特許6626367IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

立体像調整方法及び立体像調整装置に関し、特に、インテグラル立体方式で再生される立体像についての立体像調整装置及び立体像調整方法

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

しかしながら、非特許文献1に記載されている方法では、2次元のグレイコードパターンを使用することから、要素画像の補正精度はカメラ解像度や撮影距離によって制約され、サブピクセルレベルでの高精度な補正は困難であった。
また、特許文献1の方法では、スクリーンの周囲に配置された映像を表示しない枠へマーカーを表示するので、スクリーンの中央部等の画面内側に局所的な歪みがある場合には、そのような歪の補正に対応することができない。 本発明は、以上のような問題点に鑑みてなされたものであり、インテグラル立体方式において、光学素子アレイに対して要素画像の位置を高い精度で補正できる立体像調整装置及び立体像調整方法を提供することを課題とする。 前記課題を解決するために、本発明に係る立体像調整装置は、位置を検出するマーカーを用いて立体像を調整する立体像調整装置であって、要素画像生成手段と、検出器と、補正値算出手段と、を備えることとした。 かかる構成によれば、立体像調整装置は、要素画像生成手段によって、立体映像表示装置の表示面から所定の奥行き距離だけ離間した位置であり、かつ、マーカーを表示させようとする予め設定された基準位置に、マーカーの立体像が再生されるように前記表示面に表示される要素画像群を生成する。そして、立体像調整装置は、検出器によって、前記立体映像表示装置の前記表示面に前記要素画像群を表示することで再生された複数のマーカーの立体像を検出する。そして、立体像調整装置は、補正値算出手段によって、各マーカーの立体像から検出された検出位置と各マーカーを表示させようとする基準位置との誤差に基づいて、前記表示面に表示される要素画像群全体を補正するための補正値を算出する。そして、立体像調整装置は、要素画像群の生成、再生された複数のマーカーの立体像の検出、前記補正値の算出、前記補正値に基づく要素画像群の補正の一連の処理を、前記奥行き距離を大きくしながら繰り返し行う。
このように立体像調整装置では、マーカー自体を立体像として用いており、マーカーの立体像では、表示面からの奥行き距離を用いて位置を補正することができる。この奥行き距離を大きくしていくと、マーカーの立体像についての基準位置から検出位置までのずれが大きくなることから、光学素子アレイを介した要素画像における補正値をより細かく求めることができる。したがって、立体像調整装置では、サブピクセルレベルの補正をすることができ、従来の2次元の平面パターンを利用する補正方法に比べて高精度な補正が可能になる。 また、前記課題を解決するために、本発明に係る立体像調整方法は、位置を検出するマーカーを用いて立体像を調整する立体像調整方法であって、要素画像生成工程と、立体像検出工程と、補正値算出工程と、要素画像補正工程と、を一連の補正処理として含み、初めに、立体映像表示装置の表示面近傍に事前に設定された初期奥行き距離だけ離間させて複数のマーカーの立体像を表示して、前記一連の補正処理を行い、その後、前記表示面から複数のマーカーの立体像までの奥行き距離を大きくした上で前記一連の処理を繰り返すことで、複数のマーカーの立体像を調整することとした。 かかる手順によれば、立体像調整方法は、要素画像生成工程にて、要素画像生成手段によって、立体映像表示装置の表示面から所定の奥行き距離だけ離間した位置であり、かつ、マーカーを表示させようとする予め設定された基準位置に、マーカーの立体像が再生されるように前記表示面に表示される要素画像群を生成する。そして、立体像調整方法は、再生表示工程にて、前記立体映像表示装置によって、前記表示面に表示された前記要素画像群から複数のマーカーの立体像を再生表示する。そして、立体像調整方法は、立体像検出工程にて、検出器によって、再生された複数のマーカーの立体像を検出する。そして、立体像調整方法は、補正値算出工程にて、補正値算出手段によって、各マーカーの立体像から検出された検出位置と各マーカーを表示させようとする前記基準位置との誤差に基づいて、前記表示面に表示される要素画像群全体を補正するための補正値を算出する。そして、立体像調整方法は、要素画像補正工程にて、前記要素画像生成手段によって、算出された前記補正値をもとに、前記表示面に表示される要素画像群全体を補正する。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

【発明の効果】
本発明によれば、マーカー自体を立体像として用いているので、インテグラル立体方式において、光学素子アレイに対して要素画像の位置を高い精度で補正できる。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】本発明の第1立体像調整装置の構成を表す概略図である。

【図2】立体像マーカーの説明図であり、(a)は再生表示される立体像マーカー、(b)はその輝度分布、(c)は対応する要素画像群をそれぞれ示している。

【図3】立体像マーカーの画面内での配置例を示す図である。

【図4】立体像マーカーの表示位置の誤差の説明図であり、(a)は奥行き距離が小さい場合、(b)は奥行き距離が大きい場合をそれぞれ示している。

【図5】本発明の第1立体像調整方法の流れを表すフローチャートである。

【図6】図5に示す事前校正工程の流れを表すフローチャートである。

【図7】図5に示す補正値算出処理の流れを表すフローチャートである。

【図8】(a)〜(d)は立体像マーカーの他の例を示す図である。

【図9】本発明の第4立体像調整方法の流れを表すフローチャートである。

【図10】(a)〜(c)は立体映像表示装置を追加する場合に用いる立体像マーカーの表示パターンの一例である。

【図11】(a)〜(c)は立体映像表示装置を追加する場合に用いる立体像マーカーの表示パターンの他の例である。

選択図 図1出願人が指定した本件の代表的な図

100 立体像調整装置   110 検出器   120 要素画像生成手段   130 補正値算出手段   131 誤差値算出手段   132 位置ずれ算出手段   133 補正値生成手段   200 立体映像表示装置   210 画像表示部   211 プロジェクタ   212 スクリーン   220 レンズアレイ(光学素子アレイ)   221 要素レンズ(要素光学素子)

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