(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記広告決定手段は、前記対象記事の分類に基づいて予め設定された条件を満たす広告の情報を前記分類広告情報から検索し、前記対象記事に付与する前記広告の情報を決定する請求項1または請求項2に記載の広告付与装置。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述のようなレコメンド広告の付与は、広告検索に時間を要するとともに、広告サーバ側の処理負担も大きいため、レコメンド広告を付与する記事には限りがある。
その一方で、新着記事は毎日発行されるため、広告を付与する対象となり得る記事は膨大な数にのぼり、なおかつ、広告には有効期間が設けられている場合があることから、一度レコメンド広告が付与された記事であっても、広告の有効期間が切れた場合には再度レコメンド広告を付与する必要がある。
【0006】
このように、全ての記事に対して広告を付与することは不可能であるため、従来は、所定の条件に応じて優先順位を付与し、優先順位の高い記事から順にレコメンド広告を付与することとし、優先順位の低い記事についてはデフォルトの広告、例えば、クリック数の多い広告を記事の内容とは関係なく付与していた。
【0007】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、記事に関連する広告を付与する際の処理負担の軽減及び処理時間の短縮を図ることのできる広告付与装置、広告付与方法、及び広告付与プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、本発明は以下の手段を採用する。
本発明の第一態様は、記事の分類と各前記分類に関連する広告の情報とが対応付けられた分類広告情報が格納された第1記憶手段と、広告を付与する対象記事の内容を分析し、前記対象記事の分類を特定する分類特定手段と、前記分類広告情報及び前記対象記事の分類を用いて、前記対象記事に付与する広告の情報を決定する広告決定手段と、
広告が付与されていない複数の記事が格納された第2記憶手段と、前記第2記憶手段に格納されている一部の前記記事に対して、前記記事の内容に関連するレコメンド広告を付与するレコメンド広告決定手段と、前記レコメンド広告と前記レコメンド広告が付与された前記記事とから前記分類広告情報を作成し、前記第1記憶手段に格納する分類広告情報作成手段とを具備する広告付与装置である。
【0009】
本発明の第二態様は、広告を付与する対象記事の内容を分析し、前記対象記事の分類を特定する分類特定工程と、記事の分類と各前記分類に関連する広告の情報とが対応付けられた分類広告情報と前記対象記事の分類とを用いて、前記対象記事に付与する広告の情報を決定する広告決定工程と
、広告が付与されていない複数の記事のうち、一部の前記記事に対して、前記記事の内容に関連するレコメンド広告を付与するレコメンド広告決定工程と、前記レコメンド広告と前記レコメンド広告が付与された前記記事とから前記分類広告情報を作成する分類広告情報作成工程とを有する広告付与方法である。
【0010】
本発明の第三態様は、広告を付与する対象記事の内容を分析し、前記対象記事の分類を特定する分類特定ステップと、記事の分類と各前記分類に関連する広告の情報とが対応付けられた分類広告情報と前記対象記事の分類とを用いて、前記対象記事に付与する広告の情報を決定する広告決定ステップと、
広告が付与されていない複数の記事のうち、一部の前記記事に対して、前記記事の内容に関連するレコメンド広告を付与するレコメンド広告決定ステップと、前記レコメンド広告と前記レコメンド広告が付与された前記記事とから前記分類広告情報を作成する分類広告情報作成ステップとをコンピュータに実行させるための広告付与プログラムである。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、記事に関連する広告を付与する際の処理負担の軽減及び処理時間の短縮を図ることができるという効果を奏する。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下に、本発明の一実施形態に係る広告付与装置、広告付与方法、及び広告付与プログラムについて、図面を参照して説明する。
図1は本実施形態に係る広告付与装置を有する広告配信システムの全体構成を示した図である。
図1に示すように、広告配信システム1は、メディアサーバ10、広告主(広告代理店)サーバ11、広告配信サーバ12を主な構成として備えている。
図1において、メディアサーバ10、広告主サーバ11、広告配信サーバ12は、それぞれ1台ずつ図示されているが、これらの台数は図示した態様に限定されるものではなく、適宜状況に応じて増設可能である。これらメディアサーバ10、広告主サーバ11、広告配信サーバ12は、ネットワーク15を介して互いに通信可能に接続され、同じくネットワーク15に接続される多種多様のユーザ端末13に対してユーザ端末13からの閲覧請求に応じたサービス(例えば、記事や広告の配信等)を行う。ネットワーク15の一例としてインターネット回線があげられるが、他のネットワーク回線であってもよい。
【0014】
メディアサーバ10は、新聞・雑誌・ラジオ放送・テレビ放送等のマスメディアが有するサーバやポータルサイトが有するサーバであり、日々さまざまな記事がアップロードされている。メディアサーバ10は、ネットワーク15を介してユーザ端末13から記事の閲覧請求を受信すると、閲覧請求の対象となる記事をネットワーク15を介してユーザ端末13に向けて配信する。
【0015】
広告主サーバ11は、商品やサービスの広告をユーザ端末13に提供するサーバである。例えば、消費者に商品、サービス等を提供する企業を一例とする法人等の広告主自身が有するサーバや、当該法人等からの要求に応じて当該法人等の商品、サービスに関する宣伝広告を行う広告代理店が有するサーバが一例として挙げられる。広告主サーバ11は、当該法人等の商品、サービスに関するさまざまな広告を広告データベースに格納している。
【0016】
ユーザ端末13は、パーソナルコンピュータ、タブレット端末等のいわゆる情報処理装置であり、インターネット等の通信を行うための通信部と、ユーザが入力操作を入力するための入力部と、情報を表示させる表示部を有する。例えば、ユーザ端末13は、ネットワーク15を介してメディアサーバ10にアクセスし、メディアサーバ10にアップロードされている記事(コンテンツ)を自身が有するウェブブラウザを用いて閲覧する。また、ユーザ端末13のウェブブラウザは、メディアサーバ10から取得した記事、例えば、HTML(HyperText Markup Language)等で記述された記事コンテンツを解釈し、解釈に従って広告配信サーバ12に対してメディアサーバ10から取得した記事の情報を送信するとともに広告を要求する。
【0017】
広告配信サーバ12は、例えば、ユーザ端末13から記事の情報及び広告の要求を受信した場合に、この記事に付与されている広告を後述する記事広告データベース32(
図3参照)の記事広告情報から抽出し、抽出した広告をユーザ端末13に対して送信する。これにより、例えば、ユーザ端末13のウェブページには、ユーザによって閲覧要求された記事とともにその記事に対して付与された広告が表示される。
また、広告配信サーバ12は、広告付与装置20を有している。広告付与装置20は、広告が付与されていない記事(例えば、新着記事等)に対して、その記事の内容に関連する広告を付与する装置である。なお、広告付与装置20の詳細については後述する。広告付与装置20によって付与された広告の情報は、記事の情報と関連付けられて広告付与装置20が備える記事広告データベース(
図3)に格納され、上述のように広告配信に利用される。
【0018】
次に、本実施形態に係るメディアサーバ10、広告主サーバ11、広告配信サーバ12のハードウェア構成について
図2を参照して説明する。
図2に示すように、メディアサーバ10、広告主サーバ11、広告配信サーバ12は、いわゆるコンピュータシステムであり、例えば、CPU21と、CPU21が実行するプログラム等を記憶するためのROM(Read Only Memory)22と、各プログラム実行時のワーク領域として機能するRAM(Random Access Memory)23と、大容量記憶装置としてのハードディスクドライブ(HDD)24と、ネットワークに接続するための通信インターフェース25、キーボードやマウス等からなる入力部26、及びデータを表示する液晶表示装置等からなる表示部27等をそれぞれ備えている。これら各部は、バス28を介して接続されている。
CPU21が実行するプログラム等を記憶するための記憶媒体は、ROM22に限られず、磁気ディスク、光磁気ディスク、半導体メモリ等で構成される他の記録媒体であってもよい。
上記ROM22には、各種プログラムが格納されており、CPU21がROM22からRAM23にプログラムを読み出し、実行することにより種々の機能を実現させる。
なお、メディアサーバ10、広告主サーバ11、広告配信サーバ12は、表示部27を必ずしも有している必要はない。また、メディアサーバ10、広告主サーバ11、広告配信サーバ12については、入力部26とネットワーク等で接続され、遠隔からの操作が可能な構成とされていてもよい。
【0019】
次に、本実施形態に係る広告付与装置20について詳しく説明する。
図3は、広告付与装置20が備える機能の一例を示した機能ブロック図である。
図3に示すように、広告付与装置20は、例えば、記事データベース(第
2記憶手段)31、記事広告データベース32、分類データベース(第
3記憶手段)33、分類広告データベース(第1記憶手段)34、記事選択部35、レコメンド広告決定部36、分類広告情報作成部37、分類特定部38、広告決定部39を主な構成として備えている。これら各部によって実現される後述の各種処理は、例えば、CPU21がROM22に記憶されている広告付与プログラムをRAM23に読み出して実行することにより実現されるものである。
【0020】
記事データベース31には、広告が付与されていない複数の記事の情報が格納されている。例えば、記事データベース31には、各メディアから日々発行される最新記事が登録、蓄積される。
記事広告データベース32には、記事の情報とその記事に付与された広告の情報とが関連付けられた記事広告情報が格納される。
【0021】
分類データベース33には、記事の分類を特定するときに参照される分類情報が格納されている。記事の分類の一例として、記事に出現する単語の出現傾向から分類を特定する方法が挙げられる。例えば、多数の記事に対して形態素解析や係り受け解析などの言語解析を行うことにより記事を単語に分解し、出現した単語(特に名詞)の出現確率を統計的に求めて単語の出現傾向を得る。これにより、単語の出現傾向が類似する記事群をクラスタとして把握し、クラスタによって記事が分類される。
分類データベース33には、例えば、各分類(説明の便宜上、例えば、ファッション、スポーツ、政治等とする)と各分類に属する記事に含まれる単語の出現傾向とが関連付けられた分類情報が格納されている。なお、記事の分類方法は、この例に限定されず、どのような指標を用いて記事を分類するかについては、公知の手法を適宜採用することが可能である。
【0022】
上記分類は階層化されていてもよい。例えば、第1階層の分類は、「ファッション」、「スポーツ」、「政治」等のように大きな枠組みに属するであろう記事のクラスタで規定されており、「ファッション」に関する第2階層は、例えば、「男性服」、「女性服」、「子供服」等のように更に細分化された枠組みに属するであろう記事のクラスタで規定されてもよい。分類が細分化されるほど、また、多層構造化されるほど、その分類に対応付けられる広告の関連性を高くすることが期待できる。
【0023】
分類広告データベース34には、上述した記事の分類と後述するレコメンド広告の情報とが関連付けられた分類広告情報が格納されている。
【0024】
記事選択部35は、記事データベース31に格納されている多数の記事の中から所定の条件に基づいて、レコメンド広告を付与する所定数の記事(以下、「レコメンド記事」という。)を選択する。ここで、「所定の条件」は、適宜設定することが可能であるが、例えば、記事発行から所定日数以内であること、閲覧回数が所定回数以上であること等が一例として挙げられる。
【0025】
レコメンド広告決定部36は、記事選択部35によって選択されたレコメンド記事に対して、記事の内容に関連するレコメンド広告を決定する。具体的には、レコメンド広告決定部36は、レコメンド記事の内容を分析して広告付与のためのサーチワードを特定し、特定したサーチワードを用いて広告主サーバ11を検索し、広告主サーバ11からサーチワードに関連する広告をレコメンド広告として取得する。なお、レコメンド広告の検索手法等については公知の技術であるので、公知の技術を適宜採用すればよい。
【0026】
更に、レコメンド広告決定部36は、決定したレコメンド広告の情報(例えば、レコメンド広告を特定するための識別情報等)と、そのレコメンド広告が付与されたレコメンド記事の情報(例えば、記事を特定するための識別番号、記事の内容、記事本文から抽出されたサーチワード等)とを関連付けた記事広告情報を記事広告データベース32に格納する。
【0027】
分類広告情報作成部37は、レコメンド記事と該レコメンド記事に付与されたレコメンド広告の情報とから、記事の分類と広告の情報とを関連付けた分類広告情報を作成し、分類広告データベース34に格納する。
具体的には、分類広告情報作成部37は、レコメンド記事を分析して、レコメンド記事に出現する単語の出現傾向を得る。そして、レコメンド記事の単語の出現傾向と分類データベース33に格納されている分類情報の各分類における単語の出現傾向とを比較し、単語の出現傾向の類似性からレコメンド記事の分類を特定する。例えば、分類広告情報作成部37は、単語の出現傾向の類似度が最も高い分類を分類情報から検索して、レコメンド記事の分類を特定する。
次に、分類広告情報作成部37は、特定した分類と該レコメンド記事に付与されたレコメンド広告の情報とから、記事の分類毎に広告の情報が対応付けられた分類広告情報を作成し、これを分類広告データベース34に格納する。
これにより、分類広告データベース34には、例えば、
図4に示すように、記事の分類毎に広告の情報が登録された分類広告情報が格納される。
また、分類広告情報における広告の情報には、評価値が対応付けられている。この評価値は、例えば、広告のクリック確率に関するパラメータ及び広告収益性に関するパラメータの少なくとも一つを用いた所定の演算式を用いて演算される。
【0028】
分類特定部38は、記事データベース31に格納されている多数の記事のうち、記事選択部35によってレコメンド記事として選択されなかった記事(以下、「通常記事」という。)の分類を特定する。分類の特定方法は、上述した分類広告情報作成部37と同様であるため、説明を省略する。
【0029】
広告決定部39は、通常記事に対して広告を付与する。具体的には、広告決定部39は、分類広告データベース34に格納されている分類広告情報と、分類特定部38によって特定された各通常記事の分類とを用いて、各通常記事に付与する広告を決定する。
例えば、広告決定部39は、各通常記事について、各通常記事の分類に基づいて予め設定された条件を満たす広告の情報を分類広告情報から検索し、各通常記事に付与する広告を決定する。
【0030】
ここで、「予め設定された条件」は、設計者が適宜設定できる事項であるが、通常記事の分類と閾値以上の類似度を有する分類に関連付けられている広告が選択されるように設定することが好ましい。このようにすることで、通常記事に対して、該通常記事の掲載内容に関連する広告を容易に付与することが可能となる。
「予め設定された条件」の一例として、「通常記事の分類と同一の分類に対応付けられている広告のうち、最も評価値が高い広告」、「通常記事の分類と同一及び類似の分類に対応付けられている広告の内、最も評価値の高い広告」等が挙げられる。また、分類が階層化構造をとる場合には、どの階層レベルで一致するのかを条件として設定しておく必要がある。例えば、第2階層が指定されていた場合には、通常記事の分類が「ファッション・女性服」であれば、
図4に示される分類広告情報から、「ファッション・女性服」に関連付けられている「広告D,G,H」の中から最も評価値の高い「広告D」が選択されることとなり、第1階層が指定されていた場合には、「ファッション」に関連付けられている「広告A,E,J,D,G,H」の中から最も評価値の高い「広告A」が選択されることとなる。また、通常記事と同一の分類でなくても、分類同士が密接な関係性を有している場合には、その密接な関係性を有する分類をも含めて、通常記事に付与する広告を検索することしてもよい。更に、同一又は類似する分類の中で所定値以上の評価値を有する広告が存在しない場合には、全ての分類の中から評価値の最も高い広告を選択することとしてもよい。
【0031】
広告決定部39は、このようにして通常記事に広告の情報を付与すると、決定した広告の情報(例えば、広告を特定するための識別情報等)と、その広告が付与された通常記事の情報(例えば、記事を特定するための識別番号、記事の内容、記事本文から抽出されたサーチワード等)とを関連付けた記事広告情報を記事広告データベース32に格納する。
【0032】
次に、本実施形態に係る広告付与装置20によって実行される広告付与処理について、主に
図5を参照して説明する。なお、以下に説明する広告付与処理は、所定のタイミング、例えば、記事データベース31が更新されるタイミングで繰り返し行われる処理である。
【0033】
まず、記事選択部35によって、記事データベース31に格納されている記事の中からレコメンド広告を付与する所定数の記事(レコメンド記事)が選択される(SA1)。続いて、レコメンド広告決定部36によって、レコメンド記事に対してレコメンド広告が付与され(SA2)、レコメンド広告の情報とそのレコメンド広告が付与されたレコメンド記事の情報とを関連付けた記事広告情報が記事広告データベース32に格納される(SA3)。
【0034】
そして、全てのレコメンド記事に対してレコメンド広告が付与されると(SA4において「YES」)、レコメンド記事と該レコメンド記事に付与されたレコメンド広告とから記事の分類と広告の情報とを関連付けた分類広告情報が分類広告情報作成部37によって作成され、分類広告データベース34に格納される(SA5)。このようにして作成された分類広告情報には、レコメンド広告のユーザクリック数や収益性に応じた評価値が対応付けられ、また、これらのパラメータが更新される度に、評価値も更新されることとなる。
【0035】
次に、レコメンド記事として選択されなかった通常記事(対象記事)の分類が分類特定部38によって特定される(SA6)。続いて、広告決定部39によって、その通常記事の分類と分類広告データベース34に格納されている分類広告情報とに基づいて通常記事に広告が付与され(SA7)、その通常記事の情報と付与した広告の情報とを関連付けた記事広告情報が記事広告データベース32に格納される(SA8)。
上記通常記事への広告の付与は、例えば、記事データベース31に格納されている全ての通常記事について広告が付与されるまで、または、記事データベース31が更新されるまで継続して行われる(SA9)。
【0036】
以上、説明したように、本実施形態に係る広告付与装置、広告付与方法、及び広告付与プログラムによれば、記事の分類と広告の情報とが関連付けられた分類広告情報と、広告を付与する対象となる通常記事(対象記事)の分類とを用いて、通常記事に付与する広告を決定する。これにより、通常記事に関しては、広告付与に要する時間を大幅に短縮することができ、より多くの記事に対して広告を効率的に付与することが可能となる。
また、レコメンド記事とそのレコメンド記事に付与したレコメンド広告の情報から分類広告情報を作成することにより、記事に関連する広告の情報のみを各分類に関連づけることが可能となる。これにより、この分類広告情報を利用することで、記事の掲載内容に比較的関連性の高い広告を効率的に付与することが可能となる。
【0037】
以上、本発明について上記実施形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されない。発明の要旨を逸脱しない範囲で上記実施形態に多様な変更又は改良を加えることができ、該変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれる。また、上記実施形態を適宜組み合わせてもよい。
また、上記実施形態では、広告付与装置における処理の手順について説明したが、これらの手順は一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において不要な処理工程を削除したり、新たな処理工程を追加したり、処理工程を入れ替えたりしてもよい。
例えば、
図5に示したフローチャートでは、全てのレコメンド記事に対してレコメンド広告が付与された後に分類広告情報を作成する場合について述べたが、これに代えて、例えば、一つのレコメンド記事に対してレコメンド広告が付与される度に分類広告情報を作成することとしてもよいし、所定数のレコメンド記事に対してレコメンド広告が付与される度に分類広告情報を作成することとしてもよい。このように、分類広告情報の作成タイミングについては適宜決めることが可能である。