【文献】
中村聖司,Xbox Oneの秘密兵器「Xbox Elite Wireless Controller」を早速触ってきた,GAME Watch,2015年 6月16日,第1−4頁,[online] [2019年4月2日検索],URL,https://game.watch.impress.co.jp/docs/news/707237.html
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記装置の上部に位置付けられた複数の制御装置を備え、前記装置は、使用者の人さし指が前記装置の前記上部に位置付けられた制御装置を操作する位置に来るように、前記使用者の両手に保持されるような形状である、請求項1に記載の装置。
少なくとも1つの第1の追加制御装置が、復帰付勢デバイスを備えた切替機構を備え、前記復帰付勢機構によって付与される前記付勢力と、前記切替機構の前記復帰付勢デバイスによって付与される前記付勢力とは、前記磁石によって付与される前記保持力以下である、請求項17に記載の装置。
【発明を実施するための形態】
【0039】
ゲームコントローラおよびアクチュエータの特定の実施形態の詳細な記載が本明細書に開示される。開示される実施形態は、本発明のある態様が実施され得る方法の単なる例であり、本発明が具現化され得るすべての方法の排他的な列記を表していないことが理解されよう。実際、ここに記載したゲームコントローラおよびアクチュエータは、様々な代替の形態で具現化できることが理解されよう。図は必ずしも一定の縮尺ではなく、一部の特徴は、特定の構成要素の詳細を示すために誇張するか、または最小限にする場合がある。よく知られている構成要素、材料、または方法は、本開示を不明瞭にすることを回避するために、必ずしも詳細には説明されない。ここに開示した任意の特定の構造および機能の詳細は、限定として解釈されるものではなく、請求項のための根拠として、および、本発明を様々に用いるための当業者への教示のための代表的な根拠として、解釈されるものである。
【0040】
図1を参照すると、本発明の実施形態によるコントローラ10が示されている。コントローラ10は、コントローラ10の表側および上部に搭載されたゲーム制御装置の構成を備えている。コントローラ10は、コントローラ10の表側に搭載された左アナログサムスティック2と右アナログサムスティック3とを備えている。左アナログサムスティック2および右アナログサムスティック3は、普通は、移動のアクションを制御し、使用者の左親指および右親指によってそれぞれ操作されるように意図されている。コントローラ10は、コントローラ10の表側の前方右部分に位置付けられ、普通は追加のゲーム内のアクションを制御し、使用者の右親指によって操作されるように意図されている4つのボタン4を備えている。コントローラ10は、コントローラ10の表側の後方左部分に位置付けられた方向パッド5を備えている。方向パッド5は、使用者の左親指によって操作されるように意図されており、典型的には、左サムスティック2の代わりとして、または、追加のアクションを提供するためのいずれかで使用される。コントローラ10は、コントローラ10の上部に位置付けられた左トリガ本体6、右トリガ本体7、左バンパ8、および右バンパ9も備えている。左トリガ本体6および右トリガ本体7は、典型的には使用者の人さし指によって操作される。左バンパ8および右バンパ9も、使用者の人さし指によって操作され得る。本実施形態に関連して図示されたゲーム制御装置の構成は、任意選択であり、後に記載しているような様々なアクチュエータに適用され得る本発明を具現化する他のゲームコントローラでは、異なっていてもよいことが理解されよう。
【0041】
図2は、
図1のコントローラ10の上面図を示している。左トリガ本体6が左バンパ8の下方に搭載され、右トリガ本体7が右バンパ9の下方に搭載されることが分かる。
【0042】
使用者は、自身の右親指を右サムスティック3から動かし、自身の右親指を4つのボタン4のうちの1つまたは複数に置くことで、コントローラの表側において4つのボタンを操作することができる。この操作は時間を取り、一部のゲームでは、制御のロスを引き起こす可能性がある。これは、右サムスティック3が武器の十字線または他のレティクルを狙うために使用される、例えば戦闘ゲームといった正確性を必要とするアプリケーションにおいて、特に問題である。同様の問題は、方向パッド5が追加のアクションを提供し、方向パッド5を操作するために使用者が自身の左親指を左サムスティック2から動かすことを必要とされるゲームでも生じ得る。
【0043】
上記のことに鑑みて、使用者が、4つのボタン4および/または方向パッド5によって制御される追加のアクションを操作するために、自身の親指を左サムスティック2または右サムスティック3から動かす必要性をなくす、改良されたコントローラに対する要求がある。
【0044】
ゲームコントローラ10の裏側が
図3に示されている。コントローラ10は第1のハンドルH
Rと第2のハンドルH
Lとを備えている。第1のハンドルH
Rおよび第2のハンドルH
Lは、中央本体部分14の反対にある側方側に配置されている。第1のハンドルH
Rは、使用者12の右手Rで掴まれるように意図されている。第2のハンドルH
Lは、使用者12の左手Lで掴まれるように意図されている。使用者12は、右手Rの中指、薬指、または小指の1つまたは複数を第1のハンドルH
Rの周りに巻き付ける。使用者は、左手Lの中指、薬指、または小指の1つまたは複数を第2のハンドルH
Lの周りに巻き付ける。
【0045】
コントローラ10は、1つまたは複数のアクチュエータをパドルレバー11A、11B、11C、11Dの形態で備えている。図示した実施形態では、コントローラ10は、コントローラ10の裏側に搭載された4つのアクチュエータ、すなわち、第1のパドルレバー11A、第2のパドルレバー11B、第3のパドルレバー11C、および第4のパドルレバー11Dを備えている。パドルレバー11A、11B、11C、11Dは各々、取り外し可能な方法で個別または別々に搭載されており、図示した実施形態では、4つのアクチュエータのうちのいずれかが、コントローラ10から取り外しまたは省略されてもよい。パドルレバー11A、11B、11C、11Dは、
図3に示しているように、使用者12の中指、薬指、または小指によって操作されるように位置決めされている。
【0046】
図示した実施形態では、4つのアクチュエータの各々は実質的に縦方向に延びている。縦方向は、右トリガ6および左トリガ7が搭載されるコントローラ10の上からコントローラ10の下へと延びる。
【0047】
使用者は、パドルレバー11A、11B、11C、11Dのいずれかを、その外面に係合することで変位または押下げすることができ、このような変位によって、作動されたパドルレバー11A、11B、11C、11Dはそれぞれの切替機構S1、S2、S3、S4(
図4参照)を作動させる。
【0048】
第1のパドルレバー11Aおよび第2のパドルレバー11Bは、互いの鏡像であるが実質的に同じ構造であり、
図4に示した第1のパドルレバー11Aを参照して説明される。第3のパドルレバー11Cおよび第4のパドルレバー11Dは、互いの鏡像であるが実質的に同じ構造であり、
図4に示した第3のパドルレバー11Cを参照して説明される。第1のパドルレバー11Aは、コントローラ本体部分14に搭載されるカップリングの周りで変位可能である。パドルレバーは、符号13によって指示される位置に配置された支持体の周りで変形または湾曲され得る。
【0049】
ここで
図4を参照すると、コントローラは、第1のパドルレバー11Aの第1の端部部分と鉛直に位置合わせして搭載される第1の切替機構S1および第2の切替機構S2を備えている。第3の切替機構S3および第4の切替機構S4は、第2のパドルレバー11Bの第1の端部部分と鉛直に位置合わせして搭載される。第1の切替機構S1、第2の切替機構S2、第3の切替機構S3、および第4の切替機構S4は、コントローラ10の本体14内に搭載されている。
図4の実施形態では、切替機構S1、S2、S3、S4は、コントローラ本体部分14の外面と面一になるように、切替機構S1、S2、S3、S4の各々の一部分がコントローラ本体部分14におけるそれぞれの開口を通じて延びるように構成されている。
【0050】
一部の実施形態では、切替機構S1、S2、S3、S4は、少なくとも部分的にコントローラ本体部分14を貫いて延び、4つのアクチュエータのそれぞれ1つの内面に近接または接触して配置され得る。
【0051】
他の実施形態では、切替機構S1、S2、S3、S4は、コントローラ本体部分14内に凹むように、コントローラ本体部分14の外面に対して引っ込んでいてもよい。
【0052】
パドルレバー11Aは、中立位置または待機位置にあるときにパドルレバー11Aの内面が第1の切替機構S1と近接して(任意選択で接触して)配置されるように構成されている。同様に、第2のパドルレバー11B、第3のパドルレバー11C、および第4のパドルレバー11Dは、内面が第2の切替機構S2、第3の切替機構S3、および第4の切替機構S4とそれぞれ近接して(任意選択で接触して)配置されるように構成されている。
【0053】
任意選択で、第1のパドルレバー11Aは、その第1の内面から延びる第1の浮き出し部または隆起部(図示していない)を備えている。第1の隆起部は、第1のパドルレバー11Aが第1のパドルレバー11Aの第1の端部の近くで押下げられると、第2の切替機構S2と係合するように構成されている。
【0054】
任意選択で、第2のパドルレバー11Bは、その第1の内面から延びる第2の浮き出し部または隆起部(図示していない)を備えている。第2の隆起部は、第2のパドルレバー11Bが第2のパドルレバー11Bの第1の端部の近くで押下げられると、第4の切替機構S4と係合するように構成されている。
【0055】
第3のパドルレバー11Cは、第1の翼部16Cの形態で第1の側方に延びる突部を備えている。第1の翼部16Cは、コントローラ本体部分14の外面と第1のパドルレバー11Aの内面との間で延びている。このようにして、第3のパドルレバー11Cは、第1のパドルレバー11Aと重なる関係で構成されている。
【0056】
第4のパドルレバー11Dは、第2の翼部16Dの形態で第2の側方に延びる突部を備えている。第2の翼部16Dは、コントローラ本体部分14の外面と第2のパドルレバー11Bの内面との間で延びている。このようにして、第4のパドルレバー11Dは、第2のパドルレバー11Bと重なり合う関係で構成されている。
【0057】
任意選択で、第3のパドルレバー11Cは、第1の翼部16Cの第1の内面から延びる第3の浮き出し部または隆起部(図示していない)を備えている。第3の隆起部は、第3のパドルレバー11Cが第3のパドルレバー11Cの第1の端部の近くで押下げられると、第1の切替機構S1と係合するように構成されている。
【0058】
任意選択で、第4のパドルレバー11Dは、第2の翼部16Dの第1の内面から延びる第4の浮き出し部または隆起部(図示していない)を備えている。第4の隆起部は、第4のパドルレバー11Dが第4のパドルレバー11Dの第1の端部の近くで押下げられると、第3の切替機構S3と係合するように構成されている。
【0059】
ここで
図5Aおよび
図5Cを参照すると、第1のパドルレバー11A、第2のパドルレバー11B、および第3のパドルレバー11Cが取り外されている。第4のパドルレバー11Dの第2の翼部16Dは、第2のパドルレバー(図示していない)の下方で延びるように構成されている。
図5Aでは、第2のパドルレバー11Bが、第4の切替機構S4の場所にわたって延びる第2の翼部16Dを図示するために省略または取り外されている。コントローラは、カバーパネルを取り外し可能なハッチ13の形態で備えている。ハッチ13は、電池室(図示していない)へのアクセスを提供できる。ハッチ13は、4つのアクチュエータのそれぞれ1つを受け入れるための4つの通路または導路を備えている。
図5Aおよび
図5Cは、第2のパドルレバー11Bが受け入れ可能である空いた第2の導路15Bを示している。第2の導路15Bは、相補的な固定機構の第1の部分を備えている。
【0060】
図5Cは、第1のパドルレバー11Aと第3のパドルレバー11Cとがそれぞれ受け入れ可能である空いた第1の導路15Aと空いた第3の導路15Cとを示している。
図5Cは、第1のパドルレバー11A、第2のパドルレバー11B、および第4のパドルレバー11Dが取り外されているコントローラ10の一部分を示している。
図5Bは、第1のパドルレバー11Aが受け入れ可能である空いた第1の導路15Aを示している。
【0061】
第1の導路15A、第2の導路15B、第3の導路15C、第4の導路15Dは、
図7および
図8に示しているような相補的な固定機構の第1の部分を各々備えている。相補的な固定機構は、差し込み式の留め具の形態を取り得る。
【0062】
相補的な固定機構の第1の部分は、ハッチ13内に切り欠きを備えている。図示した実施形態では、切り欠きは開口17A、17B、17C、17Dの形態を取る。代替の実施形態では、切り欠きは、凹所、溝、または開放通路の形態を取り得る。
【0063】
他の実施形態では、相補的な固定機構の第1の部分は、ハッチ13の外面から延びる掛かり部または戻り止めを備えてもよい。
【0064】
パドルレバー11A、11B、11C、11Dの各々は、
図7および
図8に示すような相補的な固定機構の第2の部分を備えている。相補的な固定機構の第2の部分は、パドルレバー11A、11B、11C、11Dの内面から延びる掛かり部または戻り止め24A、24B、24C、24Dを備えている。
【0065】
相補的な固定機構の第2の部分は、互いと噛み合うように相補的な固定機構の第1の部分と係合する。このようにして、パドルレバー11A、11B、11C、11Dが導路15A、15B、15C、15Dから意図せずに出て行くことが抑止または防止される。
【0066】
各々のパドルレバー11A、11B、11C、11Dのヘッド部分19A、19B、19C、19Dは、それぞれの導路15A、15B、15C、15Dのうちの1つに挿入される。掛かり部24A、24B、24C、24Dの各々は開口17A、17B、17C、17Dのそれぞれ1つに受け入れられる。パドルレバー11A、11B、11C、11Dを導路15A、15B、15C、15Dから取り外すためには、パドルレバー11A、11B、11C、11Dは、掛かり部24A、24B、24C、24Dが開口17A、17B、17C、17Dを通過するように、コントローラ10の本体部分14から離れるように変位される必要がある。掛かり部24A、24B、24C、24Dが開口17A、17B、17C、17Dを通過すると、パドルレバー11A、11B、11C、11Dは、ハッチ13とパドルレバー11A、11B、11C、11Dとの間の相対動作によって導路15A、15B、15C、15Dから取り外しできる。
【0067】
ハッチ13は、少なくとも1つの案内部23と、コントローラ本体14に解除可能に取り付けられるための少なくとも1つの保持クリップ22とを備えてもいる。
【0068】
パドルレバー11A、11B、11C、11Dのうちの1つまたは複数は、パドルレバー11A、11B、11C、11Dを安定させるための支え部材を側方の浮き出し部21Bの形態で備え得る。側方の浮き出し部21Bは、導路15A、15B、15C、15D内でのパドルレバー11A、11B、11C、11Dの回転または他の側方の移動を低減または防止できる。
【0069】
図示した実施形態では、最も外側のアクチュエータである第1のパドルレバー11Aおよび第2のパドルレバー11Bは、その外側の縁部に配置される支え部材を各々備えている。支え部材は、それぞれの導路の側壁部の端部に当接する係合縁部を備えている。支え部材は、パドルレバー11A、11B、11C、11Dへの側方または横方向の支持を提供する。他の実施形態では、支え部材は、外側の側縁部の追加または代替として、パドルレバー11A、11B、11C、11Dの内側の側縁部に設けられてもよい。なおもさらなる実施形態では、最も内側のアクチュエータである第3のパドルレバー11Cおよび第4のパドルレバー11Dが、支え部材を備え得る。
【0070】
なおもさらなる実施形態では、パドルレバーは、雄のネジ山を有するネジなどの機械的な固定によって、ハッチ13に固定され得る。ネジは、パドルレバー11A、11B、11C、11Dにおける開口を貫いて通ることができる。ネジは、ハッチ13またはコントローラ本体部分14における開口に受け入れられ、その開口は雌のネジ山を備え得る。代替で、ネジは、開口へとねじ込まれるときに開口に内部ネジ山を作り出すように、つまり、開口をセルフタッピングするように構成されてもよい。なおもさらなる実施形態では、ネジの雄のネジ山は、パドルレバー11A、11B、11C、11Dが固定されるのと反対側の表面において、ハッチ13または本体部分14の表面に配置されたナットによって提供される内部ネジ山に受け入れられ得る。
【0071】
ここで
図6A〜
図6Cを参照すると、本開示の追加の実施形態が示されている。第2の図示した実施形態では、可能な場合、同様の符号が同様の部品を示すために使用されているが、これらの特徴が第2の実施形態に属することを示すために「100」番台の符号としている。追加の実施形態は、第1の実施形態と多くの共通の特徴を共有しており、そのため、
図1から
図5Dまでに示した実施形態との違いだけが詳細に説明される。
【0072】
図6A〜
図6Dの実施形態では、内側のアクチュエータ、第3のパドルレバー(図示していない)、および第4のパドルレバー111Dは、第2の切替機構S2および第4の切替機構S4を作動させるように構成されている。これを行うために、第2の翼部116Dは、
図1〜
図5Cの実施形態においてより第4のパドルレバー111Dの第1の端部により近接して配置されており、
図6Cに最もよく示されている。
【0073】
第2の翼部116Dは、
図6A、
図6B、および
図6Cに示しているように、第2のパドルレバー111Bの下を通っている。
【0074】
ここで
図9A〜
図9Dを参照すると、代替の実施形態が示されている。第3の図示した実施形態では、可能な場合、同様の符号が同様の部品を示すために使用されるが、これらの特徴が第3の実施形態にそれぞれ属することを示すために「200」番台の符号としている。代替の実施形態は、第1および第2の実施形態と多くの共通の特徴を共有しており、そのため、
図1から
図6Cまでに示した実施形態との違いだけがより詳細に説明される。
【0075】
図9A〜
図9Dの実施形態では、アクチュエータ211B、211Dは、フック230と案内部またはレール232とを含む代替の固定機構によって、ハッチ213に取り外し可能に搭載される。
【0076】
パドルレバー211B、211Dは第1の端部と第2の端部とを備える。第1の端部に近い領域は、切替機構(
図9A〜
図9Dには示されていない)と係合するための浮き出し部または隆起部218B、218Dを備えている。
【0077】
第2のパドルレバー211Bは第3の隆起部218Bを備えている。第4のパドルレバー211Dは第4の隆起部218Dを備えており、第4の隆起部218Dは、第4のパドルレバー211Dからの側方の出っ張りを形成する第2の翼部216Dの内面に搭載されている。第2の翼部216Dは、
図9Cに示しているような第2のパドルレバー211Bの下で延びる。このようにして、第4のパドルレバー211Dは、第2のパドルレバー211Bと鉛直に位置合わせして配置された切替機構を作動させるように構成されている。
【0078】
第2のパドルレバー211Bおよび第4のパドルレバー211Dの第2の端部は、
図9Aに最もよく示されているフック230を備えている。
【0079】
レール232は第1の端部にアンダーカット236を備えており、アンダーカット236は通路を定めている。アンダーカット236は、フック230の一部分を少なくとも一部において受け入れるように構成されている。
【0080】
レール232の第2の端部は、端部停止部229Dの側壁部227Dと嵌まり合うように構成されている。端部停止部229Dは、パドルレバー211Dの内面から延びる突部によって形成されている。
【0081】
代替で、端部停止部229Dは、パドルレバー211Dの内面に設けられたパドルレバー211Dにおける凹所または切り欠きによって形成され得る。
【0082】
レール232の第2の端部は第2のアンダーカットを備えてもよく、例えば、限定されることはないが、第2のアンダーカットは弓形または湾曲であり得る。端部停止部229Dの側壁部227Dは、第2のアンダーカットと相補的な形状であってよく、また、パドルレバー211Dがレール232の第1の端部を中心として枢動または回転され得る一方で、端部停止部229Dの側壁部227Dとレールの第2の端部とが近接または接触するように構成されてもよい。このようにして、端部停止部229Dの側壁部227Dの表面はレール232の第2の端部の表面の上をスライドできる。
【0083】
永久磁石238A、238C、238D、例えば、これに限定されることはないが、ネオジム磁石が、レール232に搭載されてもよい。磁石238A、238C、238Dは、レール232の上面にセットされるように構成され、任意選択で、磁石238A、238C、238Dの外面はレール232の上面と面一であってもよい。
【0084】
パドルレバー211B、211Dは、永久磁石238A、238C、238Dがパドルレバー211B、211Dをレール232に保持するように、鉄または他の磁性材料を備え得る。このようにして、レール232はフック230と端部停止部229Dとの間に配置され、それによって、パドルレバー211B、211Dのレール232からの意図されない分離を抑止または防止する。
【0085】
代替の実施形態では、パドルレバー211B、211Dは、引き付ける力がそれらの間に存在するように磁石238A、238C、238Dと反対の極性で構成される第2の永久磁石を備えてもよい。
【0086】
なおも他の実施形態では、パドルレバー211B、211Dは永久磁石を備えてもよく、レール232は鉄または他の磁性材料を備えてもよい。
【0087】
パドルレバー211B、211Dは、フック230とレール232とがヒンジ付きとされた連結を形成し、それによってパドルレバー211B、211Dがレール232の周りで枢動または回転され得るように、レール232の周りで変位可能となるように構成されてもよい。図示した実施形態では、レール232の上面はレール232の第1の端部に向かって傾斜されている。このようにして、空隙が、パドルレバー211B、211Dと、レール232の第2の端部に近いレール232との間に提供される。端部停止部229Dの内面または下面は、それらの下に配置されるハッチ213の外面から離間されており、そのため、パドルレバー211B、211Dが回り込むための隙間を提供している。他の実施形態では、弾性的に圧縮可能な材料が、パドルレバー211B、211Dとレール232との間の空隙に、および/または、端部停止部229Dとハッチ213の外面との間の隙間に、設けられてもよい。
【0088】
パドルレバーの側方側は、支持部材231、233、235、237、239、241によって支持され得る。支持部材231、233、235、237、239、241は、パドルレバー211B、211Dにその第2の端部に近接して側方の支持を提供するために、パドルレバー211B、211Dの側方の側の縁部に近接して配置されている側壁部を備えている。
【0089】
一部の実施形態では、単一の支持部材233、239は、
図9Bに示しているように、支持部材233、239の両側に配置された一対のパドルレバー211B、211Dに側方の支持を提供するように、一対の相対する側壁部を備えてもよい。
【0090】
ここで
図10Aおよび
図10Bを参照すると、代替の実施形態が示されている。第4の図示した実施形態では、可能な場合、同様の符号が同様の部品を示すために使用されるが、これらの特徴が第4の実施形態にそれぞれ属することを示すために「300」番台の符号としている。代替の実施形態は、第1、第2、および第3の実施形態と多くの共通の特徴を共有しており、そのため、
図1から
図9Dまでに示した実施形態との違いだけがより詳細に説明される。
【0091】
図10Aおよび
図10Bは、アクチュエータをコントローラ310に取り外し可能に結合するための搭載構成のなおも別の実施形態を含むゲームコントローラ310の裏側の一部分を示している。コントローラ310は4つのパドルレバー311A、311B、311C、311Dを備えている。第1のパドルレバー311Aは、コントローラ310の第1のハンドル(図示していない)の近くに配置されるように構成されている。第2のパドルレバー311Bは、コントローラ310の第2のハンドル(図示していない)の近くに配置されるように構成されている。第3のパドルレバー311Cは、第1のパドルレバー311Aの近くに配置されるように構成されている。第4のパドルレバー311Dは、第2のパドルレバー311Bの近くに配置されるように構成されている。各々のパドルレバー311A、311B、311C、311Dは、第1の端部にヘッド部分352D(
図10B参照)を備えている。ヘッド部分352Dはシャフトの形態を取り、任意選択で形が円筒であり、シャフトと形が相補的である内部孔を定める導路317A、317C、317Dにおいて受け入れられるように構成されている。
【0092】
ヘッド部分352Dは導路317A、317C、317D内で回転可能に搭載される。
【0093】
導路317A、317C、317Dは、ハッチまたは取り外し可能なカバーパネル313に搭載されるか、または、その中で一体に形成される。代替の実施形態では、導路317A、317C、317Dは、コントローラ本体314に搭載されるか、または、その中で一体に形成される。各々の導路317A、317C、317Dは、パドルレバー311A、311B、311C、311Dのヘッド部分352Dが挿入されるのに通る開放端部を備える。各々の導路317A、317C、317Dの反対にある端部は閉じられ得る。
【0094】
各々のパドルレバー311A、311B、311C、311Dは、反対側にある各自の第2の端部に、テール部分351A、351B、351C、351Dを備える(
図10B参照)。テール部分351B、351Dは、ヘッド部分352Dから側方方向にずれている。第2および第4のパドルレバー311B、311Dのテール部分351B、351Dは、第2および第4のパドルレバー311B、311Dの前記一方のそれぞれのヘッド部分352Dよりもコントローラ310の第2のハンドルにより近接して配置されるように構成されている。第1および第3のパドルレバー311A、311Cのテール部分351A、351Cは、第1および第3のパドルレバー311A、311Cの前記一方のそれぞれのヘッド部分よりもコントローラ310の第1のハンドルにより近接して配置されるように構成されている。
【0095】
各々のパドルレバー311A、311B、311C、311Dは、ヘッド部分352Dとテール部分との間で延びる中間部分350B、350Dを備えている(
図10B参照)。各々のパドルレバー311A、311B、311C、311Dの中間部分350A、350B、350C、350Dは、前記パドルレバー311A、311B、311C、311Dのそれぞれのヘッド部分に対して異なる方に広がるように構成されている。各々のパドルレバー311A、311B、311C、311Dの中間部分350A、350B、350C、350Dは、前記パドルレバー311A、311B、311C、311Dのそれぞれのテール部分に対して異なる方に広がるように構成されている。
【0096】
中間部分350B、350Dは、ヘッド部分352Dとテール部分との間にレバーを形成している。これは、テール部分351A、351B、351C、351Dが回転するのに通る円弧の曲率半径を大きくする効果を有する。内側のアクチュエータ311C、311Dの曲率半径は、外側のアクチュエータ311A、311Bの曲率半径より小さい。
【0097】
第3のパドルレバー311Cは第1の翼部316Cを備えており、第4のパドルレバー311Dは第2の翼部316Dを備えている。第1の翼部316Cは、第1のパドルレバー311Aのテール部分351Aの下方で、第3のパドルレバー311Cのテール部分351Cの側方の縁部から延びている。第1の翼部316Cは、第1のパドルレバー311Aのテール部分351Aと鉛直に位置合わせして配置された切替機構S1、S2を作動させるように構成されている。
【0098】
第2の翼部316Dは、第2のパドルレバー311Bのテール部分351Bの下方で、第4のパドルレバー311Dのテール部分351Dの側方の縁部から延びている。第2の翼部316Dは、第2のパドルレバー311Bのテール部分351Bと鉛直に位置合わせして配置された切替機構を作動させるように構成されている。
【0099】
各々のパドルレバー311A、311B、311C、311Dのヘッド部分352Dは、導路317A、317C、317Dのそれぞれ1つの中に保持することができ、各導路の中に配置された磁石を有し得る。磁石は、各々の導路317A、317C、317D内に回転可能に搭載され得る。
【0100】
各々の導路317A、317C、317Dは、導路317A、317C、317D内の磁石を固定するための保持体を備え得る。このようにして、パドルレバー311A、311B、311C、311Dが引き抜かれるとき、または、取り外されるとき、磁石は導路317A、317C、317D内で保持される。保持体は、導路317A、317C、317Dが空であるとき、つまり、パドルレバー311A、311B、311C、311Dがそこに存在しないとき、磁石が意図せずに導路317A、317C、317Dから出て行くのも防止する。
【0101】
保持体は、導路317A、317C、317D内で形成された保持体の壁部の形態を取ることができ、ヘッド部分352Dが保持体の壁部における開口を通過し得、それによって保持体の壁部の反対にある側に配置された磁石と接触させられるように、磁石はヘッド部分352Dより大きい直径を有し、保持体の壁部は環状の断面の形を有する。
【0102】
保持体の壁部は、一部の実施形態では、磁石が挿入された後、導路317A、317C、317Dへと挿入されるスリーブまたは管状の挿入体として形成され得る。スリーブは、その取り外しを防止または抑止し、したがって磁石の取り外しを防止または抑止する差し込み式の固定を備えてもよい。一部の実施形態では、スリーブは、ヘッド部分352Dと導路317A、317C、317Dとの間に軸受またはブッシュを形成し得る。
【0103】
なおも他の実施形態では、スリーブおよび磁石は、一緒に挿入されるように、一体に形成されるか、または、一緒に結合されてもよい。差し込み式の固定は、スリーブまたは磁石の回転移動を可能にするが、導路317A、317C、317Dの管状の軸に沿っての線形の並進を抑止または防止するように構成され得る。差し込み式の固定は、360度にわたる完全な回転を許容するように構成され得る、または、動作の角度範囲を限定する端部停止部を備え得る。例えば、差し込み式の固定は、導路317A、317C、317Dの内壁部または表面において周方向に構成される切込みまたは谷部に受け入れ可能である掛かり部または戻り止めを備えてもよい。切込みまたは谷部は、導路317A、317C、317Dの内壁部の周りに全体で延び、それによって完全な360度の回転を許容してもよい、または、導路317A、317C、317Dの内壁部の周りに一部だけで延び、それによって回転移動の範囲を限定してもよく、切込みまたは谷部の端部が回転移動の範囲への端部停止部を定める。
【0104】
代替の実施形態では、パドルレバー311A、311B、311C、311Dは、機械的な留め具によって導路317A、317C、317Dにおいて保持され得る。例えば、パドルレバー311A、311B、311C、311Dのヘッド部分352Dは、その外面に、周方向で構成される切込みまたは谷部を備えてもよい。切込みまたは谷部は、ヘッド部分352Dの外壁部の周りに全体で延び、それによって完全な360度の回転を許容してもよく、または、ヘッド部分352Dの外面の周りに一部だけで延び、それによって回転移動の範囲を限定してもよく、切込みまたは谷部の端部が回転移動の範囲への端部停止部を定める。
【0105】
各々の導路317A、317C、317Dは、導路317A、317C、317Dの壁部を貫いて延びる開口を備えてもよい。開口は、限定されることはないが、グラブネジなどのネジの雄のネジ山を受け入れるように構成された雌のネジ山を備えてもよい。開口は、ネジの端部が導路317A、317C、317Dの壁部を通過し、ヘッド部分352Dの外面における切込みまたは谷部において受け入れられ得るように構成される。このようにして、ネジがパドルレバー311A、311B、311C、311Dのヘッド部分352Dの外面の切込みまたは谷部に受け入れられたとき、導路317A、317C、317Dの管状の軸の方向への線形の移動が防止されるか、または少なくとも抑止される。
【0106】
パドルレバー311A、311B、311C、311Dは、パドルレバー311A、311B、311C、311Dのヘッド部分352Dの外面における切込みまたは谷部からネジが離れるのに十分にネジを引き抜くようにネジを緩めることで、導路317A、317C、317Dから取り外しできる。
【0107】
代替の実施形態では、パドルレバー311A、311B、311C、311Dのヘッド部分352Dは、パドルレバー311A、311B、311C、311Dのヘッド部分352Dの周りに環状の壁部を定めるように、隣接する第2の領域より大きい直径を備える第1の領域を第1の端部の近くに有するように構成され得る。環状の壁部は、パドルレバー311A、311B、311C、311Dを導路317A、317C、317D内に保持するように、ネジと相互作用する。パドルレバー311A、311B、311C、311Dは、パドルレバー311A、311B、311C、311Dの第1の領域の外面からネジが離れるだけ十分にネジを引き抜くようにネジを緩めることで、導路317A、317C、317Dから取り外しできる。
【0108】
ここで
図11A〜
図14Bを参照すると、代替の実施形態が示されている。第5の図示した実施形態では、可能な場合、同様の符号が同様の部品を示すために使用されるが、これらの特徴が第5の実施形態にそれぞれ属することを示すために「400」番台の符号としている。代替の実施形態は、第1、第2、第3、および第4の実施形態と多くの共通の特徴を共有しており、そのため、
図1から
図10Bまでに示した実施形態との違いだけがより詳細に説明される。
【0109】
図11〜
図14Bは、アクチュエータをコントローラ410に取り外し可能に結合するための搭載構成のなおも別の実施形態を含むゲームコントローラ410の裏側の一部分を示している。コントローラ410は、コントローラ410の裏側に搭載された、4つのアクチュエータ、つまり、第1のパドルレバー411Aと、第2のパドルレバー411Bと、第3のパドルレバー411Cと、第4のパドルレバー411Dとを備えている。
【0110】
第3のパドルレバー411Cは第1の翼部416Cを備えており、第4のパドルレバー411Dは第2の翼部416Dを備えている。
【0111】
第1の翼部416Cは、第1のパドルレバー411Aのテール部分451Aの下方で、第3のパドルレバー411Cのテール部分451Cの側方の縁部から延びている。第1の翼部416Cは、第1のパドルレバー411Aのテール部分451Aと鉛直に位置合わせして配置された一対の切替機構S1、S2の一方を作動させるように構成されている。
【0112】
第2の翼部416Dは、第2のパドルレバー411Bのテール部分451Bの下方で、第4のパドルレバー411Dのテール部分451Dの側方の縁部から延びている。第2の翼部416Dは、第2のパドルレバー411Bのテール部分451Bと鉛直に位置合わせして配置された一対の切替機構S3、S4の一方を作動させるように構成されている。
【0113】
各々のパドルレバー411A、411B、411C、411Dは、パドルレバー411A、411B、411C、411Dの本体の第1の端部に、実質的に円筒形の端部部分を備えている。円筒形の端部部分462A、462B、462C、462Dはトラニオンを形成しており、トラニオンは、パドルレバー411A、411B、411C、411Dをコントローラ410に搭載させることができ、パドルレバー411A、411B、411C、411Dが回転され得る枢軸点として作用する。
【0114】
コントローラ410は、本体部分414と、カバーパネルまたはハッチ413とを備えている。ハッチ413は、本体部分414に取り外し可能に搭載され得る。
【0115】
ハッチ413は、相補的な固定機構の第1の部分を備えている。代替の実施形態では、相補的な固定機構の第1の部分は、本体部分414に搭載され得るか、または、本体部分414と一体に形成され得る。
【0116】
ハッチ413は、
図13Bに最もよく示されており、第1の谷部または通路460Aと第2の谷部または通路460Bとを備えている。第1の通路460Aは、第1の端壁部437および第2の端壁部435を定める垂直部分によって、第2の通路460Bから分離されている。第1の端壁部437は第1の通路460Aの端部を閉じている。第2の端壁部435は第2の通路460Bの端部を閉じている。
【0117】
任意選択で、第1の通路460Aは第2の通路460Bに対して異なる方に広がるように構成される。
【0118】
第1の通路460Aおよび第2の通路460Bは、パドルレバー411A、411B、411C、411Dの円筒形の端部部分462A、462B、462C、462Dに対して形が相補的となるように構成されている。第1の通路460Aおよび第2の通路460Bは、それに沿う長手方向の切り欠きを有する円形の孔を定めるとみなすことができ、長手方向の切り欠きはスロットの形態を取っている。
【0119】
第1の通路460Aおよび第2の通路460Bは、パドルレバー411A、411B、411C、411Dの円筒形の端部部分462A、462B、462C、462Dが受け入れられるクレードルまたは受入部を提供する。第1の通路460Aおよび第2の通路460Bは、パドルレバー411A、411B、411C、411Dが長手方向の切り欠きを通じて引き抜かれ得ないように構成されている。第1の通路460Aおよび第2の通路460Bは、円筒形の端部部分462A、462B、462C、462Dの周囲の周りに50%超で延びている。
【0120】
長手方向の切り欠きの幅寸法は、円筒形の端部部分462A、462B、462C、462Dの最大幅寸法または直径より小さい。
【0121】
各々のパドルレバー411A、411B、411C、411Dの本体は、第1の通路460Aおよび第2の通路460Bの長手方向の切り欠きを通って延びている。
【0122】
第1の通路460Aは、第1の孔寸法または直径を有する第1の通路部分464Aと、第3の孔寸法または直径を有する第3の通路部分464Cとを備えている。
【0123】
任意選択で、第1の通路460Aの第3の部分464Cは、第1の通路460Aの第1の部分464Aよりも横方向の寸法または直径が小さい。
【0124】
第2の通路460Bは、第2の孔寸法または直径を有する第2の通路部分464Bと、第4の孔寸法または直径を有する第4の通路部分464Dとを備えている。
【0125】
任意選択で、第2の通路460Bの第4の通路部分464Dは、第2の通路460Bの第2の通路部分464Bよりも横方向の寸法または直径が小さい。
【0126】
図12B、
図13B、
図14A、および
図14Bに示しているように、円筒形の端部部分462A、462B、462C、462Dは、第1の通路460Aまたは第2の通路460Bの開放端部を通じて挿入することで、第1の通路460Aまたは第2の通路460Bへと挿入される。
【0127】
図示した実施形態では、第3のパドルレバー411Cおよび第4のパドルレバー411Dの円筒形の端部部分462C、462Dは、第1のパドルレバー411Aおよび第2のパドルレバー411Bの円筒形の端部部分462A、462Bより直径が小さい。第3の通路部分464Cおよび第4の通路部分464Dは、第3のパドルレバー411Cおよび第4のパドルレバー411Dの円筒形の端部部分462C、462Dにぴったりと嵌まる大きさとされている。第1の通路部分464Aおよび第2の通路部分464Bは、第1のパドルレバー411Aおよび第2のパドルレバー411Bの円筒形の端部部分462A、462Bとぴったりと嵌まる大きさとされている。このようにすると、第1のパドルレバー411Aおよび第2のパドルレバー411Bを、第3の通路部分464Cおよび第4の通路部分464Dのそれぞれに挿入することはできない。
【0128】
第3のパドルレバー411Cは、第1のパドルレバー411Aの挿入の前に第1の通路460Aの開放端部を通して挿入される。第4のパドルレバー411Dは、
図13Aに示しているように、第2のパドルレバー411Bの挿入の前に第2の通路部分464Bの開放端部を通して挿入される。
【0129】
ハッチ413は、第1の側壁部441と、第2の側壁部431と、第3の側壁部439と、第4の側壁部433とを備える。
【0130】
第1の側壁部441は、第1の通路460Aの開放端部に向かう第1のパドルレバー411Aの移動を防止または抑止する第1の保持体を提供する。このようにして、第1の保持体は、第1のパドルレバー411Aが第1の通路460Aを出て行くのを防止または抑止する。
【0131】
第2の側壁部431は、第2の通路460Bの開放端部に向かう第2のパドルレバー411Bの移動を防止または抑止する第2の保持体を提供する。このようにして、第2の保持体は、第2のパドルレバー411Bが第2の通路460Bを出て行くのを防止または抑止する。
【0132】
第3の側壁部439は、第1の通路460Aの開放端部に向かう第3のパドルレバー411Cの移動を防止または抑止する第3の保持体を提供する。このようにして、第3の保持体は、第3のパドルレバー411Cを、第1の通路460Aの第3の通路部分464C内で適位置に保持する。
【0133】
第4の側壁部433は、第2の通路460Bの開放端部に向かう第4のパドルレバー411Dの移動を防止または抑止する第4の保持体を提供する。このようにして、第4の保持体は、第4のパドルレバー411Dを、第2の通路460Bの第4の通路部分464D内で適位置に保持する。
【0134】
第1の側壁部441、第2の側壁部431、第3の側壁部439、および第4の側壁部433は、パドルレバー411A、411B、411C、411Dへの側方の支持を提供することもでき、支えまたは支持の部材として働くことができる。
【0135】
ハッチ413は、これに限定されないが永久磁石など、複数の磁石438A、438B、438C、438Dを備える。磁石438A、438B、438C、438Dは、
図12Aおよび
図12Bに示しているように、パドルレバー411A、411B、411C、411Dの各々と鉛直に位置合わせして位置付けられている。パドルレバー411A、411B、411C、411Dは鉄または他の磁性材料を備えている。
【0136】
磁石438A、438B、438C、438Dは、パドルレバー411A、411B、411C、411Dをハッチ413に向けて引っ張るまたは引き付ける。
【0137】
磁石438A、438B、438C、438Dは、パドルレバー411A、411B、411C、411Dをハッチ413に保持させることができる。
【0138】
このようにして、磁石438A、438B、438C、438Dは、ハッチ413の外面から離れる方へのパドルレバー411A、411B、411C、411Dの回転を抑止する。
【0139】
パドルレバー411A、411B、411C、411Dを取り外すためには、使用者は、
図14A、
図14Bにおける方向矢印D8およびD10によって指示しているように、パドルレバー411A、411B、411C、411Dをハッチ413の外面から離れる方へと回転させるために、引き付けの力に打ち勝たなければならない。
【0140】
図14Aに示しているように、第2のパドルレバー411Bが第2の側壁部431から離れると、第2のパドルレバー411Bは、第2の通路460Bに沿って開放端部から外へと並進させることができる。
【0141】
第2のパドルレバー411Bが取り外されると、第4のパドルレバー411Dを取り外すことができる。第4のパドルレバー411Dは、第4のパドルレバー411Dの本体が第4の側壁部433から離れるまで、方向矢印D10によって指示されているように、ハッチ413の外面から離れる方に回転される。第4のパドルレバー411Dは、第2の通路460Bに沿って並進でき、開放端部を通じて取り外しできる。
【0142】
第2のパドルレバー411Bと第4のパドルレバー411Dとが同時に取り外しできることが理解されよう。第2の翼部416Dは、使用者が第4のパドルレバー411Dと係合できるため、第2のパドルレバー411Bと第4のパドルレバー411Dとの同時の取り外しを容易にすることができる。第4のパドルレバー411Dが回転されるとき、第2の翼部416Dは、第2のパドルレバー411Bの内面と係合し、したがって第2のパドルレバー411Bを第4のパドルレバー411Dと一緒に回転させることになる。
【0143】
図18は、搭載構成が動作の角度範囲を制限するための制限体を備える代替の実施形態を示すゲームコントローラの裏側パネルの一部分を示している。第13の図示した実施形態では、可能な場合、同様の符号が同様の部品を示すために使用されるが、これらの特徴が第13の実施形態にそれぞれ属することを示すために「1200」番台の符号としている。代替の実施形態は、第5の実施形態と多くの共通の特徴を共有しており、そのため、
図11から
図14Bまでに示した実施形態との違いだけがより詳細に説明される。
【0144】
図示した実施形態では、アクチュエータは制限体を備えている。第2のパドルレバー1211Bは第2の制限体1242を備えており、第4のパドルレバー1211Dは第4の制限体1243を備えている。第2の制限体1242および第4の制限体1243は、第2のパドルレバー1211Bおよび第4のパドルレバー1211Dのそれぞれ1つの本体の上面において、突部または隆起部の形態を取る。第2の制限体1242および第4の制限体1243は、第2のパドルレバー1211Bおよび第4のパドルレバー1211Dの円筒形の端部部分1262A、1262Bの近くにそれぞれ配置されている。
【0145】
代替の実施形態では、ハッチ1213は、アクチュエータの追加または代替として制限体を備えてもよく、突部または隆起部が、円筒形の端部部分1262B、1262Dを少なくとも部分的に覆って延び、それによって角度の動作の範囲を限定するように、第1または第2の通路1260B、1260Bの壁部から延びてもよい。
【0146】
図12Cは、内側のアクチュエータである第3のパドルレバー411Cと第4のパドルレバー411Dとが省略または取り外されているハッチ413を示している。第1のパドルレバー411Aは、第1のパドルレバー411Aのテール部分451Aと鉛直に位置合わせして配置された第1の対の切替機構S1、S2の一方を作動させるために用いられ得る。第2のパドルレバー411Bは、第2のパドルレバー411Bのテール部分451Bと鉛直に位置合わせして配置された第2の対の切替機構S3、S4の一方を作動させるために用いられ得る。
【0147】
ここで
図15A〜
図17Cを参照すると、代替の実施形態が示されている。図示した実施形態では、可能な場合、同様の符号が同様の部品を示すために使用されるが、これらの特徴が第6、第7、第8、第9、第10、第11、および第12の実施形態にそれぞれ属することを示すために「500」、「600」、「700」、「800」、「900」、「1000」、「1100」番台の符号としている。代替の実施形態は、先の実施形態と多くの共通の特徴を共有しており、そのため、
図1から
図14Bまでに示した実施形態との違いだけがより詳細に説明される。
【0148】
図15A〜
図15Cは、アクチュエータをコントローラ510に取り外し可能に結合するための搭載構成の第6の実施形態を含むゲームコントローラ510の裏側の一部分を示している。コントローラ510は、コントローラ510の裏側に搭載された、4つのアクチュエータ、つまり、第1のパドルレバー511Aと、第2のパドルレバー511B(図示していない)と、第3のパドルレバー511Cと、第4のパドルレバー511D(図示していない)とを備えている。
【0149】
搭載構成は、第1のパドルレバー511Aと第3のパドルレバー511Cとを参照して説明される。鏡像となっているが同様の搭載構成が、第2のパドルレバー511Bと第4のパドルレバー511Dとをコントローラ510に結合するために設けられていることが理解されよう。
【0150】
第3のパドルレバー511Cは第1の翼部516C(
図15Bおよび
図15Cに示す)を備えており、第4のパドルレバー511Dは第2の翼部(図示していない)を備えている。
【0151】
第1の翼部516Cは、第1のパドルレバー511Aのテール部分551Aの下方で、第3のパドルレバー511Cのテール部分551Cの第1の側方の縁部から延びている。第1の翼部516Cは、第1のパドルレバー511Aのテール部分551Aと鉛直に位置合わせして配置された一対の切替機構S1、S2の一方を作動させるように構成されている。
【0152】
第1のパドルレバー511Aおよび第3のパドルレバー511Cは、
図11〜
図14Bの第5の実施形態を参照して説明したように、例えばクレードルにおけるトラニオンを用いて、コントローラ510の裏側に枢動可能に結合される。
【0153】
第1のパドルレバー511Aおよび第3のパドルレバー511Cは、実質的にコントローラ510の上部と下部との間に延びる軸A1の周りで枢動する。
【0154】
第1のパドルレバー511Aは、コントローラ510に枢動可能に搭載される第1の部分572Aを備えている。第1のパドルレバー511Aは、第1の部分572Aから側方に離間されて中間部分570Aによって第1の部分572Aに結合される第2の部分551Aを備えている。第2の部分551Aは、中間部分570Aに対して異なる方に広がるように構成されている。第2の部分551Aは、コントローラ510に対して実質的に縦方向に、つまり、コントローラ510の上部と下部との間を延びる方向に、延びている。中間部分570Aは、コントローラ510に対して実質的に横方向に、つまり、実質的にコントローラ510の反対側同士(
図3の実施形態では、反対側同士は、第1のハンドルH
Rと第2のハンドルH
Lとによって定められている)の間で延びる方向に、延びている。中間部分570Aは、実質的に第1の部分551Aの第1の端部から延びている。第1の部分551Aの第1の端部は、第1の部分551Aの第2の反対側の端部よりも、コントローラ510の上部に近接して配置されている。
【0155】
第3のパドルレバー511Cは、コントローラ510に枢動可能に搭載される第1の部分572Cを備えている。第3のパドルレバー511Cは、第1の部分572Cから側方に離間されて中間部分570Cによって第1の部分572Cに結合される第2の部分551Cを備えている。第2の部分551Cは、中間部分570Cに対して異なる方に広がるように構成されている。第2の部分551Cは、コントローラ510に対して実質的に縦方向に、つまり、コントローラ510の上部と下部との間で延びる方向に、延びている。中間部分570Cは、コントローラ510に対して実質的に横方向に、つまり、実質的にコントローラ510の反対側同士(
図3の実施形態では、反対側同士は、第1のハンドルH
Rと第2のハンドルH
Lとによって定められている)の間で延びる方向に、延びている。中間部分570Aは、実質的に第2の側方または側縁部から延びている。中間部分570Aは、第1の部分551Aの第1の端部と第1の部分551Aの第2の端部との中間の場所で第1の部分551Aに結合されている。第1の部分551Aの第1の端部は、第1の部分551Aの第2の反対側の端部よりも、コントローラ510の上部に近接して配置されている。第1の部分551Aの第1の端部は、
図15Aおよび
図15Cに示しているように、第1のパドルレバー511Aの中間部分の一部分との重なる関係で延びるように構成されている。
【0156】
図16Aは、アクチュエータをコントローラ610に取り外し可能に結合するための搭載構成の第7の実施形態を含むゲームコントローラ610の裏側の一部分を示している。コントローラ610は、コントローラ610の裏側に搭載された、4つのアクチュエータ、つまり、第1のパドルレバー611Aと、第2のパドルレバー(図示していない)と、第3のパドルレバー611Cと、第4のパドルレバー(図示していない)とを備えている。
【0157】
搭載構成は、第1のパドルレバー611Aと第3のパドルレバー611Cとを参照して説明される。鏡像となっているが同様の搭載構成が、第2および第4のパドルレバー(図示していない)をコントローラ610に結合するために設けられていることが理解されよう。
【0158】
第3のパドルレバー611Cは第1の翼部616Cを備えており、第4のパドルレバー(図示していない)は第2の翼部(図示していない)を備えている。
【0159】
第1の翼部616Cは、第1のパドルレバー611Aのテール部分651Aの下方で、第3のパドルレバー611Cのテール部分651Cの第1の側方の縁部から延びている。第1の翼部616Cは、第1のパドルレバー611Aのテール部分651Aと鉛直に位置合わせして配置された一対の切替機構S1、S2の一方を作動させるように構成されている。
【0160】
第1のパドルレバー611Aおよび第3のパドルレバー611Cは、
図11〜
図14Bの第5の実施形態を参照して記載したように、例えばクレードルにおけるトラニオンを用いて、コントローラ610の裏側に枢動可能に結合される。
【0161】
第1のパドルレバー611Aおよび第3のパドルレバー611Cの各々は、点線N2によって指示されている軸の周りに枢動する。枢動軸は、コントローラ610の縦方向に対してゼロでない角度で配向されている。縦方向は、点線N1によって指示されており、実質的にコントローラ610の上部と下部との間に延びている。図示した実施形態では、枢動軸は、コントローラ610の横方向に対してゼロでない角度θを定めるように構成されている。横方向は、点線N3によって指示されており、実質的にコントローラ610の反対側同士の間に延びている。
【0162】
第3のパドルレバー611Cは、第3のパドルレバー611Cがコントローラ610に枢動可能に結合される第1の端部に向かって幅広となるような形で先細りとされてもよい。第3のパドルレバー611Cの先細り部分690Cは、第3のパドルレバー611Cが操作されるときにその長さに沿って捩じれる可能性を防止または低減できる。先細り部分690Cは、操作の間の捩じれ力に耐えるために、第3のパドルレバー611Cに強度の増加を提供もする。
【0163】
図16Bは、アクチュエータをコントローラ710に取り外し可能に結合するための搭載構成の第8の実施形態によるゲームコントローラ710の裏側の断面図を示している。コントローラ710は、コントローラ710の裏側に搭載された、4つのアクチュエータ、つまり、第1のパドルレバー(図示していない)と、第2のパドルレバー(図示していない)と、第3のパドルレバー711Cと、第4のパドルレバー(図示していない)とを備えている。
【0164】
図16Bの実施形態では、アクチュエータ711Cは、フック782Cと通路784Cとを含む代替の固定機構によって、コントローラ710に取り外し可能に搭載される。フック782Cは、
図9Aに示した実施形態のフック230に対して反転されている。コントローラ710は、コントローラ710の本体714に搭載された相補的な形状の通路784Cを備えている。通路784Cは、フック782Cに対して延びる上方壁部によって少なくとも部分的に定められており、上方壁部は、フック782Cへと延びるヘッド部分786Cを備えている。第3のパドルレバー711Cは、第3のパドルレバー711Cと鉛直に位置合わせして配置された磁石738Aによって所定位置に保持される。
【0165】
図16Cは、アクチュエータをコントローラ810に取り外し可能に結合するための搭載構成の第9の実施形態によるゲームコントローラ810の裏側の断面図を示している。コントローラ810は、コントローラ810の裏側に搭載された、4つのアクチュエータ、つまり、第1のパドルレバー(図示していない)と、第2のパドルレバー(図示していない)と、第3のパドルレバー811Cと、第4のパドルレバー(図示していない)とを備えている。
【0166】
図16Cの実施形態では、アクチュエータ811Cは、輪状構造876Cとピン877Cとを含む代替の固定機構によって、コントローラ810に取り外し可能に搭載される。輪状構造876Cは第3のパドルレバー811Cの第1の端部に設けられている。コントローラ810は、コントローラ810の本体814に搭載されたピン877Cを備えている。第3のパドルレバー811Cは、ピン877Cが輪状構造876Cを通過するようにピン877Cにスライドされる。第3のパドルレバー811Cは、第3のパドルレバー811Cと鉛直に位置合わせして配置された磁石838Aによって所定位置に保持される。
【0167】
代替の実施形態では、輪状構造876Cは、コントローラ810の本体に設けられた2つの直立する壁部の間に配置される。直立する壁部は開口または凹所を各々備える。次に、ピンが直立する壁部における開口と輪状構造876Cとを通して挿入され得る。一部の実施形態では、ピン877Cは、延ばされた状態となるように付勢される少なくとも1つの端部ピンを有するバネ荷重の掛けられた棒材であり得る。端部ピンは、直立する壁部同士の間を圧縮された状態で通り、直立する壁部における開口または凹所と並べられるとき、端部ピンがピンおよびパドルレバー811Cをコントローラ810に固定するために延ばした状態に戻るように、(棒材へと)圧縮され得る。
【0168】
図16Dは、アクチュエータをコントローラ910に取り外し可能に結合するための搭載構成の第10の実施形態によるゲームコントローラ910の裏側の断面図を示している。コントローラ910は、コントローラ910の裏側に搭載された、4つのアクチュエータ、つまり、第1のパドルレバー(図示していない)と、第2のパドルレバー(図示していない)と、第3のパドルレバー911Cと、第4のパドルレバー(図示していない)とを備えている。
【0169】
図16Dの実施形態では、アクチュエータ911Cは、
図16Cの実施形態に関連して前述したものと同様の方法で輪状構造976Cとピン977Cとを備える固定機構によって、コントローラ910に取り外し可能に搭載される。輪状構造976Cは第3のパドルレバー911Cの第1の端部から遠位の場所に設けられている。バネ980Cが、第3のパドルレバー911Cの領域と鉛直に位置合わせしてコントローラ910に搭載でき、前記領域は、第3のパドルレバー911Cの第1の端部と輪状構造976Cによって定められる枢軸点との間に位置付けられる。バネ980Cは、第3のパドルレバー911Cを初期位置または待機位置へと付勢するように構成され得る。一部の実施形態では、バネ980Cは、第3のパドルレバー911Cの第1の端部をコントローラ910の本体914の外面に向かって付勢する。他の実施形態では、バネ980Cは、第3のパドルレバー911Cの第1の端部をコントローラ910の本体914の外面から離すように付勢する。
【0170】
代替の実施形態では、ピン977Cは、第3のパドルレバー911Cを初期位置または待機位置へと付勢するための捩じりバネ機構、トーションバーまたは板バネ、または他の適切な付勢デバイスを備え得る。
【0171】
図17Aおよび
図17Bは、アクチュエータをコントローラ1010に取り外し可能に結合するための搭載構成の第11の実施形態を含むゲームコントローラ1010の裏側の一部分を示している。コントローラ1010は、コントローラ1010の裏側に搭載された、4つのアクチュエータ、つまり、第1のパドルレバー1011Aと、第2のパドルレバー(図示していない)と、第3のパドルレバー1011Cと、第4のパドルレバー(図示していない)とを備えている。
【0172】
搭載構成は、第1のパドルレバー1011Aと第3のパドルレバー1011Cとを参照して説明される。鏡像となっているが同様の搭載構成が、第2および第4のパドルレバー(図示していない)をコントローラ1010に結合するために設けられていることが理解されよう。
【0173】
第3のパドルレバー1011Cは第1の翼部1016Cを備えており、第4のパドルレバー(図示していない)は第2の翼部(図示していない)を備えている。
【0174】
第1の翼部1016Cは、第1のパドルレバー1011Aのテール部分1051Aの下方で、第3のパドルレバー1011Cのテール部分1051Cの第1の側方の縁部から延びている。第1の翼部1016Cは、第1のパドルレバー1011Aのテール部分1051Aと鉛直に位置合わせして配置された一対の切替機構S1、S2の一方を作動させるように構成されている。
【0175】
第1のパドルレバー1011Aおよび第3のパドルレバー1011Cは、
図11〜
図14Bの第5の実施形態を参照して記載したように、例えばクレードルにおけるトラニオンを用いて、コントローラ1010の裏側に枢動可能に結合される。
【0176】
第1のパドルレバー1011Aは、点線N4によって指示されている第1の軸の周りに枢動する。第3のパドルレバー1011Cは、点線N5によって指示されている第2の軸の周りに枢動する。
【0177】
第1および第2の枢動軸は、コントローラ1010の縦方向に対してゼロでない角度で各々配向されている。縦方向は、点線N1によって指示されており、実質的にコントローラ1010の上部と下部との間に延びている。図示した実施形態では、第1および第2の枢動軸は、コントローラ1010の横方向に対してゼロでない角度を定めるように各々構成されている。横方向は、点線N1によって指示されている縦方向に対して垂直であり、実質的にコントローラ1010の反対側同士の間に延びている。
【0178】
第1および第2の枢動軸は、それらの間にゼロでない角度θ
2を定めるように構成されている。
【0179】
図17Cは、アクチュエータをコントローラ1110に取り外し可能に結合するための搭載構成の第11の実施形態を含むゲームコントローラ1110の裏側の一部分を示している。コントローラ1110は、コントローラ1110の裏側に搭載された、4つのアクチュエータ、つまり、第1のパドルレバー1111Aと、第2のパドルレバー(図示していない)と、第3のパドルレバー1111Cと、第4のパドルレバー(図示していない)とを備えている。
【0180】
搭載構成は、第1のパドルレバー1111Aと第3のパドルレバー1111Cとを参照して説明される。鏡像となっているが同様の搭載構成が、第2および第4のパドルレバー(図示していない)をコントローラ1010に結合するために設けられていることが理解されよう。
【0181】
第3のパドルレバー1111Cは第1の翼部1116Cを備えており、第4のパドルレバー(図示していない)は第2の翼部(図示していない)を備えている。
【0182】
第1の翼部1116Cは、第1のパドルレバー1111Aのテール部分1151Aの下方で、第3のパドルレバー1111Cのテール部分1151Cの側方の縁部から延びている。第1の翼部1116Cは、第1のパドルレバー1111Aのテール部分1151Aと鉛直に位置合わせして配置された一対の切替機構S1、S2の一方を作動させるように構成されている。
【0183】
第1のパドルレバー1111Aおよび第3のパドルレバー1111Cは、
図11〜
図14Bの第5の実施形態を参照して説明したように、例えばクレードルの中でトラニオンを用いて、コントローラ1110の裏側に枢動可能に結合される。
【0184】
第1のパドルレバー1111Aは、点線N7によって指示されている第1の軸の周りに枢動する。第3のパドルレバー1111Cは、点線N6によって指示されている第2の軸の周りに枢動する。
【0185】
第1の枢動軸は、コントローラ1110の縦方向に対してゼロでない角度で配向されている。縦方向は、点線N1によって指示されており、実質的にコントローラ1110の上部と下部との間に延びている。図示した実施形態では、第1の枢動軸は、コントローラ1110の横方向に対してゼロでない角度を定めるように構成されている。横方向は、点線N1によって指示されている縦方向に対して垂直であり、実質的にコントローラ1110の反対側同士の間に延びている。
【0186】
第2の枢動軸は、点線N1によって指示されているように、コントローラ1110の縦方向に対して実質的に平行に配向されている。
【0187】
第1および第2の枢動軸は、それらの間にゼロでない角度を定めるように構成されている。
【0188】
第1のパドルレバー1111Aは、コントローラ1110に枢動可能に搭載される第1の部分1172Aを備えている。第1のパドルレバー1111Aは、第1の部分1172Aから側方に離間されて中間部分1170Aによって第1の部分1172Aに結合される第2の部分1151Aを備えている。第2の部分1151Aは、中間部分1170Aに対して異なる方に広がるように構成されている。第2の部分1151Aは、コントローラ1110に対して実質的に縦方向に、つまり、コントローラ1110の上部と下部との間を延びる方向に、延びている。中間部分1170Aは、コントローラ1110に対して実質的に横方向に、つまり、実質的にコントローラ1110の反対側同士(
図3の実施形態では、反対側同士は、第1のハンドルH
Rと第2のハンドルH
Lとによって定められている)の間で延びる方向に、延びている。中間部分1170Aは、実質的に第2の部分1151Aの第1の端部から延びている。第2の部分1151Aの第1の端部は、第2の部分1151Aの第2の反対側の端部よりも、コントローラ1110の上部に近接して配置されている。
【0189】
第3のパドルレバー1111Cは、第1のパドルレバー1111Aの中間部分1170Aと重なる関係となるように構成されている。中間部分1170Cが、第1のパドルレバー1111Aの中間部分1170Aの上で延びている。つまり、第1のパドルレバー1111Aの中間部分1170Aは、第3のパドルレバー1111Cの中間部分1170Cとコントローラ1110の裏側パネルの外面との間に配置されている。
【0190】
ここで
図19〜
図25を参照すると、代替の実施形態が示されている。第14の図示した実施形態では、可能な場合、同様の符号が同様の部品を示すために使用されるが、これらの特徴が第14の実施形態に属することを示すために「1300」番台の符号としている。代替の実施形態は、先の実施形態と多くの共通の特徴を共有しており、そのため、
図1から
図18までに示した実施形態との違いだけがより詳細に説明される。
【0191】
図19および
図20は、アクチュエータをコントローラ1310に取り外し可能に結合するための搭載構成のなおも別の実施形態を含むゲームコントローラ1310の裏側の一部分を示している。
図19および
図20は、ゲームコントローラ1310の裏側の一部分の上方面(コントローラが普通の使用であるとき)または内面を示している。
【0192】
コントローラ1310は、コントローラ1310の裏側に搭載された、4つのアクチュエータ、つまり、第1のパドルレバー1311Aと、第2のパドルレバー1311Bと、第3のパドルレバー1311Cと、第4のパドルレバー1311Dとを備えている。4つのアクチュエータは、少なくとも一部分が金属材料から構築でき、金属材料は、磁性を有し得るか、または、磁界の影響を受けやすい可能性がある。アクチュエータは鉄材料を備えてもよく、つまり、材料は磁化され得る。アクチュエータは、限定されることはないが、鉄、ニッケル、コバルトなど、強磁性材料を備え得る。
【0193】
他の実施形態では、限定されることはないが、プラスチック材料など、他の材料が用いられ得る。
【0194】
第3のパドルレバー1311Cおよび第4のパドルレバー1311Dは第1の翼部1316Cおよび第2の翼部1316Dをそれぞれ備えている。
【0195】
第1の翼部1316Cは、第1のパドルレバー1311Aのテール部分1351Aの下方で、第3のパドルレバー1311Cのテール部分1351Cの側方の縁部から延びている。第1の凹所または切り欠き1395Aが、第1の翼部1316Cを受け入れるために、第1のパドルレバー1311Aの内面に設けられている。第1の翼部1316Cは、第1のパドルレバー1311Aのテール部分1351Aと鉛直に位置合わせして配置された一対の切替機構(図示していない)の一方を作動させるように構成されている。
【0196】
第2の翼部1316Dは、第2のパドルレバー1311Bのテール部分1351Bの下方で、第4のパドルレバー1311Dのテール部分1351Dの側方の縁部から延びている。第2の凹所または切り欠き1395Bが、第2の翼部1316Dを受け入れるために、第2のパドルレバー1311Bの内面に設けられている。第2の翼部1316Dは、第2のパドルレバー1311Bのテール部分1351Bと鉛直に位置合わせして配置された一対の切替機構(図示していない)の一方を作動させるように構成されている。
【0197】
各々のパドルレバー1311A、1311B、1311C、1311Dは、パドルレバー1311A、1311B、1311C、13411Dの本体の第1の端部に、実質的に円筒形の端部部分を備えている。円筒形の端部部分1362A、1362B、1362C、1362Dはトラニオンを形成しており、トラニオンは、パドルレバー1311A、1311B、1311C、1311Dをコントローラ1310に搭載させることができ、パドルレバー1311A、1311B、1311C、1311Dが回転され得る枢軸点として作用する。パドルレバー1311A、1311B、1311C、1311Dの本体は、端部部分1362A、1362B、1362C、1362Dの管状の軸に対してずらされている。パドルレバー1311A、1311B、1311C、1311Dの本体は、端部部分1362A、1362B、1362C、1362Dの上に、または、通常の使用では端部部分1362A、1362B、1362C、1362Dの下に延びており、パドルレバー1311A、1311B、1311C、1311Dの本体の端部は、第1および第2の通路内で端部部分1362A、1362B、1362C、1362Dの回転移動を限定するために、
図24で最もよく示されている端部停止部1242を形成している。
【0198】
各々のパドルレバー1311A、1311B、1311C、1311Dは浮き出し部または隆起部1318A、1318B、1318C、1318Dをそれぞれ備えている。浮き出し部1318A、1318B、1318C、1318Dは、切替機構の外面と係合するように構成されている。切替機構の外面は、任意選択でコントローラ1310の裏側パネルの外面に対して引っ込められ、任意でずらされてもよい。任意選択で、切替機構の外面は、裏側パネルの厚さより小さい距離だけ引っ込められる。
【0199】
コントローラ1310は、本体部分(図示していない)と、カバーパネルまたはハッチ1313とを備えている。ハッチ1313は、本体部分に取り外し可能に搭載され得る。
【0200】
ハッチ1313は、相補的な固定機構の第1の部分を備えている。代替の実施形態では、相補的な固定機構の第1の部分は、本体部分に搭載され得る、または、本体部分と一体に形成され得る。
【0201】
ハッチ1313は、
図24で最もよく示されており、第1の谷部または通路1360Aと第2の谷部または通路とを備えている。第1の通路1360Aは、
図11〜
図14Bおよび
図18の実施形態に関連して記載したのと同様の方法で、第1の端壁部および第2の端壁部を定める垂直部分によって、第2の通路から分離されている。第1の端壁部は第1の通路1360Aの端部を閉じている。第2の端壁部は第2の通路の端部を閉じている。
【0202】
任意選択で、第1の通路1360Aは第2の通路に対して異なる方に広がるように構成される。
【0203】
第1の通路1360Aおよび第2の通路は、パドルレバー1311A、1311B、1311C、1311Dの円筒形の端部部分1362A、1362B、1362C、1362Dに対して形が相補的となるように構成されている。第1の通路および第2の通路は、それに沿う長手方向の切り欠き、すなわち部分円筒を有する円形の孔を定めるとみなすことができ、長手方向の切り欠きはスロットの形態を取っている。
【0204】
第1の通路および第2の通路は、パドルレバー1311A、1311B、1311C、1311Dの円筒形の端部部分1362A、1362B、1362C、1362Dが受け入れられるクレードルまたは受入部を提供する。第1の通路および第2の通路は、パドルレバー1311A、1311B、1311C、1311Dが長手方向の切り欠きを通じて引き抜かれないように構成されている。
【0205】
各々のパドルレバー1311A、1311B、1311C、1311Dの本体は、第1の通路および第2の通路のそれぞれ1つにおける長手方向の切り欠きを通じて延びている。
【0206】
第1の通路1360Aは、第1の孔寸法または直径を有する第1の通路部分464Aと、第3の孔寸法または直径を有する第3の通路部分464Cとを備え得る。任意選択で、第1の通路1360Aの第3の部分は、第1の通路1360Aの第1の通路部分より横方向において寸法または直径が小さい。第2の通路は同様に構成され得る。このようにして、第1のパドルレバー1311Aおよび第2のパドルレバー1311Bは、第3の通路部分および第4の通路部分のそれぞれ1つへと挿入できないように構成され得る。
【0207】
図24に示しているように、第3のパドルレバー1311Cの円筒形の端部部分1362Cは第1の通路1360Aに受け入れられる。第1のパドルレバー1311A、第2のパドルレバー1311B、および第4のパドルレバー1311Dは、第1の通路および第2の通路のそれぞれ1つによって同様に受け入れられ得る。
【0208】
ハッチ413は、限定されることはないが、永久磁石など、一対の磁石1338A、1338Bを備え得る。磁石1338A、1338Bは、一対の隣接するパドルレバー1311A/1311C、1311B/1311Dの各々と鉛直に位置合わせして位置付けられる。任意選択で、パドルレバー1311A、1311B、1311C、1311Dは、引き付けの所望の力を提供するようにパドルレバーに十分な強磁性材料が提供される係合領域1393C(
図24参照)を備え得る。図示した実施形態では、係合領域1393Cは隣接する領域より厚い。
【0209】
存在する場合、磁石1338A、1338Bは、パドルレバー1311A、1311B、1311C、1311Dをハッチ1313に向けて引っ張るまたは引き付ける。
【0210】
磁石1338A、1338Bは、パドルレバー1311A、1311B、1311C、1311Dをハッチ1313に保持させることができる。
【0211】
このようにして、磁石1338A、1338Bは、パドルレバー1311A、1311B、1311C、1311D、具体的には、隆起部1318A、1318B、1318C、1318Dを、コントローラ1310内に配置されたそれぞれの切替機構に近接して保持できる。
【0212】
磁石1338A、1338Bは、ハッチ1313の外面から離れる方へのパドルレバー1311A、1311B、1311C、1311Dの回転を抑止できる。
【0213】
パドルレバー1311A、1311B、1311C、1311Dを取り外すためには、使用者は、パドルレバー1311A、1311B、1311C、1311Dをハッチ1313の外面から離れる方へと回転させるために、引き付けの力に打ち勝たなければならない。
【0214】
パドルレバー1311A、1311B、1311C、1311Dに付与される引き付けの力は、切替機構によって加えられるパドルレバー1311A、1311B、1311C、1311Dへの復帰力を低減させる、または、その復帰力に抗する。
図19〜
図25の実施形態は追加の復帰力を提供する。追加の復帰力は復帰付勢機構1399によって提供される。これは、パドルレバー1311A、1311B、1311C、1311Dが剛体の材料から全体として構築されるとき、パドルレバーが切替機構を作動させるのに十分な力の下での弾性変形に抗することになるため、特に有用であり得る。
【0215】
図19の実施形態における復帰付勢機構は板バネ1398A、1398B、1398C、1398Dによって形成されており、板バネ1398A、1398B、1398C、1398Dの各々はハッチ1313の内面に搭載されている。板バネ1398A、1398B、1398C、1398Dは搭載本体1392と一体に各々形成されてもよい。搭載本体はハッチ1313の内面に固定され得る。図示した実施形態では、ネジの形態での機械的な固定が用いられており、限定されることはないが、接着、結合、または溶接など、他の固定機構が用いられてもよい。復帰付勢機構1399は、弾性変形が可能である任意の適切な材料から形成されてもよい。
【0216】
復帰付勢機構1399および/または板バネ1398A、1398B、1398C、1398Dは、ハッチ1313と、または、コントローラ1310のハウジングまたはシャーシを形成する他の要素と、一体に形成され得る。
【0217】
パドルレバー1311A、1311B、1311C、1311Dの各々は突出部1397A、1397B、1397C、1397Dを備え得る。突出部1397A、1397B、1397C、1397Dの各々は、ハッチ1313における開口またはオリフィス1391を通じて延びている。各々の突出部1397A、1397B、1397C、1397Dの端部Eは板バネ1398A、1398B、1398C、1398Dのそれぞれ1つと係合する。
【0218】
他の実施形態では、代替のバネまたは付勢機構が用いられ得る。例えば、限定されることはないが、螺旋圧縮バネがボア孔に設けられてもよい。ボア孔は、その最も奥の端部において、閉じられ得る、または、有底であってもよい。螺旋圧縮バネはパドルレバーの内面と係合し得る、または、パドルレバーは、螺旋圧縮バネが着座される突出部を備え得る。パドルレバーは内蔵した付勢機構を備え得る。パドルレバーの本体の領域は、弾性変形を可能にするように適合または構築され得る。パドルレバーは、プラスチック材料と金属材料との複合材料であり得る。
【0219】
ハッチ1313は、ハッチ1313のカスタマイズを可能にするように、取り外し可能または取り換え可能な印特徴部1396を備え得る。
【0220】
前述の実施形態では、第3および第4のパドルレバーが、使用者が作動力をアクチュエータに加える係合表面に対して側方にずらした、または、その係合表面から離間した切替機構を作動させるように構成されることが理解されよう。このようにして、第3および第4のパドルレバーの係合表面のいずれも、作動される切替機構と鉛直に位置合わせされる必要はない。
【0221】
アクチュエータは、コントローラの少なくとも縦方向に細長くなった係合表面を備え、使用者は、係合表面に沿ういずれかの場所でアクチュエータに係合できる。このようにして、使用者は、切替機構に対して縦方向でずらされ得る複数の位置のうちの1つでアクチュエータと関わり合うことができる。
【0222】
前述の実施形態は、切替機構がコントローラ内で位置付けられる位置に対して縦方向と横方向との両方でずれている位置において、アクチュエータをコントローラに搭載させることができる。
【0223】
前述の実施形態は、一対の切替機構が第1のアクチュエータと鉛直に位置合わせして提供されるコントローラを提供する。第1のアクチュエータは、コントローラの少なくとも縦方向に細長い、一対の切替機構の第1の一方を作動させるように構成された第1の係合表面を備えている。コントローラは、コントローラの少なくとも縦方向に細長い第2の係合表面を備えている第2のアクチュエータを備えている。第2のアクチュエータは、一対の切替機構の第2の一方を作動させるように構成されている。任意選択で、第1および第2の係合表面は、実質的に互いと平行であるように構成されている。
【0224】
任意選択で、第1および第2の係合表面は、コントローラの縦方向において互いと重なるように構成されている。このようにして、使用者が一本の指を同時に両方のアクチュエータに置くことができる。代替で、使用者は、第1の係合表面と第2の係合表面との間で移動するために、自身の指を横方向で移動させる必要があるだけである。
【0225】
第2のアクチュエータの第2の係合表面は、第1のアクチュエータの第1の係合表面に対して側方にずれた位置に配置され得る。任意選択で、第2のアクチュエータの第2の係合表面は、第1のアクチュエータの第1の係合表面に対して、コントローラの中央または中間に向けて引っ込むように配置され得る。
【0226】
前述の実施形態のうちの一部では、アクチュエータはコントローラに枢動可能に搭載され、アクチュエータは、導路または通路の形態であり得る受入部に受け入れられるための突起を備え、突起は、受入部の長手方向軸に沿う線形の並進によって受入部へと挿入され、受入部の長手方向の軸は、アクチュエータが回転する枢動軸を定めている。
【0227】
コントローラが、有線接続または無線接続装置によってゲーム機またはコンピュータに結合され得ることが想定される。
【0228】
アクチュエータは、工具を用いずにコントローラに結合および結合解除され得る。
【0229】
様々な変更が本発明の範囲内で行われ得ることは、理解され得る。前述の実施形態において、アクチュエータ機構が、家庭用テレビゲーム機または他のパーソナルコンピュータとの使用のための手持ち式のゲームコントローラを参照して説明されてきたが、代替の実施形態では、アクチュエータ機構は、他の手持ち式の電子デバイス、例えば限定されることはないが、携帯の手持ち式ゲーム機(ゲーム機、画面、スピーカ、および制御装置を備える単一のユニット)、携帯電話、タブレットコンピュータ、ファブレットコンピュータと用いられてもよい。アクチュエータ機構は、このような携帯デバイス内に組み込まれ得る、または、限定されることはないが、携帯デバイスを収容するように構成されるケースもしくは運搬具、もしくは他の取り外し可能なジャケットなど、付属品装置の一部を形成し得る。
【0230】
一部の実施形態では、第1および/または第2のパドルレバーは、その内面に凹所または切り欠きを備えてもよく、凹所または切り欠きは、第3または第4のパドルレバーの翼部分をそれぞれ受け入れるために設けられる。
【0231】
本明細書で用いられるとき、「上」、「下」、「前」、「後」、「端」、「側」、「内側」、「外側」、「上方」、および「下方」などの方向への言及は、それぞれの特徴をこのような向きに限定することはなく、これらの特徴を互いから区別する役割を果たすに過ぎないことが認識されよう。