【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の第一態様は、急速充電方法を提供する。前記方法は電源アダプターに応用され、前記電源アダプターとモバイル端末とはUSBインタフェースを通じて接続される。前記USBインタフェースの中の電源線は前記電源アダプターによる前記モバイル端末に充電することに用いられ、前記USBインタフェースの中のデータケーブルが前記電源アダプターと前記モバイル端末との二方向の通信に用いられる。前記電源アダプターが普通充電モードと急速充電モードとを支持し、前記急速充電モードの充電電流は前記普通充電モードの充電電流より大きい。前記方法は、前記電源アダプターが前記USBインタフェースの中のデータケーブルを通じて前記モバイル端末との二方向の通信を行うことにより、前記急速充電モードで前記モバイル端末に充電することを決定するステップと、前記電源アダプターが充電電流を前記急速充電モードに対応する充電電流に調整し、前記モバイル端末に充電するステップと、を含む。
【0006】
第一態様において、第一態様の一つの実施形態は、前記電源アダプターが、前記USBインタフェースの中のデータケーブルを通じて前記モバイル端末との二方向の通信を行うことにより、前記急速充電モードで前記モバイル端末に充電することを決定するステップは、前記電源アダプターが前記モバイル端末に第一コマンドを送信し、前記第一コマンドは、前記モバイル端末が前記急速充電モードをスタートするか否かを問うステップと、前記電源アダプターが、前記モバイル端末から前記第一コマンドの返信コマンドを受信し、前記第一コマンドの返信コマンドは前記モバイル端末が前記急速充電モードのスタートを同意することを示すステップと、を含む。
【0007】
第一態様又はその上記実施形態のいずれかにおいて、第一態様のもう一つの実施形態は、前記電源アダプターが前記モバイル端末に第一コマンドを送信する前に、前記方法は、前記電源アダプターと前記モバイル端末との間は前記普通充電モードで充電をするステップをさらに含む。前記電源アダプターが前記モバイル端末に前記第一コマンドを送信するステップは、前記電源アダプターが前記普通充電モードの充電時間が所定閾値より大きいことを決定した後、前記モバイル端末に前記第一コマンドを送信するステップを含む。
【0008】
第一態様又はその上記実施形態のいずれかおいて、第一態様のもう一つの実施形態は、前記電源アダプターは充電電流を前記急速充電モードに対応する充電電流に調整し、前記モバイル端末に充電する前に、前記方法は、前記電源アダプターが前記USBインタフェースの中のデータケーブルを通じて前記モバイル端末との二方向の通信を行うことにより、前記急速充電モードに対応する充電電圧を決定するステップと、前記電源アダプターが充電電圧を前記急速充電モードに対応する充電電圧に調整するステップと、を含む。
【0009】
第一態様又はその上記実施形態のいずれかにおいて、第一態様のもう一つの実施形態は、前記電源アダプターが前記USBインタフェースの中のデータケーブルを通じて前記モバイル端末との二方向の通信を行うことにより、前記急速充電モードに対応する充電電圧を決定するステップは、前記電源アダプターが前記モバイル端末に第二コマンドを送信し、前記第二コマンドが、前記電源アダプターの現在の電圧が前記急速充電モードの充電電圧として適切であるか否かを問うのに用いられるステップと、前記電源アダプターが、前記モバイル端末が送信した前記第二コマンドの返信コマンドを受信し、前記第二コマンドの返信コマンドが、前記電源アダプターの現在の電圧が適切、高め又は低めであることを示すステップと、前記電源アダプターが、第二コマンドの返信コマンドに基づいて、前記急速充電モードの充電電圧を決定するステップと、を含む。
【0010】
第一態様又はその上記実施形態のいずれかにおいて、第一態様のもう一つの実施形態は、前記電源アダプターが充電電流を前記急速充電モードに対応する充電電流に調整し、前記モバイル端末に充電する前に、前記方法は、前記電源アダプターが、前記USBインタフェースの中のデータケーブルを通じて前記モバイル端末との二方向の通信を行うことにより、前記急速充電モードに対応する充電電流を決定するステップを含む。
【0011】
第一態様又はその上記実施形態のいずれかにおいて、第一態様のもう一つの実施形態は、前記電源アダプターが、前記USBインタフェースの中のデータケーブルを通じて前記モバイル端末との二方向の通信を行うことにより、前記急速充電モードに対応する充電電流を決定するステップは、前記電源アダプターが前記モバイル端末に第三コマンドを送信し、前記第三コマンドが、前記モバイル端末の現在支持できる最大充電電流を問うのに用いられるステップと、前記電源アダプターが、前記モバイル端末が送信した前記第三コマンドの返信コマンドを受信し、前記第三コマンドの返信コマンドが前記モバイル端末の現在支持できる最大充電電流を示すステップと、前記電源アダプターが、前記第三コマンドの返信コマンドに基づいて、前記急速充電モードの充電電流を決定するステップと、を含む。
【0012】
第一態様又はその上記実施形態のいずれかにおいて、第一態様のもう一つの実施形態は、前記方法は、前記電源アダプターが前記急速充電モードでモバイル端末に充電する過程で、前記電源アダプターが、前記USBインタフェースの中のデータケーブルを通じて前記モバイル端末との二方向の通信を行うことにより、前記電源アダプターの充電電流を絶え間なく調整するステップをさらに含む。
【0013】
第一態様又はその上記実施形態のいずれかにおいて、第一態様のもう一つの実施形態は、前記電源アダプターが、前記USBインタフェースの中のデータケーブルを通じて前記モバイル端末との二方向の通信を行うことにより、前記電源アダプターの充電電流を絶え間なく調整するステップは、前記電源アダプターが前記モバイル端末に第四コマンドを送信し、前記第四コマンドが、前記モバイル端末内の電池の現在の電圧を問うのに用いられるステップと、前記電源アダプターが、前記モバイル端末が送信した前記第四コマンドの返信コマンドを受信し、前記第四コマンドの返信コマンドが、前記モバイル端末内の電池の現在の電圧を示すステップと、前記電源アダプターが、前記電池の現在の電圧に基づいて、前記充電電流を調整するステップと、を含む。
【0014】
第一態様又はその上記実施形態のいずれかにおいて、第一態様のもう一つの実施形態は、前記電源アダプターが、前記電池の現在の電圧に基づいて、前記充電電流を調整するステップは、前記電源アダプターが、前記電池の現在の電圧及び所定の電池電圧値と充電電流値との対応関係に基づいて、前記電源アダプターの充電電流を前記電池の現在の電圧に対応する充電電流値に調整するステップ、を含む。
【0015】
第一態様又はその上記実施形態のいずれかにおいて、第一態様のもう一つの実施形態は、前記方法は、前記電源アダプターが前記急速充電モードで前記モバイル端末に充電する過程で、前記電源アダプターが、前記USBインタフェースの中のデータケーブルを通じて前記モバイル端末との二方向の通信を行うことにより、前記USBインタフェースが接触不良であるか否かを決定するステップと、前記USBインタフェースが接触不良であると決定した場合、前記電源アダプターが前記急速充電モードから離脱するステップと、をさらに含む。
【0016】
第一態様又はその上記実施形態のいずれかにおいて、第一態様のもう一つの実施形態は、前記電源アダプターが、前記USBインタフェースの中のデータケーブルを通じて前記モバイル端末との二方向の通信を行うことにより、前記USBインタフェースが接触不良であるか否かを決定する前に、前記方法は、前記電源アダプターが、前記モバイル端末から前記モバイル端末の通路インピーダンスを示す情報を受信するステップをさらに含む。前記電源アダプターが、前記USBインタフェースの中のデータケーブルを通じて前記モバイル端末との二方向の通信を行うことにより、前記USBインタフェースが接触不良であるか否かを決定するステップは、前記電源アダプターが、前記モバイル端末に第四コマンドを送信し、前記第四コマンドが、前記モバイル端末内の電池の電圧を問うのに用いられるステップと、前記電源アダプターが前記モバイル端末が送信した前記第四コマンドの返信コマンドを受信し、前記第四コマンドの返信コマンドが、前記モバイル端末内の電池の現在の電圧を示すステップと、前記電源アダプターが、前記電源アダプターの充電電圧と前記電池の電圧に基づいて、前記電源アダプターから前記電池までの通路インピーダンスを決定するステップと、前記電源アダプターが、前記電源アダプターから前記電池までの通路インピーダンスと、前記モバイル端末の通路インピーダンスと、及び前記電源アダプターと前記モバイル端末との間の充電回路の通路インピーダンスと、に基づいて、USBインタフェースが接触不良であるか否かを決定するステップと、を含む。
【0017】
第一態様又はその上記実施形態のいずれかにおいて、第一態様のもう一つの実施形態は、前記電源アダプターが前記急速充電モードから離脱する前に、前記方法は、前記電源アダプターが前記モバイル端末に、前記USBインタフェースの接触不良を示す第五コマンドを送信するステップ、をさらに含む。
【0018】
本発明の第二態様は、急速充電方法を提供する。前記方法はモバイル端末に応用され、前記モバイル端末と電源アダプターとはUSBインタフェースを通じて接続される。前記USBインタフェースの中の電源線は前記モバイル端末に充電することに用いられ、前記USBインタフェースの中のデータケーブルが前記モバイル端末と前記電源アダプターとの二方向の通信に用いられる。前記モバイル端末が普通充電モードと急速充電モードとを支持し、前記急速充電モードの充電電流は普通充電モードの充電電流より大きい。前記方法は、前記モバイル端末が前記USBインタフェースの中のデータケーブルを通じて前記電源アダプターとの二方向の通信を行うことにより、前記電源アダプターが急速充電モードで前記モバイル端末に充電することを決定するステップと、前記モバイル端末が前記電源アダプターで急速充電モードに対応する充電電流を受け入れ、前記モバイル端末内の電池に充電するステップと、を含む。
【0019】
第二態様において、第二態様の一つの実施形態は、前記モバイル端末が、前記USBインタフェースの中のデータケーブルを通じて前記電源アダプターとの二方向の通信を行うことにより、前記電源アダプターが前記急速充電モードで前記モバイル端末に充電することを決定するステップは、前記モバイル端末が前記電源アダプターが送信した第一コマンドを受信し、前記第一コマンドが、前記モバイル端末が前記急速充電モードをスタートするか否かを問うのに用いられるステップと、前記モバイル端末が前記電源アダプターに前記第一コマンドの返信コマンドを送信し、前記第一コマンドの返信コマンドが、前記モバイル端末が前記急速充電モードのスタートを同意することを示すステップと、を含む。
【0020】
第二態様又はその上記実施形態のいずれかにおいて、第二態様のもう一つの実施形態は、前記モバイル端末が前記電源アダプターが送信した第一コマンドを受信する前に、前記方法は、前記モバイル端末と前記電源アダプターとの間が前記普通充電モードで充電をするステップをさらに含む。前記モバイル端末が、前記電源アダプターが送信した第一コマンドを受信するステップは、前記電源アダプターが前記普通充電モードの充電時間が所定閾値より大きいことを決定した後、前記モバイル端末が前記電源アダプターが送信した前記第一コマンドを受信するステップを含む。
【0021】
第二態様又はその上記実施形態のいずれかにおいて、第二態様のもう一つの実施形態は、前記モバイル端末が前記電源アダプターから前記急速充電モードに対応する充電電流を受け入れ、前記モバイル端末内の電池に充電する前に、前記方法は、前記モバイル端末が前記USBインタフェースの中のデータケーブルを通じて、前記電源アダプターとの二方向の通信を行うことにより、前記電源アダプターが前記急速充電モードに対応する充電電圧を決定するステップを含む。
【0022】
第二態様又はその上記実施形態のいずれかにおいて、第二態様のもう一つの実施形態は、前記モバイル端末が前記USBインタフェースの中のデータケーブルを通じて、前記電源アダプターとの二方向の通信を行うことにより、前記電源アダプターが前記急速充電モードに対応する充電電圧を決定するステップは、前記モバイル端末が、電源アダプターが送信した第二コマンドを受信し、前記第二コマンドが、前記電源アダプターの現在の電圧が前記急速充電モードの充電電圧として適切であるか否かを問うのに用いられるステップと、前記モバイル端末が前記電源アダプターに前記第二コマンドの返信コマンドを送信し、前記第二コマンドの返信コマンドが、前記電源アダプターの現在の電圧が適切、高め又は低めであることを示すステップと、を含む。
【0023】
第二態様又はその上記実施形態のいずれかにおいて、第二態様のもう一つの実施形態は、前記モバイル端末が前記電源アダプターから前記急速充電モードに対応する充電電流を受け入れ、前記モバイル端末内の電池に充電する前に、前記方法は、前記モバイル端末が、前記USBインタフェースの中のデータケーブルを通じて前記電源アダプターとの二方向の通信を行うことにより、前記電源アダプターが前記急速充電モードに対応する充電電流を決定するステップ、を含む。
【0024】
第二態様又はその上記実施形態のいずれかにおいて、第二態様のもう一つの実施形態は、前記モバイル端末が、前記USBインタフェースの中のデータケーブルを通じて前記電源アダプターとの二方向の通信を行うことにより、前記電源アダプターが前記急速充電モードに対応する充電電流を決定するステップは、前記モバイル端末が前記電源アダプターが送信した第三コマンドを受信し、前記第三コマンドが、前記モバイル端末の現在支持できる最大充電電流を問うのに用いられるステップと、前記モバイル端末が前記電源アダプターに第三コマンドの返信コマンドを送信し、前記第三コマンドの返信コマンドが、前記モバイル端末の現在支持できる最大充電電流を示し、前記電源アダプターが前記最大充電電流に基づいて、急速充電モードに対応する充電電流を決定するステップと、を含む。
【0025】
第二態様又はその上記実施形態のいずれかにおいて、第二態様のもう一つの実施形態は、前記方法が、前記電源アダプターが前記急速充電モードで前記モバイル端末に充電する過程で、前記モバイル端末が、前記USBインタフェースの中のデータケーブルを通じて前記電源アダプターとの二方向の通信を行うことにより、前記電源アダプターが前記電源アダプターの充電電流を絶え間なく調整するステップ、をさらに含む。
【0026】
第二態様又はその上記実施形態のいずれかにおいて、第二態様のもう一つの実施形態は、前記モバイル端末が、前記USBインタフェースの中のデータケーブルを通じて前記電源アダプターとの二方向の通信を行うことにより、前記電源アダプターが前記電源アダプターの充電電流を絶え間なく調整するステップは、前記モバイル端末が、電源アダプターが送信した第四コマンドを受信し、前記第四コマンドが、前記モバイル端末内の電池の現在の電圧を問うのに用いられるステップと、前記モバイル端末が前記電源アダプターに前記第四コマンドの返信コマンドを送信し、前記第四コマンドの返信コマンドが、前記モバイル端末内の電池の現在の電圧を示し、前記電源アダプターが前記電池の現在の電圧に基づいて、前記電源アダプターの充電電流を絶え間なく調整するステップと、を含む。
【0027】
第二態様又はその上記実施形態のいずれかにおいて、第二態様のもう一つの実施形態は、前記方法が、前記電源アダプターが前記急速充電モードで前記モバイル端末に充電する過程で、前記モバイル端末が、前記USBインタフェースの中のデータケーブルを通じて前記電源アダプターとの二方向の通信を行うことにより、前記電源アダプターが前記USBインタフェースが接触不良であるか否かを決定するステップ、をさらに含む。
【0028】
第二態様又はその上記実施形態のいずれかにおいて、第二態様のもう一つの実施形態は、前記モバイル端末が、前記USBインタフェースの中のデータケーブルを通じて前記電源アダプターとの二方向の通信を行うことにより、前記電源アダプターが、前記USBインタフェースが接触不良であるか否かを決定するステップは、前記モバイル端末が前記電源アダプターが送信した第四コマンドを受信し、前記第四コマンドが、前記モバイル端末内の電池の現在の電圧を問うのに用いられるステップと、前記モバイル端末が前記電源アダプターに前記第四コマンドの返信コマンドを送信し、前記第四コマンドの返信コマンドが前記モバイル端末内の電池の現在の電圧を示し、前記電源アダプターが、前記電源アダプターの充電電圧と前記電池の現在の電圧に基づいて、USBポートが接触不良であるか否かを決定するステップと、を含む。
【0029】
第二態様又はその上記実施形態のいずれかにおいて、第二態様のもう一つの実施形態は、前記方法は、前記モバイル端末が、前記電源アダプターが送信した第五コマンドを受信し、前記第五コマンドは前記USBインタフェースの接触不良を示すステップ、をさらに含む。
【0030】
本発明の第三態様は、電源アダプターを提供する。前記電源アダプターとモバイル端末とはUSBインタフェースを通じて接続されている。前記USBインタフェースの中の電源線は前記電源アダプターが前記モバイル端末に充電することに用いられ、前記USBインタフェースの中のデータケーブルは前記電源アダプターと前記モバイル端末との二方向の通信に用いられる。前記電源アダプターは普通充電モードと急速充電モードを支持し、前記急速充電モードの充電電流は前記普通充電モードの充電電流より大きい。前記電源アダプターは、前記USBインタフェースの中のデータケーブルを通じて、前記モバイル端末との二方向の通信を行い、前記急速充電モードで前記モバイル端末に充電することを決定することに用いられる通信ユニットと、充電電流を前記急速充電モードに対応する充電電流に調整し、前記モバイル端末に充電することに用いられる電流調整ユニットと、を含む。
【0031】
第三態様において、第三態様の一つの実施形態は、前記通信ユニットは、具体的に、前記モバイル端末に第一コマンドを送信し、前記第一コマンドは前記モバイル端末が前記急速充電モードをスタートするか否かを問うのに用いられることと、前記モバイル端末から前記第一コマンドの返信コマンドを受信し、前記前記第一コマンドの返信コマンドが、前記モバイル端末が前記急速充電モードのスタートを同意することを示すことと、に用いられる。
【0032】
第三態様又はその上記実施形態のいずれかにおいて、第三態様のもう一つの実施形態は、前記電源アダプターが、前記モバイル端末との間に前記普通充電モードで充電することに用いられる電力変換ユニットを含み、前記通信ユニットは、具体的に、前記普通充電モードの充電時間が所定閾値より大きいことを決定した後、前記モバイル端末に前記第一コマンドを送信することに用いられる。
【0033】
第三態様又はその上記実施形態のいずれかにおいて、第三態様のもう一つの実施形態は、前記通信ユニットが、前記USBインタフェースの中のデータケーブルを通じて前記モバイル端末との二方向の通信を行うことにより、前記急速充電モードに対応する充電電圧を決定することにさらに用いられ、前記電源アダプターは充電電圧を前記急速充電モードに対応する充電電圧に調整することに用いられる電圧調整ユニットをさらに含む。
【0034】
第三態様又はその上記実施形態のいずれかにおいて、第三態様のもう一つの実施形態は、前記通信ユニットが、前記モバイル端末に第二コマンドを送信し、前記第二コマンドは前記電源アダプターの現在の電圧が前記急速充電モードの充電電圧として適切であるか否かを問うのに用いられることと、前記モバイル端末が送信した前記第二コマンドの返信コマンドを受信し、前記第二コマンドの返信コマンドが、前記電源アダプターの現在の電圧が適切、高め又は低めであることを示すことと、に用いられ、前記
電圧調整ユニットは、具体的に、前記第二コマンドの返信コマンドに基づいて前記急速充電モードの充電電圧を決定することに用いられる。
【0035】
第三態様又はその上記実施形態のいずれかにおいて、第三態様のもう一つの実施形態は、前記通信ユニットは、具体的に、前記USBインタフェースの中のデータケーブルを通じて前記モバイル端末との二方向の通信を行うことにより、前記急速充電モードに対応する充電電流を決定することに用いられる。
【0036】
第三態様又はその上記実施形態のいずれかにおいて、第三態様のもう一つの実施形態は、前記通信ユニットが、具体的に、前記モバイル端末に第三コマンドを送信し、前記第三コマンドは前記モバイル端末の現在支持できる最大充電電流を問うのに用いられることと、前記モバイル端末が送信した前記第三コマンドの返信コマンドを受信し、前記第三コマンドの返信コマンドが前記モバイル端末の現在支持できる最大充電電流を示すことと、前記第三コマンドの返信コマンドに基づいて前記急速充電モードの充電電流を決定することと、に用いられる。
【0037】
第三態様又はその上記実施形態のいずれかにおいて、第三態様のもう一つの実施形態は、前記通信ユニットが、前記電源アダプターが前記急速充電モードで前記モバイル端末に充電する過程で、前記USBインタフェースの中のデータケーブルを通じて前記モバイル端末との二方向の通信を行うことにより、前記電源アダプターの充電電流を絶え間なく調整することにさらに用いられる。
【0038】
第三態様又はその上記実施形態のいずれかにおいて、第三態様のもう一つの実施形態は、前記通信ユニットが、具体的に、前記モバイル端末に第四コマンドを送信し、前記第四コマンドは前記モバイル端末内の電池の現在の電圧について問うのに用いられることと、前記モバイル端末が送信した前記第四コマンドの返信コマンドを受信し、前記第四コマンドの返信コマンドが前記モバイル端末内の電池の現在の電圧を示すことと、に用いられ、前記電流調整ユニットは、具体的に、前記電池の現在の電圧に基づいて、前記充電電流を調整することに用いられる。
【0039】
第三態様又はその上記実施形態のいずれかにおいて、第三態様のもう一つの実施形態は、前記電流調整ユニットが、具体的に、前記電池の現在の電圧及び所定の電池の電圧値と充電電流値との対応関係に基づいて、前記電源アダプターの充電電流を前記電池の現在の電圧に対応する充電電流値に調整することに用いられる。
【0040】
第三態様又はその上記実施形態のいずれかにおいて、第三態様のもう一つの実施形態は、前記通信ユニットが、前記電源アダプターが前記急速充電モードで前記モバイル端末に充電する過程で、前記USBインタフェースの中のデータケーブルを通じて前記モバイル端末との二方向の通信を行うことにより、前記USBインタフェースが接触不良であるか否かを決定することと、前記USBインタフェースが接触不良であると決定した場合、前記急速充電モードから離脱することに、さらに用いられる。
【0041】
第三態様又はその上記実施形態のいずれかにおいて、第三態様のもう一つの実施形態は、前記通信ユニットが、具体的に、前記モバイル端末から前記モバイル端末の通路インピーダンスを示す情報を受信することと、前記モバイル端末が送信した前記第四コマンドの返信コマンドを受信し、前記第四コマンドの返信コマンドが前記モバイル端末内の電池の電圧を示すことと、前記電源アダプターの充電電圧と前記電池の電圧に基づいて、前記電源アダプターから前記電池までの通路インピーダンスを決定することと、前記電源アダプターから前記電池までの通路インピーダンス、前記モバイル端末の通路インピーダンス、及び前記電源アダプターと前記モバイル端末との間の充電回路の通路インピーダンスに基づいて、USBインタフェースが接触不良であるか否かを決定することと、に用いられる。
【0042】
第三態様又はその上記実施形態のいずれかにおいて、第三態様のもう一つの実施形態は、前記通信ユニットが、前記モバイル端末に前記USBインタフェースの接触不良を示す第五コマンドを送信することにさらに用いられる。
【0043】
本発明の第四態様は、モバイル端末を提供する。前記モバイル端末と電源アダプターとはUSBインタフェースを通じて接続されている。前記USBインタフェースの中の電源線は、前記モバイル端末に充電することに用いられ、前記USBインタフェースの中のデータケーブルは、前記モバイル端末と前記電源アダプターとの二方向の通信に用いられる。前記モバイル端末は普通充電モードと急速充電モードを支持し、前記急速充電モードの充電電流は前記普通充電モードの充電電流より大きい。前記モバイル端末は、前記USBインタフェースの中のデータケーブルを通じて前記電源アダプターとの二方向の通信を行うことにより、前記電源アダプターが前記急速充電モードで前記モバイル端末に充電することを決定することに用いられる通信ユニットと、前記電源アダプターから前記急速充電モードに対応する充電電流を受け入れ、前記モバイル端末内の電池に充電することに用いられる充電ユニットと、を含む。
【0044】
第四態様において、第四態様の一つの実施形態は、前記通信ユニットが、具体的に、前記電源アダプターが送信した第一コマンドを受信し、前記第一コマンドが、前記モバイル端末が前記急速充電モードをスタートするか否かを問うのに用いられることと、前記電源アダプターに前記第一コマンドの返信コマンドを送信し、前記第一コマンドの返信コマンドが、前記モバイル端末が前記急速充電モードのスタートを同意することを示すことと、に用いられる。
【0045】
第四態様又はその上記実施形態のいずれかにおいて、第四態様のもう一つの実施形態は、前記充電ユニットが、前記電源アダプターとの間に普通充電モードで充電することにさらに用いられ、前記通信ユニットは、具体的に前記電源アダプターが前記普通充電モードの充電時間が所定閾値より大きいことを決定した後、前記電源アダプターが送信した前記第一コマンドを受信することに用いられる。
【0046】
第四態様又はその上記実施形態のいずれかにおいて、第四態様のもう一つの実施形態は、前記通信ユニットが、前記USBインタフェースの中のデータケーブルを通じて前記電源アダプターとの二方向の通信を行うことにより、前記電源アダプターが前記急速充電モードに対応する充電電圧を決定することにさらに用いられる。
【0047】
第四態様又はその上記実施形態のいずれかにおいて、第四態様のもう一つの実施形態は、前記通信ユニットが、具体的に、前記電源アダプターが送信した第二コマンドを受信し、前記第二コマンドが、前記電源アダプターの現在の電圧が前記急速充電モードの充電電圧として適切であるか否かを問うのに用いられることと、前記電源アダプターに前記第二コマンドの返信コマンドを送信し、前記第二コマンドの返信コマンドが、前記電源アダプターの現在の電圧が適切、高め又は低めであることを示すことと、に用いられる。
【0048】
第四態様又はその上記実施形態のいずれかにおいて、第四態様のもう一つの実施形態は、前記通信ユニットが、前記USBインタフェースの中のデータケーブルを通じて前記電源アダプターとの二方向の通信を行うことにより、前記電源アダプターが前記急速充電モードに対応する充電電流を決定することにさらに用いられる。
【0049】
第四態様又はその上記実施形態のいずれかにおいて、第四態様のもう一つの実施形態は、前記通信ユニットが、具体的に、前記電源アダプターが送信した第三コマンドを受信し、前記第三コマンドは前記モバイル端末の現在支持できる最大充電電流を問うのに用いられることと、前記電源アダプターに前記第三コマンドの返信コマンドを送信し、前記第三コマンドの返信コマンドは前記モバイル端末の現在支持できる最大充電電流を示し、前記電源アダプターが前記最大充電電流に基づいて、前記急速充電モードに対応する充電電流を決定することと、に用いられる。
【0050】
第四態様又はその上記実施形態のいずれかにおいて、第四態様のもう一つの実施形態は、前記通信ユニットが、前記電源アダプターが前記急速充電モードで前記モバイル端末に充電する過程で、前記USBインタフェースの中のデータケーブルを通じて前記電源アダプターとの二方向の通信を行うことにより、前記電源アダプターが前記電源アダプターの充電電流を絶え間なく調整することにさらに用いられる。
【0051】
第四態様又はその上記実施形態のいずれかにおいて、第四態様のもう一つの実施形態は、前記通信ユニットが、具体的に、前記電源アダプターが送信した第四コマンドを受信し、前記第四コマンドが前記モバイル端末内の電池の現在の電圧を問うのに用いられることと、前記電源アダプターに前記第四コマンドの返信コマンドを送信し、前記第四コマンドの返信コマンドが、前記モバイル端末内の電池の現在の電圧を示し、前記電源アダプターが前記電池の現在の電圧に基づいて、前記電源アダプターの充電電流を絶え間なく調整することと、に用いられる。
【0052】
第四態様又はその上記実施形態のいずれかにおいて、第四態様のもう一つの実施形態は、前記通信ユニットが、前記電源アダプターが前記急速充電モードで前記モバイル端末に充電する過程で、前記USBインタフェースの中のデータケーブルを通じて前記電源アダプターとの二方向の通信を行うことにより、前記電源アダプターが前記USBインタフェースが接触不良であるか否かを決定することにさらに用いられる。
【0053】
第四態様又はその上記実施形態のいずれかにおいて、第四態様のもう一つの実施形態は、前記通信ユニットが、具体的に、前記電源アダプターが送信した第四コマンドを受信し、前記第四コマンドが、前記モバイル端末内の電池の現在の電圧を問うのに用いられることと、前記電源アダプターに前記第四コマンドの返信コマンドを送信し、前記第四コマンドの返信コマンドが前記モバイル端末内の電池の現在の電圧を示し、前記電源アダプターが、前記電源アダプターの充電電圧と前記電池の現在の電圧に基づいて、前記USBインタフェースが接触不良であるか否かを決定することと、に用いられる。
【0054】
第四態様又はその上記実施形態のいずれかにおいて、第四態様のもう一つの実施形態は、その特徴は、前記通信ユニットが、前記電源アダプターが送信した前記USBインタフェースの接触不良を示す第五コマンドを受信することにさらに用いられることである。
【0055】
本発明の実施例では、電源アダプターが盲目的に出力電流を増大して急速充電をするのではなく、モバイル端末との二方向の通信により急速充電モードを採用できるかについての協議を行う必要がある。既存技術に比べ、急速充電過程の安全性が向上される。