(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6629053
(24)【登録日】2019年12月13日
(45)【発行日】2020年1月15日
(54)【発明の名称】クラッチ装置
(51)【国際特許分類】
F16D 13/60 20060101AFI20200106BHJP
F16D 1/06 20060101ALI20200106BHJP
F16D 1/09 20060101ALI20200106BHJP
【FI】
F16D13/60 T
F16D1/06 110
F16D1/09 100
【請求項の数】2
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2015-232553(P2015-232553)
(22)【出願日】2015年11月30日
(65)【公開番号】特開2017-101683(P2017-101683A)
(43)【公開日】2017年6月8日
【審査請求日】2018年10月16日
(73)【特許権者】
【識別番号】000232807
【氏名又は名称】三菱ロジスネクスト株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001298
【氏名又は名称】特許業務法人森本国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】千鳥 剛央
【審査官】
横山 幸弘
(56)【参考文献】
【文献】
特開2006−226475(JP,A)
【文献】
実開昭53−132579(JP,U)
【文献】
特開2001−294011(JP,A)
【文献】
特開2007−239976(JP,A)
【文献】
特表2013−511000(JP,A)
【文献】
米国特許出願公開第2013/0294825(US,A1)
【文献】
特開2002−087080(JP,A)
【文献】
特開平10−122258(JP,A)
【文献】
実開昭59−100115(JP,U)
【文献】
実開平03−084433(JP,U)
【文献】
特開2007−327592(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F16D 11/00−23/14
F16D 25/06−25/12
F16D 48/00−48/12
F16D 1/06
F16D 1/09
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
原動軸の周囲に円筒状のクラッチハウジングが配置され、
前記クラッチハウジングと一体に形成されたフランジが同クラッチハウジングの内部に設けられ、
前記クラッチハウジングの内部が、前記フランジによって、第1湿式多板クラッチを作動させるための第1ピストンへの第1油室と、第2湿式多板クラッチを作動させるための第2ピストンへの第2油室とに区画され、
前記原動軸とフランジとの間に、スプライン結合部とはめ合い部とが前記原動軸の軸心方向に並べて配置され、
前記スプライン結合部は、前記原動軸とフランジとを一体回転させるためのものであり、
前記はめ合い部は、前記原動軸の外周面と前記フランジの内周面とにより形成されて、前記第1油室と第2油室との間で作動油が漏れるのを防ぐシールを達成するための締まりばめ構造とされていることを特徴とするクラッチ装置。
【請求項2】
接続部における外周側部材に形成された内周溝と内周側部材に形成された外周溝とにはまり込む抜け止めリングが設けられていることを特徴とする請求項1記載のクラッチ装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はクラッチ装置に関し、たとえばフォークリフトなどの産業用車両における変速装置に好適に用いることができるクラッチ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
この種の変速装置のためのクラッチ装置として、原動軸の周囲に円筒状のクラッチハウジングが配置され、クラッチハウジングの内部における当該クラッチハウジングと原動軸との間に湿式多板クラッチを設けたものが知られている(特許文献1)。原動軸とクラッチハウジングとは、フランジによって互いに結合されている。
【0003】
特許文献1に記載されたクラッチ装置においては、オンオフ状態を交互に切り換え可能な第1クラッチと第2クラッチとを有し、第1クラッチがオンかつ第2クラッチがオフのときには第1クラッチからの回転力を受ける第1歯車に動力が伝えられ、反対に第2クラッチがオンかつ第1クラッチがオフのときには第2クラッチからの回転力を受ける第2歯車に動力が伝えられる。第1歯車と第2歯車とは歯数が相違しており、両歯車を用いて変速装置が構成されている。
【0004】
原動軸とクラッチハウジングとを塑性加工や切削加工によって一体に形成することは非常な困難を伴う。このため、一般的には、原動軸を構成するための鍛造シャフトと、クラッチハウジングを構成するためのドラムとを別体で構成し、両者をリベットや電子ビーム溶接によって接合してアッセンブリを構築している。
【0005】
しかし、比較的数量の少ない製品の場合は、上記の構造はコスト面で不利であるために、別の手法が採用されている。すなわち、原動軸を構成するためのシャフトと、主にフランジを構成するためのハブドラムと、クラッチハウジングの本体部を構成するためのクラッチドラムとをそれぞれ別体で構成したうえで、溶接により一体化することが行われている。あるいは、外フランジを有する鍛造シャフトと内フランジを有するドラムとを別体にて製造し、これら外フランジと内フランジとを互いに溶接することで、鍛造シャフトによって原動軸を構成するとともに、ドラムによってクラッチハウジングを構成することが行われている。
【0006】
これらの少量生産に適した手法においては、いずれの場合も溶接接合が行われるが、その少量生産の際に電子ビーム溶接を採用すると、上述のようにコスト面で不利である。このため、溶接コストの低廉なアーク溶接が採用されている。しかし、アーク溶接の場合は、電子ビーム溶接に比べて溶接歪が大きく、電子ビーム溶接では不要であった溶接後の機械加工が必要である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2007−327592号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
ところが、溶接後の機械加工は、別の面でのコストアップの原因となる。
そこで本発明は、原動軸と、原動軸の周囲のクラッチハウジングとがフランジによって互いに接合された構成のクラッチ装置を安価に得ることができるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
この目的を達成するため本発明のクラッチ装置は、
原動軸の
周囲に円筒状のクラッチハウジングが配置され、
前記クラッチハウジングと一体に形成されたフランジが同クラッチハウジングの内部に設けられ、
前記クラッチハウジングの内部が、前記フランジによって、第1湿式多板クラッチを作動させるための第1ピストンへの第1油室と、第2湿式多板クラッチを作動させるための第2ピストンへの第2油室とに区画され、
前記原動軸とフランジとの間に、スプライン結合部とはめ合い部とが前記原動軸の軸心方向に並べて
配置され、
前記スプライン結合部は、前記原動軸とフランジとを一体回転させるためのものであり、
前記はめ合い部は、前記原動軸の外周面と前記フランジの内周面とにより形成されて、前記第1油室と第2油室との間で作動油が漏れるのを防ぐシールを達成するための締まりばめ構造とされていることを特徴とする。
【0010】
本発明のクラッチ装置によれば、接続部における外周側部材に形成された内周溝と内周側部材に形成された外周溝とにはまり込む抜け止めリングが設けられていることが好適である。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、接続部におけるスプライン結合部とはめ合い部とによって、原動軸とクラッチハウジングとを一体的に結合することができ、そのために溶接構造を用いる必要がないため、安価に構成することができる。またスプライン結合部によって原動軸とクラッチハウジングとの間で回転力を確実に伝達させることができ、かつはめ合い部によって原動軸とクラッチハウジングとを確実に心出しすることができる。
【0013】
本発明によれば、抜け止めリングが設けられていることで、スプライン結合部とはめ合い部における抜け出しを防止することができて、原動軸とクラッチハウジングとをより確実に一体的に結合することができる。
【0014】
本発明によれば、はめ合い部が締まりばめ構造であることで、原動軸とクラッチハウジングとの心出しをより確実に行うことができる。のみならず、フランジによって油室の壁を形成する場合には、締まりばめ構造によってシール機能を発揮することができる。
【0015】
本発明によれば、接続部が原動軸の外周とフランジの内周との間の位置に設けられていることで、原動軸にはフランジを形成する必要が無く、たとえば原動軸を鍛造などによって形成しなくても、原動軸を丸棒からの削り出しなどによって簡単に形成することができ、その点からもコストダウンを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【
図1】本発明の実施の形態のクラッチ装置の構成部品を示す図である。
【
図2】
図1における原動軸にクラッチハウジングおよびフランジを外ばめする工程を示す図である。
【
図5】本発明の実施の形態のクラッチ装置を用いた変速装置の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
図5に示す変速装置は、フォークリフト等の産業用車両に好適に用いられるものであって、ケーシング11と、このケーシング11に回転自在に支持された原動軸12と、原動軸12と平行に配置された状態でかつケーシング11に回転自在に支持された出力軸13とを有する。原動軸12には図外の駆動源からの回転動が入力される。駆動源としては、内燃機関等が用いられる。出力軸13は、図示省略した車両の走行輪に連動連結される。
【0018】
原動軸12には、円筒状のクラッチハウジング14と、このクラッチハウジング14の軸心方向の中央における内フランジの形態のフランジ15とを一体化したものが、外ばめされている。クラッチハウジング14は、その軸心方向に沿った一端側と他端側とにおけるクラッチハウジング14と原動軸12との間に、それぞれ環状の第1湿式多板クラッチ16と第2湿式多板クラッチ17とを収容している。そしてクラッチハウジング14は、第1湿式多板クラッチ16の入力側に連結されるとともに、第2湿式多板クラッチ17の入力側にも連結されている。
【0019】
ケーシング11の内部において、クラッチハウジング14の一端側におけるクラッチハウジング14よりも外側の位置では、環状の第1速原動歯車18が原動軸12の外周に配置されるとともに原動軸12によって回転自在に支持されている。第1速原動歯車18は、第1湿式多板クラッチ16の出力側に連結されている。第1速原動歯車18は、ケーシング11の内部において出力軸13に対し一体回転可能に取り付けられた第1速従動歯車19とかみ合っている。
【0020】
同様に、ケーシング11の内部において、クラッチハウジング14の他端側におけるクラッチハウジング14よりも外側の位置では、環状の第2速原動歯車20が原動軸12の外周に配置されるとともに原動軸12によって回転自在に支持されている。第2速原動歯車20は、第2湿式多板クラッチ17の出力側に連結されている。第2速原動歯車20は、ケーシング11の内部において出力軸13に一体回転可能に取り付けられた第2速従動歯車21とかみ合っている。
【0021】
フランジ15と第1湿式多板クラッチ16との間の位置には環状の第1ピストン23が原動軸12に対して軸心方向にスライド可能に密に外ばめされている。また第1ピストン23は、クラッチハウジング14におけるフランジ15の近傍に形成された第1シリンダ部24に対して原動軸12の軸心方向にスライド可能に密に内ばめされている。これにより、原動軸12と、クラッチハウジング14の第1シリンダ部24と、フランジ15と、第1ピストン23とによって囲まれた第1油室25が形成されている。第1ピストン23は、第1湿式多板クラッチ16に連結されており、第1油室25に作動油が供給されると変位してクラッチ16をオン状態、つまりクラッチ16の入力側と出力側とがつながって動力を伝達可能な状態とさせる。第1ピストン23は、第1油室25の作動油が外部に排出されると元の位置に変位してクラッチ16をオフ状態、つまり動力を伝達しない状態とさせる。
【0022】
同様に、フランジ15と第2湿式多板クラッチ17との間の位置には環状の第2ピストン26が原動軸12に対して軸心方向にスライド可能に密に外ばめされている。また第2ピストン26は、クラッチハウジング14におけるフランジ15の近傍に形成された第2シリンダ部27に対して原動軸12の軸心方向にスライド可能に密に内ばめされている。これにより、原動軸12と、クラッチハウジング14の第2シリンダ部27と、フランジ15と、第2ピストン26とによって囲まれた第2油室28が形成されている。第2ピストン26は、第2湿式多板クラッチ17に連結されており、第2油室28に作動油が供給されると変位してクラッチ17をオン状態とさせる。第2ピストン26は、第2油室28の作動油が外部に排出されると元の位置に変位してクラッチ16をオフ状態とさせる。
【0023】
原動軸12の内部には油路29が形成されており、この油路29は、外部からケーシング11の作動油供給部30に供給される作動油を第1油室25と第2油室28とに対して選択的に供給可能である。すなわち、第1油室25と第2油室28との一方に作動油が供給されるときには、他方から作動油が排出されるように構成されている。これにより、第1湿式多板クラッチ16と第2湿式多板クラッチ17とは、そのオンオフ状態が交互に入れ替わるように動作する。
【0024】
第1湿式多板クラッチ16がオンであり第2湿式多板クラッチ17がオフである場合には、原動軸12の回転力は、フランジ15、クラッチハウジング14、クラッチ16、第1速原動歯車18、第1速従動歯車19を介して、出力軸13に伝達される。これにより、車両は第1速で走行する。このとき、第2速従動歯車21と第2速原動歯車20と第2湿式多板クラッチ17とは、出力軸13からの回転力を受けて空回りする。
【0025】
これに対し、第2湿式多板クラッチ17がオンであり第1湿式多板クラッチ16がオフである場合には、原動軸12の回転力は、フランジ15、クラッチハウジング14、クラッチ17、第2速原動歯車20、第2速従動歯車21を介して、出力軸13に伝達される。これにより、車両は、第2速で走行する。このとき、第1速従動歯車19と第1速原動歯車18と第1湿式多板クラッチ16とは、出力軸13からの回転力を受けて空回りする。
【0026】
原動軸12と、フランジ15およびクラッチハウジング14との連結構造を、
図1〜
図4を参照して説明する。原動軸12の外周面には、原動軸12の軸心方向に形成された復数の外歯を有する外周スプライン31が形成されている。外周スプライン31には、外歯の山部を切り欠いた形状の外周溝32が、その周方向にわたって形成されている。また原動軸12の外周面における外周スプライン31から軸心方向に距離をおいた位置には、外周方向の突起33が一体に形成されている。突起33は、原動軸12の軸心に沿った方向の外周面34を有する。また突起33は、外周スプライン31に近い方の側面が、原動軸12の径方向の端面35として形成されている。
【0027】
フランジ15の内周には、このフランジ15の径方向および軸心方向にそれぞれ所定の厚みを有する環状のハブ36が一体に形成されている。ハブ36の内周には、原動軸12の外周スプライン31とかみ合う内周スプライン37と、内周スプライン37が外周スプライン31にかみ合ったときに突起33の外周面34とはまり合う内周面38と、外周面34と内周面38とがはまり合ったときに突起の端面35に接する端面39と、端面35、39どうしが互いに接したときに原動軸12の外周溝31と向かい合うように形成された内周溝40とが設けられている。突起33の外周面34とハブ36の内周面38とは、締まりばめの状態ではまり合う。
【0028】
原動軸12の外周溝32とハブ36の内周溝とにわたって、抜け止めリング41がはまり合っている。この抜け止めリング41は、ばね鋼等により形成されるとともに、周方向の1か所に切り欠きを有したC形に形成されており、原動軸12の外周溝32にはまり込むとともに、同時にハブ36の内周溝にもはまり込むように構成されている。
【0029】
ハブ36を含むフランジ15と、クラッチハウジング14とは、その全体を一体に形成することもできる。あるいは、それに代えて、ハブ36を含むフランジ15と、軸心方向に沿ったクラッチハウジング14の中央部とを一体に構成し、その中央の一体構造物に、軸心方向に沿ったクラッチハウジング14の一端側環状部と他端側環状部とを接合した構成とすることもできる。
【0030】
ハブ36を含むフランジ15およびクラッチハウジング14と、原動軸12とを組み立てて一体化する手法について説明する。まず、内周溝40に抜け止めリング41をはめ込んだフランジ15およびクラッチハウジング14の一体物を、原動軸12端部からこの原動軸12に外ばめし、フランジ15およびクラッチハウジング14の一体物と、原動軸12とを相対的に軸心方向に移動させることで、
図2に示すようにハブ36を外周スプライン31に接近させる。ハブ36の内周面38は外周スプライン31よりも大径であり、したがって外周スプライン31の位置を軸心方向に通過する。
【0031】
次に、
図3に示すように、抜け止めリング41が外周スプライン31に当たり、この外周スプライン31により弾性的に拡径されて、この外周スプライン31に乗り上げた状態となって軸心方向に移動する。この乗り上げ時には、抜け止めリング41は、外周スプライン31により拡径されることで、ハブ36の内周溝40の溝底部側に入り込む。
【0032】
さらなる軸心方向への相対移動によって、
図4に示すように、原動軸12の突起33の外周面34とハブ36の内周面40とが締まりばめ状態となる。このとき、ハブ36の端面39が突起33の端面35に当たることで、原動軸12と、フランジ15およびクラッチハウジング14とが、軸心方向に位置決めされる。また、このとき、原動軸12の外周溝32とハブ36の内周溝40との軸心方向の位置が一致し、それまで弾性的に拡径されていた抜け止めリング41が縮径して、この抜け止めリング41は、内周溝40と外周溝32との双方にはまり込む。これによって、原動軸12と、フランジ15およびクラッチハウジング14とが、軸心方向に相対的に変位することが防止され、よって両者の抜け止めが達成される。
【0033】
以上の構成であると、外周スプライン31と内周スプライン37とがかみ合っていることで、原動軸12からの回転力をクラッチハウジング14に確実に伝達させることができる。また原動軸12の突起33の外周面34とハブ36の内周面38とのはめ合いによって、原動軸12と、フランジ15およびクラッチハウジング14とを確実に心出しすることができる。このような構成の接続部によって、原動軸12とフランジ15とクラッチハウジング14とを、溶接構造を用いなくても確実にしかも安価に一体化することができる。抜け止めリング41の作用によって、より確実な一体化を達成することができる。
【0034】
原動軸12の突起33の外周面34とハブ36の内周面38とが締まりば状態で接合しているため、フランジ15の一面側と他面側との間をシールすることができる。このため、
図5に示された第1油室25と第2油室28との間を確実にシールして、両油室25,28の独立性を確保することができる。
【0035】
原動軸12の外周面には外周スプライン31と突起33とを形成するだけで足り、原動軸12にはクラッチハウジング14との接合のためのフランジを形成する必要が無いため、原動軸12は鍛造等によらずに丸棒からの削り出しだけで簡単に形成することができる。よって、この点からも安価に構成することができる。なお、本発明は、スプライン結合部とはめ合い部とを原動軸12の外周面以外の箇所、たとえばフランジにおける径方向に沿った途中の部分などに設けることを除外するものではなく、事情が許せばそのような構成とすることも可能である。
【符号の説明】
【0036】
12 原動軸
14 クラッチハウジング
15 フランジ
31 外周スプライン
33 突起
34 外周面
36 ハブ
37 内周スプライン
38 内周面