タグ要素199は、カバー100内に成形することができ、又はカバーの内面又は外面上に配置することができる。少なくとも一部の実施形態では、タグ要素199は、ユーザが携行することができるフォブ197又は他のタグ照会デバイスに関連付けることができ、それを使用して、カバー100がフォブ又は他のタグ照会デバイスの範囲にあるか否かを決定するためにタグ要素199に無線で照会することができる。フォブ197はユーザによって起動され、カバー又は関連付けられた携帯電子デバイスを見つける時に支援することができる。これに代えて又はこれに加えて、フォブ197は、フォブがカバー100からの閾値距離を超えた時に自動的に起動可能な可聴警報、振動警報、又はその両方を組み込んで、カバー100及び関連付けられた携帯電子デバイスを置き忘れている(例えば、ドッキング受け台の上に置いたままにしている)ことをユーザに警告することができる。一部の実施形態では、ユーザは、フォブ197が可聴警報、振動警報、又はその両方を提供するか否かを選択することができる。一部の実施形態では、ユーザは、閾値距離をプログラムすることができる。
【0127】
図47−49は、ドッキング受け台5の追加の実施形態を示している。これらのドッキング受け台5は、トレイ7(
図49には示されない)及びカバー100内の携帯電子デバイス1がその上に置かれるベース受け入れ器9を含む。
図47のドッキング受け台5は、クランプ19及びアーム21を含む。
図48のドッキング受け台5は、机、棚、サイドボード、又はテーブルなどのようなあらゆる安定した面に置くことができる独立型受け台である。
図49のドッキング受け台5は、壁又は他の面上に装着することができる。
図48は、携帯電子デバイス1としてモバイル電話又は他の比較的小型のデバイスを示している。
図49は、携帯電子デバイス1としてタブレット又は他の比較的大型のデバイスを示している。多くのドッキング受け台は、大型と小型両方の携帯電子デバイスを収容することができるが、別のドッキング受け台は、特定のサイズ又は特定範囲のサイズの携帯電子デバイスのために特別に設計される場合がある。
【0128】
図48は、ドッキング受け台5を出るケーブル15を示している。他の図示のドッキング受け台は、ケーブルを含むことができることは理解されるであろう。ケーブルは、ドッキング受け台から切り離し可能である場合があり、又はドッキング受け台に恒久的に取り付けられる場合がある。切り離し可能なケーブルを組み込む一部の実施形態では、ドッキング受け台は、ケーブルの端部を受け入れることができるUSBポート又はマイクロUSBポートのようなポートを含む。
【0129】
一部の実施形態では、ドッキング受け台は、電力、データ、又は他の信号をその受け台から携帯電子デバイスに提供するための電子構成要素を含むことができる。他の実施形態では、ドッキング受け台は、「通過」デバイスであり、そこでは、ドッキング受け台は、単に、携帯電子デバイスと充電器、コンピュータ、又は他の携帯電子デバイスなどのような別のデバイスとの中継ぎである。これらの実施形態では、ドッキング受け台を出るケーブルは、この別のデバイスに結合することができ、少なくとも一部の事例では、ドッキング受け台は、単にドッキング受け台の電子接点とケーブルとの間で信号を伝達するだけである。
【0130】
一部の実施形態では、硬質の(又は剛性の)シェルを可撓性カバー又はスキンと共に利用して、スキン内に配置された電子デバイスに対する追加の保護を提供することができる。
図50A及び50Bは、可撓性カバー又はスキン100(説明のために網掛けされている)及び硬質の(又は剛性の)シェル500の正面図と背面図である。電子デバイスは、上述のように可撓性カバー又はスキン100内に配置されることになる。上述の可撓性カバーのいずれも、その特定カバーに適合するように修正したハードシェル500を有する可撓性カバー又はスキン100に対して使用することができる。
【0131】
ハードシェル500は、例えば、ポリカーボネートなど、炭素繊維、金属、又は皮革など、又はそれらのあらゆる組合せといった硬質又は剛性のプラスチック材料で作ることができる。少なくとも一部の実施形態では、ハードシェル500は、背面パネル504(
図50B)及びスカート506(
図50A)を含み、それらは、カバー100と共に空洞108と連通する入口開口部112を形成する。入口開口部112は、電子デバイスを空洞108内に受け入れるようなサイズに作られる。一部の実施形態では、背面パネル504は、カバー100の背面部分全体を覆わない場合がある。一部の実施形態では、スカート506は、入口開口部112を完全には取り囲まない場合があり、入口開口部の一部分(例えば、90%よりも多くない、75%、50%、40%、又はそれ未満)の周りに単に延びる場合がある。
【0132】
図示の実施形態では、ハードシェル500は、可撓性カバー又はスキン100の各部分がそれを通してアクセス可能であるか又は突出する開口部を含む。例えば、ハードシェル500は、カバー100のアダプタ114の一部分(入れ子特徴部159又は接触器120など)がドッキング受け台又は他のデバイスへの結合のためにそれを通して突出するか又はアクセス可能である開口部514を含む。少なくとも一部の実施形態では、ハードシェル500は、カバー100のソフトボタン198(又は電子デバイスのボタン)へのアクセスを可能にするための又はカバー100のソフトボタン198(又は電子デバイスのボタン)がそこから突出することができる1又は2以上のボタン開口部598を含む。少なくとも一部の実施形態では、ハードシェル500は、カバー100の可撓性を使用してコーナ保護を強化するために、カバー100のコーナ部分195への突出を可能にする1又は2以上のコーナ開口部595を含むことができる。ハードシェル500とカバー100の両方は、携帯電子デバイスのカメラ、ヘッドホンジャック、スイッチ、スピーカ、又はマイクロフォンなどへのアクセスを可能にする開口部196を含むことができる。
【0133】
ハードシェル500と可撓性カバー100との組合せは、電子デバイスを位置合わせして支持することができる。更に、突出したコーナ部分195のような可撓性カバー100の突出部分は、柔らかい緩衝器として機能して電子デバイスを保護することができる。
【0134】
代替実施形態では、電子デバイスは、ハードシェルに挿入することができ、次に、電子デバイス及びハードシェルは、上述の保護カバー100のいずれか1つに挿入することができる。更に他の実施形態では、ハードシェルは、上述の保護カバー100のいずれかに対する切り離し可能な(又は永久の)ライナとして提供することができる。これらの実施形態のハードシェルは、アダプタ114の雄プラグ116がそれを通して突出し、アダプタ114の雄プラグ116による電子デバイスの入力/出力ソケットへの接続を可能にする開口部を含むことになる。
【0135】
ドッキング受け台に代えて、携帯電子デバイス及びカバーは、外部アダプタに結合することができる。
図51A−51Dは、カバー100(本明細書に説明するカバーのいずれかとすることができる)に配置された携帯電子デバイス1と、外部アダプタから延びるワイヤ又はケーブル615を有する外部アダプタ600とを示している。
図51Aでは、外部アダプタ600は、カバー100のアダプタ114に結合されている。
図51B−51Dでは、外部アダプタ600は、カバー100のアダプタ114から切り離されている。少なくとも一部の実施形態では、外部アダプタ600は、カバー100のアダプタ114に結合するだけであり、かつアダプタ114及び任意的にアダプタ114に近接するカバーの各部分でカバー100と単に接触することができる。外部アダプタ600は、トレイを持たない場合がある。
【0136】
外部アダプタ600は、カバー100のアダプタ114の接触器120の接点122と嵌合するための複数の電気接点611(
図51C及び51D)を有するハウジング602を有する。電気接点611は、電線又はケーブル615に電気的に結合される。一部の実施形態では、電線又はケーブル615は、外部アダプタ600から切り離し可能である。一部の実施形態では、ケーブル615は、携帯電子デバイスと共に使用することができるあらゆるケーブルであり、かつ外部アダプタ600上の対応するレセプタクル内に嵌合するプラグを含む。
【0137】
少なくとも一部の実施形態では、アダプタ114及び外部アダプタ600は、ドッキング受け台5に関して上述した磁気吸引カップルの構成要素を含む。これに代えて又はこれに加えて、外部アダプタ600及びアダプタ114は、外部アダプタ600をカバー100に確実に取り付けるために他の結合要素を含むことができる。上述のドッキング受け台も、これらの結合要素のいずれかを含むことができることは理解されるであろう。
【0138】
少なくとも一部の実施形態では、外部アダプタ600は、アダプタ114の戻り止め141と係合可能な少なくとも1つの隆起要素640を結合要素として含む。
図51A−51Dに示す実施形態では、外部アダプタ600は、互いに対向する2つの隆起要素640を含み、アダプタ114は、その対向する面上に2つの戻り止め141(そのうちの1つは示されていない)を含む。少なくとも一部の実施形態では、隆起要素640は、アダプタ114との係合の前にアダプタ114の対応する幅より狭く離間しているので、戻り止め141と係合した時に、2つの隆起要素(及び外部アダプタ600)は、戻り止め要素141からの隆起要素640の分離に抵抗するアダプタ114との圧縮嵌めを形成する。
【0139】
少なくとも一部の実施形態では、外部アダプタ600は、片持ち梁又は他の配置で隆起要素640の1つから延びる1つのタブ642(又は各タブが隆起要素の異なる方から延びる2つのタブ)を更に含むので、ユーザは、タブを押して隆起要素を戻り止め14から解除することができ、従って、外部アダプタ600をカバー100のアダプタ114から切り離すことができる。他の係合解除方法又は機構を使用することもできる。他の実施形態では、カバーは少なくとも1つの隆起要素(及び任意的なタブ)を含むことができ、外部アダプタは少なくとも1つの戻り止めを含むことができることは理解されるであろう。
【0140】
少なくとも一部の実施形態では、外部アダプタ600は、結合要素として1又は2以上の把持部材644を含むことができ、把持部材644は、外部アダプタ600の残りの部分から離れて延び、外部アダプ600がアダプタ114に係合する時にアダプタ114に圧縮又は摩擦把持を形成するように配置される。この圧縮又は摩擦把持は、外部アダプタのアダプタ114からの分離に抵抗するが、ユーザが外部アダプタ600及びアダプタ114を引き離す際に切り離し力の行使によって克服されるものとすることができる。
図51A−51Dに示す実施形態は、2つの対向する把持部材644を含むが、他の実施形態では、外部アダプタ600の周りに配置された2よりも多い把持部材、又は外部アダプタ600の周囲全体(又はその一部)に形成された単一把持部材を利用することができることは認識されるであろう。少なくとも一部の実施形態では、把持部材644は、アダプタ114の対応する部分の形状に適合するように成形することができる。例えば、
図41のアダプタは、真っ直ぐな第1の縁部191と、第1の縁部に対向する湾曲した第2の縁部192とを有するので、把持部材644は、一方が真っ直ぐな第1の縁部191に適合し、他方が湾曲した第2の縁部192に適合する形状を有するように成形することができる。外部アダプタ(又はドッキング受け台)は、隆起要素640及び把持部材644の一方又は両方を含むことができることは認識されるであろう。
【0141】
図52A−Fは、携帯電子デバイス1をカバー100(
図52E及び52F)に受け入れるための可動アーム43を有するドッキング受け台5の一実施形態を示している。可動アーム43に加えて、ドッキング受け台5は、上述の実施形態のいずれかに説明されるような電気接点を有するドッキングコネクタ3、トレイ7、ベース受け入れ器9、及びワイヤ又はケーブル15を含む。少なくとも一部の実施形態では、可動アーム43は、携帯電子デバイス1(
図52E及び52F)の縁部(例えば、上縁)にわたって適合する前方延長部45を含み、携帯電子デバイス1の前面に接触してドッキング受け台との係合を維持するのを助けるリップ47を含むことができる。
【0142】
可動アーム43は、延長位置(
図52A及び52B)から近接位置(
図52C及び52D)へ、及び可動アーム43が携帯電子デバイス1及びカバー100と係合してこれらの構成要素のドッキング受け台5に対する係合を維持する係合位置(
図52E及び52F)のようなあらゆる中間位置へ移動することができる。
【0143】
図52A−Fに示す実施形態では、可動アーム43は、
図52C及び52Dの近接位置に向けて付勢されたバネ750(
図52B、52D、52F)に結合される。バネ750の代わりにラチェット配置のような他の機械的配置を使用することができることは理解されるであろう。バネ750は、携帯電子デバイス1及びカバー100のドッキング受け台5からの不用意な係合解除に抵抗する(
図52E及び52Fに示すように)。ユーザは、可動アーム43をトレイ7から離れるように延ばして、携帯電子デバイスをトレイ上に置くことができ、それに続いて可動アームを解除し、可動アームを携帯電子デバイスと係合させてデバイスをドッキング受け台上に保持する。ユーザは、可動アームを携帯電子デバイス、カバー、及びトレイ7から離れるように延ばして携帯電子デバイス及びカバーを解除することにより、携帯電子デバイス1及びカバー100をドッキング受け台5から解除することができる。
【0144】
図53は、
図48及び49のドッキング受け台と類似したドッキング受け台5の別の例を示している。ドッキング受け台5は、トレイ7とカバー100内の携帯電子デバイス1がその上に置かれるベース受け入れ器9とを含む。トレイ7は、カバー100の背面を支持する背面支持面101と、背面支持面から延びるドッキング支持面103とを含む(例えば、
図3、4、37、及び47にも示されている)。少なくとも一部の実施形態では、背面支持面101及びドッキング支持面103は、90から130度の範囲内又は90から120度の範囲内又は90から100度の範囲内の又は90度に等しい角度を形成する。
【0145】
ドッキング受け台5は、図示の例では雌コネクタであるドッキングコネクタ3を含む。ドッキングコネクタ3は接点11を含み、その接点11は、例えば、付勢ピン又は付勢板バネのような付勢接点又はあらゆる他の適切なタイプの接点とすることができる。ドッキングコネクタ3はまた、
図53に示すように、ドッキング支持面に対して凹設することができるリム105を含む。少なくとも一部の実施形態では、リム105及びドッキングコネクタ3は、
図53に示すように、真っ直ぐな辺とその真っ直ぐな辺に対向する湾曲した辺とを有する細長D字形のような非対称であるものとすることができる。そのような配置は、カバーがドッキング受け台に嵌合した時の適正な位置合わせを容易にすることができる。
【0146】
図53のドッキング受け台5は、机、棚、サイドボード、又はテーブルなどのようなあらゆる安定した面に置くことができる独立型受け台である。
図54A−54Bは、複数の背面支持面101と、ハウジング107に形成された1又は2以上のドッキング支持面103を有する複数のドッキングコネクタ3とを有する別のドッキング受け台3を示している。それによってカバー100内の複数の電子デバイス1をドッキング受け台3にドッキングさせることができる。別のデバイスへの取り付けのために、1又は2以上のケーブル(図示せず)又はコネクタ109をドッキング受け台から延長することができ、その場合に、ドッキング受け台は、単に、携帯電子デバイスと、充電器、コンピュータ、又は他の携帯電子デバイスなどのような別のデバイスとの中継ぎである。これらの実施形態では、ドッキング受け台を出るケーブル又はコネクタは、この別のデバイスに結合させることができる。本明細書に開示するドッキング受け台のいずれのドッキングコネクタも、上述の磁気結合配置を利用することができ、上述のように1又は2以上のガイドピンを含むことができることは理解されるであろう。
【0147】
図55Aは、アダプタ814の一部分を示し、かつ雄プラグ816、電気接点822、磁石878(又は強磁性部材)、及び本体828を含む。アダプタ814は、アダプタ114のいずれにも代わるものとして、本明細書に説明するカバーのいずれにも使用することができる。アダプタ814は、
図55Bに示すように、側面スカートとアダプタ114の各部分の周りに形成されたダム132とを有してカバー100内に位置決めされる。少なくとも一部の実施形態では、シェル102又はダム132の一部分はまた、
図39及び41に示す実施形態と同様に電気接点822の一部分を露出させたままで、本体828の面893及び磁石878を覆う。
【0148】
上述のように、電気接点822は、導体(上述の導体126を参照)によってプラグ816の電気コネクタに電気的に結合されている。プラグ及び導体の利用可能な配置は、カバー100のシェル102と共に形成するのに使用される高圧射出成形工程には一般的に適していないことが判明している。そのような工程では、アダプタ814は、モールド内に置かれたインサートであり、カバー100のシェル102は、アダプタの周りに成形される。シェル102を形成するプラスチックは、アダプタ814内の開口部に入り込む場合があり、成形工程の高圧により導体を破損又は損傷させる可能性があり、更に存在する場合にコネクタの内部領域を埋めて、携帯電子デバイスの対応する雌コネクタとの嵌合を妨げる場合がある。
【0149】
従って、アダプタ814は、導体126の周りに配置されてプラグ816がそこから延びる密封ハウジング875を含む。密封ハウジング875は、導体を閉じ込めるアダプタの部分の周りに低圧射出成形によって形成することができ、本体828及びプラグ816との比較的緊密な密封を形成し、シェル102を形成する高圧射出成形工程中にこれらの構成要素間の材料の流れを低減又は防止する。
【0150】
図57A及び57Bは、
図42−46に示すカバー100の実施形態の代替として、携帯電子デバイス1(
図45)及び周辺デバイス50(
図44)を受け入れることができるカバーの別の実施形態900を示している。特に指示のない限り、カバー900は、
図42−46に示すカバー100又は本明細書に説明するあらゆる他のカバー100に関して説明した特徴のいずれか又は全てを含むことができる。
【0151】
カバー900は、中央パネル904と、側面スカート906と、リップ910と、入口開口部912と、携帯電子デバイスを受け入れるための内部空洞908とを有するシェル902を含む。これに加えて、カバー900は、周辺デバイス50を受け入れるための周囲ポケットを形成する周囲空洞909を含む。周囲空洞909は、中央パネル904と、任意的に側面スカート906の一部分又はカバー900の他の部分とを使用して形成することができる。周囲空洞909は、デバイス面905と1又は2以上の側面907とを定める。図示の実施形態では、周囲空洞909と内部空洞908は連続しており、入口開口部912及び内部空洞908を通して周辺デバイス50を周囲空洞909に挿入することができる。上述のように、他の実施形態では、周辺デバイスは、異なる開口部(すなわち、周囲開口部)を通して挿入することができる。周囲開口部は、中央パネル904内に又は側面スカート906の4側面のうちのいずれか1つ又は2以上に沿って位置決めすることができる。同じく上述のように、一部の実施形態では、カバーは、1よりも多い周辺機器を受け入れることができる。
【0152】
雄プラグ916に加えて、カバー900は、周囲プラグ917を含む。周囲プラグ917は、周辺デバイスの入力/出力ソケット内に嵌合する。周囲プラグ917は、特定の周辺デバイスに対して設計することができ、又は複数の異なるデバイスに適する場合がある。
【0153】
図57A及び57Bは、雄プラグ916と周囲プラグ917の両方、並びに本体928、電気接点922、及び磁石978(又は強磁性部材)、及び本体928を含むアダプタ914の一部分の一実施形態を示している。電気接点922及び磁石978は、本体に取り付けられ、雄プラグ916は、本体を通過して雄プラグ916を電気接点922に結合させる導体を使用して本体に結合される。
【0154】
アダプタ914はまた、本体928に取り付けられたブリッジ929を含む。ブリッジ929は、周囲プラグ917の電気コネクタを電気接点922に結合させる導体(例えば、ワイヤ又は導電トレースなど)をその上に有する担体931を含有する。一部の実施形態では、ブリッジ929の導体は、本体928を通して露出する電気接点922の各部分に直接に取り付けられ、又はその導体は、導電ビア、ワイヤ、又はトレースを通して電気接点922に結合させることができる。少なくとも一部の実施形態では、担体931は、カバー900のシェル902の高圧射出成形に耐えるために厚みが少なくとも0.4mmである。より薄い担体は、射出成形工程中に粉々になる場合がある。周囲プラグ917は、周辺デバイス内の接点に接続する1又は2以上の電気コネクタを含む。この配置を使用して、アダプタ914を通して周辺デバイスに電力を供給することができる。少なくとも一部の実施形態では、周辺デバイスがアダプタ914を通して携帯電子デバイスに電力、データ、又はその両方を提供するようにアダプタ914及び関連の導体を配置することができる。少なくとも一部の実施形態では、雄プラグ916と周囲プラグ917の両方は、上述のようにカバー901のシェル902を形成するための高圧射出成形工程に対してプラスチック材料の流入を防止又は低減するために、上述の密封ハウジング975、977を含むことができる。
【0155】
本発明の好ましい実施形態及び追加の代替実施形態を図示して説明したが、本発明の精神及び範囲から逸脱することなくそこに様々な変更を行うことができることは認められるであろう。従って、本発明の精神及び範囲から逸脱することなくそこに様々な変更を行うことができることは認められるであろう。従って、本発明者は、以下の請求を行うものである。