特許第6626515号(P6626515)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6626515
(24)【登録日】2019年12月6日
(45)【発行日】2019年12月25日
(54)【発明の名称】7枚式広角レンズ
(51)【国際特許分類】
   G02B 13/04 20060101AFI20191216BHJP
   G02B 13/18 20060101ALI20191216BHJP
【FI】
   G02B13/04 D
   G02B13/18
【請求項の数】6
【全頁数】49
(21)【出願番号】特願2017-559867(P2017-559867)
(86)(22)【出願日】2017年2月22日
(65)【公表番号】特表2018-523150(P2018-523150A)
(43)【公表日】2018年8月16日
(86)【国際出願番号】CN2017074324
(87)【国際公開番号】WO2018010433
(87)【国際公開日】20180118
【審査請求日】2017年11月16日
(31)【優先権主張番号】201610552759.X
(32)【優先日】2016年7月13日
(33)【優先権主張国】CN
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】515153129
【氏名又は名称】浙江舜宇光学有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【弁理士】
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 達彦
(72)【発明者】
【氏名】賈 遠林
(72)【発明者】
【氏名】戴 付建
【審査官】 小倉 宏之
(56)【参考文献】
【文献】 特開2014−178522(JP,A)
【文献】 特開2014−102358(JP,A)
【文献】 特開平01−200316(JP,A)
【文献】 特開2011−242517(JP,A)
【文献】 特開2008−310133(JP,A)
【文献】 特開平11−125767(JP,A)
【文献】 特開2008−134494(JP,A)
【文献】 特開昭61−162021(JP,A)
【文献】 国際公開第2011/148822(WO,A1)
【文献】 国際公開第2013/051366(WO,A1)
【文献】 特開平07−181377(JP,A)
【文献】 特開平06−300969(JP,A)
【文献】 国際公開第2017/213110(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G02B 9/00 − 17/08
G02B 21/02 − 21/04
G02B 25/00 − 25/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
物体側から像側へと順次に、
負の屈折力を有する第1レンズと、
負の屈折力を有する第2レンズと、
屈折力を有する第3レンズと、
正の屈折力を有する第4レンズと、
負の屈折力を有する第5レンズと、
正の屈折力を有し、像側面が凸面である第6レンズと、
負の屈折力を有する第7レンズと
からなる、下記の関係式を満たすことを特徴とする7枚式広角レンズ。
0.06<CT3/TTL<0.15;
−0.7<f6/f7<−0.2;
−4.1<f1/f<−2.5;
0.55<CT3/CT6<1.3;
式中、
CT3は、前記第3レンズの光軸上の中心厚であり;
CT6は、前記第6レンズの光軸上の中心厚であり;
TTLは、前記第1レンズ物体側面から撮影用広角レンズの結像面までの軸上距離であり;
f6は、前記第6レンズの有効焦点距離であり;
f7は、前記第7レンズの有効焦点距離であり;
f1は、前記第1レンズの有効焦点距離であり;
fは、前記7枚式広角レンズの有効焦点距離である。
【請求項2】
下記関係式を満たすことを特徴とする請求項1に記載の7枚式広角レンズ。
1.5<f4/f<3;
式中、
f4は、前記第4レンズの有効焦点距離であり;
fは、前記7枚式広角レンズの有効焦点距離である。
【請求項3】
下記関係式を満たすことを特徴とする請求項1に記載の7枚式広角レンズ。
1.3<ImgH/f<2.5;
式中、
ImgHは、結像面における有効画素領域の対角線の長さの半分であり;
fは、前記7枚式広角レンズの有効焦点距離である。
【請求項4】
下記関係式を満たすことを特徴とする請求項1に記載の7枚式広角レンズ。
0.2<ΣT/TTL<0.5;
式中、
ΣTは、前記第1レンズから前記第7レンズまで任意の隣接する両レンズ間の軸上の間隔距離の総和であり;
TTLは、前記第1レンズ物体側面から撮影用広角レンズの結像面までの軸上距離である。
【請求項5】
下記関係式を満たすことを特徴とする請求項に記載の7枚式広角レンズ。
0.25<CT5/CT6<0.5;
式中、
CT5は、前記第5レンズの光軸上の中心厚であり;
CT6は、前記第6レンズの光軸上の中心厚である。
【請求項6】
下記関係式を満たすことを特徴とする請求項に記載の7枚式広角レンズ。
0.7<DT31/DT62<1.1;
式中、
DT31は、前記第3レンズ物体側面の有効半径であり;
DT62は、前記第6レンズ像側面の有効半径である。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、広角レンズに関し、特に、7枚のレンズで構成された広角レンズに関する。
【背景技術】
【0002】
テクノロジーの発展につれ、広角レンズ、これには超広角レンズ、魚眼レンズ等の視野角を備えた大きい標準レンズを含んだ様々なレンズが、例えば撮影、防犯、測定、投影、エンターテインメント、車載等といった益々多くの場面において重要な働きを発揮し、撮影面において、広角レンズの焦点距離が短く視野が広いという特性により、形成されるユニークな樽型歪曲が観察者に強烈な視覚的インパクトをもたらす。
【0003】
また測定面において、広角レンズは持つ視野が広いという特性により、一度の結像が更に多くの情報量を得ることができるため、測定して得られるデータ量も更に多くなる。例えば投影の場合、よく見られる投影レンズは、平面上に結像され、また視野が広い魚眼レンズは、環状スカイスクリーンに結像でき、視聴中、真夏の夜の星空を見るような身を置く視聴感覚となる。
【0004】
車載への応用面において、最大視野角により、観察できる空間エリアが更に幅広くなり、こうして後退時、周囲を見回す応用面でより一層効果を奏し;一般光学系の感光性素子が電荷結合素子(CCD)或いは相補型金属酸化膜半導体素子(CMOS)の2つしかない。半導体の工程技術の向上、感光性素子の画素寸法の縮小につれ、光学系がより高い画素、より高い結像品質に向かい;同時に、製品のプロモーションを考慮し、レンズの寸法に対し益々小さくなるよう要求し、かつより安いコストが要求されている。
【0005】
現在、一般的な広角レンズの多くには、主にオールガラス構造を用い、例えば特許番号第「WO201603732A1」の特許に示すように、該レンズは7枚のガラスレンズで構成され、大きな口径比を有し、且つ体積が比較的小さい写真レンズを提供している。ただし携帯型電子機器が日増しに発展するにつれ、撮像レンズの小型化、軽量化、広角化及び結像品質等の性能に対しより一層高く要求されてきた。
【0006】
小型化と軽量化の要求を満たすため、更にレンズの全長を短縮すると共にプラスチックレンズを組み合わせとなった。また既知のオールガラス構造は結像品質を保証する状態において、更にシステムの全長を短縮して視野角を拡大することはできない。
【0007】
精密加工の出現により、非球面加工の工業化生産が可能となったことで、精密加工技術がガラス素材の直接研削による非球面加工を含むだけでなく、ガラス素材のダイカストによる非球面加工とプラスチック材料の射出成形による非球面加工も含む。
【0008】
一般的には、非球面の使用が明らかに画質を向上し、収差も減らすことができるだけではなく、撮像レンズのレンズ枚数を減らし、体積も縮小できる。非球面レンズの材料は、ガラスがあったりプラスチックもあり、ガラス素材による非球面レンズが研削加工とダイカスト成形の2つの方法に分かれる。非球面の使用は、広角レンズの性能向上にとって大いなる助けとなる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【特許文献1】WO201603732A1
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明は、従来技術に存在する欠陥を克服するため、小型化、結像品質が高く、非球面を用いた7枚式広角レンズを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
このため、本発明は7枚式広角レンズを提供する。本発明に係る7枚式広角レンズは、物体側から像側へと順次に、負の屈折力を有する第1レンズと、負の屈折力を有する第2レンズと、屈折力を有する第3レンズと、正の屈折力を有する第4レンズと、屈折力を有する第5レンズと、屈折力を有する第6レンズと、屈折力を有する第7レンズとから実質的になり、下記関係式を満たす。0.06<CT3/TTL<0.15;−0.7<f6/f7<−0.2;式中、CT3は、第3レンズの光軸上の中心厚であり;TTLは、第1レンズ物体側面から撮影用広角レンズの結像面までの軸上距離であり;f6は、第6レンズの有効焦点距離であり;f7は、第7レンズの有効焦点距離である。上記設計は、本発明に係るレンズに最大視野角及び高い結像品質があることを保証する基礎において、レンズの小型化を実現する。
【0012】
好ましくは、本発明に係る7枚式広角レンズは、下記関係式を満たす。1.5<f4/f<3、式中、f4は、第4レンズの有効焦点距離であり;fは、7枚式広角レンズの有効焦点距離である。
【0013】
広角レンズは、比較的短い焦点距離が必要とするため、第4レンズの正の焦点距離が長すぎると収差の補正に不利となり;短すぎると加工に不利となる。上式を満足させると、高画質の保証に有利になり、同時に良好な加工性に配慮する。
【0014】
より好ましくは、本発明に係る7枚式広角レンズは、下記関係式を満たす。1.3<ImgH/f<2.5、式中、ImgHは、結像面における有効画素領域の対角線の長さの半分であり;fは、7枚式広角レンズの有効焦点距離である。180°より小さい光学系において、同じ像高の下で、焦点距離が長すぎると比較的大きな負の歪曲が生じ;短すぎると比較的不良な加工性があり、且つエッジ部像面の明るさを保証し難くなる。上式を満足させると歪曲を効果的に修正でき、画質及び製造性も保証する。
【0015】
より好ましくは、本発明に係る7枚式広角レンズは、下記関係式を満たす。0.2<ΣT/TTL<0.5、式中、ΣTは、第1レンズから第7レンズまで任意の隣接する両レンズ間の軸上の間隔距離の総和であり;TTLは、第1レンズ物体側面から撮影用広角レンズの結像面までの軸上距離である。
【0016】
同じ長さの寸法において、間隔が長すぎると、単レンズのサイズ分布が不均一となり、同時に小型化に不利となり;短すぎると組立性を保証し難くなり、また軸外収差も補正し難くなり、同時にゴーストイメージが生じるリスクも増えてしまう。上式を満足させると、同時に加工性及び画質にも配慮できる。
【0017】
より好ましくは、本発明に係る7枚式広角レンズの第5レンズは、負の屈折力を有する。
【0018】
より好ましくは、本発明に係る7枚式広角レンズの第6レンズは、正の屈折力を有し、第6レンズの像側面が凸面である。
【0019】
より好ましくは、本発明に係る7枚式広角レンズの第7レンズは、負の屈折力を有する。
【0020】
より好ましくは、本発明に係る7枚式広角レンズは、下記関係式を満たす。−4.1<f1/f<−2.5、式中、f1は、第1レンズの有効焦点距離であり;fは、7枚式広角レンズの有効焦点距離である。
【0021】
最大視野角を実現するため、システムの焦点距離は、一般的に短い。第1レンズが正の屈折力を有するタイプについて、バックフォーカスは短い方がよく、なお通常レンズ系の焦点距離より小さく;第1レンズの負の屈折力は、十分なバックフォーカスを保証でき、組立に有利で、同時に外部視野の主光線角度も圧縮できる。上式を満足させると、最大視野角の実現に有利で、十分な長さのバックフォーカスを保証でき;同時に収差の発生を効果的に制御することで、レンズの製造も容易になる。
【0022】
より好ましくは、本発明に係る7枚式広角レンズは、下記関係式を満たす。0.55<CT3/CT6<1.3、式中、CT3は、第3レンズの光軸上の中心厚であり;CT6は、第6レンズの光軸上の中心厚である。
【0023】
第3レンズの厚みが大きすぎると単色収差の補正に不利となり、小さすぎると組み立てに不利となる。第6レンズの厚みが大きすぎると色差の補正に不利となり、小さすぎるとレンズの製造に不利となる。上式を満足させると、加工性及び画質を効果的に配慮できる。
【0024】
より好ましくは、本発明に係る7枚式広角レンズは、下記関係式を満たす。0.25<CT5/CT6<0.5、式中、CT5は、第5レンズの光軸上の中心厚であり;CT6は、第6レンズの光軸上の中心厚である。上式の値は大きすぎると色差の解消に不利となり;小さすぎると第5レンズの厚みが薄くなりすぎて、加工性が悪くなる。上式を満足させると、色差及び加工性について効果的にバランスがとれる。
【0025】
より好ましくは、本発明に係る7枚式広角レンズは、下記関係式を満たす。0.7<DT31/DT62<1.1、式中、DT31は、第3レンズ物体側面の有効半径であり;DT62は、第6レンズ像側面の有効半径である。
【0026】
第3レンズの口径が大きすぎると収差の修正に不利となり、小さすぎると組み立てに不利となる。第6レンズの口径が大きすぎるとレンズの小型化に不利となり、小さすぎると収差の修正に不利となる。上式を満足させると、高画質を保証でき、同時に加工性と小型化にも配慮できる。
【0027】
より好ましくは、本発明に係る7枚式広角レンズの第5レンズは、正の屈折力を有し、第5レンズの像側面が凸面である。
【0028】
より好ましくは、本発明に係る7枚式広角レンズの第6レンズは、負の屈折力を有し、第6レンズの物体側面が凹面、像側面が凹面である。
【0029】
より好ましくは、本発明に係る7枚式広角レンズの第7レンズは、正の屈折力を有する。
【0030】
より好ましくは、本発明に係る7枚式広角レンズは、下記関係式を満たす。1<f3/f5<3.5、式中、f3は、第3レンズの有効焦点距離であり;f5は、第5レンズの有効焦点距離である。
【0031】
上式の値が大きすぎると第5レンズは過多の屈折力を受け、加工性も悪くなり且つ収差の補正にも不利となり;小さすぎると第3レンズの口径を大きくしにくくなり、組立性に不良が生じる。上式を満足させると、レンズの加工性及び組立性を効果的に保証できる。
【0032】
より好ましくは、本発明に係る7枚式広角レンズは、下記関係式を満たす。0.3<f5/f7<0.6、式中、f5は、第5レンズの有効焦点距離であり;f7は、第7レンズの有効焦点距離である。
【0033】
第5レンズ及び第7レンズは、第6レンズと組み合わせると、システムの色差を補正できる。上式を満足させると、色差の修正に有利となり、第5レンズの加工性を保証できる。
【0034】
より好ましくは、本発明に係る7枚式広角レンズは、下記関係式を満たす。0.7<R10/R11<1.2、式中、R10は、第5レンズの像側面の曲率半径であり;R11は、第6レンズの物体側面の曲率半径である。
【0035】
第5レンズと第6レンズを組み合わせると、システムの色差を補正できる。第5レンズの像側面及び第6レンズの物体側面の曲率半径からの外れが大きすぎた時、色差の修正に不利となり;接近しすぎた時、単色収差の修正に不利となる。上式の値は、各種収差のバランスを実現する。
【0036】
より好ましくは、本発明に係る7枚式広角レンズは、下記関係式を満たす。0.6<DT62/DT72<1、式中、DT62は、第6レンズの像側面の有効半径であり;DT72は、第7レンズの像側面の有効半径である。
【0037】
上式の値が大きすぎるとシステムの小型化に不利となり、小さすぎると組立に不利となる。該値は、レンズの寸法と加工性を効果的にバランスがとれる。
【発明の効果】
【0038】
本発明の有益な効果としては、7枚レンズに対し合理的な屈折力を分配すると、最大視野角が得られ;合理的な設計パラメータ及び設計パラメータ間のマッチ関係を通じて、高解像度及び高い結像品質を保証すると同時に、小型化設計を実現し;なお本発明を用いると、良好な加工性を実現できる。本発明は、更にプラスチック非球面の応用と結合することに適し、コストの削減に有利となる。ガラスレンズ及びプラスチックレンズの混合設計を結合すると、良好な環境信頼性を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【0039】
図1】実施例1に係る7枚式広角レンズの構造を示す模式図である。
図2】実施例1に係る7枚式広角レンズの軸上色収差図である。
図3】実施例1に係る7枚式広角レンズの非点収差図である。
図4】実施例1に係る7枚式広角レンズの倍率色収差図である。
図5】実施例2に係る7枚式広角レンズの構造を示す模式図である。
図6】実施例2に係る7枚式広角レンズの軸上色収差図である。
図7】実施例2に係る7枚式広角レンズの非点収差図である。
図8】実施例2に係る7枚式広角レンズの倍率色収差図である。
図9】実施例3に係る7枚式広角レンズの構造を示す模式図である。
図10】実施例3に係る7枚式広角レンズの軸上色収差図である。
図11】実施例3に係る7枚式広角レンズの非点収差図である。
図12】実施例3に係る7枚式広角レンズの倍率色収差図である。
図13】実施例4に係る7枚式広角レンズの構造を示す模式図である。
図14】実施例4に係る7枚式広角レンズの軸上色収差図である
図15】実施例4に係る7枚式広角レンズの非点収差図である。
図16】実施例4に係る7枚式広角レンズの倍率色収差図である。
図17】実施例5に係る7枚式広角レンズの構造を示す模式図である。
図18】実施例5に係る7枚式広角レンズの軸上色収差図である。
図19】実施例5に係る7枚式広角レンズの非点収差図である。
図20】実施例5に係る7枚式広角レンズの倍率色収差図である。
図21】実施例6に係る7枚式広角レンズの構造を示す模式図である。
図22】実施例6に係る7枚式広角レンズの軸上色収差図である。
図23】実施例6に係る7枚式広角レンズの非点収差図である。
図24】実施例6に係る7枚式広角レンズの倍率色収差図である。
図25】実施例7に係る7枚式広角レンズの構造を示す模式図である。
図26】実施例7に係る7枚式広角レンズの軸上色収差図である。
図27】実施例7に係る7枚式広角レンズの非点収差図である。
図28】実施例7に係る7枚式広角レンズの倍率色収差図である。
図29】実施例8に係る7枚式広角レンズの構造を示す模式図である。
図30】実施例8に係る7枚式広角レンズの軸上色収差図である。
図31】実施例8に係る7枚式広角レンズの非点収差図である。
図32】実施例8に係る7枚式広角レンズの倍率色収差図である。
図33】実施例9に係る7枚式広角レンズの構造を示す模式図である。
図34】実施例9に係る7枚式広角レンズの軸上色収差図である。
図35】実施例9に係る7枚式広角レンズの非点収差図である。
図36】実施例9に係る7枚式広角レンズの倍率色収差図である。
図37】実施例10に係る7枚式広角レンズの構造を示す模式図である。
図38】実施例10に係る7枚式広角レンズの軸上色収差図である。
図39】実施例10に係る7枚式広角レンズの非点収差図である。
図40】実施例10に係る7枚式広角レンズの倍率色収差図である。
図41】実施例11に係る7枚式広角レンズの構造を示す模式図である。
図42】実施例11に係る7枚式広角レンズの軸上色収差図である。
図43】実施例11に係る7枚式広角レンズの非点収差図である。
図44】実施例11に係る7枚式広角レンズの倍率色収差図である。
図45】実施例12に係る7枚式広角レンズの構造を示す模式図である。
図46】実施例12に係る7枚式広角レンズの軸上色収差図である。
図47】実施例12に係る7枚式広角レンズの非点収差図である。
図48】実施例12に係る7枚式広角レンズの倍率色収差図である。
図49】実施例13に係る7枚式広角レンズの構造を示す模式図である。
図50】実施例13に係る7枚式広角レンズの軸上色収差図である。
図51】実施例13に係る7枚式広角レンズの非点収差図である。
図52】実施例13に係る7枚式広角レンズの倍率色収差図である。
図53】実施例14に係る7枚式広角レンズの構造を示す模式図である。
図54】実施例14に係る7枚式広角レンズの軸上色収差図である。
図55】実施例14に係る7枚式広角レンズの非点収差図である。
図56】実施例14に係る7枚式広角レンズの倍率色収差図である。
図57】実施例15に係る7枚式広角レンズの構造を示す模式図である。
図58】実施例15に係る7枚式広角レンズの軸上色収差図である。
図59】実施例15に係る7枚式広角レンズの非点収差図である。
図60】実施例15に係る7枚式広角レンズの倍率色収差図である。
図61】実施例16に係る7枚式広角レンズの構造を示す模式図である。
図62】実施例16に係る7枚式広角レンズの軸上色収差図である。
図63】実施例16に係る7枚式広角レンズの非点収差図である。
図64】実施例16に係る7枚式広角レンズの倍率色収差図である。
図65】実施例17に係る7枚式広角レンズの構造を示す模式図である。
図66】実施例17に係る7枚式広角レンズの軸上色収差図である。
図67】実施例17に係る7枚式広角レンズの非点収差図である。
図68】実施例17に係る7枚式広角レンズの倍率色収差図である。
【発明を実施するための形態】
【0040】
次に添付図面と実施例を組み合わせて本発明を更に説明する。
実施例1:
図1を参照すると、本実施例に係る7枚式広角レンズは、光軸に沿って物体側から像側へと順次に、負の屈折力を有する第1レンズL1、負の屈折力を有する第2レンズL2、正の屈折力を有する第3レンズL3、正の屈折力を有する第4レンズL4、負の屈折力を有する第5レンズL5、正の屈折力を有し、なおその像側面が凸面である第6レンズL6、負の屈折力を有する第7レンズL7、フィルターL8が配列されている。第1レンズL1は、物体側面S1と像側面S2とを有し、第2レンズL2が物体側面S3と像側面S4とを有し、第3レンズL3が物体側面S5と像側面S6とを有し、第4レンズL4が物体側面S7と像側面S8とを有し、第5レンズL5が物体側面S9と像側面S10とを有し、第6レンズL6が物体側面S11と像側面S12とを有し、第7レンズL7が物体側面S13と像側面S14とを有し、フィルターL8が物体側面S15と像側面S16とを有する。本実施例に係る7枚式広角レンズの結像面S17は、フィルターL8の像側に位置し、感光性素子を取り付けるために用いられることができる。
【0041】
本実施例に係る7枚式広角レンズの主要設計パラメータを、下表にまとめた。
ここで、CT3は、第3レンズの光軸上の中心厚であり;CT5は、第5レンズの光軸上の中心厚であり;CT6は、第6レンズの光軸上の中心厚であり;TTLは、第1レンズ物体側面から撮影用広角レンズの結像面までの軸上距離であり;ΣTは、第1レンズから第7レンズまで任意の隣接する両レンズ間の軸上の間隔距離の総和であり;ImgHは、結像面における有効画素領域の対角線の長さの半分であり;DT31は、第3レンズ物体側面の有効半径であり;DT62は、第6レンズ像側面の有効半径である。
【0042】
上記設計パラメータを実現するため、本実施例に係る7枚式広角レンズに用いる具体的な設計を下表にまとめた。
本実施例に係る7枚式広角レンズにおける非球面レンズの高次非球面係数(A4、A6、A8、A10、A12)を下表にまとめた。
本実施例に係る7枚式広角レンズは、図2図3図4に示すように、110°超広角を実現する基礎において、軸外収差、エッジ部像面の明るさ、歪曲等に対し比較的良好な補正を行い、なお小型化を実現すると同時に良好な加工性を維持した。
実施例2:
図5を参照すると、本実施例に係る7枚式広角レンズは、光軸に沿って物体側から像側へと順次に、負の屈折力を有する第1レンズL1、負の屈折力を有する第2レンズL2、正の屈折力を有する第3レンズL3、正の屈折力を有する第4レンズL4、負の屈折力を有する第5レンズL5、正の屈折力を有し、なおその像側面が凸面である第6レンズL6、負の屈折力を有する第7レンズL7、フィルターL8が配列されている。第1レンズL1は、物体側面S1と像側面S2とを有し、第2レンズL2が物体側面S3と像側面S4とを有し、第3レンズL3が物体側面S5と像側面S6とを有し、第4レンズL4が物体側面S7と像側面S8とを有し、第5レンズL5が物体側面S9と像側面S10とを有し、第6レンズL6が物体側面S11と像側面S12とを有し、第7レンズL7が物体側面S13と像側面S14とを有し、フィルターL8が物体側面S15と像側面S16とを有する。本実施例に係る7枚式広角レンズの結像面S17は、フィルターL8の像側に位置し、感光性素子を取り付けるために用いられることができる。
【0043】
本実施例に係る7枚式広角レンズの主要設計パラメータを、下表にまとめた。
ここで、CT3は、第3レンズの光軸上の中心厚であり;CT5は、第5レンズの光軸上の中心厚であり;CT6は、第6レンズの光軸上の中心厚であり;TTLは、第1レンズ物体側面から撮影用広角レンズの結像面までの軸上距離であり;ΣTは、第1レンズから第7レンズまで任意の隣接する両レンズ間の軸上の間隔距離の総和であり;ImgHは、結像面における有効画素領域の対角線の長さの半分であり;DT31は、第3レンズ物体側面の有効半径であり;DT62は、第6レンズ像側面の有効半径である。
【0044】
上記設計パラメータを実現するため、本実施例に係る7枚式広角レンズに用いる具体的な設計を下表にまとめた。
本実施例に係る7枚式広角レンズにおける非球面レンズの高次非球面係数(A4、A6、A8、A10、A12)を下表にまとめた。
本実施例に係る7枚式広角レンズは、図6図7図8に示すように、110°超広角を実現する基礎において、軸外収差、エッジ部像面の明るさ、歪曲等に対し比較的良好な補正を行い、なお小型化を実現すると同時に良好な加工性を維持した。
実施例3:
図9を参照すると、本実施例に係る7枚式広角レンズは、光軸に沿って物体側から像側へと順次に、負の屈折力を有する第1レンズL1、負の屈折力を有する第2レンズL2、負の屈折力を有する第3レンズL3、正の屈折力を有する第4レンズL4、負の屈折力を有する第5レンズL5、正の屈折力を有し、なおその像側面が凸面である第6レンズL6、負の屈折力を有する第7レンズL7、フィルターL8が配列されている。第1レンズL1は、物体側面S1と像側面S2とを有し、第2レンズL2が物体側面S3と像側面S4とを有し、第3レンズL3が物体側面S5と像側面S6とを有し、第4レンズL4が物体側面S7と像側面S8とを有し、第5レンズL5が物体側面S9と像側面S10とを有し、第6レンズL6が物体側面S11と像側面S12とを有し、第7レンズL7が物体側面S13と像側面S14とを有し、フィルターL8が物体側面S15と像側面S16とを有する。本実施例に係る7枚式広角レンズの結像面S17は、フィルターL8の像側に位置し、感光性素子を取り付けるために用いられることができる。
【0045】
本実施例に係る7枚式広角レンズの主要設計パラメータを、下表にまとめた。
ここで、CT3は、第3レンズの光軸上の中心厚であり;CT5は、第5レンズの光軸上の中心厚であり;CT6は、第6レンズの光軸上の中心厚であり;TTLは、第1レンズ物体側面から撮影用広角レンズの結像面までの軸上距離であり;ΣTは、第1レンズから第7レンズまで任意の隣接する両レンズ間の軸上の間隔距離の総和であり;ImgHは、結像面における有効画素領域の対角線の長さの半分であり;DT31は、第3レンズ物体側面の有効半径であり;DT62は、第6レンズ像側面の有効半径である。
【0046】
上記設計パラメータを実現するため、本実施例に係る7枚式広角レンズに用いる具体的な設計を下表にまとめた。
本実施例に係る7枚式広角レンズにおける非球面レンズの高次非球面係数(A4、A6、A8、A10、A12)を下表にまとめた。
本実施例に係る7枚式広角レンズは、図10図11図12に示すように、110°超広角を実現する基礎において、軸外収差、エッジ部像面の明るさ、歪曲等に対し比較的良好な補正を行い、なお小型化を実現すると同時に良好な加工性を維持した。
実施例4:
図13を参照すると、本実施例に係る7枚式広角レンズは、光軸に沿って物体側から像側へと順次に、負の屈折力を有する第1レンズL1、負の屈折力を有する第2レンズL2、正の屈折力を有する第3レンズL3、正の屈折力を有する第4レンズL4、負の屈折力を有する第5レンズL5、正の屈折力を有し、なおその像側面が凸面である第6レンズL6、負の屈折力を有する第7レンズL7、フィルターL8が配列されている。第1レンズL1は、物体側面S1と像側面S2とを有し、第2レンズL2が物体側面S3と像側面S4とを有し、第3レンズL3が物体側面S5と像側面S6とを有し、第4レンズL4が物体側面S7と像側面S8とを有し、第5レンズL5が物体側面S9と像側面S10とを有し、第6レンズL6が物体側面S11と像側面S12とを有し、第7レンズL7が物体側面S13と像側面S14とを有し、フィルターL8が物体側面S15と像側面S16とを有する。本実施例に係る7枚式広角レンズの結像面S17は、フィルターL8の像側に位置し、感光性素子を取り付けるために用いられることができる。
【0047】
本実施例に係る7枚式広角レンズの主要設計パラメータを、下表にまとめた。
ここで、CT3は、第3レンズの光軸上の中心厚であり;CT5は、第5レンズの光軸上の中心厚であり;CT6は、第6レンズの光軸上の中心厚であり;TTLは、第1レンズ物体側面から撮影用広角レンズの結像面までの軸上距離であり;ΣTは、第1レンズから第7レンズまで任意の隣接する両レンズ間の軸上の間隔距離の総和であり;ImgHは、結像面における有効画素領域の対角線の長さの半分であり;DT31は、第3レンズ物体側面の有効半径であり;DT62は、第6レンズ像側面の有効半径である。
【0048】
上記設計パラメータを実現するため、本実施例に係る7枚式広角レンズに用いる具体的な設計を下表にまとめた。
本実施例に係る7枚式広角レンズにおける非球面レンズの高次非球面係数(A4、A6、A8、A10、A12)を下表にまとめた。
本実施例に係る7枚式広角レンズは、図14図15図16に示すように、110°超広角を実現する基礎において、軸外収差、エッジ部像面の明るさ、歪曲等に対し比較的良好な補正を行い、なお小型化を実現すると同時に良好な加工性を維持した。
実施例5:
図17を参照すると、本実施例に係る7枚式広角レンズは、光軸に沿って物体側から像側へと順次に、負の屈折力を有する第1レンズL1、負の屈折力を有する第2レンズL2、正の屈折力を有する第3レンズL3、正の屈折力を有する第4レンズL4、負の屈折力を有する第5レンズL5、正の屈折力を有し、なおその像側面が凸面である第6レンズL6、負の屈折力を有する第7レンズL7、フィルターL8が配列されている。第1レンズL1は、物体側面S1と像側面S2とを有し、第2レンズL2が物体側面S3と像側面S4とを有し、第3レンズL3が物体側面S5と像側面S6とを有し、第4レンズL4が物体側面S7と像側面S8とを有し、第5レンズL5が像側面S9を有し、その物体側面が第4レンズL4の像側面S8と互いに重なり、第6レンズL6が物体側面S10と像側面S11とを有し、第7レンズL7が物体側面S12と像側面S13とを有し、フィルターL8が物体側面S14と像側面S15とを有する。本実施例に係る7枚式広角レンズの結像面S16は、フィルターL8の像側に位置し、感光性素子を取り付けるために用いられることができる。
【0049】
本実施例に係る7枚式広角レンズの主要設計パラメータを、下表にまとめた。
ここで、CT3は、第3レンズの光軸上の中心厚であり;CT5は、第5レンズの光軸上の中心厚であり;CT6は、第6レンズの光軸上の中心厚であり;TTLは、第1レンズ物体側面から撮影用広角レンズの結像面までの軸上距離であり;ΣTは、第1レンズから第7レンズまで任意の隣接する両レンズ間の軸上の間隔距離の総和であり;ImgHは、結像面における有効画素領域の対角線の長さの半分であり;DT31は、第3レンズ物体側面の有効半径であり;DT62は、第6レンズ像側面の有効半径である。
【0050】
上記設計パラメータを実現するため、本実施例に係る7枚式広角レンズに用いる具体的な設計を下表にまとめた。
本実施例に係る7枚式広角レンズにおける非球面レンズの高次非球面係数(A4、A6、A8、A10、A12)を下表にまとめた。
本実施例に係る7枚式広角レンズは、図18図19図20に示すように、110°超広角を実現する基礎において、軸外収差、エッジ部像面の明るさ、歪曲等に対し比較的良好な補正を行い、なお小型化を実現すると同時に良好な加工性を維持した。
実施例6:
図21を参照すると、本実施例に係る7枚式広角レンズは、光軸に沿って物体側から像側へと順次に、負の屈折力を有する第1レンズL1、負の屈折力を有する第2レンズL2、負の屈折力を有する第3レンズL3、正の屈折力を有する第4レンズL4、負の屈折力を有する第5レンズL5、正の屈折力を有し、なおその像側面が凸面である第6レンズL6、負の屈折力を有する第7レンズL7、フィルターL8が配列されている。第1レンズL1は、物体側面S1と像側面S2とを有し、第2レンズL2が物体側面S3と像側面S4とを有し、第3レンズL3が物体側面S5と像側面S6とを有し、第4レンズL4が物体側面S7と像側面S8とを有し、第5レンズL5が物体側面S9と像側面S10とを有し、第6レンズL6が物体側面S11と像側面S12とを有し、第7レンズL7が物体側面S13と像側面S14とを有し、フィルターL8が物体側面S15と像側面S16とを有する。本実施例に係る7枚式広角レンズの結像面S17は、フィルターL8の像側に位置し、感光性素子を取り付けるために用いられることができる。
【0051】
本実施例に係る7枚式広角レンズの主要設計パラメータを、下表にまとめた。
ここで、CT3は、第3レンズの光軸上の中心厚であり;CT5は、第5レンズの光軸上の中心厚であり;CT6は、第6レンズの光軸上の中心厚であり;TTLは、第1レンズ物体側面から撮影用広角レンズの結像面までの軸上距離であり;ΣTは、第1レンズから第7レンズまで任意の隣接する両レンズ間の軸上の間隔距離の総和であり;ImgHは、結像面における有効画素領域の対角線の長さの半分であり;DT31は、第3レンズ物体側面の有効半径であり;DT62は、第6レンズ像側面の有効半径である。
【0052】
上記設計パラメータを実現するため、本実施例に係る7枚式広角レンズに用いる具体的な設計を下表にまとめた。
本実施例に係る7枚式広角レンズにおける非球面レンズの高次非球面係数(A4、A6、A8、A10、A12)を下表にまとめた。
本実施例に係る7枚式広角レンズは、図22図23図24に示すように、110°超広角を実現する基礎において、軸外収差、エッジ部像面の明るさ、歪曲等に対し比較的良好な補正を行い、なお小型化を実現すると同時に良好な加工性を維持した。
実施例7:
図25を参照すると、本実施例に係る7枚式広角レンズは、光軸に沿って物体側から像側へと順次に、負の屈折力を有する第1レンズL1、負の屈折力を有する第2レンズL2、正の屈折力を有する第3レンズL3、正の屈折力を有する第4レンズL4、負の屈折力を有する第5レンズL5、正の屈折力を有し、なおその像側面が凸面である第6レンズL6、負の屈折力を有する第7レンズL7、フィルターL8が配列されている。第1レンズL1は、物体側面S1と像側面S2とを有し、第2レンズL2が物体側面S3と像側面S4とを有し、第3レンズL3が物体側面S5と像側面S6とを有し、第4レンズL4が物体側面S7と像側面S8とを有し、第5レンズL5が物体側面S9と像側面S10とを有し、第6レンズL6が物体側面S11と像側面S12とを有し、第7レンズL7が物体側面S13と像側面S14とを有し、フィルターL8が物体側面S15と像側面S16とを有する。本実施例に係る7枚式広角レンズの結像面S17は、フィルターL8の像側に位置し、感光性素子を取り付けるために用いられることができる。
【0053】
本実施例に係る7枚式広角レンズの主要設計パラメータを、下表にまとめた。
ここで、CT3は、第3レンズの光軸上の中心厚であり;CT5は、第5レンズの光軸上の中心厚であり;CT6は、第6レンズの光軸上の中心厚であり;TTLは、第1レンズ物体側面から撮影用広角レンズの結像面までの軸上距離であり;ΣTは、第1レンズから第7レンズまで任意の隣接する両レンズ間の軸上の間隔距離の総和であり;ImgHは、結像面における有効画素領域の対角線の長さの半分であり;DT31は、第3レンズ物体側面の有効半径であり;DT62は、第6レンズ像側面の有効半径である。
【0054】
上記設計パラメータを実現するため、本実施例に係る7枚式広角レンズに用いる具体的な設計を下表にまとめた。
本実施例に係る7枚式広角レンズにおける非球面レンズの高次非球面係数(A4、A6、A8、A10、A12)を下表にまとめた。
本実施例に係る7枚式広角レンズは、図26図27図28に示すように、110°超広角を実現する基礎において、軸外収差、エッジ部像面の明るさ、歪曲等に対し比較的良好な補正を行い、なお小型化を実現すると同時に良好な加工性を維持した。
実施例8:
図29を参照すると、本実施例に係る7枚式広角レンズは、光軸に沿って物体側から像側へと順次に、負の屈折力を有する第1レンズL1、負の屈折力を有する第2レンズL2、正の屈折力を有する第3レンズL3、正の屈折力を有する第4レンズL4、負の屈折力を有する第5レンズL5、正の屈折力を有し、なおその像側面が凸面である第6レンズL6、負の屈折力を有する第7レンズL7、フィルターL8が配列されている。第1レンズL1は、物体側面S1と像側面S2とを有し、第2レンズL2が物体側面S3と像側面S4とを有し、第3レンズL3が物体側面S5と像側面S6とを有し、第4レンズL4が物体側面S7と像側面S8とを有し、第5レンズL5が物体側面S9と像側面S10とを有し、第6レンズL6が物体側面S11と像側面S12とを有し、第7レンズL7が物体側面S13と像側面S14とを有し、フィルターL8が物体側面S15と像側面S16とを有する。本実施例に係る7枚式広角レンズの結像面S17は、フィルターL8の像側に位置し、感光性素子を取り付けるために用いられることができる。
【0055】
本実施例に係る7枚式広角レンズの主要設計パラメータを、下表にまとめた。
ここで、CT3は、第3レンズの光軸上の中心厚であり;CT5は、第5レンズの光軸上の中心厚であり;CT6は、第6レンズの光軸上の中心厚であり;TTLは、第1レンズ物体側面から撮影用広角レンズの結像面までの軸上距離であり;ΣTは、第1レンズから第7レンズまで任意の隣接する両レンズ間の軸上の間隔距離の総和であり;ImgHは、結像面における有効画素領域の対角線の長さの半分であり;DT31は、第3レンズ物体側面の有効半径であり;DT62は、第6レンズ像側面の有効半径である。
【0056】
上記設計パラメータを実現するため、本実施例に係る7枚式広角レンズに用いる具体的な設計を下表にまとめた。
本実施例に係る7枚式広角レンズにおける非球面レンズの高次非球面係数(A4、A6、A8、A10、A12)を下表にまとめた。
本実施例に係る7枚式広角レンズは、図30図31図32に示すように、110°超広角を実現する基礎において、軸外収差、エッジ部像面の明るさ、歪曲等に対し比較的良好な補正を行い、なお小型化を実現すると同時に良好な加工性を維持した。
実施例9:
図33を参照すると、本実施例に係る7枚式広角レンズは、光軸に沿って物体側から像側へと順次に、負の屈折力を有する第1レンズL1、負の屈折力を有する第2レンズL2、正の屈折力を有する第3レンズL3、正の屈折力を有する第4レンズL4、正の屈折力を有し、なおその像側面が凸面である第5レンズL5、負の屈折力を有し、なおその物体側面と像側面が凹面である第6レンズL6、正の屈折力を有する第7レンズL7、フィルターL8が配列されている。
【0057】
第1レンズL1は、物体側面S1と像側面S2とを有し、第2レンズL2が物体側面S3と像側面S4とを有し、第3レンズL3が物体側面S5と像側面S6とを有し、第4レンズL4が物体側面S7と像側面S8とを有し、第5レンズL5が物体側面S9と像側面S10とを有し、第6レンズL6が物体側面S11と像側面S12とを有し、第7レンズL7が物体側面S13と像側面S14とを有し、フィルターL8が物体側面S15と像側面S16とを有する。本実施例に係る7枚式広角レンズの結像面S17は、フィルターL8の像側に位置し、感光性素子を取り付けるために用いられることができる。
【0058】
本実施例に係る7枚式広角レンズの主要設計パラメータを、下表にまとめた。
ここで、CT3は、第3レンズの光軸上の中心厚であり;TTLは、第1レンズ物体側面から撮影用広角レンズの結像面までの軸上距離であり;ΣTは、第1レンズから第7レンズまで任意の隣接する両レンズ間の軸上の間隔距離の総和であり;ImgHは、結像面における有効画素領域の対角線の長さの半分であり;R10は、第5レンズの像側面の曲率半径であり;R11は、第6レンズの物体側面の曲率半径であり;DT62は、第6レンズ像側面の有効半径であり;DT72は、第7レンズ像側面の有効半径である。
【0059】
上記設計パラメータを実現するため、本実施例に係る7枚式広角レンズに用いる具体的な設計を下表にまとめた。
本実施例に係る7枚式広角レンズにおける非球面レンズの高次非球面係数(A4、A6、A8、A10、A12)を下表にまとめた。
本実施例に係る7枚式広角レンズは、図34図35図36に示すように、110°超広角を実現する基礎において、軸外収差、エッジ部像面の明るさ、歪曲等に対し比較的良好な補正を行い、なお小型化を実現すると同時に良好な加工性を維持した。
実施例10:
図37を参照すると、本実施例に係る7枚式広角レンズは、光軸に沿って物体側から像側へと順次に、負の屈折力を有する第1レンズL1、負の屈折力を有する第2レンズL2、正の屈折力を有する第3レンズL3、正の屈折力を有する第4レンズL4、正の屈折力を有し、なおその像側面が凸面である第5レンズL5、負の屈折力を有し、なおその物体側面と像側面が凹面である第6レンズL6、正の屈折力を有する第7レンズL7、フィルターL8が配列されている。第1レンズL1は、物体側面S1と像側面S2とを有し、第2レンズL2が物体側面S3と像側面S4とを有し、第3レンズL3が物体側面S5と像側面S6とを有し、第4レンズL4が物体側面S7と像側面S8とを有し、第5レンズL5が物体側面S9と像側面S10とを有し、第6レンズL6が物体側面S11と像側面S12とを有し、第7レンズL7が物体側面S13と像側面S14とを有し、フィルターL8が物体側面S15と像側面S16とを有する。本実施例に係る7枚式広角レンズの結像面S17は、フィルターL8の像側に位置し、感光性素子を取り付けるために用いられることができる。
【0060】
本実施例に係る7枚式広角レンズの主要設計パラメータを、下表にまとめた。
ここで、CT3は、第3レンズの光軸上の中心厚であり;TTLは、第1レンズ物体側面から撮影用広角レンズの結像面までの軸上距離であり;ΣTは、第1レンズから第7レンズまで任意の隣接する両レンズ間の軸上の間隔距離の総和であり;ImgHは、結像面における有効画素領域の対角線の長さの半分であり;R10は、第5レンズの像側面の曲率半径であり;R11は、第6レンズの物体側面の曲率半径であり;DT62は、第6レンズ像側面の有効半径であり;DT72は、第7レンズ像側面の有効半径である。
【0061】
上記設計パラメータを実現するため、本実施例に係る7枚式広角レンズに用いる具体的な設計を下表にまとめた。
本実施例に係る7枚式広角レンズにおける非球面レンズの高次非球面係数(A4、A6、A8、A10)を下表にまとめた。
本実施例に係る7枚式広角レンズは、図38図39図40に示すように、110°超広角を実現する基礎において、軸外収差、エッジ部像面の明るさ、歪曲等に対し比較的良好な補正を行い、なお小型化を実現すると同時に良好な加工性を維持した。
実施例11:
図41を参照すると、本実施例に係る7枚式広角レンズは、光軸に沿って物体側から像側へと順次に、負の屈折力を有する第1レンズL1、負の屈折力を有する第2レンズL2、正の屈折力を有する第3レンズL3、正の屈折力を有する第4レンズL4、正の屈折力を有し、なおその像側面が凸面である第5レンズL5、負の屈折力を有し、なおその物体側面と像側面が凹面である第6レンズL6、正の屈折力を有する第7レンズL7、フィルターL8が配列されている。第1レンズL1は、物体側面S1と像側面S2とを有し、第2レンズL2が物体側面S3と像側面S4とを有し、第3レンズL3が物体側面S5と像側面S6とを有し、第4レンズL4が物体側面S7と像側面S8とを有し、第5レンズL5が物体側面S9と像側面S10とを有し、第6レンズL6が物体側面S11と像側面S12とを有し、第7レンズL7が物体側面S13と像側面S14とを有し、フィルターL8が物体側面S15と像側面S16とを有する。本実施例に係る7枚式広角レンズの結像面S17は、フィルターL8の像側に位置し、感光性素子を取り付けるために用いられることができる。
【0062】
本実施例に係る7枚式広角レンズの主要設計パラメータを、下表にまとめた。
ここで、CT3は、第3レンズの光軸上の中心厚であり;TTLは、第1レンズ物体側面から撮影用広角レンズの結像面までの軸上距離であり;ΣTは、第1レンズから第7レンズまで任意の隣接する両レンズ間の軸上の間隔距離の総和であり;ImgHは、結像面における有効画素領域の対角線の長さの半分であり;R10は、第5レンズの像側面の曲率半径であり;R11は、第6レンズの物体側面の曲率半径であり;DT62は、第6レンズ像側面の有効半径であり;DT72は、第7レンズ像側面の有効半径である。
【0063】
上記設計パラメータを実現するため、本実施例に係る7枚式広角レンズに用いる具体的な設計を下表にまとめた。
本実施例に係る7枚式広角レンズにおける非球面レンズの高次非球面係数(A4、A6、A8)を下表にまとめた。
本実施例に係る7枚式広角レンズは、図42図43図44に示すように、110°超広角を実現する基礎において、軸外収差、エッジ部像面の明るさ、歪曲等に対し比較的良好な補正を行い、なお小型化を実現すると同時に良好な加工性を維持した。
実施例12:
図45を参照すると、本実施例に係る7枚式広角レンズは、光軸に沿って物体側から像側へと順次に、負の屈折力を有する第1レンズL1、負の屈折力を有する第2レンズL2、正の屈折力を有する第3レンズL3、正の屈折力を有する第4レンズL4、正の屈折力を有し、なおその像側面が凸面である第5レンズL5、負の屈折力を有し、なおその物体側面と像側面が凹面である第6レンズL6、正の屈折力を有する第7レンズL7、フィルターL8が配列されている。第1レンズL1は、物体側面S1と像側面S2とを有し、第2レンズL2が物体側面S3と像側面S4とを有し、第3レンズL3が物体側面S5と像側面S6とを有し、第4レンズL4が物体側面S7と像側面S8とを有し、第5レンズL5が物体側面S9と像側面S10とを有し、第6レンズL6が物体側面S11と像側面S12とを有し、第7レンズL7が物体側面S13と像側面S14とを有し、フィルターL8が物体側面S15と像側面S16とを有する。本実施例に係る7枚式広角レンズの結像面S17は、フィルターL8の像側に位置し、感光性素子を取り付けるために用いられることができる。
【0064】
本実施例に係る7枚式広角レンズの主要設計パラメータを、下表にまとめた。
ここで、CT3は、第3レンズの光軸上の中心厚であり;TTLは、第1レンズ物体側面から撮影用広角レンズの結像面までの軸上距離であり;ΣTは、第1レンズから第7レンズまで任意の隣接する両レンズ間の軸上の間隔距離の総和であり;ImgHは、結像面における有効画素領域の対角線の長さの半分であり;R10は、第5レンズの像側面の曲率半径であり;R11は、第6レンズの物体側面の曲率半径であり;DT62は、第6レンズ像側面の有効半径であり;DT72は、第7レンズ像側面の有効半径である。
【0065】
上記設計パラメータを実現するため、本実施例に係る7枚式広角レンズに用いる具体的な設計を下表にまとめた。
本実施例に係る7枚式広角レンズにおける非球面レンズの高次非球面係数(A4、A6、A8、A10)を下表にまとめた。
本実施例に係る7枚式広角レンズは、図46図47図48に示すように、110°超広角を実現する基礎において、軸外収差、エッジ部像面の明るさ、歪曲等に対し比較的良好な補正を行い、なお小型化を実現すると同時に良好な加工性を維持した。
実施例13:
図49を参照すると、本実施例に係る7枚式広角レンズは、光軸に沿って物体側から像側へと順次に、負の屈折力を有する第1レンズL1、負の屈折力を有する第2レンズL2、正の屈折力を有する第3レンズL3、正の屈折力を有する第4レンズL4、正の屈折力を有し、なおその像側面が凸面である第5レンズL5、負の屈折力を有し、なおその物体側面と像側面が凹面である第6レンズL6、正の屈折力を有する第7レンズL7、フィルターL8が配列されている。第1レンズL1は、物体側面S1と像側面S2とを有し、第2レンズL2が物体側面S3と像側面S4とを有し、第3レンズL3が物体側面S5と像側面S6とを有し、第4レンズL4が物体側面S7と像側面S8とを有し、第5レンズL5が物体側面S9と像側面S10とを有し、第6レンズL6が物体側面S11と像側面S12とを有し、第7レンズL7が物体側面S13と像側面S14とを有し、フィルターL8が物体側面S15と像側面S16とを有する。本実施例に係る7枚式広角レンズの結像面S17は、フィルターL8の像側に位置し、感光性素子を取り付けるために用いられることができる。
【0066】
本実施例に係る7枚式広角レンズの主要設計パラメータを、下表にまとめた。
ここで、CT3は、第3レンズの光軸上の中心厚であり;TTLは、第1レンズ物体側面から撮影用広角レンズの結像面までの軸上距離であり;ΣTは、第1レンズから第7レンズまで任意の隣接する両レンズ間の軸上の間隔距離の総和であり;ImgHは、結像面における有効画素領域の対角線の長さの半分であり;R10は、第5レンズの像側面の曲率半径であり;R11は、第6レンズの物体側面の曲率半径であり;DT62は、第6レンズ像側面の有効半径であり;DT72は、第7レンズ像側面の有効半径である。
【0067】
上記設計パラメータを実現するため、本実施例に係る7枚式広角レンズに用いる具体的な設計を下表にまとめた。
本実施例に係る7枚式広角レンズにおける非球面レンズの高次非球面係数(A4、A6、A8、A10)を下表にまとめた。
本実施例に係る7枚式広角レンズは、図50図51図52に示すように、110°超広角を実現する基礎において、軸外収差、エッジ部像面の明るさ、歪曲等に対し比較的良好な補正を行い、なお小型化を実現すると同時に良好な加工性を維持した。。
実施例14:
図53を参照すると、本実施例に係る7枚式広角レンズは、光軸に沿って物体側から像側へと順次に、負の屈折力を有する第1レンズL1、負の屈折力を有する第2レンズL2、正の屈折力を有する第3レンズL3、正の屈折力を有する第4レンズL4、正の屈折力を有し、なおその像側面が凸面である第5レンズL5、負の屈折力を有し、なおその物体側面と像側面が凹面である第6レンズL6、正の屈折力を有する第7レンズL7、フィルターL8が配列されている。第1レンズL1は、物体側面S1と像側面S2とを有し、第2レンズL2が物体側面S3と像側面S4とを有し、第3レンズL3が物体側面S5と像側面S6とを有し、第4レンズL4が物体側面S7と像側面S8とを有し、第5レンズL5が物体側面S9と像側面S10とを有し、第6レンズL6が物体側面S11と像側面S12とを有し、第7レンズL7が物体側面S13と像側面S14とを有し、フィルターL8が物体側面S15と像側面S16とを有する。本実施例に係る7枚式広角レンズの結像面S17は、フィルターL8の像側に位置し、感光性素子を取り付けるために用いられることができる。
【0068】
本実施例に係る7枚式広角レンズの主要設計パラメータを、下表にまとめた。
ここで、CT3は、第3レンズの光軸上の中心厚であり;TTLは、第1レンズ物体側面から撮影用広角レンズの結像面までの軸上距離であり;ΣTは、第1レンズから第7レンズまで任意の隣接する両レンズ間の軸上の間隔距離の総和であり;ImgHは、結像面における有効画素領域の対角線の長さの半分であり;R10は、第5レンズの像側面の曲率半径であり;R11は、第6レンズの物体側面の曲率半径であり;DT62は、第6レンズ像側面の有効半径であり;DT72は、第7レンズ像側面の有効半径である。
【0069】
上記設計パラメータを実現するため、本実施例に係る7枚式広角レンズに用いる具体的な設計を下表にまとめた。
本実施例に係る7枚式広角レンズにおける非球面レンズの高次非球面係数(A4、A6、A8、A10)を下表にまとめた。
本実施例に係る7枚式広角レンズは、図54図55図56に示すように、110°超広角を実現する基礎において、軸外収差、エッジ部像面の明るさ、歪曲等に対し比較的良好な補正を行い、なお小型化を実現すると同時に良好な加工性を維持した。
実施例15:
図57を参照すると、本実施例に係る7枚式広角レンズは、光軸に沿って物体側から像側へと順次に、負の屈折力を有する第1レンズL1、負の屈折力を有する第2レンズL2、正の屈折力を有する第3レンズL3、正の屈折力を有する第4レンズL4、正の屈折力を有し、なおその像側面が凸面である第5レンズL5、負の屈折力を有し、なおその物体側面と像側面が凹面である第6レンズL6、正の屈折力を有する第7レンズL7、フィルターL8が配列されている。第1レンズL1は、物体側面S1と像側面S2とを有し、第2レンズL2が物体側面S3と像側面S4とを有し、第3レンズL3が物体側面S5と像側面S6とを有し、第4レンズL4が物体側面S7と像側面S8とを有し、第5レンズL5が物体側面S9と像側面S10とを有し、第6レンズL6が物体側面S11と像側面S12とを有し、第7レンズL7が物体側面S13と像側面S14とを有し、フィルターL8が物体側面S15と像側面S16とを有する。本実施例に係る7枚式広角レンズの結像面S17は、フィルターL8の像側に位置し、感光性素子を取り付けるために用いられることができる。
【0070】
本実施例に係る7枚式広角レンズの主要設計パラメータを、下表にまとめた。
ここで、CT3は、第3レンズの光軸上の中心厚であり;TTLは、第1レンズ物体側面から撮影用広角レンズの結像面までの軸上距離であり;ΣTは、第1レンズから第7レンズまで任意の隣接する両レンズ間の軸上の間隔距離の総和であり;ImgHは、結像面における有効画素領域の対角線の長さの半分であり;R10は、第5レンズの像側面の曲率半径であり;R11は、第6レンズの物体側面の曲率半径であり;DT62は、第6レンズ像側面の有効半径であり;DT72は、第7レンズ像側面の有効半径である。
【0071】
上記設計パラメータを実現するため、本実施例に係る7枚式広角レンズに用いる具体的な設計を下表にまとめた。
本実施例に係る7枚式広角レンズにおける非球面レンズの高次非球面係数(A4、A6、A8、A10)を下表にまとめた。
本実施例に係る7枚式広角レンズは、図58図59図60に示すように、110°超広角を実現する基礎において、軸外収差、エッジ部像面の明るさ、歪曲等に対し比較的良好な補正を行い、なお小型化を実現すると同時に良好な加工性を維持した。
実施例16:
図61を参照すると、本実施例に係る7枚式広角レンズは、光軸に沿って物体側から像側へと順次に、負の屈折力を有する第1レンズL1、負の屈折力を有する第2レンズL2、正の屈折力を有する第3レンズL3、正の屈折力を有する第4レンズL4、正の屈折力を有し、なおその像側面が凸面である第5レンズL5、負の屈折力を有し、なおその物体側面と像側面が凹面である第6レンズL6、正の屈折力を有する第7レンズL7、フィルターL8が配列されている。第1レンズL1は、物体側面S1と像側面S2とを有し、第2レンズL2が物体側面S3と像側面S4とを有し、第3レンズL3が物体側面S5と像側面S6とを有し、第4レンズL4が物体側面S7と像側面S8とを有し、第5レンズL5が物体側面S9と像側面S10とを有し、第6レンズL6が物体側面S11と像側面S12とを有し、第7レンズL7が物体側面S13と像側面S14とを有し、フィルターL8が物体側面S15と像側面S16とを有する。本実施例に係る7枚式広角レンズの結像面S17は、フィルターL8の像側に位置し、感光性素子を取り付けるために用いられることができる。
【0072】
本実施例に係る7枚式広角レンズの主要設計パラメータを、下表にまとめた。
ここで、CT3は、第3レンズの光軸上の中心厚であり;TTLは、第1レンズ物体側面から撮影用広角レンズの結像面までの軸上距離であり;ΣTは、第1レンズから第7レンズまで任意の隣接する両レンズ間の軸上の間隔距離の総和であり;ImgHは、結像面における有効画素領域の対角線の長さの半分であり;R10は、第5レンズの像側面の曲率半径であり;R11は、第6レンズの物体側面の曲率半径であり;DT62は、第6レンズ像側面の有効半径であり;DT72は、第7レンズ像側面の有効半径である。
【0073】
上記設計パラメータを実現するため、本実施例に係る7枚式広角レンズに用いる具体的な設計を下表にまとめた。
本実施例に係る7枚式広角レンズにおける非球面レンズの高次非球面係数(A4、A6、A8、A10)を下表にまとめた。
本実施例に係る7枚式広角レンズは、図62図63図64に示すように、110°超広角を実現する基礎において、軸外収差、エッジ部像面の明るさ、歪曲等に対し比較的良好な補正を行い、なお小型化を実現すると同時に良好な加工性を維持した。
実施例17:
図65を参照すると、本実施例に係る7枚式広角レンズは、光軸に沿って物体側から像側へと順次に、負の屈折力を有する第1レンズL1、負の屈折力を有する第2レンズL2、正の屈折力を有する第3レンズL3、正の屈折力を有する第4レンズL4、正の屈折力を有し、なおその像側面が凸面である第5レンズL5、負の屈折力を有し、なおその物体側面と像側面が凹面である第6レンズL6、正の屈折力を有する第7レンズL7、フィルターL8が配列されている。第1レンズL1は、物体側面S1と像側面S2とを有し、第2レンズL2が物体側面S3と像側面S4とを有し、第3レンズL3が物体側面S5と像側面S6とを有し、第4レンズL4が物体側面S7と像側面S8とを有し、第5レンズL5が物体側面S9と像側面S10とを有し、第6レンズL6が物体側面S11と像側面S12とを有し、第7レンズL7が物体側面S13と像側面S14とを有し、フィルターL8が物体側面S15と像側面S16とを有する。本実施例に係る7枚式広角レンズの結像面S17は、フィルターL8の像側に位置し、感光性素子を取り付けるために用いられることができる。
【0074】
本実施例に係る7枚式広角レンズの主要設計パラメータを、下表にまとめた。
ここで、CT3は、第3レンズの光軸上の中心厚であり;TTLは、第1レンズ物体側面から撮影用広角レンズの結像面までの軸上距離であり;ΣTは、第1レンズから第7レンズまで任意の隣接する両レンズ間の軸上の間隔距離の総和であり;ImgHは、結像面における有効画素領域の対角線の長さの半分であり;R10は、第5レンズの像側面の曲率半径であり;R11は、第6レンズの物体側面の曲率半径であり;DT62は、第6レンズ像側面の有効半径であり;DT72は、第7レンズ像側面の有効半径である。
【0075】
上記設計パラメータを実現するため、本実施例に係る7枚式広角レンズに用いる具体的な設計を下表にまとめた。
本実施例に係る7枚式広角レンズにおける非球面レンズの高次非球面係数(A4、A6、A8、A10、A12、A14、A16)を下表にまとめた。
本実施例に係る7枚式広角レンズは、図66図67図68に示すように、110°超広角を実現する基礎において、軸外収差、エッジ部像面の明るさ、歪曲等に対し比較的良好な補正を行い、なお小型化を実現すると同時に良好な加工性を維持した。
【0076】
上述の実施例は、あくまでも本発明の広角撮像レンズを十分するために挙げた好ましい実施形態であるが、本発明の保護範囲を限定するものではなく、当業者が本発明の原理及び主旨から逸脱しない限りこれらの実施形態に対して行った複種の置換又は切り替えは、発明の保護範囲内にある。本発明の保護範囲は、特許請求の範囲に記載されている内容に準じる。
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